JP2008507171A - 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数へビデオ画像配列を符号化する方法及び装置 - Google Patents

種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数へビデオ画像配列を符号化する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ビデオ画像配列の画像間に圧縮や膨張の動きが存在する際にこの画像配列の再構築を改善するビデオ画像を符号化および復号化する方法および装置を提案する。
【解決手段】本発明は、種々の空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数へビデオ画像配列を符号化する方法に関する。この方法において、少なくとも1つの復元レベル(Niv N−2,Niv N−1,Niv N)から構成された少なくとも1つのデータストリーム(18)が生成され、少なくとも1つの復元レベルは周波数サブバンドの係数を含み、かつ、周波数サブバンドの空間解像度は前記復元レベルの空間解像度に等しくなる。復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数が、少なくとも1つの復元レベルへ挿入される。本発明は、また、これに関連した装置に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、種々の空間解像度(spatial resolutions)を含んだ周波数サブバンド係数に、ビデオ画像配列(video image sequence)を符号化する方法及び装置に関する。
本発明は、また、これに関連する復号化する方法及び装置に関する。
より正確には、本発明は、離散ウェーブレット変換(discrete wavelet transformation)によって動き補償(motion compensation)と時間的変換(temporal transforms)を用いてデジタル画像の配列を符号化する分野に関連する。
デジタル画像配列の符号化の分野における幾つかのアルゴリズムは、2つの画像間の点を関連付ける解決法を提案している。
これらのアルゴリズムは、離散ウェーブレット分解によって動き補償された時間フィルタリングを用いる。これらのアルゴリズムは、まず初めに、ビデオ画像配列中の画像の間でウェーブレット時間的変換を実行し、次に、得られた時間サブバンドを空間的に分解する。より正確に言えば、ビデオ画像配列は2つの群の画像、つまり偶数番の画像と奇数番の画像、に分解され、各偶数画像とこれに最も近い奇数画像との間つまりウェーブレット時間的変換の間に使用される画像間での動き場(motion field)が推定される。これらの偶数画像と奇数画像とは、相対的な動きが反復的に補償され、時間サブバンドが得られる。この群の構築と動き補償とによるプロセスの反復は、種々のウェーブレット分解レベルを生成するために行われてもよい。この時間的画像は、続いて、ウェーブレット解析フィルタを用いて空間的にフィルタ処理される。
この分解が終わった時に、結果は一連の時間空間的(spatio-temporal)サブバンドとなる。この動き場と時間空間的サブバンドとは最終的に符号化され、目標とされた解像度レベルに対応した回復レベル(retrieval level)に伝送される。
これらのアルゴリズムによれば、この分解の後に量子化ステップとエントロピー符号化ステップとが実行される。時間的もしくは空間的な高周波数サブバンドの係数は、要求された回復レベルの解像度には直接用いられないため、除去される。
ビデオ画像配列における種々の画像間の動きが並進型や回転型の動きであるときには、回復レベルより高い解像度に属する高周波数の係数は除去可能であり、ビデオ画像配列を再構築する際に悪影響(artifacts)を生ずることもない。
ビデオ画像配列における種々の画像間の動きが膨張型や圧縮型の動きであるときには、本発明の発明者は、回復レベルより高い解像度に属する高周波数の係数を除去すると、ビデオ画像配列を再構築する際に悪影響を生ずることに注目した。
本発明の目的は、ビデオ画像配列の画像間に圧縮型や膨張型の動きが存在する際にビデオ画像配列の再構築を改善するビデオ画像配列を符号化および復号化するための方法および装置を提案することにより、従来技術の上記欠点を解決することである。
この目的を達成するために、本発明の第1の態様によれば、種々の空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数へビデオ画像配列を符号化する方法を、本発明は提案する。この符号化方法は、少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンドの係数を含むものである。この方法は、少なくとも1つの復元レベルへ、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を挿入する挿入ステップを含むことを特徴とする。
これに対応して、本発明は、種々の空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数へビデオ画像配列を符号化する装置に関する。この符号化装置は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンドの係数を含む。この装置は、少なくとも1つの復元レベルへ、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を挿入する挿入手段を含むことを特徴とする。
従って、圧縮型や膨張型の動きがビデオ画像配列中の画像間にたとえ存在していても、ビデオ画像配列の再構築が改善される。
本発明の他の態様によれば、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を前記復元レベルに挿入する前記挿入ステップより前に、各周波数サブバンド係数について実効空間解像度が取得され、各実効空間解像度は、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度と比較される。この方法は、前記復元レベルに挿入された前記周波数サブバンド係数が、実効空間解像度が前記一乃至複数の空間解像度未満となる係数であることを特徴とする。
従って、前記実効空間解像度から、挿入すべき係数を決定し、伝送されかつ記憶されるべきデータの量を削減することが可能となる。
本発明の他の態様によれば、係数の実効空間解像度は、各周波数サブバンド係数について擬似解像度を決定し、係数が属する前記サブバンドの前記空間解像度を、前記係数の擬似解像度によって割ることによって得られる。
従って、解像度レベルについて、前記係数の有効な寄与度が正確に推定される。
本発明の他の態様によれば、各周波数サブバンド係数について、ビデオ画像配列中の各画像と当該画像に隣接した少なくとも1つの画像との間で動き場を推定し、前記ビデオ画像配列中の各画像の各ブロックにおいて、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間で少なくとも1つの膨張係数を決定し、ブロックの前記膨張係数が1に等しい場合に前記ブロックの擬似解像度に1の値を設定し、または、ブロックの前記擬似解像度を、1の値と、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間の膨張係数の前記値と、のうちから最大の値に設定することによって、前記擬似解像度は決定されることを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、ブロック間で前記膨張係数は、前記ブロックを複数の三角形に関連付け、各三角形において、前記動き場から、前記ブロック内の三角形の頂点と、これに対応する前記隣接した画像の三角形の頂点と、の間でアフィン変換の行列式を決定し、各三角形において、三角形の前記アフィン変換の動き場から、前記ブロック内の三角形の頂点と、これに対応する前記隣接した画像の三角形の頂点と、の間でアフィン変換の行列式を計算することによって前記三角形の前記膨張係数を決定し、前記ブロックに関連付けられた前記三角形の膨張係数から前記ブロックの膨張係数を決定することによって決定されることを特徴とする。
従って、膨張型と縮小型の動きを検出し、これを考慮に入れることが可能となる。
本発明の他の態様によれば、種々の空間解像度を備えたサブバンドの係数におけるビデオ画像配列の符号化が、時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって実行され、前記データストリームが複数の復元レベルからなるスケーラブルデータであることを特徴とする。
従って、符号化されたビデオ画像配列をスケーラブルに(縮小または拡大可能に)伝送することができる。
本発明の他の態様によれば、前記ビデオ画像配列は、種々の空間解像度の周波数サブバンドを含んだ一連のデータにおいて予め符号化され、かつ、前記方法は、復元レベルからなる複数のデータストリームを生成し、前記複数のデータストリームは、前記解像度レベルの空間解像度に等しい空間解像度である周波数サブバンドの係数と、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数と、を含むことを特徴とする。
従って、符号化ビデオ画像配列のトランスコーディングを行い、クライアントへ、その要求に適合したデータストリームを供給することができる。
本発明の他の態様によれば、復元レベルに挿入された各周波数サブバンド係数の実効空間解像度は、前記データストリームに挿入されることを特徴とする。
本発明は、また、時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって得られたデータストリームを復号化する方法であって、前記データストリームは少なくとも1つの復元レベルから構成され、前記復元レベルは、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンドの係数を含むものに関する。前記方法は、少なくとも1つの復元レベルにおいて、一乃至複数の空間解像度よりも高い前記空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を取得するステップと、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンドの係数と、前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数とを統合するステップと、を含むことを特徴とする。
これに対応して、本発明は、時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって得られたデータストリームを復号化する装置であって、前記データストリームは少なくとも1つの復元レベルから構成され、前記復元レベルは、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンドの係数を含むものに関する。前記装置は、少なくとも1つの復元レベルにおいて、一乃至複数の空間解像度よりも高い前記空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を取得する取得手段と、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンドの係数と、前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数とを統合する統合手段と、を含むことを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を統合する統合ステップより前に、各周波数サブバンド係数について実効空間解像度が取得され、各実効空間解像度が、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度と比較される。前記統合された前記周波数サブバンド係数が、その実効空間解像度が前記一乃至複数の空間解像度未満となる係数であることを特徴とする。
従って、縮小または膨張の動きに関連した欠点が低減される。
本発明の他の態様によれば、各周波数サブバンド係数の前記実効空間解像度が前記データストリーム中の解像度を読み取ることによって得られることを特徴とする。
従って、デコーダーは実効空間解像度を計算する必要がない。
本発明は、また、種々の空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数に符号化されたビデオ画像配列を含んだ信号であって、前記信号は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンドの係数を含むものに関し、少なくとも1つの復元レベルにおいて、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を含むことを特徴とする。
本発明は、また、種々の空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数に符号化されたビデオ画像配列を含んだ信号を記憶または伝送する方法であって、前記信号は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンドの係数を含むものに関する。前記信号は、少なくとも1つの復元レベルにおいて、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数を含むことを特徴とする信号を記憶することを特徴とする。
前記復号化方法や復号化装置の利点は、前記符号化方法や前記符号化装置の利点と同様であるため、ここでは繰り返して説明しない。
本発明は、また、情報媒体に記憶されたコンピュータプログラムに関する。前記コンピュータプログラムは、コンピュータシステムに読み込まれかつ実行されるときに、前述の方法を行うための命令を含む。
上述した本発明の特徴は、他の特徴と同様に、実施例の記述を理解することでより明確になろうが、前記記述は、添付の各図面と関連して説明されるであろう。
動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオコーダー10は、ビデオ画像配列(sequence、図中Seq)15を一連の拡張可能な(スケーラブル、scalable)データ18に符号化することができる。スケーラブルデータストリーム18はデータの連続(stream)であって、画像の解像度及び/または品質(データを受けるアプリケーションの種類に応じて変化する)についての表示を伝送できるように当該データは構成されている。このスケーラブルデータストリームに含まれるデータは、ビデオ画像配列に種々の符号化を行う必要なく、品質及び解像度の双方の点でスケーラブルな方法でビデオ画像配列を伝送することを保証するように符号化される。従って、通信ネットワークの伝送速度が低いときや通信端末が高品質や高解像度を必要としないときには、スケーラブルデータストリーム18の一部のみをデータ媒体に記憶することや、これを復元レベル(restitution level)に応じて通信端末へ伝送することが可能となる。また、通信ネットワークの伝送速度が高いときや通信端末が高品質や高解像度を要求するときには、これと同一のスケーラブルデータストリーム18を用いて、データ媒体に組み込むことや、スケーラブルデータストリーム18の全てを通信端末へ伝送することが可能となる。
本発明によれば、ビデオコーダー10は、動き補償された時間フィルタリングモジュール(motion compensated temporal filtering=MCTF)13を含む。この動き補償された時間フィルタリングモジュール13は、一群の(N+1)/2の低周波数画像と一群のN/2の高周波数画像とを変換し、ビデオコーダー10の動き推定モジュール11で行われる動き推定を用いて、これらの画像を変換する。図4は、画像Im1,Pa1,Im2,及びPa2から構成されたビデオ画像配列を示す。このビデオ画像配列は、画像Im1,Im2を含んだ奇数画像の群と、画像Pa1,Pa2を含んだ偶数画像の群と、に分けられる。
動き推定モジュール11は、ビデオ画像配列中の奇数番の各画像とその隣の画像との間の動き推定を実行する。動き補償された時間フィルタリングモジュール13は、時間フィルタリングが可能な限り効果的になるように前記偶数番の画像の動きを補償
する。これは、推定画像と画像との間の差が小さければより効果的に圧縮可能となり、すなわち、良好な比率/歪み(rate/distortion)が影響を受けるからであり、つまり、良好な比率の圧縮率が再構築品質に及ぼすのと等価である。
ここで、Haarフィルタが離散ウェーブレット分解のために用いられるときのある変形例として、画像と隣の画像との間において単一方向に動き推定が実行されることに留意されたい。
動き推定モジュール11は、各画像について、画像と隣の画像との間の動き場を、例えば奇数画像内のブロックを偶数画像内のブロックとに整合(matching)させることにより(これに限定されない)、計算する。これは、”block matching”という英語の用語で知られている。もちろん、例えばメッシュ法(meshing)による動き推定手法等の他の手法を用いてもよい。ブロックによる推定を行う場合には、ブロックの動き値が画像の当該ブロック内の各画素に割り当て可能となる。ある変形例においては、重み付けされたブロックの動きベクトルと、重み付けされたこの隣のブロックの動きベクトルとが、OBMC(Overlapped Block Motion Compensation)という名で知られた手法によって、ブロックの各画素に割り当てられる。
動き補償された時間フィルタリングモジュール13は、画像間で離散ウェーブレット分解を実行して、ビデオ画像配列を、一乃至複数の解像度レベルにわたって分布した幾つかの時間サブバンドに分解する。この離散ウェーブレット分解は、要求された分解レベルに到達していない限り時間サブバンドの低時間サブバンドに再帰的に適用される。従って、図4の例によれば、Haarフィルタを用いた場合に、画像Im1と画像Pa1は、T−L1と示された低時間サブバンドとT−H1と示された高時間サブバンドとを形成するように分解される。同様に、画像Im2と画像Pa2は、T−L2と示された低時間サブバンドとT−H2と示された高時間サブバンドとを形成するように分解される。第2の離散ウェーブレット分解が、前記時間サブバンドT−L1,T−L2に適用されて、T−LLと示された低時間サブバンドとT−LHと示された高時間サブバンドとを形成する。
動き補償された時間フィルタリングモジュール13によって得られた種々の時間サブバンドは、離散ウェーブレット分解モジュール(DWT)14に送られて、これらの時間サブバンドの空間的分解が実行される。従って、図4の例によれば、前記時間サブバンドT−H1は、1つの低周波数サブバンドT−Hs−LLと3つの高周波数サブバンドT−Hs−LH,T−Hs−HL,T−Hs−HHとに分解される。前記時間サブバンドT−LHは、1つの低周波数サブバンドT−LHs−LLと3つの高周波数サブバンドT−LHs−LH,T−LHs−HL,T−LHs−HHとに分解され、周波数サブバンドT−LHs−LLは、1つの低周波数サブバンドT−LHs−LLLLと3つの高周波数サブバンドT−LHs−LLLH,T−LHs−LLHL,T−LHs−LLHHとに再度分解される。前記時間サブバンドT−LLは、1つの低周波数サブバンドT−LLs−LLと3つの高周波数サブバンドT−LLs−LH,T−LLs−HL,T−LLs−HHとに分解され、周波数サブバンドT−LLs−LLは、1つの低周波数サブバンドT−LLs−LLLLと3つの高周波数サブバンドT−LLs−LLLH,T−LLs−LLHL,T−LLs−LLHHとに再度分解される。
前記時間サブバンドT−H2は、1つの低周波数サブバンドT−H's−LLと3つの高周波数サブバンドT−H's−LH,T−H's−HL,T−H's−HHとに分解される。なお、これらのサブバンドは図1に図示されていない。
前記周波数サブバンドT−Hs−LLは、1つの低周波数サブバンドT−Hs−LLLLと3つの高周波数サブバンドT−Hs−LLLH,T−Hs−LLHL,T−Hs−LLHHとに再度分解される。なお、これらのサブバンドは図1に図示されていない。
前記周波数サブバンドT−H's−LLは、1つの低周波数サブバンドT−H's−LLLLと3つの高周波数サブバンドT−H's−LLLH,T−H's−LLHL,T−H's−LLHHとに再度分解される。なお、これらのサブバンドは図1に図示されていない。
前記ビデオコーダーは、擬似解像度(pseudo-resolution=PR)計算モジュール12を含む。このPR計算モジュール12は、動き推定モジュール11によって定義された画像の各ブロックを4つの三角形に関連付ける。図5(a)に示すブロックとこれに隣接したブロックから、PR計算モジュール12は、図5(b)において符号51,52,53,54に示す4つの三角形を形成する。
動き場推定モジュール11で決定されかつ前記三角形に関連したブロックに関連付けられた動きベクトルから、PR計算モジュール12は、各三角形について膨張係数を決定する。ある三角形の膨張係数ρtは、2つの隣接した画像間の三角形の動きをアフィン変換(affine transformation)によって表すことによって得られ、このアフィン変換は隣接した画像における三角形の射影を得るために画像の三角形に適用される。アフィン変換は、2つの画像間で現れやすい動き、すなわち平行移動、回転、及びスケール変化、を表すことが可能である。
このアフィン変換は、3x3の行列の形式で以下に示され、数1に従って画像の頂点の座標(x,y)から隣接した画像の三角形の各頂点の座標(x’,y’)を算出することを可能にする。
Figure 2008507171
三角形の膨張係数ρtは、行列の行列式を計算することによって得られる。
Figure 2008507171
ブロックの膨張係数ρは、ブロックに関連付けられた三角形の膨張係数からPR計算モジュール12によって決定される。ブロックの膨張係数ρは、例えば、三角形の膨張係数ρtを計算することによって決定され、あるいは変形例においては、三角形の膨張係数ρtの最大値を膨張係数ρに割り当てることによって決定される。また、別の変形例として、ブロックの各画素に膨張係数を関連付けることが可能であり、この膨張係数は、ブロックに関連付けられた各三角形の画素を隔てる距離の逆数で、膨張係数ρtの値を個々に重み付けする関数によって決定される。
このPR計算モジュール12は、画像の各ブロックについての演算(operations)とビデオ画像配列15中の各画像についての演算とを実行する。
一旦、膨張係数ρが決定されると、PR計算モジュール12はこの値からPRで示された擬似解像度を決定する。膨張係数ρが1に等しければ、動きが平行移動であるかまたは回転であるかが考慮され、次に擬似解像度PRは値1に設定される。膨張係数ρが1でなければ、擬似解像度PRは以下の値の中の最大値に等しくされる。すなわち、数字1、ビデオ画像配列15において現時点で処理される画像のブロックと先の画像の対応するブロックとの間の膨張係数の値、及びビデオ画像配列15において現時点で処理される画像のブロックと次の画像の対応するブロックとの間の膨張係数の値の中の最大値に等しい。
ここで、以下の点にも留意されたい。つまり、例えばより多くの画像を必要とする時間的分解フィルタが動き補償された時間フィルタリングモジュール13によって用いられ、時間的変換が幾つかの分解レベルで行われるときに、時間に関してより大きな時間的隣接領域(temporal neighbourhood)にわたる動きを考慮して擬似解像度を構成することも可能である。
ここで、以下の点にも留意されたい。つまり、例えばHaar型時間分解フィルタが動き補償された時間フィルタリングモジュール13によって用いられるとき、擬似解像度PRは以下の値の中の最大値に等しくされる。すなわち、数字1、及び、ビデオ画像配列15において現時点で処理される画像のブロックと先の画像の対応するブロックとの間の膨張係数の値の中の最大値に等しい。
PR計算モジュール12は、ビデオ画像配列15中の各画像の各ブロックについて擬似解像度PRを決定する。
また、動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とを備えた前記ビデオコーダーは、実効空間解像度esr(effective spatial resolution)計算モジュール16を含む。esr計算モジュール16は、離散ウェーブレット分解モジュール14によって分解された各空間サブバンドの各係数(cに図示)について、実効空間解像度(esr(c)に図示)を決定する。esr計算モジュール16は、各係数に対して、当該係数の空間座標に空間的に対応するブロックの擬似解像度を関連付ける。この擬似解像度はpr(c)で示される。
ある係数の実効空間解像度は、係数cの空間解像度pr(c)を当該係数cに関連付けられた擬似解像度で割ることによって決定される。この実効空間解像度はesr(c)で示される。
ある係数の空間解像度とは、これに属する周波数サブバンドの空間解像度を意味する。従って、図4の例によれば、サブバンドT−Hs−LH,T−Hs−HL,T−Hs−HH,T−LHs−HH,T−LHs−LH,T−LHs−HL,T−LLs−HH,T−LLs−LH,T−LLs−HLの係数は1の空間解像度を有する。その後に再分解されたサブバンドT−Hs−LL,T−LHs−LLの係数、その後に分解されたT−LLs−LL、その後に再分解されたサブバンドT−LHs−LLHH,T−LHs−LLLH,T−LHs−LLHL,T−LLs−LLHH,T−LLs−LLLH,T−LLs−LLHLの係数は、2分の1の空間解像度を有する。サブバンドT−LHs−LLLL,T−LLs−LLLLの係数は、4分の1の空間解像度を有する。分解サブバンドの各係数における実効空間解像度の決定について、図6を参照してより詳細に説明される。
図6は時間サブバンドが空間サブバンドに分解されることを説明した図であり、ここで、本発明により種々の実効空間解像度が決定される。
図6の時間サブバンド600は、例えば図4の時間サブバンドT−LLである。この時間サブバンド600は、1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LH610aと、1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−HH610bと、1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−HL610cと、2分の1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LL610dとに分解される。前記サブバンドT−LLs−LL610dは、2分の1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LLLH620aと、2分の1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LLHH620bと、2分の1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LLHL620cと、4分の1の空間解像度からなるサブバンドT−LLs−LLLL630とに分解される。
時間サブバンド600の領域(zones)612,622,632は、PR計算モジュール12が擬似解像度PRを2として設定した場合の時間サブバンド600の対応する画像の領域に対応する。時間サブバンド600の領域615,625,635は、PR計算モジュール12が擬似解像度PRを4として設定した場合の時間サブバンド600の対応する画像の領域に対応する。
領域612a,612b,612cに含まれた係数の実効空間解像度は2分の1に等しく、領域615a,615b,615cに含まれた係数の実効空間解像度は4分の1に等しく、領域622a,622b,622cに含まれた係数の実効空間解像度は4分の1に等しく、領域625a,625b,625cに含まれた係数の実効空間解像度は8分の1に等しく、領域632に含まれた係数の実効空間解像度は8分の1に等しく、領域635に含まれた係数の実効空間解像度は16分の1に等しい。
領域612,615に含まれた係数を除くサブバンド610a,610b,610cに含まれた係数は、それらの空間解像度に対応した、1からなる実効空間解像度を有する。
領域622,655に含まれた係数を除くサブバンド620a,620b,620cに含まれた係数は、それらの空間解像度に対応した、2分の1からなる実効空間解像度を有する。
領域632,635に含まれた係数を除くサブバンド630に含まれた係数は、それらの空間解像度に対応した、4分の1からなる実効空間解像度を有する。
動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とを備えたビデオコーダー10は、また、判定モジュール17を備える。この判定モジュール17は、各係数について計算された実効空間解像度esrと、目標補償解像度(これに対してスケーラブルデータストリーム18がプログレッシブ・ストリーム生成モジュール19によって生成される)とから、現時点において処理されている復元レベルつまり解像度レベルについてスケーラブルデータストリーム18に高周波数係数を挿入しなければならないかを決定する。
図4の実施例によれば、通常、スケーラブルデータストリーム18は3つの解像度レベルから構成される。第1解像度レベル(Niv Nに図示)は、低周波数サブバンドT−LLs−LLLL,T−LHs−LLLL,T−Hs−LLLL,T−H's−LLLLを含む。復元レベルはビデオ画像配列18の最低補償解像度に対応し、本実施例では4分の1の補償解像度となる。第2解像度レベル(Niv N−1に図示)は、高周波数サブバンドT−Hs−LLHL,T−Hs−LLLH,T−Hs−LLHH,T−H's−LLHL,T−H's−LLLH,T−H's−LLHHと、高周波数サブバンドT−LHs−LLLH,T−LHs−LLHL,T−LHs−LLHH,T−LLs−LLLH,T−LLs−LLHL,T−LLs−LLHHと、を含む。復元レベルはビデオ画像配列18の中間解像度に対応し、本実施例では2分の1の補償解像度となる。第3解像度レベル(Niv N−2に図示)は、参照符号Niv N−2によって示された図4中の他の全てのサブバンドを含む。復元レベルはビデオ画像配列18の最大解像度に対応し、本実施例では1の補償解像度となる。
本発明によれば、判定モジュール17は、復元レベルの空間解像度レベルに通常含まれた高周波係数以外の他の高周波数サブバンドの高周波数係数を復元レベルに挿入する。このため、判定モジュール17は、各サブバンドの各係数について、係数の実効空間解像度を復元レベルの空間解像度と比較する。係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度を超えている場合には、当該係数は復元レベルに加えられない。他方、係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度以下である場合には、当該係数が先に復元レベルに加えられていなければ当該係数は復元レベルに加えられる。
従って、図6の実施例によれば、復元レベルがNレベルであるときつまり4分の1の解像度であるときに、622a,622b,622c,625a,625b,625c,615a,615b,615cに図示された領域に含まれた係数は、図4においてNiv Nで示された周波数サブバンドの係数に加えて、この復元レベルでのスケーラブルデータストリーム18に挿入される。
復元レベルがN−1レベルであるときつまり2分の1の解像度であるときに、612a,612b,612cに図示された領域に含まれた係数は、図4においてNiv N−1で示された周波数サブバンドの係数に加えて、この復元レベルでのスケーラブルデータストリーム18に挿入される。ここで、615a,615b,615cに図示された領域に含まれた係数は、先の復元レベルにおいて挿入されているので挿入されないことに留意されたい。
判定モジュール17は、要求された復元レベルの生成に必要な種々の分解サブバンドと、プログレッシブ・ストリーム生成モジュール19において要求された復元レベルに加えられるべきであると判定された係数と、を伝送する。
プログレッシブ・ストリーム生成モジュール19は、判定モジュール17から受けたデータと、動き推定モジュール11によって伝送された動き場と、からスケーラブルデータストリーム18を生成する。
ある変形例では、プログレッシブ・ストリーム生成モジュール19は、復元レベルに加えられるべきであると判定された各係数の実効空間解像度をスケーラブルデータストリームに挿入する。
プログレッシブ・ストリーム生成モジュール19は、率・歪み最適化アルゴリズムを用いてスケーラブルデータストリーム18を符号化する。当該アルゴリズムは、例えば、非特許文献(デーヴィッド・タウブマン(David Taubman)著、「EBCOTを用いた高性能スケーラビリイティ画像圧縮(High Performance Scalability Image Compression with EBCOT)」、IEEE画像処理学会、第9巻、第7号、2000年7月)によって記載されたビデオコーダーに使用されたものであってもよい。
通常、このようなコーダーは最大歪みに拘束された率を最小にするように一群の係数の量子化を修正する。この最適化は、以下のラグランジュの式(数3)によって表現される。
Figure 2008507171
ここで、Rは率であり、Dは歪みを示し、θsは、ある周波数サブバンドにおける一組の符号化パラメータを示す。
本発明の具体的な態様によれば、率・歪み最適化の間、各係数の擬似解像度が考慮される。プログレッシブ・ストリーム生成モジュール19は、以下の数4のような最適化を実行することによってスケーラブルデータストリーム18を符号化する。
Figure 2008507171
ここで、f(c)は、係数cの歪みに重み付けするための重み係数である。この重み係数f(c)が高くなればなるほど、より多くの歪みが当該係数において軽減される。
係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度以下である場合には、f(c)=(pr(c))とすることが望ましい。
ある変形例では、係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度よりも高い場合には、係数の選択と符号化は、f(c)=0とすることで結合される。
図2は、図3及び図8に説明されたアルゴリズムに従ってアルゴリズムの符号化及び復号化を実行できる計算・通信装置(computing and/or telecommunication device)のブロック図を示す。
この計算・通信装置20は、ソフトウェアを用いて、時間サブバンドを生成するように画像配列において動き補償された時間フィルタリングを実行するのに適し、係数を含んだ高周波数サブバンド及び低周波数サブバンドを生成するように時間サブバンドの空間的分解を実行するのに適している。当該装置20はスケーラブルデータストリームを生成可能であり、このデータストリームには空間サブバンドの高周波数係数が、復元レベルに通常加えられる周波数サブバンドの解像度とは異なる解像度を備えた、少なくとも1つの復元レベルに挿入される。
前記装置20は、また、ソフトウェアを用いて、スケーラブルデータストリームにおいて動き補償された逆時間フィルタリング(IMCTF)を実行し、復元レベルに加えられた高周波係数を処理することができる。なお、この復元レベルの解像度は、ビデオ画像配列を形成する復元レベルに加えられる周波数サブバンドの解像度とは異なる。前記装置20は、また、スケーラブルデータストリーム18に加えられた各係数の空間解像度を決定することができる。
ある変形例においては、前記装置20は、ある高周波数係数について、スケーラブルデータストリーム18から、係数の実効空間解像度を示す情報を検出することができ、これにより、時間サブバンドと、空間サブバンドと、スケーラブルデータストリーム18に加えられる実効空間サブバンドの係数と、からビデオ画像配列15が形成される。
前記装置20は、例えば、マイクロコンピュータであってもよい。また、前記装置をビデオ画像配列表示手段に組み込んでもよく、この手段にはテレビまたは、テレビや携帯電話等の受信端末向けの一連の情報を生成する他の装置などが挙げられる。
前記装置20は通信バス201を備え、この通信バス201に、中央処理装置(CPU)200と、リードオンリィメモリ(ROM)202と、ランダムアクセスメモリ(RAM)203と、スクリーン204と、キーボード205と、ハードディスク(HD)208と、デジタルビデオディスク(DVD)再生装置/録音装置209と、通信ネットワーク連絡用のインターフェイス(I/O)206と、が接続される。
ハードディスク208は、本発明を実行するプログラムのみならず、本発明を符号化するためのデータや復号化するためのデータを記憶する。
より一般的に言えば、本発明のプログラムは記憶手段に記憶される。この記憶手段は、コンピュータまたはマイクロコンピュータ200によって読み出し可能である。この記憶手段は前記装置に組み込まれていてもよく、組み込まれていなくてもよく、また取り外し可能であってもよい。
前記装置20が起動すると、本発明による前記プログラムは、本発明の実行コードのみならず本発明の実行に必要なデータを含んだランダムアクセスメモリ203に伝送される。
前記装置20は、本発明に従って、通信インターフェイス206によって受けたビデオ画像配列を読み取り、スケーラブルデータストリームの形式でこれを符号化することができる。
前記装置20は、本発明に従って、通信インターフェイス206によって受けたスケーラブルデータストリームを読み取りまたはDVD再生装置209によってDVDディスクからこれを読み取り、ビデオ画像配列の形式でこれを復号化することができる。
図3は、本発明による離散ウェーブレット分解によって得られた係数の適切な選択のためのアルゴリズムを示す。
前記符号化・復号化を行う装置20の中央処理装置200は、用語「リフティング(lifting)」で知られた技術に従って、時間フィルタリングと、周波数サブバンドへの分解と、を行う。
ステップE300において、前記装置20の中央処理装置200は、ある画像とこれに隣接したとの間での動き推定を、ビデオ画像配列中の各画像について計算する。この動き推定は、例えば、ある画像のブロックをこれに隣接した画像の各々に対してマッチングさせることによる動き推定であってもよい。中央処理装置200は、図1で説明したデコーダーの推定モジュール11によって実行される方法と同じような方法で動き推定を行う。
次のステップE301において、中央処理装置200は、動き補償された時間フィルタリングを実行する。中央処理装置200は、画像配列中の画像間で離散ウェーブレット分解を実行して、一乃至複数の解像度レベルにわたって分布した幾つかの時間サブバンドに、ビデオ画像配列を分解する。中央処理装置200は、図1の動き補償された時間フィルタリングモジュール13によって実行される方法と同じような方法で動き補償された時間フィルタリングを行う。
次のステップE302において、中央処理装置200は、ステップE301で得られた時間サブバンドの空間的分解を実行して、低周波数サブバンドと高周波数サブバンドとを生成する。この空間的分解は、図1の離散ウェーブレット分解モジュール14によって実行される方法と同じような方法で実行される。
次のステップE303において、中央処理装置200は、図1の前記コーダー10のPR計算モジュール12によって実行される方法と同じような方法で、前記動き推定によって定義された各ブロックを4つの三角形に関連付ける。
次のステップE304において、中央処理装置200は、図1の前記コーダー10のPR計算モジュール12によって実行される方法と同じような方法で、各三角形について膨張係数ρtを決定する。
次のステップE305において、中央処理装置200は、図1の前記コーダー10のPR計算モジュール12によって実行される方法と同じような方法で、ブロックに関連付けられた前記三角形の膨張係数から現時点において処理されるブロックの膨張係数ρを決定する。
次のステップE306において、中央処理装置200は、ステップE305で決定された膨張係数ρから現時点において処理される画像の各ブロックの擬似解像度(PRに図示)を計算する。この擬似解像度PRの計算は、図1のPR計算モジュール12によって実行される方法と同じような方法で行われる。
中央処理装置200は、現時点において処理される画像の各ブロックについて、ステップE303〜E306を実行する。
次のステップE307において、中央処理装置200は、ステップE302で分解された高周波数サブバンドを読み取り、ステップE308において、各々の高周波数空間サブバンドの各係数cに対して、前記係数の空間座標に空間的に対応したブロックの擬似解像度pr(c)を関連付ける。
次のステップE309において、中央処理装置200は、各高周波数サブバンドの各係数について、前記係数の空間解像度を前記係数の擬似解像度よって割ることで各係数cの実効空間解像度(図中esr(c))を計算する。
次のステップE310において、中央処理装置200は、高周波数サブバンド係数のうちから、スケーラブルデータストリームに挿入されるべき高周波数サブバンドの係数を決定する。中央処理装置200は、図1の判定モジュール17によって実行される方法と同じような方法で、復元レベルに通常加えられる以外の他の高周波数サブバンドの高周波数係数を復元レベルに挿入する。
次のステップE311において、中央処理装置200は、各係数cに重み係数f(c)を割り当てる。この重み係数f(c)は、各係数cの歪みに重み付けすることを可能にする。この重み係数f(c)は図1との関連で上述した重み係数に等しいので、これ以上詳述しない。
ステップ312において、中央処理装置200は、現時点の復元レベルのエントロピー符号化を実行して、要求された復元レベルに対応した種々の周波数サブバンドの係数と、ステップE310で決定される係数と、ステップE300で推定された動き場とからスケーラブルデータストリーム18を生成する。
ステップE313において、中央処理装置200は、スケーラブルデータストリーム18の新たな別の復元レベルが符号化されるべきかいなかを調査する。符号化されるべきであると判断すると、中央処理装置200は、全ての解像度レベルが処理されていない限り、ステップE310〜E313からなるループを繰り返し実行する。
符号化されるべきではないと判断すると、中央処理装置200は、このアルゴリズムを停止する。
図7は、本発明による動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオデコーダーのブロック図を示す。
動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオデコーダー70は、本発明に従って、スケーラブルデータストリーム18を読み取り、ビデオ画像配列15の形式でこれを復号化する。
動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオデコーダー70つまりデコーダー70は、ストリーム解析モジュール708を含む。このストリーム解析モジュール708は、スケーラブルデータストリーム18のエントロピー復号化を実行し、その後復号化されたスケーラブルデータストリームから、スケーラブルデータストリーム18に含まれた種々の動き場を抽出して、これらの動き場を擬似解像度PR計算モジュール702と動き場記憶モジュール701とへ伝送する。ストリーム解析モジュール708は、復号化された前記スケーラブルデータストリームから、スケーラブルデータストリームに含まれた種々の周波数サブバンドの係数と、本発明に従って現時点の復元レベルにおいて前記コーダーによって挿入された係数と、を抽出する。ストリーム解析モジュール708は、この抽出された係数を統合モジュール(SDWT)704へ伝送する。ここで変形例として、ストリーム解析モジュール708は、また、本発明に従って各係数に関連付けられかつ現時点の復元レベルにおいてコーダー10によって挿入された実効空間解像度を抽出し、これらを判定モジュール707へ伝送する。
PR計算モジュール702は、現時点において処理された画像の各ブロックに、図1のPR計算モジュール12によって実行された方法と同様な方法で4つの三角形を関連付ける。現時点で処理された画像と先の隣接した画像との間の動きベクトルと、この現時点処理画像と次の隣接した画像との動きベクトルと、の画像の各ブロックから構成された動き場から、PR計算モジュール12は、現時点の画像と隣接した前記画像とにおいて前記三角形の頂点の位置を計算し、前記コーダー10のPR計算モジュール12が行うのと同じような方法で、各三角形の膨張係数ρtを計算する。PR計算モジュール702は、前記コーダー10のPR計算モジュール12が行うのと同じような方法で各ブロックについて膨張係数ρを計算する。
PR計算モジュール702は、前記コーダー10のPR計算モジュール12が行うのと同じような方法でブロックの膨張係数ρから当該ブロックの擬似解像度PRを決定する。
デコーダー70は、また、実効空間解像度esr計算モジュール706を含む。このesr計算モジュール706は、前記ストリーム解析モジュール708から受けた高周波数空間サブバンドの各々の各係数cについて、実効空間解像度(図中esr(c))を決定する。このesr計算モジュール706は、各係数に、当該係数の座標に空間的に対応したブロックの擬似解像度を関連付ける。この擬似解像度の計算は、図1のコーダー10のesr計算モジュール16によって実行される計算と同様である。各係数の実効空間解像度は、esr計算モジュール706によって、判定モジュール707へ伝送される。
デコーダー70は、現時点で処理される画像の各ブロック、各時間的分解レベル、及び各時間的画像について、膨張係数、擬似解像度、及び実効解像度の計算を実行する。
判定モジュール707は、各係数について計算された実効空間解像度と現時点で処理されるスケーラブルデータストリーム18の補償解像度とから、高周波数係数が離散ウェーブレット統合モジュール(SDWT)704によって統合されるべきかいなかを判断する。このため、判定モジュール707は、各サブバンドの各係数について、当該係数の実効空間解像度を、現時点で処理される復元レベルの空間解像度と比較する。前記係数の実効空間解像度が前記復元レベルの空間解像度を超えている場合には、前記係数はSDWTモジュール704へ伝送されない。他方、前記係数の実効空間解像度が前記復元レベルの空間解像度以下である場合には、前記係数はSDWTモジュール704へ伝送される。
従って、図6の実施例によれば、復元レベルがNレベルつまり4分の1の解像度であるときに、622a,622b,622c,625a,625b,625c,615a,615cに図示された領域に含まれた係数は、判定モジュール707によって、SDWTモジュール704へ伝送される。
SDWTモジュール704は、ストリーム解析モジュール708によって伝送された種々の周波数サブバンドと、判定モジュール707によって伝送された係数と、を統合する。
図6の実施例によれば、復元レベルがNレベルであるときに、SDWTモジュール704は、ストリーム解析モジュール708から受けた周波数サブバンドT−LLs−LLLLを、領域622a,625aに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、領域622b,625bに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、領域622c,625cに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、に統合して、サブバンド630と同等な周波数を備えたサブバンドを生成する。SDWTモジュール704は、先に生成されたサブバンドを、領域615aに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、領域615bに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、領域615cに含まれた係数と零に設定された他の係数とを備えた高周波数サブバンドと、を統合して、超解像時間サブバンド(superresolution temporal sub-band)つまり要求された空間解像度より高い空間解像度を備えたサブバンドを生成する。
選択的に、前記超解像度時間サブバンドは、動き補償された逆時間フィルタリングモジュール(IMCTF)703へ伝送される。前記動き補償された逆時間フィルタリングモジュール703は、前記「リフティング(lifting)」技術に従って、時間フィルタリングを実行して、本発明のコーダーによって符号化されたビデオ画像配列の種々の画像を再構築する。前記動き補償された逆時間フィルタリングモジュール703は、高周波数サブバンドと低周波数時間サブバンドと記憶モジュール701に記憶された動き推定量とからビデオ画像配列を生成する。
ある変形例においては、超解像度時間サブバンドは、これらが前記動き補償された逆時間フィルタリングモジュール703へ伝送される前に、要求された空間解像度と同様な空間解像度を有したもので行われるのと同様な方法でサブサンプリングされる。この挿入された空間的高周波数は、次に、デコーダーでアップサンプリングされるときに前記画像に再統合される。
このように生成されたビデオ画像は、次にディスプレイへ伝送される。
ここで、ある変形例において、種々の実効空間解像度の値がスケーラブルデータストリームにおいて伝送されるときに、デコーダー70はPR計算モジュール702とesr計算モジュール706を備えていなくてもよい。
図8は、本発明の第1の態様により符号化された一連のデータを復号化するアルゴリズムを示す。
前記符号化・復号化装置20の中央処理装置200は、前記「リフティング」という用語で知られた技術に従って、逆時間フィルタリングと離散ウェーブレット統合とを実行する。
中央処理装置200は、また、本発明により先に符号化されたスケーラブルデータストリーム18を読み取り、これを本発明に従ってビデオ画像配列の形式に復号化することができる。
ステップE800において、中央処理装置200は、復元レベルの空間解像度を決定し、スケーラブルデータストリーム18のエントロピー復号化を実行する。
ステップE801において、中央処理装置200は、このように復号化されたスケーラブルデータストリームから、スケーラブルデータストリームに含まれた種々の低周波数(LF)サブバンドの係数を抽出する。
ステップE802において、中央処理装置200は、このように復号化されたスケーラブルデータストリームから、スケーラブルデータストリームに含まれた種々の高周波数(HF)サブバンドの係数と、本発明に従って現時点の復元レベルにおいてコーダー10によって挿入された前記係数と、を抽出する。
ステップE803において、中央処理装置200は、このように復号化されたスケーラブルデータストリームから、スケーラブルデータストリームに含まれた種々の動き場を抽出する。
ここで、ある変形例として、ストリーム解析モジュール708もまた、本発明に従って現時点の復元レベルにおいてコーダー10によって挿入された各係数に関連付けられた実効空間解像度を抽出することに留意されたい。
ステップE804において、中央処理装置200は、高周波数サブバンド(HF)の各係数について、前記係数の実効空間解像度esrを計算する。前記係数のesrは、前記PR計算モジュール702と前記esr計算モジュール706とによって計算される方法と同じような方法で計算される。
ステップE805において、中央処理装置200は、高周波数(HF)係数の予備選択を実行する。この予備選択は、前記高周波数係数HFが離散ウェーブレット統合によって統合されるべきであるかを判断することを含む。このため、中央処理装置200は、各サブバンドの各係数について、係数の実効空間解像度esrを、現時点で処理された復元レベルの空間解像度と比較する。係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度を超えている場合には、当該係数は統合されるべきものとして採用されない。他方、係数の実効空間解像度が復元レベルの空間解像度以下である場合には、当該係数は復元レベルに統合されるように予備選択される。
ステップE806において、中央処理装置200は、前記予備選択された係数のうちから、統合されるべき係数を選択する。当該選択は、例えば、前記装置20の特徴に従って実行される。
ステップE807において、中央処理装置200は、離散ウェーブレット統合を実行し、ステップE801とステップE802とにおいて読み取られた種々の周波数サブバンドのみならずステップE806において選択された係数も統合する。この離散ウェーブレット統合(SDWT)は、前記デコーダー70の離散ウェーブレット統合(SDWT)モジュール704において説明された処理と同様である。この離散ウェーブレット統合の終了時に、超解像度時間サブバンドが生成される。
好適な態様によれば、次のステップE808において、中央処理装置200は、動き補償された逆時間フィルタリング(IMCTF)を実行する。中央処理装置200は、前記「リフティング」技術に従って時間フィルタリングを実行して、本発明の前記コーダーによって符号化されたビデオ画像配列の種々の画像を再構築する。中央処理装置200は、超解像度高周波数サブバンドと、低周波数時間サブバンドと、ステップE803で読み取られた動き推定量と、から、ビデオ画像配列を生成する。
ある変形例において、超解像度時間サブバンドは、ステップE808より前に、これらが前記要求された空間解像度と同等の空間解像度を有するようにサブサンプリングされる。前記挿入された空間的高周波数は、次に、前記デコーダーでアップサンプリングされるときに画像を再統合される。
このように生成されたビデオ画像配列は、次にディスプレイへ伝送される。
ある変形例において、本発明のコーダーは、ビデオ画像配列を処理せず、ビデオ画像配列を示す一連のデータを処理する。この一連のデータは、種々の空間解像度の周波数サブバンドの係数を含む。前記コーダーは、前述した方法と同じような方法で、当該一連のデータに含まれた各係数の実効空間解像度を決定する。前記コーダーは複数のデータストリームを生成する。各データストリームは、空間解像度が復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンドの係数と、当該復元レベルの(一乃至複数の)前記解像度を超えた空間解像度を備えた周波数サブバンドの係数と、から構成される。
前記コーダーは、少なくとも1つの解像度レベルに、実効空間解像度が当該解像度レベルの空間解像度未満である係数を挿入する。
本発明は、本来、前述した実施例に全く限定されるものではなく、むしろ当業者の能力の範囲内に属する如何なる変形も包含するものである。
本発明による動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオコーダーのブロック図を示す。 図3及び図8に説明されたアルゴリズムに従ってアルゴリズムの符号化及び復号化を実行可能な計算及び/もしくは通信装置のブロック図を示す。 本発明による離散ウェーブレット分解によって得られた係数の適切な選択のためのアルゴリズムを示す。 本発明による動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解によって得られた画像の一例を示す。 複数の三角形を備えた画像のブロックの関連付けを示す。 時間サブバンドが空間サブバンドに分解されることを説明した図であり、本発明により種々の実効空間解像度が決定される。 本発明による動き補償された時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解を備えたビデオデコーダーのブロック図を示す。 本発明による一連の符号化データを復号化するアルゴリズムを示す。
符号の説明
10 ビデオコーダー
11 動き推定モジュール
12 擬似解像度(PR)計算モジュール
13 動き補償された時間フィルタリング(MCTF)モジュール
14 離散ウェーブレット分解(DWT)モジュール
15 ビデオ画像配列
16 実効空間解像度(esr)計算モジュール
17 判定モジュール
18 スケーラブルデータストリーム
19 プログレッシブ・ストリーム生成モジュール

Claims (21)

  1. 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数へビデオ画像配列を符号化する方法であって、
    前記方法は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    少なくとも1つの復元レベルへ、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を挿入する挿入ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を前記復元レベルに挿入する前記挿入ステップより前に、前記方法が、
    各周波数サブバンド係数について実効空間解像度を取得する取得ステップと、
    各実効空間解像度を、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度と比較する比較ステップと、
    を含み、かつ、
    前記復元レベルに挿入される前記周波数サブバンド係数が、実効空間解像度が前記一乃至複数の空間解像度未満となる係数であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. ある係数の実効空間解像度を取得する前記取得ステップは、
    各周波数サブバンド係数について擬似解像度を決定する決定ステップと、
    ある係数が属する前記サブバンドの前記空間解像度を、前記係数の擬似解像度によって割る除算ステップと、に分けられることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 各周波数サブバンド係数について擬似解像度を決定する前記決定ステップは、さらに、
    ビデオ画像配列中の各画像について、と当該画像に隣接した少なくとも1つの画像との間で動き場を推定する推定ステップと、
    前記ビデオ画像配列中の各画像の各ブロックにおいて、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間で少なくとも1つの膨張係数を決定する決定ステップと、
    ブロックの前記膨張係数が1に等しい場合に、前記ブロックの擬似解像度に1の値を設定する設定ステップと、
    ブロックの前記擬似解像度を、1の値と、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間の膨張係数の前記値と、のうちから最大の値に設定する設定ステップと、に分けられることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. ブロック間で前記膨張係数を決定する決定ステップは、さらに、
    前記ブロックを複数の三角形に関連付けるステップと、
    各三角形において、前記動き場から、前記ブロック内の三角形の頂点と、これに対応する前記隣接した画像の三角形の頂点と、の間でアフィン変換の行列式を決定するステップと、
    各三角形において、三角形の前記アフィン変換の動き場から、前記ブロック内の三角形の頂点と、これに対応する前記隣接した画像の三角形の頂点と、の間でアフィン変換の行列式を計算することによって前記三角形の前記膨張係数を決定するステップと、
    前記ブロックに関連付けられた前記三角形の膨張係数から前記ブロックの膨張係数を決定するステップと、に分けられることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 種々の空間解像度を備えたサブバンド係数へのビデオ画像配列の符号化が、時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって実行され、前記データストリームが複数の復元レベルからなるスケーラブルデータストリームであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記ビデオ画像配列は、種々の空間解像度の周波数サブバンドからなる一連のデータに予め符号化され、かつ、前記方法は、復元レベルからなる複数のデータストリームを生成し、前記複数のデータストリームは、前記解像度レベルの空間解像度に等しい空間解像度である周波数サブバンド係数と、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数と、を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記方法は、復元レベルに挿入された各周波数サブバンド係数の実効空間解像度を前記データストリームに挿入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって得られたデータストリームを復号化する方法であって、
    前記データストリームは少なくとも1つの復元レベルから構成され、前記復元レベルは、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    前記方法は、
    少なくとも1つの復元レベルにおいて、一乃至複数の空間解像度よりも高い前記空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を取得するステップと、
    前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンド係数と、前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数とを統合するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を統合する統合ステップより前に、前記方法が、
    各周波数サブバンド係数について実効空間解像度を取得する取得ステップと、
    各実効空間解像度を、前記復元レベルの前記一乃至複数の空間解像度と比較する比較ステップと、
    を含み、かつ、
    前記統合された前記周波数サブバンド係数が、その実効空間解像度が前記一乃至複数の空間解像度未満となる係数であることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 各周波数サブバンド係数の前記実効空間解像度が前記データストリーム中の解像度を読み取ることによって得られることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. ある係数の実効空間解像度を取得する前記取得ステップは、
    各周波数サブバンド係数について擬似解像度を決定する決定ステップと、
    ある係数が属する前記サブバンドの前記空間解像度を、前記係数の擬似解像度によって割る除算ステップと、に分けられることを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 各周波数サブバンド係数について擬似解像度を決定する前記決定ステップは、さらに、
    ビデオ画像配列中の各画像について、画像と当該画像に隣接した少なくとも1つの画像との間で動き場を前記データストリーム中から読み取る読取ステップと、
    前記ビデオ画像配列中の各画像の各ブロックにおいて、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間で少なくとも1つの膨張係数を決定する決定ステップと、
    ブロックの前記膨張係数が1に等しい場合に、前記ブロックの擬似解像度に1の値を設定する設定ステップと、
    ブロックの前記擬似解像度を、1の値と、前記画像の前記ブロックとこれに対応する少なくとも1つの隣接した画像のブロックとの間の膨張係数の前記値と、のうちから最大の値に設定する設定ステップと、に分けられることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. ブロック間で前記膨張係数を決定する決定ステップは、さらに、
    前記ブロックを複数の三角形に関連付けるステップと、
    各三角形において、前記動き場から、前記ブロック内の三角形の頂点と、これに対応する前記隣接した画像の三角形の頂点と、の間でアフィン変換の行列式を決定するステップと、
    各三角形において、前記三角形のアフィン変換の行列式を計算することによって前記三角形の前記膨張係数を決定するステップと、
    前記ブロックに関連付けられた前記三角形の膨張係数から前記ブロックの膨張係数を決定するステップと、に分けられることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数へビデオ画像配列を符号化する装置であって、
    前記符号化装置は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    少なくとも1つの復元レベルへ、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を挿入する挿入手段を含むことを特徴とする装置。
  16. 時間フィルタリングと離散ウェーブレット分解とによって得られたデータストリームを復号化する装置であって、
    前記データストリームは少なくとも1つの復元レベルから構成され、前記復元レベルは、前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    前記装置は、
    少なくとも1つの復元レベルにおいて、一乃至複数の前記空間解像度よりも高い前記空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を取得する取得手段と、
    前記復元レベルの空間解像度に等しい空間解像度となる周波数サブバンド係数と、前記復元レベルの一乃至複数の前記空間解像度よりも高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数とを統合する統合手段と、
    を含むことを特徴とする装置。
  17. 情報媒体に記憶されたコンピュータプログラムであって、
    コンピュータシステムに読み込まれかつ実行されるときに、請求項1乃至8のいずれかに記載の方法を行うための命令を含むコンピュータプログラム。
  18. 情報媒体に記憶されたコンピュータプログラムであって、
    コンピュータシステムに読み込まれかつ実行されるときに、請求項9乃至14のいずれかに記載の方法を行うための命令を含むコンピュータプログラム。
  19. 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数に符号化されたビデオ画像配列を含んだ信号であって、
    前記信号は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    少なくとも1つの復元レベルにおいて、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を含むことを特徴とする信号。
  20. 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数に符号化されたビデオ画像配列を含んだ信号を伝送する方法であって、
    前記信号は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    前記信号は、少なくとも1つの復元レベルにおいて、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を含むことを特徴とする信号を伝送する方法。
  21. 種々の空間解像度を備えた周波数サブバンド係数に符号化されたビデオ画像配列を含んだ信号を記憶する方法であって、
    前記信号は少なくとも1つの復元レベルから構成された少なくとも1つのデータストリームを生成し、前記少なくとも1つの復元レベルは、その空間解像度が前記復元レベルの空間解像度に等しくなる周波数サブバンド係数を含むものにおいて、
    前記信号は、少なくとも1つの復元レベルにおいて、前記復元レベルの一乃至複数の空間解像度より高い空間解像度を備えた周波数サブバンド係数を含むことを特徴とする信号を記憶する方法。
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