JP2008515316A - ネットワークアレイ、転送装置及び転送装置の動作方法 - Google Patents

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Abstract

ネットワークアレイは、複数の第1ノードを有する第1ネットワークを有し、複数の第2ノードを有する第2ネットワークを有し、転送ノードを有する。転送ノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、第1ノードの1つを構成し、第2ノードの1つを構成する。転送ノードは、第1ネットワークと第2ネットワークの間で伝送されるデータと、第1ネットワーク内で又は第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能な実現されたデータ伝送スケジューリング管理機能を有する。転送ノードは、第1動作周波数を用いて第1ネットワークと通信するよう構成され、第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて第2ネットワークと通信するよう構成される。

Description

本発明は、ネットワークアレイに関する。
本発明はさらに、転送装置に関する。
さらに、本発明は、転送装置の動作方法に関する。
ワイヤレスネットワークは、インフラストラクチャベースネットワークと自己組織化(アドホック)ネットワークに分けることができる。従来、ラジオネットワークは、通常はインフラストラクチャベースであった。しかしながら、近年、自己組織化ネットワークへの興味が、システムの可能なアドホック配備により拡大してきている。
インフラストラクチャネットワークでは、ベースステーション(BS)又はアクセスポイント(AP)として知られる通信ハブを利用して、無線クライアントと有線ネットワークリソースとの間の通信が提供される。ハブは、ネットワークセグメント又は単一のコンピュータを接続するため、通信において使用される。ネットワークノードから発信される信号は、ハブから他のネットワークノードに送信される。
インフラストラクチャネットワークと比較して、アドホックネットワークは、通信ハブ(AP)を使用しない。その代わりに、各装置はアドホックネットワークにおいて互いに直接通信する。アドホックネットワークは、自然発生的かつ任意の方法により生成され、無線クライアントの間の相互通信をサポートするのに利用可能である。
アドホックネットワークには中央エンティティが存在しないため、ネットワークの各ノードは、パッケージをネットワークの他のノードに転送するルータとして機能する。これは、マルチホップルーティングと呼ばれる。
アドホックネットワークは、従来は主として軍事用に利用されたが、現在は他の各種用途が予見される。具体例として、短距離通信用のPAN(Personal Area Network)や音声、映像及びデータ交換のためのIHDN(In−House Digital Network)があげられる。Bluetooth、ワイヤレスPAN、IEEE802.11、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)・Hiper−LAN/2、WLAN・IHDNなどのアドホック機能を備えた最初の通信規格がすでに完成している。
異なるネットワークの接続が、ますます重要となっている。例えば、多くのケースにおいてマスタとして通信ハブを有するインフラストラクチャベースネットワークが、アドホックネットワークなどの他のネットワークとデータを通信及び交換可能であることが所望される。
このような2つのネットワークの間のインタフェースとして、いわゆる転送装置が、1つのネットワークの1つのノードから発信され、他のネットワークのノードにアドレス指定されるデータパッケージを転送するのに実現されるかもしれない。しかしながら、このようなネットワークアレイにおける異なるネットワークのノードの間のデータパッケージトラフィックを効率的な方法により管理することが問題となっている。
本発明の課題は、2つのネットワークの間のデータ転送を効率的な方法により可能にする通信アーキテクチャを提供することである。
上記課題を実現するため、ネットワークアレイ、転送装置及び転送装置の動作方法が、独立クレームにより提供される。
本発明のネットワークアレイは、複数の第1ノードを有する第1ネットワークを有し、複数の第2ノードを有する第2ネットワークを有し、転送ノードを有する。転送ノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、第1ノードの1つを構成し、第2ノードの1つを構成する。さらに、転送ノードは、第1ネットワークと第2ネットワークの間で伝送されるデータと、第1ネットワーク内で又は第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能な実現されたデータ伝送スケジューリング管理機能を有する。転送ノードは、第1動作周波数を用いて第1ネットワークと通信するよう構成され、第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて第2ネットワークと通信するよう構成される。
さらに、本発明は、ネットワークアレイの第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成し、データ伝送スケジューリングを管理する転送装置を提供する。転送装置は、第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、第1ネットワークの複数の第1ノードの1つを構成するよう構成され、第2ネットワークの複数の第2ノードの1つを構成するよう構成される。さらに、転送装置は、第1ネットワークと第2ネットワークの間で伝送されるデータと、第1ネットワーク内で又は第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能な実現されたデータ伝送スケジューリング管理機能を有する。転送装置は、第1動作周波数を用いて第1ネットワークと通信するよう構成され、第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて第2ネットワークと通信するよう構成される。
さらに、ネットワークアレイの第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成し、データ伝送スケジューリングを管理する転送装置を動作する方法が提供される。本方法は、第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、第1ネットワークの複数の第1ノードの1つを構成するよう転送装置を構成し、第2ネットワークの複数の第2ノードの1つを構成するよう転送装置を構成するステップを有する。さらに、転送装置は、第1ネットワークと第2ネットワークの間で伝送されるデータと、第1ネットワーク内で又は第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能なデータ伝送スケジューリング管理機能を実現した。転送装置は、第1動作周波数を用いて第1ネットワークと通信し、第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて第2ネットワークと通信するよう構成される。
本発明による特徴は、特に極めて特殊な機能を実現する転送ノード又は転送装置を有する高度なネットワークアーキテクチャが提供されるという効果を有する。この転送ノードは、第1ネットワークのノードと第2ネットワークのノードとの間の通信を可能にするインタフェースの機能を実現し、何れかの方向にデータを転送するためのスケジュールを同時に管理する。転送ノードは、第1動作周波数を用いて第1ネットワークと通信し、第2動作周波数を用いて第2ネットワークと通信するかもしれない。転送ノードは、2つの動作状態の間をスイッチし又はスイッチされるかもしれず、これにより、異なる動作周波数又は異なる周波数帯により何れか2つのネットワークシステムの接続を可能にする。例えば、転送ノードは、第1ネットワークにおいてはスレーブの役割を担い、同時に第2ネットワークにおいてはマスタの役割を担うかもしれない。しかしながら、あるいは転送ノードはまた、第1ネットワークと第2ネットワークの双方においてマスタの役割を担うかもしれない。従って、転送装置は、アドレス指定された第1ネットワークのノードから第2ネットワークのノードに、又はその反対にデータパケットを転送するかもしれない。
2つのネットワークのノード間でデータパケットを転送するインタフェースとしての機能の他に、それはさらに2つのネットワークの間のデータパケット転送を管理及び計画するスケジューリング機能を有することが、本発明の転送装置の基本的特徴である。「スケジューリング」という用語は、ネットワークの各プロセスにプライオリティキューにおける優先度が割り当てられる方法を表し、異なるデータ転送プロセスが実行されるタイミングを含む。本発明によると、当該割当は、転送装置がスケジューラを動作することによって実行される。スケジューラの目的は、プロセッサロードをバランスさせ、何れかのプロセスがプロセッサを専有し、又はリソースが飽和するのを回避することである。このため、本発明による転送装置は、2つのネットワークの間でデータを送信するエンティティと共に、同時に複数のノードがデータパケットを送信する場合において帯域幅問題とデータ消失とを回避するため、ネットワークアレイの帯域幅容量が一時的に不十分になる可能性がある程度までデータ転送の順序を管理するエンティティとしての2つの機能を有する。
転送装置が、スケジューリング管理エンティティとしてのそれの機能において、一方では2つの異なるネット3ワークのノード間で転送されるデータと、他方におけるネットワークの1つの内部のデータ転送により生ずるトラフィックとを区別するということが、本発明の基本的特徴である。2つの異なるネットワークの間のトラフィックは「マルチホップ」トラフィックとして記され、1つの同一のネットワークの内部のトラフィックは、「シングルホップ」トラフィックとして記される。この区別は、QoS(Quality of Service)要求が確実に実現されるように、転送装置がスケジューリングエンティティとしてのそれの機能を適切に実現することを可能にする。マルチホップトラフィックとシングルホップトラフィックとの間の区別は、転送されるデータパケットの妥当な計画にとって不可欠である。
本発明による2つのネットワークを接続する手段として、双方のネットワークを接続するためのものであって、データスケジューリングを同時に管理する専用の装置が利用される。この装置、すなわち、転送装置(FHC)は、AP/HPからリモートQSTAに、又はその反対にパケットを中継(すなわち、転送)するかもしれない。この中継は、透過な方法により、すなわち、AP/HCとQSTAの何れもルーティング機能を必要としない方法により実行することができる。
既存のマルチホップアドホックネットワークの多くは、1つのみの周波数チャネルを用いて時間ドメインにおいてパケットを転送する。しかしながら、本発明により実行されるような周波数ドメインにより転送は、好ましいものであり、各ネットワークにおけるトータルの容量を増大する(QBSS(Quality of service Basic Service Set))。本発明は、好ましくは、単一のトランシーバを用いて周波数転送を実行する。
すなわち、本発明は、周波数転送機構にQoSサポートを提供する。特に、本発明は、2つの異なる周波数チャネル上で動作する2つのネットワークの間の各種パケットの転送をスケジュール及び実行するため専用とされる、単一のトランシーバから構成可能な装置、すなわち、転送装置の利用を教示している。従って、各ネットワークにおけるトータルの容量(QBSS)は増大する。
2つの異なる周波数チャネルを介しデータパケットを転送するとき、転送装置は、双方のネットワークにおいて同時にパケットを送受信しない。このため、それはまず1つのQBSSと通信し、その後、チャネルをスイッチし、他方のQBSSと通信などする。従って、転送装置は、通常は部分的に第1ネットワークに存在し(第2ネットワークには存在せず)、部分的に第2ネットワークに存在する(第1ネットワークに存在しない)。
従って、本発明のネットワークシナリオは、2つのネットワークの装置から構成される(例えば、複数のQSTA(QoS Station)と1つのAP(Access Point)などを有する)。本発明は、効果的には、IEEE802.11e規格のフレームにより実現可能である(IEEE802.11WG,part11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications:Medium Access Control(MAC) Enhancements for Quality of Service(QoS),802.11e/D5.0,Draft Supplement to IEEE802.11 Standard,July 2003)。
本発明の重要な特徴は、スケジューリング機構がQoS(Quality of Service)を実現するため転送装置において実現されるという事実に確認することができる。
スケジューリングは、通常は、以下の特徴、すなわち、利用可能なデータ転送容量が計算されるアドミッションコントロールを含む。さらに、トラフィックストリームの設定が推定される。すなわち、データ転送リクエストに従ってデータパケットを伝送するのに十分な容量が存在するか推定される。これにより、利用可能な容量と要求される容量との比較に基づき、当該リクエストが許可又は拒絶される。スケジューリング管理のさらなる特徴は、トラフィックを割り当てる方法、すなわち、異なるパケットが何れの時間順に伝送されるか決定されるトラフィックポリシーである。
本発明のスケジューリング管理によると、転送装置の2つの動作状態の間のスイッチの回数を最小限にするため、複数のマルチホップトラフィックリクエストが一緒にされる。これにより、システムの伝送特性が最適化することが可能である。
本発明は、マルチホップラジオネットワークにおけるQoSサポートのためのスケジューリング機構を教示する。本発明によると、好ましくは、ラウンドロビンに基づき、マルチホップトラフィックのQoSを保証するため、スケジューリング機構を有する転送装置が利用される。当該スケジューリング機構によると、トラフィックストリームが交渉される。いわゆるマルチホップアップリンクリクエストの場合(すなわち、2つのネットワークの1つのQSTAなどのスレーブから他方のネットワークのAPなどのマスタへのリクエスト)、転送装置は利用可能な容量を有しているかチェックされ、当該チェックが肯定的である場合、当該リクエストはマスタ(AP)に転送され、マスタ(AP)のレスポンスがスレーブ(リモートQSTA)に転送される。いわゆるマルチホップダウンリンクリクエストの場合(すなわち、2つのネットワークの1つのAPなどのマスタから他方のネットワークのQSTAなどのスレーブへのリクエスト)、マスタ(AP)はスケジュールリクエストを転送装置に送信する。TS(Traffic Stream)を受信するのに十分な帯域幅がある場合、転送装置は、スケジュールリクエストメッセージをスレーブ(リモートQSTA)に送信する。
スケジューリング機構に含まれるかもしれないアドミッションコントロールユニットは、十分な帯域幅が存在する場合、転送装置がマルチホップストリームを許可することを可能にするよう構成されるかもしれない。これは、転送装置の不在時間である既存のシングルホップ及びマルチホップトラフィックのTXOP(伝送機会)期間に基づくものであってもよい。シングルホップトラフィックでは、2つのリモートQSTAの間に直接的なリンクを確立することが可能である場合、転送装置は、不在インターバルにTXOPに適合しようとする。そうでない場合、転送装置は、存在時間に基づきストリームを割り当てるかもしれない。
本発明の転送装置は、コンピュータプログラム、すなわち、ソフトウェアによって、又は1以上の特殊な電子最適化回路、すなわち、ハードウェアによって、又はハイブリッド形式により、すなわち、ソフトウェアコンポーネントとハードウェアコンポーネントによって実現することが可能である。
従属クレームを参照するに、本発明のさらなる好適な実施例が以下において説明される。
次に、本発明のネットワークアレイの好適な実施例が説明される。これらの実施例はまた、転送装置及び転送装置の動作方法にも適用可能である。
本発明のネットワークアレイにおいて、転送ノードは、それが第1ネットワークにおいてはスレーブとして、第2ネットワークにおいてはマスタとして機能する方法により構成されるかもしれない。すなわち、第1ネットワークは、マスタスレーブシステムにおけるマスタの機能を有する通信ハブ(アクセスポイント(AP))が設けられるように構成することが可能である。転送装置が第1ネットワークに存在する動作状態では、それはスレーブとして機能し、マスタとしてのハブにより制御される。これと対照的に、転送装置は、第2ネットワークにおいてはマスタの機能を有し、すなわち、第2ネットワークの残りのノードを制御するかもしれない。
しかしながら、スケジューリング管理機能を有する転送装置はまた、当該転送装置が各ネットワークにおけるマスタとして動作するネットワークアーキテクチャに適用されるかもしれない。このようなネットワークアーキテクチャによると、本発明のスケジューリング機構はそれに対応して構成される必要がある。
本発明のネットワークアレイの場合、第1ネットワークは、マスタ・スレーブネットワークとして構成され、第2ネットワークは、マスタ・スレーブネットワークとして構成されるかもしれない。
特に、第1ネットワークは、インフラストラクチャネットワークとして構成され、第2ネットワークは、アドホックネットワークとして構成されるかもしれない。インフラストラクチャネットワークは、このようなインフラストラクチャネットワークのマスタとしての通信ハブを有し、アドホックネットワークは、自然発生的に構成され、データを分散し、異なるノードを接続するための中央ハブを有しないかもしれない。アドホックノードでは、複数のノードが互いに通信可能である。
複数の第1ノードは、第1ネットワークにおけるマスタとして機能する通信ハブ(アクセスポイント)を有するかもしれない。
複数の第1ノードは、第1ネットワークにおけるさらなるスレーブとして機能する少なくとも1つのノードを有するかもしれない(転送装置が第1ネットワークにおけるスレーブとして動作する実施例の転送装置とは別に)。すなわち、第1ネットワークにおけるスレーブとして機能する転送装置と共に、さらなるスレーブノードが、第1ネットワークのマスタ・スレーブアーキテクチャに設けられるかもしれない。
転送ノードは、第2ネットワークにおけるハイブリッドコーディネータとして機能するよう構成されるかもしれない。ハイブリッドコーディネータ(HC)は、他のステーションの中央コーディネータの機能を実現するかもしれない。このようなハイブリッドコーディネータは、少なくとも以下の機能、すなわち、ビーコン生成、トラフィックリクエストのトラフィック交渉、ステーションのポーリング、及び第2(QBSS)ネットワークにおけるローカルトラフィックのスケジューリングを実現するようにしてもよい。
転送ノードは、当該転送ノードが第1ネットワークに通信可能に接続され、第2ネットワークと通信しない第1動作状態と、当該転送ノードが第2ネットワークに通信可能に接続され、第1ネットワークと通信しない第2動作状態との間でスイッチするよう構成されるかもしれない。すなわち、本発明のネットワークアレイは、それが第1動作周波数を用いて第1ネットワークのノードと通信可能にやりとりする第1動作状態と、第1ネットワークとの通信が可能でないが、第2動作周波数を介し第2ネットワークのノードと通信可能な第2動作状態との間でスイッチすることが可能であり、又はスイッチされることが可能である転送装置を有する。これにより、転送装置は、第1ネットワークとの通信についてはアクティブであり、同時に第2ネットワークとの通信については非アクティブであるか、又は第1ネットワークとの通信については非アクティブであり、同時に第2ネットワークとの通信についてはアクティブであるかもしれない。これら2つの通信ノードの間のスイッチは、2つの動作周波数間のスイッチと同期することが可能である。すなわち、転送ノードは、それが第1ネットワークと通信し、第1動作周波数により機能する第1モードと、それが第2ネットワークと通信し、第2動作周波数により機能する第2モードとの間でスイッチ可能である。
転送ノードは、単一のトランシーバとして実現可能である。
転送ノードは、IEEE802.11e規格に従って、第1ネットワークと第2ネットワークと通信するよう構成されてもよい。IEEE802.11e規格は、スケジュール機能の設計をベンダーに残している。このため、転送装置のスケジューリング管理機能を所望の状態に調整する高い自由度がある。
複数の第1ノード及び/又は複数の第2ノードの一部は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータ装置として実現されてもよい。しかしながら、各ノードは、携帯電話などとして実現されてもよい。
転送ノードは、第1ネットワークから第2ネットワークにデータパケットを転送し、又は第2ネットワークから第1ネットワークにデータパケットを転送するよう構成されてもよい。
特に、転送ノードは、第1ネットワークから第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は第2ネットワークから第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、データパケットを伝送するのに必要な帯域幅を推定するよう構成されるかもしれない。スケジューリング管理のフレームにおける当該機能は、あるデータパケットを伝送するのに必要な帯域幅容量を計算する。このことは、予め与えられた帯域幅容量を有する通信パスを介したデータパケットの伝送を管理するのに役に立つ。
転送ノードは、第1ネットワークから第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は第2ネットワークから第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、所定のトラフィックポリシーに基づき、複数のデータパケットの伝送の時間的順序を決定するよう構成されてもよい。これにより、1以上のルールが、各種データパケットを時間的に調整する基礎として予め規定されるかもしれない。例えば、より低い優先度のデータパケットを伝送するリクエストが、より高い優先度を有するデータパケットを伝送するリクエストより時間的に先に到着したシナリオにおいてさえ、より高い優先度を有するデータパケットが、より低い優先度を有するデータパケットより先に伝送されるかもしれない。あるいは、トラフィックポリシーは、シンプルな“first come,first served”原則に従うかもしれない。
第1ネットワークと第2ネットワークの少なくとも1つは、無線ネットワークであってもよい。特に、転送装置は、例えば、電磁的信号を交換することによって、無線によりこれら2つのネットワークの少なくとも1つと通信するよう構成されてもよい。
データ伝送スケジューリング管理機能は、マルチホップ伝送データとシングルホップ伝送データとを区別するよう構成されるかもしれない。
「マルチホップ」伝送データは、開始ノードと最終ノードとの間に与えられる少なくとも1つの中間ノードを介し、開始ノードから最終ノードに転送されるデータである。これと対照的に、シングルホップトラフィックデータパケットは、1以上の中間ノードを通過することなく、開始ノードから最終ノードに直接伝送される。
データ伝送スケジューリング管理機能は、一方において第1ネットワークの通信ハブから第2ネットワークの複数の第2ノードの1つに伝送されるマルチホップ伝送データと、他方において第2ネットワークの複数の第2ノードの1つから第1ネットワークの通信ハブに伝送されるマルチホップ伝送データとを区別するよう構成されてもよい。これら2つの通信パスについて、データ伝送アーキテクチャの品質をさらに向上させるため、スケジューリング機能をさらに高度化するよう異なるフレーム状態が考慮されてもよい。
データ伝送スケジューリング管理機能は、ラウンドロビンスケジューリングスキームとして実現可能である。「ラウンドロビン」スケジューリングは、プロセス間の優先順になしに等しい部分及び順序により各プロセスに時間スライスである“time quanta”を割り当てるスケジューリング方法である。すべてのプロセスは、同一の優先度を有する。
転送装置は、データ伝送スケジューリング管理機能がマルチホップトラフィックに関するストリームを一体化するよう構成されるかもしれない。
さらに、転送装置は、第2ネットワークのシングルホップトラフィックが第2ネットワークにおける転送装置の不在中に直接的なリンクに割り当てられるように構成されてもよい。
次に、本発明の転送装置の動作方法の好適な実施例が説明される。これらの実施例はまた、ネットワークアレイ及び転送装置に対しても適用されるかもしれない。
本方法の好適な実施例によると、第2動作周波数を用いて、第2ノードの少なくとも1つからの少なくとも1つのトラフィックリクエストを転送装置に設けられるアドミッションコントロールユニットを利用してチェックするステップを含む、マルチホップアップリンクリクエストが交渉される。トラフィックリクエストは、転送装置に利用可能な十分な容量がない場合には拒絶される。トラフィックリクエストが拒絶されない場合、第2動作周波数から第1動作周波数へのスイッチを待機し、第1動作周波数を用いて第1ネットワークの第1ノードの1つを構成する通信ハブに当該リクエストが転送される。さらに、通信ハブからのレスポンスが、転送装置のアドミッションコントロールユニットにおいてチェックされ、第1動作周波数から第2動作周波数へのスイッチを待機し、レスポンスが第2ノードの少なくとも1つに転送される。
本方法の他の好適な実施例によると、第1動作周波数を用いて少なくとも1つのトラフィックストリームリクエストを送信することによって第1ノードの1つを構成する通信ハブからの少なくとも1つのスケジュールリクエストに応答するステップと、第1動作周波数を用いて通信ハブからトラフィックストリームリクエストの受信を待機し、転送装置のアドミッションコントロールユニットを用いて容量をチェックするステップとを含む、マルチホップダウンリンクリクエストが交渉される。利用可能な容量が不十分であると判断された場合、トラフィックストリームは第1動作周波数を用いて削除される。トラフィックストリームが削除されない場合、第1動作周波数から第2動作周波数にスイッチすることを待機し、スケジュールリクエストが、第2動作周波数を用いて第2ノードの1つに送信される。
本発明の上記及びさらなる特徴は、以降で詳述される実施例から明らかとなり、これらの実施例を参照して説明される。
本発明は、以降において実施例を参照してより詳細に説明されるが、本発明はこれに限定されるものではない。
図面の表示は、概略的なものである。異なる図面では、同一又は同様の要素には同一の参照符号が設けられる。
以下において、図1を参照するに、本発明の第1実施例によるネットワークアレイ100が詳細には説明される。
図1は、複数の第1QSTA端末104を有する第1QBSSネットワーク101を有するネットワークアレイ100を示す。さらに、ネットワークアレイ100は、複数の第1QSTA端末106を有する第2QBSSネットワーク102を有する。さらに、転送装置109は、単一のトランシーバとして実現される2つのQBSSネットワーク101と102との間のインタフェースとして実現される。転送装置109は、第1QBSSネットワーク101のノードの1つを構成し、第2QBSSネットワーク102のノードの1つを構成し、転送装置109が第1ネットワーク101においてはスレーブとして機能し、第2QBSSネットワーク102においてはマスタとして機能するように、第1QBSSネットワーク101と第2QBSSネットワーク102との間の通信インタフェースを形成する。転送装置109はさらに、第1動作周波数f1を用いて第1QBSSネットワーク101と通信し、第1動作周波数f1と異なる第2動作周波数を用いて第2QBSSネットワーク102と通信するよう構成される。
スイッチ110により示されるように、転送装置109は、第1QBSSネットワーク101のノード103及び104と通信するため第1動作周波数f1において動作する第1動作モードと、第2動作周波数f2を用いて第2QBSSネットワーク102のノード106と通信する第2動作モードとの間で、転送装置109はスイッチすることが可能である。“f1”と“f2”はそれぞれ、特定の周波数又は特定の周波数帯域を示す。
図1からさらに観察できるように、ハブ103と第1QSTA端末104との間には、無線通信のための第1通信パス105が設けられる。さらに、一方における転送装置109と他方における第2QBSSネットワーク102の第2QSTA端末106の何れかの間の通信用に第2通信パス107が設けられる。従って、転送装置109は、第2動作モードにより第2QSTA端末106を制御するためのマスタとして動作し、そこでは、転送装置109と第2QBSSネットワーク102のノード106との間の通信が可能とされる。
さらに、第3通信パス108が、一方における転送装置109と他方におけるハブ103との間の通信のため確立されるかもしれない。この第1動作モードでは、何れのデータ信号が第1動作周波数f1を介し転送装置109とハブ103との間で伝送されるかに従って、転送装置109は、第1QBSSネットワーク101においてはスレーブとして動作し、転送装置109から第1QSTA端末104の何れかに、又はその反対に転送される信号を伝送可能なハブ103によって制御される。
このため、図1は、転送装置(FHC)109を利用することによって2つのQBSSネットワーク101と102の接続を示す。
1つのトランシーバによる周波数により転送されると、FHC109はQBSSネットワーク101と102の両方で同時にはパケットを送受信することはできない。これと対照的に、FHCはまず1つのQBSSネットワークと通信し(第1QBSSネットワーク101などによって)、チャネルをスイッチし(すなわち、f1からf2に動作周波数を変更し)、他方のQBSSネットワークと通信する(第2QBSSネットワーク102などによって)などする必要がある。
転送装置のノード109は、第1QBSSネットワーク101のノード103及び104と第2QBSSネットワーク102のノード106との間のデータ信号転送を制御及び規制することが可能なラウンドロビンスケジューリングスキームに基づき、実現されたデータ伝送スケジューリング管理機能を有する。転送ノード109により実現されるデータ伝送スケジューリング管理機能は、第1QBSSネットワーク101と第2QBSSネットワーク102との間で伝送されるデータと、第1QBSSネットワーク101又は第2QBSSネットワーク102の内部で伝送されるデータとを区別することが可能である。
転送装置109は、それが第1QBSSネットワーク101のアクティブノードを形成する第1動作状態と、それが第2QBSSネットワーク102においてマスタを形成する第2動作状態とにより動作可能である。転送装置109の上記スイッチは、スイッチ110により概略的に示される。転送ノード109は、IEEE802.11e規格に従って、第1QBSSネットワーク101と第2QBSSネットワーク102と通信するよう構成される。転送ノード109は、通信パス105、107及び108を利用することによって、第1QBSSネットワーク101から第2QBSSネットワーク102にデータパケットを転送し、又は第2ネットワーク102から第1QBSSネットワーク101にデータパケットを転送するよう構成される。
リモートBSS(第2QBSSネットワーク102)のステーションとAP/HP103と通信するため、転送装置(FHC)109として示される特定の装置が設けられる。この転送装置109は、1つのトランシーバを利用して、周波数ドメインによりパケットを転送する。QoS(Quality of Service)を保証するため、FHC109は、AP103により制御されるサブネット101におけるステーション(QSTA)として動作し、リモートサブネット102においてハイブリッドコーディネータ(HC)とし機能する。しかしながら、FHC109は、トラフィックスケジューリングなど、HCに関する機能を実現した。
以下において、WLAN(Wireless Local Area Network)におけるトラフィックスケジューリングがより詳細に説明される。
WLANにおけるQoSを保証するため、トラフィックリクエストを許可/拒絶し(アドミッションコントロール)、トラフィックポリシーに従ってトラフィックを割り当てるトラフィックスケジューリング機能を実現する必要がある。
IEEE802.11e規格は、スケジュール機能の設計をベンダーに残す規格である。規範的テキストは、スケジューラが以前に交渉したトラフィック仕様(TSPEC)に基づき伝送機会(TXOP)を提供すべきであることを述べている。交渉プロセス中、要求するTSPEC(AddTSリクエスト)のQoS要求は、平均データレート、名目MSDU(MAC Service Data Unit)サイズ及び最大サービスインターバルと遅延バウンドの少なくとも1つである必須パラメータによって規定される。スケジュール機能は、これらのパラメータを利用して、新たなリクエストによって必要とされる帯域幅(TXOP期間)を計算し、利用可能な帯域幅があるかチェックする。TSPECが受け入れられると、HCは、平均データレート、名目MSDUサイズ及び最大サービスインターバルを含むAddTSレスポンスメッセージにより応答する。
当該規格により提案される1つのシンプルなスケジューリング機構は、ラウンドトリップ(RR)スケジューリングである。ラウンドトリップは、ポーリングベースプロトコルにより使用される。(M.Shreedhar及びG.Vargheseによる“Efficient fair queuing using deficit round robin”(Proc.ACM SIGCOMM 1995,Cambridge,MA,August 1995)及びRavindra S.Ranasinghe、Lachlan L.H.Andrew、David A.Hayes及びDavid Everittらによる“Scheduling Disciplines for multimedia WLANs:Embedded round robin and wireless dual queue”(IEEE Int.Conf.Commun.(ICC),Helsinki,Finland,June 2001)を参照されたい。)ラウンドロビンスケジューリングは、各自のキューの状態に関係なくステーションを循環的にポーリングする。ラウンドロビンに基づき、アドミッションコントロールユニット(ACU)及びトラフィックポリシーのための2つのシンプルなアルゴリズムが、以下で説明される。
以下において、アドミッションコントロールユニット(ACU)の機能が説明される。
スケジューラがステーションを循環的にポーリングするため、新たなトラフィックストリーム(TS)のリクエストが到着すると、アドミッションコントロールユニットは、与えられたSIに対して新たなポーリング期間(スケジュールされたサービスインターバル(SI))とTXOP期間を計算する必要がある。
スケジュールサービスインターバルの計算は、式(1)及び(2)に示される。第1に、スケジューラは、すべての許可されたストリームについてすべての最大サービスインターバルの最小値を計算する。この最小値はmとして記される。第2に、スケジューラは、ビーコンインターバルの約数であるm未満の数を選択する。
Figure 2008515316
SIの値は、図2に示されるように、許可されたストリームによるすべての非AP QSTAに対するスケジュールされたサービスインターバルである。
図2は、図1のQSTAノードの1つからのストリームに対するタイムスケジュール200を示す。図2において、伝送される信号の時間(t)の依存性が示される。図2は、伝送機会パケット(TXOP)202が各サービスインターバル201に示される50msの時間長を有するサービスインターバル(SI)201を示す。
許可されたストリームのTXOP202の期間の計算のため、スケジューラは、上記計算されるようなスケジュールされたサービスインターバル201と交渉されたTSPECからのTSPECパラメータである平均データレート(ρ)と名目MSDUサイズ(L)を使用する。物理伝送レート(R)は、TSPECにおいて交渉された最小のPHYレートである。最小のPHYレートがAddTSレスポンスに含まれていない場合、スケジューラは、観察されたPHYレートをRとして利用することができる。
TXOP202の期間は以下のように計算される。第1に、スケジューラはSI201の期間中に平均データレートに到着するため、MSDUの数を計算する。
Figure 2008515316
その後、スケジューラは、レートRによりNフレームを伝送するための時間と、Rにより1つの最大サイズMSDUを伝送する時間と(オーバヘッドを加えた)の最大値としてTXOP202の期間を計算する。
Figure 2008515316
式(4)において、MはMSDUの最大可能サイズ、すなわち、2304バイトである。時間に関するMACレイヤのオーバヘッド(O)は、フレーム間スペース、ACK及びCFポールを含む。T data(L)は、PHYモードmによりLバイト長のペイロードによりMPDUを伝送するのに必要な時間である。OFDM変調を考慮すると、
Figure 2008515316
である。ただし、tPLCP PreambleとtPLPC Hheaderは、PLCPプリアンブルとPLCPヘッダの期間である(それぞれ60msと4ms)。TSIGNALは、OFDMシンボル(4μS)の期間であり、BpS(m)は、OFDMシンボル毎のバイト数である。
ブロックアクノリッジ(BA)機能を利用することのないMACオーバヘッドは以下のようである。
Figure 2008515316
そして、最大サイズの1つのみのMSDUの伝送について、
Figure 2008515316
となる。
スケジュールされたサービスインターバル(SI)201とTXOP202の期間が式(2)及び(4)に基づき計算されると、ACUは、新たなTXOPを割り当てるための帯域幅がスーパーフレームに存在するかチェックする必要がある。
Figure 2008515316
ただし、kはすでに許可されたストリームの個数であり、k+1は要求するストリームを示すのに使用される。Tはビーコンインターバルを示し、TCPはコンテンショントラフィックに使用される時間である。
以下において、スケジューリング管理のフレームにおけるトラフィックポリシーが説明される。
TXOPの割当は、特に式(2)及び(4)による上述したスケジュールされたサービスインターバル(SI)とTXOP期間とに基づく。
TXOPポーリング順に関して、TSが受け入れられると、TXOPは以前に受け入れられたTXOPの直後に“first come,first served“ポリシーに従ってポーリングされる。
図2において、QSTA(数i)からのストリームが許可される具体例が示される。ビーコンインターバルは100msであり、当該ストリームに対する最大ストリームインターバルは60msである。スケジューラは、上述したように、それがビーコンインターバルに最も近い約数であるため、50msに等しいスケジュールされたサービスインターバル(SI)201を計算する。
以下において、図3を参照するに、QSTA、QSTA及びQSTAからのストリームのタイムスケジュール300が説明される。
タイムスケジュール300では、サービスインターバル201と第1伝送機会パケット202に加えて、各サービスインターバル201に対して、第2伝送機会パケット301と第3伝送機会パケット203が示される。
図3に示されるように、新たな各TXOP301と302は以前のもの202の後に割り当てられる。新たなストリームが現在のSI201より小さな最大サービスインターバルにより許可される場合、スケジューラは、現在のSIを新たに許可されたストリームの最大サービスインターバルより小さな数に変更する必要がある。このため、現在の許可されているストリームのTXOP期間が、新たなSIにより再計算される必要がある。
以下において、図4を参照して、ストリームが欠落したときのTXOPの再割当を示すタイムスケジュール400が説明される。
あるストリームが欠落した場合、スケジューラは、利用可能な帯域幅を再利用するため、欠落したQSTAに後続するQSTAのTXOPを移動する。図4において、QSTAのストリームが取り除かれるときの具体例が示される。これは、jの後(本例では、QTSA)のスケジュールされたTXOPによる新たなスケジュールのすべてのQSTAへの通知を要求する。
以下において、スケジューリング管理機能(例えば、ラウンドロビン機構に基づく)を含むマルチホップトラフィックのQoSを保証するための転送装置109の利用が、より詳細に説明される。
第2QBSSネットワーク102におけるそれの存在中に、転送装置109は、上述したようにTXOPを割り当てる。さらに、転送装置109は、規格により与えられるトラフィックの集合のサポートを利用する。マルチホップトラフィックのすべてのリクエストに対して、FHC109は集合ビットを設定する。このように、AP/HC103は、図5に示すことができるように、マルチホップトラフィックのすべてのストリームをグループ化する。
図5は、新たなストリームI2がIの後にスケジューリングされるタイムスケジュール500を示す。すなわち、タイムスケジュール500によると、第4伝送機会パケット501が、第1伝送機会パケット202と第3伝送機会パケット302の間に挟まれる。上述したように、転送装置109は、周波数ドメインによりパケットを転送する。このため、転送装置109は、1つのチャネルから他のチャネルにスイッチする。このとき、第2QBSSネットワーク102において利用可能な容量は、第2QBSSネットワーク102における存在時間によって制限される。さらに、スケジューリング機能は、転送(マルチホップ)トラフィックとローカル(シングルホップ)トラフィックとを区別する必要がある。なぜなら、第1のものは2回送信される必要があり(すなわち、第1QBSSネットワーク101と第2QBSSネットワーク102において)、第2のものは1回しか送信される必要はない。
これを考慮すると、本発明による転送装置109において実現されるアドミッションコントロールユニットとトラフィックストリームの交渉に対する新たな方法が、提案される。本方法が以下においてより詳細に説明される。図8において、SDL言語を利用したFHC109による本方法の実現形態が示される。すなわち、図8は、SDL(Specification and Description Language)による通信プロトコル800を示す。
以下において、本方法によるトラフィックストリームの交渉が説明される。
マルチホップストリームは転送装置109を通過する必要があるため、セットアッププロトコルは、いわゆるマルチホップダウンリンクリクエストと、いわゆるマルチホップアップリンクリクエストとを区別する必要がある。マルチホップダウンリンクリクエストは、AP103から第2QBSSネットワーク102の何れかのステーション106への通信パスに従い、すなわち、通信パス108とその後の通信パス107に続く。マルチホップアップリンクリクエストは、第2QBSSネットワーク102の1つのQSTA106からAP103への通信パスを導入し、通信パス107とその後の通信パス108を導入する。
以下において、マルチホップアップリンクリクエストの設定が、より詳細に説明される。
アップリンクの場合、リモートセルの容量がマルチホップトラフィックのボトルネックになるため、リモートQSTA106からのTSが、まず転送装置109のアドミッションコントロールユニットによりチェックされる。利用可能な容量がない場合、FHC109は当該リクエストを単に拒絶する。そうでない場合、当該リクエストはHC103に転送され、HC103のレスポンスが、リモートQSTA106に転送される。
図6は、マルチホップアップリンクトラフィックがスケジュールされるシナリオについてのTSセットアッププロトコル600を示す。
マルチホップアップリンク設定プロトコル600によると、FHC109は、まず要求されたTSパラメータを許可するのに十分な容量が存在するかチェックする(式(9)に従って)。当該チェックが成功した場合、リクエストフレームは、バッファに格納され、周波数スイッチを待機する。周波数スイッチが完了した後、当該フレームがバッファから取得され、FHC109はコンテンション期間中に、トラフィック集合ビットセットにより当該リクエストをAP/HC103に送信しようとする。受信されると、AP/HC103は、式(8)に示されるように、反対の提案によりTSPECを許可し、又はTSPECを拒絶するか判断し、TSPEC及び状態値SUCCESS、ALTERNATIVE又はREFUSEDを含むMLME−AddTSレスポンスプリミティブを生成する。
FHC109のMACは、この管理フレームを受信し、それのAddTSタイマーをキャンセルする。REFUSED状態のケースでは、FHC109は、さらなる計算を行うことなくストリームを直接拒絶する。その後、それは第2QBSSネットワーク102にスイッチし、REFUSED状態によるAddTSRspメッセージを送信する。
ALTERNATIVEのケースでは、FHC109のACUは再び、新たなパラメータにより十分な容量があるかチェックする。十分な容量がない場合、FHC109は、スイッチ前にDelTSReqメッセージをAP/HC103に送信する。その後、それはALTERNATIVE状態によるAddTSRspメッセージをQSTA106に送信する。
SUCCESS状態のケースでは、FHC109は、さらなる計算なく第2QBSSネットワーク102をスイッチし、AddTSRspメッセージを転送する。
以下において、マルチホップダウンリンク設定プロトコル700を示す図7を参照して、マルチホップダウンリンクリクエストの設定がより詳細に示される。
802.11e規格は、各トラフィックストリームが非AP QSTAによりリクエストされるべきであることを規定する。この場合、AP/HC103は、スケジュールリクエストをFHC109に送信する。FHC109は、トラフィックの仕様を知らなければ、利用可能な容量があるか計算することはできない。その直後に、FHC109は、トラフィック集合ビットセットを有するAddTSリクエストを、対応するQoS管理アクションフレーム又は(再)関連付けリクエストフレームにおけるAP/HC103に送信し、期間ドット11 AddTSRResponseTimeoutのT_ADD_TSタイマーをスタートする。
HC/AP103のMACは、当該管理フレームを受信し、対応するQoS管理アクションフレームにおいてAddTSレスポンス又は当該TSPEC及び状態を含む(再)関連付けレスポンスを送信する。
FHC109が当該管理フレームを受信すると、それは自らのAddTSタイマーをキャンセルする。TSEPCが与えられると、転送装置109のアドミッションコントロールユニットは、以下に示されるように、当該TSを受信し、それを第2QBSSネットワーク102に転送するのに十分な帯域幅が存在するか計算する。肯定的なケースでは、FHC109は第2QBSSネットワーク102にスイッチし、ScheduleReqメッセージを送信先QSTA106に送信する。そうでない場合、それはDEL TSReqをAP/HC103に送信する。
以下において、転送装置109により利用されるアドミッションコントロールユニットの機能がより詳細に説明される。
通常、転送装置109は、QBSSネットワーク101と102の双方に同じ時間存在するわけでない。このとき、アドミッションコントロールアルゴリズムは、マルチホップトラフィックとシングルハブ(ローカル)トラフィックとを区別する必要がある。
通常、QBSSネットワーク201と202では同一の値のSI201並びにTXOP202、301、302及び501が使用されるため、転送装置109により実現されるスケジューラは、AP/HC103により与えられる値を仮定する。ローカルトラフィックの場合、転送装置109のスケジューラは、式(4)に与えられるようなTXOP202、301、302及び501を計算する。
マルチホップストリームを許可するため、以下の不等式(9)が充足される。
Figure 2008515316
不等式(9)において、kは既存のマルチホップストリーム(MH)の個数であり、k+1は新たに要求されたマルチホップストリームのインデックスである。jは、第2QBSSネットワーク102に存在する転送装置109によりサービス提供されるシングルホップ(SH)トラフィックストリームデータの個数である。TFSは、周波数間のスイッチを行うのに必要とされる時間である。Tは、リモートQBSS102のビーコンインターバルを示し、TCP2は、コンテンショントラフィックに使用される時間である。AP/HC103の容量と異なり、FHC109は、第1QBSSネットワーク101におけるTbeaconとTCPの受信と、第1QBSSネットワーク101におけるマルチホップトラフィックの送信とを含む不在時間を考慮する必要がある。係数2は、転送装置のトラフィックがQBSS101と102の双方において送信されるという事実を表す。
リクエストされたストリームがシングルホップトラフィックに対するものである場合、ACUは、ダイレクトリンクプロトコル(DLP)を利用して、不在インターバル中にそれが割当可能であるかチェックすることができる。
まず、転送装置109は不在時間とリクエストされたTXOP201とを比較し、それがまだ使用されていない場合には、ACUは、TXOPをTabsに適合させ、直接的なリンクを確立しようとする。
Figure 2008515316
不等式(10)が実現されない場合、又は直接的なリンクを確立することができなかった場合(例えば、2つのQSTAが互いの範囲内になかった場合など)、ACUは、存在時間にストリームを割り当てようとする。この場合、ストリームは、以下の不等式が充足されるときに許可される。
Figure 2008515316
ただし、jはシングルホップトラフィックの既存のストリームの個数であり、j+1は新たに要求されたストリームのインデックスである。kは既存のマルチホップストリームの個数であり、Tはリモートクラスタのビーコンインターバルを示し、TCP2はコンテンショントラフィックに使用される時間である。
「有する」という用語は他の要素又はステップを排除するものでなく、「ある」という用語は複数を排除するものでないということに留意すべきである。また、各実施例に関して説明された要素は組み合わせられるかもしれない。
また、請求項の参照符号は請求項の範囲を限定するものとして解釈されるべきでないということに留意すべきである。
図1は、本発明の好適な実施例によるネットワークアレイの概略図を示す。 図2は、本発明のスケジュール管理によるデータストリームのタイムスケジュールを示す。 図3は、本発明のスケジュール管理によるデータストリームのタイムスケジュールを示す。 図4は、本発明のスケジュール管理によるデータストリームのタイムスケジュールを示す。 図5は、本発明のスケジュール管理によるデータストリームのタイムスケジュールを示す。 図6は、本発明のスケジューリング管理によるマルチホップアップリンクトラフィックの設定プロトコルを示す。 図7は、本発明のスケジューリング管理によるマルチホップダウンリンクトラフィックの設定プロトコルを示す。 図8は、SDLにより実現されるトラフィックストリームの交渉のアルゴリズムを示す。

Claims (36)

  1. 複数の第1ノードを有する第1ネットワークと、
    複数の第2ノードを有する第2ネットワークと、
    転送ノードと、
    を有するネットワークアレイであって、
    前記転送ノードは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、前記第1ノードの1つを構成し、かつ前記第2ノードの1つを構成し、
    前記転送ノードは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間で伝送されるデータと、前記第1ネットワーク内で又は前記第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能な実現されるデータ伝送スケジューリング管理機能を有し、
    前記転送ノードは、第1動作周波数を用いて前記第1ネットワークと通信するよう構成され、前記第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて前記第2ネットワークと通信するよう構成されるネットワークアレイ。
  2. 前記転送ノードは、それが前記第1ネットワークにおいてはスレーブとして、前記第2ネットワークにおいてはマスタとして機能するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  3. 前記第1ネットワークは、マスタ・スレーブネットワークとして構成され、
    前記第2ネットワークは、マスタ・スレーブネットワークとして構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  4. 前記第1ネットワークは、インフラストラクチャベースネットワークとして構成され、
    前記第2ネットワークは、アドホックネットワークとして構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  5. 前記複数の第1ノードは、前記第1ネットワークにおけるマスタとして機能する通信ハブを有する、請求項1記載のネットワークアレイ。
  6. 前記複数の第1ノードは、前記第1ネットワークにおけるさらなるスレーブとして機能する少なくとも1つのノードを有する、請求項2及び5記載のネットワークアレイ。
  7. 前記転送ノードは、前記第2ネットワークにおけるハイブリッドコーディネータとして機能するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  8. 前記転送ノードは、該転送ノードが前記第1ネットワークと通信可能に接続され、前記第2ネットワークとの通信のない第1動作状態と、該転送ノードが前記第2ネットワークに通信可能に接続され、前記第1ネットワークとの通信のない第2動作状態との間でスイッチするよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  9. 前記転送ノードは、単一のトランシーバとして実現される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  10. 前記転送ノードは、IEEE802.11e規格に従って、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと通信するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  11. 前記複数の第1ノード及び/又は前記複数の第2ノードの少なくとも一部は、コンピュータ装置として実現される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  12. 前記転送ノードは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送し、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  13. 前記転送ノードは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、前記データパケットを伝送するのに必要な帯域幅を推定するよう構成される、請求項12記載のネットワークアレイ。
  14. 前記転送ノードは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、前記データパケットを伝送するのに必要な推定された帯域幅に基づき、データパケット伝送リクエストを許可又は拒絶するよう構成される、請求項12記載のネットワークアレイ。
  15. 前記転送ノードは、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、所定のトラフィックポリシーに基づき、前記複数のデータパケットの伝送の時間的順序を決定するよう構成される、請求項12記載のネットワークアレイ。
  16. 前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの少なくとも1つは、無線ネットワークである、請求項1記載のネットワークアレイ。
  17. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、マルチホップ伝送データとシングルホップ伝送データとを区別するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  18. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、一方における前記第1ネットワークの通信ハブから前記第2ネットワークの前記複数の第2ノードの1つに送信されるべきマルチホップ伝送データと、他方における前記第2ネットワークの前記複数の第2ノードの1つから前記第1ネットワークの通信ハブに送信されるべきマルチホップ伝送データとを区別するよう構成される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  19. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、ラウンドロビンスケジューリングスキームとして実現される、請求項1記載のネットワークアレイ。
  20. ネットワークアレイの第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成し、データ伝送スケジューリングを管理する転送装置であって、
    当該転送装置は、
    第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、前記第1ネットワークの複数の第1ノードの1つを構成し、前記第2ネットワークの複数の第2ノードの1つを構成するよう構成され、
    前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間で伝送されるデータと、前記第1ネットワーク内で又は前記第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能な実現されたデータ伝送スケジューリング管理機能を有し、
    第1動作周波数を用いて前記第1ネットワークと通信し、前記第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて前記第2ネットワークと通信するよう構成される転送装置。
  21. 当該転送装置は、前記第2ネットワークにおけるハイブリッドコーディネータとして機能するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  22. 当該転送装置は、該転送装置が前記第1ネットワークと通信可能に接続され、前記第2ネットワークとの通信のない第1動作状態と、該転送ノードが前記第2ネットワークに通信可能に接続され、前記第1ネットワークとの通信のない第2動作状態との間でスイッチするよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  23. 当該転送装置は、IEEE802.11e規格に従って、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと通信するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  24. 当該転送装置は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送し、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  25. 当該転送装置は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、前記データパケットを伝送するのに必要な帯域幅を推定するよう構成される、請求項24記載の転送装置。
  26. 当該転送装置は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、前記データパケットを伝送するのに必要な推定された帯域幅に基づき、データパケット伝送リクエストを許可又は拒絶するよう構成される、請求項24記載の転送装置。
  27. 当該転送装置は、前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにデータパケットを転送する前に、又は前記第2ネットワークから前記第1ネットワークにデータパケットを転送する前に、所定のトラフィックポリシーに基づき、前記複数のデータパケットの伝送の時間的順序を決定するよう構成される、請求項24記載の転送装置。
  28. 当該転送装置は、前記第1ネットワーク及び/又は前記第2ネットワークと無線通信するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  29. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、マルチホップ伝送データとシングルホップ伝送データとを区別するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  30. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、一方における前記第1ネットワークの通信ハブから前記第2ネットワークの前記複数の第2ノードの1つに送信されるべきマルチホップ伝送データと、他方における前記第2ネットワークの前記複数の第2ノードの1つから前記第1ネットワークの通信ハブに送信されるべきマルチホップ伝送データとを区別するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  31. 前記データ伝送スケジューリング管理機能は、ラウンドロビンスケジューリングスキームとして実現される、請求項20記載の転送装置。
  32. 当該転送装置は、前記データ伝送スケジューリング管理機能がマルチホップトラフィックに関するストリームを集合するよう構成される、請求項20記載の転送装置。
  33. 当該転送装置は、前記第2ネットワークのシングルホップトラフィックが前記第2ネットワークにおける当該転送装置の不在中に直接的リンクにおいて割り当てられるように構成される、請求項20記載の転送装置。
  34. ネットワークアレイの第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成し、データ伝送スケジューリングを管理する転送装置を動作する方法であって、
    第1ネットワークと第2ネットワークとの間の通信インタフェースを構成するため、前記第1ネットワークの複数の第1ノードの1つを構成するよう前記転送装置を構成し、前記第2ネットワークの複数の第2ノードの1つを構成するよう前記転送装置を構成するステップと、
    前記転送装置において、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとの間で伝送されるデータと、前記第1ネットワーク内で又は前記第2ネットワーク内で伝送されるデータとを区別することが可能なデータ伝送スケジューリング管理機能を実現するステップと、
    第1動作周波数を用いて前記第1ネットワークと通信し、前記第1動作周波数と異なる第2動作周波数を用いて前記第2ネットワークと通信するよう前記転送ノードを構成するステップと、
    を有する方法。
  35. 前記第2動作周波数を用いて、前記転送装置に設けられたアドミッションコントロールユニットを利用して、前記第2ノードの少なくとも1つから少なくとも1つのトラフィックリクエストをチェックするステップと、
    前記転送装置において十分な容量が利用可能でないと判断された場合、トラフィックリクエストを拒絶するステップと、
    トラフィックリクエストが拒絶されない場合、前記第2動作周波数から前記第1動作周波数にスイッチするのを待機し、前記第1動作周波数を用いて前記第1ネットワークの第1ノードの1つを構成する通信ハブに前記リクエストを転送するステップと、
    前記転送装置のアドミッションコントロールユニットにおいて前記通信ハブからのレスポンスをチェックするステップと、
    前記第1動作周波数から前記第2動作周波数にスイッチするのを待機し、前記レスポンスを前記第2ノードの少なくとも1つの転送するステップと、
    を含む、マルチホップアップリンクリクエストが交渉される、請求項34記載の方法。
  36. 前記第1動作周波数を用いて少なくとも1つのトラフィックストリームリクエストを送信することによって、前記第1ノードの1つを構成する通信ハブからの少なくとも1つのスケジュールリクエストに応答するステップと、
    前記第1動作周波数を用いて前記通信ハブからのトラフィックストリームリクエストの受信を待機し、前記転送装置のアドミッションコントロールユニットを利用して容量をチェックするステップと、
    利用可能な十分な容量がないと判断された場合、前記第1動作周波数を用いて前記トラフィックストリームを削除するステップと、
    前記トラフィックストリームが削除されない場合、前記第1動作周波数から前記第2動作周波数にスイッチするのを待機し、前記第2動作周波数を用いて前記第2ノードの1つにスケジュールリクエストを送信するステップと、
    を含む、マルチホップダウンリンクリクエストが交渉される、請求項35記載の方法。
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