JP2008504014A - 菌類における菌糸の育成 - Google Patents

菌類における菌糸の育成 Download PDF

Info

Publication number
JP2008504014A
JP2008504014A JP2006553194A JP2006553194A JP2008504014A JP 2008504014 A JP2008504014 A JP 2008504014A JP 2006553194 A JP2006553194 A JP 2006553194A JP 2006553194 A JP2006553194 A JP 2006553194A JP 2008504014 A JP2008504014 A JP 2008504014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
seq
polynucleotide
fungus
aspergillus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006553194A
Other languages
English (en)
Inventor
ターナー、ジェフリー
ダン−コールマン、ナイジェル
Original Assignee
ジェネンコー・インターナショナル・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェネンコー・インターナショナル・インク filed Critical ジェネンコー・インターナショナル・インク
Publication of JP2008504014A publication Critical patent/JP2008504014A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P21/00Preparation of peptides or proteins
    • C12P21/02Preparation of peptides or proteins having a known sequence of two or more amino acids, e.g. glutathione
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/37Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from fungi
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/37Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from fungi
    • C07K14/38Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from fungi from Aspergillus

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

本発明は所望の菌糸成長に関係するタンパク質をコードしている核酸を修飾することを含む、タンパク質及び及び化学物質を菌類の宿主細胞の中で生産する、方法を提供する。hbrA及びhbrBのアミノ酸及び核酸配列も提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般的には菌類の菌糸成長に関係する、特に菌類の菌糸成長に関係する遺伝子の修飾について説明する。本発明は、菌糸成長に関係する遺伝子が修飾された菌類からタンパク質及び/または化学物質を生産するための方法及びシステムを提供する。
既知の菌類の数は約64,000であるが、微生物の群は多様性があることから、実際には100万を超える種が存在すると見積もられている。約90%の菌類が、菌糸体として知られる分枝している菌糸を有する放射系形態で成長する。酵母のような単位生物とは異なる生物スタイルを有するこのような成長モデルは、基質の表面上を進入及び侵入するのに明らかに有利である(Carlile,1994,The Growing Fungus,ed.Gow,N.A.R.& Gadd,G.M.,Chapmann & Hall,pp.3−19)。これまで、菌類の分枝に作用すると特徴付けられた遺伝子はごくわずかである。現在最も特徴が明らかになっている遺伝子は、菌類のニューロスポラクラッサ(Neurospora Crassa)から単離されたcot1である。Cot−1は過度な分岐を誘導する温度感受性変異であり、そしてその配列(その機能は未知である)はcAMP依存性タンパク質キナーゼをコードすると考えられている(Yarden et al,1992,EMBO J.11:2159−2166)。
糸状菌は、抗生物質、酵素、ファインケミカル及び食物の生産者として工業上、重要であると考えられている(Aspergillus:50 Years On(1994)vol 29,ed S.D.Martinelli & J.R.Kinghorn pp.561−596)。糸状菌においてタンパク質を生産するための方法が改良されることが当該技術分野において要求されている。糸状菌は植物及び動物の病原体としても知られている。よって、糸状菌の成長の遺伝上の基礎を理解することは、抗菌類治療の可能性に関しての見識を提供することになる。
発明の概要
本発明は、菌類の形態、特に菌糸の分枝に関係した、アスペルギルス(Aspergillus)遺伝子の発見に一部基づいている。(菌糸成長の長さ単位として測定された)菌糸の分岐の程度と(流動系の羽車の上に及ぼされる粘度により測定される)発酵器中の培養物の粘度の間には直線関係が観察されてきた。過度に分岐している菌類変異体の単離及び菌類の過度な分岐に関係する遺伝子の同定は、菌類の形態を修飾するための手段を提供し、それにより粘度を制御するため及び発酵器の性能を改良するための手段も提供する。
本発明は、限定された温度、42℃、において過度に分枝する表現型を示すHbrA(この変異体はHbrA2と呼ぶ)を生産するためのアスペルギルスニデュランス(A.nidulans)変異体の同定にも一部基づいている。該変異体HbrA2は26℃においてアスペルギルスニデュランス(A.nidulans)の成長に影響しないが、42℃においては過度な分枝に限定される成長表現型を示す。ムコールミエヘイ(M.meihei)のプロテアーゼをコードする異種核酸を含むHbrA2変異体は、26℃において該プロテアーゼを分泌することが可能である。前記HbrA2変異体は37℃においてはプロテアーゼを分泌することができないが、37℃を超える温度においては内因性アルファアミラーゼを分泌することができる。本発明は、hbrAに関するアミノ酸、HbrA、及びその核酸の配列、並びにHbrAのような菌糸成長に関係するタンパク質の発現を修飾することにより菌類において異種タンパク質または化学物質を生産するための方法を提供する。
従って、本発明は、配列番号2又は8に開示されたアミノ酸配列に対して少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%または少なくとも95%の相同性を有する菌類の菌糸成長に関係した単離タンパク質を提供する。一の態様において、菌糸成長に関係したタンパク質は、配列番号2に開示されたアミノ酸配列を有するHbrAである。本発明は、配列番号2又は8に示された配列を有するアミノ酸をコードするポリヌクレオチド、並びに配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに対して少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%相同性を有するポリヌクレオチドを提供する。一の態様において、前記ポリヌクレオチドは、中度から高度のストリンジェンシー条件下で配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドにハイブリダイズ可能であるか、あるいは配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに相補である。別の態様において、前記ポリヌクレオチドは配列番号1又は7に表された核酸配列を有する。本発明は、配列番号2又は8をコードするポリヌクレオチドを含む宿主細胞及び発現ベクターも提供する。
一の態様において宿主細胞は糸状菌であり、他の態様においては、アスペルギルス(Aspergillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、ムコール(Mucor)及びフサリウム(Fusarium)を含む糸状菌である。更に別の態様において、アスペルギルス(Aspergillus)種は、アスペルギルス・ニガー(A.niger)、アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)、アスペルギルス・オリザエ(A.oryzae)及びアスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)を含むがこれらに限定されない。
本発明は、所望のタンパク質の生産に適した条件下で前記所望のタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を培養する工程を含む、菌類において所望のタンパク質を生産する、方法も提供する。前記組換え菌類は前記菌類において菌糸成長に関係するタンパク質を更に含む。前記菌糸成長に関係するタンパク質は配列番号2又は8に開示されたアミノ酸配列に対して少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%相同性を有する。一の態様において、菌糸成長に関係したタンパク質をコードするポリヌクレオチドは前記菌類に対して相同であり、且つ天然の菌類中に見いだされるより大量に存在する。別の態様において、菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドは前記菌類に対して異種であり、且つ前記菌類へ遺伝子組換えにより導入される。前記方法は前記所望のタンパク質を回収する工程を更に含む場合もある。
本発明の他の側面において、培養物の粘度を低下させるために、菌糸成長に関係するタンパク質の発現をダウン制御することが望ましい。従って、本発明は所望のタンパク質の生産に適した条件下で前記所望のタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を培養する工程を含む、菌類において所望のタンパク質を生産する、方法を提供する。前記組換え菌類は菌糸成長に関係するタンパク質をコードする内因性核酸に変異を含み、前記変異は前記菌類による菌糸成長に関係するタンパク質の生産の阻害をもたらす。
一の態様において、菌類において菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドは複製プラスミドを含む。別の態様において、菌類の菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドは、菌類のゲノム中に組み込まれる。更に別の態様において、菌糸成長に関係するタンパク質は配列番号2又は8に示されたアミノ酸配列を有する。
本発明の更に別の態様において、菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドは、配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに対して少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%の相同性を有するか、または配列番号1又は7に示す配列を有するポリヌクレオチドに中から高ストリンジェンシー条件でハイブリダイズすることができるか、または配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに相補である。別の態様において、前記ポリヌクレオチドは配列番号1又は7に示された核酸配列を有する。
本発明は、菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を生産する方法も提供し、前記方法は、菌糸成長に関係する前記タンパク質をコードするポリヌクレオチドを得る工程;前記ポリヌクレオチドを宿主細胞に導入する工程;そして菌糸成長に関係する前記タンパク質の生成に適した条件下で前記宿主細胞を生育する工程を含む。一の態様において、前記宿主細胞は糸状菌である。別の態様において、糸状菌は、アスペルギルス(Aspergillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、ムコール(Mucor)及びフサリウム(Fusarium)種を含む。更に別の態様において、アスペルギルス種(Aspergillus)種は、アスペルギルス・ニガー(A.niger)、アスペルギルスニデュランス(A.nidulans)、アスペルギルス・オリザエ(A.oryzae)及びアスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)を含むがこれらに限定されない。一つの態様において、前記ポリヌクレオチドは、配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに対して少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%の相同性を有するかまたは配列番号1又は7に示された配列を有するポリヌクレオチドに中から高ストリンジェンシー条件でハイブリダイズできるか、または配列番号1に示される配列を有するポリヌクレオチドに相補である。別の態様において、上記ポリヌクレオチドは配列番号1又は7に示された核酸配列を有する。
本発明は、過度に分枝した表現型を呈し且つ異種タンパク質を分泌することができる変異体を選抜する(screen)方法にも関係する。従って、本発明は、菌類変異体を得る工程、前記変異体を所望の条件下で選択(select)する工程、及び所望の表現型を有する変異体を同定する工程を含む、過度に分枝する変異体の同定法を提供する。一の態様において、同定は菌糸成長を選択する工程を含む。別の態様において、前記の同定する工程は、タンパク質を分泌できる変異体を選抜することを含む。別の態様において、前記の選択する工程は、所定の温度における成長及び/または異種タンパク質の分泌を含む。
発明の詳細な説明
定義
本明細書において使用する、「菌糸成長に関係するタンパク質」の語は菌類において菌糸成長を修飾することが可能なタンパク質を意味する。そのようなタンパク質の例示は、本明細書中の実施例に開示されたタンパク質HbrA 1−9である。「HbrA」の語は配列番号2に示されたアミノ酸配列を意味する。「hbrB」、「HbrA3」及び「hbr3」は本明細書において互換的に使用する。本発明は配列番号2又は8に開示されたアミノ酸配列に対して少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%の相同性を有する菌類の菌糸成長に関係したタンパク質を包含する。核酸レベルのパーセント相同性はFastAプログラムを使用して計算し、そしてアミノ酸レベルのパーセント相同性はTFastAを使用して計算し、両者はPearson and Lipmanの方法(PNAS USA,1988,85:2444−2448)を使用する。本発明は、HbrA又はHbrBの変異体(mutants)、変更物(variants)及び誘導体(derivatives)が菌類の菌糸成長を修飾出来る限り、前記の変異体、変更物及び誘導体も包含する。
本明細書において使用する、「核酸」の語は、ヌクレオチドまたはポリヌクレオチド配列、及びそれらの断片または一部、そしてゲノミックまたは合成されたDNAまたはRNAを意味し、二本鎖または一本鎖であってよく、センス鎖またはアンチセンス鎖であってもよい。本明細書において使用される「アミノ酸」は、ペプチドまたはタンパク質配列またはそれらの一部を意味する。
本明細書において使用される「単離された」または「精製された」の語は、本来関係している少なくとも一つの成分から取り出された核酸またはアミノ酸を意味する。
本明細書において使用される、「異種(heterologous)」の語は、菌糸成長に関係するタンパク質に言及する場合、菌類の細胞中で天然には生じないタンパク質を意味する。「同種(homologous)」の語は、菌糸成長に関係するタンパク質に言及する場合、菌類の細胞中で自生の(native)タンパク質または天然に生じる(naturally occurring)タンパク質を意味する。本発明は、天然の菌類宿主中に見いだされるよりも高いコピー数の菌糸成長に関係するタンパク質、及び組換えDNA技術を通して高いコピーレベルを生成する菌糸成長に関係するタンパク質を生成する菌類の宿主細胞を含む。
本明細書において使用される語「過剰発現される」は、宿主細胞中のタンパク質の生成に言及する場合、上記タンパク質がその天然環境においてのその生産よりも高い量にて生成されることを意味する。
好ましい態様の説明
本発明は、アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)におけるHbrA及びHbrBの同定に関係する。本明細書においてHbrA2と呼ぶHbrAの変異体は、擬似有性分析により染色体VIIに位置することが明らかである(Aspergillus:50 Years On(1994)vol 20,ed S.D.Martinelli & J.R.Kinghorn pp.41−43)。37℃において、変異体hbrA2は、野生型アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)とは違い、組換え発現されたムコールミエヘイ(M.meihei)のプロテアーゼを分泌することができない。HbrA2遺伝子の翻訳された配列は、酵母のSLP/VPS33のSec1遺伝子産物に顕著な相同性を示す。SLP/VPS33のSec1が液胞タンパク質の選別(sorting)に必須のタンパク質をコードすることが証拠である。SLP1変異体はタンパク質を液胞に向けさせることができず、そしてそれらは既存の経路に沿って細胞質膜に送られる。SLP1/VPS33のSec1の厳密な性質及び機能は未知であるが、それはSEC1ファミリーのメンバーであり、そして小胞を液胞に向けさせることに関与する膜結合タンパク質であると考えられる。酵母におけるVPS33の欠失は致死的ではないが、光学及び電子顕微鏡観察により明らかにされたところによれば、成長が遅くなり、温度感受性及び液胞の損失を導く。蛍光顕微鏡の観察によると、酵母のSLP1/VSP33のように、HbrA2は非許容温度においては液胞が構築されなかった。
変異HbrA2は26℃においてアスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)の成長に影響を及ぼさないけれども、42℃においては過度の分岐に限定される成長表現型を呈する。過度な分岐の表現型は、野生型アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)とは異なり、先端区画に広範囲の分岐を示す。前記変異体は非許容温度において、成長が遅くなり、寒天培地中で高度に密集したコロニーを生じる。ムコールミエヘイ(Mucor meihei)のプロテアーゼで野生型アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)を形質転換し、そしてhbrA2変異体と交配させた。ムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼをコードする異種核酸を含むhbrA2又はhbrB3変異体は26℃において上記プロテアーゼを分泌することができた。前記hbrA2及びhbrB3変異体は37℃において前記プロテアーゼを分泌することができなかったが、37℃より高い温度において内因性アルファアミラーゼを分泌することができた。
複数のhbrA変異体が異種タンパク質を生成できないとの観察から、菌糸成長に関係するタンパク質の発現を修飾するための遺伝子修飾された菌類の宿主、特に変異体HbrA 1−9は、菌類の宿主におけるタンパク質または化学物質の生成を増強する手段を提供すると考えられる。本発明の一の側面において、菌糸成長に関係するタンパク質の発現を増加させることが望まれる。本発明の別の側面においては、当業者には知られた手段により菌糸成長に関係するタンパク質の発現を低下させるかまたは排除することが望まれる。
I.HbrAアミノ酸及びhbrA核酸配列
本発明は、HbrAに関してのアミノ酸(配列番号2)HbrA及び核酸(配列番号1)配列を提供する。本発明は、変異体が適切な菌糸成長をする限り、配列番号2に示す配列を有するアミノ酸に対して少なくとも70%の相同性を有するアミノ酸変異体も包含する。核酸レベルのパーセント相同性はFastAプログラムを使用して計算し、そしてアミノ酸レベルのパーセント相同性はTFastAを使用して計算し、両者はPearson and Lipmanの方法(PNAS USA,1988,85:2444−2448)を使用する。別法として、相同性は、Jotun Hein法(1990,Method in Enzymology,183:626−645)によるDNAstar(DNASTAR,Inc.Maidson,WI53715)からのMegAlignプログラムにより、ギャップペナルティ=11、ギャップ長ペナルティ=3及びPairwise Alignment Parameters Ktuple=2を用いて決定した。様々なポリヌクレオチドがHbrAをコードし得ることは当業者が容易に理解する。本発明は、そのようなポリヌクレオチドの全てを包含する。HbrA、及び菌糸成長に関係するタンパク質をコードする他のポリヌクレオチドは、例えばクローン化されたDNA(例えば、DNA「ライブラリー」)、ゲノミックDNAライブラリーから当業界で公知の標準手法により、確立された化学合成により、cDNAクローニングにより、あるいは所望の細胞から精製したゲノミックDNAまたはその断片のクローニングにより、得ることができる。(例えば、Sambrook et al.,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d Ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,New York;Glover,D.M.(ed.),1985,DNA Cloning:A practical Approach,MRL Press,Ltd.,Oxford,U.S.
Patent No..K.Vol.I,IIを参照)。ゲミックDNAに由来する核酸配列はコーディング領域に加えて制御領域を含んでよい。源が何であれ、菌糸成長に関係するタンパク質をコードする単離されたポリヌクレオチドは、遺伝子の増幅のために適切なベクターで、分子的にクローンすることができる。
ゲノミックDNAからの遺伝子の分子クローニングにおいては、DNA断片を生じさせ、そのいくつかが所望の遺伝子をコードすることになる。DNAは各種制限酵素を用いて所望の位置で切断させる。別法として、マンガン存在下においてDNAseを使用することによりDNAを断片化してよく、あるいは例えば音波処理により、DNAを物理的に剪断することができる。次に、アガロース及びポリアクリルアミドゲル電気泳動及びカラムクロマトグラフィーを含むがこれらに限定されない標準技術を用いて、直鎖状DNA断片をサイズに従い分離することができる。
DNA断片が生成されたら、上記遺伝子を含む特定のDNA断片の同定は、多数の方法により達成してよい。例えば、菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドまたはその特定のRNA、あるいはそれらの断片、例えばプローブまたはプライマーを単離して、標識して、次にハイブリダイゼーションアッセイにおいて使用することにより、関係する遺伝子を検出してよい(Benton,W.and Davis,R.,1977,Science 196:180;Grunstein,M.and Hogness,D.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 72:3961)。上記プローブに類似の実質同じ配列を共有するそれらのDNA断片はストリンジェント条件下でハイブリダイズすることになる。
中度から最大のストリンジェンシー条件下において配列番号1又は7のヌクレオチド配列にハイブリダイズすることができる微生物のポリヌクレオチド配列も、本発明の範囲に包含される。ハイブリダイゼーション条件は、引用により本明細書に編入されるBerger and Kimmel(1987,Guide to Molecular Cloning Techniques,Methods in Enzymology,Vol 152,Academic Press,San Diego CA)に教示されており、核酸結合複合体の融点温度(Tm)に基づき、以下に説明する「ストリンジェンシー」が定義されている。
「最大のストリンジェンシー」は典型的には約Tm−5℃(上記プローブのTmより5℃下);「高度のストリンジェンシー」はTmより約5から10℃下;「中度のストリンジェンシー」はTmより約10℃から約20℃下;そして「低度のストリンジェンシー」はTmの約20℃から25℃下。最大のストリンジェンシーのハイブリダイゼーションを使用することにより同一のポリヌクレオチド配列を同定または検出することができ、一方中度または低度のストリンジェンシーのハイブリダイゼーションを使用することによりポリヌクレオチド配列類似体を同定または検出することができることは当業者に理解されている。
本明細書にて使用される「ハイブリダイゼーション」の語は、「標準の核酸が塩基対合を通して相補鎖に接合するプロセス」を含む(Coombs J(1994)Dictionary of Biotechnology,Stockton Press,New York NY)。
ポリメラーゼ鎖反応(PCR)技術において実施される増幅のプロセスは、Dieffenback CW and GS Dveksler(1995,PCR Primer,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Press,Plainview NY)に記載されている。配列番号1からの少なくとも約10ヌクレオチドから約60ヌクレオチドまで、好ましくは約12から30ヌクレオチド、より好ましくは約20から25ヌクレオチドの核酸配列をプローブまたはPCRプライマーとして使用することができる。
発現システム
本発明は、宿主菌類中で所望のタンパク質を生産するための宿主細胞、発現方法及び発現システムを提供する。菌糸成長に関係するタンパク質をコードする核酸を得たなら、前記核酸を含む組換え宿主細胞を本技術分野で公知の技術を使用して構築してよい。分子生物学の技術は、Sambrook et al.,Molecular Biology Cloning,A Laboratory Manual,Second Edition(1989)Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY(1989)に開示される。菌糸成長に関係するタンパク質をコードし且つhbrAに対して少なくとも60%の相同性を有する核酸を得て、適切なベクターを使用して宿主細胞を形質転換する。菌類におけるクローニング、形質転換及び発現に適した様々なベクター及び形質転換及び発現カセットは当業者に知られている。
典型的には、前記ベクターまたはカセットは、前記核酸の転写及び翻訳を指示する配列、選択可能なマーカー、及び自律複製または染色体組み込みを可能にする配列を含む。適切なベクターは、転写開始制御を有する遺伝子の5’領域及び転写終結を制御するDNA断片の3’領域を含む。これらの制御領域は選択された制御領域が宿主細胞中で機能できる限り、宿主に同種または異種の遺伝子に由来してよい。
宿主細胞において菌糸成長に関係するタンパク質の発現を制御するのに有用な、開始制御領域またはプロモーターは当業者に知られている。理想的には、これらのタンパク質を制御できるいかなるプロモーターも本発明には適している。前記タンパク質の有効な発現のために選択された発現制御領域へ、前記タンパク質をコードする核酸を開始コドンを介して作動可能に結合する。適切なカセットが構築されたなら、それらを使用して宿主細胞を形質転換する。
一般的な形質転換の手法は、Current Protocols In Molecular Biology(vol.1,Ausubelらにより編纂、John Wiley & Sons,Inc.1987,9章)に記載されており、リン酸カルシウム法、PEG及びエレクトロポレーションを使用した形質転換を含む。アスペルギルス(Aspergillus)及びトリコデルマ(Trychoderma)に関しては、PEG及びカルシウム媒介プロトプラスト形質転換を使用できる(Finkelstein,DB 1992 Transformation.In Biotechnology of Filamentous Fungi.Technology
and Products(Finkelstein & Bill)113−156)。プロトプラストのエレクトロポレーションはFinkelstein,DB 1992 Transformation.In Biotechnology of Filamentous Fungi.Technology
and Products(Finkelstein & Billにより編纂)113−156に開示される。カンジダへのマイクロインジェクション砲撃はFungaro et al.(1985)Transformation of Aspergillus nidulans by microprojection bombardment on intact conidia FEMS Microbiology Letters 125 293−298に記載されている。アグロバクテリウムが媒介する形質転換は、Groot et al.(1998)Agrobacterium tumefaciens−mediated transformation of filamentous fungi.Nature Biotechnology 16 839−842に開示されている。
hbrAの配列を含み且つ前記配列からタンパク質を発現する宿主細胞は当業者に知られた様々な手法を使用して同定してよい。これらの手法は、DNA−DNAまたはDNA−RNAハイブリダイゼーション及びタンパク質バイオアッセイまたは核酸またはタンパク質の検出及び/または同定のための、膜に基づくか、溶液に基づくか、チップに基づく技術を含む免疫アッセイ技術を含むがこれらに限定されない。菌類の宿主細胞において所望のタンパク質を生産するためには、所望のタンパク質をコードする核酸を少なくとも1コピー含む発現ベクターで、菌糸成長に関係するタンパク質をコードする核酸を含む組換え宿主細胞を形質転換し、そして前記タンパク質の発現に適した条件下で培養する。所望のタンパク質の例は、酵素、例えば加水分解酵素であり、プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、カーボハイドラーゼ、及びリパーゼ;イソメラーゼ、例えばラセマーゼ、エピメラーゼ、トツモメラーゼ、またはムターゼ;トランスフェラーゼ、キナーゼ及びホスファターゼ並びに治療上の価値のあるタンパク質を含む。あるいは、発酵器中の粘度を低下させるために、菌糸成長に関係するタンパク質をダウン制御するかまたは変異させることが有効である。
III ベクター配列
菌類の細胞においてhprAを発現するかまたは菌類の細胞において所望のタンパク質を発現するのに使用される発現ベクターは、前記タンパク質に関連する少なくとも一つのプロモーターを含む。前記プロモーターは宿主細胞において機能する。本発明の一つの態様において、前記プロモーターは前記タンパク質の野生型プロモーターである。本発明の別の態様において、前記プロモーターは前記タンパク質に対しては異種のプロモーターであるが、菌類の宿主細胞において依然として機能する。本発明の一の好ましい態様において、前記タンパク質をコードする核酸は微生物のゲノムに安定に組み込まれる。
好ましい態様において、前記発現ベクターは、核酸の操作を容易にするために、好ましくはベクターに特異な少なくとも一つの制限エンドヌクレアーゼ部位を含む複数のクローニングカセットを含む。好ましい態様において、前記ベクターは、一又は複数の選択可能なマーカーも含む。本明細書において、選択可能なマーカーなる語は前記ベクターを含む宿主の選択を容易にする、宿主中で発現可能な、遺伝子を意味する。
IV.菌糸成長に関係するタンパク質の活性のアッセイ
実施例1及び2に示す結果は、菌類の分岐に作用する変異体を同定するためのスクリーニングおける使用温度を例示する。そのような温度に基づく選抜を使用することによる予測されない利点は、天然または内因性の遺伝子の輸送とは相対する、組換えにより導入された異種タンパク質の輸送において異なる作用を有する、HbrA変異体又は菌糸成長に関係するタンパク質の変異体を同定することができる点である。この種の選抜法により、異種タンパク質の分泌を増加することができる株の単離を促進することができる。従って、本発明は、複数の菌類変異体を得て、前記変異体を所望の条件下での選択に供し、そして所望の変異体を同定する工程を含む、タンパク質の分泌を増強する過剰に分枝する菌類変異体を同定する方法も提供する。一の態様において、同定は菌糸成長に対する選択を含む。一つの態様において、上記選択は、限定された温度における異種タンパク質の成長及び/または分泌を含む。
実施例
この実施例はhbrA遺伝子の単離を例示する。hbrA遺伝子を単離するため、FGSC(Fungal Genetic Stock Center,Department of Microbiology University of Kansas Medical Center,Kansas City,KS66160)から得たアスペルギルスニデュランス(A.nidulans)由来の野生型DNAの染色体分類されたコスミッドライブラリーのコスミッドプールからDNAを調製した。20の各コスミッドのうちの5つのプールを形質転換実験に使用した。形質転換効率を評価するため、argB遺伝子と複製配列を輸送するコスミッドDNAと形質転換ベクターArpの混合物を用いた同時形質転換のレシピエントとしてhbrA2、argB二重変異体を使用した。形質転換後に、プロトプラストを再生し、そして42℃においてアルギニンを欠く培地上で選択した。コスミッドプールの一つは、Arg+Hbr−形質転換体のバックグラウンドにおいて正常に分生しているコロニーであり、やや強い成長を示した。このプールを5つのコスミッドの4つのプールに細分し、形質転換を繰り返した。hbrA2変異を相補することができ、且つ野生型成長を取り戻した一つのコスミッドを単離した。このコスミッドのサブクローンにより、形質転換配列を有するEcoRI断片を同定することができた。このEcoRI/BamHI断片は前記変異に対して相補ではなかったことから、BamHI部位がhbrA遺伝子中にあることが示唆された。この断片を単離して核酸配列決定に供した。このhbrA遺伝子の核酸及びアミノ酸配列を図1A−1Dに示す。表1はHbr2に関するプロテアーゼ活性、並びに許容温度及び非許容温度における別の同定された過剰分岐変異体を示す。
Figure 2008504014
これらの発見は、明確には特徴付けられていないhbrA糸状菌遺伝子が異種タンパク質の輸送において機能していることを示している。
この実施例は、アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)の過剰分岐変異体の特性決定について記載する。以下はhbr変異体の染色体の位置を示す表2である。
Figure 2008504014
全ての変異が劣性であり、互いに結合しておらず、そして菌類の過剰分岐及びタンパク質の分泌をもたらすこれまでに特性決定されていなかった変異を表している。hbrA2変異体が37℃において内因性タンパク質アルファアミラーゼを分泌する能力を、ペトリ皿上にてスターチを単一炭素源としてhbrA2:creA−二重変異体を生育させることにより試験した(CreA遺伝子は炭素の代謝抑圧の陰性作用レギュレーターである。CreAの変異(CreA−)はアルファアミラーゼのような酵素の炭素代謝の抑圧解除を引き起こす。)。hbrA2:creA−二重変異体は、hbrA+:creA−のように、内因性タンパク質アルファアミラーゼを分泌可能でありことが示唆された。図3を参照のこと。これらの結果は、予測に反して、異種タンパク質の分泌においてhbrA遺伝子が役割を担っていることを示す。
hbr3変異体は、hbrA2変異体のように、26℃において野生型よりもわずかに多いムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼを生産する。37℃において、hbr3変異体はhbrA2変異体のようにムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼを生産しない。hbrA2変異は染色体VII上に位置し、そしてhbr3変異は染色体I上に位置する。これらの結果は、hbr3遺伝子生成物も異種タンパク質輸送において役割を担っていることを示す。従って、野生型hbr3遺伝子産物の発現を修飾することは異種タンパク質輸送を増加させることにおいて有利である。
それぞれ染色体III及びI上に位置するhbr6及びhbr8変異は、26℃において野生型よりも顕著に高いレベルのムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼを生産し、そして26℃周辺の温度において成長させた糸状菌において異種タンパク質の分泌を増加させるはずである。よって、野生型のhbr6及びhbr8遺伝子産物の発現の修飾も異種タンパク質輸送を増加させることにおいて明らかに有用である。hbr6とhbr8遺伝子の変異体バージョンは表3に示すとおり野生型に比して全くあるいはほとんど顕著に低いムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼの分泌しか有さない。
Figure 2008504014
表3は、hbr5及びhbr7変異体は26℃において72時間後に野生型よりも顕著に多いムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼを生産したが、37℃において72時間後は顕著に少ないプロテアーゼを生産したことを示している。
hbr4変異体は、26℃において72時間後に、野生型よりも有意に多いムコール・ミエヘイ(M.meihei)を生産したが、37℃、72時間後では有意により低いプロテアーゼを生産した。しかしながら、hbr4:creA二重変異体はcreA−変異のみを含む野生型よりも顕著に高いレベルのアルファアミラーゼを単位面積当たり有する菌類コロニーを生産した。これらの結果は、天然のタンパク質の分泌を増加させる菌類の形態に関してのhbr4遺伝子産物の重要な役割のみならず、異種タンパク質の輸送における該遺伝子の役割も示している。
hbr9変異は26℃においてムコール・ミエヘイ(M.meihei)のプロテアーゼの発現が貧困であったが、野生型よりも顕著に高いレベルのムコール・ミエヘイ(M.meihei)プロテアーゼ及びアルファアミラーゼを単位面積あたり野生型よりも顕著に高いレベルで含む菌類コロニーを呈した。
この実施例は、hbrB遺伝子の単離及び特徴づけについて説明する。実施例1の手順を用いて、hbrB遺伝子を単離し及び配列決定した。このhbrB遺伝子の核酸及びアミノ酸配列を図4乃至6に示す。hbrBは遺伝子であり、hbrB3は過剰分岐表現型を引き起こす遺伝子の温度感受性変異体である。
3.1プロモーター置換
プロモーター交換は、条件付で発現された遺伝子であるalcAを用いて行った。hbrBの5’末端の1050bpをpAL3発現ベクターの中のalcAプロモーターの後ろに結合した(Waring, et al. Gene 79:119−130)。これを、アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)野生型株、G191の中で形質転換させた。25の軽質転換体が得られ、そのうちの5つが異なる媒体上で、制御下可能な形態を示した。hbrBダウン制御の表現型の影響を研究するためにカルコフローラ(Calcoflour)染色を用いた。このダウン制御された発現型は本来の温度感受性変異体の発現形態とは異なっていた。胞子及び第一挿入成分は大きく膨張し、対立表現型のロスのようであった。組込みを確認するためにサザンブロットを行い、1の形質転換体であるT12が正しい組込みパターンを示した。
1.2 2−169及びT12の間の有性交差
hbrB3に相補であるDNA配列がhbrB遺伝子自身であるか、又は2の遺伝子の間の遺伝子外抑圧組換えであるかどうかを確かめる試験を行った。この試験のために、オリジナル温度感受性変異体2−169をT2プロモーター置換株と交差させた。もし、2つの遺伝子が同じ位置であるならこれらの間で組換えは起こらないであろうし、全子孫は完全に温度感受性であるか、あるいはグルコース抑制されるであろう。代わりに、もし、相補遺伝子が遺伝子外抑制であるなら、するために、自由にhbrBと組換えが起こり、5の表現型程度の子孫を生産すると考えられる。野性型クラス及び温度感受性であり且つalcAであるクラスの2の親クラスが得られるであろう。120の子孫をテストし、hbrB及びhbrB3を同じ位置に含む2の親クラスが、約1:1の割合で得られた。
1.3 hbrB3における細胞外プロテアーゼ生産
アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)の中のSodV1C1変異体は、細胞表面及び表面外分泌されるタンパクのプロセシングに影響を与える(Lee, HEUBACH. et al (2002) FEMS Microbiol. Lett. 208: 253−257)。SodV1C遺伝子は、分泌経路の膜結合成分の間の細胞内タンパク質輸送に必須であり、極大化に必須である、α−関連遺伝子である。1%スキムミルクアガープレートにおいて、SodV1C1変異体株は細胞外にハロの生産を欠失するプロテアーゼを分泌する能力を欠いている。PS1−Blastの結果により示唆される同様の役割をHbrBが有するかどうかを評価するために、野性型及びhbrB3株を同じスキムミルクプレートに接種し、そして所定の温度(42℃)でインキュベートした。両株はハロを生産し、hbrB3変異体がプロテアーゼ分泌において明らかな影響を示さないことが示唆された。
図1A−1Eは、HbrAに関する核酸(配列番号1;hbrA)及びアミノ酸(配列番号2)配列を示す。 図1A−1Eは、HbrAに関する核酸(配列番号1;hbrA)及びアミノ酸(配列番号2)配列を示す。 図1A−1Eは、HbrAに関する核酸(配列番号1;hbrA)及びアミノ酸(配列番号2)配列を示す。 図1A−1Eは、HbrAに関する核酸(配列番号1;hbrA)及びアミノ酸(配列番号2)配列を示す。 図1A−1Eは、HbrAに関する核酸(配列番号1;hbrA)及びアミノ酸(配列番号2)配列を示す。 図2A−2Cは、hbrAに関するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す;アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)(afvac);ラット(ratvac);酵母slp遺伝子(slp1 yeast);C.elegans(slp1_ceel)。 図2A−2Cは、hbrAに関するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す;アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)(afvac);ラット(ratvac);酵母slp遺伝子(slp1 yeast);C.elegans(slp1_ceel)。 図2A−2Cは、hbrAに関するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す;アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)(afvac);ラット(ratvac);酵母slp遺伝子(slp1 yeast);C.elegans(slp1_ceel)。 図3は、hbr/recA変異体によるアミラーゼの分泌を示す。 図4は、核酸配列(配列番号7、hbrB)を示す。開始コドンは1118であり、停止コドンは3910である。ORFは、長さで2793であり、+2リーディングフレームの中を読む。イントロンは存在しない。 図4は、核酸配列(配列番号7、hbrB)を示す。開始コドンは1118であり、停止コドンは3910である。ORFは、長さで2793であり、+2リーディングフレームの中を読む。イントロンは存在しない。 図4は、核酸配列(配列番号7、hbrB)を示す。開始コドンは1118であり、停止コドンは3910である。ORFは、長さで2793であり、+2リーディングフレームの中を読む。イントロンは存在しない。 図5はHbrBに対するアミノ酸配列(配列番号8)を示す。 図6は、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)(A. nid.)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumagatus)(A. fum.)及びニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)(N.cra.)、HbrBに対するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す。アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)brBとニューロスポラ・クラッサ(N.crassa)の相同性は36%(178/485)である。アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)との相同性は53%である(422/791)。 図6は、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)(A. nid.)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumagatus)(A. fum.)及びニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)(N.cra.)、HbrBに対するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す。アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)brBとニューロスポラ・クラッサ(N.crassa)の相同性は36%(178/485)である。アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)との相同性は53%である(422/791)。 図6は、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)(A. nid.)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumagatus)(A. fum.)及びニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)(N.cra.)、HbrBに対するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す。アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)brBとニューロスポラ・クラッサ(N.crassa)の相同性は36%(178/485)である。アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)との相同性は53%である(422/791)。 図6は、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)(A. nid.)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumagatus)(A. fum.)及びニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)(N.cra.)、HbrBに対するアミノ酸配列のアミノ酸アラインメントを示す。アスペルギルス・ニデュランス(A.nidulans)brBとニューロスポラ・クラッサ(N.crassa)の相同性は36%(178/485)である。アスペルギルス・フミガタス(A.fumigatus)との相同性は53%である(422/791)。

Claims (31)

  1. 配列番号8で開示されるアミノ酸配列に対して少なくとも95%の相同性を有する、菌類において菌糸成長に関係する単離されたタンパク質。
  2. 配列番号8で開示されるアミノ酸配列を有することを特徴とする請求項1に記載のタンパク質。
  3. 配列番号8で示される配列を有するアミノ酸をコードする単離されたポリヌクレオチド。
  4. 配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドに対して少なくとも60%の相同性を有する、あるいは中から高ストリンジェンシー条件下において配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドにハイブリダイズすることができる、あるいは配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドに相補的であることを特徴とする請求項3に記載の単離されたポリヌクレオチド。
  5. 配列番号7で開示される核酸配列を有することを特徴とする請求項4に記載の単離されたポリヌクレオチド。
  6. 請求項3に記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。
  7. 請求項6に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
  8. 糸状菌であることを特徴とする請求項7に記載の宿主細胞。
  9. 前記糸状菌がアスペルギルス(Aspergillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、ムコール(Mucor)及びフサリウム(Fusarium)を含むことを特徴とする請求項8に記載の宿主細胞。
  10. 所望のタンパク質を製造するために適した条件下において前記所望のタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を培養する工程を含む、菌類中で所望のタンパク質を製造する方法であって、ここで、組換え菌類が前記菌類において菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドを更に含み、前記タンパク質が配列番号8で開示されるアミノ酸配列に対して少なくとも70%の相同性を有することを特徴とする方法。
  11. 前記所望のタンパク質を回収する工程を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記ポリヌクレオチドが前記菌類に相同であり、前記ポリペプチドが、天然発生の菌類において見られるよりも多数のコピー数で存在し、菌糸成長に関係するタンパク質をコードする特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドが前記菌類に対して異種であり、前記菌類中へ組換え的に導入されていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 前記菌類の中において菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドが複製プラスミドを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 前記菌類の中において菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドが菌類ゲノムに組み込まれていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 前記菌糸成長に関係するタンパク質が配列番号8で示されるアミノ酸配列を有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  17. 菌糸成長に関係するタンパク質をコードする前記ポリヌクレオチドが配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドに対して少なくとも60%の相同性を有するか、又は中から高ストリンジェンシー条件において配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドにハイブリダイズすることができるか、又は配列番号7で示される配列を有するポリヌクレオチドに相補的であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  18. 前記ポリヌクレオチドが配列番号7で示される核酸配列を有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記菌類が糸状菌であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  20. 前記糸状菌がアスペルギルス(Aspergillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、ムコール(Mucor)及びフサリウム(Fusarium)種を含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記アスペルギルス(Aspergillus)種がアスペルギルス・ニガー(A.niger)、アスペルギルス・ニディユランス(A.nidulans)、アスペルギルス・オリザエ(A.oryzai)及びアスペルギルス・フミガタス(A.fumigataus)を含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 菌糸成長に関係するタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を生産する方法であって、
    (a)関係する前記タンパク質をコードするポリヌクレオチドを得る工程と、
    (b)前記ポリヌクレオチドを前記宿主細胞に導入する工程と、及び
    (c)菌糸成長に関係する前記タンパク質の生産に適した条件下で前記宿主細胞を生育する工程とを含む方法。
  23. 前記宿主細胞が糸状菌を含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記糸状菌がアスペルギルス(Aspergillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、ムコール(Mucor)及びフサリウム(Fusarium)を含むことを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記アスペルギルス(Aspergillus)がアルペルギルス・ニガー(A.niger)、アスペルギルス・ニディユランス(A.nidulans)、アスペルギルス・オリザエ(A.oryzai)及びアスペルギルス・フミガタス(A.fumigataus)を含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 前記ポリヌクレオチドが、配列番号7で示される配列を有する核酸に少なくとも60%の相同性を有することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 菌類変異体を得る工程と、前記変異体を所望の条件下で選択する工程と、及び所望の変異体を同定する工程とを含む、高度に枝分かれした菌類変異体を同定する方法。
  28. 前記同定する工程が菌糸成長についての選択を含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記選択する工程が限定された温度における異種タンパク質の育成及び分泌を含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  30. 前記所望のタンパク質の生産に対して適した条件下で、前記所望のタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む組換え菌類を培養する工程を含む菌類の中で所望のタンパク質を生産するための方法であって、前記組換え菌類が菌糸成長に関係するタンパク質をコードする内因性核酸における変異を含み、前記変異が菌糸成長に関係するタンパク質の前記菌類による生成阻害を生じることを特徴とする方法。
  31. 前記菌糸成長に関係するタンパク質が配列番号8で開示されるアミノ酸配列に対して少なくとも70%の相同性を有することを特徴とする請求項30の方法。
JP2006553194A 2004-02-12 2005-02-09 菌類における菌糸の育成 Pending JP2008504014A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/778,804 US7189538B2 (en) 1999-03-24 2004-02-12 Hyphal growth in fungi
PCT/US2005/004003 WO2005080420A2 (en) 2004-02-12 2005-02-09 Hyphal growth in fungi

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008504014A true JP2008504014A (ja) 2008-02-14

Family

ID=34886564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006553194A Pending JP2008504014A (ja) 2004-02-12 2005-02-09 菌類における菌糸の育成

Country Status (6)

Country Link
US (2) US7189538B2 (ja)
EP (1) EP1716170A2 (ja)
JP (1) JP2008504014A (ja)
AU (1) AU2005214322B2 (ja)
CA (1) CA2555972C (ja)
WO (1) WO2005080420A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7189538B2 (en) * 1999-03-24 2007-03-13 Genencor International, Inc. Hyphal growth in fungi
DK2699667T3 (en) 2011-04-22 2016-08-01 Danisco Us Inc Filamentous fungi with an altered VISCOSITETSFÆNOTYPE
AU2012245322A1 (en) 2011-04-22 2013-08-22 Danisco Us Inc. Filamentous fungi having an altered viscosity phenotype

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000503537A (ja) * 1996-01-19 2000-03-28 ノボ ノルディスク バイオテック,インコーポレイティド 糸状菌の形態変異体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU607398B2 (en) * 1985-08-29 1991-03-07 Genencor Inc. Heterologous polypeptides expressed in filamentous fungi, processes for making same, and vectors for making same
US6995239B1 (en) 1999-03-24 2006-02-07 Genencor International, Inc. Hyphal growth in fungi
US7189538B2 (en) * 1999-03-24 2007-03-13 Genencor International, Inc. Hyphal growth in fungi
US6936449B2 (en) 2001-03-14 2005-08-30 Genencor International, Inc. Regulatable growth of filamentous fungi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000503537A (ja) * 1996-01-19 2000-03-28 ノボ ノルディスク バイオテック,インコーポレイティド 糸状菌の形態変異体

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN5002005150, J. Cell Biol., 19950201, Vol.128, No. 4, pp.577−587 *
JPN5007002122, EMBO J., 1992, Vol. 11, No. 6, pp.2159−2166 *
JPN6010054999, Gatherar,I.M. and Turner,G., "’Emericella nidulans HbrB gene, complete cds.’", Database GenBank [online], 20040202, [retrieved on 2010−09−14], Accession No. AY522343 *

Also Published As

Publication number Publication date
AU2005214322A1 (en) 2005-09-01
US20070264693A1 (en) 2007-11-15
EP1716170A2 (en) 2006-11-02
US7189538B2 (en) 2007-03-13
CA2555972C (en) 2014-11-18
US20040224388A1 (en) 2004-11-11
WO2005080420A2 (en) 2005-09-01
AU2005214322B2 (en) 2011-05-19
CA2555972A1 (en) 2005-09-01
WO2005080420A3 (en) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Punt et al. Characterization of the Aspergillus niger prtT, a unique regulator of extracellular protease encoding genes
Hoyer et al. Candida albicans ALS3 and insights into the nature of the ALS gene family
DK2588616T3 (en) PROCEDURE FOR MAKING A RELATIONSHIP OF INTEREST
Godio et al. Agrobacterium tumefaciens-mediated transformation of the antitumor clavaric acid-producing basidiomycete Hypholoma sublateritium
Arnaise et al. pah1: a homeobox gene involved in hyphal morphology and microconidiogenesis in the filamentous ascomycete Podospora anserina
CN113151319A (zh) 二酰基甘油酰基转移酶(dga1)多核苷酸,和通过异源dga1的超量表达增加酵母细胞脂质生产的方法
US7501262B2 (en) Promoters and gene expression method by using the promoters
JP2008504014A (ja) 菌類における菌糸の育成
JP4756743B2 (ja) 真菌の菌糸の成長
CN114292802A (zh) 一种抑制镰孢菌生长的分子生物学方法
JP2009523413A (ja) プロモーター配列
Ladendorf et al. Heterologous transposition in Ustilago maydis
JP5473179B2 (ja) アスペルギルス・オリザの新規変異株及び選択マーカー
CN114480468B (zh) 一种通过构建Sch9基因突变株抑制镰孢菌生长的方法
WO2005001095A1 (ja) 酢酸菌の増殖促進機能に関与する遺伝子及びその使用
US20200199640A1 (en) Process for obtaining omphalotin in a host cell comprising polynucleotides encoding for polypeptides involved in the omphalotin biosynthesis
CN114276939A (zh) 一种氨基酸协同Gtr2基因调控抑制镰孢菌生长的方法
JP2006238830A (ja) 新規乳酸脱水素酵素遺伝子及び乳酸の製造法
WO2011125467A1 (ja) プラスミドベクター
JP2009060877A (ja) 新規転写制御遺伝子を利用した固体培養特異的遺伝子産物の液体培養での生産方法
JP2006230260A (ja) 酢酸耐性が増強された酢酸菌、及び該酢酸菌を用いた食酢の製造方法
JP2004222609A (ja) 麹菌npgO遺伝子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110608

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110701