JP2008305552A - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生装置において、前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力する表示出力手段と、前記表示出力手段への前記再生出力されている前記オブジェクトの識別情報を、前記再生出力とともに出力する手段とを有する。
【選択図】 図18
Description
上記したように、プレイリスト及びアプリケーションなどで、複数種のビデオオブジェクトを任意に単独表示、多重表示などを実現できる再生装置では、表示画面に現在表示されている再生状況をユーザが把握するのは困難である。アプリケーションによっては、サブビデオが画面全体に表示された状態となることもあり得る。このような場合、ユーザは、表示されているサブビデオ画面をメインビデオ画面とと誤認する場合があり得る。ユーザがこのような誤認を生じると、装置の機能操作を間違ったり、映像で提供されるストーリーに誤解を生じたりする可能性を秘めている。また、このように多種のオブジェクトを任意に並べることができる情報再生装置では、従来のようなアングル表示機能では用を足さないことになる。さらにこのような多種のオブジェクトを表示した場合、ユーザは操作に戸惑うことがあり、
操作に不安を持つことがある。
コンテンツの種類について説明する、
ここで記載する説明では2種類のコンテンツについて定めている。一つは標準コンテンツ(Standard Content)、もう一つはアドバンスドコンテンツ(Advanced Content)である。標準コンテンツはナビゲーションデータとディスク上のビデオオブジェクトで構成され、またこれはDVD-ビデオ規格第1.1版を拡張したものである。
標準コンテンツは、DVD-ビデオ規格第1.1版に定めるコンテンツを、特に高解像度ビデオ、高品質オーディオ、いくつかの新機能について、拡張したものである。標準コンテンツは基本的に、一つのVMGスペースと一つまたは複数のVTSスペース(「標準VTS」または単に「VTS」と呼ばれる)で構成される。
アドバンスドコンテンツは、標準コンテンツで実現されるオーディオとビデオの拡張に加え、より高度なインタラクティブ性(interactivity)を実現する。アドバンスドコンテンツは、プレイリスト、ローディングインフォメーション、マークアップ、スクリプトファイルなどのアドバンスドナビゲーションと、プライマリ/セカンダリビデオセットなどのアドバンスドデータ、およびアドバンスドエレメント(画像、オーディオ、テキストなど)で構成され、アドバンスドナビゲーションはアドバンスドデータの再生を管理する。
・再生シーケンス(Playback Sequence): タイトルタイムラインにより記述される、各タイトル用の再生情報である、
・構成情報(Configuration Information): データバッファアラインメントなどのシステム構成情報である。
アドバンスドVTS(プライマリビデオセットとも呼ばれる)は、アドバンスドナビゲーション用のビデオタイトルセットで利用される。すなわち、標準VTSに対応するものとして次のものが定められている。
−1つのメインビデオストリーム、1つのサブビデオストリーム
−8つのメインオーディオストリーム、8つのサブオーディオストリーム
−32のサブピクチャストリーム
−1つのアドバンスドストリーム
2) エンハンスドEVOBセット(EVOBS)の統合
−メニューEVOBSとタイトルEVOBSの両方の統合
3) 多層化構造の解消
−タイトルなし、PGC(プログラムチェーン)なし、PTT(パートオブタイトル)なし、Cell(セル)なし
−ナビゲーションコマンドとUOP(ユーザオペレーション)制御のキャンセル
4) 新しいタイムマップ情報(TMAP)の導入
−一つのTMAPIが一つのEVOBに対応し、一つのファイルとして保存される。
相互運用可能なVTSは、HD DVD-VR規格でサポートされるビデオタイトルセットである。本規格すなわちHD DVD-ビデオ規格では、相互運用可能なVTSはサポートされておらず、すなわちコンテンツの著者は相互運用可能なVTSを含むディスクを作成することはできない。ただし、HD DVD-ビデオプレイヤは相互運用可能なVTSの再生をサポートする。
本規格では、次に定める3種類のディスク(カテゴリ1のディスク/カテゴリ2のディスク/カテゴリ3のディスク)が認められる。
このディスクには、一つのVMGと一つまたは複数の標準VTSで構成される標準コンテンツのみが含まれる。すなわち、このディスクにはアドバンスドVTS、アドバンスドコンテンツは含まれない。構成例については図2(A)を参照。
このディスクには、アドバンスドナビゲーション、プライマリビデオセット(アドバンスドVTS)、セカンダリビデオセットおよびアドバンスドエレメントで構成されるアドバンスドコンテンツのみが含まれる。すなわち、このディスクにはVMGや標準VTSなどの標準コンテンツは含まれない。構成例については図2(B)を参照。
このディスクには、アドバンスドナビゲーション、プライマリビデオセット(アドバンスドVTS)、セカンダリビデオセットおよびアドバンスドエレメントで構成されるアドバンスドコンテンツと、VMG(ビデオマネージャー)と一つまたは複数の標準VTSで構成される標準コンテンツが含まれる。ただし、このVMG にはFP_DOMもVMGM_DOMも存在しない。構成例については図2(C)を参照。
標準コンテンツはアドバンスドコンテンツにより利用することができる。アドバンスドVTSのVTSI(ビデオタイトルセット情報)はEVOBを参照することができ、後者も、標準VTSのVTSIによりTMAPを使用して参照することができる。ただし、EVOBにはHLI(ハイライト情報)、PCI(プログラムコントロール情報)などを含めることができ、これはアドバンスドコンテンツではサポートされていない。こうしたEVOBの再生では、例えばHLIやPCIはアドバンスドコンテンツでは無視されることになる。図3には、上記のように標準コンテンツが利用されるときの様子を示している。
カテゴリ3のディスクに関しては、アドバンスドコンテンツと標準コンテンツはそれぞれ独自に再生される。図4に、このディスクの再生状態の遷移図を示す。まず、アドバンスドナビゲーション(すなわちプレイリストファイル)が「初期状態(Initial State)」で解釈され、ファイルに従って、アドバンスドコンテンツ内の最初のアプリケーションが「アドバンスドコンテンツ再生状態(Advanced Content Playback State)」で実行される。この場合、アドバンスドコンテンツが再生される間に、プレイヤは、例えばCallStandardCotentPlayerなどの指定されたコマンドを、再生位置を指定するアーギュメントを付けて、スクリプトを介して実行することで、標準コンテンツを再生することができる。
ディスクの構造は、一つのボリュームスペース、一つのビデオマネージャ(VMG)、一つのビデオタイトルセット(VTS)、一つのエンハンスドビデオオブジェクトセット(EVOBS)、およびここで述べるアドバンスドコンテンツで構成されたものになっている。
図5に示すように、HD DVD-ビデオのディスクのボリュームスペースは次のような要素で構成される。1) ボリュームおよびファイル構造(Volume and File structure)。これはUDF構造用に割り当てられる、
2) 単一の「DVD-ビデオゾーン(DVD-Video zone)」。これはDVD-ビデオフォーマットのデータ構造用に割り当てられることがある、
3) 単一の「HD DVD-ビデオゾーン(HD DVD-Video zone)」。これはDVD-ビデオフォーマットのデータ構造用に割り当てられることがある。このゾーンは「標準コンテンツゾーン」と「アドバンスドコンテンツゾーン」で構成される、
4) 「DVDその他のゾーン(DVD others zone)」、これはDVD-ビデオでもHD DVD-ビデオでもないアプリケーション用に使用されることがある。
2) 「標準コンテンツゾーン」はカテゴリ1のディスクでは単一のビデオマネージャ(VMG)と少なくとも1つ、最大510のビデオタイトルセット(VTS)で構成され、カテゴリ2のディスクには「標準コンテンツゾーン」は存在してはならず、「標準コンテンツゾーン」はカテゴリ3のディスクでは少なくとも1つ、最大510のVTSで構成される、
3) VMGは、「HD DVD-ビデオゾーン」があるとき、すなわちカテゴリ1のディスクの場合は、その先頭部に割り振られる、
4) VMGは少なくとも2つ、最大102のファイルで構成される、
5) 各VTS(アドバンスドVTSを除く)は少なくとも3つ、最大200のファイルで構成される、
6) 「アドバンスドコンテンツゾーン」は、アドバンスドVTSを有するアドバンスドコンテンツゾーンでサポートされるファイルで構成される。アドバンスドコンテンツゾーン用のファイルの最大数は(ADV_OBJディレクトリ以下では)512×2047である、
7) アドバンスドVTSは少なくとも5つ、最大200のファイルで構成される、
注: DVD-ビデオゾーンに関しては、知られているので特に説明しない。
HD DVD-ビデオディスクに関連するファイルとディレクトリに対する要件をここに述べる。
「HVDVD_TS」ディレクトリは、ルートディレクトリのすぐ下にある。一つのVMGに関連する全ファイル、一つまたは複数の標準ビデオセット、一つのアドバンスドVTS(プライマリビデオセット)が、このディレクトリ以下にある。
一つのビデオマネージャ情報(VMGI)、一つのファーストプレイプログラムチェーンメニュー用エンハンスドビデオオブジェクト(FP_PGCM_EVOB)、一つのバックアップ用ビデオマネージャ情報(VMGI_BUP)が、それぞれ構成ファイルとしてHVDVD_TSディレクトリ以下に記録される。一つのビデオマネージャメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VMGM_EVOBS)のサイズが1GB(=230バイト)以上あるときは、HVDVD_TSディレクトリ以下でファイル数が最大で98になるよう分割する必要がある。一つのVMGM_EVOBSのこれらのファイルについては、どのファイルも連続的に割り振ること。
一つのビデオタイトルセット情報(VTSI)と一つのバックアップ用ビデオタイトルセット情報(VTSI_BUP)が、それぞれ構成ファイルとしてHVDVD_TSディレクトリ以下に記録される。ビデオタイトルセットメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSM_EVOBS)と、タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)のサイズが1GB(=230バイト)以上あるときは、どのファイルのサイズも1GBより小さくなるように、最大で99のファイルに分割する必要がある。これらのファイルはHVDVD_TSディレクトリ以下の構成ファイルである。一つのVTSM_EVOBSと一つのVTSTT_EVOBSのこれらのファイルについては、どのファイルも連続的に割り振ること。
一つのビデオタイトルセット情報(VTSI)と一つのバックアップ用ビデオタイトルセット情報(VTSI_BUP)を、それぞれ構成ファイルとしてHVDVD_TSディレクトリ以下に記録することができる。一つのビデオタイトルセットタイムマップ情報(VTS_TMAP)と、一つのバックアップ用ビデオタイトルセットタイムマップ情報(VTS_TMAP_BUP)は、それぞれHVDVD_TSディレクトリ以下で最大99のファイルで構成することができる。タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)のサイズが1GB(=230バイト)以上あるときは、どのファイルのサイズも1GBより小さくなるように、最大で99のファイルに分割する必要がある。これらのファイルはHVDVD_TSディレクトリ以下の構成ファイルである。一つのVTSTT_EVOBS内のこれらのファイルについては、どのファイルも連続的に割り振ること。
DVD-ビデオの固定ディレクトリ名は「HVDVD_TS」とする,
2) ビデオマネージャ(VMG)用ファイル名
ビデオマネージャ情報の固定ファイル名は「HVI00001.IFO」とする,
FP_PGCメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトの固定ファイル名は「HVM00001.EVO」とする,
VMGメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトセットのファイル名は「HVM000%%.EVO」とする,
バックアップ用ビデオマネージャ情報の固定ファイル名は「HVI00001.BUP」とする,
−「%%」は、VMGメニュー用の各エンハンスドビデオオブジェクトセットに対して「02」から「99」まで昇順で連続的に割り当てられる,
3) 標準ビデオタイトルセット(標準VTS)用ファイル名
ビデオタイトルセットのファイル名は「HVI@@@01.IFO」とする,
VTSメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトセットのファイル名は「HVM@@@##.EVO」とする,
タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセットのファイル名は「HVT@@@##.EVO」とする,
バックアップ用ビデオタイトルセット情報のファイル名は「HVI@@@01.BUP」とする,
−「@@@」は、ビデオタイトルセット番号のファイルに割り当てられる三つの文字で、「001」から「511」までとする,
−「##」は、VTSメニュー用の各エンハンスドビデオオブジェクトセットまたはタイトル用の各エンハンスドビデオオブジェクトセットに対して「01」から「99」まで昇順で連続的に割り当てられる,
4) アドバンスドビデオタイトルセット(アドバンスドVTS)用ファイル名
ビデオタイトルセットのファイル名は「AVI00001.IFO」とする,
タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセットのファイル名は「AVT000&&.EVO」とする,
タイムマップ情報のファイル名は「AVMAP0$$.IFO」とする,
バックアップ用ビデオタイトルセット情報のファイル名は「AVI00001.BUP」とする,
バックアップ用タイムマップ情報のファイル名は「AVMAP0$$.BUP」とする,
−「&&」は、タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセットに対して「01」から「99」まで昇順で連続的に割り当てられる,
−「$$」は、タイムマップ情報に対して「01」から「99」まで昇順で連続的に割り当てられる。
「ADV_OBJ」ディレクトリは、ルートディレクトリのすぐ下にある。プレイリストファイルはすべてこのディレクトリのすぐ下にある。アドバンスドナビゲーション、アドバンスドエレメント、セカンダリビデオセットのファイルは、どれでもこのディレクトリのすぐ下に置くことができる。
各プレイリストファイルは、「ADV_OBJ」ディレクトリのすぐ下に「PLAYLIST%%.XML」というファイル名で置くことができる。「%%」は、「00」から「99」まで昇順で連続的に割り当てられる。(ディスクをロードしたときに)最大の番号をもつプレイリストファイルが最初に処理される。
「アドバンスドコンテンツ用ディレクトリ」は、「ADV_OBJ」ディレクトリ以下にのみ置くことができる。アドバンスドナビゲーション、アドバンスドエレメント、セカンダリビデオセットのファイルは、どれでもこのディレクトリに置くことができる。このディレクトリ名はd文字とd1文字で構成される。「ADV_OBJ」サブディレクトリの総数(「ADV_OBJ」ディレクトリを除く)は512未満とする。ディレクトリ階層の深さは8またはそれ以下とする。
「ADV_OBJ」ディレクトリ以下のファイルの総数は512×2047に制限され、各ディレクトリ内にあるファイルの総数は2048未満とする。このファイル名はd文字またはd1文字で構成し、このファイル名は本体、「.」(ピリオド)、拡張子で構成される。上記したディレクトリ/ファイル構造の例が図6に示されている。
VMGは「HD DVD-ビデオゾーン」にある全ビデオタイトルセットの目次である。図7に示すように、VMGはVMGI(ビデオマネージャ情報)と呼ばれる制御データ、ファーストプレイPGCメニュー用エンハンスドビデオオブジェクト(FP_PGCM_EVOB)、BMGメニュー用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VMGM_EVOBS)、制御データのバックアップ(VMGI_BUP)で構成される。制御データはタイトルを再生するために必要な静的情報で、ユーザ操作をサポートする情報を提供する。FP_PGCM_EVOBは、メニュー言語の選択に用いるエンハンスドビデオオブジェクト(EVOB)である。VMGM_EVOBSは、ボリュームアクセスをサポートするメニューに使用するエンハンスドビデオオブジェクト(EVOB)の集合である。
1) 制御データ(VMGI)と制御データのバックアップ(VMGI_BUP)はそれぞれ1 GBに満たない単一のファイルとする,
2) FP_PGCメニュー用EVOB (FP_PGCM_EVOB)は1 GBに満たない単一のファイルとする。BMGメニュー用EVOBS (VMGM_EVOBS)は、それぞれが1 GBに満たないファイルに分割し、そのファイル数は最大で(98)とする,
3) VMGI、FP_PGCM_EVOB(存在する場合)、VMGM_EVOBS(存在する場合)、VMGI_BUPは、この順で割り振られる,
4) VMGIとVMGI_BUPは同一のECCブロックに記録してはならない,
5) VMGM_EVOBSを構成するファイルは連続的に割り振られる,
6) VMGI_BUPのコンテンツはVMGIと完全に同一とする。従い、VMGI_BUP内の相対アドレス情報がVMGI_BUP外の場所を指している場合、その相対アドレスはVMGIの相対アドレスと見なされる,
7) VMGI、FP_PGCM_EVOB(存在する場合)、VMGM_EVOBS(存在する場合)、VMGI_BUPの間の境界にはギャップがあってもよい,
8) VMGM_EVOBS(存在する場合)の中では、各EVOBは連続的に割り振られる,
9) VMGIとVMGI_BUPはそれぞれ、連続するLSNで構成される論理的に連続した領域に記録される,
注: 本規格はDVD-R for General (一般用)/ DVD-RAM / DVD-RWおよびDVD-ROMに適用可能であるが、各メディアについて第2部(ファイルシステム仕様)に記載するデータアロケーションの規則に適合していること。
VTSはタイトルの集合である。図7に示すように、各VTSはVTSI(ビデオタイトルセット情報)と呼ばれる制御データ、VTSメニュー用のエンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSM_EVOBS)、タイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSTT_EVOBS)、およびバックアップ制御データ(VTSI_BUP)で構成される。
1) 制御データ(VTSI)と制御データのバックアップ(VTSI_BUP)はそれぞれ1 GBに満たない単一のファイルとする,
2) VTSメニュー用EVOBS (VTSM_EVOBS)と一つのVTS内のEVOBS(VTSTT_EVOBS)とはそれぞれ、各ファイルサイズが1 GBに満たないファイルに分割し、そのファイル数はそれぞれ最大で(99)とする,
3) VTSI、VTSM_EVOB(存在する場合)、VTSTT_EVOBSおよびVTSI_BUPは、この順で割り振られる,
4) VTSIとVTSI_BUPは同一のECCブロックに記録してはならない,
5) VTSM_EVOBSを構成するファイルは連続的に割り振られる,また、VTSTT_EVOBSを構成するファイルも連続的に割り振られる,
6) VTSI_BUPのコンテンツはVTSIと完全に同一とする,したがって、VTSI_BUP内の相対アドレス情報がVTSI_BUP外の場所を指している場合、その相対アドレスはVTSIの相対アドレスと見なされる,
7) VTS番号はボリューム内のVTSに割り当てられる連続した番号である。VTS番号は「1」から「511」まであり、VTSがディスク上に保存される順序で割り当てられる(各VTSのVTSIの冒頭にある最小LBNから)
8) 各VTS について、VTSI、VTSM_EVOB(存在する場合)、VTSTT_EVOBS、VTSI_BUPの間の境界にはギャップがあってもよい,
9) 各VTSM_EVOBS(存在する場合)の中では、各EVOBは連続的に割り振られる,
10) 各VTSTT_EVOBSの中では、各EVOBは連続的に割り振られる,
11) VTSIとVTSI_BUPはそれぞれ、連続するLSNで構成される論理的に連続した領域に記録される,
注: 本規格はDVD-R for General (一般用)/ DVD-RAM / DVD-RWおよびDVD-ROMに適用可能であるが、各メディアについて第2部(ファイルシステム仕様)に記載するデータアロケーションの規則に適合していること。アロケーションの詳細は、各メディアについて第2部(ファイルシステム規格)に示される。
このVTSはただ一つのタイトルで構成される。図7に示すように、このVTSはVTSIと呼ばれる制御データ(6.3.1 ビデオタイトルセット情報を参照)、一つのVTS内のタイトル用エンハンスドビデオオブジェクトセット(VTSTT_EVOBS)、ビデオタイトルセットタイムマップ情報(VTS_TMAP)、バックアップ制御データ(VTSI_BUP)、およびビデオタイトルセットタイムマップ情報のバックアップ(VTS_TMAP_BUP)で構成される。
1) 制御データ(VTSI)と制御データのバックアップ(VTSI_BUP) (存在する場合)はそれぞれ1 GBに満たない単一のファイルとする,
2) 一つのVTS内のタイトル用EVOBS(VTSTT_EVOBS)は、各ファイルサイズが1 GBに満たないファイルに分割し、そのファイル数は最大で(99)とする,
3) 一つのビデオタイトルセットタイムマップ情報(VTS_TMAP)とそのバックアップ(VTS_TMAP_BUP) (存在する場合)はそれぞれ、各ファイルサイズが1 GBに満たないファイルに分割し、そのファイル数は最大で(99)とする,
4) VTSIとVTSI_BUP(存在する場合)は同一のECCブロックに記録してはならない,
5) VTS_TMAPとVTS_TMAP_BUP(存在する場合)は同一のECCブロックに記録してはならない,
6) VTSTT_EVOBSを構成するファイルは連続的に割り振られる,
7) VTSI_BUP(存在する場合)のコンテンツはVTSIと完全に同一とする。従い、VTSI_BUP内の相対アドレス情報がVTSI_BUP外の場所を指している場合、その相対アドレスはVTSIの相対アドレスと見なされる,
8) 各VTSTT_EVOBSの中では、各EVOBは連続的に割り振られる,
注: 本規格はDVD-R for General (一般用)/ DVD-RAM / DVD-RWおよびDVD-ROMに適用可能であるが、各メディアについて第2部(ファイルシステム仕様)に記載するデータアロケーションの規則に適合していること。アロケーションの詳細は、各メディアについて第2部(ファイルシステム規格)で示される。
EVOBSは、ビデオ、オーディオ、サブピクチャなどで構成されるエンハンスドビデオオブジェクトの集合である(図7)。
1) 一つのEVOBS内で、EVOBは連続したブロックとインターリーブされたブロックに記録される。連続したブロックとインターリーブされたブロックについては、3.3.12.1 プレゼンテーションデータのアロケーションを参照、
VMGと標準VTSの場合、
2) 一つのEVOBSは一つまたは複数のEVOBで構成される。EVOB_ID番号が、EVOBS内の最小のLSNをもつEVOBから、一つの(1)で始まり昇順で割り当てられる、
3) 一つのEVOBは一つまたは複数のセルで構成される。C_ID番号が、EVOB内の最小のLSNをもつセルから、一つの(1)で始まり昇順で割り当てられる,
4) EVOBS内のセルは、EVOB_ID番号とC_ID番号とで識別できる,
3.3.7 論理構造と物理構造の関係
VMGと標準VTSについては、セルに関して次の規則が適用される
1) 一つのセルは同一の層に割り振られる。
<オーバーロールスタートアップシーケンス>
図8には、HD DVDプレイヤのスタートアップシーケンスのフローチャートを示している。ディスクが挿入された後、プレイヤは、“ADV_OBJ”、“playlist.xml(Tentative)”がルートディレクトリ下の“ADV_OBJ”ディレクトリに存在するかどうかを確認する。“playlist.xml(Tentative)”が存在したならば、HD DVDプレイヤは、このディスクがカテゴリ2又は3のディスクであることを決定する。もし“playlist.xml(Tentative)”が存在しないならば、HD DVDプレイヤは、VMGIのディスクVMG_IDをチックする。このディスクがカテゴリ1の場合は、それは、“HDDVD_VMG200”である。VMG_CATのバイトポジション0−b15は標準カテゴリのみを示す。もしこのディスクがHD DVDのどのカテゴリにも属しない場合には、その後の処置は、それぞれのプレイヤに依存する。アドバンスドコンテンツとスタンダードコンテンツの再生手続は異なる。
各コンテンツ(標準コンテンツ、アドバンスドコンテンツ、或いはインターオペラブルコンテンツ)の中で、プレイヤによって取り扱われるべきP−EVOB(プライマリーエンハンスドビデオオブジェクト)の中に、いくつかの必要な情報データ(information data)がある。
<アドバンスドコンテンツのデータタイプ>
アドバンスドナビゲーション
アドバンスドナビゲーションは、次のタイプファイルで構成されるアドバンスドコンテンツ用のナビゲーションデータのデータタイプである。
・ローディング情報
・マークアップ
*コンテンツ
*スタイリング
*タイミング
・スクリプト。
アドバンスドデータは、アドバンスドコンテンツ用のプレゼンテーションデータのデータタイプである。アドバンスドデータは次の四つのタイプに分類できる。
・セカンダリビデオセット
・アドバンスドエレメント
・その他。
プライマリビデオセットは、プライマリビデオ用の一組のデータである。プライマリビデオセットのデータ構造は、アドバンスドVTSと一致し、ナビゲーションデータ(VTSI、TMAPなど)とプレゼンテーションデータ(P-EVOB-TY2など)で構成される。プライマリビデオセットはディスク上に保存される。プライマリビデオセットは、その中に様々なプレゼンテーションデータを含めることができる。考えられるプレゼンテーションストリームタイプとしては、メインビデオ、メインオーディオ、サブビデオ、サブオーディオ、サブピクチャがある。HD DVDプレイヤは、プライマリビデオおよびオーディオ以外に、同時にサブビデオおよびオーディオを再生することができる。サブビデオとサブオーディオの再生中にセカンダリビデオセットのサブビデオとサブオーディオを再生することはできない。
セカンダリビデオセットは、ネットワークストリーミングとファイルキャッシュ上のプレダウンロードされたコンテンツ用の一組のデータである。セカンダリビデオセットのデータ構造は、アドバンスドVTSの簡単化された構造であり、TMAPとプレゼンテーションデータ(S-EVOB)で構成される。セカンダリビデオセットにはサブビデオ、サブオーディオ、スブスティディオ、コンプリメンタリーサブタイトルを含めることができる。サブスティチュートオーディオは、プライマリビデオセット内のメインオーディオに代わる代替オーディオストリームとして使用する。コンプリメンタリーサブタイトルは、プライマリビデオセット内のサブピクチャに代わる代替サブタイトルストリームとして使用する。コンプリメンタリーサブタイトルのデータフォーマットはアドバンスドサブタイトルである。
プライマリエンハンスドビデオオブジェクトタイプ2 (P-EVOB-TY2)は、図9に示すように、プライマリビデオセットのプレゼンテーションデータを運ぶデータストリームである。プライマリエンハンスドビデオオブジェクトタイプ2は、「MPEG-2規格のシステム部分(ISO/IEC 138181-1)」に規定されるプログラムストリームに適合する。プライマリビデオセットのプレゼンテーションデータのタイプには、メインビデオ、メインオーディオ、サブビデオ、サブオーディオ、サブピクチャがある。アドバンスドストリームはさらに、P-EVOB-TY2へと多重化される。P-EVOB-TY2内の考えられるパックタイプには以下のものがある。
・メインビデオパック(VM_PCK)
・メインオーディオパック(AM_PCK)
・サブビデオパック(VS_PCK)
・サブオーディオパック(AS_PCK)
・サブピクチャパック(SP_PCK)
・アドバンスドストリームパック(ADV_PCK)
プライマリエンハンスドビデオセットタイプ2用のタイムマップ(TMAP)には、各プライマリエンハンスドビデオオブジェクトユニット(P-EVOBU)用のエントリポイントがある。
P-EVOB-TY2に対しては、以下のモデルが対応つけられる、
* プライマリエンハンスドビデオオブジェクトタイプ2 (P-EVOB-TY2)用の入力バッファモデル
* プライマリエンハンスドビデオオブジェクトタイプ2 (P-EVOB-TY2)用のデコーディングモデル
* プライマリエンハンスドビデオオブジェクトタイプ2用の拡張システムターゲットデコーダ(E-STD)モデル。
Track buffer を介してDe-Multiplex に入力されるパケットはそれぞれ種類に応じて分離され、Main Video Buffer, Sub Video Buffer, Sub picture Buffer, PCI buffer, Main Audio buffer, Sub Audio bufferに供給される。それぞれのBuffer 出力は、対応するDecoder でデコードすることが可能である。
図10は、アドバンスドコンテンツプレイヤの再生環境を示す、アドバンスドコンテンツプレイヤ(Advanced Content Player)は、アドバンスドコンテンツ用の論理的なプレイヤである。
アドバンスドコンテンツプレイヤは、アドバンスドコンテンツ用の論理的なプレイヤである。図11に簡単化したアドバンスドコンテンツプレイヤを示す。これは、データアクセスマネージャ(Data Access Manager)111、データキャッシュ(Data Cache)112、ナビゲーションマネージャ(Navigation Manager)113、ユーザインタフェースマネージャ(User Interface Manger)114、プレゼンテーションエンジン(Presentation Engine)115、AVレンダラ(AV Renderer)116の六つの論理的機能モジュールを基本構成としている。
データキャッシュ112は、再生用アドバンスドコンテンツの一時的なデータストレージである、
ナビゲーションマネージャ113は、アドバンスドナビゲーション内の記述に従ってアドバンスドコンテンツプレイヤのあらゆる機能モジュールの制御を受け持つ、
ユーザインタフェースマネージャ114は、HD DVDプレイヤのリモートコントローラやフロントパネルなどのユーザインタフェース装置の制御を受け持ち、その上でユーザ入力イベントをナビゲーションマネージャ113に通知する。
AVレンダラ116は、他のモジュールからのビデオ/オーディオ入力のミックスとスピーカやディスプレイなどの外部装置への出力を受け持つ。
次に、アドバンスドコンテンツの再生に使用できるデータソースの種類について述べることにする、
<ディスク>
ディスク131は、アドバンスドコンテンツ再生の必須データソースである。HD DVDプレイヤはHD DVDディスクドライブを備えていること。アドバンスドコンテンツは、利用可能なデータソースがディスクと必須の永続的ストレージだけの場合にも再生できるようにオーサリングを行う必要がある。
ネットワークサーバ132は、アドバンスドコンテンツ再生用のオプションのデータソースであるが、HD DVDプレイヤはネットワークアクセス能力を備えていなければならない。ネットワークサーバは通常、現ディスクのコンテンツプロバイダが操作する。ネットワークサーバは通常、インターネット上に位置する。
永続的ストレージ133は二つのカテゴリに分けられる。
<ディスク上のデータタイプ>
HD DVDディスク上に保存可能なデータタイプを図12に示す。ディスクには、アドバンスドコンテンツとスタンダード(標準)コンテンツの両方を保存できる。アドバンスドコンテンツのデータタイプとして考えられるものとしては、アドバンスドナビゲーション、アドバンスドエレメント、プライマリビデオセット、セカンダリビデオセットなどがある。
アドバンスドエレメント: アドバンスドエレメントはファイルとして位置づけることができ、またP-EVOB-TY2に多重化されるアドバンスドストリームにアーカイブ化することもできる、
プライマリビデオセット: ディスク上にあるプライマリビデオセットはただ一つだけである、
セカンダリビデオセット: セカンダリビデオセットはファイルとして位置づけることができ、またP-EVOB-TY2に多重化されるアドバンスドストリームにアーカイブ化することもできる、
その他のファイル: アドバンスドコンテンツによってはその他のファイルが存在することもある。
ファイルシステムに関して、図13にディレクトリとファイルの構成を示す。ここに示すようにアドバンスドコンテンツ用のファイルはディレクトリ内に位置づけることが好ましい。
プライマリビデオセットを除くアドバンスドコンテンツファイルはすべてネットワークサーバおよび永続的ストレージ上に置くことができる。アドバンスドナビゲーションは、正しいAPIを使用してネットワークサーバまたは永続的ストレージ上のファイルをファイルキャッシュにコピーすることができる。セカンダリビデオプレイヤは、ディスク、ネットワークサーバまたは永続的ストレージからセカンダリビデオセットをストリーミングバッファに読み込むことができる。プライマリビデオセットを除くアドバンスドコンテンツファイルは永続的ストレージに保存することができる。
図14にはアドバンスドコンテンツプレイヤのモデルをさらに詳しく示している。主要モジュールとして、データアクセスマネージャ(Data Access Manager)、データキャッシュ(Data Cache)、ナビゲーションマネージャ(Navigation Manager)、プレゼンテーションエンジン(Presentation Engine)、ユーザインタフェースマネージャ(User Interface Manager)、AVレンダラ(AV Renderer)の六つがある。
データアクセスマネージャは、ディスクマネージャ、ネットワークマネージャ、永続的ストレージマネージャで構成される。
データキャッシュには2種類のテンポラリデータストレージがある。1つはファイルキャッシュ(File Cache)で、ファイルデータ用のテンポラリバッファ。もうひとつはストリーミングバッファ(Streaming Buffer)で、ストリーミングデータ用のテンポラリバッファ。データキャッシュでのストリーミングデータの割り当てについては"playlist00.xml"に記述され、アドバンスドコンテンツ再生の起動シーケンスで分割される。データキャッシュの大きさは最小で64MB、最大は未定。
ストリーミングバッファサイズ=1024×2 (KByte)
=2048 (KByte)
ストリーミングバッファは最小でゼロバイト、最大は未定。
ナビゲーションマネージャは主に2種類の機能モジュールで構成される。アドバンスドナビゲーションエンジン(Advanced Navigation Engine)とファイルキャッシュマネージャ(File Cache Manager)である。
−グラフィックスオブジェクトとアドバンスドテキストのレイアウト、
−グラフィックスオブジェクトとアドバンスドテキストのスタイル、
−予定されたグラフィックスプレーン動作とエフェクトサウンド再生のタイミング制御などである。
−タイトル再生シーケンス(タイトルタイムライン:Title Time Line)の登録を含めたプライマリビデオセットの構成
−ハイレベルプレイヤの制御などである。
−セカンダリビデオセットの構成
−ハイレベルプレイヤの制御などである。
・P-EVOBSのアドバンスドストリームにアーカイブされたファイルをプライマリビデオプレイヤのデマルチプレクサモジュールから提供する、
・ネットワークサーバまたは固定ストレージにアーカイブされたファイルを提供する、
・ファイルキャッシュ内のファイルの生存期間管理、
・アドバンスドナビゲーションまたはプレゼンテーションエンジンからの要求ファイルがファイルキャッシュに保存されていなかった場合にファイルを取得する、
ファイルキャッシュマネージャ(File Cache Manager)はADV_PCKバッファとファイル抽出器で構成される。
プレゼンテーションエンジンでは、プレゼンテーションデータのデコードを行い、ナビゲーションエンジンからのナビゲーションコマンドによってAVレンダラを出力する。プレゼンテーションエンジンは4種類のモジュール、アドバンスドエレメントプレゼンテーションエンジン(Advanced Element Presentation Engine)、セカンダリビデオプレイヤ(Secondary Video Player)、プライマリビデオプレイヤ(Primary Video Player)、およびデコーダエンジン(Decoder Engine)を含む。
AVレンダラには2つの役割がある。ひとつは、プレゼンテーションエンジン、およびインタフェースマネージャ、さらに出力混合ビデオシグナルからのグラフィックプレーンの収集であり、もうひとつは、プレゼンテーションエンジンおよび出力混合オーディオシグナルからのPCMストリームの収集である。AVレンダラは、グラフィック描画エンジンとサウンドミキシングエンジンで構成される。
ビデオミキシングモデルは、図15に示されている。このモデルには5つのグラフィックが入力される。カーソルプレーン、グラフィックプレーン、サブピクチャプレーン、サブビデオプレーン、およびメインビデオプレーンである。
この仕様でのオーディオミキシングモデルは、図20のオーディオミキシングモデルに示されている。当モデルへの入力には3種類のオーディオストリームがある。エフェクトサウンド、セカンダリオーディオストリーム、およびプライマリオーディオストリームである。
エフェクトサウンドは、通常グラフィカルボタンがクリックされると使用される。シングルチャネル(モノ)とステレオチャネルのWAVフォーマットがサポートされている。サウンドデコーダはファイルキャッシュからWAVファイルを読み込み、LPCMストリームをナビゲーションエンジンの要求によってオーディオミキシングエンジンに送信する。
サブオーディオストリームには2つのタイプがある。1つはセカンダリビデオセットのサブオーディオストリームである。セカンダリビデオセットにサブビデオストリームがある場合は、セカンダリオーディオはセカンダリビデオと同じでなければならない。セカンダリビデオセットにサブビデオストリームがない場合は、セカンダリオーディオはプライマリビデオセットと同じでも異なっていても良い。もう1つはプライマリビデオのサブオーディオストリームである。これはプライマリビデオと同じでなければならない。サブオーディオストリームの基本ストリームにおけるメタデータの制御は、デコーダエンジンのサブオーディオデコーダによって行なわれる。
プライマリオーディオストリームは、プライマリビデオセットのためのオーディオストリームである。メインオーディオストリームの基本ストリームにおけるメタデータの制御は、デコーダエンジンのメインオーディオデコーダによって行なわれる。
ユーザインタフェースマネージャには、図14に示したようにフォントパネルコントローラ(Front Panel Controller),リモートコントローラ(Remote Control Controller)、キーボードコントローラ(Keyboard Controller)、マウスコントローラ(Mouse Controller)、およびゲームパッドコントローラ(Game Pad Controller)、カーソルコントローラ(Cursor Controller)などのいくつかのユーザインタフェースのデバイスコントローラ(Game Pad Controller)がある。各コントローラは、デバイスが利用可能かどうかの確認とユーザ操作イベントの監視を行う。ユーザ入力イベントはナビゲーションマネージャのイベントハンドラに通知される。
図21のディスクデータサプライモデルでは、ディスクからのアドバンスドコンテンツのデータサプライモデルを表している。
図22のネットワークおよび固定ストレージのデータサプライモデルは、ネットワークサーバおよび固定ストレージからのアドバンスドコンテンツのデータサプライモデルを表している。
図23のデータ保存モデルについて説明している。データストレージには、固定ストレージとネットワークサーバの2種類がある。アドバンスドコンテンツ再生時には、2種類のファイルが生成される。1つは専用タイプのファイルで、ナビゲーションマネージャのプログラミングエンジンによって生成される。フォーマットはプログラミングエンジンの記述によって異なる。もう1つのファイルはイメージファイルで、プレゼンテーションエンジンによって収集される。
ユーザ入力イベントは、すべてプログラミングエンジンによって取り扱われる。リモートコントローラ、またはフロントパネルなどのユーザインタフェースデバイスを介したユーザ操作は、最初にユーザインタフェースマネージャに入力される。ユーザインタフェースマネージャはプレイヤごとの入力シグナルを"InterfaceRemoteControllerEvent"の"UIEvent"のように定義されたイベントに変換する。変換されたユーザ入力イベントはプログラミングエンジンに送信される。
アドバンスドコンテンツプレゼンテーションは、プレゼンテーションスケジュールとプレゼンテーションオブジェクト間の同期化関係を定義するマスタ時間によって管理される。マスタ時間は、タイトルタイムラインと呼ばれる。タイトルタイムラインは各論理再生時間に対して定義され、これをタイトルと呼ぶ。タイトルタイムラインのタイミング単位は90kHzである。プレゼンテーションオブジェクトには5種類あり、プライマリビデオセット(PVS)、セカンダリビデオセット(SVS)、補助オーディオ、補助サブタイトル、およびアドバンスドアプリケーション(ADV_APP)である。
5種類のプレゼンテーションオブジェクトは以下の通りである、
・プライマリビデオセット(PVS)
・セカンダリビデオセット(SVS)
−サブビデオ/サブオーディオ
−サブビデオ
−サブオーディオ
・補助オーディオ(プライマリビデオセット用)
・補助サブタイトル(プライマリビデオセット用)
・アドバンスドアプリケーション(ADV_APP)
<プレゼンテーションオブジェクトの属性(Attributes of Presentation Object)>
プレゼンテーションオブジェクトには2種類の属性がある。1つは"スケジュールされた"、もう1つは"同期化された"である。
このオブジェクトタイプの開始および終了時間は、プレイリストファイルに事前割当てする。プレゼンテーションタイミングはタイトルタイムラインの時間で同期化される。プライマリビデオセット、補助オーディオおよび補助サブタイトルは、このオブジェクトタイプである。セカンダリビデオセットとアドバンスドアプリケーションは、このオブジェクトタイプとして扱われる。
このオブジェクトタイプの開始および終了時間は、プレイリストファイルに事前割当てする。プレゼンテーションタイミングはそれ自身のタイムベースである。セカンダリビデオセットとアドバンスドアプリケーションはこのオブジェクトタイプとして扱われる。
このオブジェクトタイプは、プレイリストファイルに記述されない。このオブジェクトは、アドバンスドアプリケーションが取り扱うユーザイベントによって起動される。プレゼンテーションタイミングはタイトルタイムラインで同期化される。
このオブジェクトタイプは、プレイリストファイルに記述されない。このオブジェクトは、アドバンスドアプリケーションが取り扱うユーザイベントによって起動される。プレゼンテーションタイミングはそれ自身のタイムベースである。
プレイリストファイルには、アドバンスドコンテンツ再生に対して2つの使用目的がある。1つはHD DVDプレイヤの初期システム構成のためのもので、もう1つはアドバンスドコンテンツのプレゼンテーションコンテンツを複数プレイする方法の定義のためのものである。プレイリストファイルは、以下のアドバンスドコンテンツ再生の構成情報で構成される。
・各タイトルの再生シーケンス
・アドバンスドコンテンツ再生のシステム構成
図25のプレイリスト概要では、システム構成を除いたプレイリストの概要を示している。
タイトルタイムラインは、デフォルトの再生シーケンスとプレゼンテーションオブジェクト間のタイミング関係をタイトルごとに定義する。アドバンスドアプリケーション、プライマリビデオセット、またはセカンダリビデオセットなどのスケジュールされたプレゼンテーションオブジェクトは、その動作時間(開始時間から終了時間)をタイトルタイムラインに事前割当する。図26は、タイトルタイムラインへのオブジェクトマッピングの様子を示している。タイトルタイムラインの経過に従って、各プレゼンテーションオブジェクトはそのプレゼンテーションを開始および終了する。プレゼンテーションオブジェクトがタイトルタイムラインと同期化されている場合は、事前割当したタイトルタイムラインの動作時間はそのプレゼンテーション時間と等しくなる。
PT_1がP-EVOB-TY2 #1のプレゼンテーション開始時間、PT_1がP-EVOB-TY2 #1のプレゼンテーション終了時間である。
<Title id=”MainTitle”>
<PrimaryVideoTrack id=”MainTitlePVS”>
<Clip id=”P-EVOB-TY2-0” src=”file:///HDDVD_TS/AVMAP001.IFO”
titleTimeBegin=”01:00:00:00” titleTimeEnd=”02:00:00:00” clipTimeBegin=”0”/>
<Clip id=”P-EVOB-TY2-1” src=”file:///HDDVD_TS/AVMAP002.IFO”
titleTimeBegin=”02:00:00:00” titleTimeEnd=”03:00:00:00” clipTimeBegin=”0”/>
<Clip id=”P-EVOB-TY2-2” src=”file:///HDDVD_TS/AVMAP003.IFO”
titleTimeBegin=”03:00:00:00” titleTimeEnd=”04:50:00:00” clipTimeBegin=”0”/>
<Clip id=”P-EVOB-TY2-3” src=”file:///HDDVD_TS/AVMAP005.IFO”
titleTimeBegin=”05:00:00:00” titleTimeEnd=”06:50:00:00” clipTimeBegin=”0”/>
</PrimaryVideoTrack>
<SecondaryVideoTrack id=”CommentarySVS”>
<Clip id=”S-EVOB-0” src=”http://dvdforum.com/commentary/AVMAP001.TMAP”
titleTimeBegin=”05:00:00:00” titleTimeEnd=”06:50:00:00” clipTimeBegin=”0”/>
</SecondaryVideoTrack>
<Application id=”App0” manifest=”file:///ADV_OBJ/App0/Manifest.xml” />
<Application id=”App0” manifest=”file:///ADV_OBJ/App1/Manifest.xml” />
</Title>
セカンダリビデオセット、補助オーディオ、および補助サブタイトルの間にはオブジェクトマッピングに対して制約がある。これら3つのプレゼンテーションオブジェクトはセカンダリビデオプレイヤによって再生されるので、これらのプレゼンテーションオブジェクトを2つ以上タイトルタイムラインに同時にマッピングすることは認められていない。
図28に示されるように再生シーケンスは、タイトルタイムラインの時間値によってチャプタの開始位置を定義する。チャプタの終了場所には、次のチャプタの開始位置または最終チャプタのタイトルラインの終了が適用される。
<ChapterList>
<Chapter titleTimeBegin=“0”/>
<Chapter titleTimeBegin=“01:00:00:00”/>
<Chapter titleTimeBegin=“02:00:00:00”/>
<Chapter titleTimeBegin=“02:55:00:00”/>
<Chapter titleTimeBegin=“03:00:00:00”/>
<Chapter titleTimeBegin=“04:55:55:00”/>
</ChapterList>
<トリックプレイ(Trick Play)>
図29のトリックプレイの再生例では、タイトルタイムラインの関係オブジェクトマッピング情報と実際のプレゼンテーションについて示している。
リアルタイム経過の時間't0'で、アドバンスドコンテンツプレゼンテーションが開始する。タイトルタイムラインの時間経過に従って、プライマリビデオは再生される。メニューアプリケーションもまたそのプレゼンテーションを't0'で開始するが、そのプレゼンテーションはタイムラインの時間経過には依存しない。
リアルタイム経過の時間't1'で、メニューアプリケーションに表示される'一時停止'ボタンをユーザがクリックする。その時、'一時停止'ボタンに関連するスクリプトはTT1でタイムラインの時間経過を一時停止する。タイトルタイムラインが一時停止されると、ビデオプレゼンテーションもVT1で一時停止する。逆にメニューアプリケーションは動作を継続する。つまり'一時停止'ボタンに関連しているメニューボタンの効果によって't1'から開始される。
リアルタイム経過の時間't2'で、メニューボタンの効果を終了する。't2-t1'時間はボタンの効果持続時間'T_BTN'と等しい。
リアルタイム経過の時間't3'で、メニューアプリケーションが表示する'プレイ'ボタンをユーザがクリックする。その時、'プレイ'ボタンに関連するスクリプトはTT1でタイムラインの時間経過を開始する。タイトルタイムラインが開始されると、ビデオプレゼンテーションもVT1から開始される。'プレイ'ボタンに関連しているメニューボタンの効果によって't3'から開始される。
リアルタイム経過の時間't4'で、メニューボタンの効果を終了する。't3-t4'時間はボタンの効果持続時間'T_BTN'と等しい。
リアルタイム経過の時間't5'で、メニューアプリケーションが表示する'ジャンプ'ボタンをユーザがクリックする。その時、'ジャンプ'ボタンに関連するスクリプトはタイムラインの時間を特定のジャンプ時間TT3だけジャンプさせる。ただしビデオプレゼンテーションのジャンプ操作には多少時間がかかるので、その時タイトルタイムラインの時間は't5'を維持する。逆にメニューアプリケーションは動作を継続し、タイトルタイムラインの経過には関係しないため、'ジャンプ'ボタンに関連しているメニューボタンの効果によって't5'から開始される。
リアルタイム経過の時間't6'で、ビデオプレゼンテーションはVT3からいつでも開始できるようにしている。このときタイトルタイムラインはTT3から開始する。タイトルタイムラインが開始すると、ビデオプレゼンテーションもVT3から開始される。
リアルタイム経過の時間't7'で、メニューボタンの効果を終了する。't7-t5'時間はボタンの効果持続時間'T_BTN'と等しい。
リアルタイム経過の時間't8'で、タイムラインが終了時間TTeに達した。ビデオプレゼンテーションもVTeに達するので、プレゼンテーションは終了される。メニューアプリケーションでは、その動作時間がタイトルタイムラインのTTeに割当てられているので、メニューアプリケーションのプレゼンテーションもTTeで終了される。
アドバンスドアプリケーション(ADV_APP)は、1方向のみ、または2方向の相互リンクのマークアップページファイル(Markup Page File)、アドバンスドアプリケーションに属する名前スペースを共有するスクリプトファイル、さらにマークアップページとスクリプトファイル(Script File)が使用するアドバンスドエレメントファイル(Advanced Element File)で構成される。
<アドバンスドコンテンツの起動シーケンス>
図31のアドバンスドコンテンツの起動シーケンスでは、ディスクのアドバンスドコンテンツの起動シーケンスをフローチャートで示している。
挿入されたHD DVDディスクのディスクカテゴリタイプが2または3であることが検出されると、アドバンスドコンテンツプレイヤはオブジェクトマッピング情報、再生シーケンスおよびシステム構成を保持した初期プレイリストファイルを順番に読み込む。
プレイヤは、アドバンスドコンテンツプレイヤのシステムリソース構成を変更する。ストリーミングバッファサイズは、この段階でプレイリストファイルに記述されたストリーミングバッファサイズに従って変更される。この時点でファイルキャッシュとストリーミングバッファにあるファイルとデータは、すべて取り消される。
ナビゲーションマネージャは、最初のタイトルのタイトルタイムラインのプレゼンテーションオブジェクトをプレゼンテーションする場所とチャプタエントリポイントについて計算する。
ナビゲーションマネージャは、最初のタイトル再生を開始する前にファイルキャッシュに保存する必要のあるファイルをすべて読み込み、保存する。これらは、アドバンスドエレメントプレゼンテーションエンジンのアドバンスドエレメントファイル、またはセカンダリビデオプレイヤエンジンのTMAP/S-EVOBファイルである。ナビゲーションマネージャは、この段階でアドバンスドエレメント再生エンジン、セカンダリビデオプレイヤおよびプライマリビデオプレイヤおよびプライマリビデオプレイヤなどのプレゼンテーションモジュールを初期化する。
最初のタイトル再生の準備が終了すると、アドバンスドコンテンツプレイヤはタイトルタイムラインを開始する。タイトルタイムラインにマッピングされたプレゼンテーションオブジェクトは、プレゼンテーションスケジュールに従ってプレゼンテーションを開始する。
図32のアドバンスドコンテンツ再生の更新シーケンスでは、アドバンスドコンテンツ再生の更新シーケンスをフローチャートで示している。"プレイリストファイルの読込み"から"最初のタイトル再生の準備"までは、前述のアドバンスドコンテンツの起動シーケンスと同じである。
アドバンスドコンテンツプレイヤはタイトルを再生する、
新しいプレイリストファイルの有無?:
アドバンスドコンテンツ再生を更新するには、更新手順を実行するアドバンスドアプリケーションが必要となる。アドバンスドアプリケーションがそのプレゼンテーションを更新する場合、ディスクのアドバンスドアプリケーションは事前にスクリプトシーケンスを検索して更新しておかなければならない。プログラミングスクリプトは、利用可能な新しいプレイリストファイルの有無に関わらず、指定のデータソース、通常はネットワークサーバを検索する。
利用可能な新しいプレイリストファイルが存在する場合は、プログラミングエンジンが実行するスクリプトは、それをファイルキャッシュにダウンロードして、アドバンスドコンテンツプレイヤに登録する。
新しいプレイリストファイルが登録されると、アドバンスドナビゲーションはソフトリセットAPIを発行して起動シーケンスを再スタートする。ソフトリセットAPIは、現パラメータと再生の構成をすべてリセットし、"プレイリストファイルの読込み"の直後に起動手順を再スタートする。"システム構成の変更"とそれ以降の手順は、新しいプレイリストファイルに基づいて実行される。
ディスクカテゴリタイプ3の再生の場合は、アドバンスドVTSと標準VTS間の再生変換が必要となる。図33はアドバンスドVTSと標準VTS間の変換シーケンスでは、このシーケンスをフローチャートで示している。
ディスクカテゴリタイプ3のディスク再生は、アドバンスドコンテンツ再生から開始する。この間、ユーザ入力イベントはナビゲーションマネージャによって取り扱われる。プライマリビデオプレイヤによって取り扱われるユーザイベントは、すべてナビゲーションマネージャが確実にプライマリビデオプレイヤに送信する必要がある。
アドバンスドコンテンツは、アドバンスドナビゲーションのCallStandardContentPlayer APIによってアドバンスドコンテンツ再生から標準コンテンツ再生への変換を明示する。CallStandardContentPlayerには、再生開始位置を引数として指定することができる。ナビゲーションマネージャがCallStandardContentPlayerコマンドを検出すると、ナビゲーションマネージャはアドバンスドVTSの再生の一時停止をプライマリビデオプレイヤに要求してCallStandardContentPlayerコマンドの呼び出しを行なう。
ナビゲーションマネージャがCallStandardContentPlayer APIを発行すると、プライマリビデオプレイヤは指定の場所から標準VTSの開始までジャンプする。この間、ナビゲーションマネージャは一時停止となっているため、ユーザイベントはプライマリビデオプレイヤに直接入力しなければならない。またこの間は、プライマリビデオプレイヤが標準VTS間の再生変換のすべてをナビゲーションコマンドに基づいて行なう。
標準コンテンツでは、標準コンテンツ再生からアドバンスドコンテンツ再生への変換をナビゲーションコマンドのCallAdvancedContentPlayerによって明示的に指定する。プライマリビデオプレイヤがCallAdvancedContentPlayerコマンドを検出すると、標準VTSのプレイを停止し、CallAdvancedContentPlayerコマンドの呼出し直後の実行位置からナビゲーションマネージャを再開する。
ビデオデータ記録領域20内は、図34(d)に示すように、ビデオデータ記録領域20内に記録されたHD_DVDビデオコンテンツ全体に関する管理情報が記録されたHDビデオマネージャ(HDVMG:High Definition対応のVideo Maneger)記録領域30と、各タイトル毎にまとめられ、各タイトル毎の管理情報と映像情報(ビデオオブジェクト)がまとめて記録されたHDビデオタイトルセット(HDVTS:High Definition対応のVideo Title Set:スタンダードVTSとも呼ぶ)記録領域40と、アドバンスドHDビデオタイトルセット(AHDVTS:アドバンスドVTSとも呼ぶ)記録領域50を含んで構成されている。
・エンコードの宣言は“UTF-8”または“ISO-8859-1”とする。XMLファイルはこれらのいずれかによりエンコードされる;
・XML宣言内における標準ドキュメント宣言の値は、この標準ドキュメント宣言が存在するときは“no”とする。標準ドキュメント宣言がないときは、この値は“no”とみなす。
file://dvdrom:/dvd_advnav/file.xml
図35(b)は、タイムマップ(TMAP)の構成例をしめす。このタイムマップは、プライマリエンハンスドビデオオブジェクト(P−EVOB)内の再生時間を対応するエンハンスドビデオオブジェクトユニット(EVOBU)のアドレスに変換することに使用されるタイムマップ情報(TMAPI)を構成要素とする TMAP内は、TMAP General Information (TMAP_GI)から始まり、その後にTMAPI Search Pointer(TMAPI_SRP)とTMAP Information(TMAPI)が続き、最後にILVU Information (ILVUI)が配置される。
プレイリストファイルは、HD−DVDプレイヤの初期システムコンフィギュレーションおよびアドバンスドコンテント用タイトルの情報を記述できる。このプレイリストファイルには、図36に例示されるように、オブジェクトマッピングインフォメーション(Object Mapping Information)と各タイトル用のプレイバックシーケンス(Playback Sequence)のセットが、タイトル毎に記述される。このプレイリストファイルはXMLの書式でエンコードされる。プレイリストファイルのシンタックス(syntax)は、XMLシンタックスリプレゼンテーション(XML Syntax Representation)により定義できる。
プレイリストエレメント(Play list element)は、そのプレイリストのルートエレメント(root element)である。プレイリストエレメントのXMLシンタックスリプレゼンテーションは、例えば次のようになる:
<Play list>
Configuration TitleSet
</Play list>
プレイリストエレメントは、a TitleSet element for a set of the information of Titles、及びa Configuration element for System Configuration Informationで構成される。コンフィグレーションエレメント(The Configuration element)は、a set of System Configuration for Advanced Contentで構成される。また、システムコンフィグレーションインフォメーション(System Configuration Information)は、例えばストリームバッファサイズ等を指定するData Cache configurationにより構成できる。
<TitleSet>
Title *
</TitleSet>
タイトルセットエレメントは、タイトルエレメント(Title element)のリストで構成される。タイトルエレメントのドキュメント順序に従い、アドバンスドナビゲーション用のタイトル番号(Title number)は“1”から順に連続して割り当てられる。タイトルエレメントは、各タイトルの情報を記述するように構成されている。
<Title
id = ID
hidden = (true | false)
onExit = positiveInteger>
Primary Video Track?
SecondaryVideoTrack ?
SubstituteAudioTrack ?
ComplementarySubtitleTrack ?
ApplicationTrack *
Chapter List ?
</Title>
タイトルエレメントのコンテントは、トラック用エレメントフラグ(element fragment for tracks)とチャプタリストエレメント(Chapter List element)で構成される。ここで、トラック用エレメントフラグは、プライマリビデオトラックのエレメントのリスト(a list of elements of Primary Video Track)、セカンダリビデオトラック(Secondary Video Track)、サブスティチュートオーディオトラック(SubstituteAudio Track)、コンプリメンタリーサブタイトルトラック(Complementary Subtitle Track)、およびアプリケーショントラック(Application Track)で構成される。
<Primary Video Track
id = ID>
(Clip | Clip Block) +
</Primary Video Track>
プライマリビデオトラックのコンテントは、プレゼンテーションオブジェクトとしてプライマリビデオ内のP-EVOBを参照する、クリップエレメント(Clip element)とクリップブロックエレメント(Clip Block element)のリストで構成される。プレイヤは、クリップエレメントの記述に従い、スタートタイムおよびエンドタイムを用いて、タイトルタイムライン上にP-EVOB(s)を事前に割り振る(pre-assign)ように構成される。なお、タイトルタイムライン上に割り振られたP-EVOB(s)は、互いにオーバーラップしないようになっている。
<SecondaryVideoTrack
id = ID
sync = (true | false)>
Clip +
</SecondaryVideoTrack>
セカンダリビデオトラックのコンテントは、プレゼンテーションオブジェクトとしてセカンダリビデオセット内のS-EVOBを参照する、クリップエレメントのリストで構成される。プレイヤは、クリップエレメントの記述に従い、スタートタイム(start time)およびエンドタイム(end time)を用いて、タイトルタイムライン上にS-EVOB(s)を事前に割り振る(pre-assign)ように構成される。
<SubstituteAudioTrack
id = ID
streamNumber = Number
languageCode = token
>
Clip +
</SubstituteAudioTrack>
サブスティチュートオーディオトラックエレメントのコンテントは、プレゼンテーションエレメント(Presentation Element)としてサブスティチュートオーディオ(SubstituteAudio)を参照する、クリップエレメントのリストで構成される。プレイヤは、クリップエレメントの記述に従い、タイトルタイムライン上にサブスティチュートオーディオを事前に割り振る(pre-assign)ように構成される。なお、タイトルタイムライン上に割り振られたサブスティチュートオーディオ(SubstituteAudio(s))は、互いにオーバーラップしないようになっている。
languageCode := specificCode ‘:’ specificCodeExtension
specificCode := [A-Za-z][A-Za-z0-9]
specificCodeExt := [0-9A-F][0-9A-F]
コンプリメンタリーサブタイトルトラックエレメント(Complementary Subtitle Track element)は、タイトル内コンプリメンタリーサブタイトルのオブジェクトマッピングインフォメーションとサブピクチャストリーム番号(Sub-picture Stream Number)の割り当て(assignment to Sub-picture Stream Number)を記述するものである。コンプリメンタリーサブタイトルトラックエレメントのXMLシンタックスリプレゼンテーションは、例えば次のようになる:
<ComplementarySubtitleTrack
id = ID
streamNumber = Number
languageCode = token
>
Clip +
</ComplementarySubtitleTrack>
コンプリメンタリーサブタイトルトラックエレメントのコンテントは、プレゼンテーションエレメント(Presentation Element)としてコンプリメンタリーサブタイトル(omplementary Subtitle)参照する、クリップエレメントのリストで構成される。プレイヤは、クリップエレメントの記述に従い、タイトルタイムライン上にコンプリメンタリーサブタイトルを事前に割り振る(pre-assign)ように構成される。なお、タイトルタイムライン上に割り振られたコンプリメンタリーサブタイトルズ(Complementary Subtitle(s))は、互いにオーバーラップしないようになっている。
languageCode := specificCode ‘:’ specificCodeExtension
specificCode := [A-Za-z][A-Za-z0-9]
specificCodeExt := [0-9A-F][0-9A-F]
アプリケーショントラックエレメント(Application Track element)は、タイトル内ADV_APPのオブジェクトマッピングインフォメーションを記述するものである。アプリケーショントラックエレメントのXMLシンタックスリプレゼンテーションは、例えば次のようになる:
<ApplicationTrack
id = ID
loading_info = anyURI
sync = (true | false)
language = string />
ここで、ADV_APPは、タイトルタイムライン全体の上でスケジューリングされる。プレイヤがタイトル再生を開始すると、プレイヤは、ローディング情報属性により示されるローディング情報ファイル(Loading Information)に従いADV_APPを開始(launch)する。もしプレイヤがタイトル再生を止めた(exit)ときは、タイトル内のADV_APPも終了(terminated)する。
<Clip
id = ID
title Time Begin = time Expression
clip Time Begin = time Expression
title Time End = time Expression
src = anyURI
preload = time Expression
xml:base = anyURI >
(Unavailable Audio Stream | Unavailable Sub picture Stream )*
</Clip>
プレゼンテーションオブジェクトのタイトルタイムライン上のlife periodは、タイトルタイムライン上のスタートタイムおよびエンドタイムで決定される。タイトルタイムライン上のスタートタイムおよびエンドタイムは、それぞれ、タイトルタイムビギン属性(title Time Begin attribute)およびタイトルタイムエンド属性(title Time End attribute)により記述することができる。プレゼンテーションオブジェクトのスターティングポジション(starting position)は、クリップタイムビギン属性(clip Time Begin attribute)により記述される。タイトルタイムライン上のスタートタイム において、プレゼンテーションオブジェクトは、クリップタイムビギン(clip Time Begin)により記述されるスタートポジション(start position)の位置に存在する。
title Begin Time < title End Time、 かつ
Clip Begin Time + title End Time - title Begin Time
≦ Presentation Objectのduration time
利用できないオーディオストリーム(Unavailable Audio Stream)および利用できないサブピクチャストリーム(Unavailable Sub picture Stream)は、予備的ビデオトラックエレメント(Preliminary Video Track element)内のクリップエレメントのためにだけ存在する。
<Clip Block>
Clip+
</Clip Block>
クリップブロック内の全てのクリップは、同じスタートタイムおよび同じエンドタイムを持つように構成される。このことから、クリップブロックは、最初の(first)child Clipのstartおよびエンドタイムを用いて、タイトルタイムライン上にスケジューリングできる。なお、クリップブロックは、プライマリビデオトラック内でのみ使用可能に構成できる。
<Unavailable Audio Stream
number = integer
/>
利用できないオーディオストリームエレメントは、プライマリビデオトラックエレメント内にある、P-EVOB用のクリップエレメント内でのみ、使用できる。そうでないときは、利用できないオーディオストリームは存在しないようにする。また、プレイヤは、番号属性(number attribute)により示されるデコーディングオーディオストリーム(Decoding Audio Stream)を不能(disable)にする。
<Unavailable Sub picture Stream
number = integer
/>
利用できないサブピクチャストリームエレメントは、プライマリビデオトラックエレメント内にある、P-EVOB用のクリップエレメント内でのみ、使用できる。そうでないときは、利用できないサブピクチャストリームエレメントは存在しないようにする。また、プレイヤは、番号属性により示されるデコーディングサブピクチャストリームを不能(disable)にする。
<Chapter List>
Chapter+
</Chapter List>
チャプタリストエレメントは、チャプタエレメントのリストにより構成される。チャプタエレメントはタイトルタイムライン上のチャプタスタートポジションを記述している。チャプタリスト内チャプタエレメントのドキュメント順に従い、アドバンスドナビゲーション用のチャプタ番号は‘1’から連続して割り振られる。すなわち、タイトルタイムライン内のチャプタスタートポジションは、チャプタ番号に従い単調増加(monotonically increased)するように構成される。
<Chapter
id = ID
title Begin Time = time Expression />
チャプタエレメントは、タイトルビギンタイム属性を有する。このタイトルビギンタイム属性のtime Expression valueは、タイトルタイムライン上のチャプタスタートポジションを記述するものである。
time Expressionは、例えば90kHz単位の正整数でtime codeを記述したものである。
ローディングインフォメーションファイルは、タイトル用ADV_APPの初期情報(initialization information)であり、プレイヤはローディングインフォメーションファイル内の情報に従いADV_APPを開始(launch)するように構成されている。このADV_APPは、マークアップファイルの再生(presentation of Markup file)とスクリプトの拡張(execution of Script)からなる構成を持つ。
*初期マークアップファイル(initial markup file)の実行前に、ファイルキャッシュ(File Cache)に最初に格納されるべきFiles;
*実行されるべき初期マークアップファイル;
*実行されるべきスクリプトファイル
ローディングインフォメーションファイルは正しいXML形式でエンコードされる必要があり、XMLドキュメント ファイルに対するルールが適用される。
ローディングインフォメーションファイルのシンタックスは、XMLシンタックスリプレゼンテーションを用いて規定される。
アプリケーションエレメント(Application element)のXMLシンタックスリプレゼンテーション:
<Application
Id = ID
>
Resource* Script ? Markup ? Boundary ?
</Application>
リソースエレメント(Resource element)は、初期マークアップ(initial Markup)の実行前にファイルキャッシュ(File Cache)内に格納されるべきファイルを記述するもので、プレイリストエレメントのXMLシンタックスリプレゼンテーションは、例えば次のようになる:
<Resource
id = ID
src = anyURI
/>
ここで、src 属性は、ファイルキャッシュ内に格納されるファイル用のURIを記述するものである。
<Script
id = ID
src = anyURI
/>
アプリケーション(application)のスタートアップ(startup)において、スクリプトエンジン(Script Engine)は、src 属性内のURIで参照されるスクリプトファイルをロードし、ロードしたファイルをグローバルコード(global code [ECMA 10.2.10])として実行する。なお、src 属性は、初期スクリプトファイル用のURIを記述している。
<Markup
id = ID
src = anyURI
/>
アプリケーションスタートアップ(application startup)において、初期スクリプトファイル(initial Script file)が存在するならその実行後に、アドバンスドナビゲーションは、src 属性内のURIを参照することにより、マークアップファイルをロードするように構成される。ここで、src 属性は、初期マークアップファイル用のURIを記述するものである。
マークアップファイルは、Graphics Plane上のプレゼンテーションオブジェクトの情報である。アプリケーション中に同時に存在できるマークアップファイルは1つに制限される。マークアップファイルは、content modelとstylingとtimingで構成される。
スクリプトファイルはScript global codeを記述するものである。Script Engineは、ADV_APPのstartupにおいてスクリプトファイルを実行し、実行されたScript global codeにより定義されるevent hander内のeventを待つように構成されている。
再生装置(プレイヤ)は、ディスクがアドバンスドコンテントを持っているときは、プレイリストファイルを最初に(アドバンスドコンテントの再生に先立って)再生するように構成される。
* オブジェクトマッピングインフォメーション(各タイトル内にあり、このタイトルのタイムライン上にマッピングされる再生オブジェクト用の情報)
* プレイバックシーケンス(タイトルのタイムラインにより記述される、各タイトル用の再生情報)
* Configuration Information(データバッファアライメント等のシステムコンフィギュレーション用の情報)
なお、プライマリビデオセットは、Video Title Set Information (VTSI)、Enhanced Video Object Set for Video Title Set (VTS_EVOBS)、Backup of Video Title Set Information (VTSI_BUP)およびVideo Title Set Time Map Information (VTS_TMAPI)を含んで構成されている。
・マークアップ(XML)
・スクリプト(ECMAScript)
・イメージ(JPEG/PNG/MNG)
・効果音用オーディオ(WAV)
・フォント(OpenType)
・アドバンスドサブタイトル(XML)
本規格では、アーカイブに保管したファイルを、アドバンスドストリームと呼ぶ。このファイルは、ディスク(ADV_OBJディレクトリのもと)に入れるか、またはサーバから配信することができる。また、このファイルは、プライマリービデオセットのEVOBに多重化し、この場合は、ファイルをアドバンスドパック(ADV_PCK)と呼ぶパックに分割する。
* オブジェクトマッピングインフォメーション(各タイトル内にあり、このタイトルのタイムライン上にマッピングされる再生オブジェクト用の情報)、
* プレイバックシーケンス(タイトルのタイムラインにより記述される、各タイトル用の再生情報)、
* Configuration Information(データバッファアライメント等のシステムコンフィギュレーション用の情報)。
Claims (9)
- 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生装置において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力する表示出力手段と、
前記表示出力手段への前記再生出力されている前記オブジェクトの識別情報を、前記再生出力とともに出力する手段と
を具備したことを特徴とする情報再生装置。 - 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生装置において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力する表示出力手段と、
前記表示出力手段への前記再生出力されている複数種類の前記オブジェクトの種類毎に識別情報を、前記再生出力とともに出力する手段と
を具備したことを特徴とする情報再生装置。 - 前記複数種類のオブジェクトは、ビデオとオーディオを含むことを特徴とする請求項2記載の情報再生装置。
- 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生装置において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力し表示する手段と、
表示されているビデオオブジェクトに関連したアプリケーションに基づいたコントロールパネルを表示する手段と
を具備したことを特徴とする情報再生装置。 - 前記複数のオブジェクトは、ビデオ、オーディオを含むことを特徴とする請求項4記載の情報再生装置。
- 前記複数のオブジェクトは、さらにネットワークからのオブジェクトを含むことを特徴とする請求項4または5記載の情報再生装置。
- 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生方法において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力し、
前記再生出力されている前記オブジェクトの識別情報を、前記再生出力とともに前記表示部に出力することを特徴とする情報再生方法。 - 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生方法において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力し、
前記再生出力されている複数種類の前記オブジェクトの種類毎に識別情報を、前記再生出力とともに前記表示部に出力することを特徴とする情報再生方法。 - 独立した複数のオブジェクトが記録されたディスクの情報再生方法において、
前記複数のオブジェクトの同時再生または複数のオブジェクトの中の単独のオブジェクトの再生をプレイリストに応じて実行し、再生出力を表示部に出力し表示し、
表示されているビデオオブジェクトに関連したアプリケーションに基づいたコントロールパネルを表示することを特徴とする情報再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008232756A JP2008305552A (ja) | 2008-09-11 | 2008-09-11 | 情報再生装置及び情報再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008232756A JP2008305552A (ja) | 2008-09-11 | 2008-09-11 | 情報再生装置及び情報再生方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008305552A true JP2008305552A (ja) | 2008-12-18 |
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ID=40234112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008232756A Pending JP2008305552A (ja) | 2008-09-11 | 2008-09-11 | 情報再生装置及び情報再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008305552A (ja) |
-
2008
- 2008-09-11 JP JP2008232756A patent/JP2008305552A/ja active Pending
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