JP2008504178A - 少量の粉末の分配 - Google Patents
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Abstract
少量の粉末を受け器に分配する装置であり、使用時に分配しようとしている粉末を入れるホッパ(1)と、このホッパの支持体であり、使用時に分配された粉末を受け入れるようになっている受け器(8)上方にホッパを保持できる支持体と、粉末を分配させるために衝撃エネルギをホッパに与える少なくとも1つのアクチュエータと、受け器内の粉末の少なくとも一部の圧密化を強める粉末圧密手段とを含む装置である。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は少量の粉末を分配するための装置および方法に関する。本発明は、カプセルのような小さい受け器に重量を測定しながら分配される粉末、特に粉末形態の薬剤を重量測定するのに特別な用途を持つ。
粉末の流動特性には、粉末粒子が大きいな粒子に凝集する傾向があるため、たとえば粉末を入れたふるいにある小孔を通して重力の作用の下に流れることができなくなるという傾向がある。しかしながら、ホッパを揺さぶることで粉末を流動させることは良く知られている。ホッパに対して適切に定められた性質の断続運動を加えることで孔を通して再現可能な量の粉末を流動させ得ることが知られている。
たとえば、WO−A−01/33176が、少量の粒子、特に少量の粉末形態の薬剤を分配する装置および方法を開示している。この装置は、ホッパの基部にある薄膜に設けた複数の孔を有し、ふるい状の要素を形成している漏斗状のホッパを使用しており、ホッパ内にある粉末が孔を通して落下できる。好ましい方法は、ホッパを水平方向に軽く叩くことで水平運動を生じさせ、それによって、薄膜を通して粉末を制御しながら分配することである。軽く叩くこと(軽叩打)は、ホッパに衝撃エネルギを与える電気機械式アクチュエータにより達成され、これにより、ふるい状の要素を通して少数の粒子が重量測定天秤上へ落下する。このアクチュエータは、水平方向に向いたソレノイドであり、一端でホッパを支持し、反対端にソレノイドを取り付けたロッドを介してホッパの側面を軽く叩く。軽叩打作用は、アクチュエータの作用に垂直成分を与え、ホッパに垂直方向の運動を与えることで行ってもよい。分配された粉末は、精密秤量スケールを持つ重量測定パン上に配置した受け器内に落ち、リアルタイムで漸進的に重量測定され、分配アクチュエータのフィードバック制御が行われて、所望重量の粉末が分配されてしまったときに分配は終了する。
非常に少ない量の粉末を目標総分配重量に関して非常に小さい許容誤差内で分配するためには、ふるいの孔を通して分配される粉末粒子が非常に小さい寸法を持たなければならない。このことは、分配前に個々の粉末粒子が相互に密集して塊状粒子になったときに、これらの凝集体をばらばらにしてから孔を通過させなければならないことを意味する。このことは、また、受け器内に漸進的に分配される粉末が低いかさ密度を有し、それ相応に高いかさ容積を持つことを意味する。これはカプセルの過充填の問題に通じる可能性がある。普通のカプセル寸法に異なった密度を有する異なった薬剤または同じ薬剤の異なった量を入れる必要があるときに特にこの状況に遭遇する。
ここにカプセルの過充填についての問題を回避できる分配システムについての必要性がある。
さらに、粉末の制御した分配は、分配される粉末の重量を絶えず測定し、アクチュエータの軽叩打作用を制御するようにコンピュータ・プログラムを使用することにより達成される。プログラムは、先行の軽叩打による先の重量増加に基づいて軽叩打1回あたりに分配される粉末の重量を計算し、総量分配重量を所定目標値まで増大させるのにさらに軽叩打が必要かどうかを予測する。このソフトウェアは、また、精密な測定を行うべく秤量天秤パンを安定状態にするためには各測定の前毎に或る時間間隔が必要なので、或る特定の総粉末重量を実際に生じさせる粉末追加分と、リアルタイムで粉末重量を計量し、その重量を正確に示す秤量天秤との間にあるいかなる時間遅れをも考慮する。
しかしながら、この方法は、特により大量の粉末を分配するときに粉末の分配を遅らせるという問題を招き、測定サイクル時間が長くなる原因となる。
ここにこの公知システムの測定精度を保持することができ、しかもより速いサイクル時間で作動できる分配装置および方法についての必要性がある。サイクル時間の短縮があれば、この分配装置および方法を個別に計量され、記録された量の薬剤を入れた製薬カプセルの大規模商業生産まで広げることができることになる。このような用途についての必要性がある。
個別に計量され、記録された量の薬剤を収容する製薬カプセルをこのような大規模商業生産で使用するためには、さらにまた、充填しようとしている空の受け器を秤量天秤まで自動的に送り、充填済みの受け器を秤量天秤から自動的に取り出し、その結果、多数の受け器を必要重量の粉末で迅速かつ正確に充填できる装置および方法についての必要性がある。送り・取り出しシステムが粉末の精密な計量を妨げないことが不可欠であり、このことは、薬剤をカプセルに重量測定しながら詰めているときには明らかに重要である。
さらに、この公知システムは、薬剤について目標重量値を達成する際に高精度を得ることができるが、それでもなお、目標重量の許容誤差をさらに小さくし、しかも分配サイクル時間を増大させないようにすることによって改良できるであろう。
本発明は、少なくとも部分的に、この公知の装置および方法についてのこれらの問題を解決すると共に上記の必要性を満たすことを目指している。
したがって、本発明は、少量の粉末を受け器に分配する装置であって、使用時にそこから分配しようとしている粉末を収容するホッパと、このホッパの支持体であり、使用時に分配された粉末を受け入れるようになっている受け器上方にホッパを保持できる支持体と、粉末をそこから分配させるために衝撃エネルギをホッパに与える少なくとも1つのアクチュエータと、受け器内の粉末の少なくとも一部の圧密化を強める粉末圧密化手段とを含む装置を提供する。
本発明は、また、少量の粉末を受け器に分配する方法であって、ホッパ内にそこから分配されるべき粉末を入れ、分配された粉末を受け入れるようになっている受け器上方にホッパを支持し、少なくとも1つのアクチュエータによって、ホッパに衝撃エネルギを与えそれによりこのホッパから粉末が受け器に分配されるようにし、この方法の任意の段階で、粉末の少なくとも一部を圧密化しそれにより受け器の粉末の圧密化を強める、上記の段階とを含む方法も提供する。
本発明は、特に、主としてたとえばカプセルのような小さい受け器に粉末形態の薬剤を分配するための重量測定供給システムに関する。本装置は、好ましくは、秤量天秤上にある間に受け器に粉末形態の薬剤を充填し、充填が完成した後に連続的にパンから取り出すことができるように秤量天秤のパン上に連続的に複数の受け器を送ることができる移送機構を含む。
パン上に受け器を置くのに使用される移送機構は、パンの中心に受け器を持って行くように横方向運動を行い、次いで、受け器をパン上に載せるように垂直方向運動を行うので、パンおよびその上の受け器は移送機構とのいかなる接触からも免れている。
特に好ましい配置では、回転移送機構を使用し、この回転移送機構は、回転運動を行って受け器を次々にパン上方に持って行き、次いで、使用される秤量天秤のタイプに応じてパンまたは受け器のいずれかに垂直方向運動を行わせ、受け器を秤量天秤パン上に置いたり、秤量天秤パンから受け器を取り出したりする。
したがって、この装置は、充填されるべき受け器を自動的に精密秤量天秤のパン上に送り、自動的に精密秤量天秤のパンから取り出すことができる。分配システムは、秤量天秤パン上で受け器に粉末を徐々に充填し、所望重量の粉末が受け器内に入ったときに停止する。次に、充填済みの受け器はパンから取り出され、次の充填サイクルのために空の受け器と置き換えられる。
測定をできるだけ迅速に行えるように、装入取出し作業をできるだけ迅速に行うと共に計量システムへのいかなる妨害も最小限に抑えることが重要である。
これには、パン上へのカプセルの穏やかな載置、パンからのカプセルの穏やかな取り出し、粉末のこぼれを防ぐやり方でのカプセルの移動、そして、空気移動または加熱の発生なしのカプセルの迅速な移動が必要である。
パンへの装入、取り出しのための移送を達成するために開発された移送機構は、パン上の所望位置に受け器を持って行くようなパンの平面内での運動と、パン上に受け器を下降させ、再びそこから持ち上げるようなパンの平面に対して垂直の(直角の)運動との両方を必要とする。
好ましい実施形態の移送機構は、滑らかで、静かで、きれいに行えるように必要な運動を実行し、粉末のこぼれを最小限に抑える。この移送機構は、代表的にはステンレス鋼で作られており、製薬プロセス設備に対する在来の規定または要件に適合するので、機構に対するいかなる簡略化も設備費用を低減し、使用時の機構の動作および清掃を簡略化するという利点を与える。
以下、添付図面を参照しながら本発明を説明する。
図1は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための粉末分配装置のホッパを通る、片側面から見た概略断面図である。
図2は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための粉末分配装置のホッパおよび軽叩打デバイスを通る、片側面から見た概略断面図である。
図3は、本発明による、充填装置の下で秤量天秤パン上へ受け器を装荷したり、そこから取り出したりするための移送機構の第1の実施形態の、片側面から見た概略図である。
図4は、本発明による、充填装置の下で秤量天秤パン上へ受け器を装荷したり、そこから取り出したりするための回転移送機構の第2の実施形態の概略平面図である。
図5は、図4の回転移送機構を片側面から見た概略図である。
図6は、図4の回転移送機構の一部を拡大して示す概略平面図であって、回転コンベヤと受け器用のキャリアとの相互関係を示す図である。
図7は、図6の回転コンベヤの一部とキャリアを通るA−A線に沿った概略側断面図である。
図8は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の、片側面から見た概略図である。
図9は、図8の装置を使用しているときに測定した重量と時間の関係を表すグラフである。
図10は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の別の実施形態を片側面から見た概略図である。
図11は、図10の装置を使用しているときに測定した重量と時間の関係を表すグラフである。
図12は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の別の実施形態を片側面から見た概略図である。
図13(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の別の実施形態による、受け器に粉末を充填するプロセス構成における一連の段階を示す、片側面から見た概略図である。
図14(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の別の実施形態による、粉末を受け器に分配するプロセスにおける一連の段階を示す概略平面図である。
図15は、図14のプロセスで測定した重量と時間の関係を示すグラフである。
図16(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の別の実施形態による、粉末を受け器に分配するプロセスにおける一連の段階を示す概略平面図である。
図1は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための粉末分配装置のホッパを通る、片側面から見た概略断面図である。
図2は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための粉末分配装置のホッパおよび軽叩打デバイスを通る、片側面から見た概略断面図である。
図3は、本発明による、充填装置の下で秤量天秤パン上へ受け器を装荷したり、そこから取り出したりするための移送機構の第1の実施形態の、片側面から見た概略図である。
図4は、本発明による、充填装置の下で秤量天秤パン上へ受け器を装荷したり、そこから取り出したりするための回転移送機構の第2の実施形態の概略平面図である。
図5は、図4の回転移送機構を片側面から見た概略図である。
図6は、図4の回転移送機構の一部を拡大して示す概略平面図であって、回転コンベヤと受け器用のキャリアとの相互関係を示す図である。
図7は、図6の回転コンベヤの一部とキャリアを通るA−A線に沿った概略側断面図である。
図8は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の、片側面から見た概略図である。
図9は、図8の装置を使用しているときに測定した重量と時間の関係を表すグラフである。
図10は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の別の実施形態を片側面から見た概略図である。
図11は、図10の装置を使用しているときに測定した重量と時間の関係を表すグラフである。
図12は、本発明による、粉末を受け器に分配する方法および装置で使用するための圧密化装置の別の実施形態を片側面から見た概略図である。
図13(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の別の実施形態による、受け器に粉末を充填するプロセス構成における一連の段階を示す、片側面から見た概略図である。
図14(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の別の実施形態による、粉末を受け器に分配するプロセスにおける一連の段階を示す概略平面図である。
図15は、図14のプロセスで測定した重量と時間の関係を示すグラフである。
図16(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の別の実施形態による、粉末を受け器に分配するプロセスにおける一連の段階を示す概略平面図である。
図1は、本発明の方法および装置で使用するための精密粉末計量システムの給送用ヘッドを概略的に示している。このような給送用ヘッドは、WO−A−01/33176で公知である。
図1を参照して、この装置は、粉末、たとえば、粉末吸入器を経て患者の肺に投与するのに使用される薬剤のためのホッパ1からなる。ホッパ1は、大きく開いた最上端2を備えたほぼ円錐台形となっている。小径端3はプレート4で塞いであり、このプレートには、複数の孔5が形成され、かくしてふるいを形成している。粉末7がホッパ1に入れたとき、最初は、若干の粉末7が孔5を通して落下することもあるが、その後、一般的には、粉末7が孔5に詰まるにつれて粉末の流れは止まる。孔5を通る粉末7の流れは、粉末の特性に一致するように孔の寸法を適切に選択することによって制御可能とし、再現可能とすることができる。代表的には、孔は、100ミクロンから2000ミクロンまでの範囲にある。
精密な分配のために装置を使用するには、粉末7用の受け器8をプレート4の下に置き、位置6でホッパ1の側壁9を軽く叩く。この軽叩打は、制御速度で移動している質量(mass)の衝撃から生じる形であってもよい。こうして生じたホッパ1および粉末7の運動で、粉末7が衝撃に続く短い期間でプレート4の孔5を通して流れ、その後、粉末の流れが止まる。こうして、軽叩打毎に個別量の粉末7が制御された状態で受け器8に分配される。
所望総量の粉末7を正確に分配するためには、複数回の軽叩打を行って各受け器8を充填し、受け器8に分配された粉末7の総量をリアルタイムで測定し、必要な量が分配されたら直ぐに、軽叩打を停止するとよい。
図2は、本発明において、粉末を受け器に分配するのに使用するための粉末分配装置の或る特別なホッパ・軽叩打デバイスを示している。この実施形態では、円錐台形のホッパ20は、その小径の下端22にあるふるい21と、ふるい21を通して分配されるべきばら(bulk)の粉末24、たとえば、薬剤を受け取る大径の上端23とを有する。ホッパ20は、片持ちアーム25で支持されており、この片持ちアーム25は、ホッパ20の側壁26に取り付けるか、または、側壁26に衝接(bears against)している。片持ちアーム25内には長手方向の空所27が設けてあり、この空所27内には電気機械式アクチュエータが配置してある。
電気機械式アクチュエータはWO−A−01/33176に開示されているアクチュエータと同じ構造、動作のものでありうるが、WO−A−01/33176の開示内容は参照によって本明細書に加入する。特に、このアクチュエータは、スプリングの片寄せ力に抗して一方向へ移動し、片持ちアームに軽叩打力を加えるように付勢できるソレノイドからなるものであってもよい。しかしながら、図示実施形態では、たとえば、このアクチュエータは、2つのスプリングそれぞれの片寄せ力に抗して互いに反対の方向に連続的に移動できるように付勢可能である複動式ソレノイドである。
したがって、この実施形態においては、空所27内には、電気機械式アクチュエータを構成するソレノイド30の一対の長手方向に向いた第1、第2のソレノイドコイル28、29が長手方向に相互に隔たった状態で配置してある。これらのコイル28、29は、片持ちアーム25にしっかりと取り付けてある。ソレノイド30のアーマチュア31は長手方向に延びる本体を含み、この本体は中央ブッシュ32と2つの互いに反対に向いた第1、第2の突起部分33、34とを有し、突起部分33、34の各々はコイル28、29のそれぞれ対応するコイル内に延びており、ブッシュ32は2つのコイル28、29間の中央に配置してある。所望に応じて、一対の対向した螺旋圧縮ばね(図示せず)を設けてもよく、この場合、各スプリングはブッシュ32とそれぞれのコイル28、29との間に設置してあり、アーマチュア31になんら作動力がかかっていないときにアーマチュア31を中央位置に押圧するようになっている。第1、第2の突起部分33、34は、それぞれ、第1、第2の端壁35、36を有し、これらの端壁は、それぞれ、アーマチュア31が中央位置にあるとき空所27の第1、第2の端面37、38それぞれから隔たっている。
第1の電流パルスが第1コイル28に投入されると、アーマチュア31が空所27の第2端面38に向かって加速され、端壁36はそれに衝突する。衝撃運動量は、片持ちアーム25によって、ホッパ20およびその中のばら粉末24へ伝えられ、使用時にホッパ20のふるい21下方に位置する受け器39に個別量の粉末24を落下させる。その後、次の電流パルスが第2コイル28に投入されると、アーマチュア32が空所27の第1端面37に向かって加速され、端壁35はそれに衝突する。衝撃運動量は、片持ちアーム25によってホッパ20およびその中のばら粉末24へ再び伝えられ、個別量の粉末24を受け器39内へ落下させる。したがって、2つのコイル28、29の交互の付勢で、アーマチュア31を交互に反対方向に移動させるのである。
この配置によって、片持ちアーム25に沿ったいずれかの方向でホッパ20を軽く叩くことができる。したがって、引き続く粉末分配作用に対応する引き続く軽叩打段階で軽叩打方向を交替させることによって、あるいは、1回の軽叩打段階で時間的に密接した一対の軽叩打を常に使用して1回の粉末分配作用を達成することによって粉末分配を行うことができる。
ホッパ20およびその中のばら粉末24への衝撃を発生させるソレノイド30の使用は、ソレノイド30の第1、第2のコイル28、29を駆動する電圧の制御によって衝撃の大きさを変えることができることになる。こうして、たとえ機械的な配置によって、2つのコイル28、29の付勢に伴った前進、後退の軽叩打の大きさまたは効果に若干の差異が生じたとしても、異なった前進、後退駆動電圧を使用することによって全体的な累積効果を釣り合わせることができる。パルス幅、すなわち、各コイル28、29をオンにする期間を変えることによっても同じ効果を達成できる。
本発明による他のいくつかの実施形態においては、粉末を刺激する異なったアクチュエータ配置を使用すると良いかもしれない。その場合、刺激方向を平均化する手段をその配置にとって最適な性能に合わせて変えることになろう。あるいは、アクチュエータにただ1つのコイルを設け、アーマチュアがただ1つの方向でのみホッパに衝撃を与えるようにしてもよい。
ホッパ衝撃付与機構を含むアクチュエータを図示実施態様ではソレノイドとして説明したが、これは可能性のあるアクチュエータのほんの1つである。別のアクチュエータとしては、電動機とカム、圧電性アクチュエータまたは音声コイル・リニア・アクチュエータがある。代りの配置として、垂直方向に向いたソレノイドまたはリンク機構を含んでいてもよい。その場合、ソレノイドの水平作用が軽叩打作用に対する水平ならびに垂直の応答性をホッパに持たせることになる。
本発明によれば、ホッパから粉末を充填しようとしている受け器は、粉末の充填中、秤量天秤の秤量天秤パン上に載せておく。
図3は、上述したようにホッパ・アクチュエータ・システムの下で秤量天秤パン上へ受け器を装入したり、そこから取り出したりするための移送機構を示している。受け器42(代表的には粉末薬剤を収容するカプセルの下半分を構成する)は、各々、1つのキャリア41内に装着してあり、このキャリア41は、それを移送アーム44によって垂直方向に持ち上げることができるように配置した環状のフランジ51を有する。
キャリア41内にある空の受け器42は、コンベヤ・ベルト55のような移送システム上にある、ホッパとアクチュエータからなる重量測定ディスペンサ・ヘッドまで持って行かれる。キャリア41を移送するための移送アーム44は、ピックアップ位置43に動かされ、フランジ51の下に挿入されてから持ち上げられて、アーム44により支持されたキャリア41内の受け器42をベルト45から取り上げる。次いで、移送アーム44は側方へ動かされ、秤量天秤パン48の中心の上方に位置させられる。次いで、アーム44が下降させられ、キャリア41がパン48の上面46に載る。アーム44は、パン48またはキャリア41のいずれともはや接触しないように少しだけ余分に下方に動かされる。
この時点で、受け器42は、充填システム47(上述したホッパ・アクチュエータ・システムを含む)から充填することが出来るようになり、その間、受け器の重量が秤量天秤52によって測定される。充填が完了すると、移送アーム44は持ち上げられ、キャリア41およびその中の受け器42を秤量天秤パン48から取り出す。次いで、移送アーム44が置き位置49まで水平方向に動かされるが、この置き位置49で、キャリア41は第2のコンベヤ・ベルト50上に所在する。この時点で、キャリア41が下降させられ、移送アーム44との接触から解放され、第2のコンベヤ・ベルト50に載る。次いで、移送アーム44は、自由になってピックアップ位置43に戻り、続く受け器充填サイクルにおいて充填/計量プロセスを繰り返す。
図4、5は、上述したようにホッパ・アクチュエータ・システムの下で受け器を秤量天秤パン上へ装入したり、そこから取り出したりするための別の回転移送機構を示している。この回転移送機構は、回転コンベヤ(または回転ディスク)を使用している。この回転コンベヤは、図3の実施形態で使用されるような一対のコンベヤ・ベルトと関連して一度に1つのキャリア/受け器を保持するための移送アームと異なり、周囲まわりのそれぞれの角度位置で複数のキャリア/受け器を保持できる。
図4、5は、この機構の主構成要素を示している。先にキャリア61内に装着されている充填すべき装入受け器は、キャリア61と共に、回転コンベヤの形をした回転移送機構60の周方向まわりに位置した複数の孔63のうちの選定した孔内に置かれる。孔63は、回転移送機構60が移動するにつれて外周の或る特定の角度位置でキャリア61を或る特定の向きで保持する。孔63および対応したキャリア61の好ましい構造が図6により詳しく示してある。
図6は、回転移送機構60の一部のみを拡大図で示しており、孔63で構成される2つのキャリア位置しか示してないが、回転移送機構60は、キャリアのための孔63を必要なだけ持っていてもよい。図7は、孔63とキャリア61の構造をより詳しく示している。回転移送機構60の孔63は、各々、回転コンベヤ60の外周70と連絡するスロット62を有し、キャリア61の中心部64がこの孔を通り、キャリア61の長手軸線を孔63の中央円形部分69に位置させるようになっている。中央円形部分69および各孔63のスロット62は鍵穴状構造に似ている。孔63の円形部分69の上縁80にはテーパが付いており、キャリア61の頂部フランジ67の縁66の対応するテーパ角に合わせてある。こうして、支えなしで、キャリア61は、孔63の中央円形部分69内に着座し、重力によって所定位置に保持され、回転コンベヤ60の縁30とキャリア61の頂部フランジ67の縁66との接触面の円錐形テーパ形状によって孔63内に位置決めされる。
キャリア61の平らな底面65は、中央領域64よりも直径が大きくなっており、その結果、キャリア61の底面がパン48の上面46のような平らな表面によって上方へ押されるかまたはそれによって支持されたとき、キャリア61はこの平らな表面に安定して載ることになる。キャリア61が移送機構60に対して上昇させられ、フランジ67のテーパ付き縁66が孔63の円形部分69の上縁66ともはや接触しなくなったならば、キャリア61は、移送機構となんら接触しなくなり、キャリア61下方の平らな支持面上に単独で、安定してしっかりと載る。
キャリア61の上方部分68は、充填しようとしている受け器を受け入れる形状となっている。図示の場合、受け器は、薬剤を収容するためのカプセルの半分81の形となっている。充填されるべく入って来たカプセルは、装填ステーション59で、キャリア61が移送機構60の孔63内に装填される前に、移送機構60内の所定位置に既にあるキャリア61内に置くか、または、別体の機構(図示せず)によってキャリア61内に置くかすることによって、移送機構60内に装填できる。
ひとたび受け器がそれぞれのキャリア61内の所定位置に位置したならば、垂直軸線84まわりに自由に回転できる移送機構60は、角度的に割り出され、未充填の受け器を秤量天秤パン48上方の充填位置83まで移動させることができる。次いで、キャリア61の底面65が秤量天秤パン48の上面46と接触するに充分な距離、移送機構60全体が下降できる。
移送機構60上の他のカプセルおよびキャリア61は、それらの下方に移送機構60が下降したときに接触することになるであろう何の表面もないような配置となっているので、所定位置に残る。
充填後、移送機構60は上昇させられ、移送機構60のそれぞれの孔63内にキャリア61が再着座する。こうして、次の未充填カプセルがパン48上に移送されると、先に充填されたカプセルは取り出しステーション82へ移送され、取り出される。
装入機構、取り出し機構は、共に、カプセル充填ラインに見いだされるような在来のカプセル取り扱いシステムを利用できる。場合によっては、充填済みカプセル部分がまだ移送機構上にある間に充填済みカプセル部分へのカプセル・キャップの装着段階を組み込み、移送中に粉末がこぼれないようにすると好ましいかも知れない。この場合、キャリア・デザインはこの要件に適合するものとされるであろう。
移送機構のインデックシング、上昇および下降は、サーボモータ駆動機またはリニア・アクチュエータによって行えば、滑らかで精密な運動を達成できる。
本発明の一態様によれば、受け器、たとえば、ゼラチン・カプセルの半分に分配された粉末、たとえば、薬剤の粉末は、受け器内にある間に圧密化段階に付される。圧密化は、粉末粒子に直接的または間接的に力を加えて受け器内の粉末における粒子押し固め程度を高めることによって達成される。圧密化は、間欠的に、または、連続的に実施してもよい。圧密化を間欠的に実施する場合、圧密化は、受け器に付加的な粉末を分配するための引き続いた分配段階の間に実施できる。圧密化を連続的に実施する場合には、粉末の受け器への分配中に実施されうる。受け器内で粉末を圧密化することは、受け器内の粉末と物理的に接触してそれを押し下げ、より密接に押し固めた形態にし、それによって、受け器の粉末のかさ密度を増大させ、そのかさ容積を減らすことによって直接的に行ないうる。たとえば、垂直方向に往復動できるプランジャを使用して受け器内の粉末を押し下げ、圧密化してもよい。圧密化を間接的に行う場合、受け器それ自体または受け器のためのキャリアを一方向または複数の方向へ一度または周期的に軽く叩くか、あるいは、受け器内の粉末に振動、たとえば超音波振動を与えてもよい。これによって、受け器に既に分配された粉末が重力の作用の下にそれ自体の重量で固まり、その密接な押し固め状態を増大させ、それによって、そのかさ密度を増大させ、そのかさ容積を減らす。
図8、9を参照して、ここには、本発明による圧密化装置および圧密化方法の一実施形態が示してある。この実施形態において、粉末薬剤のような粉末102を分配されることになっている受け器100は、代表的には、粉末薬剤を収容するためのゼラチン・カプセルの下半分である。受け器100はキャリア104内に装着してあり、キャリアは上述した構造を持っていてもよい。分配段階、重量測定段階において、キャリア104は、秤量天秤の秤量天秤パン108の上面106に載る。このような構成において、受け器100には、上述したホッパ・アクチュエータ・システムのような重量測定ディスペンサ・ヘッド(gravimetric dispenser head)から充填することが出来るようになり、その間、目標の重量が達成され、測定され、記録されるまでその重量が分配段階中に秤量天秤によって測定される。
この実施形態では、受け器100またはキャリア104またはその両方は、1つまたはそれ以上の軽叩打要素110,112を作用させることによって間欠的に、または、連続的に軽く叩かれる。各軽叩打要素110,112は、任意適当な方向に、たとえば、水平方向に(図8の矢印Aで示すように)、または、垂直方向下方へ(図8の矢印Bで示すように)、または、垂直と水平の間の任意の角度で、または、複数の方向に受け器100またはキャリア104またはこれら両方に作用しうる。各軽叩打要素110,112は、専用のアクチュエータ(図示せず)によって、または、共通のアクチュエータ(図示せず)によって、または、ホッパ114を軽く叩くように構成したアクチュエータ(たとえば、図2のアクチュエータ30)によって、動かすことができる。
あるいは、図8にも示すように、ホッパ114をその一部(たとえば、下方に延びているチューブ115)またはそれに連結した付加的な軽叩打要素が受け器100またはキャリア104またはそれら両方と係合し、ホッパ114がアクチュエータ30によって動かされてふるい116を通して粉末102を受け器100に分配するとき、ホッパ114も受け器100またはキャリア104またはこれら両方に軽叩打力を加え、受け器100内の既に分配された粉末を定着させるように構成、配置してもよい。
分配された粉末102の測定重量と時間の関係を示している図9でわかるように、この特別な実施形態においては、初期分配相(分配#1)があり、ここでは、ホッパ114がアクチュエータ30によって、繰り返し軽く叩かれ、粉末102の総目標量のうちほぼ所定の部分のみを受け器100に漸進的に分配する。その後、第1の分配相が停止し、第1の圧密化相(軽叩打#1)において、既に分配されている粉末102が、たとえば受け器100またはキャリア104またはこれら両方への軽叩打によって圧密化される。この圧密化相中、受け器100またはキャリア104またはこれら両方への軽叩打によって受け器100およびその内容物の測定重量に変動が生じる。次いで、第2の分配相(分配#2)となり、ここで、粉末102の所望総重量の付加的な部分が受け器100に分配される。この段階に続いて第2の圧密化相(軽叩打#2)となり、ここで、既に分配された粉末102が、受け器100またはキャリア104またはこれら両方を軽く叩くことによって再び圧密化される。このシーケンスは何回も繰り返えすことができる。重量測定プロセスの終りに、最終分配相(最終分配)となり、ここで最終量の粉末102が受け器100に分配される。次いで、最終重量測定相(最終重量測定)となり、ここで、分配された粉末の総重量が秤量天秤によって測定される。
アクチュエータ30によるホッパ114の動きが受け器100またはキャリア104またはこれら両方への軽叩打運動を生じさせる配置においては、圧密化相(単数または複数)中、ホッパ114のこの運動の結果として付加的な粉末を受け器100内に分配できる。
本発明の第2の実施形態によれば、図10〜11に示すように、受け器100を保持しているキャリア104が秤量天秤パン108上に配置されたとき、受け器100内の分配済みの粉末102に、たとえば、図10にスピーカ素子として概略的に示す振動要素116から外部振動を与える。この振動要素は、受け器100内の粉末102に非接触振動を生じさせる。粉末102に加えられる振動力は、粒子をより緊密に押し固めた状態に定着させ、粉末のかさ密度を増大させる。振動は、秤量天秤の動作に影響を及ぼさないように選んだ周波数を有する。たとえば、20,000Hz以上の周波数を有する超音波振動である。超音波振動は、たとえば、図10に図式的に示すようなレンズ要素118によって受け器100上へ合焦させてもよい。振動は、受け器100内の粉末102に周期的に、または、図11に示すように受け器100に粉末102を分配している最中に連続的に与えてもよい。
図11を参照して、ここには、受け器100に粉末102を分配し、重量を測定している最中の測定重量と時間の関係が示してある。粉末102は受け器100に連続的に分配され、分配された重量が秤量天秤によって連続的に測定される。分配相中、分配された粉末は連続的に振動を受け、連続的な定着が生じ、その結果、受け器に既に分配されている粉末のかさ密度が増大する。秤量天秤がその関連したソフトウェアおよびプロセッサと共に必要重量の粉末102が分配されたと判断したときに分配が停止し、それに続いて、秤量天秤が最終的な安定した読み取り状態に落ち着くことができるに充分な時間が経った後、粉末102の最終安定重量が測定される。超音波振動は、最終安定重量を測定する前に終わらせ、最終安定重量測定を確実かつ正確に決定する。
さらに別の実施形態では、図12に示すように、受け器100に分配された粉末102に物理的圧密化を施す。粉末102がホッパからキャリア104に担持された受け器100に分配され、キャリア104が秤量天秤パン108上に置かれた後、圧密化要素120、たとえば、図14に示すようなプランジャが受け器100に挿入され、受け器100内の粉末102を圧下し、突き固める。物理的圧密化段階は、分配・重量測定サイクルで1回または多数回実施されうる。最終安定重量が測定される前で分配サイクルの終りに物理的圧密化を実施してもよいが、圧密化要素120が粉末102の一部を受け器100から意図せずに追い出すことによって実際の重量を目標値よりも低くする可能性があるためにこれは好ましくない。普通、分配、圧密化段階シーケンスは図9に示すのと同じである。
本発明のさらに別の態様によれば、受け器内の粉末の圧密化を達成するために、受け器内に予め圧密化した粉末体を堆積させて、粉末の目標重量のうちほぼ所定の部分を受け器に部分的に充填しておき、その後、重量測定ディスペンサ・ヘッドのホッパから粉末の残部を分配することによって受け器の所望最終目標重量までの充填を完了する。この態様によれば、受け器内の全粉末のかさ密度がより高くなるという利点を与えると共に、さらに、受け器を充填する速度を高めることができるばかりか、必要な目標重量を達成する精度も高めることができるという利点の驚くべき組み合わせも与える。
図13(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の別の実施形態による、受け器に粉末を充填するプロセス構成における一連の段階を示している。
図13(a)を参照して、まず、粉末薬剤を収容するゼラチン・カプセルの下半分を構成する受け器100をキャリア104内に置き、次いで、キャリア104を秤量天秤パン108で支える。空の受け器100およびそれに関連したキャリアの風袋重量が秤量天秤104で測定される。しかしながら、この段階は随意であり、たとえば、受け器100の重量の任意の製造公差が小さく、特に充填済みのカプセルの最終カプセル重量の目標許容誤差以内にあることがわかっているときには特にこの段階を省略してもよい。
第2段階において、受け器100を部分的に粉末で満たす。最終的分配・重量測定段階で使用される粉末をホッパ114から分配することによって達成できるよりも高いかさ密度を有するという意味でこの粉末体は予め圧密化されている。この予め圧密化された粉末体は、好ましくは、制御体積を持つように容積測定されている。あるいは、制御重量を持つように粉末体を重量測定してある。いずれにせよ、粉末体の近似体積または重量は、受け器100に分配されるべき粉末の総目標重量の或る比率、たとえば、80〜95質量%となるように選んである。
粉末体を容積測定したとき、好ましくは、粉末体は、この技術分野でドセイタ(dosator)として知られる粉末分配装置(粉末薬剤をゼラチン・カプセルに充満する分野で従来用いられている)を用いて形成され、受け器l00に分配された粉末のプラグの形となっている。
図13(b)、(c)を参照して、ドセイタ122は、チューブ124、代表的には円筒形のチューブからなり、この中に長手方向に往復動可能なピストン部材120が配置してある。チューブ124に制御体積の粉末を充填する前に、ピストン部材126を引っ込め、チューブ124を垂直方向に向ける。それによって、チューブ124の開放底端128は、制御体積の粉末プラグを受け入れるチューブ124の容積129の最下方部分を構成する。この構成において、ドセイタ122を下向きに押して粉末132を収容している粉末床130に押し込む。床130の粉末132は均一に分散させてあり、この技術分野では周知のように、粉末132の密度、流動性、温度などのような特性は慎重に制御してあるので、ドセイタ122を粉末床134内へ所定の深さまで押し下げたとき、或る反復可能な特定の体積134の粉末が、チューブ124内に導入され、粉末プラグとしてチューブ124の底体積129内に保持される。粉末床130内へドセイタ122を下向きに押圧することで、粉末のある程度の圧密化が生じてチューブ内に粉末のプラグ134を形成する。代表的には、プラグ134の体積は、ピストンの位置によっては定められず、むしろ、粉末132の特性、チューブ124の寸法、粉末床130内へドセイタ・チューブ124を押し込む速度、力、深さによって定まる。
このようにしてドセイタ・チューブ124を粉末のプラグ134で満たしたならば、ドセイタ・チューブ124を粉末床130から持ち上げ、図13(d)に示すように受け器100上方の位置へ側方移動させる。次いで、ピストン126を下方へ押圧し、チューブ124から予め圧密化された粉末のプラグ134を押し出し、その結果、プラグ134は重力の下に受け器100に予め形成されたプラグ134として落下する。好ましくは、この段階中、受け器100および関連したキャリア104は秤量天秤パン108に載っていない。しかしながら、受け器および関連したキャリアは、空の受け器100の風袋重量を測定するのに使用された秤量天秤によって支持されていてもよい。
その後、図13(e)に示すように、予め圧密化された粉末のプラグ134を支持している受け器100およびその関連したキャリア104は、(たとえば、上記の移送装置によって)第2の秤量天秤の秤量天秤パン136へ移送される。ここで、粉末102の残部がホッパ114から受け器100に分配され、そして、粉末102の総量が計量されて上述したように所望の最終目標重量を達成する。
この実施形態は、粉末の初期プラグ134が、受け器100に最終的に分配される粉末と異なり予め圧密化されており、受け器100内の全粉末の最終重量を精密に測定できるので、ディスペンサ軽叩打ヘッドおよび重量測定システムだけを使用して受け器100の充填を行うのに比べて、より多い量の所与の粉末102をゼラチン・カプセルのような受け器100に入れることができるという利点を与えることができる。これは、最終重量の測定精度および目標最終重量を達成する精度を犠牲にすることなく達成される。また、ディスペンサ軽叩打ヘッドおよび重量測定システムだけを使用して相当する量の粉末を受け器100に分配するのに比べて、重量測定精度を犠牲にすることなくドセイタ122を使用して受け器100に粉末の予形成プラグ134を分配するのにかかる時間を短縮できるので、全体としての分配速度が高まる。
本発明のさらに別の実施形態が図14〜15に示してある。図13の先の実施形態の変形例であるこの実施形態においては、2つの秤量天秤を使用する。1つの秤量天秤は、ドセイタ・ヘッドからの重量測定済みの初期体積の予圧密化粉末の最終安定重量を計量するのに使用し、もう1つの秤量天秤は、その後、ディスペンサ軽叩打ヘッドのホッパからの重量測定済みの残部を含めて、受け器に分配された粉末の総量の最終安定重量を測定するのに使用する。2つの秤量天秤は、上述したような受け器移送機構と同期して作動させる。この受け器移送機構は、順次に、まず第1の秤量天秤に第1の受け器を給送し、次いで第2の秤量天秤に給送するように構成してあり、したがって、先の受け器が第2の秤量天秤で計量されているときに、その直ぐ上流側にある後の受け器が第1の秤量天秤で計量される。
特に図14(a)、(b)、(c)、(d)を参照して、ここには、本発明のこの実施形態によるプロセスにおける一連の段階が概略的に示してある。まず図14(a)を参照して、ここには、2つの秤量天秤が概略的に示してある。第1の秤量天秤140は、キャリア104内に担持された受け器100内に予圧密化された粉末のプラグ134を入れ、次いで、キャリア104を第1の秤量天秤140上に置くように(上述したと同様に)配置されたドセイタ122と関連している。第2の秤量天秤142は、粉末のプラグ134を既に収容している受け器100内に粉末102を分配するためのホッパ114を含む重量測定軽叩打ディスペンサと連動して作動するようになっている。第2の秤量天秤142は、受け器100内に累積的に堆積させた粉末102の最終総重量を計量するように配置してある。図14に図式的に示してあるように、複数の受け器100が、上述したような移送装置(図示せず)を使用して、順次に、まず第1の秤量天秤140へ、次いで、第2の秤量天秤142に移送される。図14には、説明の目的で3つの受け器100が示してあるが、連続した一連の受け器100を第1、第2の秤量天秤140,142に送って受け器100を順次に充填できることは当業者には明々白々であろう。
図面を参照して、第1の受け器100aが、まず、転移システムによって第1の秤量天秤140に給送される。先の実施形態に関連して説明したように、次いで、受け器100aの風袋重量が第1の秤量天秤140によって測定される。次いで、予圧密化粉末のプラグ134がドセイタ122によって受け器100a内に入れられる。たとえば、受け器100aに充填しようとしている粉末の総量の80から95%、最も代表的には90%を受け器に充填する。次いで、第1の秤量天秤140を使用して部分的に充填した受け器100aの最終安定重量を測定する。
その後、部分充填済みの受け器100aは、移送段階で、第1の秤量天秤140から第2の秤量天秤142まで移送される。そして、同時に、移送機構は、対応する移送段階で次の空の受け器100bを第1の秤量天秤へ移送する。次の1つの続く空の受け器100cも移送機構によって第1の秤量天秤140の直ぐ上流にある位置へ移送される。
次いで、第2の充填段階において、最終的な残量の粉末が、ホッパ114を用いて部分充填済みの受け器100aに充填され、充填済み受け器100aの所望の目標重量を達成し、次いで、第2の秤量天秤142が使用されて充填済みの受け器100aの最終安定重量を測定する。第2の秤量天秤142は、部分的に充填済みの受け器だけでなく、部分的に充填済みの受け器100aの最終安定重量に関する、第1の秤量天秤140からの情報も受け入れる。同時に、第1の秤量天秤140上に載った次の受け器100bをドセイタ122によって部分的に充填し、そして、この部分的に充填済みの受け器100bの最終安定重量を計量する。
続く移送段階において、今や最終重量が測定されてしまっている先の完全充填済みの受け器100aが第2の秤量天秤142から移送され、たとえば、ゼラチン・カプセルの下半分上にゼラチン・カプセルの上半分をかぶせることによって受け器100aを閉じる。これと同期して、続く部分的に充填済みの受け器100bが第2の秤量天秤142へ移送され、次の1つの空の受け器100cが第1の秤量天秤140へ移送される。次いでこのシーケンスが繰り返されて受け器100のすべてを充填する。
図15は、第1、第2の秤量天秤140,142によって測定されるような重量と時間の関係を示している。実線は先の受け器100aの重量を示し、鎖線は後の受け器100bの重量を示している。初期移送段階において、第1の先行受け器100aは第1の秤量天秤140に移送される。ひとたび天秤が安定したならば、受け器の空(風袋)重量が記録される。次いで、ドセイタ122が予め圧密化された粉末体134を受け器100aに分配し、秤量天秤140によって測定された重量が安定したならば、次に最終安定重量が測定される。この段階では、空のカプセルを安定させるための第1の時間と、(a)ドセイタ122から粉末のプラグ134を分配し、(b)測定重量を再び安定させ、(c)部分的に充填済みの受け器の100aの最終安定重量を記録するための第2の時間が必要である。次の段階において、先行する部分的に充填済みの受け器100aが第1の秤量天秤140から第2の秤量天秤142へ移送され、同時に、その直ぐ上流にある空の受け器100bが移送機構を使用して第1の秤量天秤140へ移送される。続く分配・重量測定段階において、ホッパ114によって上流側の部分的に充填済みの受け器100aに必要な計算済みの量が重量測定をしながら充填される。この重量は累進的に計量され、最終重量が秤量天秤142上で安定させられ、その後、最終重量測定が第2の秤量天秤142により行われる。同時に、その直ぐ下流にある受け器100bがドセイタ122によって、部分的に充填され、この部分的に充填された受け器100bの最終安定重量が第1の秤量天秤140により決定される。2つの受け器100sおよび100bを充填するこれら2つの段階は同期して作動し、必要な総時間は2つの段階のうちの長い方で決まる。その結果、移送段階もその後同期して作動し得る。この段階シーケンスは、一連の受け器100を充填するように繰り返される。
この実施形態の段階シーケンスを使用することでわかるように、ドセイタ122の動作を第1の秤量天秤140と同期させ、また、ホッパ114を含む重量測定軽叩打ヘッドを第2の秤量天秤142と同期させると共にこれらの秤量天秤間の移送と同期させることによって、先の実施形態と同様に各受け器100に所望の最終量の粉末をほぼ同時に充填するができるが、充填済みの受け器100は、先の実施形態の速度のほぼ2倍の速度で最終の、すなわち、第2の秤量天秤142から移送される。したがって、充填され、重量測定された受け器100の生産率がほぼ2倍になる。
しかしながら、驚くべきことには、速度が高くなったとしても受け器内の粉末100の実重量の目標重量値に関する精度も高まる。これは、ドセイタ122が任意の受け器100に充填しようとしている粉末の総量の80〜95重量%を分配するので、重量測定軽叩打ヘッドによって分配された最終的な充填済みの受け器100の粉末の総重量の比率が、代表的には、受け器100内の粉末の総重量の5〜20%だからである。それに相応して、ホッパ114によって、分配され、任意の分配・重量測定段階で重量測定される粉末の量が、重量測定軽叩打ディスペンサだけを使用して粉末のすべてを分配するのに比べて、減らされる。したがって、1軽叩打あたりに重量測定軽叩打ディスペンサ(特に、ふるい116を含むホッパ114)によって、分配されるのに必要とされる粉末の重量を減らすことができる。これは、たとえば、ホッパ114に加える1軽叩打毎に分配される粉末の量を少なくするようにホッパおよびその関連したふるいを構成することによって達成される。特に、ふるいのメッシュ・サイズを小さくするか、ふるい面積を小さくするか、ホッパ114に加える軽叩打力を小さくするか、これらのいずれかを行うか、すべてを行うかするとよい。これは、順次、1軽叩打毎の重量を減らすので、受け器100に分配される粉末の総重量をより一層正確に制御できるという結果に通じる。たとえば、1軽叩打あたりの重量が2xマイクログラムからxマイクログラムに減るならば、受け器100内の粉末の総重量を2マイクログラムよりもむしろxマイクログラムの許容誤差内で分配されることができる。
この実施形態においては、ドセイタ122を使用する代わりに、第2の重量測定軽叩打ヘッドを使用できるが、この場合、第2の秤量天秤142と関連した重量測定軽叩打ヘッドのそれよりも1軽叩打あたりの重量がかなり大きな粉末を分配するように構成するとよい。
本発明のさらに別の実施形態が図16(a)、(b)、(c)、(d)に示してあり、これらの図は粉末分配プロセスにおける一連の段階を示している。この実施形態においては、ドセイタおよび重量測定軽叩打ディスペンサと連動して単一の秤量天秤を使用している。ドセイタおよび重量測定軽叩打ディスペンサは、選択的に、粉末を分配するときには秤量天秤上方に側方移動させられ、分配しないときには秤量天秤から離れるように側方移動させられる。
図16(a)に示すように、この実施形態のプロセスの第1段階において、充填されるべき受け器100が、関連したキャリア104と共に、上述した移送装置を使用して、秤量天秤152の秤量天秤パン150上に置かれる。受け器100およびそのキャリア104の風袋重量が秤量天秤152で測定される。この段階では、ドセイタ122およびホッパ114を含む重量測定軽叩打ディスペンサは、共に、秤量天秤152から離れたところにある。図16(b)に示す第2段階において、秤量天秤152上に支持された受け器100上方へドセイタ122が側方移動させられ、予圧密化粉末の重量測定済みのプラグ134がドセイタ122によって受け器100に入れられる。図16(c)に示す第3段階において、ドセイタ122が受け器100から取り出され、それと同期して、重量測定軽叩打ディスペンサのホッパ114が受け器100上方へ移動させられる。それに続いて、受け器100に必要重量の粉末が充填される。その後、図16(d)に示す最終段階において、ホッパ114が秤量天秤152から離れる方向に外され、秤量天秤のパン150が安定化させられ、そして、充填済みの受け器100の最終安定重量が測定される。その後、充填済みの受け器100は移送装置(図示せず)によって秤量天秤パンから取り出され、それに続く充填しようとしている空の受け器100が秤量天秤パン上に置かれ、引き続くサイクルで充填される。
繰り返しになるが、この実施形態は、従来技術と比較して、粉末総量のかさ密度がより大きくなり、その後より大きく圧密化されるという利点を与える。さらにまた、ホッパ114を含む重量測定軽叩打ディスペンサが受け器100を部分的に充填するのにのみ使用されるので、ホッパ114から1軽叩打あたりに分配される粉末の重量が減ることになり、また、これにより、充填済みの受け器100の、所望の目標重量に関してより正確な最終重量を得ることができる。
Claims (43)
- 少量の粉末を受け器に分配するための装置であって、使用時にそこから分配しようとしている粉末を収容するホッパと、このホッパの支持体であり、使用時に分配された粉末を受け入れるようになっている受け器上方にホッパを保持できる支持体と、粉末をそこから分配させるために衝撃エネルギをホッパに与える少なくとも1つのアクチュエータと、受け器内の粉末の少なくとも一部の圧密化を強める粉末圧密手段とを含む装置。
- 粉末圧密化手段が、粉末を受け器に分配した後に粉末を圧密化するデバイスを含む、請求項1に記載の装置。
- 圧密化デバイスが、受け器を軽く叩くための少なくとも1つの軽叩打要素を含む、請求項2に記載の装置。
- 少なくとも1つの軽叩打要素が受け器を直接軽く叩くようになっている、請求項3に記載の装置。
- 少なくとも1つの軽叩打要素がホッパの一部を含む、請求項4に記載の装置。
- 軽叩打要素が受け器のためのキャリアを軽く叩くことによって受け器を間接的に軽く叩くようになっている、請求項4に記載の装置。
- 少なくとも1つの軽叩打要素および少なくとも1つのアクチュエータの動作を制御するための制御手段を含む、請求項3〜6のいずれか1項に記載の装置。
- 制御手段が少なくとも1つの軽叩打要素および少なくとも1つのアクチュエータを交互に作動させるようになっている、請求項7に記載の装置。
- 圧密化デバイスが受け器を振動させるためのバイブレータ・デバイスを含む、請求項2に記載の装置。
- バイブレータ・デバイスが、受け器から離れて設置された 超音波放射源を含む、請求項9に記載の装置。
- さらに、少なくとも1つのアクチュエータと超音波放射源を同期させて制御するための制御手段を含む、請求項9に記載の装置。
- 粉末圧密化手段が、受け器に分配される粉末を下方へ押しつける往復動可能な要素を含む、請求項2に記載の装置。
- 往復動可能な要素がプランジャを含む、請求項12に記載の装置。
- 粉末圧密化手段が、粉末を受け器に分配する前に粉末を圧密化する粉末圧密化デバイスを含み、そして、装置が、さらに、ホッパから受け器に粉末が分配される前に受け器に圧密化済みの粉末を分配する分配デバイスを含む、請求項1に記載の装置。
- 粉末圧密化デバイスおよび分配デバイスが一緒になって、容量測定済みの量の圧密化粉末を形成し、それを受け器に入れるための共通デバイスを含む、請求項14に記載の装置。
- 共通デバイスが、開放底部を有するチューブと、このチューブ内に配置した往復動可能なピストンとを含む、請求項15に記載の装置。
- さらに、受け器を、選択的に、分配デバイスから圧密化済みの粉末を受け入れるように位置した受け器の第1の位置から、コンテイナーが秤量天秤上に置かれ、受け器がホッパから粉末を分配できるように位置した第2の位置まで移動させる受け器移送機構を含む、請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。
- さらに、秤量天秤上に支持された受け器上方の離れたところの第1、第2の各位置間でホッパおよび分配デバイスをそれぞれ移動させる第1、第2の移動デバイスを含む、請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。
- さらに、第1、第2の秤量天秤と、一連の受け器を第1の秤量天秤上へ、そして、第1の秤量天秤から第2の秤量天秤上へ、そして、第2の秤量天秤から離れる方向に移送するようになっている移送機構とを含む、請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。
- 粉末圧密化手段が、受け器が第1の秤量天秤上にあるときにこの受け器内へ予圧密化された粉末を分配するようになっている、請求項19に記載の装置。
- ホッパが、受け器が第2の秤量天秤上にあるときにこの受け器に粉末を分配するようになっている、請求項20に記載の装置。
- 移送機構が一連の受け器を同期して移送するようになっている、請求項19〜21のいずれか1項に記載の装置。
- 第1、第2の秤量天秤が、それぞれの受け器を同期して重量測定するようになっている、請求項19〜22のいずれか1項に記載の装置。
- 少量の粉末を受け器に分配する方法であって、ホッパ内にそこから分配される粉末を入れる;分配された粉末を受け入れることになっている受け器上方にホッパを支持する;少なくとも1つのアクチュエータによって、ホッパに衝撃エネルギを与えそれによりこのホッパから粉末が受け器に分配されるようにする;この方法の任意の段階で、粉末の少なくとも一部を圧密化しそれにより受け器内の粉末の圧密化を強める、各段階を含む方法。
- 粉末を受け器に分配した後に粉末を圧密化することを含む、請求項24に記載の方法。
- 圧密化段階が、受け器を軽く叩いて受け器内の粉末を定着させることを含む、請求項25に記載の方法。
- 受け器を直接軽く叩くことを含む、請求項26に記載の方法。
- ホッパの一部が受け器を軽く叩く、請求項27に記載の方法。
- 受け器のためのキャリアを軽く叩くことによって受け器を間接的に軽く叩くことを含む、請求項26に記載の方法。
- さらに、交互に受け器を軽く叩き、粉末をホッパから分配することを含む、請求項25〜29のいずれか1項に記載の方法。
- 圧密化段階が受け器を振動させることを含む、請求項25に記載の方法。
- 受け器を超音波放射で振動させる、請求項31に記載の方法。
- ホッパへの衝撃エネルギの付与と超音波放射による振動が同期している、請求項32に記載の方法。
- 受け器に分配された粉末を下方へ押しつけることによって粉末を圧密化する、請求項25に記載の方法。
- 粉末を受け器に分配する前に粉末を圧密化し、受け器にホッパから粉末を分配する前に分配デバイスから受け器に圧密化粉末を分配することを含む、請求項24に記載の方法。
- 重量測定済みの量の圧密化粉末を形成し、それを受け器に入れることを含む、請求項35に記載の方法。
- 分配デバイスから圧密化済みの粉末を受け入れるように受け器が置かれた第1の位置から秤量天秤上に置かれ、ホッパから粉末が分配されるように受け器が置かれた第2の位置まで、受け器を選択的に移動させることを含む、請求項35または請求項36に記載の方法。
- 秤量天秤上に支持された受け器上方の離れたところの第1、第2の各位置の間でホッパおよび分配デバイスをそれぞれ移動させることを含む、請求項35または請求項36に記載の方法。
- さらに、一連の受け器を第1の秤量天秤上へ、そして、第1の秤量天秤から第2の秤量天秤上へ、そして、第2の秤量天秤から離れる方向に移送し、受け器が第1の秤量天秤上にあるときに予め圧密化された粉末を分配デバイスから受け器に分配し、部分的に充填された受け器が第2の秤量天秤上にあるときに粉末をホッパからこの受け器に分配することを含む、請求項35または請求項36に記載の方法。
- 一連の受け器を同期して移送することを含む、請求項39に記載の方法。
- 第1、第2の秤量天秤上にあるそれぞれの受け器を同期して重量測定することを含む、請求項39または請求項40に記載の方法。
- 実質的に添付図面を参照して本明細書中に述べられた、少量の粉末を受け器に分配する装置。
- 実質的に添付図面を参照して本明細書中に述べられた、少量の粉末を受け器に分配する方法。
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