JP2008513718A - 電気火花起爆装置 - Google Patents

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ガリック,ヤン ル
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    • F42B3/182Safety initiators resistant to premature firing by static electricity or stray currents having shunting means

Abstract

本発明は、その回路基板(15)が、第1面(18)上において、火花充填物(22、23)を加熱するための抵抗要素(21)を支持している電気火花起爆装置に関するものである。本発明によれば、回路基板(15)の第1面(18)とは反対側の第2面(19)は、静電放電に対する保護手段(30)を支持しており、この保護手段は、電極(10、11)が貫通している絶縁構造(9)の凹部(91)内の要素(21)に対して電力を供給する2つの電極(10、11)間に収容されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気火花起爆装置に関するものである。
本発明の適用分野の1つは、自動車の乗員を保護する(例えば、エアバッグなどの)装置の起動を目的としたガス生成器の火花充填物に点火する起爆装置に関するものである。
起爆装置内に存在している電気回路は、通常、その周囲を覆っている火花充填物に点火するための加熱要素を有している。
文献US−A−6,166,452は、電気火花起爆装置の一例について記述しており、この回路は、充填物点火電流を加熱要素に伝達するのに必要なエネルギーを保存するための2.2μFのコンデンサを有している。この蓄積コンデンサのエネルギーをコントローラのスイッチによって加熱要素に放出させるデジタル起動命令をECU(External Control Unit)から受信するべく、ASIC(Application−Specific Integrated Circuit)によって形成されたコントローラが起爆装置の2つの電極に接続されている。コントローラには、静電放電から保護するべく、回路基板の第1面上に、起爆装置のケースと2つの電極に接続されたコントローラの2つの端子の間に接続された0.1μFのデカップリングコンデンサ、蓄積コンデンサ、及び2つのバリスタが提供されており、この基板のもう一方の第2面は、加熱要素と、2つの電極をコントローラにリンクしている2つの110Ωの抵抗器、コントローラ診断電流を設定するための75kΩの抵抗器、及びこれら2つの面間における電気的なリンクを提供している相互接続孔を支持している。
この起爆装置は、次のように組み立てられている。
回路基板の第1面において、第1チャンバの境界を金属ディスク及び金属リングによって限定し、このチャンバをエポキシ材料の注入によって充填する。次いで、第2面にエラストマーワッシャを配置した後に、回路基板、リング、及びディスクの周りに管状の金属要素を配置し、装着する。次いで、加熱要素を支持している第2面に対する680気圧の力により、管状金属要素によって定義されている第2チャンバ内に粉末状(又は、粒状)の火花材料を詰める(この際には、基板の損傷を防止するべく、第1チャンバのエポキシ材料により、この力に抗して回路基板を支持している)。最後に、管状金属要素の開放端を密封する。
この起爆装置は、コントローラに起因し、多数の通信及び診断機能を提供しているという利点を具備してはいるが、起爆装置は、構成要素の数が多くなるほど、欠陥に対して脆弱になる。
又、その多数の構成要素は、大量生産ライン上におけるその製造と組立を複雑化させ、そのコストを増大させる。
更には、この起爆装置は、極めて嵩張っており、乗員の保護のための装置を含む自動車の分野に課されている小型化及び軽量化という要件と相容れるものではない。
起爆装置の構成要素数を低減する手段の1つは、当然のことながら、このような起爆装置を拒否して回路を単純なものに戻すことにより、大部分の空間を占有している回路コンポーネントであるコントローラを除去し、基本的に加熱要素のみを有するようにする方法である。
このような回路は、例えば、文献FR−A−2,784,176及び文献EP−A−1,030,159に開示されている。しかしながら、これら2つのケースにおいては、2つの電極に接続されている静電放電から起爆装置を保護しているのは、バリスタであり、これが、火花材料と接触状態にある回路上の加熱要素よりも大きな空間を占有している。
本発明は、この最新技術の欠点を軽減すると共に、抵抗加熱要素と静電放電に対する保護要素の両方を具備しつつ、単純なアセンブリを実現することにより、可能な限り少ない空間を占有する信頼性の高い電気火花起爆装置を得ることを目的としている。
この結果、本発明の第1の態様は、火花充填物を封入しているキャップと、このキャップによってカバーされている火花充填物を加熱する抵抗要素が存在している第1面と、この第1面の反対側の第2面と、を有する絶縁印刷回路基板と、抵抗加熱要素に電力を供給する第1電極及び第2電極と、絶縁印刷回路基板の第2面の支持部であって、キャップを閉鎖しており、且つ、2つの電極が通過する絶縁構造を有する支持部と、を有する電気火花起爆装置であり、この起爆装置は、その第1端子が第1電極に接続され、その第2端子が第2電極に接続されている静電放電に対する保護手段をも有しており、この静電放電に対する保護手段は、第2面に装着されており、且つ、第1及び第2電極の間に存在しているゾーン内に少なくとも部分的に位置しており、絶縁構造内には、この静電放電に対する保護手段を収容するための既定の形状の凹部が設けられ、第1電極と第2電極の間及びこれらの電極の周りに延長していることを特徴としている。
本発明によれば、2つの電極間に存在しているゾーンを使用して保護手段を収容しており、この結果、回路の容積を低減可能である。本発明によれば、その様々な構成要素の最適化された配列を得ることが可能であり、占有する空間が、最新技術による起爆装置と比べて、明らかに小さくなっている。
文献EP−A−1,030,159などの従来の構造と比較し、この保護手段の配置には、凹部を生成するべく絶縁構造内の材料を除去する必要があるが、この結果、起爆装置に対して追加構成要素が付加されないのみならず、起爆装置を更に軽量化可能である。
従って、本発明は、文献US−A−6,166,452のようなエポキシ材料注入の必要性を回避しつつ、相対的に少ない数の構成要素によって印刷回路基板を保持している。具体的には、文献US−A−6,166,452においては、バリスタの下のエポキシ材料の充填形状は、その面のコンポーネント(コントローラ、デカップリングコンデンサ、蓄積コンデンサ、バリスタ)の形状をマッチングすることによってのみ決定可能であって、事前に決定されるものではなく、従って、起爆装置ごとに相違することが不可避である。これとは対照的に、本発明による保護手段は、絶縁構造と接触してはおらず、凹部が既定の形状を具備している。従って、本発明による起爆装置のアセンブリは、相対的に正確且つ単純なものになっている。
又、この凹部は、攻撃から保護手段自体を保護すると共に、これらの手段内の静電放電によって生成される熱を火花充填物外に発散させることにより、充填物の意図せぬ点火のリスクを低減させるべく使用されている。
本発明の特徴によれば、回路基板によって支持されている電気回路が加熱要素と静電放電に対する保護手段しか有していないという事実により、キャップの全体容積を火花材料のために確保可能である。又、本発明の特徴によれば、火花充填物が加熱要素上の中央に位置している場合には、保護手段又は加熱要素を支持する面のその他のコンポーネントによって妨げられることのなしに、火花充填物の相対的に均一な燃焼を得ることができる。
本発明のその他の特徴によれば、静電放電に対する保護手段は、固定装着されたコンポーネントを有しており、回路基板の第2面は、第1及び第2電極に接続されると共にその上部にこのコンポーネントの第1及び第2端子が電導性材料によって半田付けされる第1及び第2の電導性はんだ付けパッドを有しており、抵抗加熱要素は、回路基板の第1面に写真製版された少なくとも1つの電導性レイヤの中央部分によって形成されており、回路基板の第1面のこのレイヤは、中央部分のいずれかの側に接続された状態において、第1電極及び第2電極に伴う少なくとも第1及び第2接触パッドによってそれぞれカバーされた第1及び第2端部部分を有しており、第1はんだ付けパッドと第2接触パッドの間の電気的な接続用の少なくとも1つの孔と第2はんだ付けパッドと第2接触パッドの間の電気的な接続用の少なくとも1つの孔が回路基板を貫通して提供されており、静電放電に対する保護手段は、少なくとも1つのバリスタを有している。
添付の図面との関連において非限定的な一例として付与されている以下の説明を参照することにより、本発明について更に理解することができよう。
図1及び図2において、起爆装置1は、例えば、起爆装置の垂直軸を中心とした円筒形であるキャップ又はコンテナ2を有している。このキャップ2は、その上部表面3が断片化可能であり、且つ、その横壁5の上部面3から最も離れた端部4において開放している。図1に示されているように、例えば、円筒形である本体6が、キャップ2の開放端部4を閉鎖すると共に、キャップの内部において、その横壁5に対して適切な手段によって装着されている。当然のことながら、本体6は、図示されてはいないその他の実施例においては、壁5の外部を同様に封止することも可能であろう。又、キャップが、その横壁を補強するべく、横壁5に対向する内部金属チューブを収容することも可能であろう。キャップ2は、アルミニウムなどの高純度の軽い金属から製造されており、その上部面3は、例えば、キャップ内に存在している圧力の増大によって容易に破裂するように、弱化されている。
本体6は、いずれも平面である上部面7及び底部面8を具備しており、且つ、これらの面7及び8の間のその高さhの全体にわたって密封構造又はスルーホール9を封入しており、この密封構造が、2つの孔12、13内を通過してこの構造を横断し上部面7及び底部面8に現れている2つの電導性電極10、11を電気的に絶縁している。この2つの電極10、11が貫通するための絶縁構造9は、例えば、ガラス質である。2つの電極10、11は、例えば、それぞれ、長手方向が垂直であるピンの形態を有している。絶縁構造9は、電極10、11の周りとこれらの電極の間に存在しているゾーン14内に延長しており、具体的には、上部面7に少なくとも近接した(且つ、例えば、高さhの全体にわたる)電極10、11の太さによって範囲が限定された容積を有している。
図1に示されている実施例においては、本体6は、電気的な絶縁性を有しており(例えば、ガラスから製造されており)、それ自体が、2つの電極10、11が貫通するための構造9を形成しつつ、スルーホール12、13内において電極10、11を直接封入している。
図2に示されている実施例においては、2つの電極が貫通するための構造9は、本体6とは別個の単一のチューブから形成されており、本体6は、環状であり、本体内に装着されたチューブ9を横方向において取り囲んでおり、チューブ9及び本体6は、例えば、円筒形である。本体6は、例えば、この場合には、鋼などの高密度の金属から製造されている。
本発明によれば、本体6及び/又は絶縁構造9は、印刷回路基板15用の支持部として機能しており(以下においては、これを支持部6と呼ぶ)、回路基板15は、図1に示されている実施例においては、絶縁性の本体6上に完全に位置しており、或いは、図2に示されている実施例においては、一部を本体6上に、そして、別の部分を構造9上に具備している。回路基板15の底部面19は、上部面7と対向している。
これらの図面に示されている模範的な実施例においては、回路基板15は、電極10、11から絶縁されており、電気的に絶縁性の材料から製造され、且つ、グラスファイバが充填されたエポキシタイプの複合ポリマーなどのガラス/樹脂混合物から製造されている。回路基板15内には、電極10及び11がその第1及び第2上部及び底部面18、19の間を貫通するべく、2つの円筒形のスルーチャネル16及び17が提供されている。それぞれの電極10及び11は、それぞれ、上部端部10a、11a(これらは、絶縁構造9及び支持部6の上部面7と、回路基板15の第1上部面18と、から突出している)と、底部端部10b、11b(これらは、絶縁構造9及び支持部6の底部面8から突出している)と、を有している。
回路基板15は、電気回路20を支持しており、この電気回路は、その上部面18上に、電極10、11間において電気的に接続された抵抗加熱要素21を有しており、この要素21は、従って、それぞれ、2つの電極10、11に接続されたその2つの端部間において電流を伝導するのに適している。抵抗要素21は、それ自体が既知である方式によって製造されており、この要素21を構成するべく上部面18上に存在しているレイヤは、図面に示されているものの代わりに、例えば、仏国特許出願公開第2,800,865号(FR−A−2,800,865)のものの形態を具備することも可能である。
抵抗要素21は、この要素21による点火が意図されているキャップ2内に収容された火花充填物によってカバーされた上部表面24を具備している。この火花充填物は、例えば、火花起爆組成物22(これは、抵抗加熱要素21と接触状態にあり、且つ、例えば、トリニトロレゾルシン酸塩に基づいている)と、点火パウダー(又は、組成物)23(これは、火花起爆組成物22をカバーしており、且つ、例えば、ニトロセルロースに基づいたパウダー又はホウ素及び硝酸カリウムの混合物から構成されている)と、を有している。抵抗加熱要素21は、例えば、平坦である。又、火花起爆組成物22は、ジルコニウムと過塩素酸カリウムの混合物であってもよく、点火パウダー23も、水素化チタンと過塩素酸カリウムの混合物であってもよい。従って、電極10、11間のUf動作電圧に対応した十分な電流がこれらの電極によって搬送された際に、この抵抗要素21を通過する電流がジュール効果によって要素21の抵抗を加熱する。この結果、抵抗要素21によって生成された熱が、充填物22を、そして、充填物23を点火することになる。
本発明によれば、電気回路20は、静電放電にから抵抗加熱要素21を保護するバリスタ30をも有しており、従って、このバリスタは、2つの電極10、11の間において、その2つの第1及び第2端子31、32によって加熱要素21と共に電気的に並列に接続されている。バリスタ30は、その端子間の電圧が低い(加熱要素21のUf動作電圧以下である)場合には、電流の大部分が要素21を通過するように、要素21の抵抗の観点において、高い等価抵抗を示し、バリスタ端子間の電圧が動作電圧Ufを上回る既定の値U0よりも大きい場合には、電極10、11間における静電放電がバリスタ30に流れるように、バリスタ30の等価抵抗は、要素21の抵抗よりも小さくなる。
本発明によれば、バリスタ30は、静電放電の電気エネルギーを発散又は保存するか、或いは、静電放電のエネルギーを時間に伴って拡散させることを目的とした静電放電に対する任意のその他の保護回路又は手段30によって置換することも可能であろう。この最後のケースにおいては、これらの保護手段内においてコンデンサを使用可能であろう。手段30が電極10、11の間に接続されている場合には、これらは、例えば、静電放電に起因した電流の大きなピークに対応可能でなければならず、従って、例えば、回路基板15の印刷回路パッドの厚さに比例した3次元容積(並びに、従って、相当の厚さ)を有していなければならない。尚、図面に示されている実施例においては、静電放電に対する保護手段30は、バリスタ30の形態を有しているが、「バリスタ30」という用語は、「静電放電に対する保護手段30」によって置換可能であることを理解されたい。
保護バリスタ30は、回路基板15の底部面19上に提供されている。絶縁構造9は、このために、バリスタ30を収容するための凹部91を有しており、このバリスタは、例えば、底部面19に固定装着されたバリスタコンポーネントである。従って、凹部91内には、例えば、この容積内に存在する静電放電に対する保護手段30を通じたエネルギーの散逸を実現するべく、例えば、絶縁構造9と底部面19の間において境界が限定された空気などのガスの容積が存在している。例えば、アセンブリ位置において、バリスタ30(並びに、更に一般的には、静電放電に対する保護手段30)は、絶縁構造9と、凹部91の境界を限定しているその一部分と、から一定の距離にあってよい。この場合には、機能的なクリアランスとして、手段30と絶縁構造9の間に間隙が存在可能である。但し、手段30は、絶縁構造9に接触することも可能である。
凹部91は、例えば、円筒形などの既定の形状を具備しており、底部92は、平面であり、面7、19に対して平行である。凹部91は、例えば、事前形成又はモールディングにより、絶縁構造9内に設けられている。
凹部91とその内部のバリスタ30は、電極10及び11の間に位置している絶縁構造9の面7のゾーン14内に配置されている。当然のことながら、バリスタ30のサイズに応じて、凹部91及びその内部のバリスタ30は、例えば、図4に示されているように、このゾーン14から突出可能である。絶縁構造9は、電極10、11とバリスタ30の間に、それぞれ、中間部分93及び94を有している。回路基板15の上部面18上においても、加熱要素21が、電極10、11の間に存在するゾーン181内に位置しており、このゾーンは、具体的には、例えば、図3に示されているように、電極10、11の太さによって範囲が限定された空間を有している。これらの回路基板15の2つの面18、19の中心に位置しているゾーン181及び14により、この充填物22、23が加熱要素21によって点火された際にバリスタ30によって妨げられるという事態を伴うことなしに、加熱要素21を実質的に火花充填物22、23の中央に配置しつつ、バリスタ30に関係する容積を低減可能である。この結果、電気回路20が電極10、11間に並列接続された加熱要素21及びバリスタ30のみを有した場合に、小型の構造が得られることになる。
図3、図5、及び図6の上部面18上において、抵抗加熱要素21は、金属性であり、且つ、例えば、ニッケルクロム合金から製造された、例えば、電導性のレイヤ25の中央部分251によって形成されている。抵抗加熱要素21を形成しているその中央部分を除いて、それぞれ、中央部分251の一側に延長しているレイヤ25の2つの第1及び第2端部部分252、253は、それぞれ、2つの電極10、11に接触している2つの第1及び第2個別電気接触パッド26、27によってカバーされている。接触パッド26、27は、火花充填物22によってカバーされており、このそれぞれが、例えば、レイヤ25上の(例えば、銅などの)第1電導性材料から製造された、例えば、レイヤ28を有している。例えば、このレイヤ28は、例えば、すずから製造された別の電導性レイヤ29によってカバーされている。レイヤ25及び加熱要素21の外側の接点26、27は、電極12及び13によって横断されている。
又、火花充填物22が加熱要素21と物理的な接触状態となるように(又は、これに接合されるように)起爆装置を製造した場合には、この起爆装置は、回路基板15によって支持されている電気回路が上部面18上に加熱要素21のみを有している際には(又は、接触パッド26、27の最上位レベルNより上又は要素21よりも上に金属要素が存在していない際)には、接触欠陥(又は、これらの間の離隔)を検出可能である。このような欠陥は、例えば、この加熱要素と火花充填物の間の気泡の存在によって検出され、この気泡は、パッド26、27の最上位レベルNよりも上に存在可能である。検出方法は、電極10、11の間であって、要素21より上において、例えば、電極10、11のプレーンPを通過し、且つ、例えば、このプレーンPに対して垂直の方向において、要素21より上における(又は、パッド26、27の最上位レベルNよりも上における)パッド26、27の間のX線チェックを使用する。
図4及び図6の回路基板15の底部面19上には、電極10、11と共に、バリスタ30の第1及び第2端子31、32の第1及び第2接触パッド51、52が提供されている。
これらの接触パッド51、52は、例えば、電極10、11とゾーン14及び181を接合するプレーンPのいずれかの側に提供されている。2つのパッド51、52は、バリスタ30の端子31、32を収容するためのゾーン14に隣接してそれぞれ2つの部分57、58を有しており、これら2つの部分57、58は、電極10、11と電気的に接続している2つの部分59、60に接続されている。
電極10、11とパッド51、52の間の電気的な接続は、例えば、回路基板15を貫通すると共に、パッド51の部分59をパッド26に、且つ、パッド52の部分60をパッド27にそれぞれ接合している金属被覆された孔53、54によって提供されている。2つの孔53は、回路基板51及びパッド26内に提供可能であり、2つの孔54は、パッド52及びパッド27内に提供可能である。
本発明による起爆装置の第1実施例を垂直軸方向の断面において概略的に示している。 本発明による起爆装置の第2実施例を垂直軸方向の断面において概略的に示しており、この場合には、図1のキャップ及び火花充填物は示されていない。 図1及び図2の起爆装置の回路基板の可能な実施例を平面図において概略的に示しており、その様々なレイヤが提供されている。 図3の起爆装置の回路基板の実施例を底面図において概略的に示しており、その様々なレイヤが提供されている。 回路基板の上部面を図3の横方向プレーンPのラインV−Vに沿った断面において概略的に示しており、底部面上に存在するるコンポーネントは示されていない。 回路基板の底部面を図5の断面プレーンに対して垂直の図4のラインV−Vに沿った断面において概略的に示しており、上部面上に存在するコンポーネントは示されていない。

Claims (5)

  1. 電気火花起爆装置であって、
    ・火花充填物(22、23)を封入しているキャップ(2)と、
    ・該キャップによってカバーされた前記火花充填物を加熱するための抵抗要素(21)が存在している第1面(18)と、前記第1面(18)の反対側の第2面(19)と、を有する絶縁印刷回路基板(15)と、
    ・前記抵抗加熱要素(21)に電力を供給する第1電極及び第2電極(10、11)と、
    ・前記絶縁印刷回路基板(15)の前記第2面(19)の支持部(6)であって、前記キャップを閉鎖しており、且つ、前記2つの電極(10、11)が貫通する絶縁構造(9)を有している支持部(6)と、
    を有しており、
    前記起爆装置は、静電放電に対する保護手段(30)をも有しており、この第1端子(31)は、前記第1電極(10)に接続され、この第2端子(32)は、前記第2電極(11)に接続されており、
    前記静電放電に対する保護手段(30)は、前記第2面(19)に装着されていると共に、前記第1電極及び第2電極(10、11)の間に存在しているゾーン(14)内に少なくとも部分的に位置しており、
    前記絶縁構造(9)内には、前記静電放電に対する保護手段(30)を収容するための既定の形状の凹部(91)が設けられ、前記第1電極及び第2電極(10、11)の間及び前記電極の周りに延長していることを特徴とする電気火花起爆装置。
  2. 前記回路基板(15)によって支持されている電気回路は、前記加熱要素(21)と前記静電放電に対する保護手段(30)のみを有することを特徴とする請求項1記載の電気火花起爆装置。
  3. 前記静電放電に対する保護手段(30)は、固定装着されたコンポーネントを有しており、前記回路基板(25)の前記第2面(19)は、前記第1及び第2電極(10、11)に接続される共に、その上部に前記コンポーネントの前記第1及び第2端子(31、32)が電導性材料によってはんだ付けされる第1及び第2電導性はんだ付けパッド(51、52)を有することを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項記載の電気火花起爆装置。
  4. 前記抵抗加熱要素(21)は、前記回路基板(25)の前記第1面(18)上に写真製版された少なくとも1つの電導性レイヤ(25)の中央部分(251)によって形成されており、前記回路基板の前記第1面(18)の前記レイヤ(25)は、前記中央部分(251)のいずれかの側に接続された状態において、前記第1電極及び第2電極(10、11)に接触する少なくとも第1及び第2接触パッド(26、27)によってそれぞれカバーされた2つの第1及び第2端部部分(252、253)を有しており、
    前記第1ハンダ付けパッド(51)及び前記第1接触パッド(26)間の電気的な接続用の少なくとも1つの孔(53)と、前記第2ハンダ付けパッド(52)と前記第2接触パッド(27)間の電気的な接続用の少なくとも1つの孔(54)が、前記回路基板(15)を貫通して提供されていることを特徴とする請求項3記載の電気火花起爆装置。
  5. 前記静電放電に対する保護手段(30)は、少なくとも1つのバリスタ(30)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電気火花起爆装置。
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