JP2008532460A - ネットワーク処理に関する改善 - Google Patents

ネットワーク処理に関する改善 Download PDF

Info

Publication number
JP2008532460A
JP2008532460A JP2008507173A JP2008507173A JP2008532460A JP 2008532460 A JP2008532460 A JP 2008532460A JP 2008507173 A JP2008507173 A JP 2008507173A JP 2008507173 A JP2008507173 A JP 2008507173A JP 2008532460 A JP2008532460 A JP 2008532460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
link
network
model
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008507173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4456170B2 (ja
Inventor
デイ、ピーター・ステファン
ブラドン、ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BAE Systems PLC
Original Assignee
BAE Systems PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0605892A external-priority patent/GB0605892D0/en
Application filed by BAE Systems PLC filed Critical BAE Systems PLC
Publication of JP2008532460A publication Critical patent/JP2008532460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4456170B2 publication Critical patent/JP4456170B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/104Peer-to-peer [P2P] networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
    • H04L67/125Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks involving control of end-device applications over a network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【要約書】
複数のノードを備えるネットワーク全体で情報を処理するための方法及び手段が提供される。一実施形態では、本発明は、ネットワーク内のノード間での効率的な情報の分散という問題に取り組むためのアルゴリズム手段を含んでいる。本発明は、ネットワーク内のノードで確率モデルを生成することによって、及びこれらのモデルに基づいてノード間で選択的に情報を分散することによって、及びノード間での情報の差異を削減するために所定の距離関数を使用することによってこの問題に取り組む。
有利なことに、本発明は、ネットワークの適切なツリートポロジ表示を導出することが可能であるという条件で分散ネットワークと集中ネットワークの両方の多くの応用例で有用である。

Description

本発明は、複数のノードを備えるネットワーク全体で情報を処理するための方法及び手段に関する。各ノードは情報を受信し、送信するための手段、及び情報を処理するための手段を有する。本発明は、特にこのようなネットワークで適用される意思決定の方法に関する。本発明は、このようなネットワーク内で効率的な手法で情報を分散するという課題に取り組んでいる。
人が情報を効率的に分散するという課題を解決することを希望するネットワークの例は、商業、電気通信、ロボット工学、及びセンサノードのネットワークが目標を追跡する軍事用途を含む種々の分野で見ることができる。この課題に対する解決策を達成するために多様なアルゴリズムが提案されてきた。ネットワーク上でこの課題を解決するための該アルゴリズムは2つのクラスに分類される。
集中型アルゴリズム−このクラスのアルゴリズムには、全データが単一のノードに送信されるという要件がある。処理はこのノードで発生し、結果が全ノードに送出される。すべての決定は一箇所で下されるため、決定(及び決定が根拠とする情報)は一貫しており、容易に調整できる。しかしながら、公知の集中型アルゴリズムは頑健ではなく、ネットワークのサイズにうまく合わせない。中心ノードが取り除かれると完全な失敗が生じるため、集中型アルゴリズムは頑健ではない。既定のリンクを下って送られるべきメッセージの数がネットワークサイズとともに拡大する(あるいは該中心ノードへのリンクの数が増加する)傾向があるため、集中型アルゴリズムはうまく合わせない。
分散アルゴリズム−これは、なんらかの大局的な目標を追求している場合であっても、検知、操縦、及び通信に関する決定が局所的に下されるアーキテクチャに適用される。
優位点:分散システムは元来頑健性を有している。分散システムは潜在的に、決定と局所的な動作の間、時間遅延が最小であり、資源の消費パターンはより均等であり、柔軟な配備オプションを提供する。
不利な点:公知のアルゴリズムの場合、さまざまな点で下された決定に一貫性がない可能性がある。ネットワーク全体で調整を可能にしなければならない。
本発明者らは、(後述される)さらに優れたアルゴリズムを設計することによって、決定が一貫していることを確実にすることによって、意思決定者に一貫した情報を効率的な手法で提供することによって、局所的な目標と大局的な目標が合っていることを確実にすることによって、及びさらに優れた調整戦略を発展することによって分散意思決定の主要な欠点を軽減できることを認識している。
計算戦略:ネットワーク内か、あるいはネットワーク上か
分散システムを考える1つの方法は、分散システムを、ネットワークによって接続され、統合及び意思決定のためのアルゴリズムを実行するプロセッサの集合として見ることである。その結果、設計の決定は(原則的に)簡単であり、アルゴリズムによって求められる処理を提供することと、情報源及び消費者の予想される分散に対処するためにネットワークを設計することとに関するものとなる。
代替策は、さらに全体的視野を採用し、計算を該分散システム自体の機能であると考えることである。これにより、ネットワーク上で単にアルゴリズムを複製するよりもさらに柔軟且つさらに効率的であるアルゴリズムを作成する機会が提供される。例えば、参考文献[1]を参照すると、該センサネットワーク文献の中では、これは「ネットワーク内(In−Network)」計算と名付けられている。類推によって、前者のオプションは「ネットワーク上(On−Network)」計算と呼ばれる。
ネットワーク内で情報を処理し、通信するための2つの仮説的な方式、つまり一方はネットワーク内解決策、他方はネットワーク上解決策のスケラビリティ(scalability)及びリソース効率をここで検討することが有益であり、該ネットワーク内のケースに味方する議論を構築する。
この点において、(例えば、センサまたは知能源からの)データを作り出すノード(例えば物理プラットホーム)から構成されるシステムであって、該ネットワーク内の異なる点でデータが処理され、利用されるようなシステムに対して2つのケースを検討することが有益である。
ケース1:情報は(あらゆるノードが同じデータを使用して決定を下す分散意思決定アルゴリズムをサポートする)あらゆるノードで利用される。
ケース2:情報は(集中型決定方式をサポートする)ネットワーク内の単一のノードによって利用される。
ケース1:あらゆるノードでの情報利用
ネットワーク上計算:ノードが固定サイズSのデータパケットを生じさせる速度Rを定める。次に、単位時間ごとに生じるデータの総量はNの大きさであり、ここではNは該システム中のエージェント数であり、帯域幅消費はNである(図1(a)を参照)。
ネットワーク内計算:ノードが、今日まで受信された未処理データを要約する処理済み情報を、サイズSのパケットで、制御された速度で生成できると仮定する。次に、該ノードは、この情報を他のノードに送信する。新しい情報を含んだメッセージを受信すると、ノードはこの情報を、他のノードに送信される次のメッセージの中に統合できる(図1(b)を参照)。該ネットワークがツリー状であり(N−1個のリンクを有し)、各ノードが速度Rでメッセージを作成する場合には、使用される総帯域幅はNRである(図1(b)を参照)。
したがって、2つの解決策の適時性及び確度が同一であると仮定すると、
<<NR
のときにネットワーク内解決策のほうがリソース使用量が低い。さらに、ネットワーク内解決策は、(ネットワーク内解決策がデータの正確な要約を送信する場合に)ネットワーク解決策が情報を失わずに送信できる速度を、制御することができ、ネットワーク解決策に、EMCON要件に適合するためにネットワーク解決策の放出を制御する能力を与える。
ケース2:単一ノードでの情報の利用
ネットワーク上計算:単一のノードがすべての他のノードから情報を受信する必要がある場合、メッセージごとに使用される総ネットワークリソースは、各メッセージの経路長、例えばNαに比例し、ここではαは、Nによって区切られ、α<1の値である。その結果、活用される総ネットワークリソースはNα+1である。
ネットワーク内計算:このケースの場合、前述の場合と同じ大きさを再び採用できる。つまり、リソース消費は、NRの大きさである。このケースでは、情報はあらゆるノードで生成されるが、1つのノードだけで消費される。
したがって、(該ネットワーク上のケースに有利なように)αがゼロであると仮定する場合、ある戦略が別の戦略よりも好ましいかどうかは、以下の比率
/R
だけに依存しており、従って集中型の適用例においてさえ、スマートなネットワーク内計算手法から引き出される利点があり得る。本発明者らのネットワーク内解決策に対する手法は以後に立証される。
技術的課題
ここでは、ベイズ決定理論を使用する、分散意思決定アルゴリズムの実現に注目することが有益である。これにより現在の状態及び将来の状態の不確実性を、ベイズパラダイムの中で一貫して処理することが可能になり、何らかの効用関数によって定められるように、コストまたは報酬に従って決定を重み付けすることができる(参考文献[2]を参照)。正式には、ベイズ決定理論は、確率的プログラミング(参考文献[3]を参照)とマルコフ決定プロセス(参考文献[4]を参照)、及び不確実性の元での意思決定に使用される他の技法を一般化する。
この枠組みの中で、該情報収集システムの目標は、収集された該データの総合的な効用を最大化するために一連の局所的な決定(例えば、検知する、通信する、操縦する)を以下のように求めることであり、
Figure 2008532460
ここではX={X,...,X}は、環境を説明する変数の集合であり、U(X,a)は効用関数または関連性関数であり、aとzはそれぞれ動作及び観測の集合を示す。本明細書中では、太字のフォントは、集合を示すために使用され、普通のフォントは該集合の要素を示すために使用される。小文字(lower case)は、該集合から引き出される特定の要素を示すために使用される。したがって、z={z=Z,z=Z,...,Z=Z}はZから引き出される観測の集合を表し、a={a=A,a=A,...,a=A}はAから引き出される動作の集合を表す。したがって、確率分布P(X|z,a)は、動作aと観測zの集合が与えられたときの、環境の知識の状態を表わす。以降の項では、ベイズ決定理論を本発明者らが提案する用途において実現する課題が探求される。
情報の分散
上記方程式(1)は、現在の状態P(X|z,a)についての情報及び効用関数が同時に利用できる該効用関数の最適化を説明している。
本発明者らの適用によれば、各ノードは、環境のモデルを独自に維持しなければならず、モデルは初期の前モデルを更新するために使用された情報においてのみノード間で異なる。しかしながら、該モデルがノード間で大きく異なる場合には、いずれかの2つのモデルによって下される決定が一貫しないという可能性が存在する。
このようなネットワーク内で情報を効率的な手法で分散することにおける問題を解決するノードのネットワークからの情報を処理するための方法及び手段を提供することが本発明の目的である。
ノード間の情報の差異を考慮に入れながら、異なるノードで決定を下すことを可能にする、ノードのネットワークにおける意思決定のための方法及び手段を提供することが本発明の別の目的である。
広義には、本発明は、ノード間の情報の差異を削減するために、ネットワーク内の異なるノードで確率モデルを生成し、これらの確率モデルに基づいて該ノード間の情報を選択的に分散するという概念にある。
さらに詳細には、本発明によれば、それぞれのノードが情報を受信し、送信するための手段と、情報を処理するための手段とを有し、それぞれのノードがネットワークの他の選択されたノードにリンクされている複数のノードを備えるネットワークで適用される意思決定の方法が提供される。該方法は、(i)ノードのツリー表現を提供し、ノードツリー表現からノードのそれぞれに、(a)ノードの状態を表わすためにノード成分確率因子の確率分布を備えるノードモデルと、(b)ノードと関連付けられているノードリンクであって、ノードリンクを介して、他の選択されたノードに情報を通信できる各ノードリンクの状態を表わすためにリンク成分確率因子の確率分布を備える少なくとも1つのノードリンクモデルを確立することと、(ii)1つ以上のノードで新しい情報を受け取ることに応えて、1つ以上のノードので維持される対応するノードモデルを更新することと、(iii)ネットワーク内のノードの組をリンクするノードリンクの可用性を検出することに応えて、ノード組及びそのノードリンクについて、ノードモデルとノードリンクモデルの間の差異を測定する所定の関数に対して、ノード成分確率因子とリンク成分確率因子の多様な考えられる組み合わせが行う貢献度を計算することによって、及び確率因子の前記多様な考えられる組み合わせから、前記所定の関数に対して最大の計算された貢献度を提供する確率因子の組み合わせを選択することによって、ノード成分確率因子と、ノードの組及びそのノードリンクに関連付けられているリンク成分確率因子との組み合わせを選択することと、(iv)ノード成分確率因子とリンク成分確率因子の前記選択された組み合わせを、発生側ノードから受信側ノードに前記ノードリンクを介して転送し、それによってノード間の情報の差異を削減し、ノードで維持されている対応するノードモデル及びノードリンクモデルを更新することと、(v)転送するステップ(iv)を考慮に入れるためにネットワーク内のノードと関連付けられているノードモデルとノードリンクモデルとを無関係に一致させることとを備える。
場合によって、この方法は、反復手順として一連の時間ステップにおける前記ステップ(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)を繰り返すステップ(vi)を含む。
前述されたステップ(ii)及び前述されたステップ(iii)から(v)は、異なる手順に従って非同期で実行されることが都合がよい。
詳しく後述される本発明の例示的な実施形態に従って、複数のノードリンクが第1のノードで提供され、単一のノードリンクが第2のノード及び第3のノードで提供され、第1のノードはノードリンクを介して第2のノードと第3のノードに別々にリンクされ、前述されたステップ(iii)から(v)はさらに、ノードリンク及び関連付けられたノードリンクモデルのそれぞれについて同時に達成される方法が提供される。
好ましくは、所定の関数はカルバックライブラー(Kullback-Leibler)(KL)発散距離関数である。ただし、所望される場合には、この方法においてノードモデルとノードリンクモデル間の差異の測度として他のタイプの関数を使用できることが理解されるべきである。
場合によって、該方法は、ノードモデル及びノードリンクモデルをベイジアン(Bayesian)ネットワーク確率モデルに基づかせるステップを含む。所望される場合には、ノードモデル及びノードリンクモデルは他の種類の確率モデルに等しく基づくことができ、例えばマルコフランダムフィールド(Markov Random field)確率モデルが基礎モデルとして使用できるであろうことが理解されるべきである。
本発明は、無損失ネットワークプロトコル上で実現されることを必要とする(無損失TCPネットワークプロトコルが好ましい実施形態で使用される)。
少なくとも好ましい実施形態における本発明は、ネットワークの中のノード間での効率的な情報分散という問題を解決するためのアルゴリズム手段を含む。したがって、本発明は、プログラムがコンピュータで実行されるときに、上記方法ステップを実行するためのプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラムにある。
さらに、本発明は、コンピュータ読取可能媒体に記憶され、プログラムがコンピュータ上で実行されるときに上記方法ステップを実行するための、プログラムコード手段を備えるコンピュータプログラムプロダクトにある。後述されるように、アルゴリズムステップは、ネットワークの中のノードサイトで効果的に実現できる。
さらに、本発明は空間内に分散され、前述の方法ステップを実行するように適合され、構成された複数のプラットホーム(例えばUAV)を備える、情報を収集し、情報の分散を制御するための自律システムに及ぶ。
本発明は効率的な情報分散が最も優先される多くのネットワークの応用例に実用性を有する。とりわけ、本発明は、ネットワークのためのツリートポロジ表示を引き出すことが可能であるという条件で、分散ネットワーク内だけではなく、集中ネットワークにおいても適用できる。
本発明の前記特長及び追加の特長は、添付請求項で詳細に述べられ、添付図面を参照して後述される。
情報伝達のためのネットワーク内方式
本発明は少なくとも好ましい実施形態において、ノード間で情報を一致させるための、スケラブル(scaleable)であり、効率的である分散ネットワーク内(In-Network)アルゴリズムを含んでいる。該アルゴリズムは、集中化された制限内でグローバルな目的関数を満たす情報伝達を制御するために使用される、ノードの組の間で定義される局所的な効用関数を活用する。
本発明者らは、該アルゴリズムが、ネットワークの回りで観測データを受け渡すいずれかと常に同程度に効率的であることに気付いた(つまり、ネットワーク上(On-Network)アルゴリズムと同等)。このことは、十分な帯域幅が利用できるときには活用の減少につながり、帯域幅が制限されているときにはより大きな確度と情報のよりタイムリな転送につながる。
この考え方は、離れた場所にあるモデルの間のベイジアン(Bayesian)ネットワークでの推論のために使用されるメッセージ−受け渡し(passing)アルゴリズムを利用することに基づいている(参考文献[5]を参照−通常は、例えばある特定のノードでの推論のように、ある特定のグラフィックモデルの中での推論に使用される)。後述されるように本発明者らによってなされた重要な発展は、全体的なシステムを「複数のジャンクションツリーの中のジャンクションツリー」として表わすこと、及び情報のどの部分が送信するために最も重要であるのかを決定するための効率的な情報分散方式を活用することである。
本発明者らの手法は、本発明が、該推論モデルが該システム全体で複製される、つまりあらゆるエージェントがコピーを保持する、特に検知(sensing)及び通信を制御するための応用例に関係しているという点で公知の研究とは異なる。これは、例えば、それぞれセンサネットワークと並列コンピュータ全体で単一の推論計算を分散すること(つまり、該モデルは分散される)を検討するPaskinとGuestrin(参考文献[6]を参照)、及びXiangとJensen(参考文献[7]を参照)の公知の手法とは動作において異なる。
本発明を理解するために、無向グラフィックモデル(参考文献[8]を参照)における推論のための基本メッセージ受け渡しアルゴリズムを説明することから始め、及び次にこれがどのようにして独創的に修正され、及びさらに物理ネットワークアーキテクチャ全体でどのように本発明者らによって独創的に実現されるのかを示すことから始めることが有益である。まず、アルゴリズムの第1のステップがツリートポロジ(tree topology)でオーバレイネットワークを構築することである、アルゴリズム手段を有するネットワークを検討する。次に、従前の分散のコピー(つまり、観測が行われる以前の環境に関する知識)が、(Pとラベルが付けられる)各ノード及び(Pijとラベルが付けられる)ネットワークの各端縁で記憶される。結果として生じるネットワークの回りでの情報の分散が図2に示されている。その結果、
Figure 2008532460
として、(本発明者らが「集中型解決策」を表現するPcent(X)によって示す)システム全体に対する従前の分散を表現できる。
本来、システム全体の確率分布のジャンクションツリー表現はこのようにして構築され、根本的な物理センサネットワークによってサポートされているトポロジを有する。
ここで、ノード1で観測が行われると仮定する。つまり、両側からP(z|X)を乗算すると、Pcent=P=P(X,z)が得られる。上記の方程式(2)のLHSがなぜ集中型解決策と呼ばれているのかを確かめることができる。つまり、それは、観測がただちに1つの共通の場所に転送されるセンサネットワークに対応している。それは、また、分散解決策に対して比較するための自然参照モデルも提供する。ノード1での確率分布はこの時点ではシステムの残りでの分布と一貫していない。ノード2と分布を一致させるために、ノード1は、ノード2に「メッセージを送信する」ことができ、これは、方程式2のRHSに対して以下の動作を実行することに相当する。
→P/P12
12→P
これによりRHSは不変のままとなり、その結果全システムがP(X,z)を計算し、PをPと一致させることが分かる。この手順を該ネットワーク全体で繰り返すと、最終的にあらゆる分布が互いと、ひいてはPcentと一貫することになる。これは、該物理ネットワークのツリー幅に比例するメッセージの数を必要とする。分散される推論のためのこのアルゴリズム応用例の重要な結果は、異なるノードでの分布に一貫性がなくても、すべての情報は該システムのどこかに保持されている、つまり該システムは情報保全的であるという点である。
しかしながら、本発明者らは、前述されたアルゴリズムを採用することが、ネットワークにおける効率的な情報の分散という一般的な問題を解決しないことを認識している。P(X)が複雑である(つまり、P(X)が高次元状態空間を有する)場合、送信されなければならないデータの量は状態空間のサイズに等しい。
本発明者らは、各ノード及び各ノードのノードリンクの適切なグラフィックモデル表示を使用することは、状態空間の全体よりはるかにコンパクトであることをさらに認識している。実際には、ベイジアンネットワークにおける推論はジャンクションツリーでも実行される。この推論は、該ベイジアンネットワークの有向グラフの一連の変換を介して該ベイジアンネットワークから導出される。図3は、一例として、仮説的な医療診断ベイジアンネットワーク「アジア」とそのジャンクションツリーを示している(参考文献[9]を参照)。次に、確率分布の該ジャンクションツリー表現が以下により示される。
Figure 2008532460
説明されている2つのジャンクションツリー(物理ネットワークジャンクションツリーとグラフィックモデルジャンクションツリー)の区別を維持するために、本発明者らは本明細書において、該グラフィックモデルの成分確率因子を、「クリーク(clique)」と「セプセット(sepset)」分布(物理ネットワークモデルの中のノード及びノードリンクの分布と同等)と呼び、それぞれφ(X)(Cがジャンクションツリーの中のクリークのインデックスである)、及びφ(X)(Sがジャンクションツリーの中の変数の別々の集合(または「セプセット」))と表記する。
該グラフィックモデルのこの種のジャンクションツリー表現が本発明の実施形態で使用される。(観測についての)モデルの中に含まれている情報が、あるノードから別のノードへノードリンクを介するで個々のクリークまたはセプセットの通信を介して増分的に通信できるため、この種のジャンクションツリー表現は、特にネットワーク内プロトコルを効率的にするために使用できる。
前述の事項を考慮すると、このように、本発明の実施形態の中で、該ノードの適切なジャンクションツリー表現を提供し、このジャンクションツリー表現から該ネットワーク内の該ノードのそれぞれに(a)ノード状態を示すためにノード成分確率因子(図3(c)のφ(X)成分を参照)の確率分布を備えるノードモデルと、(b)各ノードと関連付けられている各ノードリンクの状態を示すためにリンク成分確率因子(図3(c)のφ(X)成分を参照)の確率分布を備える1つ以上のノードリンクモデルとを確立することが可能である。
しかしながら、どのクリーク/セプセットを送信するのかを決定することが依然として必要である。ネットワーク内プロトコルでは、ある特定のリンク上で維持される情報(つまり、ジャンクションツリー言語におけるセプセット)は、リンクされているノードに共通の情報の最新の履歴を含んでいることに留意せよ。本発明者らは、該ノード分布とノードリンク分布間の距離が2つのノード分布間の距離を表わしていることと、この距離の測度を最小限にすることが、異なる考えられるクリーク/セプセットの中から選択するための手段となることを認識している。
カルバックライブラー(KL)発散は、2つの確率分布の相違性のために使用された測度であり、以下のように定義される。
Figure 2008532460
因子がノード(P)及びリンク分布(Pij)のクリーク及びセプセット全体にわたる分布の場合、以下の式が成立する。
Figure 2008532460
この定式化は、好ましい実施形態で採用され、定式化によって全体的なKL発散の効率的な評価が可能になる。この実施形態では、個々のクリークKL発散の局所的な計算を実行することによって、本発明者らは、全体的なKL発散に最大の貢献をするクリーク/セプセットを特定することが可能となり、したがって、この測度に従ったあるノードから別のノードへの、ノードリンクを介するクリーク/セプセットの転送に、優先順位を付けることができた。
本発明者らによって認識される効率に関する別の問題は、観測のサイズと比較した該クリークのサイズである。確率モデル化プロセスでは、(ベクトルを生じさせる)単一の観測は、該モデル領域Xの部分集合の真の状態が条件とされている尤度関数としてモデル化される。ベイジアンネットワークでは、これは一連の、ノードZ(例えば、図3(a)に示されている、両親OR及び気管支炎を有する、呼吸困難ノードを参照)に入る有向円弧(directed arcs)に対応する。示されているジャンクションツリーでは、これは、図3(b)において、両方の変数、{B、OR,D})集合を含むクリークとして現れる。状態変数から観測を分離するこれらのクリークは、観測の影響を要約し、該モデルの残りに観測が流れ込むためのルートを提供する。これらのクリークのサイズは(離散ケースでは)‖Z‖×‖X‖である。
このサイズは観測または他の情報入力とどのように比較されるのか。本発明者らは、かなりの範囲において、これが特定の応用例に依存することに気付いた。例えば、未処理画像等のいくつかのデータソースの場合、該未処理データのサイズは未処理データ(例えば特徴ベクトル)から抽出される尤度関数の次元性に比較して非常に大きい可能性がある。他のケース(例えば、位置ベクトルの形でのレーダからの処理された検出)では、観測は該尤度関数よりさらにコンパクトである場合がある。
しかしながら、観測を確率モデルによって無事に処理できるようになる前に、確率モデルは尤度モデルに変換される必要があり、多くのケースではこの処理は補助的情報(例えば、検知プラットホームの位置及びエラー、プラットホームのタイプ、センサのタイプ等)に依存する。依存性が最も低いシステムを構築するために、本発明者らによって、あるプラットホームが別のプラットホームについての広範囲な知識に依存するシステムの構築を望まない方法が提案されている。言い換えると、任意の分散システムにおいては、常に尤度関数が送信される。したがって、観測の次元性とクリークを要約する観測の次元性は常に同じである。
本発明の好ましい実施形態に従って本発明のアルゴリズムに含まれる該ステップを示す前に、さらなる2つの問題点に対処する必要がある。
最初に、本発明のアルゴリズムは、ネットワーク上でツリートポロジと共に実現されなければならない。この目的のため、該ネットワークのためのツリートポロジは前述された手順を経て既に導出されていることが留意されなければならない。
第2に、図1(b)に示されているように、本発明のアルゴリズムはモデルがリンクと関連付けられることを必要とする。これは、メッセージが失われないという条件で一貫した状態に維持することができるリンクの、各端部でモデルを記憶することによって処理できる。したがって、後述される本発明のアルゴリズムの重要な要件は、アルゴリズムが、TCP等の無損失ネットワークプロトコルで実現される必要があるという点である。
好ましい実施形態の本発明のアルゴリズムに含まれるステップがここで以下に示される。これらのステップの特定の実現は、図4(a)から(c)のアルゴリズム手順のフローチャートを特に参照して、及び本発明で利用されてよい図6のネットワーク例を特に参照して理解されるべきである。
好ましい実施形態のアルゴリズムステップがここで説明される。ネットワークの各ノードでは、異なる2種類の非同期アルゴリズムが実行され、一方はノードモデルに対する新しい情報の入力を処理し(「ノードプロトコル」と呼ばれている)、別のアルゴリズムは各リンクを管理する(発信側ノードで「リンクプロトコル:送信」と、受信側ノードで「リンクプロトコル:受信」と呼ばれている)ことに留意せよ。
「ノードプロトコル」ステップ(図4(a)を参照)
1.ネットワーク30の中のノード(ノード1、2、3)は、隣接ノード環境で何かが検知されるときに、関連付けられた外部センサによって活性化されるコマンド信号に応えて中断されることを待っている。
2.新たに検知された情報は局所的な観測として出現し、次にノード(ノード1、3)に送られる(これは、該入信観測及び該ノードモデルに関して該ノードで実行されているノードアルゴリズムによって可能にされる)。この動作は、図6に示されているノード1、3に適用される(図6のノード2には関連付けられた外部センサを有さないため、図6のノード2に入ると示されている観測がないことに留意する)。
3.対応する現在の局所ノードモデルP(X)が、ステップ2を検討するために更新される。
4.ステップ1に戻る。
該リンクモデルを見ると、リンクモデルは、送信メッセージと受信メッセージにそれぞれ1つづつ、2つの制御のスレッドを有している。
リンクプロトコル:「送信」ステップ(発信側ノードで(図4(b)を参照))
1.ネットワーク30での物理ノードリンク(リンク1、リンク2)可用性が検出されるのを待つ。
2.リンク可用性を示すコマンド信号の活性化に応えて、以下の確立されたKL発散測度の手段によって、該ノードリンクを介して送信するために最良のクリークまたはセプセットを見つけるためにインデックスγを計算する。
Figure 2008532460
このステップは、関連付けられたノード分布の要素φの、関連付けられたノードリンク分布の要素φijに対する1対1の割り当てを必要とする。このようにして、このステップでは、該ノードリンク及び該リンクされるノードに関連付けられる多様な考えられる組み合わせの確率因子の中で、KL発散測度に対する、計算された貢献度が最大となる特定の組み合わせ(つまり、γ、最良のクリーク/セプセット)を選択する。この計算ステップにおいて、γがクリークとセプセットの両方のインデックスであることに留意せよ。また、選択されたγを、リンクを介して最良のクリークまたはセプセットに送信するという決定は、ビットごとのKL発散測度に基づいていることにも留意せよ。
3.以下のメッセージ(つまり、選択された最良のクリーク/セプセット)を、リンクを介して発信側ノードから他の(受信側)ノードへ送信する。
Figure 2008532460
4.ステップ3を考慮に入れるために、対応するノードモデル及びノードリンクモデルを更新する。
Figure 2008532460
つまり、確率分布Pijを、確率分布Pからのクリークで更新する。
5.上記のステップを考慮に入れるためにPij確率分布内で推論ステップを実行し、それによって該総合モデルが首尾一貫していることを確実にする。
6.ステップ1に戻る。
「リンクプロトコル:受信」ステップ(受信側ノードでの(図4(c)を参照))
1.物理メッセージが受信側ノードで受信されるまで待つ。
2.物理メッセージがいつ受信されるかを示すコマンド信号の活性化に応えて、選択されたメッセージm(Xγ)を受け取る。
3.ステップ2を考慮するために、受信側ノードで対応するノードモデル及びノードリンクモデルを更新する。
Figure 2008532460
つまり、適切なクリーク上に乗算することによって、対応するPとPijの確率分布の両方にメッセージを乗算する。
4.前記ステップを考慮に入れるために対応するPとPijの確率分布で推論ステップを実行し、それによって該受信側ノードのための該ノードモデル及びリンクモデルが首尾一貫していることを確実にする。
5.ステップ1に戻る。
この説明された実施形態における前記アルゴリズムステップは、最適解決策(収束)に達するまで反復手順として一連の時間ステップで繰り返される。この実施形態では、該ノードプロトコル、リンクプロトコル送信ステップ、及びリンクプロトコル受信ステップは、該ネットワーク内の各ノードで賞賛的な(complimentary)アルゴリズムを実行することによって非同期で実行される。
本実施形態では、該ノードモデル及び該ノードリンクモデルはベイジアンネットワーク確率モデルに基づいている。
前記アルゴリズムは、商業、産業等の多様な分野で、及び自律システム応用例に関して情報分散の問題を解決するのに役立つ。
ここで図5(a)から(c)及び図6を参照すると、本発明で利用されてよいネットワークの例が示されている。
図5(a)に示されているように、該ネットワーク10は3つのノード(ノード1、2、3)を有している。ノード1は単一のノードモデルN1及び単一のリンクモデルL1をその端縁に有している。ノード2は、単一のノードモデルN2及び2つのリンクモデルL2、L2’を2つの別々の端縁場所に有している。ノード3は、単一のノードモデルN3及び単一のリンクモデルL3をその端縁に有している。ノード1はノードリンク1を介してノード2にリンクされている。ノード2はノードリンク2を介してノード3にリンクされている。これらのリンクは(当業者によって理解されるように)例えば無線リンクであろう。したがって、各ノードは、各ノードが接続されるリンクごとのリンクモデル、及び単一のノードモデルを有している。該ノードのそれぞれは、前述されたアルゴリズムステップを実行するための、ノードプロトコルとリンクプロトコルの送信/受信アルゴリズム手段を有するコンピュータ処理手段(不図示)を有している。
本発明の方法をこの説明されているネットワーク10上で使用する際には、該方法がTCP等の無損失ネットワークプロトコルで実現されることが必要である。このネットワークが、本発明が作用できるためにツリートポロジ表示を有することを必要とされていることも理解されるべきである。
図5(b)に示されている該ネットワーク40は、図5(a)のネットワークと同等であるが、破線で、ノード1のためのリンク1の該リンクプロトコルをさらに示している。したがって、本発明の方法をこのネットワーク上で使用する際には、該ネットワーク内の各ノードは、関連付けられているノードモデルとリンクモデルで(前述されたように)リンク−受信アルゴリズムステップとリンク−送信アルゴリズムステップの両方を実行すると想定されている。
図5(c)に示されているネットワーク20も、図5(a)のネットワークと同等であるが、破線で、ノード1のためのリンク1のリンクプロトコルと、ノード2のためのリンク1と2のリンクプロトコルと、ノード3のためのリンク2のリンクプロトコルとをさらに示している。ノードが1以上のリンクに接続されていると示されているこのネットワークでは、本発明のリンクアルゴリズムは、リンク及びリンクに関連付けられているリンクモデルのそれぞれのために実行されることが必要とされることにも留意せよ。
図6に示されているネットワーク30は、図5(c)のネットワークと同等であるが、使用時に隣接ノード環境での変化を検知する、関連付けられたセンサ手段(不図示)を有するこれらのノードのそれぞれによるノード1と3に対する局所的な観測の入力をさらに示している。ノード2に送られる観測はない(このノードは関連付けられたセンサを有していない)。このネットワーク上で本発明の方法を使用する際には、該ネットワークの各ノードは(前述されたように)リンク−受信アルゴリズムステップとリンク−送信アルゴリズムステップの両方を実行し、(前述されたような)ノードプロトコルアルゴリズムは、ノード1、3で入信観測及びそれぞれのノードモデルに関して実行される。
実験及び結果
一連の簡略な実験が本発明を確証するために実施された。これらの実験の目的は、ネットワーク上プロトコルと比較して、
・リソースが制約された環境での確度が大きいこと
・制約されていない環境でのリソース使用量が少ないこと
を立証することであった。
基準:離散イベントシミュレーションは、2つのプロトコルを実行して構築され、及び比較のために集中型参照解決策を実行して構築された。
ネットワーク上プロトコルの場合、観測は発信側ノードから該ネットワークを介して伝搬される。必要な場合、これらは、十分なリンク容量が使用できるようになるまで(FIFO規則を使用して)ノードで待ち行列に入れられる。
実験のタスク:実験のタスクは可能な限り簡略に設計された。
・該ネットワークは単一のリンクで接続されている2つのノードからなる。
・単純な離散ベイジアンネットワーク(アジア)は、「真状態の」モデルを提供するある特定の状態(つまり、その変数の特定のインスタンス化に対応する)でインスタンス化された。
・変化する品質の観測からなる固定された観測ストリームが、指数関数的に分散した伝送時間で真状態のモデルから生成された。
・アジアネットワークのコピーが、各ノードでの証拠なしにインスタンス化された。
・シミュレーション中の適切なときに3つのシステムのそれぞれに観測が入力された。経時的に各ノードでさらに多くの蓄積された証拠が生成されるにつれ、各実験での分散は真状態に漸近的に近づくべきである。
・これは、0.25、1及び2.5という3つの異なるリンク速度について繰り返された。これらは該ネットワーク上プロトコルの平均完全占有に対応する速度を基準にして測定される。
実験測度:2つの実験測度が、3つのタスクのそれぞれについて収集された。
・3つの解決策のKL発散及び真状態のモデル対時間
・時間の関数としてのリンク占有
実験結果:図7は、3つの異なるリンク速度について、3つすべてのプロトコルの、シミュレーション時間に対するKL発散を示している。基準解決策は、時間に対するKL発散の限界を低下し、与えられたデータに対して可能な限り最良のものを示す。ネットワーク内プロトコルが、示されている低い方のリンク速度の確度という点でネットワーク上プロトコルより性能が優れているが、高い方のリンク速度の場合、2つの解決策の性能が統計上同一であることが分かる。
表1は、高い方のリンク速度では、該ネットワーク内プロトコルがネットワーク上プロトコルよりも少ないリソースを使用するが、低い方のリンク速度では、両方のプロトコルともリンク帯域幅の全体を使用することを示している。
Figure 2008532460
説明及び提案されているさらなる研究
本発明者らは、各ノードで保持される確率分布間の差異を最小限に抑え、ネットワークシステムにおける一貫した意思決定のための基礎を提供するための効率的なネットワーク内解決策を開発した。さらに、解決策は、意思決定システムが情報を失うことなくメッセージの伝送速度を制御できるようにし、異なるEMCON環境で柔軟に動作するための手段を提供する。効率は、ノード間の情報の差異を考慮に入れるインテリジェント意思決定アルゴリズムを使用することにより達成される。(収束時に)該アルゴリズムが、接続されているノード{ij}のすべての組での合計である大局的な目的
Figure 2008532460
を最適化することを示すことができる。
本発明の実施形態のアルゴリズム手順が、
・帯域幅が制約されているときに、同等なネットワーク上のケースよりも迅速に収束する(つまり、より効率的に情報を使用する);
・帯域幅が制約されていないときに、該ネットワーク上アルゴリズムよりも少ない帯域幅を使用する;
ことが明示された。
実際には、これらの特長により、システムは該ネットワーク上のケースと同じ性能であるが、よりひそかに(すなわち、より少ない送信で)動作でき、あるいは(さらに高い待ち時間の、さらに安価な通信システムを使用して)より効率的に動作できる。
前述された本発明のアルゴリズムの特長は、アルゴリズムが基本的な通信インフラストラクチャ上でオーバレイされるスパニングツリーに関して動作するという点である。このシステムを頑健にするために、スパニングツリーを作成し、維持するための機構が提供される必要がある。該アルゴリズムは、迅速に収束し、ループ形成に頑健であり、最適なスパニングツリーまたは最適に近いスパニングツリーを生成し、新しいノードの導入、ノード移動、またはノードとリンクの故障により引き起こされる、基礎となるネットワークのトポロジ変化に直面しても安定(つまり必要なときにのみ認識する)していなければならない。したがって、次のステップとして、これらの要件(参考文献[10、11、12]を参照)に対する、分散スパニングツリーアルゴリズムの性能を調査することが提案される。
本発明者らはこのようにしてネットワーク内で複雑で、特殊な状況のモデルとともに使用することができ、ノード間の情報の差異を最小限に抑え、(収束された場合に)大局的な目的関数を満たす意思決定のための本発明の技法を立証した。
好ましい実施形態を参照することにより本発明をこのように説明してきたが、実施形態がすべての点について典型的であり、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく修正及び変形が可能であることが理解されるべきである。例えば、好ましい実施形態では、カルバックライブラー発散距離関数が使用されるが、ノードモデルとノードリンクモデル間の差異の測度として、代わりに他のタイプの距離関数も使用できるであろう。さらに、説明されている実施形態では、ノードモデルとノードリンクモデルはベイジアンネットワーク確率モデルに基づいているが、他の種類の確率モデル(つまり、パラメータ化できる確率モデル)が、代わりに適切な基本モデルとして使用できるであろう(例えば、マルコフランダムフィールド確率モデルをすぐに適切な基礎モデルとして使用できるであろう)。また、ネットワークの適切なツリートポロジ表示を導出することが可能であるという条件で、本発明は、集中ネットワークと分散ネットワークの両方の多くの応用例で有用であろうことも理解されるべきである。
ネットワーク上解決策に適用されたネットワーク内でどのように情報が流れるかを示し、ノード5への、及びノード5からの流れを示す(他のすべてのノードの組を接続する他の11のメッセージフローは図示しない)。 ネットワーク内解決策に適用されたネットワーク内でどのように情報が流れるかを示し、ここでは、各ノードが受け取られた情報を処理し、他のノードを更新する(この図では、ネットワーク内のすべての流れが示されている)。 物理ネットワークの上にオーバレイされるときのネットワークジャンクションツリーの図である。 「アジア」ベイジアンネットワークの図である。 図3(a)のネットワークのジャンクションツリー表現である。 図3(a)のジャンクションツリー表現がリンクモデルとノードモデルにコピーされるときに図3(a)のネットワークに対応するノードモデル及びリンクモデルの図であり、図3(c)(i)のノードモデルはノード成分確率因子の確率分布から構成されるように示され、図3(c)(ii)のリンクモデルはリンク成分確率因子の確率分布から構成されるように示される。 本発明の実施形態による手順のフローチャートである。 本発明で利用され得るネットワークの例である。 本発明で利用され得るネットワークの例である。 本発明で利用され得るネットワークの例である。 本発明で利用され得るネットワークの例である。 (a)0.25、(b)1.0、及び(c)2.5というリンク測度について、分散解決策と真の状態の間でKL発散距離関数を使用して測定され、ネットワーク内解決策、ネットワーク上解決策及び集中型解決策の比較品質を示すグラフであり、ここでは1.0は、リンクのすべてを活用するであろう速度で生成される情報に対応する。 (a)0.25、(b)1.0、及び(c)2.5というリンク測度について、分散解決策と真の状態の間でKL発散距離関数を使用して測定され、ネットワーク内解決策、ネットワーク上解決策及び集中型解決策の比較品質を示すグラフであり、ここでは1.0は、リンクのすべてを活用するであろう速度で生成される情報に対応する。 (a)0.25、(b)1.0、及び(c)2.5というリンク測度について、分散解決策と真の状態の間でKL発散距離関数を使用して測定され、ネットワーク内解決策、ネットワーク上解決策及び集中型解決策の比較品質を示すグラフであり、ここでは1.0は、リンクのすべてを活用するであろう速度で生成される情報に対応する。
参考文献一覧
[1]J.Liu、J.Reich及びF.Zhao。「ターゲット追跡のための協力的なネットワーク内処理(Collaborative in−network processing for target tracking)」、EURASIP、応用信号処理ジャーナル(Journal on Applied Signal Processing)、4:378−391、2003年
[2]David J.C.MacKay。情報理論、推論、及び学習アルゴリズム(Information Theory,Inference,and Learning Algorithms)。ケンブリッジ大学出版、2003年。http://www.inference.phy.cam.ac.uk/mackay/itila/から入手可能。
[3]Peter Kall及びStein W.Wallace。確率的プログラミング(Stochastic Programming)。ジョンウィリーアンドサンズ(John Wiley and Sons)、1994年
[4]Martin L.Puterman。マルコフ決定プロセス(Markov Decision Processes)ジョンウィリーアンドサンズ(John Wiley and Sons)、1994年
[5]Judea Pearl。インテリジェントシステムにおける確率的推論:曖昧推論のネットワーク(Probabilistic Reasoning in Intelligent Systems:Networks of Plausible Inference)。Morgan Kaufman、カリフォルニア州、サンマテオ、1988年
[6]Mark A.Paskin及びCarlos E.Guestrin。分散システムにおける頑健な確率推論(Robust probabilistic inference in distributed systems)。人工知能における不確実性に関する第20回会議の会議録(Proceedings of the Twentieth Conference on Uncertainty in Artificial Intelligence)の中(UAI−04)、2004年
[7]Y.Xiang及びF.V.Jensen。拡張されたShafer−Shenoy及び怠惰な伝搬による乗算区分ベイジアンネットワークにおける推論(Inference in Multiply Sectioned Bayesian Networks with extended Shafer−Shenoy and lazy propagation)。Kathryn B.Laskey及びHenri Prade、編集者、モデル化知能における不確実性に関する第15回会議の会議録(Proceedings of the Fifteenth Conference on Uncertainty in modelling intelligence)の中(UAI−99)、スウェーデン、ストックホルム、680から687ページ、Morgan Kaufman、1999年
[8]Finn V.Jensen、ベイジアンネットワーク入門(Introduction to Bayesian Networks)、スプリンガーヴェルラグ、ニューヨーク、1997年
[9]S.L.Lauritzen及びD.J.Spiegelhalter。グラフィック構造に対する確率を用いた局所計算及び専門家システムに対するその応用(Local computations with probabilities on graphical structures and their application to expert systems)。J.国立統計協会(Royal Statistics Society)B、50(2):157−194、1988年
[10]Mark Paskin及びCarlos Guestrin。センサネットワークにおける分散推論のための頑健なアーキテクチャ(A robust architecture for distributed inference in sensor networks)。技術報告書IRB−TR−03−039、インテルリサーチ、2004年
[11]Eric Nettleton。複数の飛行物体を用いた追跡及びナビゲーションのための非集中的アーキテクチャ(Decentralised Architectures for Tracking and Navigation with Multiple Flight Vehicles)、博士論文、シドニー大学、2003年
[12]R.Gallagher、P.Humblet、及びP.Spira。最小重量スパニングツリーのための分散アルゴリズム。プログラミング言語及びシステムに関するACM会議録(ACM Transactions on Programming Languages and Systems)、5:66−77、1983年1月

Claims (12)

  1. それぞれのノードが情報を受信し、送信する手段と、情報を処理するための手段を有し、それぞれのノードがネットワークの他の選択されたノードにリンクされている、複数のノードを備える前記ネットワーク内で適用される意思決定の方法であって、
    (i)ノードのツリー表現を提供し、前記ノードのツリー表現から前記ノードのそれぞれに(a)前記ノードの状態を表わすためにノード成分確率因子の確率分布を備えるノードモデルと、(b)各ノードと関連付けられているノードリンクであって、該ノードリンクを介して他の選択されたノードに情報を通信できる各ノードリンクの状態を表わすためにリンク成分確率因子の確率分布を備える少なくとも1つのノードリンクモデルとを確立することと、
    (ii)1つ以上の前記ノードで新しい情報を受け取ることに応えて、前記1つ以上のノードで維持される前記対応するノードモデルを更新することと、
    (iii)前記ネットワーク内のノードの組をリンクするノードリンクの可用性を検出することに応えて、前記ノードの組及びそのノードリンクについて、前記ノードモデルと前記ノードリンクモデルの間の差異を測定する所定の関数に対して、ノード成分確率因子とリンク成分確率因子の多様な考えられる組み合わせが行う貢献度を計算することによって、及び確率因子の前記多様な考えられる組み合わせから、前記所定の関数に対して最大の計算された貢献度を提供する確率因子の組み合わせを選択することによって、ノード成分確率因子と、前記ノードの組及びそのノードリンクに関連付けられているリンク成分確率因子との組み合わせを選択することと、
    (iv)ノード成分確率因子とリンク成分確率因子の前記選択された組み合わせを、発生側ノードから受信側ノードに前記ノードリンクを介して転送し、それによって前記ノード間の情報の差異を削減し、前記ノードで維持されている対応するノードモデル及びノードリンクモデルを更新することと、
    (v)前記転送するステップ(iv)を考慮に入れるために前記ネットワーク内の前記ノードと関連付けられている前記ノードモデルと前記ノードリンクモデルとを無関係に一致させることと、を備える方法。
  2. 反復手順として一連の時間ステップにおける、前記ステップ(i)、(ii)、(iii)、(iv)、及び(v)を繰り返すステップ(vi)を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(ii)及び前記ステップ(iii)から(v)は、異なる手順に従って非同期に実行される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 複数のノードリンクが第1のノードで提供され、単一のノードリンクが第2のノード及び第3のノードで提供され、前記第1のノードはノードリンクを介して前記第2のノード及び第3のノードに別々にリンクされ、前記ステップ(iii)から(v)はさらに、前記ノードリンク及び関連付けられたノードリンクモデルのそれぞれについて同時に実行される、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記所定の関数は、カルバックライブラー(KL)発散距離関数である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ノードモデル及び前記ノードリンクモデルをベイジアンネットワーク確率モデルに基づかせるステップを含む、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ノードモデル及び前記ノードリンクモデルをマルコフランダムフィールド確率モデルに基づかせるステップを含む、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 無損失TCPネットワークプロトコル上で実現される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. プログラムがコンピュータで実行されるときに請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の前記方法ステップを実行するためのプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラム。
  10. コンピュータ読取可能媒体に記憶され、コンピュータで実行されるときに請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記方法ステップを実行するためのプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
  11. 添付図面を参照して実質的に説明されるような方法。
  12. 空間内に分散され、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の方法を実施するように適合され、構成される複数のプラットホームを備える、情報を収集し、情報の分散を制御するための自律システム。
JP2008507173A 2006-03-24 2007-03-23 ネットワーク処理に関する改善 Expired - Fee Related JP4456170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0605892A GB0605892D0 (en) 2006-03-24 2006-03-24 Improvements Relating To Network Processing
EP06251615 2006-03-24
PCT/GB2007/001061 WO2007110607A1 (en) 2006-03-24 2007-03-23 Method and system of decision making for distributed information distribution networks

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008532460A true JP2008532460A (ja) 2008-08-14
JP4456170B2 JP4456170B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=38255557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008507173A Expired - Fee Related JP4456170B2 (ja) 2006-03-24 2007-03-23 ネットワーク処理に関する改善

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7933223B2 (ja)
EP (1) EP2005711B1 (ja)
JP (1) JP4456170B2 (ja)
AU (1) AU2007231209B2 (ja)
WO (1) WO2007110607A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508269A (ja) * 2012-12-28 2016-03-17 セルベンタ インコーポレイテッド 機構的ネットワークモデルを使用した生物学的影響の定量評価

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9208270B2 (en) 2000-08-02 2015-12-08 Comsol Ab System and method for establishing bidirectional links between multiphysics modeling and design systems
US9323503B1 (en) * 2009-12-29 2016-04-26 Comsol Ab System and method for accessing settings in a multiphysics modeling system using a model tree
JP4823225B2 (ja) 2005-08-19 2011-11-24 パナソニック株式会社 マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法
US8626475B1 (en) 2009-12-29 2014-01-07 Comsol Ab System and method for accessing a multiphysics modeling system via a design system user interface
US11610037B2 (en) 2009-12-29 2023-03-21 Comsol Ab System and method for accessing settings in a multiphysics modeling system using a model tree
US9569732B2 (en) * 2012-05-01 2017-02-14 Battelle Memorial Institute System and method of designing models in a feedback loop
EP2843997B1 (de) 2013-08-30 2016-06-15 Swisscom AG Mobile virtuelle basisstation
EP2843998B1 (de) 2013-08-30 2020-04-15 Swisscom AG Verfahren für ein zelluläres Kommunikationssystem und Kommunikationssystem mit virtueller Basisstation
WO2017025723A1 (en) * 2015-08-13 2017-02-16 Bae Systems Plc Apparatus and method for communications management
EP3139537A1 (en) * 2015-09-03 2017-03-08 BAE SYSTEMS plc Apparatus and method for communications management
US10368289B2 (en) 2015-08-13 2019-07-30 Bae Systems Plc Apparatus and method for communications management
EP3335377B1 (en) * 2015-08-13 2020-01-15 BAE Systems PLC Apparatus and method for communications management
EP3335334B1 (en) 2015-08-13 2019-11-20 BAE Systems PLC Apparatus and method for communications management
EP3139538A1 (en) * 2015-09-07 2017-03-08 BAE Systems PLC Apparatus and method for communications management
WO2017025713A1 (en) 2015-08-13 2017-02-16 Bae Systems Plc Apparatus and method for communications management
ES2759802T3 (es) 2015-08-13 2020-05-12 Bae Systems Plc Aparato y método de administración de comunicaciones
US10455521B2 (en) 2015-08-13 2019-10-22 Bae Systems Plc Apparatus and method for communications management
WO2017025716A1 (en) 2015-08-13 2017-02-16 Bae Systems Plc Apparatus and method for communications management
CN105703957A (zh) * 2016-04-06 2016-06-22 西北工业大学 一种航空电子网络系统的鲁棒性计算方法
CN117075919B (zh) * 2023-10-17 2023-12-26 江苏鑫业智慧技术有限公司 一种基于roso模型的异构信息系统集成方法及系统

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6076083A (en) * 1995-08-20 2000-06-13 Baker; Michelle Diagnostic system utilizing a Bayesian network model having link weights updated experimentally
US6745157B1 (en) 2000-06-02 2004-06-01 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc Super-node normalized belief propagation for probabilistic systems
AU2002234853A1 (en) 2001-03-07 2002-09-19 Sheer Networks Inc. Method for correlating behavior between two elements of a system to determine the presence of mutual interaction between the elements
US6862561B2 (en) * 2001-05-29 2005-03-01 Entelos, Inc. Method and apparatus for computer modeling a joint
JP2004343534A (ja) 2003-05-16 2004-12-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> センサネットワークの評価方法及び設計方法
US7320002B2 (en) 2004-03-25 2008-01-15 Microsoft Corporation Using tables to learn trees
US7877355B2 (en) * 2005-04-12 2011-01-25 International Business Machines Corporation Job scheduling for automatic movement of multidimensional data between live datacubes
EP1761086A1 (en) 2005-08-31 2007-03-07 NTT DoCoMo, Inc. Method and apparatus for switching network modes
US8509098B2 (en) * 2006-04-28 2013-08-13 Alcatel Lucent Method and apparatus for identifying network connectivity changes in dynamic networks
US9730078B2 (en) * 2007-08-31 2017-08-08 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Configuring and optimizing a wireless mesh network

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508269A (ja) * 2012-12-28 2016-03-17 セルベンタ インコーポレイテッド 機構的ネットワークモデルを使用した生物学的影響の定量評価
US10878312B2 (en) 2012-12-28 2020-12-29 Selventa, Inc. Quantitative assessment of biological impact by scoring directed tree graphs of causally inconsistent biological networks

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007110607A1 (en) 2007-10-04
AU2007231209A1 (en) 2007-10-04
US20090141658A1 (en) 2009-06-04
US7933223B2 (en) 2011-04-26
JP4456170B2 (ja) 2010-04-28
EP2005711B1 (en) 2016-06-15
AU2007231209B2 (en) 2011-02-03
EP2005711A1 (en) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4456170B2 (ja) ネットワーク処理に関する改善
Tang et al. Survey on machine learning for intelligent end-to-end communication toward 6G: From network access, routing to traffic control and streaming adaption
Fadlullah et al. Value iteration architecture based deep learning for intelligent routing exploiting heterogeneous computing platforms
CN108076158B (zh) 基于朴素贝叶斯分类器的最小负载路由选择方法及系统
Rocha Filho et al. A fog-enabled smart home solution for decision-making using smart objects
CN113341712A (zh) 无人机自主控制系统智能分层递阶控制选择方法
CN113518035A (zh) 路由确定方法及装置
Liu et al. Distributed heuristic adaptive neural networks with variance reduction in switching graphs
Dake et al. Traffic engineering in software-defined networks using reinforcement learning: a review
Rezaei-Ravari et al. Reliable congestion-aware path prediction mechanism in 2D NoCs based on EFuNN
Dudukovich et al. Evaluation of classifier complexity for delay tolerant network routing
Torkestani A new distributed job scheduling algorithm for grid systems
Elmazi et al. A fuzzy-based system for actor node selection in WSANs for improving network connectivity and increasing number of covered sensors
Nguyen Distributed consensus design for a class of uncertain linear multiagent systems under unbalanced randomly switching directed topologies
Huang et al. A GNN-Enabled Multipath Routing Algorithm for Spatial-Temporal Varying LEO Satellite Networks
Elmazi et al. Selection of actor nodes in wireless sensor and actor networks considering actor-sensor coordination quality parameter
Wu et al. An intelligent fuzzy-based routing algorithm for video conferencing service provisioning in software defined networking
Duan et al. Telemetry-aided cooperative multi-agent online reinforcement learning for DAG task scheduling in computing power networks
Doe et al. DSORL: Data Source Optimization With Reinforcement Learning Scheme for Vehicular Named Data Networks
Bera et al. An Efficient Routing in Wireless Sensor Network: An Application of Grey Wolf Optimization
Lopes et al. An ant colony optimization system for the capacitated vehicle routing problem
Elmazi et al. A fuzzy-based system for actor node selection in wsans considering load balancing of actors
Satoh et al. Periodic model predictive control of multi-hop control networks
Zhou et al. An intelligent routing optimization strategy based on deep reinforcement learning
Elmazi et al. Effect of Packet Error Rate on Selection of Actor Nodes in WSANs: A Comparison Study of Two Fuzzy-Based Systems

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees