JP2008519536A - ステップ受信を用いてeas/rfidタグを検出するシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

単一の刺激信号を使用して、13.56MHzのRFID識別タグ及び8.2MHzのEAS識別タグをリアルタイムで同時検出するためのシステム及び方法である。

Description

本発明は、一般的に、識別タグに関し、より具体的には、8.2MHzのEASタグ及び13.56MHzのISO15693RFIDタグの同時検出のためのシステム及び方法に関する。
EAS(Electronic Article Surveillance 電子商品監視)タグ及びRFID(Radio Frequency Identification:無線周波識別)タグを広範囲の読取、追跡及び/又は検出用途に使用することが急速に拡大している。現存のEAS機能及びRFID機能間における円滑な橋渡しは、RFIDを実現するための高コストを正当化できない低コストの販売対象を保護するにあたって、EAS技術及びその有用性への投資を維持しながらRFIDの恩恵を得ることを可能にしようとしてRFIDに関心を寄せるユーザに認識されている一貫したテーマである。
しかしながら、識別タグがEAS及びRFID両者の周波数を受信することができる場合においては、これらのタグから返されるEAS又はRFIDそれぞれの信号を処理する従来の方式は、ある程度の欠点又は制限を呈している。例えば、これらの信号のためのリーダは、8.2MHzのEAS送受信機と、13.56MHzのRFID送受信機とが別個のアンテナを駆動する同一パッケージに収容されて構成される。その2つの技術の間の干渉は、従来のアナログ信号フィルタリング技法により取り扱われる。しかしながら、そのような構成を用いることは、構成要素の冗長性(即ち、送受信機要素の倍加、アンテナの倍加等)、きわめて近い周波数近接度(1オクターブ未満)や2伝送帯域に対して許可される相対信号振幅差に起因してフィルタリングの要求度が大きくなる(推定100dB)こと、2つのアンテナの必要性により、いずれか一方の技術のみ配置されるよりもかなり幅広の構成(およそ2倍)になること、及びこれらの技術を用いても、いずれか一方の技術のみ配置されるよりも性能が劣ることといった事態を伴う。
「パルス受信式」の方法(例えば、周波数バーストのうちの少なくとも1つが識別タグの共振周波数付近となるように、一連のRFバースト信号を異なる周波数で伝送すること)は本発明、例えば参照により本明細書に組み入れられる米国特許第6,249,229号(エクスタイン他)等に関連するものであるが、これらが抱える問題の1つは、RFIDタグを使用した場合、RFIDチップに給電するためにリーダから連続的に信号送信を行わなければならないという点である。
RFIDタグとの通信は、「タグトークファースト」(TTF)又は「リーダトークファースト」(RTF)の2通りの動作モードを含むことができる。TTFモードにおいて、タグはリーダの信号を受信したときにタグの情報を送信する。これに対し、RTFモードにおいて、リーダがタグに(衝突を避けるために)コマンドを送信し、タグがそれらのコマンドに対して応答を送信する。このように、RTFは上記2モードのうちのより複雑なモードであり、本発明が関係するのはこのRTF動作である。
従って、上述した欠点を克服しつつEAS及びRFID識別タグ信号を同時に検出することのできるシステム及び方法の必要性が存する。
本発明のRFID「リーダトークファースト」(RTF)の概念は、RFIDタグへのコマンドの通信のために13.56MHzの搬送波の振幅変調を必要とする。この変調は、ISO15693又はEPC(Electronic Product Code:電子商品コード)等の主要なRFID技術の搬送波において10%の変調指数差の形をとる。変調指数mは、次のように定義される。
Figure 2008519536
これは、R−T(リーダ−タグ)信号の定常振幅に対する振幅低下の測定尺度であり、これらの低下のタイミングをとるのがR−T通信方式である。ISO15693規格は、mに対して2通りの選択肢、即ちm=10%又はm=100%を指定している(特に、ISO15693規格において、タグは、リーダ変調指数10〜30%又は100%で動作しなければならないことが指定されている。)。ほとんどのリーダ及びタグ製造業者はm=10%を使用している。
この変調の間に形成された搬送波包絡線エッジは、搬送波強制機能振幅が減少するにつれて放散するタグの余剰蓄積エネルギーに起因して、システムの磁界においていずれのLC共振回路にも過渡応答が生じる。この蓄積エネルギーの過渡現象(「自然応答」ともいう。)の検出は、例えば、本出願人(即ち、チェツクポイント システムズ, インコーポレーテツド)のパルス受信システムに配されているRF/EAS検出法の根幹である。RFIDタグ信号方式と関連づけられたこの固有の物理的特性を用いることにより、EAS機能をシステムの自然内在的側面として含めることができる。さらに、本発明は、共有アンテナ構造のみならず回路構成の重複における費用とスペースの非効率を避ける送信機部の大部分の共通使用を可能にする。
本発明のステップ受信システム及び方法は、タグスループット、両技術の検出性能及び製造コストにおける利点を提供する。
詳細に後述するように、本システムと方法は、EASタグと13.56MHzのHF(高周波)RFIDタグを同時に検出する。一例として提案されるRFID技術は、SLIチップに固有のカスタムコードを使用するだけでなく、ISO15693に準拠している。
RFIDコマンドの同期化は、セキュリティゲートにおいて性能を大きく収縮させるものとして正しく識別されてきた。セキュリティゲートにおけるRF搬送波の同期化と、全てのセキュリティゲート間におけるAM(振幅変調)コマンドの同期化との2つの同期化レベルが維持される必要がある。AMコマンドの同期化の必要性は、広範囲な性能という意味を含む。RFIDタグは、それらが自律的に動作できるように、より低い電力レベル及びアンテナ指向性でインタフェースを扱うことができるPOS(point-of-sale:販売時点情報管理)で処理されることによりPOSアンテナ周辺での結合及び遮断を最小化する。しかしながら、セキュリティゲートは、店中の他のセキュリティゲートにおける活動を参照する。このことは、リーダコマンド変調がセキュリティゲート間で同期化されることを必要とする。コマンドの同期化を複雑にしている要因は、ISO15693が、衝突の検出及び解決の責任をリーダ側に負わせているということである。つまり、全てのRFIDタグの衝突が全てのセキュリティゲートにおいて解決されることが望まれる場合、全てのセキュリティゲートは、中央同期ソースへ衝突の存在を通信できなければならない。その場合、中央同期ソースは、1つのゲート内での衝突の可能性、ゲート数及び必要な解決ステップ数に依存して決まる各セキュリティゲートでの非確定的なスループット内でその衝突が発生したか否かにかかわらず、全てのリーダに対して指令することによって衝突を解決するための新規コマンドを送信する。所与のセキュリティゲートにおけるタグ密度は、所与の時間において16を大きく下回るものと見なされている。
同期化に関して、I−コードSLI「高速インベントリ(fast inventory)」カスタムコードが使用されることによって16タイムスロットを有するRFIDタグにポーリングを行う。複雑さ及びスループットの考察から、衝突を直接解決しようとはしていない。しかしながら、16スロットポーリングサイクルは約73.2ミリ秒を要するため、自動4ステップ衝突マスクを次のように循環することができる。即ち、マスクなし(全タグが応答)、マスク=1(奇数番号のタグのみが応答)、マスク=2(LSBに隣接するビットがセットされて終わっているタグのみが応答)、及びマスク=3(LSB2桁が「11」で終わっているタグのみが応答)。これにより、スクリプト化された衝突防止シーケンスのための292.8ミリ秒の合理的な周期的サイクルを可能としながら、大部分の衝突の自動解決を可能としている。
同期リンクを作成するには2つの方法がある。1つは、全てのセキュリティゲートを物理的に配線することである。2つ目は、同期を必要とする作用そのものを利用することである。つまり、無線同期システムは、通常通り、13.56MHzの搬送波でコマンド変調を送信する。システムの他の全てのセキュリティゲートは、コマンド変調エッジを探し、それに位相ロックを確立し、それぞれの位置において信号を送り返す。類似の同期方法が、各セキュリティゲート内の13.56MHzのRF搬送波に使用されている。
先に述べたように、13.56MHzのRFID及び8.2MHzのEASを同時にリアルタイムで共に検出することは、2つの周波数の相互の相対的な近接度(1オクターブ未満)の理由から難問である。帯域通過フィルタリング技術は、時間領域と周波数領域との間の逆の関係、即ち、周波数領域におけるフィルタが鋭ければ鋭いほど、時間領域におけるその過渡応答が長くなるという関係のために、特に8.2MHzのEAS部分に問題がある。本来EASタグの検出は時間領域プロセスであるため、2系統のシステムを同時に共に走らせることは良い選択肢ではない。これを解決する2つの方法があり、その一方は他方より技術的に困難なものである。
本発明を以下の添付図面と関連して説明するが、図面において同じ参照番号は同じ構成要素を示している。
本発明20は基本的に、図1に示すように、基本的には、RFIDリーダ22と、単一の筐体26に配置されてもよいEASステップ受信式受信機24とを備えて構成され、それらの各々はそれぞれアンテナ28及び30を有する。動作中には、RFIDリーダ22が、RTFコマンドを用いて変調されたRFID搬送波周波数(例えば、13.56MHz)を含む刺激信号32(図4)を放射する。RFIDタグ10が存在してそのRFID周波数に同調されている場合、RFIDタグ10はRFIDリーダ22によって検出される応答34(図5)を放射する。その付近にEASタグ12も存在してEAS周波数(例えば、8.2MHz)に同調されている場合、EASタグ12は、EASステップ受信式受信機24によって検出される(刺激信号32によって引き起こされる)自然応答の「リングダウン」信号36を放射する(図6)。上記刺激信号32と上記リングダウン信号36は時間的にほとんど同時に発生するが、RFID応答34は時間的に後で発生することが理解されるべきである。
図2は、ある企業73の入口/出口におけるセキュリティ架台71A/71Bの対の一例(例えば、Checkpoint StrataTMPX架台等)を表している。本発明20の単一の筐体26は、図3に示すように、2つの架台71A/71Bのうちの1つにおいて、典型的にはベース75に配置されてもよい。内部電源77は、RFIDリーダ22、EASステップ受信式受信機24及び他の関連する電子機器に電力を供給する。RFIDリーダ22及びEASステップ受信式受信機24を、各架台71A及び71Bに含めることも最も広義の本発明の範囲内であることが理解されるべきである。
上記本発明20のシステムは、ステップ受信法を用いて13.56MHzのRFID識別タグ及び8.2MHzのEAS識別タグを同時にリアルタイムで共に検出するためのシステム及び方法の一例としての実施の形態を提供する。本実施の形態においては、ISO15693RFIDプロトコル(後述する)を使用した。本実施の形態は、以下の2つの部分におけるテストを含む。
(1)例えばチェックポイント社製TR4024パルス受信装置等のEASパルス受信システム(図7に示すEAS送信機23A、EAS受信機23B及びパルス受信アンテナ23Cを備えたEAS送受信機23ともいう。)であって、そのEAS送信機23A’が13.56MHzで送信を行うように変更された(図8を参照。図8では、直接デジタル8.2MHz合成器(DDS)に接続されたRF増幅器がディスエーブルとされ(図8に「X」印で示す。)、かつ外部13.56MHz信号発生器が変形されたEAS送信機23A’における帯域通過フィルタ(BPF)に信号を送るようにしている)該システムのみを用いた概念部。ターゲットとして、チェックポイント社製EAS#410テストタグ12を使用した。
(2)EASステップ受信式受信機24と組み合わせてISO15693に従うRFIDリーダ22(例えば、フィリップス社製遠距離リーダ)を用いた「ステップ受信」部(図9)、例えば、図10に示すように、ステップ受信アンテナ30と共にEASステップ受信式受信機24を形成するように変更されたTR4024のもう1つの受信機部。RFIDリーダ22(例えば、フィリップス社製遠距離リーダ)は刺激信号32を与えるものであるため、上記EASパルス受信システム(又は送受信機)23の送信機部23Aがディスエーブルとされた(図5AにX印で示す)。チェックポイント社製EAS#410テストタグ12及びチェックポイント社製RFID#551246タグ10をターゲットとして使用した。
フィリップス社製リーダ及びチェックポイント社製TR4024パルス受信システムは一例にすぎず、本発明は他の従来の送受信機及びリーダを用いて実施できることが理解されるべきである。
前に述べた通り、上記例示のEASパルス受信システム又は送受信機23は、Checkpoint LibertyTM製品ラインで使用される標準的な電子機器モジュールであるTR4024である。図7に示すように、TR4024は基本的に、送信/受信の両機能を実現するのに直接デジタル合成(DDS)技術と共にデジタル信号処理(DSP)技術を使用するEAS送信機23AとEAS受信機23Bを含んでいる。さらに、TR4024は、後に詳細に説明するようにテストの実行を遂行するために容易に変更され得ることがハードウェア及びソフトウェアを共にサポートしている。さらにまた、TR4024には、他のチェックポイント製品とインターネットを介して通信する能力がある。
テストの第1の(「概念的な」)部分は、全ての送信バーストに対して正確に13.56MHzで送信するようにEAS送信機23Aを変更した(図8のEAS送信機23A’参照)点以外は標準的なEASパルス受信電子機器(図7)から構成した。送信パターンはその他の点で変化がなかった、即ち、デューティサイクル、パルス幅及びパルス時間は同一に保たれた。次いで上記電子機器を配置し、Checkpoint StrataTMPXアンテナ装置に接続した。このシステムは、チェックポイント社製EAS#410テストタグ12を検出することができた。特に、タグ12が12インチの距離に置かれたとき、上記電子機器は警告を発した。テストタグ12は、2ループアンテナの最上部の中心軸に沿ってアンテナと平行に運搬された。タグアンテナの指向性は検出に有利なように配慮されるべきである。上記パルス受信送信パターンは、振幅シフトキーイング(ASK)形式とみなすことができる。従って、このタイプのテストは、100%の変調レートで動作するISO15693質問機と同様である。
特に、この初期の実験は、13.56MHzの送信機を用いてEASリングダウンを立証するために実行された。この方法は、100%の変調指数(オン/オフキーイング)におけるステップ受信動作の妥当な同等物と見なすことができる。100%の完全変調で動作することにより、本システムは、「ステップ受信」システムというよりむしろ「パルス受信」システムとして分類することができる。図8に示すように、(パルス受信特性を生成するために、通常、EAS送信機23Aに使用される)スイッチ14を使用して受信期間中に13.56MHz送信機を閉止することにより、厳しい要件を有する13.56MHz帯域阻止フィルタの必要性がなくなる。このテストは、典型的な10%の変調指数におけるステップ受信の実現への簡易な第1ステップである。
この実験に必要となるのは、変形EASパルス受信システムとCheckpoint StrataPXアンテナのみであった。EASパルス受信電子機器に対して1つの変更を加える必要があった。即ち、外部から供給される13.56MHzの信号が電力増幅器を、かつ究極的にはアンテナを駆動させるように送信機系統を切断した。受信機と検出アルゴリズムは変更しなかった。即ち、全てのパルス幅、RXサンプリング時間及び信号レベルはそのまま保たれた。変形されたEASパルス受信送信機23A’のブロック図を図8に示す。
チェックポイント社製EAS#410テストタグを、好ましい指向性で質問領域内に配置した。タグがCheckpoint StrataTMPXアンテナの12インチの範囲内にあったとき、EASシステムは一貫して警告を発した。
様々な規制局が、許容される放射送信の条件を定めている。典型的なEAS帯域で許容されるものと13.56MHzのISM帯域とで許容されるものとの間には大きな差がある。同じアンテナ形状の下において13.56MHzで送信が行われる場合、許容電流の8.8倍の増加を仮定する。電流関数に対するx1/3倍の検出値を用いることにより、最大2.1倍の検出値の増加が実現される。先の結果に基づき、「ゲート」ごとに最大25インチの検出領域が予測される。この推定値は、ISM13.56MHz帯域における側波帯要件を考慮に入れていない。規制問題のさらに完全な検討については後述する。
テストの第2の(「ステップ受信」)部分(図9)は、EASステップ受信式受信機24(図10)とRFIDリーダ22を用いることにより完成した。EAS送信機23Aは必要でないため、ディスエーブルにした。さらに、EASステップ受信式受信機24を、小型の3回巻き円形ループアンテナ30に接続した。この分離型受信専用アンテナ30により、ステップ受信式受信機24と結合された13.56MHzのエネルギーが現象し、従って必要な受信機フィルタリングのレベルが減少した。ステップ受信の「ステップ」を送信するためのセットアップにRFIDリーダ22を使用した。さらに、このリーダ22はその目的の機能、即ち、ISO15693RFIDタグ10への通電及び読み込みの機能を提供し続けた。リーダのメーカーによって提供された典型的なアンテナは、より低いQを有する試作品アンテナ28に置き換えた。後に詳述するように、より低いQを有するアンテナ28は、変調エッジにおいて高速立上り及び立下り時間を提供するために必要であった。これらの鋭いエッジは、「受信」の前の適切な「ステップ」を与えるために必要である。テスト結果により、アンテナ28/30の6インチの範囲内に置かれた8MHzのEASタグ12が、従来のパルス/受信EASシステムで見られるのと同様のエネルギーリングダウンを引き起こすことが示された。再び、タグ12を両方のアンテナ28/30に関して有利な位置に置いた。実際のオシロスコープ軌跡を図11及び12に示す。
本システム/方法について検討する前に、ステップ受信法及びISO15693について検討する。
ステップ受信技術.
ISO15693.
ISO15693として知られている規格化されたRFIDプロトコルは、RFIDリーダ−タグ間通信の方法を指定している。その空中線インタフェースは、13.56MHzの搬送波を使用したリーダ−タグ間通信を指定している。リーダからタグへのコマンドは、この13.56MHzの搬送波において周期的に離間された変化(「変調エッジ」ともいう。)により確立される。搬送波振幅におけるこれらの変化又は降下は、ステップ受信技術における「ステップ」の基礎を形成する。従って、ステップ受信は、RFIDのISO15693規格の副産物と見なすことができる。しかしながら、詳細に後述するように、本発明20においてはこれらの変化又は降下は丸みを帯びずに「尖鋭である」必要があることが理解されるべきであり、以下「下降遷移」32Bと呼ぶ(図4及び図13参照)。本発明20の主要な特徴の1つは、RFIDリーダ22送信機が、刺激信号32においてそのような尖鋭な下降遷移32Bに対応するように変更されていることである。
このISO15693の搬送波は、振幅変化に伴って、別個の2つの部分に分割することができる。第1の部分は、単純に定振幅RF搬送波である。他方、第2の部分は、同様に13.56MHzで第1の部分と同相のオンオフキーイングである。ISO信号のこの概念的な分離は、重ね合わせの法則により可能となる。EASタグは刺激周波数とは無関係にその固有周波数でリングダウンするため、EASタグが質問領域内に運ばれると、コマンド変調エッジ(振幅の降下)において8MHzの指数関数での減衰が生じる。その結果、本発明20の刺激信号32は、次の構成部分を有する連続信号を含むものと言うことができる。即ち、第1の非変調成分32A、尖鋭な下降遷移部32B、変調成分32C、尖鋭な上昇遷移部32Dであり、この後に次の非変調成分32Aが続く。
十分に理解されることであろうが、RFIDタグ10は、そのタグ10が受信する13.56MHzの搬送波における周期的に離間された一連の変化に基づくRFID応答信号34で刺激信号32に応答する。これに対し、EASタグ12は、下降遷移部32Aがタグ12を刺激させるたびにその「リングダウン」信号36を送信する。テストにより、RFIDリーダ22とEASステップ受信式受信機24は、それぞれのタグを互いに約0.1秒以内に検出することができることが示された。
変調エッジ及びアンテナQ.
ISO15693規格は、コマンド変調エッジにおける最大立上り及び立下り時間を指定している。この最大限界は簡単に実行できるが、丸みを帯びた変調エッジをもたらす。これらのエッジが丸ければ丸いほど、EASリングダウンを見ることが困難になる。その結果、ステップ受信はいかなるISO15693に従うリーダ/アンテナとも協働しないであろう。
このことをもっとよく理解するためには、Qの定義を検討しなければならない。Qは「品質係数」と定義され、周波数選択性の測定尺度又はアンテナ回路のピークの鋭さの測定尺度であり、数学的には以下の通り定義される。
Figure 2008519536
ここで、fcfは中心周波数又はRFIDリーダ送信機周波数であり、BWはRFIDリーダアンテナ回路の中心周波数を下回ってその応答が3dB以下であるような中心周波数近辺の周波数帯域である。
Qは共振周波数で蓄積されたエネルギーと放散されたエネルギーとの測定尺度であるとも見なされ、言い換えれば、次式(2)が成り立つ。
Figure 2008519536
ここで、ωはアンテナ回路の共振角周波数であり、L及びRはそれぞれアンテナ回路のインダクタンスと抵抗である。上記L及びRは一例であるに過ぎず、Qがキャパシタンス(C)、抵抗(R)及び/又はインダクタンス(L)で定義されるような他のアンテナ回路構成を使用することもできることが理解されるべきである。
時定数τ(初期値の36.8%までの立上り/立下りへの応答に要する時間と定義される。)と、周波数fを用いたアンテナ回路の上記Qとの間には、線形関係がある。特に、次式(3)又は(4)が成り立つ。
Figure 2008519536
Figure 2008519536
TR4024パルス/受信システム(τ≒100ns)と同様の立上り/立下り時間を選択すると、その結果、Q=4.3が与えられる。
この低いQの値は、RFIDリーダ22が供給される標準のアンテナとは異なるアンテナ、又はISO15693立上り/立下り時間要件によって間接的に指定されるアンテナの必要性を要求する。
「ステップ受信」では、もう1つ別のQ要件も要求される。EAS帯域及びRFID帯域の両帯域で動作するためには、アンテナシステムは、広範囲の周波数スペクトルにおいて適切にエネルギーを伝達する必要がある。特に、従来のEAS帯域は7.4MHz〜8.7MHzまでの範囲である。従って、アンテナシステムは、7.4MHz〜13.56MHz以上で動作する必要がある。従って、次式(1)、即ちQ=1.1である。
Figure 2008519536
上記Qをさらに大きく低下させて貴重な送信機電力を浪費するよりも、EAS受信用の別個のアンテナが好ましい。これによって、EASステップ受信式受信機24において必要とされる13.56MHzノッチフィルタの負担も減少する。
なお、アンテナシステムのQを低下させることは、アンテナループに沿って直列抵抗の挿入を必要とすることに注意すべきである。送信機電力を増大させると、送信機電力のこの損失を補償することができる。これは製品全体のコストを増加させることになり、放射送信に負の影響を与える場合がある(放射送信については本文で後述する)。
フィルタ要件.
8MHzのリングダウンを検出するためには、EAS受信機がISO15693リーダ送信機から合成されるエネルギーをろ波する必要がある。この13.56MHzの大きな信号は、EASリングダウンの小さな信号に比べてその振幅が大きい場合、いかなる受信機に対しても容易に受信を遮断する。本来、刺激は望ましくないが、応答は望ましい。
13.56MHzの搬送波を取り除くために必要なフィルタは実現が困難である。EAS帯域とRFID帯域は、その間隔が1オクターブ未満である。回路理論では、フィルタ通過帯域がその阻止帯域に近くなればなる程、与えられた減衰量を達成するのにより多くの電極(回路要素)が必要になると述べられている。帯域幅と時間応答との間の逆の関係のために、必要な電極数が大きくなると、過渡応答に負の影響を与えることになる。特に、変調ステップの間のフィルタ部のエネルギー減衰によりEASタグのリングダウンをマスクすることがある。その問題は、パルス受信システム一般において広く認められる。
その解決策は、EASステップ受信式受信機24のパス全体に渡って重要な位置に配置されるアクティブフィルタを使用することである。多重フィードバック帯域通過フィルタ(MFBP)は過渡応答を減少させるが、周波数応答特性は維持する。アクティブフィルタを使用することにより、インダクタの必要性も、無くなるとまではいかないが減少する。
アクティブフィルタは、演算増幅器を必要とする。オペアンプはインダクタよりかなり高価格であるので、電子機器のコストが増す。オペアンプはまた、どんなシステムにも広帯域の雑音を与える。このフィルタ/フィードバックの実現によって、上記付与された雑音は通過帯域内となる。従って、最も低い雑音のオペアンプを使用すべきである(
Figure 2008519536
)。また、非常に高速のスルーレートも必要である(>500V/μs)。
折衷案としては、MFBPフィルタの入力と回路接地とに取り付けた数個の直列共振回路を使用することである。これにより、フィルタリングのアクティブ部分の負荷は減じられるが、過渡応答を長引かせる。一般に、インダクタは許容誤差が広く、同調型インダクタ及び/又はコンデンサが必要となる。
最終的に、フィルタ要件を低減させる最良の方法は、EAS信号を受信するのに別個のアンテナを使用することである。システムの検出範囲に影響を与えずに、RFIDアンテナとEAS受信専用アンテナとの結合を最小化することができる。
どのEAS周波数にするか?
全世界の規制当局が、EAS動作を特定の周波数帯域に制限している。これらの制限規定はシステムの送信機には適用されるが、受動的要素であるEASタグには適用されない。タグは、いかなる所望の周波数においても共振し得る。
周波数の選択においては、考慮すべき性能関連の問題がいくつかある。刺激周波数(送信機)がタグの自然共振周波数に近ければ近いほど、タグによって蓄積されるエネルギーは多くなる。システムの検出範囲は、タグのエネルギー蓄積の直接の結果である。この物理法則は、タグの共振周波数が13.56MHz、即ちステップ受信動作における唯一の刺激信号源、又はその近辺にあることを示している。
しかしながら、いくつかのトレードオフがある。13.56MHz又はその近辺の共振周波数を有するEASタグを使用すると、最大のエネルギー蓄積が得られ、特殊なフィルタリングは必要なくなるという点が知覚される利点である。しかしながら、EASタグの指数関数的減衰の検出に困難がある。EASリングダウンは、ISO15693によって、常時オンとなるRFIDリーダ送信機によりマスクされる。ステップ受信法では、RFIDコマンド変調ステップ、即ち振幅変化の間に、EASタグの存在を探索することが奨められている。刺激周波数と共振周波数が大きく離れている場合でさえ、この変化のときにタグからのエネルギーの微小な放射を観測することは難しい。周波数を同じにすることは、問題をさらに複雑にする。
共振周波数が13.56MHzとは大きく異なるEASタグを使用すると、エネルギー保存がはるかに低いものとなる。しかしながら、この方法には、1つの重要な利点がある。EAS周波数及びRFID周波数を大きく分け隔てることにより、フィルタ要件が緩和される。この利点とは別に、結論は、タグ信号をより簡易なフィルタ仕様と交換することは価値ある妥協策ではないということである。より低い共振周波数を有するEASタグを用いることは、良い解決策ではない。
現行のEAS周波数帯域(7.4MHzから8.7MHz)が、ステップ受信動作に最良の選択である。タグは13.56MHzの刺激信号から十分な量のエネルギーを蓄積することができる。しかし、リングダウン周波数は、それが検出されるのに十分なだけ13.56MHzから遠く離れている。EASフィルタ要件は厳しいものであるが、実現可能である。
現在のEASタグの使用には、他の利点もある。タグシステム相互作用に関する多くの知識が、何年にも渡るEAS電子機器の開発を経て得られている。既存の電子回路及びアルゴリズムをステップ受信システムに移行することができる。実際に、先に述べたように、変形されたEAS受信機を概念部及びステップ受信部の両方で使用した。
ステップ受信テストの詳細.
この実験で使用した主要なハードウェア要素が3つあり、それらは、フィリップス社製SLRM900 Iコードリーダ(RFEDリーダ22用)、変形されたTR4024(EASステップ受信式受信機24用)及びアンテナ対(28はRFIDリーダ22用、30はEASステップ受信式受信機24用)である。使用された追加の実験設備は、デュアル電源、ラップトップコンピュータ、関数発生器及びオシロスコープ等を含んだ。ブロック図を図9に示す。
フィリップス社製RFIDリーダ.
フィリップス社製SL RM900 I*コードロングレンジリーダモジュールが、総合的な SL EV900評価キットの一部としてユーザに提供されている。このキットには、矩形ループアンテナ及びマッチングネットワーク、デモソフトウェア及びIコードRFIDタグの選択が含まれる。
上記供給品のアンテナは、約27のQを有する。前段のパラグラフで述べたように、この高い品質係数により、変調エッジはステップ受信検出に必要とされるよりも丸みを帯びる。代替のアンテナ及びマッチングネットワークについて本文で後述する。
本キットで配布されるデモソフトウェアは、Iコードデモv3.03である。初期の構成及び動作にはラップトップコンピュータが必要であった。
ステップ受信実験の間中、RFID性能を継続的に確認するのにIコードIタグを使用した。
リーダ22自体は、変調指数10%、及び出力電力3.75ワットに構成した。フィリップス社製SL RM900I*コードロングレンジリーダはテストの目的で0〜4ワットの可調整出力電力範囲を有するが、出力電力を3.75ワットに保持し、実験の間中、設定を変更しなかった。本システムを「シリアルナンバー読取り」モードで運転した。また、リーダハードウェアは変更しなかったが、非割込み方式で、いくつかのデジタル信号を使用してTR4024パルス受信式受信機を同期させる。
TR4024の変形例.
ステップ受信のためのエネルギー源はRFIDリーダ22であるため、TR4024送信機23Aは必要でなく、従って図10に示すようにディスエーブルにした。送信機23Aをディスエーブルにするには、単にTR4024送信機レベルをゼロに設定するだけでは十分でなかったことに注意すべきである。これは、電力FET DCレールをDC0Vに設定するだけである。FETゲートからアンテナ30へ通過する漏れが依然としてあった。これは、実験の初期において、いくつかの誤りを招く結果を引き起こした。さらに、EASリングダウンがディスエーブル状態のEAS送信機23Aを通じて戻ってこないように、並列コンデンサ/インダクタの組合せ(C112/L10、図示せず)を取り除いた。
TR4024における変形の大部分は、その受信機回路に対して行われた。この第1の理由は、RFIDリーダ22から13.56MHz刺激信号32をろ波することであった。さらに、通常はTR4024におけるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)によって制御される受信機オンオフゲート制御は、RFIDリーダ22からコマンド変調パルスを用いて行った。
フィルタは、受信機パスを通って数箇所の位置に配置した。アンテナポートから開始し、分路コンデンサを追加することにより、L3(図示せず)に13.56MHzの並列共振回路を作成した。多重受信機入力のうちの1つだけが必要とされるため、入出力間のK6−A(図示せず)にジャンパを配置した。C192(図示せず)に代えてフィルタ板を追加した。この小さい娘ボードは、サイエンティフィック・ジェネリクス社の設計であり、「RFID/RF−EAS復号システム」の第4章に準拠している。受信機ゲート機能を実現するため、R79(図示せず)を取り除き、RFIDリーダからのジャンパに置き換えた。このゲート制御信号はコマンド変調である。基本的に、変調信号からの立下りエッジ、即ち「ステップ」は、ミキサ/復調器Ul7をイネーブルにする。立上りエッジはこのチップをディスエーブルにする。
フェーズドアレイシミュレーションソフトウェア(PASS)構成を、最大受信機利得及びゼロ送信機出力に設定した。受信機のアナログ部だけが必要であったので、他の全ての手動による設定は無関係である。
EAS検出を容易にするために、局部発振器を固定周波数に設定した。この設定周波数は、EASタグ12の共振周波数に非常に近くした。これにより、ベースバンドリングダウンがオシロスコープ13(図9)上でより見やすくなる。これは受信機にとって有利な条件であり、様々なEASタグを使用するときには不可能である。信号は、TR4024においてTP7(図示せず)に接続された外部の信号発生器(例えば、関数発生器)から供給された。R41(図示せず)は、オンボード局部発振器(U8、図示せず)からの結合を防ぐために取り除いた。
EASステップ受信式受信機24は、タグのリングダウンをいつ「受信」するかを知る必要がある。これを実現するために、RFIDリーダ22からのコマンド変調信号が使用される。その信号は、TR4024ミキサー/復調器U17(図示せず)のAGC(自動利得制御)ピンに接続される。この接続方法は非割込み方式であり、従ってバッファは不要である。この信号の反転形を使用して、「外部LO」ともいわれる外部信号発生器(例えば、関数発生器)のゲート制御を行っている。これにより、コマンド変調と局部発振器との間の位相関係が各「ステップ」において不変に保たれる。これらの信号のいずれかをオシロスコープ13のトリガとして使用した。
低いQを有するRFIDアンテナ及び受信専用EASアンテナ対.
アンテナに要求されるQは、そこを通過させられる必要な信号に直接に関係する。RFIDリーダ送信機が尖鋭な変調エッジを有する刺激信号32を供給することが必要である。ステップ受信法は、これらのエッジにおける十分な「ステップ」に依存している。先に述べたように、RFIDリーダ22を備えた供給品アンテナのQは約27である。これにより、BWはわずかに502KHzとなり、任意の信号の最小の立上り時間t(信号がその最終的な値の10%から90%まで遷移する時間)は次式のようになり、即ち、t=0.6μsである。
Figure 2008519536
このアンテナを用いてステップ受信法を立証することはできない。
新しいアンテナとアンテナ回路が必要であった。図14は、この新しいアンテナ/アンテナ回路の1つの好ましい実施の形態を表わしている。「デキューイング(de-Q-ing;Qを減少させる)」抵抗器40を使用してRFIDリーダアンテナ28のための適切なマッチングネットワーク38を作成するのに、13.56MHzの中心周波数(fCf)でインダクタンス(L)と抵抗(R)を測定し、次いで数式(2)を用いてQを計算した。マッチングネットワークを一旦アンテナ28とデキューイング抵抗器に接続して、作成された回路の周波数応答を測定した。13.56MHz又はその近辺をピーク共振点として、刺激信号32の周波数が13.56MHzからいずれかの方向に離間するように変化するにつれて、上記応答は減少した。上記応答がピークより3dBだけ小さくなる周波数が、回路の帯域幅(BW)である。数式(1)を用いて上記Qを計算し、数式(2)を用いて得られる計算値と比較した。これらの2つの計算の結果は近接していた。
TR4024送信機の立上り時間は、100nsのオーダーにある。数式(2)にこれを当てはめると、アンテナのQは4.26という結果になる。そのような低いQ値を有するアンテナでは、RFIDシステムの検出範囲に支障を生じるであろうということが課題であった。妥協点のQ値である6.4を実際に実験で使用した。このQ値は、アンテナ回路のQ値を可能な限り4.26の近辺まで近づけるように低下させるような利用可能なデキューイング抵抗器(1%)を直列に追加して得られた。その結果、刺激信号32に鋭い立下りエッジが存在した。ある範囲にわたるQ値を使用することが可能であることが理解されるべきであり、例えばQ値が6〜7の場合、最大Q値が尖鋭な変調エッジを維持する必要性によって制限される一方、Qが低ければ低い程、帯域幅及び帯域内雑音が大きくなるため、最小Q値はRFIDリーダの帯域内雑音処理能力によって制限される。
新しいアンテナ28は、Q測定値が約6.4である。これより、立上り時間150nsが計算され、100nsの目標値に近くなる。低いQを有するアンテナで測定された波形を図13に示す。
前述の通り、より低いQ値は、誘導ループの各側にデキューイング抵抗器を直列に追加するだけで達成された。追加されたRと、新しいループのLがより大きいものであったという事実とにより、新しいインピーダンス変換ネットワークが必要になった。新しいマッチングには同じトポロジを使用した。特に、アンテナインピーダンスを200Ω(実数のみ、即ち抵抗部)に変換する差動L型ネットワーク38(図14)を組み込んだ。バラン42(好ましくは、ラスロフバラン(Ruthroff Balun))により、この200Ωの差動インピーダンスをシングルエンド50Ω負荷(同様に、実数のみ)に変換したが、これは同軸ケーブル(図示せず)を介して50Ω送信機によって駆動することができる。新しいアンテナ/マッチングネットワークの概略図を図14に示す。
バラン42は、不平衡伝送ネットワーク(入ってくる無線信号)から平衡システム(RF復調器)へのインタフェースを提供するので、RF伝送において標準使用されており、名称もBALanced−Unbalancedから来ている。特に、本アンテナ構造はワイヤループアンテナ(平衡型)であり、一方、RFIDリーダ22出力は、接地を基準としてシングルエンドの終端を必要とする(不平衡型)。ラスロフバランは、不平衡10回巻きから平衡20回巻きへの変換を利用する。一般に、L型ネットワークは、あるインピーダンス(実数及び虚数)を他のインピーダンス(例えば、実数部のみ)へ変換する。特に、RFIDリーダ22の出力は、50Ωインピーダンス(実数のみ)に合うことが望ましい。バランは、L型ネットワーク38において50Ω不平衡から200Ω平衡へ変換する。
EASタグのリングダウンを「受信」するために、分離受信アンテナを使用した。分離アンテナの目的は、EAS受信機に結合される13.56MHzのエネルギーを減少させることであった。ここで注意すべき点として、EASタグのリングダウンは、タグの自然共振周波数、即ち公称8.2MHzで起こる。13.56MHzのはるかに大きいRFID信号の存在下でこの小信号を知覚する能力が、「ステップ受信」動作にとって重要な鍵である。EAS受信機に結合するRFIDエネルギーを分離アンテナの使用により減少させると、受信機フィルタの負担は減少する。
新しいアンテナ30は、直径5インチの5回巻きのループであった。その巻き数は、その結果生じるアンテナインピーダンスが、TR4024が通常Checkpoint LibertyTMPX2ループを用いて知覚するものと同様のものとなるように選択した。
上記尖鋭な下降遷移部32Bを結果として生じさせるのに、13.56MHzの搬送波周波数の変調は、より高い搬送波周波数を使用する場合より効果がある。図15で最も明確に見ることができるように、変調が起こると、搬送波振幅は13.56MHzの信号の1サイクル以内に減衰して、それにより非変調成分32Aと変調成分32Cとの間の急峻なスロープを可能とする。これに対し、より高い搬送波周波数(例えば、20MHz)は、変調成分32C’が(非変調成分32A’から)達成される前に中間振幅の数サイクルを必要とする。その場合、尖鋭でなくより丸みを帯びた(望ましくない)下降遷移32B’が起こる。図16は、従来のRFIDリーダと比較して、本発明20の変形されたRFIDリーダ22を用いたより速い電力の低下(変調が起こったとき)を表わしている。
ヨーロッパ規制による放射送信.
EASラベルは、13.56MHzで刺激されると、エネルギー蓄積が少なくなる。これは、7.4〜8.7MHzの典型的なEAS刺激信号と比較した場合である。しかしながら、これは、より大きな刺激、即ち規制当局によって制限される最大値を使用することで部分的に解消される。以下のパラグラフにおいて、13.56MHzのエネルギー源を使用するとき許容されるアンテナ電流の増加の定量化を試みる。
8MHzのEAS帯域で許容される磁界と13.56MHzのISM帯域で許容される磁界との間には、重要な相違がある。このISM帯域は無免許であるため、はるかに大きな磁界が許容される。異なる周波数とパルスパターンが含まれるため、限界の直接の比較は当てはめられない。しかしながら、テストデータと基本的な磁界の公式を組合せることによって、1つの結果に到達することができる。比較には同じアンテナを使用するものと仮定する。
仕様書には、EAS帯域においては30mで51dBμV/mが許容されると記載されている。使用する検出器は、疑似ピーク型である。RFIDのISM帯域では、限界は30mで84dBμV/mである。この検出器も、疑似ピーク型である。
疑似ピーク検出器は、特定の信号の「妨害因子」の測定器である。この検出器においては、信号のデューティサイクルとパルス繰返し周波数(PRF)が考慮される。PRFが低ければ低い程、疑似ピーク測定値はピーク測定値と比べて低くなる。CW信号の場合、疑似ピーク測定値とピーク測定値との間には差異がない。典型的なCheckpoint StrataTM伝送パターンは、ピーク測定値と疑似ピーク測定値との間に5.4dbの差異を示す。
さらに、周波数効果を考慮する必要がある。使用する遠距離磁界の式は以下の通りである。
Figure 2008519536
ここで、Hθは磁界強度であり、λは波長である(例えば、22.1m)。分母における波長依存性を考慮すると、13.56MHzの帯域を使用したとき、8.2MHzの場合と比べて、磁界における8.7dBの増加がある。表1に、許容される電流の増加を計算する。
Figure 2008519536
要約すると、18.9dB、即ち8.8倍だけ送信機電流を増加させることができる。
これまでの議論は、13.56MHzの搬送波についてのみ焦点を当ててきた。いわゆる側波帯、即ち13.56MHz±7kHz以外の周波数で放射されるエネルギーにおいては厳しい制限が存在している。特に、±7kHz帯域幅外のエネルギーの場合、33.5dBだけ限界が低下する。搬送波から150kHz離れたところでは、限界はさらに10dB低下する。尖鋭な変調エッジのために送信機電流を増加させるか、低いQを有するアンテナを使用するときには、これらの側波帯の制限規定を考慮しなければならない。今までのところ、低いQを有するアンテナを使用する場合に、側波帯における検出可能な増加は実験で示されなかった。
障害.
低いQを有するアンテナは、RFDD受信機に対して、より多くの、より広い帯域雑音を許容する。RFID検出におけるわずかな低下は、受信機への広帯域の雑音ではなく、送信機からの低アンテナ電流に起因するものと仮定した。正確なRFID性能の劣化は分っていない。性能低下のどのくらいの割合が追加された受信機雑音によるものかは分っていない。
また、低いQを有するアンテナはエネルギーを浪費する。次式を使用することでアンテナ電流における低下を計算することができる。
Figure 2008519536
即ち、
Figure 2008519536
Qを有する抵抗器を積極的に切り替えることによって、この浪費されるエネルギーの一部を補うことができる。アンテナと並列した抵抗器の値を効果的に変更することにより、振幅及びQを変更することができる。この結果、振幅100%に対する固定アンテナ(及びQ)となる。変調時、追加抵抗器を切り替えて、ISO15693仕様に従い、振幅を18%低下させることができる。上記追加された抵抗器は、アンテナのQを低下させ、かつさらに重要なことには、ステップ受信動作にとって望ましい尖鋭な変調エッジを与える。なお、アンテナと直列した任意の抵抗を、並列の等価抵抗に変換し得る。変調時に変更することができるのは、この並列等価抵抗である。この概念図を図17に示す。最終的に、クラスD増幅器を送信機として使用してもよく、「浪費」されるエネルギーがさらに減じられる。
実現の容易さのために、ジェネリクス社製フィルタを変形されたTR4024において使用した。13.56MHzでの減衰を約20dBで測定した。挿入損失はまったく観測されなかった。なお、このフィルタの一部としてジェネリクス社は出力トランスの巻数比を改変することを推奨している。これはステップ受信法の変形には含めなかった。結果として、フィルタ性能を向上することができる。
さらに上質のフィルタを用いると、性能の向上を実現することができる。即座にできる変更は、ジェネリクス社の変更を完全に実行することである。この他、アクティブフィルタは、受信機全体に渡って数段階で設置する必要がある。低雑音高速演算増幅器と共に、多重フィードバック帯域通過フィルタ(MFBP)を組み込むのがよい。EASシステム及びRFIDシステムが同じアンテナを使用する場合は、100dBの減衰が必要であることを示すことができる。分離アンテナを用いると、必要なフィルタリングの量は減少する。まさに必要なことは、2つのアンテナ間の結合係数に依存して決まる。全てのパルス受信システムにおいてそうであるように、時間領域に基づく受信機構造にとってあらゆるフィルタの過渡応答がきわめて重大である。
ステップ受信の全体的な成功は、EAS受信機フィルタにかかっている。その13.56MHz搬送波を取り除くことができる能力は、EAS検出距離に直接影響する。アンテナ構成が一旦決定され、結合係数が決定されると、正確なフィルタ要件を計算することができる。最初のステップとして、ジェネリクス社フィルタを完全に実現するようにすべきである。この情報により、フィルタ性能とEAS検出距離との相関関係を確立することができる。アクティブフィルタを実現することが強く奨められる。
前述の通り、アンテナQは非常に重要である。RFIDリーダタグシステムは、タグに通電するために比較的高いQを有する送信機/アンテナを必要とする。逆に、EAS受信は、EAS帯域とRFID帯域との周波数分離により、低いQを有するシステムに依存する。アクティブなQ切り替えアンテナが両方の問題に役立つ。
変調遷移が「下降遷移」32Bである場合(この場合、「上昇遷移」と比べて13.56MHzの信号は少なくなる。)、上記好ましい実施の形態ではEAS受信機の受信が行われるが、上昇遷移32DによるEASタグの自然応答の検出を含めることは本発明20の最も広い範囲の中に入ることが理解されるべきである。好ましくは、この上昇遷移32Dも、下降遷移32Bに関して前述したのと同じ理由で尖鋭なものである。
また、テストにより、EASステップ受信式受信機24及びRFIDリーダ22が互いの約0.1秒以内にそれぞれのタグを検出可能であることが示されたことに注意すべきである。ステップ受信動作はRFIDとEAS両者の同時動作であり、RFID動作における性能の損失はない。システムユーザにとって、これはリアルタイムの機能性として現れる。その上、RFID及びEAS両方の機能性に単一の送信機のみ(例えば、RFIDリーダ22)が使用されるため、コスト節減とパッケージサイズの縮小が結果として得られる。これに対し、EASシステムにRFIDを結合する試みが行われている他の場合では、共有アンテナ又は分離アンテナと共にそれぞれの送信機が使用される。RF干渉を避けるために、これらのシステムは時分割多重形式で順に動作を行わなければならない。そのような構成では、基本的には、いかなる任意の時間においても一方のシステムだけ、即ちRFID又はEASが動作し、その間他方のシステムは待機する。その結果、両システムにおける性能低下とリアルタイムとは呼べない機能性に至る。
本発明をその特定の実施例に関して詳細に説明したが、本発明の精神と範囲から逸脱しない範囲で本発明における様々な変更及び修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。
本発明のブロック図である。 本発明と共に使用される一例としての架台の等角図である。 上記架台のうちの1つのベースの1つであって、内部に本発明の電子機器構成が好ましく実装された様子を部分的に示す図である。 典型的なRFIDリーダのRTF刺激信号(例えば、13.56MHzの搬送波)を示す図である。 RTF刺激信号に応答するRFIDタグ信号(例えば、13.56MHzの搬送波)を表す図である。 RTF刺激信号に応答するEAS自然応答「リングダウン」信号(例えば、8.2MHz)を表す図である。 一般的なEASパルス受信送受信機のブロック図である。 概念部テストにおける13.56MHzでの動作のための一般的なEASパルス受信送受信機の変形された送信機部のブロック図である。 本発明のステップ受信テストのセットアップのブロック図である。 本発明のステップ受信式受信機を形成するように変形されたEASパルス受信システムブロック図である。 EASタグが存在しないEAS受信機ベースバンドのオシロスコープ軌跡を表す図である。 EASタグが存在しているEAS受信機ベースバンドのオシロスコープトレースを表す図である。 尖鋭な変調エッジを示す低いQを有するアンテナの波形を表す図である。 低いQを有するアンテナ及びRFIDリーダのインピーダンスマッチングネットワークの概略図である。 変調時に急峻な遷移を達成するための好ましい搬送波周波数と好ましくない搬送波周波数の振幅対時間図である。 急降下遷移を形成する本発明の電力減少を、変調を使用する他のRFIDリーダにおける電力減少と比較しながら変調が行われるときの搬送波信号の電力対時間のプロットである。 RFIDリーダのための代替アンテナ回路、切り替えされるQを有するアンテナ回路を表わす概略図である。

Claims (43)

  1. 電子商品監視(EAS)周波数帯域の周波数に同調されるEAS共振回路タグからの第1の信号と、無線周波識別(RFID)周波数帯域の周波数に同調されるRFIDタグからの第2の信号とを検出するシステムであって、前記システムは、
    上記RFID周波数帯域内の周波数の搬送波信号であって、RFIDタグへコマンドを送るために振幅変調された搬送波信号と、送信信号が上記EAS共振回路タグに入射したときに上記EASタグに上記第1の信号を放射させる変調エッジとを含む上記送信信号を放射する送信機と、
    上記EAS周波数帯域内の周波数に同調され、上記EAS共振回路の自然応答を含む上記第1の信号を受信する第1の受信機と、
    上記RFID周波数帯域内の周波数に同調されかつ上記第2の信号を受信する第2の受信機とを備えたことを特徴とするシステム。
  2. 上記送信機と上記第2の受信機がRFIDリーダを備えたことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 上記送信機と上記第2の受信機とは、上記送信信号を送信しかつ上記第2の信号を受信するための第2のアンテナを共有することを特徴とする請求項2記載のシステム。
  4. 上記第1の受信機はまた、上記第1の信号を受信するために上記第2のアンテナを使用することを特徴とする請求項2記載のシステム。
  5. 上記共通のアンテナは約6.4のQを有することを特徴とする請求項4記載のシステム。
  6. 上記共通のアンテナは差動L型ネットワークを備えたことを特徴とする請求項5記載のシステム。
  7. 上記共通のアンテナは、上記差動インピーダンスをシングルエンド負荷に変換するためのバランをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載のシステム。
  8. 上記アンテナは切り替えされるQを有する回路を備えたことを特徴とする請求項5記載のシステム。
  9. 上記第1の受信機は受信機パスを備え、かつ上記受信機パスは、上記送信信号をろ波する少なくとも1つのアクティブフィルタを備えたことを特徴とする請求項4記載のシステム。
  10. 上記第1の受信機は受信機パスを備え、かつ上記受信機パスは、上記送信信号をろ波する直列共振回路を備えたことを特徴とする請求項4記載のシステム。
  11. 上記第1の受信機は、上記第2のアンテナとは異なる第1のアンテナを備えたことを特徴とする請求項3記載のシステム。
  12. 上記第1のアンテナは複数のループを備えたことを特徴とする請求項11記載のシステム。
  13. 上記複数のループは5つのループを備えたことを特徴とする請求項12記載のシステム。
  14. 上記送信機は約10%の変調指数となるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  15. 上記送信機の出力電力は3.75ワットであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  16. 上記変調エッジは立下り変調エッジを含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  17. 上記EAS周波数帯域は、7.4MHzから8.7MHzまでの周波数範囲を含むことを特徴とする請求項3記載のシステム。
  18. 上記EAS周波数帯域内の上記周波数は約8.2MHzであることを特徴とする請求項17記載のシステム。
  19. 上記RFID周波数帯域内の上記周波数は13.56MHzであることを特徴とする請求項3記載のシステム。
  20. 上記送信機、上記第1の受信機及び上記第2の受信機は単一の筐体に収容されることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  21. 上記単一の筐体は、企業の入口における1対の架台のうちの1つに収容されていることを特徴とする請求項20記載のシステム。
  22. 上記送信機、上記第1の受信機及び上記第2の受信機は、企業の入口において1対の架台のうちの1つに収容されていることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  23. 上記送信信号はさらに、第1の非変調成分、上記下降変調エッジ成分、変調成分、上昇変調エッジ成分及び第2の非変調成分を含むことを特徴とする請求項16記載のシステム。
  24. 上記送信信号は13.56MHzの周波数を含むことを特徴とする請求項23記載のシステム。
  25. 上記下降変調エッジは、上記第1の非変調成分と上記変調成分との間において振幅の急激な減少を含むことを特徴とする請求項24記載のシステム。
  26. 上記上昇変調エッジは、上記変調成分と上記第2の非変調成分との間において振幅の急激な増加を含むことを特徴とする請求項24記載のシステム。
  27. 上記送信機は約10%の変調指数となるように構成されたことを特徴とする請求項24記載のシステム。
  28. 電子商品監視(EAS)周波数帯域の周波数に同調されるEAS共振回路タグからの第1の信号と、無線周波識別(RFID)周波数帯域の周波数に同調されるRFIDタグからの第2の信号とを同時に検出する方法であって、上記方法は、
    (a)上記RFID周波数帯域内の周波数を有する搬送波信号を振幅変調して変調エッジを含む送信信号を形成するステップと、
    (b)上記送信信号を放射して、上記EAS共振回路タグ及び上記RFIDタグに入射させるステップと、
    (c)上記送信信号の上記変調エッジに応答して、上記EAS共振回路タグにより、上記EAS共振回路タグにおける上記共振回路の自然応答を含む上記第1の信号を放射するステップと、
    (d)上記送信信号に応答して、上記RFIDタグにより、上記第2の信号を放射するステップと、
    (e)上記第1及び第2の信号を検出するステップとを含む方法。
  29. 上記第1及び第2の信号を検出するステップは、上記第1及び第2の信号受信するためにそれぞれのアンテナを使用するステップを含むことを特徴とする請求項28記載の方法。
  30. 上記EAS周波数帯域は、7.4MHzから8.7MHzまでの周波数範囲を含むことを特徴とする請求項28記載の方法。
  31. 上記EAS周波数帯域内の上記周波数は約8.2MHzであることを特徴とする請求項30記載の方法。
  32. 上記RFID周波数帯域内の上記周波数は13.56MHzであることを特徴とする請求項28記載の方法。
  33. 上記搬送波信号を振幅変調するステップは、約10%の変調指数を実現するステップを含むことを特徴とする請求項28記載の方法。
  34. 上記送信信号を放射するステップは、約3.75ワットの出力電力で上記送信信号を放射するステップを含むことを特徴とする請求項28記載の方法。
  35. 上記第1及び第2の信号を検出するステップは、上記それぞれのアンテナにより上記受信された第1の信号に対してアクティブフィルタリングを行うステップを含むことを特徴とする請求項29記載の方法。
  36. 上記第1及び第2の信号を検出するステップは、上記それぞれのアンテナにおいてQを有する抵抗器を切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項35記載の方法。
  37. 上記搬送波信号を振幅変調するステップは、
    非変調の連続的な搬送波信号を供給するステップと、
    上記連続的な搬送波信号を振幅変調して振幅変調搬送波信号を形成し、上記振幅変調が開始するときに振幅の急激な減少が発生されて上記変調エッジの1つを形成するステップと、
    上記振幅変調を非活性化して上記非変調搬送波信号を形成し、上記非活性化が発生するときに別の変調エッジが形成されるようにするステップとを含むことを特徴とする請求項28記載の方法。
  38. 上記振幅変調を非活性化するステップはさらに、振幅の急激な増加を生成して上記別の変調エッジを形成するステップを含むことを特徴とする請求項37記載の方法。
  39. 上記連続的な搬送波信号は13.56MHzの信号を含むことを特徴とする請求項37記載の方法。
  40. 上記振幅変調は約10%の変調指数を含むことを特徴とする請求項39記載の方法。
  41. 電子商品監視(EAS)周波数帯域の周波数に同調されるEAS共振回路タグからの第1の信号と、無線周波識別(RFID)周波数帯域の周波数に同調されるRFIDタグからの第2の信号とを同時に検出する方法であって、上記方法は、
    (a)第1の振幅を有する第1の発振信号成分と、上記第1の振幅を下回る第2の振幅を有する第2の発振信号成分であって、上記第1の振幅と上記第2の振幅との間に急激な減少がある上記第2の発振信号成分と、上記第1の振幅を有する第3の発振信号成分であって、上記第2の振幅と上記第3の発振信号の上記第1の振幅との間に急激な増加がある上記第3の発振信号成分とを有する送信信号を発生するステップと、
    (b)上記送信信号を放射して、上記EAS共振回路タグ及び上記RFIDタグに入射させるステップと、
    (c)上記送信信号の上記急激な増加に応答して、上記EAS共振回路により、上記EAS共振回路タグにおいて上記共振回路の自然応答を含む上記第1の信号を放射するステップと、
    (d)上記送信信号に応答して、上記RFIDタグにより、上記第2の信号を放射するステップと、
    (e)上記第1及び第2の信号を検出するステップとを含む方法。
  42. 上記第1の発振信号、上記第2の発振信号及び上記第3の発振信号は、13.56MHzの周波数を含むことを特徴とする請求項41記載の方法。
  43. 上記送信機は約10%の変調指数となるように構成されたことを特徴とする請求項42記載のシステム。
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