JP2008310606A - ヘルスケアシステム及びヘルスケア方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの健康状態を定期的に測定・判断し、健康状態の改善が見られたときなど適切な機会に何らかの報償やアドバイスを与えることによって、健康管理を継続することのインセンティブをユーザに与えることのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明は、健康測定器および健康管理サーバを備えるヘルスケアシステムとして実施されることができる。このヘルスケアシステムにおいて、前記健康測定器は、ユーザの運動に関する量又は/及び該ユーザの生理学的な量を計測し、該計測に基づく計測値を前記ユーザの識別情報と共にネットワークを介して前記健康管理サーバへ送信するように構成され、前記健康管理サーバは、前記計測値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析結果に基づいて、前記ユーザの識別情報を少なくとも含んだ電子メッセージを作成して前記メッセージを送信するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は健康状態の把握や改善のための技術に関し、ユーザの端末装置と管理サーバ、サービスプロバイダをネットワークで結んだネットワーク型の健康管理システムに特に好適に適用されうる。
近年、高齢者人口の増加に伴って、医療費が爆発的な増大を見せている。平成16年度国民医療費の概況について(厚生労働省)によれば、平成16年度の国民医療費は約32兆円であるが、これは、平成元年度における国民医療費約20兆円のおよそ1.6倍になっている。しかし、2025年には医療費は現在の約4倍になるとの推計があり、その時65歳以上の人口の割合は、4人に1人以上となっていると予想されている。一方、平成16年度の税収は、国税約48兆円、地方税約34兆円に過ぎず(総務省のHPより)、このままでは近い将来に医療制度が資金的に破たんすることは目に見えていると言える。
このため、今後は病気を治癒させることもさることながら、病気にさせないための施策が非常に重要になってくると考えられる。国民の健康状態を改善させることにより、病院へかかる必要性が減少して医療費の伸びを抑えることができ、また、国民の精神生活の質の向上を図られることが期待できる。国民への健康増進への取り組みの一つとして、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクト「ホームヘルスケアのための高性能健康測定機器開発」が、平成15年度から3年間実施された。
人々の健康状態を改善し、又は長期的に良好に保つには、人々が長期的に健康の維持改善に取り組む必要がある。しかし、健康改善への意志を長期的に持ち続けるのは困難なことであり、かかる取り組みを長期間にわたって持続させることは一般に困難である。
後述のように、本発明の実施形態には、特開2007−083013号公報に記載されるような、モーションセンサを内蔵するゲーム機を利用するものがある。
特開2007−083013号公報
本発明は、かかる状況を鑑みてなされたものであり、ユーザの健康状態を定期的に測定・判断し、健康状態の改善が見られたときなど適切な機会に何らかの報償やアドバイスを与えることによって、健康管理を継続することのインセンティブをユーザに与えることのできる技術を提供すること目的とする。
本発明は、健康測定器および健康管理サーバを備えるヘルスケアシステムとして実施されることができる。このヘルスケアシステムにおいて、前記健康測定器は、ユーザの運動に関する量又は/及び該ユーザの生理学的な量を計測し、該計測に基づく計測値を前記ユーザの識別情報と共にネットワークを介して前記健康管理サーバへ送信するように構成され、前記健康管理サーバは、前記計測値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析結果に基づいて、前記ユーザの識別情報を少なくとも含んだ電子メッセージを作成して前記メッセージを送信するように構成される。
この電子メッセージは、例えば、ユーザに与えるアドバイスを含む電子メールであることができる。ユーザの運動に関する量又は/及び該ユーザの生理学的な量に基づいて、サーバが適切な時期にアドバイスを送ることによって、健康管理に対するユーザの意識を長期的に維持する効果が期待できる。
また上記の電子メッセージは、ユーザに提供するサービスの内容に関する情報を含んだメッセージであって、サービスプロバイダへ宛てたものであることができる。サービスプロバイダは、このメッセージを、健康食品やサプリメントなどをユーザに届けるきっかけとするなどの目的に利用することができる。これにより、ユーザには健康管理を持続することのインセンティブが提供され、サービスプロバイダは、自らの商品を宣伝する機会を得ることができる。提供されるインセンティブは、前述のように食品などでも良いし、タオルやお皿などの商品や、カードにためるポイントなどでも良い。さらには、SUICA(登録商標)などの電子マネーの残高を増やすような目的に使うこともできる。サービスプロバイダは、健康管理サーバから送られてきたメッセージを自動的に処理して所定のインセンティブをユーザに提供できるようなシステムを有していることが好ましい。
本発明の好適な実施形態の一つにおいて、上記の健康測定器は、加速度センサやジャイロセンサ、振動センサなどを具備するモーションセンサの出力信号を利用したゲーム体験をユーザに提供しうるようにCPUを動作させるゲームプログラムと、前記ゲームプログラムによるゲームをプレイ中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して計測する運動量計測部と、前記運動量計測部により得られる運動量情報及び前記ゲームをプレイしたユーザのユーザ情報に基づいてメッセージを作成するメッセージ作成部と、前記メッセージ作成部による作成されたメッセージを前記健康管理サーバに送信するメッセージ送信部とを備える。
モーションセンサを利用したゲーム機として、任天堂株式会社のWii(登録商標)が市販されている。Wii(登録商標)では、コントローラにモーションセンサが内蔵されており、ユーザはそのコントローラをあたかもテニスラケットやゴルフクラブなどのように動かすことにより、テニスやゴルフなどの運動を、ゲーム環境にて行うことができる(特開2007-083013号公報参照)。本発明の実施形態における健康測定器は、このようなゲーム機の機能に加えて、ゲームをプレイ中のユーザの運動量を計測しうるように構成される。計測された運動量は、健康管理サーバへ送信され、健康状態の判断に役立てられる。健康管理サーバは、例えば、一定期間(1週間・1カ月など)の間の運動量が、予め定められた閾値を上回った場合は、サービスプロバイダへメッセージを送信し、当該ユーザでご褒美を送るように指示したり、たくさんの運動をしたことを褒めるようなメッセージをユーザに送信したりするように構成されることができる。かかる実施形態によれば、ユーザは、ゲームによって楽しく運動をすることができると共に、運動することのモチベーションを長期にわたって位置しうることが期待できる。
本発明の好適な実施形態の一つにおいて、上記の健康管理サーバは、健康測定器から送られてきたデータを解析するためのアルゴリズムを、何らかの行事によって調節又は変更しうるように構成されることが望ましい。この行事には、例えばお正月やクリスマス、お盆のような皆に共通する行事や、誕生日や結婚記念日などの個人的な行事が含まれる。このような行事の際には、例えば飲食の機会が増え、健康状態が悪化することなどが予想される。したがって、このような行事に関連して、健康状態の判定アルゴリズムを調節することには意味がある。たとえば、これらの行事がある日の近辺では、健康状態の判定アルゴリズムを厳しくして、通常よりも頻繁に警告メッセージがユーザへ送信されるように、アルゴリズムを調節するように構成することができる。
本発明の実施形態には次のようなヘルスケア方法が含まれる。この方法は、加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を利用したモーションセンサを備えるゲーム機が、ゲーム中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して測定し、その測定により得られた測定値を、前記ユーザの識別情報と共にネットワークを介して健康管理サーバへ送信するステップと、前記ゲーム機から送信されたデータを受信した前記健康管理サーバが、前記測定値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析の結果に基づいて、前記ユーザへ提供すべきサービスに関する情報及び前記ユーザの識別情報を少なくとも含むメッセージを作成し、そのメッセージを前記サービスに関するサービスプロバイダへ送信するステップとを備える。
本発明の実施形態には次のようなコンピュータ・プログラムが含まれる。このコンピュータ・プログラムは、加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を具備するモーションセンサと、CPUとを備えるコンピュータのためのコンピュータ・プログラムであって、前記モーションセンサの出力信号を利用したゲームをユーザに提供しうるように前記CPUを動作させるゲームプログラムコードと、前記ゲームをプレイ中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して前記CPUに計測するためのプログラムコードと、前記運動量計測部により得られる運動量情報及び前記ゲームをプレイしたユーザのユーザ情報に基づいてメッセージを作成するように前記CPUを動作させるためのプログラムコードと、前記メッセージ作成部による作成されたメッセージをネットワークで接続された遠隔地のコンピュータへ自動的に送信するように前記CPUを動作させるためのプログラムコードとを備える。
本発明の様々な実施形態及びそれらの利点が、次の「発明を実施するための最良の形態」の中で明らかにされる。また、本発明の好適な実施形態のあるものは添付の特許請求の範囲に定義されている。しかし、本発明の範囲はこれらの実施形態に限定されるものではなく、明細書及び図面に明示的又は暗示的に記載される全ての新規で有利な特徴及び全ての新規で有利な組み合わせをも含むことに留意されたい。
以下、本発明の好適な実施形態の例を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に従うヘルスケアシステムの構成の一例を概念的に描いた図である。
ヘルスケアシステム100は、健康測定器102と、健康測定器102にネットワークを介して接続される健康管理サーバ104を備える。健康測定器102は、ユーザの運動に関する量又は/及びユーザの生理学的な量を計測するためのセンサを備えている。運動に関する量を計測するためのセンサとしては、例えば加速度センサやジャイロセンサ、振動センサを用いることができる。生理学的な量とは、例えば、血圧、心拍数、体重、体温、体脂肪、心電図、筋電図、脳波、呼吸、発汗、眼球運動、飽和酸素濃度、血糖、脈拍などである。これら生理学的な量を測定するためのセンサは様々なものが市販されているので、必要に応じて適当なセンサを使用することができる。健康測定器102は、これらのセンサを用いて得られた運動情報や生理学的情報を、ユーザの識別情報と共に健康管理サーバ104へ、ネットワークを介して送信するように構成される。このとき、センサの出力信号をデジタル化したデータをそのまま送信するのでは、データ量が非常に大きくなってしまう場合が多いので、センサの出力信号を適当な量に変換して送信するように構成することが好ましい。例えば、加速度センサやジャイロセンサなどから得られるデータは、所定の時間の間の運動量に変換することができる。また、血圧、心拍数、体温なども、所定の時間における平均値や分散などという値に変換することができ、筋電図や脳波などは、スペクトル情報に変換することができる。センサの生データからこれらの二次情報を得るための解析装置は、専用のハードウェア回路によっても実現できるが、CPU及びコンピュータ・プログラムを用いたソフトウェア処理によっても実現できる。
健康管理サーバ104は、健康測定器102から送られてきた運動情報や生理学的情報に対して所定のアルゴリズム112を用いて解析する。アルゴリズム112の実体は、メモリに格納されたプログラムコードである。アルゴリズム適用部110はCPUを備えており、メモリからアルゴリズム112を読み出して、健康測定器102から送られてきたデータに適用することにより、当該データを分析する。アルゴリズム112の適用結果は概念的にユーザの健康状態に予め関連づけられており、具体的にはユーザに対するアクションに関連づけられている。例えば、適用結果がユーザの健康状態に対してネガティブなものであるとしたら、メッセージ作成部114はアドバイスデータベース122を検索して、その分析結果に関連づけられるアドバイスを取り出すと共に、ユーザデータベース120を検索してユーザ106の電子メールアドレスを取り出し、その電子メールアドレスへ取り出したアドバイスを記載した電子メールを送信するように設定しておくことができる。あるいは、当該メッセージは、健康食品やサプリメントを提供するサービスプロバイダ107へ向けたものであってもよい。メッセージ作成部114は、サービスデータベース124を検索し、上記の分析結果に関連づけられたサービスを取得するとともに、当該サービスに関連づけられたサービスプロバイダ107への連絡手段を取得し、当該連絡手段を利用して、上記関連づけられたサービスをユーザに提供するように、サービスプロバイダ107へメッセージを送信する。このメッセージは通常の電子メールでも良いし、サービスプロバイダ107との間で予め作成された専用のプロトコルに則ったメッセージであってもよい。アルゴリズム適用部110やメッセージ作成部114の機能は、CPU及びコンピュータ・プログラムを用いたソフトウェア処理によって実現することができる。
サービスプロバイダ107は、そのメッセージに示されている内容に従い、ユーザ106へ、健康改善のための食品やサプリメントを送ることができる。サービスプロバイダ107は病院であってもよく、この場合、メッセージに示される内容に基づいて、医師が専門的なアドバイスをユーザ106に与えることができる。サービスプロバイダ107は、当該メッセージに示されている内容の全部または一部を実行するためのサービスプロバイダ108へ、当該メッセージを自動的に転送するようなコンピュータ・システムを備えていることができる。サービスプロバイダ107や108によって提供されるサービスは、健康食品やサプリメントなどの食品類の提供のほか、タオルやクサなどの商品の提供電子メールやポストカード・電話などによるアドバイスの提供、カードなどに蓄積されるポイントの提供、SUICA(登録商標)などの電子マネーの残高を増やすなど、様々なものであることができる。
健康管理サーバ104は、催事や記念日などの行事の情報を格納する行事データベース126を備えていることが好ましい。格納される行事情報は、アルゴンリズム112を調整又は変更するために用いられる。この行事には、例えばお正月やクリスマス、お盆、お花見シーズン、忘年会シーズンのような皆に共通する行事や、誕生日や結婚記念日などの個人的な行事が含まれる。これらの行事によってアルゴリズム112を調整又は変更すべき理由は、これらの行事があると、飲食の機会が増えて健康状態が悪化する可能性があり、また、ダイエットなどをしている人は、これらのイベントがあると、ダイエットの継続を断念してしまう傾向がある。したがって、このような行事を健康状態の判定アルゴリズムで考慮することにより、健康測定器102を使ってデータを送信してきたユーザに対し、より適切なフィードバックを提供することが可能になる。例えば、警告メッセージや体質改善食品の送付が行われる閾値を、これらの行事があるシーズンは高めに設定するとか、または、健康状態の改善がみられたことを報告する場合でも、油断をしないように一言メッセージを加えるなどのように、アルゴリズムを調節又は変更することができる。
サービスデータベース124は、ユーザに提供されるべきサービスの種類や内容に関する情報が格納されている。ユーザに提供されるべきサービスは、予めユーザが選んで登録したものであってもよいし、健康管理サーバ104の提供者が設定したものであってもよい。サービスの種類によって、アルゴリズム112の種類を変更することができる。アルゴリズム適用部110は、健康測定器102から送信されるデータからユーザの識別情報を抽出し、その識別情報に関連付けられたサービスをサービスデータベース124から選択するとともに、そのサービスに関連付けられたアルゴリズム112を、解析に用いるように構成されることができる。またユーザデータベース120は、ユーザに関する過去の運動情報や生理学的情報を蓄積するように構成されることができる。このときアルゴリズム112は、ユーザの過去の運動情報や生理学的情報と、健康測定器102から送られてきたばかりの最新の運動情報や生理学的情報との両方を加味して、分析結果を出すものであるように作ることができる。例えば、これらの違いを差分や比など適当な方法で評価することによってユーザの健康状態を判定するように作ることができる。アルゴリズム適用部110は、健康測定器102から送信されるデータに含まれるユーザ識別情報に基づいてユーザデータベース124を検索し、当該識別情報に関連付けられる過去の運動情報や生理学的情報を取り出し、送られてきたばかりの最新の運動情報や生理学的情報と共にアルゴリズム112へ適用し、分析結果を得るように構成されることができる。
図2は、図1の健康測定器102の具体的な構成例の一つである健康測定器200を模式的に描いたものである。健康測定器200は、モーションセンサ202、心拍センサ204、運動量測定部206、心拍数測定部208、メッセージ作成部210、ユーザ情報格納部212、送信回路214を備えている。なお図2には、健康測定器200の主要な構成要素しか描かれていないことに注意すべきである。
運動量測定部206は、モーションセンサ202の出力信号から、所定時間の間の運動量を計算する。また心拍数測定部208は、心拍センサ204の出力信号から、所定時間の間の平均心拍数及び心拍数の分散を計算する。計算された運動量や平均心拍数などは、ユーザ情報格納部212に格納されるユーザ情報と共に、メッセージ作成部210において所定の形式を有するメッセージに構成され、送信回路214から健康管理サーバ104へと送信される。
図3は、図1の健康測定器102の具体的な構成例の別の一つである健康測定器300を模式的に描いたものである。健康測定器300の特徴は、加速度センサ314を利用したゲーム機として構成されていることである。加速度センサなどのモーションセンサを利用したゲーム機として、任天堂株式会社のWii(登録商標)が知られている。Wii(登録商標)は、コントローラにモーションセンサが内蔵しており、ユーザはそのコントローラをあたかもテニスラケットやゴルフクラブなどのように動かすことにより、テニスやゴルフなどの運動を、ゲーム環境にて行うことができる。本発明の実施形態における健康測定器300は、このようなゲーム機の機能に加えて、ゲームをプレイ中のユーザの運動量を計測しうるように構成される。
健康測定器300は、ゲームユニット302、コントローラ304、オーディオ装置305、表示装置306、通信回路308などを備えている。ゲームユニット302はゲームプログラム322を有し、このゲームプログラム322と図示しないCPUの協働によりゲーム機能が提供される。CPUは、コントローラ304に内蔵される入力装置312や加速度センサ314からの信号入力を検出すると、ゲームプログラム322のプログラムコードに従い、オーディオ装置305や表示装置306に所定の効果を発現させる。このような作用により、ユーザにゲーム体験が提供される。
運動量計測部324は、加速度センサ314の出力信号を用いて、ゲームをプレイ中のユーザの運動量を測定する。イベント通知部326は、ゲームの開始や終了などのイベントを運動量計測部324に通知する。この通知により、運動量計測部324は、例えばゲームの開始から終了までの運動量など、所定の時間の間の運動量を計測することができる。また、イベント通知部326は、メッセージ作成部328にもこれらのイベントを通知しうるように構成される。メッセージ作成部328は、イベント通知部326からゲームの終了を通知されると、運動量計測部324から測定された運動量を取得するとともに、ユーザ情報格納部330からゲームをプレイしたユーザに関する情報を取得し、これらを含んだメッセージを作成する。作成されたメッセージは、通信回路308によって、健康管理サーバ104へ送信される。
ゲームプログラム322、運動量計測部324、イベント通知部326、メッセージ作成部328の機能は、主に、CPU及びコンピュータ・プログラムを用いたソフトウェア処理によって実現され、それらのプログラムはメモリ上に格納される。また、ユーザ情報格納部330は、メモリ上に構築された一種のデータベースである。従って、ゲームユニット302は、実体的には、CPU及び各種の記憶装置を備える一種のコンピュータとして具現化されることができる。
ユーザ情報格納部330は、ユーザのID、住所氏名、電子メールアドレスなどを格納し得るように構成され、ゲーム機300のユーザは、予めこれらの情報を登録しておく。ゲームプログラム322は、ユーザがゲームを開始する前にユーザIDの入力を求めることで、ゲームをプレイするユーザの識別が可能なように構成される。メッセージ作成部328は、作成するメッセージにこれらの情報を含めるように構成されることができる。またメッセージ作成部328は、作成するメッセージにユーザIDのみを含めるように構成されてもよい。この場合、健康管理サーバ104のデータベースに、ユーザの識別情報(ID)と、ユーザの住所氏名を電子メールアドレスなどを対応づけて格納しておくことが好ましい。
図1に描かれるヘルスケアシステム100において、健康測定器300のようなゲーム機を健康測定器102の代わりに用いれば、ユーザは、ゲームをしながら運動し、しかもその運動の成果を健康管理サーバ104によって評価してもらうことができる。健康管理サーバ104は、例えば、運動量が一定量を超えるごとに、励ましのメッセージをユーザに送信したり、ごほうびの商品がユーザに届けられるようサービスプロバイダ107へメッセージを送信したりするように構成することが望ましい。これらはユーザが運動を続けるインセンティブになりうる。従って、このような実施形態によれば、ユーザはゲームで楽しみながら運動することができるだけでなく、運動を継続する意志を長期的に保ち続けることが期待でき、健康改善の取り組みが長期間続けられることを期待することができる。
図4に描かれる健康測定器400は、図3に描かれる健康測定器300の変形例である。健康測定器400は、健康測定器300に比べ、ゲームの得点を記憶する得点記憶部342と、ゲームの難易度を記憶する難易度記憶部344を有するところが異なる。メッセージ作成部348は、ゲームの得点および難易度を、それぞれ得点記憶部342または難易度記憶部344から読み出して、作成するメッセージに含めるところが、図3に描かれるメッセージ作成部328と異なる。他の機能・構成については、健康測定器400と健康測定器300は同じである。
ゲームの得点が上がったり、ゲームの難易度が上昇したりすることは、健康管理サーバ104のアルゴリズム112において、ユーザに励ましのメッセージを送信したり、ごほうびの商品がユーザに届けられるように手配することの基準になりうる。このようなメッセージやごほうびは、ユーザが健康測定器400を使い続けることの動機になりうるであろう。したがって、この実施形態によれば、ユーザの健康増進への取り組みを長期間持続させるインセンティブを与えるとの本発明の目的をより効果的に達成できることが期待できる。なお、ゲームの得点や難易度が上がったことを健康管理サーバ104側で認識しうるためには、健康管理サーバ104は、これらの過去のデータを蓄積しうるように構成されている必要がある。これらゲームの得点や難易度、また運動量などの過去のデータは、健康管理サーバ104において、ユーザの識別情報に関連付けられて格納されていることが好ましい。
図5に描かれる健康測定器500は、図3に描かれる健康測定器300のさらなる変形例であり、健康測定器500は、生理センサ352と、生理データ計測部354が加えられているところが図4に描かれる健康測定器400と異なっている。生理センサ352は血圧、心拍数、心電図、筋電図、脳波などの生理学的データを特定するためのセンサである。このようなセンサは様々なものが市販されているので、適当なものを用いることができる。生理データ計測部354は、生理センサ352の出力信号から、ゲームをプレイ中のユーザの生理学的データを計測する計測部である。例えば生理センサ352が血圧を測定するものであるなら、生理データ計測部354は、ゲームプレイ中の最高血圧、最低血圧、平均血圧、血圧の分散などを求める計測器であることができる。同様に、心拍であるなら平均心拍数や心拍数の分散、心電図や筋電図、脳波であれば、スペクトル情報などを計算するように、生理データ計測部354を構成することができる。イベント通知部356は、生理データ計測部354にゲームの開始や終了などのイベントを通知するように構成される以外は、図3のイベント通知部326と同じものである。このイベント通知により、生理データ計測部354は、所定の生理学的データを計算する基礎となる時間間隔を知ることができる。求められた生理学的データは、メッセージ作成部358は作成するメッセージに格納され、通信回路308を介して健康管理サーバ104へ届けられる。メッセージ作成部358は、生理データ計測部354により計測された生理学的データをメッセージに含める以外は、図4のメッセージ作成部348と同じものである。
このような生理学的データも、警告や励まし、ごほうびなどにより、ユーザの健康増進の取り組みに介入するために役立てることができる。例えば、ゲーム中の心拍数の変化が小さくなったことが検出されれば(すなわち心拍数の分散が以前に比べて小さくなったことが検出されれば)、ゲームが上達したとして、ごほうびの商品が届けられるように健康管理サーバ104を構成することができる。あるいは、心拍数の変化が所定の基準より小さくなったときは、ゲームをすることによる刺激が小さくなったとして、運動の効果を増すために他のゲームにチャレンジすべきなどのアドバイスをユーザに電子メールで届けるように構成することができる。効果的な介入を実現するため、健康管理サーバ4の管理者は、アルゴリズム112を適宜調整することができる。
図6は、図1の健康管理サーバ104の具体的な構成の一つである健康管理サーバ600を模式的に描いたものである。健康管理サーバ104は、受信回路602、送信回路603、データ抽出部604、データ解析部606、メッセージ作成部608、サービスデータベース610、アドバイスデータベース612、催事データベース614、ユーザデータベース620などを備えている。受信回路602はネットワークに接続され、健康測定器(102,300,400,500)から送られてくるデータを受信する。データ抽出部604は、受信したデータから、ユーザ識別情報や、運動量情報、生理学的指標の情報、ゲームの得点や難易度などの情報を抽出する。抽出した情報は、データ解析部606やメッセージ作成部608において使用される。
データ解析部606は、図1におけるアルゴリズム112に相当するアルゴリズム606aと、図1におけるアルゴリズム適用部110に相当するアルゴリズム適用部606bを備える。メッセージ作成部608は、図1のメッセージ作成部114に相当するものである。
ユーザデータベース620は、ユーザの加入情報630、ユーザの個人情報640、ユーザの健康に関する過去のデータ650などのデータを、ユーザ識別情報632に関連して格納しておくことができる。データ解析部606やメッセージ作成部608は、必要に応じてユーザ識別情報632を検索キーとしてユーザデータベース620を検索することにより、データ解析やメッセージ作成に必要なユーザ情報を取り出すことができる。ユーザの加入情報630は、例えばユーザIDやニックネームなどであることができるユーザ識別情報632や、ユーザの住所氏名634、ユーザの電子メールアドレス636、ユーザが選択したサービスの情報638などを含めることができる。ユーザの住所氏名634は、ユーザへ郵送や宅配便などの手段にてメッセージや商品を届ける場合などに使用するため、メッセージ作成部608が作成するメッセージに含められる場合がある。サービス選択情報638は、健康測定器(102,300,400,500)の使用に対して受けられるサービスであって、ユーザが選択したサービスに関する情報が含まれている。このサービスには、例えば、健康食品の提供、サプリメントの提供、旅行券など金券類の提供、カードなどへ加算するポイントの提供、電子マネー残高の増加、医師・専門家によるアドバイスの提供などが含まれることができる。ユーザが選択したサービスの情報は、外部のサービスプロバイダ向けのメッセージが作成される際に、メッセージ作成部608によって使用される。
ユーザの個人情報640は、私的な行事の情報642と、年齢や性別、収入、家族構成などの情報644を含むことができる。私的な行事情報642は、例えば、ユーザの誕生日やユーザの家族の誕生日、結婚記念日などを含むことができる。前述のように、これらの行事の近辺では、飲食の機会が増えたり健康増進の意志が鈍ったりする可能性が高いので、これらの行事に応じてアルゴリズム606aを調整して普段よりも判定基準を厳しくしたり、メッセージ作成部608が作成するメッセージに、「気を引き締めよう」などの文を追加したりすることは、ユーザの健康管理への取り組みを持続させる上で効果があると考えられる。また、年齢や性別、収入、家族構成などの情報644は、ユーザの健康状態や健康増進への意志などに影響を及ぼしていると考えられるので、これらの情報に従ってアルゴリズム606aを調整・変更することも、データに対して適切な判断を行う上で有効である。データ解析部606は、データ抽出部604が抽出したユーザ識別情報を用いてデータベース620を検索し、当該ユーザに関する個人情報(640、642、644)を用いてアルゴリズム606aを調整・変更しうるように構成される。
データ解析部606は、ユーザの個人情報640の他、ユーザが選択したサービス638によってもアルゴリズム606aを調整・変更しうるように構成されてもよいし。例えば、ユーザが選択したサービスが、高価なサプリメントの提供を受けるようなものであったら、少々の健康改善ではサプリメントの提供基準に届かないようにアルゴリズム606aの判断基準を設定するなどのことが考えられる。
データ解析部606は、ユーザ個人情報640や、ユーザのサービス選択情報638の他に、催事データベース614に格納されている催事情報によってもアルゴリズム606aを調整・変更しうるように構成されてもよい。催事データベース614に格納される情報は、例えばお花見シーズン、忘年会シーズン、お正月、クリスマス、お盆などのように、多数の人々に共通の行事であることが好ましい。
ユーザの過去の健康データ650は、ゲーム得点の記録652、ゲーム難易度の記録654、ゲームをプレイした回数の記録656、運動量の記録658、生理学的測定量の記録660などを格納するように構成することができる。これらの情報は、ユーザ識別情報632をキーとして読み出され、健康測定器(102,300,400,500)から送られてきたこれらの最新情報と共に、アルゴリズム適用部606bにおいて使用される。
メッセージ作成部608は、アルゴリズム適用部606bにおいて得られた判定結果に基づいて、ユーザ672やサービスプロバイダ674へ宛てた電子メッセージを作成する。ユーザ672へのメッセージは電子メールとして構成されることができる。この場合メッセージ作成部608は、ユーザ識別情報632をキーとしてユーザデータベース620を検索し、ユーザの電子メールアドレス636を取得する。また、アルゴリズム適用部606bにおいて得られた判定結果に基づいて、アドバイスデータベース612を検索し、所定のアドバイス情報を取得して、これを電子メールに仕立て上げる。すなわちアドバイスデータベース612には、ユーザに提供されるアドバイスが、アルゴリズム適用部606bにおける判定結果に関係つけられて格納されている。最後にメッセージ作成部608は、取得した電子メールアドレス636へ宛てて、作成した電子メールを送信回路603を介して送信する。
電子メッセージがサービスプロバイダ674へ宛てたものである場合、メッセージ作成部608は、ユーザ識別情報632をキーとしてユーザデータベース620を検索し、ユーザの住所氏名634及びサービス選択情報638を取得する。そしてアルゴリズム適用部606bにおいて得られた判定結果及びサービス選択情報638に基づいて、サービスデータベース610を検索し、ユーザに提供すべき具体的なサービスについての情報を取得する。この情報とは、例えばサービス選択情報638に示されるサービスが「サプリメントの提供」であった場合、具体的にどのようなサプリメントを提供すべきかなどに関する情報である。例えば、アルゴリズム適用部606bにおいて得られた判定結果に依存して、サービスデータベース610から検索されるサプリメントは、「サプリメントA」であったり「サプリメントB」であったりすることができる。サービス選択情報638に示さ食品はれるサービスが「食品の提供」であった場合、サービスデータベース610から検索されうる食品は、アルゴリズム適用部606bにおける判定結果に依存して、「食品A」だったり「食品B」であったりすることができる。すなわちサービスデータベース610には、ユーザが選択しうるサービス名に対して、より具体的に提供されるサービスの内容が、アルゴリズム適用部606bにおける判定結果に関係づけられて格納されている。
メッセージ作成部608は、サービスデータベース610から得たサービスの内容と、ユーザ識別情報632と、ユーザの住所氏名634及び/又はを含めたメッセージを作成し、サービス選択情報638に示されるサービスに関するサービスプロバイダへ、作成したメッセージを送信する。サービスプロバイダの連絡先も、サービスデータベース610に格納しておくことができる。メッセージの形式は、電子メールの形式でもよいし、サービスプロバイダ674との事前の取り決めによって約束されたフォーマットに従ったものでもよい。
データ抽出部604やデータ解析部606、メッセージ作成部608の機能は、主にCPU及びコンピュータ・プログラムを用いたソフトウェア処理によって実現されることができ、この場合、これらの機能のためのプログラムはメモリ上に格納される。また、サービスデータベース610やアドバイスデータベース612、催事データベース614、ユーザデータベース620は、メモリ上に構築されるデータベースである。したがって、健康管理サーバ600は、CPU及び各種の記憶装置、それに通信回路602、603を備えるコンピュータとして具現化されることができる。
続いて、図7及び8を用いて、本発明によって提供されうるヘルスケアシステム例の処理の流れを簡単にまとめる。
図7に描かれるフローチャートは、健康測定器側で行われる処理の流れを説明している。ここでは、健康測定器をゲーム機として構成している図3〜図5に描かれる実施形態を念頭に置いて説明がなされている。
ステップ700は処理の開始を表す。ステップ702では、健康測定器を使用するユーザ情報の登録が行われる。ここでは、ユーザの識別情報(ユーザID)の他、ユーザの氏名や住所、ユーザの生年月日、性別、家族構成、スポーツ・音楽・食事などに対する嗜好などを登録する。また、このヘルスケアシステムによって受けられるサービスの種類もここで選択する。このサービスの種類は、前述のように、例えばサプリメントの提供、食品の提供、専門家によるアドバイスの提供などであることができる。ユーザはステップ702のユーザ登録を一度だけ行えば良く、次に健康測定器を使用するときは、このステップに関わることを必要としない。登録された情報は、健康測定器に格納してもよいし、健康管理サーバに格納してもよい。この目的のために、例えば、図3に描かれるユーザデータベース330や、図6に描かれるユーザデータベース620を用いることができる。
ステップ704は、ゲームプレイが開始したかどうかを判断するステップである。ゲームプレイが開始したことが検出されると、加速度センサを用いてゲームプレイ中の加速度の測定が行われる(ステップ706)。ゲームプレイが終了したことが検出されると(ステップ708)、加速度センサを用いた測定の結果から、ゲームプレイ中の運動量が計算され(710)、さらにゲームの得点や難易度が記憶される(ステップ712)。ステップ714では、得られた運動量や得点・難易度のデータが、ユーザの識別情報と共にメッセージに構成され、ステップ716ではそのメッセージが健康管理サーバへ送信される。ステップ718は健康測定器側での処理の終了を示す。
図8に描かれるフローチャートは、健康管理サーバ側で行われる処理の流れを説明している。ステップ800は処理の開始を表す。ステップ800は、健康測定器から送られてきたメッセージが受信されるステップを表している。ステップ804では、受信したメッセージから、ユーザの識別情報や、運動量・得点・難易度などのデータが抽出される。ステップ806〜810では、ステップ804で抽出されたユーザ識別情報を検索キーとしてユーザデータベースの検索が行われ、ユーザが選択したサービス、誕生日などの個人行事、年齢・性別等の個人情報などの情報が検索される。ステップ812では、個人的ではなく社会的な行事や催事に関する情報が検索される。ステップ814では、ステップ806〜812で検索された情報の少なくとも一つ以上を用いて、健康状態判定のためのアルゴリズムの調整又は選択が行われる。
ステップ816及び818でも、ステップ804で抽出されたユーザ識別情報を検索キーとしてユーザデータベースの検索が行われ、当該ユーザの過去の運動記録やゲーム得点・難易度の記録が検索される。ステップ820では、ステップ804において抽出された運動量やゲーム得点・難易度が、ステップ814で調整又は選択されたアルゴリズムによって判定・評価される。このとき、ステップ816及び818ステップ検索された過去の運動量やゲーム得点・難易度がその判定・評価に用いられる。
ステップ822では、ステップ804で抽出されたユーザ識別情報を検索キーとしてユーザデータベースの検索が行われ、ユーザの住所氏名、電子メールアドレス、ユーザが選択したサービスなど情報が検索される。ステップ824では、ユーザが選択したサービスに関するより詳細なサービス内容が、ステップ820における判定結果に基づいて検索される。ステップ826では、ステップ824で得られたサービス内容を示す情報と、ユーザの連絡先情報(住所氏名、電子メールアドレスなど)を少なくとも含むメッセージが形成され、そのメッセージはステップ828において、ユーザが選択したサービスを提供するサービスプロバイダへ向けて送信される。ステップ830は処理の終了を表す。
以上、本発明の好適な実施形態の例を図面を参照しながら詳細に説明してきたが、ここで説明されてきた実施形態はあくまで例示にすぎず、本発明は、本発明の技術思想の範囲を逸脱することなく、様々な実施形態をとり得ることは言うまでもない。
本発明に従うヘルスケアシステムの構成の一例の概念図 図1の健康測定器102の具体的な構成例 図1の健康測定器102の別の具体的構成例 図3の変形例 図3の別の変形例 図1の健康管理サーバ104の具体的な構成例 本発明に係るヘルスケアシステム例の処理の流れを示すフローチャート 本発明に係るヘルスケアシステム例の処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
100 ヘルスケアシステム
102 健康測定器
104 健康管理サーバ
106 ユーザ
107 サービスプロバイダ
108 サービスプロバイダ
110 アルゴリズム適用部
112 アルゴリズム
114 メッセージ作成部
120 ユーザデータベース
122 アドバイスデータベース
124 ユーザデータベース
126 行事データベース
200 健康測定器
202 モーションセンサ
204 心拍センサ
206 運動量測定部
208 心拍数測定部
210 メッセージ作成部
212 ユーザ情報格納部
214 送信回路
300 健康測定器
302 ゲームユニット
304 コントローラ
305 オーディオ装置
306 表示装置
308 通信回路
312 入力装置
314 加速度センサ
322 ゲームプログラム
324 運動量計測部
326 イベント通知部
328 メッセージ作成部
330 ユーザ情報格納部
342 得点記憶部
344 難易度記憶部
348 メッセージ作成部
352 生理センサ
354 生理データ計測部
356 イベント通知部
358 メッセージ作成部
400 健康測定器
500 健康測定器
600 健康管理サーバ
602 受信回路
603 送信回路
604 データ抽出部
606 データ解析部
606a アルゴリズム
606b アルゴリズム適用部
608 メッセージ作成部
610 サービスデータベース
612 アドバイスデータベース
614 催事データベース
620 ユーザデータベース
630 加入情報
632 ユーザ識別情報
636 電子メールアドレス
638 サービス選択情報
640 個人情報
642 行事情報

Claims (20)

  1. 健康測定器および健康管理サーバを備えるヘルスケアシステムであって、
    前記健康測定器は、ユーザの運動に関する量又は/及び該ユーザの生理学的な量を計測し、該計測に基づく計測値を前記ユーザの識別情報と共にネットワークを介して前記健康管理サーバへ送信するように構成され、
    前記健康管理サーバは、前記計測値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析結果に基づいて、前記ユーザの識別情報を少なくとも含んだ電子メッセージを作成して前記メッセージを送信するように構成される、
    ヘルスケアシステム。
  2. 前記健康測定器は、加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を備えるモーションセンサを備え、該モーションセンサの出力信号に基づく計測値を前記健康管理サーバへ送信するように構成される、請求項1に記載のヘルスケアシステム。
  3. 前記健康測定器は、血圧、心拍数、体重、体温、体脂肪、心電図、筋電図、脳波、呼吸、発汗、眼球運動、飽和酸素濃度、血糖、脈拍の少なくとも一つ以上のデータを計測しうる生理センサシステムを備え、該生理センサシステムの出力信号に基づく計測値を前記健康管理サーバへ送信するように構成される、請求項1に記載のヘルスケアシステム。
  4. 前記健康測定器は、
    前記モーションセンサの出力信号を利用したゲーム体験をユーザに提供しうるようにCPUを動作させるゲームプログラムと、
    前記ゲームプログラムによるゲームをプレイ中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して計測する運動量計測部と、
    前記運動量計測部により得られる運動量情報及び前記ゲームをプレイしたユーザのユーザ情報に基づいてメッセージを作成するメッセージ作成部と、
    前記メッセージ作成部による作成されたメッセージを前記健康管理サーバに送信するメッセージ送信部と、
    を備え、ここで前記計測値は前記運動量情報である、請求項2に記載のヘルスケアシステム。
  5. 前記メッセージ作成部は、作成するメッセージに、前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果に関するプレイ結果情報又は/及び前記ゲームの難易度に関する難易度情報を含める、請求項4に記載のヘルスケアシステム。
  6. 前記健康測定器は、血圧、心拍数、体重、体温、体脂肪、心電図、筋電図、脳波、呼吸、発汗、眼球運動、飽和酸素濃度、血糖、脈拍のいずれか一つ以上のデータを測定しうる生理センサと、前記ゲームをプレイ中の前記ユーザの前記生理データの様子を前記生理センサの出力信号を利用して計測する生理データ計測部とを備え、前記メッセージ作成部は、作成するメッセージに、前記生理データ計測部により得られる生理データ情報を含める請求項4又は5に記載のヘルスケアシステム。
  7. 前記健康管理サーバは、行事情報を格納する行事データベースを備え、前記解析を行う日の近辺の行事の有無を調べるべく前記行事データベースを検索し、行事が検索された場合は、該検索された行事に基づき前記アルゴリズムを調整または変更する、請求項1から6のいずれかに記載のヘルスケアシステム。
  8. 前記健康管理サーバは、ユーザの識別情報及び該ユーザが選択したサービスに関するサービス選択情報を格納するユーザデータベースを備え、
    前記健康測定器から送られてきたデータからユーザ識別情報を抽出すると共に、該抽出したユーザ識別情報を用いて前記ユーザデータベースを検索して該ユーザ識別情報に関連する前記サービス選択情報を取得し、前記サービス選択情報に関連するサービスプロバイダへ前記メッセージを送信するように構成される、請求項1から7のいずれかの請求項に記載のヘルスケアシステム。
  9. 前記健康管理サーバは、ユーザの識別情報及び該ユーザの個人的な行事情報を格納するユーザデータベースを備え、
    前記健康測定器から送られてきたデータからユーザ識別情報を抽出すると共に、該抽出したユーザ識別情報を用いて前記ユーザデータベースを検索して該ユーザ識別情報に関連する前記個人的な行事情報を取得し、該取得した行事情報に基づき前記アルゴリズムを調整または選択しうるように構成される、請求項1から7のいずれかの請求項に記載のヘルスケアシステム。
  10. 前記健康管理サーバは、ユーザの識別情報及び該ユーザの過去の前記計測値を蓄積するユーザデータベースを備え、
    前記健康測定器から送られてきたデータからユーザ識別情報を抽出すると共に、該抽出したユーザ識別情報を用いて前記ユーザデータベースを検索して該ユーザ識別情報に関連する前記過去の計測値を取得し、該取得した前記過去の計測値と、前記健康測定器から送られてきたデータから抽出した計測値と用いて前記解析を行うように構成される、請求項1から7のいずれかの請求項に記載のヘルスケアシステム。
  11. 前記ユーザデータベースは、ユーザの過去の前記運動量情報、前記プレイ結果情報、前記難易度情報、前記ゲームをプレイした回数のいずれか一つ以上を格納するように構成され、前記健康管理サーバは、これらのいずれか一つ以上の情報を用いて前記解析を行うように構成される、請求項4に従属する請求項10に記載のヘルスケアシステム。
  12. 前記健康管理サーバは、ユーザの健康状態に関するアドバイスを格納するアドバイスデータベースを備え、前記解析結果に基づき前記アドバイスデータベースからアドバイスを取得して該取得したアドバイスを前記メッセージに組み込むと共に、前記健康測定器から送られてきたデータから抽出したユーザ識別情報に関連する電子メールアドレスに前記メッセージを送信するように構成される、請求項1から11のいずれかに記載のヘルスケアシステム。
  13. 加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を具備するモーションセンサを備えるゲーム機が、ゲーム中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して測定し、その測定により得られた測定値を、前記ユーザの識別情報と共にネットワークを介して健康管理サーバへ送信するステップと、
    前記ゲーム機から送信されたデータを受信した前記健康管理サーバが、前記測定値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析の結果に基づいて、前記ユーザへ提供すべきサービスに関する情報及び前記ユーザの識別情報を少なくとも含むメッセージを作成し、そのメッセージを前記サービスに関するサービスプロバイダへ送信するステップと、
    を備えるヘルスケア方法。
  14. 前記健康管理サーバは、行事情報を格納する行事データベースを備え、前記解析を行う日の行事の有無を調べるべく前記行事データベースを検索し、行事が検索された場合は、該検索された行事に基づき前記アルゴリズムを調整または変更するステップを備える、請求項13に記載のヘルスケア方法。
  15. 前記健康管理サーバは、ユーザの過去の前記計測値を蓄積しておくように構成され、前記ゲーム機から送信されたデータを受信したとき、該受信したデータに含まれるユーザの識別情報に基づいて、該ユーザの過去の前記計測値を読み出し、該読み出した過去の前記計測値と、前記受信したデータに含まれる前記計測値とに基づいて、前記解析を行うように構成される、請求項13又は14に記載のヘルスケア方法。
  16. 請求項1から12のいずれかに記載のヘルスケアシステムにおいて使用されうる健康測定器であって、
    加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を備えるモーションセンサと、
    前記モーションセンサの出力信号を利用したゲーム体験をユーザに提供しうるようにCPUを動作させるゲームプログラムと
    前記ゲームプログラムによるゲームをプレイ中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して計測する運動量計測部と、
    前記運動量計測部により得られる運動量情報及び前記ゲームをプレイしたユーザのユーザ情報に基づいてメッセージを作成するメッセージ作成部と、
    前記メッセージ作成部による作成されたメッセージをネットワークで接続された遠隔地のコンピュータへ自動的に送信するメッセージ送信部と、
    を備える健康測定器。
  17. 前記健康測定器は、血圧、心拍数、体重、体温、体脂肪、心電図、筋電図、脳波、呼吸、発汗、眼球運動、飽和酸素濃度、血糖、脈拍のいずれか一つ以上のデータを測定しうる生理センサと、前記ゲームをプレイ中の前記ユーザの前記生理データの様子を前記生理センサの出力信号を利用して計測する生理データ計測部とを備え、前記メッセージ作成部は、作成するメッセージに、前記生理データ計測部により得られる生理データ情報を含める、請求項16に記載の健康測定器。
  18. 請求項1から12のいずれかに記載のヘルスケアシステムにおいて使用されうる健康管理サーバであって、前記健康管理サーバにネットワークを介して接続される健康測定器から、ユーザの運動量に関する測定値及び前記ユーザの識別情報を受信し、前記測定値に対して所定のアルゴリズムを用いて解析を行うと共に、その解析の結果に基づいて、前記ユーザへ提供すべきサービスに関する情報及び前記ユーザの識別情報を少なくとも含むメッセージを作成し、そのメッセージを前記サービスに関するサービスプロバイダへ送信するように構成される、健康管理サーバ。
  19. 行事情報を格納する行事データベースを備え、前記解析を行う日の行事の有無を調べるべく前記行事データベースを検索し、行事が検索された場合は、該検索された行事に基づき前記アルゴリズムを調整または変更するように構成される、請求項18に記載の健康管理サーバ。
  20. 加速度センサ・ジャイロセンサ・振動センサの少なくとも一つ以上を具備するモーションセンサと、CPUとを備えるコンピュータのためのコンピュータ・プログラムであって、前記プログラムは、
    前記モーションセンサの出力信号を利用したゲームをユーザに提供しうるように前記CPUを動作させるゲームプログラムコードと、
    前記ゲームをプレイ中のユーザの運動量を、前記モーションセンサの出力信号を利用して前記CPUに計測するためのプログラムコードと、
    前記運動量計測部により得られる運動量情報及び前記ゲームをプレイしたユーザのユーザ情報に基づいてメッセージを作成するように前記CPUを動作させるためのプログラムコードと、
    前記メッセージ作成部による作成されたメッセージをネットワークで接続された遠隔地のコンピュータへ自動的に送信するように前記CPUを動作させるためのプログラムコードと、
    を備えるコンピュータ・プログラム。
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