JP2008522283A - 手技療法ワークフロー管理 - Google Patents

手技療法ワークフロー管理 Download PDF

Info

Publication number
JP2008522283A
JP2008522283A JP2007543340A JP2007543340A JP2008522283A JP 2008522283 A JP2008522283 A JP 2008522283A JP 2007543340 A JP2007543340 A JP 2007543340A JP 2007543340 A JP2007543340 A JP 2007543340A JP 2008522283 A JP2008522283 A JP 2008522283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
patient
procedure
subsystem
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007543340A
Other languages
English (en)
Inventor
プレイス,エリック
スターヴリナキス,キンバリー
キーン,ローナルド
ステナー,デブラ
Original Assignee
アイディーエックス・インベストメント・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイディーエックス・インベストメント・コーポレーション filed Critical アイディーエックス・インベストメント・コーポレーション
Publication of JP2008522283A publication Critical patent/JP2008522283A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0633Workflow analysis
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H30/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical images
    • G16H30/20ICT specially adapted for the handling or processing of medical images for handling medical images, e.g. DICOM, HL7 or PACS
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/20ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management or administration of healthcare resources or facilities, e.g. managing hospital staff or surgery rooms

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】手技療法ワークフロー・システムが、医療手技に関連するデータを収集し、ワークフローを組織化し、かかる手技について統計を収集することを可能にする。
【解決手段】このシステムは、データ管理サブシステム、手技スパン・サブシステム、作業組織化サブシステム、及び実務管理サブシステムを含んでいる。このシステムは、共通語彙を介して異質なソースからの情報を用いることを可能にする。この手技療法ワークフロー・システムは、データ管理サブシステムと、手技スパン・サブシステムと、作業組織化サブシステムと、実務管理サブシステムとを含んでいる。データ管理サブシステムは一つの診療科の範囲内で患者治療を実行し、管理して測定するのに必要なデータを獲得する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般的には、健康管理情報の管理の分野に関し、さらに具体的には、撮像に基づく手技を用いる業務系統の効率の最適化に必要な情報の管理及び統合に関する。
手技に基づく療法の利用が拡大するにつれて、専門診療科の効率及び治療成果を改善する必要はさらに明らかになっている。多くの健康管理施設は依然として、書類に基づいたシステム又は統合的でない電子的システムを用いて作業を管理している。このことから、臨床スタッフが、患者の治療を提供する過程で必要とされる情報又は画像の位置を突き止める必要が絶えず生じている。医療手技に依存した患者の治療を大幅に改善するために、専門分野横断的な患者の単一の把握像と、各々の専門分野の範囲内での「深化された」把握像とを提供することが必要とされる。
手技に基づく療法、例えば心臓病学、腫瘍学、胃腸病学及び一般的な外科手術は、プライマリー・ケア療法、例えば家族医療、小児科学、老人病学及び一般的な内科学とは多くの重要な側面において異なっている。後者、典型的にはより一般的な診療は、予防的な身体検査乃至疾患管理から一般的な怪我の治療に到る極めて広範囲の行為を包含する。診療範囲がこのように広いため、診療の実効性を高めるためのシステムは、様々な電子カルテ(又は電子医療記録、EMR)システム及び病院情報システム(HIS)に見受けられるような患者中心型の観点によるワークフローに基づくものとなっている。この患者中心型の観点は、例えば「患者記録データベース…」を有する「患者カルテ・システム」を記載したClark等の米国特許第5,974,389号「Medical Record Management System and Process with Improved Workflow Features」で明らかである。患者中心型ワークフローは、殆どの医療業務が患者の病床で担当医及び他の看護者によって行なわれていたときには有意義であった。
近年、益々多くの健康管理が手技に基づく療法を介して提供されるようになっている。この形式の健康管理は、一般的な診療に見受けられていたものよりも厳密に定義された行為によって特徴付けられ、かかる診療での行為の大半が患者との実時間的な相互作用を含まない場合がある。例えば、典型的な放射線診療での行為の大半は実際の患者との相互作用時には行なわれず、患者の来診の準備時(例えば他の健康管理提供者からの報告に基づく準備)又は患者の来診時に得られた画像の後の分析時に行なわれる。かかる放射線診療には主に、診療の診断撮像の側面の大半を構成する5種のモダリティとして、従来のX線撮像、計算機式断層写真法(CT)三次元走査、超音波手技、マンモグラム及び磁気共鳴撮像走査が含まれ得る。同様に、診療の侵襲的な側面を構成する相対的に少数の手技も存在し得る。典型的な診断撮像診療については、各々の形式の撮像の職務は、患者の受け入れから診断及び報告に至るまでかなり十分に定義されている。これらの手技には予測される制約があり、また患者との実時間相互作用を含む手技の部分は限定されているので、患者中心型ワークフロー・システムの利用は、手技自体に中心を置くシステムよりも効率が低くなる場合がある。
米国バーモント州South Burlington所在のIDX Systems Corporationによって提供されているもののような公知の健康管理情報システム及び関連する解決策は、医療試験結果から保険情報にわたる情報の管理を扱っている。一つの特定的な例に注目すると、現代の医用画像管理システムは典型的には、放射線情報システム(RIS)にインタフェイスを介して結合された画像保管及び通信システム(PACS)から成っている。PACSシステムは一般的には、患者についての人口統計的データ、指示(オーダ)データ、及び結果データが単一のRISによって管理されているようにして具現化されている。インタフェイスは、PACSがRISによって送信される未承諾(unsolicited)インタフェイス・トランザクションを介して患者についての人口統計的データ、検査指示データ、及び検査結果データを受け取るように構成されている。この具現化形態は、下記の予期される標準的なワークフローを扱うように設計されている。
・利用者が患者についての人口統計的データをRISに入力する。患者についての人口統計的データの必須部分は、患者を識別するのに用いられる一意の患者IDである。
・RISは、患者IDを含めて患者についての人口統計的データを含むインタフェイス・トランザクションをPACSへ送る。
・PACSは、RISからトランザクションを受け取って、患者についての人口統計的データをPACSデータベースに記憶させる。
・利用者は、RISにおいてこの患者についての検査を指示し又は予定する。RISは、検査を一意に識別するのに用いられる受付番号を作成する。
・RISは、患者IDを含めた患者についての人口統計的データと受付番号を含めた検査指示情報との両方を含むインタフェイス・トランザクションをPACSへ送る。
・PACSは、RISからトランザクションを受け取って、検査指示情報をPACSデータベースに記憶させる。PACSは、インタフェイス・トランザクションに与えられている患者IDを用いて、この検査を正しい患者に結び付ける。
・利用者は、撮像モダリティを用いて患者の検査を実行する。撮像モダリティが患者及び検査についての人口統計的データのダウンロードのための方法をサポートしている場合には、モダリティはRISから直接人口統計的データを受け取る。他の場合には、利用者は、少なくとも患者ID及び受付番号を含む患者についての人口統計的データ及び検査データを、撮像モダリティによって与えられているユーザ・インタフェイスに入力する。
・撮像モダリティは医用画像を取得して、検査内容(すなわち画像及び関連情報)に患者についての人口統計的データ及び検査データを添えてPACSへ送る。
・PACSは検査内容を受け取って、画像ヘッダから患者についての人口統計的情報及び検査情報を抽出し、患者ID及び受付番号を用いて、検査内容をPACSデータベースに予めファイルされている情報と突き合わせる。PACSの利用者はこの時点で、この検査についての画像を見ることができる。検査内容(study)は検査(exam)と照合されているため、利用者はこの正確な情報を用いて患者の記録にアクセスすることができる。
・利用者は、検査が行なわれたことを示すために情報をRISに手入力する。RISの利用者はこの時点で、この患者についての検査が実行されて完了したことを知ることができる。RISにおける検査のステータスは、検査の解釈の準備ができたことを反映したものとなる。
米国特許第5,974,389号
しばしば、PACS及び他の医用画像管理システムを有する実世界の健康管理施設は、内部ソース及び外部ソースの両方からデータを受け取る。内部データ・ソースは、医用画像管理システムを運用している健康管理施設によって所有され且つ/又は管理されているRIS及び他の情報システムを含む。外部データ・ソースは一般的には、異なる健康管理施設によって所有され且つ/又は管理されている撮像設備及び他の情報システムを含む。一般的には、異なる健康管理施設は患者及び検査を識別するために異なる番号付け方式を用いる。従って、外部ソースから受け取ったデータは一般的には、内部ソースによって与えられるデータに直接には対応しない。
例えば、患者は、地域の医療センターで行なわれている幾つかの放射線検査を受けることができ、このセンターの医師が検査を解釈する。医療センターにある医用画像管理システムは、この患者についての人口統計的情報、検査情報、及び医用画像の全てを有している。患者が引き続き、上述の医療センター以外の実体によって所有され且つ/又は管理されている町の診療所で行なわれている放射線検査を受けたが上述の医療センターの放射線科医によって画像を解釈してもらうことを必要とする場合には、画像は医療センターに電子的に転送される。画像が診療所の画像管理システムから医療センターの画像管理システムへ転送されるときに、画像における患者の識別子及び検査情報が医療センターの画像管理システム内のデータに対応しないことがありがちである。従って、画像が関連している患者を決定することは困難であり、センターの画像管理システムに誤りが混入する虞がある。
この論点に対する一つの既存のアプローチは、センター側のシステムが、ソースを問わず画像を無差別的に受け入れて、全てのデータを有効であるものとして提示するものである。これにより、問題の目立ち易さは解消する。しかしながら、この方式では、システムの利用者に十分な知識がなく利用者は全てのデータが有効であると想定するか、又はデータが不正確であるかも知れないことを利用者が理解している場合には利用者は全てのデータを疑わしいと想定してこのことを確認するのに余分な時間を取られるかのいずれかとなるため、問題を生ずる。全てのデータが有効であると利用者が想定するという最初の例では、医療ミスの危険性が大きくなる。最悪の例のシナリオでは、一組の画像についてPACSにおいて不正確な情報が表示されると、診断の遅れ又は場合によっては正しい患者の診断及び治療の欠如が生じ得る。データが正確であることを照合して確認するために利用者が余分な時間を取られる第二の例では、患者治療の遅れが生ずる。
上述の論点に対処する第二のアプローチは、PACSに到着した画像の組でPACSデータベースにおいて患者及び/又は検査と照合の取れないものがあったら、かかる画像の組を全て「壊れた」検査内容として扱うものである。PACSは一般的には、ある検査内容をPACSデータベースに既に存在する患者及び検査と突き合わせるか、又は患者レコード及び検査レコードを手動で作成し、次いで、検査内容を新たに作成された検査と照合するかのいずれかにより、これらの「壊れた」検査内容を修繕するシステム管理者のための機能を供給している。この場合には、人間の利用者がシステムと対話して一致を確認するので、第一のアプローチよりも不正確なデータを生ずる危険性が遥かに少ない。しかしながら、「壊れた」検査内容を解消する工程は通常の工程とは切り離されているため、生産性が低下し、また「壊れた」検査内容を有する患者の診断の遅れ及び必要治療の遅れが生ずる。ここでも、最悪の場合には、この遅れによって患者の死亡を招く可能性がある。
上述の論点に対処する第三のアプローチは、PACSが、自身が接続されているRISによって管理されている既知のソースからの画像を専ら受け取るように制限されるようなPACSを具現化するものである。顧客が、PACSには接続されていないRISによって管理されるソースから画像を取得することを望む場合には、顧客はこの新たなソースから顧客のRISへデータを変換するか、又は両方の情報システムにデータを手入力するかのいずれかを行なわなければならない。この解決策は、最も正確な患者情報を提供するが、実用的でなく、変換を行なう場合には極めて高経費である。
健康管理情報システムは多くの場合にはスタンド・アロン型でなく好ましくは相互接続されていることを認めた上で、一方のシステムから他方のシステムへの情報の転送を容易にする幾つかの試みが為されている。例えば、1987年に、Health Level Seven(HL7)として知られる試みが始められて、健康管理環境での電子的情報の交換のための一連の標準を結果として得た。HL7プロトコルは、病院情報システム、臨床研究所システム、及び薬局のような多様な利用者が各々にとって最も有用な態様で情報を交換することを可能にする。
しかしながら、上述のように、外部ソースから、又は可能性としては内部ソースからでも、施設に到着する全ての情報がHL7又は他の標準に準拠している訳ではない。これらの状況では、一つのソースからの患者データがもう一つのソースからの患者データと完全には一致しないような場合に後の利用に備えて情報を適宜照合することは、困難でもあり時間浪費的でもある。この問題に対する従来の解決策は、完全に手動であるか何らかの電子的な簡便的手法を用いるかを問わず、かかる「壊れた検査内容」の例外処理、又はかかる検査内容を特殊なインタフェイス又は照合の仕組みに回送する類似の手法を含むものであった。例えば、AGFAが販売しているPACS Broker製品は、PACS情報を放射線情報システム(RIS)の情報にリンクする仕組みを含んでいる。患者情報の不一致は本質的には、壊れた検査内容用の特別な「バケツ」にファイルされる。
この一つの例のみについて説明を続けると、現在公知のシステムのいずれも、多様なソースからの患者情報の冗長性を十分に活用するようにかかる壊れた検査内容を適当に処理することができないため、非効率が生じている。従って、この例では、既存の相互交換規格に全てが準拠している訳ではないような多様な非標準的ソースからの電子的な患者情報の交換をより実効的に扱う方法が必要とされている。
さらに一般的には、行なわれている医療手技に最も関連の深い角度からワークフローを扱うことにより、施療者の生産性を高める必要がある。幾つかの例では、患者中心型ワークフロー分析を維持する方が依然として好ましい場合もある。しかしながら、手技療法は一般的になりつつあるため、特定の患者についての情報の視点ではなく、行なわれるべき手技に関連する情報の視点に基づいてワークフローを扱う方が一般的になるであろう。
幾つかの公知の解決策は、全ワークフローのうち一つの手技に関連する小部分を扱うものであって、例えば米国フロリダ州Melbourne所在のWitt Biomedical Corporation及び米国コネチカット州Fairfield所在のGeneral Electric (GE) Corporationから販売されている血流力学システム等がある。
Witt Biomedical Corporation及びGE Corporationは、心臓手技の検査室内(in-lab)部分を扱っているが、検査室前(pre-lab)及び検査室後(post-lab)の手技ステップは扱っていない。しかしながら、全体的な手技療法ワークフロー生産性を高める試み、又は特定の手技に関連するワークフロー要素の集合を包括的に扱う試みを行なっている解決策も知られていない。例えば、患者中心型である公知のシステムは典型的には、手技の最終的な結果にのみ着目して、手技自体には着目しておらず、従って、手技から利用可能になるデータ全てを獲得する訳ではない。これらのシステムは、患者人口の全体にわたって手技を監視することにより利用可能となるデータ・マイニングも、結果として生成され得る傾向統計も扱わない。これらのシステムは、手技特定的な医師及びスタッフの効率を典型的に扱っている訳ではない。というのは、やはりこれらのような論点は大抵、例えば診察室から病院側で生成された手技関連情報へのアクセスを容易にするという論点のように単一患者のデータを遥かに超えて広がっているからである。
施療経費を削減しつつ同時に臨床的治療成果を改善するという目標のために、医療提供者施設の大半は、幾つかの核となる臨床システムすなわちCPOE、薬学、医療指針/決定支援、多診療科にわたる文書化、並びに取られる全ての行為及び関連する結果の集中保管のための臨床情報の貯蔵庫を具現化することに注目している。制御された医療語彙や、またある程度までは文書撮像も、これら核となるシステムを横断してさらに広範でシームレスな把握像を可能にする支援技術となる。現状の考え方では、差し当たり何かを購入する施設は、ADT及びマスタ人名索引能力を含めたこれら核となるシステムを単一のベンダーから購買する。
経費を削減しつつ治療成果を改善するという目標を達成するために、例えば所与の患者人口について広範で長期的な臨床履歴(胎児期から死ぬまでの)を提供し得るようにする等のように、これら核となるシステムを本質的に「企業化」することが有利である。この目的のために、これらのシステムは、極めて広範な基盤を持ち、あらゆる医学的な専門的特性(スペシャルティ)に対応し、施設の実質的にあらゆる点からアクセス可能であるべきである。これら核となるシステムは、入院患者との接触及び外来患者との接触の両方をカバーすることができ、範囲外の非所有の実体への業務を提供するときには組織境界横断的であるべきである(企業間取引能力)。これらの「企業的」システムを開発して配備することは、ベンダー及び消費者の双方にとって重要な仕事である。
健康管理施設がこれらの全包含的な「企業的」解決策を具現化しようと試みるのと同時に、手技に基づく療法の成長も爆発的になっている。この手技療法の成長は、医療技術の進歩、専門のさらなる細分化の進行、並びに世界的な人口成長及び「アメリカのたそがれ(graying of America)」による需要の高まりによって拍車がかかっている。医療技術の発展は、新たな診断用手技及び/又は侵襲型手技の数の増大を齎した。殆ど全ての手技に基づく療法は医用撮像に大きく頼っており、この領域での効率の必要性が強調されている。
本発明によれば、手技療法ワークフロー・システムが、医療手技の各々の段階に必要な医療データを収集し、フィルタ処理して、適当な施療者に対して適当な時刻に配布する。
この手技療法ワークフロー・システムは、データ管理サブシステムと、手技スパン・サブシステムと、作業組織化サブシステムと、実務管理サブシステムとを含んでいる。データ管理サブシステムは一つの診療科の範囲内で患者治療を実行し、管理して測定するのに必要なデータを獲得する。
手技スパン・サブシステムは、特定の医療手技のライフサイクルの全体の管理をカバーする構成要素を含んでいる。手技スパン・サブシステムは、保険情報、医療指示及び履歴を獲得して、最終的には診察室に結果を返す。
作業組織化サブシステムは、専門医及びスタッフの特定の必要に応えるように異質なソースから収集されたデータを特別調整することにより、一つの手技の全体にわたって様々な専門医及びスタッフの様々な必要に対処する。作業組織化サブシステムは、データ管理サブシステムからデータの部分集合を採取して、手技の適当な点において、この時刻にかかるデータを必要とする専門医に最も適した態様でデータを提示する。
実務管理サブシステムは、スループット及び患者の診療成果の両方の最適化を容易にするように、特定の手技に対応する専門診療科の実務的側面及び患者治療的側面を監視して測定する構成要素を含んでいる。
本発明によれば、手技療法ワークフロー・システムは、リソースの継続的な監視及び再割り当てを介して手技型診療科のスループットを最適化し、手技型診療科の効率を管理する。
さらに、本発明によれば、手技療法ワークフローは、自身の構成要素を管理して、多数の専門的特性による診療環境を横断して、様々なワークフローのためにかかる構成要素の再利用を容易にする。
この概要及び下記の詳細な説明に記載した特徴及び利点は全包含である訳ではない。多くの付加的な特徴及び利点は、図面、明細書、及び特許請求の範囲を考慮すれば当業者には明らかとなろう。さらに、本開示において用いられる言語は主に、読み易さ及び教示の目的で選択されており、発明の主題を限定したり画定したりするために選択されたものではなく、かかる発明の主題を決定するためには特許請求の範囲を頼る必要があることを特記しておく。
各図面は、説明のみの目的で本発明の一実施形態を図示している。当業者は、以下の記載から、本書に記載した本発明の原理から逸脱することなく、本書に示す構造及び方法の代替的な実施形態を採用し得ることを容易に認められよう。
好適実施形態と関連して本発明を説明するが、本発明をこれらの実施形態に限定することを意図しないものと理解されたい。反対に、特許請求の範囲によって画定される本発明の要旨及び範囲内に含まれ得る全ての代替構成、改変及び均等構成を網羅するものとする。
図1は、本発明の一実施形態による手技療法ワークフロー・システム100を示す高レベル・ブロック図である。システム100は、病院業務系統の臨床的治療成果及び実務効率を監視して改善する単一の機構を与えるウェブ型ソフトウェア・システムとして具現化される。以下の議論は、放射線医学に焦点を当てるが、当業者には類似のアプローチが他の手技療法診療分野に同等に適用可能であることが認められよう。
システム100では、ワークフローを「手技中心型」の視点から扱うため、手技を実行するのに必要とされる様々なリソースにとって、手技が必要とされる時刻にリソースが必要とする情報が直ちに利用可能になる。
本発明の一実施形態によれば、システム100の主な機能的構成要素は、データ管理サブシステム101、手技スパン・サブシステム102、作業組織化サブシステム103、及び実務管理サブシステム104である。
データ管理サブシステム101は、一つの診療科の範囲内で患者治療を実行し、管理して測定するのに必要とされる詳細なデータを獲得する。一実施形態では、サブシステム101は、ディジタル画像取得及び表示、医用装置統合、電子カルテ統合、走査書類、並びに構造化型臨床データ収集を含んでいる。これらの構成要素の各々からのデータは、従来と同様に収集されて、サブシステム101によって後述するようにして管理される。
手技スパン・サブシステム102は、特定の医療手技のライフサイクルの全体の管理をカバーする構成要素を含んでいる。一実施形態では、このカバー範囲は、保険、指示及び履歴のような情報に関わる診察室からのデータ獲得を含み、予定及び追跡のような診療科内部での効率化に続き、最終的には診察室に結果を返す。
作業組織化サブシステム103は、専門医及びスタッフの特定の必要に応えるように異質なソースから収集されたデータを特別調整することにより、一つの手技の全体にわたって様々な専門医及びスタッフの様々な必要に対処する。このように、このサブシステムは、データ管理サブシステム101からデータの部分集合を採取して、手技の適当な点において、この時刻にかかるデータを必要とする専門医に最も適した態様でデータを提示する。
実務管理サブシステム104は、スループット及び患者の治療成果の両方の最適化を容易にするように、特定の手技に対応する専門診療科の実務的側面及び患者治療的側面を監視して測定する構成要素を含んでいる。
本発明の一実施形態によれば、システム100は医用装置110及び外部情報システム111と統合されている。好適実施形態では、IDX Systems Corporationによって提供されている業務(サービス)指向型アーキテクチャ(SOA)技術のように異質なアプリケーション間での通信を可能にする一組の標準的なウェブ・サービスを用いてこの統合を達成する。代替的な実施形態では、システム100と共に用いられる他の統合機構としては、関係する特定の手技及びかかる手技について普及している健康管理業界標準に依存して、DICOM、HL7、HTTP及びX12のようなメッセージ交換標準等がある。
図2を参照して述べると、一実施形態によれば、システム100は、ウェブ型アプリケーション構造210をn階層のアーキテクチャとして用いて具現化される。明確に述べると、アプリケーション構造210は、5種の撮像関連の専門的特性すなわちRIS(放射線診療)220、CVIS(心臓診療)230、PACS(画像保管)240、Imaging Suite(米国バーモント州South Burlington所在のIDX Systems Corporationから販売されている医用撮像管理システム)250、及び「専門的特性C」(病院又は他の診療によって必要とされ得るような将来の専門的特性のための付加的な側面に対する総称的参照)260を扱う。これらの専門的特性の各々が自身の特化構成要素(221、231、241、251及び261)並びに拡張部(222、232、242、252及び262)を有している。例えば、構成要素221はマンモグラフィ手技についての追跡及び報告のための機能を含んでおり、これらの機能は、他の専門的特性によって用いられることはない。構成要素232は、心カテ室(心臓カテーテル室)の認証に特定的に必要とされるデータ要素を獲得する機能を含んでいる。構成要素222は、アンジオグラフィ検査のために類似のデータ収集方法論を用いる。当業者は、構成要素222のデータ要素自体が専門的特性に特定的であることを理解されよう。
これらの専門的特性の全てに共有されているのが共通ワークフローの発行であり、ワークフロー・イネーブラ270によって扱われる。好適実施形態では、これらのワークフロー・イネーブラ270としては、手技予定のような共通実務構成要素271、実務構成要素によって用いられるデータ・スキーマである共通実務実体272、並びにシステム100内のセキュリティ及びナビゲーションのような大域的なタスクを扱う構成要素273がある。一つの特定的な例として、患者中心型システムは典型的には、組織レベルでロール・ベース型(役割に基づく)セキュリティをサポートしている(例えばシステムを用いて実行されるべき様々なタスクのための許可を与える)。しかしながら、多数の専門的特性が同じ情報システムを用いている場合には、かかるセキュリティは十分にきめ細かい(granular)とは言えない。例えば、心臓カテーテル室の技師にマンモグラフィ検査に関連するデータを編集する能力がある必要はない。好適実施形態では、構成要素273はかかるロール・ベース型セキュリティを提供する。
図2には示していない他のイネーブラ270も、共通ワークフロー構成要素すなわち一つの手技のために開発されたものであるが他の手技についてのワークフローでも再利用され得る構成要素や、ワークフロー管理用の「ツールキット」として提供されている基本構成要素である基礎実務/ワークフロー構成要素、並びに本書に記載しているような様々なロール(役割)、組織及び人々の間での対応を確立するのに用いられる共通統合構成要素を含んでいる。
ワークフロー・イネーブラ270は、様々なデータ・ソース280と連絡しており、これらのデータ・ソース280は、既存のデータベース281、ファイル・システム・データ282、並びに他のシステムに接続するウェブ・サービス及び外部システムへの他形式のインタフェイスのような外部ソース283に分類され得る。
図3に移り、同図には本発明による手技中心型ワークフロー管理の一例が示されている。この例は、専門医330、電子カルテ(EMR)又は他の外部患者情報システム331、紹介医332、地方の健康管理施設333、及び関心のある特定の手技に対応する適当な装置334(例えばモダリティ)を含むワークフローを管理している。この例では、専門医のワークフローは、患者履歴を獲得/閲覧すること311を含んでおり、この獲得/閲覧311自体が、以前の手技を閲覧し312、以前のディジタル画像を閲覧し313、EMR331と連絡して問題リストを閲覧し314、EMR331と連絡して患者の身体的情報及び履歴情報を獲得/閲覧し、EMR331と連絡して検査室の結果を閲覧することを伴っている。このワークフローはさらに、EMR331と連絡して追跡調査指示を獲得すること317を含んでいる。加えて、このワークフローはまた、手技結果319及び手技の間に得られた対応するデータ320を獲得すること、並びに紹介医332及び地方の施設333と連絡してかかるデータを配布すること321を含んでいる。最後に、外部装置334と連絡して、専門医330は手技からの獲得データを受け取り319、ディジタル画像を閲覧/解釈する320。本書に記載するようなワークフロー管理は、異なるタイプの施療者であるか又は異なるタイプの患者であるかを問わず、ワークフローに関わる人々の様々な役割の認識を含んでいる。このように、管理されている全範囲のワークフローが増大しても、利用者は、利用者の現在の必要性のコンテクストとは無関係な情報については提示されない。例えば、ストレス・エコーを読み取っている心エコー医は、侵襲型心臓診療の特徴については、かかる特徴が利用可能であったとしても提示される必要がない場合がある。
好適実施形態では、システム100は、幾つかの異なるモードでの動作について構成設定自在である。システム100は、スタンド・アロン型診療科別システムとしての利用のために構成設定自在である。また、システム100は、例えば病院の方針を、この病院において手技を実行している医師グループの方針と共に考慮に入れることを可能にし、又は病院内部の異なる専門的特性の方針を扱うことを可能にするような第三者ポータル及びフレームワークに統合された診療科別システムとしての利用のためにも構成設定自在である。システム100の一つの具現化形態では、診断報告及び専門医の請求書に、手技が実行された病院のみに必ずしも限らず担当医が所属している医療提供者グループのロゴ及び住所を反映させる。かかる統合は、多数の健康管理業務系統をカバーする第三者ポータル及びフレームワークにまでさらに拡張することができる。システム100のもう一つの構成は、多数の健康管理業務系統をカバーするスタンド・アロン型の企業型アプリケーションのようなものである。
システム100は「手技」を従来の「検査」と区別するように構成されていることを特記しておく。公知のシステムは後者に焦点を合わせており、主に、実行されている単一の試験を結果の報告を従えつつ含んでいる。一方、手技はさらに一般化されており、病気を治療し又は診断するために生じ、次いで多数の結果を生成することができる一連のステップを含んでいる。従って、検査は、単一のステップのみを有する手技の最も単純なものであると看做され得る。本書に記載しているようなさらに一般化された手技をサポートすることにより、例えば放射線診療及び心臓診療IHEプロファイル、SPS/MPSS及び専門的特性の予定(スタッフ及びリソースの予定)に関する典型的なワークフローをさらに完全に扱うことができる。
単純な手技でも患者来診の概念とは異なっている。例えば、患者が侵襲型心臓カテーテル法を受けており、且つ血管内超音波を実行する必要がある場合には、いずれの診療科がこの設備を所有しているかに応じて、また担当医の信任に応じて、心臓カテーテル法とは別個に超音波の結果を出して超音波の請求をする必要がある場合がある。システム100は、かかる超音波を従来の態様のように新たな患者来診として別個に扱うのではなく、治療の一こまと看做してカテーテル法と関連付けた状態に保つように構成されている。かかる関連付けを保つことにより、システム100は無関係に見えるが実際には関係している情報の冗長な蓄積を回避する。システム100は、各手技での対応を保つことにより、利用者が、特定の患者について特定の手技に投入された全てのステップについて他所参照を行ない詳細を得ることを可能にする。さらに、かかる関連付けを記帳することにより、システム100は、対応するリソースが一つの診療グループからのものであるか又は複数の異なる診療グループからのものであるかを問わず、手技の任意の所要部分についてドラッグ・アンド・ドロップ方式で予定及び職務割り当てを行なうことができる。
図4には、システム100が如何に動作して異質な報告ツール420、430、440を医用画像管理システム(例えば米国バーモント州South Burlington所在のIDX Systems Corporationによって提供されているImagecastシステム)450に統合するかを示す機能ブロック図が掲げられている。心臓医411、放射線科医412又は他の専門医413のような専門医療提供者が全て、患者の初期担当医414と連絡して、患者治療を提供する。様々な専門的特性は典型的には、手技所見を獲得して対応する報告を作成する専門的特性自体の報告ツール、例えば420、430及び440を有する。本書に記載しているように、システム100は、利用者(この例では医師414)が患者又は手技を識別し451、画像管理システム450を介してかかる様々な報告ツール420、430及び440を結合して協働させることを可能にする。明確に述べると、システム100は画像管理システム450を介して、ツール420、430、440によって作成された報告書を、共通語彙に写像(マッピング)し453、共通語彙を管理者415によって管理する(必要に応じて更新し又は改訂する)452ことを可能にし、請求コード及び手技コードの割り当て454を容易にし、品質又は実務分析者416が、臨床的治療成果についての報告(例えば傾向報告、効率報告)について作業してかかる報告を生成する455ことを可能にして、患者手技の全体的な改善を図る。
図5を参照して述べると、同図には、本発明によるワークフロー処理のための処理系列が示されている。この例では、二人の施療者すなわち医師511及び分析者512が関わっている。図5では、前述の各実体が最上部を横断して列挙されている。各々の実体の下方では、縦線が時間の経過を表わしている。縦線の間の横向きの矢印は、関連する実体同士の間のトランザクションを表わしている。尚、全てのトランザクションが図5に示されている訳ではないことを特記しておく。本発明の他の実施形態では、トランザクションの順序は変化してよい。
段階520では、システム100は、医師511が関心のある患者/手技を識別して531、臨床所見の入力又は編集を開始する534ことを可能にする。段階522では、患者又は手技が識別されたら、システム100は手技調査513を引き受け、この調査513に基づいて患者情報と連絡して532既存の所見を要求する533。段階523では、患者情報にアクセスして臨床所見が入力/編集されたら、報告ツール514は所見の通信を開始する。段階524では、所見の要求が処理されて523所見が連絡された535後に、語彙写像器515がツール特定的な所見を報告ツール514に返す。一旦、語彙写像器515は、自分が必要とする情報を有したら、既存の所見を検索して536、所見を共通語彙としてデータ記憶庫516に記憶させる537。段階521に戻り、分析者512はデータ分析報告を要求し538、段階526では、データ分析ツール517がデータ記憶庫516からかかる情報を要求することができ543、共通所見データが返され539、書式を整えたデータ報告が分析者512に返される544。
システム100は、従来のPACSのものに幾分類似したグラフィック・ユーザ・インタフェイスを設けているが、画像に専ら関連した利用者選択に限定されているのではなく、利用者は、特定の手技の様々な側面を選択することができ、例えば特定の患者についての手技の一部の詳細について「掘り下げる」ことができる。ここで図14を参照すると、同図は、システム100の利用者に対し、利用者自身のワークリストを構成設定して所望に応じて情報をフィルタ処理する能力を与えるユーザ・インタフェイスを設けている。図14に示すように、利用者は、検査ステータス1410、報告ステータス1420、医療提供者1430、患者ステータス1440、組織1450、検査コード1460、リソース1470、及び検査範疇1480の各選択規準を選択することができる。例えば、図14では、利用者がワークリスト「心カテ室」1405を構成設定している。このワークリストでは、利用者は、全検査ステータス1410、全報告ステータス1420、組織1450として「心臓センター」、並びに検査範疇1480について「カテ」、「末梢カテ」及び「成人カテ」を選択している。
図15に移ると、ワークリストに表示される欄を利用者が選択することを可能にするユーザ・インタフェイスが示されている。図15では、利用者は、患者氏名1510、受付番号1520、検査説明1530、検査日時1540、要求者1550、検査ステータス1560、及び組織1570を表示したい欄として選択している。
一旦、利用者が自分の選択規準を与えたら、システム100はワークリストを生成する。図16には、例えば2005年10月19日から2005年11月17日までの期間の心カテ室での行為の全報告を利用者が見ることを可能にする利用者作成のワークリストが掲げられている。このワークリストは、利用者によって選択された選択規準に基づいて作成されている。
システム100は利用者に対し、チェックリスト、評価及びログ生成等を含めたインタフェイスを、所与の手技について要求されるように提供する。このインタフェイスはさらに、専門医が本日何の作業を行なうかを示しており、ここでも各々の選択がシステム100からの詳細との対応を含んでいる。
以下では、システム100の動作のさらに特定的な例に移り、システム100の機能の幾つかの範疇について説明する。
《ワークフロー管理》
上で述べたように、システム100の動作の基本的な側面は、手技療法に関連したワークフローの管理にある。任意の所与の医療手技において実行されるべき下位職務は手技間で異なっているが、以下に列挙する例は一般的な手技の多くの典型的な下位職務を扱っている。
(診断報告/文書所見を作成する)
手技療法において最も一般的な職務の一つは、手技の内容の文書化、並びに手技の出力(例えば画像)が診断及び/又は治療的視点から何を示しているかの解釈である。システム100を用いた典型的なシナリオでは、システムは先ず、既に収集されている手技に関連する任意のデータを表示する。次いで、利用者は手技を実行することに関わるデータを入力する(手動で又は関連する医用装置との接続を介して)と共に修正して、システム100が新たなデータを記録する。次いで、利用者はデータの要約又は解釈を入力し(ここでもキーボード入力から音声認識に到る任意の好都合な態様で)、これをシステムが記録する。次いで、良好な臨床診療に応じて、利用者は要約/解釈を確認し(例えばサインする)、システム100が要約/解釈のテキスト表現を適宜配布する。
(口述を獲得する)
一般に、医師及び他の施療者は、手書きのメモ又はキーボード入力よりも口述によって患者情報を入力する方が遥かに簡便であると思っている。好適実施形態では、システム100は、手技の内容及び手技時に取得された画像の解釈を口述を介して獲得すると施療者の現在のワークフロー診療に対して殆ど変更がない。利用者は先ず、たった今行なわれた手技又は利用者が画像で見ている手技を識別する。システム100は応答して患者情報を確認する。すると、利用者は従来のディジタル記録サーキットリ及びソフトウェア(図示されていない)に話しかけることにより解釈及び所見を記録する。そして、システムは記録された情報を記憶して、後の検索及び認識/筆記に備える。代替的な実施形態では、システム100は実時間で発話をテキストへ変換し、利用者が生成されたテキストの閲覧、修正及び確認を直ちに実行し得るようにテキストを表示し、この時点でシステム100は元の音声録音に加えて又はその代わりに、生成されたテキストを記憶する。
(テキスト型所見を記録する)
幾つかの例では、良好な臨床診療は、施療者が口述でよりもテキスト形態で情報を入力することを必要とする。これらの状況では、システム100は、手技の内容及び手技時に取得された画像の解釈をテキスト入力したものを獲得する。先ず、利用者は、解釈を与えている手技を識別する。システム100は応答して患者情報を確認する。次いで、利用者はタイピングを介して解釈/所見を入力し、システム100はかかる情報を記憶して後の検索に備える。利用者が施療者の口述の手動筆記を行なう筆記者であるような代替的な実施形態では、利用者は対応する音声ファイルを聴いて、この音声ファイルに基づいて適当な書写テキストを入力する。
(構造化型要素を入力/編集する)
一般に、施療者にとっては、コード化されたデータ集合を用いて手技の内容及び画像の解釈を記録することが望ましい。コード化されたデータを用いると実務生産性の向上が促され、経時的に、また一定範囲の施療者にわたって、報告の一貫性が得られるため、患者治療のレベルが向上する。システム100はこの側面で、コード化された要素からのテキスト型報告の自動生成を介してワークフローを管理する。明確に述べると、利用者は、たった今行なわれた手技又は利用者が画像で見ている手技を識別する。システム100は応答して患者画像を確認する。利用者は、コード化されたデータ要素に対して「ポイント・アンド・クリック」入力を用いて解釈/所見を記録する。システム100は、コード化された要素を記憶して後の検索に備えると共に、選択された要素に基づいてテキスト型報告を生成する。
(診断報告/所見を配布する)
手技療法ワークフローにおいてもう一つの近普遍的職務は、要求を発した又は照会を求めている医療提供者に対する手技の結果(すなわち所見、解釈)の配布である。典型的には、この医療提供者はこれらの結果を用いてさらに詳細な診断を行なう。システム100は、一旦、結果が判明したら、照会を求めている医療提供者を識別し、この医療提供者の報告受領の好ましい方法を決定し(例えば電子メール、印刷した報告書)、この好ましい方法によって報告を送信することにより、診断報告の配布を管理する。一旦、医療提供者が診断報告を読んだら、医療提供者は患者の治療の次の道筋を決定し(例えば追跡調査の予約を予定に入れる)、システム100を介してこの事象をワークフローに入力することができる。
(やるべき作業を管理する(筆記))
多くの健康管理施設で蔓延している非効率性には、リソースが利用可能になったら作業を扱うことができるように、行なわれる必要がある作業を識別することが関わっている。一例として、典型的には、施設全体で手空きの筆記者の員数は限られており、この員数の効率は、筆記者が、自分がやるべき作業がある場所を知る簡便な方法が存在すれば最大化される。システム100は、まだ筆記されていない音声ファイルの一覧を自動的に保つことにより、かかる効率性を促す。明確に述べると、システム100は、テキスト型報告を有しない口述の一覧を表示する。利用者(すなわち筆記者)は、着手すべきこれらの口述から一つを選択する。すると、システム100は、この項目が他の筆記者によって選択され得ないように、該当項目を使用中と標識する。次いで、システムは、関連する音声ファイルを再生して、上で「テキスト型報告を記録する」のワークフローの説明で述べたようにして筆記する。
《報告フレームワーク》
ワークフロー管理に加えて、システム100は、医療手技に一般的に関連する様々な報告を容易にする報告フレームワークを提供している。以下、好適実施形態の幾つかの例について説明する。
(患者/手技を識別する)
考え得る実質的にあらゆる医療手技のためのワークフローは、関係する患者及び実行すべき特定の手技の両方を識別することを必要とする。好適実施形態では、システム100は、利用者がさらに詳細なデータ入力又は情報閲覧の目的でかかる情報を効率的に呼び出すことを可能にする。以前の非計算機式システムでは、この行為は典型的には、患者ファイルの位置を突き止めて、これらのファイルを業務の適当な要求と結び付けることを求めていた。好適実施形態では、利用者、例えば医師が任意の利用可能な識別情報を入力し、システム100が応答して可能な一致の一覧を与える。かかる識別情報としては、患者識別情報、手技情報(例えば当日の全ての未決のMRI要求の一覧)、及び特定の患者又は手技を識別するために利用可能なデータベースの内部をソートする助けになり得るその他情報がある。図6〜図13に関して、患者情報のかかる自動生成のさらなる詳細を下記に掲げる。次いで、医師は、システム100によって提示された一覧から適当な項目を選択し、システム100は、選択された患者又は手技に関連する情報を表示することにより応答する。
(報告を作成する/所見を獲得する)
既存のシステムでは、当時点で必要とされている診断に関連する手技の結果のみを保持することが一般的である。例えば、心臓診療の目的での撮像は、心臓を巡る血流に関わる結果を生成することを意図されており、この結果が、手技の結果として報告される全情報であってよい。しかしながら、かかる撮像手技はまた、後の病気の診断のために将来用いられ得る他の詳細を付随的に獲得する場合がある。加えて、医療過誤の苦情に関わる懸念から、手技の結果のみに留まらず手技自体についてのさらに多くの情報を獲得することが望ましい場合がある。従って、システム100は、手技結果及び手技内容の両方を獲得して連絡することを容易にする。好適実施形態では、特定の手技の効率及び施療者の選択設定に基づいてこの情報を獲得するための様々な機構が利用可能にされている。このように、利用者に最大の生産性を提供するツールを用いて、利用者は状況に応じて手技時に観察された所見又は手技時に取得された画像の解釈を獲得し、また治療のための推奨の要約を獲得する。一好適実施形態では、システム100は利用者に対し、手技に関する現在の情報、例えば手技時に獲得された画像を提示する。利用者はこれらの画像を見て、システムは獲得され得る所見の構造オプションの数、撮像された血管の数、見出された閉塞の数、並びに各々の閉塞の大きさ及び重症度等を与える。次いで、利用者は、画像において識別された所見の解釈を獲得し、行為の計画に対する示唆を獲得する。ここで、この行為の計画は、追加の撮像手技を含んで、患者の問題をさらに詳細に定義してもよいし、又は薬剤のような手技方式以外の治療をさらに定義してもよい。これに応じて、システム100は獲得されたデータをデータ管理サブシステム101へ連絡して、所望のワークフローに従って、照会を求めている医師に対する示唆される行為の計画の連絡、又は外部システム111での調剤指示の開始等を含めたさらなる処理に供する。手技が進行している間に用いられる代替的な実施形態では、利用者は、記憶及びさらなる連絡のために手技の様々な中間的ステップを獲得する。例えば、放射線科医は、マンモグラフィ又は超音波撮像の間に撮像の様々な段階を獲得して、身体の様々な部分が、これらの部分に病気が見つからなくても実際に撮像されていたことを証明することができる。もう一つの代替的な実施形態では、この獲得はまた、手技時に与えられる鎮静剤治療のような手技時に与えられる口頭指示に対する利用者による承認を含んでいる。
(共通語彙に写像する)
健康管理施設は健康管理関連情報を収集する様々な装置及びシステムを含むのが典型的である。残念ながら、かかる情報を共通のフォーマットで保持する普遍的な標準は現在用いられていない。一つの普及型標準に準拠した装置もあれば他の標準に準拠した装置もあり、またデータをベンダー専有のフォーマットで保持する装置もある。従って、共通ワークフロー動作は、異質な非互換的ソースから収集されたデータを採取して、かかるデータを共通フォーマットへ変換する。好適実施形態では、システム100は、所見データを連絡するような様々な報告ツールからデータを受け取って、かかるデータを、システム100の全体で直接利用可能な一組の共通データ要素へ変換する。
(臨床的治療成果を報告する)
健康管理施設は、扱う手技について収集された臨床データを分析することにより、患者治療のレベル及び治療の全体的な効率の両方を高めることができる。この情報は、籍の登録、患者治療分析、傾向分析、組織の信用形成、及び他の研究のような様々な目的に利用することができる。好適実施形態では、システム100は利用者(例えば品質分析者又は実務分析者)に対し、選択されるべき可能なデータ要素を表示する。次いで、利用者は、内容ばかりでなく提示のスタイル及び出力の書式も含めて所望の出力を整形する。次いで、システム100は所望の内容についての必要に応じてデータ及び統計を編集し、次いで印刷し、又は他の場合には要求に応じてデータを提示する。
(請求コード/手技コードを割り当てる)
健康管理施設での料金請求過程を自動化し、またかかる施設での行為に対応するように手技コードを用いる多くのシステムが存在している。健康管理施設が幾つかのかかるシステムを動作させていることが一般的であり、手技によっては1よりも多いかかるシステムへの入力及びここからの出力を必要とする場合がある。従って、好適実施形態では、システム100は、異質なシステムの間で請求コード獲得及び手技コード獲得を協働させて、請求コード及び手技コードの共通語彙への割り当てを容易にする。結果として、いずれのサブシステムが構造化型テキストを生成するかを問わず、一旦、任意の専有的データ要素が共通語彙に写像されたら、請求コード及び手技コードは透過的態様で手技と統合される。好適実施形態では、写像は、所望に応じて個々の共通語彙のデータ要素に対して行なわれるか、又は共通語彙のデータ要素の特定の組み合わせに対して行なわれる。特定的な一例として、システム100は、一組の所見のいずれの共通データ要素に請求コード/手技コードが割り当てられているかを決定する。一実施形態では、システム100は、収集されたデータ要素を、共通語彙モジュールによって構成設定されているデータ要素/請求コードの組み合わせと比較する。次いで、システム100は、所見に存在する共通データ要素のいずれの組み合わせに請求コード/手技コードが割り当てられているかを判定する。次いで、システム100は、割り当てられている請求コード/手技コードを手技の文書化に含める。
(共通語彙を管理する)
データ要素に共通語彙が望まれる場合、特に専有的臨床データ要素から共通語彙データ要素へ写像が行なわれる場合に、折に触れて健康管理施設は写像を更新する必要がある。システム100は、構造化型報告ツールにおける専有的要素と共通語彙における要素との間の関係を定義し、共通語彙データ要素又は場合によっては要素集合と、請求コード及び手技コードとの間の関係を定義することにより、一つのワークフロー内で必要に応じて写像の変更を可能にする態様で上述のような更新を促進する。好適実施形態では、システム100は、専有的データ要素及び共通語彙要素を表示して、利用者が、従来のグラフィック・ユーザ・インタフェイス機構を用いて対応する要素を共に結び付けることを可能にする。次いで、システム100は、利用者が各々の共通の要素又は要素集合について手技コード又は請求コードを選択し、これらを共に結び付けることを可能にする。次いで、システム100は、選択された結び付き/関係を上述の写像での利用のために記憶させる。好適実施形態では、管理者がシステム100を白紙の状態から構成設定し始めるのではなく、必要に応じて単にシステム100を修正すればよくするために、事前にシステム100が既定の写像の集合の確立を可能にすることにより効率を達成する。代替的な実施形態では、専有的データ要素が写像器に送られて共通データ要素とは現在結び付けられていないときに、暫定的な関係を動的に作成する。この場合には、システム100は利用者に対して写像されていない値を表示して、値が関係している共通データ要素を確認し又は選択するように利用者に促す。このときに、この関係は記憶されて後の照会に備える。この態様で、その場で関係を構築することができ、事前に管理する必要がなくなる。
構造化型データの写像のさらに詳細な説明に移る。現在、健康管理情報システムでは、構造化型臨床報告を行なう多くのベンダー及びツールが市場に存在している。各々のベンダーは一組の構造化型データ要素を開発しており、これらのデータ要素を用いて診断又は治療の結果を文書化することができる。幾つかの医療管理体は、特定の専門的特性についてのデータ要素の標準化に向かって努力している。しかしながら、この方法はしばしば、極めて時間浪費的である場合があり、また一つの専門的特性の内部でも衝突がある場合もあり、しかも専門的特性を横断して標準化を行ない合意を得る努力が必要とされる。従って、異質な構造化型臨床報告システムを横断してデータ及び医療結果を比較することを可能にするという問題は、予見可能な将来には論点となろう。
システム100は、病院のスタッフが一定範囲の臨床報告ツールを利用し、しかも報告ツールを問わず臨床的治療成果を比較する能力を有することを可能にする。これにより、末端利用者が臨床領域及び/又は末端利用者のワークフローに最もよく適合する臨床報告ツールを選択することが可能になり、従って、利用者生産性及び患者治療が向上する。
システム100は、同じ医療専門的特性の内部の異なる報告ツールからのデータ要素若しくは専門的特性に跨がる各ツールからのデータ要素、又はこれら両方を写像するように構成設定自在である。
市場に現在出回っている既存の構造化型臨床報告ツールの幾つかは、各ツールの専有的データ要素の包括型のコード集合への写像(例えばSNOMED)を提供している。これらのシステムは、最も細かいレベルで論点を解消することのみを期しており、健康管理施設によっては多数の構造化型臨床報告システムを有するとの事実を考慮していない。このシナリオでは、潜在的に同じ専門的特性の内部であっても互いに比較することができないような施設内部で収集された臨床データが依然存在することになる。
好適実施形態では、当業者には明らかなように、上述の機能の殆どは従来の態様で具現化されている。しかしながら、従来は具現化されていなかった一つの領域は、上述の患者関連データの自動生成である。従って、以下、この領域の好ましい具現化形態を詳細に説明する。明確に述べると、図6には、医用データベース・システム600の好適実施形態を示す高レベル・ブロック図が示されている。システム600は、様々なソースから様々な患者関連データを入力として取り入れる。単純化して分かり易くするために、本書では内部ソース601と呼ぶ幾つかのソースは、患者関連データを公知の標準化されたフォーマットで提供する。一例として、米国バーモント州South Burlington所在のIDX Systems Corporationによって製造されているIDXrad製品は、HL7 ADTプロトコルに準拠しており医用データベース・システム600に用いられているものとネイティブで一致する患者データ・フィールドを含む患者識別情報を提供する。内部ソース601からの患者関連情報については、医用データベース・システム600は、内部ソース601によって与えられたデータに関連する患者を直ちに且つ無条件に識別して、患者の記録、及び医用データベース・システムによって記憶されている他の関連情報を更新することができる。
医用データベース・システム600はまた、医用データベース・システム600に用いられているものと完全に一致する形態でかかるデータを提供することのできないような他のソースからの患者関連データも入力として受け入れるように構成されている。単純化して分かり易くするために、かかるソースを本書では外部ソース602と呼ぶ。一般に、外部ソース602からのデータは、何らかの患者関連データを含んでいるが、これらのデータは医用データベース・システム600によって用いられる形態と完全に一致した形態になく、また患者の即座の何らかの識別を可能にするのに十分に完全でない場合がある。
医用データベース・システム600にアクセスする健康管理人員にとって最も効率的なワークフローを提供するために、システムは、システムに既に存在する患者と一致し得ない外部ソース602から受け取ったデータに応答して患者関連データを自動的に生成するように構成されている。システム600は好ましくは、能力の及ぶ限りで外部ソース602によって提供されたデータを解釈し、外部ソースから受け取ったデータに結び付けられる関連レコード及びフィールドを可能な範囲で自動生成して埋める。
一実施形態では、医用データベース・システム600は、従来のコンピュータ・システムで実行される。図7は、一実施形態による医用データベース・システム600として用いられるコンピュータ・システムの高レベル・ブロック図である。バス704に結合されている少なくとも1台のプロセッサ702が図示されている。また、バス704には、メモリ706、記憶装置708、キーボード710、グラフィックス・アダプタ712、ポインティング・デバイス714、及びネットワーク・アダプタ716が結合されている。また、グラフィックス・アダプタ712に表示器718が結合されている。
少なくとも1台のプロセッサ702は、INTELx86又はPower PC互換型の中央処理ユニット(CPU)のような任意の特定目的プロセッサ又は汎用プロセッサであってよい。記憶装置708は、多量のデータを保持することが可能な任意の装置であってよく、ハード・ドライブ、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、DVD、又は他の何らかの形態の固定型若しくは着脱自在型の記憶装置のようなものであってよい。メモリ706は、プロセッサ702によって用いられる命令及びデータを保持している。ポインティング・デバイス714は、マウス、トラック・ボール、ライト・ペン、指触型表示器、又は他の形式のポインティング・デバイスであってよく、キーボード710と共に用いられてコンピュータ・システム700にデータを入力する。
ネットワーク・アダプタ716は、コンピュータ・システム700を内部ソース601及び外部ソース602に結合する。一実施形態では、ネットワーク・アダプタ716はコンピュータ・システム700を構内網及び/又は広域網に接続し、これらの網が次に内部ソース601及び/又は外部ソース602に接続する。ネットワーク・アダプタ716及びネットワークは、Ethernet(商標)、TCP/IP、HTTP等のようなソース601、602と通信する任意の従来のネットワーク形成技術であってよい。もう一つの実施形態では、内部ソース601及び/又は外部ソース602は、IEEE1394FireWire接続、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)接続、シリアル接続及び/又はパラレル接続のような様々な通信技術を介してコンピュータ・システム700に接続される。さらにもう一つの実施形態では、ソース601、602と、医用データベース・システム600として動作するコンピュータ・システム700との間に直接的な通信が存在しない。その代わり、ソース601、602からのデータを、フレキシブル・ディスク、CD−ROM、DVD、又は他の磁気メモリ、光学メモリ若しくは半導体メモリのような記憶媒体上で符号化して、次いで、物理的に輸送してコンピュータ・システム700に挿入する。
医用データベース・システム600に帰属される機能を提供するプログラム・モジュール720は好ましくは、記憶装置708に記憶され、メモリ606にロードされて、プロセッサ702によって実行される。代替的には、ハードウェア・モジュール又はソフトウェア・モジュールが、コンピュータ・システム700内の他の場所に内蔵されていてもよい。本書で用いられる「モジュール」との用語は、モジュールに帰属される機能を提供するのに用いられるコンピュータ・プログラム・ロジックを指すものとする。
コンピュータ・システム700の内部のハードウェア及びソフトウェアの形式は、医用データベース・システム600の具現化形態に依存して様々であってよい。例えば、大容量型環境で動作する医用データベース・システム600は、高い処理スループットを提供するためには多数のプロセッサ及びハード・ドライブ・サブシステムを有していてよく、また多数の同時的な利用者をサポートするためには多数の表示器及びキーボードを有していてよい。同様に、幾つかの実施形態が、システムの特定の能力に依存して、表示器718、キーボード710、及び/又はネットワーク・アダプタ716のような幾つかの構成要素を省略していてもよい。加えて、コンピュータ・システム700は、画像を多様なフォーマットで表示する、利用者がシステム600に安全にログ・インし得るようにする、及び管理能力をサポートする等のように本書に詳細には記載していない付加的な従来の機能をサポートしていてもよい。
図6に戻り、一実施形態では、医用データベース・システム600は、外部ソース602から受け取った患者関連データを抽出する機能を果たす様々なサブシステムを含んでいる。これらのサブシステムとしては、比較サブシステム604、写像ツール・サブシステム606、自動生成サブシステム608、辞書サブシステム610、及び患者登録サブシステム612がある。一実施形態では、これらのサブシステムは、コンピュータ・システム700上のモジュールとして具現化されている。
写像ツール・サブシステム606は、外部ソースからデータを受け取って、このデータを解釈し、写像して、変換し、次いで、比較サブシステム604及び自動生成サブシステム608を呼び出して、医用データベース・システム600にデータを記憶させる。比較サブシステム604は、外部ソースからのデータに対応するレコードが既に存在しているか否かを判定して、存在しているならばレコードにデータを結び付ける。対応するレコードがまだ存在していない場合には、自動生成サブシステム608がレコードを生成して、受け取ったデータ及び他の既知の情報でデータ・フィールドを埋める。
一実施形態では、内部ソース601及び外部ソース602から供給されたデータは、病院情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)、画像保管び通信システム(PACS)、又は他のかかるシステムによって供給されるディジタル化された放射線画像を含んでいる。システム600の他の実施形態は、放射線画像の代わりに又は放射線画像に加えて、他の医療関連データ(又は医療関連でないデータも)を受け入れることもできる。
一実施形態では、これらの画像は、画像のコンテクストを記述する付加的なディジタル・データを含み且つ/又はかかるデータを伴っている。一実施形態では、付加的なデータには、患者識別情報、医療提供者識別情報、及び/又は検査内容識別情報がある。これらのデータは、医療におけるディジタル通信(DICOM)プロトコル、Health Level Seven(HL7)プロトコル等を含めた多様なフォーマット及びプロトコルの1又は複数で符号化されていてよい。このデータはまた、入院/退院/転院(ADT)メッセージ、指示(オーダ)メッセージ(ORM)、結果メッセージ(ORU)等を含めたHL7又は他のプロトコルの1又は複数のメッセージを含んでいてもよい。分かり易くする目的で、これらの形態のデータの全てを本書では「患者関連データ」又は単に「患者データ」とも呼ぶ。尚、医用データベース・システム600の機能は、任意の形式のデータに適用され得ることを理解されたい。このように、「患者関連データ」及び「患者データ」は、所載の機能が適用可能である任意の形式のデータを包含するものとする。
図8は、医用データベース・システム600の一実施形態による写像ツール・サブシステム606の動作を示す流れ図である。当業者は、システム600の代替的な実施形態が、図示のステップを異なる順序で実行したり、付加的なステップを実行したり、又は幾つかのステップを省いたりしてもよいことを認められよう。好適実施形態では、IDX Systems Corporationによって提供されているConnectR製品を用いて写像ツール・サブシステム606を具現化する。
写像ツール・サブシステム606は、外部ソース602からデータを受け取る810。一実施形態では、データは患者、医療提供者、及び/又は検査内容に関するものである。写像ツール・サブシステム606は一実施形態では、患者関連データが写像に着手するのに十分な情報を含んでいる否かについての閾値判定を行なう。含んでいない場合には、写像ツール・サブシステム606の一実施形態は、データを拒絶して例外を発生する(このステップは図示されていない)。写像ツール・サブシステム606は、入力データから患者、医療提供者、及び/又は検査内容に関連するデータを解釈し812、このデータを医用データベース・システム600によって用いられる表現に写像する。一実施形態では、写像ツール・サブシステム606は、多様な表現及びフォーマットの多様な外部ソースからのデータを解釈し、写像して、変換する規則及びロジックを含む解釈エンジン607を含んでいる。解釈エンジン107は、これらの規則及びロジックを用いて、受け取ったデータを解釈し、次いで、このデータをシステム600によって用いられる適当なレコード、フィールド、又は範疇に写像する。
解釈エンジン607はまた好ましくは、必要に応じてデータを受け取ったフォーマットからシステム600によって用いられるフォーマットへ変換する812。例えば、外部ソース602からのデータが性別を整数値として表わしており(例えば0=男、1=女、2=不明)、患者登録サブシステム612が性別を英数文字として表わしている(例えばm=男、f=女、u=不明)場合には、写像ツール・サブシステム606はデータを第一のフォーマットから第二のフォーマットへ変換する。
写像ツール・サブシステム606は好ましくは、解釈、写像及び変換を施したデータに基づいて比較サブシステム604に対するアプリケーション・プログラミング・インタフェイス(API)呼び出しを行なう814。一般的には、API呼び出しは、辞書サブシステム610及び/又は患者登録612サブシステムの特性を、受け取ったデータを反映するように設定する。例えば、受け取ったデータが患者を記述している場合には、写像ツール・サブシステム106は比較サブシステム604に対してAPI呼び出しを行なって、受け取ったデータに応答して辞書サブシステム610及び/又は患者登録サブシステム612にレコード及び/又はフィールドを作成させ又は更新させる。一実施形態では、後の説明で比較サブシステム604及び自動生成サブシステム608に帰属されるロジックは、写像ツール・サブシステム606によって生成されるAPI呼び出しによって実行される。換言すると、写像ツール・サブシステム606はAPI呼び出しを行なって、比較サブシステム604及び自動生成サブシステム608に方法の各ステップ及び後述のその他ロジックを実行させる。
図6に示すように、比較サブシステムは好ましくは、三つのモジュール614、616、618を含んでいる。患者一致判定モジュール(PMM)614は好ましくは、写像ツール・サブシステム606からAPI呼び出しにおいて受け取ったデータを患者登録サブシステム612における患者と一致させることを試みるために、患者識別情報を用いる。医療提供者一致判定モジュール(PRMM)616は好ましくは、API呼び出しにおいて受け取ったデータを辞書サブシステム610において識別される医療提供者と一致させることを試みるために、医療提供者識別情報を用いる。検査内容一致判定モジュール(SMM)618は好ましくは、API呼び出しにおいて受け取ったデータを患者登録サブシステム612に記憶されている検査と一致させるために、検査内容識別情報を用いる。モジュール614、616、618が患者、医療提供者又は検査を識別することができれば、これらのモジュールはかかる項目をAPI呼び出しにおいて受け取ったデータで更新する。モジュール614、616、618が患者、医療提供者又は検査を識別することができなければ、これらのモジュールは好ましくは、自動生成サブシステム608を呼び出して、適当なレコードを作成して、新たな患者、医療提供者又は検査について辞書及び/又は患者登録サブシステム612のフィールドを埋める。
ここでPMM614に移ると、PMM614は、受け取ったデータを検査してデータが患者登録サブシステム612によって識別される既存の患者に関係しているか否かを判定する。データが既存の患者に関係しているならば、比較サブシステム604は好ましくは、患者登録サブシステム612の患者のレコードを新たに受け取ったデータで更新する。他の場合には、比較サブシステム604は好ましくは、患者登録サブシステム612に新たな患者レコードを作成し、患者レコードを新たに受け取ったデータ及び決定され得るような追加情報で埋める。
図9は、外部ソース602からデータを受け取ったことに応答した医用データベース・システム600の一実施形態による比較サブシステム604のPMM614の動作を示す流れ図である。当業者は、システム600の代替的な実施形態が、図示のステップを異なる順序で実行したり、付加的なステップを実行したり、又は幾つかのステップを省いたりしてもよいことを認められよう。
PMM614は好ましくは先ず、受け取ったデータが一致判定工程をサポートするのに十分な情報を含んでいる否かを判定する910。一実施形態では、受け取ったデータは、カルテ番号(MRN)、診療科番号、マスタ患者索引(MPI)番号、及び姓名の対の少なくとも一つを含んでいなければならない。他の場合には、PMM614はデータを拒絶し912、データを患者と一致させる試みを行なわない。
データが比較工程を支援するのに十分な情報を含んでいる場合には、PMM614は、MRNが指定されているか否か(すなわちMRNフィールドが空白でないか)を判定する914。MRNが指定されていない場合には、PMM614は、MRNを有する患者が患者登録サブシステム612に見出されるか否かを判定する916。単一の一致患者が登録サブシステム612に見出されたら918、PMM614は登録サブシステム612の患者レコードをこのデータで更新する920。多数の一致患者が登録サブシステム612に見出されたら918、PMM614は好ましくは、新たな患者レコードを作成する922。PMM614はまた好ましくは、新たな患者レコード及び多数の一致患者を含む「マージ候補」リストを作成する922。
PMM614が患者登録サブシステム612においてMRNに一致する患者を見出さなかった場合916には、PMM614は好ましくは、診療科番号がデータに指定されているか否かを判定する917。診療科番号が指定されている(すなわち診療科番号フィールドが空白でない)場合917には、PMM614は、この診療科番号を有する患者が患者登録サブシステム612に見出されるか否かを判定する919。登録サブシステム612に単一の一致患者が見出されたら924、PMM614はこの患者についてMRNが存在するか否かを判定する926。この患者についてMRNが存在していない場合926には、PMM614は好ましくは、登録サブシステムの患者レコードを外部ソースから受け取ったデータで更新する920。多数の一致患者が登録サブシステム612に見出された場合924、又は単一の一致患者についてMRNが既に存在していた場合926には、PMM614は好ましくは、新たな患者レコードを作成する922。PMM614はまた好ましくは、上で述べたように、新たな患者レコード及び他の一致患者レコードを含む「マージ候補」リストを作成する922。
PMM614が診療科番号を用いた患者を見出さなかった場合919には、PMM614は好ましくは、新たな患者レコードを作成する930。このように、MRN及び診療科が両方とも指定されているがPMM614が患者登録サブシステム612に一致レコードを識別することができない場合には、PMMはこの患者について新たなレコードを作成する。
しかしながら、MRNが指定されているが患者に一致せず、且つ診療科番号フィールドが空白である場合917には、PMM614は好ましくは、一致判定規準を用いて一致を検査する932。一実施形態では、PMM614は、姓、名、生年月日(DOB)、社会保障番号(SSN)、MRN、及び他の識別情報を患者登録サブシステム内の情報と比較することにより一致を検査する932。これらの構成要素の各々は下記のように加重される。
姓=0.5
名=0.25
DOB=1.0
SSN=1.0
MRN=3.0
他のID=3.0
PMM614は、あらゆる一致データの加重の合計が3.75以上になった場合には一致を宣言する934。1又は複数の一致患者が見出された場合934には、PMM614のフローは好ましくは、ステップ924へ移る。PMM614が一致患者を見出さなかった場合には、PMMは好ましくは、新たな患者レコードを作成する930。
ステップ914に戻り、MRNフィールドが空白である場合には、PMM614は好ましくは、診療科番号フィールドも空白であるか否かを判定する936。診療科番号が空白である場合936には、PMM614は好ましくは、新たな患者レコードを作成する930。MRNフィールドが空白であるがデータが診療科番号を含んでいる場合936には、PMM614は診療科番号を有する患者が患者登録サブシステム612に見出されるか否かを判定する338。一致患者が見出されない場合938には、PMM614は新たな患者レコードを作成する930。一致する診療科番号を有する単一の患者のみが見出された場合940には、PMM614は好ましくは、登録サブシステム内の患者レコードを外部ソースから受け取ったデータで更新する920。多数の一致患者が登録サブシステム612に見出された場合940には、PMM614は好ましくは、ステップ922に戻り、新たな患者レコードを作成する。PMM614はまた好ましくは、新たな患者レコード及び他の一致患者レコードを含む「マージ候補」リストを作成する922。
図9に記載した工程が終わると、PMM614は、患者レコードを更新した920か、新たな患者レコードを作成した930か、又は新たな患者レコードを作成して潜在的マージ候補のリストに追加した922かのいずれかを行なっている。後者の場合には、マージ候補リストは好ましくは再び取り上げられて、新たな患者レコードをマージ候補の一つにマージすることができるか否かを判定する。一実施形態では、この判定は、患者レコードを閲覧している利用者によって行なわれる。
前述のように、PRMM616は好ましくは、受け取ったデータを辞書サブシステム610において識別される医療提供者と一致させることを試みるために、医療提供者識別情報を用いる。本書で用いられる「医療提供者」との用語は、医師又は他の健康管理提供者を指す。但し、当業者は、PRMM616によって提供される機能を用いてデータを医療提供者以外の実体と突き合わせてもよいことを認められよう。従って、「医療提供者」との用語は、PRMM616の機能が適用可能であるようなその他任意の実体を含むように解釈されるものとする。
外部ソース602から写像ツール・サブシステム606によって受け取られる医療提供者データは、HL7のADTメッセージ、ORMメッセージ又はORUメッセージとして供給されてよい。医療提供者データがHL7メッセージとして供給される場合には、API呼び出しを介してPRMM616へ供給されるこのデータは好ましくは、複合名(CN)データ型として供給される。HL7 CNデータ型は、医療提供者に関連する次の構成要素を提供する:医療提供者ID(「医療提供者番号」とも呼ぶ)、医療提供者姓、医療提供者名、医療提供者中間名、医療提供者接尾名、医療提供者接頭名、及び医療提供者肩書。医療提供者IDは、医療提供者及び医療提供者が関連している組織の両方を識別することができる。医療提供者データはまた、HL7 MFU又は類似のマスタ・ファイル/辞書管理メッセージとしてPRMM616に提供され得る。加えて、医療提供者データはまた、好ましくは個人名(PN)値表現を用いてDICOMヘッダ情報として供給されていてもよい。DICOM PN値表現は、次の構成要素を供給する:医療提供者姓、医療提供者名、医療提供者中間名、医療提供者接尾名、医療提供者接頭名、及び医療提供者肩書。
図10は、比較サブシステム604の一実施形態に従って医療提供者一致判定処理を実行するときにPRMM616モジュールによって実行されるステップを示す流れ図である。一般的には、写像ツール・サブシステム606からのAPI呼び出しにおいて受け取ったデータが既存の医療提供者に関係している場合には、PRMM616は好ましくは、辞書サブシステム610の医療提供者のレコードを新たに受け取ったデータで更新する。他の場合には、PRMM616は好ましくは、辞書サブシステム610に新たな医療提供者を作成して、医療提供者レコードを新たに受け取ったデータ及び決定され得るような追加情報で埋める。当業者は、サブシステム604の代替的な実施形態が、図示のステップを異なる順序で実行したり、付加的なステップを実行したり、又は幾つかのステップを省いたりしてもよいことを認められよう。
最初に、PRMM616は、データが医療提供者番号を含んでいるか否かを判定する1010。データが医療提供者番号を指定している場合1010には、PRMM616は辞書サブシステム610において医療提供者番号を調査して1012、この辞書サブシステム610が、一致する医療提供者を含んでいるか否かを判定する1014。辞書サブシステムが医療提供者番号に一致する単一の医療提供者を含んでいる場合1016には、PRMM616は、辞書サブシステム610の医療提供者及び/又は組織レコードを新たなデータによって指定されるように更新する1018。
医療提供者番号が指定されていない場合1010、医療提供者番号は指定されているがPRMM616が辞書サブシステム610に医療提供者を見出さない場合1014、又はPRMM616が辞書サブシステムに多数の一致する医療提供者を見出す場合1016には、PRMM616は好ましくは、医療提供者名を用いて辞書サブシステム610において医療提供者を調査する1020。PRMM616が辞書サブシステム610において一致する名を有する医療提供者を見出さない場合1022には、PRMMは医療提供者を辞書サブシステムに追加する1024。PRMM616が単一の一致する医療提供者を見出す場合1026には、PRMMは好ましくは、辞書サブシステム610において医療提供者及び/又は組織レコードを新たなデータによって指定されるように更新する1018。
PRMM616が多数の一致する医療提供者を見出す場合1026には、PRMMは好ましくは、一致リストを医療提供者番号(利用可能である場合)に基づいてフィルタ処理する1028。フィルタ処理によって単一の医療提供者が生成されない場合1030には、PRMM616は好ましくは、医療提供者を辞書サブシステム1024に追加する1024。フィルタ処理によって単一の医療提供者が生成される場合1030には、PRMMは好ましくは、新たなデータによって指定されるように辞書サブシステム610において医療提供者及び/又は組織レコードを更新する1018。
前述のように、SMM618は好ましくは、検査内容識別情報を用いて、受け取ったデータを患者登録サブシステム612に記憶されている検査内容と突き合わせる。本書で用いられる「検査内容(study)」とは、検査(exam)の一部として患者に対して行なわれる手技である。単一の検査に多数の検査内容が関連付けられていてよい。例えば、一つの検査に多数の画像、幾つかの検査室報告、及び一組のコメントが関連付けられていてよい。各々の画像又は画像群、検査室報告等が「検査内容」を構成し得る。
写像ツール・サブシステム606によってSMM618へ提供される検査内容データは一実施形態では、DICOMヘッダから抽出されたものである。これらのデータは好ましくは、次のフィールドの1又は複数を指定している:MRNのような患者識別番号、診療科番号、又はMPI番号;組織コード;受付番号;予定日時;及び検査コード。受付番号及び/又は予定日時が与えられていない場合には、これらのデータは好ましくは、SMM618によって生成される。データはまた、姓名、生年月日、SSN等のような患者についての情報を指定していてもよい。一般的には、検査内容に対応する検査が存在している場合には、SMM618は検査を新たな検査内容で更新する。検査内容に対応する検査が存在していない場合には、SMM618は新たな検査を作成してこの検査に検査内容を関連付ける。
図11は、比較サブシステム604の一実施形態に従って検査内容一致判定処理を実行するときにSMM618モジュールによって実行されるステップを示す流れ図である。当業者は、サブシステム604の代替的な実施形態が、図示のステップを異なる順序で実行したり、付加的なステップを実行したり、又は幾つかのステップを省いたりしてもよいことを認められよう。最初に、SMM618は、データが受付番号を指定しているか否かを判定する1110。データが受付番号を指定している場合には、SMM618は患者登録サブシステム612内のいずれかの検査レコードが受付番号に一致しているか否かを判定する1112。
患者登録サブシステム612内の単一の検査レコードが受付番号に一致しており、またMRNにも一致している場合1114には、SMM618は検査レコードを外部ソース602から受け取った検査内容データで更新する1116。患者登録サブシステム612内の単一の検査レコードが受付番号に一致しており、また診療科番号にも一致している場合1118には、SMM618は検査レコードを検査内容データで更新する1116。
ステップ1114及び1118で一致を生成するのに失敗したら、SMM618は好ましくは、患者登録サブシステム612内の単一の検査レコードが受付番号に一致し、また患者一致判定規準に従って一致しているか否かを判定する1120。一実施形態では、患者一致判定規準は患者情報に下記のような加重を関連付けている。
姓=0.5
名=0.25
DOB=1.0
SSN=1.0
一実施形態では、外部ソース602から受け取った患者情報を、受付番号を有する検査レコード内の患者情報と比較して、一致するフィールドの加重を合計する。和が1.75以上である場合に一致を宣言する。システム600の代替的な実施形態は、この一致判定を異なったように行なってよい。一致が存在した場合1120には、SMM618は検査レコードを検査内容データで更新する1116。
受付番号が供給されていない1110か、又は前述のステップで受付番号は供給されているが一致するレコードが見出されない場合には、SMM618は好ましくは、患者一致判定規準、モダリティ形式、及び検査内容の日付を考慮することにより、一致する検査レコードが患者登録サブシステム612に見出され得るか否かを判定する1122。一致が存在する場合1122には、SMM618は検査レコードを検査内容データで更新する1116。他の場合には、SMM618は検査を作成して1124、この検査に検査内容を関連付ける。
比較サブシステム604の上述の動作から分かるように、このサブシステムは本質的に、二つのモードで動作する。第一のモードは、外部ソース602から受け取ったデータがHL7標準に従うときに生ずる。この場合には、比較サブシステム604は、MRN、又は診療科番号のような他の信頼できる一意の識別子に基づいて、患者、医療提供者又は検査を見出す。この情報に基づいて患者、医療提供者又は検査が見出されたら、他の一致は要求されず、関連するデータベース・レコードを外部ソース602からのデータに含まれる任意の新たな情報で更新する。
第二のモードは、データがHL7準拠型ソースからのものでない場合に生ずる。この場合には、比較サブシステム604は名称、DOB、SSN、MRN等のような幾つかのフィールドに加重を割り当てることにより患者、医療提供者又は検査を見出す。このように、第二のモードでは、比較サブシステム604は幾分曖昧な情報に基づいて一致するレコードを識別することが可能である。
写像ツール・サブシステム606は好ましくは、自動生成サブシステム608を呼び出して、辞書サブシステム610及び患者登録サブシステム612内のレコード及びフィールドを自動生成して埋める。一実施形態では、自動生成サブシステム608は、比較サブシステム604が1又は複数のレコード又はフィールドを更新するか又は作成した処理状態に達したことに応答して実行される。これらの処理状態には、図9の「患者を更新する」ステップ920及び「新たな患者を作成する」ステップ930、図9の「医療提供者を更新して組織に加える」ステップ918及び「新たな医療提供者を加える」ステップ924、並びに図10の「検査を更新する」ステップ1016及び「検査を作成する」ステップ1024が含まれる。
図12は、医用データベース・システム600の一実施形態による自動生成サブシステム608の動作を示す流れ図である。当業者は、サブシステム608の代替的な実施形態が、図示のステップを異なる順序で実行したり、付加的なステップを実行したり、又は幾つかのステップを省いたりしてもよいことを認められよう。自動生成サブシステム608は、写像ツール・サブシステム1206から、新たなレコード又はフィールド(1若しくは複数)を作成すること又は既存のレコード若しくはフィールド(1若しくは複数)を更新することを示すデータ及び/又は命令を含むAPI呼び出しを受け取る1210。もう一つの実施形態では、自動生成サブシステム1208は、比較サブシステム1204からAPI呼び出しを受け取る。
自動生成サブシステム608は、辞書サブシステム610及び/又は患者登録サブシステム612にレコード及び/又はフィールドを生成する1212。一般的には、辞書サブシステム610及び患者登録サブシステム612の各々のレコードは、当該レコードに関連するデータを記憶する一組の関連するフィールドを有している。一実施形態では、各々のレコードにおけるこの一組のフィールドはレコードの形式に依存している。他の実施形態では、他の因子又は情報が、各々のレコードに関連するフィールドの数及び形式を制御することもできる。各々のフィールドは、数値情報、テキスト情報及び/若しくは二値情報、並びに/又はデータベースにおいて記憶向けに構成されたその他任意のデータ型の形態でデータを保持することができる。例えば、フィールドは、氏名、年齢、及び患者に関連する医療提供者を示すことができる。加えて、フィールドは、患者に関連する放射線画像又は他の画像を記憶することもできる。
写像ツール・サブシステム606は好ましくは、自動生成サブシステム608に対し、適当なフィールドを適当なデータで埋める1214ように指令する。写像ツール・サブシステム606は好ましくは、自動生成サブシステム608に対し、外部ソース602からの解釈、写像及び/又は変換を施したデータを適当なフィールド(1又は複数)に配置することを行なわせる。自動生成サブシステム608はまた好ましくは、幾つかのフィールドを、辞書サブシステム610及び/又は患者登録サブシステム612内の他のフィールドから導かれたデータで埋める1214。例えば、外部ソースから受け取ったデータ602は、辞書サブシステム610及び/又は患者登録サブシステム612内のデータと関係を有していたり、かかるデータに基づく何らかの依存関係のきっかけを与えたりしている場合があり、これにより、他の幾つかのフィールドに幾つかの値が当て嵌められる。加えて、自動生成サブシステム608は好ましくは、幾つかのフィールドを既定の値で埋める1214。これらのフィールドについては後にあらためて詳述し、これらのフィールドのあらゆるものが、システム600の実施形態に依存して既定値又は他の値で埋められ得る。このステップは、限定されたデータの受領に応答して実質的に完全なレコードを作成するため有利である。
図13は、辞書サブシステム610のさらに詳細な把握像を示すブロック図である。一実施形態では、辞書サブシステム610は、従来のデータベース技術を通じて具現化される。好適実施形態では、辞書サブシステムは、9個の論理的に別個の辞書を含んでいる。すなわち組織辞書1310、検査辞書1312、検査修飾子辞書1314、リソース/リソース・グループ辞書1316(本書では「リソース」辞書とも呼ぶ)、設備辞書1318、患者位置辞書1320、身体部位辞書1322、下位専門的特性辞書1324、及び医療提供者辞書1326である。サブシステム610の代替的な実施形態は、これらの辞書の1又は複数を省き、且つ/又は他の辞書を含んでいる。
一実施形態では、組織辞書1310の各々のレコードは、組織コード及び説明のためのフィールドを含んでいる。組織コードは、エントリに関連した情報を提供した組織を示す。説明フィールドは組織を説明するものである。一実施形態では、組織コードが必須フィールドであり、このコードが判明しない限り組織辞書レコードは生成されない。
検査辞書1312の各々のレコードは好ましくは、組織コード、検査コード、説明、モダリティ形式、身体部位、及び下位専門的特性のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、組織コード及び検査コードが必須フィールドであり、これらのコードが判明しない限り検査辞書レコードは生成されない。
検査修飾子辞書1314の各々のレコードは好ましくは、組織コード、検査修飾子コード、説明、モダリティ形式、身体部位及び下位専門的特性のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、組織コード及び検査修飾子コードが必須フィールドであり、これらのコードが判明しない限り検査修飾子辞書レコードは生成されない。
リソース辞書1316の各々のレコードは好ましくは、組織コード、リソース・コード、説明、及びモダリティ形式のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、組織コード及びリソース・コードが必須フィールドであり、これらのコードが判明しない限りリソース辞書レコードは生成されない。
設備辞書1318の各々のレコードは好ましくは、組織コード、設備コード、設備形式コード、説明、及びモダリティ形式のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、組織コード、設備コード、及び設備形式コードが必須フィールドであり、これらのコードが判明しない限り設備辞書レコードは生成されない。
患者位置辞書1320の各々のレコードは好ましくは、患者位置コード及び説明のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、患者位置コードが必須フィールドであり、このコードが判明しない限り患者位置辞書レコードは生成されない。
身体部位辞書1322の各々のレコードは好ましくは、身体部位コード及び説明のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、身体部位コードが必須フィールドであり、このコードが判明しない限り身体部位辞書レコードは生成されない。
下位専門的特性辞書1324の各々のレコードは好ましくは、下位専門的特性コード及び説明のためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、下位専門的特性コードが必須フィールドであり、このコードが判明しない限り下位専門的特性辞書レコードは生成されない。
医療提供者辞書1326の各々のレコードは好ましくは、組織コード、医療提供者番号、医療提供者姓、医療提供者名、医療提供者中間名、医療提供者接尾名、医療提供者肩書、「解釈可能」フラグ、及び「技士」フラグのためのフィールドを含んでいる。一実施形態では、組織コード、医療提供者姓、及び医療提供者名が必須フィールドであり、これらのデータが判明しない限り医療提供者辞書レコードは生成されない。
辞書サブシステム610の場合と同様に、患者登録サブシステム612は好ましくは、従来のデータベース技術を通じて具現化される。一実施形態では、患者登録サブシステム612は、患者、検査及び検査内容についての情報を記憶している。このようなものとして、患者登録サブシステム612は、辞書サブシステム610に記憶されている情報を補完し又はかかる情報と重なる情報を含んでいてよい。一実施形態では、患者登録サブシステム612及び辞書サブシステム610は、単一のデータベース・システム内の論理的に別個のモジュールである。
以上の記載は好適実施形態の動作を説明するために含められており、本発明の範囲を制限するものではない。上の議論から、当業者には本発明の要旨及び範囲によって依然包含される多くの変形が明らかとなろう。
本発明の一実施形態による手技療法ワークフロー・システムを示す高レベル・ブロック図である。 一実施形態によるアプリケーション構造を示す図である。 図1のシステムによって管理される手技中心型ワークフローを示す図である。 図1のシステムによる報告ツールの統合を示す図である。 図1のシステムの様々な構成要素によって実行される処理系列を示す図である。 本発明の一実施形態による患者情報の自動生成能力を備えた医用データベース・システムを示す高レベル・ブロック図である。 一実施形態に従って図6の医用データベース・システムとして用いられるコンピュータ・システムの高レベル・ブロック図である。 医用データベース・システムの比較サブシステムの患者一致判定モジュールの動作を示す流れ図である。 比較サブシステムの一実施形態に従って医療提供者一致判定処理を実行するときに医療提供者一致判定モジュールによって実行されるステップを示す流れ図である。 比較サブシステムの一実施形態に従って検査内容一致判定処理を実行するときに検査内容一致判定モジュールによって実行されるステップを示す流れ図である。 医用データベース・システムの一実施形態による自動生成サブシステムの動作を示す流れ図である。 医用データベース・システムの一実施形態による写像ツール・サブシステムの動作を示す流れ図である。 辞書サブシステムのさらに詳細な把握像を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に従って利用者がワークリストを構成設定することを可能にするユーザ・インタフェイスの図である。 利用者がワークリストに表示したい欄を選択することを可能にするユーザ・インタフェイスの図である。 利用者によって作成されるワークリストを示す図である。
符号の説明
607 解釈エンジン
614 患者一致判定モジュール(PMM)
616 医療提供者一致判定モジュール(PRMM)
618 検査内容一致判定モジュール(SMM)
700 コンピュータ・システム
704 バス
720 プログラム・モジュール

Claims (19)

  1. 医療手技に対応するデータを獲得するように構成されているデータ管理サブシステムと、
    前記医療手技の選択された部分に対応する情報を獲得して追跡するように構成されている手技スパン・サブシステムと、
    前記データ管理サブシステム及び前記手技スパン・サブシステムに結合されており、前記手技を実行するために適当なリソースを選択して、該選択されたリソースが前記手技を実行するための必要に応じて該選択されたリソースに対して前記獲得されたデータの部分集合を提示するように構成されている作業組織化サブシステムと、
    該作業組織化サブシステムに結合されており、前記リソース及び前記手技の実務的側面及び患者治療的側面を監視するように構成されている実務管理サブシステムと、
    を備えた手技療法ワークフロー・システム。
  2. 前記データ管理サブシステムは、ディジタル医用撮像装置から前記データの一部を受け取る、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記データ管理サブシステムは、放射線撮像装置から前記データの一部を受け取る、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記データ管理サブシステムは、心臓撮像装置から前記データの一部を受け取る、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記データ管理サブシステムは、多数の撮像構成要素から前記データを受け取る、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記データ管理サブシステムは、医用装置、電子カルテ、走査書類、データベース・ウェブ・サービス及び収集された構造的臨床データの部分集合から前記データを統合する、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記手技スパン・サブシステムにより獲得されて追跡される前記情報は、保険情報、医療指示、医療履歴、予定及び追跡情報の少なくとも一つを含んでいる、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記作業組織化サブシステムは、前記リソースの一つへの提示のための前記データを、前記手技のコンテクストにおいて前記一つのリソースに関連する前記データの一部のみが提示されるようにフィルタ処理するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
  9. 手技療法ワークフロー・システムにより実行される方法であって、
    医療手技に対応するデータを獲得するステップと、
    前記手技の選択された部分に対応する情報を獲得して追跡するステップと、
    前記手技を実行するために適当なリソースを選択して、該選択されたリソースが前記手技を実行するための必要に応じて該選択されたリソースに対して前記データの部分集合を提示するステップと、
    前記リソース及び前記手技の実務的側面及び患者治療的側面を監視するステップと、
    を備えた方法。
  10. 前記データを獲得するステップは、ディジタル医用撮像装置からデータを得るステップをさらに含んでいる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記データを獲得するステップは、放射線撮像装置からデータを得るステップをさらに含んでいる、請求項9に記載の方法。
  12. 前記データを獲得するステップは、心臓撮像装置からデータを得るステップをさらに含んでいる、請求項9に記載の方法。
  13. 前記データを獲得するステップは、多数の撮像構成要素からデータを得るステップを含んでいる、請求項9に記載の方法。
  14. 前記データを獲得するステップは、医用装置、電子カルテ、走査書類、データベース・ウェブ・サービス及び収集された構造的臨床データの部分集合からデータを統合するステップをさらに含んでいる、請求項9に記載の方法。
  15. 前記獲得されて追跡される情報は、保険情報、医療指示、医療履歴、予定及び追跡情報の少なくとも一つを含んでいる、請求項9に記載の方法。
  16. 前記リソースの一つへの提示のための前記データを、前記手技のコンテクストにおいて前記一つのリソースに関連する前記データの一部のみが提示されるようにフィルタ処理するステップをさらに含んでいる請求項9に記載の方法。
  17. 手技別ワークフロー管理を実行するために、
    医療手技に対応するデータを獲得し、
    前記手技の選択された部分に対応する情報を獲得して追跡し、
    前記手技を実行するために適当なリソースを選択し、該選択されたリソースが前記手技を実行するための必要に応じて該選択されたリソースに対して前記データの部分集合を提示して、
    前記リソース及び前記手技の実務的側面及び患者治療的側面を監視する
    ように構成されているコンピュータ・プログラム・コードを内部に実装したコンピュータ読み取り可能な媒体を備えたコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  18. 患者関連データを含む複数の医療記録を蓄積するように構成されている登録データベースと、
    患者関連データを受け取って、該患者関連データを前記医療データベース・システムにより利用される表現に写像するように構成されている写像モジュールと、
    該写像モジュールに結合されており、前記写像された患者関連データを受け取って、該写像された患者関連データが、前記登録データベースに記憶されている医療記録に一致するか否かを判定するように構成されている比較モジュールと、
    前記写像モジュール及び前記比較モジュールに結合されて通信し、1又は複数の医療記録を生成し、前記患者関連データが前記登録データベースに記憶されている前記医療記録に一致しないことに応答して、前記1又は複数の医療記録を前記受け取った患者関連データで埋めるように構成されている自動生成モジュールと、
    を備えた手技療法ワークフロー・システム。
  19. 手技療法ワークフロー・システムにより実行される方法であって、
    患者関連データを含む複数の医療記録を記憶するステップと、
    前記患者関連データを受け取って、該患者関連データを医療データベース・システムにより用いられる表現に写像するステップと、
    前記写像された患者関連データを受け取って、該写像された患者関連データが、記憶された医療記録に一致するか否かを判定するステップと、
    1又は複数の医療記録を生成して、前記患者関連データが前記記憶された医療記録に一致しないことに応答して、前記1又は複数の医療記録を前記受け取った患者関連データで埋めるステップと、
    を備えた方法。
JP2007543340A 2004-11-24 2005-11-18 手技療法ワークフロー管理 Pending JP2008522283A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US63087904P 2004-11-24 2004-11-24
US11/283,417 US20060122865A1 (en) 2004-11-24 2005-11-17 Procedural medicine workflow management
PCT/US2005/042116 WO2006057953A2 (en) 2004-11-24 2005-11-18 Procedural medicine workflow management

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008522283A true JP2008522283A (ja) 2008-06-26

Family

ID=36498455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007543340A Pending JP2008522283A (ja) 2004-11-24 2005-11-18 手技療法ワークフロー管理

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20060122865A1 (ja)
EP (1) EP1836632A4 (ja)
JP (1) JP2008522283A (ja)
CN (1) CN101107607B (ja)
WO (1) WO2006057953A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020529584A (ja) * 2017-07-28 2020-10-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft バッテリテストを備えた医療装置

Families Citing this family (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8140370B2 (en) * 2005-01-20 2012-03-20 Epic Systems Corporation System and method for reducing the steps involved in searching for available appointment times and scheduling appointments in a health care environment
US20060293917A1 (en) * 2005-06-22 2006-12-28 General Electric Enterprise imaging worklist server and method of use
US20070203728A1 (en) * 2005-07-26 2007-08-30 Simon Jeffrey A System and method for facilitating integration of automated applications within a healthcare practice
US20070033196A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Sap Ag Service directory
US20070033571A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Sap Ag Dynamic work center
US20070073556A1 (en) * 2005-09-23 2007-03-29 General Electric Co. System and method for coordinating examination scheduling
US20070136090A1 (en) * 2005-12-12 2007-06-14 General Electric Company System and method for macro-enhanced clinical workflow
US20070160275A1 (en) * 2006-01-11 2007-07-12 Shashidhar Sathyanarayana Medical image retrieval
WO2007089686A2 (en) * 2006-01-30 2007-08-09 Bruce Reiner Method and apparatus for generating a quality assurance scorecard
JP2010504129A (ja) * 2006-09-22 2010-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 肺結節の高度コンピュータ支援診断
US8522208B2 (en) * 2006-09-29 2013-08-27 Siemens Aktiengesellschaft System for creating and running a software application for medical imaging
DE102006046310A1 (de) * 2006-09-29 2008-04-03 Siemens Ag System zur Erzeugung und zum Betrieb einer Softwareapplikation für medizinische Bildgebung
US20080097952A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-24 Integrated Informatics Inc. Extending emr - making patient data emrcentric
RU2009120968A (ru) * 2006-11-03 2010-12-10 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. (Nl) Интегрированные оценки, последовательность выполнения действий и отчетность
US20080109292A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-08 Sap Ag Voice-enabled workflow item interface
US10635260B2 (en) 2007-01-22 2020-04-28 Cerner Innovation, Inc. System and user interface for clinical reporting and ordering provision of an item
US7877270B2 (en) * 2007-03-28 2011-01-25 General Electric Company Systems and methods for profiling clinic workflow
US20080281631A1 (en) * 2007-04-03 2008-11-13 Syth Linda H Health Information Management System
US9760677B2 (en) 2009-04-29 2017-09-12 Onemednet Corporation Methods, systems, and devices for managing medical images and records
US9171344B2 (en) 2007-10-30 2015-10-27 Onemednet Corporation Methods, systems, and devices for managing medical images and records
US8065166B2 (en) 2007-10-30 2011-11-22 Onemednet Corporation Methods, systems, and devices for managing medical images and records
US20090132254A1 (en) * 2007-11-20 2009-05-21 General Electric Company Diagnostic report based on quality of user's report dictation
US8214229B2 (en) * 2008-02-08 2012-07-03 Premerus, Llc Method and system for creating a network of medical image reading professionals
US8862485B2 (en) * 2008-10-15 2014-10-14 Rady Children's Hospital—San Diego System and method for data quality assurance cycle
EP2199956A1 (en) * 2008-12-18 2010-06-23 Siemens Aktiengesellschaft Method and system for managing results of an analysis process on objects handled along a technical process line
US20100235180A1 (en) * 2009-03-11 2010-09-16 William Atkinson Synergistic Medicodental Outpatient Imaging Center
US9396505B2 (en) 2009-06-16 2016-07-19 Medicomp Systems, Inc. Caregiver interface for electronic medical records
US9082310B2 (en) 2010-02-10 2015-07-14 Mmodal Ip Llc Providing computable guidance to relevant evidence in question-answering systems
US8561909B2 (en) 2010-03-09 2013-10-22 Skyworks Solutions, Inc. RFID device having low-loss barium-based ceramic oxide
US20120029930A1 (en) * 2010-07-30 2012-02-02 Advanced Bionics AG, c/o Froriep Renggli Methods and Systems for Importing Data into a Database Associated with a Cochlear Implant Fitting Software Product
EP2416267A1 (en) * 2010-08-05 2012-02-08 F. Hoffmann-La Roche AG Method of aggregating task data objects and for providing an aggregated view
US20120065987A1 (en) * 2010-09-09 2012-03-15 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Computer-Based Patient Management for Healthcare
US20160358278A1 (en) 2010-09-29 2016-12-08 Certify Data Systems, Inc. Electronic medical record exchange system
US20120116805A1 (en) * 2010-11-10 2012-05-10 Medco Data, Llc System and Method for Selecting and Implementing an Electronic Health Care Records System
US8548826B2 (en) * 2010-12-30 2013-10-01 Cerner Innovation, Inc. Prepopulating clinical events with image based documentation
US8360308B2 (en) * 2010-12-30 2013-01-29 Cerner Innovation, Inc. Protocol driven image acquisition
US8924394B2 (en) 2011-02-18 2014-12-30 Mmodal Ip Llc Computer-assisted abstraction for reporting of quality measures
JP6078057B2 (ja) * 2011-06-19 2017-02-08 エムモーダル アイピー エルエルシー 口述ベース文書生成ワークフローにおける文書拡張
US10319466B2 (en) * 2012-02-20 2019-06-11 Medicomp Systems, Inc Intelligent filtering of health-related information
WO2013126998A1 (en) * 2012-03-01 2013-09-06 Agfa Healthcare System and method for generation of medical report
US10128000B1 (en) 2012-04-19 2018-11-13 Kaiser Foundation Hospitals Computer system and method for delivering operational intelligence for ambulatory team based care and virtual medicine
CA2815981A1 (en) * 2012-05-16 2013-11-16 Dynamic Health Initiatives Methods and systems for interactive implementation of medical guidelines
US9489940B2 (en) 2012-06-11 2016-11-08 Nvoq Incorporated Apparatus and methods to update a language model in a speech recognition system
US9679077B2 (en) 2012-06-29 2017-06-13 Mmodal Ip Llc Automated clinical evidence sheet workflow
JP6388864B2 (ja) 2012-08-13 2018-09-12 エムモーダル アイピー エルエルシー 自由形式テキストに含まれる情報に対応する離散データ表現の維持
US10403391B2 (en) 2012-09-28 2019-09-03 Cerner Health Services, Inc. Automated mapping of service codes in healthcare systems
US10318635B2 (en) 2012-09-28 2019-06-11 Cerner Innovation, Inc. Automated mapping of service codes in healthcare systems
US10565315B2 (en) 2012-09-28 2020-02-18 Cerner Innovation, Inc. Automated mapping of service codes in healthcare systems
US20140156303A1 (en) * 2012-12-04 2014-06-05 Gary Pacheco Processing of clinical data for validation of selected clinical procedures
US20180176339A1 (en) * 2013-03-15 2018-06-21 Audacious Inquiry Network architecture for multiple data stream management and endpoint visualization
EP2973371A4 (en) 2013-03-15 2017-11-01 Medicomp Systems, Inc. Filtering medical information
US10498840B2 (en) * 2013-03-15 2019-12-03 Intelmate Llc Method and system for efficient review of exchanged content
EP2973117A4 (en) 2013-03-15 2016-11-23 Medicomp Systems Inc ELECTRONIC MEDICAL RECORD SYSTEM USING GENETIC DATA
US10540448B2 (en) 2013-07-15 2020-01-21 Cerner Innovation, Inc. Gap in care determination using a generic repository for healthcare
US20160048636A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 General Electric Company Distributed application windows
US10007757B2 (en) * 2014-09-17 2018-06-26 PokitDok, Inc. System and method for dynamic schedule aggregation
CN107209780A (zh) * 2015-01-16 2017-09-26 普华永道会计事务所 医疗数据交换系统和方法
US10950329B2 (en) 2015-03-13 2021-03-16 Mmodal Ip Llc Hybrid human and computer-assisted coding workflow
US20170109684A1 (en) * 2015-10-14 2017-04-20 Schlumberger Technology Corporation Assignment and Management of Tasks to Perform Wellsite Operations
US10763953B2 (en) 2015-11-11 2020-09-01 Schlumberger Technology Corporation Aerial-based communication system
WO2018136417A1 (en) * 2017-01-17 2018-07-26 Mmodal Ip Llc Methods and systems for manifestation and transmission of follow-up notifications
WO2019103930A1 (en) 2017-11-22 2019-05-31 Mmodal Ip Llc Automated code feedback system
US11568965B2 (en) * 2018-02-14 2023-01-31 4Medica, Inc Systems and methods for healthcare fees transparency and collections at the time of service
US11836454B2 (en) * 2018-05-02 2023-12-05 Language Scientific, Inc. Systems and methods for producing reliable translation in near real-time
EP4033493A1 (en) * 2021-01-26 2022-07-27 Agfa Healthcare Nv Method of automatically matching procedure definitions in different radiology information systems

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000333971A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 手術支援情報表示装置
JP2002312472A (ja) * 2001-01-24 2002-10-25 Siemens Medical Solutions Usa Inc 医療情報システム及び医療情報システムによって使用される方法
JP2003132142A (ja) * 2001-10-22 2003-05-09 Olympus Optical Co Ltd 患者情報システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4937743A (en) * 1987-09-10 1990-06-26 Intellimed Corporation Method and system for scheduling, monitoring and dynamically managing resources
US5924074A (en) * 1996-09-27 1999-07-13 Azron Incorporated Electronic medical records system
WO1998029790A2 (en) * 1996-12-30 1998-07-09 Imd Soft Ltd. Medical information system
US20020007284A1 (en) * 1999-12-01 2002-01-17 Schurenberg Kurt B. System and method for implementing a global master patient index
JP2004514982A (ja) * 2000-11-22 2004-05-20 リケア・インコーポレイテッド 疾患管理を医師ワークフローにて統合するためのシステム及び方法
US6735329B2 (en) * 2001-05-18 2004-05-11 Leonard S. Schultz Methods and apparatus for image recognition and dictation
US6714913B2 (en) * 2001-08-31 2004-03-30 Siemens Medical Solutions Health Services Corporation System and user interface for processing task schedule information
US7020844B2 (en) * 2001-11-21 2006-03-28 General Electric Company Method and apparatus for managing workflow in prescribing and processing medical images
US20030120512A1 (en) * 2001-12-20 2003-06-26 Dengler William C. Internet-based integrated healthcare delivery process and model
WO2003073354A2 (en) * 2002-02-25 2003-09-04 Scott Laboratories, Inc. Remote monitoring and control of sedation and analgesia systems
US7457804B2 (en) * 2002-05-10 2008-11-25 Medrad, Inc. System and method for automated benchmarking for the recognition of best medical practices and products and for establishing standards for medical procedures
US7244230B2 (en) * 2002-11-08 2007-07-17 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Computer aided diagnostic assistance for medical imaging
US7583861B2 (en) * 2002-11-27 2009-09-01 Teramedica, Inc. Intelligent medical image management system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000333971A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 手術支援情報表示装置
JP2002312472A (ja) * 2001-01-24 2002-10-25 Siemens Medical Solutions Usa Inc 医療情報システム及び医療情報システムによって使用される方法
JP2003132142A (ja) * 2001-10-22 2003-05-09 Olympus Optical Co Ltd 患者情報システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020529584A (ja) * 2017-07-28 2020-10-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft バッテリテストを備えた医療装置
JP7245458B2 (ja) 2017-07-28 2023-03-24 エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー バッテリテストを備えた医療装置
US11686774B2 (en) 2017-07-28 2023-06-27 Roche Diabetes Care, Inc. Medical device with battery testing

Also Published As

Publication number Publication date
US20060122865A1 (en) 2006-06-08
EP1836632A2 (en) 2007-09-26
WO2006057953A2 (en) 2006-06-01
EP1836632A4 (en) 2013-01-23
CN101107607B (zh) 2011-11-16
CN101107607A (zh) 2008-01-16
WO2006057953A3 (en) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008522283A (ja) 手技療法ワークフロー管理
US11562813B2 (en) Automated clinical indicator recognition with natural language processing
US20190392931A1 (en) System, method, and device for personal medical care, intelligent analysis, and diagnosis
US9177106B2 (en) System and method for data collection and management
US8380533B2 (en) System and method of providing dynamic and customizable medical examination forms
US20150066537A1 (en) Automated clinical indicator recognition with natural language processing
US20140358585A1 (en) Method and apparatus for data recording, tracking, and analysis in critical results medical communication
US20050055246A1 (en) Patient workflow process
Tang et al. Electronic health record systems
US20150112726A1 (en) Integrated system for generation and retention of medical records
US20130311201A1 (en) Medical record generation and processing
US20120239671A1 (en) System and method for optimizing and routing health information
US20090094063A1 (en) Display and method for medical procedure selection
Jepsen IT in healthcare: progress report
JP2022069566A (ja) オンデマンドリアルタイム患者固有データ解析計算プラットフォームを提供するシステムおよび方法
US20150213219A1 (en) System and method of remotely obtaining and recording healthcare codes via a dynamic information gathering system
US20090132280A1 (en) System and Method for a Worklist Search and Creation Tool in a Healthcare Environment
US20200176127A1 (en) Systems and methods for guideline concordance
Bock et al. Healthcare strategic focus area: clinical informatics
Lorenzi Hospital Systems: History and Rationale for Hospital Health IT
Farfán et al. Electronic health records
Oosterwijk Hospital Information Systems, Radiology Information Systems, and Electronic Medical Records
Umejei et al. A patient portal for chronic disease management
Rudnicki et al. Emerging medical information standards as applicable to clinical research data
Greenberg et al. Enterprise cardiovascular system to support multimodality imaging and clinical effectiveness

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121113