JP2008528194A - 破壊的なエネルギー場内で埋め込み可能医療デバイスを動作させるシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
破壊的なエネルギー場内で埋め込み可能医療デバイスを動作させるシステム及び方法。システムは、制御プロセッサ及びメモリを有する埋め込み可能医療デバイスを含む。制御プロセッサは、破壊的なエネルギー場の外側にあるときに第1の動作モードで、また、破壊的なエネルギー場に暴露されるときに第2の動作モードで埋め込み可能医療デバイスを動作させる。
【選択図】 図1
【選択図】 図1
Description
本発明は、埋め込み可能医療デバイスに関し、より詳細には、破壊的なエネルギー場内で埋め込み可能医療デバイス(IMD)を動作させるシステム及び方法に関する。
医療技術の進歩は、埋め込み可能医療デバイスにとって破壊的である可能性があるエネルギー場に患者を暴露すること(exposing)を含む、イメージング用デバイス及び治療用デバイスをもたらした。たとえば、磁気共鳴イメージング(MRI)は、核磁気共鳴(NMR)を使用して人の体の断面画像を生成する。MRIプロセスは、イメージングされる体を、強力で均一な磁場内に位置決めすることで始まり、磁場は、プロトンのスピンを、可能性のある2つの向きのうちの一方の向きに強制することによって、体内の水素分子内のプロトンの核磁気モーメントを偏向させる。その後、共鳴周波数で印加された、適切に偏向した無線周波数場は、これらの向きの間でスピン遷移を強制する。スピン遷移が信号を生成する、いわゆるNMR現象は、受信コイルによって検出される。
短波ジアテルミー、マイクロ波ジアテルミー、超音波ジアテルミー等が、疼痛、硬直、及び筋痙攣を軽減すること、関節拘縮を低減すること、手術後の腫脹(swelling)及び疼痛を低減すること、並びに、創傷治癒を促進させること等、患者に対して治療的利益を提供することが示されてきた。一般に、エネルギー(たとえば、短波エネルギー、マイクロ波エネルギー、又は超音波エネルギー)は、患者の体の局在化エリアに送られる。エネルギー場は、外科手技(procedure)中の焼灼等の他の利益のある手技においても生じる。
従来、埋め込み式医療デバイスを有する患者について、上述したデバイスの使用が阻まれてきた。それは、MRI、ジアテルミー、又は焼灼デバイスによって生成される場が、IMDの性能を妨げるか、又は、性能に影響を及ぼす場合があるからである。MRIプロセス又はジアテルミープロセス中に発生するエネルギー場は、リード線電極に隣接する組織内で消耗する可能性がある電圧をリード線上に誘導する場合がある。電圧が高いレベルに到達する場合、これは、組織損傷を生じる場合がある。さらに、無線周波数エネルギーの突然のバーストは、頻脈又は細動を誘発する場合がある電流パルスを送出する可能性がある。勾配磁場は、同様の有害な作用を有する可能性がある。エネルギー場は、検知される信号に影響を及ぼす可能性があり、結果としてペーシング及び/又はショックが不適切に遂行される。
本発明は、MRIスキャン中に発生する破壊的なエネルギー場内で埋め込み可能医療デバイスを動作させるシステム及び方法である。システムは、通常動作モード及び暴露(exposure)モードで動作することが可能なIMDを含む。暴露モードは、埋め込み可能医療デバイス内のセンサによって自動的に使用可能にされるか、又は、外部プログラミングユニットを通じてプログラムされる。方法は、破壊的なエネルギー場の外側にある間、通常動作モードで埋め込み可能医療デバイスを動作させること、及び、破壊的なエネルギー場内で動作する間、暴露モードを実施することを含む。
図1は、MRIスキャナM、放射線科医R、患者P、及び介護人Cを含むMRI環境を示す。IMD18は、心臓のペーシング又はディフィブリレーション、薬物送達、又は神経刺激等の治療を提供するために、患者Pに埋め込まれる。外部プログラミングユニット(プログラマ)20は、IMD18と通信することができる。
MRIスキャナMは、核磁気共鳴(NMR)を使用することによって人の体の断面画像を生成する磁気共鳴イメージングシステムである。本発明は、MRIシステムMに関して述べられるが、本発明はまた、エネルギーを放射する他のシステム、すなわち、短波ジアテルミー又はマイクロ波ジアテルミー等の、磁場、電磁場、及び電場を生成する他のシステムと共に使用することについても、利益を提供することが認識される。
IMD18は、治療を提供するために、患者Pに埋め込まれる埋め込み可能医療デバイスであり、MRI環境で動作可能である。IMD18は、2つの別個のモード、すなわち、通常デバイス動作用の通常動作モードとMRIスキャン中の動作用のMRI暴露モードで動作することが可能である。IMD18はまた、診断、治療送出、又はデバイス動作及び性能に関連する有用なデータを記録すると共に、システム動作(リード線インピーダンスデータ、高電圧コンデンサ充電時間、電池容量等)の自己監視を提供する。
プログラマ20は、IMD18との双方向データ通信が可能である外部プログラミングユニットである。プログラマ20は、IMD18にプログラムされる所望の設定を選択するために、介護人Cがそれを通じてプログラマ20と対話することができるユーザインタフェースを含む。プログラマ20を使用して、介護人Cは、通常動作モードからMRI暴露モードにIMD18を手作業でプログラムすることができる。プログラマ20は、携帯外部プログラミングユニットに関して述べられるが、IMD18と双方向データ通信が可能な任意のデバイスを利用してもよいことが認識される。プログラマ20は、図4を参照してより詳細に述べられる。
図2は、IMD18を示すブロック図である。IMD18が、任意のタイプの埋め込み可能医療デバイスであってもよいことが認識されるが、IMD18が、埋め込み可能カーディオバータ−ディフィブリレータである特定の例が、ここで提供されるであろう。IMD18は、リード線22、治療遂行回路部24、センサ26、制御プロセッサ28、メモリ29、通信システム30、及び保護回路部44を含む。
リード線22は、心臓と治療遂行回路部24とセンサ26との間の導電性経路を提供する。リード線22は、単一のリード線又は絶縁スリーブによって囲まれた複数のリード線であってもよい。治療遂行回路部24は、リード線22を通じて患者Pにペーシング治療及びディフィブリレーション治療を提供するようにIMD18を使用可能にするペーシング回路部32及びディフィブリレーション回路部34を含む。センサ26は、心臓の電気信号を検出して、電気信号の表現を制御プロセッサ28に提供する。
制御プロセッサ28は、IMD18の全体の動作を制御する。制御プロセッサ28は、センサ26を利用して心臓の電気信号を監視すると共に、治療送出が望ましい時を判定するために、検知された信号を処理する。適切な時間に、制御プロセッサ28は、患者Pに対して適切な治療を提供するために、治療遂行回路部24を起動する。制御プロセッサ28は、通信システム30を通じてプログラマ20と通信する。
メモリ29は、制御プロセッサ28が使用するための、データ及び命令を記憶する読み出し専用メモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。特に、メモリ29は、IMD18のモード調整機構(feature)に関連するデータ及び命令を含む。モード調整機構は、通常のデバイス動作中には通常動作モードで、破壊的な場に暴露されるとMRI暴露モードで動作するように、IMD18を使用可能にする。MRI暴露モードは、IMD18の選択された動作を継続可能にすると共に、破壊的なエネルギー場で動作する調整機構を提供する。本発明は、場センサを通じて自動モード調整、又はプログラマ20を通じた介護人Cによる手作業による調整を可能にする。
通信システム30は、テレメトリプロセッサ36、送信機回路部38、受信機回路部40、及びアンテナ42を含む。通信システム30は、無線周波数電磁波を利用した無線通信システムである。しかし、IMD18との双方向通信が可能であるいずれの通信システムもまた使用されてもよいことが認識される。
保護回路部44は、保護電子部品45及び破壊的な場センサ46を含む。保護電子部品45は、MRIスキャナMによって生成される勾配磁場(gradient field)及びRFエネルギーによってリード線22上に誘導される電圧からIMD18を保護する。破壊的な場センサ46は、MRIスキャンによって発生する破壊的なエネルギー場の開始と終了を、IMD18が検出できるようにする磁気センサ、電気センサ、又は電磁センサである。保護回路部44の例は、たとえば、参照により援用される、2002年1月29日に出願された米国特許出願第10/059,589号に開示される。破壊的な場センサ46の一例は、ホール効果センサである。破壊的な場センサ46は、破壊的なエネルギー場を示す信号を受け取ると、信号を制御プロセッサ28に送信して、破壊的なエネルギー場の存在を制御プロセッサ28に報知する。
別の実施形態では、IMD18は、MRIスキャンの開始及び終了を検出するセンサ26を利用する。この実施形態では、(内因性心臓内信号を検出するのに使用される)センサ26は、IMD18が破壊的なエネルギー場の存在を検出可能なようにする。特に、検出は、破壊的なエネルギー場の結果としてリード線22上に誘導される電圧を検知することによって行なわれる。
図3は、IMD18の動作モードの状態図である。状態図は、通常動作モード50(永久プログラミングモードとしても知られる)及びMRIスキャン54中に使用するための、MRI暴露モード52を含む。通常、IMD18は、通常動作モード50で動作する。このモードでは、事象検知、治療遂行、及びデータロギング等のIMD18の全ての所望の機能が利用可能である。MRIスキャン54の前に、IMD18は、IMD18での一時的な動作を始動することによって、通常動作モード50からMRI暴露モード52になるよう調整される。一時的な動作は、いくつかのデバイス動作を使用不可能にするか又は中断し、且つMRIパラメータのセットを使用可能にすることによって、IMD18をMRI暴露モード52にする。一時的な動作は、通常動作モード50を一時的なMRI暴露モード52でオーバライドすることによってこれを行なう。MRIスキャン54が完了した後、IMD18は、通常動作モード50に戻り、通常のデバイス動作を再開する。
IMD18がMRI暴露モードに入ると、IMD18は、通常動作モード中に動作するのとは異なった動作を行なう。変更の一部は、時間及び年月日スタンプを記録すること、動作パラメータのセットを提供するために一時的な動作を始動すること、或るデバイス動作が起こることを防止するために一時的な動作を利用すること、及び有害な作用を及ぼすか、又は、介護人に混乱を生じる可能性のあるデバイス動作を使用不可能にすることを含む。これらの変更のそれぞれが以下でより詳述される。
メモリ29内の時間及び年月日スタンプは、記録された時間に、破壊的な場に遭遇し、IMD18がMRI暴露モードで動作を始動したという、記憶されているデータの指示を提供する。記憶されているデータが後で見直されるとき、時間及び年月日スタンプは、IMD18が、破壊的な場に遭遇してMRI暴露モードで動作し始めた時間及び年月日を介護人Cに示すであろう。さらに、時間及び年月日スタンプは、破壊的な場が終了し、IMD18が通常動作に戻った時間及び年月日を示すために記憶されることもできる。
種々の動作パラメータが、MRI暴露モードの始動の際に設定されることができ、一時的な動作は、一定の心室振幅及び心房振幅(たとえば、3V)、一定の心室パルス幅及び心房パルス幅(たとえば、0.4ms)、非同期ペーシングモード又は検知のみのモードを含む、介護人が選択可能なMRI暴露モードに対するペーシングモード、及び介護人が選択可能なMRIペーシングレートに対するペーシングレートを含む。一定の非同期ペーシングモードを使用可能にすることにより、破壊的なエネルギー場が存在しても、IMD18が患者Pに必要な治療を提供し続けることが確実になる。許容可能なペーシングモードの例は、2腔非同期ペーシングモード(DOO)、心室非同期ペーシングモード(VOO)、心房非同期ペーシングモード(AOO)、及び連続ペーシングを必要としない患者に対して検知が使用不可能にされている検知のみのモード(ODO)を含む。
MRI暴露モードにおける一時的な動作は、或るデバイス動作、特に、IMD18が破壊的なエネルギー場に暴露されると間違って機能するデバイス動作が起こることを防止するために使用されることもできる。これらの中断される動作は、心房頻脈(AT)検出、心房細動(AF)検出、心室頻脈(VT)監視、AT/AF治療、選択的交換インジケータ(Elective Replacement Indicator)(ERI)の作動(tripping)、P+R波測定、電池測定、及びしきい値以下のリード線インピーダンス測定を含んでもよい。
さらに、介護人を混乱させることを回避するため及び効果的な治療の遂行を増すために以下のデバイス動作を中断することができる。以下のデバイス動作とは、しきい値以下のリード線インピーダンス測定、P+R波測定、(エピソード、長期臨床傾向、デバイス傾向、充電時間カウンタ、ヒストグラム、PVCカウンタ、緩徐ペースカウンタ、緩徐事象シーケンス、患者報知、ERIインジケータ、過剰な充電時間条件、及び形態履歴バッファを含む)診断データの収集、ERIの作動、及び磁石モードである。同様に、誘導信号を心臓事象として間違って記録することを回避するために、一時的な動作の始動は以下のカウンタを使用不可能にする。以下のカウンタとは、心室短間隔カウンタ、心房短間隔カウンタ、単一の早期拍動カウンタ、早期拍動ランカウンタ、寿命心房早期心房収縮カウンタ、及び寿命心房早期心房収縮ランカウンタである。
IMD18においてMRI暴露モードを使用可能にする方法のうちの1つの方法は、プログラマ20のユーザインタフェースを利用して、所望の動作モード及び動作パラメータを選択し、そのモードにIMD18をプログラムするために、プログラマ20に指令することによる。MRI暴露モードにプログラムされると、IMD18が確実にMRIに適合するようにするため、IMD18及びプログラマ20は、いくつかのインターロックを含む。インターロックは、IMD18がMRI暴露モード52にプログラムされる前に、一定の条件が満たされることを確実にする方法を提供する。プログラマ20内でのインターロックの実施態様は、プログラマユーザインタフェースを参照して、以下に述べられる。インターロックは、以下の規則を含んでもよい。以下の規則とは、(i)MRI暴露モードは、MRIスキャンを受けるために、MRI暴露ペーシングモードがペースメーカ依存患者については非同期ペーシングモード(DOO、VOO、又はAOO)に、又はペースメーカ依存でない患者についてはODOにプログラムされる場合にしか、使用可能にされることができないこと、(ii)MRI暴露モードは、ERIが満たされている場合、ONにされることができないこと、(iii)MRI暴露モードは、心房リード線及び心室リード線のインピーダンスが1500オーム未満である場合にしか、ONにされることができないこと、(iv)MRI暴露モードは、MRI暴露ペーシングモードが非同期ペーシングモード(DOO、VOO、又はAOO)であるときに、心房永久ペーシング出力及び心室永久ペーシング出力が、2.5V又は0.4msより大きい場合にしか、ONにされることができないことを含む。
図4は、プログラマ20のブロック図であり、プログラマ20は、コンピュータシステム60、ディスプレイ62、通信システム64、ユーザ入力デバイス66、及びプリンタ68を備える。コンピュータシステム60は、プログラマ20の全体の動作を制御する。コンピュータシステム60は、アプリケーションデータ及び構成データを記憶するメモリを含む。ディスプレイ62は、たとえば、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネセンスディスプレイである。通信システム64は、無線RF通信システム又は磁気コイル通信システム等の、IMD18との双方向通信が可能であるシステムである。ユーザ入力デバイス66は、プログラマ20の外側のキー又はスイッチを含み、キー又はスイッチは、オプションを選択するか、又は、介護人Cが緊急プログラミング機能に迅速にアクセスすることを可能にする緊急キー等の指定された機能を実施するために、ユーザによって始動される。さらに、ユーザ入力デバイスは、キーボード、マウス、スタイラス、タッチパッド、トラックボール、又は任意の他のユーザ入力デバイスを含んでもよい。スタイラスは、たとえば、ディスプレイ62の適切なロケーションで押し付けると、情報を入力するように使用することができる。プリンタ68は、プログラマ20が、報告書、データ、又はグラフを用紙上に印刷することを可能にする。
プログラマ20は、介護人Cが、IMD18内に所望の設定又はモードをプログラムすることを可能にする。プログラマ20は、コンピュータシステム60上で実行され、また、ディスプレイ62上でユーザインタフェースを提供するソフトウェアを含む。ユーザインタフェースは、介護人Cに情報及びオプションを提供して、介護人Cが、IMD18にアップリンク送信し、デバイス及び/又は患者に関連する情報を収集すると共に、IMD18にプログラムされる所望のモード及び設定を選択することが可能になる。適切な設定が介護人Cによって選択されると、プログラマ20は、通信システム64を通じてIMD18と通信する。通信システム64は、IMD18の通信システム30と通信するように構成されて、プログラマ20からIMD18への命令の転送、並びに、IMD18からプログラマ20へのデバイスデータの転送を可能にする。
モード調整の特定の実施態様の詳細を述べる前に、本発明の、MRIに適合するIMD18を有する患者に対してMRIスキャンを実施するために、介護人C及び放射線科医Rによってとられる一般的なプロセスを理解することが有益である。
図5は、IMD18を有する患者Pに対してMRIスキャンを実施するために、介護人C及び放射線科医Rによってとられるプロセスを示すフロー図である。MRIスキャンを実施する前に、患者PとIMD18の両方が、確実にスキャンされる状態になるようにするために、MRI適合性証明(certification)82が実施される。このプロセスは、以下の図6及び図7を参照してより詳細に述べられる。MRI適合性証明82は、患者P内に埋め込まれた特定のIMD及びリード線が、MRIに適合することを保証することを含む。これは、どのタイプのIMD及びリード線が患者Pに埋め込まれているかを判定すること、及び、これらの製品の製造業者が、製品がMRIに適合すると明示しているか否かを判定することを含む。さらに、システムは、以下の任意のものを含む場合、MRIに適合しない。以下のものとは、無効にされた(abandoned)リード線、リード線拡張部(extender)、或いは、MRIに適合するとして設計されていないか、又は、指定されていない任意のデバイス又は製品である。患者P内のIMD又はリード線がMRIに適合しないと介護人Cが判定する場合、MRI手技は実施されないであろう。
別の実施形態では、MRI適合性証明82はIMD18又はプログラマ20によって自動的に実施され、IMD18がMRI暴露モードを含むか否かを判定し、MRI暴露モードを含む場合、IMD18がMRIに適合すると結論付ける。或いは、デバイスモデル及びソフトウェアバージョンがMRIに適合するか否かを判定するための、ルックアップテーブルをプログラマ20に設けることができる。他の安全性調査もまた、後述するようにMRI適合性証明82で実施されることが可能である。これらは、デバイスがERI状態にないこと、及び、リード線インピーダンスが範囲外でないことを確認することを含む。MRI適合性証明82が終了した後、MRI暴露モードが使用可能にされる(ステップ84)。上述したように、これは、IMD18によって自動的に、又は、プログラマ20を通じて介護人Cによって手作業で行なわれてもよい。IMD18がMRIセンサを含み、且つ、IMD18が、MRIスキャンを検出すると自動的に開始するように構成される場合、MRI暴露モードを使用可能にするステップ(ステップ84)は、MRIスキャンが始まる(ステップ86)と、IMD18によって自動的に実施される。MRIスキャン(ステップ86)の終了時に、IMD18は、MRIスキャンが終了したことを自動的に検出し、IMD18は、通常動作モードに戻り、それにより、MRI暴露モードが使用不可能にされる(ステップ88)。
IMD18がMRIセンサを有するように構成されない場合、又は、介護人Cが、MRI暴露モードを手作業で使用可能にすることを好む場合、介護人Cは、プログラマ20(以下で述べる)を利用して、IMD18内でMRI暴露モードを使用可能にする。MRI暴露モードが使用可能にされた(ステップ84)後、放射線科医Rは、全ての必要な安全手順(procedure)に続いて、MRIスキャンを実施する(ステップ86)。MRIスキャンが完了した(ステップ86)後、介護人Cは、再びプログラマ20を利用して、IMD18内でMRI暴露モードを使用不可能にし(ステップ88)、IMD18を通常動作モードに戻す。
プログラマ20は、介護人Cが、ユーザインタフェースを通じてIMD18内でMRI暴露モードを、手作業で使用可能にすること及び使用不可能にすることを可能にする、ソフトウェア及び/又はファームウェア(一般に、アプリケーションと呼ばれる)を含む。介護人Cは、ユーザインタフェースと対話して、スキャンされるIMD18を準備するのに必要なステップを実施し、スキャン後に、IMD18を通常動作モードに戻す。プログラマアプリケーションが、ここで、より詳細に述べられる。
図6は、プログラマアプリケーションを示すフローチャートである。プログラマ20上で実行されるアプリケーションは、IMD18内でMRI暴露モードが既にONであるか否かを判定する(ステップ92)ことによって始まる(STARTを参照されたい)。この第1の決定ステップは、IMD18が、現在、MRI暴露モードでプログラムされているか否かを、プログラマ20が判定することを可能にする。MRI暴露モードでプログラムされている場合、アプリケーションは、通常ダイアログスクリーンをバイパスしてMRIダイアログスクリーンを即座に提示する。MRI暴露モードがONでない場合、最初のダイアログスクリーン94が表示される。最初のダイアログスクリーン94は、診断データ、治療データ、又は患者関連データを含んでもよく、且つ一連のオプションを提供する。MRIスキャンを始めるために、介護人Cは、スクリーンを通じてナビゲートして、MRI関連機能を使用可能にするオプションを探索する(locate)。この実施形態では、MRIオプションは、「付加的な機構(Additional Features)」オプションを選択することによってアクセスされる付加的な機構ダイアログスクリーンを通じて選択される。ここから、介護人Cは、MRI暴露モードを使用可能にするプロセスを始めるために、「MRI…」オプションを直接選択することができる。
MRIオプションが選択されると、アプリケーションは、MRI適合性証明プロセス(図5の82)を始める。MRI適合性証明プロセスは、いくつかの安全性調査を実施して、IMD18が、確実にMRIに適合するようにする。アプリケーションは、IMD18内で、ERI条件が満たされたか否か(ステップ98)を、最初に、確認する。IMD18がERI状態にある場合、アプリケーションは、IMD18をスキャンすることが安全でない場合があることを認識し、したがって、IMD18がERI状態にあることを示すエラーメッセージ(デバイスがERI状態にあるメッセージスクリーン100)を表示する。ERI状態にある間、IMD18が破壊的なエネルギー場内に設置されるべきでないことが認識されると、アプリケーションは、付加的な機構ダイアログスクリーンに戻り、それにより、MRI暴露モードにする調整を終了する。
IMD18がERI状態にない場合、アプリケーションは、任意のリード線のインピーダンスが範囲外であるか否か(ステップ102)を調査することに進む。範囲外のリード線インピーダンスが、リード線内の破損又は短絡を示す可能性があるため、リード線インピーダンスは重要である。リード線インピーダンスを求めるために、アプリケーションは、IMD18内での、最新の記録されたリード線インピーダンス測定値を調査するか、又は、代替の実施形態では、アプリケーションは、リード線インピーダンス調査を実施するようにIMD18に指令する。測定された値は、所定の範囲(たとえば、0〜1500オームの範囲)の値と比較される。測定された値が、この範囲外である場合、アプリケーションは、エラーメッセージ(リード線インピーダンス範囲外メッセージスクリーン104)を表示する。エラーメッセージは、1つ又は複数の2極リード線のインピーダンスが、安全性要件を超えているか又は確認することができないため、MRIに適合していないことを介護人Cに示す。介護人Cが、OKを選択すると、アプリケーションは、付加的な機構ダイアログスクリーン96に戻り、IMD18が、MRI暴露モードにプログラムされるようにしないであろう。
IMD18がERI状態でなく、且つ、全てのリード線測定値が所定の範囲内にあるという条件で、MRIチェックリスト106が表示される。MRIチェックリスト106は、IMD18を暴露する前に、どのステップをとる必要があるかに関して指令する情報を介護人Cに提供する。チェックリスト106は、2つのセクション、すなわち、介護人C用の情報を提供する第1のセクション、及び、放射線科医Rに与えられる情報を提供する第2のセクションに分割される。情報が印刷されることを可能にするオプションが提供される。
チェックリスト106は、IMD18が少なくとも6週間埋め込まれていること、IMD18が、胸領域に埋め込まれたこと、さらなるアクティブなIMDが存在しないこと、リード線が電気的に損なわれておらず且つMRIに適合すること、無効にされているリード線又はワイヤが存在しないこと、及び、リード線拡張部又はアダプタが存在しないことを確認するように、介護人Cに指令する。チェックリスト106はまた、MRIが、通常動作モード制限(Normal Operating Mode limits)内で使用されること、及び、MRIスキャナが1.5又は3.0テスラで動作することを確認するように、放射線科医Rに指令する。通常動作モード制限は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)(IEC)60601−2−33規格によって規定される。さらに、制限は、スキャンの最大長(30分等)、スキャンの間の最小冷却期間(10分等)、RF電力限界、使用してもよいMRIコイルのタイプ、埋め込み可能デバイスの領域の局在化スキャンに関する制限、最大勾配磁場(16T/s*(1+0.36/tseff)以下である、IEC60601−2−33の2001−7−30版、条項1.102.2.2bからのデフォルト値等であり、ここで、tseffは、心臓刺激又は末梢神経刺激についての制限を記述するために使用される、単調増加勾配又は単調減少勾配の任意の期間の有効刺激持続期間である)に関して課されてもよい。さらに、チェックリスト106は、ペースメーカ依存でない患者とペースメーカ依存の患者の両方について、MRIスキャン中に、さらなる安全性監視デバイス又はステップを設けることを提案する場合がある。
監視は、心電図記録、パルスオキシメトリ、又は非侵襲的血圧測定を行うことを含んでもよい。
これらの2つのステップのそれぞれが完了した後、介護人Cは、必要なステップが完了したことを示すチェックボックスを選択し、OKを選択する。アプリケーションは、チェックボックスが共に選択されるまで、継続しないであろう。チェックリスト106の完了は、MRI適合性証明プロセスを結論付ける(ステップ122)。介護人Cが、継続しないことを決定する場合、介護人Cは、チェックリスト106を出るための取り消しを選択し、付加的な機構ダイアログスクリーン96に戻る。
チェックリスト106の完了後に、MRIダイアログスクリーン124が表示される(図7に示す)。MRIダイアログスクリーン124は、アプリケーションのMRI部分のメインメニューであり、MRI暴露モードを使用可能にすること又は使用不可能にすることを含む、MRI暴露モードに関連する全ての所望されるオプションを、介護人Cが選択することを可能にする。MRIダイアログスクリーン124は、IMD18の現在の設定の表示、MRI暴露モードオプションの一覧、及び命令を含む。現在の設定の表示は、心房の振幅及び心室の振幅並びにパルス幅の設定等のデータを含む。MRI暴露モードオプションは、MRI暴露モードON/OFFオプション、MRIペーシングモードオプション、及びMRIペーシングレートオプションを含む。
命令は、MRI暴露モードが何を行なうことになるか、また、MRIスキャンの前、スキャン中、及びスキャン後にどのようなステップをとる必要があるかを、介護人Cに認識(remind)させるための情報を提供する。
MRIスキャンの前にIMD18をMRI暴露モードにプログラムするために、介護人CはMRI暴露モードON/OFFオプションからONを選択する。次に、所望のMRIペーシングモードが選択される。最後に、MRIペーシングモードが非同期ペーシングモードである場合、所望のMRIペーシングレートが選択される。スキャン中にペーシングが利用されない場合、ペーシングレートは必要でない。そのため、介護人Cは、MRI暴露モードを使用可能にする(ステップ126)ためのProgram(プログラム)及びIMD18内の設定を選択する。IMD18は、ここで、MRIスキャン(ステップ128)によって発生する破壊的な場に暴露されることができる。
MRIスキャンが完了した(ステップ128)後、プログラマアプリケーションは再開する(START)。プログラマ20は、IMD18と通信してMRI暴露モードがONであると判定し(ステップ92)、したがって、MRIダイアログスクリーン124を介護人Cに即座に表示する。MRIダイアログスクリーン124において、介護人Cは、MRI暴露モードON/OFFオプションからOFFを選択し、MRI暴露モードを使用不可能にする(ステップ130)ためのProgramを選択し、IMD18を通常動作モードに戻す。代替の実施形態では、プログラマ20は、MRI暴露モードを迅速に使用不可能にするためのワンクリックオプションを含む。
介護人Cは、その後、MRI関連スクリーンを出るためのClose(終了)を選択し、付加的な機構ダイアログスクリーン96に戻る。
本発明のシステム及び方法は、IMDが所望のように動作し続けることを確実にしながら、IMDを有する患者がMRIスキャンの利益を得ること、又は他の電場、磁場、若しくは電磁場に暴露されることを可能にする。
埋め込み可能医療デバイスのMRI暴露モードは、MRIスキャンを受けるリスクを低減するか又はなくし、したがって、大きな利益を提供する。埋め込み可能医療デバイス内のMRIセンサは、MRI暴露モードが、自動的に使用可能にされること及び使用不可能にされることを可能にする。或いは、プログラマは、介護人によって使用されて、MRI暴露モード設定を使用可能にし、使用不可能にし、また、調整する。ユーザインタフェースは、介護人が必要なステップを実施するのを補助し、単純で、且つ、容易なプロセスを通じて、スクリーン、命令、及びプリントアウトに従うように、介護人を誘導する。そのため、本発明は、患者、介護人、及び放射線科医等に多くの利益を提供することになる当該技術分野の改良である。
本発明は、好ましい実施形態を参照して述べられたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において、変更が行なわれてもよいことを当該技術分野の熟練者(当業者)は認識するであろう。特に、本発明は、MRIスキャンを参照して述べられる。本発明は、埋め込み可能医療デバイスが、磁場、電磁場、若しくは電場又は波に暴露されるときに、同様に適用可能であることが認識される。したがって、MRIスキャン及びMRI適合性等の用語は、磁場、電磁場、電場、若しくは勾配のある場又は波、或いは、その任意の組合せを利用する、任意の他のデバイス又は手技を含むものと理解されるべきである。さらに、本発明は、介護人及び放射線科医について特定の役割に関して述べられてきた。本発明は、これらのタスクを実施したいと考える他の人々について同様に適用可能であることが認識される。
Claims (20)
- 破壊的なエネルギー場内で動作可能な埋め込み可能医療デバイスであって、
第1のパラメータのセット及び第2のパラメータのセットを含むメモリと、
前記メモリ内の第1の動作モードに相当する前記第1のパラメータのセット及び第2の動作モードに相当する前記第2のパラメータのセットにアクセスするように動作可能な制御プロセッサと
を含み、前記制御プロセッサは、該埋め込み可能医療デバイスが前記破壊的なエネルギー場の外側にあるときに前記第1の動作モードで動作し、該埋め込み可能医療デバイスが前記破壊的なエネルギー場内にあるときに前記第2の動作モードで動作する、埋め込み可能医療デバイス。 - 前記破壊的なエネルギー場を検出することが可能で、且つ、該破壊的なエネルギー場の存在を前記制御プロセッサに報知するように構成されているセンサをさらに備える、請求項1に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 外部デバイスと通信する通信システムであって、該外部デバイスは前記埋め込み可能医療デバイスの前記動作モードを調整することが可能である、通信システムをさらに備える、請求項1に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記制御プロセッサは、該制御プロセッサが前記第2の動作モードで動作するようにさせる一時的な動作を実行することが可能であり、該一時的な動作は前記第1の動作モードをオーバライドする、請求項1に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記一時的な動作は、前記埋め込み可能医療デバイスが、前記第1の動作モードのデバイス動作を一時的に中断するようにさせる、請求項4に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記一時的な動作は、診断データの収集を中断する、請求項4に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記破壊的なエネルギー場の存在を検知する磁気センサをさらに備える、請求項1に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記破壊的なエネルギー場に暴露されている間、前記埋め込み可能医療デバイスを保護する保護電子部品(electronics)をさらに備える、請求項1に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 前記保護電子部品から延びるリード線をさらに備える、請求項8に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 埋め込み可能医療デバイスを動作させる方法であって、
破壊的なエネルギー場の外側にある間、第1の動作モードで動作すること、及び
前記破壊的なエネルギー場内にある間、第2の動作モードで動作すること
を含む、方法。 - 前記第1の動作モードで動作する間に、前記破壊的なエネルギー場の存在を検出すること、及び
前記破壊的なエネルギー場の存在を検出した後、前記第2の動作モードに調整すること
をさらに含む、請求項10に記載の方法。 - 前記第2の動作モードで動作する間に、前記埋め込み可能医療デバイスが前記破壊的なエネルギー場の存在下にないと判定すること、及び
前記埋め込み可能医療デバイスが前記破壊的なエネルギー場の存在下にないと判定した後、前記第1の動作モードに調整すること
をさらに含む、請求項11に記載の方法。 - 前記第1の動作モードで動作する間に、前記第2の動作モードに調整する命令を、外部デバイスから受け取ること、及び
前記外部デバイスからの前記命令に応答して、前記第2の動作モードに調整すること
をさらに含む,請求項10に記載の方法。 - 前記第2の動作モードで動作する間に、前記第1の動作モードに調整する第2の命令を、外部デバイスから受け取ること、及び
前記外部デバイスからの前記第2の命令に応答して、前記第1の動作モードに調整すること
をさらに含む、請求項13に記載の方法。 - 前記外部デバイスから前記命令を受け取ることは、前記埋め込み可能医療デバイスが前記破壊的なエネルギー場に暴露されることが可能であると、前記外部デバイスが判定した後に起こる、請求項13に記載の方法。
- 前記外部プログラミングユニットから命令を受け取ることは、
選択可能なペーシングモードを受け取ること、及び
選択可能なペーシングレート受け取ること
を含む、請求項13に記載の方法。 - 破壊的なエネルギー場に暴露される間、動作することが可能な埋め込み可能医療デバイスであって、
該埋め込み可能医療デバイスの動作を制御する制御手段と、
第1の動作モードから第2の動作モードへ前記制御手段を調整する調整手段と
を備え、前記制御手段は、前記破壊的なエネルギー場に対する前記暴露中に前記第2の動作モードで動作する、埋め込み可能医療デバイス。 - 前記破壊的なエネルギー場から前記埋め込み可能医療デバイスを保護する保護手段をさらに備える、請求項17に記載の埋め込み可能医療デバイス。
- 外部デバイスと通信する通信手段をさらに備える、請求項17に記載の破壊的なエネルギー場に暴露される間、動作することが可能な埋め込み可能医療デバイス。
- 治療送出手段をさらに備える、請求項17に記載の埋め込み可能医療デバイス。
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