JP2008502435A - 多機能ビンディングシステム - Google Patents
多機能ビンディングシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008502435A JP2008502435A JP2007516762A JP2007516762A JP2008502435A JP 2008502435 A JP2008502435 A JP 2008502435A JP 2007516762 A JP2007516762 A JP 2007516762A JP 2007516762 A JP2007516762 A JP 2007516762A JP 2008502435 A JP2008502435 A JP 2008502435A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binding
- heel
- toe
- release
- base assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/14—Interfaces, e.g. in the shape of a plate
- A63C10/145—Interfaces, e.g. in the shape of a plate between two superimposed binding systems, e.g. cradle
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/02—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders
- A63C10/04—Shoe holders for passing over the shoe
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/02—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders
- A63C10/10—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders using parts which are fixed on the shoe, e.g. means to facilitate step-in
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/02—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders
- A63C10/10—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders using parts which are fixed on the shoe, e.g. means to facilitate step-in
- A63C10/106—Snowboard bindings characterised by details of the shoe holders using parts which are fixed on the shoe, e.g. means to facilitate step-in to the front and back of the shoe
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/16—Systems for adjusting the direction or position of the bindings
- A63C10/18—Systems for adjusting the direction or position of the bindings about a vertical rotation axis relative to the board
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C10/00—Snowboard bindings
- A63C10/24—Calf or heel supports, e.g. adjustable high back or heel loops
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(a)ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備えるビンディングと、(b)滑走ボードのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、滑走ボードの使用中にビンディングを解放可能に連結するように構成されたベースアセンブリとを備える、滑走ボードに使用するために構成された多機能のビンディングシステムであって、ベースアセンブリが、(i)滑走ボードのデッキに取外し可能に連結され、ベースアセンブリを滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、(ii)支持ディスクの周りを回転可能であり、デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、(iii)同様に支持ディスクの周りを回転可能であり、ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するようにデッキプレートと共に動作可能であるボンネットと、(iv)支持ディスクの周り、および滑走ボードに対してのボンネットおよびデッキプレートの回転の調整を容易にし、それによって滑走ボードに対するブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整手段であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで、支持ディスクに選択的に係合するように構成された調整手段と、(v)ビンディングをベースアセンブリに、したがってブーツシステムを滑走ボードに解放可能に連結するように構成され、それによって使用者をそこに固定する連結手段と、(vi)ビンディングをベースアセンブリから、したがって滑走ボードからブーツシステムを解放するための連結手段を作動させる解放手段とを備える。
Description
(関連出願)
本出願は、2004年6月15日に提出の本明細書にその全体が参照によって組み込まれる、「EZ multi−function release binding for boards and skis」という名称の米国仮特許出願60/579526に対して優先権を主張する部分継続出願である。この部分継続出願はさらに、「Universal Ski and Snowboard Binding」という名称の2003年8月14日に提出の米国特許出願10/467941に優先権を主張し、その出願は、2002年2月15日に提出の「Universal Ski and Snowboard Binding」という名称のPCT出願PCT/US02/05174に優先権を主張し、その出願は、2001年2月15日出願の「Z Release System」という名称の米国仮特許出願60/268542、2001年2月15日に提出の「Breakaway Interface」という名称の米国仮特許出願60/268541、および2002年1月15日提出の「Z Combo Release&Conversion System」という名称の米国仮特許出願60/348274に優先権を主張し、そのそれぞれは、本明細書にその全体が参照によって組み込まれる。
本出願は、2004年6月15日に提出の本明細書にその全体が参照によって組み込まれる、「EZ multi−function release binding for boards and skis」という名称の米国仮特許出願60/579526に対して優先権を主張する部分継続出願である。この部分継続出願はさらに、「Universal Ski and Snowboard Binding」という名称の2003年8月14日に提出の米国特許出願10/467941に優先権を主張し、その出願は、2002年2月15日に提出の「Universal Ski and Snowboard Binding」という名称のPCT出願PCT/US02/05174に優先権を主張し、その出願は、2001年2月15日出願の「Z Release System」という名称の米国仮特許出願60/268542、2001年2月15日に提出の「Breakaway Interface」という名称の米国仮特許出願60/268541、および2002年1月15日提出の「Z Combo Release&Conversion System」という名称の米国仮特許出願60/348274に優先権を主張し、そのそれぞれは、本明細書にその全体が参照によって組み込まれる。
本発明は、使用者または滑走者(rider)の片足または両足を滑走ボード(sliding board)に固定するように構成され、使用者がスキー、スノーボード、ウェイクボードなどの滑走スポーツ(sliding sport)に参加できるように構成されたビンディングに関する。より詳細には、本発明は、互換性がある調整可能な張力解放ビンディングに関連し、そのビンディングまたはビンディングの設計が水上またはスノースキー、スノーボード、水上スキー、ウェイクボード、および同様のものなどの、複数の異なるタイプの滑走ボードに使用するのに適合できる。
スノーボード、スキー、ウェイクボード、および同様の滑走スポーツは、多くの人々が参加する競技スポーツおよびレクリエーション活動としての人気を高めつつある。滑走ボードは、これらのスノーボード、スキー、ウェイクボード、およびその他の滑走ボードなどのスポーツまたは活動に使用され、その機能や性能を向上させる新しい技術によって絶えず進化している。
近年、スノーボードは人気が高まり、スキーとほぼ同じぐらい普及している。残念なことに、スノーボード用具は安全面で、スキーに関して開発されたもの、特にスノーボードを滑走者の両足に固定するために設けられたビンディングシステムに関して遅れをとっている。現在最も広範に使用されているスノーボードビンディングの形式は、スノーボードに取り付けられた2個のビンディングを備え、各ビンディングが、滑走者のそれぞれのブーツの周囲に取り付けられるようになされた複数のストラップを有する。使用に際しては、滑走者は自分のブートクラッドフィート(boot clad feet)をビンディングに置き、ストラップをブーツの周囲に締め付けてボードを滑走者の脚に固定する。ボードを取り外すには、滑走者は、スノーボードビンディングを滑走者のブーツから解放するために各ストラップを手動で個別に外す必要がある。プレートビンディングおよびステップインビンディングを含むその他のタイプのファスナおよびビンディングも利用可能である。
スノーボードによる死亡事故の大半は、深い雪の中での窒息に起因するものであることが知られている。スノーボードが解放されず、滑走者の足に装着されたままでは、スノースライド(snow slide)または雪崩(avalanche)の場合にスノーボードの長さがアンカー(anchor)として作用するおそれがあり、雪に埋もれると、滑走者は、ボードを取り外すためにビンディングストラップに手が届き得ない可能性がある。したがって、スノーボードが、激しい転倒または雪崩の場合に生じる可能性のあるような異常な力を受けた場合に、スノーボードビンディングが滑走者の脚をボードへの装着から解放できるようにすることが望ましい可能性がある。
スノーボードビンディングに関連する別の問題は、滑走者が山の斜面の頂上に戻るためにスキーリフトまたはスキートウを使用したいと思う場合に生じる。リフトラインにうまく入り、リフトの椅子に乗るために、滑走者は一般に、片方の足をボードから自由にして、所定位置に容易に移動できるようにする。リフトの椅子から降りた後に、自由になったブーツは、スノーボードの解除されたビンディング内に再び取り付けられる必要がある。従来のビンディングを外し、再び取り付けるこの一定の周期は、体力を消耗すると共に時間もかかり、したがって、改善されたスノーボードビンディングが、所望のときにボードから少なくとも1つのブーツをより容易に固定し、解放できるようにすることが望ましい。
スキーブーツとスキービンディングの間に異常な力が存在すると、スキーヤーが負傷する可能性のあるスキーヤーの脚にその力が伝わらないように、スキービンディングは従来から、スキーをスキーブーツから解放するように設計されている。しかし、適切で安全な解放、または張力の解放をもたらすために、複雑な機構がスキービンディング内で使用されている。これらの複雑な機構は一般に、わずかに限られた数値の解放角度だけをもたらし、したがって、衝撃またはその他の力が妥当な解放を誘発しない可能性を高くする。その欠陥にもかかわらず、激しい転倒の際に、特にスノーボーダーの胴体または脚がボードに対して捻じられる場合に、負傷する可能性が低下するように、スノーボードビンディングが同様の張力解放機構を有することが有利である。
従前の関連するビンディングに関する別の問題は、滑走ボードのタイプの間に互換性が全くなく、したがって1つまたは複数の滑走スポーツに参加する費用が増加する。実際に、スキーと同時にスノーボード、ウェイクボード等を行いたいと思う人が多い。たとえば、午前中にはアルペンスキーを使用してスキーをして、その後、午後にスノーボードで滑りたいと思う人がいるかもしれない。そのようにするために、人々は、アルペンスキーまたはスノーボードを使用するために、着用するブーツのタイプを変更する必要がある。したがって、スノーボードに対するのと同様に、アルペンスキーに対して有効で適用可能な汎用のビンディングを提供することが非常に有益である。さらに、この汎用ビンディングは、それには限定されないが水上スキー、ウェイクボード、およびその他を含むその他の滑走ボードにも適用可能である。
従前の関連するビンディングに固有の問題および欠陥に照らして、本発明は、いくつかの機能面を有するビンディングシステムを提供することによってこれらを克服しようとする。実際に、スノーボードおよびスキーなどの滑走ボードの滑走者は、自身の足を滑走ボードに固定し、そうでなければ解放可能に装着するように構成されたなんらかのビンディング手段を必要とする。さらに、可変および使用者が調整可能な張力レリース、無数の解放角度、可変および使用者が調整可能なスタンス向き(stance orientation)、および多くの異なるタイプの滑走ボードに単一のビンディングまたは単一のビンディング設計を使用する能力などのその他の特徴を有することが望ましい。これらのもののそれぞれが、本発明のビンディングシステムに提供される。
より詳細には、本明細書に具体化され、広く説明されるような発明に従って、本発明は滑走ボードに使用するように構成されたビンディングシステムを特徴とし、そのビンディングシステムは、(a)ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備えるビンディングと、(b)滑走ボードのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、滑走ボードの使用中にビンディングを解放可能に連結するように構成されたベースアセンブリとを備え、ベースアセンブリが、(i)滑走ボードのデッキに取外し可能に連結され、ベースアセンブリを滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、(ii)支持ディスクの周りを回転可能であり、デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、(iii)同様に支持ディスクの周りを回転可能であり、ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するようにデッキプレートと共に動作可能であるボンネットと、(iv)支持ディスクの周り、および滑走ボートに対してのボンネットおよびデッキプレートの回転の調整を容易にし、それによって滑走ボードに対するブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整手段であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで、支持ディスクに選択的に係合するように構成された調整手段と、(v)ビンディングをベースアセンブリにしたがってブーツシステムを滑走ボードに解放可能に連結するように構成され、それによって使用者をそこに固定する連結手段と、(vi)ビンディングをベースアセンブリから、したがってブーツシステムを滑走ボードから解放するための連結手段を作動させる解放手段とを備える。
本発明は滑走ボードで使用するためのビンディングシステムも特徴とし、そのビンディングシステムは、(a)ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備え、トーピースおよびヒールピースのそれぞれがその中に形成されたレシーバを有するビンディングと、(b)滑走ボートのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、滑走ボードの使用中にビンディングを解放可能に連結し、支持するように構成されたベースアセンブリとを備え、ベースアセンブリが、(i)滑走ボードのデッキに取外し可能に連結され、ベースアセンブリを滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、(ii)支持ディスクの周りを回転可能であり、デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、(iii)同様に支持ディスクの周りを回転可能であり、ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するようにデッキプレートと共に動作可能であるボンネットと、(iv)支持ディスクの周りのボンネットおよびデッキプレートの回転の調整を容易にし、それによって滑走ボードに対するブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整手段であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで、支持ディスクに選択的に係合するように構成された調整手段と、(v)ビンディングをベースアセンブリから、したがってブーツアセンブリを滑走ボードから選択的に手動で解放することを容易にする解放手段と、(vi)ボンネットのフロント部の周りに支持され、解放手段と共に動作可能であるトープランジャであって、ビンディングをベースアセンブリに固定するために、ビンディングのトーピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成されたトープランジャと、(vii)ボンネットのリア部の周りに支持され、解放機構と共に動作可能であるヒールプランジャであって、ビンディングのヒールピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成されたヒールプランジャとを備える。
本発明は滑走ボードで使用するためのビンディングシステムもさらに特徴とし、そのビンディングシステムは、(a)ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備え、トーピースおよびヒールピースのそれぞれがその中に形成されたレシーバを有するビンディングと、(b)滑走ボートのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、滑走ボードの使用中にビンディングを解放可能に連結し、支持するように構成されたベースアセンブリとを備え、ベースアセンブリが、(i)滑走ボードのデッキに取外し可能に連結され、ベースアセンブリを滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、(ii)支持ディスクの周りを回転可能であり、デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、(iii)同様に支持ディスクの周りを回転可能であり、ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するようにデッキプレートと共に動作可能であるボンネットと、(vi)支持ディスクの周りのボンネットおよびデッキプレートの回転の調整を容易にし、それによって滑走ボードに対するブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整手段であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで、支持ディスクに選択的に係合するように構成された調整手段と、(v)ビンディングをベースアセンブリから、したがってブーツアセンブリを滑走ボードから選択的に手動で解放することを容易にする解放手段と、(vi)ボンネットのフロント部の周りに支持され、解放手段と共に動作可能であるトープランジャであって、ビンディングをベースアセンブリに固定するために、ビンディングのトーピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成され、その中に形成され、その上にビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで、ビンディングのベースアセンブリからの、したがって、ブーツアセンブリの滑走ボードからの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成された複数の圧力面を備えるトープランジャと、(vii)ボンネットのリア部の周りに支持され、解放機構と共に動作可能であるヒールプランジャであって、ビンディングのヒールピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成され、その中に形成され、その上にビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで、ビンディングのベースアセンブリからの、したがってブーツアセンブリの滑走ボードからの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成された複数の圧力面を備え、トープランジャおよびヒールプランジャがビンディングをベースアセンブリに、したがってブーツアセンブリを滑走ボードに固定するように構成されたヒールプランジャとを備える。
1つの例示の実施形態では、支持ディスクは、好ましくは3つ穴または4つ穴のパターンなどの様々な標準的な穴のパターンのうちの1つを使用して滑走ボードのデッキに連結し、穴のパターンは、支持ディスクに対して提供される。中央のディスクは、ベースアセンブリを滑走ボードに回転可能に固定するように機能する。
それぞれの滑走者の足は、ビンディングと共に動作可能なブーツシステムによって定位置に保持される。各ビンディングは、ボンネットの上にビンディングを嵌合させ、トープランジャおよびヒールプランジャをビンディングに係合させ、したがってそれを定位置に固定させることによって、ベースアセンブリに係合するように構成される。言い換えれば、ビンディングシステムは、単に足をブーツアセンブリ内に配置し、ビンディングをベースアセンブリの上に位置決めし、トープランジャおよびヒールプランジャをビンディングに係合させ、解放可能に連結することによって、下向きの力を加えて、ビンディングを下ろしてベースアセンブリの上に定位置にぴったりと嵌るようにして滑走者がビンディングシステムに「ステップイン」できるようにする。ベースアセンブリはさらに、滑走ボードの性能を向上させるためのライザ(riser)機能を提供するように機能する。
従来の関連するスノーボードビンディングシステムと異なり、本発明のビンディングシステムは衝撃の際に解放する。この機能は、所望の仕様を満たすために滑走者によって予め設定できる調整可能な張力解放システムによって可能になる。ビンディングシステムの張力は、各トーブランジャおよびヒールプランジャに対する個別のバネおよびシャフトシステムを使用して、トープランジャおよびヒールプランジャのうちの少なくとも一方、好ましくは両方に予め設定される。現在の解放張力設定は、ベースアセンブリのボンネットに形成されたウインドウを通して見ることができ、そのウインドウは、トープランジャおよびヒールプランジャがボンネットの外側に延出できるようにしながら、ベースアセンブリの内側で機能する機構を覆い、これらのものを雪および氷から保護するような形状にされ、設計される。
トープランジャおよびヒールプランジャが滑走者によって指定された張力設定を超える力または圧力を受けると、ビンディングシステムが解放し、したがってビンディングがベースアセンブリから解放できるようにし、より重要には滑走者の足が滑走ボードから解放できるようにする。これは、トープランジャおよび/またはヒールプランジャが、各トープランジャまたはヒールプランジャの後ろの一連の解放レバー、カム、スペーサ、ならびにバネおよびシャフトアセンブリを押し付けることによって達成される。言い換えれば、解放機構または解放手段は、各トープランジャおよびヒールプランジャと共に動作可能なシャフトおよびバネアセンブリによって作動するこれらのいくつかの構成要素からなる。
さらに、トープランジャおよびヒールプランジャは、無数の解放角度を容易にする特定の設計を備える。これは、少なくとも1つ、および好ましくは複数の圧力面をトープランジャおよびヒールプランジャに形成することによって達成される。圧力面は、好ましくは35°と40°の間の圧力角によって形成される。無数の解放角度をもたらすことは、ビンディングが水平線から上方向に任意の角度でベースアセンブリから解放できるようにする。
解放手段はさらに、急速解放設計を備えることができる。1つの例示の実施形態では、解放手段は、ボンネットの側面の周囲に配置され、または位置決めされた解放レバーを備えることができる。レバーは、ハンドルまたはノブを備えることができ、使用者がビンディングを係脱できるようにする目的で、トープランジャに対してバネアセンブリを作動させるために、使用者はハンドルを握り、レバーを作動させることができる。
調整手段は、急速解放設計を有することもでき、調整手段は、急速解放レバーと反対のボンネットの側に配置され、または位置決めされたレバーを備える。レバーは、支持ディスクの全てまたは一部分に解放可能に係合するように構成でき、それによって任意の螺子またはその他の同様のファスナを緩める必要なしに滑走者によって所望されるような複数の異なるスタンス向きを容易にする。
本発明はさらに、滑走者を滑走ボードに固定するための方法を特徴とする。
本発明はさらに、フットウェアのタイプの品目を第2の品目に固定する脱着可能に固定するためのユニバーサルビンディング装置を特徴とし、その装置は、(a)フットウェアタイプおよび第2の品目のいずれにも装着できる第1のプレートであって、(i)第1のプレートのフロント部に配置されたトー保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備えるトー保持ラッチと、(ii)第1のプレートのリア部に配置されたヒール保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備えるヒール保持ラッチと、(iii)トー保持ラッチまたはヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つを係脱させるために、トー保持ラッチとヒール保持ラッチの間に配置された第1のレリースとを備える第1のプレート、および(b)第1のプレートに固定されない品目に装着できる第2のプレートであって、(i)第2のプレートのフロント部に配置されたトークリップと、(ii)第2のプレートのリア部に配置されたヒールクリップであって、トークリップがトー保持ラッチ内に係合され、ヒールクリップがヒール保持ラッチ内に係合されて、第2のプレートが、第1のプレートに脱着可能に固定され、第1のレリースが、第2のプレートからトー保持ラッチまたはヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つを移動可能に係脱するように動作するヒールクリップとを備える第2のプレートとを備える。
本発明はさらに、フットウェアのタイプの品目を第2の品目に固定する脱着可能に固定するためのユニバーサルビンディング装置を特徴とし、その装置は、(a)フットウェアタイプおよび第2の品目のいずれにも装着できる第1のプレートであって、(i)第1のプレートのフロント部に配置されたトー保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備えるトー保持ラッチと、(ii)第1のプレートのリア部に配置されたヒール保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備えるヒール保持ラッチと、(iii)トー保持ラッチまたはヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つを係脱させるために、トー保持ラッチとヒール保持ラッチの間に配置された第1のレリースとを備える第1のプレート、および(b)第1のプレートに固定されない品目に装着できる第2のプレートであって、(i)第2のプレートのフロント部に配置されたトークリップと、(ii)第2のプレートのリア部に配置されたヒールクリップであって、トークリップがトー保持ラッチ内に係合され、ヒールクリップがヒール保持ラッチ内に係合されて、第2のプレートが、第1のプレートに脱着可能に固定され、第1のレリースが、第2のプレートからトー保持ラッチまたはヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つを移動可能に係脱するように動作するヒールクリップとを備える第2のプレートとを備える。
本発明は、添付の図面と関連させて読めば、以下の説明および添付の特許請求の範囲から、より完全に明らかになるであろう。したがって、これらの図面は、単に本発明の例示の実施形態を示すに過ぎないことを理解すれば、それらは本発明の範囲を限定するものと見なされない。本明細書の図面に全体的に描かれ、示された本発明の構成要素は、広範囲の異なる構成で配置し、設計可能であることが容易に理解されるであろう。それにもかかわらず、本発明は添付の図面を使用することによってさらなる特異性および詳細を伴って述べ、説明することができるであろう。
本発明の例示の実施形態の以下の詳細な説明は、本明細書の一部を形成し、例として本発明が実施可能である例示の実施形態が示される、添付の図面に参照を行う。これらの例示の実施形態は、当分野の技術者が本発明を実施できるように十分に詳細に説明されているが、その他の実施形態を実現することが可能であり、本発明の精神および範囲から逸脱せずに本発明に様々な変更を行うことができることを理解されたい。したがって、図1から14に表されるような本発明の実施形態の以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示されるように本発明の範囲を限定するように意図されず、例示の目的のために表されるに過ぎず、本発明の特徴および性質を述べ、本発明の動作の最良の形態を述べ、当分野の技術者が十分に本発明を実施できるようにすることへの限定ではない。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。
本発明の以下の詳細の説明および例示の実施形態は、本発明の要素および特徴が全体を通して番号によって示される添付図面を参照することにより最も良く理解されるであろう。
明確にするために、本明細書で言及される語句「滑走ボード」は、滑走スポーツで使用するために一般に知られるような任意のタイプのボードまたはボード様のデバイスを意味するように理解され、ボードまたはボード様のデバイスは、ボードを使用者の片足または両足に固定するためのビンディングアセンブリまたはビンディングシステムを利用する。滑走ボードの例には、それには限定されないが、スノーおよび水上スキー、スノーボード、ウェイクボード、および当分野で知られるようなその他のものが含まれる。
本明細書で言及される語句「滑走スポーツ」は、参加するために滑走ボードが必要であり、または推奨される、任意のタイプのスポーツまたはレクリエーション活動を意味するものと理解されたい。滑走スポーツの例には、それには限定されないが、水上およびスノースキー、スノーボード、ウェイクボード、および当分野で知られるようなその他のものが含まれる。
本明細書で言及される語句「圧力面」は、ビンディングをベースアセンブリの周囲に支持し、そこに固定する目的で、また張力の設定を超えた場合にビンディングのベースアセンブリからの張力解放を容易に誘発できるようにする目的で、ビンディングによって加えられるようなその上の力または負荷を受け、耐えるように特別に設計されたビンディングシステムの構成要素のうちの1つまたは複数の上に形成された1つまたは複数の表面を意味するものと理解されたい。
本明細書で参照される語句「圧力角」は、圧力面が構成される角度を意味するものと理解されたい。
本明細書で使用される語句「解放角度」は、ビンディングが張力解放のときにビンディングがベースアセンブリから解放する角度を意味するものと理解されたい。
本明細書で使用される語句「解放角度」は、ビンディングが張力解放のときにビンディングがベースアセンブリから解放する角度を意味するものと理解されたい。
本明細書で参照される語句「張力解放」は、予め設定されたまたは予め定められた、張力設定を超える圧力角による負荷に反応して、ベースアセンブリからのビンディングの誘発された解放を意味し、負荷は衝撃または過剰に加えられた張力から引き起こされるものと理解されたい。
本明細書で参照される語句「張力設定」または「予め設定された張力設定」は、ビンディングシステムの負荷ベアリング構成要素の圧力面に加えられる可能性のある最大に許容可能な力または負荷を定義するために使用者によって設定された、ビンディングシステムでの予め設定された調整を意味するものと理解されたい。これは、あるいは張力閾値として定義できる。
本発明は、複数の機能のビンディングシステムを介して使用者または滑走者を滑走ボードに固定する方法およびシステムを記載する。
本発明は、従前の関連するビンディングシステムに優るいくつかの重要な利点を提供し、そのいくつかは、ここにおよび以下のより詳細な説明全体にわたって記載される。第1に、ビンディングシステムは、衝撃またはその他の過剰な力に応答してビンディングをベースアセンブリから解放可能にする、使用者が調整可能な張力解放の能力を取り入れる。従前の関連するビンディングシステムがこの部分で不完全であったので、これは、ビンディングシステムがスノーボードに使用される場合にかなり有利である。さらに、張力解放の特徴は、異常な負荷を受けた場合、両足が解放可能になることによって滑走者に対する安全性を向上させる。第2に、ビンディングシステムは、急速解放を提供し、使用者は、ビンディングをベースアセンブリから解放させるために、解放システムを容易に手動で作動できる。第3に、このビンディングシステムは、スノーボーダー、スキーヤーなどの滑走者が、ほとんどの従前の関連するビンディングシステムで必要であるような螺子またはその他のファスナを緩める必要なく、各ビンディングのスタンス向き、したがって、滑走ボードに対するそれぞれの足を容易に調整できるようにする調整手段を提供する。調整手段は、解放システムに関する急速解放と同様な急速解放機構によって好ましく作動される。第4に、このビンディングシステムは、無数の解放角度で張力解放を遂行するための本明細書にヒールプランジャおよびトープランジャとして記載されるプランジャまたはラッチの形で特に設計された連結手段を利用する。各トープランジャおよびヒールプランジャは、側方および長手方向の両方の圧力面を備え、その表面は、側方および垂直方向の解放、ならびにこれらの様々な組合せを提供する。圧力面は、ビンディングのベースアセンブリからの解放を最適化するように構成された圧力角を提供するために、特定の角度で形成される。より具体的には、これらの圧力角は、ビンディングが突然ベースアセンブリから解放する前にビンディング上に最適のカウンターレジスタンス(counter resistance)をもたらすように機能する。圧力角は、特に35度と40度の間になるように構成される。この度数の範囲は、最適な解放を可能にするように確立される。第5に、ビンディングシステムは、自分の足にビンディングを固定し、ビンディングをベースアセンブリの上に配置し、トーピースおよびヒールピースをビンディング内の対応するレシーバに係合させることによりビンディングをベースアセンブリに係合し連結させることによって、滑走者がビンディングシステムに「ステップイン」できるようにする。第6に、ベースアセンブリはライザ機能を提供し、滑走者がてこの力および高さを得ることができ、したがって、従来の関連するビンディングシステムに共通する2つの問題であるヒールおよび/またはトーのドラグを低減または排除する。第7に、ベースアセンブリは互換性があるように設計され、それが異なるタイプの滑走ボードに適用または使用でき、したがってビンディングが異なるタイプの滑走ボードに連結できるようにすることを意味する。ビンディングシステムは、3つ穴および4つ穴の構成などの標準的な穴取付け構成を利用する。互換性の特徴は、滑走者が単一のビンディングまたは少なくとも単一の型式のビンディングをそれぞれの異なる滑走ボードに使用できるようにする。これは、ボードの間の精通度および関連性を増加させることができるので、1つまたは複数の滑走ボードを使用することをまさに習得しつつある者に対して特に利点であることができる。
本発明は、従前の関連するビンディングシステムに優るいくつかの重要な利点を提供し、そのいくつかは、ここにおよび以下のより詳細な説明全体にわたって記載される。第1に、ビンディングシステムは、衝撃またはその他の過剰な力に応答してビンディングをベースアセンブリから解放可能にする、使用者が調整可能な張力解放の能力を取り入れる。従前の関連するビンディングシステムがこの部分で不完全であったので、これは、ビンディングシステムがスノーボードに使用される場合にかなり有利である。さらに、張力解放の特徴は、異常な負荷を受けた場合、両足が解放可能になることによって滑走者に対する安全性を向上させる。第2に、ビンディングシステムは、急速解放を提供し、使用者は、ビンディングをベースアセンブリから解放させるために、解放システムを容易に手動で作動できる。第3に、このビンディングシステムは、スノーボーダー、スキーヤーなどの滑走者が、ほとんどの従前の関連するビンディングシステムで必要であるような螺子またはその他のファスナを緩める必要なく、各ビンディングのスタンス向き、したがって、滑走ボードに対するそれぞれの足を容易に調整できるようにする調整手段を提供する。調整手段は、解放システムに関する急速解放と同様な急速解放機構によって好ましく作動される。第4に、このビンディングシステムは、無数の解放角度で張力解放を遂行するための本明細書にヒールプランジャおよびトープランジャとして記載されるプランジャまたはラッチの形で特に設計された連結手段を利用する。各トープランジャおよびヒールプランジャは、側方および長手方向の両方の圧力面を備え、その表面は、側方および垂直方向の解放、ならびにこれらの様々な組合せを提供する。圧力面は、ビンディングのベースアセンブリからの解放を最適化するように構成された圧力角を提供するために、特定の角度で形成される。より具体的には、これらの圧力角は、ビンディングが突然ベースアセンブリから解放する前にビンディング上に最適のカウンターレジスタンス(counter resistance)をもたらすように機能する。圧力角は、特に35度と40度の間になるように構成される。この度数の範囲は、最適な解放を可能にするように確立される。第5に、ビンディングシステムは、自分の足にビンディングを固定し、ビンディングをベースアセンブリの上に配置し、トーピースおよびヒールピースをビンディング内の対応するレシーバに係合させることによりビンディングをベースアセンブリに係合し連結させることによって、滑走者がビンディングシステムに「ステップイン」できるようにする。第6に、ベースアセンブリはライザ機能を提供し、滑走者がてこの力および高さを得ることができ、したがって、従来の関連するビンディングシステムに共通する2つの問題であるヒールおよび/またはトーのドラグを低減または排除する。第7に、ベースアセンブリは互換性があるように設計され、それが異なるタイプの滑走ボードに適用または使用でき、したがってビンディングが異なるタイプの滑走ボードに連結できるようにすることを意味する。ビンディングシステムは、3つ穴および4つ穴の構成などの標準的な穴取付け構成を利用する。互換性の特徴は、滑走者が単一のビンディングまたは少なくとも単一の型式のビンディングをそれぞれの異なる滑走ボードに使用できるようにする。これは、ボードの間の精通度および関連性を増加させることができるので、1つまたは複数の滑走ボードを使用することをまさに習得しつつある者に対して特に利点であることができる。
上記に記載された利点、ならびに本明細書に示す任意のその他の利点のそれぞれは、下記に記述する詳細な説明に照らして添付の図面を参照すれば明らかになる。これらの利点は、どのようにも限定する意図はない。実際に、当分野の技術者は、本発明を実施する際に、本明細書に具体的に記載されるもの以外のその他の利点が実現可能であることを理解するであろう。
図1を参照すると、本発明のビンディングシステムの例示の実施形態を利用する滑走ボードの斜視図が示される。具体的には、図1はスノーボードの形の滑走ボード2を示す。このスノーボードは、上面またはデッキ4を備え、その上にフロントベースアセンブリ60−aおよびリアベースアセンブリ60−bとして示される、フロントベースアセンブリおよびリアベースアセンブリが装着される。ベースアセンブリ60−aおよび60−bのそれぞれは、(図示されない)ビンディング、したがって使用者または滑走者のそれぞれの足を受けるように構成される(用語「滑走者」および「使用者」は全体を通して同義で使用される)。
図示されるように、各ベースアセンブリ60−aおよび60−bは、それぞれ支持ディスク64−aおよび64−bとして示される中央の支持ディスクを介してデッキ4に取外し可能に装着される。中央の支持ディスク64は、各ベースアセンブリ60−aおよび60−bを滑走ボード2のデッキ4に回転可能に固定または装着するように機能する。図示されるように、各ベースアセンブリ60−aおよび60−bは、滑走ボード2の長手軸6を基準とした任意の所望のスタンス向きを有するように調整できる。ベースアセンブリの調整可能性は、以下により詳細に論じられる。それにもかかわらず、支持ディスク64−aおよび64−bは、滑走ボード2のデッキ4に取外し可能に装着されるが、回転するようには構成されないことに留意されたい。そうではなく、これらは、支持ディスク64の周囲を回転し、またはそうでなければその周囲で調整するように構成された各ベースアセンブリのその他の様々な構成要素と共に固定された位置に装着される。
図2を参照すると、1つの例示の実施形態による本発明のビンディングシステムの側面斜視図が示され、ビンディングアセンブリのビンディング構成要素がベースアセンブリの上に持上げられた位置で示される。図示されるように、ビンディングシステム10は、上述のように滑走ボードのデッキに取外し可能に装着されるように構成されたベースアセンブリ60を備える。装着された後に、ベースアセンブリ60は、ブーツアセンブリ18およびビンディング30を備えるビンディングアセンブリ14を受けるように構成される。ブーツアセンブリ18は、使用者の足を受け、固定するように構成され、当分野で知られるような1つまたは複数の取付け構成によって動作可能なブーツ構成を有する。ブーツアセンブリ18は、ビンディング30に連結するように構成され、ビンディング30は、ベースアセンブリ60および滑走ボード(図1を参照されたい)の周りに使用者の足を支持するようにブーツアセンブリ18と共に機能する。
図示される例示の実施形態では、ビンディング30は使用者の足またはフットプレート(図3のフットプレート28を参照されたい)を受け、支持するための上面(図示せず)および下面36を有する主要な支持プレート32を備え、その支持プレートは、ビンディング30がそこに取外し可能に連結される場合に、それぞれがベースアセンブリ60にある、ボンネット120の上面128、および支持ディスク64の上方プレート68に隣接して配置され、それらに置かれるように構成される。
ビンディング30は、ブーツアセンブリ18を受け、固定し、または支持するように構成されたブーツマウント56も備える。図示される例示の実施形態では、ブーツマウント56は、主要な支持プレート32の両側に配置され、そこから上方に延出するフロント部57およびリア部58を備える。フロント部およびリア部はそれぞれ、当分野で知られる任意の適切なタイプのファスナをその中に受け、ブーツアセンブリ18のビンディング30への取付けを容易にするように構成された1つまたは複数の取付け穴59を備える。ブーツマウント56はさらに、使用者の足に固定されるブーツに収容されるような使用者の足の側方の支持を提供し、または補助するように機能する。ブーツマウント56の特定の寸法および幾何学的構成が図2に示されるものに限定されることは意図されない。
ビンディング30はさらに、主要な支持プレート32のフロント部に配置され、その支持プレートから延出するトーサポートまたはトーピース40を備える。トーピース40は、ベースアセンブリ60のボンネット120のフロント部またはフロント面156の幾何学的構成に適合する幾何学的構成を備える。より具体的には、トーピース40は、内面42および外面43によって構成され、内面42は、ボンネット120の外側フロント面156に係合するように設計され、構成され、ボンネット120のフロント面156は、トーピース40およびビンディング30に支持をもたらしている。トーピース40はさらに、その内面42に形成されたレシーバ44を備える。レシーバ44は、ベースアセンブリ60のトープランジャ280を受けまたはそれに係合し、それを解放可能に固定するように寸法を決められ、構成され、したがって、ビンディング30をベースアセンブリ60に解放可能に連結する。トープランジャ280は予め設定された張力設定を有し、それはビンディング30に対して作用するカウンターフォース(counter force)をもたらす。したがって、レシーバ44は、トープランジャ280の一部分がその中に挿入されると同様な幾何学的構成を有する。
同様に、ビンディング30はさらに、主要な支持プレート32のリア部に配置され、その支持プレートから延出するヒールサポートまたはヒールピース46を備える。ヒールピース46は、ベースアセンブリ60のボンネット120のリア部またはリア面164の幾何学的構成に適合する幾何学的構成を有する。より具体的には、ヒールピース46は、内面47および外面48によって構成され、内面47は、ボンネット120の外側リア面164に係合するように設計され、構成され、ボンネット120のリア面164は、ヒールピース46およびビンディング30に支持をもたらしている。ヒールピース46はさらに、その内面47に形成されたレシーバ50を備える。レシーバ50は、ベースアセンブリ60のヒールプランジャ310を受け、またはそれに係合し、それを解放可能に固定するように寸法を決められ、構成され、したがって、ビンディング30をベースアセンブリ60に解放可能に連結する。ヒールプランジャ310はトープランジャ280と同様に、予め設定された張力設定を有し、それはビンディング30に対して作用するカウンターフォースをもたらす。したがって、レシーバ50は、その中に挿入されるヒールプランジャ310の一部分と同様な幾何学的構成を有する。それらの構成により、トーピースまたはトーサポート40、およびヒールピースまたはヒールサポート46はベースアセンブリ60の周りでビンディング30に対して側方および長手方向の支持の両方をもたらす連結手段として機能する。
用語「トープランジャ」および「ヒールプランジャ」は、本明細書で区別し説明的な目的で使用されるに過ぎないことを本明細書で留意されたい。これらの2つの構造は全ての点で同様である。ビンディングシステムのベースアセンブリは、指定されたフロントおよびリア部を備えないが、どちらかの端部がフロントまたはリアを有することができるように向けることができる。別の言い方をすれば、ビンディングのフロントは、ベースアセンブリがどちらの方向を向いてもベースアセンブリに装着できる。
ビンディング30はさらに、下記に論じられ図3に示されるように、ビンディング30の上面へのフットプレートの装着を容易にするように設計された、それぞれフロントスロット45およびリアスロット49を備える。さらに、ビンディング30は、その両側に配置された側方のスロット52および54を備え、それらのスロットは、それぞれベースアセンブリ60の調整機構210、および解放機構240、またはそれらの任意の構成部品の移動または作動を中断せずに、ビンディング30がベースアセンブリ30に連結できるようにする。側方スロット52および54は、それぞれトーピース40およびヒールピース46の端部、ならびに主要な支持プレート32の下面36の縁部によって画成される。
図2は、組み立てられた状態のベースアセンブリ60も示す。ベースアセンブリ60は、部分的には、必ずしも必要でないが、好ましくはベースアセンブリ60内で中央に配置された支持ディスク64を備える。支持ディスク64は、外周部72を有する上部プレート68、および下方本体部を備える(図示されないが図4の下方本体部76を参照されたい)。支持ディスク64は、滑走ボードのデッキに取外し可能に固定されるように設計され、構成される(図2には示されないが、図1のデッキ4および滑走ボード2を参照されたい)。したがって、支持ディスク64は、1つまたは複数の取付け穴構成を備える。図示される例示の実施形態では、支持ディスク64は、3つ穴の装着構成92、および4つ穴の装着構成96の両方を備え、そのそれぞれは当分野で標準であり、そのそれぞれはビンディングシステム10が共に使用される滑走ボードのタイプに応じて使用できる。
支持ディスク64はさらに、ベースアセンブリ60内に回転可能に支持されるように設計され、構成される。より正確には、ベースアセンブリ60は、支持ディスクが滑走可能なボードのデッキに取外し可能に固定されているので支持ディスク64の周囲を回転可能になるように設計されている。ベースアセンブリ60の構成要素は、ベースアセンブリ60、およびしたがってそこに連結されたビンディング、およびビンディング内に固定された滑走者が複数の異なるスタンス向きを達成することができるように、支持ディスク64の周囲を回転する。
図2は、ベースアセンブリ60の様々な内部の構成要素および機構を収容するように構成されたボンネット120をさらに備えるベースアセンブリ60を示す。図示のように、ボンネット120は、上面128および下面(図示されない)を有する上方の頂部支持プレート124を備える。上面128は実質的に平らであり、その上にベースアセンブリ60に連結されるビンディング30の実質的に平らな下面36を受け、支持するように設計され、構成される。本質的に、ボンネット120は、ビンディング30に対してライザとして機能し、したがって、ビンディングシステムの高さおよびてこの力を増加させ、それによってトーおよびヒールのドラグを低減または排除するのを助ける。支持ディスク64をその中に受け、同時に支持ディスク64を回転可能に支持するように寸法を決められ、構成された孔(図2に示されないが図4の孔136を参照されたい)がボンネット120の頂部支持プレート124内に形成され、したがって、支持ディスク64の周りでのベースアセンブリ60の調整を容易にして、ビンディングシステム10が異なるスタンス向きを得ることができるようにする。支持ディスク64は、ボンネットを滑走ボードに固定するためにレッジ(図示されないが図4のレッジ148を参照されたい)に係合するリップ(同じく図示されないが図4のリップ84を参照されたい)を備える。
上記に示すように、ボンネット120はさらに、それぞれビンディング30の合致するトー40およびヒールピース46をその上に受け、支持するように設計されたフロントおよびリア面156および164を備える。フロント面156はその中に、トープランジャ280がボンネット120のフロント面156を越えてベースアセンブリ60の内部から外側に延出し、その中で前後に双方向に移動することができるように構成されたスロット160を形成する。同様にして、リア面164はその中に、ヒールプランジャ310がボンネット120のリア面164を越えてベースアセンブリ60の内部から外側に延出し、その中で前後に双方向に移動することができるように構成されたスロット168を形成する。
ボンネット120はさらに、第1の側面(図示されないが、図4および5の第1の側面188を参照されたい)および第2の側面192を備え、それぞれが頂部支持プレート124から下方向に延びる。図示のように、第2の側面192は調整機構210、および特に調整機構210のロッキングレバー214を意図されるように移動し、作動させることができるように、その中に形成された側方スロット200を備える。第1の側面は、その中に形成され、解放機構240、および特に解放レバー244を意図されるように移動し作動させることができるように寸法を決められ構成された、同様の側方スロット(図4および5の第1の側面188および側方スロット196を参照されたい)も備える。
ボンネット120はさらに、解放機構240によってヒールプランジャ310に加えられた負荷に対応する予め設定された張力設定の指示器として機能する、ドグ(dog)428に視界をもたらすように構成された第1のウインドウ172をその中に備える。ウインドウ172は支持プレート124内に形成された孔を備える。ボンネット120はさらに、解放機構240によってトープランジャ280に加えられた負荷に対応する予め設定された張力設定の指示器として機能する、ドグ448に視界をもたらすように構成された第2のウインドウ176をその中に備える。
図2はさらに、ボンネット120の下に配置され、それを密閉するデッキプレート100を示す。本明細書に論じられるように、デッキプレート100は、滑走ボードのデッキに対して隣接し、そこに置かれるように設計され、構成される。
図3を参照すると、図2に示される例示のビンディングシステム10の斜視図が示され、例示のビンディング30および例示のベースアセンブリ60は、連結された構成で示される。図3はさらに、ビンディング30の主要な支持プレート32の上方の装着面34に動作的に支持され、連結されたフットプレート28を示す。フットプレート28は、ブーツを着用している(たとえばスノーボードの場合に)、またはブーツを着用していない(たとえばウェイクボードの場合に)使用者の足をより良く収容することができるようにビンディング30の表面積を増加させるように機能する。フットプレート28は、任意の寸法および形状を有することができ、使用者の足に一致する1つまたは複数の輪郭を適宜備えることができる。フットプレート28はオプションであり、選択的に取り外すことができる。図3は、フットプレート28を別個の構造を有するものとして示すが、フットプレート28は、ビンディング30と一体に形成できる。
図2および4〜8を参照すると、例示のビンディングシステム10の例示のベースアセンブリ60の様々な図が示される。理解できるように、ベースアセンブリ60は、図示のように上方プレート68、上方プレート68の外周部72、および上方プレート68から延出する下方本体部76を有する支持ディスク64を備える。下方本体部76は、ベースアセンブリ60を複数の使用可能なスタンス向きのうちの任意の1つに選択的に配置するための調整機構内に、1つまたは複数の構成要素を受けるように構成された側壁80を備える。図示されるように、側壁80は、その中に形成され、複数の利用可能なスタンス向きを定義するように構成された複数の歯88を備える。さらに、上方プレート68および下方本体部76は、それらの交差部分にリップ84を形成する。リップ84は、ボンネット120に形成された対応するレッジ148に係合するように構成され、それによってボンネット120および様々な構成要素を滑走ボードに固定する。したがって、ボンネット120およびベースアセンブリ60全体は、支持ディスク64の取外しの際にのみ滑走ボードから取り外すことができる。リップ84および対応するレッジ148はさらに、互いの周りを回転するように構成され、したがって、ベースアセンブリ60のスタンス向きが調整される場合に、ボンネット120の支持ディスク64に対する回転を容易にする。支持ディスクはさらに、3つ穴装着パターン92および4つ穴装着パターン96として示される穴装着パターンを備える。
支持ディスク64は、滑走ボードのデッキの上に置かれるようになるまで、それぞれボンネット120およびデッキプレート100内に形成された孔136および112内に挿入され、次いでディスクは滑走ボードに連結される。デッキプレート100は、上面104および下面108を備え、ベースアセンブリ60内の多くの構成要素および機構に関する支持部材として機能し、同時にこれらを収納するように構成される。デッキプレート100は、調整機構210および解放機構240などの様々なベースアセンブリ構成要素の装着を容易にするようにその中に形成された、いくつかの装着穴116を有する。
調整機構210は、ピボット点(pivot point)226の周りに回転可能にまたは旋回可能に連結された、付勢されたロッキングレバー214を備える。ロッキングレバー214はさらに、調整機構210を作動させる際に使用者との人間工学的なインターフェースをもたらすように設計されたハンドルまたはノブ218を備える。図示された実施形態では、調整機構210は、支持ディスク64に形成された対応する歯88に係合するように構成された、ロッキングレバー214に形成された連続した、またはラックの歯222を備える。バネ230は、ロッキングレバー214およびラックの歯88を支持ディスク64に対して係合された位置に向って付勢するように機能する。ボンネット120は、孔136を画成する側壁144を備える。側壁144内に、ラックの歯222を支持するロッキングレバー214の一部分が、そこを通って支持ディスク64に係合するように通過できる開口をもたらすように構成されたスロット152がある。
調整機構210が係合した位置にある場合、ボンネット120およびその中に収容された構成要素は、支持ディスク64の周りを回転することを妨げられている。ベースアセンブリ60のスタンス向きを滑走ボードに対して調整するために、バネ230によって加えられたカウンターフォースに打ち勝つように、使用者は単にハンドル218を握り、ロッキングレバー214を移動させることによって調整機構210を作動させる。移動の際に、ロッキングレバー214のラックの歯88は、支持ディスク64の歯222から係脱し、それによってボンネット120が支持ディスク60の周りを回転できるようにする。したがってベースアセンブリ60は、異なるスタンス向きを生じる任意の数の調整位置に配置できる。実際に、図示されるような実施形態にあるような支持ディスク64の側壁80全体にわたる歯222を提供することによって、360°回転内の任意のスタンス向きを得ることができる。調整機構210はさらに、急速解放システムとして構成され、使用者は、ビンディングを解放する必要なしにいつでも迅速に容易にスタンス向きを変更できる。
その他のタイプの調整機構が本明細書中に企図されるが、これらは特に説明されない。たとえば、支持ディスクの下方部は、滑らかな側壁を備えることができる。調整機構は、無数の調整位置およびそれによって生じるスタンス向きで側壁を締め付けるある種のタイプのクランプを備えることができる。別の実施形態では、側壁はその中に形成された複数の孔を備えることができ、その孔は特定の調整位置およびそれによって生じるスタンス向きを得るために調整機構のロッキングレバーに形成された対応するペグまたはインサートを受けるように構成される。
解放機構240は、その中に形成されたカム部246を有する解放レバー244を備え、解放レバー244は、ピボット点の周りに回転可能に、または枢動可能に連結される。解放レバー244はさらに、解放機構240を手動で作動させる際に使用者との人間工学的なインターフェースをもたらすように設計されたハンドルまたはノブ248を備える。図示される実施形態では、解放機構240は、トープランジャ280と共に動作可能な第1のプランジャレバー412、およびヒールプランジャ310と共に動作可能な第2のプランジャレバー416を備える。第1のプランジャレバー412および第2のプランジャレバー416のそれぞれは、複合動作をもたらすように構成された複動レバーである。
第1のプランジャレバー412および第2のプランジャレバー416はそれぞれ、1つの縁に沿って、解放機構の動作中にトープランジャおよびヒールプランジャのそれぞれの直線状のレッジに係合し、そのレッジと相互作用する湾曲した表面を有する。第1のプランジャレバー412および第2のプランジャレバー416の両側の縁に沿って、それぞれトーサポート40およびヒールサポート46の内面42および47の形状と同じ形状を備える表面があり(図1を参照されたい)、したがって、解放機構がトープランジャおよびヒールプランジャを完全に延出した位置に配置するように構成された場合に、第1および第2のプランジャレバー412および416がその中にぴったりと収納できるようにする(この構成は、図7に示される)。第2のプランジャレバー416は、一方の端部でボンネット120に旋回可能に連結されている。
解放機構はさらに、解放レバー244と同じピボット点の周りを回転可能な解放カム252を備える。解放カム252は、第1のプランジャレバー412に形成されたカムトラック414内に収容されるカム部を備える。解放レバー244の移動、およびそれに続く解放機構の作動時に、解放カム252が回転され、そのカム部分はカムトラック414に沿って追随する。この動作は、トープランジャ280の後退を遂行するように第1のプランジャレバー412を移動させるように機能し、それによってビンディングがベースアセンブリから解放できるようにする。トープランジャ280およびヒールプランジャ310は、そこから突出するそれぞれのナブを介して、それぞれ第1のプランジャレバー412および第2のプランジャレバー416に連結される。ナブは、第1のプランジャレバー412および第2のプランジャレバー416に形成された対応する非同心の孔内に配置され、したがってプランジャレバーとプランジャの間に限定された角度のスリップをもたらす。
調整機構はさらに、張力解放をもたらし、ビンディングは使用者によって定められる予め設定された張力設定を超えるとき、ベースアセンブリから解放する。図示されるように、シャフト420は、ボンネット120の底面に形成されるスロット134内に収容される。シャフト420は、シャフトジャーナル424、ドグ428、バネ432、および底436を支持し、それぞれは、共に動作してヒールサポート46の内面に対してプランジャレバー416を押すように構成される。シャフトはねじ山を付けられ、バネはショルダに対して支持される。予め設定された張力設定を超えるように作用するいかなる力も、ビンディングをベースアセンブリから解放するように、調整機構を誘発するように働く。より具体的には、予め設定された張力設定を超えるように作用するいかなる力も、ボタン436を移動させ、バネ432を圧縮するようにし、それによってヒールプランジャ310を後退させ、ビンディングをベースアセンブリから解放する。同じ張力解放の特徴がトープランジャ280に対してもたらされ、シャフト440、シャフトジャーナル444、ドグ448、およびボタン456が第1のプランジャレバーと共に機能して、ベースアセンブリからのビンディングの張力解放をもたらす。
図示されるように、調整機構240は、使用者が予め設定された張力設定を調整することができるようにする。図示される例示の実施形態では、調整機構240は、シャフトの回転および張力設定の変更を容易にするように構成された歯車システムを備える。歯車システムが回転されると、シャフトが回転してドグ428を上方および下方に動かし、それによってバネの圧縮を変更し、したがって張力設定を変更する。ドグ428は、予め設定された張力設定を示すためのボンネット120に形成されるウインドウを通して可視である。
ベースアセンブリ60はさらに、ベースアセンブリ60によって支持される様々な機構の適切な動作を容易にするためのリアスペーサ400、フロントスペーサ404、およびギャップスペーサ408などの様々なスペーサを備える。
図9−A〜9−Cを参照すると、本発明の1つの例示の実施形態によるヒールプランジャの様々な図が示され、ヒールプランジャは、それぞれが対応する圧力角を有する複数の圧力面を備え、図2の例示のベースアセンブリ内で使用する目的で構成される。具体的には、図示のように、ヒールプランジャ310は、上面314、下面318、およびレッジ326を形成するための上面314から延出するライザ322を備える。ライザ322それ自身は、上面330およびフロント面334を備える。ライザ322はさらに、第1の長手方向の圧力面338、第2の長手方向の圧力面340、第1の側方圧力面344、および第2の側方圧力面348として示されるいくつかの圧力面を備え、それぞれがそれ自身の対応する圧力角を有する。
図9−Bは、第1の長手方向の圧力面338および第2の長手方向の圧力面340を示す。第1の長手方向の圧力面338は、圧力角β1を有する。第2の長手方向の圧力面340は、圧力角β2を有する。同様にして、図9−Cは、第1の側方の圧力面344および第2の側方の圧力面348を示す。第1の側方の圧力面344は、圧力角β1を有する。第2の側方の圧力面348は、圧力角β2を有する。
圧力面は特に、ベースアセンブリからのビンディングの最適の張力解放をもたらすように定められた角度である35度と40度の間の圧力角を有するように構成される。より具体的には、これらの角度は、ビンディングが突然ベースアセンブリから解放する前にビンディング上に最適のカウンターレジスタンスをもたらすように機能する。さらに、従来の関連するビンディングシステムに見られるものとは異なり、トグル機構が全くないので、圧力面は、ビンディングが無数の解放角度で解放できるように構成される。
35°より少ない角度(たとえば30°)など鋭い圧力角は、カムアウトするので不適切である。したがって、より鋭い角度は、ビンディングを適切に解放させることにならない。40°(たとえば45°)などのより緩やかな角度は、ビンディングをあまりにも緩んだ状態のままにし、ビンディングおよび滑走者をベースアセンブリおよび滑走ボードの周りに適切に支持しない。35度と40度の間の角度を提供することによって、適切な圧力が達成でき、ビンディングの解放の前に過剰にならない。実際に、ビンディングは、滑走ボード上のビンディングとブーツ、したがって滑走者を解放せずに保持するためのある程度の圧力および力を支持できる必要がある。しかし、あまりにも多い圧力および力を支持することによって、ビンディングは解放せず、したがって滑走者を負傷させる可能性がある。したがって、使用するための容認できる圧力とビンディングが解放する圧力との間にバランスをとる必要がある。
示されるヒールトー310では、3つの圧力面およびそれによって生じる圧力角は、従来の関連するビンディングでの3つのトグルと同じ様式で機能する。しかし、3つの圧力角を得るための3つの個別の機構を必要とするのでなく、各圧力角は、単一の機構、ヒールプランジャ310に含まれる。したがって、本発明は垂直方向、ならびに2つの側方にビンディングから解放するのを容易にする垂直および側方の圧力角によって構成された単一の機構を特徴とする。
理解できるように、プランジャの長手方向の圧力面上の表面積、または垂直のヒールの張力解放に対して構成された表面積は、横方向の圧力面上の表面積、または側方のヒールの張力解放をもたらすように構成された表面積よりはるかに大きい。これは足が、側方のせん断力からの側方の力に耐えることができるよりも、多くの量の垂直のヒール/トー方向の力または圧力に耐えることができるからである。したがって、ビンディングを解放しないように保つために、垂直の解放に必要な力を増加することができる。これらの力に対応するために、長手方向の圧力面は、より大きな表面積を有する。プランジャの側方の面、および側方の解放角度に関しては逆のことが言える。足はせん断力に同様に対処することができないので、これらは多くの力として対応する必要がない。したがって、ビンディングの側方面は、より小さな表面積を有するより小さな解放角度を有して構成される。
当然のことながら、ライザなしのものなどその他の構成のヒールプランジャが本明細書で企図される。実際に、圧力面および対応する圧力角は任意の数の異なるプランジャ構成に組み込むことができる。下記に論じるヒールおよびトーのラッチは、長手方向および側方の両方の圧力面および対応する圧力角を有することもできることが本明細書に特に留意される。
本発明はさらに、図10〜14に示されるユニバーサルスキービンディング装置を特徴とする。フラットまたはアルペンスキー612と共に使用するためのユニバーサルビンディング装置610が示され、それは、第2の固定またはトッププレート618を介してブーツまたはフットウェア616をスキー612に固定する解放可能なベースビンディングまたはプレート614を装着している。
ユニバーサルスキービンディング610は、スノーボードおよびスキービンディングの両方を解放可能にする。それは、それぞれスノーボードとスノーボードビンディング、またはスキーとスキービンディングの間に嵌合するインターフェースとして働いて、それらが衝撃時に予め設定された圧力で滑走者をボードから解放できるようにする。さらに、滑走者は、従来技術にこれまで欠けていた急速解放レバーを介して急速解放を行うことができる。これは、スノーボードおよびスキーの両方での負傷を低減し、安全レベルおよび性能の向上を可能にする。さらに、それはカービングレベレッジ(carving leverage)を付加し、従来のビンディングシステムに一般に関連する雪の中でのトーおよびヒルのドラグ、ならびに滑走者への疲労を低下させるための垂直の持上げをもたらす。解放機構は、装着プレートの解放面と固定トッププレートとの新規な設計の相互作用を介して全ての要求される角度で解放することもできる。重要なことに、ユニバーサルのスノーボードおよびスキービンディングは、複数の解放角度をもたらし、それによって、現行のスキーおよびスノーボードのビンディングの限定された解放角度よりも大きな安全性を提供する。
ベースプレート614はさらに、トーキックラッチ620およびヒールキックラッチ622を備え、ベースプレート614内にトッププレート618を固定するためにその両方がスキー612の向きに対して前方または後方に摺動する。第1の解放レバー624はトーキックラッチ620を係脱する働きをし、第2の解放レバー626は、ヒールキックラッチ22を係脱する働きをする。トッププレート618は、それぞれ第1またはトーサポート628、および第2またはヒールサポート630を介してベースプレート614に係合する。トーキックラッチ620およびヒールキックラッチ622は両方ともバネを装着され、そうすることで、スキーヤーが転倒する場合など、トッププレート618に十分な力が加えられた場合に、トーキックラッチ620またはヒールキックラッチ622は、そのそれぞれのトーサポート628またはヒールサポート630を解放するために不足のない十分な距離を移動するようにする。これは、トッププレートを解放し、スキーヤーが身体障害または物的損害を受ける可能性をなくす。上記に示されたように、各トーラッチおよびヒールラッチは、上記に論じたものと同様の圧力面および対応する圧力角を有し、その議論は、本明細書に組み込まれる。圧力面は特に、35度と40度の間の圧力角を有するように構成され、したがってトッププレートの圧力解放を最適化する。
さらに、ビンディングシステム610によってもたらされたプラットフォームを用いて、スノーボーダーおよびスキーヤーは、通常、トーおよびヒールのドラグを低減させるために使用されるライザまたは「ガスペダル(gas pedals)」が必要になることを解消できる。たとえば、スキーを行う際に、従来のビンディングは、スキーブーツをスキーの面に直接スキーブーツを置き、それはスキーヤーが回転のために鋭くカットする(cut)ときドラグを生じるおそれがある。ライザは、スキーブーツをスキーの上面の上に持上げるために使用され、それによってドラグを低減または解消した。これらのライザは、ビンディング装置610がその代わりに利用されるともはや必要でなくなる。
トーラッチ620およびヒールラッチ622の上の力を制御するバネに対する張力は、それぞれ調整螺子632および634を介して調整可能である。各螺子632および634は、使用者によって所望される適切な張力が迅速に得られるように、アレンレンチ(Allen wrench)、または平頭もしくはフィリップスなどのねじ回しによって回すことができる。バネまたはラッチ機構を保護するために、カバープレート636がベースプレート614の頂部に強固に固定され、カバー支持タブ637によって支持される。カバー支持タブ637は、ベースプレート614内に一体化される。
図11および12は、第1の解放位置(図11)、次いで固定位置(図12)を示す。キックラッチ620および622は、トッププレート618を固定するために同じ係合の線に沿って反対の方向に移動することに留意されたい。キックラッチ620および622は、上記に述べたように、それぞれ解放レバー624および626によって固定位置内に保持される。第1の解放レバー624は上方に持上げられると、トーキックラッチ620がトッププレート618を解放し、係脱させる。第2の解放レバー626は、ヒールキックラッチ622を解放するために同じ様式で動作する。解放レバー624および626は、深い粉雪の中に、または任意のその他の状況にいる間、滑走者が自身を便利に解放することができるようにする。滑走者をボードから解放するために、滑走者が離れた位置からコードを引くことができるように、ランヤードまたはコードを解放レバー624または626に装着できる。
キックプレートのうちの1つが転倒で、または解放レバー624または626のうちの1つによって解放されると、滑走者は次いで、保持位置で底部プレート614の主要な本体に向ってキックラッチ620または622を単に蹴ることによって、それらを再係合させることができる。この特徴は、滑走者がかかんだり、または雪の中に座る必要なくビンディングを再係合できるようにし、それによって、滑走者が難なくビンディング装置に足を踏み入れて戻すことができるようにする。キックラッチ620および622は、図4および5に示すように、解放レバー624および626が、それぞれ解放ノッチ625および627を介して定位置に保持されるように摺動して戻る。図4は解放位置でのトーキックラッチ620の位置を示し、図5はトッププレート618に係合するキックラッチ620および622を示す。
各キックラッチ620および622はさらに、リセス621を含み、それはキックラッチ620および622がそのラッチ位置に移動された場合にトーサポート628またはヒールサポート630を定位置に保持または保つのに利用される。
トーキックラッチ620は、実際は図2および3に示されるキックプレート638の一部分である。キックプレート638は一対の止め螺子644を介してベースプレート614内の定位置に保持され、それによってキックプレート638が第1と第2の位置の間を摺動できるようにする。同様にして、ヒールキックラッチ622は、キックプレート639の一部分であり、そのプレートは自由に摺動できるが止め螺子646を介して定位置に保持される。止め螺子646は、止め螺子644と同一のものである。各キックプレート638および639は、構成において同一であるように設計され、それは、生産、組み立て、および交換または修理の作業を単純化する。
ベースプレート614はさらに、いくつかの組のバネを備え、それはラッチ620および622を定位置に保持するための張力および力をもたらし、それらが所望の状態の下で解放できるようにするために使用される。第1の組のバネには、バネ640および642が含まれる。バネ640および642は、それぞれキックプレート620および622を互いに反対に付勢するように働く。大きな組のバネ640および642は、解放張力も同様に制御する。次の組のバネ645および647は、それぞれバネ保持器649および651内に配置される。バネ645および647は、解放レバー624および626への側方の圧力を制御するように働く。最後の組のバネ650は、カバー636の下側表面内にエッチングされた浅いキャビティ内に載る。バネ650は、ベースプレートカバー636を支持し、ラッチ620および622がその保持向きに動いた後に、解放レバー624および626をそれぞれノッチ625および627の下の定位置に押しやる。
各主要なバネ640および642は、ビンディング解放張力シャフト643により定位置に保持され、それによってバネが所与の張力に対して圧縮でき、同時に解放レバー624および626をそれぞれキックラッチ620および622と組み合わせて固定できるようにする。カム648もビンディング解放張力シャフト643に移動可能に固定され、キックプレート638またはキックプレート639が解放レバー624または626に係合された場合に、それらの解放張力を調整するように解放プレートと共に動作する。張力調整螺子632または634が回転されると、螺子がどのように回転されるかに応じてバネ力が増加または減少するように、カム648が解放レバー624および626の一部分に形成されたノッチ内に保持される。ビンディング解放張力シャフト643は、右利き用または左利き用のねじ山を有することができる。保持タブ653は、キックラッチ620および622のそれぞれの下に形成され、それはトッププレート618に係合しながらプレート614に係合する。図11に示されるように、保持タブ653はノッチ672に係合する。
カバープレート636は、ヒールとトーの間の浮動的な、または「相対的な」張力が解放することによって一般的に生じる解放の一貫性に伴う問題を解消するように、そのプレートが上部プレート面に対して位置することができるようにする有用な形状を有する。カバープレート636は、トッププレート618に対して移動することを妨げられ、そうでない場合、トッププレートはカバーの上に浮く。したがってカバープレート636は、カバー保持および解放面として働く。ユニバーサルビンディングシステム610は、非常に狭いスキーの場合によく機能するように設計され、解放プレートは、従来のスキーによって利用されるように変更される。次いで滑走者は、使用する可能性のある任意のその他のボードに同じユニバーサルビンディングシステムを使用でき、それによって滑走者はスキーまたはスノーボードと同じブーツを使用できるようになる。システムは、図610に示される固い外骨格として、大抵のソフトビンディングおよびブーツと共に機能することもでき、底部プレート614と結合するためのトッププレート618を備えるようになされることができる。
前述の詳細な説明は、本発明を特定の例示の実施形態を参照して説明する。しかし、添付の特許請求の範囲に述べられるような本発明の範囲から逸脱せずに様々な修正および変更を行うことができることを理解されたい。詳細な説明および添付の図面は、限定するものではなく例示に過ぎないと見なされ、全てのそのような修正および変更は、いかなるものでも本明細書に説明され述べられるような本発明の範囲内に収まるように意図される。
より具体的には、本発明の例示の実施形態を本明細書に説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、前述の詳細な説明に基づいた当分野の技術者によって理解されるような(たとえば様々な実施形態全体にわたる態様の)修正、省略、組合せ、改造および/または交替を有する任意の全ての実施形態を含む。特許請求の範囲の限定は、特許請求の範囲に使用される言語に基づいて広義に解釈され、前述の詳細な説明に説明された例、または適用の実行中の例に限定されないものとし、その例は、排他的でないものとして解釈される。たとえば、本開示では、用語「好ましくは」は排他的でなく、この場合「好ましくは、ただしそれに限定されないが」を意味することを意図する。任意の方法またはプロセスの請求項に記載された任意のステップは、任意の順番に実行でき、その請求項に提示された順番に限定されない。手段に加えた機能、またはステップに加えた機能の限定は、特定の請求項の限定に対して、以下の全てのa)「関連する手段」または「関連するステップ」が、明確に記載される、b)対応する機能が明確に記載される、およびc)構造、材料、またはその機構を支持する作用が明確に記載される、という条件がその限定に存在する場合にのみ用いられる。したがって、本発明の範囲は、上記に与えられた説明および例によってではなく、添付の特許請求の範囲およびその法的な等価物によってのみ決定されるべきである。
Claims (27)
- ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備える前記ビンディングと、
滑走ボードのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、前記滑走ボードの使用中に前記ビンディングを解放可能に連結するように構成されたベースアセンブリとを備える、滑走ボードに使用するために構成されたビンディングシステムであって、前記ベースアセンブリが、
前記滑走ボードの前記デッキに取外し可能に連結され、前記ベースアセンブリを前記滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、
前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、
同様に前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、前記ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するように前記デッキプレートと共に動作可能である前記ボンネットと、
前記支持ディスクの周りおよび前記滑走ボードに対する前記ボンネットおよび前記デッキプレートの回転の調整を容易にするように構成され、それによって前記滑走ボードに対する前記ブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整機構であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで前記支持ディスクを選択的に係合するように構成された前記調整機構と、
前記ビンディングを前記ベースアセンブリに、したがって前記ブーツシステムを前記滑走ボードに解放可能に連結するように構成され、それによって使用者をそこに固定する連結手段と、
前記ビンディングを前記ベースアセンブリから、したがって前記ブーツシステムを前記滑走ボードから解放するために前記連結手段を作動させるように構成された解放機構とを備えるビンディングシステム。 - 前記連結手段が、
前記ボンネットのフロント部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるトープランジャであって、前記ビンディングの前記トーピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成された前記トープランジャと、
前記ボンネットのリア部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるヒールプランジャであって、前記ビンディングの前記ヒールピースに形成されたレシーバに解放可能に係合するように構成された前記ヒールプランジャとを備える、請求項1に記載のビンディングシステム。 - 前記解放機構が、前記ビンディングを前記ベースアセンブリから解放するために、前記トープランジャおよびヒールプランジャを同時に作動させるように機能する、請求項2に記載のビンディングシステム。
- 前記トープランジャおよびヒールプランジャが付勢され、可変の予め設定された張力設定を有する、請求項2に記載のビンディングシステム。
- 前記トープランジャが、その中に形成され、その上に前記ビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで前記ベースアセンブリから前記ビンディングの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成された少なくとも1つの圧力面を備える、請求項2に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力面が圧力角で形成される、請求項5に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力角が35°と40°の間になるように構成される、請求項6に記載のビンディングシステム。
- 前記ヒールプランジャが、その中に形成され、その上に前記ビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで前記ベースアセンブリから前記ビンディングの最適で予め設定された張力解放を容易にするように構成された少なくとも1つの圧力面を備える、請求項2に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力面が圧力角で形成される、請求項8に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力角が35°と40°の間になるように構成される、請求項9に記載のビンディングシステム。
- 前記支持ディスクが、標準の3つ穴の連結配列、および標準の4つ穴の連結配列からなる群から選択される孔の連結配列を有する、請求項1に記載のビンディングシステム。
- 前記ベースアセンブリ、およびしたがって前記ビンディングシステムが、互換性があり、異なるタイプの滑走ボードに使用するために構成される、請求項1に記載のビンディングシステム。
- 前記ボンネットが、前記使用者に対して、てこの力および高さを増加させ、同時にヒールおよびトーのドラグの可能性を低下させるように機能する前記ビンディングを支持するために、高くされた装着面をもたらす、請求項1に記載のビンディングシステム。
- 前記ビンディングが閾値の予め設定された張力解放を超える力およびそれによって生じる圧力を前記連結手段に作用させるときに、前記ビンディングが前記ベースアセンブリから解放するように機能する、請求項1に記載のビンディングシステム。
- 前記ビンディングと共に動作可能なフットプレートをさらに備え、使用者の足に支持をもたらすように構成された、請求項1に記載のビンディングシステム。
- ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、前記ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備え、前記トーピースおよびヒールピースのそれぞれがその中に形成されたレシーバを有するビンディングと、
滑走ボードのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、前記滑走ボードの使用中に前記ビンディングを解放可能に連結し、支持するように構成されたベースアセンブリとを備える、滑走ボードに使用するためのビンディングシステムであって、前記ベースアセンブリが、
前記滑走ボードの前記デッキに取外し可能に連結され、前記ベースアセンブリを前記滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、
前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、
同様に前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、前記ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するように前記デッキプレートと共に動作可能である前記ボンネットと、
前記支持ディスクの周りの前記ボンネットおよび前記デッキプレートの回転の調整を容易にするように構成され、それによって前記滑走ボードに対する前記ブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整機構であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで前記支持ディスクを選択的に係合するように構成された前記調整機構と、
前記ビンディングを前記ベースアセンブリから、したがって前記ブーツシステムを前記滑走ボードから選択的に手動で解放することを容易にするように構成された解放機構と、
前記ボンネットのフロント部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるトープランジャであって、前記ビンディングを前記ベースアセンブリに固定するために、前記ビンディングの前記トーピースに形成された前記レシーバに解放可能に係合するように構成された前記トープランジャと、
前記ボンネットのリア部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるヒールプランジャであって、前記ビンディングの前記ヒールピースに形成された前記レシーバに解放可能に係合するように構成された前記ヒールプランジャとを備えるビンディングシステム。 - 前記トープランジャおよびヒールプランジャがそれぞれ、その中に形成された複数の圧力面を備え、その上に前記ビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで前記ベースアセンブリから前記ビンディングの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成された、請求項16に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力面がそれぞれの圧力角によって形成される、請求項17に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力角が35°と40°の間になるように構成される、請求項18に記載のビンディングシステム。
- ブーツアセンブリと共に動作可能なビンディングであって、前記ビンディングが支持面およびそこから延出するトーピースおよびヒールピースを備え、前記トーピースおよびヒールピースのそれぞれがその中に形成されたレシーバを有するビンディングと、
滑走ボードのデッキに回転可能にかつ取外し可能に固定され、前記滑走ボードの使用中に前記ビンディングを解放可能に連結し、支持するように構成されたベースアセンブリとを備える、滑走ボードに使用するためのビンディングシステムであって、前記ベースアセンブリが、
前記滑走ボードの前記デッキに取外し可能に連結され、前記ベースアセンブリを前記滑走ボードに固定するように構成された支持ディスクと、
前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記デッキに隣接して配置されるように構成されたデッキプレートと、
同様に前記支持ディスクの周りを回転可能であり、前記ビンディングを受け、係合するように構成されたボンネットであって、前記ベースアセンブリの1つまたは複数の構成要素を支持するように前記デッキプレートと共に動作可能である前記ボンネットと、
前記支持ディスクの周りの前記ボンネットおよび前記デッキプレートの回転の調整を容易にするように構成され、それによって前記滑走ボードに対する前記ブーツアセンブリの複数のスタンス向きを容易にする調整機構であって、複数の調整位置のうちの任意の1つで前記支持ディスクを選択的に係合するように構成された前記調整機構と、
前記ビンディングを前記ベースアセンブリから、したがって前記ブーツシステムを前記滑走ボードから選択的に手動で解放することを容易にするように構成された解放機構と、
前記ボンネットのフロント部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるトープランジャであって、前記ビンディングを前記ベースアセンブリに固定するために、前記ビンディングの前記トーピースに形成された前記レシーバに解放可能に係合するように構成され、前記トープランジャ内に形成された複数の圧力面を備え、その上に前記ビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで、前記ビンディングの前記ベースアセンブリからの、したがって前記ブーツアセンブリの前記滑走ボードからの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成された前記トープランジャと、
前記ボンネットのリア部の周りに支持され、前記解放機構と共に動作可能であるヒールプランジャであって、前記ビンディングの前記ヒールピースに形成された前記レシーバに解放可能に係合するように構成され、前記ヒールプランジャ内に形成された複数の圧力面を備え、その上に前記ビンディングによって加えられた力を受け、無数の解放角度のうちの少なくとも1つで、前記ビンディングの前記ベースアセンブリからの、したがって前記ブーツアセンブリの前記滑走ボードからの最適で選択的な予め設定された張力解放を容易にするように構成され、前記トープランジャおよびヒールプランジャが前記ビンディングを前記ベースアセンブリに固定するように構成され、したがって前記ブーツアセンブリを前記滑走ボードに固定するように構成された前記ヒールプランジャとを備えるビンディングシステム。 - 前記圧力面がそれぞれの圧力角によって形成される、請求項20に記載のビンディングシステム。
- 前記圧力角が35°と40°の間になるように構成される、請求項21に記載のビンディングシステム。
- フットウェアのタイプの品目を第2の品目に脱着可能に固定するためのユニバーサルビンディング装置であって、
前記装置が、前記フットウェアタイプおよび第2の品目のいずれにも装着できる第1のプレートを備え、前記第1のプレートが、
前記第1のプレートのフロント部に配置されたトー保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備える前記トー保持ラッチと、
前記第1のプレートのリア部に配置されたヒール保持ラッチであって、無数の解放角度で、最適で選択的な予め設定された張力解放を可能にするために、その中に形成された複数の圧力面を備える前記ヒール保持ラッチと、
前記トー保持ラッチまたは前記ヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つを係脱させるために、前記トー保持ラッチと前記ヒール保持ラッチの間に配置された第1のレリースと、
前記第1のプレートに固定されない前記品目に装着できる第2のプレートとを備え、前記第2のプレートが、
前記第2のプレートのフロント部に配置されたトークリップと、
前記第2のプレートのリア部に配置されたヒールクリップとを備え、前記トークリップが前記トー保持ラッチ内に係合され、前記ヒールクリップが前記ヒール保持ラッチ内に係合されて、前記第2のプレートが、前記第1のプレートに脱着可能に固定され、前記第1のレリースが、前記第2のプレートから前記トー保持ラッチまたは前記ヒール保持ラッチのうちの少なくとも1つに移動可能に係脱するように動作するユニバーサルビンディング装置。 - 前記トー保持ラッチが、長手方向の圧力角および2つの反対側の側方圧力角を有する、請求項23に記載のユニバーサルビンディング装置。
- 前記圧力角が35°と40°の間になるように形成される、請求項23に記載のユニバーサルビンディングシステム。
- 前記トークリップおよびヒールクリップが、それぞれ前記トーラッチおよびヒールラッチの前記圧力角に一致する、その中に形成された角度を有する、請求項23に記載のユニバーサルビンディング装置。
- 前記トークリップおよびヒールクリップのうちの少なくとも1つが、閾値の予め設定された張力解放を超える力およびそれによって生じる圧力を前記それぞれのトーラッチおよびヒールラッチの前記圧力角に作用させるときに、前記第1のプレートが前記第2のプレートから解放するように機能する、請求項23に記載のユニバーサルビンディング装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US57952604P | 2004-06-15 | 2004-06-15 | |
PCT/US2005/021395 WO2005123202A2 (en) | 2004-06-15 | 2005-06-15 | Multi-function binding system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008502435A true JP2008502435A (ja) | 2008-01-31 |
Family
ID=35510280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007516762A Pending JP2008502435A (ja) | 2004-06-15 | 2005-06-15 | 多機能ビンディングシステム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1776165A4 (ja) |
JP (1) | JP2008502435A (ja) |
WO (1) | WO2005123202A2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8336903B2 (en) * | 2001-02-15 | 2012-12-25 | Miller Sport International, Llc | Multi-function binding system |
US7837219B1 (en) | 2007-06-20 | 2010-11-23 | Cordes David W | Binding assembly for a sports board |
FR2996142B1 (fr) * | 2012-10-01 | 2014-10-24 | Christophe Etallaz | Systeme de fixation pour planche de surf des neiges de randonnee |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4728116A (en) * | 1986-05-20 | 1988-03-01 | Hill Kurt J | Releasable binding for snowboards |
FR2641703B3 (fr) * | 1989-01-17 | 1991-04-19 | Bataille Ind Sa | Dispositif de fixation de securite de ski, monoski ou surf de neige |
CH678397A5 (en) * | 1989-01-31 | 1991-09-13 | Fritschi Apparatebau | Safety release binding for snow boards - has sole plate fixed on central release pivot on snow board |
FR2651143B1 (fr) * | 1989-08-22 | 1991-12-06 | Salomon Sa | Dispositif de fixation d'une paire de chaussures d'un skieur sur une planche de surf sur neige. |
US5499837A (en) * | 1995-07-31 | 1996-03-19 | Hale; Joseph P. | Swivelable mount for snowboard and wakeboard |
US5820155A (en) * | 1996-07-05 | 1998-10-13 | Brisco; Don L. | Step-in binding system for retro-fitting to a snowboard boot binder |
EP1003595A1 (de) * | 1997-08-02 | 2000-05-31 | Roger Marcel Humbel | Sicherheitsbindung für ein snowboard |
US6227552B1 (en) * | 1997-10-06 | 2001-05-08 | Marker Deutschland Gmbh | Snowboard binding with conical adapter |
WO1999048573A2 (en) * | 1998-03-23 | 1999-09-30 | Sabol Jeffrey P | Double lock rotatable snowboard boot binding |
US6523851B1 (en) * | 2000-03-21 | 2003-02-25 | The Burton Corporation | Binding mechanism for a touring snowboard |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2007516762A patent/JP2008502435A/ja active Pending
- 2005-06-15 WO PCT/US2005/021395 patent/WO2005123202A2/en active Application Filing
- 2005-06-15 EP EP05762569A patent/EP1776165A4/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1776165A2 (en) | 2007-04-25 |
WO2005123202A2 (en) | 2005-12-29 |
WO2005123202A3 (en) | 2007-07-19 |
EP1776165A4 (en) | 2010-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7267357B2 (en) | Multi-function binding system | |
US8336903B2 (en) | Multi-function binding system | |
US5727797A (en) | Snowboard binding assembly with adjustable forward lean backplate | |
US5553883A (en) | Snowboard binding which permits angular reorientation of a user's foot while maintaining that foot attached to the snowboard | |
US6786502B2 (en) | Longitudinally adjustable mount for a snowboard binding | |
US6189899B1 (en) | Longitudinally adjustable mount for a snowboard binding | |
US5868416A (en) | Adjustable release mechanism for rotating bindings | |
US6102430A (en) | Dual-locking automatic positioning interface for a snowboard boot binding | |
JP2000506411A (ja) | スノーボード用ビンディング機構 | |
US7469911B2 (en) | Binding system | |
US6976684B2 (en) | Snowboard binding system having multiple tool-less adjustments | |
US7178821B2 (en) | Universal ski and snowboard binding | |
JP2008502435A (ja) | 多機能ビンディングシステム | |
JP2009022769A (ja) | 万能締め具装置 | |
AU2002248473B2 (en) | Universal ski and snowboard binding | |
WO2000004964A1 (en) | Snowboard binding mechanism | |
AU2002248473A1 (en) | Universal ski and snowboard binding | |
WO2007053953A1 (en) | Swivel binding mounts for sliding boards | |
WO1989006996A1 (en) | Snowboard binding |