JP2008299441A - ストレージシステム及びこれを用いたデータの管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストレージシステムにおけるバックアップ/リカバリ処理の実効性能とストレージコストとのバランスを考慮して、バックアップ/リカバリ処理の効率化を図る。
【解決手段】本発明は、ディレクトリ構造を有するファイルシステムにおけるディレクトリをホスト装置に提供するファイルサーバと、前記ファイルシステムを格納するボリュームを提供するストレージサブシステムと、前記ファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置とを備えたストレージシステムである。前記ストレージシステムは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記ファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいてバックアップ方式を選択して、前記指定されたディレクトリに対してバックアップを行う。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、ディレクトリ構造を有するファイルシステムにおけるディレクトリをホスト装置に提供するファイルサーバと、前記ファイルシステムを格納するボリュームを提供するストレージサブシステムと、前記ファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置とを備えたストレージシステムである。前記ストレージシステムは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記ファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいてバックアップ方式を選択して、前記指定されたディレクトリに対してバックアップを行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、ストレージシステム及びこれを用いたデータの管理方法に関し、特に、SAN/NAS統合ストレージシステムにおけるデータのバックアップ/リカバリ技術に関する。
コンピュータシステムにおいては、ストレージサブシステム等の障害によりデータが消失した場合であっても、消失したデータを直ちに復元できるように、ストレージサブシステムに格納されたデータを定期・不定期にバックアップすることが一般的である。
データのバックアップは、そのデータを格納するボリュームの時間的変遷からみれば、バックアップ対象であるデータの全体をバックアップするフルバックアップ方式と、フルバックアップされたデータを基点に更新(差分)部分をバックアップする差分バックアップ方式とに分けられる。
下記特許文献1には、バックアップ対象ボリュームのリストア性能と、当該ボリュームにおけるデータの更新量とに基づいて、ユーザに指定されたリカバリ目標時間内にリカバリが可能であると見込まれる最適なバックアップ方式、すなわちフルバックアップまたは差分バックアップのどちらかを選択する技術が開示されている。
また、データ構造の観点からみた場合には、バックアップは、ファイルバックアップ方式と、ボリュームバックアップ方式とに分けることができる。ファイルバックアップ方式では、例えばNAS(Network Attached Storage)によって管理されるファイルシステムを構成するディレクトリ/ファイルを単位としてバックアップが行われる。これに対して、ボリュームバックアップ方式では、例えば、ストレージサブシステム内に構成されたボリューム(論理デバイス)を単位としてバックアップが行われる。ボリュームバックアップ方式は、ストレージサブシステム内に予め実装された機能を利用して、ボリューム自体のバイナリデータをコピーするため、ファイルバックアップ方式に比べて、一般に、バックアップ処理が高速であるという実行性能上の利点がある。
また、典型的なSAN/NAS統合ストレージシステムにおいては、ホスト装置は、NASの装置(すなわち、ファイルサーバ)を介して、SAN接続型ストレージサブシステム内のストレージリソース(すなわちデータ)にアクセスする。このため、SAN/NAS統合ストレージシステムにおけるデータのバックアップでは、ファイル単位でバックアップ対象を選択することができるファイルバックアップ方式の方が相性がよいと考えられている。
下記特許文献2には、SAN/NAS統合ストレージ装置において、NASボリュームをSAN接続されたテープ装置に対してデータをバックアップする技術が開示されている。
特開2005−122611号公報
特開2004−259045号公報
ファイルバックアップ方式においては、ユーザ(システム管理者)は、ファイル単位でバックアップ対象を選択的に指定することができる。しかしながら、NAS装置は、バックアップ処理に際して、ファイルシステムに関する構造データを処理しなければならず、実行性能が比較的低く、また、自身のCPUやネットワークに対して負荷がかかるという問題があった。
一方、ボリュームバックアップ方式においては、実行性能が比較的高い反面、ボリュームをバックアップ対象の単位とするため、ストレージコストがかかるという問題があった。
このため、例えば、バックアップ対象のディレクトリが1つのボリュームに集約されている場合のように、ファイルバックアップ方式を選択するよりも、ボリュームバックアップ方式を選択した方が実行性能が高い場合がある。しかしながら、システム管理者は、SAN/NAS統合ストレージシステム内のストレージリソースがどのような論理ボリュームによって構成されているかを認識しづらく、適切なバックアップ方式の選択を行うことが困難であった。
また、近年では、SAN接続型ストレージサブシステムは、リモートコピーやジャーナリング、スナップショットといった各種の高度なコピー機能を実装している。しかしながら、このようなSAN接続型ストレージシステムが、SAN/NAS統合ストレージシステムに組み込まれても、これらの高度なコピー機能を有効に活用できていないという問題があった。
そこで、本発明は、ストレージシステムにおけるバックアップ/リカバリ処理の実効性能とストレージコストとのバランスを考慮して、バックアップ/リカバリ処理の効率化を図ることを課題としている。
より具体的には、本発明の課題は、ストレージシステムが、バックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、最適なバックアップ方式を選択することができるようにすることである。
また、本発明の課題は、当該選択されたバックアップ方式をシステム管理者に提示することができるようにすることである。
さらに、本発明の課題は、当該選択されたバックアップ方式に従って、バックアップ処理が実行されるようにすることである。
さらにまた、本発明の課題は、当該選択されたバックアップ方式に従って実行されたバックアップ処理に基づくバックアップデータをリカバリできるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような発明特定事項により記載される。
すなわち、本発明は、バックアップ対象として指定されたディレクトリに関わるディレクトリ構成情報を取得して、当該取得したディレクトリ構成情報に基づいて、当該指定されたディレクトリに対して最適なバックアップ方式に従ってバックアップ処理を実行するストレージシステム及びストレージシステムにおけるデータの管理方法である。
すなわち、ある観点に従う本発明は、ホスト装置に接続され、ディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムにおけるディレクトリを前記ホスト装置に提供するファイルサーバと、前記ファイルサーバに接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムを格納する少なくとも1つのボリュームを提供するストレージサブシステムと、
前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムにそれぞれ接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置と、を備えたストレージシステムであって、前記ストレージシステムは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記指定されたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択し、当該選択された所定のバックアップ方式に従って、前記指定されたディレクトリに対するバックアップ処理を実行するバックアップ部をさらに備えるストレージシステムである。
また、別の観点に従う本発明は、ホスト装置に接続され、ディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムにおけるディレクトリを前記ホスト装置に提供するファイルサーバと、前記ファイルサーバに接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムを格納する少なくとも1つのボリュームを提供するストレージサブシステムと、前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムにそれぞれ接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置と、を備えたストレージシステムであって、前記ファイルサーバは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記指定されたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択し、前記管理装置に前記選択された所定のバックアップ方式を送信し、前記管理装置は、前記選択された所定のバックアップ方式をユーザに提示して、前記ユーザからの実行指示に基づいて、前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムのいずれかにバックアップ処理を実行するように制御するストレージシステムである。
さらに、別の観点に従う本発明は、ストレージサブシステム内に形成されたボリューム上のディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムをホスト装置に提供するファイルサーバを含むストレージシステムにおけるデータの管理方法であって、管理装置が、前記少なくとも1つのファイルシステムにおけるバックアップ対象となるディレクトリの指定を受け付けるステップと、バックアップ部が、前記指定を受けたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報を取得するステップと、前記バックアップ部が、前記取得したディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択するステップと、前記バックアップ部が、前記選択された所定のバックアップ方式に従って、前記指定を受けたディレクトリに対してバックアップ処理を実行するステップと、
を含むストレージシステムにおけるデータの管理方法である。
を含むストレージシステムにおけるデータの管理方法である。
本発明によれば、ストレージサブシステムに格納されたデータを効率的にバックアップすることができるようになる。
特に、本発明によれば、SAN/NAS統合ストレージシステムにおけるディレクトリ/ファイルのバックアップに際し、バックアップ対象であるディレクトリのディレクトリ構成情報に応じて、ファイルバックアップ方式及びボリュームバックアップ方式のいずれかが選択されるので、効率的なバックアップ処理が実行されることになる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のデータバックアップ/リストア・メカニズムを説明するための概念図である。なお、バックアップ及びリストアは、当業者に自明であるように、互いに補完的な関係にあり、本明細書では、特に両者を区別する必要がない限り、「バックアップ」というときは「リストア」を含むものとする。
同図に示すように、本発明に係るストレージシステム10は、NAS装置11とストレージサブシステム12とを組み合わせることによって構成されている。NAS装置11とストレージサブシステム12とは、例えば、SANにより接続される。ストレージシステム10はまた、管理装置13を含んでいる。
NAS装置11は、一般には、ファイルサーバそのものであるが、ここでは、ファイルサービスに特化した専用のOSを実装したサーバをいうものとする。NAS装置11は、典型的には、ファイルバックアップ機能を実装している。ファイルバックアップ機能は、共有ディレクトリ/ファイル単位でデータをバックアップする機能である。また、本実施形態のNAS装置11は、後述するように、管理装置13上のシステム管理者に対して、最適なバックアップ方式を提示することができるように構成されている。
ストレージサブシステム12は、物理的な記憶デバイスとしてのディスクアレイ装置を含んで構成されている。ストレージサブシステム12は、ディスクアレイ装置上に形成される論理ボリューム乃至は論理ユニット(以下、「ボリューム」という。)をNAS装置11に提供する。つまり、ボリュームは、NAS装置11が認識する論理的な記憶デバイスである。ストレージサブシステム12は、典型的には、ボリュームバックアップ機能を実装している。ボリュームバックアップ機能は、ボリューム単位でデータをバックアップする機能である。
NAS装置11には、今、ファイルシステムA及びBが形成されているものとする。ファイルシステムAは、ルートディレクトリである“dir0”を含み、その配下にdir1及びdir2が形成されたディレクトリ構造を有する。また、ファイルシステムBは、ルートディレクトリ“dir0”にマウントされた“dir3”を最上位層として、その配下に“dir4”〜“dir6”が形成されたディレクトリ構造を有する。
一方、ストレージサブシステム12には、ボリュームVOL0〜VOL2が形成されている。ファイルシステムA全体は、ボリュームVOL0上に形成され、また、ファイルシステムB全体は、ボリュームVOL1及びVOL2上に形成されている。
このような物理的・論理的構成を有するストレージシステム10において、ファイルシステムA全体をバックアップする場合、ストレージサブシステム12のボリュームバックアップ機能を用いて、ボリュームVOL0をバックアップしてもよいことがわかる。同様に、ファイルシステムB全体をバックアップする場合もボリュームバックアップ機能を用いてもよい。一般に、ファイルバックアップ方式よりもボリュームバックアップ方式の方が実効性能上の利点があるため、このような場合には、ボリュームバックアップ方式を用いることにより効率的なバックアップが期待できる。
一方、例えば、ファイルシステムBの“dir6”をバックアップする場合、ボリュームバックアップ機能を用いたのでは、ストレージコストの面から効率的でない。したがって、このような場合には、NAS装置11のファイルバックアップ機能を用いて、”dir7”をバックアップする。
そこで、ストレージシステム10は、バックアップ対象であるディレクトリに対して最適なバックアップ方式を選択し、これを管理装置13上のシステム管理者に提示する。システム管理者は、管理装置13を介して選択されたバックアップ方式を確認し、ストレージシステム10は、選択されたバックアップ方式でバックアップ処理を実行する。
図2は、本発明の実施形態に係るコンピュータシステムの概略構成を示す図である。同図に示すように、コンピュータシステム1は、ネットワーク2Aを介してホスト装置3に接続された1つまたはそれ以上のNAS装置11と、ネットワーク2Bを介してNAS装置11に接続されたストレージサブシステム12とを含んでいる。つまり、ネットワーク2Aを介してホスト装置3に接続されているのはストレージシステム10であり、ホスト装置3は、NAS装置11の制御の下、ボリュームVOLにアクセスする。コンピュータシステム1はまた、NAS装置11及びストレージサブシステム12のそれぞれに接続された管理装置13を含んでいる。
ネットワーク2Aは、例えばLANまたはインターネットである。また、ネットワーク2Bは、例えばSANである。本実施形態では、ネットワーク2Aは、TCP/IPプロトコルベースのLANで構成され、ネットワーク2Bは、ファイバーチャネルプロトコルベースのSAN(FC−SAN)で構成されているものとする。
ホスト装置3は、例えば、銀行の業務システムや航空機の座席予約業務システム等の中核をなすコンピュータである。具体的には、ホスト装置3は、プロセッサと、メインメモリと、通信インターフェースと、ローカル入出力装置等のハードウェア資源を備え、また、デバイスドライバやオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム等のソフトウェア資源を備えている(図示せず)。これによって、ホスト装置3は、プロセッサの制御の下、各種のプログラムを実行して、ハードウェア資源との協働作用により、所望の処理を実現する。例えば、ホスト装置3は、プロセッサの制御の下、OS上で業務アプリケーションプログラムを実行することにより、ストレージシステム10にアクセスし、所望の業務システムを実現する。
NAS装置11は、NASエンジンを含み、これにより、ファイルサービスを実現している。NASエンジンは、プロセッサの制御の下で実行されるOS及びファイルサービスプログラム等の各種制御プログラムにより実現される仮想マシンである。本実施形態のNASエンジンは、管理装置13上のシステム管理者に対して、最適なバックアップ方式を選択し、実行を制御するバックアップ制御機能及びバックアップされたデータのリストアを制御するリストア制御機能を含んでいる。
ストレージサブシステム12は、物理デバイス(PDEV)であるディスクアレイ装置121と、ディスクアレイ装置121に対する書き込み又は読み出しといったI/Oアクセスを制御するディスクコントローラ122と、を備える。
管理装置13は、典型的には、汎用のコンピュータであり、NAS装置11及びストレージサブシステム12に接続されて、これらを管理するためにシステム管理者によって使用される。すなわち、システム管理者は、管理装置13上で実行される各種の管理プログラムを操作して、ストレージシステム10の管理を行う。本実施形態では、管理装置13は、バックアップマネージャを実行して、これにより、システム管理者は、最適なバックアップ方式でバックアップを行うことができるようになっている。
図3は、本発明の実施形態に係るNAS装置11の構成を説明するための図である。同図に示すように、NAS装置11は、プロセッサ111と、データコントローラ112と、メモリ113と、I/Oユニット114と、ネットワークインターフェース(I/F)115と、チャネルI/F116と、を備える。
プロセッサ111は、NAS装置11全体の動作を司るもので、メモリ113に格納された各種のプログラムを実行して、NAS装置11をNASエンジンとして機能させる。プロセッサ111とメモリ113とは、データコントローラ112を介して内部データをやりとりするように構成されている。
すなわち、上述したように、NAS装置11の基本機能は、ファイルサーバとして振る舞うことであり、従って、プロセッサ111は、専用OS上で、ファイルサービスプログラムを実行する。また、本実施形態のNAS装置11は、バックアップ制御機能を実装している。このため、メモリ113は、バックアップ選択プログラム、ファイルバックアッププログラム、ディレクトリ構成情報取得プログラム、リストア選択プログラム、ファイルリストアプログラム、及びボリュームリスト支援プログラム等を保持し、プロセッサ111は、これらのプログラムを実行する。また、メモリ113は、これらのプログラムによって参照される各種の情報、すなわち、バックアップ履歴情報500、ディレクトリ−ボリュームマッピング情報600、ボリューム構成情報700、及びディレクトリ構成情報800等を保持する。
I/Oユニット114は、入出力制御を司る回路で、ネットワークI/F115とチャネルI/F116とを接続している。I/Oユニット114には、他の外部ボードを接続するための拡張I/Fが接続されていても良い。
ネットワークI/F115は、図示しないポートを有し、ネットワーク2Aを介して接続されたホスト装置3との間でファイルアクセス要求に基づく通信を制御するインターフェースとして機能するシステム回路である。ネットワークI/F115はまた、管理装置113を接続するポートを有して、管理装置13との間で通信を制御する。
チャネルI/F116は、図示しないポートを有し、ネットワーク2Bを介して接続されたストレージサブシステム12との間でI/Oアクセス要求に基づく通信を制御するインターフェースとして機能するシステム回路である。
図4は、本発明の実施形態に係るストレージサブシステム12の構成を説明するための図である。ストレージサブシステム12は、ホスト装置3にディスクスペースを提供するデバイスであり、上述したように、ディスクアレイ装置121と、これを制御するディスクコントローラ122と、を備える。
ディスクアレイ装置121は、例えばハードディスクドライブやディスクアレイや不揮発性メモリ等の記憶媒体を含んで構成される。ディスクアレイ装置121は、RAID(Redundant Arrays of Independence Disks)を構成するかも知れない。RAID構成においては、いくつかのディスクアレイは、1つの仮想デバイス(PDEV)を構成し、当該仮想デバイス上に1又は複数の論理デバイス(LDEV)が定義される。論理デバイスは、NASエンジンが認識しうる論理的なデバイスである。
論理デバイスには、ボリューム(VOL)が定義される。ここでは、説明を簡単にするため、1つの論理デバイスには1つのボリュームが割り当てられているものとする。各ボリュームには、論理ボリューム番号が付与される。また、ボリュームは、I/Oアクセスの最小単位であるブロック乃至はセグメントに分割され、各ブロックには、論理ブロックアドレスが割り当てられる。これにより、NAS装置11は、ホスト装置3からのファイルアクセス命令に基づいて、論理ボリューム番号および論理ブロックアドレスからなる論理アドレスをストレージサブシステム12に与えることにより、特定のボリュームにおける任意のブロックに記憶されたデータに対してアクセスを行うことができる。
ディスクコントローラ122は、チャネルアダプタ(CHA)1221と、キャッシュメモリ(CM)1222と、ディスクアダプタ(DKA)1223と、共有メモリ(SM)1224とを備え、これらのモジュール乃至はコンポーネントは、接続部1225により相互に接続されている。また、ディスクコントローラ122は、ブリッジ1226を介して接続されたプロセッサ1227及びメモリ1228を備える。プロセッサ1227は、メモリ1228に記憶された各種のプログラムを実行する。
なお、同図では、これらモジュールは、各々1つずつ示されているが、冗長化構成を採用することにより、それぞれ複数ずつで構成されても良い。
チャネルアダプタ1221は、複数のポート(図示せず)を有し、ネットワーク2Bを介してポートに接続されたNAS装置11との間でI/Oアクセスに基づく通信を行う通信インターフェースとして機能するシステム回路である。
キャッシュメモリ1222は、NAS装置11に対して高いシステムパフォーマンスを提供するため、NAS装置3とディスクアレイ装置121との間でやり取りされるデータを一時的に記憶する。
ディスクアダプタ1223は、複数のポートを有し(図示せず)、ディスクアレイ装置121に対するI/Oアクセスの制御を行うインターフェースとして機能するコンポーネント乃至はシステム回路である。すなわち、ディスクアダプタ1223は、キャッシュメモリ1222からデータを取り出して、ディスクアレイ装置121上に形成されたボリュームの所定の記憶領域(ブロック)に格納し(デステージング)、また、ボリュームVOLの所定の記憶領域からデータを読み出して、キャッシュメモリ422に書き込む(ステージング)。
共有メモリ1224は、ストレージサブシステム12内の各モジュールが参照するためのメモリであり、RAM及びROM並びに不揮発性RAM等により構成されている。
接続部1225は、クロスバースイッチ等により構成されるスイッチングデバイスを含む。接続部1225は、入力されるデータ信号の競合を調停し、データ信号のパスを切り替えて、送出元のモジュールと送出先のモジュールとのパスを構築する。
ブリッジ1226は、接続部1225とプロセッサ1227とを接続するための回路である。プロセッサ1227は、メモリ1228に記憶された各種のプログラムを実行し、ストレージサブシステム12の入出力サービスとは切り離された動作(例えば、バックアップ処理等)を司る。本実施形態では、メモリ1228は、ボリュームバックアッププログラム00及びボリュームリストアプログラム00を記憶している。また、メモリ1228は、例えば、リモートコピープログラムやスナップショットプログラム等を保持していてもよい。
図5は、本発明の実施形態に係る管理装置13の構成を説明するための図である。管理装置13は、上述したように、典型的には、汎用のコンピュータであり、したがって、CPU131と、メモリ132と、I/O装置133と、I/F装置134等のハードウェア資源と、OS及び管理プログラム等のソフトウェア資源を備える。
CPU131は、メモリ132に格納されたバックアップマネージャを実行して、システム管理者にバックアップツールを提供する。本実施形態のバックアップマネージャは、NAS装置11と通信を行って、システム管理者に対して最適なバックアップ方式を提示する。I/O装置133は、システム管理者にユーザインターフェース環境を提供するための、例えばキーボード、ポインティングデバイス及びディスプレイ等からなる。I/F装置134は、外部装置、すなわちNAS装置11との間の通信を制御するためのインターフェースとして機能する。管理装置13はまた、I/F装置134を介して、ストレージサブシステム12に接続されており、ストレージサブシステム12を直接的に管理することができるようになっている。
図6は、本発明の実施形態に係るバックアップ履歴情報600の一例を説明するための図である。バックアップ履歴情報600は、バックアップ処理が実行されるごとに蓄積されるログデータである。本実施形態では、バックアップ選択プログラムが、バックアップ処理を実行した、NAS装置11内のファイルバックアッププログラムまたはストレージサブシステム12内のボリュームバックアッププログラムからの完了結果に基づいて、バックアップ履歴情報600を作成する。
すなわち、同図に示すように、バックアップ履歴情報600は、バックアップ日時欄601と、バックアップ先欄602と、バックアップ元欄603と、種別欄604と、を含んでいる。
バックアップ日時欄601は、バックアップ処理が完了した時刻を示す。バックアップ先欄602は、バックアップデータが格納されている場所を示し、バックアップデータを格納するために動作した他の装置のネットワーク識別子(例えばIPアドレス)と当該他の装置におけるファイル名(ファイルバックアップ処理の場合)またはデバイスファイル名(ボリュームバックアップ処理の場合)とからなる。他の装置は、例えば、ネットワーク2Aを介して接続された他のNAS装置11である。ただし、同一のNAS装置11においてバックアップデータが格納されることを妨げるものではない。この場合には、IPアドレスは省略されるかも知れない。
バックアップ元欄603は、バックアップ対象となったディレクトリまたはファイルを示す。すなわち、本実施形態のストレージシステム10は、ディレクトリ単位またはファイル単位のバックアップ処理に対応している。
バックアップ種別欄604は、バックアップ方式の種別を示す。本実施形態では、ファイルバックアップ方式とボリュームバックアップ方式とがある。すなわち、バックアップ種別欄604において、“File”とある場合、ファイルバックアップ処理が実行されたことを示し、“Volume”とある場合、ボリュームバックアップ処理が実行されたことを示す。
図7(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係るディレクトリ−ボリュームの対応関係を説明するための図である。具体的には、同図(a)は、ディレクトリ−ボリュームマッピング情報700の一例を示し、同図(b)は、当該ディレクトリ−ボリュームマッピング情報700に従って構成されるディレクトリ−ボリュームの対応関係を概念的に示している。
すなわち、同図(a)に示すように、ディレクトリ−ボリュームマッピング情報700は、ディレクトリ欄701と、ボリューム欄702とからなり、これにより、NAS装置11のファイルシステム内の各ディレクトリと、当該ディレクトリが存在するボリュームとを対応付けている。
ディレクトリ欄701は、当該ディレクトリのディレクトリパスを示す。また、ボリューム欄702は、当該ディレクトリが存在するボリュームのボリューム名(デバイスファイル名)である。本例では、ディレクトリ“/dir0/dir3/dir4”は、ボリューム“VOL1”及び“VOL2”と対応付けられている。
従って、当該ディレクトリ−ボリュームマッピング情報700に従うディレクトリ−ボリュームの対応関係は、同図(b)のようになる。
図8は、本発明の実施形態に係るボリューム構成情報800の一例を説明するための図である。ボリューム構成情報800は、ストレージサブシステム12内に作成されたボリュームの構成に関するシステム情報である。本実施形態では、ストレージサブシステム12内にボリュームが作成された時点で、専用OSがボリューム構成情報800を取得する。ボリューム構成800は、要求ベースで、ボリューム構成情報800を構成する値が取得され、これに基づいて更新されてもよい。
同図に示すように、ボリューム構成情報800は、ボリューム名欄801と、総容量欄802と、使用率欄803と、ファイル数欄804と、ファイル容量欄805と、を含んでいる。
ボリューム名欄801は、ストレージサブシステム12内に形成されたボリュームの名前を示す。本実施形態では、ボリューム名は、デバイスファイル名と同義である。総容量欄802は、当該ボリュームを提供しているディスク領域の総容量を示す。使用率欄803は、当該ボリュームの総容量に対する当該ボリュームにおけるファイルの使用量の割合である。ファイル数欄804は、当該ボリューム内のファイルの数を示す。そして、ファイル容量欄805は、当該ボリューム内の各ファイルのサイズを示す。
図9は、本発明の実施形態に係るディレクトリ構成情報900の一例を説明するための図である。ディレクトリ構成情報は、NAS装置11内に形成されたファイルシステムのディレクトリ構成に関するシステム情報である。本実施形態では、ディレクトリ構成取得プログラムが、他のプログラムからの呼び出しによって実行され、ボリューム構成情報700を参照し、図示されるようなディレクトリ構成情報900を作成する。ディレクトリ構成情報900は、予め作成され、メモリ1227に保持されてもよいし、要求ベースで、ディレクトリ構成情報900を構成する値が取得され、これに基づいて更新されてもよい。
すなわち、同図に示すように、ディレクトリ構成情報900は、ディレクトリパス欄901と、階層欄902と、ファイルシステム数欄903と、使用率欄904と、下位ディレクトリ有無欄905と、ファイル数欄906と、を含んでいる。
ディレクトリパス欄901は、NAS装置11内のファイルシステムを構成するすべてのディレクトリのディレクトリパスを示す。
階層欄902は、当該ディレクトリのファイルシステムにおける階層レベルを示す。例えば、あるディレクトリが、それが属するファイルシステムにおいて最上位のディレクトリであれば、“1”が与えられ、その直下のディレクトリであれば、“2”が与えられる。
ファイルシステム数欄903は、当該ディレクトリが存在するボリューム内に構成されたファイルシステムの数を示す。本例では、ディレクトリ“/mnt/dir1/dir3”が存在するボリューム内に構成されたファイルシステムの数は“2”であることを示している。
使用率欄904は、当該ディレクトリが存在するボリューム全体の容量に対する、当該ディレクトリ及び当該ボリュームに存在するその下位ディレクトリ(サブディレクトリ)が使用する記憶容量の割合を示す。つまり、あるディレクトリについての使用率が高いほど、当該ディレクトリのボリュームに占める割合が高いことを意味する。
下位ディレクトリ有無欄905は、当該ディレクトリに下位ディレクトリが存在するか否かを示す。そして、ファイル数欄906は、当該ディレクトリが存在するボリュームにおける当該ディレクトリ及び下位ディレクトリに存在するファイルの数を示す。
図10は、本発明の実施形態に係るストレージシステム10におけるバックアップ処理を説明するための概略的なフローチャートである。
まず、システム管理者は、管理装置13を操作することにより、バックアップマネージャを起動して、メニューからバックアップ処理を選択する。これにより、バックアップマネージャは、ディレクトリ構成情報取得要求をNAS装置11に送信する。バックアップマネージャは、NAS装置11からディレクトリ構成情報を取得し、バックアップウィザード画面の最初の画面をシステム管理者に提示して、バックアップ対象となるディレクトリの指定を選択的に受け付ける(STEP1001)。
バックアップマネージャは、システム管理者からディレクトリの指定を受け付けると、次に、NAS装置11に当該ディレクトリに対するバックアップ方式選択要求を送信する。NAS装置11は、これを受けて、指定されたディレクトリに対する最適なバックアップ方式を選択する(STEP1002)。
続いて、NAS装置11は、選択したバックアップ方式を管理装置13に送信する。これを受けて、管理装置は、次の画面を提示して、バックアップ対象となるディレクトリに対する、選択されたバックアップ方式よるバックアック処理の実行を受け付ける(STEP1003)。
そして、NAS装置11は、バックアップ処理の実行を受け付けると、選択したバックアップ方式に従って、バックアップ対象となるディレクトリに対するバックアップ処理を実行して、バックアップデータを取得する(STEP1004)。NAS装置11は、バックアップデータを取得すると、バックアップ履歴情報600を作成、更新する。
なお、NAS装置11は、管理装置13上のシステム管理者に当該選択されたバックアップ方式を確認させるのではなく、最適なバックアップ方式を選択した後、続けてバックアップ処理を実行するようにしてもよい。この場合には、NAS装置11は、管理装置13にバックアップの取得状況を送信し、管理装置13は、当該取得状況を提示することが好ましい。
また、管理装置13が定期的な自動バックアップ処理を実行する場合には、管理装置13は、システム管理者に選択したバックアップ方式を、例えば、バックアップレポートとして事後的に提示する。システム管理者は、当該バックアップレポートを参照することによりし、バックアップスケジュールを決定することができるようになる。
図11(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係るバックアップウィザード画面1100の一例を説明するための図である。本実施形態のバックアップウィザード画面1100は、バックアップ対象選択画面(同図(a))と、バックアップ実行画面(同図(b))とを含んでいる。バックアップウィザード画面1100は、管理装置13上のバックアップマネージャによってシステム管理者に提示される。システム管理者は、当該バックアップウィザード画面1100に従って、バックアップ対象となるディレクトリをインタラクティブに選択的に指定し、選択され提示されたボリューム方式を確認した後、バックアップ処理の実行を指示することができる。
すなわち、同図(a)に示すように、バックアップ対象選択画面1100は、NAS装置11が提供するファイルシステムのディレクトリ構造の階層的表示1101を含んでいる。各ディレクトリには、チェックボックス1102が設けられ、システム管理者は、バックアップしようとするディレクトリについてチェックすることができる。本例では、“/dir3/dir6”バックアップ対象として選択されている。
システム管理者は、バックアップ対象となるディレクトリを選択的に指定した後、「次へ」ボタン1103を選択することにより、バックアップマネージャは、指定されたディレクトリを含むバックアップ要求をNAS装置11に送信する。NAS装置11は、これを受けて、指定されたディレクトリに対する最適なバックアップ方式を選択し、管理装置13に送信する。
管理装置13は、NAS装置11から送信された選択されたバックアップ方式に基づいて、バックアップ実行画面1100を提示する。すなわち、同図(b)に示すように、バックアップ実行画面は、指定されたディレクトリに対して選択されたバックアップ方式の表示1104を含んでいる。本例では、指定された“/dir3/dir6”について、ファイルバックアップ方式が選択されている。システム管理者は、NAS装置11によって選択されたバックアップ方式をそのまま受け入れてもよいし、これに代わるバックアップ方式を選択し直してもよい。
システム管理者は、当該バックアップ実行画面において、バックアップ対象となっているディレクトリのバックアップ先をバックアップ先フィールド1105に入力して、「実行」ボタンを選択する。これにより、バックアップマネージャは、指定された条件でバックアップデータの取得を行うよう、NAS装置11にバックアップ実行要求を送信する。
図12は、本発明の実施形態に係るNAS装置11におけるバックアップ方式選択処理を説明するための図である。NAS装置11は、プロセッサ112の制御の下、バックアップ選択プログラムを実行することにより、バックアップ方式選択処理を実現する。
同図に示すように、まず、NAS装置11は、管理装置13からディレクトリ構成情報取得要求を受け取ると、ディレクトリ構成情報取得プログラムを呼び出して、ディレクトリ構造情報900を取得する(STEP1201)。
続いて、NAS装置11は、取得したディレクトリ構造情報900を管理装置13に送信する。管理装置13上のシステム管理者は、上述したように、取得したディレクトリ構成情報900に基づいて作成されたディレクトリ構造の中からバックアップ対象となるディレクトリを選択的に指定する。管理装置13は、指定されたディレクトリに対するバックアップ方式選択要求をNAS装置11に送信する。
NAS装置11は、バックアップ方式選択要求を受け取ると、取得されたディレクトリ構造情報900に基づいて以下の処理を行うべく、指定されたディレクトリを現在ディレクトリにセットする(STEP1202)。つまり、現在ディレクトリは、バックアップ選択プログラムが注目しているディレクトリである。
すなわち、NAS装置11は、現在ディレクトリが属するファイルシステムにおける現在ディレクトリの深さが所定のしきい値を超えているか否かを判断する(STEP1203)。本例では、所定のしきい値は、例えば、“1”に設定されている。つまり、ここでは、現在ディレクトリがファイルシステムにおいて最上位のディレクトリであるかが判断される。
次に、現在ディレクトリの深さが所定のしきい値を超えていないと判断される場合(STEP1203のNo)、NAS装置11は、次に、当該ファイルシステムを含むボリュームに存在するファイルシステムの総数が所定のしきい値を超えているか否かを判断する(STEP1204)。本例では、所定のしきい値は、例えば“1”に設定されている。つまり、ここでは、当該ファイルシステムを含むボリュームが複数のファイルシステムを含むか否かが判断される。
ボリュームに存在するファイルシステムの総数が所定のしきい値を超えていないと判断される場合、NAS装置11は、さらに、当該ボリュームの全体容量に対する現在ディレクトリの使用量が所定のしきい値を下回るか否かを判断する(STEP1205)。本例では、所定のしきい値は、例えば80%に設定されている。つまり、当該ボリュームにおいて、現在ディレクトリが比較的多くの記憶容量を使用しているかが判断される。
当該ボリュームの全体容量に対する現在ディレクトリの使用量が所定のしきい値を下回らない場合(STEP1205のNo)、NAS装置11は、現在ディレクトリについてボリュームバックアップ方式を選択する(STEP1206)。そして、NAS装置11は、現在ディレクトリに対して選択したバックアップ方式(つまりボリュームバックアップ方式)を管理装置13に通知する(STEP1210)。管理装置13は、これを受けて、指定されたディレクトリがボリュームバックアップ方式によりバックアップされることをシステム管理者に確認する。
一方、STEP1203〜1205のいずれかのSTEPにおいてYesであると判断される場合、NAS装置11は、現在ディレクトリについてファイルバックアップ方式を選択する(STEP1207)。NAS装置11は、さらに、現在ディレクトリが下位のディレクトリを有するか否かを判断する(STEP1208)。現在ディレクトリが下位のディレクトリを有さないと判断される場合は、NAS装置11は、現在ディレクトリに対して選択したバックアップ方式(つまりファイルバックアップ方式)を管理装置13に通知する(STEP1210)。
これに対して、現在ディレクトリが下位のディレクトリを有すると判断される場合は、当該下位ディレクトリを現在ディレクトリに設定して(STEP1209)、上記STEP1203の処理に戻る。これは、下位ディレクトリが別のファイルシステムの最上位ディレクトリに属し、当該別のファイルシステムがボリューム全体を占めることがあることを考慮したものである。これにより、指定された上位のディレクトリに対してファイルバックアップ方式を選択し、下位のディレクトリに対してボリュームバックアップ方式を選択することができる。従って、ディレクトリ構成情報に応じて、きめ細かくバックアップ方式を選択して、バックアップ効率をさらに向上させることができるようになる。
なお、上記のバックアップ選択処理においては、STEP1203〜1205の処理で示される3つの条件の組み合わせを用いて、バックアップ方式を選択しているが、これに限られず、いずれか1つの条件または2以上の条件の任意の組み合わせを用いて、バックアップ方式を選択してもよい。
例えば、図7(b)に示したディレクトリ構造を有するファイルシステムにおいて、今、システム管理者が、バックアップ対象のディレクトリとして“dir3”を指定したとする。
この場合、ディレクトリ“dir3”その階層レベル自体は、ファイルバックアップ方式が選択されることになる(STEP1203のYes)。ディレクトリ“dir3”は、さらに下位のディレクトリ“dir4”を有するため、当該ディレクトリ“dir4”について最適なファイルバックアップ方式が判断され、ボリュームバックアップ方式が選択されることになる。つまり、ディレクトリ“dir4”以下は、ファイルシステムBを形成しているボリュームVOL1及びVOL2に対するボリュームバックアップ処理が実行される。
図13は、本発明の実施形態に係るストレージシステム10におけるリストア処理を説明するための概略的なフローチャートである。
まず、システム管理者は、管理装置13を操作して、バックアップマネージャを起動して、メニューからリストア処理を選択する。バックアップマネージャは、後述するリストアウィザード画面1400の最初の画面をシステム管理者に提示して、リストア対象となるディレクトリの指定を受け付ける(STEP1301)。バックアップマネージャは、このようなリストアウィザード画面を生成するために、NAS装置11からバックアップ履歴600及びディレクトリ構成情報900を取得する。
バックアップマネージャは、システム管理者からリストア対象となるディレクトリの指定を受け付けると、NAS装置11に当該ディレクトリに対するバックアップデータ候補要求を送信する。これを受けて、NAS装置11は、バックアップ履歴600を参照し、指定されたディレクトリに対するバックアップ処理により取得されたバックアップデータのリストを作成し、これを管理装置13に送信する(STEP1302)。すなわち、ディレクトリに対して定期的にバックアップが行われた場合、当該ディレクトリに対して複数のバックアップデータが存在するため、NAS装置11は、これらのバックアップデータのリストを作成し、システム管理者に提示する(STEP1303)。
システム管理者は、提示されたバックアップデータの候補リストの中から、リストアしようとするバックアップデータを一つ選択する(STEP1304)。管理装置13は、選択されたバックアップデータに基づくリストア実行要求をNAS装置11に送信する。
そして、NAS装置は、リストア実行要求を受け付けると、当該リストア実行要求に従うバックアップデータに基づいて、リストア処理を実行する(STEP1305)。
なお、当該リストア実行要求に従うバックアップデータがボリュームバックアップ方式に基づくものである場合、後述するボリュームリストア支援処理が行われることになる。
図14(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係るリストアウィザード画面1400の一例を説明するための図である。本実施形態のバックアップウィザード画面1400は、リストア対象選択画面(同図(a))と、リストア実行画面(同図(b))とを含んでいる。リストアウィザード画面は、管理装置13上のバックアップマネージャによってシステム管理者に提示される。システム管理者は、当該リストアウィザード画面1400に対して、リストアしようとするディレクトリをインタラクティブに選択し、当該ディレクトリに対するバックアップデータを確認した後、リストアの実行を指示することができる。
すなわち、同図(a)に示すように、リストア対象選択画面は、NAS装置11が提供するファイルシステムのディレクトリ構造の階層的表示1401を含んでいる。各ディレクトリには、チェックボックス1402が設けられ、システム管理者は、リストアしようとするディレクトリについてチェックすることができる。本例では、“/dir3/dir6”バックアップ対象として選択されている。また、バックアップデータが存在せず、リストアできないディレクトリは、符号1403で示されるように、非活性的に表示される。本例では、“dir2”が非活性表示され、選択できないようになっている。
システム管理者は、リストア対象のディレクトリを指定した後、「次へ」ボタン1404を選択することにより、バックアップマネージャは、指定されたディレクトリを含むバックアップデータ候補要求をNAS装置11に送信する。NAS装置11は、これを受けて、指定されたディレクトリに対するバックアップデータの候補を抽出して、管理装置13に送信する。バックアップデータは、例えば、ディレクトリに対してバックアップが実行された日時ごとに抽出される。
管理装置13は、NAS装置11から送信された抽出されたバックアップデータの候補に基づいて、リストア実行画面を提示する。すなわち、同図(b)に示すように、リストア実行画面は、指定されたディレクトリに対するバックアップデータの候補リストの表示1405を含んでいる。システム管理者は、当該リストア実行画面において、リストアしようとするある時点のバックアップデータを一つ選択する。本例では、指定された“/dir3/dir6”について、“2007/05/12 00:00:00”時点のバックアップデータ対するリストアが選択されている。この場合、バックアップマネージャが、直近のバックアップ処理により取得されたバックアップデータをデフォルトとして、選択してもよい。
システム管理者は、当該リストア実行画面において、リストア対象となっているディレクトリについて、バックアップデータを選択し、確認して、「実行」ボタン1406を選択する。これにより、バックアップマネージャは、当該選択されたバックアップデータに基づいてリストアを行うよう、NAS装置11にリストア実行要求を送信する。
図15は、本発明の実施形態に係る管理装置13におけるリストアデータの選択処理を説明するためのフローチャートである。
まず、システム管理者は、管理装置13を操作して、バックアップマネージャを起動して、リストア処理を選択する。管理装置13は、リストア選択プログラムを実行して、NAS装置11にバックアップ履歴情報600及びディレクトリ構成情報900を要求し、NAS装置11からこれらを取得する(STEP1501)。
次に、管理装置13は、取得したバックアップ履歴情報600及びディレクトリ構成情報900に基づいて、上述したように、ディレクトリ構造を階層的に提示し、システム管理者からリストア対象となるディレクトリの指定を受け付ける(STEP1502)。このとき、バックアップ履歴が存在しないディレクトリは、システム管理者が選択できないように、非アクティブに表示される。
管理装置13は、リストア対象となるディレクトリの指定を受領すると(STEP1503)、バックアップ履歴情報600を参照し、当該指定されたディレクトリに対して実行されたバックアップデータの候補を抽出する(STEP1504)。管理装置13は、続いて、抽出されたバックアップデータのリストを提示する(STEP1505)。システム管理者は、提示されたバックアップデータ候補の中からリストアしようとする時点のバックアップデータを一つ選択する。
そして、管理装置13は、バックアップデータの選択を受領すると(STEP1506)、選択されたバックアップデータに基づくリストア実行要求をNAS装置11に送信する(STEP1507)。NAS装置11は、これを受けて、リストア処理を実行して、バックアップデータを取得することになる。
図16は、本発明の実施形態に係るNAS装置11におけるリストア処理を説明するためのフローチャートである。
同図に示すように、NAS装置11は、システム管理者によって指定されたリストア対象となるディレクトリについて選択されたバックアップデータに基づくリストア実行要求を受領すると(STEP1601)、当該指定されたディレクトリを現在ディレクトリにセットする(STEP1602)。つまり、現在ディレクトリは、リストア処理プログラムが注目しているディレクトリである。
NAS装置11は、次に、バックアップ履歴情報600を参照し、選択されたバックアップデータは、ボリュームバックアップ処理を実行することにより取得されたバックアップデータであるか否かを判断する(STEP1603)。選択されたバックアップデータがボリュームバックアップ処理を実行することにより取得されたバックアップデータである場合(STEP1603のYes)、後述するように、ボリュームリストア支援処理プログラムを呼び出して、要求されたリストア処理を実行する。
これに対して、選択ボリュームバックアップ処理を実行することにより取得されたバックアップデータである場合(STEP1603のNo)、現在ディレクトリに対して、選択されたバックアップデータに基づいて、ファイルリストア処理を実行する(STEP1604)。
NAS装置11は、現在ディレクトリに対してファイルリストア処理を終了すると、現在ディレクトリが下位のディレクトリを有するか否かを判断する(STEP1605)。現在ディレクトリが下位のディレクトリを有しない場合(STEP1605のNo)、リストア処理を終了する。これに対して、現在ディレクトリが下位のディレクトリを有する場合(STEP1605のYes)、下位ディレクトリを新たな現在ディレクトリにセットして(STEP1606)、上記のSTEP1603の処理に戻り、新たな現在ディレクトリについて同様にリストア処理を実行する。
図17は、本発明の実施形態に係るNAS装置11におけるリストア処理を説明するためのフローチャートであり、より具体的には、ボリュームリストア支援処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、図16のSTEP1603において選択されたバックアップデータがボリュームバックアップ処理を実行することにより取得されたバックアップデータであると判断される場合(STEP1603のYes)、NAS装置11は、リストア対象であるディレクトリに対するボリュームバックアップ処理により取得されたバックアップデータを格納するボリュームを含む論理デバイスを特定する(STEP1701)。ここでは、1つのボリュームは、1つの論理デバイスに対応しているものとする。
次に、NAS装置11は、特定された論理デバイスをリストア用の一時ディレクトリ“rst_tmp”にマウントする(STEP1702)。続いて、NAS装置11は、マウントされた一時ディレクトリ“rst_tmp”下にあるリストア対象であるディレクトリについてファイルリストア処理を行う(STEP1703)。
そして、NAS装置11は、対象ディレクトリについてファイルリストア処理を終了すると、論理デバイスをファイルシステムから切り離すため、アンマウントを行う(STEP1704)。
これにより、個々のファイルシステムにおける特定のディレクトリについてファイルバックアップ処理が実行された場合であっても、NAS装置11は、確実にリストアを遂行することができる。
例えば、図7(b)に示したディレクトリ構造を有するファイルシステムにおいて、ディレクトリ“dir4”に対してバックアップ処理が実行され、バックアップデータが取得されたとする。そして、システム管理者は、リストア対象としてディレクトリ“dir7”を指定したとする。
この場合、ディレクトリ“dir4”は、図18に示すように、ボリュームバックアップ処理が実行されている。従って、ディレクトリ“dir7”をリストアするためには、ボリュームバックアップ処理により取得されたバックアップデータであるボリュームVOL3及びVOL4を特定し、これらにより形成されるファイルシステムB_Backed upを一時的にマウントする。そして、ファイルシステムB_Backed upにおけるディレクトリ“dir7”の内容をファイルシステムBにコピーすることにより、リストア処理を遂行する。
上記の例では、ボリュームバックアップが行われた特定のディレクトリに対するリストアについて説明したが、ボリュームバックアップされたボリューム全体をリストアする場合には、システム管理者は、バックアップマネージャを介して、ストレージサブシステム12に対してボリュームリストア処理の実行を指示すればよい。
次に、本実施形態の変形例について説明する。本実施形態の変形例は、管理装置13が、NAS装置11に代わって、バックアップ選択機能を実装するものである。管理装置13はまた、ファイルバックアップ/リストア機能を実装する。図19は、本発明の本実施形態に係るストレージシステムの変形例を説明するための図である。
すなわち、同図に示すように、管理装置13は、バックアップマネージャに加え、バックアップ/リストア選択プログラムと、ファイルバックアップ/リストアプログラムと、ボリューム支援プログラムとをさらに含んでいる。一方、NAS装置11は、ディレクトリ構成情報取得プログラムを含み、バックアップ選択プログラムからの要求に従って、ディレクトリ構成情報900を管理装置13に送信する。
管理装置13のバックアップ選択プログラムは、送信されたディレクトリ構成情報900に基づいて最適なバックアップ方式を選択し、これをユーザに提示する。管理装置13は、ファイルバックアップ方式を選択した場合には、ファイルバックアッププログラムを起動して、ファイルバックアップ処理を実行する。また、管理装置13は、ボリュームバックアップ方式を選択した場合には、ストレージサブシステム12にボリュームバックアップの実行を指示する。
なお、ストレージシステム10のハードウェア構成及び各プログラムの処理内容については、上記実施形態と同様であるため説明を省略する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図20は、本発明の他の実施形態に係るコンピュータシステムの構成を示す図である。本実施形態では、GNS(Global Name Space)技術を利用したストレージシステムが構成される。
すなわち、同図に示すように、本実施形態のコンピュータシステム1は、ネットワーク2Aに接続されたGNSサーバ14をさらに含んでいる。NAS装置11、ストレージサブシステム12、及びGNSサーバ14は、ネットワーク2Aを介して管理装置13に接続されている。
GNSは、単一のネットワークに接続されたファイルサーバ(すなわち、NAS装置11)間における共有ディレクトリの配置を、クライアントコンピュータ(すなわち、ホスト装置3)から透過的に変更する技術である。このようなGNS技術を使うことで、ファイルサーバにおけるアクセス負荷等に応じて、ディレクトリの配置を変更し、負荷を分散させることができ、よって、ストレージシステム全体としてコストパフォーマンスを高めることができる。
より具体的には、GNSでは、クライアントコンピュータが指定する共有ディレクトリの論理的なアドレスは、当該ディレクトリが実際に配置されているファイルサーバの物理的なアドレスに変換される。これにより、共有ディレクトリの物理的な所在が変更された場合であっても、クライアントコンピュータは、同一の論理的なアドレスによって、当該共有ディレクトリにアクセスをすることができる。
図20を参照して、GNSサーバ14は、同一のネットワーク2Aに接続された個々のNAS装置11が提供するディレクトリのアドレス変換を行うサーバコンピュータである。つまり、GNSサーバ14は、ネットワーク2上のNAS装置11の論理的・物理的なアドレスを一元的に管理している。従って、本実施形態のホスト装置3は、NAS装置11が提供するディレクトリに直接的にアクセスするのではなく、一旦、GNSサーバ14に対してディレクトリの論理アドレスの変換を要求し、GNSサーバ14から応答される物理アドレスに従ってNAS装置11にアクセスする。GNSサーバ14は、図示しないCPUの制御の下、GNSサービスプログラムを実行することによって、このような機能を実現する。
本実施形態のGNSサーバ14はまた、上述したバックアップ選択プログラム、リストア選択プログラム、及びボリュームリストア支援プログラムを実装している。GNSサーバ14は、管理装置13のバックアップマネージャの指示により、バックアップ選択プログラムを実行する。GNSサーバ14は、バックアップ対象となっているディレクトリを含む特定のNAS装置11からディレクトリ構成情報を取得して、当該ディレクトリ構成情報に基づいて最適なバックアップ方式を選択し、管理装置13に送信する。これを受けて、管理装置13は、選択されたバックアップ方式をシステム管理者に提示する。GNSサーバ14は、選択したバックアップ方式に従って、当該NAS装置に対してファイルバックアップの実行を要求し、またはストレージサブシステムに対してボリュームバックアップの実行を要求する。
これにより、GNSサーバ14が導入されたストレージシステムであっても、ディレクトリ構成情報に基づいて、バックアップ対象となっているディレクトリに対する最適なバックアップ方式が選択され、システム管理者に提示される。従って、システム管理者は、提示されたバックアップ方式を確認することができ、システムの管理を一層容易に行うことができるようになる。
上記の各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態に限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな形態で実施することができる。
例えば、上記各実施形態から明らかなように、本発明のバックアップ・リストアメカニズムを実現する各プログラムについては、当該プログラムの機能が固有の装置に特に依存していない限り、任意の装置に実装することができる。従って、例えば、GNSサーバ14を導入した上記実施形態において、GNSサーバ14がバックアップ選択プログラムを実装しているが、管理装置13がこれを実装するようにしてもよい。
本発明は、NASを利用したストレージシステムに広く適用することができる。
1…コンピュータシステム
2A,2B…ネットワーク
3…ホスト装置
10…ストレージシステム
11…NAS装置
12…ストレージサブシステム
121…ディスクアレイ装置
122…ストレージコントローラ
13…管理装置
2A,2B…ネットワーク
3…ホスト装置
10…ストレージシステム
11…NAS装置
12…ストレージサブシステム
121…ディスクアレイ装置
122…ストレージコントローラ
13…管理装置
Claims (20)
- ホスト装置に接続され、ディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムにおけるディレクトリを前記ホスト装置に提供するファイルサーバと、
前記ファイルサーバに接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムを格納する少なくとも1つのボリュームを提供するストレージサブシステムと、
前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムにそれぞれ接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置と、を備えたストレージシステムであって、
前記ストレージシステムは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記指定されたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択し、当該選択された所定のバックアップ方式に従って、前記指定されたディレクトリに対するバックアップ処理を実行するバックアップ制御部をさらに備えることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1記載の前記ストレージシステムであって、
前記管理装置は、前記選択された所定のバックアップ方式をユーザに提示することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1記載の前記ストレージシステムであって、
前記管理装置は、前記ディレクトリ構造をユーザに提示して、前記バックアップ対象となる1またはそれ以上のディレクトリ及び/またはファイルの指定を前記ユーザに促すことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項1記載の前記ストレージシステムであって、
前記バックアップ制御部は、前記ディレクトリ構成情報を取得し、当該取得したディレクトリ構成情報に基づいて、前記所定のバックアップ方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記ディレクトリ構成情報は、前記指定されたディレクトリを含む前記ファイルシステムにおける当該指定されたディレクトリの階層レベルに関する値を含み、
前記バックアップ制御部は、前記指定されたディレクトリの前記階層レベルが第1のしきい値を超えているか否かを判断し、前記指定されたディレクトリの前記階層レベルが前記第1のしきい値を超えていないと判断する場合に、ボリュームバックアップ方式を選択し、前記指定されたディレクトリの前記階層レベルが前記第1のしきい値を超えていると判断する場合に、ファイルバックアップ方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記ディレクトリ構成情報は、前記指定されたディレクトリを含む前記ファイルシステムを格納するボリュームに存在するファイルシステム数に関する値を含み、
前記バックアップ制御部は、前記指定されたディレクトリを含む前記ファイルシステムを格納する前記ボリュームに存在するファイルシステム数が第2のしきい値を超えているか否かを判断し、前記ボリュームに存在する前記ファイルシステム数が前記第2のしきい値を超えていないと判断する場合に、ボリュームバックアップ方式を選択し、前記ボリュームに存在する前記ファイルシステム数が前記第2のしきい値を超えていると判断する場合に、ファイルバックアップ方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記ディレクトリ構成情報は、前記指定されたディレクトリを含む前記ファイルシステムを格納するボリュームの容量に対する前記指定されたディレクトリの使用量の割合に関する値を含み、
前記バックアップ制御部は、前記指定されたディレクトリの使用量の割合が第3のしきい値を超えているか否かを判断し、前記指定されたディレクトリの前記使用量の割合が前記第3のしきい値を超えていないと判断する場合に、ボリュームバックアップ方式を選択し、前記指定されたディレクトリの前記使用量の割合が前記第3のしきい値を超えていると判断する場合に、ファイルバックアップ方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記バックアップ制御部は、前記指定されたディレクトリがサブディレクトリを含むか否かを判断し、前記指定されたディレクトリが前記サブディレクトリを含むと判断する場合に、前記サブディレクトリについてのディレクトリ構成情報に基づいて、前記サブディレクトリに対する所定のバックアップ方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記ファイルサーバは、ファイルバックアップ方式が選択された場合に、前記指定されたディレクトリに対してファイルバックアップ処理を実行することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載のストレージシステムであって、
前記ストレージサブシステムは、ボリュームバックアップ方式が選択された場合に、前記指定されたディレクトリを含む前記ファイルシステムを格納する前記ボリュームに対してボリュームバックアップ処理を実行することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項4記載の前記ストレージシステムであって、
前記バックアップ制御部は、前記バックアップ処理の実行に基づいて、バックアップ履歴情報を作成し、
前記バックアップ履歴情報は、前記所定のバックアップ方式の種別を含むことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項11記載の前記ストレージシステムであって、
前記バックアップ処理に基づくバックアップデータに対するリストア処理の実行を制御するリストア制御部をさらに含むことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項12記載の前記ストレージシステムであって、
前記管理装置は、前記バックアップ処理に基づく前記バックアップデータをリストアするために、前記ディレクトリ構造をユーザに提示して、前記バックアップ処理が実行されたリストア対象となるディレクトリの指定を前記ユーザに促すことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項13記載の前記ストレージシステムであって、
前記管理装置は、前記リストア対象として指定されたディレクトリについての前記バックアップデータの候補をユーザに提示して、前記リストア対象として指定されたディレクトリについてのバックアップデータの選択を前記ユーザに促すことを特徴とするストレージシステム。 - 請求項12記載の前記ストレージシステムであって、
前記リストア制御部は、前記バックアップ履歴情報に従って、所定のリストア方式を選択することを特徴とするストレージシステム。 - 請求項15記載の前記ストレージシステムであって、
前記リストア制御部は、ボリュームバックアップ方式に従う前記バックアップ処理に基づくバックアップデータに対してリストア処理を実行する場合に、前記ボリュームバックアップ方式に従う前記バックアップ処理に基づくボリュームを所定のファイルシステムにマウントすることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項16記載の前記ストレージシステムであって、
前記リストア制御部は、前記マウントされたボリュームに格納されたファイルシステムに含まれる、リストア対象として指定されたディレクトリについてのバックアップデータに対してリストア処理を実行することを特徴とするストレージシステム。 - ホスト装置に接続され、ディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムにおけるディレクトリを前記ホスト装置に提供するファイルサーバと、
前記ファイルサーバに接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムを格納する少なくとも1つのボリュームを提供するストレージサブシステムと、
前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムにそれぞれ接続され、前記少なくとも1つのファイルシステムに含まれる任意のディレクトリに対するバックアップ/リストアを管理するための管理装置と、を備えたストレージシステムであって、
前記ファイルサーバは、前記管理装置からバックアップ対象として指定されたディレクトリに対して、前記指定されたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択し、前記管理装置に前記選択された所定のバックアップ方式を送信し、
前記管理装置は、前記選択された所定のバックアップ方式をユーザに提示して、前記ユーザからの実行指示に基づいて、前記ファイルサーバ及び前記ストレージサブシステムのいずれかにバックアップ処理を実行するように制御することを特徴とするストレージシステム。 - ストレージサブシステム内に形成されたボリューム上のディレクトリ構造を有する少なくとも1つのファイルシステムをホスト装置に提供するファイルサーバを含むストレージシステムにおけるデータの管理方法であって、
管理装置が、前記少なくとも1つのファイルシステムにおけるバックアップ対象となるディレクトリの指定を受け付けるステップと、
バックアップ制御部が、前記指定を受けたディレクトリに関わるファイルシステムのディレクトリ構成情報を取得するステップと、
前記バックアップ制御部が、前記取得したディレクトリ構成情報に基づいて、所定のバックアップ方式を選択するステップと、
前記バックアップ制御部が、前記選択された所定のバックアップ方式に従って、前記指定を受けたディレクトリに対してバックアップ処理を実行するステップと、
を含むことを特徴とするストレージシステムにおけるデータの管理方法。 - 請求項19記載の前記ストレージシステムであって、
前記管理装置は、前記選択された所定のバックアップ方式をユーザに提示するステップをさらに含むことを特徴とするストレージシステム。
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