JP2008311701A - データ通信方法、および、エッジルータ - Google Patents

データ通信方法、および、エッジルータ Download PDF

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Abstract


【課題】 受信者が受信したいメッセージを受信したい形式で適切に受信でき、かつ、送信者が送信したいメッセージを適切な形式で送信できる。
【解決手段】 エッジルータ16は、問い合わせを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、問い合わせすべき所定の外部システムや問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容、および、問い合わせ結果に基づいて受信条件および/または変換条件をどのように変更するかを示す条件変更内容を含むイベント情報30と、受信すべきメッセージを規定した受信条件32と、メッセージを変更する手法を示す変換条件34と記憶した記憶部28を備え、問い合わせ処理部28が、受信したメッセージが、外部問い合わせトリガに合致する場合に、問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせて問い合わせ結果を受信し、問い合わせ結果および条件変更内容に基づいて、受信条件および/または変換条件を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信者が宛先を明示せず送信したメッセージを受信者が受信するデータ通信方法およびエッジルータに関する。
従来、送信者が情報を送信する場合には、送信者の端末装置において、明示的に宛先を指定して、情報を送信する必要があった。上記明示的な宛先として、メールアドレスやURLが知られている。
これに対して、送信者は宛先を特定せずにネットワーク中にメッセージを送出し、ルータがメッセージの内容などを参照してルーティングし、そのメッセージを必要としている受信者に、当該メッセージを届けるようなデータ通信システムが実用化されている(特許文献1、特許文献2)。
上述するようなデータ通信システムは、メッセージングネットワークと称され、以下のような特徴を有している。
送信者(パブリッシャ)は、宛先を意識することなく、ただネットワークのどこかに向けてメッセージを送信するだけでよい。
また、受信者(サブスクライバ)は、予め受信したいメッセージに関する条件を設定しておくだけでよい。条件は、たとえば、受信者の端末装置(サブスクライバ端末装置)に接続されたエッジルータの記憶部に記憶されており、エッジルータにより参照される。
さらに、メッセージングネットワークでは、たとえば、送信者の端末装置(パブリッシャ端末装置)が、当該パブリッシャ端末装置に接続されたエッジルータの記憶部に、メッセージを変換・加工する手法を示す条件を記憶しておくことも可能である。この場合には、パブリッシャ端末装置から送信されたメッセージは、当該パブリッシャ端末装置に接続されたエッジルータにおいて、条件にしたがって変換・加工されて、ネットワークに送出される。
特開2006−203904号公報 特開2001−291044号公報
従来のメッセージングネットワークにおいて、エッジルータに登録しておく条件は固定的なものである。たとえば、受信したいメッセージに関する条件を変更したい場合には、サブスクライバ端末装置が、当該サブスクライバ端末装置に接続されたエッジルータに、変更された条件を通知する必要がある。
同様に、パブリッシャ端末装置も、送出するメッセージの変換・加工する手法を示す条件を変更したい場合には、パブリッシャ端末装置が、当該パブリッシャ端末装置に接続されたエッジルータに、変更された条件を通知する必要がある。
本発明は、受信者が受信したいメッセージを受信したい形式で適切に受信でき、かつ、送信者が送信したいメッセージを適切な形式で送信できるようなデータ通信方法およびエッジルータを提供することを目的とする。
本発明の目的は、送信者の端末装置であるパブリッシャ端末装置に接続され、当該パブリッシャ端末装置から送信されたメッセージをネットワークに送出するパブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、前記パブリッシャ端末装置から受信したメッセージを、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出し、
受信者の端末装置であるサブスクライバ端末装置に接続され、ネットワークを介して伝送されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するサブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、前記サブスクライバ端末装置が受信すべきメッセージを規定した受信条件に合致するメッセージを受信し、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するエッジルータを有するデータ通信システムにおいて、
前記エッジルータが、
前記受信条件および/または変換条件と、
所定のメッセージを受信したときに問い合わせを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、ネットワークを介して接続された、問い合わせすべき所定の外部システム、および、当該問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容、および、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件をどのように変更するかを示す条件変更内容を含むイベント情報と、を記憶した記憶手段を備え、
前記エッジルータにおいて、
メッセージを受信したときに、前記受信したメッセージが、前記イベント情報中の外部問い合わせトリガに合致するか否かを判断するステップと、
前記受信したメッセージが、前記外部問い合わせトリガに合致する場合に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備えたことを特徴とするデータ通信方法により達成される。
好ましい実施態様においては、前記エッジルータが、前記パブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、
前記外部問い合わせトリガが、前記パブリッシャ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであり、
前記エッジルータが、前記サブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、
前記外部問い合わせトリガが、前記サブスクライバ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかである。
また、好ましい実施態様においては、前記外部問い合わせトリガが、所定のタイミングで実行されるタイマ処理時であり、
前記エッジルータにおいて、
前記タイマ処理の際に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備える。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記外部問い合わせトリガが、前記エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときであり、
前記エッジルータにおいて、
前記エッジルータの前記内部状態が所定の条件を満たしたときに、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備える。 別の好ましい実施態様においては、前記ネットワークに接続された外部システムが統計システムであり、
前記統計システムにおいて、
前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件を取得するステップと、
前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件についての統計情報を生成するステップと、
前記統計情報を含むメッセージを、前記パブリッシャ側エッジルータに送信するステップと、を備え、
前記パブリッシャ側エッジルータにおいて、
前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記変換条件を更新するステップを備える。
また、別の好ましい実施態様においては、前記ネットワークに接続された外部システムが統計システムであり、
前記統計システムにおいて、
前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件を取得するステップと、
前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件についての統計情報を生成するステップと、
前記統計情報を含むメッセージを、前記サブスクライバ側エッジルータに送信するステップと、を備え、
前記サブスクライバ側エッジルータにおいて、
前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または変換条件を更新するステップを備えている。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記ネットワーク中を伝送されるメッセージが論理的に階層化され、前記エッジルータが前記メッセージを変更して他の階層のメッセージを生成するように構成され、前記メッセージに当該メッセージが属する階層を示す情報が付加され、
前記イベント情報が、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、前記メッセージをどのように変更するかを示すメッセージ変更内容を含み、
前記エッジルータにおいて、
前記特定の階層を示すメッセージの受信を外部問い合わせトリガとして、前記イベント情報中の問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中のメッセージ変更内容に基づいて、前記メッセージおよび当該メッセージの属する階層を示す情報を変更するステップと、
前記変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出するステップと、を備えている。
また、本発明の目的は、送信者の端末装置であるパブリッシャ端末装置に接続され、当該パブリッシャ端末装置から送信されたメッセージをネットワークに送出するパブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、前記パブリッシャ端末装置から受信したメッセージを、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出し、
受信者の端末装置であるサブスクライバ端末装置に接続され、ネットワークを介して伝送されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するサブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、前記サブスクライバ端末装置が受信すべきメッセージを規定した受信条件に合致するメッセージを受信し、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するエッジルータを有するデータ通信システムにおいて、
前記受信条件および/または変換条件と、
所定のメッセージを受信したときに問い合わせを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、ネットワークを介して接続された、問い合わせすべき所定の外部システム、および、当該問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容、および、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件をどのように変更するかを示す条件変更内容を含むイベント情報と、を記憶した記憶手段を備えたエッジルータであって、
メッセージを受信したときに、前記受信したメッセージが、前記イベント情報中の外部問い合わせトリガに合致するか否かを判断し、前記受信したメッセージが、前記外部問い合わせトリガに合致する場合に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信する外部問い合わせ手段と、
前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新する更新手段と、を備えたことを特徴とするエッジルータにより達成される。
好ましい実施態様においては、前記パブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、
前記外部問い合わせトリガが、前記パブリッシャ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであり、
前記サブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、
前記外部問い合わせトリガが、前記サブスクライバ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかである。
別の好ましい実施態様においては、前記外部問い合わせトリガが、所定のタイミングで実行されるタイマ処理時であり、
前記外部問い合わせ手段が、前記所定のタイミングで実行されるタイマ処理時に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新する。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記外部問い合わせトリガが、前記エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときであり、
前記外部問い合わせ手段が、前記エッジルータの前記内部状態が所定の条件を満たしたときに、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新する。
また、別の好ましい実施態様においては、前記ネットワークに接続された外部システムが、前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件について生成された統計情報を取得し、当該統計情報を含むメッセージを送信する統計システムであり、
前記更新手段が、前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または変換条件を更新する。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記ネットワーク中を伝送されるメッセージが論理的に階層化され、前記エッジルータが前記メッセージを変更して他の階層のメッセージを生成するように構成され、前記メッセージに当該メッセージが属する階層を示す情報が付加され、
前記イベント情報が、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、前記メッセージをどのように変更するかを示すメッセージ変更内容を含み、
前記外部問い合わせ手段が、前記特定の階層を示すメッセージの受信を外部問い合わせトリガとして、前記イベント情報中の問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中のメッセージ変更内容に基づいて、前記メッセージおよび当該メッセージの属する階層を示す情報を変更し、前記変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出する。
本発明によれば、受信者が受信したいメッセージを受信したい形式で適切に受信でき、かつ、送信者が送信したいメッセージを適切な形式で送信できるようなデータ通信方法およびエッジルータを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるデータ通信方法が適用されるデータ通信システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。図1において、端末装置12、14−1、14−2、14−3は、それぞれ、エッジルータ16、18−1、18−2、18−3を介して、ネットワークに接続できるようになっている。
エッジルータは、ネットワーク10の端部に位置し、端末装置と直接接続されるルータをいう。したがって、端末装置から送信されたメッセージは、まず、当該端末装置に接続されたエッジルータを介して、ネットワーク10に送出される。また、ネットワーク10中を伝送されているメッセージは、エッジルータを介して、当該エッジルータに接続された端末装置に伝達される。
図1において、端末装置12は、メッセージの送信者(パブリッシャ或いはパブリッシュ・ユーザと称する。)であり、この端末装置12を、パブリッシャ端末装置12と称する。また、パブリッシャ端末装置12に接続されたエッジルータ16を、パブリッシャ側エッジルータとも称する。
また、端末装置14−1、14−2、14−3は、メッセージの受信者(サブスクライバ或いはサブスクライブ・ユーザ)であり、この端末装置14−1、14−2、14−3を、サブスクライバ端末装置と称する。また、サブスクライバ端末装置14−1、14−2、14−3にそれぞれ接続されたエッジルータ18−1、18−2、18−3を、サブスクライバ側エッジルータとも称する。また、サブスクライバ側エッジルータについて、符号18−1〜18−3で示す特定のエッジルータを指す場合以外には、単にサブスクライバ側エッジルータ18と称する。また、サブスクライバ端末装置14−1〜14−3についても、同様である。
本実施の形態においては、ネットワーク10には、後述するように、エッジルータ16、18からの問い合わせに応じて、所定の情報を、エッジルータ16、18に伝達する外部システム20が接続されている。また、ネットワーク10には、ネットワーク管理者(アドミニストレータ)の操作に応じて、エッジルータ16、18にデータを伝達する管理者システム21が接続されている。
本実施の形態にかかるデータ通信システムは、いわゆるメッセージングネットワークであり、以下のような特徴を有する。
サブスクライバ端末装置14からサブスクライバ側エッジルータ18へ、サブスクライバ端末装置14が受信したいメッセージに関して、必要な条件を送信し、サブスクライバ側エッジルータ18が、送信された条件を、記憶部28に記憶する。サブスクライバ側では、条件には、受信条件と変換条件とがあり、これらについては後述する。
また、パブリッシャ端末装置12からパブリッシャ側エッジルータ16にも、パブリッシャ端末装置12が送信するメッセージに関して、必要な条件を送信し、パブリッシャ側エッジルータ16が、送信された条件を、記憶部28に記憶する。パブリッシャ側では、条件には、変換条件のみがある。
図2は、本実施の形態にかかるエッジルータの構成を示すブロックダイヤグラムである。パブリッシャ側エッジルータ16およびサブスクライバ側エッジルータ18は、双方とも、図2に示すような同様の構成となっているが、便宜上、サブスクライバ側エッジルータ18を例として説明する。
図2に示すように、本実施の形態にかかるサブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージ10をネットワークから受信し、また、ネットワーク10にメッセージを送出する通信処理部22、当該サブスクライバ側エッジルータ18に接続されたサブスクライバ端末装置14からのイベント情報を、記憶部28に記憶する処理を実行するイベント情報登録部24、記憶部28に登録されたイベント情報を参照して、外部システム20への問い合わせ処理の是非を判断し、問い合わせ処理を実行するとともに、問い合わせ結果に基づいて、記憶部28に記憶された受信条件や変換条件を更新する問い合わせ処理部26と、記憶部28と、を備えている。問い合わせ処理部26は、外部問い合わせ手段および更新手段として機能する。
通信処理部22は、ルータとしての機能、たとえば、当該サブスクライバ側エッジルータ18が宛先となったメッセージを受信して、サブスクライバ側エッジルータ18に接続されたサブスクライバ端末装置14に向けて送信し、或いは、他の宛先のメッセージを受信して、再度、ネットワークに送出することなどを実行する。
また、本実施の形態にかかるデータ通信システムは、メッセージングネットワークであるため、エッジルータは以下のようにも機能する。エッジルータがパブリッシャ側エッジルータ16として機能する場合には、エッジルータは、後述する変換条件にしたがって、パブリッシャ端末装置から受信したメッセージのフォーマットを変換し、メッセージに情報を付加し、或いは、メッセージをフィルタリングして必要な情報のみを含むようにメッセージを加工して、ネットワークに送出する。なお、本実施の形態において、メッセージを変換・加工することを単にメッセージを変更するとも称する。
エッジルータがサブスクライバ側エッジルータ18として機能する場合には、エッジルータは、ネットワーク10を介して受信したメッセージを参照し、受信条件に合致するメッセージであれば、当該メッセージを、変換条件に応じて、変換・加工した上で、サブスクライバ端末装置14に送信する。
以下、本実施の形態における受信条件および変換条件について説明する。
受信条件とは、サブスクライバ側エッジルータ18において、サブスクライバ端末装置14が受信すべきメッセージを、当該メッセージの内容や他の情報に基づいて規定した条件である。たとえば、受信条件には、メッセージに付加されたタグに所定の情報が含まれていること、メッセージに所定の文字列が含まれていること、他のシステムからの外部情報やサブスクライバ側エッジルータ18の記憶部28に記憶された内部情報から当該メッセージを受信すべきこと、などが含まれる。
また、変換条件とは、パブリッシャ側エッジルータ16において、パブリッシャ端末装置12から受信しネットワークに送出すべきメッセージ、或いは、サブスクライバ側エッジルータ18において、サブスクライバ端末装置14が受信すべきメッセージを変換・加工する手法を示す条件である。たとえば、変換条件には、メッセージのフォーマット変換、メッセージに所定の情報を付加すること、メッセージをフィルタしてメッセージ中の所定の情報のみを抽出すること、などが含まれる。
次に、本実施の形態にかかるエッジルータにおいて実行される処理について説明する。本実施の形態において、サブスクライバ側エッジルータ18は、記憶部28に記憶されたイベント情報30にしたがって、イベント情報30に規定された状況が生じたときに、サブスクライバ側エッジルータ18は、外部システム20に問い合わせをした上で、受信条件32および/または変換条件34を更新し、更新された受信条件32および/または変換条件34を記憶部28に記憶する。
また、パブリッシャ側エッジルータ16も、記憶部28に記憶されたイベント情報30にしたがって、イベント情報30に規定された状況が生じたときに、パブリッシャ側エッジルータ16は、外部システム20に問い合わせした上で、変換条件34を更新し、更新された変換条件34を記憶部28に記憶する。
本実施の形態において、イベント情報は、
(1)どの装置からどのタイミングでメッセージが届いたか、すなわち、所定のメッセージを受信したときに問合せを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、と、
(2)外部問い合わせトリガが生じた場合に、どの外部システムに何を問い合わせるかを示す、すなわち、問合せすべき所定の外部システムおよび問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容と、
(3)問い合わせ結果に基づいて、受信条件、変換条件のうちどの条件を、どのように変更するかを示す条件変更内容と、を有している。
たとえば、サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部28に記憶されるイベント情報は以下のようなものとなる。
(1)外部問い合わせトリガとして「パブリッシュ・データ受信時」、
(2)問い合わせ内容として「外部システムとして天気予報情報配信システムに、天気を問い合わせること」、
(3)条件変更内容として、「問い合わせ結果である天気予報が「雨」を示す場合に、「天気」に関連するメッセージ(たとえば、「天気予報」という文字を含むメッセージ)を受信するように受信条件を変更すること」。
まず、エッジルータにおけるイベント情報の登録処理について説明する。図3は、サブスクライバ側エッジルータ18におけるイベント情報の登録処理の例を示すフローチャートである。図3に示す例では、サブスクライバ端末装置14からのメッセージによって、サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部28にイベント情報30が記憶される。
図3に示すように、サブスクライバ側エッジルータ18が、サブスクライバ端末装置14からのメッセージを受信すると(ステップ301)、処理が開始され、認証が行われる(ステップ302)。認証が失敗した場合には(ステップ302でNG)、サブスクライバ側エッジルータ18はエラー処理を実行する(ステップ303)。エラー処理においては、たとえば、認証が失敗したことが、サブスクライバ側エッジルータ18からサブスクライバ端末装置14に送信される。
認証が成功した場合には(ステップ302でOK)、サブスクライバ側ルータ18のイベント情報登録部24は、メッセージ中に外部問い合わせトリガを含むか否かを判断する(ステップ304)。ステップ304でNoと判断される場合には、通信処理部22による通常処理(通常処理(1))が実行される(ステップ305)。通常処理(1)については、図9を参照して後述する。
ステップ304でYesと判断された場合には、トリガ処理部24は、外部問い合わせトリガの種別を判断する(ステップ306)。本実施の形態においては、サブスクライバ側エッジルータ18については、「サブスクライブ・ユーザ接続時」、「外部プッシュデータ受信時」、「パブリッシュ・データ受信時」および「ポーリング」という外部問い合わせトリガを含み得る。
「サブスクライブ・ユーザ接続時」とは、サブスクライバ側エッジルータ18に接続されたサブスクライバ端末装置14が接続してきたときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
「外部プッシュデータ受信時」とは、外部システム20からデータがプッシュされ、当該データを受信したときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
「パブリッシュ・データ受信時」とは、パブリッシャ端末装置12からパブリッシャ側エッジルータ16を介してネットワーク10中を伝送されたメッセージを、サブスクライバ側エッジルータ18が受信したときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
また、「ポーリング」とは、一定のタイミングでタイマ処理を実行し、タイマ処理を、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「サブスクライブ・ユーザ接続時」であれば、イベント情報登録部24は、「サブスクライバ・ユーザ接続時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ307)。この場合には、その後に、問い合わせ処理部26による外部問い合わせ処理が実行される(図6参照)が、これについては後述する。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「外部プッシュデータ受信時」であれば、イベント情報登録部24は、「外部プッシュデータ受信時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ308)。その後、サブスクライバ側エッジルータ18は、他のメッセージの受信を待機する(ステップ309)。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「パブリッシュ・データ受信時」であれば、イベント情報登録部24は、「パブリッシュ・データ受信時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ310)。その後、サブスクライバ側エッジルータ18は、他のメッセージの受信を待機する(ステップ309)。
また、メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「ポーリング」であれば、イベント情報登録部24は、「タイマ処理時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ311)。その後、サブスクライバ側エッジルータ18は、一定のタイミングでのタイマ処理の際に、ポーリングを行って外部システム20への問い合わせを行う(ステップ312、後述する図8参照)。
上述したように、イベント情報には、外部システム20への問い合わせのためのトリガ(外部取り合わせトリガ)、問い合わせ内容、および、条件変更内容とが含まれる。したがって、記憶部28へのイベント情報30の記憶においては、外部問い合わせトリガ、問い合わせ内容および条件変更内容が、記憶部28に記憶される。
図4は、パブリッシャ側エッジルータ16におけるイベント情報の登録処理の例を示すフローチャートである。図4に示すように、パブリッシャ側エッジルータ16においても、外部問い合わせトリガの種別が一部異なることを除き、図3の処理と同様である。
図4に示すように、パブリッシャ側エッジルータ16が、パブリッシャ端末装置12からのメッセージを受信すると(ステップ401)、処理が開始され、認証が行われる(ステップ402)。認証が失敗した場合には(ステップ402でNG)、パブリッシャ側エッジルータ16はエラー処理を実行する(ステップ403)。
認証が成功した場合には(ステップ402でOK)、パブリッシャ側エッジルータ16のイベント情報登録部24は、メッセージ中に外部問い合わせトリガを含むか否かを判断する(ステップ404)。ステップ404でNoと判断される場合には、通信処理部22による通常処理(通常処理(2))が実行される(ステップ405)。通常処理(2)については、図10を参照して後述する。
ステップ404でYesと判断された場合には、トリガ処理部24は、外部問い合わせトリガの種別を判断する(ステップ406)。本実施の形態においては、パブリッシャ側エッジルータ16については、「パブリッシュ・ユーザ接続時」、「外部プッシュデータ受信時」、「パブリッシュ・データ受信時」および「ポーリング」という外部問い合わせトリガを含み得る。
「パブリッシュ・ユーザ接続時」とは、パブリッシャ側エッジルータ16に接続されたパブリッシャ端末装置12が接続してきたときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
「外部プッシュデータ受信時」とは、外部システム20からデータがプッシュされ、当該データを受信したときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
「パブリッシュ・データ受信時」とは、パブリッシャ端末装置12から送信されたメッセージを、当該パブリッシャ端末装置12に接続されたパブリッシャ側エッジルータ16が受信したときを、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
また、「ポーリング」とは、一定のタイミングでタイマ処理を実行し、タイマ処理を、外部システム20への問い合わせのためのトリガとすることをいう。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「パブリッシャ・ユーザ接続時」であれば、イベント情報登録部24は、「パブリッシャ・ユーザ接続時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ407)。この場合には、問い合わせ処理部26による外部問い合わせ処理が実行される(図6参照)が、これについては後述する。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「外部プッシュデータ受信時」であれば、イベント情報登録部24は、「外部プッシュデータ受信時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ408)。その後、パブリッシャ側エッジルータ16は、他のメッセージの受信を待機する(ステップ409)。
メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「パブリッシュ・データ受信時」であれば、イベント情報登録部24は、「パブリッシュ・データ受信時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ410)。その後、パブリッシャ側エッジルータ16は、他のメッセージの受信を待機する(ステップ409)。
また、メッセージ中の外部問い合わせトリガが、「ポーリング」であれば、イベント情報登録部24は、「タイマ処理時」であることを示す情報を含むイベント情報30を、記憶部28に記憶する(ステップ411)。その後、パブリッシャ側エッジルータ16は、一定のタイミングでのタイマ処理の際に、ポーリングを行って外部システムへの問い合わせを行う(ステップ412、後述する図8参照)。
なお、本実施の形態においては、ネットワーク管理者が、管理者システム21を操作することにより、パブリッシャ側エッジルータ16および/またはサブスクライバ側エッジルータ18にイベント情報を含むメッセージを送信し、イベント情報を、記憶部28に記憶させることも可能である。
図5は、管理者システム21からのメッセージ受信に応答して、エッジルータにおいて実行される処理を示すフローチャートである。この処理は、パブリッシャ側エッジルータ16およびサブスクライバ側エッジルータ18の双方で実行され得る。
図5において、ステップ501〜503は、たとえば、図3のステップ301〜303と同様である。認証の後、イベント情報登録部24は、メッセージ中の外部問い合わせトリガのトリガ種別を判断し(ステップ504)。トリガ種別にしたがって、イベント情報を記憶部28に記憶する。
ステップ505は、図4のステップ407と同様である。ステップ507は、図3のステップ307と同様である。また、ステップ508、509、510は、それぞれ、図3のステップ308、310、311と同様であり、ステップ506、511は、それぞれ、図3のステップ309、312と同様である。
このようにしてイベント情報30が記憶部28に記憶されることにより、エッジルータがメッセージを受信した際に、そのメッセージが、記憶部28に記憶されたイベント情報30中の外部問い合わせトリガと合致する場合に、外部システム20に対する問い合わせが実行される。
図6および図7は、エッジルータにおいて実行される外部問い合わせ処理の例を示すフローチャートである。図6および図7に示す処理は、パブリッシャ側ルータ16およびサブスクライバ側ルータ18の双方で実行され得る。
エッジルータが、メッセージを受信すると(ステップ601)、処理が開始され、認証が行われる(ステップ602)。認証が失敗した場合には(ステップ602でNG)、エッジルータ18はエラー処理を実行する(ステップ603)。ステップ602において受信するメッセージには、エッジルータが接続された端末装置から受信したもの、ネットワークを介して受信したものなどが含まれる。
エッジルータの問い合わせ処理部26は、当該メッセージがどの装置からどういったアクションで送られたかを判断する(ステップ604)。本明細書においては、これをメッセージ種別の判断と称する。
本実施の形態において、メッセージ種別には、「サブスクライブ・ユーザ接続時」、「パブリッシュ・ユーザ接続時」、「外部プッシュデータ受信時」および「パブリッシュ・データ受信時」が含まれる。
「サブスクライブ・ユーザ接続時」とは、サブスクライバ側エッジルータ18に接続されたサブスクライバ端末装置14が接続してきたときをいう。このケースは、エッジルータが、サブスクライバ側エッジルータ18であるときのみ生じ得る。
「パブリッシュ・ユーザ接続時」とは、パブリッシャ側エッジルータ16に接続されたサブスクライバ端末装置12が接続してきたときをいう。このケースは、エッジルータが、パブリッシャ側エッジルータ16であるときのみ生じる。
「外部プッシュデータ受信時」とは、外部システム20からデータがプッシュされ、当該データを受信したときをいう。
「パブリッシュ・データ受信時」とは、パブリッシャ端末装置12からパブリッシャ側エッジルータ16を介してネットワーク10中を伝送されたメッセージを、サブスクライバ側エッジルータ18が受信したとき、或いは、パブリッシャ端末装置12からのメッセージを、パブリッシャ側エッジルータ16が受信したときをいう。
メッセージ種別が、サブスクライブ・ユーザ接続時である場合には、問い合わせ処理部26は、記憶部28のイベント情報30を参照して、イベント情報30に、サブスクライブ・ユーザ接続時という外部問い合わせトリガが含まれるか否かを判断する(ステップ605)。ステップ605でNoと判断された場合には、通信処理部22が、後述する通常処理(1)(図9参照)を実行する。
ステップ605でYesと判断された場合には、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、ネットワーク10に接続された、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ607)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、イベント情報30中の条件変更内容および受信した問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件を更新する(ステップ608)。更新された受信条件および/または変換条件は、後述する通常処理(1)で、記憶部28に記憶される。その後、通信処理部22が、通常処理(1)(図9参照)を実行する。
メッセージ種別が「サブスクライブ・ユーザ接続時」であり、ステップ605でYesと判断されるようなエッジルータは、サブスクライバ側エッジルータ18である。したがって、通常処理(1)においては、受信条件および/または変換条件が更新され、記憶部28に記憶され得る。
メッセージ種別が、「パブリッシュ・ユーザ接続時」である場合には、問い合わせ処理部26は、記憶部28のイベント情報30を参照して、イベント情報30に、パブリッシュ・ユーザ接続時という外部問い合わせトリガが含まれるか否かを判断する(ステップ609)。ステップ609でNoと判断された場合には、通信処理部22が、後述する通常処理(2)(図10参照)を実行する。
ステップ609でYesと判断された場合には、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の情報の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、ネットワーク10に接続された、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ610)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、イベント情報30中の条件変更内容および受信した問い合わせ結果に基づいて変換条件を更新する(ステップ611)。更新された変換条件は、通常処理(2)で、記憶部28に記憶され。その後、通信処理部22が通常処理(2)(図10参照)を実行する。
メッセージ種別が「パブリッシュ・ユーザ接続時」であり、ステップ609でYesと判断されるようなエッジルータは、パブリッシャ側エッジルータ16である。したがって、通常処理(2)においては、変換条件が更新され、記憶部28に記憶され得る。
メッセージ種別が、「外部プッシュデータ受信時」である場合には、問い合わせ処理部26は、記憶部28のイベント情報30を参照して、イベント情報30に、外部プッシュデータ受信時という外部問い合わせトリガが含まれるか否かを判断する(ステップ701)。ステップ701でNoと判断された場合には待機となる(ステップ704)。
ステップ701でYesと判断された場合には、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の情報の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ702)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、受信した問い合わせ結果に基づいて変換条件を更新し、記憶部28に記憶する(ステップ703)。その後、新たなメッセージの受信の待機となる(ステップ705)。
メッセージ種別が、「外部プッシュデータ受信時」であり、ステップ701でYesと判断されるようなエッジルータは、パブリッシャ側エッジルータ16およびサブスクライバ側エッジルータ18の双方が該当し得る。サブスクライバ側エッジルータ18の場合には、ステップ703においては、受信条件および/または変換条件が更新され得る。その一方、パブリッシャ側エッジルータ16の場合には、ステップ703において変換条件が更新され得る。
メッセージ種別が、「パブリッシュ・データ受信時」である場合には、問い合わせ処理部26は、記憶部28のイベント情報30を参照して、イベント情報30に、パブリッシュ・データ受信時という外部問い合わせトリガが含まれるか否かを判断する(ステップ711)。ステップ711でNoと判断された場合には、通信処理部22による通常処理(3)(図11参照)が実行される。
ステップ711でYesと判断された場合には、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の情報の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ712)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、イベント情報中の条件変更内容および受信した問い合わせ結果に基づいて変換条件を更新し、記憶部28に記憶する(ステップ713)。その後、通信処理部22が通常処理(3)(図11参照)を実行する。
メッセージ種別が「パブリッシュ・データ受信時」であり、ステップ711でYesと判断されるようなエッジルータは、パブリッシャ側エッジルータ16およびサブスクライバ側エッジルータ18の双方が該当し得る。サブスクライバ側エッジルータ18の場合には、ステップ713においては、受信条件および/または変換条件が更新され得る。その一方、パブリッシャ側エッジルータ16の場合には、ステップ713において、変換条件が更新され得る。
また、図3のステップ311、図4のステップ411、図5のステップ510で説明したように、イベント情報中の外部問い合わせトリガが、タイマ処理時である場合がある。このような場合には、エッジルータは、タイマ処理の際に、ポーリングを行って外部システム20への問い合わせを行う。
図8は、エッジルータにおいて実行されるタイマ処理の例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、パブリッシャ側ルータ16およびサブスクライバ側ルータ18の双方で実行され得る。
図8に示すように、エッジルータは、タイマ処理の処理タイミングとなるまで待機する(ステップ801でNo)。タイマ処理の処理タイミングは予め定められている。ステップ802でYesと判断されると、エッジルータの問い合わせ処理部26は、記憶部28のイベント情報30に、外部問い合わせトリガとしてタイマ処理時が含まれるか否かを判断する(ステップ802)。ステップ802でNoと判断された場合には、エッジルータは、通常のタイマ処理を実行する(ステップ805)。
ステップ802でYesと判断された場合には、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の情報の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ803)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、イベント情報中の条件変更内容および受信した問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件を更新し、記憶部28に記憶する(ステップ804)。その後エッジルータは、通常のタイマ処理を実行する(ステップ805)。
図9〜図11は、それぞれ、本実施の形態にかかるエッジルータで実行される通常処理(1)〜(3)の例を示すフローチャートである。それ以前に実行された処理の違い、および、エッジルータがパブリッシャ側エッジルータ16或いはサブスクライバ側エッジルータ18の何れとして機能しているかにより実行される処理が異なる。
図9に示す通常処理(1)は、サブスクライバ側エッジルータ18において実行される通常処理である。
サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージを受信すると処理を開始する(ステップ901)。問い合わせ結果に基づいて受信条件を変更すべき場合にはステップ902でYesと判断される。この場合には、サブスクライバ側エッジルータ18は、変更された受信条件32を記憶部28に記憶する(ステップ903)。
また、問い合わせ結果に基づいて変換条件を変更すべき場合にはステップ904でYesと判断される。この場合には、サブスクライバ側エッジルータ18は、変更された変換条件34を記憶部28に記憶する(ステップ905)。
また、サブスクライバ側エッジルータ18にキャッシュされたメッセージが存在すれば、ステップ906でYesと判断され、サブスクライバ側エッジルータ18は、サブスクライバ端末装置14にメッセージをプッシュする(ステップ907)。これにより、サブスクライバ端末装置14はメッセージを受信することができる。
その後、サブスクライバ側エッジルータ18はメッセージの受信を待機する状態となる(ステップ908)。
図10に示す通常処理(2)は、パブリッシャ側エッジルータ16において実行される通常処理である。パブリッシャ側エッジルータ16は、メッセージを受信すると処理を開始する(ステップ1001)。問い合わせ結果に基づいて変換条件を変更すべき場合にはステップ1002でYesと判断される。この場合には、パブリッシャ側エッジルータ16は、変更された変換条件34を記憶部28に記憶する(ステップ1003)。
その後、パブリッシャ側エッジルータ16はメッセージの受信を待機する状態となる(ステップ1004)。
図11に示す通常処理(3)は、特に、サブスクライバ側エッジルータ18において、パブリッシュ・データ受信のときに実行される通常処理である。
サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージを受信すると処理を開始する(ステップ1101)。受信したパブリッシュ・データ(メッセージ)が、記憶部28に記憶された受信条件32に合致していない場合(ステップ1102でNo)には、サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージを廃棄する(ステップ1103)。その一方、メッセージが、記憶部28に記憶された受信条件32に合致する場合には(ステップ1102でYes)、サブスクライバ側エッジルータ18は、記憶部28に変換条件34が存在するか否かを判断する(ステップ1104)。ステップ1104でYesと判断された場合には、サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージを変換条件にしたがって変更する(ステップ1105)。
ユーザ、つまり、サブスクライバ端末装置14が接続中であれば(ステップ1106でYes)、サブスクライバ側エッジルータ18は、サブスクライバ端末装置14にメッセージをプッシュする(ステップ1108)。これにより、サブスクライバ端末装置14はメッセージを受信することができる。
その一方、ステップ1106でNoと判断された場合には、サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージを一時的に記憶する、つまり、メッセージをキャッシュする(ステップ1107)。キャッシュされたデータは、前述した図9のステップ907においてサブスクライバ端末装置14にプッシュされ、伝達される。このように、サブスクライバ側エッジルータは、受信条件に合致するパブリッシュ・データ(メッセージ)のみを受信し、それを変換条件にしたがって変更して、変更されたメッセージを、サブスクライバ端末装置に送信することができる。
その後、サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージの受信を待機する状態となる(ステップ1109)。
本実施の形態によれば、イベント情報30がエッジルータに登録され(つまり、エッジルータの記憶部28に記憶され)、エッジルータがメッセージを受信したときに、メッセージ種別が、イベント情報30の外部問い合わせトリガとして存在しているか否かを判断し、存在する場合には、エッジルータが外部システム20に問い合わせを行って、問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件を更新し、更新された受信条件および/または変換条件を記憶部28に記憶する。したがって、登録されたイベント情報にしたがって、動的に受信条件および/または変換条件を更新することが可能となる。
サブスクライバ側エッジルータ18は、動的に更新された受信条件にしたがって、ネットワークを介して受信したメッセージのうち、サブスクライバ端末装置14に送信すべきものを、サブスクライバ端末装置14に送信することができる。また、サブスクライバ端末装置14に送信すべきメッセージを、変換条件にしたがって変更して、サブスクライバ端末装置14が求める形式および内容のメッセージとすることができる。
同様に、パブリッシャ側エッジルータ16は、動的に更新された変換条件にしたがって、パブリッシャ端末装置12から送信されたメッセージを変換条件にしたがって変更して、ネットワークに送出することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、外部システムとして、特に、サブスクライバ端末装置の受信条件や変換条件を受け入れて、受信条件や変換条件の統計情報を生成する統計システムが適用される。
図12は、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ通信システムにおける処理の概略を説明するブロックダイヤグラムである。図12において、ネットワーク10、パブリッシャ端末装置12、サブスクライバ端末装置14(14−1〜14−3)、パブリッシャ側エッジルータ16、サブスクライバ側エッジルータ18(18−1〜18−3)、および、管理者システム21は、第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態においては、ネットワーク10に、外部システムとして、統計システム200が接続されている。
たとえば、サブスクライバ側ルータ18−1〜18−3においては、サブスクライバ端末装置14−1〜14−3のそれぞれの受信条件(符号201〜203参照)や変換条件が、その記憶部28に記憶されている。また、パブリッシャ側ルータ16においては、パブリッシャ端末装置12の変換条件が、その記憶部28に記憶されている。受信条件および/変換条件は、第1の実施の形態と同様に、外部システム20(図10では図示しない)への問い合わせによって動的に変更され得る。
図12においては、パブリッシャ端末装置12からの、商品の価格を含む広告メッセージの受信条件が、それぞれのサブスクライバ側エッジルータ18−1〜18−3に登録されていると考える。図12の例では、受信条件は、特に、タマゴの価格がいくら以下であれば、広告メッセージを受信するかを示している。サブスクライバ端末装置14−1〜14−3では、それぞれ、タマゴの価格が「80円以下」、「120円以下」、「100円以下」であれば(符号201〜203参照)、パブリッシャ端末装置12からのメッセージを受信するようになっている。
第2の実施の形態においては、統計システム200が、サブスクライバ側エッジルータ18から受信条件を取得して(符号211〜213参照)、統計情報を生成する。図12の例では、タマゴの価格に関する統計情報(平均値、中央値、標準偏差など)を算出する。統計情報には、上記価格などの数値に関する平均値などの情報、受信条件の内容に関する統計情報(受信条件に含まれる文字や項目に関する統計情報)が含まれる。
さらに、パブリッシャ側エッジルータ16が、イベント情報にしたがって、統計システム200に問い合わせることで、統計システム200はパブリッシャ側エッジルータ16に、上記タマゴの価格に関する統計情報を送信する(符号220)。パブリッシャ側エッジルータ16は、統計情報に基づいて、変換条件を更新する。これにより、パブリッシャ側エッジルータ16は、送信する広告メッセージを、更新された変換条件に基づいて変更して、ネットワークに送出する。この例では、パブリッシャ側エッジルータ16は、タマゴの価格の統計情報を参照して、広告メッセージに含まれるタマゴの価格を更新して、更新された広告メッセージをネットワークに送出する(符号230、231〜233)。
図13は、第2の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。図13に示すように、統計システム200は、サブスクライバ側エッジルータ18に対して、その記憶部28に記憶された受信条件を送信するように要求する(ステップ1301)。サブスクライバ側エッジルータ18は複数存在し得るため、統計システム200は、複数のサブスクライバ側エッジルータ18のそれぞれに受信条件の送信要求を送信する。
サブスクライバ側エッジルータ18は、それぞれ、送信要求を受信すると、これに応答して、記憶部28に記憶された、サブスクライバ側エッジルータ18に接続されたサブスクライバ端末装置14の受信条件を取り出して、統計システム200に送信する(ステップ1302)。
統計システム200は、サブスクライバ側エッジルータ18のそれぞれから受信した受信条件に基づいて、統計情報を生成する(ステップ1303)。前述したように、本実施の形態においては、タマゴの価格に関する統計情報が生成される。
統計システム200は、生成した統計情報を、パブリッシャ側エッジルータ16に送信する(ステップ1304)。パブリッシャ側エッジルータ16は、受信した統計情報および記憶部28に記憶されたイベント情報に基づいて変換条件を更新して、パブリッシャ側エッジルータ16の記憶部28に記憶する(ステップ1305)。
パブリッシャ側エッジルータ16は、パブリッシャ端末装置12から、変換条件を変更するためのイベント情報を受け入れ、当該イベント情報を記憶部28に記憶しておく。
このイベント情報においては、
(1)外部問い合わせトリガが、外部システムである統計システム200からのプッシュデータ受信時であり、
(2)問い合わせ内容が、統計システムに、タマゴの価格の統計情報を問い合わせることであり、かつ、
(3)条件変更内容が、統計情報に含まれる中央値或いは平均値を参照して、中央値或いは平均値が、パブリッシャ端末装置12のユーザにより定められた所定の下限価格よりも高ければ、中央値に価格を変更する、というものであれば良い。
なお、外部問い合わせトリガが、外部システムからのプッシュデータ受信時であり、かつ、そのときに、問い合わせ内容に含まれる、タマゴの価格の統計情報が送信されるため、実際には、パブリッシャ側エッジルータ16は、内容を問い合わせる必要が無いため、外部システム(統計システム200)への問い合わせは省略される。
このように、パブリッシャ側エッジルータ16は、受信した統計情報が、条件変更内容に合致する場合に、変換条件を変更する。
パブリッシャ端末装置12からパブリッシャ側エッジルータ16にメッセージが送信され(ステップ1306)、パブリッシャ側エッジルータ16がメッセージを受信すると、パブリッシャ側エッジルータ16は、新たな変換条件にしたがって、メッセージにおいてタマゴの価格を変更し(ステップ1307)、変更されたメッセージをネットワークに送出する(ステップ1308)。
第2の実施の形態によれば、サブスクライバ端末装置14の受信条件(サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部に記憶された受信条件)に基づいて得られた統計情報にしたがって、パブリッシャ側エッジルータ16が、メッセージの変換条件を動的に変更し、変更された変換条件にしたがって内容を変更されたメッセージが、パブリッシャ側エッジルータ16からネットワークに送出される。これにより、パブリッシャ側端末装置12から送信されるメッセージを、より適切なサブスクライバ端末装置14に伝達させることが可能となる。
第2の実施の形態においては、統計情報をパブリッシャ側エッジルータ16に送信し、パブリッシャ側エッジルータ16が、統計情報に基づいて、パブリッシャ端末装置12の変換条件を変更している。第3の実施の形態においては、統計情報をサブスクライバ側エッジルータ18に送信し、サブスクライバ側エッジルータ18が、統計情報に基づいて、サブスクライバ端末装置12の受信条件および/または変換条件を変更している。
図14は、第3の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。図14において、ステップ1401〜1403は、図13のステップ1301〜1303に対応する。
統計システム200は、生成した統計情報を、サブスクライバ側エッジルータ18のそれぞれに送信する(ステップ1404)。各サブスクライバ側エッジルータ18は、受信した統計情報および記憶部28に記憶されたイベント情報に基づいて受信条件および/または変換条件を更新して、サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部28に記憶する(ステップ1405、1406)。
第2の実施の形態と同様に、サブスクライバ側エッジルータ18は、サブスクライバ端末装置14から、受信条件および/または変換条件の更新条件を示す情報予め受け入れ、当該更新条件を示す情報を記憶部28に記憶しておく。サブスクライバ側エッジルータ18は、統計情報が更新条件に合致する場合には、受信条件および/または変換条件を、当該更新条件にしたがって変更する。
第3の実施の形態においては、サブスクライバ端末装置14の受信条件(サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部に記憶された受信条件)に基づいて得られた統計情報にしたがって、サブスクライバ側エッジルータ18が、メッセージの受信条件および/または変換条件を動的に変更している。これにより、サブスクライバ側端末装置が、他のサブスクライバ側端末装置の受信条件や変換条件を考慮して、自身の受信条件や変換条件を変更することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、エッジルータが、外部システムに問い合わせを実行して、受信したメッセージに問い合わせ結果を付加するなど、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更することにより新たなメッセージを生成して、さらにネットワーク中に送出する。
図15は、本発明の第4の形態におけるメッセージの変更を概略的に示すブロックダイヤグラムである。図15において、300−1〜300−3は、外部システム、301−1−1〜301−3はエッジルータである。図15に示すように、第4の実施の形態においては、ネットワーク中を伝送されるメッセージを論理的に階層化し、エッジルータがメッセージを変更して他の階層のメッセージを生成するように構成している。第4の実施の形態における階層は、パブリッシャ端末装置12(図15においては図示せず)からパブリッシャ側エッジルータ16(図15においては図示せず)を介してネットワークに送出された生データの階層(生データ層)310を有する。生データ層310のメッセージは、たとえば、商品名から構成され、当該商品の内容を知るための付加的な情報がほとんど含まれていない。
さらに、階層は、たとえば、生データ層のメッセージに、商品の内容を含む情報が付加されたメッセージが属する基本データ層311、商品に関する消費者の評判を含む情報が付加されたメッセージが属する評判データ層312、さらに、販売店における商品の価格を比較した情報が付加されたメッセージが属する価格比較データ層313を有する。上述した階層は、例示的なものであり、このようなものに限定されない。なお、メッセージの一部(たとえばタグ)に階層を示す情報を付加することにより、メッセージの属する階層を特定することができる。
図15において、生データ層310に属するメッセージがエッジルータ301−1に受信されると、エッジルータ301−1は、外部システム300−1に問い合わせ(符号302−1参照)、問い合わせ結果に基づいて、商品の内容を含む情報を付加するなど、メッセージを変更して、次の階層(基本データ層)に属するメッセージを生成してネットワーク中に送出する(矢印303−1参照)。
基本データ層311に属するメッセージがエッジルータ301−2に受信されると、エッジルータ301−2は、外部システム300−2に問い合わせ(符号301−2参照)、問い合わせ結果に基づいて、商品に関する消費者の評判を付加するなど、メッセージを変更して、次の階層(評判データ層312)に属するメッセージを生成してネットワーク中に送出する(矢印303−2参照)。
また、評判データ層312に属するメッセージがエッジルータ301−3に受信されると、エッジルータ301−3は、外部システム300−3に問い合わせ(符号301−3参照)、問い合わせ結果に基づいて、販売店における商品の価格を比較した情報を付加するなど、メッセージを変更して、次の階層(価格比較データ層313)に属するメッセージを生成してネットワーク中に送出する(矢印303−3参照)。
このようにして価格比較データ層313に属するメッセージが、受信条件が合致するようなサブスクライバ側エッジルータ18−1、18−2にて受信され、最終的にサブスクライバ端末装置14−1、14−2のそれぞれに伝達される。
メッセージがどの階層に属するかは、メッセージの変更の際にエッジルータが、メッセージが属する階層を示すタグをメッセージに付与することにより特定することができる。また、第4の実施の形態においては、エッジルータが、特定の階層を示すタグを含むメッセージを受信したことをイベント情報の外部問い合わせトリガとして、外部システムに問い合わせして、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更する。
このように、第4の実施の形態では、イベント情報について、
(1)外部問い合わせトリガとして、特定の階層に属するメッセージ(パブリッシュ・データ)受信であり、
(2)問い合わせ内容として、それぞれ所定の外部システムに、付加すべき情報を問い合わせることとすればよい。
(3)また、条件変更内容の代わりに、イベント情報に、メッセージ変更内容として、メッセージに問い合わせ結果である情報を付加すること、および、メッセージの属する階層を変更することを含ませれば良い。
図16は、第4の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。パブリッシャ端末装置12が作成されたメッセージを送信すると、当該メッセージはパブリッシャ側エッジルータ16を経て、エッジルータに受信される(ステップ1601)。
エッジルータは、パブリッシャ端末装置からのメッセージを受信すると、当該メッセージの受信をイベント情報の外部問い合わせトリガとして、外部システムに問い合わせする(ステップ1602)。エッジルータは、問い合わせ結果を受信し(ステップ1603)、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更する(ステップ1604)。ステップ1604では、メッセージの階層を示すタグも更新される。
変更されたメッセージは、ネットワーク中に送出される(ステップ1611)。他のエッジルータがメッセージを受信し、メッセージに含まれるタグを参照して、メッセージが、当該他のエッジルータのイベント情報の問い合わせトリガに示される階層に属する場合には、他のエッジルータは、他の外部システムに問い合わせする(ステップ16121)。他のエッジルータは、問い合わせ結果を受信し(ステップ1613)、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更する(ステップ1614)。ステップ1614では、メッセージの階層を示すタグも更新される。
その後、他のエッジルータは、変更されたメッセージをネットワークに送出する(ステップ1615)。このようなメッセージの変更を繰り返すことにより、異なる階層に属するメッセージが順次作成されることになる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
第2の実施の形態および第3の実施の形態においては、サブスクライバ側エッジルータ18の記憶部28に記憶された、サブスクライバ端末装置14の受信条件を、統計システム200が取得して、統計情報を生成しているが、取得する条件は、受信条件に限定されず、変換条件であっても良い。
また、第2の実施の形態のパブリッシャ側エッジルータ16とサブスクライバ側エッジルータ18とを交換したような変形例も実現可能である。この変形例では、パブリッシャ側エッジルータ16の記憶部28に記憶された変換条件を、統計システム200が取得して統計情報を生成し、生成された統計情報を、サブスクライバ側エッジルータ18に送信し、サブスクライバ側エッジルータ18が、統計情報に基づいて、記憶部28に記憶された受信条件および/または変換条件を更新する。
さらに、第3の実施の形態におけるサブスクライバ側エッジルータ16の代わりに、パブリッシャ側エッジルータ16を適用するような変形例も実現可能である。この変形例では、パブリッシャ側エッジルータ16の記憶部28に記憶された変換条件を、統計システム200が取得して統計情報を生成し、生成された統計情報を、パブリッシャ側エッジルータ16に送信し、パブリッシャ側エッジルータ16が、統計情報に基づいて、記憶部28に記憶された受信条件および/または変換条件を更新する。
また、前記実施の形態においては、サブスクライバ側エッジルータ18において、パブリッシュ・データを受信したときに、記憶部28に記憶された受信条件32を参照して、パブリッシュ・データが受信条件に合致しているか否かを判断している。しかしながら、このような構成に限定されるものではなく、以下のようにして、サブスクライバ側エッジルータ18に、受信条件に合致したメッセージ(パブリッシュ・データ)が受信されるように構成しても良い。
図9に示す通常処理(1)において、サブスクライバ側エッジルータ18は、メッセージの受信待機状態となる(ステップ908)前に、当該サブスクライバエッジルータに直接接続しているエッジルータ(便宜上「他のエッジルータ」と称する。)に、サブスクライバ端末装置14の受信条件を通知する。他のエッジルータの各々は、当該サブスクライバ側エッジルータ18から通知された受信条件を、その記憶部に記憶しておく。他のエッジルータが、メッセージ(パブリッシュ・データ)を受信すると、記憶部に記憶された受信条件にしたがって、当該メッセージを送信すべきエッジルータを決定し、決定されたエッジルータにのみメッセージを送信する。つまり、各ルータは、メッセージ(パブリッシュ・データ)を必要とするユーザ(サブスクライバ端末装置)のいるネクスト・ホップにルーティングする。
このように、サブスクライバ側エッジルータに直接接続された他のルータが、受信条件にしたがって、メッセージを受信すべきサブスクライバ端末装置に接続されたサブスクライバ側エッジルータにのみ、メッセージを送信するような構成としても良い。
さらに、前記実施の形態においては、エッジルータが、外部システムに問い合わせして、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更しているが、これに限定されず、ネットワークに接続されている他の装置(たとえばルータ)が、外部システムに問い合わせして、問い合わせ結果に基づいてメッセージを変更しても良い。
また、第1の実施の形態においては、エッジルータがメッセージ受信に伴って外部問い合わせを実行する場合以外に、自律的に外部問い合わせを実行する場合の例として、外部問い合わせ処理がタイマ処理時である場合について説明した(たとえば図8参照)。このように自律的に外部問い合わせを実行する例はタイマ処理時に限定されない。
たとえば、エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときを、外部問い合わせトリガとしても良い。上記エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときとは、以下のような例が考えられる。
(1)ルーティングテーブルのエントリ数が所定の閾値を超えた場合、
(2)特定のインタフェースのトラヒックカウンタが所定の閾値を超えた場合、
(3)エッジルータにおけるCPU使用率が所定の閾値を超えた場合。
エッジルータの内部状態が所定の条件を満たした場合を外部問い合わせトリガとする場合にも、外部問い合わせトリガと、問い合わせ内容、および、条件変更内容を含むイベント情報が、エッジルータの記憶部28に記憶される。この記憶部28へのイベント情報の記憶の処理(登録処理)は、たとえば、図3〜5のフローチャートにおける、外部問い合わせ処理が「ポーリング」であるときの処理(図3のステップ311、図4のステップ411、図5のステップ510とほぼ同様である)。記憶部28へのイベント情報の記憶が終了すると、外部問い合わせトリガに示される内部条件が所定の条件を満たすまで待機の状態となる。
図17は、エッジルータの内部状態の変化に伴う外部問い合わせ処理の例を示すフローチャートである。図17に示す処理は、パブリッシャ側ルータ16およびサブスクライバ側ルータ18の双方で実行され得る。なお、図17の処理は、イベント情報に含まれる外部問い合わせトリガとして、内部状態が所定の条件を満たすことが含まれているときのみ実行される。
図17に示すように、エッジルータは、エッジルータの内部状態を取得し(ステップ1701)、内部状態が所定の条件を満たすまで待機する(ステップ1702)。内部状態が所定の条件を満たす場合には(ステップ1702でYes)、問い合わせ処理部26は、イベント情報30の問い合わせ内容により特定される外部システム20に対して、所定の情報の問い合わせをするように通信処理部22に依頼する。これに応答して、通信処理部22は、問い合わせ内容により特定された外部システム20に対して、問い合わせを実行する(ステップ1703)。
外部システム20は問い合わせに応答して、所定の問い合わせ結果をエッジルータに対して送信する。エッジルータの問い合わせ処理部26は、イベント情報中の条件変更内容および受信した問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件を更新し、記憶部28に記憶する(ステップ1704)。
このような処理を実行することにより、エッジルータの内部状態に変化が生じた場合であっても、受信条件および/または変換条件を動的に変更することが可能となる。
図1は、本実施の形態にかかるデータ通信方法が適用されるデータ通信システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかるエッジルータの構成を示すブロックダイヤグラムである。 図3は、サブスクライバ側エッジルータ18におけるイベント情報の登録処理の例を示すフローチャートである。 図4は、パブリッシャ側エッジルータ16におけるイベント情報の登録処理の例を示すフローチャートである。 図5は、管理者システム21からのメッセージ受信に応答して、エッジルータにおいて実行される処理を示すフローチャートである。 図6は、エッジルータにおいて実行される外部問い合わせ処理の例を示すフローチャートである。 図7は、エッジルータにおいて実行される外部問い合わせ処理の例を示すフローチャートである。 図8は、エッジルータにおいて実行されるタイマ処理の例を示すフローチャートである。 図9は、本実施の形態にかかるエッジルータで実行される通常処理(1)の例を示すフローチャートである。 図10は、本実施の形態にかかるエッジルータで実行される通常処理(2)の例を示すフローチャートである。 図11は、本実施の形態にかかるエッジルータで実行される通常処理(3)の例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ通信システムにおける処理の概略を説明するブロックダイヤグラムである。 図13は、第2の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。 図14は、第3の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。 図15は、第4の形態におけるメッセージの変更を概略的に示すブロックダイヤグラムである。 図16は、第4の実施の形態にかかるデータ通信システムにおけるメッセージフローを示す図である。 図17は、エッジルータの内部状態の変化に伴う外部問い合わせ処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ネットワーク
12 パブリッシャ端末装置
14 サブスクライバ端末装置
16 パブリッシャ側エッジルータ
18 サブスクライバ側エッジルータ
20 外部システム
21 管理者システム
22 通信処理部
24 イベント情報登録部
26 問い合わせ処理部
28 記憶部
30 イベント情報
32 受信条件
34 変換条件

Claims (13)

  1. 送信者の端末装置であるパブリッシャ端末装置に接続され、当該パブリッシャ端末装置から送信されたメッセージをネットワークに送出するパブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、前記パブリッシャ端末装置から受信したメッセージを、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出し、
    受信者の端末装置であるサブスクライバ端末装置に接続され、ネットワークを介して伝送されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するサブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、前記サブスクライバ端末装置が受信すべきメッセージを規定した受信条件に合致するメッセージを受信し、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するエッジルータを有するデータ通信システムにおいて、
    前記エッジルータが、
    前記受信条件および/または変換条件と、
    所定のメッセージを受信したときに問い合わせを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、ネットワークを介して接続された、問い合わせすべき所定の外部システム、および、当該問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容、および、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件をどのように変更するかを示す条件変更内容を含むイベント情報と、を記憶した記憶手段を備え、
    前記エッジルータにおいて、
    メッセージを受信したときに、前記受信したメッセージが、前記イベント情報中の外部問い合わせトリガに合致するか否かを判断するステップと、
    前記受信したメッセージが、前記外部問い合わせトリガに合致する場合に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
    前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
    前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備えたことを特徴とするデータ通信方法。
  2. 前記エッジルータが、前記パブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、
    前記外部問い合わせトリガが、前記パブリッシャ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであり、
    前記エッジルータが、前記サブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、
    前記外部問い合わせトリガが、前記サブスクライバ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  3. 前記外部問い合わせトリガが、所定のタイミングで実行されるタイマ処理時であり、
    前記エッジルータにおいて、
    前記タイマ処理の際に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
    前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
    前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  4. 前記外部問い合わせトリガが、前記エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときであり、
    前記エッジルータにおいて、
    前記エッジルータの前記内部状態が所定の条件を満たしたときに、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
    前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
    前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新するステップと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  5. 前記ネットワークに接続された外部システムが統計システムであり、
    前記統計システムにおいて、
    前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件を取得するステップと、
    前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件についての統計情報を生成するステップと、
    前記統計情報を含むメッセージを、前記パブリッシャ側エッジルータに送信するステップと、を備え、
    前記パブリッシャ側エッジルータにおいて、
    前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記変換条件を更新するステップを備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  6. 前記ネットワークに接続された外部システムが統計システムであり、
    前記統計システムにおいて、
    前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件を取得するステップと、
    前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件についての統計情報を生成するステップと、
    前記統計情報を含むメッセージを、前記サブスクライバ側エッジルータに送信するステップと、を備え、
    前記サブスクライバ側エッジルータにおいて、
    前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または変換条件を更新するステップを備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  7. 前記ネットワーク中を伝送されるメッセージが論理的に階層化され、前記エッジルータが前記メッセージを変更して他の階層のメッセージを生成するように構成され、前記メッセージに当該メッセージが属する階層を示す情報が付加され、
    前記イベント情報が、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、前記メッセージをどのように変更するかを示すメッセージ変更内容を含み、
    前記エッジルータにおいて、
    前記特定の階層を示すメッセージの受信を外部問い合わせトリガとして、前記イベント情報中の問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせるステップと、
    前記外部システムからの問い合わせ結果を受信するステップと、
    前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中のメッセージ変更内容に基づいて、前記メッセージおよび当該メッセージの属する階層を示す情報を変更するステップと、
    前記変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出するステップと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  8. 送信者の端末装置であるパブリッシャ端末装置に接続され、当該パブリッシャ端末装置から送信されたメッセージをネットワークに送出するパブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、前記パブリッシャ端末装置から受信したメッセージを、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出し、
    受信者の端末装置であるサブスクライバ端末装置に接続され、ネットワークを介して伝送されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するサブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、前記サブスクライバ端末装置が受信すべきメッセージを規定した受信条件に合致するメッセージを受信し、メッセージを変更する手法を示す変換条件にしたがって、変更されたメッセージを、前記サブスクライバ端末装置に送信するエッジルータを有するデータ通信システムにおいて、
    前記受信条件および/または変換条件と、
    所定のメッセージを受信したときに問い合わせを実行すべきトリガを示す外部問い合わせトリガ、ネットワークを介して接続された、問い合わせすべき所定の外部システム、および、当該問い合わせ内容を特定する情報を含む問い合わせ内容、および、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、受信条件および/または変換条件をどのように変更するかを示す条件変更内容を含むイベント情報と、を記憶した記憶手段を備えたエッジルータであって、
    メッセージを受信したときに、前記受信したメッセージが、前記イベント情報中の外部問い合わせトリガに合致するか否かを判断し、前記受信したメッセージが、前記外部問い合わせトリガに合致する場合に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信する外部問い合わせ手段と、
    前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新する更新手段と、を備えたことを特徴とするエッジルータ。
  9. 前記パブリッシャ側エッジルータとして機能する場合に、
    前記外部問い合わせトリガが、前記パブリッシャ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであり、
    前記サブスクライバ側エッジルータとして機能する場合に、
    前記外部問い合わせトリガが、前記サブスクライバ端末装置の接続時、前記外部システムからのデータ受信時、および、前記パブリッシャ端末装置からのメッセージ受信時の何れかであることを特徴とする請求項8に記載のエッジルータ。
  10. 前記外部問い合わせトリガが、所定のタイミングで実行されるタイマ処理時であり、
    前記外部問い合わせ手段が、前記所定のタイミングで実行されるタイマ処理時に、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
    前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新することを特徴とする請求項8に記載のエッジルータ。
  11. 前記外部問い合わせトリガが、前記エッジルータの内部状態が所定の条件を満たしたときであり、
    前記外部問い合わせ手段が、前記エッジルータの前記内部状態が所定の条件を満たしたときに、前記イベント情報中の問い合わせ内容に基づいて、前記問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
    前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または前記変換条件を更新することを特徴とする請求項8に記載のエッジルータ。
  12. 前記ネットワークに接続された外部システムが、前記サブスクライバ側エッジルータに記憶された、前記サブスクライバ端末装置に関する受信条件および/または変換条件、或いは、前記パブリッシャ側エッジルータに記憶された、前記パブリッシャ端末装置に関する変換条件について生成された統計情報を取得し、当該統計情報を含むメッセージを送信する統計システムであり、
    前記更新手段が、前記統計システムから受信したメッセージに含まれる統計情報、および、前記イベント情報中の条件変更内容に基づいて、前記受信条件および/または変換条件を更新することを特徴とする請求項8に記載のエッジルータ。
  13. 前記ネットワーク中を伝送されるメッセージが論理的に階層化され、前記エッジルータが前記メッセージを変更して他の階層のメッセージを生成するように構成され、前記メッセージに当該メッセージが属する階層を示す情報が付加され、
    前記イベント情報が、外部システムからの問い合わせ結果に基づいて、前記メッセージをどのように変更するかを示すメッセージ変更内容を含み、
    前記外部問い合わせ手段が、前記特定の階層を示すメッセージの受信を外部問い合わせトリガとして、前記イベント情報中の問い合わせ内容に示す外部システムに問い合わせ、前記外部システムからの問い合わせ結果を受信し、
    前記更新手段が、前記受信した問い合わせ結果、および、前記イベント情報中のメッセージ変更内容に基づいて、前記メッセージおよび当該メッセージの属する階層を示す情報を変更し、前記変更されたメッセージを、前記ネットワークに送出することを特徴とする請求項8に記載のエッジルータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013110553A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 簡易型セッション制御システムおよび簡易型セッション制御方法
JP2022507642A (ja) * 2018-11-18 2022-01-18 華為技術有限公司 車両のインターネットメッセージ通知方法及び装置

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