JP2008299240A - 接触式顕微鏡アダプター - Google Patents
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Abstract
【課題】 精細管を検査するにあたり、高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させることができる接触式顕微鏡アダプターを提供する。
【解決手段】 接触式顕微鏡アダプターにおいて、顕微鏡1と、この顕微鏡1に固定されるフレキシブルアーム6と、このフレキシブルアーム6の先端部に配置されるレンズホルダー8と、このレンズホルダー8に装着されるコーン型レンズ9と、このコーン型レンズ9の先端部を照射するファイバー型照明装置10とを備え、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡1下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査する。
【選択図】 図1
【解決手段】 接触式顕微鏡アダプターにおいて、顕微鏡1と、この顕微鏡1に固定されるフレキシブルアーム6と、このフレキシブルアーム6の先端部に配置されるレンズホルダー8と、このレンズホルダー8に装着されるコーン型レンズ9と、このコーン型レンズ9の先端部を照射するファイバー型照明装置10とを備え、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡1下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、生体の精細管内の精子の良否を確認するのに用いる接触式顕微鏡アダプターに関するものである。
従来、生体の精細管内の検査では、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、実体顕微鏡下にて精細管を検査している。
なし
なし
しかしながら、上記した精細管の検査方法では、(1)生体を直接観察するため、対象の固定が難しい、(2)対象が微細なため目視することが難しいなどが挙げられる。
したがって、検査に時間がかかり、作業効率が悪く、また歩留りが低いといった問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、精細管を検査するにあたり、高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させることができる接触式顕微鏡アダプターを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕接触式顕微鏡アダプターにおいて、顕微鏡と、この顕微鏡に固定されるフレキシブルアームと、このフレキシブルアームの先端部に配置されるレンズホルダーと、このレンズホルダーに装着されるコーン型レンズと、このコーン型レンズの先端部を照射するファイバー型照明装置とを備え、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査することを特徴とする。
〔1〕接触式顕微鏡アダプターにおいて、顕微鏡と、この顕微鏡に固定されるフレキシブルアームと、このフレキシブルアームの先端部に配置されるレンズホルダーと、このレンズホルダーに装着されるコーン型レンズと、このコーン型レンズの先端部を照射するファイバー型照明装置とを備え、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記顕微鏡の対物レンズと前記コーン型レンズとの視軸を合わせることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記フレキシブルアームは前記精細管に不必要なダメージを与えないようにフレキシブルに構成することを特徴とする。
〔4〕上記〔1〕記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記レンズホルダに装着されるコーン型レンズは着脱自在であり、前記コーン型レンズの取替えにより滅菌を行うことを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記コーン型レンズの先端部へ直接前記ファイバー型照明装置を近づけて照らすことにより前記精細管の立体感を得ることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)精細管の検査にあたり、高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させることができる。
(2)フレキシブルアームの使用により、光学系の調整を容易にするとともに、精細管への不必要なダメージを回避することができる。
(3)スポット的に、かつ強力なファイバーの照明光を当てることで、より立体感のある検査対象物(精細管)の観察が可能である。
本発明の接触式顕微鏡アダプターは、顕微鏡と、この顕微鏡に固定されるフレキシブルアームと、このフレキシブルアームの先端部に配置されるレンズホルダと、このレンズホルダーに装着されるコーン型レンズと、このコーン型レンズの先端部を照射するファイバー型照明装置とを備え、精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す接触式顕微鏡アダプターの模式図、図2はそのコーン型レンズ部の拡大図である。
この図において、1は手術用顕微鏡、2はその手術用顕微鏡の支持アーム、3は手術用顕微鏡の接眼部、4は手術用顕微鏡の対物レンズ、5は手術用顕微鏡1に固定される操作用レバーである。6はフレキシブルアームであり、その根元は手術用顕微鏡1にタイラップ7などで直接取り付けられ、ある程度の腰を持たせて検査対象物(精細管)に不必要なダメージを与えないようにする。8はフレキシブルアーム6の先端に配置されるレンズホルダー、9はそのレンズホルダー8に設けられるコーン型レンズ、10はコーン型レンズ9の先端部を照らすファイバー型照明装置(ファイバーイルミネーション)である。
ここで、以下の点に留意する。
〔光学系〕
(1)手術用顕微鏡の対物レンズ4とコーン型レンズ9の視軸が合うように取り付ける。
(1)手術用顕微鏡の対物レンズ4とコーン型レンズ9の視軸が合うように取り付ける。
(2)フレキシブルアーム6の手術用顕微鏡1への接続は、マジックテープ(登録商標)等を用いて一時止めのうえ、タイラップ7などで固定する。
(3)レンズ面との距離に留意する。つまり、取り付けたコーン型レンズ9の先端が手術用顕微鏡1のピントと合うようにする。
〔コーン型レンズの取り付け〕
(1)クリップ式のホルダー8を用いてコーン型レンズ9の着脱が可能なようにする。つまり、取り外して滅菌できるようにする。
(1)クリップ式のホルダー8を用いてコーン型レンズ9の着脱が可能なようにする。つまり、取り外して滅菌できるようにする。
(2)フレキシブルアーム6の強度は大事であるが、必要以上に強くしない。つまり、検査対象物(精細管)(患部)に接触するため、強すぎると危険である。強く当てると楽に曲がるようにフレキシブルにしておく。
〔ファイバー型照明装置の取り付け〕
ファイバー型照明装置10は、第三者に直接持ってもらい、任意の部分に当てることにする。
ファイバー型照明装置10は、第三者に直接持ってもらい、任意の部分に当てることにする。
ここで、コーン型レンズ9としては、ボルク社製ブルメンサルスーチャーレンズを用い、図2に示すように、このコーン型レンズ9の先端部へ直接ファイバー型照明装置10を近づけて照らすことにより、検査対象物(精細管)の立体感を得るようにする。
また、使用したファイバー光源は、眼科の眼内手術に用いられる20Gかそれ以下の極小ファイバーが使える物で、通常、網膜硝子体の手術時に眼内に直接挿入し内部照明として用いる器具である。今回はそのファイバーを直接的に検査対象物(精細管)(患部)A又はコーン型レンズ9に照射し、直接照明又は観察照明として利用する。
なお、手術用顕微鏡自体で5〜24倍の倍率を得ることができ、コーン型レンズ9と組み合わせることで70倍程度の倍率を得ることができる。
図3は本発明の実施例を示す接触式顕微鏡アダプターを示す図面代用写真である。
この図において、11は手術用顕微鏡、12はその手術用顕微鏡の支持アーム、13は手術用顕微鏡の接眼部、14は手術用顕微鏡の対物レンズ、15は手術用顕微鏡11に固定される操作用レバーである。16はフレキシブルアーム、17はコーン型レンズであり、その根元が手術用顕微鏡11にタイラップなどで直接取り付けられ、ある程度の腰を持たせて、検査対象物(精細管)に不必要なダメージを与えないようにする。ここでは、検査対象物(精細管)の照明装置は省略されている。
このように、手術用顕微鏡とコーン型レンズとファイバー型照明装置の三つを組み合わせることで、検査対象物(精細管)Aの総合約60倍程度の高倍率と、検査対象物(精細管)Aの固定を行うことが可能となった。なおかつ検査対象部位だけにスポット的に、かつ強力なファイバーの照明光を当てることで、より立体感のある検査対象物(精細管)Aの観察が可能になり、その実用的効果は著大である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の接触式顕微鏡アダプターは、精細管の検査にあたり、高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させることができるツールとして利用することができる。
1,11 手術用顕微鏡
2,12 手術用顕微鏡の支持アーム
3,13 手術用顕微鏡の接眼部
4,14 手術用顕微鏡の対物レンズ
5,15 操作用レバー
6,16 フレキシブルアーム
7 タイラップ
8 レンズホルダー
9,17 コーン型レンズ
10 ファイバー型照明装置(ファイバーイルミネーション)
2,12 手術用顕微鏡の支持アーム
3,13 手術用顕微鏡の接眼部
4,14 手術用顕微鏡の対物レンズ
5,15 操作用レバー
6,16 フレキシブルアーム
7 タイラップ
8 レンズホルダー
9,17 コーン型レンズ
10 ファイバー型照明装置(ファイバーイルミネーション)
Claims (5)
- (a)顕微鏡と、
(b)該顕微鏡に固定されるフレキシブルアームと、
(c)該フレキシブルアームの先端部に配置されるレンズホルダーと、
(d)該レンズホルダーに装着されるコーン型レンズと、
(e)該コーン型レンズの先端部を照射するファイバー型照明装置とを備え、
(f)精巣嚢内を開き任意の部分を鑷子でピックアップした後に、前記顕微鏡下で高倍率の保持と観察の簡便さとを両立させて精細管を検査することを特徴とする接触式顕微鏡アダプター。 - 請求項1記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記顕微鏡の対物レンズと前記コーン型レンズとの視軸を合わせることを特徴とする接触式顕微鏡アダプター。
- 請求項1記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記フレキシブルアームは前記精細管に不必要なダメージを与えないようにフレキシブルに構成することを特徴とする接触式顕微鏡アダプター。
- 請求項1記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記レンズホルダーに装着されるコーン型レンズは着脱自在であり、前記コーン型レンズの取替えにより滅菌を行うことを特徴とする接触式顕微鏡アダプター。
- 請求項1記載の接触式顕微鏡アダプターにおいて、前記コーン型レンズの先端部へ直接前記ファイバー型照明装置を近づけて照らすことにより前記精細管の立体感を得ることを特徴とする接触式顕微鏡アダプター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007147759A JP2008299240A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 接触式顕微鏡アダプター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007147759A JP2008299240A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 接触式顕微鏡アダプター |
Publications (1)
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JP2008299240A true JP2008299240A (ja) | 2008-12-11 |
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ID=40172785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007147759A Pending JP2008299240A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 接触式顕微鏡アダプター |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008299240A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09276227A (ja) * | 1996-04-10 | 1997-10-28 | Nikon Corp | レンズホルダーを備えた細隙灯顕微鏡 |
JP2003062003A (ja) * | 2001-06-13 | 2003-03-04 | Topcon Corp | 手術用顕微鏡 |
-
2007
- 2007-06-04 JP JP2007147759A patent/JP2008299240A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09276227A (ja) * | 1996-04-10 | 1997-10-28 | Nikon Corp | レンズホルダーを備えた細隙灯顕微鏡 |
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