JP2008533877A - 受信機dcオフセット訂正 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】無線通信受信機中において直流(DC)オフセットを訂正するためのシステムおよび方法が提供される。本方法は、初期化状態において、受信された通信信号からミキサ信号入力を切り離す。アナログ信号が、ミキサ出力から受け入れられ、ディジタル信号に変換される。微訂正値が生成され、そのディジタル信号から差し引かれる。したがって、ディジタル信号振幅は、初期微訂正値に応じて最小にされる。通信状態においては、通信信号は、ミキサ信号入力において受信される。微訂正値は、変換されたディジタル通信信号から差し引かれ、その結果、ディジタル通信信号は、微訂正されたDCオフセットを伴って供給される。本方法はまた、初期化状態におけるミキサ電流と、通信状態におけるトラッキング訂正値を調整する粗訂正値も生成することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、一般に無線通信デバイスに関し、より詳細には通信デバイスの受信機中において生じるDCオフセット誤りを訂正するためのシステムおよび方法に関する。
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明示的に組み込まれている、2005年3月11日に出願した仮出願第60/660,968号に対する優先権を主張するものである。
図13は、従来の受信機フロントエンド(receiver front end)の概略ブロック図である(先行技術)。従来の無線通信受信機は、放射される信号を導電信号へと変換するアンテナを含んでいる。何らかの初期フィルタリングの後に、その導電信号は増幅される。十分な電力レベル(power level)を仮定すると、信号の搬送周波数は、信号を局部発振器信号と混合することにより、変換することができる(ダウンコンバーティング(down−converting))。周波数変換の後に、アナログ信号は、ベースバンド処理のためにアナログディジタル変換器(ADC)を使用してディジタル信号へと変換することができる。増幅によって導入される雑音の他に、上記のプロセスは、意図される信号と加算されるDCオフセット値を導入し、意図される信号の解釈における誤りがもたらされる。
ゼロ中間周波数(ZIF)受信機に関連するDCオフセットは、より顕著でさえある可能性がある。アナログミキサ(analog mixer)は、一般的にDCオフセットの主要な原因である。一般的に、ミキサを駆動する電流源中にミスマッチが存在し、温度と共にわずかに変化するDCオフセットをもたらす。そのDCオフセットはまた、ミキサ利得状態(mixer gain state)の関数でもある。しかし、ある与えられたミキサ利得状態では、電流源からもたらされるオフセットについてキャリブレーションし、次いで結果として生じる静的オフセットを除去することが可能である。
DCオフセットは、局部発振器(LO)と無線周波数(RF)フロントエンドとの間の不十分な分離の結果として生じる可能性もある。誤りのこの原因は、静的なオフセットも動的なオフセットももたらす可能性がある。適切な分離なしには、LOは、信号経路にリークして入り、アンテナから放射し、環境によって反射され、自己混合および静的DCオフセットをもたらす可能性がある。同様に、干渉信号(interferer)がLOにリークして入り、時間変化するDCオフセットをもたらす可能性がある。単一の経路だけが示されているが、直交位相変調を使用した受信機では、並列な同相(in−phase)(I)経路と位相外れ(out of phase)(Q)経路が使用されることになる。
ADCは、最下位ビット(LSB)における不確実性の結果としてDCオフセットに寄与することもあるが、誤りのこの原因は、一般的にミキサに関連する原因よりも小さい。結合キャパシタのキャパシタンスは、データサブキャリアひずみを防止するために大きくなければならないので、AC結合は、DCオフセットを除去するためにADCの入力において使用することはできない。そのようなキャパシタは、長い時定数を引き起こすことになり、多数のポータブル受信機中に適合させるにはサイズがあまりにも大きくなりすぎる可能性がある。
無線通信デバイス受信機が、初期化するとすぐに、キャリブレーションすることができる場合、生成されるDCオフセット誤りを測定し、受信信号から測定された誤りを除去することは、有利になるであろう。
動作中でさえ、受信機がそれ自体を絶えずキャリブレーションすることができる場合には、受信信号からDCオフセット誤りを測定し除去することは、有利になるであろう。
仮出願第60/660,968号
通信受信機中において直流(DC)オフセットを訂正するためのシステムおよび方法が、提供される。本システムは、2つのネストされた1次ループを備え、ここで1つのループ(微訂正ループ(fine correction loop))は、ディジタルドメイン中において動作するが、第2のループ(粗訂正ループ(coarse correction loop)は、ディジタルサンプルからDCバイアスの推定値を取得し、その訂正をアナログドメイン中において適用する。粗訂正ループは、DCバイアスのほとんどがADCにおけるどのような飽和も防止するようにADC(アナログディジタル変換器)の前で除去されるように動作する。次いで微訂正ループは、粗訂正ループによって適用される訂正の後に、信号中における残りの任意のDCバイアスを除去する。デバイス中のアナログフロントエンドの利得状態ごとに、適用されるべき訂正を記憶させる、システム中に構築されたメモリが存在する。DC訂正についての演算の2つの状態が存在し、これらは、基本的には初期化(またはキャリブレーション)状態と、トラッキング(tracking)(または通信)状態である。キャリブレーション状態中において、受信された通信信号は、アナログフロントエンドの入力において切り離され、その結果、DCループは、受信機内のコンポーネントから生じる静的DCバイアスを除去するようにキャリブレーションすることができる。トラッキング状態中においては、微訂正ループが、まずアップデートされる。次いで、粗訂正ループは、微訂正ループ上で実行されるアップデートに基づいてあらかじめ決定されたレートでアップデートされる。これらのアップデートは、受信機の利得状態ごとに実行される。
それに応じて、無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するための方法が提供される。本方法は、初期化状態において受信された通信信号(すなわち、LNA出力)からミキサ信号入力を切り離す。アナログ信号が、ミキサ出力から受け入れられ、ディジタル信号へと変換される。初期微訂正値が、生成され、ディジタル信号から差し引かれる。したがって、ディジタル信号振幅は、初期微訂正値に応じて最小にされる。
通信状態においては、LNA出力は、ミキサ入力に対して接続され、その結果、通信信号は、ミキサ信号入力において受信される。初期微訂正値は、変換されたディジタル通信信号から差し引かれ、その結果、ディジタル通信信号は、初期微訂正されたDCオフセットを伴って供給される。
本方法は、初期化状態における粗訂正値を生成するために使用されることもできる。粗訂正値は、ミキサに対する電流入力を調整するために使用される。初期微訂正と同様に、ディジタル信号振幅は、粗訂正値に応じて(初期化状態において)最小にされる。通信状態においては、通信信号は、ミキサ入力へと供給され、ミキサは、粗値訂正を伴って動作させられる。次いでディジタル通信信号は、粗訂正されたDCオフセットと初期微訂正されたDCオフセットの両方を伴って供給される。
別の態様においては、最終微訂正は、粗訂正が決定された後に行われる。初期化状態においては、最終微訂正値は、粗値訂正でミキサを動作させながら生成される。次いで、通信状態においては、最終微訂正値は、ディジタル通信信号から差し引かれ、ディジタル通信信号は、粗訂正されたDCオフセットおよび最終微訂正されたDCオフセットを伴って供給される。
別の態様においては、本方法は、通信状態中において動作させながらトラッキング訂正値を生成する。トラッキング訂正値は、ディジタル通信信号から差し引かれる。ディジタル通信信号は、粗訂正されたDCオフセットおよびトラッキング訂正されたDCオフセットを伴って供給される。通信信号が、キャリアからオフセットされた第1の周波数(f1)における第1のサブキャリアを有するサブキャリアから構成される場合には、次いで訂正値は、f1より狭い帯域幅を使用してトラッキングされる。すなわち、トラッキング訂正は、搬送周波数だけに関連する誤りの測定を介して行われる。
無線通信受信機の受信された通信信号中におけるDCオフセットを訂正するための上記の方法およびシステムについてのさらなる詳細が、以下に提供される。
発明を実施するための形態
図1は、無線通信受信機の受信された通信信号中における直流(DC)オフセットを訂正するためのシステムの概略ブロック図である。システム100は、初期化状態において受信された通信信号から選択的に切り離される、線104上の信号入力を有するミキサ102を備える。そのミキサは、線106上にアナログ出力を有する。アナログディジタル変換器(ADC)108は、線106上の、ミキサ出力に接続された入力を有し、ディジタル信号を供給する、線110上の出力を有する。
加算回路112は、線110上の、ADC出力に接続された第1の入力と、線114上の第2の入力とを有する。加算回路112は、加算されたディジタル信号を供給する、線116上の出力を有し、ここで第2の入力は、第1の入力から差し引かれる。DCオフセット訂正モジュール118は、加算されたディジタル信号を受け取る、線116上の入力と、加算回路の第2の入力に対して初期微訂正値を供給する、線114上の出力とを有する。加算回路112とDCオフセットモジュール118の組合せにより、第1のループ120の形成は、初期化状態において加算されるディジタル信号振幅を最小にすることができるようになる。理想的には、加算されたディジタル信号振幅は、訂正が適用された後の初期化状態においては、DCバイアスを有するべきではない。
線104上のミキサ信号入力は、通信状態において通信信号を受信するように選択的に接続される。一部の態様においては、選択的な接続機能はスイッチによって実行することができる。しかし、他の態様においては、通信信号は、そのミキサに先行する回路にDC電力を印加することにより、ミキサ102へと選択的に接続することができる。ここには、低雑音増幅器(low noise amplifier)(LNA)122が示される。ミキサに対する入力信号は、DC電力をLNA122に対して切断/接続することにより、あるいは線123上のLNAの入力に対して通信信号を切断/接続することによって、選択的に供給される。次いで、加算回路112は、通信状態において初期微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、線110上のADC出力から初期微訂正値を差し引く。
この訂正プロセスの背後にある仮定は、初期化状態または獲得状態において測定されるDCオフセットは、通信信号が受信され、処理されているときにも存在することである。この仮定は、初期化状態においてDCオフセットを除去するために行われる訂正が、通信状態において適用される場合に信号品質を改善することになることを予測する際に続行する。
一部の態様においては、本システムは、第2のループ124を含んでいる。ミキサ104は、局部発振器(LO)128に接続された、線126上の入力と、線130上の電流供給(DC電圧)入力とを有する。DCオフセット訂正モジュール118は、初期化状態において、加算されるディジタル信号振幅を最小にするために粗訂正値を供給するための、線132上のミキサ電流供給入力に接続された出力を有する。次いで加算回路112は、通信状態において粗訂正されたDCオフセットと初期微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を線116上に供給する。
より詳細には、DCオフセット訂正モジュール118は、累積された粗訂正ディジタル値として線132上に粗訂正値を生成することができる。ディジタルアナログ変換器(DAC)134は、粗訂正ディジタル値を受け取る、線132上で接続された入力と、ミキサ電流供給入力130に接続された出力とを有する。プロセスは、初期化中に測定されるDCオフセットは、ミキサならびに加算回路において訂正を行うことによってさらに低減させることができることを仮定している。同様に、このプロセスは、2ステップの訂正が、受信機通信状態に適用されるときには、さらに、信号品質を改善することも仮定している。
一般的に、DCオフセットモジュール118は、微訂正値をスケーリングし、そのスケーリングされた微訂正値を初期粗訂正値として供給する。すなわち、初期微訂正値は、粗訂正値についての最初の「推測値(guess)」として供給される。初期微訂正値は、初期粗訂正値として使用されるのに先立って、あらかじめ決定されたファクタだけ事前にスケーリングすることができることに注意すべきである。第2のループ124は、初期粗訂正値を用いて開始して、(最終)粗訂正値を獲得し、この粗訂正値は、初期化状態においてADC108からの最低の信号振幅を生成する値である。
初期化状態訂正プロセスは、さらに1ステップ実行することができる。粗訂正値が獲得された後に本システム100は、最終微訂正値を獲得するように機能する。DCオフセット訂正モジュール118は、粗値訂正(coarse value correction)をミキサ102に対して供給しながら、初期化状態において最終微訂正値を加算回路112に対して供給する。次いで、通信状態においては、加算回路112は、粗訂正されたDCオフセットと最終微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を線116上に供給することができる。
本システム100の一態様においては、ミキサ102は、複数の利得状態を有する。DCオフセット訂正モジュール118は、初期化状態においてミキサ利得状態ごとに、初期微訂正値、粗訂正値、および最終微訂正値を生成する。加算回路112は、(通信状態において)ミキサ利得に対応する訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を線116上に供給する。
別の態様においては、LNA122は、複数の利得状態を有することができる。LNA122は、アンテナ138によって表されて示される従来の無線エアインターフェース(wireless air interface)に接続される入力を線123上に有する。しかし、追加のデュプレクサ(duplexer)回路、増幅回路、およびフィルタリング回路(図示せず)が、エアインターフェースに関連づけられてもよいことを理解すべきである。LNAは、ミキサ信号入力に接続された出力を線104上に有する。DCオフセット訂正モジュール118は、初期化状態においてLNA利得状態ごとに、初期微訂正値、粗訂正値、および最終微訂正値を生成する。加算回路112は、LNA利得に対応する訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を線116上に供給する。
別の態様においては、受信機が通信状態において動作しているときに、第1のループ訂正は、最終訂正値を修正することによってさらに高めることができる。すなわち、DCオフセット訂正モジュール118は、通信状態において線114上で加算回路112に対してトラッキング訂正値を供給し、加算回路は、通信状態において粗訂正されたDCオフセットとトラッキング訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を線116上に供給する。一態様においては、DCオフセット訂正モジュールは、トラッキング訂正値をスケーリングし、スケーリングされたトラッキング訂正値をアップデートされた粗訂正値として供給する。別の態様においては、トラッキング訂正は、あらゆるミキサおよびLNAの利得状態ごとに行われる。
通信信号が、従来のように情報を保持するサブキャリアを有するキャリア信号から構成される場合に、第1のループ誤りは、第1のサブ搬送周波数オフセット(キャリアに最も近いサブキャリア)よりも狭い帯域幅を使用してトラッキングすることができる。例えば、線104上のミキサ信号入力は、キャリアからオフセットされた第1の周波数(f1)における第1のサブキャリアを有する直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(OFDM)信号とすることができる。次いで、DCオフセット訂正モジュール118は、f1よりも狭いトラッキング帯域幅を使用してトラッキング訂正値を生成する。
別の態様においては、OFDM信号は、定期的なパイロット信号を含んでいる。トラッキング訂正を適用することにより、加算回路112は、訂正されたDCオフセットに応じて、低減させられた確率のパイロット信号フォールスアラーム(pilot signal false alarm)を有するディジタル通信信号を線116上に供給することができる。
図2は、受信された通信信号中におけるDCオフセットを訂正するためのシステムの一変形形態を示す概略ブロック図である。システム200は、入力信号をLO信号と混合するための手段202を備える。混合手段202は、初期化状態において(図示されない手段によって)受信された通信信号から選択的に切り離される、線204上の信号入力を有する。混合手段202は、線205上にアナログ信号も有する。本システムは、アナログ信号をディジタル信号へと変換するための手段206をさらに備える。ADC手段206は、線205上の、混合手段出力に接続された入力を有し、ディジタル信号を供給する、線208上の出力を有する。
加算手段210は、線208上において出力されるADC手段の出力に接続された第1の入力を有する。加算手段210は、線212上の第2の入力と、加算されたディジタル信号を供給する、線214上の出力とを有し、ここで第2の入力は、第1の入力から差し引かれる。本システム200は、DCオフセットを訂正するための手段216をさらに備える。DCオフセット訂正手段216は、線214上の、加算手段からの信号を受け取る入力と、加算手段210の第2の入力に微訂正値を供給する、線212上の出力とを有する。微訂正値は、初期化状態において、加算されるディジタル信号振幅を最小にする。
通信状態において、混合手段202に対する信号入力は、選択的に接続され、それにより、混合手段202が通信信号を受信できるようになる。加算手段210は、通信状態において微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、ADC手段206の出力から微訂正値を差し引く。
図3は、無線通信受信機300の受信された通信信号中におけるDCオフセットを訂正するためのプロセッサデバイスを示す概略ブロック図である。プロセッサデバイス302は、初期化状態において、(図示されていない手段によって)受信された通信信号から選択的に切り離される信号入力を線306上に有するミキサモジュール304を備える。ミキサモジュール304は、アナログ出力を線307上に有する。ADCモジュール308は、線307上の、ミキサモジュール出力に接続された入力と、線310上の、ディジタル信号を供給する出力とを有する。
加算モジュール312は、線310上の、ADCモジュール出力に接続された第1の入力と、線314上の第2の入力と、加算されたディジタル信号を供給する、線315上の出力とを有する。加算モジュール312は、第1の入力から第2の入力を差し引く。DCオフセット訂正モジュール316は、線316上の、加算されたディジタル信号を受け取る入力と、加算モジュールの第2の入力に対して微訂正値を供給する、線314上の出力とを有する。微訂正値は、初期化状態において加算されるディジタル信号振幅を最小にするために使用される。
通信状態においては、線306上の、ミキサモジュールの信号入力は、通信信号を受信するために選択的に接続される。加算モジュール312は、通信状態において微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、線310上のADCモジュール出力から微訂正値を差し引く。
機能の説明
図4は、DCオフセット訂正システムを有する例示の受信機の高レベルの概略ブロック図である。本発明は、DCオフセット訂正ループを有する受信機についての設計である。DCオフセットは、通信受信機における一般的な障害であり、この障害は、受信された信号に加えられるゆっくり変化するバイアスとしての役割を果たす。DCオフセットは、無線周波数(RF)フロントエンドミキサステージ(front−end mixer stage)を起源とする静的コンポーネントと動的コンポーネントの両方から構成されることもある。ZIF受信機上のDCオフセットの影響は、さらに顕著なことさえもある。受信機に対するDCバイアスの悪影響は、2重である。すなわち、DCオフセットは、ADCの飽和を回避するためにADCに対する入力信号の許容される動的範囲を低減させてしまう。さらに、通信信号レベルがDCオフセットに比べて弱い場合には、AGCは、利得ステップの決定を行うときに、信号レベルの代わりに場合によってはDCバイアスに追随してしまう可能性がある。多数の従来の送信機は、DCにおいては有用なデータを送信しない。したがって、受信機の抑制は、データのフローに影響を及ぼさない。
理想的には、ADC入力の前に信号のDCレベルを訂正する機能を有する簡単な一次ループが十分なはずである。しかし、実際には、ADC入力の前に適用することができる訂正の解決は、限られている。
2つのネストされた一次ループを使用してDCオフセット訂正を実行する本発明の一例が提示される。第1の(内側)ループは、微オフセット訂正(fine offset correction)のために使用され、第2の(外側)ループは、粗オフセット訂正(coarse offset correction)のために使用される。粗訂正(coarse correction)は、信号がADCに供給される前に、外側ループによってアナログドメイン中において実行される。微DC訂正(fine DC correction)は、ディジタルドメイン中においてADCの後にDCオフセットを訂正するための内側ループによって実行される。
図5は、第1および第2のループのより詳細な図を伴う、DCオフセット訂正システムを示す概略ブロック図である。本システムは、キャリブレーションについての初期化状態または獲得状態と、トラッキング状態を使用する。内側ループと外側ループは、どちらの状態で従事させることもできる。初期化状態は、外側ループカバレージ(outer loop coverage)を保証するために設計され、その結果、ほとんどのDCバイアスは、信号がADCに供給される前に除去され、ADCの飽和を防止する。トラッキングモードにおいては、微訂正は、DCオフセットがAGCエネルギー測定の前に除去されることを保証し、その結果、AGC設定は、信号中におけるDCバイアスによって影響を受けない。微訂正は、信号がDVGAブロックへと供給される前にディジタルドメイン中において実行される(図4参照)。
およびkは、それぞれ外側訂正ループおよび内側訂正ループのループ利得を示す。アナログ利得状態Gについての内側ループおよび外側ループにおけるアキュムレータ値は、それぞれAおよびBによって示され、x(n)はADC出力信号であり、y(n)は微DC訂正の後の信号である。DACに対する粗訂正信号入力は、a(n)によって示される。内側ループによって適用されるディジタル訂正は、d(n)によって与えられる。いかなる時刻nでも、値d(n)およびa(n)は、d(n)=A(n)とa(n)=B(n)によって与えられる。内側ループ中に累積される値は、信号中に存在するDCオフセットの推定値(初期微訂正)を提供する。この値は、外側ループを駆動するための誤り信号として使用される。ひとたび、外側ループが内側ループのアキュムレータ値(粗訂正)でアップデートされた後に、内側ループのアキュムレータは、リセットされる(最終微訂正)。
微DC訂正は、ディジタルドメイン中において内側ループにより、初期化(獲得)状態およびトラッキング状態中に実行される。受信機は、電源投入し、LNAをオフにして(電源を切って)初期化状態を開始させる。微DCオフセット訂正は、LNAのすべての利得状態とミキサのすべての利得状態について遂行される。初期化状態(すなわちキャリブレーション)中に、(第1の)ディジタルループ中におけるアキュムレータは、適切なループ利得でアップデートされ、(第2のループ中における)アナログオフセット訂正アキュムレータは、利得状態ごとに適切なループ利得でアップデートされる。次いで、ディジタルループ訂正の終了を示す信号が、AGCブロックに対して送られる。さらに、イネーブル信号とオフセット訂正されたADCサンプルが、処理するためにAGCブロックに対して送信される。
DCオフセットが初期化状態において訂正された後に、DCオフセット訂正は、トラッキング状態に入る。トラッキング状態において、微オフセット訂正は、アップデートされる。一部の態様においては、粗DC訂正は、初期化状態中にアップデートされるだけである。
図6は、第1のループの詳細な図を伴うブロック図である。一次ループの伝達関数は、
Figure 2008533877
によって与えられる。ループ時定数は、
Figure 2008533877
によって与えられ、式中においてTは、その後にループがアップデートされる時間間隔である。k<<1のようなkの小さな値では、ループ時定数は、
Figure 2008533877
として近似される。結果として生じるH(z)は、基本的に予想されるようにDCの周囲の周波数成分を除外するハイパスフィルタである。さらに、ループの安定性のために、ループ利得kは、0と2との間に(等価的に−1<(1−k)<1に)存在するべきである。これは、フィルタの時間ドメイン応答が、n>0の場合にh(n)=−k(1−k)n−1によって、n<0の場合にh(0)=1およびh(n)=0によって与えられることを観察することにより、簡単に取得することができる。安定性について、
Figure 2008533877
が、有限であることが必要とされることに注意すれば、結果は以下のようになる。ω3dBは、フィルタ利得が、kの小さな値についてほぼ1であるその最大値より3dB低い周波数であるものとする。その場合には、ω3dBは、
Figure 2008533877
に対する解によって与えられ、その解については、ωは、kが小さいときに、
Figure 2008533877
によって近似することができる。これは、ω3dB≒kを与えるようにさらに近似することができる。それ故に、kが小さいときに、ループ時定数も帯域幅も、ループ利得kの簡単な関数として表すことができる。
図7は、第2のループの詳細な図を伴うブロック図である。粗DC訂正ループは、ディジタルドメインならびにアナログドメインの両方にまたがる。粗訂正ループの目標は、ADCが飽和しないようにするために信号がADC(すなわち、シグマ−デルタAGC(sigma−delta AGC))に供給される前に、アナログドメイン中における(主としてミキサによって導入される)DCバイアスの主要部分を削除することである。DC信号は、ディジタルドメイン中において測定され、DAC、ミキサ、シグマ−デルタADCなど、ループ中において必要とされる様々なブロックの利得と、全体ループ利得を制御する調整可能なループ利得を使用して、アナログドメインへと変換される。
粗ループ中における様々なブロックについて明らかにして、粗ループの全体ループ利得は、
ループ=DAC_利得(mv/LSB)×ミキサ利得(mV/mV)×
(シグマ−デルタ+ディジタルフィルタ利得)(LSB/mV)×2Accシフト×2−M×2(DACビット幅−Accビット幅)
によって与えられる。
以前の節の考察に基づいて、様々な利得パラメータは、全体ループ利得が0と2との間に位置するようになっているべきである。特に、必要とされるシフトMは、全体ループ利得が1より小さくなるように選択される。
M=ceil(log(DAC_利得×Gミキサ×Gシグマ−デルタ+ディジタルフィルタ利得))
粗ループは、ミキサを含んでおり、それ故に状態にまたがったミキサ利得変化によって影響を受けることに注意すべきである。それに応じて、シフトパラメータMは、ミキサ利得状態にまたがって調整されるべきであり、その結果、全体ループ利得は、望ましい値の近くに維持される。したがって、キャリブレーションならびにトラッキング中に、Mについての2つの異なる値が、ミキサ利得状態に基づいて使用される。
初期キャリブレーション(獲得)
受信機は、静的DCオフセットを除去するためにキャリブレーションされ、この静的DCオフセットは、ミキサ利得状態の関数である。キャリブレーションは、受信機が、電源投入やCDMAとOFDMとの間のスイッチングなど、異なる演算モードに入るたびに行われる。キャリブレーションは、ミキサ利得状態ごとに実行され、それにかかる時間は、利得状態ごとのOFDMシンボルの一部分よりも短い。
受信機がオンにされるときに、外側ループは、どの信号もLNAに入れないまま閉じられる。これは、内側ループを使用して各利得状態に起因する、結果として生じる静的DCオフセットを測定するために役立つ。LNAにおいて入力信号を除外することは、ADCが強い入力信号のために飽和しないことを保証する。この演算では、信号成分の有用な周波数を減衰することに対する懸念が存在しないので、大きなループ利得kが、内側ループについて選択される。一態様においては、
Figure 2008533877
であり、これは、ループが、サンプルごとにアップデートされるときのチップレートにおける約8サンプルの時定数に対応する。各アナログ利得状態は、バンクAにおける1つのアキュムレータと、バンクBにおける1つのアキュムレータに対応する。これらのアキュムレータは、アナログ利得状態に基づいて選択される。
受信機が、利得状態Gにあるものと仮定する。アキュムレータAを有する内側ループが、収束するために約4つの時定数を必要とするものと仮定すると、その場合には約32個のサンプルが、内側ループについて必要とされる。しかし、アナログDC訂正の影響がADC出力へと伝搬するためには5us(約32個のサンプル)までかかる可能性がある。したがって、内側ループは、収束するために追加の32個のサンプルを必要とし、全部で64個のサンプルを必要とする。
DAC利得を考慮に入れると、外側ループ利得kの安定性は、全体ループ利得が2より小さいことを必要とする。外側ループ利得パラメータは、全体ループ利得が1に近くなるように選択される。あるマージンを許容して、1/4の低利得が仮定される。外側ループについて
Figure 2008533877
であることを仮定すると、4つの時定数が外側ループについて必要とされ、これは、4/k(16)個の外側ループアップデートに対応する。内側ループも外側ループも、獲得プロセスの終了時に収束させられることを保証するために、内側ループは、外側アキュムレータ値が変更された後にアップデートされる必要がある。したがって、最終外側ループがアップデートした後に、内側ループは、微DCアキュムレータの収束を保証するために64個のサンプルについてアップデートされる。外側ループは、15回アップデートされ、15番目のアップデートの後に、内側ループは、64個のサンプルについてアップデートされる。それ故に、外側ループは、利得状態ごとに整定するために、
Figure 2008533877
個のサンプルを必要とする。図5のスイッチ位置は、最初の15個のアップデートについて64個のサンプルごとに1回、外側ループを完成するように変化させられることに注意すべきである。
図8は、DCオフセットの粗訂正に関連するタイミング図である。外側ループ(B)中のアキュムレータがアップデートされた後に、スイッチは、内側ループを完成するように設定される。外側ループに対応するアキュムレータ内容Bが、DACへと供給され、これは、ADCの前のアナログドメイン中においてDCオフセット訂正を適用する。それ故に、受信機がOFDMモードに入るときに、受信機は、T_DC_1によって示される、1024個のサンプルの後ごとに利得ステップをスイッチングするように強制される。受信機が与えられたアナログ利得状態にあるときに、その状態に対応する粗DC測定が実行され、対応するアキュムレータBがアップデートされる。これは、ミキサ利得状態ごとに行われ、結果として生じるアキュムレータ値は、ADC入力の前のDCオフセットのアナログ訂正についてのトラッキング中に使用される。キャリブレーションにかかる総使用時間は、2.T_DC_1であり、T_DCによって示される。獲得が、すべてのミキサ利得状態について完了した後に、非初期化アナログ利得状態に対応する粗アキュムレータおよび微アキュムレータの値は、同じミキサ利得状態に対応する粗アキュムレータ値と微アキュムレータ値をコピーすることによって初期化される。状態0および2についての粗アキュムレータおよび微アキュムレータは、キャリブレーションされる。状態0も状態1も同じミキサ利得状態を有するので、状態1に対応するアキュムレータは、状態0に対応するアキュムレータからの値をコピーすることによって初期化される。同様に、状態3に対応するアキュムレータは、状態2に対応するアキュムレータからの値をコピーすることによって初期化される。一般に、キャリブレーションプロセスは、アナログ利得状態の任意のサブセット上で実行することができることに注意すべきである。
トラッキング訂正
内側ループアップデート
初期キャリブレーションが完了した後に、LNAは、オンに戻され、受信機は、着信信号の処理を開始し、内側ループは、サンプルごとにアップデートされる。内側ループの設計における1つの考慮すべき事項は、ω3dBをもたらすことである。DCについてのいずれの側のサブキャリアも、データサブキャリアである。システム性能を無効にするDCの影響を最小にするために、ω3dBは、第1のサブキャリアの周波数よりも小さい必要がある。これは、フィルタ減衰が第1のOFDMサブキャリアにおいて重要でないことを保証する。この条件を満たすために、ω3dBは、第1のサブキャリアの周波数の2分の1に設定される。さらに、ループが、サンプルごとにアップデートされる場合には、
Figure 2008533877
となり、式中でW=5.55MHzは全体通信帯域幅であり、第1のキャリアの正規化された周波数は、
Figure 2008533877
によって与えられ、式中で4096は、サブキャリア数に対応する。
第1のサブキャリアの周波数の2分の1としてω3dBを設定すると、
Figure 2008533877
となる。この値は、
Figure 2008533877
のループ時定数に対応し、τ=0.28Tをもたらし、ここでTは、OFDMシンボル存続時間(833.33μs)である。4つの時定数がそのループを整定するために必要とされることを仮定すると、AGCが与えられた利得ステップ中にあるときにループが安定化するためには、少なくとも1つのOFDMシンボル存続期間かかる。利得状態がiに変化するときに、バンクA中のレジスタAが選択される。受信機が最後に同じ利得状態にあったときに、レジスタAは、累積された値を用いて開始される。
外側ループアップデート
図9は、外側ループトラッキングアップデート中における内側ループアキュムレータ値に対する訂正を示す概略ブロック図である。粗DC訂正に対応するバンクB中のレジスタは、バンクA中の累積された誤りに基づいて定期的にアップデートされる。典型的なアップデートレートは、ウェイクアップ(wakeup)ごとに1回である。バンクB中におけるすべてのレジスタは、あらゆるウェイクアップごとにアップデートされる。バンクA中におけるレジスタは、外側ループのあらゆるアップデートにおいてスケールダウンされる。内側ループアキュムレータが、アップデートごとにスケールダウンされない場合には、未使用の利得状態に対応する内側ループアキュムレータ値は、あらゆる粗ループアップデートにおいて変更されないままである。したがって、未使用の利得状態に対応する外側アキュムレータは、結局のところ飽和することになる。それ故に、トラッキング中の外側ループアップデートは、以降の演算を必要とする。すなわち、
(n)=B(n−1)+k・A(n)
(n+1)=(1−k)・A(n)
等価的に、
(n)=B(n−1)+A(n)>>M2
(n+1)=A(n)−A(n)>>M2
となり、式中でM2は、外側DCループのループ利得に基づいて選択される。
図10は、DC訂正ループの例示の一実施形態をハードウェアの形で示す概略ブロック図である。
図11は、DC訂正プロセスについての信号フローを示すタイミング図である。起動するとすぐに、第1のループおよび第2のループ中におけるアキュムレータは、リセットされる。初期電源投入後に、LNAは、最初にOFF状態にされ、任意のサンプル(通信信号)が処理のためにAGCブロックに適用される前に、入力信号中のDCオフセットが訂正されることが保証される。
LNAがオフにされた後に、DCオフセットループは、ソフトウェアによってイネーブルされる。ブロック中には2つのDC訂正ループ、すなわち本明細書中において第1のループとも称されるディジタル(微)ループ訂正と、本明細書中において第2のループとも称されるアナログ(粗)ループ訂正とが存在する。この例においては、微訂正ループと粗訂正ループのそれぞれについて、LNAおよびミキサの利得ステージに対応する4レベルのアキュムレータが存在する。すなわち、LNAについての2つの利得ステージと、ミキサについての2つの利得ステージが存在することが仮定される。利得ステージごとの微アキュムレータのアキュムレーション長と、キャリブレーションモード中における粗アキュムレータのアキュムレーション長は、ソフトウェアによってプログラム可能である。初期化状態中に、DCオフセットは、利得ステージ0および1について訂正される。初期化状態の終了時にキャリブレーションされた値は、利得ステージ3および4のアキュムレータについてアップデートされる。
初期化状態中に、粗アキュムレータは、プログラムされたアキュムレーション長の終了時に微ループ訂正された値を用いてアップデートされる。プログラムされた長さについて4組のアキュムレータをアップデートした後に、粗DC訂正された値が、ミキサに適用される。ミキサに対するアナログ訂正だけが論じられているが、システムの他の態様においては、訂正は、他の能動回路要素(すなわちLNA)に対しても適用することができる。初期化状態訂正が実行された後に、トラッキング状態訂正を行うことができる。
図12Aおよび12Bは、無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するための方法を示す流れ図である。本方法は、明確にするために番号付けされたステップのシーケンスとして示されるが、番号付けは必ずしもそれらのステップの順序を指示するものではない。これらのステップのうちの一部は、スキップし、並列に実行し、あるいはシーケンスの厳密な順序を保持する要件なしに実行することができることを理解すべきである。本方法は、ステップ1200から開始される。
初期化状態において、ステップ1202は、受信された通信信号からミキサ信号入力を切り離す。ステップ1204は、ミキサ出力からアナログ信号を受け入れる。ステップ1206は、アナログ信号をディジタル信号へと変換する。ステップ1208は、初期微訂正値を生成する。ステップ1210は、そのディジタル信号からその初期微訂正値を差し引く。ステップ1212は、初期微訂正値に応じてディジタル信号振幅を最小にする。通信状態においては、ステップ1214は、ミキサ信号入力において通信信号を受け入れる。ステップ1216は、変換されたディジタル通信信号から初期微訂正値を差し引く。ステップ1218は、初期微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給する。
一態様においては、ステップ1211aは、初期化状態において粗訂正値を生成する。例えば、ステップ1211aは、スケーリングされた微訂正値を生成し、そのスケーリングされた微訂正値を初期粗訂正値として供給することができる。ステップ1211bは、ミキサへの電流入力を調整するために粗訂正値を使用し、ステップ1212は、粗訂正値に応じてディジタル信号振幅を最小にする。ステップ1217aは、粗値訂正を用いてミキサを動作させ、ステップ1218は、粗訂正されたDCオフセットと初期微訂正されたDCオフセットを伴うディジタル通信信号を供給する。
初期化状態にある間の別の態様において、ステップ1211cは、粗値訂正を用いてミキサを動作させながら最終微訂正値を生成する。ステップ1216は、通信状態において、ディジタル通信信号から最終微訂正値を差し引き、ステップ1218は、粗訂正されたDCオフセットと最終微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給する。
一態様においては、ステップ1204におけるミキサ出力からのアナログ信号を受け入れることは、複数の利得を有するミキサからのアナログ信号を受け入れることを含んでいる。次いで、ステップ1208における初期微訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに初期微訂正値を生成することを含んでいる。ステップ1211aにおける粗訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに粗訂正値を生成することを含み、ステップ1211cにおける最終微訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに最終微訂正値を生成することを含んでいる。次いで、ステップ1218は、ミキサ利得に対応する訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給する。
同様に、ステップ1202は、複数の利得を有するLNAからのミキサ信号入力において通信信号を受け入れることができる。次いで、ステップ1208における初期微訂正値を生成することは、LNA利得ごとに初期微訂正値を生成することを含んでいる。ステップ1211aにおける粗訂正値を生成することは、LNA利得ごとに粗訂正値を生成することを含み、ステップ1211cにおける最終微訂正値を生成することは、LNA利得ごとに最終微訂正値を生成することを含んでいる。次いで、ステップ1218は、LNA利得に対応する訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給する。
一態様においては、ステップ1211aにおける粗訂正値を生成することは、サブステップ(図示されず)を含んでいる。ステップ1211a1は、累積された粗訂正ディジタル値によって表される誤りを生成する。ステップ1211a2は、粗訂正ディジタル値をアナログ訂正値へと変換し、ステップ1211a3は、ミキサに対する電流入力とアナログ訂正値を加算する。
通信状態にある間の別の態様においては、ステップ1217bは、トラッキング訂正値を生成する。ステップ1217cは、ディジタル通信信号からトラッキング訂正値を差し引き、ステップ1218は、粗訂正されたDCオフセットとトラッキング訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給する。一態様においては、1217dは、トラッキング訂正値をスケーリングし、そのスケーリングされたトラッキング訂正値をアップデートされた粗訂正値として供給する。一態様においては、トラッキング訂正は、LNAおよびミキサ利得状態ごとに行うことができる。ステップ1202が、キャリア(すなわち、OFDM信号)からオフセットされた第1の周波数(f1)における第1のサブキャリアを有する信号を受信する場合、次いでステップ1217bは、f1よりも狭いトラッキング帯域幅を使用して訂正値をトラッキングする。OFDM信号が、定期的なパイロット信号を含む場合には、次いでステップ1218におけるディジタル通信信号を供給することは、訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給することに応じてパイロット信号を獲得する確率を増大させることを含んでいる。
代わりに、図12Aおよび12Bの流れ図は、ポータブル無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するための演算を実行するために、ディジタル処理装置によって実行可能な機械読取り可能な命令のプログラムを有形に実施する信号保持媒体の図であると考えることもできる。
無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するためのシステムおよび方法が提供されている。設計、回路、および基礎となる仮定の一部の特定の例が、本発明を例証するために提示されている。しかし、本発明は、単にこれらの例だけに限定されることはない。無線受信機の場合について説明されているが、本発明は、他のタイプの受信機においても用途を有する。本発明の他の変形形態および実施形態が、当業者には思い浮かぶであろう。
無線通信受信機の受信された通信信号中における直流(DC)オフセットを訂正するためのシステムの概略ブロック図である。 受信された通信信号中におけるDCオフセットを訂正するためのシステムの一変形形態を示す概略ブロック図である。 無線通信受信機の受信された通信信号中におけるDCオフセットを訂正するためのプロセッサデバイスを示す概略ブロック図である。 DCオフセット訂正システムを有する例示の受信機の高レベル概略ブロック図である。 第1および第2のループのより詳細な図と共に、DCオフセット訂正システムを示す概略ブロック図である。 第1のループの詳細な図を伴うブロック図である。 第2のループの詳細な図を伴うブロック図である。 DCオフセットの粗訂正に関連するタイミング図である。 外側ループトラッキングアップデート中における内側ループアキュムレータ値に対する訂正を示す概略ブロック図である。 ハードウェアにおけるDC訂正ループの例示の実施形態を示す概略ブロック図である。 DC訂正プロセスについての信号フローを示すタイミング図である。 無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するための方法を示す流れ図である。 無線通信受信機中においてDCオフセットを訂正するための方法を示す流れ図である。 従来の受信機フロントエンド(先行技術)の概略ブロック図である。

Claims (27)

  1. 無線通信受信機中において、直流電流オフセットを訂正するための方法であって、
    通信状態において、ミキサ信号入力において通信信号を受け入れること、
    アナログディジタル変換された通信信号から微訂正値を差し引くこと、および
    初期微訂正された直流電流 オフセットを有する前記ディジタル通信信号を供給すること、を含む方法。
  2. 前記通信状態に先立って起こる初期化状態において、前記受信された通信信号からミキサ信号入力を切り離すこと、
    ミキサ出力からアナログ信号を受け入れること、
    前記アナログ信号をディジタル信号に変換すること、
    前記初期微訂正値を生成すること、
    前記ディジタル信号から前記初期微訂正値を差し引くこと、および
    前記初期微訂正値に応じてディジタル信号振幅を最小にすること
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記初期化状態において、粗訂正値を生成すること、
    ミキサへの電流入力を調整するために前記粗訂正値を使用すること、
    ここにおいて、ディジタル信号振幅を最小にすることは、前記粗訂正値に応じてディジタル信号振幅を最小にすることを含む、を備える請求項2に記載の方法であって、
    前記通信状態において、前記粗値訂正を用いてミキサを動作させること
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、粗と初期微訂正された直流電流オフセットとを有する前記ディジタル通信信号を供給することを含む方法。
  4. 前記粗訂正値を生成することは、前記初期微訂正値のスケーリングされたバージョンを前記初期粗値として使用することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記初期化状態において、前記粗値訂正を用いてミキサを動作させながら、最終微訂正値を生成すること、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号から前記微訂正値を差し引くことは、前記ディジタル通信信号から前記最終微訂正値を差し引くことを含み、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、粗及び最終微訂正された直流電流 オフセットを有する前記ディジタル通信信号を供給することを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記ミキサ出力から前記アナログ信号を受け入れることは、複数の利得を有するミキサからアナログ信号を受け入れることを含み、
    ここにおいて、前記初期微訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに初期微訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記粗訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに粗訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記最終微訂正値を生成することは、ミキサ利得ごとに最終微訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、前記ミキサ利得に対応する訂正された直流電流 オフセットを有する前記ディジタル通信信号を供給することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. ミキサ信号入力において前記通信信号を受け入れることは、複数の利得を有する低雑音増幅器(LNA)から前記通信信号を受け入れることを含み、
    ここにおいて、前記初期微訂正値を生成することは、LNA利得ごとに初期微訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記粗訂正値を生成することは、LNA利得ごとに粗訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記最終微訂正値を生成することは、LNA利得ごとに最終微訂正値を生成することを含み、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、前記LNA利得に対応する訂正された直流電流 オフセットを有する前記ディジタル通信信号を供給することを含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記通信状態において、トラッキング訂正値を生成すること、
    前記ディジタル通信信号から前記トラッキング訂正値を差し引くこと、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、粗及びトラッキング訂正された直流電流オフセットとを有する前記ディジタル通信信号を供給することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記粗訂正値をアップデートするために、前記トラッキング訂正値のスケーリングされたバージョンを使用すること
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. ミキサ信号入力において前記通信信号を受け入れることは、キャリアからオフセットされた第1の周波数(f1)における第1のサブキャリアを有する直交周波数分割多重化(OFDM)信号を受け入れることを含み、
    ここにおいて、トラッキング訂正値を生成することは、f1より狭いトラッキング帯域幅を使用して訂正値をトラッキングすることを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記通信信号を受け入れることは、定期的なパイロット信号を有するOFDM信号を受け入れることを含み、
    ここにおいて、前記ディジタル通信信号を供給することは、訂正された直流電流 オフセットを有するディジタル通信信号を供給することに応じてパイロット信号を獲得する確率を増大させることを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記粗訂正値を生成することは、
    累積された粗訂正ディジタル値によって表される誤りを生成すること、
    前記粗訂正ディジタル値をアナログ訂正値に変換すること、および
    前記アナログ訂正値をミキサへの電流入力と加算すること
    を含む、請求項5に記載の方法。
  13. ポータブル無線通信受信機において、直流電流オフセットを訂正するための演算を実行するためにディジタル処理装置によって実行可能な機械読取り可能命令のプログラムを有形に収録された信号保持媒体であって、前記演算は、
    初期化状態において、微訂正値を生成すること、
    通信状態において、ミキサ信号入力において通信信号を受け入れること、
    変換されたディジタル通信信号から前記微訂正値を差し引くこと、および
    微訂正された直流電流 オフセットを有する前記ディジタル通信信号を供給すること
    を含む、信号保持媒体。
  14. 無線通信受信機において、受信された通信信号中における直流電流オフセットを訂正するためのシステムであって、
    通信状態において通信信号を受信する信号入力とアナログ出力とを有するミキサと、
    前記ミキサ出力に接続された入力とディジタル信号を供給する出力とを有するアナログディジタル変換器(ADC)と、
    前記ADC出力に接続された第1の入力、第2の入力、および加算されたディジタル信号を供給する出力を有し、前記第2の入力が前記第1の入力から差し引かれる加算回路と、
    前記加算されたディジタル信号を受け取る入力と前記加算回路の第2の入力に初期微訂正値を供給する出力とを有する直流電流 オフセット訂正モジュールと、
    ここにおいて、前記加算回路は、前記通信状態において、初期微訂正された直流電流 オフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、前記ADC出力から前記初期微訂正値を差し引く、システム。
  15. 前記ミキサ信号入力が、前記通信状態に先立って起こる初期化状態において前記受信された通信信号から選択的に切り離され、
    前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、前記初期化状態において加算されたディジタル信号振幅を最小にするために、前記加算回路の第2の入力に対して前記初期微訂正値を供給する、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記ミキサは、電流供給入力を有し、
    前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、前記初期化状態において、加算されたディジタル信号振幅を最小にするために、粗訂正値を供給するための前記ミキサ電流供給入力に接続された出力を有し、
    前記加算回路は、前記通信状態において粗及び初期微訂正された直流電流 オフセットとを有するディジタル通信信号を供給する、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記直流電流 オフセットモジュールは、前記初期微訂正値をスケーリングし、前記スケーリングされた初期微訂正値を初期粗訂正値として供給する、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、前記粗値訂正を前記ミキサに供給しながら、最終微訂正値を前記初期化状態において前記加算回路に対して供給し、
    前記加算回路は、前記通信状態において粗及び最終微訂正された直流電流 オフセットとを有するディジタル通信信号を供給する、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記ミキサは、複数の利得状態を有し、
    ここにおいて、前記直流電流オフセット訂正モジュールは、前記初期化状態において、ミキサ利得状態ごとに初期微訂正値、粗訂正値、および最終微訂正値を生成し、
    ここにおいて、前記加算回路は、前記ミキサ利得に対応する訂正された直流電流 オフセットを有するディジタル通信信号を供給する、請求項18に記載のシステム。
  20. 無線エアインターフェースに接続された入力と前記ミキサ信号入力に接続された出力とを有する、複数の利得状態を有する低雑音増幅器(LNA)、
    ここにおいて、前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、前記初期化状態においてLNA利得状態ごとに初期微訂正値、粗訂正値、および最終微訂正値を生成し、
    ここにおいて、前記加算回路は、前記LNA利得に対応する訂正された直流電流 オフセットを有するディジタル通信信号を供給する、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、前記通信状態においてトラッキング訂正値を前記加算回路に対して供給し、
    ここにおいて、前記加算回路は、前記通信状態において粗及びトラッキング訂正された直流電流 オフセットとを有するディジタル通信信号を供給する、請求項18に記載のシステム。
  22. 前記ミキサ信号入力は、キャリアからオフセットされた第1の周波数(f1)における第1のサブキャリアを有する直交周波数分割多重化(OFDM)信号を受信し、
    ここにおいて、前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、f1よりも狭いトラッキング帯域幅を使用してトラッキング訂正値を生成する、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記ミキサ信号入力は、定期的なパイロット信号を有するOFDM信号を受信し、
    ここにおいて、前記加算回路は、前記訂正された直流電流 オフセットに応じて低減させられた確率のパイロット信号フォールスアラームを有するディジタル通信信号を供給する、請求項21に記載のシステム。
  24. 前記直流電流オフセット訂正モジュールは、前記粗訂正値を累積された粗訂正ディジタル値として生成し、
    前記システムは、
    粗訂正ディジタル値を受け取るための入力と前記ミキサ電流供給入力に接続された出力とを有するディジタルアナログ変換器(DAC)を
    さらに備える、請求項18に記載のシステム。
  25. 前記直流電流 オフセット訂正モジュールは、スケーリングされたトラッキング訂正値を生成し、前記スケーリングされたトラッキング訂正値をアップデートされた粗訂正値として供給する、請求項21に記載のシステム。
  26. 無線通信受信機中において、受信された通信信号中における直流電流オフセットを訂正するためのシステムであって、
    通信状態において通信信号を受信する信号入力とアナログ出力とを有し、入力信号を局部発振器(LO)信号と混合するための手段と、
    前記混合手段出力に接続された入力とディジタル信号を供給する出力とを有し、アナログ信号をディジタル信号へと変換するための手段と、
    前記アナログディジタル変換器(ADC)手段出力の前記出力に接続された第1の入力、第2の入力、および加算されたディジタル信号を供給する出力を有し、前記第2の入力が前記第1の入力から差し引かれる、加算するための手段と、
    前記加算手段からの前記信号を受け取る入力と前記加算手段の前記第2の入力に微訂正値を供給する出力とを有する、直流電流オフセットを訂正するための手段と、
    ここにおいて、前記加算手段は、前記通信状態において、微訂正された直流電流オフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、ADC手段の前記出力から前記微訂正値を差し引く、を備えたシステム。
  27. 無線通信受信機中において、受信された通信信号中における直流電流オフセットを訂正するためのプロセッサデバイスであって、
    通信状態において通信信号を受信する信号入力とアナログ出力とを有するミキサモジュールと、
    前記ミキサモジュール出力に接続された入力とディジタル信号を供給する出力とを有するアナログディジタル変換器(ADC)モジュールと、
    前記ADCモジュール出力に接続された第1の入力、第2の入力、および加算されたディジタル信号を供給する出力を有し、前記第2の入力が前記第1の入力から差し引かれる加算モジュールと、
    前記加算されたディジタル信号を受け取る入力と前記加算モジュールの第2の入力に微訂正値を供給する出力とを有するDCオフセット訂正モジュールと
    を備え、前記加算モジュールは、前記通信状態において、微訂正されたDCオフセットを有するディジタル通信信号を供給するために、前記ADCモジュール出力から前記微訂正値を差し引く、プロセッサデバイス。
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