JP2008306267A - 移動局装置、基地局装置、通信システム、プログラム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基地局装置から移動局装置に送信された信号の受信時間間隔を柔軟に変更することができる移動局装置、基地局装置、通信システム、プログラム及び通信方法を提供する。
【解決手段】基地局装置と通信する移動局装置であって、基地局装置から移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての基地局装置での決定結果を基地局装置から受信する決定結果受信部と、決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部とを備える。
【選択図】図6
【解決手段】基地局装置と通信する移動局装置であって、基地局装置から移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての基地局装置での決定結果を基地局装置から受信する決定結果受信部と、決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部とを備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、移動局装置、基地局装置、通信システム、プログラム及び通信方法に関する。
第3世代セルラー移動通信の一方式として、国際的な標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において標準化されたW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の通信規格があり、同規格による携帯電話サービスが順次各国で開始されている。
3GPPではまた、このような第3世代無線システムの新たな規格として、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)やEUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と称する通信技術の検討が行われている。
3GPPではまた、このような第3世代無線システムの新たな規格として、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)やEUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と称する通信技術の検討が行われている。
EUTRAにおいては、現在、移動局装置の状態としては、デタッチ(Detached)状態、アイドル(Idle)状態、アクティブ(Active)状態という3つの状態が想定されている。
デタッチ状態とは、移動局装置の電源オン直後、あるいは、異なるRAT(Radio Access Technology:無線アクセス技術)への遷移直後などの理由で、基地局装置が移動局装置の存在を認識していない状態である。
アイドル状態とは、基地局装置は移動局装置の存在を認識しているが、データ通信は行われず、基地局装置は着信のための最低限の下り資源(リソース)を移動局装置に割当て、移動局装置は割当てられた資源を間欠受信している状態である。
アクティブ状態とは、基地局装置は移動局装置の存在を認識し、かつ基地局装置と移動局装置とでデータ通信が行われている状態である。
デタッチ状態とは、移動局装置の電源オン直後、あるいは、異なるRAT(Radio Access Technology:無線アクセス技術)への遷移直後などの理由で、基地局装置が移動局装置の存在を認識していない状態である。
アイドル状態とは、基地局装置は移動局装置の存在を認識しているが、データ通信は行われず、基地局装置は着信のための最低限の下り資源(リソース)を移動局装置に割当て、移動局装置は割当てられた資源を間欠受信している状態である。
アクティブ状態とは、基地局装置は移動局装置の存在を認識し、かつ基地局装置と移動局装置とでデータ通信が行われている状態である。
移動局装置のアクティブ状態には、通信モード(TX/RXモード)や、間欠送受信モード(DTX/DRXモード)などがある。
通信モードとは、移動局装置が、基地局装置との間で連続的に通信している状態である。
また、間欠送受信モードとは、連続的にデータの送受信を行っているわけではなく、一定の時間間隔を置いて、通信を行っている状態である。間欠送受信モードは、例えば、移動局装置がWebブラウズを行っている状態である。
通信モードとは、移動局装置が、基地局装置との間で連続的に通信している状態である。
また、間欠送受信モードとは、連続的にデータの送受信を行っているわけではなく、一定の時間間隔を置いて、通信を行っている状態である。間欠送受信モードは、例えば、移動局装置がWebブラウズを行っている状態である。
DRX(Discontinuous Reception:間欠受信)サイクルの制御方法については、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)シグナリングを用いる方法(非特許文献1参照)が提案されている。
非特許文献1に記載の方式は、図9に示されるように、2種類のDRXサイクル(DRXサイクルC1およびDRXサイクルC2)の初期値、最大値および増加幅(これらをDRX制御パラメータと呼ぶこととする)を設定することでDRXサイクルを制御する方式である。なお、図9の横軸は時間を示している。
非特許文献1に記載の方式は、図9に示されるように、2種類のDRXサイクル(DRXサイクルC1およびDRXサイクルC2)の初期値、最大値および増加幅(これらをDRX制御パラメータと呼ぶこととする)を設定することでDRXサイクルを制御する方式である。なお、図9の横軸は時間を示している。
例えば、基地局装置は、ある移動局装置のDRXサイクルとして、DRXサイクルC1とDRXサイクルC2の初期値をそれぞれ1秒、100ミリ秒とし、最大値をそれぞれ10秒、1秒とし、増加幅をそれぞれ2倍と設定したとする。これらDRXサイクル制御のための各パラメータは、初期接続時に、基地局装置の無線リソース制御部によって生成されるRRCシグナリングを通じて移動局装置に通知される。
移動局装置が、ある段階でDRXに入った場合、移動局装置のDRXサイクルC1、DRXサイクルC2の値はそれぞれ1秒、100ミリ秒と設定される。そして移動局装置は、on duration中(図9の斜線で囲まれた区間)だけ、自局宛にDL(DownLink)データが到着しているかを監視する。自局宛にDLデータが到着していない場合は、次のon durationまで監視しない。逆に自局宛にDLデータが到着した場合は、DRXからnon−DRXに状態遷移し、通信状態となる。
この作業を繰り返し行った後、DRXサイクルC1である1秒までの間、自局宛のDLデータが到着しなかった場合、DRXサイクルC1およびDRXサイクルC2を自律的に予め決められた増加幅分だけ増加する。すなわち、DRXサイクルC1は2秒となり、DRXサイクルC2は200ミリ秒と設定される。
この後も移動局装置は、on durationの期間だけ、自局宛のDLデータが到着しているかを監視する作業を繰り返す。そして、DRXサイクルC1の値が最大値の10秒、DRXサイクルC2の値も最大値1秒となった後も、自局宛にDLデータが到着しない場合は、DRXサイクルC1とDRXサイクルC2の値を最大値のまま維持する。
前記非特許文献1に記載のDRXサイクル制御方式は、以上のような制御方式である。
この後も移動局装置は、on durationの期間だけ、自局宛のDLデータが到着しているかを監視する作業を繰り返す。そして、DRXサイクルC1の値が最大値の10秒、DRXサイクルC2の値も最大値1秒となった後も、自局宛にDLデータが到着しない場合は、DRXサイクルC1とDRXサイクルC2の値を最大値のまま維持する。
前記非特許文献1に記載のDRXサイクル制御方式は、以上のような制御方式である。
そのため、前記非特許文献1に記載のDRXサイクル制御方式では、初期接続時にのみDRXサイクル制御パラメータを通知し、それ以外では通知をしないため、DRXサイクルの柔軟な変更は不可能であり、例えば、DLデータの到着状況に応じて、DRXサイクル値を柔軟に制御することはできなかった。
一方、基地局装置から移動局装置へ送られる制御信号には、RRCシグナリング(L3層の制御信号)とMAC(Medium Access Control)シグナリング(L2層の制御信号)がある。RRCシグナリング(L3層の信号)は、MACシグナリング(L2層の信号)に比べて、送信できる情報量が多く、誤りに強いものの、頻繁には送信しないシグナリングである。逆に、MACシグナリングは、RRCシグナリングに比べて、送信できる情報量は少ないものの、頻繁に送信することができるという特徴を有している。
そのため、例えば、RRCシグナリングを送信することで、DRXサイクル制御パラメータの変更を通知するには限度がある。すなわち、DLデータの到着状況に応じて、DRXサイクルを柔軟に制御することはできなかった。
R2−070773 "DRX operation in LTE_ACTIVE state" 3GPP TSG RAN WG2 #57 on LTE Saint−Louis, USA
R2−070773 "DRX operation in LTE_ACTIVE state" 3GPP TSG RAN WG2 #57 on LTE Saint−Louis, USA
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基地局装置から移動局装置に送信された信号の受信時間間隔を柔軟に変更することができる移動局装置、基地局装置、通信システム、プログラム及び通信方法を提供することにある。
(1) 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信部と、前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部とを備える。
本発明では、基地局装置から移動局装置に送信される変更結果に基づいて、基地局装置から移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を、受信時間間隔変更部が変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
本発明では、基地局装置から移動局装置に送信される変更結果に基づいて、基地局装置から移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を、受信時間間隔変更部が変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
(2) また、本発明の一態様による基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定部と、前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定部と、前記第1の変更決定部又は前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信部とを備える。
本発明では、第1の時間、又は、第1の時間よりも長い第2の時間を決定結果送信部が決定結果として基地局装置から移動局装置に送信し、その決定結果に基づいて移動局装置が、受信時間間隔を第1の時間又は第2の時間だけ変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
本発明では、第1の時間、又は、第1の時間よりも長い第2の時間を決定結果送信部が決定結果として基地局装置から移動局装置に送信し、その決定結果に基づいて移動局装置が、受信時間間隔を第1の時間又は第2の時間だけ変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
(3) また、本発明の一態様による通信システムは、移動局装置と基地局装置とを備える通信システムであって、前記基地局装置は、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定部と、前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定部と、前記第1の変更決定部又は前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信部とを備え、前記移動局装置は、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信部と、前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部とを備える。
本発明では、第1の時間、又は、第1の時間よりも長い第2の時間を決定結果送信部が基地局装置から移動局装置に決定結果として送信し、その決定結果に基づいて、受信時間間隔を受信時間間隔変更部が変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
本発明では、第1の時間、又は、第1の時間よりも長い第2の時間を決定結果送信部が基地局装置から移動局装置に決定結果として送信し、その決定結果に基づいて、受信時間間隔を受信時間間隔変更部が変更するため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
(4) また、本発明の一態様による通信システムの前記決定結果送信部は、前記第2の変更決定部の決定結果を前記決定結果送信部が送信した時刻から所定時間が経過していない場合には前記第1の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信し、所定時間が経過している場合には前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信する。
本発明では、受信時間間隔を第2の時間だけ変更する処理が、前回の処理から所定時間経過した場合でなければ行うことができない場合に、所定時間が経過する前には受信時間間隔を第1の時間により小幅に変更し、所定時間が経過した後には受信時間間隔を第2の時間により大幅に変更することができるため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
本発明では、受信時間間隔を第2の時間だけ変更する処理が、前回の処理から所定時間経過した場合でなければ行うことができない場合に、所定時間が経過する前には受信時間間隔を第1の時間により小幅に変更し、所定時間が経過した後には受信時間間隔を第2の時間により大幅に変更することができるため、受信時間間隔を状況に応じて柔軟に変更することができる。
(5) また、本発明の一態様による通信システムの前記基地局装置は、第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したか否かについて判定する第1の判定部を備え、前記第1の変更決定部は、前記第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したと前記第1の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第1の時間だけ減少させることを決定し、前記第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信していないと前記第1の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第1の時間だけ増加させることを決定する。
本発明では、第3の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信している場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が多い場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第1の時間だけ減少させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を小幅に増加させることができる。
また、第3の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信していない場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が少ない場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第1の時間だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を小幅に減少させることができる。
本発明では、第3の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信している場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が多い場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第1の時間だけ減少させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を小幅に増加させることができる。
また、第3の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信していない場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が少ない場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第1の時間だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を小幅に減少させることができる。
(6) また、本発明の一態様による通信システムの前記基地局装置は、第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したか否かについて判定する第2の判定部を備え、前記第2の変更決定部は、前記第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したと前記第2の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第2の時間だけ減少させることを決定し、前記第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信していないと前記第2の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第2の時間だけ増加させることを決定する。
本発明では、第4の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信している場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が多い場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第2の時間だけ減少させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を大幅に増加させることができる。
また、第4の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信していない場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が少ない場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第2の時間だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を大幅に減少させることができる。
本発明では、第4の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信している場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が多い場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第2の時間だけ減少させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を大幅に増加させることができる。
また、第4の時間内に移動局装置宛ての情報を基地局装置が受信していない場合、つまり、移動局装置と基地局装置との通信量が少ない場合には、基地局装置が移動局装置に受信時間間隔を第2の時間だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置から送信される信号の移動局装置における受信頻度を大幅に減少させることができる。
(7) また、本発明の一態様による通信システムの前記決定結果送信部は、前記第1の変更決定部の決定結果をMACシグナリングを使用して前記移動局装置に送信し、前記第2の変更決定部の決定結果をRRCシグナリングを使用して前記移動局装置に送信する。
本発明では、RRCシグナリングとMACシグナリングを併用することで、基地局装置が受信した移動局装置宛ての情報の受信状態に応じて、DRXサイクル値を柔軟に変更することができる。
本発明では、RRCシグナリングとMACシグナリングを併用することで、基地局装置が受信した移動局装置宛ての情報の受信状態に応じて、DRXサイクル値を柔軟に変更することができる。
(8) また、本発明の一態様による通信システムの前記移動局装置は、前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔が経過する度に前記基地局気装置から自移動局装置に送信される情報を確認した場合に、自移動局装置宛ての情報がなかったときには前記受信時間間隔で前記基地局装置から自移動局装置に送信される情報の確認を継続し、自移動局装置宛ての情報があったときには前記基地局装置との通信を開始する。
(9) また、本発明の一態様によるプログラムは、基地局装置と通信する移動局装置のコンピュータを、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶手段と、前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信手段と、前記決定結果受信手段が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶手段が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更手段として機能させる。
(10) また、本発明の一態様によるプログラムは、移動局装置と通信する基地局装置のコンピュータを、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定手段と、前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定手段と、前記第1の変更決定手段又は前記第2の変更決定手段の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信手段として機能させる。
(11) また、本発明の一態様による通信方法は、移動局装置と基地局装置とを用いた通信方法であって、前記基地局装置は、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定過程と、前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定過程と、前記第1の変更決定過程又は前記第2の変更決定過程の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信過程とを実行し、前記移動局装置は、前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶過程と、前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信過程と、前記決定結果受信過程で受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶過程で記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更過程とを実行する。
本発明では、基地局装置から移動局装置に送信された信号の受信時間間隔を柔軟に変更することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態による通信システムは、基地局装置100と移動局装置200とを備えている。
本発明の実施形態による通信システムは、基地局装置100と移動局装置200とを備えている。
図1は、本発明の実施形態による基地局装置100の構成を示す概略ブロック図である。この基地局装置100は、データ制御部101、データ変調部102、OFDM変調部103、無線部104(決定結果送信部とも称する)、チャネル推定部105、DFT−S−OFDM(DFT - spread - OFDM)復調部106、データ復調部107、制御データ抽出部108、スケジューリング部109、無線リソース制御部110、アンテナ111を備えている。
データ制御部101には、各移動局装置宛ての送信データ(ユーザデータ)D1、D2、D3、・・・と、制御データとが入力される。データ制御部101は、スケジューリング部109の制御に基づいて、制御データを共通制御チャネル(CCPCH:Common Control Physical Channel)、同期チャネル(SCH:Synchronization Channel)、ページングチャネル(PCH:Paging Channel)、下りリンクパイロットチャネル(DPICH:Downlink Pilot Channel)、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH:Physical Shared Control Channel)にマッピングし、データ変調部102に出力する。
また、データ制御部101は、ユーザデータを下りリンク共用データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)にマッピングし、データ変調部102に出力する。
また、データ制御部101は、ユーザデータを下りリンク共用データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)にマッピングし、データ変調部102に出力する。
データ変調部102は、データ制御部101が出力する各チャネルのデータを、スケジューリング部109が出力するMCS(Modulation and Coding Scheme)情報のデータ変調方式と符号化方式とに基づいてデータ変調し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調部103に出力する。
OFDM変調部103は、データ変調部102が出力する信号に対して、直列/並列変換、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)の処理、サイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)の挿入、フィルタリングなどのOFDM信号処理を施してOFDM信号を生成し、無線部104に出力する。
OFDM変調部103は、データ変調部102が出力する信号に対して、直列/並列変換、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)の処理、サイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)の挿入、フィルタリングなどのOFDM信号処理を施してOFDM信号を生成し、無線部104に出力する。
無線部104は、OFDM変調部103が出力するデータを無線周波数にアップコンバートして、アンテナ111を介して移動局装置200へ下りリンクで送信する。また、無線部104は、上りリンクについては、移動局装置200からアンテナ111を介してデータを受信すると、ベースバンド信号にダウンコンバートしてチャネル推定部105とDFT−S−OFDM復調部106とに出力する。なお、無線部104は、RRCレベルDRX制御部1101の決定結果、又は、MACレベルDRX制御部1091の決定結果を、アンテナ111を介して、移動局装置200に送信する。
チャネル推定部105は、無線部104が出力するデータに含まれる上りパイロット信号から基地局装置100と移動局装置200との間の無線伝搬路特性を推定し、その推定結果をDFT−S−OFDM復調部106とスケジューリング部109とに出力する。
DFT−S−OFDM復調部106は、無線部104が出力する受信データに対して、フィルタリングの処理、サイクリック・プレフィックスの除去の処理、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)の処理、逆高速フーリエ変換の処理を施し、チャネル推定部105が出力する無線伝搬路推定結果に基づいてDFT−S−OFDM復調を行い、データ復調部107に出力する。
DFT−S−OFDM復調部106は、無線部104が出力する受信データに対して、フィルタリングの処理、サイクリック・プレフィックスの除去の処理、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)の処理、逆高速フーリエ変換の処理を施し、チャネル推定部105が出力する無線伝搬路推定結果に基づいてDFT−S−OFDM復調を行い、データ復調部107に出力する。
データ復調部107は、DFT−S−OFDM復調部106が出力した受信データに対して、スケジューリング部109によって指定された上りリンクMCS情報に従って復調し、制御データ抽出部108に出力する。
制御データ抽出部108は、データ復調部107が出力する受信データを、ユーザデータと制御データとに分離して上位レイヤに出力する。また、制御データ抽出部108は、制御データのうち下りリンクのCQI(Channel Quality Indicator)情報をスケジューリング部109に出力する。
制御データ抽出部108は、データ復調部107が出力する受信データを、ユーザデータと制御データとに分離して上位レイヤに出力する。また、制御データ抽出部108は、制御データのうち下りリンクのCQI(Channel Quality Indicator)情報をスケジューリング部109に出力する。
スケジューリング部109は、MACレベルDRX制御部1091を備えている。
MACレベルDRX制御部1091は、基地局装置100と移動局装置200との間のDRXサイクル値を制御するためにMACシグナリングを生成する。具体的には、各移動局装置200に対する下りデータ(DLデータ)の到着状況に応じて、DRXサイクル値の小幅な変更(例えば、10ミリ秒)を行う。
なお、DRXサイクル値は、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔を示している。
MACレベルDRX制御部1091は、基地局装置100と移動局装置200との間のDRXサイクル値を制御するためにMACシグナリングを生成する。具体的には、各移動局装置200に対する下りデータ(DLデータ)の到着状況に応じて、DRXサイクル値の小幅な変更(例えば、10ミリ秒)を行う。
なお、DRXサイクル値は、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔を示している。
スケジューリング部109は、下りリンクのスケジューリングと、上りリンクのスケジューリングを行う。下りリンクのスケジューリングでは、移動局装置200から受信したCQI情報、無線リソース制御部110が出力する各移動局装置の使用可能なPRB(Physical Resource Block)の情報、バッファ状況、RRCレベルDRX制御部1101が生成するDRXサイクル値やDRXレベルを含む間欠受信サイクル情報、MACレベルDRX制御部1091が生成するDRXサイクル値を含む間欠受信サイクル情報などの制御情報に基づいて、下りリンクの各チャネルにユーザデータをマッピングするためのスケジューリング処理、及び各データを変調するためのMCS情報の算出を行う。
また、スケジューリング部109は、上りリンクのスケジューリングでは、チャネル推定部105が出力する上りリンクの無線伝搬路推定結果、移動局装置200からのリソース割当て要求、無線リソース制御部110が出力する各移動局装置200の使用可能なPRU(Physical Resource Unit)の情報、バッファ状況、RRCレベルDRX制御部1101が生成するDRXサイクル値やDRXレベルを含む間欠受信サイクル情報、MACレベルDRX制御部1091が生成するDRXサイクル値を含む間欠受信サイクル情報などの制御情報に基づいて、上りリンクの各チャネルに移動局装置がユーザデータをマッピングするためのスケジューリング処理、及び各データを変調するためのMCS情報の算出を行う。
無線リソース制御部110は、RRCレベルDRX制御部1101を備えている。
RRCレベルDRX制御部1101は、基地局装置100と移動局装置200との間のDRXを制御するためにRRCシグナリングを生成する。具体的には、DRXレベルの通知、各移動局装置200に対する下りデータ(DLデータ)の到着状況に応じて、DRXサイクル値の大幅又は小幅な変更を行う。なお、RRCシグナリングは、L3層の制御信号である。
また、無線リソース制御部110は、スケジューリング部109に対して、各移動局装置200の使用可能なPRB又はPRUの情報、DRXサイクル値やDRXレベルを含む間欠受信サイクル情報、バッファ状況などの制御情報を出力する。
RRCレベルDRX制御部1101は、基地局装置100と移動局装置200との間のDRXを制御するためにRRCシグナリングを生成する。具体的には、DRXレベルの通知、各移動局装置200に対する下りデータ(DLデータ)の到着状況に応じて、DRXサイクル値の大幅又は小幅な変更を行う。なお、RRCシグナリングは、L3層の制御信号である。
また、無線リソース制御部110は、スケジューリング部109に対して、各移動局装置200の使用可能なPRB又はPRUの情報、DRXサイクル値やDRXレベルを含む間欠受信サイクル情報、バッファ状況などの制御情報を出力する。
図2は、本発明の実施形態によるMACレベルDRX制御部1091の構成を示す概略ブロック図である。MACレベルDRX制御部1091は、第1の計時部1092、第1の記憶部1093、第1の判定部1094、第1の変更決定部1095を備えている。
第1の計時部1092は、基地局装置100が備えるタイマを利用して、時間t1を計測する。第1の計時部1092は、所定時刻からの経過時間t1を計測する。本実施形態では、第1の計時部1092は、この所定時刻として、基地局装置100から移動局装置200にDRXサイクル値の変更結果をMACシグナリング又はRRCシグナリングを使用して前回送信した時刻を使用している。
第1の計時部1092は、基地局装置100が備えるタイマを利用して、時間t1を計測する。第1の計時部1092は、所定時刻からの経過時間t1を計測する。本実施形態では、第1の計時部1092は、この所定時刻として、基地局装置100から移動局装置200にDRXサイクル値の変更結果をMACシグナリング又はRRCシグナリングを使用して前回送信した時刻を使用している。
第1の記憶部1093は、メモリを備えており、所定時間t0(第3の時間とも称する)を記憶している。第1の記憶部1093が記憶する所定時間t0は、MACシグナリングレベルでDRXサイクル値を変更するための基準となる閾値である。この所定時間t0は、基地局装置100の管理者等によって設定される。
第1の判定部1094は、CPU(Central Processing Unit)の制御に基づいて処理を実行し、データ制御部101の状態を確認することにより、第1の記憶部1093が記憶している所定時間t0内に、データ制御部101に移動局装置200宛てのDLデータ(情報)を受信したか否かについて判定し、その判定結果を第1の変更決定部1095に出力する。
第1の判定部1094は、CPU(Central Processing Unit)の制御に基づいて処理を実行し、データ制御部101の状態を確認することにより、第1の記憶部1093が記憶している所定時間t0内に、データ制御部101に移動局装置200宛てのDLデータ(情報)を受信したか否かについて判定し、その判定結果を第1の変更決定部1095に出力する。
第1の変更決定部1095は、CPUの制御に基づいて処理を実行し、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔であるDRXサイクル値を、所定時間T1(第1の時間とも称する)だけ変更することを決定する。本実施形態では、所定時間T1を10ミリ秒に設定している。
具体的には、第1の変更決定部1095は、所定時間t0内に移動局装置200宛てのDLデータを受信したと第1の判定部1094が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T1だけ減少させることを決定し、所定時間t0内に移動局装置200宛てのDLデータを受信していないと第1の判定部1094が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T1だけ増加させることを決定する。
具体的には、第1の変更決定部1095は、所定時間t0内に移動局装置200宛てのDLデータを受信したと第1の判定部1094が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T1だけ減少させることを決定し、所定時間t0内に移動局装置200宛てのDLデータを受信していないと第1の判定部1094が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T1だけ増加させることを決定する。
図3は、本発明の実施形態による基地局装置100のMACレベルDRX制御部1091の処理を示すフローチャートである。
始めに、基地局装置100の管理者等の操作に基づいて、第1の記憶部1093に所定時間t0を記録することにより、所定時間t0を設定する(ステップS11)。本実施形態では、所定時間t0として、20ミリ秒を設定している。なお、第1の記憶部1093が記憶する所定時間t0は、固定値としても良いし、ステップS11の処理が実行される度に毎回変更するようにしても良い。
そして、第1の計時部1092が計時する時間t1を初期化することにより、時間t1を0秒に設定する(ステップS12)。
始めに、基地局装置100の管理者等の操作に基づいて、第1の記憶部1093に所定時間t0を記録することにより、所定時間t0を設定する(ステップS11)。本実施形態では、所定時間t0として、20ミリ秒を設定している。なお、第1の記憶部1093が記憶する所定時間t0は、固定値としても良いし、ステップS11の処理が実行される度に毎回変更するようにしても良い。
そして、第1の計時部1092が計時する時間t1を初期化することにより、時間t1を0秒に設定する(ステップS12)。
次に、第1の判定部1094は、第1の計時部1092が計時している時間t1が、第1の記憶部1093が記憶している所定時間t0よりも大きいか否かについて判定する(ステップS13)。
時間t1が時間t0よりも大きい場合には、ステップS13で「YES」と第1の判定部1094が判定し、ステップS14に進む。
そして、第1の変更決定部1095は、DRXサイクル値を時間T1だけ増加させることを決定し(ステップS14)、ステップS11に進む。
一方、時間t1が時間t0以下である場合には、ステップS13で「No」と第1の判定部1094が判定し、ステップS15に進む。
時間t1が時間t0よりも大きい場合には、ステップS13で「YES」と第1の判定部1094が判定し、ステップS14に進む。
そして、第1の変更決定部1095は、DRXサイクル値を時間T1だけ増加させることを決定し(ステップS14)、ステップS11に進む。
一方、時間t1が時間t0以下である場合には、ステップS13で「No」と第1の判定部1094が判定し、ステップS15に進む。
そして、第1の判定部1094は、データ制御部101の状態を確認することにより、移動局装置200宛てのDLデータがデータ制御部101に到着しているか否かについて判定する(ステップS15)。DLデータがデータ制御部101に到着していない場合には、第1の判定部1094がステップS15で「NO」と判定し、ステップS17に進む。
そして、第1の計時部1092は、時間t1を所定時間(例えば、ステップS13とステップS15の処理の処理合計時間)だけカウントアップする(ステップS17)。
そして、第1の計時部1092は、時間t1を所定時間(例えば、ステップS13とステップS15の処理の処理合計時間)だけカウントアップする(ステップS17)。
一方、DLデータがデータ制御部101に到着している場合には、第1の判定部1094がステップS15で「YES」と判定し、ステップS16に進む。
そして、第1の変更決定部1095は、DRXサイクル値を時間T1だけ減少させることを決定し(ステップS16)、ステップS11に進む。
そして、第1の変更決定部1095は、DRXサイクル値を時間T1だけ減少させることを決定し(ステップS16)、ステップS11に進む。
なお、図3のフローチャートでは、時間t1と時間t0との関係(ステップS13)に応じて、DRXサイクル値を増減させている(ステップS14、S16)場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基地局装置100における移動局装置200宛てのDLデータのバッファ量に応じて、ステップS14やステップS16でDRXサイクル値を増減させても良い。すなわちこのとき、ステップS15において行う判定方法として、データ制御部101に、移動局装置200宛てのDLデータが一定量到着しているか否かに基づいて判定しても良い。
図4は、本発明の実施形態によるRRCレベルDRX制御部1101の構成を示す概略ブロック図である。RRCレベルDRX制御部1101は、第2の計時部1102、第2の記憶部1103、第2の判定部1104、第2の変更決定部1105を備えている。
第2の計時部1102は、基地局装置100が備えるタイマを利用して、時間t3を計測する。第2の計時部1102は、所定時刻からの経過時間t3を計測する。本実施形態では、第2の計時部1102は、この所定時刻として、基地局装置100から移動局装置200にDRXサイクル値の変更結果をRRCシグナリングを使用して前回送信した時刻を使用している。
第2の計時部1102は、基地局装置100が備えるタイマを利用して、時間t3を計測する。第2の計時部1102は、所定時刻からの経過時間t3を計測する。本実施形態では、第2の計時部1102は、この所定時刻として、基地局装置100から移動局装置200にDRXサイクル値の変更結果をRRCシグナリングを使用して前回送信した時刻を使用している。
第2の記憶部1103は、メモリを備えており、所定時間t2(第4の時間とも称する)を記憶している。第2の記憶部1103が記憶する所定時間t2は、RRCシグナリングレベルでDRXサイクル値を変更するための基準となる閾値である。この所定時間t2は、基地局装置100の管理者等によって設定される。
第2の判定部1104は、CPUの制御に基づいて処理を実行し、データ制御部101の状態を確認することにより、第2の記憶部1103が記憶している所定時間t2内に、データ制御部101に移動局装置200宛てのDLデータを受信したか否かについて判定し、その判定結果を第2の変更決定部1105に出力する。
第2の判定部1104は、CPUの制御に基づいて処理を実行し、データ制御部101の状態を確認することにより、第2の記憶部1103が記憶している所定時間t2内に、データ制御部101に移動局装置200宛てのDLデータを受信したか否かについて判定し、その判定結果を第2の変更決定部1105に出力する。
第2の変更決定部1105は、CPUの制御に基づいて処理を実行し、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔であるDRXサイクル値を、所定時間T2(第2の時間とも称する)だけ変更することを決定する。本実施形態では、所定時間T2を、所定時間T1(10ミリ秒)よりも長い時間に設定している。
具体的には、第2の変更決定部1105は、所定時間t2内に移動局装置200宛てのDLデータを基地局装置100が受信したと第2の判定部1104が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T2(例えば、1レベル分)だけ減少させることを決定し、所定時間t2内に移動局装置200宛てのDLデータを基地局装置100が受信していないと第2の判定部1104が判定した場合には、DRXサイクル値を所定時間T2だけ増加させることを決定する。
なお、変更後のDRXサイクル値が、DLデータの種類に応じた適切な値(VoIPの場合は20ミリ秒)となるように、T2を設定しても良い。
なお、変更後のDRXサイクル値が、DLデータの種類に応じた適切な値(VoIPの場合は20ミリ秒)となるように、T2を設定しても良い。
図5は、本発明の実施形態による基地局装置100のRRCレベルDRX制御部1101の処理を示すフローチャートである。
始めに、基地局装置100の管理者等の操作に基づいて、第2の記憶部1103に所定時間t2を記録することにより、所定時間t2を設定する(ステップS21)。本実施形態では、所定時間t2として、60ミリ秒を設定している。なお、第2の記憶部1103が記憶する所定時間t2は、固定値としても良いし、ステップS21の処理が実行される度に毎回変更するようにしても良い。
そして、第2の計時部1102が計時する時間t3を初期化することにより、時間t3を0秒に設定する(ステップS22)。
始めに、基地局装置100の管理者等の操作に基づいて、第2の記憶部1103に所定時間t2を記録することにより、所定時間t2を設定する(ステップS21)。本実施形態では、所定時間t2として、60ミリ秒を設定している。なお、第2の記憶部1103が記憶する所定時間t2は、固定値としても良いし、ステップS21の処理が実行される度に毎回変更するようにしても良い。
そして、第2の計時部1102が計時する時間t3を初期化することにより、時間t3を0秒に設定する(ステップS22)。
次に、第2の判定部1104は、第2の計時部1102が計時している時間t3が、第2の記憶部1103が記憶している所定時間t2よりも大きいか否かについて判定する(ステップS23)。
時間t3が時間t2よりも大きい場合には、ステップS23で「YES」と第2の判定部1104が判定し、ステップS24に進む。
そして、第2の変更決定部1105は、DRXサイクル値を時間T2だけ増加させることを決定し(ステップS24)、ステップS21に進む。
一方、時間t3が時間t2以下である場合には、ステップS23で「No」と第2の判定部1104が判定し、ステップS25に進む。
時間t3が時間t2よりも大きい場合には、ステップS23で「YES」と第2の判定部1104が判定し、ステップS24に進む。
そして、第2の変更決定部1105は、DRXサイクル値を時間T2だけ増加させることを決定し(ステップS24)、ステップS21に進む。
一方、時間t3が時間t2以下である場合には、ステップS23で「No」と第2の判定部1104が判定し、ステップS25に進む。
そして、第2の判定部1104は、データ制御部101の状態を確認することにより、移動局装置200宛てのDLデータがデータ制御部101に到着しているか否かについて判定する(ステップS25)。DLデータがデータ制御部101に到着していない場合には、第2の判定部1104がステップS25で「NO」と判定し、ステップS27に進む。
そして、第2の計時部1102は、時間t3を所定時間(例えば、ステップS23とステップS25の処理の処理合計時間)だけカウントアップする(ステップS27)。
そして、第2の計時部1102は、時間t3を所定時間(例えば、ステップS23とステップS25の処理の処理合計時間)だけカウントアップする(ステップS27)。
一方、DLデータがデータ制御部101に到着している場合には、第2の判定部1104がステップS25で「YES」と判定し、ステップS26に進む。
そして、第2の変更決定部1105は、DRXサイクル値を時間T2だけ減少させることを決定し(ステップS26)、ステップS21に進む。
そして、第2の変更決定部1105は、DRXサイクル値を時間T2だけ減少させることを決定し(ステップS26)、ステップS21に進む。
なお、本実施形態では、基地局装置100の無線部104は、RRCレベルDRX制御部1101の決定結果を無線部104が送信した時刻から所定時間t2が経過していない場合には、MACレベルDRX制御部1091の決定結果を移動局装置200に送信し(図3のフローチャート参照)、所定時間t2が経過している場合には、RRCレベルDRX制御部1101の決定結果を移動局装置200に送信する(図5のフローチャート参照)。なお、基地局装置100で、図3のフローチャートと図5のフローチャートとを独立に実行することによって、MACレベルDRX制御部1091又はRRCレベルDRX制御部1101の決定結果を移動局装置200に送信するようにしても良い。
なお、図5のフローチャートでは、時間t2と時間t3との関係(ステップS23)に応じて、DRXレベルを増減させている(ステップS24、S26)場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基地局装置100における移動局装置200宛てのDLデータのバッファ量に応じて、ステップS24やステップS26でDRXレベルを増減させても良い。すなわちこのとき、ステップS25において行う判定方法として、データ制御部101に、移動局装置200宛てのDLデータが一定量到着しているか否かに基づいて判定しても良い。
図6は、本発明の実施形態による移動局装置200の構成を示す概略ブロック図である。この移動局装置200は、送信部21、受信部22、無線部201(決定結果受信部とも称する)、スケジューリング部202、無線リソース制御部203、無線制御部204、アンテナ205を備えている。
送信部21は、データ制御部211、データ変調部212、DFT−S−OFDM変調部213を備えている。
受信部22は、チャネル推定部221、OFDM復調部222、データ復調部223、制御データ抽出部224を備えている。
受信部22は、チャネル推定部221、OFDM復調部222、データ復調部223、制御データ抽出部224を備えている。
データ制御部211には、送信データ(ユーザデータ)と制御データとが入力される。データ制御部211は、スケジューリング部202の制御に基づいて、ユーザデータと制御データを上りリンクのブロック(PRU)にマッピングし、データ変調部212に出力する。
データ変調部212は、データ制御部211が出力する各データを、スケジューリング部202が出力するMCS情報のデータ変調方式と符号化方式とに基づいてデータ変調し、DFT−S−OFDM変調部213に出力する。
DFT−S−OFDM変調部213は、データ変調部212が出力するデータに対して、直列/並列変換の処理、拡散符号及びスクランブリングコードの乗算処理、離散フーリエ変換の処理、サブキャリアマッピング処理、逆高速フーリエ変換の処理、サイクリック・プレフィックスの挿入の処理、フィルタリングの処理などを行うことによりDFT−S−OFDM変調処理を施し、DFT−S−OFDM信号を生成し、無線部201に出力する。
なお、上りリンクの通信方式には、DFT−S−OFDM方式以外のものを適用することも可能であり、例えば、VSCRF−CDMA(Variable Spreading and Chip Repetition Factors - Code Division Multiple Access)方式のようなシングルキャリア方式、OFDM方式のようなマルチキャリア方式を適用しても良い。
なお、上りリンクの通信方式には、DFT−S−OFDM方式以外のものを適用することも可能であり、例えば、VSCRF−CDMA(Variable Spreading and Chip Repetition Factors - Code Division Multiple Access)方式のようなシングルキャリア方式、OFDM方式のようなマルチキャリア方式を適用しても良い。
無線部201は、DFT−S−OFDM変調部213が出力するデータを、無線制御部204が出力する無線周波数にアップコンバートして、アンテナ205から基地局装置100(図1)に上りリンクで送信する。
また、無線部201は、下りリンクについては、基地局装置100からデータを受信して、ベースバンド信号にダウンコンバートしてチャネル推定部221とOFDM復調部222とに出力する。
無線部201は、DRXサイクル値を所定時間T1だけ変更するか、所定時間T2だけ変更するかについての基地局装置100での決定結果を、アンテナ205を介して、基地局装置100から受信して、制御データ抽出部224を介して、DRX制御部2031に出力する。
無線部201は、DRXサイクル値を所定時間T1だけ変更するか、所定時間T2だけ変更するかについての基地局装置100での決定結果を、アンテナ205を介して、基地局装置100から受信して、制御データ抽出部224を介して、DRX制御部2031に出力する。
チャネル推定部221は、無線部201が出力する下りリンクパイロットチャネル(DPICH)を用いて無線伝搬路特性を推定し、推定結果をOFDM復調部222に出力する。また、チャネル推定部221は、無線伝搬路推定結果をCQI情報に変換して、CQI情報をデータ制御部211とスケジューリング部202に出力する。
なお、このCQI情報は、無線伝搬路推定結果を移動局装置200から基地局装置100に通知するために用いられる。
なお、このCQI情報は、無線伝搬路推定結果を移動局装置200から基地局装置100に通知するために用いられる。
OFDM復調部222は、無線部201が出力する受信データに対して、サイクリック・プレフィックスの除去の処理、フィルタリングの処理、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)の処理などを行うことによりOFDM信号処理を施し、チャネル推定部221からの無線伝搬路推定結果に基づいてOFDM復調処理を行い、データ復調部223に出力する。
データ復調部223は、制御データ抽出部224が抽出した下りリンクのMCS情報に基づいて、受信データを復調し、制御データ抽出部224に出力する。
制御データ抽出部224は、受信データをユーザデータ(下りリンク共用データチャネル(PDSCH))と制御データ(下りリンク共用制御チャネル(PSCCH))とに分離し、上位レイヤに出力する。
また、制御データ抽出部224は、分離した制御データのうち下りリンクのMCS情報をデータ復調部223に出力し、上りリンクのMCS情報とスケジューリング情報とをスケジューリング部202に出力する。また、制御データ抽出部224は、基地局装置100から通知されたDRXサイクル値、DRXレベルをDRX制御部2031に出力する。
制御データ抽出部224は、受信データをユーザデータ(下りリンク共用データチャネル(PDSCH))と制御データ(下りリンク共用制御チャネル(PSCCH))とに分離し、上位レイヤに出力する。
また、制御データ抽出部224は、分離した制御データのうち下りリンクのMCS情報をデータ復調部223に出力し、上りリンクのMCS情報とスケジューリング情報とをスケジューリング部202に出力する。また、制御データ抽出部224は、基地局装置100から通知されたDRXサイクル値、DRXレベルをDRX制御部2031に出力する。
スケジューリング部202は、基地局装置100から受信した上りリンクのMCS情報とスケジューリング情報とに基づいて、データ制御部211、データ変調部212、DFT−S−OFDM変調部213に対してユーザデータと制御データとを物理チャネルにマッピングするための制御を行う。
無線リソース制御部203は、DRX制御部2031を備えている。DRX制御部2031は、移動局装置200からRRCシグナリング又はMACシグナリングを利用して通知されたDRXサイクル値やDRXレベルを設定・保存する。
また、無線リソース制御部203は、使用可能なPRB又はPRUの情報なども管理し、これらの管理情報(DRXサイクル値、DRXレベルを含む)を送信部21、受信部22、スケジューリング部202、無線制御部204に出力して移動局装置200全体の制御を行う。
また、無線リソース制御部203は、使用可能なPRB又はPRUの情報なども管理し、これらの管理情報(DRXサイクル値、DRXレベルを含む)を送信部21、受信部22、スケジューリング部202、無線制御部204に出力して移動局装置200全体の制御を行う。
なお、下りリンクパイロットチャネル(DPICH)は、ユーザデータや下りリンク制御情報、上りリンク制御情報の復調を行う際の伝搬路推定に用いる既知のパイロット信号などのデータを送信するチャネルである。この下りリンクパイロットチャネル(DPICH)は、セルサーチやハンドオーバを行う際の電力測定や、適応変調を行うためのCQI測定や、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)及び下りリンク共用データチャネル(PDSCH)を復調するための伝搬路推定に使用される。
下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)は、移動局装置識別情報(UEID:User Equipment IDentity)、変調方式、誤り訂正方式、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)に必要な情報、データ長などの下りリンク制御情報及び上りリンク制御情報などのデータを送信するチャネルである。
下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)は、移動局装置識別情報(UEID:User Equipment IDentity)、変調方式、誤り訂正方式、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)に必要な情報、データ長などの下りリンク制御情報及び上りリンク制御情報などのデータを送信するチャネルである。
ここで、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)の下りリンク制御情報には、ユーザデータの復調に必要な制御情報として、PRBの変調方式、データ長、移動局装置宛てのデータが配置されるPRBの位置、HARQに必要な情報などが含まれ、上りリンク制御情報には、電力制御、移動局装置がデータを送信するPRUの送信タイミング制御、PRUの位置、変調方式、データ長、移動局装置が送信したデータに対するHARQのACK/NACK(ACKnowledgement / Negative ACKnowledgement)などの情報のうち少なくとも一部を含む。
下りリンク共用データチャネル(PDSCH)は、ユーザのデータを送信するチャネルである。このユーザデータを復調する際には、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)で送信される変調方式やデータ長の情報を用いる。
また、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)を復調するためには、下りリンクパイロットチャネル(DPICH)のパイロット信号を用いて伝搬路推定を行う。なお、下りリンク共用データチャネル(PDSCH)は複数の移動局装置で共用してもよい。
また、下りリンク共用制御チャネル(PSCCH)を復調するためには、下りリンクパイロットチャネル(DPICH)のパイロット信号を用いて伝搬路推定を行う。なお、下りリンク共用データチャネル(PDSCH)は複数の移動局装置で共用してもよい。
図7は、本発明の実施形態によるDRX制御部2031の構成を示す概略ブロック図である。このDRX制御部2031は、DRXサイクル値記憶部2032(受信時間間隔記憶部とも称する)、DRXサイクル値変更部2033(受信時間間隔変更部とも称する)を備えている。
DRXサイクル値記憶部2032は、メモリを備えており、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔であるDRXサイクル値を記憶する。
DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に基づいて、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を所定時間T1又は所定時間T2だけ変更する。
DRXサイクル値記憶部2032は、メモリを備えており、基地局装置100から移動局装置200に送信される情報の受信時間間隔であるDRXサイクル値を記憶する。
DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に基づいて、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を所定時間T1又は所定時間T2だけ変更する。
具体的には、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T1だけ増加させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値に、所定時間T1を加算して、加算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
また、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T1だけ減少させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値から、所定時間T1を減算して、減算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
また、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T1だけ減少させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値から、所定時間T1を減算して、減算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
また、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T2だけ増加させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値に、所定時間T2を加算して、加算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
また、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T2だけ減少させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値から、所定時間T2を減算して、減算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
なお、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T1あるいはT2に設定する制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を、通知された所定時間T1あるいはT2を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
また、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T2だけ減少させる制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値から、所定時間T2を減算して、減算後のDRXサイクル値を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
なお、DRXサイクル値変更部2033は、受信部22が受信した決定結果に、DRXサイクル値を所定時間T1あるいはT2に設定する制御情報が含まれていた場合には、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を、通知された所定時間T1あるいはT2を、DRXサイクル値記憶部2032に記録する。
図8は、本発明の実施形態による通信システムの処理の一例を説明するための図である。
図8の右側には、移動局装置200と基地局装置100との間で、RRCシグナリング又はMACシグナリングを利用して、DRXレベルの通知・DRXサイクル値の変更を行うための手順を示したシーケンス図を示している。また、このシーケンス図による処理が行われる場合に、移動局装置200のDRXサイクル値記憶部2032に記録されるDRXサイクル値の変化を、図8の左側に示している。
図8の右側には、移動局装置200と基地局装置100との間で、RRCシグナリング又はMACシグナリングを利用して、DRXレベルの通知・DRXサイクル値の変更を行うための手順を示したシーケンス図を示している。また、このシーケンス図による処理が行われる場合に、移動局装置200のDRXサイクル値記憶部2032に記録されるDRXサイクル値の変化を、図8の左側に示している。
始めに、DRXサイクル値が移動局装置200のDRXサイクル値記憶部2032に記録されていない場合、基地局装置100に対してDRXレベルの送信を要求するDRXレベル通知要求を、移動局装置200から基地局装置100に送信する(ステップS101)。なお、移動局装置200と基地局装置100との間で、無線ベアラ確立手続き(Radio bearer setup)を行う際に、ステップS101の処理を行っても良い。
次に、ステップS101でDRXレベル通知要求を受信した基地局装置100は、移動局装置200に対してDRXレベルを、RRCシグナリングを利用して送信する(ステップS102)。ステップS102では、DRXレベルとして、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4を基地局装置100から移動局装置200に対して送信している。ここで、レベル1はDRXサイクル値が100ミリ秒であることを示しており、レベル2はDRXサイクル値が500ミリ秒であることを示しており、レベル3はDRXサイクル値が1秒であることを示しており、レベル4はDRXサイクル値が3秒であることを示している。
なお、本実施形態では、DRXレベルとして、レベル1からレベル4の4段階を使用しているが、これに限定されるものではない。
なお、本実施形態では、DRXレベルとして、レベル1からレベル4の4段階を使用しているが、これに限定されるものではない。
ステップS102で送信されるRRCシグナリングを受信した移動局装置200は、そのRRCシグナリングに含まれるDRXレベルの情報をDRXサイクル値記憶部2032に記録する。また、移動局装置200は、DRXサイクル値として0ミリ秒をDRXサイクル値記憶部2032に記録する。なお、基地局装置100は、ステップS102で送信されるRRCシグナリングを使って、移動局装置200に対し、DRXレベルのいずれかのレベルにDRXサイクル値を設定することを、移動局装置200に通知しても良い。
また、本実施形態では、ステップS101で移動局装置200から基地局装置100にDRXレベル通知要求を送信した後に、ステップS102でRRCシグナリングを利用して基地局装置100から移動局装置200にDRXレベルを送信している場合を示しているが、これに限定されるものではなく、ステップS101の処理を行わずに、基地局装置100から移動局装置200に定期的(例えば、1分毎)にDRXレベルを送信するようにしても良い。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS103)。ステップS103で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒増加させる」という情報が含まれている。このステップS103の処理は、図3のステップS14の処理に基づいて行われる。
ステップS103でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を0ミリ秒から10ミリ秒に変更する。
ステップS103でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を0ミリ秒から10ミリ秒に変更する。
ステップS103の処理は、移動局装置200に送信するDLデータの基地局装置100への到着状況に応じて行われる。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS104)。ステップS104で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒増加させる」という情報が含まれている。このステップS104の処理は、図3のステップS14の処理に基づいて行われる。
ステップS104でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を10ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
ステップS104でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を10ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXレベル変更情報をRRCシグナリングを用いて送信する(ステップS105)。ステップS105で送信するDRXレベル変更情報には、「DRXレベルをレベル2にする」という情報が含まれている。このステップS105の処理は、図5のステップS24の処理に基づいて行われる。
ステップS105でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXレベルをレベル2にすることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から500ミリ秒に変更する。
ステップS105でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXレベルをレベル2にすることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から500ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS106)。ステップS106で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒増加させる」という情報が含まれている。このステップS106の処理は、図3のステップS14の処理に基づいて行われる。
ステップS106でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を500ミリ秒から510ミリ秒に変更する。
ステップS106でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を500ミリ秒から510ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS107)。ステップS107で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒増加させる」という情報が含まれている。このステップS107の処理は、図3のステップS14の処理に基づいて行われる。
ステップS107でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を510ミリ秒から520ミリ秒に変更する。
ステップS107でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を510ミリ秒から520ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXレベル変更情報をRRCシグナリングを用いて送信する(ステップS108)。ステップS108で送信するDRXレベル変更情報には、「DRXレベルを20ミリ秒にする」という情報が含まれている。このステップS108の処理は、図5のステップS26の処理に基づいて行われる。
ステップS108でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を20ミリ秒にすることにより、DRXサイクル値を520ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
ステップS108でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を20ミリ秒にすることにより、DRXサイクル値を520ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS109)。ステップS109で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒減少させる」という情報が含まれている。このステップS109の処理は、図3のステップS16の処理に基づいて行われる。
ステップS109でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒減少させることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から10ミリ秒に変更する。
ステップS109でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒減少させることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から10ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXサイクル値変更情報をMACシグナリングを用いて送信する(ステップS110)。ステップS110で送信するDRXサイクル値変更情報には、「DRXサイクル値を10ミリ秒増加させる」という情報が含まれている。このステップS110の処理は、図3のステップS14の処理に基づいて行われる。
ステップS110でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を10ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
ステップS110でDRXサイクル値変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値を10ミリ秒増加させることにより、DRXサイクル値を10ミリ秒から20ミリ秒に変更する。
そして、基地局装置100は移動局装置200に、DRXレベル変更情報をRRCシグナリングを用いて送信する(ステップS111)。ステップS111で送信するDRXレベル変更情報には、「DRXレベルをレベル2にする」という情報が含まれている。このステップS111の処理は、図5のステップS24の処理に基づいて行われる。
ステップS111でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値をレベル2にすることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から500ミリ秒に変更する。
ステップS111でDRXレベル変更情報を受信した移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値をレベル2にすることにより、DRXサイクル値を20ミリ秒から500ミリ秒に変更する。
なお、RRCシグナリングあるいはMACシグナリングにより、DRXサイクル値の変更を基地局装置100が移動局装置200に指示する場合、基地局装置100は移動局装置200がどのDRXサイクル値であるかを認識している。
基地局装置100の第1の変更決定部1095(図2)や第2の変更決定部1105(図4)により変更されたDRXサイクル値は、スケジューリング部109が備えるメモリ(図示省略)に記録され、そのメモリに記録されているDRXサイクル値に基づいて、スケジューリング部109は、時間方向のスケジューリングを行い、制御信号やデータ信号を基地局装置100から移動局装置200に送信する。
基地局装置100の第1の変更決定部1095(図2)や第2の変更決定部1105(図4)により変更されたDRXサイクル値は、スケジューリング部109が備えるメモリ(図示省略)に記録され、そのメモリに記録されているDRXサイクル値に基づいて、スケジューリング部109は、時間方向のスケジューリングを行い、制御信号やデータ信号を基地局装置100から移動局装置200に送信する。
なお、本実施形態では、移動局装置200宛てのDLデータが一定期間、基地局装置100に到着しなかったときに、ステップS103、S104、S106、S107、S110の処理を行い、移動局装置200宛てのDLデータが基地局装置100に到着した場合にS109の処理を行っているが、これら処理は、移動局装置200において利用されるVoIP(Voice over IP)の有音モード(talkspurtモード)と無音モード(silentモード)とが切り替わった場合や、コーデック(COder-DECoder)を変更した場合などに行っても良い。
上述したように、本発明の実施形態による通信システムでは、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着した場合や通信量が多くなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXサイクル値を所定時間T1だけ減少させることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を小幅に増加させることができる。
また、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着していない場合や通信量が少なくなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXサイクル値を所定時間T1だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を小幅に減少させることができる。
また、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着していない場合や通信量が少なくなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXサイクル値を所定時間T1だけ増加させることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を小幅に減少させることができる。
また、本発明の実施形態による通信システムでは、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着した場合や通信量が多くなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXレベルを20ミリ秒とすることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を大幅に増加させることができる。
また、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着していない場合や通信量が少なくなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXレベルをレベル2とすることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を大幅に減少させることができる。
また、移動局装置200と基地局装置100とのDLデータが一定時間内に到着していない場合や通信量が少なくなった場合には、基地局装置100が移動局装置200にDRXレベルをレベル2とすることを変更結果として送信することにより、基地局装置100から送信される信号の移動局装置200における受信頻度を大幅に減少させることができる。
なお、上述した実施形態において、基地局装置100から移動局装置200に送信するMACシグナリングあるいはRRCシグナリングに含まれるDRXサイクル値を増加・減少させる情報としては、DRXサイクル値そのものでも良いし、前回のDRXレベルあるいはDRXサイクル値からの差分(すなわち増減分)でも良い。
例えば、このMACシグナリングの後、DRXサイクル値を20ミリ秒にしたい場合、前者では20ミリ秒という絶対値そのものを通知することとなり、後者では+20ミリ秒という値を通知する。後者の場合、DRXサイクル値が0ミリ秒に設定されているとすると、0+20=20ミリ秒という演算を移動局装置200で行うことによりDRXサイクル値が設定される。
例えば、このMACシグナリングの後、DRXサイクル値を20ミリ秒にしたい場合、前者では20ミリ秒という絶対値そのものを通知することとなり、後者では+20ミリ秒という値を通知する。後者の場合、DRXサイクル値が0ミリ秒に設定されているとすると、0+20=20ミリ秒という演算を移動局装置200で行うことによりDRXサイクル値が設定される。
また、基地局装置100から移動局装置200にDRXサイクル値の変更結果を送信する際、例えば、10ミリ秒単位でDRXサイクル値を制御する場合には、この10ミリ秒という値を予め基地局装置100と移動局装置200との間で設定しておき、「2」という値だけを基地局装置100から移動局装置200に送信するようにしても良い。例えば、DRXサイクル値を0ミリ秒から20ミリ秒に設定する場合、基地局装置100から移動局装置200に「2」という値を変更結果として送信する。この変更結果を受信した移動局装置200は、受信した「2」という値を10倍した20ミリ秒と、DRXサイクル値記憶部2032に記録されているDRXサイクル値(例えば、0ミリ秒)とを加算してDRXサイクル値を20ミリ秒に設定する。
また、T1、T2の変動幅については、基地局装置100が適応的に変更するようにしても良い。例えば、S11において、所定時間t0の設定に加えて、T1の再設定を行っても良い。また、S21において、所定時間t2の設定に加え、T2の再設定を行っても良い。
また、T1、T2の変動幅については、基地局装置100が適応的に変更するようにしても良い。例えば、S11において、所定時間t0の設定に加えて、T1の再設定を行っても良い。また、S21において、所定時間t2の設定に加え、T2の再設定を行っても良い。
なお、基地局装置100がMACシグナリングあるいはRRCシグナリングを移動局装置200に送信するタイミングとしては、移動局装置200がそれらのシグナリングをon duration中に受信できるようなタイミングが用いられる。
すなわち、on durationに関しても、基地局装置100ではスケジューリング部109が備えるメモリ(図示省略)に記録しており、移動局装置200ではDRXサイクル値記憶部2032が備えるメモリ記憶している。
すなわち、on durationに関しても、基地局装置100ではスケジューリング部109が備えるメモリ(図示省略)に記録しており、移動局装置200ではDRXサイクル値記憶部2032が備えるメモリ記憶している。
なお、移動局装置200は、DRXサイクル値記憶部2032が記憶しているDRXサイクル値が経過する度に、基地局装置100から自移動局装置200に送信されるDLデータを確認した場合に、自移動局装置200宛てのDLデータがなかったときにはDRXサイクル値で基地局装置100から自移動局装置200に送信されるDLデータの確認をDRXサイクル値が経過する度にon durationの期間行い、自移動局装置200宛てのDLデータがあったときには基地局装置100との通信を開始するようにしても良い。
つまり、DRX状態にある移動局装置200は、on duration中に自移動局装置200に対するDLデータの割り当てが行われていない場合にはDRX状態を継続し、on duration中に自移動局装置200に対するDLデータの割り当てが行われている場合にはnon−DRXに状態遷移しても良い。
つまり、DRX状態にある移動局装置200は、on duration中に自移動局装置200に対するDLデータの割り当てが行われていない場合にはDRX状態を継続し、on duration中に自移動局装置200に対するDLデータの割り当てが行われている場合にはnon−DRXに状態遷移しても良い。
non−DRX状態にある移動局装置200は、MACシグナリング(MACヘッダあるいはMAC制御メッセージ)によって、DRXに状態遷移することを許可(通知)されると、DRXに状態遷移することができる。この場合、DRX中に使用するDRXサイクル値は、そのMACシグナリングによって通知される。移動局装置200は、通知されたDRXサイクル値を設定する。
また、non−DRX状態にある移動局装置200は、一定期間、自局に対するDLデータの割り当てが行われていない場合、DRXに状態遷移することができる。この場合、MACシグナリングを送信することはない。その代わり、DRX中に使用するDRXサイクル値については、事前に基地局装置100が決定したDRXサイクル値を、RRCシグナリングによって通知しておく。このRRCシグナリングは、無線ベアラ確立手続き(Radio bearer setup)時に通知して良い。移動局装置200は、RRCシグナリングによって事前に通知されたDRXサイクル値を設定する。
また、non−DRX状態にある移動局装置200は、一定期間、自局に対するDLデータの割り当てが行われていない場合、DRXに状態遷移することができる。この場合、MACシグナリングを送信することはない。その代わり、DRX中に使用するDRXサイクル値については、事前に基地局装置100が決定したDRXサイクル値を、RRCシグナリングによって通知しておく。このRRCシグナリングは、無線ベアラ確立手続き(Radio bearer setup)時に通知して良い。移動局装置200は、RRCシグナリングによって事前に通知されたDRXサイクル値を設定する。
なお、上述した実施形態において、基地局装置100は、到着したDLデータの種類に応じて、DRXサイクル値として適したある固定値に設定するようにしても良い。例えば、基地局装置100に到着したDLデータがVoIPである場合、DRXサイクル値を20ミリ秒に設定するようにしても良い。また、VoIPにおける、有音モードから無音モードへとモードが切り替わった場合や、コーデック(codec)を変更した場合や、DLデータの種類が変更した場合(例えば、VoIPからWebに変更した場合)など、基地局装置100は、そのときどきにおけるDLデータの状況に応じて、適切にDRXサイクル値を変更するようにしても良い。
なお、以上説明した実施形態において、図1の基地局装置100や図6の移動局装置200の各部又はこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基地局装置100や移動局装置200の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
21・・・送信部、22・・・受信部、100・・・基地局装置、101・・・データ制御部、102・・・データ変調部、103・・・OFDM変調部、104・・・無線部、105・・・チャネル推定部、106・・・DFT−S−OFDM復調部、107・・・データ復調部、108・・・制御データ抽出部、109・・・スケジューリング部、110・・・無線リソース制御部、111・・・アンテナ、1091・・・MACレベルDRX制御部、1101・・・RRCレベルDRX制御部、200・・・移動局装置、201・・・無線部、202・・・スケジューリング部、203・・・無線リソース制御部、204・・・無線制御部、205・・・アンテナ、211・・・データ制御部、212・・・データ変調部、213・・・DFT−S−OFDM変調部、221・・・チャネル推定部、222・・・OFDM復調部、223・・・データ復調部、224・・・制御データ抽出部、2031・・・DRX制御部
Claims (11)
- 基地局装置と通信する移動局装置であって、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、
前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信部と、
前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。 - 移動局装置と通信する基地局装置であって、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定部と、
前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定部と、
前記第1の変更決定部又は前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信部と、
を備えることを特徴とする基地局装置。 - 移動局装置と基地局装置とを備える通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定部と、
前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定部と、
前記第1の変更決定部又は前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信部とを備え、
前記移動局装置は、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶部と、
前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信部と、
前記決定結果受信部が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記決定結果送信部は、前記第2の変更決定部の決定結果を前記決定結果送信部が送信した時刻から所定時間が経過していない場合には前記第1の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信し、所定時間が経過している場合には前記第2の変更決定部の決定結果を前記移動局装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
- 前記基地局装置は、
第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したか否かについて判定する第1の判定部を備え、
前記第1の変更決定部は、前記第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したと前記第1の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第1の時間だけ減少させることを決定し、前記第3の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信していないと前記第1の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第1の時間だけ増加させることを決定することを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。 - 前記基地局装置は、
第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したか否かについて判定する第2の判定部を備え、
前記第2の変更決定部は、前記第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信したと前記第2の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第2の時間だけ減少させることを決定し、前記第4の時間内に前記移動局装置宛ての情報を前記基地局装置が受信していないと前記第2の判定部が判定した場合には前記受信時間間隔を第2の時間だけ増加させることを決定することを特徴とする請求項5に記載の通信システム。 - 前記決定結果送信部は、前記第1の変更決定部の決定結果をMACシグナリングを使用して前記移動局装置に送信し、前記第2の変更決定部の決定結果をRRCシグナリングを使用して前記移動局装置に送信することを特徴とする請求項3から6までのいずれかの項に記載の通信システム。
- 前記移動局装置は、前記受信時間間隔記憶部が記憶している受信時間間隔が経過する度に前記基地局気装置から自移動局装置に送信される情報を確認した場合に、自移動局装置宛ての情報がなかったときには前記受信時間間隔で前記基地局装置から自移動局装置に送信される情報の確認を継続し、自移動局装置宛ての情報があったときには前記基地局装置との通信を開始することを特徴とする請求項3から7までのいずれかの項に記載の通信システム。
- 基地局装置と通信する移動局装置のコンピュータを、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶手段と、
前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信手段と、
前記決定結果受信手段が受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶手段が記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - 移動局装置と通信する基地局装置のコンピュータを、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定手段と、
前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定手段と、
前記第1の変更決定手段又は前記第2の変更決定手段の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - 移動局装置と基地局装置とを用いた通信方法であって、
前記基地局装置は、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を第1の時間だけ変更することを決定する第1の変更決定過程と、
前記受信時間間隔を前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更することを決定する第2の変更決定過程と、
前記第1の変更決定過程又は前記第2の変更決定過程の決定結果を前記移動局装置に送信する決定結果送信過程とを実行し、
前記移動局装置は、
前記基地局装置から前記移動局装置に送信される情報の受信時間間隔を記憶する受信時間間隔記憶過程と、
前記受信時間間隔を第1の時間だけ変更するか前記第1の時間より長い第2の時間だけ変更するかについての前記基地局装置での決定結果を前記基地局装置から受信する決定結果受信過程と、
前記決定結果受信過程で受信した決定結果に基づいて前記受信時間間隔記憶過程で記憶している受信時間間隔を変更する受信時間間隔変更過程とを実行することを特徴とする通信方法。
Priority Applications (1)
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JP2007149151A JP2008306267A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | 移動局装置、基地局装置、通信システム、プログラム及び通信方法 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010100966A1 (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-10 | シャープ株式会社 | 通信システム及び間欠受信方法 |
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2007
- 2007-06-05 JP JP2007149151A patent/JP2008306267A/ja active Pending
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