今日の教育上の風潮では、ますます多くの人が真に多様化しまた種々様々な題目に関する知識やさらなる教育を求めている。教育及び訓練が、多種多様な形態を取ることは理解できる。教育は極めて若い年齢で始まり、高校まで継続する。その後、人は種々の総合大学、単科大学又は技術センタのいずれかに入る。しかしながら、教育や訓練はこれらの公式の環境には限定されない。例えば、多くの会社、政府機関及び他の事業体は訓練プログラムを実行して、それぞれの仕事に必要な技術を身につけるように人々を訓練する。さらに、大学教育を受けた後で、多くの人々が何らかの大学院に通う割合は、ますます増加している。大学院には、医学校、法律専攻大学院、経営学大学院及び各種の他の高度なカリキュラムが含まれる。こうしたより高い教育の後でさえ、例えば、人々はなおも会議、セミナー及び他の組織化された会合に出席して、情報や知識を交換する。
このように、教育及び訓練は極めて若い年齢から我々の生活の中に存在し、ある人々にとっては終わることはない。前述したように、この教育の形態は様々である。しかしながら、この教育を貫く1つの共通テーマは、知識を所有する人材から知識を望んでいる人へ情報を伝達する必要性である。知識を提供する人を以後「教師」と呼び、知識を受け取る人を「学生」と呼ぶことにする。
医学生の訓練環境から、現在使用されている指導方法が洞察される。一般に、医学生は自身が求める知識によって豊かにされるという希望を抱いて、教育を受け始める。一般に、医学生はクラスルームに入り、そして1日目から明かりが消えて、スライドのスクリーン上への投影が開始される。スライドが示される比率は平均で、時間当たり約180枚に達するかもしれない。それにもかかわらず、スライドは医学生の前を通り過ぎて、医学生はこの情報を会得するように期待される。
授業の中で使用される情報は、多数の情報源からもたらされる。例えば、医学生に示されるスライドは、教授が何年にもわたって集めた結果である。さらに、スライドは教授が、退職する前は学部長であった自分の指導者から得たものの一部ということもある。
学生はこれらのスライドを途方もなく大きな価値のあるものとして正しく理解する。しかしながら、学生はスライドを1回、わずか1回だけ見ると、その後スライドは永久に消えてしまう。次に授業の後で、学生は1人で又はグループで勉強するときにスライドを思い出そうとする。学生は教室でスライドを表示されたときに、そのスライドを描こうとするが不成功に終わることが多い。しかし、スライドの本質が実際に理解される前に、次のスライドが表示される。次に授業の後で、学生は教授に申し入れて、謙虚にスライドのコピーを要請するかもしれない。しかしながら、スライドは教授のキャリアを表すことが多い。その結果、教授はどのような形式にせよ、自分の文書の複写を支援することを躊躇することになる。
上記のシナリオは、教師から学生への情報及び知識の交換を妨げる種々の状況の1つを例示している。このため、このシナリオは結果として、学生は自分達が受ける知識を再現することになる。この再現は、スライド又はその日に教室で示された他の情報のノート又は未加工の複写の形態とすることができる。このため、全ての関係者にとって有益で受け入れられる、教師から学生に知識を交換する方法を提供することに対する要求がある。
あるいはまた、教師が確かに学生に対して材料を準備し提供するような状態が存在する。しかしながら、この状態においてさえ、共通の問題が存在する。例えば、教師がお気に入りの図表をリソース本(resource book)からコピーし、その図表を教師が自分で作り出した材料に貼付けることがある。次に、教師はこのコピーした図表を教師自身のテキストを用いて取り囲むかもしれない。これは一つには、潜在的な著作権侵害行為を発生させる。また、ディスクトップ出版機能の出現によって、これらの材料の蓄積は次第に容易になってきている。学生は、この材料が教授から直接来るものと正しく認識し、その結果その材料が価値が大いにあると考える。さらに、例えば大学が学生に教授の材料を購入するように要求する可能性がある。あるいはまた、大学が学生に特定の出版社から一連の材料を購入するように推奨することがある。
管理担当者、教職員及び学生は、研究材料の品質が低下することに関して落胆しまた心配する状況が学問の世界及び他の学習の環境の中で展開されている。人々は、材料を提供する教師の観点及び材料を受け取る学生の観点の両方に落胆している。学生にとって、試験及び他の場合における材料に関する命令が自分達のキャリアの成功を決定付けるという点で、特に失望的である。
前述の問題に対処するために、種々様々な情報源から情報を効果的に収集して、1つ以上の項目の材料をこの収集物から学生に効率的な方法で提供するシステムが開発されている。そのようなシステムの1つによれば、組織に対する教育カリキュラム全体を、ユーザが容易にアクセス可能な収集物として利用することができる。すなわち、大学又は企業などの特定の組織が使用する全てのカリキュラム材料を含む収集物を、該特定の組織に対してグローバルであるように特徴付けることができる。次に、システムは、収集物内の情報に関するナビゲーションを提供して、これによりユーザは、あたかも収集物内の材料の1つ以上の項目が、例えば単一のテキストブック、雑誌、ビデオ又は論文であるように、それらの材料項目とやり取りすることができる。
こうしたシステム及びユーザが一般に収集物内の多数の異なる材料にアクセスするようなシステムでは、そのような材料の構築に関する課題が幾つか存在する。この点について、種々のユーザは材料の収集物内の材料の構築に関して様々な分類を希望している。さらに詳細に説明すると、種々のユーザは、収集物の材料を様々な基準に基づいたグループ又はカテゴリーに系統的に分類することを希望している。例えば、ユーザは自分の収集物の材料を、デューイ十進分類法(Dewey Decimal Classification)及び/又は米国議会図書館分類法(Library of Congress Classification)などの周知の分類に基づいて体系付けることを希望している。また、例えば、ユーザは、材料の主題及び/又はジャンルに基づいた分類に従って材料を編成することを希望する可能性がある。さらに別の例では、ユーザは材料を、ユーザの大学に固有の分類(例えば、ニューヨーク大学のコースカタログ)及び/又はユーザが属する別の組織(例えば、米国弁護士協会)に固有の分類など、ユーザにより特定的な1つ以上の分類に基づいて編成することを希望する可能性もある。
材料の収集物を提供するシステムは開発されているが、そのような従来のシステムは概して、収集物を受け取るユーザに関係なく、1つの与えられた分類に基づいて全ての材料を編成する。材料を種々の望ましい分類に基づいて編成するために、ユーザは一般にこうした材料を手作業で編成するように要求される。次に、ユーザの収集物が付加的な材料を含むために増加すると、ユーザはこれらの付加的な材料をユーザの希望する分類の中に配置するように再度要求される。このため、手作業で材料を編成して、別の材料を手作業で編成された収集物の中に手作業で配置するようにユーザ又は収集物のソースに対して要求することなく、種々のユーザに対して収集物の材料を種々の分類に自動的に配置するシステム及び方法を設計することが望まれる。
本発明の好ましい実施形態が示されている添付の図面を参照しながら、本発明をここで以下のようにより十分に説明する。しかしながら、本発明は多くの異なった形態で具体化することができ、本願に記載された実施形態に限定されると解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示内容が詳細で完全になるように、また発明の範囲を当業者に十分に伝えるように、提供される。同じ参照番号は全体を通して同じ要素を指す。
図1を参照すると、階層的に構成されたコンテンツを表し、表示に基づいてコンテンツにアクセスするためのシステム10は、コンテンツの1つ以上のソース12及びクライアント14を備えている(それぞれ1つだけが示されている)。クライアントの各ソース12は、1つ以上のクライアント14と直接的及び/又は間接的に通信することができる。同様に、各クライアント14は、1つ以上のソース12と直接的及び/又は間接的に通信することができる。例えば、1つ以上のソース12は、コンテンツを1つ以上のクライアント14に提供して、そのコンテンツを取外し可能な電子記憶媒体16(例えば、DVD)に記憶することができる。さらに又は別の選択肢として、例えば、1つ以上のソース12は、コンテンツを1つ以上のネットワーク18を介して1つ以上のクライアント14に提供することができる。ネットワークは、1つ以上の異なる種類のネットワークによる多数の異なる組合せのいずれかを備えることができる。例えば、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、及び/又は広域ネットワーク(WAN)(例えば、インターネット)などの1つ以上のデータネットワークを含むことができ、また公衆交換電話網(PSTN)などの有線ネットワーク及び/又はIS−136(TDMA)、GSM、及び/又はIS−95(CDMA)などの無線ネットワークを含む1つ以上の有線及び/又は無線の音声ネットワークを含むことができる。しかしながら、例示するために、特に断りのない限り、下記に説明するように、ネットワークはインターネット(すなわち、WAN)を備えている。
ソース12及びクライアント14は、本発明の実施形態に基づいて動作できる1つ以上の種々のエンティティー又は装置などを備えることができる。この点に関して、1つ以上のソース12及びクライアント14は、1つ以上のラップトップコンピュータ、ディスクトップコンピュータ、サーバコンピュータなどの1つ以上の処理要素(processing element)を含む、備える、又はそれらの中で具体化されることができる。さらに又は別の選択肢として、1つ以上のソース12及びクライアント14は、1つ以上の携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ページャーなどの1つ以上の携帯用電子機器を備える、含む、又はそれらの中で具体化されることができる。例えば、ソース12及びクライアント14はそれぞれ、互いにインターネット(例えば、ネットワーク18)の全体にわたって通信できる処理要素を備えることができる。しかしながら、1つ以上のソース12及びクライアント14は、それぞれのエンティティーの1つ以上の機能を実行するユーザを含む又はそれと関連付けることができることに注意されたい。このため、後述するように、「ソース」という用語はソース及び/又はソースのユーザを指すことができ、またその逆の場合も同様である。同様に、「クライアント」という用語はクライアント及び/又はクライアントのユーザ又はその逆を指すことができる。
ここで図2を参照すると、ソース12及びクライアント14として動作できるエンティティーのブロック図が、本発明の1つの実施形態に基づいて示されている。別個のエンティティーとして示されているが、幾つかの実施形態では、1つ以上のエンティティーが、論理的には分離されているがエンティティーの中に一緒に配置された両方のソース12及びクライアント14に対応することができる。この点については、ソース12はクライアント14の1つ以上の機能を実行できる。さらに、又は別の選択肢として、クライアント14はソース12の1つ以上の機能を実行できる。
図示のように、ソース12及び/又はクライアント14として動作できるエンティティーは一般に、メモリ22に接続されたプロセッサ20を備えることができる。データやコンテンツなどを送信及び/又は受信するために、このプロセッサ20を少なくとも1つのインターフェース24又は他の手段に接続することもできる。この点に関して、インターフェースはディスプレイ及びユーザ入力インターフェースを含むユーザーインターフェースを備えることができる。ユーザ入力インターフェースは、今度は、電子スキャナ、キーボード、マウス及び/又はデータやコンテンツなどを受信できる任意の他の装置の構成要素などの、エンティティーがユーザからのデータを受信できるようにする多数の装置のいずれかを備えることができる。
メモリ22は、揮発性及び/又は不揮発性のメモリを含むことができ、一般にコンテンツやデータなどを記憶する。この点に関して、メモリ22は一般に、本発明の実施形態に基づいて、プロセッサ20がエンティティーの動作に関連したステップを実行するためのソフトウェアアプリケーション26や命令などを記憶する。例えば、後述するように、エンティティーがクライアント14を含む場合、メモリはソース12によって提供されたコンテンツにアクセスするためのアクセス用アプリケーションなどの、クライアント14に関連した1つ以上のソフトウェアアプリケーションを記憶することができる。
エンティティーがソース12を含む場合は、メモリ22は、例えば記憶された又はソース12の制御のもとにあるコンテンツを管理するためのコンテンツマネージャ(content manager)などの、ソース12に関連した1つ以上のソフトウェアアプリケーションを記憶できる。また、例えば、メモリ22は、コンテンツの部分を異なる分類に編成するための分類マネージャ(taxonomy manager)を記憶することができる。また、例えば、ソース12は、ユーザ用データベース、コンテンツ用データベース、マスタ分類用データベース及びメタデータ用データベース(metadata database)などの1つ以上のデータベースを記憶することができる。この点について、ユーザ用データベースは、複数のユーザのそれぞれに対して、ユーザがアクセスすることに関してライセンス供与された又は許可されたコンテンツの部分に関する情報、及び1つ以上の分類(この分類を用いて、ユーザは許可されたコンテンツの部分を編成することを希望する)に関する情報を記憶することができる。コンテンツ用データベースは、ソースから利用できる複数のコンテンツの部分を記憶することができる。マスタ分類用データベースは、ユーザ用データベースの中のユーザに関連した分類などの1つ以上の分類を記憶することができる。そして、メタデータ用データベースは、コンテンツ用データベースの中の複数のコンテンツの部分のそれぞれに対して、その中でコンテンツの部分を編成することができる1つ以上の分類、及びそれぞれの分類の中のこれらのコンテンツの部分の1つ以上の位置を記憶することができる。
本発明の実施形態によれば、ソース12は通常、コンテンツ用データベースからの1つ以上のコンテンツの部分を1つ以上のクライアント14に提供することができる。これらのコンテンツの部分は、ソース12上で動作できるコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)によって管理される。例えば、ソース12は、1つ以上の容易にアクセスできる収集物の中の1つ以上の教科書、雑誌、ビデオ及び/又は論文を提供することができる。これらの収集物は、種々のクライアントに対して異なることができる。そのような場合、収集物は、それぞれのユーザが利用する複数のカリキュラム材料を含むものとして特徴付けることができる。しかしながら、カリキュラム材料は、ソース12がクライアント14に提供できる多数の様々な種類のコンテンツ、情報、データなどの1つに過ぎないことを理解されたい。このため、「カリキュラム材料」、「コンテンツ」、「情報」、及び「データ」という用語は、本願で使用する場合は、ソース12がクライアント14に提供するものを指すように、交換可能なように使用することができる。
手短に言うと、また後で説明されるように、コンテンツの部分をクライアント14に与える前に、ソース12はコンテンツの部分を1つ以上の分類に編成することができる。都合が良いことに、同じコンテンツの部分を、1つ以上の異なる分類の中で同じクライアント14及び/又は異なるクライアント14に対して編成することができる。このため、クライアント14は、コンテンツの部分を手作業で編成するように要求されずに、クライアント14が希望する1つ以上の分類中で既に編成されたコンテンツの部分にしかる後にアクセスすることができる。
クライアント14に対してコンテンツの部分を編成するために、ソース12は分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)を動作させることができる。ここで、分類マネージャは、クライアント14に関連した複数のコンテンツの部分及び1つ以上の分類を識別することができる。しかる後に、分類マネージャは、クライアント14に関連していると識別されたコンテンツの部分と分類とに基づいて、1つ以上のクライアント分類を生成することができる。このクライアント分類及びコンテンツの部分(又はコンテンツの部分を受け取るためのリンク又は他の命令)は、クライアント14に配送することができる。アクセス用アプリケーション(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)を動作させることができるクライアント14は、後でクライアント分類及びコンテンツの部分を受け取ることができ、その後クライアント分類に基づいて編成されたコンテンツの部分にアクセスすることができる。
本願で説明されるように、コンテンツマネージャ、分類マネージャ及びアクセス用アプリケーションはそれぞれ、ソース12及びクライアント14上で動作できるソフトウェア(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)を備えている。しかしながら、1つ以上のコンテンツマネージャ、分類マネージャ及びアクセス用アプリケーションは、別の方法ではファームウェアやハードウェアなどの中で具体化することができることを理解されたい。さらに、コンテンツマネージャ及び分類マネージャは、ソース12上で動作するものとして本願では示されかつ説明されているが、このコンテンツマネージャ及び分類マネージャの1つ又は両方は、例えばインターネット(すなわち、ネットワーク18)を介してソース12から配送され、またソース12と通信するエンティティー(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータなど)上で動作できることを理解されたい。同様に、アクセス用アプリケーションは、クライアント14から配送され、またクライアント14と通信するエンティティー(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータなど)上で動作できる。
ここで図3を参照すると、これらのコンテンツの部分を後で1つ以上の分類に編成することができるような、コンテンツの部分を管理する方法のフローチャートが例示されている。この方法には、ブロック28に示すように、1つ以上のカリキュラム材料の部分などの1つ以上のコンテンツの部分を受け取るソース12、すなわちより詳細にはコンテンツ用マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)が含まれる。例えば、カリキュラム材料を提供するための1つの好ましい実施形態では、コンテンツ用マネージャは、ソースのユーザ入力インターフェース(例えば、インターフェース24)を介してカリキュラム材料を受信することができる。カリキュラム材料を受信した後で、コンテンツ用マネージャはカリキュラム材料をフォーマット及びディジタル化することができる。この後で、コンテンツ用マネージャはソースのユーザがカリキュラム材料を構築することを容易にすること、又はカリキュラム材料を構築することができる。例えば、コンテンツ用マネージャは、拡張マークアップ言語(XML)に基づいて、カリキュラム材料を構築又はマークアップすることができる。しかしながら、コンテンツ用マネージャは多数の他のマークアップ言語やフォーマットなどのいずれかに基づいて、カリキュラム材料を構築することができることを理解されたい。
ソース12のコンテンツ用マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)がカリキュラム材料を受け取った後で、一般的にはコンテンツ用マネージャがカリキュラム材料を構築又はマークアップした後で、ブロック30に示すように、コンテンツ用マネージャはカリキュラム材料をソース12のコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶することができる。コンテンツ用マネージャは、多くの異なる方法のいずれかを用いてコンテンツ用データベースの中のカリキュラム材料に索引を付けることができるが、1つの典型的な実施形態では、コンテンツマネージャはカリキュラム材料の各部分に一意的に関連付けられたコンテンツIDによってカリキュラム材料に索引を付ける。例えば、カリキュラム材料の種々の部分は、そのような識別子を含むこれらの部分については国際標準図書番号(ISBN)などとすることができ、カリキュラム材料の他の部分についてはISBNに類似したコンテンツIDが割り当てることができる。
カリキュラム材料を受け取ると、ソース12のコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、ブロック32に示すように、それぞれがカリキュラム材料のサブセットを識別する1つ以上の「コンテンツ−レコード収集物」を集成することができ、サブセットは1つ以上のクライアントユーザに特に関係する1つ以上のカリキュラム材料の部分を含む。1つの一般的なシナリオでは、複数の異なるクライアントユーザに関係するカリキュラム材料のサブセットは、ソース12のコンテンツ用データベース(例えば、メモリ22)の中に記憶される。そのような場合は、コンテンツマネージャは1つ以上のコンテンツ−レコード収集物を生成することができ、それをユーザ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶して、それぞれのユーザに関連付けることができる。
コンテンツ−レコード収集物を生成するために、ソース12のコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は最初に、1つ以上のクライアントユーザが希望する又は特別な関心のあるカリキュラム材料の1つ以上の部分のサブセットのリストを集成する又は受け取ることができる。例えば、解剖学のクラスの学生を含むクライアントユーザに対しては、カリキュラム材料のリストには、Henry Grayによる「ANATOMY OF THE HUMAN BODY」という教科書が含まれる可能性がある。さらに又は別の選択肢として、カリキュラム材料のリストは、そのような学生が特別な関心のある他のテキスト、ビデオ及び/又はオーディオのコンテンツを含むことがある。列挙されたカリキュラム材料の部分にかかわらず、カリキュラム材料の列挙された部分に対しては、コンテンツマネージャはこの後で、カリキュラム材料の列挙された部分又はソースのコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)に記憶された又は入手可能なカリキュラム材料の少なくとも列挙された部分を、特定のコンテンツ−レコード収集物に加えることができる。この点について、コンテンツマネージャがカリキュラム材料の部分がコンテンツ用データベースに記憶されている又は入手可能なものであると判断すると、このコンテンツマネージャはそのカリキュラム材料の部分に対応するコンテンツIDを検索して、それぞれのコンテンツ−レコード収集物に加えることができる。一旦完了すると、1つ以上のクライアントユーザに関心のある全ての利用可能なカリキュラム材料の部分のコンテンツIDを含むそれぞれのコンテンツ−レコード収集物を、ソース12のユーザ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶し、それぞれのユーザに関連付けることができる。
ソース12のコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)がカリキュラム材料を受け取り記憶し、そして1つ以上のクライアントユーザに対してレコード収集物を集成する前、後又はその時に、ブロック34に示すように、ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)はソースのユーザが1つ以上の分類を定義することを容易にする、又は1つ以上の分類を受け取る及び/又は定義することができる。例えば、ソース12又はより詳細には分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、デューイ十進分類法や米国議会図書館分類法などの分類を受け取ることができる。また、例えば、分類マネージャは、主題のコンテンツ及び/又はジャンルに基づいた分類を受け取る、定義する又はソースのユーザが定義することを容易にすることができる。さらに別の実施例では、分類マネージャは、1つ以上のクライアント14又はクライアントユーザに固有の分類を受け取る、定義する又はソースのユーザが定義することを容易にすることができる。どのように分類が受け取られる又は定義されるかには関係なく、分類マネージャは分類をソース12の分類用データベース(すなわち、メモリ22)に記憶することができる。分類用データベースに記憶される分類は、「マスタ分類」と呼ばれる。そしてコンテンツ用データベースの中のコンテンツと同様に、分類用データベースの中のマスタ分類は、各マスタ分類に一意的に関連付けられた分類IDによることを含む多数の異なる方法の中のいずれかで索引を付けられる。
ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、ソースのユーザが1つ以上の分類を定義することを容易にした後で、又は1つ以上の分類を受け取り及び/又は定義した後で、コンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)と同様に、ブロック36に示すように、分類マネージャはそれぞれが1つ以上のクライアントユーザにとって特に関心のある1つ以上の分類を識別する1つ以上の「分類−レコード収集物」を集成することができる。1つの典型的なシナリオでは、複数の異なるクライアントユーザにとって関心のある分類に対応するマスタ分類が、ソース12の分類用データベース(例えば、メモリ22)の中に記憶される。そのような場合は、コンテンツマネージャは1つ以上の分類−レコード収集物を生成することができ、これはコンテンツ−レコード収集物と同様に、ユーザ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶しそれぞれのユーザに関連付けることができる。この点については、分類をそれぞれの分類に対応する分類IDによって分類−レコード収集物に加えることを含む、コンテンツ−レコード収集物を集成するコンテンツマネージャと同様な方法などの多くの異なる方法のいずれかで、分類マネージャは分類−レコード収集物を集成することができる。
ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、分類を受け取る、定義する又はソースのユーザが情報を定義することを容易にする前、後又はその時に、ブロック38に示すように、ソース12の分類マネージャはソースのユーザがコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたカリキュラム材料の部分を中に含む1つ以上のマスタ分類を識別することを容易にすることができる。別の方法では、分類マネージャは、ソースのユーザが各マスタ分類の中に適合する1つ以上のカリキュラム材料の部分を識別することを容易にすることができる。例えば、Henry Grayによる「ANATOMY OF THE HUMAN BODY」という教科書を含むカリキュラム材料の部分を検討してみる。そのような実施例では、分類マネージャは、教科書がニューヨーク大学(NYU)のコースカタログに基づいて前に定義された分類、及び主題のコンテンツに基づいて前に定義された分類の中に適切に含まれていることを確認する又はソースのユーザが確認することを促進することができる。
中にカリキュラム材料の部分を含む分類は、多数の異なる方法のいずれかで識別することができる。1つの実施形態では、例えば、カリキュラム材料の各部分はメタデータ用データベースの中にエントリー(entry)を有し、ここでエントリーに、前述したようにコンテンツID(例えば、ISBN)によって索引を付けることができる。この点について、カリキュラム材料の各部分に対するエントリーは、中にカリキュラム材料の部分を含む分類を識別する情報を含むことができる。例えば、「ANATOMY OF THE HUMAN BODY」という教科書のエントリーは、ソース12の分類用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたNYUコースカタログ分類及び主題コンテンツ分類を識別する情報を含むことができる。従って、ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、メタデータ用データベースの中のカリキュラム材料に関連付けられたこれらの分類から、カリキュラム材料の部分に対する分類を識別することができる。
次に、ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、ブロック40に示すように、識別された分類に対応するマスタ分類内の1つ以上の適切な位置にカリキュラム材料を配置する、又はソースのユーザが配置するのを促進することができる。次に、上記の実施例に続いて、分類マネージャは、コース「解剖学101」及び「生物学400」に対するエンティティーを有する教科書を、分類用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたマスタNYUコースカタログ分類の中に配置するか又はソースのユーザが配置するのを容易にすることができる。また、分類マネージャは、主題「生物学」に対するエントリーを有する教科書を、マスタ主題コンテンツ分類(master subject matter taxonomy)の中に配置するか又はソースのユーザが配置するのを容易にすることができる。以上のように、カリキュラム材料の部分を1つのマスタ分類の中の2つ以上の位置に配置することができるだけでなく、さらに又は別の選択肢として、2つ以上のマスタ分類の中に配置することができる。
ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、多数の異なる方法のいずれかを用いてカリキュラム材料の位置を識別する、又はソースのユーザがその位置を識別することを容易にすることができる。1つの実施形態では、例えば、メタデータ用データベースはカリキュラム材料の各部分に関連付けられた分類を含むだけでなく、カリキュラム材料の部分を配置するためにそれぞれの分類の中に1つ以上の位置を含む。このため、この実施形態では、分類マネージャは、メタデータ用データベースの中のカリキュラム材料のそれぞれの部分に関連付けられた位置に、カリキュラム材料を配置することができる。
明らかなように、ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、多くの異なる方法のいずれかを用いて、カリキュラム材料をマスタ分類の中に配置することができる。1つの実施形態では、例えば、それぞれのマスタ分類の中の適切な位置にコンテンツの部分のコンテンツIDを含むことによって、カリキュラム材料の各部分をマスタ分類の中に配置することができる。このため、各マスタ分類は、マスタ分類の中の1つ以上の位置に配置された、ソース12のコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたカリキュラム材料の全ての部分のコンテンツIDを含むことができる。次に、適切な位置にカリキュラム材料のコンテンツIDを含むマスタ分類は、分類用データベース(すなわち、メモリ22)の中に保持することができる。このため、それぞれのコンテンツIDは、分類位置をコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたコンテンツとリンクすることができる。
明らかなように、多くの場合、ソース12又はより詳細にはコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、カリキュラム材料の1つ以上の付加的な部分を受け取ることができる。そのような場合、コンテンツマネージャは、前述したように、この付加的なカリキュラム材料を受け取って記憶するように機能することができる(ブロック28及び30を参照されたい)。次に、コンテンツマネージャは付加的なカリキュラム材料を含む1つ以上のクライアントユーザに対するレコード収集物を集成する、又は付加的なカリキュラム材料を含むように現在のレコード収集物を変更することができる(ブロック32を参照のこと)。さらに、ソース12の分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、前述したように、中に付加的なカリキュラム材料を含み、この付加的なカリキュラム材料をそれぞれのマスタ分類の中に配置する1つ以上の分類を識別するように機能することができる(ブロック38及び40を参照のこと)。その上、分類マネージャは、カリキュラム材料の各付加的な部分に対してメタデータ用データベース(すなわち、メモリ22)の中にエントリーを作ることができる(ブロック42を参照のこと)。
また明らかなように、多くの場合、ソース12又はより詳細にはコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、ソースのユーザが1つ以上の付加的な分類を定義することを容易にするか、又は1つ以上の付加的な分類を受け取る及び/又は定義することができる(ブロック34を参照のこと)。これらの場合では、分類マネージャは再度前述したのと同様な方法で、1つ以上の分類−レコード収集物を集成し(又は現在の分類−レコード収集物を変更し)、付加的な分類の中に含むためにカリキュラム材料の1つ以上の部分を識別し、そしてこのカリキュラム材料をそれぞれのマスタ分類の中に配置するように動作することができる(ブロック36、38及び40を参照のこと)。さらに、分類マネージャは、カリキュラム材料のそれぞれの部分に対してメタデータ用データベース(すなわち、メモリ22)の中にエントリーを作り、付加的な分類をさらに含むことができるようにするか、又は現在のメタデータ用エントリーを変更して付加的な分類を含むことができるようにする(ブロック42を参照のこと)。
場合によっては、クライアント14又はクライアントユーザは、ソース12のコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたカリキュラム材料の1つ以上の部分を受け取る又はそれにアクセスすることを希望することがある。例えば、クライアントユーザが、それぞれのカリキュラム材料を購入した後でカリキュラム材料を、又はそれぞれのカリキュラム材料にアクセスするためのライセンスを受け取ることを希望することがある。そのような場合は、クライアントユーザは、自身にとって関心のある1つ以上の分類の中でカリキュラム材料にアクセスすることを希望する。ここで図4を参照すると、コンテンツを編成する方法には、ソース12又はより詳細にはソースのコンテンツマネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)が含まれ、このコンテンツマネージャは、ブロック44に示すように、クライアント14又はクライアントユーザに関連したレコード収集物に基づいて、アクセス可能なバックエンド収集物を集成する。コンテンツマネージャは、ユーザ用データベース(すなわち、メモリ22)から、コンテンツ−レコード収集物の中にコンテンツIDを含むそれぞれのコンテンツ−レコード収集物を検索することができる。次に、コンテンツマネージャは次の段階に移り、コンテンツIDに対応するカリキュラム材料の部分をアクセス可能なバックエンド収集物に加えることができる。この後で、コンテンツマネージャはそのように希望されると、バックエンド収集物をソースのメモリ(すなわち、メモリ22)に記憶することができる。
クライアントユーザが自身にとって関心のある1つ以上の分類の中でカリキュラム材料にアクセスすることを希望する可能性があるので、ブロック46に示すように、コンテンツマネージャ又は分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、バックエンド収集物を集成する前又は後に、ユーザ用データベース(すなわち、メモリ22)からクライアント14又はクライアントユーザに関連付けられた分類−レコード収集物を選択することができる。クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられた分類−レコード収集物を選択することによって、コンテンツ/分類マネージャは、コンテンツ−レコード収集物からのコンテンツIDに加えて、クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられた分類の分類IDを識別することができる。
コンテンツID及び分類IDを識別した後で、ソース12のコンテンツ/分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、ブロック48に示すように、それぞれのコンテンツID及び分類IDに基づいて1つ以上のクライアント分類を生成することができる。より詳細には、コンテンツ/分類マネージャは、ソース12の分類用データベース(すなわち、メモリ22)から、それぞれの分類−レコード収集物の中の分類IDに対応するマスタ分類を選択することができる。前述したように、分類用データベースに記憶されたマスタ分類は、それぞれのマスタ分類の中に配置されるか又はそれに適合された、ソース12のコンテンツ用データベース(すなわち、メモリ22)の中に記憶されたカリキュラム材料の全ての部分のコンテンツIDを含むことができる。このため、明らかなように、それぞれの分類−レコード収集物の中の分類IDに対応するマスタ分類は、クライアントユーザが望まない又はクライアントユーザにライセンス供与されないカリキュラム材料の部分のコンテンツIDを含むことができる。言い換えると、それぞれの分類−レコード収集物の中の分類IDに対応するマスタ分類は、クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられたコンテンツ−レコード収集物の中にはないコンテンツIDを含むことができる。
次に、クライアント分類を生成するために、ソース12のコンテンツ/分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、それぞれのマスタ分類のコピーをメモリ内の一時的な位置又はクライアント14又はクライアントユーザに関連したユーザ用データベースの中などに記憶することができる。この後、コンテンツ/分類マネージャは、クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられたカリキュラム材料の部分のコンテンツIDを識別することができ、またそれぞれのマスタ分類から又はより一般的にはそれぞれのマスタ分類のコピーから残りのコンテンツIDを取り除くことができる。この点について、残りのコンテンツIDは、クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられていると識別されたカリキュラム材料のこれらの部分に対応し、これによりクライアント分類を生成する。他のコンテンツIDをマスタ分類のコピーから取り除くことによって、生成されたクライアント分類にはカリキュラム材料のこれらの部分のみが、より詳細には、クライアントユーザが希望した又はクライアントユーザにライセンス供与されたそれぞれのコンテンツ−レコード収集物の中に含まれた対応するコンテンツIDが含まれることになる。
カリキュラム材料の1つ以上の部分を含むバックエンド収集物を集成して、カリキュラム材料のこれらの部分を編成することを規定するクライアント分類を生成した後で、ブロック50に示すように、ソース12はバックエンド収集物及びクライアント分類を提供する、又は提供することを容易にすることができる。この点について、多くの異なる方法のいずれかにより、バックエンド収集物及びクライアント分類を提供することができる。例えば、ディスケット、バックエンド収集物及びクライアント分類を、CD又は、より一般的にはDVDなどの取外し可能な電子記憶媒体に記憶できる。次に、DVDは1つ以上のクライアントユーザに、又はより詳細には、それぞれのDVDに記憶されたそれぞれのクライアント分類の中のバックエンド収集物の材料のコンテンツの部分に特に関心のあるクライアントユーザに提供することができる。別の選択肢として、例えば、1つ以上のネットワーク18の全体にわたって1つ以上のクライアントユーザがアクセスできるソース12又は他のプロセッサ(例えば、サーバコンピュータ)が、バックエンド収集物及びクライアント分類を記憶又は保持することができる。コンテンツを提供するためのこうした技術に関するより多くの情報については、2001年8月8日に出願された「System and Method for Providing a Curriculum Repository」という名称の、PCT特許出願公開第WO 02/17276号を参照されたい。その内容は、参照することによって全体が本願に組み込まれる。
明らかなように、多くの場合に、クライアント14又はクライアントユーザは、1つ以上の分類を識別する分類−レコード収集物を有していない。そのような場合は、ソース12のコンテンツ/分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、多数の異なる方法のいずれかで対応することができる。1つの典型的な実施形態では、例えば、コンテンツ/分類マネージャは、米国議会図書館分類などのデフォルトの分類を選択することができる。次に、コンテンツ/分類マネージャは、分類−レコード収集物の中で分類IDを識別した後で、前と同様な方法で動作することができる。この件について、コンテンツ/分類マネージャは、分類データベース(すなわち、メモリ22)からマスタデフォルト分類を選択して、クライアント14又はクライアントユーザに関連付けられていると識別されていないカリキュラム材料の部分に対応するコンテンツIDを取り除き、これによりクライアント分類を生成することができる(ブロック48を参照されたい)。次に、前述したように、バックエンド収集物及び生成されたクライアント分類を提供することができる(ブロック50を参照のこと)。
どのようにソース12がバックエンド収集物及びクライアント分類をクライアント14又はクライアントユーザに提供するかには関係なく、多くの場合その後、1つ以上のクライアントユーザが、ブロック52に示すように、バックエンド収集物の中のカリキュラム材料の1つ以上の部分にアクセスすることを希望することがある。例えば、クライアントユーザが、コンテンツの部分を見るといった、クライアント14上で動作することができるアクセス用アプリケーション(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)を介してカリキュラム材料の部分にアクセスすることを希望することがある。この場合、アクセス用アプリケーションは、コンテンツと一緒に(例えば、同じDVD上で)ソース12によって提供され、その後でカリキュラムの部分にアクセスするためにクライアント14上で動作するように組み込まれて実行される。別の選択肢として、アクセス用アプリケーションを前もってクライアント14に組み込んで、アクセス用アプリケーションがクライアント上で単にコンテンツの部分にアクセスするために動作するよう実行させることができる。しかしながら、クライアントユーザが暗号化されたコンテンツの部分にアクセスすることを許可される前に、クライアント14又はより詳細にはアクセス用アプリケーションは、コンテンツの部分にアクセスするためにディジタル権利の管理(DRM)を行う技術を実行するように要求されても良い。そのようなDRM技術に関するより多くの情報については、本願と同時出願された、「SYSTEM, METHOD AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR PROVIDING DIGITAL RIGHTS MANAGEMENT OF PROTECTED CONTENT」という名称の米国特許出願第10/860,627号を参照されたい。その内容は、参照することによって全体が本願に組み込まれる。
クライアントユーザが(希望する場合)DRM技術に基づいて許可されると、クライアント14のアクセス用アプリケーション(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)は、このときバックエンド収集物の中のカリキュラムコンテンツの部分にアクセスすることができる。しかしながら、カリキュラム材料の部分にアクセスする場合、ブロック54に示すように、アクセス用アプリケーションはクライアント分類を読んで、その後でバックエンド収集物又はより詳細にはバックエンド収集物の中のカリキュラム材料の部分(又はバックエンド収集物の中のカリキュラム材料のリスト)をクライアント分類のそれぞれの編成の中に与えることができる。次に、クライアント14又はクライアントユーザは、ブロック56に示すように、カリキュラム材料の1つ以上の部分を与えられたバックエンド収集物から選択し、これによりカリキュラム材料のそれぞれの部分にアクセスすることができる。例えば、アクセス用アプリケーションは、選択されたコンテンツの部分をクライアントユーザに表示することができる。
前述したように、ソース12の多数のデータベース(すなわち、メモリ22)では、カリキュラム材料の部分及び分類がそれぞれのコンテンツID及び分類IDによって索引が付けられる。次に、ソースのコンテンツマネージャ及び分類マネージャ(すなわち、ソフトウェアアプリケーション26)はこれらのIDを動作の間に利用し、バックエンド収集物に対する編成を規定する1つ以上のクライアント分類を生成して、クライアント14に提供することができる。しかしながら、コンテンツID及び分類IDを利用する代わりに、コンテンツマネージャ及び/又は分類マネージャは、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、カリキュラム材料の部分及び自身のマスタ分類を利用できることは理解されよう。
本発明の1つの態様によれば、本発明の実施形態によるシステム10の全て又は一部、すなわちソース12及び/又はクライアント14の全て又は一部は、概して1つ以上のコンピュータプログラムプロダクト(すなわち、コンテンツマネージャ、分類マネージャ、アクセス用アプリケーション、など)の制御のもとで動作する。本発明の実施形態による方法を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトにはそれぞれ、不揮発性記憶媒体などのコンピュータが読取り可能な記憶媒体、及びコンピュータが読取り可能な記憶媒体の中で具体化された一連のコンピュータ命令などのコンピュータが読取り可能なプログラムコード部分が含まれる。
この点について、図3及び図4は、本発明による方法、システム及びプログラムプロダクトのフローチャートである。フローチャートの各ブロックすなわちステップ及びフローチャートにおけるブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実現できることは理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能な機器にロードされて装置を作ることができ、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックすなわちステップの中で規定される機能を実行する手段を作ることができる。コンピュータ又は他のプログラム可能な装置を特定の方法で機能させることができるこれらのコンピュータプログラムの命令を、コンピュータが読取り可能なメモリの中に記憶して、コンピュータが読取り可能なメモリの中に記憶された命令が、フローチャートのブロックすなわちステップの中で指定された機能を実行するような命令手段を含むプロダクトを作ることもできる。コンピュータプログラム命令をコンピュータ又は他のプログラム可能な装置にロードし、一連の動作ステップをコンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行させて、コンピュータの実行による処理を行い、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行される命令がフローチャートのブロックすなわちステップの中で指定された機能を実行するステップを提供することもできる。
従って、フローチャートのブロックすなわちステップは、指定された機能を実行する手段の組合せ、指定された機能を実行するステップの組合せ及び指定された機能を実行するプログラム命令手段に対応する。フローチャートの各ブロックすなわちステップ、及びフローチャートのブロックすなわちステップの組合せは、指定された機能若しくはステップ、又は特殊目的のハードウェア及びコンピュータ命令の組み合わせを実行する特殊目的のハードウェアベースのシステムによって実行することができることも理解されよう。
本発明の多くの変形例及び他の実施形態は、前述した説明及び関連した図面の中で示した教義の利点を有する本発明が属する技術分野に精通した者には思い浮かぶであろう。このため、本発明は開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、また変形例及び他の実施形態は添付した特許請求の範囲の中に含まれるものとすることは理解されよう。本願の中で特定の用語が使用されるが、それらの用語は一般的であり説明のためのみに使用されるものであり、本発明の範囲を限定する目的で使用されたものではない。