JP2008516350A - 資金融通の申請を受理又は棄却する判定を支援するデータ処理システム - Google Patents
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- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
- G06Q40/02—Banking, e.g. interest calculation or account maintenance
Abstract
【選択図】図2
Description
グローバルなモーゲージ業界は、ここ50年にわたって急速に発展している。これは、「証券化」処理の出現に関して特に当てはまり、これに従い、モーゲージのバンドルが包括されて第3者に売却されることで、費用効果の高い貸付の新しいラウンドで契約するように銀行のバランスシートを解放する。その結果、世界中の投資家により活発に取引されるモーゲージ担保証券において流動的な流通市場が発達することとなった。
上記報告書のエクイティ金融・イニシアチブに幾分類似した協定を実施しようと試みた幾つかの民間及び公的部門のプログラムがこれまであった。
「連邦所得税規則をSAMに適用することは、不確実且つ複雑であり、この規則は、各借り手に異なる影響を及ぼすことになる。従って、SAMの下で借入した場合の結果について税務顧問に相談する必要がある。」
(i)消費者及び申請される資金融通の両方に関するデータが入力される少なくとも1つのデータ入力端末と、
(ii)前記又は各入力端末に接続されるデータ処理手段と、
(iii)データ処理手段に接続され、金融実体の金融ポートフォリオを集合的に特徴付ける、現在までに受理された申請に関する初期ポートフォリオデータと、ポートフォリオの所望の特徴に関する必要データとの両方を含むデータ記憶手段と、を備え、データ処理手段が、申請が受理された場合に入力データ及びポートフォリオデータを併合してポートフォリオを表す修正ポートフォリオデータを生成し、必要データと修正ポートフォリオデータと比較して、必要データと修正ポートフォリオデータとの間の差が必要データと初期ポートフォリオデータとの間の差よりも小さい場合にのみ申請を受理する信号を送信する。
(i)データ記憶手段が接続されたデータ処理手段に接続されているデータ入力端末に消費者及び資金融通の両方に関するデータを入力する段階と、
(ii)データ記憶手段に、金融実体の金融ポートフォリオを集合的に特徴付ける、現在までに受理された申請に関する初期ポートフォリオデータと、ポートフォリオの所望の特徴に関する必要データとの両方を記憶する段階と、
(iii)申請が受理された場合に前記入力データ及び初期ポートフォリオデータを併合してポートフォリオを表す修正ポートフォリオデータを生成する段階と、
(iv)修正ポートフォリオデータを必要データと比較する段階と、
(v)必要データと修正ポートフォリオデータとの間の差が、必要データと初期ポートフォリオデータとの間の差よりも小さい場合にのみ申請を受理する段階と、
を含む。
(i)データ記憶手段が接続されたデータ処理手段に接続されているデータ入力端末に最近の評価から生じた財産の新しい価値及び借換額を入力する段階と、
(ii)データ記憶手段内に、財産の初期価値、第1モーゲージの元本、第2モーゲージの元本、第1及び第2の予め設定されたパーセンテージ、並びに第2モーゲージの現在の返済額を計算するのに必要な、上昇及び下降パーセンテージを含むデータを記憶する段階と、
(iii)データ処理手段を用いて、第1の予め設定されたパーセンテージと第1モーゲージ元本との積である基準借換額を計算する段階と、
(iv)データ処理手段を用いて、財産の新しい値と上昇及び下降パーセンテージとに基づいて第2モーゲージの現在の返済額を計算する段階と、
(v)データ処理手段を用いて第2の予め設定されたパーセンテージと現在の返済額との積である修正借換額を計算する段階と、
(vi)データ処理手段を用いて、基準借換額から修正借換額を差し引いて、結果として生じる借換額を得る段階と、
(v)承認が求められる借換額が、結果として生じる借換額よりも小さい場合にのみ借換えの要求を受理する段階と、
を含む。
(i)モーゲージの元本、改良が行われる直前の住宅の第1の評価額、改良が行われた直後の住宅の第2の評価額、及びモーゲージを締結する住宅の販売又はみなし販売である、改良を含めた住宅の最終値を含む入力データをデータ処理装置に入力する段階と、
(ii)第1の評価額に対する第2の評価額の増大を含む改良差額を計算し、元本を引いた最終評価額を含む全体差額を計算するようにデータ処理装置に指示する段階と、
(iii)第1の信号が全体差額が負又はゼロである場合のゼロ量を表し、第2の信号が全体差額が正である場合の改良差額量を表す、デジタルエンコード電気信号の2つのうちの何れか1つを出力するようにデータ処理装置に更に指示する段階と、
を含む。
(i)全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの元本と、第1及び第2のパーセンテージと、幾つかの予め設定された事象の1つに従って決定される調整元本を示す第1の値か或いは抵当権設定者により初期の期限前償還が選択されたことを示す第2の値の何れかからなるトグルマーカと、財産の売却又は承認増価額の何れかである財産の最終値とを含む入力データをデータ処理装置に入力する段階と、
(ii)最終値と元本との間の資本差を計算するように指示し、トグルマーカが第1の値である場合には、資本差に第1又は第2のパーセンテージをそれぞれ乗算することにより調整元本を計算するようにデータ処理装置に指示する段階と、
(iii)トグルマーカが第2の値である場合には、第2のパーセンテージをゼロに設定し、資本差に第1又はリセットした第2のパーセンテージを乗算することにより調整元本を計算するようにデータ処理装置に更に指示する段階と、
(iv)調整元本の量を示すデジタルエンコード電気信号を出力するようにデータ処理装置に更に指示する段階と、
を含む。
モーゲージのような資産担保証券のオリジネーション及び証券化は、今日の資本市場において一般的な手続きであり、図1は、関連する主要プロセスの一部を概略的に示している。例えば、従来の銀行は各々、銀行のバランスシート資本9を用いて借り手11と直接取引するモーゲージオリジネーションシステム10を有する。近年、借り手11は、モーゲージブローカ8と直接取引することもでき、ひいてはモーゲージブローカ8が銀行などの金融機関のモーゲージオリジネーションシステム10と取引する。
以下の2つの主要な目的を集合的に達成しようとする商品、技術及びビジネスシステムの統合セットが開示される。第1の目的は、消費者に状態依存性金融商品(即ち資本コストは、協定の一部を形成する場合もあるあらゆる従来的な時間依存の金利には関係せず、担保物件資産の価値の正及び負の動向に関係している)を提供することであり、この場合、典型的には非流動性であり極めて高リスクの場合もある資産(例えば所有者居住の住宅)において、他の不可分投資に関連するリスク及びリターンの一部を外部の第3者と分担することができる。第2の目的は、外部の第3者の投資家に資産の分散型プールの利用を提供することであり、これにより、基礎となる投資クラスに対する費用効果の高いエクスポージャを得ることができるようになり、この結果は、現在はこのような第3者が確保するのは極めて困難なものである。上述のように、これらの新しい市場を巧みに運営し、独立した消費者及び投資家の顧客層を引き合わせて両者の要求及びニーズを同時に満足させることから得られる社会的利益は多々あり、人を引き付けるものである。
1.「ターゲット投資システム」100
総合システム600の最初の役割は、その投資情報提供者(「IIP]」)101から、所要のポートフォリオレベルのリスク、リターン及び相関的結果などのエンドユーザ投資家(即ちEFMポートフォリオの最終的な保持者となる人)の多くの様々な選好、並びにこのような投資家が最終EFMポートフォリオにあることを望む担保物件資産のタイプ(例えば完全分離財産又はアパート)及び場所(例えばシドニー又はメルボルン)を継続的に収集することである。IIP101はまた、マクロ経済、ミクロ経済、又は不動産関連の性質の過去、現在及び予想のデータを含む、EFMポートフォリオの将来の業績に関する他の情報を与える。この情報は、時系列で連続的に更新され、中央電子データベース(「投資情報データベース」、又は「IID」102)に入力される。IID102は、投資家の選好を記録する必要性のためだけではなく、ターゲット投資システム(「TIS」)100に実際の発生EFMポートフォリオの「理想的な」(即ちターゲットの)ポートフォリオの特性を求める(例えば、ポートフォリオ重みを種々の地理、財産のタイプ、及び消費者特性に割り当てることにより)のに必要な入力を提供する主要目的のために維持される。TIS100は、電子的接続を用いて必要な情報をIID102から引き出し、(一連のTIS100内蔵アルゴリズムにより)所要のポートフォリオ要素及びターゲットEFMプールの全体的な属性を動的に推定する。次いで、これらは、時間と共に新しい情報がIID102に入力されるときに連続的に更新される。次いで、TIS100の出力は、電子的フィードによりターゲット投資データベース(「TID」)112に送信され、これがリアルタイム電子インタフェースを介して資産オリジネーションシステム(「AOS」)200に接続される。以下に説明するように、AOS200は、その一連の自動決定規則を用いて、EFM申請の投資特性をTID112の理想的ポートフォリオ特性と比較し、これらのEFM申請をリアルタイムで処理し、最終的には、TID112属性を可能な最大限度に適合させることでそのエンドユーザ投資家の選好を満足させる最終EFMプールを生成するようにする。TIS100の最終的な1つの役割は、資産管理システム(「AMS」)500の投資マンデート(「IM」)に、次いでIID102出力の動的更新から収集したデータによりTID112に応答することであり、該TID112は、AMS500に(同様にAMS500とTID112との間の電子的接続を介して)そのターゲットポートフォリオ特性を提供する。これによりAMS500は、自己の決定規則を処理し、投資プールの実際の業績がこれらのプールの種々の投資家の選好に可能な限り近くなるよう、確実に収束させるために必要な措置を取ることができる。
TID112、資産オリジネーションデータベース(「AOD」202)、及び資産保管データベース(「AWD」210)とのリアルタイム電子的接続を利用して、AOS200は、種々の静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則を参照しながら、その販売代理人(モーゲージ市場情報提供者、又は「MMIP」201)を介してエンドユーザ消費者へのEFMの発行を自動的に管理する。このような規則により、消費者から得たEFMの実際の特性、詳細には、担保物件資産(この場合は住宅財産)及び消費者自身の両方の属性が、許容可能な誤差変動幅の範囲内でTID112の理想的なポートフォリオの選好に適合し、これにより、最終的には第3者の投資家に許容可能となるEFMの実現プールを生じさせることが保証される。これには、広範囲の地理、消費者、及び財産に関連するポートフォリオ選好に基づいて複雑な資産選択規則を確立することを伴い、該規則は、EFM申請者(即ち消費者)がMMIP201により受理されるか又は棄却されるかどうかをリアルタイムで実質的に自動的に判定する。TID112、AOD202、及びAWD210とのリアルタイム電子インタフェースと共に静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則のこのような利用に加えて、AOS200はまた、該AOS200がそのポートフォリオ構築の目的を達成する可能性を更に改善するように動作する動的MMIP201報酬システムを含む。詳細には、AOS200は、EFMのディストリビュータにTID112内に保存されたエンドユーザ選好と一致して契約を発行する最も強力な可能性のある動機付けを与えると同時に、長期間にわたって観察した業績に応答してMMIP201の経済的インセンティブを改善する動的MMIP201報酬ストラテジーを較正する。
予め指定したパラメータにより自動的に定められた時(例えば、EFMの特定の値が調達されるか又は特定の時間期間が経過したとき)、又はSMが判断するときに、資産証券化システム(「ASS」)400は、TID112及びAWD20とのリアルタイム電子インタフェースを用いて、実際に調達されたEFMの特性をTID112に含まれる更新投資家選好(これらは、新しい情報がIID102に入力されると経時的に連続して精緻化されることを想起されたい)と比較する。次に、ASS400は、一連の静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則を処理して、エンドユーザ投資家の選好(TID112に保存されている)に最も密接に一致するように発生EFMを含む投資プールの構造を最適にするために、もしあればどのような措置が必要とされるかを求める。単純な1段階の資本引当プロセス(アンダーライティング資本の元の提供者が、長期間にわたってEFM資産を保有することを意図する同じ投資家である)の場合には、ASS400は、単に、EFM資産がオリジネーションプロセスの期間中保有されている既存の投資プールの特性を較正する。発生EFM資産をUCP211(このシナリオでは比較的短期間の仲介ベースでAOS200にアンダーライティング資本を供給することになる)により制御される保管手段から、可能性としては第3者の投資家に販売されることになる多数の投資ポートフォリオに移すときに、ASS400のより高度な構築化及び最適化の能力がレバレッジをより良好にする。これ以後、ASS400がEFMの発生プールを評価して最終投資プールの特性を求める手順は、説明を容易にするために「証券化」プロセスと呼ぶことにする。証券化プロセスが完了すると、ASS400が、AWD210及び資産サービシングデータベース「AServD」)302からの関連するEFM契約データの全てを資産管理データベース(「AMD」)502に転送し、該データベースは、同時に、投資市場情報提供者501、すなわち「IMIP」(例えば株ブローカ、投資アナリスト、及び他の資本市場情報提供者などの第1次及び第2次資本市場参加者)から情報を収集する。この後者の一連の情報には、限定ではないが、最終プール登記、継続中の登記データ、及びプールの価格、量、変動率及び利回りなどの第2の市場取引情報を含むことになる。同時に、ASS400は、EFM資産を短期仲介ベースで保有する場合において、証券化事象から得られる受取金を介してUCP211の報酬を決定する。
EFMが最初に消費者に分配された日と最終的に証券化された日との間には相当な期間(例えば12ヶ月を上回る)が存在することもある。この期間全体及びEFM契約期間の間、資産サービシングシステム(「AServS」)300は、EFM契約の管理要件の全てを担い、該要求は、資産サービシング情報提供者(「ASIP」)301に外部委託される。これらの管理要件は、数ある中でも、契約期間の変動、不履行事由、期限前償還、財産の修復、返済、関連契約の借換(例えば第1の利付モーゲージ)、及び契約解消後のエンドユーザ投資家までのキャッシュフローの処理を含む。EFM契約サービシング事象に関するあらゆるデータは、ASIP301により資産サービシングデータベース(「AServD」)302に電子的に入力され、次に、その詳細事項が自己の電子インタフェースを介してAServS300に中継される。次に、AServS300が、保管期間中のAWD210と、証券化及び非証券化EFMの両方の継続中のEFMサービシング要求を管理するためにEFMが証券化されたときのAMD502との両方に電子的に相互作用する。また、AServS300は、EFMローンの期間中にMMIP201の継続中の報酬のAOS200の管理を助けるために、AServD302を介してAOS200と間接的にインタフェースする。
証券化後、資産管理システム(「AMS」)500は、一連の静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則を用いて、上場及び未上場証券化EFMプールのリスク及びリターン特性を(AMD502との電子的接続を介して)監視し、その動向及び業績が、IID102及びTID112の両方から電子的に収集されたデータ及び情報によって規定されるよう、こうしたプールの投資家の期待と確実に一致するようにする。
第1に、総合システム600は、他の場合では独立したモーゲージ識別、選別、選択、処理、証券化、サービシング、及び継続中のポートフォリオ管理システム要件をエンドツーエンドベースで電子的に統合しており、これらは、先行技術においては、通常は互いに相互作用しない独立したユーティリティに分割されている。
1.状態依存性金融協定
以下は、EFMの1つ又はそれ以上の実施形態の説明である。
EFMの1つの実施形態によれば、債権者は、以下の最終的な返済と引き替えに、ゼロ利子ベースでその担保資産(例えば所有者居住の財産)の総価値のうちのあるパーセンテージ(例えば20%)に等しい融資を消費者に提供することを募集する。
(1)貸付元金
(2)担保資産のあらゆる資本増価の予め設定された分担に対するプラス権利(例えば40%)
(3)担保資産に関するあらゆる資本減価の予め設定された分担に対するマイナス権利
この場合、EFMでの借入総額は、金融書類に明記されることになる契約解消日又は返済日時点で決定付けられ、通常は問題の資産の売却時又は借り手の選出時に発生することができる。
(1)1:1:1のEFM資本コスト;
(2)1:1:0のEFM資本コスト;
(3)1:1.5:0のEFM資本コスト;
(4)1:2:1のEFM資本コスト;
(5)1:2:2のEFM資本コスト;
(6)1:2:0のEFM資本コスト;
(7)1:3:1のEFM資本コスト;
(8)1:3:2のEFM資本コスト;
(9)1:3:3のEFM資本コスト;
(10)1:3:0のEFM資本コスト;又は
(11)標準時間依存の金利又は賃貸利回り代理値と組み合わせた上記の何れか1つ
(1)借り手のEFMの契約解消の義務は、財産の移転又は回収、所有者の死亡、ローンのn年契約応当日、新規の期限前償還条項の実行、又は不履行事由の何れか1つによりトリガされる。
(2)EFMは、契約の潜在的n年期間中の何れかの時点で「前払い」(即ち財産を売却せずに)することができる(このような状況は、EFMの二値切替をトリガし、これによりその資本コストは、債権者が原財産のどのような資本損失も分担する必要がない「1:2:0」比規則に戻る)。以下で説明するように、EFM資本コストのこの二値切替は、消費者による予想に反する「ゲーミング」の負の結果、及びより一般的には「逆選択」を抑制するための重要な機構である。
(3)消費者は、その担保資産のエクイティの100%を法的に所有し、先行技術の標準的なモーゲージ商品で所有するのと同様の権利と自由を留保する。
(4)EFMは、担保資産に対するモーゲージによって、或いは、借り手が標準利付モーゲージを取得した場合において、「劣後」EFMと独自に包括することができる第2モーゲージにより保全される。
(5)契約期間中に独自に評価された資本的支出とみられる改良を借り手が行った結果として生じる担保資産の価値の何らかの上昇に対して、EFMの弁契約解消日に借り手が貸方を受け取ることができる改良条項。期限前償還条項と同様、この改良手順は、以下で詳細に説明する。
(6)EFM契約の特定の条件を較正して、このような契約の分散化プールにおける外部の第3者投資家の要求を満足させる投資リターンを発生させることができる。
住宅市場では、EFMに対する需要は、様々なバリュー・プロポジションを備えた以下の3つの主要な消費者カテゴリが期待される。
(1)(a)財産を購入する金銭的余裕がない、(b)初期費用を削減したい、又は(c)より高価な住宅を購入したい、第1回目の買手;
(2)(a)継続中のモーゲージ返済を削減するために現在のモーゲージを借換えたい、又は(b)より高価な住宅にグレードアップしたい、既存の住宅所有者;
(3)リバースモーゲージ以外のエクイティリリース機構を利用したい、資産豊富であるが収入に乏しい高齢者。
(1)第1モーゲージに必要な保証金の額が(50,000ドルから40,000ドルまで)20%低下する。
(2)第1モーゲージの額が削減された結果、従来的モーゲージのn年の残存期間にわたる継続中の利息及び元本返済の額が(3,000ドル/月から2,400ドル/月まで)20%低下する。
(3)第1モーゲージの価値が、他の場合にLMIが必要とされるレベル(即ち80%)を下回る財産価値の72%に低下すると、貸し手のモーゲージ保険(「LMI」)のニーズが全くなくなる(6,750ドルから0ドルまで低下)。
以下の実施例は、販売時に得られた種々の価格を500,000ドルの財産に融資するのに用いた100,000ドルのEFMに伴う単純化したペイオフを示す。表2は、債権者に対する総キャッシュフローを明らかにしている。
住宅市場関連では、EFM契約の条件の大半は、先行技術による標準モーゲージ契約に基づくことができる。EFM借入総額は、抵当権設定者がローンの契約を解消する日に支払うべきものである(例えば、財産を売却する、又は売却せずに返済することによる)。借入総額は、競合取引額(例えば、競売又は個人売買トリーティ(treaty))によるか、或いは価格査定人(例えば、債権者が承認した価格査定人)が行った独立適正市場評価の何れかにより決定される。EFMの1つの実施形態では、債権者は、取引額を受け入れるか又は独立市場評価を要求する権利を有し、差異がある場合には、独立価格査定人の査定見積りを基礎とする。借り手が査定額を受け入れない場合には、別の独立市場評価を要求することができ、この場合、財産価値は、(債権者の選択で)2つの評価の中点又は取引価格の何れかにされることになる。債権者はまた、別の評価額を探す選択肢も有する。これを行う場合には、財産価値は、全ての評価額の最も近接した2つの中点とすることができる。他の変形形態は、当業者には明らかであろう。
(1)改良条項
(2)借換条項
(3)期限前償還条項
EFM契約は、借り手が、資産の価値の改良をもたらし、債権者の同意でなされる担保資産の修復に対して貸方を得ることができる改良条項を組み入れることが好ましい。借り手は、以下を含む条件を前提として財産の改良に対する貸方を求めることができる。
(1)債権者の裁量で適宜決定される改良に関する最小公認支出がある(これは、定額(例えば20,000ドル)とすることができ、適宜物価スライドの影響を受けることができる)。
(2)承認された独立価格査定人は、修復開始日時点及びその完了日時点の両方で財産の適正市場評価を始める。
(3)修復は、開始した日から特定の月数以内(又は債権者が承認すればそれよりも長い)に完了する。
(4)第2の評価額は、修復に起因する増分価値を決定付ける。増分価値は、改良の前後の財産評価額の差として算出される。
(5)修復に起因する増分価値は、EFMで借入れている総額の契約解消時に借り手の貸方に計上される。
(6)修復に対する貸方は、EFMで借入れている総額の契約解消時に、販売時の財産価値(貸方に計上されるあらゆる改良の価値を含む)が最初にEFMローン額を貸付けた時点でのその財産価値よりも大きい範囲で借入額を削減されるだけである(即ち、修復条項は、貸し手が「1:2:1」規則又は同様の規則により損失を分担する状況を生じるのに用いることはできない)。
借り手は、以下のことを含む条件を前提として、EFMよりも上位又はEMFと等位にランク付けするあらゆる先順位又は「同順位」のモーゲージを借換えることができる。
(1)財産の適正市場評価を始めるためには、債権者の承認された独立価格査定人の1人が必要である。
(2)借換は、先順位の貸し手の関係する債権者の承認された名簿の1人とする必要がある。
(3)借換総額は、何れが大きいかに関係なく、借換時点での先順位の未払い合計利付債務か、或いは財産が借換評価額のあるパーセンテージで売却されたと仮定したときの借換評価額のその当該パーセンテージ(例えば85%)から借換時点で算出したEFMで借入れている何らかの額を差し引いたもののうちの大きい方を超えてはならない。
借り手は、以下のことを含む条件を前提として、財産を所有し居住しながらEFMで借入している額の全てを、そして1つの実施形態では一部ではなく全てを期限前償還することができる。
(1)債権者の承認された独立価格査定人の1人は、期限前償還日時点で財産の適正市場評価を始める必要がある。
(2)借り手は、EFMで借入している全額を期限前償還しなければならない可能性がある。従って、EFMで借入している額を部分的に期限前償還することができない場合があるが、これは契約で許容可能にすることができる。
(3)最も重要なことには、債権者は、契約解消時の借り手の財産価値がEFMローン額を最初に貸し付けた当日の財産価値よりも少ないことを承認独立価格査定人が判断した場合には、どのような資本損失も分担しない。
EFMの先順位にランク付けされるモーゲージがある場合には常に、本明細書で開示される協定の1つの特徴は、EFM債権者と、EFMと合わせて借り手に融資を提供した他の何れかの独立債権者との間の契約であり、この契約は、債権者のそれぞれの権利を調整する。実行可能である限り、EFM債権者は常に、あらゆる先順位の債権者(即ちEFMと共にバンドルされた先順位にランク付けされる利付モーゲージの提供者)の優先権に上限を定めることを含めて、その権利を保護する契約を結ぶことを求めている。
統合技術の総合システム600のモジュラーチェーンは、TIS100から始まる。最も基本的な実施形態では、TIS100は、高度な投資アルゴリズムを用いて、IID102から電子的に引き出されるコアデータ(このデータは、元々、IIP101から供給される情報に基づいてIID102に入力されたものである)を操作し、TID112に電子的に出力される「理想的」又はターゲット投資プール特性を連続的に生成するシステムである。この電子的出力は通常、ターゲットポートフォリオの属性を極めて高度な定量的分析度で記述するスプレッドシート様フォーマットでの経済的選好のマトリクスを含むことになる。例えば、TIS100の出力は、状態依存性の金融契約(即ちEFM)に対する正確なターゲットポートフォリオ重みを地方自治体のような極めて小さな地理的単位に至るまで定量化すると同時に、数ある中でも例えば、地理的単位及び住居タイプの両方を条件として最大及び最小の許容可能なEFM投資閾値を規定することができる。TIS100から送信を受け取った後、TID112は、このデータをTIDの記憶装置内に保存し、その結果、該データは、AOS所有の決定規則を処理するためにAOS200がリアルタイムで電子的に引き出すことができる。
潜在的投資家によりIID102に入力された情報の性質では、彼らが好むポートフォリオ特性に関して予備選択を行うことが必要となる可能性がある。例えば、IID102により、潜在的投資家は、(1)広い不動産市場の業績を反映する十分に分散された不動産資産の保有を提供する「受動的」EFMポートフォリオエクスポージャ、又は(2)TIS100が同程度に高リスクであるが高い粗リターンをもたらす攻撃的投資ターゲットを生成することになる、「能動的な」EFMポートフォリオエクスポージャを選択することができる。見込み投資家はまた、ある所与のEFMプールに対して好ましいドル価値コミットメントを提示することができ、これは、AOS200が受理又は棄却を選択する資産の量に対し影響を与えることができる。これに関して、IID102は、ある所与のEFMプールに対する見込み投資家の金融エクスポージャに関連する指標となる(即ち拘束力のない)指示及び法的に拘束力のある指示の両方を記憶する能力を有する。
(1)基礎となる住宅財産の地理的場所による価値又は量の何れかの重みが付けられたEFM投資プール(例えば、TIS100が希望する地理的描写の細分性に応じて、州毎、都市毎、又は郵便番号毎)。このように、TIS100により生成されたターゲットポートフォリオは、関連する地理的識別子によりオーストラリア中の住宅不動産の価値又は量の重み付け分布を反映したEFM重み(ここで量は、財産の絶対数又はその財産の取引流動性の何れかにより定義することができる)を有する。例えば、全ての住宅財産の例えば40%がシドニーに価値ベース(即ち、住居総数にこれらの住居の現在の価格を乗算したもの)で位置する場合、TIS100は、上限及び下限許容閾値を条件として、シドニーについてのターゲットEFM重みを40%にする。次に、これらの許容閾値は、TIS100が行うランダム統計シミュレーションを介して(例えばモンテカルロ又は同様の方法を用いて)パラメータ化され、その業績に著しい変化が起こる前に、EFMプールがターゲットポートフォリオ重みからどのような変動を受け入れることができるかを判断する。
(2)住居のタイプ及び地理の両方により価値又は量の重みが付けられたEFM投資プール。例えば、投資家が、正当な地理的エクスポージャ及び正当な財産構成の両方を確実に有することを望む場合である。この場合、TIS100は、その場所を条件とする全ての住居タイプの価値重み付け分布を定量化し、従って、必要な地理的及び住居のタイプの資本配分の両方を指定する2次元ターゲットポートフォリオ重みを提供する。
(3)住居のタイプ、地理的場所、及び、例えば同時期に存在する消費者コーホートにより価値又は量の重みが付けられたEFM投資プール。これは、更に高レベルのポートフォリオ構築解決策を提示し、これによってTIS100は、その場所に基づく全ての住居タイプ及びこれらの財産に居住する消費者のタイプ(例えば第1回目の買手、グレードアップ者、及び退職者)の分布に基づき3次元の価値又は量の重み付きポートフォリオ構築ターゲットを生成する。
(1)投資家191は、その地理的ポートフォリオ構築の選好(例えば特定の庁所在都市に対して高い重み又は低い重みを有する)をIID102を通じてTIS100に送信する。
(2)投資家191は、その住居タイプのポートフォリオ構築の選好(例えば一戸建て住宅のような財産タイプに対して高い重み又は低い重みを有する)をIID102を通じてTIS100に送信する。
(3)投資家191は、限定ではないが、財産の大きさ、財産の土地対住宅比率、財産の寝室数、財産の販売機構(例えば競売対個人トリーティ売買)、財産のバスルーム数、居住者の年齢、収入、クレジット記録又はコーホート(例えば第1回目の買手、既存所有者、又は退職者)を含む、種々の特徴的な他の消費者及び財産関連の特性に基づくポートフォリオ構築の選好をIID102を通じて送信する。
(4)投資家191は、総合システム600が投資家の予め指定した好ましいリターンレベルを条件として、EFMプールのポートフォリオリスク(即ち期待される将来の変動率)を最小にしようとする彼らの選好をIID102を通じてTIS100に送信する。
(5)投資家191は、総合システム600が投資家の予め指定した好ましいリスクレベルを条件として、EFMプールのポートフォリオリターンを最大にしようとする彼らの選好をIID102を通じてTIS100に送信する。
(6)投資家191は、例えば株、債券、現金及び他の種類の不動産(例えば商業的又は工業的)に対するその既存のポートフォリオ配分に関する情報をIID102を通じてTIS100に送信し、総合システム600が、ポートフォリオにEFMへの平均・分散「効率的」エクスポージャを加え(これによって、自己内部投資マンデートにより求められる最大上限又は下限により投資家の許容可能なEFMプール配分を制限することができ、別の環境では、これらの分配は制限されない)、更に上記の(4)及び(5)の点で考察した方法の方針に沿って投資家の好ましい総ポートフォリオのリスク又はリターンレベル(即ち彼らの資産クラスの所有財産の全てにわたる)を条件とすることで、いわゆる「平均・分散ベース」でその総ポートフォリオ保有を最適化することを要求する。
(7)或いは、投資家191は、総合システム600がTIS100の独自の投資方法に従ってEFMポートフォリオを構築する選好をIID102を通じてTIS100に送信し、その方法の正確な機構は機密にされ、投資家に開示されることはない。
(8)上記の1つ又はそれ以上の何れかの組み合わせ。
(1)投資家が資本利得以外の収入(又はその逆)に対して絶対又は相対課税の何れを好むか(殆どの場合、単に、投資家の個人的事情に基づき各々に対して関連する有効税率を提示することにより与えられる);
(2)投資家が、課税の理由以外で、利回り又は資本増価(即ちEFMプールからの現金配分)の形態のリターンについての選好及び全てのそのような選好の性質を有するかどうか;
(3)上記の(1)及び(2)の点、及び他の可能性のある考慮事項に基づき、投資家が、EFMプールによりもたらされる収入及び資本キャッシュフロー配分を同じEFMプール又は他の総合システム600が管理する投資手段に「再投資」することを望むか、或いは、これが投資家の選好ではない場合には、投資家が選んだ口座に完全に配分することを望むかどうか;
(4)投資家が、EFMの新しい「トランシェ」を定期的に導入して、EFMへのエクスポージャをますます分散化させ、これによって時間と共に投資家がプールを介して利用する資産の数を増大させることを好むかどうか。
このようにしてIID102に選好を入力した投資家191は、上記で用いられた用語の意味及び投資保有財産へのこれらの用語の適用に関する強力な実際上の知識を有することになる点に留意されたい。
SMは、自由裁量で情報をIIDに入力する能力を有する。全体として総合システム600の機能に関してこのようにする必要がある理由は幾つかある。例えば、AMS500が予め予想していなかったある意図しない事情の結果として、EFMプールの挙動が投資家の選好と一致しせず、従ってその決定規則により供されない場合には、修正措置をとることが必要となる可能性がある。図2のAMS500、IID102及びTID112の間の電子的通信リンクにより、このようなフィードバックが得られる。
彼らのサービスが必要な場合には、UCP211は、短期保管資金を供給し、ASS300による証券化及びUCP211の資金の最終的な返済の前にAOS200によりEFMの配分を可能にする。また、これらの実体は、彼らの選好をIID102に入力する能力も有する。従って、彼らは、証券化の前の保有する準備ができていないEFMのオリジネーションを(AOS200を通じて)阻止するために、TIS100コンピュータターゲットに強い影響を及ぼすことができる。また、UCP211は、「正」及び「負」の両方の選好をIID102に提示することができる。正の選好は、保有の準備がされたあらゆる基礎となるEFMに関連する好ましい特性(例えば地理、住居タイプ、消費者コーホート)を含み、負の選好は、AOS200を通じてオリジネーションされるべきでないEFM属性をTIS100に信号送信する。従って、負の選好は、AWD210に流れることができない特性リストを与えるTID112の重要な構成要素を形成する。
現在の投資家は、情報をIID102に入力するIIP101の最後から2番目のカテゴリである。総合システム600は、自由裁量及び以下で説明するAMS500を介した自動電子の両方に基づいてこれらの送信を管理している。簡単に言えば、AMS500により生成された出力の多くは、その自動決定規則分析(AMD502及びTID112により供給されるデータを利用する)の結果を反映しており、AMSは、既存の投資家の選好とEFMプールの実際の業績との間の差を動的に監視する。AMS500の決定規則分析の結果に基づき、該AMSは、IID102に新しい情報を電子的にフィードバックし、所与の時点で存在していることが認められる意図しないあらゆるポートフォリオの非対称性を是正するのを支援する。即ち、AMS500は、IID102、従ってTIS100、TID112、及び最終的にAOS200までのフィードバック制御ループを提供し、AOS200により制御される資産選択規則に影響を与え(以下でも考察する)、投資家の選好及びEFMプールの業績がより密接に一致するようにする。
情報をIID102に入力するIIP101の最後のクラスは、直接データ公表提供者である。これらの実体は、TIS100のポートフォリオ生成手順に重要なコアデータに関して定期バッチ又はリアルタイム情報更新を送信するIID102への電子的接続を有する。これらの実体は、限定ではないが、ブルームバーグ又はロイター(Reuters)、政府統計局、信用情報センター及びモーゲージ保険者のような金融市場情報提供者、及び不動産市場情報提供者を含む。
上述のように、TIS100は、TID112に出力され、EFM資産を供給しようとする場合にAOS200の意思決定プロセスへの重要な入力を構成するターゲット又は理想的EFMポートフォリオを電子的に計算することを担う。TIS100は、IID102から電子的に引き出す情報に基づき、複数のターゲットポートフォリオを生成することができる。これらのターゲットポートフォリオは、TIS100がAMS500により管理されている既存のEFMプール用に生成し、この既存のEFMプールに導入するためにAOS200により供給されているEFMの新しいトランシェの特性に影響を及ぼすことになるターゲットポートフォリオに加えて、新しいクラスの投資家の選好を満足させるように構成する必要がある両方の新しいEFMプールに関連する。上記を考慮し、TIS100への入力及びこれが生じる出力は、ターゲットポートフォリオの性質に応じて決まることになる。
TIS100は、IID102に保存される全ての同時期に存在する投資選好を集計する。これらは、特定の投資家のポートフォリオ選好を反映するいわゆる「専門家」投資マンデートに加え、入力された能動的及び受動的EFMポートフォリオの要求事項を含む。
段階1で概説した集計に基づき、TIS100は、複数のEFMターゲットポートフォリオを定量的に計算し(付加的なコアの経済的、金融的、人口統計的、及びIID102から電子的に引き出される他の必要なデータを利用する)、以下に概説する種々のポートフォリオ最適化方法を適用して、ターゲットポートフォリオがIID102に投資家の選好を伝達した種々のクラスの投資家の「有用性」又は経済的満足度を最大にするようにする。
ターゲットポートフォリオの特性を計算すると、TIS100は、これらのターゲット見積りからの広範囲にわたる作為的又は不規則な偏差の影響に関する高度な統計的シミュレーション(例えば、モンテカルロなどの方法を用いた)を行い、ポートフォリオの期待される業績のこのような影響を求める。これらのシミュレーションの完了後、TIS100は、一連のAOS200制御属性(例えば、異なる地理的領域、住居タイプ、及び消費者特性に対するプールのエクスポージャ)に対する最大及び最小の許容可能なポートフォリオ許容閾値を求める。このようなポートフォリオシミュレーションを行うのに用いるコンピュータプログラミングコードの実施例から抽出したものを添付資料1に含む。
TIS100は、EFMプールの好ましい属性を高い分析度まで定量化する極めて詳細なマトリクスの形式でターゲットEFMプールの固有の特性及び認容できる許容閾値をTID112に電子的に出力する。TIS100のターゲットポートフォリオ出力の実施例は、添付資料2に含まれる。TIS100は、極めて迅速に段階1から段階4を繰り返し、これによって必要に応じてその日の内の更新をTID112に提供することができる。
(1)資産の直前の四半期の中間価格;
(2)資産の直前の4つの四半期の平均中間価格;
(3)資産の直前の4つの四半期の平均量の重み付き中間価格
各独立TIS100ポートフォリオ最適化選択肢では、投資家191は、IID102に彼らの既存の資産保有物に関する何らかの追加情報を送信する必要がない。従って、TIS100は、投資家により保有されている唯一の資産であるようにEFMポートフォリオを最適化する。
Wi(i=l,...,n)を選択することにより、
ここで、以下の制約を条件とする。
選択肢(b)でのTIS100のタスクは、目的関数及び制約が僅かに変更されていることを除けば上記に概説したタスクと同様である。しかしながら、ターゲットポートフォリオの重みを求めるためにTIS100が用いる実際の方法は、本質的に同じである。
Wi(i=l,...,n)を選択することにより
ここで、以下の制約を条件とする。
TIS100のマルチ資産クラス最適化手順は、重みwiが、EFM、及び例えば、株、債券、現金及び他の不動産資産(適用される場合)を含む投資家の提案ポートフォリオの投資クラスの全てに適用されることを除いて、上記に概説した独立技術と概念的には同様である。加えて、以下に示すように、投資家(例えば年金計画)が、EFMに対するポートフォリオ配分に上限を規定する別の制約が存在する可能性がある。
Wi(i=l,...,n)を選択することにより
ここで、以下の制約を条件とする。
この第2のマルチ資産クラス選択肢では、TIS100の目的関数は、望ましいリスクレベル及び以下に示すあらゆる他の制約を条件として、投資家の総ポートフォリオレベルリターンを最大化する(即ち、上述のようにそのリスクを最小にしない)ように僅かに修正される。
Wi(i=l,...,n)を選択することにより
ここで、以下の制約を条件とする。
TID112、AOD202及びAWD210との電子的接続を利用し、AOS200は、その販売代理人(即ちMMIP201)を介して提示されるリアルタイムEFM申請を選択するために、ある範囲の静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則を用いる。AOS200の最終的な目的は、TID112により規定されたポートフォリオ選好を最も密接に近似する(従って、IID102に入力されてTIS100により処理される、投資家及び適用される場合にはUCP211の予め指定したポートフォリオ要求を満たす)EFM資産を調達することである。図4は、このプロセスを例示している。従って、AOS200は、(MMIP201が入力する申請特性に関連して)AOD202から引き出されるデータをTID112により供給されたターゲットポートフォリオ属性及び許容閾値とリアルタイムで比較し、AOS200が既に承認した(AWD210に保存され、これから引き出される)EFM資産の特性を条件として、提示された申請が進捗して決済されたかどうかを判定する。AOS200はまた、その静的及び動的決定規則に基づき、MMIP201の報酬システムを管理すること、適切な資産を調達するためにEFM契約条件を調整すること、及びMMIP201に消費者コーホート及び地理的領域による流通及び市場ニーズの変化を信号送信することを担う。最後のタスクとして、AOS200は、AWD201と相互作用し、EFM申請が承認されたときには、UCP211から融資を要求することに成功した申請者まで(MMIP201を介して)の資本の移転を管理する必要がある。融資と引き換えに申請者により提供される担保は、基礎となるEFM契約であり、これは、適用される場合には、契約が正式に証券化される時までの保管期間の間UCP211により保有される(即ち、契約はエンドユーザ投資家が所有するプールに包括される)。当然、1段階の資本引当プロセスでは、エンドユーザ投資家は、資産選択サイクルの最初から資産を保有することができる。
(1)AOD202からMMIP201の入力データを引き出した後、AOS200は、申請者の観察属性とその担保の属性(これは、技術的プロセス制御の語彙では、「信号」又は「妨害」変数として知られる)との間の差、並びにTID112のターゲット及び許容閾値とAWD210に保存された実際の(即ち承認された)申請属性との間の差のリアルタイム評価に基づくAOS200の好ましいEFM申請特性(このAOS200評価は、「設定点」変数と呼ぶことができる)を測定する。
(2)次に、AOS200が、「信号」変数と「設定点」変数との間の(1)で推定された差異を決定規則に入力し、このプロセスの結果に基づいて、申請の実際の「決済」又は最終承認の前に観察される誤差を最小にするか(これは、「フィードフォワード」手順として分類することができる)、又は承認後データから引き出される誤差を最小にし、これによって将来の資産選択業績に影響を及ぼす(これは、「フィードバック」技術である)ように必要な措置をとる。
上記のAOS200の段階の全ては、高度なプロセス制御技術を管理するように設計された統合コンピュータシステムによりバッチベース又はリアルタイムベースで実行される。
(1)MMIP201の入力申請データを引き出し、これをAOS200の単純静的規則に対して処理し、その後、TID112に含まれるターゲットポートフォリオ特性及びAWD210に保有されている先に承認された申請の属性を比較することを含む、より高度な動的規則に対して処理する段階と、
(2)信号をMMIP201に送信し、EFM市場プログラムの内容、構造及びコストを調整して、地理及び消費者コーホートによるEFM要求を規制する段階と、
(3)EFM契約の条件をバッチベース及びリアルタイムで修正し、承認申請が、IID102に入力された投資家の選好に最も密接に一致するようにする段階と、
(4)情報(資産選択誤差を反映する場合が多い)をIID102に戻して入力し、TIS100により生成される出力及びTID112に保存されるデータに影響を及ぼすようにする段階と、
(5)観察される業績に応答して経時的にMMIP201の報酬パラメータを連続的に較正しながら、TID112の期待を満足させるEFM申請を供給しようとする実施可能な強いインセンティブを有するようにMMIP201報酬システムを動的に管理する段階と、
(6)担保(即ちモーゲージ契約)と引き替えにUCP211から資本を移転することによりEFM取引を設定する(担保物件資産に対するエンドユーザ投資家の請求権の法的な実施形態を表す)段階と、
を含む幾つかの補助プロセスを伴う。
AOD202に保存された情報により、AOS200は、MMIP201によりAOD2020に電子的に入力されたEFM申請者のプロフィール(例えば、年齢、収入、現住所、クレジット記録、提案される財産の場所、提案される財産タイプ等)をカバーする極めて詳細な一連の特性ベースのデータにアクセスすることができる。AOS200は、申請データの関連パケットを電子的に引き出し、リアルタイムで、一連の静的決定規則を通じてこのデータを処理することで開始する。例えば、初期AOS200規則のデータは、以下のものを含む。
(1)申請者の年齢
(2)財産タイプ(例えば、一戸建て、二戸一棟、又は連棟)
(3)保有権のタイプ(例えば、自由保有権対賃借権)
(4)財産の提案された住所(これは、1つの郵便番号、又は複数の郵便番号を含む申請者が選択するSLAを含むことができる)
(5)申請者の現在の収入
(6)EFMが、先順位の独立モーゲージとなるか、又はプライム利付ローンの劣後となるかどうか
(7)EFMが、既存の住宅からグレードアップするため、又は世帯の現在のモーゲージを借換えるため、或いは消費目的でエクイティをリリースするために第1の財産購入に用いられるかどうか
(8)適用する場合、プライム利付ローン及び金利のタイプ(例えば、8.5%金利の標準変動金利ローン)
(9)適用する場合、プライム利付ローンに関して要求された融資比率(「LVR」)(例えば50%、60%、70%)
(10)EFMに関する要求されたLVR(例えば10%、15%、20%)、及び、
(11)要求された財産の価値のある割合として表される申請者の最小保証金(例えば3%、5%、10%)
段階1:MMIP201が、EFM申請データをAOD202に入力する。
段階2:AOS200が、リアルタイムの電子コネクタを介して新しい申請データの到着を識別する。AOS200は規則を調べ、その要求事項を条件として、AOD202から関連申請データを引き出す。
段階3:AOSが最初の規則を処理する。単純なAOS200規則は以下のものを含む。
R1:申請者の年齢が18を越えているか?
そうであれば、次の規則に進む。
そうでなければ、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
R2:申請者の保有権のタイプが自由保有権であるか又は賃借権であるか?
自由保有権である場合には、次の規則に進む。
賃借権である場合には、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
R3:申請者が、最低所要保証金を供給することができるか?
そうであれば、次の規則に進む。
そうでなければ、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
R4:申請が、先順位独立EFM用のものであるか、プライム利付ローンの劣後となるEFM用のものであるか?
申請が先順位独立EFM用のものである場合には、TID112及びAWD210から追加データを引き出し、何らかの他の独立EFMを受理できるかどうかを判定する。
そうであれば、次の規則に進む。
そうでなければ、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
申請が、プライム利付ローンの劣後となるEFM用のものである場合には、TID112及びAWD210から追加データを引き出し、何らかの他の劣後EFMを受理することができるかどうかを判定する。
そうであれば、次の規則に進む。
そうでなければ、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
R5:TID112及びAWD210を参照して判定するときに、財産タイプ及びその地理的場所の両方が許容可能な限度内にあるか?
そうであれば、次の規則に進む。
そうでなければ、処理を停止し、棄却データをAOD202に保存し、MMIP201に棄却信号を送る。
段階5:申請が規則を上手く進むことができない場合には、AOS200が棄却データをAOD202に保存すると、評価プロセスは停止し、この決定をMMIP201に電子的に送信する。
段階6:申請が全ての規則を満足する場合には、AOS200は、その承認決定をリアルタイムでMMIP201に送信すると同時に、承認申請データをAWD210に送信する。次いで申請は、処理中のライフサイクルの決済段階に移る。
AOS200が、EFM申請を受理又は棄却すべきかどうかを判定するために、TID112に保存された理想的ポートフォリオ特性とAWD210内に保有される先に承認された申請の属性との間の差(又は誤差)の初期計算を行う。次いで、この分析の出力は、AOD202から引き出されたデータに対してAOS200により処理され、この出力は、どの措置が適切であるか(例えば、受理する、棄却する、又は更に情報を要求する)に関する情報をAOS200に知らせる。この一連の第1のアルゴリズムでは、AOS200は、問題の申請が標準条件を含むと仮定すると、(TID112及びAWD210にそれぞれ保存されたターゲット及び実際の属性に基づいて)申請情報が投資家の選好を満足することになるかどうかを推定する。詳細には、誤差関数eの計算は、次の一般式となる。
申請がAOS200プロセス200/1を満たし、且つe≦Xである場合には、AOS200は、事実上、質問「どのような特定の条件でこの申請を承認すべきであるか?」を提起する一連のより高度な契約較正規則を処理する能力がある。この質問に応答して、AOS200は、申請者の観察特性と、TID112及びAWD210にそれぞれ保存されているターゲット及び実際の属性間の差に基づきAOS200のプロセス200/1で行われる分析において求められる好ましい属性との間の差の大きさに基づき、EFM契約条件(例えば、満期日、資本増価請求権、資本減価請求権、金利、賃貸利回り、及び/又は期限前償還条項)を最適化することができる。
(1)1:1:1のEFM資本コスト;
(2)1:1:0のEFM資本コスト;
(3)1:1.5:0のEFM資本コスト;
(4)1:2:1のEFM資本コスト;
(5)1:2:2のEFM資本コスト;
(6)1:2:0のEFM資本コスト;
(7)1:3:1のEFM資本コスト;
(8)1:3:2のEFM資本コスト;
(9)1:3:3のEFM資本コスト;
(10)1:3:0のEFM資本コスト;又は
(11)標準時間依存の金利に加えてx:y:zのEFM資本コスト、及びその全ての派生
申請を契約較正段階に移行すべきか、又は完全に棄却すべきかどうかに関するプロセス200/1でのAOS200評価と並行して、AOS200はまた、AOS200の広告出力アルゴリズムによって実施される分析の結果として、ターゲット市場フィードバックをMMIP201に送信する。このアルゴリズムは、AOS200の予想に対するMMIP201の各々の申請調達動作を監視し、この場合、これらの期待値は、経時的にAOS200により動的に求められ、広告支出の相対比率が申請調達に及ぼす影響に関する仮定に対して調整される。AOS200の広告出力アルゴリズムは、各MMIP201の業績を予想された業績と比較し、異なる申請特性の関数としてパーセント許容値に基づいて動作する。アルゴリズムの2つの主要な計算は、(1)申請棄却の合計又は割合の実際と期待との間の差、及び(2)申請承認の合計又は割合の実際と期待との間の差に関する。棄却の合計は、次式で与えられる。
プロセス200/4は、AOS200のフィードバック制御システムの1つであり、TID112により最初に指定された投資家の事前選好に対して、AWD210内に保存された承認済みEFM申請の事後プールの属性に伴う推定誤差を最小にする。
1.「2位置」制御では、e<AであればXを適用し、e>BであればYを適用する。ここでA及びBは、予め設定されたAOS200パラメータであり、X及びYは操作変数である。これは、AOS200のプロセス制御の最も単純な形であるが、最も基本のものでもある。
2.AOS200の「比例」制御では、操作変数p(t)は、誤差プラスバイアス値
3.AOS200の「積分」制御では、操作変数は、前の誤差(現在の誤差を除く)の比率プラスバイアス値
式中、誤差ekはTCk−Ckに等しく、全ての他の変数は上記で定義した通りである。
4.「比例及び積分」制御の両方において、操作変数pnは、現在の誤差enプラスバイアス値
5.AOS200が、制御の最も高度な「比例−積分−微分」(「PID」)の形式を用いる場合には、操作変数pnは、全ての前の誤差
AOS200プロセス200/5では、AOS200は、報酬アルゴリズムを用いてMMIP201に対して行う支払いの正確な額及び期間を決定する。この手順では、MMIP201の補償に対して最低2つの構成要素が存在する。即ち、(1)申請者が支払う初期費用と、(2)AServS300により供給される継続中のトレーリング・コミッション(trailing commission)である。主要プロセス200/5の計算は、AOS200により行われ、補助計算は、承認済み申請の年数にわたってAServS300により行われる。MMIP201の報酬を生じる主要因子は、(1)調達申請がTID112及びAWD210に保存された特性に関して求められたAOS200の事前選好にどれだけ近いか;(2)AOS200の期待値に対してのMMIP201の過去の業績;及び(3)その存続期間にわたってEFMにより引き渡される投資リターンを含む。
AOS200プロセス200/1〜200/5の完了後、AOS200は、リアルタイムでEFM申請の条件を成立させ、この情報をAOD202、最終的にはMMIP201を介してエンドユーザ申請者に送信する(MMIP201が申請者とAOS200との間を仲介すると仮定する)。AOS200はまた、申請固有データの全てをAWD210に電子的に送信し、承認された資産の属性の完全な記録を有するようにする。取引を成立させる状況では、申請承認時と取引終結時との間で貸し付けられた資金の額及び/又は担保資産(即ち財産)評価額の調整を行うことができるので、AOS200は、申請決済の日までMMIP201とインタフェースする必要がある。これらのパラメータの何れかに変更がある場合には、AOS200プロセス200/1及び200/2の有界最大化を再度実行し、結果をAOD202及びMMIP201に返送する。
ASS400が、予め指定したパラメータ(例えば、AWD210及びTID112を参照することにより明らかになるように、特定の数又は値のEFMが調達されるか又は特定の時間期間が経過したとき)を介して自動的に、又はSMによる自由裁量に基づいて判断するときに、ASS400は、TID112及びAWD210とのそのリアルタイム電子インタフェースを用いて、実際に承認されたEFMの特性をTID112に含まれる更新された投資家選好(これらは、新しい情報がIID102に入力されると経時的に連続して精緻化されることを想起されたい)と比較する。次いで、ASS400は、一連の静的及び動的フィードバック及びフィードフォワード決定規則を処理し、TID112に保存されるエンドユーザ投資家の選好(例えば、異なるタイプの金融権をEFMプールに付加すること、基礎になるEFM契約のキャッシュフロー請求権を再構築すること(例えばその元本及び収入構成要素に入れる)、又は種々の能動的及び受動最適化手順を用いてプールを再構築すること(TIS100ターゲット方法の一部として上記で開示したものに類似する)に最も密接に一致するように承認されたEFMを含む投資プールの構造を最適化するために、もしあればどの措置が必要であるかを求める。これはまた、ASS400が、発生EFM資産をUCP211(このシナリオでは、比較的短期間の仲介に基づきAOS200にアンダーライティング資本を供給することになる)により制御された保管手段から第3者の投資家に販売されることになる最終投資ポートフォリオに移転する段階、或いは、更に単純な1段階の資本引当プロセス(アンダーライティング資本の元の提供者が、EFM資産を長期間にわたり保有することを意図する同じ投資家となる)の場合には、EFM資産がAOS200の資産選択プロセスの期間中に保有されている既存の投資プールの特性を単に較正する段階を含む。
(1)申請者の年齢;
(2)財産タイプ(例えば完全一戸建て、二戸一棟、又は連棟);
(3)保有権のタイプ(例えば自由保有権対賃借権);
(4)財産の住所;
(5)申請者の現在の収入;
(6)申請者のクレジット記録;
(7)EFMが先順位の独立モーゲージであるか、又はプライム利付ローンの劣後であるかどうか;
(8)EFMが、既存の住宅からグレードアップするため、又は世帯の現在のモーゲージを借換えるため、或いは消費目的でエクイティをリリースするために第1の財産購入に用いられたかどうか;
(9)適用する場合、プライム利付ローン及び金利のタイプ(例えば8.5%金利の標準変動金利ローン);
(10)適用する場合、プライム利付ローンに関するLVR(例えば50%、60%、70%);
(11)EFMに関するLVR(例えば10%、15%、20%);及び
(12)提案された財産の価値のある割合として表される申請者の保証金(例えば3%、5%、10%)
AServS300は、その期間中に基礎になる契約管理要件の全てを担い、次いで、該要件は、第3者の資産サービシング情報提供者(「ASIP」)301に外部委託される。これらの要件は、AMS500により要求される契約条件に対する変動を処理する段階と、最初及び後続のモーゲージの借換、不履行事由、期限前償還、財産の修復、MMIP201に支払われた継続中の手数料運営、及びAMD502と共にエンドユーザ投資家までの返済キャッシュフローの処理を管理する段階を含むことができる。契約サービシング事象に関するあらゆるデータは、ASIP301によりAServD302に伝達され、次いで、その詳細事項をAServS300に中継する。次に、AServS300は、保管期間中のAWD210と、契約が第3者に販売されたときのAMD502との両方とインタフェースする。AMS500が、EFMの条件(例えば、満期日、資本増価請求権、資本減価請求権、及び/又は期限前償還条項)を調整することを決定すると、この情報をAServD302を通じてAServS300に送信し、次いでAServS300が命令を実行する。同様に、AMS500又はAOS200の何れかがMMIP201に支払われるトレーリング・コミッションを調整することを望む場合、これらは、直接措置のためにAServD302を通じてAServS300に伝達されることになる。AServD302はまた、AMS500からプール評価額情報を受け取り、これがMMIP201のトレーリング・コミッション情報と組み合わされ、MMIP201が特定の割合の継続中のプール評価額に基づき確実に報酬を得ることができるようにする。
総合システム600のこの最終構成要素は、証券化EFMプールのリスク−リターンプロファイルを最適化する。上述のように、これらのプールは、当初、TID112に示された選好に従ってAOS200及びASS400を介して調達されて構築されたが、経時的に連続して最適化され、末端投資家に最大の有用性を保証する。初期期待値と比べて各投資プールの業績を正確に測定するため、及び基礎となる契約期間に対する変化又はオープンエンド型資金に導入される資産の新しいトランシェの局面の何れかに関してAMS500が実施できるものと実施できないものとに対し適切に制限を加えるために、投資マンデート(以下「IM」)は、IID102により供給される選好及びIMIP501から受け取られるフィードバックに基づいてAMS500により設計され、AMD502により保有されることになる。
投資家は、最初の要求事項をIID102(従属システムのカスケードとインタフェースを介してこれらを実行する)に提出すると、能動的対受動的エクスポージャ、プールの利回りプロファイル、租税負債の発生、及び上記に説明した長期的な(すなわち時間)分散化のような主要なポートフォリオレベルの特性に関する多くの特定の選好を伝達することになる。その結果、これらの仕様は、証券化プールの現在及び将来の構造に対する影響がある。例えば、プールは、クローズエンド型又はオープンエンド型とすることができ、債務及び/又は他の特殊金融商品を発行することによりレバレッジを導入することができ、流通市場参加者の選好を更に正確に反映する補助証券に再構築することができる。次に、AMS500が実施できる動作のタイプの関連の範囲内で、1次課税、利回り及び分散化の考察を説明する。
殆どの管轄区域において、資本勘定から発生する金融損益と、収入勘定から発生する損益との間には、課税目的において付けられる明白な区別がある。あるものと他のものの処理に差違がある場合には、国際的マクロ経済理論での取引からの利得の関連においてほぼ同じように存在する潜在的な比較優位性がある。EFMの初期証券化がASS400の下で行われると、直ちに、直接IID102を通じて伝達された種々の税顧客の期待値、及びIMの下でAMS500が利用可能にされる条項に従って更に細分化される可能性がある。
ACGT−BCGT>X(式中、Xは正の実数)、且つ
BIT−ACGT>Y(式中、Yは正の実数)
であれば、AMS500がAMD502に命令を送信し、担保を上記で概説した補助証券に分割するようにする。
さもなければ、
ACGT−BCGT>X’(式中、X’は正の実数)、且つ
AIT−BIT>Y’(式中、Y’=X’+Z、Zは正の実数)
であれば、AMS500がAMD502に命令を送信し、担保を上記で概説した補助証券に分割するようにする。
さもなければ、このプロセスを迂回する。
「利回り」という用語は、経時的に長期保有者に対してプール又は同様の投資手段により行われる現金支払いを意味するのに用いられる(技術的には、これは、現金支払いを資金の値で除算したものとして記述することができる)。全体的に高利回りであるか又は特定の時期に高利回りであるのを好む投資家もいれば、別の方法を好む別の投資家もいる(即ち、支払いがプールにより再投資され、そのリターンがプールの価値の上昇という形態で得られるのを好むことになる)。同様に、変動が少ない利回りを好む投資家もいれば、おそらくは彼らが受ける他の負債に一致する特定の時期の特定の利回りを好む投資家もいる。当然、課税を考慮することにより生じる利回りの選好と、将来の現金受け取りのタイミングに関する期待値によって純粋に動機付けされた利回りの選好とは区別する必要がある。
YieldA−YieldB>Xならば、投資家191A及び191Bに対し資本スワップの配当を提供する。式中、YieldA及びYieldBは、投資家191A及び19IBの利回りの選好であり、Xは差分選好許容パラメータである。
(ターゲット利回り)−(実際の利回り)>X(式中、Xは投資家の許容値である)
であれば債務を導入する。導入される債務金融の量は、投資マンデートにより境界付けられる。導入される債務金融のターゲット量は、(期近ターゲット利回り−実際の利回り)=0を確保するのに十分である。極めて簡単な実施例を示すために、単一のプールが1つのEFMのみを含み、このEFMの基礎になる住宅が、2年のうちに販売されることが知られていると仮定する(十分に分散され統計的に十分大きなプールで、将来の売却のタイミング及び価値を予想する能力が高い)。また、第1日目の契約額面が100ドルであるとする。2年の終わり時点では、契約により元本の100ドル及び増価の20ドルが相当な確度で戻ると仮定する。1年の終わり時点で、レバレッジがないクローズドエンド型プールは、ゼロ利回りを返済することになる(即ち、その年の終わりに投資家に配当を支払うことにならない)。ここで、以下の別のシナリオを考える。1年の終わりには、プールは、1年間で返済可能な10%/年の率で債務として5ドル借り入れる。これは、5ドルを配当として投資家に渡す。2年の終わりでは、プールは、5.50ドル(0.50ドルの利子)を戻し、投資家に残りの114.50ドルを支払う。債務を導入することで、この2年間にわたって利回りが円滑になったのが分かることは難しくない。
AMS500により管理されるプール内の投資家が得る分散化の利益は、ひとつには、資産選択及び証券化プロセスを介して具体化されるが、資産の新しいトランシェを連続的に選択可能に導入することにより、オープンエンド型フレームワークで得られる潜在的にかなりの利得が存在する。この点に関して得られる利益は、2要素からなる。即ち、(1)単にプールの大きさが大きくなることによる横断分散化(3つの次元でプールのリスク―リターンプロファイルに影響を及ぼすことになり、即ち、(i)基礎になる財産の数及びタイプ(例えば、一戸建て、二戸1棟、及びアパート);(ii)世帯の数及びタイプ(例えば、第1回目の買手、中年の居住者、及び高齢の住宅所有者);及び(iii)これらの世帯とその財産が位置する地理的領域(例えばシドニー、メルボルン、ブリスベーン、アデレード、及びパース)の数である)と、(2)異なる時間期間中に資産の新しいバンドルをオリジネーションすることによる時系列分散化(例えば、1年目に、ASS400が10,000のEFMをオープンエンド型プールに入れることができ;2年目に、AMS500がASS400に更に10,000の契約(従って10,000の財産)を加えるように命令することができ;3年目に、このプロセスを継続することができる、以下同様)である。このような状況では、特定の1年(例えば1年目)での投資家の財産増価額への依存性は、次の期間(例えば1、2、3,...,N年目)に発生した資産の新しいトランシェを継続的に加えることにより実質的に軽減される。
TID112を検索し、
長期分散化選好=「はい」であれば、
AMD502の長期分散化選好を検索し、AMD502を既存のプール(同様にAMD502のセルに保存されている)に出力する。
さもなければ、長期選好=「いいえ」であれば、
プロセスを迂回し、ループを行う。
AMS 500 資産管理システム
AMD 502 資産管理データベース
AOD 202 資産オリジネーションデータベース
AOS 200 資産オリジネーションシステム
AServS 300 資産サービシングシステム
AServD 302 資産サービシングデータベース
ASIP 301 資産サービシング情報提供者
ASS 400 資産証券化システム
AWD 210 資産保管データベース
IID 102 投資情報データベース
IIP 101 投資情報提供者
IMIP 501 投資家市場情報提供者
MMIP 201 モーゲージ市場情報提供者
TID 112 ターゲット投資データベース
TIS 100 ターゲット投資システム
UCP 211 アンダーライティング資本提供者
上記は、単に本発明の1つの実施形態を記載したものであり、本発明の範囲から逸脱することなく金融及びコンピュータ分野の当業者には明らかな修正を行うことができる。
本明細書で用いる用語「備える」(及びその文法的変形)は、「含む」又は「有する」といった包括的な意味で用いられ、「のみからなる」といった排他的な意味では用いられない。
ポートフォリオシミュレーションコードの実施例
以下は、SASとして知られる統計ユーティリティ内でTIS100により用いられるポートフォリオシミュレーションコードの実施例である。以下のより複雑なコードの準備として、最初に、ある汎用コードを調べることにする。平均MU及び分散S2の正規変量Xをこのコード:x=MU+sqrt(S2)*rannor(seed)を用いて生成することができ、平均exp(MU+S2/2)及び分散exp(2*MU+2*S2)―exp(2*MU+S2)を有する対数正規変量Xは、このコード:x=exp(MU+sqrt(S2)*rannor(seed))を用いて生成することができ、コードの「rannor(seed)」成分は、SASの乱数発生演算である。
その結果、計算した重みは、ポートフォリオリターン及び分散の計算に入力され、この場合、10,000である。
エクイティ金融モーゲージ契約の実施例
[貸し手名]
ABN[ ]
ローン契約書
一般条項
[月]2005年
本契約について
本契約は、2つの書類、即ち「詳細事項」及びこれらの「一般条項」から構成される。これらは併せて読む必要がある。
乙が「詳細事項」の申込みに署名し、この申込みを甲が受理した場合に限り、本ローン契約書類は甲を法的に拘束するようになる。
ここに印刷された用語及び他の何らかのキーワードの意味は、これらの「一般条項」の終わりに説明する。
目次 ページ
ローン額取得要領
1 ローン額貸付要領 1
2 最初に行う必要があること 1
支払義務及び期日
3 支払義務 1
4 返済 1
5 他の金額 1
増価支払及び減価割引
6 増価支払を支払う要件 2
7 減価割引に対する権利 2
8 増価支払及び減価割引の計算 2
9 改良 4
10 財産評価 5
早期返済
11 早期返済 6
不履行
12 乙が不履行となる場合 6
13 次に起こり得ること 7
14 延滞利息 7
一般事項
15 消費者信用法典 8
16 ローン勘定の開設及び会計上の取引 8
17 同意事項 8
18 甲の権利行使方法 8
19 空欄 9
20 甲の証書 8
21 譲渡 9
22 通知、他の連絡及び文書のサービス 9
23 変更 9
24 準拠法 10
25 用語の意味 10
別表1 「1/2/1規則」運用方法 13
別表2 改良の控除例 16
提案される信用貸し契約に関して知っておくべき事柄 18
[貸し手の名前]
ローン契約書
一般条項
ローン額取得要領
1 ローン額貸付要領
1.1 甲は、乙が要求した時点でローン額を乙に貸し付けることに合意する。ローン額は、1回の振出しでのみ利用可能である。ローン額を他者に支払うことにする旨が詳細事項に示されている場合を除き、乙又は乙の代理人による指示通りに甲は乙に金銭を支払う。
2 最初に行う必要があること
但し、甲は、以下の場合にのみ貸し付けるものとする。
(a)甲が以下のものを受領し、甲が満足する形である場合
・全ての担保及び関連文書
・甲が要求する全ての保険(火災及びオールリスク、一般賠償責任保険及び区分所有権保険など)の証拠書類
・甲が要求するあらゆる報告書、評価又は査定結果
・甲が合理的に要求するあらゆる他の文書又は情報(不動産所有権調査、計画証書、財産徴用に対する回答、並びに担保及びあらゆる他のモーゲージ権者に基づく甲の利息を規制する優先権契約書を含む)
(b)乙が、本契約に基づく不履行がなく(例えば、乙が全ての関連料金及び手数料を支払い、甲に誤解を与える金融又は他の情報を与えない)、担保を提供する者が当該担保に基づく不履行又は引出し撤回がない場合
支払義務及び期日
3 支払義務
乙は、甲から借入れた総額及び第5節及び第6節の他の額を返済するものとする。
4 返済
返済期日
4.1 乙は、返済期日に負債総額を支払うものとする。
4.2 返済期日は、以下のうちの最も早い日である。
(a)独立当事者間の善意の取引により乙の財産の権益の全てを移転又は譲渡する日
(b)当局が財産の全部又は一部を回復又は強制収用する日、又は
(c)登録日から25年目の応当日、又は
(d)乙が死亡(又は、財産の共同権者が2人又はそれ以上である場合には、乙のうち最後の人が死亡)した場合、以下のうち何れか最も早い日。
・乙の死亡後の財産の次の移転又は譲渡の日、又は
・乙の死亡(又は乙のうち最後の1人が死亡した)後の12ヶ月後の日
乙は、上記(a)又は(b)に記載した事象の発生後直ちに、或いはこのような事象が発生する可能性が高いと信じるだけの合理的根拠があるときには直ちに甲に通知することに同意する。
5 他の金額
違反の場合、強制執行費用は、本契約又はあらゆるモーゲージもしくは他の担保に基づき支払い可能とすることができる。
支払うべき他の額
5.1 乙は、甲が、以下を求める場合に甲に支払うものとする。
(a)「詳細事項」に示される状況における全ての手数料及び料金、並びに乙に通知された変更又は新規のあらゆる手数料又は料金;
(b)関連法に従って計算された、本契約に基づく受領又は引出しに関する公的料金及び税に等しい額。本債務に縛られることなく、乙は、信用業務に課された印紙税を支払わなければならない(クィーンズランド)。これらは、乙がこうした料金及び税に対し優先的に責任を負うか否かに関わらず支払うべきである。;
(c)乙が担保に基づくあらゆる要件に従うことができない結果として、甲が承認作業を含むあらゆる作業を引き継ぐ場合に甲が費やしたあらゆる額;
(d)あらゆる作業に関連して同意を取り、監視し、又は他の措置を講じるための甲の妥当な費用;及び
(f)甲が求める場合、乙の不履行後に本契約又は担保を執行する際に甲が正当な理由で負担するあらゆる妥当な費用
(これは以下を含む。(i)モーゲージの場合、財産に対する保険、地方税及び国税を支払うことなどにより、財産を保存し維持するのに負う費用;及び
(ii)甲の職員及び設備の利用)
これらの支払いは、後でその金額を支払う必要が無かったことを甲が発見した場合(例えば、乙が抵当不動産に対する保険を更新したが、このことを甲に通告せず、甲がその後同じ財産に対して保険に入った場合)でも、甲がそれを支払うべきであるか、又はその可能性があると合理的に認めたことによって甲が支払うあらゆる額を含む。
手数料及び料金の変更
5.2 周知の範囲で、開示日現在での手数料及び料金の金額を「詳細事項」に示す。
乙に(書面で又は新聞広告で)事前通知することにより、甲は、あらゆる手数料又は料金の金額又は支払い頻度を変更することができ、新しい手数料又は料金を課すことができる。公的手数料及び数金の変更の一部は、甲ではなく政府により公表される。
現在の手数料及び料金に関する情報は、要求があり次第、甲から入手可能である。
増価支払及び減価割引
6 増価支払を支払う要件
乙は、返済額が登録額よりも高い場合には、増価支払を支払うものとする。
7 減価割引に対する権利
7.1 返済期日の査定額が登録額よりも低い場合には、乙は、第8節に記載する「1/2/1規則」に従って総負債額を減価割引で調節させる権利を得ることができる。
7.2 乙は、返済期日前に負債総額を前払いする場合、又は、第13節に基づき負債総額が直ちに支払い期限となる場合、減価割引の権利は得られない。
8 増価支払及び減価割引の計算
8.1 甲は、乙が不履行でない限り、本契約に基づき甲が乙に貸付けた額に対する利息を乙に課さない。乙が不履行の場合には、甲は乙に本契約において指定した額に対して延滞利率で利息を課す。
8.2 総負債額は、以下のことに応じて当初のローン額から増減する場合がある。
(a)財産の登録額と返済額との間の差、及び
(b)他の何らかの金額を支払うことが必要となったかどうか(例えば乙が不履行した場合)
8.3 乙が負債総額を支払うときに、「1/2/1規則」に従って乙が減価割引を受ける権利を得ていない場合には、乙は、第8.5節に記載した「1/2/1規則」に従って増価支払を支払うものとする。
8.4 乙が、第11節に基づき早期返済を選択する場合、又は負債総額が、第13節に基づき直ちに支払期限となる場合には、別の規則すなわち第8.9節に記載される「1/2/0規則」を適用する。乙は、依然として「1/2/0規則」に基づき増価支払を支払う必要があるが、減価割引には適格とならない。
8.5「1/2/1規則」は以下のように運用する。
(a)返済額が登録額より大きい場合には、乙が支払わなければならない増価支払は、登録額に対するローン額の比率に返済額と登録額との間の差を掛けたものの2倍である。
(b)返済額が登録額より小さい場合には、減価割引は、登録額に対するローン額の比率に登録額と返済額との間の差を掛けたものに等しい。
ローン額が登録額の20%と仮定する(言い換えると、モーゲージは、登録日のローン−財産額比率が20%である)。「1/2/1規則」を適用すると、乙は、以下の3つの代替シナリオを反映するように調節された、甲が最初に乙に貸し付けたローン額を返済期日に甲に支払うことを要求されることになる。
(a)財産の返済額が登録額よりも大きい場合には、乙は、ローン額プラス財産価値の増大の40%に等しい増価支払を甲に支払うものとする。
(b)乙の財産の返済額が登録額よりも小さい場合には、乙は、ローン額から財産価値の減少の20%の減価割引を引いたものを甲に支払うものとする。又は
(c)乙の財産の返済額が登録額と同じである場合には、乙は、甲が乙に貸し付けた当初金額を甲に支払うものとする。
「1/2/1」の記載は、20%ローン、利得の40%分担、及び損失の20%分担の間の関係(即ち、20/40/20又は1/2/1)に由来する。
8.6 ローン額が、登録額の20%以外であった場合には、「1/2/1規則」(及びあらゆる増価支払又は減価割引)に基づき計算した額は、比例的に変動する。例えば、ローン額が、乙の財産の登録額の10%(即ち、20%の1/2)しかなかったと仮定する。この結果、財産の返済額が登録額よりも大きい場合には、乙は甲にローン額プラス価値の増価の20%に等しい増価支払を支払うが、財産の返済額が登録額よりも小さい場合には、乙は甲にローン額からその値の減価の10%に等しい減価割引を引いたものを支払うものとする。
8.7 別表1は、「1/2/1規則」の適用を示す幾つかの実施例を含む。
8.8 「1/2/0規則」は、以下のように運用する。
甲が第11節に基づきローン額を前払いするか、又は第13節に基づき負債総額が支払い期限になると、返済額が登録額よりも大きい場合、乙が支払わなければならない増価支払は、登録額に対するローン額の比率に返済額と登録額との間の差を掛けたものの2倍である。
乙が第11節に基づきローン額を前払いするか、又は第13節に基づき負債総額が支払い期限になると、返済額が登録額より小さい場合でも減価割引はない。
ローン額が、財産の登録額の20%(言い換えると、モーゲージのローン対財産値比率が、登録日に20%である)と仮定する。この仮定では:
(a)財産の返済額が登録額より大きい場合には、乙は、甲にローン額プラス財産の価値の増大の40%に等しい増価支払を支払うものとする;但し、
(b)財産の返済額が登録額より小さい場合には、乙は、甲が乙に貸し付けた当初金額を甲に支払うものとする。
8.9 ローン額が登録額の20%以外であった場合には、「1/2/0規則」に基づいて計算した金額は、比例的に変動する。例えば、甲が乙に貸し付けた金額が乙の財産の登録額の10%(即ち、20%の1/2)しかなかったと仮定する。その結果、財産の返済額が登録額よりも大きい場合には、乙は甲にローン額プラス価値の増価の20%に等しい増価支払を支払うものとする。但し、財産の返済額が、登録額よりも小さい場合には、乙は甲にローン額を支払うものとする。
8.10 財産の査定額が、登録日と前払い日とで同じままである場合には、「1/2/0規則」に基づく総負債額は、この場合も同様にローン額(即ち、登録日の財産の査定額の10%)に等しい。
8.11 本契約において査定額を求める必要がある度に、甲は、乙の費用負担で適格評価額を取得し、増価支払又は減価割引(ある場合)を求めることができる。
9 改良
9.1 乙は、作業を実施又は許可するか、もしくは該作業を実施する契約を締結する前に、甲の同意及び当局(及び財産が共同計画の一部である場合には運営団体)からの全ての必要な承認を得るものとする。
9.2 乙があらゆる承認作業に費やした金額が、規定額を超える場合には(乙は善意の税金請求書の写しを甲に提供することによりこのような金額を実証するものとする)、乙は、返済額を調節することで、承認作業に起因する財産の価値のあらゆる増大に対する貸方を求めることができる。
9.3 但し、改良に対する控除額を受け取るためには、乙は以下のことを行う必要がある:
(a)この作業が承認作業であることを保証すること;及び
(b)作業開始日に財産の適格査定額を得ること;及び
(c)甲の絶対的な裁量で甲が乙に期間延長を許可しない限り、この作業を開始後6ヶ月以内に完了すること;及び
(d)作業完了日に財産の別の適格評価額を得ること;及び
(e)改良のための控除を乙に与えるように甲に要求を提示(改良が、甲及び関係当局により承認された計画及び仕様書に従って実施されており、居住に適すると認定されたという証拠を含む必要がある)すること;及び
(f)甲に調査結果報告書、全ての担保のアップスタンピング(upstamping)の証拠、遵守証書、及び保険による補償の増大、及び甲が合理的に要求する全ての他の情報を提供すること、
9.4 本契約の第9.2節に基づき、乙は、承認作業に少なくとも規定額を費やさない限り、控除を受ける資格を得ることができない。但し、全ての控除は、改良により財産に加えられた価値を参照することにより計算される。即ち、乙は、改良控除を受け取る資格を得るためには閾値額に達する必要があるが、控除額は乙が費やした額とは関係がない。
9.5 規定額は、善意の税金請求書から求められる。このことは、乙が建築業者を雇わずに作業を自分で行う場合には、乙の適格支出は、乙が購入した物品、サービス及び材料のコストに限定されることになることを意味する。乙自身の労働価値は、規定額では勘定に入らないことになる。
控除の計算
9.6 ローン期間中の特定の時点で、乙が甲の同意を得て改良を実施し、これにより乙は、本第9節に基づいて控除を求める資格を得ると仮定する。これらの改良(改良額)に起因する財産の査定額のあらゆる増大は、改良の前後に得られる適格評価額を比較することによって求められることになる。返済期日に、甲は、当該改良額に対して(以下の適格性を条件として)乙に控除を与えることになる。甲は、「1/2/1規則」に用いる返済額を控除額だけ減じることにより乙に控除を与えることになる。
即ち、返済額は、改良を開始する前の作業開始日時点での財産の査定額と、作業が完了した日時点での財産の査定額との差だけ減少されることになる。
9.7 第9.6節にも関わらず、改良の控除は、返済額を登録額よりも下回って減少させることはない。
9.8 別表2は、本第9節の適用を示す幾つかの実施例を含む。
9.9 乙は以下のことを行うものとする。
(a)作業が全ての法、当局の要求、地役権及び捺印契約に従うことを保証すること;及び
(b)作業が、認定契約者により、甲が承認した計画及び仕様書に従って適格になされ、あらゆる法律に基づき要求通りに保険をかけ、合理的な期間内に完了することを保証すること;及び
(c)甲が要求する関係証書及び許可証(満足できる完了及び遵守の証書、居住許可証、及び保険契約書)を得て甲に提供すること;及び
(d)甲の同意のあらゆる条件を遵守すること
9.10 乙が第9.9節を遵守できない場合には、甲が、担保に基づく甲の権利に従って作業を引き継ぐかどうかに関わらず、
(a)乙は、第9.2節及び第9.3節に基づき、乙が作業に費やした金額に対して控除を請求することはできない;及び
(b)乙は、著作権違反を防ぐために、全てのライセンス又は著作権の甲への移転を行うものとする。
10 財産評価
10.1 本契約に関する全ての評価額(乙が本契約を締結する前になされたものも全て含む)は、甲の登録名簿の承認された評価者から選択された評価者が実行するものとする。
10.2 評価額は、財産の適正市場価格に基づいてなされ、この価格は、意思はあるが切望はしていない売手が、意思はあるが切望はしていない買手から受け取ることになる価格である。
10.3 このセクションに記載されるプロセスに従う評価又は決定は、適格評価である。
10.4 乙は、評価者及び他のコンサルタントが財産にアクセスするのが妨げられないようにすること、及び甲が合理的に要求する別の情報を甲に与えることを含めて、評価プロセスに完全に協力するものとする。
10.5 財産が公開市場で購入又は販売される場合には、甲は、財産の(移転の日の)適正市場価格として、関連契約の文面上に示される対価を承諾するよう選択することができる。
10.6 乙は、財産を売却する前に甲に協議しなければならない。(これにより、甲は、財産の査定額の計算方法を含む、このモーゲージに基づく種々の手続、権利及び義務に関して乙と話し合うことができる。)売却時には、乙は、売却時点での財産の適正市場価格を得るために合理的な措置を講じるものとする。
財産が適正市場価格を下回って売却されたと甲がみなした場合には、甲は評価を要求することができる。
10.7 乙は、甲に以下のものを提供するものとする。
(a)当該契約書1通:
・弁護士又は認定不動産権譲渡専門弁護士により正しく完全であると認定され;及び
・売却に伴って支払われ受領された完全な対価を示すと乙により宣言されたもの;
及び
(b)乙が有するか、又は乙がアクセスし、財産の値に関連性があるとすることができる他の何らかの情報(例えば、実際又は予想される領域の再区分、又は財産の価値に負又は正の影響を与える可能性がある別の財産の提案開発に関する情報)
10.8 甲は、以下の場合には、登録日及び返済期日の何れか又は両方、或いは財産が購入又は売却される他の何れかの日の時点で甲の承認価格査定人の1人に財産を評価するように指示することができる。
(a)甲が、何らかの理由により契約書の文面上に示される対価が財産の適正市場価格又は支払われたか受領した完全な対価でない可能性があるとみなす場合;又は
(b)乙により発効される独立当事者間の契約以外によって、財産が取得又は売却された場合(例えば、血縁者により乙に移転された場合、又は乙から強制的に取得された場合、或いは乙の遺言執行者により移転された場合)。
10.9 乙は、この評価及びこれに必要なあらゆる検査のコストを支払うものとする。
10.10 乙が当該評価に合意しない場合には、乙は、甲に対して同様に乙の費用負担で別の承認された価格査定人を指名して第2の評価を行わせるように求めることができる。
10.11 第2の評価が第1の評価と異なる場合には、財産の適正市場価格は、甲の選択で2つの査定額の中点又は契約書の文面上に示される対価の何れかとする。或いは、甲は、第10.13節の条項を行使するよう選択することができる。
10.12 第10.13節で定められている場合を除き、乙は、本契約に関して要求されるあらゆる評価額を支払うものとする。例えば、乙が、第11節に基づいて前払いすることを望む場合には、適格評価額を取得し、あらゆる増価支払を求めるものとする。乙が、本契約に基づく評価に合意しない場合には、乙は、甲に対して同様に乙の費用負担で別の承認された価格査定人を指名して第2の評価を行わせるように求めることができる。
10.13 甲が選択する場合(合理的に行動する)、甲は、甲の費用負担で1つ又はそれ以上の別の評価額を求めることができる。この結果、財産の価値は、この別表に基づいて得られる全ての評価額のうち最も近接した2つの中点になる。
10.14 全ての適格評価は、特定の日付が評価日の前後42日の期間内であれば、当該日付時点での適格評価額とみなされる。
早期返済
11 早期返済
乙が前払いできる額及び時期
11.1 乙は、本第11節に従って返済期日前のどの時点においても負債総額を支払うことができる(負債総額の全額に限る)。
11.2 前払いするために、乙は以下のことを行うものとする。
(a)乙は、前払いする乙の意思及び前払いする予定日を少なくとも1ヶ月前に甲に通知すること;及び
(b)前払い日時点での適格評価を得ること(これは財産の査定額を確認するのに必要である)
乙の決定の終局性
11.3 乙が甲に返済の決定を通知すると、乙はこれを変更することはできず、乙は甲に告げた前払いする日に支払うものとする。
不履行
12 乙が不履行となる場合
乙は、次の場合に不履行となる。
(a)乙が甲と締結した本契約又は別のローン契約に基づき、期日の到来した何れかの額を遅滞なく支払をしなかったとき;又は
(b)乙が、本契約に基づき、実施しないよう合意していたことを実施した場合、又は実施するよう合意していたことを実施しなかった場合;又は
(c)乙又は別の者が、本契約又は担保に関する誤り又は誤解を与える情報を甲に提供した場合;又は
(d) 財産のあらゆるモーゲージ権者(甲を除く)が売買による抵当権実行権又は受戻権喪失手続権を行使するか否かに関わらず、乙が、財産に影響を及ぼす別の担保権益を不履行した場合;又は
(e)乙又は乙の代理として行為をなす別の者が本契約又は担保に関して不正行為をなしたと甲が合理的に認めた場合;又は
(f)登録額が登録日時点での財産の適正市場価格ではなかったことを乙が知っていた又は合理的に知っていたはずであると甲が合理的に認めた場合;又は
(g)乙又は担保提供者が支払不能になるか、そのための措置がとられる場合;又は
(h)任意の他者(乙の代理として、又は乙の遺言執行者、遺言管理人、又は破産時の管財人として行為をなすことを意味するか否かに関わらず)が、財産の全部又は一部を移転又は譲渡した場合;又は
(i)乙が、財産の全部未満を移転又は譲渡した場合;又は
(j)乙が、独立当事者間の善意の取引以外によって財産の全部又は一部を移転又は譲渡した場合;又は
(k)甲が本要求を書面をもって放棄しない限り、乙が、乙の主たる住居場所として当該財産に居住することを止めた場合;又は
(l)乙が、財産又はあらゆる不動産権もしくは乙が当該財産に保有する権益の全部又は一部に対して信託を宣言した場合;又は
(m)乙又は担保提供者が、担保に基づいて不履行したか、担保を引き上げたか、その条項に違反したか、担保が強制執行可能でないか強制執行できない可能性がある場合。
13 次に起こり得ること
通知及び猶予期間
13.1 乙が不履行の場合には、甲は、乙の不履行を提示する通知を乙に送ることができる。
乙が、通知に示されるか又は法により要求される猶予期間内に不履行を是正しない場合、又は是正できない場合(或いは、当該期間の終わりに乙が同様の理由で再度不履行の場合)には、その期間の終わりに乙に更に通知することなく、負債総額が直ちに支払い期日になる(未だ支払い期日が来ていない場合に限る)。
この結果、甲は、乙を当該金額に対して訴えることができ、又はあらゆる担保を強制執行することができ、もしくはその両方を行うことができる。
通知及び猶予期間の例外
13.2 法で定められる限定された状況では(甲が乙の場所を特定することができない場合など)、甲は、通知する必要が無く、又は通知において示されるある猶予期間の終わりまで待つ必要がない。乙が不履行の場合には、負債総額が通知することなく直ちに支払い期限となる。
その結果、甲は、直ちにその金額に対して乙を訴えることができ、又はあらゆる担保を強制執行することができ、もしくはその両方を行うことができる。
14 延滞利息
本契約書に基づき、支払いが不履行された場合に延滞利息率を課すことができる。
延滞利息
14.1 乙が不履行の場合には、支払期限が過ぎている間、「詳細事項」に記載された延滞利息率を何らかの額に毎日課すことができる。
注記:延滞利息が課せられる期限経過額は、当該負債総額が第13節に基づき(例えば乙が猶予期間内に不履行を是正しないことによる)支払い期限になり、乙が直ちに支払わない場合には負債総額を含むことができる。
延滞利息の資本化
14.2 乙がこれらの延滞利息料を支払わない場合には、甲は、毎月この延滞利息料を期限経過額に加える(これは「資本化」として知られる)。その結果、乙は、期限経過の新しい額に対して延滞利息料を支払う責任を負う。
延滞利率
14.3 延滞利率は、延滞利息を支払うべき金額の支払日以前における最新のオーストラリア財務概況で発表される90日銀行為替スワップ指標金利(Bank Bill Swap Reference Rate)(このような金利が7日間発表されていない場合には、甲が誠実に設定した別の金利)よりも年4%高い。延滞利息は、不履行開始日(これを含む)から実際の支払日(含まず)まで毎日発生する。延滞利息は、経過した実際の日数に対し1年365日で計算される。
影響を受けない債務
14.4 分割払いの乙の債務は、この節により解除されない。
一般的事項
15 消費者信用法典
本節は、消費者信用法典が本契約に適用される範囲内で適用される。
(a)或いは、この法典により本契約の条項が違法、無効又は強制執行不能になる場合;又は
(b)或いは、本契約の条項がこの法典の要件に違反するか、この法典では禁止されている債務又は負債を課す場合には、
本契約は、当該条項が該法典に準拠するのに必要な範囲内で変更されるように読まれ、或いは必要であれば省略されるものとする。
16 ローン勘定の開設及び会計上の取引
16.1 乙は、乙の名前でローン勘定を開設し、最初に乙に通知することなく甲が貸し付けた日に乙が借りた額及び期限がくる日以降に本契約に基づき乙が支払うべき額の各部を借方に計上する権限を甲に与える。
16.2 甲は、ローン勘定に対して借方又は貸方に適切とみなす日を指定する(貸方の場合には、関連取引が行われる日よりも早くすることはできない点を除く)ことができる。
但し、甲は、甲(他者ではなく)が実際に支払いを受け取った後にできるだけ速やかに乙のローン勘定に支払いを貸方記入する。これは、乙の支払日と必ずしも同じである必要はない。
16.3 この後、甲は、乙及び甲の法的義務(例えば、誤謬による、又は小切手の不渡りによるもの)を正確に反映させるために、ローン勘定に対する借方及び貸方並びに乙のローン勘定の負債残高を調節することができる。甲がこれを行う場合、甲は、間接的に修正(延滞利息料を含めること)を行うことができる。
16.4 特に規定されない限り、甲は、本契約に関連して受け取るあらゆる支払いを利用して、甲が選択するあらゆる順序で負債総額を減じることができる。
16.5 [甲は、乙のローン勘定の負債残高がなくなるまで、乙に対し6ヶ月毎にローン勘定の計算書を提供する(一般的には7月と1月)。]
17 同意事項
乙は、甲が与えるあらゆる同意の条件及び要件全てを遵守するものとする。
18 甲の権利行使方法
18.1 甲は、条件を課すことを含む、甲が適切と認めるあらゆる方法で権利又は救済措置を行使し、或いは甲の同意を与えること、又は拒否することができる。
18.2 甲が、権利又は救済措置を完全に或いは所与の時期に行使しない場合には、甲は、その後でも行使することもできる。
18.3 本契約及びあらゆる担保に基づく甲の権利及び救済措置は、これとは独立して法により与えられる他の権利及び救済措置に付加される。
18.4 甲の権利及び救済措置は、
・甲の取締役のうちの何れか、又は
・甲が権限を与えたあらゆる他者、
が甲に代わって行使することができる。
18.5 甲は、権利又は救済措置の行使又は行使の未遂、行使の失敗、又は行使の遅延により生じる損失に対し責任がない。
18.6 甲は、本契約又は担保に基づき乙が行うべきであり、乙がまだ行っていないか甲の所見では適切に行われていないあらゆることを行うことができる。乙は、その際に甲が費やす金額又は甲が発生させる費用の全てを甲に支払うものとする。
19 空欄
乙は、甲が本契約に関連するあらゆる文書内のあらゆる空欄(承認)を記入することができることに合意する。
20 甲の証書
甲は、乙に、本契約に関して支払うべき事柄又は金額(ブレークコストを含む)についての証明書又は正式の計算書を提供することができる。これは、誤りであることが証明されない限り、この事柄又は金額の証拠として十分である。
21 譲渡
21.1 甲は、甲が適切と認めたいかなる方法によっても本契約に基づく甲の権利を譲渡又は他の方法で扱うことができる。乙は、甲がこの権利の行使を助けるのに望ましいと認めた情報又は文書を開示できることに合意する。乙はまた、甲が、本契約に基づく甲の権利を譲渡する者に情報又は文書をいつでも開示できることに合意する。
21.2 乙の権利は、乙個人に向けられたものであり、甲が書面で同意せずに譲渡することはできない。
22 通知、他の連絡及び文書のサービス
22.1 本契約に関する通知、証明、同意、承認及び他の連絡は、甲が書面と別の方法で合意しない限り、書面で行うものとする。
22.2 甲からの連絡は、甲の弁護士、又は甲が乙に連絡する権限を与えた甲の役員の誰かが署名することができる。
22.3 乙への連絡は、以下のいずれかを行うことができる。
(a)手交されるか;又は
(b)最後に甲に知らされた乙の居宅又は勤務先住所に残すか;又は
(c)最後に甲に知らされた乙の郵便又は居宅又は勤務先住所に郵送するか;又は
(d)最後に甲に知らされた乙の居宅又は勤務先ファックス番号にファックスを送る。
22.4
甲への連絡は、:
(a)
・甲が乙に告げたいずれかの事務所;又は
・甲の登記事務所;
に残すか、又は
(b)代金前払い郵便又はファックスによりこれらの場所の何れかに送付するものとする。
22.5 連絡は:以下の日付で提供されるように行う。
(a)手交による連絡の場合には、連絡に記載された日付又は宛先人が受け取った日付の何れか遅い方;又は
(b)郵送による連絡の場合には、連絡に記載された日付又は通常の郵便経路で配達されることになる日付の何れか遅い方;又は
(c)ファックスで送信される連絡の場合には、連絡に記載した日付又は連絡が送られる機械により、連絡がファックス番号又は宛先人の他の番号に送られたことを示すレポートを作成する日付の何れか遅い方;又は
(d)新聞広告で連絡される場合には、最初に発表された日付
22.6 甲は、乙に対する訴訟のあらゆる文書(召喚令状、他のオリジネーションプロセス又は第3者もしくは他の当事者の通知を含む)を財産に配達するか、そこに預けることによってこれらを送達することができる。本節は、送達のあらゆる他の方法を妨げない。
22.7 乙及び甲は、誠実に本契約及びあらゆる担保に基づく各々の権利を行使することに合意する。
23 変更
甲は、本契約の何れの期間も変更することができる。(消費者信用法典を本契約に適用する場合には、甲は、当該法典に従ってのみこれを行うことができる)。甲は、あらゆる変更が発効される前に乙に通知するものとする。
24 準拠法
本契約は、ニューサウスウェールズ州の現行法に準拠する。乙及び甲は、当該場所の裁判所の非専属裁判管轄権に従う。
25 用語の意味
「1/2/0規則」は、第8.9節に記載される。「1/2/1規則」は、第8.5節に記載される。
査定額とは、財産に関しては、乙及び甲により書面で合意された適正市場価格であり、又は合意がない場合には、適格評価額により確認されるものを意味する。
増価支払いとは、「1/2/1規則」又は「1/2/0規則」に従って増価支払いとして計算された額を意味する。
承認作業とは、乙が作業を実施又は許可するか、もしくは該作業を実施する契約を締結する前に、甲の同意及び当局(及び、財産が共同計画の一部である場合には運営団体)からの全ての必要な承認を得た全ての作業を意味する。
乙のローン勘定の負債残高とは、どの時点においても、その時点での本契約に基づく乙に対する貸方計上総額と借方計上総額との間の差を意味する。1日の終わりにこの額を計算するときには、当該日に担保提供された全ての借方及び貸方を含む。
銀行取引日とは、土曜日又は日曜日、もしくはニューサウスウェールズ州の祝祭日、特別休日又は銀行休日以外の日を意味する。
営業日とは、土曜日又は日曜日、もしくはニューサウスウェールズ州の祝祭日、特別休日以外の日を意味する。
適格評価額とは、第10節に述べるプロセス(価格査定人の任命を含む)に準拠した評価額を意味する。
返済期日とは、第4.2節に従って負債総額を返済しなければならない日を意味する。
延滞利率は、第14節を参照されたい。
減価割引とは、「1/2/0」規則に従う減価割引として計算される額を意味する。
「詳細事項」とは、本契約の一部をなすローン契約詳細事項を意味する。
開示日は、「詳細事項」において述べられている。
登録日とは、乙にローン額を貸付けるように乙が甲に告げた日(甲が乙にローン額を貸付ける実際の日はこれよりも遅い日である可能性はあるが)を意味する。
登録額とは、財産における権益の強制収用に関連して乙又は甲もしくはあらゆる他者が受け取る額(道路拡張計画のために財産が収用された場合の補償金のような)を除いた登録日の査定額を意味する。
運営団体とは、財産を分けるあらゆる共有計画を管理し運営する各実体を意味する。
改良額とは、本契約に従って行われたあらゆる改良の結果生じる財産の査定額のあらゆる増大を意味する。
支払不能とは、管理下で支払不能者であるか、支払不能状態、すなわち倒産管財制、倒産管財制及び経営管理、清算、及び暫定清算において任命された会計監査官(各々会社法で定義される)が管理下で、事業を整理し、あらゆる和議、譲渡又は債務免除に従い、あらゆる制定法に基づき債権者を保護し、解散(支払能力がある間に再建を行うこと以外)させており、或いは期日に債務を支払うことができない状態を意味する。
ローン勘定とは、本契約に関する全ての取引を記録するために甲が乙の名前で設定した勘定を意味する。
ローン額は、「詳細事項」に記載する。
規定額とは、第9節においては、甲の絶対的な裁量で適宜甲が決定するオーストラリアドルでの額を意味する。
財産とは、状況によって認められる以下の各1つ又はそれ以上を意味する:即ち、
・あらゆる担保に記載された土地、及び
・土地の上にあるか又はこれに固定された各定着物、建造物又は改良;及び
・乙の土地の不動産権及び権益、並びにこれに関連して発生している権利又は発生し得る権利。
返済額とは、規定に応じた以下の何れかの時点での査定額を意味する。
・返済期日;又は
・第11節に従って、返済期日より前に乙が負債総額を前払いする日;又は
・第13節に従って、負債総額が直ちに支払い期限となる日。
返済額は、第9節に基づき乙に控除を与える場合には調整することができる。
担保とは、「詳細事項」において「担保」の項目で記載される各担保権、並びに本契約に関連して与えられるあらゆる代位物又は追加の担保権を意味する。財産は、不動産のあらゆるモーゲージの対象であって、「詳細事項」の「担保」の項目に記載されており、以下のものを含む。
・あらゆる担保に記載された土地、及び
・土地上にあるかこれに固定された各定着物、建造物又は改良;及び
・乙の土地の不動産及び権益、並びにこれに関連して発生している権利又は発生し得る権利
・甲が所有権を得た場合にこの財産上に残る動産に対する権利;及び
・甲が抵当権設定者に負うあらゆる金銭を当該モーゲージにより保全されている額と相殺する権利
担保権とは、金銭の支払い、或いはモーゲージ、チャージ、留置権、動産質、信託又は権限を含む債券債務関係の履行に対するあらゆる担保を意味する。担保権は保証又は損失補償も含む。
担保提供者とは、担保を提供する(乙以外の)各人を意味する。
共有計画とは、財産に影響を及ぼす共有計画法で規制される各計画又はプランを意味する。共有計画の一部であることが多い財産の例は、区分所有権住宅ユニット、及びタウンハウス及び総合開発された財産である。
共有計画法とは以下のものに提供するあらゆる立法を意味する。
・共有財産による土地の分譲及び開発;又は
・建築物の分譲;又は
・分譲され共有財産を有する土地の管理;又は
・分譲建築物の管理
負債総額とは、どの時点においても、その時点での乙のローン勘定の負債残高プラス全ての未収延滞利息、及び本契約に基づき乙が支払うべき他の金額で、当該時点での乙のローン勘定の借方に計上されていないもの(増価支払を含む)から乙のローン勘定の貸方に計上されていないあらゆる金額(減価割引を含む)を差し引いたものを意味する。
甲とは、[貸し手名](ABN[ ])を意味し、その継承人及び譲受人を含む。
作業とは:
・建築作業;又は
・財産に行う掘削又は土木工事、又は
・財産の何らかの一部を解体、除去又は改造する作業、又は
・この財産に関して当局が要求するあらゆる建築又は開発作業
を意味する。
乙とは、「詳細事項」において「顧客」として指定された人又は複数の人を意味する。複数人存在する場合には、乙は、その各自を個別的に意味すると共に、その2人又はそれ以上全てを共同的に意味する。乙には、乙の継承人及び譲受人が含まれる。
関連事項:
・全ての事柄は、その全部及び各一部を含む;及び
・文書は、そのあらゆる変形又は差し替えを含む;及び
・法とは、コモンロー、衡平の原理、及び国会により作られた法(国会で作られた法には、行政規則及びこれに基づく他の法律文書、及びこれらの併合、改正、再制定又は差し替えが含まれる);及び
・実施例を提示する場合の用語「含む」又は「など」は、その実施例が当該実施例又は類似の種類の実施例に関連する用語の意味を限定するものではない;及び
・用語「人」は、個人、企業、法人、法人格のない社団又は公社を含む。
単数は複数を含み、その逆も同様である。
見出しは、便宜上のものに過ぎず、本契約の解釈に影響を与えない。
別表1 「1/2/1規則」運用方法
以下の実施例は、「1/2/1規則」がどのように作用するかを示している。:
注:実施例では、負債総額が、例えば、乙が債務不履行したため、又は本契約に基づく何かを乙ができず、その額を乙が返済していない場合に甲が金銭を費やしたことにより、契約の他の条項に基づき増大していないと仮定する。
例1:甲が、2005年6月1日に乙に100,000ドル貸し付け、登録日に乙の財産の査定額が500,000ドルであったとする。
注:乙及び甲が査定額に合意することができない場合には、査定プロセスにより設定される;査定額は、購入価格と同額でないこともある。100,000ドルは、財産の査定額の20%に等しいので、モーゲージのローン対財産値比は20%である。
(a)返済期日の財産の査定額が600,000ドルまで増大した場合、負債総額は、元の100,000ドルのローン額プラス2つの日付の間での価値利得の40%に等しい増価支払を含む。乙は、甲が元々乙に貸付けた100,000ドルに加えて、40,000ドル(即ち、財産の100,000ドルの価値利得の40%)の増価支払を支払わなければならない。従って、負債総額は増大し、140,000ドルとなる。
(b)返済期日の財産の査定額が400,000ドルまで減少した場合には、負債総額は、元の100,000ドルローン額から2つの日付の間の価値損失の20%の減価割引を引いたものを含む。甲は、損失の20,000ドル(即ち、財産の100,000ドルの価値減少の20%)を負わなければならない。従って、負債総額は80,000ドル(即ち、甲が元々乙に貸付けた100,000ドルマイナス甲が負う20,000ドルの損失)に減少する。
(c)返済期日の財産の査定額が同じまま(即ち、500,000ドル)である場合には、負債総額は、元の100,000ドルローン額である。即ち、乙は、甲が元々乙に貸し付けたのと同じ額を甲に返済する。
この3つのシナリオを以下の表に示す。
例2:甲が乙に50,000ドル(即ち、500,000ドルの財産の査定額の10%)を貸付けたことを除き、例1と同じ事例の場合には、計算は以下のようになる:
(a)返済期日の財産の査定額が600,000ドルまで増大した場合には、負債総額は、甲が乙に貸付けた元々の50,000ドルプラス財産の100,000ドルの査定額増大の20%(即ち、20,000ドル)に等しい増価支払を含む。従って、負債総額は、70,000ドルである。
(b)返済期日の財産の査定額が400,000ドルまで減少する場合には、負債総額は、甲が乙に貸付けた元々の50,000ドルから財産の100,000ドルの査定額の減少の10%(即ち10,000ドル)に等しい減価割引を引いたものを含む。従って、負債総額は低下し、40,000ドルになる。
(c)返済期日の財産の査定額が500,000ドルで同じままの場合には、負債総額は、甲が乙に貸付けた50,000ドルに等しい。従って、負債総額は、同じままである。
増価支払はまた、以下の式で表すことができる。
RAは増価支払
Iはローン額
νeは登録額
νrは返済額
である。
同様に、減価割引は次の式で表すことができる。
RDは、減価割引
Iは、ローン額
νeは、登録額
νrは、返済額
である。
101 投資情報提供者
102 投資情報データベース
200 資産オリジネーションシステム
201 モーゲージ市場情報提供者
202 資産オリジネーションデータベース
300 資産サービシングシステム
400 資産証券化システム
500 資産管理システム
600 総合システム
Claims (113)
- 実体がある範囲の決定規則を用いてリアルタイム又はバッチベースで消費者からの申請を評価し、資産が担保として用いられる資金融通のため金融実体と金融協定を結ぶことができるようにするデータ処理システムであって、前記実体の最終的な目的は、これらの申請を受理又は棄却することであり、前記システムが、
(i)前記消費者及び申請される資金融通の両方に関するデータが入力される少なくとも1つのデータ入力端末と、
(ii)前記入力端末又は前記入力端末の各々に接続されるデータ処理手段と、
(iii)前記データ処理手段に接続され、前記金融実体の金融ポートフォリオを集合的に特徴付ける、現在までに受理された前記申請に関する初期ポートフォリオデータと、前記ポートフォリオの所望の特徴に関する必要データとの両方を含むデータ記憶手段と、
を備え、
前記データ処理手段が、前記申請が受理された場合に前記入力データ及び前記ポートフォリオデータを併合して前記ポートフォリオを表す修正ポートフォリオデータを生成し、前記修正ポートフォリオデータを前記必要データと比較して、前記必要データと前記修正ポートフォリオデータとの間の差が前記必要データと前記初期ポートフォリオデータとの間の差よりも小さい場合にのみ前記申請を受理する信号を送信する、
ことを特徴とするシステム。 - 前記金融協定は、
(i)前記金融実体が前記消費者に対して前記資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じた場合には、前記消費者が、前記資金の融資に前記担保資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保資産の価値の何らかの減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保資産の価値の第4のパーセンテージを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けることと、及び/又は
(v)前記金融実体が、前記担保資産になされた改良の価値を相殺することにより前記消費者に補償することを引き受けること、及び/又は
(vi)前記消費者が、前記金融実体に対する優先権の低い金融協定の価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高い金融協定に借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に到達するまで固定されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、前記消費者による前記担保資産の売却であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、前記消費者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は前記金融協定の期限満了前の何れかの時点での前記消費者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 資産が担保として用いられる資金融通のため消費者から金融実体への申請をリアルタイム又はバッチベースで受理、棄却又は照会する方法であって、
(i)データ記憶手段が接続されたデータ処理手段に接続されているデータ入力端末に前記消費者及び前記資金融通の両方に関するデータを入力する段階と、
(ii)前記データ記憶手段に、前記金融実体の金融ポートフォリオを集合的に特徴付ける、現在までに受理された前記申請に関する初期ポートフォリオデータと、前記ポートフォリオの所望の特徴に関する必要データとの両方を記憶する段階と、
(iii)前記申請が受理された場合に前記入力データ及び前記初期ポートフォリオデータを併合して前記ポートフォリオを表す修正ポートフォリオデータを生成する段階と、
(iv)前記修正ポートフォリオデータを前記必要データと比較する段階と、
(v)前記必要データと前記修正ポートフォリオデータとの間の差が、前記必要データと前記初期ポートフォリオデータとの間の差よりも小さい場合にのみ前記申請を受理する段階と、
を含む方法。 - 前記金融協定は、
(i)前記金融実体が前記消費者に対して前記資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じた場合には、前記消費者が、前記資金の融資に前記担保資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保資産の価値の何らかの減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保資産の価値の第4のパーセンテージを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けることと、及び/又は
(v)前記金融実体が、前記担保資産になされた改良の価値を相殺することにより前記消費者に補償することを引き受けることと、及び/又は
(vi)前記消費者が、前記金融実体に対する優先権の低い金融協定の価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高い金融協定に借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に達するまで固定されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記予め設定された状態が、前記消費者による担保資産の売却であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、前記消費者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は前記金融協定の期限満了前の何れかの時点での前記消費者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 第3者提供者から資本を調達し、該資本を用いて、金融協定の1つを各々が結ぶ複数の消費者に資金融通をもたらす担保として資産を用いる金融協定に資金を提供するための金融システムであって、前記金融協定が、前記担保資産及び/又は消費者の1つ又はそれ以上の特性に基づき選択された消費者及び/又は選択された担保資産のみに関して締結され、前記特性が、資本の第3者提供者が示す選好に基づき最初に定められたものであるか、及び/又は前記経時的に修正されたものであることを特徴とするシステム。
- 前記金融協定が、前記金融資本の第3者提供者及び/又は他の実体が投資する投資手段により保有されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記投資手段が、クローズであり、前記金融協定の固定集合体を含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
- 前記投資手段が、オープンであり、追加の金融協定が適宜加えられる前記金融協定集合体を含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
- 前記追加の金融協定の特性が、前記投資家が示す選好の変化の結果として前記最初の金融協定と異なるようになることを特徴とする請求項34に記載のシステム。
- フィードバックループを備えた請求項35に記載されるシステム。
- 前記担保資産が不動産資産であり、前記不動産資産の特性が、現在の価値、期待される将来の価値、過去のリターン、過去の相対リターン、期待される将来のリターン、期待される将来の相対リターン、過去のリスク、過去の相対リスク、期待される将来のリスク、期待される将来の相対リスク、他の不動産資産との過去の相関関係、他の不動産資産との期待される将来の相関関係、競売による購入、個人トリーティによる購入、地理的場所、権原保有権、資産タイプ、不動産に伴う負担、土地の大きさ、磁針の向き、建築物の大きさ、部屋の数及びタイプ、階数及び建築材料からなるグループから選択されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記消費者の特性が、現在の収入レベル、過去の収入レベル、性別、年齢、配偶者関係、雇用関係、以前の借用歴、以前の所有歴、現住所、国籍、過去の担保資産維持管理業績、及び期待される将来の担保資産維持管理業績からなるグループから選択されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記金融協定の少なくとも1つが、モーゲージであることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記モーゲージが、
(i)モーゲージ権者が抵当権設定者に対して前記モーゲージのための担保として用いられる不動産資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じる場合には、前記抵当権設定者が、前記資金の融資に前記担保不動産資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保不動産資産の価値の減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記抵当権設定者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保不動産資産の価値の第4のパーセンテージを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記抵当権設定者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(v)前記モーゲージ権者が、前記担保不動産資産になされた改良の価値を相殺することにより前記抵当権設定者に補償することを引き受けること、及び/又は
(vi)前記抵当権設定者が、前記モーゲージ権者に対する優先権の低いモーゲージの価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高いモーゲージに借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項39に記載のシステム。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項44に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に達するまで固定されることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項46に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、前記抵当権設定者による担保不動産資産の売却であることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、抵当権設定者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は前記モーゲージの期限満了前の何れかの時点での前記抵当権設定者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
- 第1の実体によりアンダーライティングされ又は保管された後の前記複数の金融協定が、第2の投資手段に販売又は譲渡されることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
- 前記投資手段が、複数のエクイティ、債務、転換、ハイブリッド又はデリバティブユニットであることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
- 前記エクイティ、債務、転換可能、ハイブリッド又はデリバティブユニットが、公的に上場されて取引されることを特徴とする請求55に記載のシステム。
- 前記エクイティ、債務、転換可能、ハイブリッド又はデリバティブユニットが、公的に上場されていないことを特徴とする請求55に記載のシステム。
- 投資の実際のプールと投資の所望のプールとの間の密接近似を維持するためのコンピュータ実装金融システムであって、前記システムが、前記システムにより動作される記憶装置内に各々が保存された複数の投資特性のためのターゲット値を指定する投資マンデートを有し、前記システムが、前記投資の実際のプールの前記複数の投資特性の実際の値が維持されるデータ記憶装置を更に有し、前記システムが、前記記憶装置内の値と前記データ記憶装置内の値とを比較し、前記ターゲット値と前記実際の値との間の差を減少させる投資特性を有する追加投資のみを前記投資の実際のプールへの追加として許容することを特徴とするシステム。
- 前記投資が、不動産資産に対するモーゲージを含むことを特徴とする請求項58に記載のシステム。
- 前記モーゲージが、全担保依存性又は部分担保依存性であることを特徴とする請求項59に記載のシステム。
- 前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージが、
(i)モーゲージ権者が、抵当権設定者に対して、全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージのための担保として用いられる不動産資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じる場合には、前記抵当権設定者が、前記資金の融資に前記担保不動産資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保不動産資産の価値の減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記抵当権設定者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保不動産資産の価値の第4のパーセンテージを前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの期間全体にわたり経常ベースで前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記抵当権設定者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの期間全体にわたり経常ベースで前記モーゲージ権者に返済することを引き受けること、及び/又は
(v)前記モーゲージ権者が、前記担保不動産資産になされた改良の価値を相殺することにより前記抵当権設定者に補償することを引き受けること、及び/又は
(vi)前記抵当権設定者が、前記モーゲージ権者に対する前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高いモーゲージに借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項60に記載のシステム。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項65に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に達するまで固定されることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項67に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、前記抵当権設定者による担保不動産資産の売却であることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、抵当権設定者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は前記全担保依存性又は部分担保依存性のモーゲージの期限満了前の何れかの時点での前記抵当権設定者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
- 金融協定を導入する委託金融仲介業者により該金融協定を含む投資プールに報酬を払うためのコンピュータ実装システムであって、前記システムが、前記投資プールの複数の特性についてのターゲット値を記憶する記憶装置を有し、前記システムが、導入される各提案された前記金融協定の対応する特性が記憶されるデータ記憶装置を更に有し、前記システムが、前記ターゲット特性と提案された特性とを比較し、前記ターゲット特性の予め設定された閾値内にある前記提案された金融協定のみを前記投資プールに受け入れることを認め、更に前記金融仲介業者に導入するための手数料を計算し、該手数料は前記ターゲットと提案された特性との間の差の変動に応じて変わることを特徴とするシステム。
- 前記導入する金融仲介業者の手数料がまた、過去の金融協定の調達業績に依存することを特徴とする請求項75に記載のシステム。
- 前記各金融協定が、全担保依存性又は部分担保依存性の金融協定であることを特徴とする請求項75に記載のシステム。
- 前記全担保依存性又は部分担保依存性の金融協定が、
(i)前記金融実体が前記消費者に対して前記金融協定のための担保として用いられる前記資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じた場合には、前記消費者が、前記資金の融資に前記担保資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保資産の価値の何らかの減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保資産の価値の第4のパーセンテージを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(v)前記金融実体が、前記担保資産になされた改良の価値を相殺することにより前記消費者に補償することを引き受けること、及び/又は
(vi)前記消費者が、前記金融実体に対する優先権の低い金融協定の価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高い金融協定に借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項75に記載のシステム。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項82に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に達するまで固定されることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項84に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、前記消費者による担保資産の売却であることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、消費者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は前記金融協定の期限満了前の何れかの時点での前記消費者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項78に記載のシステム。
- 投資の実際のプールと投資の所望のプールとの間の密接近似を維持するためのコンピュータ実装金融システムであって、前記投資プールが、消費者が求める資金融通とこのような資金融通を提供する意思がある実体との間に各々金融協定を含み、前記システムが、前記システムにより動作される記憶装置内に各々が保存された複数の投資特性のためのターゲット値を指定する投資マンデートを有し、前記システムが、前記投資の実際のプールの前記複数の投資特性の実際の値が維持されるデータ記憶装置を更に有し、前記システムが、前記記憶装置内の値と前記データ記憶装置内の値とを比較し、前記金融協定の下で前記各消費者の債務義務関係を変えて、前記ターゲット値と前記実際の値との間の差を減少させるようにすることを特徴とするシステム。
- 前記金融協定が、全担保依存性又は部分担保依存性金融協定であることを特徴とする請求項92に記載のシステム。
- 前記全担保依存性又は部分担保依存性の金融協定が、
(i)前記金融実体が前記消費者に対して、前記金融協定のための担保として用いられる前記資産の価値の第1のパーセンテージに等しい資金を融資すること、及び
(ii)少なくとも1つの予め設定された状態が生じた場合には、前記消費者が、前記資金の融資に前記担保資産の価値の何らかの増加の第2のパーセンテージをプラスしたもの、又は前記担保資産の価値の何らかの減少の第3のパーセンテージを差し引いたものを前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iii)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス前記担保資産の価値の第4のパーセンテージを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(iv)前記消費者が、前記資金の融資プラス前記第2のパーセンテージ又はマイナス前記第3のパーセンテージ、プラス標準変動金利又は固定金利に関する補足的支払いを前記金融協定の期間全体にわたり経常ベースで前記金融実体に返済することを引き受けること、及び/又は
(v)前記金融実体が、前記担保資産になされた改良の価値を相殺することにより前記消費者に補償することを引き受けること、及び/又は
(vi)前記消費者が、前記金融実体に対する優先権の低い金融協定の価値を保持する式/(e)に基づきあらゆる優先権の高い金融協定に借換えることを可能にする条項と、
を含むことを特徴とする請求項92に記載のシステム。 - 前記第2のパーセンテージが、前記第3のパーセンテージよりも大きいか又は小さいことを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記第3のパーセンテージが、ゼロに等しいことを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記第1及び第3のパーセンテージが等しいことを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された状態に従って変動することを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項98に記載のシステム。
- 前記第2及び第3のパーセンテージが、予め設定された時間又は状態に達するまで固定されることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された経済的条件の達成又は予め設定された時間の満了からなるグループから選択されることを特徴とする請求項100に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:2:1であることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1:1であることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記第1のパーセンテージ、前記第2のパーセンテージ、及び前記第3のパーセンテージの比が、1:1.5:0であることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、前記消費者による担保資産の売却であることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記予め設定された状態が、予め設定された時間の満了、消費者の死亡、予め設定された経済的条件の達成、又は全担保依存性又は部分担保依存性の前記金融協定の期限満了前の何れかの時点での消費者の自発的選択からなるグループから選択されることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 前記予め設定された時間が、あらゆる整数の月又は年からなるグループから選択されることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 消費者の前記変更債務関係が、前記第1、第2、第3及び第4のパーセンテージ、並びに前記最大満了時間からなるグループから選択されることを特徴とする請求項94に記載のシステム。
- 第1の金融機関に対する実質的に従来的な利付モーゲージと第2の金融機関に対する第2の全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージとの両方を有する抵当権設定者からの借換承認のための要求をリアルタイム又はバッチベースで受理、棄却又は照会する方法であって、借換承認のための前記要求は前記第2の金融機関に対して行われ、前記モーゲージの両方は同じ財産を担保にされており、前記方法が、
(i)データ記憶手段が接続されたデータ処理手段に接続されているデータ入力端末に最近の評価から生じた前記財産の新しい価値及び借換額を入力する段階と、
(ii)前記データ記憶手段内に、前記財産の初期価値、前記第1モーゲージの元本、前記第2モーゲージの元本、第1及び第2の予め設定されたパーセンテージ、並びに前記第2モーゲージの現在の返済額を計算するのに必要な、上昇及び下降パーセンテージを含むデータを記憶する段階と、
(iii)前記データ処理手段を用いて、前記第1の予め設定されたパーセンテージと前記第1モーゲージ元本との積である基準借換額を計算する段階と、
(iv)前記データ処理手段を用いて、前記財産の前記新しい値と前記上昇及び下降パーセンテージとに基づいて前記第2モーゲージの現在の返済額を計算する段階と、
(v)前記データ処理手段を用いて前記第2の予め設定されたパーセンテージと前記現在の返済額との積である修正借換額を計算する段階と、
(vi)前記データ処理手段を用いて、前記基準借換額から前記修正借換額を差し引いて、結果として生じる借換額を得る段階と、
(v)承認が求められる前記借換額が、前記結果として生じる借換額よりも小さい場合にのみ借換えの前記要求を受理する段階と、
を含む方法。 - 前記全担保依存性又は部分担保依存性のモーゲージが、前記実質的に従来の利付モーゲージに対して劣後担保であることを特徴とする請求項109に記載の方法。
- 前記全担保依存性又は部分担保依存性のモーゲージが、前記実質的に従来の利付モーゲージと等順位の担保であることを特徴とする請求項109に記載の方法。
- 全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージにおいて抵当権設定者に対する増改築の貸方の量を表すデジタルエンコード電気信号を生成する方法であって、
(i)前記モーゲージの元本、前記改良が行われる直前の住宅の第1の評価額、前記改良が行われた直後の前記住宅の第2の評価額、並びに前記モーゲージを締結する住宅の販売又はみなし販売である、前記改良を含めた前記住宅の最終値を含む入力データをデータ処理装置に入力する段階と、
(ii)前記第1の評価額に対する前記第2の評価額の増大を含む改良差額を計算し、前記元本を引いた前記最終評価額を含む全体差額を計算するように前記データ処理装置に指示する段階と、
(iii)第1の前記信号が前記全体差額が負又はゼロである場合のゼロ量を表し、第2の前記信号が前記全体差額が正である場合の前記改良差額量を表す、前記デジタルエンコード電気信号の2つのうちの何れか1つを出力するように前記データ処理装置に更に指示する段階と、
を含む方法。 - 全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの調整元本の量を表すデジタルエンコード電気信号を生成する方法であって、前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージを保証する前記財産価値が増大する場合には、前記元本が、前記増大の第1のパーセンテージだけ増加させることにより調整され、前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージを保証する前記財産価値が減少する場合には、前記元本が、前記減少の第2のパーセンテージだけ減少させることにより調整されるよう定められており、前記方法が、
(i)前記全担保依存性又は部分担保依存性モーゲージの元本と、前記第1及び第2のパーセンテージと、幾つかの予め設定された事象の1つに従って決定される前記調整元本を示す第1の値か或いは前記抵当権設定者により初期の期限前償還が選択されたことを示す第2の値の何れかからなるトグルマーカと、財産の売却又は承認評価額の何れかである前記財産の最終値とを含む入力データをデータ処理装置に入力する段階と、
(ii)前記最終値と前記元本との間の資本差を計算するように指示し、前記トグルマーカが、前記第1の値である場合には、前記資本差に前記第1又は前記第2のパーセンテージをそれぞれ乗算することにより前記調整元本を計算するように前記データ処理装置に指示する段階と、
(iii)前記トグルマーカが前記第2の値である場合には、前記第2のパーセンテージをゼロに設定し、前記資本差に前記第1のパーセンテージ又は前記リセットした第2のパーセンテージを乗算することにより前記調整元本を計算するように前記データ処理装置に更に指示する段階と、
(iv)前記調整元本の量を示すデジタルエンコード電気信号を出力するように前記データ処理装置に更に指示する段階と、
を含む方法。
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