JP2008514126A - テレビ電話ネットワークにおける呼設定 - Google Patents

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Abstract

本開示は、移動テレビ電話ネットワークにおけるビデオ呼設定のための技術に関する。概して、呼設定技術は、遠隔の端末からNSRPのACKパケットを受信するために通常要求されるタイムアウト期間の期限が切れる前に、NSRPパケットをプリエンプティブに再送信することによって、呼設定の遅延を低減する。再送信のNSRPパケットは、送信移動端末におけるモデム層が、遠隔の移動端末へ送信するための他のデータを受信しない“アイドル”期間中に再送信され、したがって、アイドルの帯域幅を使用し得る。モデムによって受信された多重データは、再送信するためにモデム層にローカルに記憶されることができる。このやり方では、再送信することは、最初の呼設定メッセージの再生成も、多重化も必要としない。その代わりに、以前に生成され、多重化されたデータが、再送信のためにモデム層において緩衝され、移動端末内のオーバーヘッドの処理を低減する。
【選択図】 図3

Description

本出願は、2004年9月16日に出願された米国仮出願第60/611,199号の恩恵に対して権利を主張し、その全体的な内容は、参照によって本明細書に明示的に取り入れられている。
本開示は、テレビ電話、より具体的には、テレビ電話ネットワークにおける呼設定のための技術に関する。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union, ITU)によって発展させられた3G−H.324M標準は、移動無線通信ネットワークにおけるテレビ会議のためのプロトコルの例である。3G−H.324M標準は、移動端末が、オーディオおよびビデオデータのストリーミングをどのように処理すべきかを指定している。ITU H.245標準は、ビデオ呼設定のためのシグナリングチャネルを指定している。H.245制御メッセージを使用して、移動端末は、能力(capability)を交換し、ビデオ、オーディオ、およびデータチャネルを相互に開く。1つ以上のコーデック(CODEC)が、移動端末間で送信するビデオおよびオーディオデータの符号化および復号を処理し、テレビ会議を支援する。ITU H.223層は、シグナリングおよびデータチャネルを多重化し、逆多重化する。
H.324Mの呼設定中に、両者の移動端末は、H.245呼制御メッセージを含んでいる、番号付けされる簡易再送信プロトコル(numbered simple retransmit protocol, NSRP)のパケットを交換することによって、能力を示す。通常、NSRPは、“停止して待つ(stop and wait)”プロトコルであり、端末は1つのパケットを送り、遠隔の端末からの確認応答を待ち、確認応答を受信した後でのみ、次のNSRPパケットの送信を開始する。例えば、送信端末から入ってくるNSRPパケットを受信すると、遠隔の端末は、NSRPの確認応答(acknowledge, ACK)パケットを送り出し、自分がNSRPパケットを確かに受信したことを、送信端末に確認応答する。
送信端末は、NSRPのACKパケットを受信すると、次のNSRPパケットを送り出し、H.324Mの呼設定を継続することができる。しかしながら、送信端末が、NSRPのACKパケットを、NSRPのタイムアウト期間内に受信しないときは、送信端末は、前のNSRPパケットを遠隔の端末へ再送信する。保証された配信であるならば、NSRPのACKパケットは、H.245シグナリングメッセージが遠隔の端末によって受信されたことを保証する。しかしながら、とくに、基礎をなす無線ネットワークが、エラーを起こしやすく、相当な数のNSRPパケットを落とすとき、NSRPの“停止して待つ”態様は、呼設定中に、望ましくない遅延を引き起こし得る。
本開示は、移動テレビ電話ネットワークにおけるビデオ呼設定のための技術に関する。この技術は、無線移動端末において実施され、テレビ会議呼の設定中における遅延を低減し得る。呼設定技術は、H.324Mのテレビ会議システムに応用可能であり、これは、呼設定のためのH.245シグナリングチャネルと、H.245メッセージを運ぶNSRPパケットのパッケージ化および送信のためのH.223層の多重化−逆多重化(multiplexing-demultiplexing, MUX-DEMUX)層とに依存する。概ね、本開示に記載されている呼設定技術は、遠隔の端末からNSRPのACKパケットを受信するのに通常要求されるタイムアウト期間の期限が切れる前に、NSRPパケットをプリエンプティブに(preemptively)再送信することによって、呼設定の遅延を低減する。
再送信は、最初に送信されたNSRPパケットが実際に落とされることになるかどうかが分からないという意味で、“プリエンプティブ(preemptive)”である。再送信のNSRPパケットは、送信移動端末におけるモデム層が、H.223層から、遠隔の移動端末へ送信するための他のデータを受信しない“アイドル”期間中に再送信され、したがって、アイドルの帯域幅を使用し得る。NSRPパケットが、ネットワークのエラーのために落とされると、再送信のNSRPパケットが、それに代わる。元のNSRPパケットが落とされないときは、再送信のNSRPパケットを捨てることができる。
NSRPパケットをプリエンプティブに再送信することによって、NSRPパケットを再送信するために、NSRPのACKのタイムアウト期間によって通常要求される遅延の少なくとも一部分を無くすことができる。さらに加えて、幾つかの実施形態において、H.223層から受信された多重データは、例えば、統合サービスディジタル網(integrated services digital network, ISDN)のパケットとして再送信するために、モデム層にローカルに緩衝されることができる。このように、NSRPパケットの再送信は、H.245層における元の呼設定メッセージの再生成も、H.223層における多重化も必要としない。その代わりに、以前に生成され、多重化されたデータが、再送信のために、モデム層において緩衝され、移動端末内におけるオーバーヘッドの処理を低減する。
1つの実施形態において、本開示は、ビデオ呼設定パケットを第1の移動端末から第2の移動端末へ送信することと、第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを再送信することとを含む方法を与える。
別の実施形態において、本開示は、無線送信機と、無線受信機と、モデムとを含む無線移動端末であって、モデムが、送信機を介して第2の移動端末へ送信するためのビデオ呼設定パケットを生成し、第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出する無線移動端末を与える。
他の実施形態において、本開示は、プロセッサに、ビデオ呼設定パケットを第1の移動端末から第2の移動端末へ送信させ、第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを再送信させる命令を含むコンピュータ読み出し可能媒体を与える。
種々の実施形態の詳細は、添付の図面と次の記述とに記載されている。本発明の他の特徴、目的、および長所は、記述、図面、および特許請求項から明らかになるであろう。
図1は、移動テレビ電話ネットワークにおけるビデオ呼設定のための技術を示すブロック図である。図1に示されているように、移動端末1OAは、中間の無線ネットワーク装置(図示されていない)を介して、遠隔の移動端末へ呼設定パケット送ること(12)によって、遠隔の移動端末1OBとビデオ呼設定を開始する。幾つかの実施形態において、呼設定パケットは、H.245呼設定情報を含んでいるNSRPパケットであり、NSRPパケットは、移動端末1OAのモデム層において、1つ以上のISDNパケットとしてパッケージ化され得る。
この開示にしたがって、呼設定の遅延を低減するために、移動端末1OAは、NSRPの確認応答(Ack)パケット(16)が、遠隔の移動端末1OBからまだ受信されていないときに、NSRPのACKのタイムアウト期間の期限が切れるのを待たずに、プリエンプティブに呼設定パケットを再送信する(14)ように構成されている。送信移動端末1OAは、移動端末1OAのモデム層が、H.324Mのスタックから、遠隔の移動端末1OBへ送るための他のデータを受信しない1つ以上のアイドル期間中に、呼設定パケットを再送し得る。
送信移動端末1OAは、呼設定パケットを再送する前に、NSRPのACKのタイムアウト期間の期限が切れるのを待たない。その代わりに、送信移動端末1OAは、例えば、モデム層において、アイドルの帯域幅が使用可能であるとき、最初に送信された呼設定パケットが、テレビ電話ネットワーク内におけるエラーのために落とされることになる可能性を予想して、呼設定パケットをプリエンプティブに再送する。
通常のNSRPの実施では、NSRPパケットを再送信する前に、NSRPのACKのタイムアウト期間の期限が切れることを必要とする。本開示にしたがう、送信移動端末10Aによる呼設定パケットのプリエンプティブな再送信は、このようなタイムアウト期間と関係付けられる遅延の少なくとも一部分を無くし、それによって、テレビ電話ネットワーク内における呼設定の遅延を低減する。移動端末1OAによって送られた元の呼設定パケットが、落とされるとき、すなわち、送信中に失われるとき、再送の呼設定パケットが、それに代わる。その代わりに、元の呼設定パケットが、遠隔の移動端末1OBによって受信されるとき、その場合は、ACKパケットが遠隔の移動端末1OBから最終的に届き、再送の呼設定パケットは、遠隔の移動端末1OBによって捨てることができる。
各場合において、送信移動端末1OAは、モデム層におけるアイドルの帯域幅を使用して、呼設定パケットを効率的に再送する。とくに、呼設定パケットは、送信移動端末1OAのモデム層が、H.324Mのスタックから新しいNSRP、オーディオ情報、またはビデオ情報を受信していないアイドル期間中に送られ得る。呼設定中は、オーディオおよびビデオチャネルは、まだ設定されていない。したがって、呼設定中は、H.324Mのスタックから、オーディオまたはビデオデータは通常は得られない。さらに加えて、NSRPの実施の本質的な停止して待つ性質のために、NSRPパケット間には、相当なギャップがある。
したがって、移動端末1OAのモデム層が、H.223層から何か意味のある情報を受信しないアイドル時間がある。通常は、モデム26は、単に、スタッフィング フラグ(stuffing flag)を加えて、移動端末1OAによって送られるISDNパケットのアイドル部分を埋める。しかしながら、本開示にしたがうと、アイドル部分は、スタッフィング フラグの代わりに、呼設定パケットの効率的な再送信を可能にするために使用され、NSRPの通常の停止して待つという要件を回避することができる。アイドルの帯域幅に頼ることによって、呼設定パケットの再送信は、テレビ電話ネットワークの性能に対して、悪影響をあまり、またはほとんど与えないはずである。
図2は、テレビ電話のために構成された移動端末1OAの例示的な実施形態を示すブロック図である。本明細書に記載されているように、移動端末1OAは、モデム層において、空間が使用可能であるとき、NSRPパケットのような呼設定パケットをプリエンプティブに再送するように装備され得る。図2の例示的な実施形態において、移動端末1OAは、ビデオコーデック18、オーディオコーデック20、H.245制御層モジュール22、H.223マルチプレクサ−デマルチプレクサ(multiplexer-demultiplexer, MUX-DEMUX)層モジュール24、モデム26、送信−受信(transmit-receive, TX/RX)インターフェース27、および制御チャネルのセグメント化および再組み立て層(control channel segmentation and reassembly layer, CCSRL)−NSRPモジュール28を含む。全体として、これらの構成要素が、H.324Mのプロトコルスタックを形成している。概ね、本明細書に記載されているプリエンプティブな再送技術の多くの態様は、移動端末1OAのモデム26において実施され得る。
ビデオコーデック18は、カメラまたはビデオアーカイブ源のようなビデオ入力デバイスから得たビデオデータを、他方の移動端末へ送信するために、MPEG−4またはITU H.263のような業界標準の画像圧縮プロトコルにしたがって符号化する。さらに加えて、ビデオコーデック18は、他方の移動端末から受信したビデオデータを、ディスプレイのようなビデオ出力デバイス上で出力するために復号する。同様に、オーディオコーデック20は、マイクロホンまたはオーディオアーカイブ源のようなオーディオ入力デバイスから受信したオーディオデータを、アドバンスド オーディオ コーディング(Advanced Audio Coding, AAC)、アダプティブ マルチレート(Adaptive Multi-Rate, AMR)、またはクゥアルコムの符号励起線形予測(Qualcomm Code Excited Linear Predictive, QCELP)のようなオーディオ圧縮プロトコルにしたがって、符号化する。さらに加えて、オーディオコーデック20は、遠隔の端末1OBから受信したオーディオデータを、移動端末の1OAと関係付けられた内蔵または外部スピーカのような音声出力デバイスによって与えるために、復号する。
H.245制御層モジュール22は、ビデオ呼設定のために、遠隔の移動端末1OBへ送信するためのH.245メッセージを生成し、遠隔の移動端末から受信したH.245メッセージを処理する。CCSRL−NSRPモジュール28は、H.245制御層モジュール22からのH.245メッセージを、遠隔の移動端末へ送信するためのNSRPパケットへセグメント化し、受信したNSRPパケットを、H.245制御層モジュール22によって処理されるH.245メッセージへ再組み立てする。したがって、H.245呼制御メッセージは、NSRPをパケット化するためのセグメントへ分割され得る。一般に、ビデオコーデック18、オーディオコーデック20、およびH.245制御層モジュール22は、移動端末1OAのアダプテーション層内に存在し、それぞれのパケットを、H.223 MUX−DEMUX層モジュール24へ送る。
H.223 MUX−DEMUX層モジュール24は、ビデオコーデック18、オーディオコーデック20、およびH.245制御層モジュール22から受信したパケットを、MUXのプロトコルデータ単位(protocol data unit, PDU)へ多重化し、MUX PDUをモデム26へ送り、モデム26は、それを変調して、TX/RXインターフェース27を介して遠隔の移動端末1OBへ送信する。TX/RXインターフェース27は、無線通信チャネル上で通信するために、符号分割多重接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域CDMA(wideband CDMA, WCDMA)、時分割多元接続(time division multiple access, TDMA)、または周波数分割多元接続(frequency division multiple access, FDMA)のような種々の異なる通信技術の何れかにしたがって無線通信するために構成された無線送信機および無線受信機を含む。
モデム26は、MUX PDUをセグメント化し、ISDNパケット内にカプセル化し、次に、それらは、TX/RXインターフェース27によって、一連の無線リンク制御(radio link control, RLC)のPDUで送信される。H.223 MUX−DEMUXモジュール24によって送られた各MUX PDUは、NSRPパケットの情報を保持している。呼設定が完了すると、各MUX PDUは、ビデオおよびオーディオ情報も含む。しかしながら、呼設定中は、通常は、アダプテーション層からビデオおよびオーディオ情報は送られない。したがって、各MUX PDUは、呼設定中は、主としてNSRPパケットの情報を含む。さらに加えて、H.223 MUX−DEMUX層24は、遠隔の移動端末1OBから受信したパケットを、ビデオコーデック18、オーディオコーデック20、およびH.245制御層モジュール22によって処理するために逆多重化する。本明細書において、ビデオ呼設定技術は、説明のために、3G−H.324M、H.245、およびH.223に関連して記載されることになるが、この技術は、移動テレビ電話のための他の制定された、出現しつつある、または将来の標準に適応させられ得る。
移動端末1OA、1OBが存在している基礎をなす無線テレビ電話ネットワークが、エラーを起こしやすいとき、相当な数のNSRPパケットが落とされ、通常のNSRPの実施の停止して待つ態様のために、呼設定の遅延をもたらすことになる。具体的には、通常のNSRPの実施は、一般に、送信移動端末1OAが、次のNSRPパケットを送る前に、遠隔の移動端末1OBからのACKパケットを待つことを要求する。さらに加えて、通常のNSRPの実施では、NSRPパケットは、タイムアウト期間の期限が切れたときのみ再送される。しかしながら、図2の例では、モデム26内に使用可能な帯域幅があるとき、移動端末1OAは、H.245メッセージを含んでいるNSPRパケットを再送する。したがって、移動端末1OAは、NSRPのタイムアウト期間の期限が切れるのを待つことなく、NSRPパケットを遠隔の移動端末1OBへ再送する。
通常、遠隔の移動端末1OBは、移動端末1OAから、呼設定パケットの1つを受信すると、NSRPのACKパケットを送って、自分が呼設定パケットを受信したことを移動端末1OAに知らせる。このように、移動端末1OAは、自分が送った呼設定パケットが、遠隔の移動端末1OBによって受信されたことを知り、次の呼設定パケットを送ることによって、自分がビデオ呼設定プロセスを継続し得ることを知る。しかしながら、モデム層において使用可能なアイドル空間があるときは、移動端末1OAは、ACKパケットが受信されるまで、NSRPパケットを再送することによって、プリエンプティブな再送プロセスを継続する。ACKパケットが受信されると、移動端末1OAは再送プロセスを終了し、H.245層から、次の呼設定メッセージを含んでいるNSRPパケットを送る。
移動端末1OAから遠隔の移動端末1OBへのNSRPパケットの送信が記載されたが、移動端末1OBも移動端末1OAへNSRPパケットを送ることが理解されるはずである。移動端末1OAも、受信したNSRPパケットに応答して、NSRPのACKパケットを遠隔の移動端末1OBへ送る。したがって、移動端末1OAおよび移動端末1OBの両者内において、NSRPパケットを再送する同様のプロセスが適用され得る。
さらに加えて、幾つかの実施形態では、このように、それぞれの移動端末1OA、1OBから、ACKパケットを再送することが望ましいかもしれない。しかしながら、再送NSRPパケットに応答してACKパケットを生成すれば、呼設定の遅延を十分に低減し得る。具体的には、全てのNSRPパケットに対してACKパケットを再送するのではなく、単に、再送のNSRPメッセージの数を増やし、それらに対して、ACKパケットを必ず生成および送信することによって、ACKパケットの送信が成功する可能性が高まり得る。したがって、多くの場合において、NSRPパケットを再送すれば、ACKパケットを必ずしも再送しなくても、十分である。
図1および2の例において、移動端末1OAおよび1OBは、ビデオディスプレイおよび適切なビデオ符号器/復号器(コーデック)を備えたワイヤレス無線電話装置または他の無線通信デバイスであり得る。本明細書に記載されている技術は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、フィールド プログラマブル ゲート アレイ(field programmable gate array, FPGA)、または移動端末内の他の同等の論理デバイス内で実施され得る。したがって、ビデオコーデック18、オーディオコーデック20、H.245制御層モジュール22、H.223 MUX−DEMUX層モジュール24、およびモデム26のような種々の構成要素は、1つ以上の論理デバイス内で実行される決まった特徴またはプログラム可能な特徴として実施され得る。本明細書に記載された技術の種々の態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せにおいて実施され得る。ソフトウェアにおいて実施されるときは、この技術は、ランダム アクセス メモリ(random access memory, RAM)、読み出し専用メモリ(read-only memory, ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non-volatile random access memory, NVRAM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、フラッシュメモリ、等のようなコンピュータ読み出し可能媒体に対する命令として具体化され得る。
図2をさらに参照すると、従来の実施では、H.223層から送られるデータがあっても、なくても、モデム26は、ISDNパケットを定期的に送信し、完全なチャネルを維持しなければならない。送るためのNSRP、オーディオ、またはビデオ情報がないときは、モデム26は、通常、ISDNパケット、すなわちそのアイドル部分を、スタッフィング フラグで埋める。しかしながら、本開示にしたがうと、ISDNパケットのアイドル部分を使用して、NSRPパケットを遠隔の移動端末1OBへプリエンプティブに再送し、したがって、ISDNパケットにおいて、NSRPパケットの情報が、スタッフィング フラグに代わる。具体的には、モデム26は、H.223情報を含んでいるISDNパケットをローカルに緩衝し、次に、通常はスタッフィング フラグのみを含んでいるアイドルのISDNパケットの代わりに、緩衝されていたパケットを再送するように構成されている。
図3は、本開示にしたがう、ビデオ呼設定プロセスを示すフローチャートである。ビデオ呼設定プロセスは、図1および2に示されている移動端末1OA、1OB内で実行され得る。ビデオ呼を開始するとき、送信移動端末1OAは、呼設定メッセージを遠隔の移動端末1OBへ送る(32)。ここでも、呼設定メッセージは、H.245制御モジュール22内で生成されたH.245制御メッセージを含み得る。H.245制御メッセージは、CCSRL NSRPモジュール28内でNSRPパケットへ、H.223 MUX−DEMUX層モジュール24においてMUX PDUへ、モデム26においてISDNパケットへ最終的にセグメント化され、ISDNパケットはTX/RXインターフェース27を介して送信される。NSRPの確認応答(ACK)パケットが、遠隔の移動端末1OBから受信されると(34)、送信移動端末1OAは、呼設定メッセージを再送しない。その代わりに、送信移動端末1OAは停止して、例えば、H.245制御層モジュール22によって生成される次の呼設定メッセージを待つ。NSRPのACKパケットは、H.324Mプロトコルスタックの上位層において、例えば、CCSRL NSRPモジュール28内で処理される。したがって、モデム26は、H.324Mプロトコルスタックから受信した停止コマンドに応答して、再送信を停止する。
しかしながら、ACKパケットが受信されるまで(34)、送信移動端末1OAは、呼設定メッセージをプリエンプティブに再送しようと努め、したがって、1つ以上のNSRPパケットの再送信を伴い得る。モデム層に使用可能な帯域幅があるとき(36)、モデム26は呼設定メッセージを再送する(38)。例えば、モデム26が、H.223層から、新しいNSRPパケット、オーディオ情報、またはビデオ情報を受信しなかったとき、モデムは、ISDNパケット内にアイドルのスタッフィング フラグを単に置く代わりに、以前に送られたNSRPパケットを、1つ以上の新しく送信されるISDNパケット内に加える。具体的には、モデム26は、アイドル期間中に再送信するために、NSRPパケット情報を含んでいるISDNパケットをローカルに緩衝し、検索し得る。このように、NSRPパケットは、無駄にされるであろう使用可能な帯域幅を使用して、再送される。
これから記載されるように、既に送られたISDNパケットは、NSRP情報の効率的な再送信を支援するために、モデム26によって緩衝されることができる。具体的には、各ISDNパケットは、送信時に緩衝され、その後で、アイドルの帯域幅が存在するときに、再送信のために、緩衝器から検索され得る。ISDNパケットを緩衝することは、H.245層の制御モジュール22から各呼設定メッセージを再生成する必要も、さらに加えて、CCSRL NSRPモジュール28内で各NSRPパケットを生成するために再セグメント化すること、およびH.223層においてMUX PDUを再生成することも回避する。この情報を再生成して、それをモデム層へ送るのではなく、モデム26は、単に、ISDNパケットをローカルな緩衝器に記憶し、それらを再送信するために検索し、それによって、再送信のオーバーヘッドを低減する。
図4は、遠隔の移動端末1OBへ通信するための、送信移動端末1OA内のビデオ呼設定パケットの組み立てを示すブロック図である。図4に示されているように、呼設定中に、アダプテーション層は、NSRPパケット40のみを生成する。具体的には、H.245制御層モジュール22は、呼設定メッセージを生成し、これは、CCSRL-NSRP層モジュール28によって、NSRPパケットへセグメント化され、それは、NSRPパケット40によって表わされている。呼設定中は、ビデオ遠隔会議は、まだ設定されていない。したがって、ビデオコーデック18およびオーディオコーデック20は、ビデオ情報も、オーディオ情報も生成しない。その結果、MUX−DEMUX層(例えば、H.223)は、アダプテーション層から、NSRPパケット40のみを受信する。
MUX−DEMUX層モジュール24は、各NSRPパケット40をセグメント化し、セグメントを、連続するMUX PDU41A、41Bに配分する。次に、モデム26は、各MUX PDU41を、一連のISDNパケットに配分し、次に、一連のRLC PDUが、送信するためにTX/RXインターフェース27へ送られる。図4の例において、NSRPパケットは、実質的に全てペイロードである最初の2つのISDNパケット42A、42Bと、一部のペイロードである第3のISDNパケット42Cとを形成している。第3のISDNパケット42Cは、NSRPパケット情報を含んでいる第1の部分44と、スタッフィング(STUFF)ビットのみを含んでいる第2のアイドル部分46とを含む。
アダプテーション層から追加情報が得られないときは、モデム26によって定期的に送られなければならないISDNパケット42D、42Eのような追加のISDNパケットは、通常は、ペイロードとして、スタッフィング フラグ(STUFF)のみを含む。しかしながら、この開示にしたがうと、スタッフィング フラグを含んでいるISDNパケットは、以前に送られたNSRPパケット情報を含んでいる緩衝されているISDNパケットに置き換えられ、効率的な再送信を可能にすることができる。図4にさらに示されているように、ISDNパケット42は、TX/RXインターフェース27を介して送信するために、RLC PDU48Aないし48Nへさらにセグメント化される。
図5は、ビデオ呼設定の遅延を低減するために、ビデオ呼設定パケットを再送信する技術をさらに詳しく示しているブロック図である。具体的には、図5は、NSRPパケットを遠隔の移動端末1OBへ効率的に再送信するのを支援するための、移動端末1OA内のモデム層におけるISDNパケットの緩衝および検索を示している。MUX−DEMUX層モジュール24は、MUX PDUをモデム26へ送る。モデム26は、20ミリ秒(milliseconds, ms)ごとに送信するISDNパケットを生成する。最初の2つのISDNパケット42A、42Bは、主としてNSRPパケット情報を含み、一方で、第3のISDNパケットは、NSRPパケット情報44とスタッフィング フラグ46とを含んでいる。MUX−DEMUX層モジュール24からの残りのNSRPパケット情報は、MUX PDUの全ペイロードを満たすには、不十分であり、アイドルの帯域幅をもたらすことになるので、スタッフィング フラグ46が、第3のISDNパケット42Cに含められる。アイドルの帯域幅は、呼設定中に、連続するNSRPパケット間にギャップがあることと、ビデオまたはオーディオ情報がないこととのために生じ得る。
重要なことは、各ISDNパケット42Aないし42Cが送られるとき、それぞれのISDNパケットのコピーが、モデム26によって、モデム層における局部緩衝器50に記憶されることである。例えば、ISDNパケット42A、42B、および42Cは、緩衝器50内の緩衝位置0、緩衝位置1、および緩衝位置2にそれぞれ記憶される。記憶されるISDNパケットの数に依存して、より多くの、またはより少ない緩衝位置が使用され得る。モデム26が、送信するデータをそれ以上もっていないときは、それでも、ISDNパケットを20ミリ秒ごとに送って、完全なチャネルを維持することが要求される。例えば、モデム26は、160バイトのデータをもつISDNパケットを、TX/RXインターフェース27へ、20ミリ秒ごとに送ることが要求され得る。通常、NSRP、ビデオ、またはオーディオデータがないとき、MUX−DEMUX層モジュール24は、次のISDNパケットがスケジュールされているときに、モデムに26に追加のデータを与えない。この場合は、モデム26は、スタッフィング フラグで埋められた“アイドル”のISDNパケット42D、42E、または42Fを送る。
しかしながら、この開示にしたがうと、モデム26は、アイドルのISDNパケット42D、42E、または42Fを、以前に送信されたNSRPパケット情報を含んでいる緩衝されているISDNパケット42A、42B、および42Cと置き換える。具体的には、モデム26は、緩衝器50内の緩衝位置0ないし2から、記憶されているISDNパケット42A、42B、42Cを検索し、それらのISDNパケットを、ISDNパケット42Dないし42Fの代わりに再送する。緩衝器50内のISDNパケット42A、42B、42Cのローカルな記憶は、H.324Mプロトコルスタックの上位層において、H.245メッセージおよびNSRPパケットを再生成する必要を回避する。その代わりに、モデム26は、アイドルの160バイトを、スタッフィング フラグではなく、緩衝器50からの、NSRPパケット情報を含んでいるセーブされているISDNパケットで埋める。次に、TX/RXインターフェース27が、以前に送信されたNSRP制御パケット情報を含んでいるRLC PDUを送信する。
このように、記憶されているISDNパケット42A、42B、42C内のNSRPパケットによって保持されているH.245呼制御メッセージが、遠隔の移動端末1OBへ再送信される。したがって、基礎となるネットワークがエラーを起こしやすく、NSRP制御パケットの以前の送信が失われたとしても、NSRP制御パケットは、NSRPのACKパケットまたはタイムアウトを待つ必要なしに、プリエンプティブに再送信される。モデム26は、停止コマンドがアプリケーション層から受信されるまで、アイドルのISDNパケット42D、42E、42Fの代わりに、緩衝されているISDNパケット42A、42B、42Cを再送信し続け得る。停止コマンドは、送信移動端末1OAが遠隔の移動端末1OBからNSRPのACKパケットを受信するときに、生成され得る。その代わりに、停止コマンドは、NSRPのタイムアウト期間の期限が切れ、新しいNSRPパケットが、再送信のためにアダプテーション層において生成されるときに、生成されることもある。またその代わりに、モデム26が、再送の試みを選択された回数だけ行なうように構成されることもある。
遠隔の移動端末1OBは、最初の送信または後の再送信の何れかから、呼設定パケットを受信すると、ACKパケットを送信移動端末1OAへ送り返す。モデム26は、ACKパケットを受信し、それをプロトコルスタックの上位のアプリケーション層へ送る。アプリケーション層は、そのパケットをACKパケットとして認識し、遠隔の移動端末1OBが、移動端末1OAによって送られた呼設定パケットを受信したと理解する。応答して、アプリケーション層は、帯域外制御メッセージを、NSRPパケット情報の再送信を停止して、緩衝器50をフラッシュするようにモデムに命令する停止コマンドと共に、プロトコルスタックの下位のモデム26へ送る。呼設定パケットが遠隔の移動端末1OBによって受信されると、呼設定パケットを再送信する必要はない。次に、アダプテーション層は、次のNSRPパケットを、必要であれば、呼設定に必要とされる一連のNSRPパケットで生成する。
図6は、ビデオ呼設定パケットの組み立ておよび再送信をより詳しく示すフローチャートである。図6に示されているように、モデム26は、H.223 MUX−DEMUXモジュール24から、NSRP情報を含んでいるMUX PDUを受信すると(52)、MUX PDUをセグメント化し(54)、MUX PDUのセグメントを含んでいるISDNパケットを生成する(56)。次に、モデム26は、ISDNパケットを局部緩衝器50において緩衝し(58)、ISDNパケットをTX/RXインターフェース27を介して遠隔の移動端末1OBへ送信する(60)。送られるISDNパケットがまだ他にあるときは(62)、モデム26は緩衝器50を次の記憶位置へインクリメントし(64)、ステップ(56)ないし(62)を反復し、次のISDNパケットを形成し、送信する。
MUX PDUにおける最後のISDNパケットが処理されると(62)、モデム26は、NSRPのACKパケットが遠隔の移動端末1OBから受信されているかどうかを判断し始める(66)。受信されているときは、モデム26は、緩衝器50をフラッシュし、アダプテーション層からの次のMUX PDUを、もしあれば、処理する(52)ために戻る。モデム26は、NSRPのACKパケットが受信されているかどうかを直接に判断できないことに注意すべきである。もっと正確に言えば、NSRPのACKパケットの処理は、通常は、H.245制御モジュール22によって扱われる。その代わりに、NSRPのACKパケットが受信されているという指示は、遠隔の移動端末1OBから受信されたパケットの再組み立ておよび検査時に、アダプテーション層から送られる帯域外停止コマンドから得られることもある。
ACKパケットが受信されていないときは(66)、モデム26は、次のISDNパケット内に使用可能な帯域幅があるかどうか(68)、すなわち、次のISDNパケットが、スタッフィング フラグで埋められることになるか、または待ち状態のMUX PDUから新しいNSRP情報を含むことになるかを判断する。次のISDNパケット内にアイドルの帯域幅があるときは、モデム26は、第1の緩衝位置0に記憶されているISDNパケットを検索し(72)、そのISDNパケットを、送信するために、物理層へ送る(74)。このように、記憶されているISDNパケットおよびそのNSRPのコンテンツが、遠隔の移動端末1OBへ再送される。
記憶されているISDNパケットを送信すると(74)、モデム26は、緩衝器50内の緩衝位置をインクリメントし(76)、NSRPのACKパケットが受信されているかどうかを再び判断する(66)。受信されているときは、再送の試みをそれ以上行う必要はない。この場合に、モデム26は、緩衝器50をフラッシュし、ステップ(52)へ戻る。NSRPのACKパケットが受信されていないとき(66)、例えば、停止コマンドがアダプテーション層から受信されていないとき、モデム26は、ステップ(68)、(72)ないし(76)へ進む。具体的には、モデム26は、NSRPパケット情報の再送信を与えるために、次のISDNパケットを、次の緩衝位置の緩衝されているISDNパケットに置き換える。このプロセスは、停止コマンドがアダプテーション層から受信されるまで、継続し、停止コマンドが受信された場合は、モデム26は、次の新しいMUX PDUを処理し、呼設定プロセスを継続する。
呼設定プロセス中に、移動端末1OAおよび遠隔の移動端末1OBは、NSRPパケットおよびACKパケットの交換を反復的に行う。したがって、遠隔の移動端末1OBは、NSRPパケットを送信するための移動端末1OAの再送プロセスに似た再送プロセスを実施し得る。さらに加えて、幾つかの実施形態において、移動端末1OA、1OBは、NSRPのACKパケットに対して同様の再送プロセスを実施し得る。この場合に、移動端末10A、10Bは、よりスマートな緩衝方式を使用し得る。具体的には、モデム26によって送られた最後のパケットのみを再送信する代わりに、モデムは、アダプテーション層から受信した情報を使用して、知的にパケットを再送信することができる。例えば、アダプテーション層から受信した一番最近(most recent)のデータを単に再送信する代わりに、モデム26は、NSRPパケットおよびNSRPのACKパケットの再送信を交互に反復するように構成され得る。NSRPのACKパケットおよびNSRPパケットの両者の反復は、ビデオ呼設定時間の一層の低減を支援し得る。
さらに加えて、幾つかの実施形態において、移動端末1OA、1OBは、相手の移動端末が、その同じプリエンプティブな再送プロセスをNSRPパケットに対して実施しているかどうかを検出するように構成され得る。例えば、移動端末1OBは、移動端末1OAが、送られた最後のNSRPパケットの送信を直ちに反復しているかどうかを検出することによって、移動端末1OAが、プリエンプティブな再送プロセスを実施しているかどうかを検出し得る。遠隔の移動端末1OBによる再送技術の使用の検出は、アダプテーション層内で行なわれ、次に、帯域外コマンドを介してモデム26へ知らされ得る。両者の移動端末がこの技術を使用しているときは、既に記載したように、NSRPのACKパケットの送信を反復することは不要であり得る。
その代わりに、この状況において、移動端末1OA、10Bは、H.245呼制御メッセージを保持しているNSRPパケットを単に再送信するように構成され得る。この場合は、両者の移動端末1OA、1OBが、NSRPメッセージをアグレッシブに(aggressively)反復していることになるので、NSRPパケットが受信されるたびに、ACKパケットが自動的に生成されることになる。したがって、各ACKパケットを付加的に再送することは、呼設定の遅延を低減することに関して、ほとんど補足価値を与えないであろう。移動端末1OAが、遠隔の移動端末1OBがNSRPパケットに対してプリエンプティブな再送技術を使用していないと判断するときは、送信移動端末1OAは、NSRP呼設定パケットに加えて、NSRPのACKパケットを再送信することが望ましいであろう。
NSRPパケット情報を含んでいるISDNパケットを再送することによって、移動端末1OAは、呼設定の遅延を相当に低減することができる。既に記載したように、幾つかのプロトコルにしたがうと、MUX PDUは、20ミリ秒ごとに送られなければならない。本明細書に記載されている技術は、最初に、プロトコルスタック内の上位層において再生成され、次に、MUX−DEMUX層において再セグメント化され、再多重化されなければならない代わりに、NSRPパケット情報を含んでいる緩衝されているISDNパケットが、モデム層から20ミリ秒ごとに再送信されることを可能にする。
テーブル1は、本明細書に記載されているプリエンプティブな再送信プロセスが、モデム層においてどのように行われ得るかについての例を示している。テーブル1は、モデムが、一番最近送信されたISDNパケットを単に再送信する代わりに、NSRPパケット情報を含んでいるISDNパケットを知的に再送信する状況を示している。具体的には、モデム26は、NSRPパケット情報を含んでいるISDNパケットを追跡し、記憶し、次に、アイドルの帯域幅が使用可能であるとき、すなわち、そうでなければ、送信ISDNパケットがスタッフィング フラグによって埋められるであろうとき、それらを、再送信するために、局所緩衝器50から連続的に検索する。
Figure 2008514126
テーブル1は、H.223 MUX−DEMUX層からモデム26によって受信されるデータと、160バイトのISDNパケットを20ミリ秒ごとに送信するために、モデム26によってとられる対応する動作とを示している。テーブル1において、H.223 MUX−DEMUX層から受信されるデータ量は、バイトで表現されている。テーブル1に示されているように、0ミリ秒において、モデム26は、H.223層から、MUX PDU内の160バイトのNSRPパケット情報を受信する。応答して、モデム26は、160バイトのISDNパケット情報をISDNパケット内へパックし、ISDNパケットを送る。さらに加えて、モデム26は、この160バイトのISDNパケットを、緩衝位置0へセーブする。
20ミリ秒において、モデム26は、再び、H.223層から、MUX PDU内の別の160バイトのNSRPパケット情報を受信し、NSRPパケット情報を含んでいる160バイトのISDNパケットを送り、このISDNパケットを緩衝位置1に記憶する。40ミリ秒において、モデム26は、H.223層から、MUX PDU内の100バイトのみのNSRPパケット情報を受信する。この場合に、モデム26は、100バイトのNSRPと60バイトのスタッフィング フラグとでISDNパケットをパックし、結果のISDNパケットを送り、ISDNパケットを緩衝位置2に記憶する。60ミリ秒において、モデム26は、H.223層から、バイトを受信しない。これは、アダプテーション層におけるNSRPパケット間のギャップを表わし得る。通常、モデム26は、次のISDNパケットをスタッフィング フラグで全て埋める。しかしながら、この開示にしたがって、モデム26は、以前に送信されたISDNパケットを緩衝位置0から検索し、検索されたISDNパケットを再送する。
同様に、80ミリ秒および100ミリ秒において、それ以上のデータがH.223層から受信されないとき、モデム26は、次のISDNパケットを緩衝位置1および2からそれぞれ検索し、検索されたISDNパケットを再送する。120ミリ秒において、それ以上のデータがH.223層から受信されないときは、モデム26は、再び緩衝位置0から始めて、その位置に記憶されているISDNパケットを検索し、再送する。しかしながら、140ミリ秒において、モデム26は、MUX PDU内の別の160バイトのNSRPパケット情報を受信する。この場合に、モデム26は、さらに、例えば、NSRPのACKのタイムアウトか、またはACKコマンドの受信に応答して、アプリケーション層から停止コマンドを受信し得る。その各々は、モデム26においてではなく、H.245層モジュール22において処理される。
新しく受信されたNSRPパケット情報は、NSRPのACKのタイムアウトの期限が切れた後に、H.245層において、以前に送られたNSRPパケット情報を再生成することにより得られ得る。その代わりに、新しく受信されたNSRPパケット情報は、呼設定プロセスにおいて、遠隔の移動端末1OBからNSRPのACKを受信した後に、次のH.245メッセージを含んでいる新しいNSRPデータを生成することにより得られ得る。何れの場合においても、新しいNSRPのパケットデータが、H.223層から受信されると、モデム26は、受信されたMUX PDUから、NSRPパケットデータを、160バイトのISDNパケットで送り、緩衝器をフラッシュし、新しいISDNパケットを記憶するための場所を与える。
プリエンプティブな再送信プロセスは、ビデオ呼設定が完了するまで、継続し得る。NSRPパケット、およびオプションでNSRPのACKパケットを再送信するこのプロセスは、通常、呼設定プロセス中のみ使用されることに注意することが重要である。その理由は、アダプテーション層からオーディオまたはビデオが送信されているときは、この技術が働かないことがあるからである。ビデオプロトコルが設定され、オーディオまたはビデオメディアの送信が始まると、モデム26は、上位層からコマンドを受信し、その緩衝器をフラッシュし得る。
本明細書に記載されている技術は、標準のNSRPプロセスに依存する従来の技術と比較して、ビデオ呼設定の遅延を低減するのに非常に効果的であり得る。例えば、標準のNSRPの実施では、実際のNSRPのタイムアウト値にかかわらず、1つのNSRPメッセージが落とされると、ギャップが生じ、呼設定の遅延の一因になる。基礎となるネットワークが、エラーを起こしやすいとき、落とされるNSRPパケット数の増加のために、潜在的な遅延が悪化し得る。これを改善する1つのやり方は、NSRPのタイムアウト値をより小さくして、落とされたNSRPパケットに因る、時間のギャップを最小化することである。しかしながら、この解決案は、H.324層における多重化、余分な符号、およびNSRPの再送信を扱う複雑さのような、H.324層において要求されるオーバーヘッドの量のために、性能を劣化することになり得る。
このようなアプローチの別の欠点は、タイムアウト後にNSRPパケットを再送信するのに必要とされるオーバーヘッドの量である。具体的には、NSRPタイマが切れ、H.324のスタックが、NSRPパケットの再送信を開始するときは、NSRPパケットを、再送信するために、再び、再生成し、多重化し、下位のモデム層へ送らなければならない。すなわち、NSRPパケットは、多重層(H.223)を経て、H.223 MUX PDUになり、その後で、これがモデム層へ送られ、次の送信を待つ。
概して、本明細書に記載されているプリエンプティブな再送技術は、下位のモデム層が送るものがなくなるときは必ず、移動端末によってNSRPパケットを再送信することに関係する。遠隔の移動端末からのNSRPの確認応答(ACK)パケットか、またはタイムアウト値の期限切れを待つのではなく、モデム層において使用可能な空間があり、モデムが送信を送り出す時間であるとき、移動端末はNSRPパケットを再送信し続ける。このアプローチは、最後のパケットを再送信する時間を低減することによって、NSRPの“停止して待つ”性質の欠点を軽減する。
したがって、この開示に記載されている技術は、移動端末の振る舞いを改善する。上位層から送り出すのに使用可能な呼設定データがないときに、スタッフィング フラグを送り出すのではなく、その代わりに、移動端末は、この空間を使用して、以前の有益な情報、すなわち、以前に送られたNSRPパケットを、モデムによって直接に送り出す。このように、移動端末は、NSRPのタイムアウト値の期限切れを待つ必要はない。むしろ、移動端末は、NSRPのACKパケットが受信されるまで、以前に送られたNSRPパケットを、潜在的に複数回、再送信する。送信NSRPパケットは、モデム層の緩衝器にセーブされ、再送信のために、H.324Mの上位層において再生成されるのではなく、緩衝器から検索され、H.324Mスタックの処理の複雑さを軽減することができる。
種々の実施形態が、記載された。これらの、および他の実施形態は、本発明の特許請求項の範囲内である。
テレビ電話ネットワークにおけるビデオ呼設定のための技術を示すブロック図。 テレビ電話のために構成された移動端末の例示的な実施形態を示すブロック図。 ビデオ呼設定技術を示すフローチャート。 遠隔の移動端末へ通信するためのビデオ呼設定パケットの組み立てを示すブロック図。 設定遅延を低減するために、ビデオ呼設定パケットを再送信する技術を示すブロック図。 ビデオ呼設定パケットの組み立ておよび再送信をより詳しく示すフローチャート。
符号の説明
42・・・ISDNパケット、44・・・第1の部分、46・・・第2の部分。

Claims (37)

  1. ビデオ呼設定パケットを第1の移動端末から第2の移動端末へ送信することと、
    第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを再送信することとを含む方法。
  2. 再送信することが、ビデオ呼設定パケットを、第1の移動端末内のモデム層と関係付けられた緩衝器から検索することと、検索されたビデオ呼設定パケットを送信することとを含む請求項1記載の方法。
  3. ビデオ呼設定パケットを、第1の移動端末内のモデム層と関係付けられた緩衝器内に記憶することをさらに含み、再送信することが、ビデオ呼設定パケットを緩衝器から検索することと、検索されたビデオ呼設定パケットを送信することとを含む請求項1記載の方法。
  4. ビデオ呼設定パケットを記憶することが、第1の移動端末によって送信される複数のビデオ呼設定パケットを記憶することを含む請求項3記載の方法。
  5. ビデオ呼設定パケットが、番号付けされる簡易再送信プロトコル(numbered simple retransmit protocol, NSRP)のパケット情報を含んでいる統合サービスディジタル網(integrated services digital network, ISDN)のパケットを含み、NSRPパケット情報が、ITU H.245呼制御メッセージを含んでいる請求項4記載の方法。
  6. 再送信することが、
    第1の呼設定パケットを緩衝器から検索することと、
    第1の呼設定パケットを送信することと、
    第2の呼設定パケットを緩衝器から検索することと、
    第2の呼設定パケットを送信することとを含む請求項4記載の方法。
  7. 再送信することが、第1の移動端末によって送信されるパケット内に使用可能なアイドルの帯域幅があるときに、ビデオ呼設定パケットを再送信することを含む請求項1記載の方法。
  8. 再送信することが、移動端末のモデムが、モデムによって生成されたパケット内にアイドルの帯域幅を検出するときに、ビデオ呼設定パケットを再送信することを含む請求項1記載の方法。
  9. 呼設定パケットの再送信を反復することと、第2の移動端末から確認応答パケットを受信すると、呼設定パケットの反復される再送信を終了することとをさらに含む請求項1記載の方法。
  10. 呼設定パケットの再送信を反復することと、ビデオ呼を開始するか、または停止コマンドを受信すると、呼設定パケットの再送信を終了することとをさらに含む請求項1記載の方法。
  11. 第2の移動端末から受信した呼設定パケットに応答して、確認応答パケットを第2の移動端末へ送信することと、
    第2の移動端末が呼設定パケットを再送信しているかどうかを判断することと、
    確認応答パケットの少なくとも幾つかを第2の移動端末へ再送信することとをさらに含む請求項1記載の方法。
  12. 確認応答パケットの少なくとも幾つかを再送信することが、第2の移動端末が呼設定パケットを再送信していないときは、確認応答パケットを再送信することを含む請求項11記載の方法。
  13. 呼設定パケットが、ITU H.324Mのテレビ会議を設定するためのITU H.245呼設定情報を含む請求項1記載の方法。
  14. 無線送信機と、
    無線受信機と、
    モデムとを含み、モデムが、送信機を介して第2の移動端末へ送信するためのビデオ呼設定パケットを生成し、第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出する無線移動端末。
  15. ビデオ呼設定パケットを記憶する緩衝器をさらに含み、モデムが、ビデオ呼設定パケットを緩衝器から検索し、検索されたビデオ呼設定パケットを、送信機を介して第2の移動端末へ再送信するために送出する請求項14記載の移動端末。
  16. ビデオ呼設定パケットを記憶する緩衝器をさらに含み、モデムが、ビデオ呼設定パケットを緩衝器へ記憶し、ビデオ呼設定パケットを緩衝器から検索し、検索されたビデオ呼設定パケットを、送信機を介して第2の移動端末へ再送信するために送出する請求項14記載の移動端末。
  17. モデムが、複数のビデオ呼設定パケットを緩衝器に記憶する請求項16記載の移動端末。
  18. ビデオ呼設定パケットが、番号付けされる簡易再送信プロトコル(NSRP)のパケット情報を含んでいる統合サービスディジタル網(ISDN)のパケットを含み、NSRPパケット情報が、ITU H.245呼制御メッセージを含んでいる請求項17記載の移動端末。
  19. モデムが、
    第1のビデオ呼設定パケットを緩衝器から検索し、
    第1のビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出することと、
    第2の呼設定パケットを緩衝器から検索することと、
    第2のビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出することとを含む請求項17記載の移動端末。
  20. 第1の移動端末によって送信されるパケット内に使用可能なアイドルの帯域幅があるときに、モデムが、ビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出するように構成されている請求項14記載の移動端末。
  21. モデムが、再送信するためのビデオ呼設定パケットの送出を反復し、第2の移動端末から確認応答パケットを受信すると、呼設定パケットの再送信を終了するように構成されている請求項14記載の移動端末。
  22. モデムが、再送信するためのビデオ呼設定パケットの送出を反復するように構成されていて、モデムが、ビデオ呼を開始するか、または停止コマンドを受信すると、呼設定パケットの再送信を終了する請求項14記載の移動端末。
  23. モデムが、第2の移動端末から受信した呼設定パケットに応答して、確認応答パケットを、第2の移動端末へ送信するために送出するように構成されている請求項14記載の移動端末。
  24. 第2の移動端末が呼設定パケットを再送信していないときは、モデムが、確認応答パケットの少なくとも幾つかを再送信するように構成されている請求項23記載の移動端末。
  25. 呼設定パケットが、ITU H.324Mのテレビ会議を設定するためのITU H.245呼設定情報を含んでいる請求項14記載の移動端末。
  26. プロセッサに、
    ビデオ呼設定パケットを第1の移動端末から第2の移動端末へ送信させ、
    第2の移動端末から確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ビデオ呼設定パケットを再送信させる命令を含むコンピュータ読み出し可能媒体。
  27. 命令が、プロセッサに、第1の移動端末内のモデム層と関係付けられた緩衝器内にビデオ呼設定パケットを記憶させ、緩衝器からビデオ呼設定パケットを検索させ、検索されたビデオ呼設定パケットを再送信させる請求項26記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  28. 命令が、プロセッサに、第1の移動端末によって送信された複数のビデオ呼設定パケットを緩衝器内に記憶させる請求項27記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  29. ビデオ呼設定パケットが、番号付けされる簡易再送信プロトコル(NSRP)のパケット情報を含んでいる統合サービスディジタル網(ISDN)のパケットを含み、NSRPパケット情報が、ITU H.245呼制御メッセージを含んでいる請求項28記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  30. 命令が、プロセッサに、
    第1の呼設定パケットを緩衝器から検索させ、
    第1の呼設定パケットを送信させ、
    第2の呼設定パケットを緩衝器から検索させ、
    第2の呼設定パケットを送信させる請求項28記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  31. 移動端末のモデムが、モデムによって生成されたパケット内にアイドルの帯域幅を検出するときに、命令が、プロセッサに、ビデオ呼設定パケットを再送信させる請求項26記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  32. 呼設定パケットが、ITU H.324Mのテレビ会議を設定するためのITU H.245の呼設定情報を含んでいる請求項26記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  33. 無線送信機と、
    無線受信機と、
    ビデオ情報を生成するビデオコーデックと、
    オーディオ情報を生成するオーディオコーデックと、
    ビデオ呼設定パケットを生成するITU H.245制御層モジュールと、
    ビデオ呼設定パケットに基づいて、1つ以上の番号を付けられた簡易再送信プロトコル(NSRP)のパケットを生成するためのNSRPモジュールと、
    ビデオ情報、オーディオ情報、およびNSRPパケットを多重化して、1つ以上の多重化されたプロトコルデータ単位(multiplexed protocol data units, MUX PDU)を生成するITU H.223層モジュールと、
    MUX PDUに基づいて、1つ以上の統合サービスディジタル網(ISDN)のパケットを生成し、ISDNパケットを、第2の移動端末へ送信するために、送信機へ送出し、第2の移動端末から無線受信機を介して確認応答パケットを受信するためのタイムアウト期間の期限が切れる前に、ISDNパケットの少なくとも幾つかを、送信機を介して再送信するために送出するモデムとを含む無線移動端末。
  34. 緩衝器をさらに含む移動端末であって、モデムは、ISDNパケットの少なくとも幾つかを緩衝器内に記憶し、記憶されているISDNパケットを緩衝器から検索し、検索されたISDNパケットを、送信機を介して第2の移動端末へ再送信するために送出する請求項33記載の無線移動端末。
  35. 第1の移動端末によって送信されるパケット内に使用可能なアイドルの帯域幅があるときに、モデムが、検索されたビデオ呼設定パケットを、送信機を介して再送信するために送出するように構成されている請求項34記載の移動端末。
  36. モデムが、再送信するためのビデオ呼設定パケットの送出を反復し、第2の移動端末から確認応答パケットを受信するときに、呼設定パケットの再送信を終了するように構成されている請求項33記載の移動端末。
  37. モデムが、再送信するためのビデオ呼設定パケットの送出を反復するように構成されていて、モデムが、ビデオ送信を開始するか、または停止コマンドを受信するときに、呼設定パケットの再送信を終了する請求項33記載の移動端末。
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