JP2008299786A - 販売予測プログラム、販売予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機種が存在し、各消費者は自らの嗜好に応じて機種を選択し購入することが多い場合に、対象機種の販売数を精緻に予測する。
【解決手段】 全消費者の特性を設定し(S11)、特性を設定した消費者のうちから1人を抽出し(S12)、この消費者の嗜好を判断し(S13)、この消費者の嗜好が価格重視であれば価格重視モデルを実行し(S14)、この消費者の嗜好が機種重視であれば機種重視モデルを実行し(S16)、この消費者の嗜好がスペック重視であればスペック重視モデルを実行する(S17)。特性を設定した全消費者に関するシミュレートが終了すれば(S22)、機種毎の販売数を集計する(S23)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、対象機種の販売数を予測する販売予測プログラム、販売予測装置に関する。
製品を製造・販売するメーカの多くは、無駄のない調達や生産量の平準化等のために、製品の販売数を予測し、部材の調達・製品の製造を行っている。また、販売業者を介して製品を販売する形態をとるメーカにとっては、販売業者での在庫コントロールも重要となり、販売台数の予測がより重要な要素となっている。さらに、デジタル家電のように、製品ライフサイクルが短い一方で、調達リードタイムが長い製品を扱う場合、販売期間終了時の旧製品在庫発生を防ぐために、販売開始前に販売期間全体の販売数をより精緻に予測するニーズが大きく存在する。
従来,製品の販売数の予測手法としては、例えば、以下の特許文献1,2のような手法がある。
特許文献1に記載の予測手法は、過去の製品売上推移とその売上の変動要因(価格、天候等)より、将来の販売数予測を行う方法である。また、特許文献2に記載の予測手法は、統計学やオペレーションズリサーチなどで用いられる予測数式を複数用いて、それぞれの予測数式で販売数を予測し、各予測式での販売数の平均値を販売数とする方法である。
特開2004-334326号公報 特開2005-122438号公報
しかしながら、いずれの従来技術においても、複数の機種が存在し、各消費者は自らの嗜好に応じて機種を選択し購入することが多い場合には、対象機種の販売数を精緻に予測することができないという問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目し、複数の機種が存在し、各消費者は自らの嗜好に応じて機種を選択し購入することが多い場合に、対象機種の販売数を精緻に予測することができる販売予測装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するための販売予測プログラムは、
入力手段、出力手段及び記憶装置を備えたコンピュータを動作させて、対象機種の販売数を予測する販売予測プログラムにおいて、
前記入力手段により、前記対象機種を含む製品群中で該対象機種を除く1以上の他の機種に関するデータを受け付けて、該1以上の他の機種に関するデータを前記記憶装置に格納する販売環境情報受付ステップと、
前記入力手段により、前記製品群のうちのいずれかの機種を購入すると予測される消費者数、及び、消費者の嗜好毎に各嗜好を示す消費者の割合を受け付けて、該消費者数及び該各嗜好を示す消費者の割合を前記記憶装置に格納する消費者情報受付ステップと、
前記入力手段により、前記対象機種に関するデータを受け付けて、該対象機種に関するデータを前記記憶装置に格納する対象機種データ受付ステップと、
前記記憶装置に格納されている前記消費者数の消費者毎に、該記憶装置に格納されている前記割合に応じた嗜好を設定すると共に、消費者の嗜好に対応するデータの機種のマッチングを行って、該消費者が前記製品群のうちの各機種のうちのいずれの機種を購入するかをシミュレートするための消費者行動モデルを用いて、各消費者が購入する前記製品群中の機種を定め、各消費者毎の購入機種を前記記憶装置に格納するシミュレートステップと、
前記記憶装置に格納されている前記各消費者毎の購入機種から、前記対象機種の総購入数を求め、該総購入数を前記販売数として前記記憶装置に格納するシミュレート集計ステップと、
前記出力手段により、前記記憶装置に格納されている前記対象機種の前記販売数を出力させる出力ステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
前記問題点を解決するための販売予測装置は、前記販売予測プログラムがインストールされたコンピュータである。
本発明によれば、複数の機種が存在し、各消費者は自らの嗜好に応じて製品を選択し購入することが多い場合でも、各消費者毎に消費者嗜好に応じたモデルを用いて、該当消費者の購入機種を定めているので、対象機種、つまり自メーカが製造する機種の販売数を精緻に予測することができる。
以下、本発明に係る販売予測装置の一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態の販売予測装置Fは、図1に示すように、コンピュータであり、コンピュータ本体1と、キーボードやマウス等の入力装置2と、ディスプレイやプリンタ等の出力装置3とを備えている。
コンピュータ本体1は、各種演算処理を行うCPU10と、入出力インタフェース21と、CPU10のワークエリア等として用いられるメモリ22と、ハードディスクドライブ装置等の記憶装置30と、を有している。
CPU10は、機能的に、競合メーカの各機種に関するデータや販売店に関するデータ等を受け付ける販売環境情報受付部11と、製品の消費者数や消費者の各嗜好毎の消費者割合等を受け付ける消費者情報受付部12と、自メーカの製品の各機種に関するデータ等を受け付ける対象製品情報受付部13と、消費者行動モデル15を用いて消費者の購入行動をシミュレートするシミュレート部14と、シミュレート部14によるシミュレート結果を集計して各機種毎の販売数等を求めるシミュレート集計部16と、シミュレート集計部16での集計結果等を出力装置3に出力させる出力部17と、を備えている。
シミュレート部14は、消費者の購買行動をモデル化した消費者行動モデル15を有している。この消費者行動モデル15は、製品の価格嗜好の強い消費者用の価格重視モデル15aと、予め機種を指定する嗜好の消費者用の機種重視モデル15bと、製品のスペック嗜好の強い消費者用のスペック重視モデル15cと、を有している。
記憶装置30には、販売予測プログラム31が格納されている。CPU10は、この販売予測プログラム31を実行することで、先に述べた各機能部を機能させる。CPU10は、この販売予測プログラム31の実行過程で、機種スペックテーブル32と、各メーカの販売計画テーブル33と、販売店対応の販売計画テーブル34と、販売店立地条件テーブル35と、マージンテーブル36と、機種選択嗜好別の消費者割合テーブル37と、立地嗜好別の消費者割合テーブル38と、欠品時の消費者行動パターンの割合テーブル39と、消費者数テーブル40と、シミュレート結果テーブル41と、メーカ・シミュレート集計テーブル42と、販売店・シミュレート集計テーブル43とを生成して、記憶装置30に格納する。なお、以上の各テーブル32〜43の詳細については、後述する。
次に、本実施形態の販売予測装置Fの取扱いについて、図2に示すフローチャートに従って説明する。
本実施形態の販売予測装置Fは、自メーカの機種毎の販売数及び各機種毎の売上高等を求めると共に、競合メーカの機種毎の製品販売数及び各機種毎の製品売上高等を求めるものである。
本実施形態の販売予測装置Fのオペレータは、図13に示す入力初期画面50を見ながら、入力装置2を操作して、各メーカ名、各販売店名を入力する(S1)。この際、オペレータは、入力初期画面50中のメーカ追加ボックス51をクリックしてから、メーカ名を入力する。すると、このメーカ追加ボックス51の下に、入力したメーカ名51a,51b,51cが表示される。また、販売店名を入力する際には、入力初期画面50中の販売店追加ボックス52をクリックしてから、販売店名を入力する。以上の過程で、販売予測装置Fの販売環境情報受付部11は、入力初期画面50を出力装置3に表示させ、入力装置2の操作内容に応じて、メーカ名51a,…や販売店名52a,…等を入力初期画面50中に表示させる。なお、ここでは、「A社」「B社」は競合メーカで、「C社」が自メーカである。
次に、オペレータは、各メーカのパラメータ及び販売店のパラメータを設定入力する(S2)。各メーカのパラメータを設定入力する際には、入力初期画面50(図13)中のメーカ名51aをクリックし、図14に示すメーカパラメータ入力画面60を呼び出し、この入力画面60を見ながら、パラメータを入力する。このメーカパラメータ入力画面60には、先にクリックしたメーカ名が入るメーカ名表示欄61と、パラメータ入力表62と、このメーカの販売価格の値下げ方法が入る値下げ方法欄63と、登録ボタン64とが表示される。そして、オペレータは、入力装置2を操作して、パラメータ入力表62の取扱機種名欄62a、スペック欄62b、販売計画数欄62c、初期販売価格欄62dに、それぞれ、機種名、スペック、販売計画数、初期販売価格を入力する。なお、スペック欄62bに入力するスペックは、1〜10のいずれかの値で、最もスペックが低いものを「1」とし、最もスペックが高いものを「10」としている。さらに、値下げ方法欄63の矢印をクリックし、各種値下げ方法をプルダウン表示させ、各種値下げ方法のうちの一以上を選択する。この値下げ方法のプルダウンメニューとしては、例えば、「販売台数が販売計画の5%を切ったとき」や「販売開始から3ヶ月経過したとき」等がある。このメーカパラメータ入力画面60中の入力事項を全て入力し、登録ボタン64をクリックすると、以上の入力事項が登録処理される。以上の過程で、販売予測装置Fの販売環境情報受付部11は、メーカパラメータ入力画面60を出力装置3に表示させ、入力装置2の操作内容に応じて、入力事項をメーカパラメータ入力画面60中に表示させる。さらに、登録ボタン64がクリックされると、入力事項が記憶装置30に格納される。
一つ目のメーカのパラメータを設定入力すると、再び、初期入力画面50を呼び出す。そして、以上と同様に、初期入力画面50中の他のメーカ名51bをクリックし、他のメーカ用のメーカパラメータ入力画面60を呼び出し、各入力事項を入力する。
なお、初期入力画面50中の自メーカ名51cをクリックすると、対象商品情報受付部13が起動し、競合メーカに対するメーカパラメータ入力画面と同じメーカパラメータ入力画面60を出力装置3に表示させ、以上と同様に、この入力画面60中の入力事項を受け付け、受け付けた入力事項を記憶装置30に格納する。
以上、メーカのパラメータ設定入力が終了すると、再び、初期入力画面50を呼び出し、入力初期画面50中の販売店名52aをクリックし、図15に示す販売店パラメータ入力画面70を呼び出す。そして、この入力画面70を見ながら、パラメータを入力する。この販売店パラメータ入力画面70には、先にクリックした販売店名が入る販売店名表示欄71と、この販売店の立地条件が入る立地条件欄72と、パラメータ入力表73と、この販売店の販売価格の値下げ方法が入る値下げ方法欄74と、登録ボタン75とが表示される。そして、オペレータは、入力装置2を操作して、パラメータ入力表73の取扱メーカ名欄73a、取扱機種名欄73b、販売計画数欄73c、初期販売価格欄73dに、それぞれ、取扱メーカ名、取扱機種名、販売計画数、初期販売価格を入力する。さらに、立地条件欄72の矢印をクリックし、各種立地条件をプルダウン表示させ、各種立地条件のうちの一つを選択する。この立地条件のプルダウンメニューとしては、例えば、「駅前大規模」、「郊外大規模」、「商店街」、「デパート内」、「その他」等がある。また、値下げ方法欄74の矢印をクリックし、各種値下げ方法をプルダウン表示させ、各種値下げ方法のうちの一以上を選択する。この値下げ方法のプルダウンメニューとしては、例えば、「他の販売店に追従」、「メーカからの仕入れ価格の低下」、「販売開始から3ヶ月経過」等がある。この販売店パラメータ入力画面70中の入力事項を全て入力し、登録ボタン75をクリックすると、以上の入力事項が登録処理される。以上の過程で、販売予測装置Fの販売環境情報受付部11は、販売店パラメータ入力画面70を出力装置3に表示させ、入力装置2の操作内容に応じて、入力事項を販売店パラメータ入力画面70中に表示させる。さらに、登録ボタン75がクリックされると、入力事項が記憶装置30に格納される。
なお、以上のメーカパラメータ及び販売店パラメータの設定入力処理(S2)で、各入力事項は、いずれも、自メーカの営業員等が複数の販売店を訪問し、訪問先等で得る情報である。特に、競合メーカの販売計画数や初期販売価格は、販売店との間で自メーカ製の製品の初期販売価格等の商談過程で得られる情報である。また、メーカパラメータ入力画面60中の「Model P」の計画販売数「2000」は、このメーカ「A社」における全「Model P」の計画販売数であり、販売店パラメータ入力画面70中の「Model P」の計画販売数「500」は、この販売店「Store B」がメーカ「A社」から振り分けられる「Model P」の計画販売数である。
以上のステップ1,2の処理での入力事項は、図19〜図22に示す各テーブル32〜
35に格納される。具体的には、図19に示す機種スペックテーブル32のメーカ名欄aには、ステップ1で販売環境情報受付部11が受け付けたメーカ名が格納され、機種名欄b及びスペック欄dには、それぞれ、ステップ2で受け付けた機種名、スペックが格納される。また、図20に示す販売計画テーブル33のメーカ名欄aには、ステップ1で販売環境情報受付部11が受け付けたメーカ名が格納され、機種名欄b、販売計画数欄e及び値下げ方法欄xには、それぞれ、ステップ2で受け付けた機種名、該当メーカの該当機種に関する全計画販売数、該当メーカの値下げ方法が格納される。図21に示す販売店対応の販売計画テーブル34のメーカ名欄a及び販売店名欄cには、それぞれ、ステップ1で受け付けたメーカ名、販売店名が格納され、機種名欄b及び販売計画数欄es、初期販売価格欄g、値下げ方法欄xsには、それぞれ、ステップ2で受け付けた機種名、該当機種に関して該当販売店に割り当てられた計画販売数、該当機種の初期販売価格、該販売店での値下げ方法が格納される。図22に示す販売立地条件テーブル35の販売店名欄c及び立地欄hには、それぞれ、ステップ2で受け付けた販売店名、該当販売店の立地条件が格納される。
オペレータは、ステップ2のメーカのパラメータ及び販売店のパラメータの設定入力が終了すると、各メーカのいずれかの機種を購入するであろう消費者の発生数及び消費者の特性パラメータを設定入力する(S3)。消費者の発生数等を設定入力する際には、入力初期画面50(図13)中の消費者ボックス53をクリックし、図16に示す消費者パラメータ入力画面80を呼び出し、この入力画面80を見ながら、消費者の発生数や消費者特性パラメータを入力する。この消費者パラメータ入力画面80には、立地嗜好パラメータ入力表81と、機種選択嗜好パラメータ入力表82と、機種指定パラメータ入力表83と、スペック重視パラメータ入力表84と、欠品時行動パラメータ入力表85と、販売期間入力欄86と、消費者発生数入力表87と、登録ボタン88とが表示される。
立地嗜好パラメータ入力表81には、ステップ2で入力した各販売店の立地条件(駅前大規模、郊外大規模、…)が示される立地嗜好欄と、各立地嗜好欄に示されている立地条件を好む消費者の割合が入力される割合欄とがある。オペレータは、立地嗜好欄に示されている各立地条件を好む消費者の割合を入力する。機種選択嗜好パラメータ入力表82には、消費者が機種を選択する際に重視する各嗜好(機種重視、スペック重視、価格重視)が示される機種選択嗜好欄と、機種選択嗜好欄に示されている各嗜好を優先する消費者の割合が入力される割合欄とがある。オペレータは、機種選択嗜好欄に示されている各嗜好を優先する消費者の割合を入力する。機種指定パラメータ入力表83には、ステップ2で入力した各メーカが扱う全ての機種名が示される指定機種欄と、機種選択嗜好の各嗜好のうちの機種重視の消費者が指定する機種の消費者割合が入力される割合欄とがある。オペレータは、指定機種欄に示されている機種を指定する消費者の割合を入力する。スペック重視パラメータ入力表84には、前述した1〜10のスペックが示されるスペック欄と、機種選択嗜好の各嗜好のうちのスペック重視の消費者が指定するスペックの消費者割合が入力される割合欄とがある。オペレータは、スペック欄に示されているスペックを指定する消費者の割合を入力する。欠品時行動パラメータ入力表85には、販売店に該当機種がない場合の消費者の行動パターンが示される欠品時行動パターン欄と、各行動パターンを示す消費者の割合が入力される割合欄とがある。オペレータは、欠品時行動パターン欄に示されている欠品時行動パターンを示す消費者の割合を入力する。オペレータは、販売期間入力欄86に販売期間を入力すると、消費者発生数入力表87には、入力した販売期間中の各週が示されると共に、各週毎の消費者数欄が示され、この各週毎の消費者数欄に、発生消費者数を入力する。以上の消費者パラメータ入力表80中の入力事項を全て入力し、登録ボタン88をクリックすると、以上の入力事項が登録処理される。以上の過程で、販売予測装置Fの消費者情報受付部12は、消費者パラメータ入力画面80を出力装置3に表示させ、入力装置2の操作内容に応じて、入力事項を消費者パラメータ入力画面80中に表示させる。さらに、登録ボタン88がクリックされると、入力事項を記憶装置30に格納する。
このステップ3での入力事項は、図23〜図26に示す各テーブル37〜40に格納される。具体的には、図23に示す立地嗜好別の消費者割合テーブル38の立地嗜好欄hには各立地条件が格納され、割合欄iには消費者情報受付部12が受け付けた各立地条件を好む消費者の割合が格納される。図24に示す機種選択嗜好別の消費者割合テーブル37の機種選択嗜好欄jには各機種選択嗜好が格納され、嗜好内容欄kには、該当機種選択嗜好での具体的な嗜好内容、例えば、機種選択嗜好が「機種重視」であれば具体的な機種名が格納され、機種選択嗜好が「スペック重視」であれば具体的なスペックが格納される。また、機種選択嗜好別の消費者割合テーブル37の割合欄lには、該当機種選択嗜好で且つ該当嗜好内容を示す消費者の割合が格納される。例えば、機種選択嗜好が「機種重視」で且つ嗜好内容が「Model A」の場合、消費者情報受付部12が受け付けた「機種重視」の消費者の割合が25%で、機種重視の消費者が指定する機種のうちの「Model A」の割合が10%のときには、25%×10/100=2.5%となり、消費者情報受付部12はこの演算を行って、演算結果(=2.5)を割合欄lに格納する。図25に示す欠品時の消費者行動パターン割合テーブル39は、機種選別嗜好欄j、立地嗜好欄h、欠品時行動パターン欄m、割合欄nを有しており、機種選別嗜好欄jには各機種選択嗜好が格納され、立地嗜好欄hには販売店の各立地条件が格納され、欠品時行動パターン欄mには欠品時の消費者の各行動パターンが格納され、割合欄mには該当機種選択嗜好で該当立地嗜好で且つ該当行動パターンの消費者の割合が格納される。例えば、機種選択嗜好が「機種重視」で立地嗜好が「駅前大規模」で欠品時行動パターンが「予約購入」の場合、消費者情報受付部12が受け付けた「機種重視」の消費者の割合が25%で、立地条件が「駅前大規模」を好む消費者の割合が30%で、欠品時行動パターンが「予約購入」を示す消費者の割合が53%のときには、25%×30/100×53/100=4%となり、消費者情報受付部12はこの演算を行って、演算結果(=4)を割合欄nに格納する。図26に示す消費者数テーブル40は、販売期間中の各週が格納される週欄oと、各週での消費者の発生数が格納される消費者数欄pとがある。
オペレータは、ステップ3で消費者特性パラメータ等の設定入力が終了すると、メーカと販売店間の商談情報としてのマージンを設定入力する(S4)。ここで、マージンとは、製品の販売価格中で販売店の取り分のことであり、以下の式のように定義される。
マージン=(販売価格−メーカへの支払い価格)/販売価格×100
このマージンを設定入力する際には、入力初期画面50(図13)中の商談情報ボックス54をクリックし、図17に示すマージン入力画面90を呼び出し、この入力画面90を見ながら、マージンを入力する。このマージン入力画面90には、マージン表91と、登録ボタン92とが表示される。マージン表91には、各メーカ毎に対する各販売店毎のマージン入力欄がある。オペレータは、このマージン表91のマージン入力欄に、営業員等が商談過程で知った各メーカ毎に対する各販売店毎のマージンを入力する。マージン入力後、登録ボタン92をクリックすると、入力したマージンの登録処理が行われる。以上の過程で、販売予測装置Fの販売環境情報受付部11は、マージン入力画面90を出力装置3に表示させ、入力装置2の操作内容に応じて、入力事項をマージン入力画面90中に表示させる。さらに、登録ボタン92がクリックされると、入力事項が記憶装置30に格納される。
このマージン設定入力処置(S4)で入力されたマージンは、販売環境情報受付部11により、図27に示すマージンテーブル36のマージン欄qに格納される。
以上のステップ1〜ステップ4までの処理がシミュレートを実行するための前処理である。この前処理が終了すると、図18に示すシミュレート実行画面100を呼び出す。
このシミュレート実行画面100には、シミュレート結果表102と、シミュレート実行ボタン103とが表示される。シミュレート結果表102には、自メーカが取り扱う機種名が示される機種名欄102bと、該当機種のスペックが示されるスペック欄102dと、該当機種の初期販売価格が示される初期販売価格欄102gと、該当機種の販売計画数が示される販売計画数102eと、シミュレートによる該当機種の予測販売数が示される予測販売数欄102tと、シミュレートによる該当機種の予測売上高が示される予測売上高欄102uと、該当機種を扱う販売店名が示される販売店名欄と、該当販売店での該当機種の予測販売数が示される販売店予測売上数欄と、該当販売店での該当機種の予測売上高が示される販売店予測売上高欄とがある。これらの欄のうち、機種名欄102b、スペック欄102d、初期販売価格欄102g、販売計画数欄102e、販売店名欄には、シミュレート実行前に、先の述べたステップ1〜4までの処理で得た情報が示される。以上の過程で、シミュレート部14は、シミュレート実行画面100を出力装置3に表示させ、このシミュレート実行画面100中の機種名欄102b、スペック欄102d、初期販売価格欄102g、販売計画数欄102e、販売店名欄の情報を記憶装置30から読み出して、出力装置3に各欄の情報を表示させる。
このシミュレート実行画面100のシミュレート実行ボタン103がクリックされると、シミュレート部14により、消費者行動モデル15を用いたシミュレートの実行が開始されると共に、シミュレート集計部16により、このシミュレート結果に基づく各機種毎の販売数、売上高及び在庫数等が算出される(S5)。このシミュレート及び集計処理が終了すると、シミュレート実行画面100中の予測販売数欄102tに予測販売数が示され、予測売上高欄102uに予測売上高が示され、販売店予測売上数欄に該当販売店での該当機種の予測販売数が示され、販売店予測売上高欄に該当販売店での該当機種の予測売上高が示される。なお、このシミュレート及びシミュレート結果の集計処理(S5)に関しては、後ほど、詳細に説明する。
このシミュレート及びシミュレート結果の集計処理(S5)が終了すると、オペレータは、シミュレート実行画面100中に予め示されている計画販売数と、シミュレート実行により得られた予測販売数とを比較し、この予測販売数が計画に近いものか否かを判断し(S6)、計画に近いものでなければ、自社の販売計画等を変更して(S7)、再度、シミュレート及びシミュレート結果の集計処理を実行させ(S5)、計画に近いものであれば一連の処理を終了する。
次に、シミュレート及びシミュレート結果の集計処理(S5)の詳細について、図3〜図12に示すフローチャートに従って説明する。
図3のフローチャートに示すように、シミュレート部14は、まず、販売期間中の第1タイムパケット、つまり第1週目の消費者数を消費者数テーブル40から取得し(S10)、この全消費者のそれぞれの特性を設定し、図28に示すシミュレート結果テーブル41に格納する(S11)。
このシミュレート結果テーブル41には、販売期間中の各週が格納される週欄r、全消費者に付される消費者IDが格納される消費者ID欄s、当該消費者の機種選択嗜好が格納される機種選択嗜好欄jp、該当消費者の嗜好内容が格納される嗜好内容欄kp、該当消費者の販売店立地嗜好が格納される立地嗜好欄hp、該当消費者の欠品時の行動パターンが格納される欠品時行動パターン欄mp、該当消費者の購入機種のメーカ名が格納される購入メーカ名欄ap、該当消費者の購入機種名が格納される購入機種名欄bp、その購入価格が格納される購入価格欄gs、該当消費者の購入販売店名が格納される購入販売店名欄cpがある。
シミュレート部14は、この消費者の特性設定処理で、まず、シミュレート結果テーブル41に第1週目の消費者数分のレコードを確保し、全レコードの週欄rに第1週目を示す「1」を格納すると共に、第1週目の全消費者のそれぞれに独自のIDを付して消費者ID欄sに格納する。そして、全消費者に関して、機種選択嗜好、その嗜好内容、販売店の立地嗜好、欠品時の行動パターンを設定し、それぞれを、機種選択嗜好欄jp、嗜好内容欄kp、立地嗜好欄hp、欠品時行動パターン欄mpに格納する。機種選択嗜好、その嗜好内容、販売店の立地嗜好、欠品時の行動パターンは、図23に示す立地嗜好別の消費者割合テーブル38、図24に示す機種選択嗜好別の消費者割合テーブル37、欠品時の消費者行動パターン割合テーブル39を参照して、各嗜好等がこれらのテーブル37,38,39に示す割合に応じて、ランダムに設定される。さらに、シミュレート部14は、第1週目に限り、販売店対応の販売計画テーブル33(図21)の初期販売価格欄gに格納されている該当機種の初期販売価格をシミュレート結果テーブル41の購入価格欄gsに格納する。なお、第2週目以降の販売価格に関しては、後述するように、シミュレート集計部16が求め、これをシミュレート結果テーブル41の購入価格欄gsに格納する。
シミュレート部14は、全消費者の特性設定処理(S11)が終了すると、シミュレート結果テーブル41の消費者ID欄sに格納されている消費者IDのうちから一つを抽出し(S12)、シミュレーション結果テーブル41を参照して、この消費者IDの消費者の機種選択嗜好が何であるかを判断する(S13)。そして、この消費者の機種選択嗜好が価格重視である場合には価格重視モデル15aを実行し(S14)、機種重視である場合には機種重視モデル15bを実行し(S16)、スペック重視である場合にはスペック重視モデル15cを実行する(S17)。いずれかのモデル15a,15b,15cを実行し、この消費者の購入機種、この購入機種のメーカ、この機種の販売店が定まると、これらをシミュレート結果テーブル41の購入機種名欄bp、購入メーカ名欄ap、購入販売店名欄cpに格納する。なお、価格重視モデル15aの実行処理(S14)、機種重視モデル15bの実行処理(S16)、スペック重視モデル15cの実行処理(S17)に関しては、後ほど詳細に説明する。
シミュレート部14は、ステップ12で抽出した消費者のシミュレートが終了すると、シミュレート結果テーブル41中の全消費者のシミュレートが終了したか否かを判断する(S22)。全消費者のシミュレートが終了していなければ、ステップ12に戻り、新たな消費者を抽出し、全消費者のシミュレートが終了していれば、シミュレート集計部16が、各メーカにおける該当週(例えば、第1週目)の機種毎の販売数、売上高等を算出する(S23)。シミュレート集計部16は、シミュレート結果テーブル41の該当週における購入機種名欄bpに格納されている各機種の数をカウントすることで、機種毎の販売数を得て、この値をメーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の該当機種の予測販売数欄tに格納する。さらに、シミュレート集計部16は、メーカ・シミュレート集計テーブル42の該当週における該当機種の販売価格欄gsに格納されている販売価格に、該当機種の販売数を掛けて、機種毎の売上高を得て、この値をメーカ・シミュレート集計テーブル42の該当機種の売上高欄uに格納する。
また、機種毎の在庫数は、図11のフローチャートに示す手順で求められる。具体的に、シミュレート集計部16は、まず、販売開始の第1週目の在庫数を求めるのか否かを判断し(S231)、第1週目の在庫数を求める場合には、販売計画テーブル33(図20)の該当機種の販売計画数欄eに格納されている販売計画数を週初め在庫数とする(S232)。また、販売開始の第2週目以降の在庫数を求める場合には、先週末の在庫数を週初め在庫数とする(S233)。次に、該当機種の販売数分を販売店に納めると仮定して、週初めの在庫数から販売数分を引いた値を週末の在庫数とし、この値をメーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の該当機種の在庫数欄vに格納する(S234)。なお、ここでは、該当機種の販売数分だけ、該当機種を販売店に納めると仮定しているが、販売数と販売店に納める数量との関係を規定した関数を用い、この関数に販売数を代入して、販売店に納める数量を定めるようにしてもよい。
図3中のステップ23が終了すると、シミュレート集計部16が該当週(例えば、第1週目)の機種毎で且つ販売店毎の販売数、翌週の販売価格、売上高、収入、在庫数を算出する(S24)。シミュレート集計部16は、シミュレート結果テーブル41の該当週で且つ該当販売店での購入機種名欄bpに格納されている各機種の数をカウントすることで、機種毎で且つ販売店毎の販売数を得て、この値を販売店・シミュレート集計テーブル43(図30)の該当販売店の予測販売数欄tsに格納する。シミュレート集計部16は、販売店・シミュレート集計テーブル43の販売価格欄に格納されている販売価格に該当機種の該当販売店における販売数を掛けて、機種毎で且つ販売店毎の売上高を得て、この値を販売店・シミュレート集計テーブル43の該当機種の売上高欄usに格納する。また、機種毎の販売店毎の収入は、機種毎で且つ販売店毎の売上高に、マージンテーブル36(図27)に格納されている該当販売店のマージンを掛け、それを100で割ることで得られる。この値は、販売店・シミュレート集計テーブル43(図30)の該当機種の収入欄wsに格納される。
また、各販売店における機種毎の在庫数は、図12のフローチャートに示す手順で求められる。具体的に、シミュレート集計部16は、まず、販売開始の第1週目の在庫数を求めるのか否かを判断し(S241)、第1週目の在庫数を求める場合には、販売店対応の販売計画テーブル34(図21)の該当機種で該当販売店の販売計画数欄esに格納されている販売計画数に所定値(例えば、0.1)を掛けた値を週初め在庫数とする(S242)。また、販売開始の第2週目以降の在庫数を求める場合には、先週末の在庫数を週初め在庫数とする(S243)。次に、以下の式に示すように、週初めの在庫数から販売数を引き、メーカからの着荷数を加えた値を週末の在庫数とし、この値を販売店・シミュレート集計テーブル43(図30)の該当機種で該当販売店の在庫数欄vsに格納する(S244)。
週末の在庫数=週初めの在庫数−販売数+着荷数
なお、ここでは、販売店での販売数分、メーカから着荷すると仮定しているので、メーカでの在庫がなくなるまでは、(−販売数+着荷数)が「0」であり、週末の在庫数と週初めの在庫数とは同じである。
さらに、シミュレート集計部16は、前述したように、該当週のシミュレート結果に基づいて、翌週の各販売店における各機種毎の販売価格を定める。例えば、販売店対応の販売計画テーブル34(図21)のある販売店に関する値下げ方法欄xsに、「販売開始から3ヶ月で1割値引き」、「メーカからの購入価格の低下分だけ値引き」、「他の販売店に追従」の三種類の値下げ方法が格納されている場合、ある機種が販売開始から3ヶ月経過したときには、この機種の現時点の販売価格から1割値引きし、この価格を翌週の販売価格として、シミュレート結果テーブル41(図28)の購入価格欄gs、メーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の販売価格欄gs及び販売店・シミュレート集計テーブル43(図30)の販売価格欄gsに格納する。また、メーカからの購入価格が低下した場合には、その分だけ現時点の販売価格から値引きし、この価格を翌週の販売価格とする。メーカからの購買価格は、販売計画テーブル33(図20)の該当メーカの値下げ方法欄xを参照し、この値下げ方法欄xに格納されている値下げ条件を該当機種が満たしている場合に、メーカからの購入価格が低下したと判断する。また、他の販売店がある機種に関して値下げを実行した場合、この機種の翌週の販売価格を他店の販売価格に併せる。
図3中のステップ24が終了すると、シミュレート部14は、全パケットタイム、つまり販売期間中の全週のシミュレートを終了したか否かを判断する(S25)。販売期間中の全週のシミュレートを終了していない場合には、ステップ10に戻って、新たな週に関して、以上の処理を実行する。また、販売期間中の全週のシミュレートを終了した場合には、シミュレート集計部16が機種毎の予測販売数、予測売上高を全週分集計して、販売期間中の全予測販売数及び全予測売上高を求める。そして、販売期間中の機種毎の全予測販売数、販売期間中の機種毎の全予測売上高、販売期間終了時の機種毎の在庫数を、それぞれ、メーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の週欄rが「All」の該当欄に格納する(S26)。なお、販売期間終了時の機種毎の在庫数は、ステップ23で、販売期間の最終週の週末在庫数として求めた値が用いられる。また、メーカ・シミュレート集計テーブル42の週欄rが「All」の販売価格欄gsは空欄となる。これは、販売価格は販売期間中の全週で一定でないからである。また、図29の例では、週欄rが「All」、機種欄bが「Model p」に関して、予測販売数が「4860」であり、計画販売数が「5000」(図20の販売計画テーブル33に示す)であるにも関わらず、在庫が「0」になっているのは、計画販売数から予測販売数を引いた分の「140(=5000−4860)」が各販売店の在庫になっているためである。
さらに、シミュレート集計16は、各販売店における機種毎の販売数、売上高、収入を全週分集計して、各販売店における販売期間中の全販売数、全売上高、全収入を求める。そして、各販売店における販売期間中の機種毎の全販売数、販売期間中の機種毎の売上高、収入を、それぞれ、販売店・シミュレート集計テーブル43(図30)の週欄rが「All」の該当欄に格納する(S27)。
次に、シミュレート部14は、出力部18にシミュレート集計結果を渡し、これを出力装置3に表示されているシミュレート実行画面100(図18)中の予測販売数欄102eや予測売上高欄102u等に表示させる(S28)。なお、ここでは、自メーカの在庫数や販売店の在庫数に関して、表示させていないが、これらの情報を含め、メーカ・シミュレート集計テーブル42や販売店・シミュレート集計テーブル43に格納されている情報であれば、さらに、いずれの情報を表示させるようにしてもよい。
以上で、シミュレート及びシミュレート結果の集計処理(S5)が終了する。
次に、図3中の価格重視モデルの実行処理(S14)の詳細について、図4に示すフローチャートに従って説明する。
シミュレート部14は、まず、メーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の該当週における販売価格欄gsに格納されている販売価格のうちで最も安い価格の機種を選択する(S141)。なお、該当週が第1週目である場合、この価格重視モデルの実行処理(S14)時点でメーカ・シミュレート集計テーブル42の販売価格欄gsには販売価格が格納されていないので、販売店対応の販売計画テーブル34(図21)の初期販売価格欄gに格納されている初期販売価格のうちで最も安い価格の機種を選択する。
次に、ステップ141で選択した機種数が「1」であるか、「2以上」であるかを判断する(S142)。機種数が「1」である場合には、ステップ146に進み、機種数が「2以上」である場合には、機種スペックテーブル32(図19)を参照して、選択した機種のうちからスペックが最もよい機種を選択する(S143)。次に、ステップ143で選択した機種数が「1」であるか、「2以上」であるかを判断する(S144)。機種数が「1」である場合には、ステップ146に進み、機種数が「2以上」である場合には、選択した機種のうちから一機種をランダムに選択する(S145)。
次に、シミュレート部14は、販売店対応の販売計画テーブル34(図21)を参照して、選択機種を取り扱う販売店を選択する(S146)。そして、選択した販売店数が「0」であるか、「1」であるか、「2以上」であるかを判断する(S147)。販売店数が「0」及び「1」の場合にはステップ180に進む。また、販売店数が「2以上」である場合には、シミュレート結果テーブル41(図28)を参照して、図3中のステップ12で抽出した消費者の立地嗜好に合った販売店を選択する(S148)。そして、選択した販売店数が「0」であるか、「1」であるか、「2以上」であるかを判断する(S149)。選択した販売店数が「0」である場合には、ステップ146で選択した販売店のうちから一販売店をランダムに選択し(S150)、ステップ180に進む。また、選択した販売店数が「1」である場合には、直ちに、ステップ180に進む。また、選択した販売店数が「2以上」である場合には、ステップ148で選択した販売店のうちから一販売店をランダムに選択し(S151)、ステップ180に進む。
次に、ステップ180の製品購入処理について、図7に示すフローチャートに従って説明する。
シミュレート部14は、該当販売店での該当機種が購入可能か否かを判断する(S181)。シミュレート部14は、この製品購入処理(S180)の開始にあたり、該当週の各販売店での各機種毎の在庫管理テーブルを作成する。この在庫管理テーブルの在庫数は、当初、販売店・シミュレート集計テーブル43を参照して、該当週の前週の在庫数、つまり該当週の週初め在庫数を格納する。なお、該当週が第1週目である場合には、該当販売店での初期在庫数(計画販売数×0.1)を格納する。シミュレート部14は、この在庫管理テーブルを参照して、該当販売店での該当機種の在庫が存在するか否かにより、該当販売店での該当機種が購入可能か否かを判断する。さらに、シミュレート部14は、図4のステップ147で選択した販売店数が「0」である場合も、該当機種が購入可能か否かを判断する。この場合、該当機種を扱う販売店が存在しないので、当然、該当機種は購入可能ではないと判断する。該当販売店での該当機種が購入可能であると判断した場合、該当消費者が該当販売店で該当機種を購入したとして、この購入情報をシミュレート結果テーブル41(図28)の該当消費者のレコードに格納する(S182)。具体的には、シミュレート結果テーブル41の該当消費者のレコードでの購入メーカ欄ap、購入機種欄bp、購入販売店欄cpのそれぞれに対応する情報を格納する。次に、前述の在庫管理テーブルでの該当販売店での該当機種の在庫数を一つ減らし(S183)、製品購入処理(S180)が終了すると共に、価格重視モデルの実行処理(S14)も終了する。
ステップ181で、該当販売店での該当機種が購入可能ではないと判断すると、シミュレート部14は、この購入処理は一回目か否かを判断する(S184)。この購入処理が一回目か否かを判断する場合、例えば、シミュレート結果テーブル41に、新たに購入処理済みフラグ欄等を設ける。そして、この購入活動を行うとした消費者に対して、このステップ184で一回でも判断を行った場合には、この購入活動を行うとした消費者の購入処理済みフラグ欄に「1」を格納するようにし、この購入処理済みフラグ欄が「0」か「1」かで、購入処理が一回目か否かを判断するようにするとよい。
ステップ184で、この購入活動を行うとして消費者に対して、この購入処理は一回目ではない、つまり2回目であると判断した場合には、以降、この消費者は購入活動を行わないとして、この不購入情報をシミュレート結果テーブル41(図28)の該当消費者のレコードに格納する(S185)。具体的には、シミュレート結果テーブル41の該当消費者のレコードでの購入メーカ欄ap、購入機種欄bp、購入販売店欄cpのそれぞれに例えば「×」等を格納する。なお、ここでは、2回目以降の購入活動で該当機種を購入できない場合、該当消費者は購入活動を行わないことにしたが、例えば、3回目までは購入活動を認めるようにしてもよいし、また、購入活動を行わないとした消費者の情報を翌週のシミュレート結果テーブル41に格納し、この消費者に関するシミュレートを翌週分に回すようにしてもよい。
ステップ184で、この購入活動を行うとして消費者に対して、この購入処理は一回目であると判断した場合、シミュレート結果テーブル41(図28)のこの消費者のテーブルを参照して、この消費者の欠品時の行動パターンを調べる(S186)。
この消費者の欠品時の行動パターンが「予約購入」である場合には、後述の予約購入処理(S190)を行って、この製品購入処理(S180)を終了する。また、この消費者の欠品時の行動パターンが「他の販売店から購入」、「他機種の購入」である場合には、それぞれ、後述の他の販売店からの購入処理(S200)、他機種の購入処理(S210)を行ってから、ステップ181に戻る。
予約購入処理(S190)では、図8のフローチャートに示すように、シミュレート部14は、まず、該当機種のメーカ在庫が存在するか否かを判断する(S191)。これは、メーカ・シミュレート集計テーブル42(図29)の該当メーカにおける該当機種の在庫数であって、該当週の前週の在庫数の有無により判断する。
該当機種のメーカ在庫が存在すると判断した場合には、この消費者は、該当機種を予約し、翌週、該当機種を購入するとして、この消費者によるこの購入情報をシミュレート結果テーブル42(図29)の翌週分のレコードに格納し(S192)、この予約購入処理(S190)及び製品購入処理(S180)を終了する。一方、該当機種のメーカ在庫が存在しないと判断した場合には、この消費者は購入活動を行わないとして、この不購入情報をシミュレート結果テーブル41(図28)の該当消費者のレコードに格納し(S193)、この予約購入処理(S190)及び製品購入処理(S180)を終了する。
図7の他の販売店からの購入処理(S200)では、図9のフローチャートに示すように、シミュレート部14は、まず、消費者立地嗜好に合い、且つ前回選択した販売店とは異なる販売店を選択し(S201)、選択した販売店数が「0」か「1」か「2以上」かを判断する(S202)。選択した販売店数が「0」の場合には、前回選択した販売店と異なる販売店をランダムに一つ選択し(S203)、他の販売店からの購入処理(S200)を終了して、図7のステップ181に戻る。選択した販売店数が「1」の場合には、直ちに他の販売店からの購入処理(S200)を終了し、図7のステップ181に戻る。また、選択した販売店数が「2以上」の場合には、この選択した販売店のうちからランダムに一つ選択し(S204)、他の販売店からの購入処理(S200)を終了して、図7のステップ181に戻る。ステップ181では、先に定めた機種に関して、この他の販売店からの購入処理(S200)で定めた販売店で購入可能か否かを判断する。
図7の他機種の購入処理(S210)では、図10のフローチャートに示すように、シミュレート部14は、まず、先に選択した販売店で取り扱う機種のうち、前回選択した機種と同じスペックの機種を選択し(S211)、選択した機種数が「0」か「1」か「2以上」かを判断する(S212)。選択した機種数が「0」の場合、前回選択した機種のスペックが「1」より大きいか否か、つまりスペックが最低ではないか否かを判断し(S213)、スペックが「1」より大きい場合、先に選択した販売店で取り扱う機種のうち、前回選択した機種のスペックよりも1つ小さいスペックの機種を選択し(S214)、ステップ212に戻る。また、ステップ213で、前回選択した機種のスペックが「1」より大きくない、つまりスペックが最低であると判断した場合には、この消費者は購入活動を行わないとして、この不購入情報をシミュレート結果テーブル41(図28)の該当消費者のレコードに格納し(S215)、この他機種の購入処理(S210)及び製品購入処理(S180)を終了する。
ステップ212で、選択した機種数が「1」であると判断した場合には、直ちに、この他機種の購入処理(S210)を終了し、図7のステップ181に戻る。また、ステップ212で、選択した機種数が「2以上」であると判断した場合には、選択した機種のうちから最も安い機種を選択し(S216)、この他機種の購入処理(S210)を終了し、図7のステップ181に戻る。ステップ181では、先に定めた販売店で、この他機種の購入処理(S210)で定めた機種が購入可能か否かを判断する。
以上、価格重視モデルの実行処理(S14)で、製品購入処理(S180)が終了すると、この価格重視モデルの実行処理(S14)が終了する。
次に、図3中の機種重視モデルの実行処理(S16)について説明する。
この機種重視モデルの実行処理(S16)では、図5のフローチャートに示すように、図4に示す価格重視モデルの実行処理(S14)のステップ146〜ステップ151、ステップ180と同じ処理を、ステップ161〜ステップ166、ステップ180で行って、指定機種を購入する販売店を定める。なお、ステップ161で扱う指定機種は、シミュレート結果テーブル41(図28)の当該消費者の嗜好内容欄kpに格納されている機種である。
次に、図3中のステップ重視モデルの実行処理(S17)の詳細について、図6に示すフローチャートに従って説明する。
シミュレート部14は、まず、機種ステップテーブル32(図19)及び販売店対応の販売計画テーブル34(図21)を参照して、指定スペックの機種を最も多く取り扱う販売店を選択する(S171)。なお、指定ステップは、シミュレート結果テーブル41(図28)の当該消費者の嗜好内容欄kpに格納されているスペックである。
次に、シミュレート部14は、選択した販売店数が「0」か「1」か「2以上」かを判断する(S172)。選択した販売店数が「0」の場合には、直ちに製品購入処理(S180)を実行し、選択した販売店数が「1」の場合には、ステップ177に進む。また、選択した販売店数が「2以上」の場合には、選択した販売店のうちから当該消費者の嗜好に合う販売店を選択し(S173)、選択した販売店数が「0」か「1」か「2以上」かを判断する(S174)。
選択した販売店数が「0」の場合、ステップ171で選択した販売店のうちからランダムに一つ選択して(S175)、ステップ177に進む。また、選択した販売店数が「1」の場合、直ちに、ステップ177に進む。また、選択した販売店数が「2以上」の場合、ステップ173で選択した販売店のうちからランダムに一つを選択して(S176)、ステップ177に進む。
ステップ177では、指定スペックの機種のうち、選択販売店での取り扱い機種のうちで最安値の機種を選択して(S177)、製品購入処理(S180)を実行し、このスペック重視モデルの実行処理(S17)を終了する。
以上で説明した価格重視モデルの実行処理(S14)、機種重視モデルの実行処理(S16)、スペック重視モデルの実行処理(S17)のいずれかが終了すると、図3を用いて前述したように、シミュレート部14は、全消費者のシミュレートを終了したか否かを判断し(S22)、全消費者のシミュレートが終了している場合には、ステップ23,24、…が実行される。
以上のように、本実施形態では、複数の機種が存在し、各消費者は自らの嗜好に応じて製品を選択し購入することが多い場合でも、各消費者毎に消費者嗜好に応じたモデルを用いて、該当消費者の購入機種を定めているので、対象機種、つまり自メーカが製造する機種の販売数や売上高、さらには在庫数を精緻に予測することができる。
本発明に係る一実施形態における販売予測装置の構成図である。 本発明に係る一実施形態における販売予測装置の取り扱い手順を示すフローチャートである。 本発明に係る一実施形態における販売予測装置のシミュレート及びシミュレート結果の集計処理を示すフローチャートである。 図3中のステップ14の詳細処理を示すフローチャートである。 図3中のステップ16の詳細処理を示すフローチャートである。 図3中のステップ17の詳細処理を示すフローチャートである。 図4、図5及び図6中のステップ180の詳細処理を示すフローチャートである。 図7中のステップ190の詳細処理を示すフローチャートである。 図7中のステップ200の詳細処理を示すフローチャートである。 図7中のステップ210の詳細処理を示すフローチャートである。 図3中のステップ23でのメーカ在庫の算出手順を示すフローチャートである。 図3中のステップ24での販売店在庫の算出手順を示すフローチャートである。 本発明に係る一実施形態における初期入力画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるメーカパラメータ入力画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における販売店パラメータ入力画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における消費者パラメータ入力画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるマージン入力画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるシミュレート実行画面を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における機種スペックテーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における販売計画テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における販売店対応の販売計画テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における販売店立地条件テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における立地嗜好別の消費者割合テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における機種選択嗜好別の消費者割合テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における欠品時の消費者行動パターン割合テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における消費者数テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるマージンテーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるシミュレート結果テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるメーカ・シミュレート集計テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における販売店・シミュレート集計テーブルのデータ構成を示す説明図である。
符号の説明
10:CPU、11:販売環境情報受付部、12:消費者情報受付部、13:対象機種情報受付部、14:シミュレート部、15:消費者行動モデル、15a:価格重視モデル、15b:機種重視モデル、15c:スペック重視モデル、16:シミュレート集計部、17:出力部、30:記憶装置、31:販売予測プログラム、32:機種スペックテーブル、33:販売計画テーブル、34:販売店対応の販売計画テーブル、35:販売店立地条件テーブル、36:マージンテーブル、37:機種選択嗜好別の消費者割合テーブル、38:立地嗜好別の消費者割合テーブル、39:欠品時の消費者行動パターン割合テーブル、40:消費者数テーブル、41:シミュレート結果テーブル、42:メーカ・シミュレート集計テーブル、43:販売店・シミュレート集計テーブル、102:入力装置、103:出力装置

Claims (5)

  1. 入力手段、出力手段及び記憶装置を備えたコンピュータを動作させて、対象機種の販売数を予測する販売予測プログラムにおいて、
    前記入力手段により、前記対象機種を含む製品群中で該対象機種を除く1以上の他の機種に関するデータを受け付けて、該1以上の他の機種に関するデータを前記記憶装置に格納する販売環境情報受付ステップと、
    前記入力手段により、前記製品群のうちのいずれかの機種を購入すると予測される消費者数、及び、消費者の嗜好毎に各嗜好を示す消費者の割合を受け付けて、該消費者数及び該各嗜好を示す消費者の割合を前記記憶装置に格納する消費者情報受付ステップと、
    前記入力手段により、前記対象機種に関するデータを受け付けて、該対象機種に関するデータを前記記憶装置に格納する対象機種データ受付ステップと、
    前記記憶装置に格納されている前記消費者数の消費者毎に、該記憶装置に格納されている前記割合に応じた嗜好を設定すると共に、消費者の嗜好に対応するデータの機種のマッチングを行って、該消費者が前記製品群のうちの各機種のうちのいずれの機種を購入するかをシミュレートするための消費者行動モデルを用いて、各消費者が購入する前記製品群中の機種を定め、各消費者毎の購入機種を前記記憶装置に格納するシミュレートステップと、
    前記記憶装置に格納されている前記各消費者毎の購入機種から、前記対象機種の総購入数を求め、該総購入数を前記販売数として前記記憶装置に格納するシミュレート集計ステップと、
    前記出力手段により、前記記憶装置に格納されている前記対象機種の前記販売数を出力させる出力ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする販売予測プログラム。
  2. 請求項1に記載の販売予測プログラムにおいて、
    前記販売環境データ受付ステップでは、前記製品群のうちの少なくとも一機種を取り扱う1以上の販売店名と、該1以上の販売店毎の立地条件とを受け付け、該1以上の販売店名と該1以上の販売店毎の立地条件を前記記憶装置に格納し、
    前記消費者情報受付ステップでは、販売店の立地嗜好を示す消費者の割合を受け付け、該販売店の立地嗜好を示す消費者の割合を前記記憶装置に格納し、
    前記消費者行動モデルは、1以上の販売店のうちから消費者の販売店の立地嗜好に応じた販売店に絞り込む処理を含み、
    前記シミュレートステップでは、前記消費者行動モデルを用いて、各消費者が購入する前記製品群中の機種を定めると共に、該機種が購入される販売店名を定め、各消費者毎の購入機種及びその販売店名を前記記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする販売予測プログラム。
  3. 請求項2に記載の販売予測プログラムにおいて、
    前記販売環境データ受付ステップでは、前記製品群のうちで各販売店で扱う機種名と、各販売店で扱う機種毎の初期在庫数とを受け付け、各販売店で扱う機種名及び該機種毎の初期在庫数を前記記憶装置に格納し、
    前記消費者情報受付ステップでは、消費者の嗜好に対応した機種が販売店にない場合に、消費者が実行する各行動パターンを示す消費者の割合を受け付け、該各行動パターンを示す消費者の割合を前記記憶装置に格納し、
    前記消費者行動モデルは、消費者の嗜好に対応した製品が販売店にない場合に、前記各行動パターンに応じて、再度、消費者が購入する機種を少なくとも定める処理を含み、
    前記シミュレートステップでは、前記記憶装置に格納されている前記消費者数の消費者毎に、該記憶装置に格納されている前記割合に応じた行動パターンを設定し、前記消費者行動モデルを用いて、各消費者毎の購入製品及びその販売店名を定め、前記記憶装置に格納されている各販売店毎の機種の在庫数のうち、該当販売店名の該当機種の在庫の有無を確認し、当該機種の在庫が有る場合には、該在庫数を一つ削減し、当該機種の在庫が無い場合には、先に定めた購入機種の消費者に対して設定した前記行動パターンに応じて、該消費者の購入機種を定め、該消費者の該購入機種を前記記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする販売予測プログラム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の販売予測プログラムにおいて、
    前記消費者行動モデルは、製品の価格嗜好の強い消費者用の価格重視モデルと、予め機種を指定する嗜好の消費者用の機種重視モデルと、製品のスペック嗜好の強い消費者用のスペック重視モデルとのうち、少なくとも一つを含み、
    前記消費者情報受付ステップでは、前記消費者行動モデルが価格重視モデルを含む場合には、価格を重視する消費者の割合を受け付け、前記消費者購入モデルが機種重視モデルを含む場合には、機種を重視する消費者の割合を受け付け、前記消費者購入モデルがスペック重視モデルを含む場合には、スペックを重視する消費者の割合を受け付ける、
    ことを特徴とする販売予測プログラム。
  5. 対象機種の販売数を予測する販売予測装置において、
    各種データを記憶する記憶装置と、
    前記対象機種を含む製品群中で該対象機種を除く1以上の他の機種に関するデータを受け付けて、該1以上の他の機種に関するデータを前記記憶装置に格納する販売環境情報受付手段と、
    前記製品群のうちのいずれかの機種を購入すると予測される消費者数、及び、消費者の嗜好毎に各嗜好を示す消費者の割合を受け付けて、該消費者数及び該各嗜好を示す消費者の割合を前記記憶装置に格納する消費者情報受付手段と、
    前記対象機種に関するデータを受け付けて、該対象機種に関するデータを前記記憶装置に格納する対象機種データ受付手段と、
    前記記憶装置に格納されている前記消費者数の消費者毎に、該記憶装置に格納されている前記割合に応じた嗜好を設定すると共に、消費者の嗜好に対応するデータの機種のマッチングを行って、該消費者が前記製品群のうちの各機種のうちのいずれの機種を購入するかをシミュレートするための消費者行動モデルを用いて、各消費者が購入する前記製品群中の機種を定め、各消費者毎の購入機種を前記記憶装置に格納するシミュレート手段と、
    前記記憶装置に格納されている前記各消費者毎の購入機種から、前記対象機種の総購入数を求め、該総購入数を前記販売数として前記記憶装置に格納するシミュレート集計手段と、
    前記記憶装置に格納されている前記対象機種の前記販売数を出力する出力手段と、
    を備えていることを特徴とする販売予測装置。
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