JP2008308232A - 光学的キーを有するディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの嵌合部品の適合性を、少なくとも一部がそれぞれの構成部品によって形成されている導波管を通過した電磁放射線の測定によりテストする、光学的キーシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】離脱可能な構成部品を有する機構(好ましくはディスペンサ)の作動を制御する方法であって、離脱可能な構成部品が少なくとも一部を担う導波管を通過する電磁放射線を測定するステップと、測定された電磁放射線が1つ以上の予め選択されたパラメータに対応する場合に限り機構の作動を許可するステップとを含む方法を提供する。好ましくは、上記方法は複数の入力パラメータから選択された、予め選択された入力パラメータを有する、放射された電磁放射線を向けるステップを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ある機構の交換可能な構成部品の適合性を決定する条件のためのキーシステム、好ましくはある導波管から放出する電磁波を感知する光学的キーシステム、より具体的には、その作動があるキーシステムによって制御される吐出機構に関する。
キーシステムというものはこれまで知られている。このシステムでは、ある特定のキーをキーシステム中で受け取り、それによってある態様の作動を制御することが求められる。例えば錠やドアを開けたりするのには、様々なタイプのキーが使用される。
吐出システムに関して、レイノルズらの特許文献1では、ディスペンサと離脱可能に適合する詰替容器上の、電子駆動型キーデバイスに関する教示が示されている。この開示は、引用によって本明細書中に援用するものとする。この詰替容器は、ある数のコンデンサのうちの1つによって終端しているコイルを備え、該容器は、備え付けの詰替コイルと空間的に少し離れた関係にある1対のコイルを備えるハウジングに収容される。このハウジングのコイルに電圧を印加することによって、他のコイルが特有の電子署名を検知し、この電子署名が受理可能なものであれば、吐出システムは物質を吐出できる。このように、このシステムでは近接場周波数応答を利用して、詰替容器が吐出システムと適合性するものか否かを判断する。機械的な掛止装置を備えることで、容器をハウジングへ保持し、コイルの正確な位置調整が保証される。
近接場周波数応答を使用するこのような従来公知のキーデバイスは比較的複雑で、多くの金属コイルを必要とするという欠点を有する。このことは、このキーデバイス全体をプラスチック材料から製造するということが実質的にできない、ということでもあり、リサイクルにおいても問題となる。
米国特許出願公開第2006/0124662号明細書
従来公知のデバイスの上記欠点を少なくとも部分的に克服するために、本発明の装置は、その一態様として、光学的キーシステムを提供する。該システムにおいては、係止状に物理的に並設された2つの構成部品が導波管となり、その中を電磁放射線が通過し、この導波管を通過して伝達された電磁放射線が測定されて、予め選択されているパラメータと比較される。本発明の他の態様においては、2つのキー属性をモニタリングすることにより、交換可能な構成部品を備えた機構の制御された作動方法を提供する。
本発明は、2つの嵌合部品の適合性を、少なくとも一部がそれぞれの構成部品によって形成されている導波管を通過した電磁放射線の測定によりテストする、光学的キーシステムを提供することを目的とする。
別の目的は、詰替容器が吐出システムと適合するか否かを判断するための、安価なシステムを提供することである。
別の目的は、離脱可能な構成部品を有している機構の作動を制御する、改良された方法を提供することである。
本発明の一態様は、離脱可能な構成部品を有する機構(好ましくはディスペンサ)の作動を制御する方法であって、離脱可能な構成部品が少なくとも一部を担う導波管を通過する電磁放射線を測定するステップと、測定された電磁放射線が1つ以上の予め選択されたパラメータに対応する場合に限り機構の作動を許可するステップとを含む方法を提供する。本方法では、複数の入力パラメータから予め選択された入力パラメータ有する放射電磁放射線を向けることが好ましい。導波管は、複数の電磁放射線伝達特性から選択された、予め選択された放射線伝達特性を備えていることが好ましい。この入力パラメータ及び放射線伝達特性は、波長、強度、持続時間及びパルス時間分布から選択してもよい。好ましくは、本方法は、離脱可能な構成部品として、ディスペンサの作動によって吐出される物質の入った交換可能なリザーバを有する吐出機構の作動を制御するために用いられる。導波管は、その少なくとも一部がリザーバによって担持されており、リザーバから取り外しできないように結合されているか、又は導波管とリザーバを分離すれば、その結果導波管及び/又はリザーバが壊れるようにリザーバに結合されているのが好ましい。導波管の少なくとも一部は離脱可能な構成部品上に担持されており、離脱可能な構成部品を結合したり、外したりすることによって、例えば、離脱可能な構成部品を取り外すことによって破壊される易損部を含む導波管によって、導波管の伝達特性が変化するようになっていることが好ましい。上記離脱可能な構成部品は複数の導波管を有し、上記方法が、上記導波管の2つ以上を通過する電磁放射線を測定することを含むことが好ましい。上記導波管の2つのうちの第1の導波管で測定される電磁放射線が、予め選択された出力パラメータに適合しない場合であって、かつ上記導波管の2つのうちの第2の導波管で測定される電磁放射線が、予め選択された出力パラメータに適合しない場合に、上記方法が、ディスペンサの作動を阻止することを含むことが好ましい。このような構成においては、吐出される物質を一配分量吐出するポンプ機構の各作動回数を計数する計数機構を設けることが好ましい。吐出される物質の一配分量を吐出するポンプ機構の各作動回数を計数するステップと、上記離脱可能な構成部品を取り外し、上記導波管の2つのうちの第1の導波管で測定される電磁放射線が予め選択された出力パラメータに適合し、かつ上記導波管の2つのうちの第2の導波管で測定される電磁放射線が、予め選択された出力パラメータに適合する離脱可能なディスペンサと交換した後に計数値をゼロにリセットするステップと、離脱可能な構成部品を取り外し、上記導波管の2つのうちの第1の導波管の測定電磁放射線が予め選択された出力パラメータに適合し、かつ上記導波管の2つのうちの第2の導波管の測定電磁放射線が予め選択された出力パラメータに適合しない、離脱可能なディスペンサと交換した後に上記ディスペンサの作動を最後の再始動からのポンプ機構の作動回数が、予め選択された最大作動回数を超過するまでのみ許可するステップを上記方法が含むことが好ましい。
導波管を通る伝達経路中に、導波管を通る電磁放射線の通路を縮小させるフィルターを配置してもよい。
また、本発明の他の態様においては、作動ユニット内に、吐出される物質の入ったリザーバを備えたリザーバアセンブリを含む吐出システムが提供される。本リザーバアセンブリは、同様のリザーバアセンブリと交換できるように、作動ユニットに対し離脱可能に結合されている。入口と出口を有する電磁放射線の導波管が備えられており、この導波管は上記入口から上記出口に向けて電磁放射線を伝達するための経路となる。導波管出口付近で放出される電磁放射線を感知する電磁放射線センサが、作動ユニット上に担持されている。少なくともこの導波管の一部は、リザーバによって担持され、それによって離脱可能になっている。センサによって感知された電磁放射線が、予め選択された電磁放射線プロファイルに適合する時のみディスペンサが作動するようにする制御機構が設けられている。
一態様においては、本発明は、機構に離脱可能に結合された離脱可能な構成部品を有する機構(好ましくはディスペンサ)の作動を制御する方法を提供する。本方法は、離脱可能で交換可能な構成部品上に担持された導波管を通過する電磁放射線を測定するステップと、測定された電磁放射線が1つ以上の予め選択された出力パラメータに適合する場合に限り吐出機構の作動を許可するステップとを含む。
別の態様においては、本発明は、吐出システムであって、吐出される物質の入ったリザーバを含むリザーバアセンブリ、及び作動ユニット(ここで上記リザーバアセンブリは上記作動ユニットに離脱可能に結合されており、同様のリザーバアセンブリと交換できるものである)と、
入口及び出口を有し、該入口から該出口に向けて電磁放射線を伝達するために経路となる電磁放射線導波管と、
上記出口を介して上記導波管から放出される電磁放射線を感知する、上記作動ユニットによって担持されている電磁放射線センサと、
上記リザーバアセンブリによって担持されており、かつリザーバアセンブリから離脱可能である上記導波管の少なくとも一部と、
上記センサによって感知された上記電磁放射線が、予め選択された電磁放射線プロファイルに対して適切な相関関係を有する場合に限り、ディスペンサの作動を許可する制御機構と、
好ましくは導波管を通る電磁放射線の通路を縮小するために上記経路上に配置したフィルターと
を含む吐出システムを提供する。
さらに別の態様においては、本発明は、離脱可能であり、機構上に離脱可能に結合している構成部品を有する吐出機構の作動を制御する方法であって、上記離脱可能な構成部品が、吐出されることになるある容量の物質の入ったリザーバを含み、上記方法は、離脱可能で交換可能な構成部品が、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有しているか、かつ第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有しているかを決定するステップと、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有さず、かつ第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有さない離脱可能でかつ交換可能な構成部品を備えた吐出機構の作動を禁止するステップと、吐出される物質を吐出するポンプ機構の作動回数を計数することによって、吐出された物質の量を概算するステップと、上記離脱可能な構成部品を取り外し、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有し、かつ第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有する離脱可能なディスペンサに交換した後に計数値をゼロにリセットするステップと、離脱可能な構成部品を取り外し、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有するが、第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有さない離脱可能なディスペンサと交換した後にディスペンサの作動を、計数値から見積もられた、吐出された物質の体積の概算値が、上記リザーバの容量を表す体積に近い値となるまでのみ許可するステップと、を含む方法を提供する。
添付の図面とともに以下の記述を参照することにより、本発明のさらなる態様及び有利な点が明白になるであろう。
本発明の第1の好ましい実施形態によるディスペンサアセンブリ10を示す図1について説明する。ディスペンサアセンブリ10は、図2で最も適切に見ることができるが、離脱可能なリザーバアセンブリ12を含む。該リザーバアセンブリ12は、背板アセンブリ14、押さえ部材15及びシュラウド16を組み合わせて形成されたハウジングに固定されるように適合されている。この背板アセンブリ14は概前向きの面板17を有し、ここから、水平に配置された支持板18が、2つの側面板19に支持されて前方に延出している。この押さえ部材15は、各側面板19に設けられた軸受21中に収容されたスタブアクスル20によって、2つの側面板19間で、背板アセンブリ14に対して枢着されている。シュラウド16を背板アセンブリ14に結合させて支持板18及びプレッサ部材15を実質的に纏着することによりハウジングは完成する。リザーバアセンブリ12は、組み立てられたハウジングに対して離脱可能に結合している。
図5で最もよく分かるように、リザーバアセンブリ12は、リザーバボトル22、ポンプアセンブリ25及びキーカラー26を備えている。ボトル22には、出口28の周囲にねじ山付きネック27を有する。ロッキングタブ29は、ねじ山付きネック27に対して相対的に前方かつ軸方向に延出しており、水平−軸方向断面の形状は概長方形で、平面状の平行な側面と、それらに直交する端面を有している。上記ポンプアセンブリ25は、内部にねじを刻んである外フランジ31を有するピストンチャンバー形成部材30を備え、この外フランジ31が、ねじ山付きネック27の上にねじと螺合するようになっている。このポンプアセンブリ25はさらにピストン32及びバルブ部材33を備えている。上記ピストン32はピストンチャンバー形成部材内に形成される円筒状のチャンバー内で、同軸方向に往復運動可能なものである。その往復運動によって、ボトル22の内部から上記出口28の外に出た流体は、上記ピストン32の内側を通って、上記ピストン32の外側端の吐出口34から外へと吐出される。
ボトル22及びポンプアセンブリ25を組み立てた状態を図6に示す。図6に示したアセンブリに、カラー26を軸方向上方へスライドさせることによりキーカラー26を装着して、外部フランジ31上にカラー26をスナップ嵌めによって係合させ、外部フランジ31から動けなくし、かつカラー26上の溝46中にロッキングタブ29を係合させて、ボトル22に対してカラー26が回転できないようにする。図7に示すように、カラー26は軸方向の上端35と、軸方向の下端36と、中央の、概円筒状の開口部37を有しており、カラー26は、その開口部37を通るように延在している。開口部37の周囲を覆う、概円筒状の側壁38が、下端36の近傍に、3つの放射状内方に延出している下部ショルダー部材39を担持しており、上記下部ショルダー部材39からは上端35に向かって軸方向に向いているストップショルダー80が張出している。上端35の近傍に、上記側壁38は3つの放射方向内側に向いた上部ショルダー部材40を備えている。上記上部ショルダー部材40は、下端36の方向を向いている把持面81と、上端35の方向を向いているベベル(傾斜)カム面(bevelled camming surface)82を有している。外部フランジ31上でカラー26を軸方向上側にスライドさせる際に、上部ショルダー部材40の上記ベベルカム面82は、上記外部フランジ31の外側下部面83に係合し、上部ショルダー部材40を放射方向外側へと押し込むことにより、外部フランジ31は、カラー26に対して軸方向に、下端36に向かって、カラー26の開口部37内へと動かすことができるようになる。一旦外部フランジ31の上端84が上部ショルダー部材40の下の位置にくれば、上記上部ショルダー部材40は、元の押し込まれてない位置にまで戻り、把持面81が、上記外部フランジ31の上端84の上部で、放射方向内側に向かって配置されることになり、その結果、下部ショルダー部材39のストップショルダー80と、上部ショルダー部材40の上記把持面81の間で、外部フランジ31をロックすることになる。
カラー26は、その上端35上に、上方に延出した一対のロックタブ45を備えており、その一対のロックタブの間に溝46を備えている。上記溝46は上記ボトル22の上記ロッキングタブ29を緊密に収容できるような寸法となっている。上記カラー26を、ボトル22とポンプアセンブリ25を組み立てたものに結合させた時、溝46は、ボトル22上のロッキングタブ29と共に円状に列をなす。図2に示すように完全に組み立てられたときには、溝46の内部にボトル22上のロッキングタブ29が収容され、これにより上記リザーバアセンブリ12が、カラー26とボトル12の相対的に回転できないようになる。図2に示すリザーバアセンブリ12において、上記ピストンチャンバー形成部材30及びカラー26は、ボトル22に対して動かないように固定されている。すなわち、キーカラー26及びピストンチャンバー形成部材30は、上記ボトル22又はキーカラー26が著しく壊れるか変形する以外では、実質的に動かないよう固定されていることが好ましい。
カラー26及び/又はポンプアセンブリ25の取り外し又は取り外そうとする試みをどの程度許容するか、またカラー26及び/又はポンプアセンブリ25の取り外し又は取り外そうと試みる際に、ボトル22、キーカラー26若しくはピストンチャンバー形成部材30のうちどれか1つ以上を破壊しなければならない程度をどのようにするかは所望の通り選択することができる。例えば組み立てる時に、上記ボトル22、ピストンチャンバー形成部材30及びカラー26を、接着剤を用いて、または超音波溶接によって、恒久的に固着して一体化させることもできる。
好ましい実施形態においては、図7において170で部分的にのみ示したように、カラー26の上記内部側壁38には、軸方向に延出したリブと溝とが交互に入れ替わるギザギザ形状が刻まれていてもよく、これにより軸方向に延出したリブと溝とが交互に入れ替わるギザギザ形状を有する、相補的なギザギザが刻まれた上記外部フランジ31の外側表面と、上記側壁38のリブとが係合し、カラー26が一旦装着されると、ピストンチャンバー形成部材30の、上記カラー26に対する相対回転がおこらないようにする構造であってもよい。
上記背板アセンブリ14と、押さえ部材15と、囲い板16とが組み合わせられ、例えば壁に固定された状態において、上記背板アセンブリ14に対して、カラー部材26とポンプアセンブリ25と共に、上記リザーバアセンブリ12を鉛直方向下向きに動かして、上記支持板18の開口部190を鉛直方向下向きに通し、次にリザーバアセンブリ全体を後方に強く動かして、上記カラー26の上部でかつボトル22の下部ショルダー192の下部に、後部支持部191を嵌め込み、押さえ部材15と結合させる位置に上記ピストン32を置くことによって、組み立て後のリザーバアセンブリ12を、背板アセンブリ14と、押さえ部材15と、囲い板16との組立体に結合させてもよい。その逆に、リザーバアセンブリを前方に引き、次に上方に動かすことで上記リザーバアセンブリ12を取り外すことができる。
図4で最もよくわかるように、背板アセンブリ14は作動ユニット48を含み、かつ担持ている。この作動ユニット48は、図8中に概略的にのみ示すように、一連のギア50を介して駆動輪51を回転させる電気モータ49を備えている。この駆動輪51は、図4に示すように、偏心軸を持つように、かつ外部に延びるように設けられているカムポスト52を備えている。カムポスト52は、駆動輪51が回転すれば一全旋回するように、上記押さえ部材15の内側端部と結合しており、上記押さえ部材15は、スタブアクスル20を中心に下側に、次に上側に回転して、元の位置に戻る。押さえ部材15は、押さえ部材15に担持された把持部材(図示せず)と、ピストン32上の係合フランジ54間の係合によってピストン32に結合される。このような把持部材及び係合は、1994年12月20日出願の、オファルト(Ophardt)による米国特許第5,373,970号明細書中に記述されているものと同様のものでもよい。この開示は、参照によって本明細書中に援用される。この係合によって、必然的に背板アセンブリ14とリザーバアセンブリ12は結合される。
一サイクル作動するうちに、上記モータ49は駆動輪51を360度回転させるように作動させる。この作動によって、ピストン32は内側に、次に外側に1ストローク動き、ボトル22から一配分量の流体が吐出される。モータ49は電気モータであり、また、各種入力情報を受け取る制御機構によってその作動が制御されるものでもよい。ここに示す作動ユニット48は、非接触式ディスペンサとして用いられるように適合されている。この非接触式ディスペンサでは、使用者が手を置く位置に向けて放射線を下方かつ前方に向ける、作動ユニット48の底部前方の位置にある電磁放射線エミッタ53と、上記使用者の手から反射した放射線を感知するように適合されている、作動ユニット48の底部前面の近くにある電磁放射線センサ54を備える手感知システムによって、押さえ部材15の下方でかつ、吐出口34の真下に吐出口34の下部に使用者の手があることが感知される。手から反射した放射線を適切に受け取ると、この手感知システムは、手の存在を示す適切な信号、例えばモータが作動するための条件を少なくとも一つ満たすことを知らせるような信号を制御機構に送る。
電磁気エミッタ53及びセンサ54を備える手感知機構の使用を示したが、流体を吐出すべきであるという最初の指示を出すためには他の多々あるシステムを用いてもよい。例えば、手動で作動させる単純なオン/オフスイッチを備えていてもよいし、又は指紋の使用による認証を要求するものでもよい。これらは、例えば、2001年3月27日発行のオファルト(Ophardt)らによる米国特許第6,206,238号明細書に開示されている。
この作動ユニット48は更にリザーバアセンブリ12が作動ユニット48に適合するものかどうか、すなわち、リザーバアセンブリ12が、作動ユニット48との併用を許可するための予め選択された基準を満たすかどうかを決定する光学的キーシステムの部分を備える。この作動ユニット48は、電磁放射線キーエミッタ55及び電磁放射線キーセンサ56を備えている。これは、それぞれ作動ユニット48の正面上の、作動ユニットの上方に配置されており、かつ前方に向いている。図2で最もよくわかるように、キーエミッタ55は、そのランプの周囲に概円筒状のシュラウド57を備え、キーセンサ56は、このセンサの周囲に同様のシュラウド58を備える。このシュラウド57及び58は、これらを通過しようとするあらゆる電磁放射線の伝達を実質的に防止し、シュラウド57と58の外端を通過する光の放射又は光の受光を制限するよう、キーエミッタ55とキーセンサ56の方向性を効果的に制御する。図4及び図7で最もよくわかるように、カラー26は、カラー26から後方へキーエミッタ55とキーセンサ57のいずれかに向けて延出する2つのアーム60及び61を有している。カラー26は、アーム60の端部にある端面62から、カラー26を通って、アーム61の端部にある端面63(導波管の出口となる)へと至る電磁放射線導波管となる。上記導波管は、図7で破線64として概略的に図示している。上記導波管は、U字型のリム65の物質内に概U字形に延在しており、カラー26の上端35近傍で、外囲の周囲に配置されている。
図4について説明する。キーエミッタ55から放射された電磁放射線は入口端面62を経て上記導波管64に入り、電磁放射線は導波管に導かれながらカラー26を通り、出口端面63から電磁放射線は導波管を飛び出して、キーセンサ56によって感知される。上記作動ユニット48はキー制御システムを備えている。このシステム下では、吐出の前提条件として、キーエミッタ55によって放射された電磁放射線に対して、キーセンサ56によって感知された電磁放射線が1以上の予め選択されているパラメータに適合するかどうかをみる。限定されるわけではないが、例えば、上記キーエミッタ55が選択された範囲内の波長の電磁放射線を放射し、エミッタから放射された波長の範囲内の電磁放射線を感知するキーセンサ56が存在しないときには、モータ49の作動を許可しないようにしてもよい。従って、最もシンプルなケース、例えばボトル22とポンプアセンブリ25は有するが、上記カラー26は有しておらず、導波管も有していないような不適合のリザーバアセンブリ12が背板アセンブリ14に結合されたようなケースでは、キーエミッタ55によって放射された選択された波長を有する放射線はキーセンサ56に届かないか、あるいはキーセンサ56によって感知されず、上記作動ユニットの上記制御機構は吐出を許可しないであろう。
好ましい実施形態では、カラー26は、電磁放射線を伝達できるようなプラスチック材料から、射出成形によって形成されたものであるのが好ましい。当業者に公知のように、ポリカーボネートプラスチック等の、電磁放射線伝達特性を有する製品が得られる種々のプラスチック材料を使用することができる。入口端面62に対して垂直方向を向いており、それゆえ光伝達性カラー26に入射し得る放射線は、導波管の側面を効果的に形成するカラーの外表面上に、比較的低角度で衝突するため、ある程度内部で反射される。カラー26の中へと向いた放射線の一部は、U字型外部リム65を周回するようにカラー26を通過し、上記放射線のある部分は、出口端面63に対し実質的に垂直向きに導波管を出て、キーセンサ56によって感知されることになる。
上記カラー26は同じ放射線伝達特性を有する一体の要素として形成されてもよく、またいくつかの異なる材質から形成されていてもよい。例えば、内部反射を増大させるために、入口端面62と出口端面63を除くカラー26の外部表面、特にリム65の周囲は、反射性物質によって被覆されていてもよい。例えば、カラーのU字型部分のみ、例えば上記U字型リム65に実質的に対応する部分のみが光伝達性物質を含み、カラーの残りの部分は他のプラスチック材料から形成されていてもよい。
上記カラー26は、その中に光ファイバーを1つ以上予め組込むように形成されていてもよい。例えば、この光ファイバーをU字型のリム内部に延在するように配置し、光ファイバーの入口端が入口端面62に現れ、かつ光ファイバーの出口端が出口端面63に現れるようにしてもよい。
図9について説明する。図9には、本発明によるカラー26の第2の実施形態を示す。該カラー26は、図7に示すように、組み立て後はカラー26に対して同一の外形を有するようになる。図9に示すカラー26は、3つの部分、すなわち基部66、上部67及び光ファイバー部材68から形成される。基部66及び上部67は、プラスチックから射出成形したものであり、分離しないようにスナップ嵌めできるように適合されている。基部66には、その内部に上向きのU字型ハーフチャネル69が形成されており、上部67は、同様の下向きU字型ハーフチャネル96を有している。光ファイバー68は、基部66と上部77の間に挟持されており、基部上にあるハーフチャネル部材69と上部上にあるハーフチャネル部材96の間に収容されている。光ファイバー68は、カラー26を貫通する導波管となるように、アーム60の端面62に対して開放された第1の端部97と、アーム61の端面63に対して開放された第2の端部98とを有している。組み立て後のカラー26では、光ファイバー部材68は、取り外しができないようカラー26内に堅持されている。光ファイバー部材68は、短尺の従来の光ファイバーを含んでいてもよく、また好ましくは、適度な光伝達特性を有するプラスチック材料の押出成形体、例えば柔軟性を有するポリカーボネート又は他のプラスチックの円柱状押出成型体等を含んでいてもよい。
ハーフチャネル69と96を組み合わせて形成されるチャネル路は、端面62及び63のそれぞれの近傍にポート部と内部部材を有していてもよい。該ポート部は、光ファイバー部材68の各端部が把持されるように、精密に寸法を合わせた断面を有する。該チャネル路の内部部材は、ポート部の内側で直径が大きくなっており、これにより光ファイバー部材68の該内部部材への挿入が容易になる。
図10について説明する。ここではカラー26の第3の実施形態を示す。図10に示すように、カラー26の後端に内部コンパートメント102が備えられている。内部コンパートメント102は、後側が後部壁110で閉じられており、その後部壁を貫通するように4つのポート部111、112、113及び114が設けられている。2つの光ファイバー部材105及び106が示されている。光ファイバーは、それぞれポート部のうちの1つに固定された第1の端と、もう1つの別のポート部に固定された第2の端を有し、該光ファイバー部材は、それぞれ1つのポート部から第2のポート部まで別々の導波管となっている。各ポート部に対する4つの要素211、212、213及び214を概略的に示す。該要素は、例えば図4に示すような作動ユニット上に担持されるキーエミッタ又はキーセンサのいずれかが、各ポート部の前面に適切に配置されているように概略的に示されている。4つの該要素のうち、少なくとも1つはエミッタを備え、また、少なくとも1つはセンサを備えていることが好ましい。好ましい一実施形態では、これらの要素は、それぞれエミッタ若しくはセンサのいずれか、又は、好ましくは両方を含んでもよい。好ましくは、要素211、212、213及び214は、それぞれエミッタ又はセンサのいずれかに対し選択された作動を許可する、あるいは不許可にするコンピュータ制御回路上に設置されていても良い。このような作動ユニットは、特定の構成のセンサとエミッタにのみ適合するように電子的キー制御をすることができる。
図10に示した実施形態では、2つの光ファイバー部材105及び106が示されている。但し光ファイバー部材は1つあれば充分である。例えば、一本の光ファイバー部材を、上記ポート部のうち、任意の2つに接続するよう設置してもよい。例えば、光ファイバーの1つの端部を上記ポート部111に接続し、かつ第2の端部を上記ポート部112、113又は114のうちのいずれか1つに接続できる。単純な構成としては、要素121がキーエミッタとなるよう設計することもできるし、要素212、213及び214から選択した1つを、単一の光ファイバー部材の端部を接続する、対応のポート部に対するセンサとして選択することもできる。従って、光ファイバー部材を適切な位置に配置することによって、整合する位置で上記カラー部材が導波管となるよう構成してもよい。必要に応じて、第2の光ファイバー部材を使用して、図10のように第1の光ファイバー部材が接続されていないポート部の残りの2つを結合してもよい。
使用する光ファイバーは、それぞれ異なる放射線伝達特性を有していてもよい。例えば、光ファイバー部材のうちの1つを青色に着色し、その光ファイバーが、対応する青い波長内にない光を通過させないようにするフィルターとして機能するようにしてもよい。同様に、別の光ファイバーを赤及び黄色に着色し、赤か黄色の波長の光線のみを通過させるフィルターとして機能するようにしてもよい。
図11について説明する。図11では、本発明による導波管の第4の実施形態を示す。この実施形態は図10中に示すものに類似しているが、但し3つの異なる光ファイバー105、106及び107が組込まれている。さらに、ポート部111、112、113及び114は、それぞれ、3つの開口部を有するように示されており、その開口部は、それぞれ1つの光ファイバー部材の端部を収容できるように適合されている。このように、光ファイバー部材を3本までそれぞれのポート部内に収容できる。図11に示すこの特定の構成では、3本の光ファイバーの第1の端はそれぞれポート部111に接続されているが、もう一方の端部は、ポート112、113及び114のそれぞれに、3本の光ファイバーのうち1本のみが別々に接続されている。限定されないが、好ましい一例として図11に示されている実施形態では、光ファイバー105は、フィルターとして機能し、対応する青い波長の光線以外の光の通過を防ぐように、青に着色されている。光ファイバー106は赤に着色されており、対応する赤い波長の光線以外の光を防ぐフィルターとして機能する。光ファイバー107は黄色に着色されており、対応する黄色の波長の光線以外の光の通過を防ぐフィルターとして機能する。要素211は、青、赤及び黄色の光のすべてを含む光を選択的に放出するか、又は青、赤及び黄の光のうち1つ又は2つのみを含む光を、異なる回数、選択的に放射するように適合されていてもよい。センサ212、213及び217は、それぞれ、光にとって適当なときに、どの波長の光も存在しないこと、又は選択した青、赤及び/又は黄の波長の光を調べる。
図12について説明する。図12では、図10に示したものと類似点を有する、カラー部材26の第5の実施形態を示す。但しここでは、光ファイバー部材は取り外されており、代わりに図15に分解透視図中で171、172及び173として概略的に示されている3つの導波管インサートのうちの1つと置き換えられている。この導波管インサートは、それぞれポリカーボネート等の光伝達性物質から射出成形したものが好ましい。インサート171は、ポート部分111からポート部分114にまで光を伝達するように適合されている。インサート172は、図に示すように、ポート部111とポート部113の間で連絡するように挿入するか、又は180度裏返して、ポート部112とポート部114の間で連絡するように挿入できるよう適合されている。インサート173は、ポート部112と113の間で連絡するようになっている。比較的単純な射出成形プラスチックインサート171、172又は173を適切に選択することによって、カラー部材26は所望の導波管をその中に有するように構成できる。インサートは、それぞれ異なる放射線伝達特性を有していてもよく、また例えばカラーフィルターとして機能させてもよい。インサート171、172及び173は、それぞれコンパートメント102の内部に緊密に嵌合する寸法を有しており、側面位置合わせタブ174がインサート172及び173の横方向に延出している。このインサートは、2つの面176及び177を有しており、そのそれぞれのポート部に対応する導波管の入口/出口として機能する。面176及び177の反対側にあるインサートの壁の湾曲部分178及び179は、内部において放射線をある面から他の面へと向けるのを助勢する。
図13について説明する。図13では、本発明によるカラー及びキー感知システムの第6の実施形態を概略的に示す。図13に示すように、このカラー26は、アーム60と61がなく、キー部材70が後方に延出するように備えられている点を除き、図7の第1の実施形態のカラーと同一である。キー部材70を貫通する放射線側路の方を向いたキーエミッタ71がキー部材70の片面にあり、キー部材70のもう一方の面には、側路を向いたキーセンサ72を備えるように、作動ユニット48は改変されている。このように、キーエミッタ71は、キー部材70の片面にある入口面74に放射線を向け、キーセンサ72が、キー部材70の反対側の出口面75を介して外側に通過する放射線を感知する。キー部材70は、電磁放射線を伝達するための導波管となることが好ましい。限定するわけではないが、一例として、この導波管は、第1の特定の特性又は波長を有する光の放射が伝達することを実質的に防ぎつつ、第2の特性又は波長を有する光は通過させる、フィルターのように作用する導波管や、第1と第2の双方の特定の特性又は波長の光がキーエミッタ71によって放射される時に、第1の特性又は波長の光がなく、第2の特性又は波長の光があることを感知するキーセンサ72を含んでいてもよい。
キー部材70がキーエミッタ71とキーセンサ72の間の垂直のスロット路内にあるので、これらが係合することにより、背板アセンブリ14に対してリザーバアセンブリ12が相対的に回転することを防ぐことができる。
図13に示す実施形態では、単にキー部材のみを備えたカラーが示されているが、第1の導波管となるアーム64及び65と、第2の導波管となる上記キーブロックの双方を有する変形カラーとしてもよく、また独立した2つのキーエミッタが備えられていてもよく、また、また独立した2つのキーセンサが備えられていてもよい。
図14について説明する。図14には、本発明によるキー部材の第7の実施形態を図示するが、このものは、図7及び図13に示すものと同様の特徴を有する。図14では、側面から放射線を通過させるための導波管として機能する中央キー部材70が設けられている。キー部材70の各側面には、背板アセンブリ上に堅持されるように適合された1対の導波管延長部151及び152が設けられている。該導波管延長部は、それぞれ、キー部材70のそれぞれの面74又は75の方へと横方向に向いた外表面153又は154と、後方を向いており、背板アセンブリ上に設けられたキーエミッタ/センサ要素71又は72と光学的に結合するよう適合されている内側端155又は156を含む。図7の実施形態のように、カラー26は、アーム60及び61のそれぞれの端部に、作動ユニット上に設けられた2つのキーエミッタ/センサ56及び57と光学的に結合されるように機能する端面62及び63を含む。
図13に示された実施形態では、導波管のある一部が作動ユニット上に、導波管延長部151及び152として設けられており、導波管のまたある一部は、カラー部材26上のキー部材40として設けられている。
図15について説明する。図15は、結合ユニット165の中に備えられた光学的な第1のウィンドウ163及び164に相対するように配置された1対のキーエミッタ又はセンサ要素56及び57を示す選択的な光学的結合機構を示す。結合ユニット165は、1対のキャビティ166及び167を有する概長方形の部材であり、このキャビティは、第1のウィンドウ163及び164で開放された狭端部168、及び第2のウィンドウ181、182、183で開放された広端部169を有する。キャビティごとに該第2のウィンドウは2つずつ設けられている。概平行四辺形状の導波管部材184は、キャビティ166又は167のいずれかの内部に、第2のウィンドウのうちの1つに第1のウィンドウを接続する位置にて収容されるように適合されている。この導波管部材184は、第1の端部にある第1のウィンドウと、第2の端部にある別の第2のウィンドウと間の導波管となるように、180度回転させてキャビティ内に置くことができる。カラー部材26中のキャビティ内においても、あるいは作動ユニットのキャビティの一部の内においても、上述のように置くことが可能であり、このようにして、カラー26又は作動部材48のいずれかに設けられた導波管の一部の相対経路を機械的に選択するための他の方法を構成することもできる。
導波管部材184として、それを通過する電磁放射線の伝達能、フィルタリング能、遮断能、偏光能などの物性が異なる別の導波管部材184を有していてもよい。例えば、青、赤、黄色、緑などの異なる着色が施されている複数の部材としてもよく、また特定の所望の構成にするために、カスタマイズされた作動部材又はカラー部材を容易に手動で挿入することができる、単純な部材にしてもよい。
本発明によれば、電磁放射線は、予め選択されているパラメータを考慮して選択してもよい。上記パラメータとしては、1つ以上の波長範囲内の放射線、1つ以上の強度範囲内の電磁放射線、偏光電磁放射線、1つ以上の異なる時点での1つ以上の持続時間範囲内の電磁放射線があげられる。
設けられた導波管は、複数の物性から選択される電磁放射線伝達特性を有していてもよい。例えば、ある波長範囲のものは伝達するものの、ある波長範囲のものは遮蔽する能力や、導波管を通って伝達される電磁放射線の強度を制限する能力を、好ましくは導波管の大部分の機能として備えていることが好ましい。上記伝達特性は、第一の波長範囲を有する電磁放射線の伝達は制限するものの、一方、第二の波長範囲を有する電磁放射線の伝達は許可するものであってもよい。
図16及び図17について説明する。図16及び図17では、図7に示すカラー26を中心から中央の開口部37を通して放射状に延びている、軸方向に伸びる面内で、断面線A及びBに沿ってそれぞれ切った断面図を示す。図16及び図17のそれぞれにおいて、放射状に延出するリム65は、断面図内で矩形として示されており、リム65の内側の矩形断面領域の全体が導波管64を含み、かつ有効に導波管64を形成している。
図18は、図16及び図17に示したものに類似する、概略的な断面図を示す。但し、図18は、ショルダー部材40の周辺端部の間のある点における、断面線AとB間の断面図であって、ストップショルダー80が設けられる前のものである。図18に示す断面領域に、図17の断面図の外縁を示す破線を重ねてある。図18の断面図は、図16又は図17のいずれかに示すものと比較して、かなり縮小された断面積を有する。図18の断面図によって表わされるカラー26の周辺部分は、実際には易損部を含む。リザーバアセンブリに係合した状態からカラー26を取り外そうとすると、周辺に作用する力が図18に示す小断面のセグメントへと伝わり、結果的に該小断面を通じてカラー部分は破壊かつ破断され、従って導波管64の破壊及び破断を招くことになる。図18においては、導波管64の断面領域は、図16及び図17に示される長方形の領域と比較すると寸法の小さい三角形の部分である。この易損部を通る導波管の断面領域は、通常の使用時には放射線が導波管を通過できるように適合するよう選択する。カラー部材26が図18の、小断面部分を通じて周辺部分が切断されることによりカラー26が破壊される場合には導波管64は破壊されるが、破壊された導波管は、破壊点を通る放射線を伝達する能力を妨げたり損なったりすることが好ましい。図18に示す実施形態において、最初の破損は、三角形の導波管より下方の下部部分に生じることが想定され、それによって、三角形の導波管の下側の頂点から、頂点のより広い部分に向かって上方へ導波管を介して分割しやすくなる。
この易損性の導波管、又はカラーを物理的に取り外そうとすれば破壊されるような導波管については、種々の改造及び改変の構想が描けるであろう。例えば、図9に示すような、光ファイバー部材を内蔵する導波管の例では、カラーを取り外す必要があるときには光ファイバー部材が切断されるような機構を構築することができる。
図19について説明する。図19は、3つのモジュール型導波要素201、202及び203から形成される導波管200の一部の絵画図法による図を概略的に示したものである。導波管要素201は、第1の端面210及び第2の端面211を有する。部材201は、2つの端面間における一定の断面形状である。平行線212によって概略的に図示するように、導波管部材201は偏光子になっており、端面210と211の間を通過する光のみに制限して、光がある方向に互いに平行に伝達するようにしている。導波管部材212は導波管部材210と同一であるが、但し導波管部材202の模式的な平行線212が、導波管部材201上の平行線212に対して垂直になるように、90度回転させた状態で、本実施形態には示してある。図19及び図20に示すようなこの構成で配置する場合、導波管部材201及び202は通過しようとする光線の透過をすべて効率よく遮断する。導波管部材203は、同様な大きさを有する導波管部材として示されており、例えば、青色等の特定の色を有するものを選択してもよい。これらの導波管部材201、202及び203は、それぞれ他の部材と入れ替えたり、取り替えたりすることができるモジュール型の部材であり、従って、単に別のモジュール型部材を挿入したり又は取り外したりするだけで、得られる導波管に異なる光線透過特性を付与することができる。導波管部材203が特定の色を有すると示しているが、導波管201及び202についても、それぞれ、複数の異なる色に着色されたモジュール型要素として使用することもできよう。
導波管部材201、202及び203は、それぞれ、直に密着するように組んで、例えば、図15に示すような、入替可能な導波管184の中央の部分を形成してもよい。図15に示すものと同じように、一列に整列した3つの導波管部材201、202及び203がそれぞれ収容されるように、矩形凹部を有する165と同様の結合ユニットを設けてもよい。
導波管部材201、202及び203のうちの1つ以上が、作動ユニット上の導波管の一部となっていてもよく、また導波管部材201、202又は203の任意の1つ以上、又は他の同様のモジュール型導波管部材を、カラー26上に設けてもよい。さらに、導波管の、通過する光を偏光させる能力が異なる場合に限っては、そのような導波管を、偏光エミッタや偏光を感知できるセンサと共に使用してもよい。
導波管を形成する201、202及び203等の複数の異なるモジュール型ガイド部材を使用すると、選択したキー特性を有するよう導波管をカスタマイズできる、単純化された機構の導波管を形成することができる。
例えば、図4に図示する好ましい実施形態において、適切な導波管と共に、キーエミッタ55とキーセンサ56の両方が示されている。本発明によれば、キーエミッタ55を設けることは必須ではない。導波管を通過し、かつキーセンサによって感知されることになる電磁放射線は、外部光源、例えば、洗面所の電灯や自然太陽光等の任意の環境の周囲光由来のものでよい。例えば、図1に示すように、図1の220として示すシュラウド16の前方部を設けてもよい。該前方部は、電磁放射線を伝達し、該電磁放射線は、図2に示すカラー26の最前の表面221上で反射してもよい。該最前の表面221は平面状で、前方に向いており、カラーに含まれている導波管中への光の入口となる。この場合は、放射線センサ56を設けるのみでよいことになる。
別の形態としては、配置された導波管中の適切な面を通る導波管の側面又は底部に、外部ソースからの電磁放射線が導波管へ入ることができるように、導波管への外気の入口を設けることができる。図2の概念の他の例として、ボトル及びボトル22内の流体は、光を、下部ショルダー192を介してボトル22を下方へ通過させ、かつカラー26の上方へ向いた面上へと届かせる、電磁放射線伝達体としてもよい。このようにすると、導波管は、ボトル22の壁及びショルダー、ボトル中の流体、並びにカラー26を含むようになる。したがって、ボトルの壁及び底部、並びに吐出される流体の放射線伝達特性を適切に選択すれば、予め選択されたキー特性を設定する際に利用することができる。
ボトル22中のショルダー192を通ってカラー26へと下方へ光が通過してもよいケースに限っては、ピストンチャンバー形成部材30の放射状に外側に延でするフランジ等のポンプアセンブリの構成部品を、導波管の一部として組込むことは可能であろうし、このような場合には、導波管に、ボトルのショルダー192を下方に通過し、次に支持板18を通過し、ピストンチャンバー形成部材30の外部フランジ31を通って軸方向に伸びる経路を導波管に組み込んで、外部フランジ31の下方にある、軸方向に配置されたセンサへと届く導波管の一部としてもよいであろう。導波管は、例えば軸方向にカラーを貫通するか、あるいはカラー26のある部分を放射状かつ外向きに貫通するか、などにより、カラー26のある部分において少なくとも部分的にカラーを通過するが好ましい。このようにすることで、外フランジ31から、作動ユニット12上に担持されたセンサへ向かう光を結合する導波管として機能する。
周囲光を用いてボトル及び/又はボトル中の流体の部分を通過させるよりも、例えば、放射線を下方へ、又は側方へ、又はそれ以外の方向へ通過させる別のエミッタを備えて、放射線をボトル及び/又はボトル中の流体の部分を通過させてセンサに受光させてもよい。
用いられる電磁放射線の性質に関し、従来利用可能なセンサ及び/又はエミッタの多くは、可視光スペクトル中の電磁放射線を放射し、感知する際に使用できる。しかしながら、これは必要不可欠なものではなく、可視スペクトル外の電磁放射線を使用することもできる。これは、例えば導波管の一部を含んでいてもよいモジュール型要素の性能をマスクするのに有利である。例えば、非可視光の電磁放射線が伝達するよう適合されている限り、モジュール型の導波管要素が青、赤、黄色または黄色などの可視色を有しているように見えようが見えまいが特に関係ないことから、モジュラーユニットの色の有無は模倣者をだますのを助勢するであろう。
図21について説明する。図21は、ある程度の差異はあるものの、図7に示すものと同様のキーカラー26を示している。第1に、図7のカラー26のロックタブ45は、イラストを単純にするために省略してある。このようなロッキングタブを設けることは好ましいものの、図7では、カラーの前面に外向きにロッキングタブを設ける必要はなく、例えば図7に示す位置とは正反対側の、カラーの後側の他の位置に設けられていてもよい。第2に、図21のように、アーム60とアーム61の間に橋を架けるように薄い易損部220が設けられている。
図21には、キーカラー26に加えて、キーエミッタ55及びキーセンサ56を備えた、セパレート型の板218を示す。アーム60は、キーエミッタ66に垂直な端面62を含み、キーエミッタ55に概垂直な端面62は、キーエミッタに係合される。アーム61は、キーセンサ56に垂直なものとして示されており、キーセンサによって係合される端面63を含む。上記アーム60は、端面62に対して45度の角度をなして配置された、反射用外方ショルダー側面222を含む。上記アーム61は、同様に端面63に対して45度の角度をなす反射用外方ショルダー側面223を含む。アーム60及び61は、突出部224によって形成されたブリッジ部材221、易損部220及び突出部225によって連結されている。アーム60は、端面62に対し垂直に配置されている端面226に対して、横向きかつ内方に延出する突出部224を有している。アーム61は、端面63に対し垂直に配置された端面227に対して、横向きに内部に延びる突出部225を同様に有している。該端面227は、端面226とは逆の側に、端面226と一定の間隔をおいて配置されている。易損部220は、端面226と、端面227のそれぞれに垂直向きに、該端面226と227の間に延出している。端面226及び227に平行に測定した場合、該易損部220の断面積は、突出部224又は突出部225のいずれかの断面積と比べてかなり小さい。
易損部220は、プラスチックから射出成形することによって、キーカラー26と共に一体化したものとして形成するのが好ましい。
図22は、キーエミッタ55からキーカラー26を通ってキーセンサ56に伝達される際に放射線が取ることができる2つの経路を概略的に示した平面図である。破線は、短い方の光路64を示すが、ここでは、端面62に垂直なキーエミッタ55からの放射線は、ショルダー面222で反射され、突出部224を通じて進み、易損部220を通り、突出部225を通った、ショルダー面223で反射され、かつ、端面63に対し垂直方向へアーム61を通過して、キーセンサ56によって感知される。別の長い方の光路264を、図22の破線で示してある。該光路264は、アーム60の内部を通過し、キーカラー26の円周部分を周回し、アーム61を経て、キーセンサ55に至る。
図23について説明する。ここでは、図22における易損部220を通る部分C−C’に沿う断面の側面図を示しており、したがって、この断面図においては突出部224が示されていない。断面図で見られるように、図23では、図2に示すタイプに類似している、作動ユニット48に固定された1対の弾性把持部材230及び231を概略的に示している。作動ユニット48に対してキーカラー26を結合するには、キーカラー26を作動ユニット48へ向けて後方に(すなわち矢印239によって示す方向に)スライドさせることにより行うのが好ましい。
2つの弾力を有する把持部材230及び231は、作動ユニット48に固定されているものとして、その断面図を概略的に示す。この把持部材230及び231は、それぞれ前方に向くカム面232及び233をそれぞれ有する。把持部材230及び231は、キーカラー26を相対的に後方へ移動させることで易損部220と係合し、易損部220の経路の外側へと、弾性把持部材230及び231を上方へ又は下方へ歪曲させて、易損部220の後方で、把持部材230及び231の上にある、把持ショルダー234及び235のそれぞれに、受けられるようにする。そこで、把持部材230及び231は、図23に示すように、易損部220の前方表面に前向きに、把持ショルダー234及び235が配置されて、係止される位置にまでその固有のバイアスの下で移動する。
キーカラーを前方にスライドさせて、作動ユニット48から、キーカラー26を取り外そうとしても、把持部材230及び231が易損部220に係合し、前方には移動できないようになっている。この易損部220は、キーカラー26を前方に滑らせる際に即座にかかる手の力によって破壊され、切断されるような物質及び構造を有することが好ましい。その結果、作動ユニット48に結合している状態から、キーカラー26を前方へ移動させたり、キーカラー26を取り外したりすると、この易損部220は破壊され、キーカラー26から切り離されるのが好ましい。
その結果、易損部220が破壊されているか、あるいは取り外されているキーカラー26がディスペンサへ再挿入されても、易損部220を介して電磁放射線を伝達するための光路64はもはや存在しない。このように、キーカラー26を取り外す際に易損部220が切断されることにより、キーカラー26内に形成された導波管の電磁放射線伝達特性は変化してしまう。キーセンサ26が感知する電磁放射線の性質が変わり、ディスペンサ制御機構は、この出来事への対処法に関する適切な命令、例えばディスペンサの作動を許可しない命令などを与え得る。
図24について説明する。図24は、図7に示したものに類似しているキーカラー26の第8の実施形態を示すが、幾分変更点がある。第1に、図24においては、アーム60及びアーム61はブリッジ部材221によって連結されている。ブリッジ部材221は、2つのアーム60と61の間の端面62及び63に垂直に切ったときの断面の面積が、実質的に一定である。
第2に、アーム61の外側面238から横に延びるように、片持ち梁状の易損部220が設けられている。該易損部220は、アーム60に一方の端部が固定されている。該易損部220は、アーム61の端面62に垂直に切った場合、その断面積がアーム60の断面積と比較して、著しく小さい。
図21の実施形態と対照的に、図24では、第1のキーエミッタ55と第2の並列したキーエミッタ255の2つのキーエミッタが設けられている。第1のキーエミッタ55は、アーム60の端面62の中へと放射線を向けるように配置されている。第2のキーエミッタ255は、易損部220上の面262と係合し、易損部220の中へと放射線を向けるように設けられている。キーセンサ56は、アーム61の端面63に係合させる。図24の実施形態において、この易損部220は、ディスペンサからキーカラー26を取り外すと、キーカラー26から切断されるか、キーカラーから離脱するように適合されている。
図24に示すように、易損部220がキーカラー26に結合されている間は、第2のキーエミッタ255からの電磁放射線は、易損部220を介して導波管に入射し、キーセンサ56によって受光されることになる。しかしながら、易損部220が切断されたキーカラーが結合している場合には、キーセンサ56は第2のエミッタ255からの放射線を受光しない。2つのキーエミッタ56及び256を設けているものの、易損部220が取り除かれたことを感知するためには、キーエミッタ255があれば充分である。
図24の易損部220はキーカラー26から切断されている必要はなく、例えば、第2のキーエミッタ256から離れる方向へと屈曲した位置に、例えば45度方向の位置になるよう、前方に屈曲させてもよい。その結果、導波管伝達特性を著しく変化させて、第2のキーエミッタ255からの放射線が、なんとか導波管に入射し、キーセンサ56によって感知される程度にまで著しく減少させてもよい。
図24では、アーム60の端面62と同一平面上にある表面262を介して易損部の中へと放射線が向けられている。別の形態として、該キーエミッタ255は、他の位置で、例えば易損部220の外側側面264において易損部220へと放射線を向け、同時にセンサ256も適切な位置に再配置してもよい。
図24に、複数のキーエミッタ55、255及び1つのキーセンサ56の使用状態を示す。当然ながら、同様の配置において、易損部220に結合した少なくとも1つのキーセンサ及びアーム61へ放射線を入射する1つのキーエミッタと共に、1つ以上のキーセンサを使用することができる。
図25について説明する。図25には、図1〜図5に示したリザーバボトル22に類似するリザーバボトル22が示されている。但し、着目すべき差異として、図25のリザーバボトル22は、その下端から下方へ延出する易損部220を備えている。この易損部220は、比較的薄い板状部材の形をしており、プラスチック材料などからリザーバボトル22と共に一体的に形成されており、導波管の一部として機能するように適合されている。図26に、水平面で切った断面図を概略的に示しているように、上記易損部22は、ボトル22を後方にスライドさせて挿入する際に、後方にスライドして、キーエミッタ355とキーセンサ356の間に収容されるように適合されている。上記易損部220は、リザーバボトル22を取り外すと、切断されるか取り外されるように適合されている。リザーバボトル22の該易損部220は、導波管の一部として機能する。ボトル22の該易損部220は、他の実施形態として、又は実施形態の組み合わせにおいて、キーカラー26及びその導波管の代替物としてもよい。
易損部220は、図25のリザーバボトル22や、図21及び図24の及びキーカラー26に結合するように示されている。導波管の一部を構成する同様の易損性部材は、ポンプアセンブリに結合していてもよく、ピストンチャンバー形成部材30に対して結合するのが好ましい。
易損部220の特定の性質は多種多様なものでよい。目的は、離脱可能な構成部品(好ましい実施形態においてはリザーバアセンブリ12を含む)を挿入したり取り外したりすると、離脱可能なリザーバアセンブリ12に備えられた導波管の一部が変更され、その結果リザーバアセンブリ12が2度以上結合されたか分離されたことを制御システムが認識し、ある例のディスペンサの制御において、リザーバアセンブリが2度以上結合されたか分離されたことを該制御システムが認識した場合に、この事態にどのように対処するか適切な選択を行って、その後制御システムが材料の吐出を阻止するような配置を提供することにある。
他の例としては、リザーバアセンブリが2度以上結合されたか分離されたことを制御システムが認識した場合、その後制御システムは、与えられた回数のみピストンポンプの作動を許可し、その後吐出を停止する例が挙げられる。図24の実施形態では、2つの区別された光路がある。第一の光路はキーエミッタ55とキーセンサ56の間にあり、第2の光路はキーエミッタ及び255とキーセンサ56の間にある。制御システムが感知する態様としては、下記のようなケースがあり得る:
A:ダブルポジティブ−第1の光路を介して電磁放射線を感知し、かつ第2の光路を介しても電磁放射線を感知することを意味する。
B:ダブルネガティブ−第1の光路を介して電磁放射線を感知せず、かつ第2の光路を介しても電磁放射線を感知しないことを意味する。
C:ファーストポジティブ/セカンドネガティブ−第1の光路を介して電磁放射線は感知するが、第2の光路を介して電磁放射線は感知しないことを意味する。
D:ファーストネガティブ/セカンドポジティブ−第1の光路を介して電磁放射線は感知せず、第2の光路を介する電磁放射線のみを感知することを意味する。
制御システムが作動する第1の規則は、好ましくは、制御システムが第1の光路を介しての電磁放射線の通過を感知する、すなわち(A)ダブルポジティブ、又は(C)のファーストポジティブ/セカンドネガティブの場合にのみ作動を許可するものである。
制御システムのための計数機構は、第1の光路を通過する電磁放射線がある場合、すなわち、条件(A)ダブルポジティブ、又は条件(C)ファーストポジティブ/セカンドネガティブの条件下で、ピストン32の作動回数を計数するためのものである。作動の第2の規則は、好ましくは、カウンタ機構を最後にリセットしてからの作動回数が最大値に達したことを計数したあとは、ポンプの作動が阻止されるというものである。作動回数の最大値は、設置されたリザーバアセンブリ内の流体の体積や、典型的な作動によってピストン32が吐出する一回分の液体の量を勘案して選択することができる。例えば、リザーバアセンブリが、1リットルであり、一回分の吐出量が1mlである場合、例えば作動回数の最大値を1000回と選択することができる。但しストロークの誤差を考慮し、ある程度のバッファーを設ける、例えば5パーセントから25パーセント余分に最大値を設定しておいた方が好ましい。すなわち、この例であれば、最大値を1050及び1250の作動回数の間に選択するのが好ましい。
制御システムが、一連の流れの中で、第1の光路を介して放射線を感知しなかった後、すなわち、(B)ダブルネガティブ、又は(D)ファーストネガティブ/セカンドポジティブのいずれかの条件の後に、(A)ダブルポジティブを感知した場合に上記計数値をゼロにリセットできることが好ましい。これは、リザーバアセンブリを取り外して、(B)ダブル方ネガティブが感知された後に、新品の易損部220を備えた新たなリザーバアセンブリを設置したという状況に等しい。この場合には、リザーバアセンブリは、流体が満たされたリザーバを有していると想定され、計数値をゼロにリセットし、ディスペンサがリザーバからの流体をすべて吐出する通常の作動を許可しつつも、好ましくは、リザーバを空にするのに合理的に必要な最大作動回数を超える作動が行われた場合には、作動を停止するのが合理的である。最大作動回数となり作動が停止された際には、ダブルポジティブが連続的に続くことは、必須ではないものの、好ましい。
リザーバアセンブリを取り外した場合、カウンタ機構が計数している状態では、条件Bのダブルネガティブを感知するであろう。同一のリザーバアセンブリを取り外し、次いで再結合した場合には、該リザーバアセンブリは易損部220を有していないことになる。再結合の際には、ファーストポジティブ/セカンドネガティブの条件Cを感知することになる。このような状況を感知すると、制御システムは、計数値を0までリセットせず、同一の計数を継続することになる。この状況では、取り外した後に再結合されたリザーバアセンブリが吐出を続けることを許可するが、但しそれは最大作動回数までに限られる。このようにして同一のリザーバアセンブリをある回数取り外した後に再結合してもよい。この場合、計数機構は計数を継続し、最大作動回数になるまで作動を許可する。
リザーバアセンブリを取り外した後に、第1の光路又は第2の光路のいずれかを含まないリザーバアセンブリを結合すると、(B)のダブルネガティブの条件が成立し、吐出は許可されない。同様に、(D)のファーストネガティブ/セカンドポジティブの条件を与えるリザーバアセンブリを装着すると、吐出は行われない。
ダブルポジティブの条件(A)が継続している間に、計数機構が最大作動回数に到達すると吐出が停止されるように計数機構が作動するか否かに関わらず、ファーストポジティブ/セカンドネガティブの条件(C)が発生する場合には、最大作動回数に到達したときに計数機構が吐出を停止するのが好ましい。
計数機構は、条件A、B、C又はDの条件が発生しているか否かとは無関係に、ピストンの作動回数を計数する別の総数計数機能を有していてもよい。このような総数計数機構があると、ディスペンサの寿命及び総使用回数を示すことができる。当然ながら、上記計数機構及び各計数機構に設定する最大作動回数の値は、リザーバの容積、吐出される流体の性質、ピストンのサイズやストロークが適切なものとなるように変動させてもよい。同様に、流体がすべて確実に吐出されるように、又は流体がすべてリザーバから吐出される前に作動が確実に停止されるように計数機構の最大値を選択してもよい。
本発明は、2重キーシステムの使用を教示するものであり、2つのキーシステムが感知してディスペンサの制御を作動する。好ましい実施形態は、双方のキーシステムが光学システムであることを教示する。しかしながら、このことは必須ではなく、本発明は、キーシステムの一方又は双方が光学的ではなく、別のタイプのキーシステムである2重キーシステムを含む。このような他のタイプのキーシステムには、機械的キーシステム、磁気的キーシステム、高周波キーシステム、光学的スキャナーキーシステム、電気的キーシステム及びコンデンサに基づくキーシステム、並びにこれらのキーシステムの1種以上を互いに組み合わせたものや、光学的キーシステムと組み合わせたものなどが含まれる。例えば、図25及び図24において、255と355で示した要素は、易損部22の有無を感知するコンデンサのみを含むことができる。他の選択肢として、易損部220は、磁気ストリップの形状等を有する磁石を備え、かつ、要素255及び355は磁気検出器を含んでいてもよい。易損部220は、バーコード又は万国製品コード等の機械可読の光学的な表示を有していてもよく、また、要素255及び355は、バーコード読み取り装置等の光学読み取り装置を含んでいてもよい。易損部220は、高周波識別(RFID)タグ又はトランスポンダーを備えていてもよい。該高周波識別タグ又はトランスポンダーは受動型、能動型、半能動型のいずれでもよく、相補的感知装置である要素255及び355によって感知される。
離脱可能なリザーバアセンブリを結合する又は分離する際に変化する、二次的キーシステムを離脱可能なリザーバアセンブリ上に備えていると、図24を参照して説明した作動において、上述のディスペンサの作動を許可するための制御が改善できる。とりわけ、ディスペンサに対して同一のリザーバアセンブリが結合され、また再結合された際の、上述のポンプの作動回数が最大になるまで吐出を許可するための制御が改善される。光学的易損部、磁気的易損部、またはRFIDタグやバーコードを有する易損部、又はその他の易損部は、本出願において光学的なものとして開示した一次キーシステムのみならず、レキイノルズ(Reynolds)らの米国特許出願公開第2006/0124662号明細書に記述した電気コイル/コンデンサタイプシステムを使用するもの等の、他のキーシステムとも一緒に使用できるであろう。ここに提案する好ましい実施形態で述べたように、離脱可能なリザーバアセンブリ上の光学的なキーシステムの構成部品は、すべて射出成形等によってプラスチックから簡便に作成できるという点で光学的なキーシステムは好ましい。
離脱可能なリザーバアセンブリ12をディスペンサに対して結合する際の導波管特性の変化に関していえば、リザーバアセンブリ12の選択された易損部は、該リザーバアセンブリを取り外すときではなく、結合又は挿入するときに、取り外されるものとすることができる。易損部が取り外されるか切断されるときに導波管が変化する必要はない。導波管の一部を含む離脱可能なリザーバアセンブリ12の一部は、結合する際にキーエミッタ又はキーセンサに対して適位置になるように、曲げたり、そらしたり、あるいは他の取り扱いをすることができるが、しかし、取り外したり再挿入したりする際にはこれらは同一の物理的配置にはならないことになる。
図23に示す把持部材230及び231等の把持機構を取り外すことなどによって、本発明のデバイスを無許可で改造した場合には、リザーバアセンブリ12が再使用できるように、易損部220の切断を防ぐことができる。あるいは、リザーバアセンブリ12から易損部220が切断されたあと、電磁放射線の経路が変更されていないように見える適当な位置に、易損部を固定するような試みが行われるであろう。このような改造を克服する方法としては、作動回数を計数してリザーバアセンブリ12のリザーバボトルがいつ空の状態になると考えられるかを計算し、例えば易損部がないことを感知し、その後易損部が存在することを感知することなどにより、キー部材が取り外され、交換されたことを制御機構が認識するまではリザーバボトル22が空であると認識された後の作動を阻止する制御機構を有する方法などが挙げられる。この配置では、例えばキーエミッタ、キーセンサ及び光路を感知する部材がさらに必要となろう。把持部材230又は231は、その物理的位置や、実際に該把持部材が無傷であることを保証するための制御機構によるテストを課す事によって、取り外しを防止できるであろう。
図1に示した好ましい実施形態においては、リザーバアセンブリ12は、垂直に下方へ移動させ、次いで、後方へスライドさせることにより取り外すことができる。リザーバアセンブリ12は、他の種々の配置と共に、鉛直方向下向きに動かすか、または水平方向若しくは下方かつ後方のある角度方向などの一方向にスライドさせるのみでディスペンサの他の部分に結合することができる。当然ながら図1に示されている好ましい実施形態においては、支持板18を貫通する垂直の開口部は、キーカラー26を含むリザーバアセンブリ12の下端を、後方へスライドさせる前に通すことができる大きさにすべきである。
図示された好ましい実施形態では、光学センサ又はエミッタは、その中を電磁放射線が伝達することになる導波管に実質的に接触しているように示してある。このことは好ましいことではあるが必須ではい。なぜなら光は空気中でも伝達され、種々のセンサやエミッタ、及び導波管の入口や出口の相対的な位置取りを助勢しうるからである。
本発明を、好ましい実施形態を参照しつつ説明してきたが、多くの改変及び変形を、当業者であれば考えつくであろう。本発明を明確にするために、特許請求の範囲が参照される。
本発明の第1の好ましい実施形態によるディスペンサアセンブリの絵画図である。 図1に示すディスペンサアセンブリの絵画図法による分解組立図である。 図2に示すリザーバアセンブリ及び背板アセンブリのアセンブリを示す絵画図である。 図1及び図3の組み立て後のディスペンサにおける、リザーバアセンブリ及び作動ユニットの相対的な位置関係を示す、側面からの絵画図法による概略図である。 図2及び図3に示すリザーバアセンブリの絵画図法による分解図である。¥ 図5に示す、組み立て後のボトル、バルブ部、ピストンチャンバー形成部材及びピストンを示す絵画図である。 図5に示すカラーの絵画図法による、上からみた背面図である。 図1に示すディスペンサアセンブリ10の概略を示す、横からみた断面図である。 組み立てられた時に図7に示すものと同一の外形を有することになる、第2の実施形態のカラーの絵画図法による分解図である。 背板アセンブリ上に担持される4つのキーのエミッタ/センサと共に並置された図7のカラーと同様のカラーの第3の実施形態を示す絵画図法による概略図である。 図10に類似しているものの、カラーの第4の実施形態を示している絵画図法による概略図である。 図10に類似しているものの、カラーの第5の実施形態を示している概略図であって、一緒に用いる3つの交換型導波管が挿入されている、分解状態を絵画図法によって示した概略図である。 背板アセンブリ上に担持されることになるキーエミッタ及びキーセンサを概略的に示す、カラーの第6の実施形態の絵画図法による概略図である。 背板アセンブリ上に担持されることになる4つのキーのエミッタ/キーセンサを概略的に図示する、カラーの第7の実施形態の絵画図法による概略図である。 本発明による選択型光学結合デバイスの絵画図法による概略図である。 断面線A−A’に沿って壁の一面を切断したときの、図7に示すカラーの半径方向の断面図である。 図16と同様であるが、図7において断面線B−B’に沿って切断したとき断面図である。 図16又は17同様であるが、カラーの壁の断面積が小さい部分である易損部の断面概略図である。 3つのモジュール型導波管部材で構成された導波管部分の絵画図法による概略図である。 図19の導波管部材の分解状態を絵画図法によって示した概略図である。 図7と同様のカラーの第7の実施形態を、センサとエミッタを担持するボードとともに示した図である。 図21中のカラーとボードを上からみた図である。 図22における断面線C−C’に沿って切断したときのカラーの断面図、及び把持装置の断面図を概略的に示した、横から見た断面図である。 図21と同様のセンサとエミッタを担持するカラーとボードの第8の実施形態を示す。 図5と同様のリザーバボトルの絵画図法による概略図である。 センサとエミッタの位置関係を示す、図25のリザーバボトル上に担持されている易損部を通る概略的な断面図である。
符号の説明
10 ディスペンサアセンブリ
12 リザーバアセンブリ
14 背板アセンブリ
15 押さえ部材
16 シュラウド
17 表面板
18 支持板
19 側面板
20 スタブアクスル
21 軸受
22 リザーバボトル
25 ポンプアセンブリ
26 キーカラー
27 ねじ山付きネック
28 出口
29 ロッキングタブ
30 ピストンチャンバー形成部材
31 外フランジ
32 ピストン
33 バルブ部材
34 吐出口
35 上端
36 下端
37 開口部
38 側壁
39 下部ショルダー部材
40 上部ショルダー部材
45 ロックタブ
46 溝
48 作動ユニット
49 電気モータ
50 ギア
51 駆動輪
52 カムポスト
53 電磁放射線エミッタ
54 電磁放射線センサ(図1、4、8)または係合フランジ(図5)
55 電磁放射線キーエミッタ
56 電磁放射線キーセンサ
57 シュラウド
58 シュラウド
60 アーム
61 アーム
62 入口端面
63 出口端面
64 導波管を表す破線
65 リム
66 基部
67 上部
68 光ファイバー部材
69 ハーフチャネル部材
70 キー部材
71 キーエミッタ
72 キーセンサ
74 キー部材70の入口面
75 キー部材70の出口面
80 ストップショルダー
81 把持面
82 ベベル(傾斜)カム面
83 外部フランジ31の外側下部面
84 外部フランジ31の上端
96 ハーフチャネル部材
97 光ファイバー68の第1の端部
98 光ファイバー68の第2の端部
102 コンパートメント
105 光ファイバー部材
106 光ファイバー部材
107 光ファイバー部材
110 後部壁
111 ポート部
112 ポート部
113 ポート部
114 ポート部
151 導波管延長部
152 導波管延長部
153 外表面
154 外表面
155 内側端
156 内側端
163 第1のウィンドウ
164 第1のウィンドウ
165 結合ユニット
166 キャビティ
167 キャビティ
168 狭端部
169 広端部
171 インサート
172 インサート
173 インサート
174 側面位置合わせタブ
176 面
177 面
178 湾曲部分
179 湾曲部分
181 第2のウィンドウ
182 第2のウィンドウ
183 第2のウィンドウ
184 導波管部材、あるいは第2のウィンドウ
190 開口部
191 背面支持体部分
192 下部ショルダー
200 導波管
201 導波管要素
202 導波管要素
203 導波管要素
210 端面
211 部品(図10及び11)又は端面(図19)
212 部品(図10及び11)又は端面(図19)
213 部品
214 部品
218 板
220 易損部
221 ブリッジ部材
222 反射用外方ショルダー側面
223 反射用外方ショルダー側面
224 突出部
225 突出部
226 端面
227 端面
230 把持部材
231 把持部材
232 カム面
233 カム面
234 把持ショルダー
235 把持ショルダー
238 アーム61の外側側面
239 スライド方向を示す矢印
255 第2のキーエミッタ
262 易損部の表面
264 易損部220の外側側面
355 キーエミッタ
356 キーセンサ

Claims (15)

  1. 離脱可能に結合された離脱可能な構成部品を有する機構の作動を制御する方法であって、
    離脱可能でかつ交換可能な構成部品上に備えられている少なくとも1つの導波管を介して通過する電磁放射線を測定するステップと、
    測定された電磁放射線が1つ以上の予め選択された出力パラメータに適合する場合に限り、吐出機構の作動を許可するステップと
    を含む方法。
  2. 前記機構が吐出機構であり、
    前記離脱可能な構成部品が、吐出される物質の入ったリザーバ、および、吐出される物質を吐出するのに必要なポンプ機構の要素から選択される1以上の構成部品である
    請求項1記載の方法。
  3. 導波管は、それぞれ入口と出口を有しており、
    前記方法は、さらに、電磁放射線エミッタから電磁放射線を放射することによって少なくとも1つの前記導波管を通過する電磁放射光を測定するステップと、
    電磁放射線を前記1つの導波管の入口へ向けるステップと、
    前記1つの導波管の出口から放出される電磁放射線を感知するステップと
    を含む請求項1または2記載の方法。
  4. 前記方法が、前記機構に対して離脱可能な構成部品を結合し、次に、他の離脱可能な構成部品と交換するために、前記機構から離脱可能な構成部品を取り外すステップをさらに含み、
    前記機構に対して前記離脱可能な構成部品を結合するか、前記機構からの前記離脱可能な構成部品を取り外すことによって、前記離脱可能な構成部品上に備えられている少なくとも1つの前記導波管の伝送特性を変更することで、その変更の後、前記離脱可能な構成部品を機構から取り外し、次いで前記機構に再度結合した場合に、前記1つの導波管に対して測定された放射線が、予め選択された1つ以上の出力パラメータに適合しなくなるようにする
    請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 離脱可能な構成部品上に備えられた少なくとも前記1つの導波管が、破損した際に前記導波管の伝送特性を変更する易損部を含み、
    前記方法は、前記機構から前記離脱可能な構成部品を取り外す際、該易損部が切断されるステップを含む
    請求項4記載の方法。
  6. 前記離脱可能な構成部品が、吐出される物質の入った前記リザーバを含み、
    前記リザーバが、該リザーバから物質を吐出するための出口開口部を有し、
    出口部材が、前記出口に対して前記リザーバから実質的に取り外しできないように固定されており、
    前記出口部材は、前記リザーバに固定された時、前記出口を介して前記リザーバが再充填されるのを困難にするものであり、
    前記リザーバは、前記出口の他には、困難を伴うことなく物質が通過し、前記リザーバに物質を再充填できる他の開口部を有していない
    請求項2から7のうちいずれか1項記載の方法。
  7. 前記離脱可能な構成部品は複数の導波管を有し、
    前記方法が、前記導波管の2つ以上を通過する電磁放射線を測定することを含む
    請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記導波管の2つのうちの第1の導波管の測定電磁放射線が、予め選択された出力パラメータに適合せず、かつ前記導波管の2つのうちの第2の導波管の測定電磁放射線が、予め選択された出力パラメータに適合しない場合にディスペンサの作動を阻止することを含む
    請求項7記載の方法。
  9. 吐出される物質の一配分量を吐出するポンプ機構の作動回数を計数すること、
    前記離脱可能な構成部品を取り外し、前記導波管の2つのうちの第1の導波管の測定電磁放射線が予め選択された出力パラメータに適合し、かつ前記導波管の2つのうちの第2の導波管の測定電磁放射光が、予め選択された出力パラメータに適合する離脱可能なディスペンサと交換した後に計数値をゼロにリセットすること、
    離脱可能な構成部品を取り外し、前記導波管の2つのうちの第1の導波管の測定電磁放射線が予め選択された出力パラメータに適合するが、前記導波管の2つのうちの第2の導波管の測定電磁放射線が予め選択された出力パラメータには適合しない、離脱可能なディスペンサと交換した後に前記ディスペンサの作動を最後の再始動からのポンプ機構の作動回数が、予め選択された最大作動回数を超過するまでのみ許可すること
    を含む請求項8記載の方法。
  10. 吐出システムであって、
    吐出される物質の入ったリザーバを含むリザーバアセンブリ、及び作動ユニット、ここで前記リザーバアセンブリは前記作動ユニットに離脱可能に結合されており、同様のリザーバアセンブリと交換できるものである、と
    入口および出口を有し、かつ前記入口から前記出口へ電磁放射線を伝送するための経路となる電磁放射線導波管と、
    前記作動ユニットによって担持されており、前記導波管から前記出口を介して発せられる電磁放射線を感知する電磁放射線センサと、
    前記リザーバアセンブリによって担持されており、かつ前記リザーバアセンブリから離脱可能な前記導波管の少なくとも一部と、
    前記センサによって感知された前記電磁放射線が、予め選択された電磁放射線プロファイルに対して適切な相関関係がある場合に限りディスペンサの作動を許可する制御機構と
    含む吐出システム。
  11. 作動ユニットによって担持されており、前記入口を介して前記導波管中に電磁放射線を向ける電磁放射線エミッタをさらに含み、
    前記予め選択された電磁放射線プロファイルが、前記エミッタによって放射された前記電磁放射光に対して相互に関連する
    請求項10記載の吐出システム。
  12. 前記リザーバが物質を吐出するための出口開口部を有し、
    出口部材が、前記出口に対して前記リザーバから実質的に取り外しできないように固定されており、
    前記出口部材は、前記リザーバに固定された時、前記出口を介して前記リザーバが再充填されるのを困難にするものであり、
    前記リザーバは、前記出口の他には、困難を伴うことなく物質が通過し、前記リザーバに物質を再充填できる他の開口部を有しておらず、
    前記出口部材を取り外すことによって、前記導波管の一部の破壊を引き起こし、前記経路を介して前記入口から前記出口へ伝送される電磁放射線の伝送特性を変更する
    請求項10または11記載の吐出システム。
  13. 前記出口部材が、前記作動ユニットによって作動可能であり、それにより前記出口開口部の外へと前記リザーバから物質を吐出するポンプ機構を含む
    請求項12に記載の吐出システム。
  14. 前記導波管が、前記経路の一部を含む易損部を含み、該易損部が破壊された場合に、該易損部がこの導波管の伝送特性を、前記センサによって感知された前記電磁放射線が、前記予め選択された電磁放射線プロファイルに対して適切な相関関係を有しなくなるように変更し、前記作動ユニットから前記リザーバアセンブリを取り外すと前記易損部が破壊される
    請求項10から13に記載の吐出システム。
  15. 離脱可能に結合している離脱可能な構成部品を有する吐出機構の作動を制御する方法であって、
    前記離脱可能な構成部品が、吐出されるある体積の物質の入ったリザーバを含み、
    前記方法が、
    離脱可能でかつ交換可能な構成部品が、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有しているか、かつ第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有するかを決定するステップと、
    前記第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有さず、かつ前記第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有さない離脱可能で交換可能な構成部品を備えた吐出機構の作動を阻止するステップと、
    吐出される物質を吐出するポンプ機構の作動回数を計数することによって、吐出された物質の体積を概算するステップと、
    前記離脱可能な構成部品を取り外し、前記第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有し、かつ前記第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性を有する離脱可能なディスペンサと交換した後に計数値をゼロにリセットするステップと、
    前記離脱可能な構成部品を取り外し、第1の予め選択された属性に適合する第1のキー属性を有するが、第2の予め選択された属性に適合する第2のキー属性は有さない離脱可能なディスペンサと交換した後に、ディスペンサの作動を、計数によって概算された吐出された物質の概算値が、前記リザーバの容量を表す体積に近づくまでのみ許可するステップと
    を含む方法。
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