JP2008527775A - セッション間の経路情報をキャッシュできる汎用ポートユーザエージェントと関連する方法 - Google Patents
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Abstract
初期呼は、汎用ポートユーザエージェントがプロキシサーバに勧誘メッセージを送信することにより、汎用ポートユーザエージェントによって設定される。プロキシサーバは、宛先への経路情報を得るために、バックエンドサーバからのディレクトリ索引を実行する。経路情報は汎用ポートユーザエージェントに返答され、汎用ポートユーザエージェントの中に記憶される。同じ宛先への後続する呼が要求されると、その後続呼は、記憶された経路情報を用いて設定されることができる。汎用ポートユーザエージェントはこれらの呼設定を実行する。経路情報メモリーは、記憶された経路の数と年齢に基づいて管理される。いくつかの実施形態では、呼はセッション開始プロトコル(SIP)を用いて設定される。
Description
本発明は通信に関し、特に、複数の宛先に対する通信配送に関する。
インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)はリクエストフォーコメンツ(RFC)を発刊して、SIPとして知られるセッション開始プロトコルのための仕様を公けにした。このRFCは、「SIP:Session Initiation Protocol」、RFC3261(J.Rosengerg、他、著作、2002年6月)である。
セッション開始プロトコル(SIP)は、1人以上の参加者のセッションの確立、変更、終了のためのアプリケーション層制御(シグナリング)プロトコルである。これらのセッションは、インターネット電話、マルチメディア放送、そして、マルチメディア会議を含む。
セッション開始プロトコル(SIP)は参加者がセッションの確立、変更、終了を一度に行うプロトコルを提供する。もし同じ宛先とセッションを繰り返す必要のあるときには、同じ手順に従い、再び呼の設定を行わなければならない。
同じ宛先に対する後続のセッションを設定するには、呼の設定の手順を完全に繰り返す以外に方法はない。
本発明の目的は、ネットワークの使用を減ずることにある。
本発明の更なる目的は、冗長なる照会を取り除くことにある。
本発明の次に更なる目的は、いくつかのバックエンドサーバのデータベース照会を取り除くことにより、接続率を上昇させることにある。
本発明の次の目的は、後続するセッションで用いるための経路情報の記憶手段を提供することにある。
本発明の更なる他の目的は、その記憶された経路情報を用いて、同じ宛先に対する後続する呼を設定することにある。
更に、付け加えるべき本発明の目的は、汎用ポートセッション開始プロトコル(SIP)ユーザエージェントの履歴に基づいて、SIPプロキシサーバに終着点接続情報を報告することにある。
汎用ポートユーザエージェントが勧誘をプロキシサーバに送信することにより、初期呼が設定される。プロキシサーバは、宛先への経路情報を得るために、バックエンドサーバからのディレクトリ索引を実行する。経路情報は汎用ポートユーザエージェントへ返答され、汎用ポートユーザエージェントの中に記憶される。同じ宛先への後続した呼が要求されると、その後続した呼は、記憶された経路情報を用いて設定することができる。汎用ポートユーザエージェントはこれらの呼の設定を実行する。経路情報のメモリーは記憶された経路の数と経路の記憶年齢に基づいて管理される。いくつかの実施形態では、呼はセッション開始プロトコル(SIP)を用いて設定される。
本発明の、好ましい実施形態およびその他の目的、および特徴の詳細は、下記の詳細なる記述を、付図とともに読むことにより、より容易に理解されるであろう。
図1は、本発明にしたがった通信システムのブロック図である。電話A180は、公衆電話交換網(PSTN)160を通して汎用ポートSIPユーザエージェントA140に接続している。電話B190は、公衆電話交換網(PSTN)170を通して汎用ポートSIPユーザエージェントB150に接続している。汎用ポートSIPユーザエージェントA140と汎用ポートSIPユーザエージェントB150は、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク130を介して互いに接続されている。汎用ポートSIPユーザエージェントA140は、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク130を通して、SIPプロキシサーバA110により、サービスを受ける。汎用ポートSIPユーザエージェントB150は、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク130を通して、SIPプロキシサーバB120により、サービスを受ける。
汎用ポートSIPユーザエージェントA140は、電話A180から電話B190へのセッションを設定する。初期セッションは、汎用ポートSIPユーザエージェントA140がSIPプロキシサーバA110にSIP招待を送信することにより設定される。SIPプロキシサーバA110は、電話B190のような宛先への経路情報を得るために、バックエンドサーバ115からのディレクトリ索引を行う。経路情報は、SIPプロキシサーバA110から汎用ポートSIPユーザエージェントA140へのSIP招待応答の中に存在し、汎用ポートSIPユーザエージェントA140に中に記憶される。
汎用ポートSIPユーザエージェントA140により、同じ宛先の電話B190への後続するセッションが要求されると、後続セッションは、この記憶された経路情報を用いて設定することができる。図1の好ましい実施形態の中では、SIPユーザエージェントとSIPプロキシサーバは、SIPのセッション設定および分解メッセージを扱うとして描かれているが、そのほか、例えば、H.323のようなセッション開始の方法も実行可能である。
SIPプロキシサーバA110とSIPプロキシサーバB120は、電話A180と電話B190のような2つのクライアント装置の間のセッションの設定を行うための、ユーザエージェントサーバへのSIP要求、また、ユーザエージェントクライアントへのSIP応答、の経路選択を行うことのできる一般目的のサーバである。
電話A180と電話B190は、好ましい実施形態の中では、PSTNに接続された従来の電話クライアントである。代替の実施形態では、電話A180と電話B190は、IP電話であることもできるし、また、メディアアプリケーションを動作させているコンピュータ等のクライアント装置であっても良い。ここでのコンピュータ等の装置は、PSTNではなくて、その代わりにインターネットプロトコル(IP)のようなプロトコルの上で動作する汎用ポートまたはゲートウェイと結合している。
汎用ポートSIPユーザエージェントA140と汎用ポートSIPユーザエージェントB150は、プロセッサカードとポートカードの好ましい実施形態で構成されたゲートウェイである。それらのカードは、登録商標Total Control 1000(UTStarcom, Inc,社)のようなシャーシの上にある。登録商標Total Control 1000(UTStarcom, Inc,社)シャーシは、1つのネットワーク管理カードと最大16のアプリケーションカードで構成される。各々のアプリケーションカードは、例えば、アナログのモデムを用いたダイヤルアップ接続線では公衆電話交換網(PSTN)に結合するためのディジタル信号処理装置、またはボイスオーバーIP(VoIP)を提供する。汎用ポートユーザエージェントはメディアゲートウェイアプリケーションの中に存在する。メディアゲートウェイアプリケーションは登録商標Total Control 1000(UTStarcom, Inc,社)シャーシのARC(アクセスルータカード)の上で動作している。
「汎用ポートSIPユーザエージェント」の中の「汎用ポート」とは、汎用ポートゲートウェイを意味している。汎用ポートゲートウェイは、多元ポートゲートウェイまたは多元接続ゲートウェイと同じである。汎用ポートゲートウェイが、マルチメディア環境において、一人以上の参加者のあるセッションを確立・変更・終了のために用いられるときには、汎用ポートユーザエージェントである。これらのセッションは、インターネット電話呼、マルチメディア放送、およびマルチメディア会議を含んでいる。
経路情報のメモリーは、キャッシュされた経路の数と年齢に基づいて管理される。もし、キャッシュされている経路情報が後続の呼を正しく接続することができれば、呼の情報のキャッシュ時間は新しい時間に更新され、呼の計数値が増分される。もし、キャッシュされている経路情報が呼に対して適切でなければ、キャッシュ記入は新しい経路情報に更新され、呼の時間と呼の計数値がリセットされるであろう。
頻度の高い宛先に再び呼が発生する確率は、呼の発生が希な宛先に再び呼が発生する確率と比べて、非常に大きい。この統計事実を当てはめれば、キャッシュされた呼の時間記録に基づいて、メモリーからキャッシュ記入を取り除くことができる。
キャッシュのデータを適切に保守するだけでなく、データ量が限界を超さないようにするためには、キャッシュの更新をすること、および更新せずに保持することの、両面からの管理が好ましい。
ARC(アクセスルータカード)は、受け入れてキャッシュされた経路に基づいた知識パターンを作るであろう。そして、記憶された経路情報を送信するための規範として、これを用いるであろう。キャッシュされた経路情報は、後続の呼の処理で調べられる、記憶情報の妥当性に基づいて、更新、または修正される。
呼の計数値と呼の時間計測値は、キャッシュ記入を削除することに決める目的のために用いることができる。キャッシュ記入の削除は、キャッシュ管理のために、または、キャッシュ記入の計数限界のために、キャッシュを掃き出す際に行われる。
前のセッションからの経路情報を利用するときには、キャッシュされている情報が反映されないかも知れない実際の経路に何らかの変更があった可能性がある。保持されている呼情報の中の時間が、ここでは、役に立つ。これは、その経路がまだ妥当であるかどうかの正しい決定を下すのに有効に利用できる。
一例として、経路情報で、比較的長い時間の間、再びは用いられず、呼の計数値が非常に低いものは、妥当でない可能性が非常に高く、従ってその場合には、その経路情報は転送しない方が良いであろう。一方、最近用いられた呼の記録で、キャッシュ中での呼の計数値が高いものは、確かに妥当なる経路情報を持っているであろうから、転送が可能である。
汎用ポートSIPユーザエージェントを通して行うすべての呼のために、汎用ポートSIPユーザエージェントは、最も確からしい呼接続として、最近の経路情報を保持している。この情報は、経路情報とともにDNISと呼の時間を用いた適当なる識別子を持つ汎用ポートSIPユーザエージェントに関連した情報として、ARC(アクセスルータカード)の中にキャッシュされるであろう。新しい呼が到着すると、ARC(アクセスルータカード)はキャッシュの中のDNIS番号を照会するであろう。DNIS番号が存在して使用できるならば、ARC(アクセスルータカード)は、記憶されている経路情報を拾い出して、SIPプロキシサーバへ送信される呼設定メッセージに、この情報を添付するであろう。経路情報は、経路/接続メッセージのために、最近の呼の時間とSIPヘッダを含むことが望ましい。
図2は、本発明の通信システムにおける、初期呼の模範的な呼の流れを示すフローチャートである。工程210において、汎用ポートSIPユーザエージェントA201は、電話Bの宛先番号への初期呼の入力を受信する。セッション開始プロトコル(SIP)の中の宛先番号は、電話に対しては、「DNIS番号」として表現される。工程211では、汎用ポートSIPユーザエージェントA201は、SIPプロキシサーバA203に向けて、招待メッセージを発出する。SIPプロキシサーバA203は、工程213において、汎用ポートSIPユーザエージェントA201に向けて、試行メッセージを発出する。セッション開始プロトコル(SIP)の中の試行メッセージは、「SIP100]メッセージである。工程213のあと、SIPプロキシサーバA203は、工程215において、バックエンドサーバ205に向けて、ディレクトリ索引メッセージを発出する。そのあと、バックエンドサーバ205は、工程217において、SIPプロキシサーバA203に向けて、ディレクトリ応答メッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバA203は、工程219において、SIPプロキシサーバB207に向けて、招待メッセージを発出する。そのあと、SIPプロキシサーバB207は、もう一つの汎用ポートSIPユーザエージェントB209に向けて、招待メッセージを発出する。そして、工程222において、宛先の電話Bの番号に対する出力呼が作られる。
宛先の電話Bの番号への出力呼が、工程222において作られたあとに、汎用ポートSIPユーザエージェントB209は、工程223において、SIPプロキシサーバB207へ向けて、OKメッセージを発出する。セッション開始プロトコル(SIP)の中のOKメッセージは、「SIP200]メッセージである。SIPプロキシサーバB207は、すると、工程225において、SIPプロキシサーバA203に向けて、OKメッセージを発出する。SIPプロキシサーバA203は、すると、工程221において、汎用ポートSIPユーザエージェントA201に向けて、電話B190のための経路情報を含むOKメッセージを発出する。
汎用ポートSIPユーザエージェントA201によって工程221において受信されたOKメッセージは、電話B290のための経路情報を含んでいた。汎用ポートSIPユーザエージェントA201は、工程224において、キャッシュメモリーの中に、宛先電話B290への呼のための経路情報を記憶する。従ってこの経路情報は、宛先電話B290に対する後続する呼に対して使用可能である。
汎用ポートSIPユーザエージェントA201は、すると、工程227において、SIPプロキシサーバA203に向けて、確認メッセージを発出する。SIPプロキシサーバA203は、すると、工程229において、SIPプロキシサーバB207に向けて、確認メッセージを発出する。SIPプロキシサーバB207は、すると、工程231において、汎用ポートSIPユーザエージェントB209に向けて、確認メッセージを発出する。
工程234において、発信クライアントから汎用ポートSIPユーザエージェントA201へのメッセージによって呼が終了したときに、汎用ポートSIPユーザエージェントA201は、工程235において、SIPプロキシサーバA203に向けて、BYEメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバA203は、工程237において、SIPプロキシサーバB207に向けて、BYEメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバB207は、工程239において、汎用ポートSIPユーザエージェントB209に向けて、BYEメッセージを発出する。すると、汎用ポートSIPユーザエージェントB209は、工程240において、呼を終了する。そのあと、汎用ポートSIPユーザエージェントB209は、工程241においてSIPプロキシサーバB207に向けて、OKメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバB207は、工程243において、SIPプロキシサーバA203に向けて、OKメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバA203は、工程245において、汎用ポートSIPユーザエージェントA201に向けて、OKメッセージを発出する。
図3は、本発明の通信システムにおける、後続呼の模範的な呼の流れを示すフローチャートである。汎用ポートSIPユーザエージェントA301は、工程310において、電話Bの宛先番号への後続の最初の呼の入力を受信する。セッション開始プロトコル(SIP)の中の宛先番号は、電話に対しては、「DNIS番号」として表現される。汎用ポートSIPユーザエージェントA301は、工程313において、SIPプロキシサーバA303に向けて、招待メッセージを発出する。この招待メッセージは、キャッシュされている経路情報から提案された経路情報を含んでいる。
SIPプロキシサーバA303は、工程315において、汎用ポートSIPユーザエージェントA301に向けて、試行メッセージを発出する。セッション開始プロトコル(SIP)の中の試行メッセージは、「SIP100]メッセージである。SIPプロキシサーバA303は、提案された経路情報により宛先の電話まで届けられることを仮定しているので、バックエンドサーバにディレクトリ索引メッセージを発出する必要はない。
汎用ポートSIPユーザエージェントA301のキャッシュから提案された経路情報を用いて、SIPプロキシサーバA303は、工程319において、SIPプロキシサーバB307に向けて、招待メッセージを発出する。経路情報は、SIP招待メッセージの中に存在し、工程313で受信されたものである。これらの後続の呼の上の経路情報に関しては、バックエンドサーバ305への照会は必要でない。これは時間とシステム資源の節約になる。
すると、SIPプロキシサーバB307は、工程321において、もう一つの汎用ポートSIPユーザエージェントB309に向けて、招待メッセージを発出する。そして、工程322において、宛先の電話Bの番号に対する出力呼がなされる。
工程322において、宛先の電話Bの番号に対する出力呼がなされたのちに、汎用ポートSIPユーザエージェントB309は、工程323において、SIPプロキシサーバB307に向けて、OKメッセージを発出する。セッション開始プロトコル(SIP)の中のOKメッセージは、「SIP200]メッセージである。SIPプロキシサーバB307は、すると、工程325において、SIPプロキシサーバA303に向けて、OKメッセージを発出する。SIPプロキシサーバA303は、すると、工程321において、汎用ポートSIPユーザエージェントA301に向けて、OKメッセージを発出する。
すると、汎用ポートSIPユーザエージェントA301は、工程327において、SIPプロキシサーバA303に向けて、確認メッセージを発出する。SIPプロキシサーバA303は、すると、工程329において、SIPプロキシサーバB307に向けて、確認メッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバB307は、工程331において、汎用ポートSIPユーザエージェントB309に向けて、確認メッセージを発出する。
工程334において、発信クライアントから汎用ポートSIPユーザエージェントA301へのメッセージによって呼が終了したときに、汎用ポートSIPユーザエージェントA301は、工程335において、SIPプロキシサーバA303に向けて、BYEメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバA303は、工程337において、SIPプロキシサーバB307に向けて、BYEメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバB307は、工程339において、汎用ポートSIPユーザエージェントB309に向けてBYEメッセージを発出する。すると、汎用ポートSIPユーザエージェントB309は、工程340において、呼を終了する。そのあと、汎用ポートSIPユーザエージェントB309は、工程341においてSIPプロキシサーバB307に向けて、OKメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバB307は、工程343においてSIPプロキシサーバA303に向けて、OKメッセージを発出する。すると、SIPプロキシサーバA303は、工程345において、汎用ポートSIPユーザエージェントA301に向けて、OKメッセージを発出する。
汎用ポートSIPユーザエージェントは、汎用ポートSIPユーザエージェントを通した以前の呼の適宜なる情報を、効率的な方法によってキャッシュすることにより、VoIP呼の接続時間の短縮に貢献できる。汎用ポートSIPユーザエージェントは、所与のセッションの特定の宛先に対する経路情報をキャッシュして、そのキャッシュした経路情報を、同じ宛先の後続するセッションのための提案経路として、SIPプロキシサーバに転送することができる。このように、汎用ポートSIPユーザエージェントは、呼の接続メカニズムを加速することができ(SIPプロキシサーバによりバックエンドサーバへの経路索引の必要がなくなる)、また、同じ宛先の後続する呼に対して、呼設定の時間を短縮することができる。
インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)はリクエストフォーコメンツ(RFC)を発刊して、SIPとして知られるセッション開始プロトコルのための仕様を公けにした。このRFCは、「SIP:Session Initiation Protocol」、RFC3261(J.Rosenberg、他、著、2002年6月)である。RFC3261のうち最も関連の深い部分は、1節−9節、12節−17節、および、24節である。
キャッシュされた情報は、以下のいずれかのヘッダでプロキシに送ることができる。
提案経路:<ドメイン名>、最近の使用:<時間>
提案接続:<ドメイン名>、最近の使用:<時間>
ここで、<ドメイン名>は、先の呼からキャッシュされた宛先のドメイン名であり、そして、
<時間>は、先の呼がなされた時をエポック時の秒で計算した値である。
提案接続:<ドメイン名>、最近の使用:<時間>
ここで、<ドメイン名>は、先の呼からキャッシュされた宛先のドメイン名であり、そして、
<時間>は、先の呼がなされた時をエポック時の秒で計算した値である。
一例として、
提案接続:biloxy.atlanta.com;最近の使用:1102169072、
である。
提案接続:biloxy.atlanta.com;最近の使用:1102169072、
である。
「biloxy.atlanta.com」のようなドメイン名の代わりに、「200.120.35.4」のようなIPアドレスも可能である。
汎用ポートSIPユーザエージェントは、連続してなされる呼から、終点の経路情報を知り、それをSIPプロキシサーバに転送するので、呼の設定時間が短縮されて、ネットワークの効率が増大する。後続する呼が宛先番号を繰り返し用いるために、汎用ポートSIPユーザエージェントが記憶した経路情報を提供するときに、プロキシサーバは、この呼のための経路を照会するのに必要な時間を節約することができる。経路が変化してしまったということは希である。プロキシサーバは、設定によっては、汎用ポートSIPユーザエージェントからの情報を無視することを選択して、通常通りの照会へと進んでも良い。
プロキシサーバが、照会へと進むことを選択するとしても、プロキシサーバは、記憶された経路情報の中にある呼の時間に関する情報を用いて、自らの照会を最適なものにすることができる。そのためには、プロキシサーバは、宛先への経路の修正に対する呼の時間の変更によって生じた、新しい経路の更新だけをチェックすれば良いでであろう。もしそのような経路更新がなければ、汎用ポートSIPユーザエージェントによって転送された値を用いることができる。もし経路更新があれば、呼の終了の時に汎用ポートSIPユーザエージェントにより、その経路キャッシュの中に、新しい経路情報が更新されるであろう。
本発明は、上記の記述と図示によって説明されたが、この説明は例によるだけであり、当業者により、本発明の真の精神と意図を逸脱することなく、多くの変形と改変を行うことが可能である、と理解される。図面に示された例は、単に、構成と実施形態の例であって、本発明の明細の教えるところにより、代替の実施形態も得ることができる。例えば、ここでは無線の例が開示されているが、本発明は、IPからIPへの、または、PSTNや、セルラ通信のセッションの確立にも適用可能である。
Claims (20)
- (a)第1のセッションに対して、宛先への経路情報を記憶する工程と、
(b)前記記憶経路情報を用いて、同じ宛先に第2のセッションを設定する工程
とを含むことを特徴とするセッションを設定する方法。 - 前記セッションに対して宛先の経路情報を記憶する前記工程(a)が、
(a1)前記宛先への経路を決定すべくディレクトリ索引を実行する副工程と、
(a2)後続するセッションのために前記経路を保持する副工程と、
とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記ディレクトリ索引を実行する前記工程(a1)が、バックエンドサーバからの前記ディレクトリ索引を実行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記宛先からOKを受信している限り前記経路を保持することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記第1のセッションの時間をも記憶することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記宛先のアドレスをも記憶することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記宛先に対して前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記宛先のDNISを記憶することを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記経路情報を記憶し続けるかどうかを決定するために、前記経路情報に関連して、記憶された過去の条件に対して現在の条件を比較する工程(c)を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 比較を行う前記工程(c)が、記憶された前記第1のセッションの時間に対して現在の時間を比較することを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 比較を行う前記工程(c)が、記憶された前記第1のセッションの時間に対して現在の計数時間を比較することを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 請求項1に記載の方法であって、
セッションでの宛先への経路情報を記憶する前記工程(a)が、それぞれの記憶された経路に対して計数値を増加させてゆく工程を含み、
前記方法が、前記経路情報を記憶し続けるかどうか決定するために、計数値と最大値とを比較する工程(c)を更に含むことを特徴とする方法。 - 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記経路情報をユーザエージェントの中に記憶することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 工程(a)と工程(b)における前記セッションが、SIPの中で遂行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記経路情報を汎用ポートユーザエージェントの中に記憶することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- サーバが同じ宛先に対する次のセッションを設定するのに、前記経路情報の経路を意に反して用いるときに、前記サーバは自分自身の経路照会を前記記憶された経路情報の中の時間を用いて、それでも最適化する工程(c)を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- (a)ある宛先に対するセッションに対して、前記宛先に対して得られる経路情報を記憶する工程と、
(b)同じ宛先に対する、後続するセッションを、前記記憶された経路情報を用いて設定する工程
とを含むことを特徴とする、汎用ポートユーザエージェントにおける前記セッションの設定の方法。 - 前記経路情報を記憶する前記工程(a)が、前記汎用ポートユーザエージェントの中に前記経路情報を記憶することを特徴とする請求項16に記載の方法。
- プロキシサーバが同じ宛先に対する次のセッションを設定するのに、前記経路情報の経路を意に反して用いるときに、前記プロキシサーバは自分自身の経路照会を前記記憶された経路情報の中の時間を用いて、それでも最適化する工程(c)
を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。 - 工程(a)と工程(b)における前記セッションが、SIPの中で遂行されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- セッションを設定できるように、宛先の電話に最初に接続して経路情報を記憶し、前記記憶された経路情報を用いて同じ宛先の電話に、再び接続を行うプロセッサ及び通信ポートを備えることを特徴とする汎用ポートユーザエージェント。
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