JP2008517713A - 自己由来成長因子を分離および濃縮、ならびに、残留自己由来成長因子組成物を形成するための手術中の方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自己由来成長因子分離または濃縮する方法および装置を提供する。
【解決手段】本発明は、自己由来成長因子、特に、血液または骨髄あるいは体液/細胞組成物に由来する自己由来成長因子を、手術中に、分離または濃縮するための方法および装置に関する。さらに、本発明は、1種類以上の成長因子を組成物から除去することによって、特異的に調整された成長因子残留組成物を提供する。
【選択図】図1A
【解決手段】本発明は、自己由来成長因子、特に、血液または骨髄あるいは体液/細胞組成物に由来する自己由来成長因子を、手術中に、分離または濃縮するための方法および装置に関する。さらに、本発明は、1種類以上の成長因子を組成物から除去することによって、特異的に調整された成長因子残留組成物を提供する。
【選択図】図1A
Description
〔技術分野〕
本発明は、自己由来成長因子、特に、血液、または、骨髄由来の自己由来成長因子の、手術中での分離または濃縮に関する。さらに、本発明は、血液または骨髄穿刺液(bone-marrow aspirate)から除去された、1種類以上の成分を有することがある、調整残留血漿(modified residual plasma)、または、骨髄組成物に関する。本発明は、そのすべての態様で、特に細胞を含むその他の体液組成物に適用可能である。
本発明は、自己由来成長因子、特に、血液、または、骨髄由来の自己由来成長因子の、手術中での分離または濃縮に関する。さらに、本発明は、血液または骨髄穿刺液(bone-marrow aspirate)から除去された、1種類以上の成分を有することがある、調整残留血漿(modified residual plasma)、または、骨髄組成物に関する。本発明は、そのすべての態様で、特に細胞を含むその他の体液組成物に適用可能である。
〔背景技術〕
血液由来の多くの多血小板血漿(platelet rich plasma)(PRP)製剤が、商業ベースで実施され、また、開発中、である。これらのさまざまな方法では、濾過または遠心分離(centrifugation)を含むさまざまな技術が、血小板を濃縮するために用いられている。このプロセスでは、過剰な血漿および赤血球のような他の血液成分が、除去される。ある種の方法では、白血球のような、他の血液成分も、意図的に、または、意図せずに、血小板と共に濃縮されることがある。
血液由来の多くの多血小板血漿(platelet rich plasma)(PRP)製剤が、商業ベースで実施され、また、開発中、である。これらのさまざまな方法では、濾過または遠心分離(centrifugation)を含むさまざまな技術が、血小板を濃縮するために用いられている。このプロセスでは、過剰な血漿および赤血球のような他の血液成分が、除去される。ある種の方法では、白血球のような、他の血液成分も、意図的に、または、意図せずに、血小板と共に濃縮されることがある。
PRPは、さまざまな成長因子(growth factors)ならびに他のたんぱく質成分および非たんぱく質成分の混合物を含んでいる。そのような成長因子の非網羅的な一覧には、酵素、コラゲナーゼのようなサイトカインおよびケモカイン、インターロイキン、腫瘍壊死因子(TNF)、トランスフォーミング増殖因子(TGF)、インスリン様成長因子(IGF)、C5a(補体)、セロトニン、フォン−ウィルブランド因子(von Willebrand Factor)、上皮成長因子(EGF)、フィブロネクチン、フィブリノゲン、ヒスタミン、血小板由来成長因子(PDGF)、血管内皮成長因子(VEGF)、アジポネクチン(adiponectin)、トランスフェリン、ならびに、ラクトフェリン、などがある。
骨髄穿刺液は、幹細胞に加えて、PRP内でのたんぱく質と同様であるかまたは類似のたんぱく質の一覧の多くを含んでいることがある。追加的なたんぱく質には、以下に限定されないが、骨形成たんぱく質(BMP)、白血病抑制因子(LIF)、毛様体神経栄養因子(ciliary neurotrophic factor)(CNTF)、mRNA、のような、間葉系幹細胞(mesenchymal stem cells)に関連するたんぱく質、がある。
これらの成分のいくつかは、特定の適応(indications)には望ましくないことがあり、これらの適応/部位でのPRPまたは骨髄の有効性を低下させることがある。代わりに、このような成分は、特定の成長因子をPRPまたは骨髄から除去するのに望ましいことがある。
現在のところ、特定の個々の自己由来成長因子(autologous growth factor)を分離するために利用できる公知の製品は存在しない。さらに、精製された成長因子は、実験室で(非手術中的に)のみ得られる。本明細書に開示された発明は、材料(血液、血漿、骨髄、または、その他の体液)から成分を選択的に除去することによって、血液、血漿、骨髄、または、その他の体液、をより有効にするために、残留する血液、血漿、骨髄、または、その他の体液、の望ましい機能をさらに強化する能力を備えた特定の自己由来成長因子の手術中での分離、したがって、濃縮を、可能にする。
〔発明の概要〕
本発明のある実施形態は、自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法に関し、その方法は、
(a)自己由来成長因子を含む組成物を提供する過程と、
(b)自己由来成長因子を多く含む分画(fraction rich in autologous growth factors)を形成するために、組成物を遠心分離機にかける過程と、
(c)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料(affinity coating or affinity material)を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(d)自己由来成長因子の残留分画を回収する過程と、
を含む。
本発明のある実施形態は、自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法に関し、その方法は、
(a)自己由来成長因子を含む組成物を提供する過程と、
(b)自己由来成長因子を多く含む分画(fraction rich in autologous growth factors)を形成するために、組成物を遠心分離機にかける過程と、
(c)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料(affinity coating or affinity material)を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(d)自己由来成長因子の残留分画を回収する過程と、
を含む。
本発明の別の実施形態は、自己由来成長因子を分離または濃縮する方法に関し、その方法は、
(a)自己由来成長因子を多く含む組成物を提供する過程と、
(b)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(c)自己由来成長因子の残留分画を回収する過程と、
を含む。
(a)自己由来成長因子を多く含む組成物を提供する過程と、
(b)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(c)自己由来成長因子の残留分画を回収する過程と、
を含む。
本発明のさらに別の実施の形態は、前述の方法に関し、これらの方法は、
(e)親和性コーティングまたは親和性材料によって結合された、成長因子または成分を解放するために、親和性コーティングまたは親和性材料を、溶出緩衝液に接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(f)解放された成長因子または成分を含む溶出緩衝液を回収する過程と、
をさらに含む。
(e)親和性コーティングまたは親和性材料によって結合された、成長因子または成分を解放するために、親和性コーティングまたは親和性材料を、溶出緩衝液に接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(f)解放された成長因子または成分を含む溶出緩衝液を回収する過程と、
をさらに含む。
本発明は、遠心分離機、および、複数のチャンバ、2つのチャンバ、または、単一のチャンバを備えたコンテナ、を含む装置に関し、このコンテナは、自己由来成長因子組成物を分離または濃縮するために1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラム(affinity column)を含む。さらに、前述のチャンバを備えたコンテナは、コンテナ自体の内部およびコンテナ自体のコンテナとして、本発明の他の実施形態を形成する。
本発明の利点は、自己由来成長因子を分離または濃縮するための手術中の方法(intraoperative method)および装置が提供されることのみでなく、この方法が、血液または骨髄に由来するような残留組成物を、より有効であり、かつ、望まれる用途のための性能により適したものにするために、材料(血液または骨髄)から成分を選択的に除去することによって、残留組成物の望ましい機能を増強するために、選択されたアイテムが除去されるかまたは調整されるような方法で、実行されることでもある。
〔発明の好ましい実施形態の詳細な説明〕
本発明のある実施形態は、この方法および装置によって、個々の成長因子が、自己由来血液のサンプルを用いて、血小板から選択的に除去される、方法および装置を記載している。個々の成長因子が選択的に除去されることは、1種類以上の特定の成長因子を治療目的で使用できるようにすることに有益である。例えば、血小板内に含まれるある1種類の成長因子が骨形成を妨げると理解されている場合には、この成長因子は、本発明の方法によって除去することができる。除去されると、残りの成長因子の混合物(残留物)は、治癒を増強するために移植されてよい。その代わりに、1種類以上の成長因子が治癒プロセスを促進することが確認されている場合には、それらの成長因子が分離され、その後、移植されてよい。
本発明のある実施形態は、この方法および装置によって、個々の成長因子が、自己由来血液のサンプルを用いて、血小板から選択的に除去される、方法および装置を記載している。個々の成長因子が選択的に除去されることは、1種類以上の特定の成長因子を治療目的で使用できるようにすることに有益である。例えば、血小板内に含まれるある1種類の成長因子が骨形成を妨げると理解されている場合には、この成長因子は、本発明の方法によって除去することができる。除去されると、残りの成長因子の混合物(残留物)は、治癒を増強するために移植されてよい。その代わりに、1種類以上の成長因子が治癒プロセスを促進することが確認されている場合には、それらの成長因子が分離され、その後、移植されてよい。
例えば、全血を取り扱う場合、このプロセスは、患者の血液のサンプル、使い捨てである(disposable)こともある複数のチャンバを備えたコンテナ、および、遠心分離機、を伴う。そのプロセスは、手術中に、約20分間にわたって実行されてよい。この方法に関するいずれのさらなる説明も、このプロセスの科学的な説明を補助することのみを意味していて、この装置の設計を限定するものではない。
そのプロセスの過程は、概して、そのプロセスが全血の処理に関連する場合、以下の通りである。
1.患者の血液のサンプルが引き出される。
2.血液のサンプルが、コンテナの第1のチャンバ内に配置される。
3.遠心分離によって、血液成分が分離され、血小板/血漿が、コンテナの第2のチャンバ(このチャンバ内には、既に、所定の量の脱顆粒剤(degranulation agent)または成長因子解放剤(growth factor releasant agent)が含まれていることもある。)内に傾瀉される(decanted)。
4.急速な、激しい回転(遠心分離)が、血小板を第2のチャンバの底へ引き寄せ、より遅いサイクル(遠心分離)が、血漿(成長因子を含んでいる。)をコンテナの第3のチャンバ内に傾瀉する。第3のチャンバは、1種類以上の成長因子またはその他の成分の除去または分離に特異的な親和性カラムを収容している。
5.選択された成長因子またはその他の成分は、親和性カラムの上に維持され、一方、残りの血漿は、コンテナの第3のチャンバの底に溶出される。
6.さらに遠心分離機にかけることで、血漿の溶出物が、側面通路を通して(親和性カラムを妨げない)、コンテナの第4のチャンバ内に傾瀉されて、成長因子の残留組成物が提供される。
7.親和性カラム上の分離された成長因子またはその他の成分を回収することが望ましい場合、第3のチャンバ内の予め密閉されたリザーバ内に収容された溶出緩衝液を解放するための十分な力のさらなる遠心分離が実行される。解放された緩衝液は、親和性カラムと接触すると、成長因子を親和性カラムから溶出させて、成長因子またはその他の成分を含む組成物を形成する。
8.脱塩カートリッジが備え付けられた注射器が、分離された成長因子の溶出混合物の除去を可能にする。
9.分離された混合物(または、望まれる場合には、溶出された血漿)が、自己由来治療薬と(autologous therapeutic agent)して用いられてよい。
本発明の装置のある実施形態が、図1Aに示されている。装置1は、チャンバ100,200,300,および,400を含み、これらのチャンバは相互に結合されている。チャンバ100は、自己由来成長因子を含む材料120を受容するためのコンテナとして役立つ。このような材料の非限定的な例は、血液、骨髄穿刺液、腫瘍吸引液(tumor aspirate)、脊髄液、リンパ液、その他の間質液、および、体内に存在する本質的に任意のその他の体液/細胞混合物、などを含む。チャンバ100は、必要に応じて設けられる浮動シェルフ110(floating shelf)をも収容して図示されている。浮動シェルフ110は、材料120の、この材料の成分からなる部分への最初の遠心分離を補助するために用いられてよく、浮動シェルフ110は、材料120が遠心分離の後にそれらの成分に分離される成分に対して特有の重力を有するように設計されている。チャンバ100は、遠心分離が形成する成分の層の数に応じて複数の浮動シェルフを収容していてよい。浮動シェルフ(分離機ディスク)の例が、ハーベスト・テクノロジーズ・コーポレーション(Harvest Technologies Corporation)の国際公開第01/83968(A1)号パンフレットに記載されており、このパンフレットの開示内容は、参照することによって、本明細書に組み込まれる。
装置1のチャンバ200は、チャンバ100から移されてくる、傾瀉された流体の受容器である。チャンバ200は、チャンバ100の傾瀉された流体から成長因子を解放するか、または、成長因子の解放を促進するために、脱顆粒剤210(成長因子解放剤)を収容していてよい。
成長因子解放剤210の適切な例は、以下に限定されないが、正に帯電した化合物、多くのマスト細胞分泌液(全般的に)、より詳しくは、トロンビン、免疫グロブリンG、非イオン性単一ヨウ素化X線剤(non-ionic monomeric iodinated X-ray agents)、神経ペプチド、カルシウムイオン、アナフィラトキシン(anaphylotoxin)(補体)、血小板活性化因子(PAF)、コデイン、光、および、アルコール、などを含む。
解放剤は、さまざまな程度の効力を有していることがあるが、当業者は、そのような解放剤が、例えば前述したような、骨髄穿刺液、ならびに、血液および体内に存在するその他の体液/細胞混合物、に作用するはずであることを、理解するであろう。
チャンバ300は、任意のリザーバ310、親和性カラム320、および、血漿溶出導管330、を含んでいる。親和性カラム320は、望ましい成長因子(単数または複数)または成分(単数または複数)を、チャンバ200からチャンバ300に流入する流体から分離するように設計された分離装置である。例えば、親和性カラム320は、望ましい成長因子または成分を結合するように特異的に設計されたコーティングまたは材料を備えた基板を含んでいてよい。当業者は、望ましい成長因子または成分を維持するための抗体またはペプチドを含んでいる可能性のある適切なコーティングの例を知っているはずである。血漿溶出導管330は、流体がチャンバ300からチャンバ400へ移されるための導管として役立つ。
体液/細胞混合物内にさまざまなレベルで存在し、分離することができ、いまだに発見されていないかもしれない、多くのたんぱく質が存在する可能性があることが、留意されなければならない。当業者には明らかであるように、本発明は、これらの体液/細胞混合物内に存在する実質的にいずれのたんぱく質をも処理することに十分に適応性がある。本発明は、親和性カラムの捕獲機構の利用可能性によってのみ制限される。捕獲機構は、ペプチド、抗体、たんぱく質、および、受容体・たんぱく質相互作用、などに対して特異的であってよく、あるいは、電荷対電荷の相互作用、または、水素結合相互作用などに対して非特異的であってよい。
リザーバ310は、存在する場合、親和性カラム320に結合された成長因子または成分を取り除くために解放される溶出緩衝液を収容している。ある好ましい実施形態では、溶出緩衝液は、フィルムによって密封されており、このフィルムは、重力に対して感度が高く、予め決められた遠心分離速度で溶出緩衝液を解放する。その代わりに、リザーバ310が存在しない場合には、溶出緩衝液は、ポート(図示されていない。)を通して、手作業で、チャンバ300の上部に加えられてもよい。
チャンバ400は、(調整された)残留自己由来成長因子組成物410(図1D、図2A、および、図2Bに示されている。)のための保持コンテナである。
手術中に(依然として図1Aを参照している。)、残留自己由来成長因子組成物410(図示されていない。)を得るために、および、全血が処理される実施の形態では、全血120が装置1のチャンバ100内に配置される。脱顆粒剤または解放剤210が用いられる場合には、脱顆粒剤または解放剤210はチャンバ200内に配置される。装置1が遠心分離機(図示されていない。)内に配置された状態で、遠心分離が行われて、全血120が、その成分である赤血球と多血小板血漿とにチャンバ100内で分離され、遠心分離が減速された後に、多血小板血漿がチャンバ200内に傾瀉される。図1Bを参照すると、(例えば、1回目の遠心分離が終了し、傾瀉の後の時点で)チャンバ100内の残留した赤血球130、ならびに、チャンバ200内の赤血球の分画220、および、脱顆粒血小板血漿(degranulated platelet plasma)230、が示されている。
図1Cは、脱顆粒血小板血漿230をさらに遠心分離し、傾瀉した後のプロセスの終点を示している。このプロセスの過程では、脱顆粒血小板血漿230は、親和性カラム320に接触し、親和性カラム320では、望ましい成長因子または他の成分が、取り除かれて、調整された血小板血漿残留物(modified platelet rich plasma residual)340が残される。
図1Dは、調整された脱顆粒血小板血漿340が、遠心分離の後にチャンバ300からチャンバ400へ移された様子を示しており、チャンバ400では、血漿は残留脱顆粒血小板血漿(resisdual degranulated platelet plasma)410として図示されている。残留血漿410は、このとき、望ましい組成物に調整されており、残留血漿の意図されている用途に用いるために装置1から取り除かれてよい。
この時点で、特定の自己由来成長因子またはその他の成分の回収も、さらに完了されていてもよい。図2Aを参照すると、図1Dに示された結果的な過程が、リザーバ310内に収容された溶出緩衝液をカプセル封入しているフィルムを破るのに十分な速度で、遠心分離される。解放された溶出緩衝液は、親和性カラム320と接触し、その結果、収容されている成長因子(単数または複数)あるいはその他の成分(単数または複数)が親和性カラム320から溶出緩衝液内に解放され、それによって、成長因子(単数または複数)あるいはその他の成分(単数または複数)と溶出緩衝液との組成物340が形成される。
図2Bは、注射器500の導入による組成物340の回収を示している。注射器500の針が、チャンバ320内に挿入され、組成物340内に挿入される。組成物340がチャンバ300から回収される場合に、組成物340は、注射器500内の必要に応じて設けられる脱塩カートリッジ510を通過させられてよく、典型的に溶出緩衝液の一部である塩が除去されてよい。この時点に到達すると、注射器500の中身は、望まれる場所に注入されてよい。ある種の場合には、脱塩カートリッジ510は、注入の前に、取り除かれる必要があることがある。その代わりに、注射器500の中身は、注射器の中身を滅菌領域上の滅菌カップに移すなどして、滅菌領域に移されてよく、次に、外科医がスプレーアプリケーター、または、グラフト送達システム(graft delivery system)を用いて、混合物(注射器の中身)を適用してよい。
当業者には、本発明の装置および方法が、特に、PRPが全血の代わりに開始成分として用いられる場合、したがって、全血をPRP成分に分離するための第1の分離チャンバが必要ない場合、4つより少ないチャンバを備えた装置の実施形態であってよいことが、理解されるはずである。より詳しく言うと、特定の成長因子のみが、PRPまたは骨髄穿刺液から取り除かれる必要がある場合、1つの親和性カラムのみが必要とされてよく、このため、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含み、遠心分離機と連動可能な(engageable)、単一のチャンバを備えたコンテナが、本発明で企図される。特定の成長因子のみが不活性化されることが望ましい場合がある別の実施形態では、不活性化剤が、目的の成長因子に対して特異的な組成物中に含まれていてよい。これらの着想のいくつかの例示的な例が、以下の、本発明の方法および装置の非限定的な実施例の中に見出される。
本発明の別の態様は、特定の成長因子などの成分をPRP、骨髄穿刺液、または、その他の体液/細胞の混合物から除去することによって、結果として生じる残留組成物が特定の適用でより有効に機能するようになる可能性があるという理解に関する。この着想を支持する理論的根拠は、血小板または漿液中の特定の濃度および比率の成長因子ならびにその他の成分がさまざまな種類の外傷部位で機能するように開発されてきたために、どのような特定の部位または適応に対しても最適化されていない、ということである。したがって、特定の成分を例えばPRPまたは骨髄穿刺液内で見出される混合物から除去(または、著しく減少すること)は、その適応/部位に対するPRP、または、吸引液(aspirate)の機能的活性を増強する可能性がある。赤血球のようなある種の成分は、PRPを処理する間に除去されるが、その製剤の一体的な部分である成分を特定の適応/部位に対してその製剤を強化するために除去するという特有の試みはない。
濃度を大幅に低減されるべき特定の成分は、トランスフォーミング増殖因子β(TGF−β)のような特定の成長因子、または、フィブロネクチンのようなその他の成分、などであってよい。低減されるべき成分は、血小板または非血小板の供給源から生じる可能性がある。この場合の好ましい製剤は、自己由来PRPである。
前述の方策は、骨髄穿刺液、および、その他の体液/細胞組成物のようなその他の生理学的製剤(physiological preparations)にも適用されてよい。
〔実施例〕
実施例1:PRPが、アメリカ合衆国マサチューセッツ州レインナム(Raynham, Massachusetts, USA)のデピュイ・スパイン社(DePuy Spine)から入手可能なシンフォニー(Symphony:登録商標)システムを用いて、55ccの全血から作られる。調製されたPRPは、上皮成長因子(EGF)に対する抗体を含んだカラムを通して流される。EGFの大部分が抗体に結合し、PRPから除去される。
実施例1:PRPが、アメリカ合衆国マサチューセッツ州レインナム(Raynham, Massachusetts, USA)のデピュイ・スパイン社(DePuy Spine)から入手可能なシンフォニー(Symphony:登録商標)システムを用いて、55ccの全血から作られる。調製されたPRPは、上皮成長因子(EGF)に対する抗体を含んだカラムを通して流される。EGFの大部分が抗体に結合し、PRPから除去される。
実施例2:PRPが、シンフォニー(Symphony:登録商標)システムを用いて、55ccの全血から作られる。TGF−βに不可逆的に結合するTGF−β結合たんぱく質の調整された変種が、PRPに加えられる。したがって、TGF−βの大部分は、不可逆的に結合され、生理学的な作用には利用できない。
実施例3:PRPが、シンフォニー(Symphony:登録商標)システムを用いて、55ccの全血から作られる。その中にPRPが収集されたコンテナは、フィブロネクチン分画と特異的に結合するペプチドでコーティングされている。したがって、フィブロネクチン分画が、製剤から大幅に除去される。そのような製剤は、フィブロネクチン分画が望ましくない結果を導くことがある軟骨または椎間板への応用に有益である可能性がある。
前述の本発明の開示および記載が、例示的で、本発明を例示するものであり、寸法、形状、および、材料、ならびに、好ましい実施形態の記載、のさまざまな変更が、本発明の真髄から逸脱せずに、行われる可能性があることが、理解されるだろう。
〔実施の態様〕
この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(1)自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を含む組成物を提供する過程と、
(b)自己由来成長因子を多く含む分画(fraction rich in autologous growth factors)を形成するために、前記組成物を遠心分離機にかける過程と、
(c)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む前記分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料(affinity coating or affinity material)を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(d)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。
(2)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、全血である、方法。
(3)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。
(4)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、骨髄穿刺液である、方法。
(5)自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を多く含む組成物を提供する過程と、
(b)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(c)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。
この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(1)自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を含む組成物を提供する過程と、
(b)自己由来成長因子を多く含む分画(fraction rich in autologous growth factors)を形成するために、前記組成物を遠心分離機にかける過程と、
(c)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む前記分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料(affinity coating or affinity material)を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(d)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。
(2)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、全血である、方法。
(3)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。
(4)実施態様(1)に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、骨髄穿刺液である、方法。
(5)自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を多く含む組成物を提供する過程と、
(b)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(c)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。
(6)実施態様(5)に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。
(7)実施態様(5)に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、骨髄穿刺液であるか、または、骨髄穿刺液に由来する、方法。
(8)実施態様(5)に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、脊髄液に由来する、方法。
(9)実施態様(1)または実施態様(5)に記載の方法において、
(e)前記親和性コーティングまたは前記親和性材料によって結合された、前記成長因子または前記成分を解放するために、前記親和性コーティングまたは前記親和性材料を、溶出緩衝液と接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(f)前記解放された成長因子または成分を含む前記溶出緩衝液を回収する過程と、
をさらに含む、方法。
(10)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバ、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。
(7)実施態様(5)に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、骨髄穿刺液であるか、または、骨髄穿刺液に由来する、方法。
(8)実施態様(5)に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、脊髄液に由来する、方法。
(9)実施態様(1)または実施態様(5)に記載の方法において、
(e)前記親和性コーティングまたは前記親和性材料によって結合された、前記成長因子または前記成分を解放するために、前記親和性コーティングまたは前記親和性材料を、溶出緩衝液と接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(f)前記解放された成長因子または成分を含む前記溶出緩衝液を回収する過程と、
をさらに含む、方法。
(10)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバ、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバの前記組成物から自己由来成長因子を多く含む分画を受容するための第2のチャンバ、
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラム(affinity column)を含む、第3のチャンバ、および、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラム(affinity column)を含む、第3のチャンバ、および、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。
(11)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、上皮成長因子を結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(12)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、TGF−βを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(13)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、フィブロネクチンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(14)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、ラクトフェリンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(15)遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバと、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバの前記組成物から自己由来成長因子を多く含む分画を受容するための第2のチャンバと、
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第3のチャンバと、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバと、
を含む、コンテナ。
(16)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。
(17)遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナ。
(18)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための、単一のチャンバを備えたコンテナであって、前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナと、
を含む、装置。
(19)遠心分離機と連動可能な、単一のチャンバを備えたコンテナにおいて、
前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナ。
前記親和性カラムが、上皮成長因子を結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(12)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、TGF−βを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(13)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、フィブロネクチンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(14)実施態様(10)に記載の装置において、
前記親和性カラムが、ラクトフェリンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。
(15)遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバと、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバの前記組成物から自己由来成長因子を多く含む分画を受容するための第2のチャンバと、
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第3のチャンバと、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバと、
を含む、コンテナ。
(16)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。
(17)遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナ。
(18)自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための、単一のチャンバを備えたコンテナであって、前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナと、
を含む、装置。
(19)遠心分離機と連動可能な、単一のチャンバを備えたコンテナにおいて、
前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナ。
Claims (19)
- 自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を含む組成物を提供する過程と、
(b)自己由来成長因子を多く含む分画を形成するために、前記組成物を遠心分離機にかける過程と、
(c)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む前記分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(d)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。 - 請求項1に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、全血である、方法。 - 請求項1に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。 - 請求項1に記載の方法において、
自己由来成長因子を含む前記組成物が、骨髄穿刺液である、方法。 - 自己由来成長因子を分離または濃縮するための方法において、
(a)自己由来成長因子を多く含む組成物を提供する過程と、
(b)選択された成長因子または成分を、自己由来成長因子を多く含む分画から除去し、かつ、自己由来成長因子の残留分画を形成するために、特異的な、親和性コーティングまたは親和性材料を含む基板に、自己由来成長因子を多く含む前記分画を接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(c)自己由来成長因子の前記残留分画を回収する過程と、
を含む、方法。 - 請求項5に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、多血小板血漿である、方法。 - 請求項5に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、骨髄穿刺液であるか、または、骨髄穿刺液に由来する、方法。 - 請求項5に記載の方法において、
自己由来成長因子を多く含む前記組成物が、脊髄液に由来する、方法。 - 請求項1または請求項5に記載の方法において、
(e)前記親和性コーティングまたは前記親和性材料によって結合された、前記成長因子または前記成分を解放するために、前記親和性コーティングまたは前記親和性材料を、溶出緩衝液と接触させるために、遠心分離機にかける過程と、
(f)前記解放された成長因子または成分を含む前記溶出緩衝液を回収する過程と、
をさらに含む、方法。 - 自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバ、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバの前記組成物から自己由来成長因子を多く含む分画を受容するための第2のチャンバ、
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第3のチャンバ、および、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。 - 請求項10に記載の装置において、
前記親和性カラムが、上皮成長因子を結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。 - 請求項10に記載の装置において、
前記親和性カラムが、TGF−βを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。 - 請求項10に記載の装置において、
前記親和性カラムが、フィブロネクチンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。 - 請求項10に記載の装置において、
前記親和性カラムが、ラクトフェリンを結合するための抗体またはペプチドを含む、装置。 - 遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を含む組成物を受容するための第1のチャンバと、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバの前記組成物から自己由来成長因子を多く含む分画を受容するための第2のチャンバと、
(iii)前記第2のチャンバから傾瀉された前記分画から1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第3のチャンバと、
(iv)遠心分離の後に、前記第3のチャンバから前記残留分画を受容するための第4のチャンバと、
を含む、コンテナ。 - 自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための複数のチャンバを備えたコンテナであって、前記複数のチャンバを備えたコンテナは、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナと、
を含む、装置。 - 遠心分離機と連動可能な複数のチャンバを備えたコンテナにおいて、
(i)自己由来成長因子を多く含む組成物を受容するための第1のチャンバであって、前記組成物の1種類以上の成分を選択的に除去し、かつ、残留分画を形成するための、親和性カラムを含む、第1のチャンバ、および、
(ii)遠心分離の後に、前記第1のチャンバから前記残留分画を受容するための第2のチャンバ、
を含む、コンテナ。 - 自己由来成長因子を分離または濃縮するための装置において、
(a)遠心分離機と、
(b)前記遠心分離機に対して用い、前記遠心分離機と連動するための、単一のチャンバを備えたコンテナであって、前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナと、
を含む、装置。 - 遠心分離機と連動可能な、単一のチャンバを備えたコンテナにおいて、
前記コンテナが、自己由来成長因子を含む組成物の1種類以上の成分を選択的に除去するための親和性カラムを含む、コンテナ。
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