JP2008286264A - 油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の予備用切換弁が制御する各アクチュエータをオペレータの要求通りに同時に作動させることができる油圧制御装置を提供する。
【解決手段】 複数の回路系統の最下流で各ポンプの吐出流れを合流させる合流通路と、合流通路にパラレルに接続した複数の予備用切換弁と、一方のパイロット室には上記合流通路の圧力を作用させ、他方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、上記複数の予備用切換弁が制御するアクチュエータの最高負荷圧を作用させ、上記合流通路の圧力をアクチュエータの最高負荷圧よりもスプリングのバネ力相当分だけ高く保つ流量制御弁とを備え、上記複数の予備用切換弁のそれぞれには圧力補償弁を接続するとともに、これら各圧力補償弁は、当該圧力補償弁の上流側の圧力を一端に導く一方、他端には上記最高負荷圧を導き、この最高負荷圧によって上記複数の予備用切換弁の前後の差圧を等しく保つ構成にした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、油圧ショベルなどの建設車両に用いる、複数の回路系統を備えた油圧制御装置に関する。
この種の油圧制御装置として特許文献1に示された発明が知られている。この油圧制御装置は、ポンプにオープンセンタタイプの切換弁を接続した回路系統を複数備えている。そして、これら複数の回路系統のうち、二つの回路系統の最下流を合流させるとともに、この最下流を合流させた通路に一の予備用切換弁を接続している。
このようにした油圧制御装置によれば、各回路系統に設けた切換弁を中立位置に保持した状態で、予備用の切換弁を切り換えることによって、当該予備用の切換弁に接続したアクチュエータにポンプからの吐出油を供給して、当該予備用のアクチュエータを作動することができる。
特開2002−276607号公報
上記の油圧制御装置によれば、複数の回路系統の最下流を合流させた合流通路に予備用切換弁を一つだけ接続することを前提としており、合流通路に複数の予備用切換弁を接続することを想定したものではない。そのため、上記の油圧制御装置に複数の予備用切換弁を接続したとしても、これら複数の予備用切換弁に接続したアクチュエータを、オペレータの要求通りに同時に作動させることができない。
なぜなら、合流通路に複数の予備用切換弁を接続するとともに、これら複数の予備用切換弁を同時に切り換えると、ポンプから吐出する吐出油が負荷圧の低いアクチュエータに優先的に導かれてしまい、負荷圧の高いアクチュエータを、オペレータの要求通りに作動させることができなくなってしまうからである。
このように、上記油圧制御装置によれば、複数の予備用切換弁が制御する各アクチュエータを、オペレータの要求通りに同時に作動させることができないという問題があった。
この発明の目的は、複数の回路系統の最下流を合流させた合流通路に複数の予備用切換弁を接続するとともに、これら各予備用切換弁が制御する各アクチュエータをオペレータの要求通りに同時に作動させることができる油圧制御装置を提供することである。
この発明は、複数のポンプと、オープンセンタタイプの複数の切換弁を備えるとともに上記各ポンプに接続した複数の回路系統と、これら回路系統の最下流で各ポンプの吐出流れを合流させる合流通路と、この合流通路にパラレルに接続した複数の予備用切換弁と、一方のパイロット室には上記合流通路の圧力を作用させ、他方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、上記複数の予備用切換弁が制御するアクチュエータの最高負荷圧を作用させ、上記合流通路の圧力をアクチュエータの最高負荷圧よりもスプリングのバネ力相当分だけ高く保つ流量制御弁とを備え、上記複数の予備用切換弁のそれぞれには圧力補償弁を接続するとともに、これら各圧力補償弁は、当該圧力補償弁の上流側の圧力を一端に導く一方、他端には上記最高負荷圧を導き、この最高負荷圧によって上記複数の予備用切換弁の前後の差圧を等しく保つ点に特徴を有する。
この発明によれば、流量制御弁によって、合流通路の圧力を、アクチュエータの最高負荷圧よりもスプリングのバネ力相当分だけ高く保つことができる。したがって、予備用切換弁が制御する各アクチュエータをオペレータの要求通りに作動させることができる。
また、合流通路に接続した複数の予備用切換弁のそれぞれに、圧力補償弁を接続するとともに、これら各圧力補償弁を予備用切換弁が制御するアクチュエータの最高負荷圧によって制御するようにしたので、各予備用切換弁の前後の差圧を等しく保つことができる。したがって、複数の予備用切換弁を同時に切り換えても、負荷圧の低いアクチュエータにポンプからの吐出油が優先的に導かれることがない。
この発明に係る油圧制御装置の一実施形態を図1〜4に示す回路図を用いて説明する。
図1は、油圧ショベル用の油圧制御装置の回路図であり、図2〜4は、この回路図の部分拡大図である。この油圧制御装置は、図1からも明らかなように、3つの回路系統A〜Cを備えるとともに、これら各回路系統A〜Cのそれぞれに、第1ポンプP〜第3ポンプPを接続している。
回路系統Aには、図2からも明らかなように、第1ポンプPに接続する第1ポンプ通路1を設けるとともに、この第1ポンプ通路1には、その上流から連通弁2、およびオープンセンタタイプの切換弁3〜5をタンデムに接続している。また、上記第1ポンプ通路1には、連通弁2よりも上流側においてパラレル通路6を接続するとともに、このパラレル通路6を上記切換弁3〜5の各ポートに導いている。
そして、上記切換弁3〜5にはアクチュエータを接続するとともに、当該切換弁3〜5が図示の中立位置から左右いずれかの位置に切り換わったとき、第1ポンプPから吐出する吐出油を、パラレル通路6を介して各アクチュエータに導くようにしている。なお、切換弁3〜5は、図示しないパイロットポンプからのパイロット圧によって切り換わり、この切り換え位置において上記第1ポンプ通路1を遮断するようにしている。
また、上記回路系統Bには、図3からも明らかなように、第2ポンプPに接続する第2ポンプ通路7を設けるとともに、この第2ポンプ通路7には、その上流からオープンセンタタイプの切換弁8,9をタンデムに接続している。上記第2ポンプ通路7には、切換弁8の上流側において供給通路10を接続するとともに、この供給通路10を切換弁8のポートに導くようにしている。また、第2ポンプ通路7には、切換弁8の下流であって切換弁9の上流側において、供給通路11を接続するとともに、この供給通路11を上記切換弁9のポートに導いている。
そして、上記切換弁8,9にはアクチュエータを接続するとともに、当該切換弁8,9が図示の中立位置から左右いずれかの位置に切り換わったとき、第2ポンプPから吐出する吐出油を、供給通路10,11を介して各アクチュエータに導くようにしている。なお、切換弁8,9は、図示しないパイロットポンプからのパイロット圧によって切り換わり、この切り換え位置において上記第2ポンプ通路7を遮断するようにしている。
さらに、回路系統Cには、図4からも明らかなように、第3ポンプPに接続する第3ポンプ通路12を設けるとともに、この第3ポンプ通路12には、その上流からオープンセンタタイプの切換弁13〜15をタンデムに接続している。また、上記第3ポンプ通路12には、切換弁13の上流側において供給通路16を接続するとともに、この供給通路16を切換弁13のポートに導くようにしている。また、第3ポンプ通路12には、切換弁13の下流であって切換弁14の上流側において、供給通路17を接続するとともに、この供給通路17を上記切換弁14のポートに導いている。さらに、第3ポンプ通路12には、切換弁14の下流であって切換弁15の上流側において、供給通路18を接続するとともに、この供給通路18を上記切換弁15のポートに導いている。
そして、上記切換弁13〜15にはアクチュエータを接続するとともに、当該切換弁13〜15が図示の中立位置から左右いずれかの位置に切り換わったとき、第3ポンプPから吐出する吐出油を、供給通路16〜18を介してアクチュエータに導くようにしている。なお、切換弁13〜15は、図示しないパイロットポンプからのパイロット圧によって切り換わり、この切り換え位置において上記第3ポンプ通路12を遮断するようにしている。
そして、この実施形態においては、回路系統Aに設けた切換弁3はブレード用のシリンダを、切換弁4は旋回用のモータを、切換弁5はスイング用のモータを制御する。同様に回路系統Bに設けた切換弁8は一方の走行用のモータを制御し、切換弁9はアーム用のシリンダを増速制御する。回路系統Cに設けた切換弁13は他方の走行用のモータを、切換弁14はブーム用のシリンダを、切換弁15はバケット用のシリンダを制御する。
また、回路系統Aにおいて第1ポンプ通路1に接続した連通弁2には、分配通路19,20を接続するとともに、上記連通弁2が、図示の位置にあるとき第1ポンプ通路1を連通状態に保つとともに、上記分配通路19,20を遮断するようにしている。
上記分配通路19,20は、各回路系統A〜Cに亘って設けられており、分配通路19は、一端を連通弁2のポートに接続するとともに、他端を回路系統Bの供給通路11に接続している。また、上記分配通路20は、一端を連通弁2の他のポートに接続するとともに、この連通弁2のポートを回路系統Cの供給通路17,18に連通させている。
そして、上記連通弁2は、図示の位置で第1ポンプ通路1を連通状態に保つとともに、両分配通路19,20を遮断すること上記した通りであるが、図示の位置から図中右側の切り換え位置に切り換わったとき、連通弁2に設けたオリフィス2aによって第1ポンプ通路1を絞るとともに、第1ポンプPからの吐出油を分配通路19,20に導く。
上記連通弁2は、通常、スプリングのバネ力によって図示の位置に保たれているが、パイロット室2bにパイロット圧が作用すると、当該パイロット圧によって図中右側位置に切り換わる。このパイロット室2bにパイロット圧を導くのがパイロットポンプPPであり、このパイロットポンプPPとパイロット室2bとはパイロット通路21によって接続されている。
このパイロット通路21は、上記パイロットポンプPPとパイロット室2bとの連通過程から第1分岐部21aを分岐させるとともに、この第1分岐部21aからさらに第2分岐部21bを分岐させている。
上記第1分岐部21aは、上記切換弁8→切換弁13を介してタンクに連通する。また、上記第2分岐部21bは、上記切換弁8よりも上流側で第1分岐部21aから分岐するとともに、上記切換弁14→切換弁15→切換弁9および後述する予備用切換弁23→予備用切換弁24を介してタンクに連通する。
そして、各切換弁8,9,13,14,15,23,24は、それが中立位置にあるとき、上記第1分岐部21aまたは第2分岐部21bを連通状態に保つとともに、それらがいずれかの方向に切り換わったとき、上記第1分岐部21aまたは第2分岐部21bを遮断する。
パイロット通路21にはパイロットポンプPPから常時所定のパイロット流体が導かれているが、各切換弁8,9,13,14,15,23,24が中立位置にあるとき、パイロット流体は上記第1分岐部21aおよび第2分岐部21bを介してタンクに導かれるため、パイロット室2bには、連通弁2を切り換えるほどのパイロット圧が作用していない。
一方、上記の状態から切換弁8,13のいずれか一方または双方が切り換わるとともに、上記切換弁9,14,15,23,24の少なくても一つが切り換わると、パイロット通路21(第1分岐部21aおよび第2分岐部21b)がタンクから完全に遮断されるので、パイロット室2bに所定のパイロット圧が作用し、連通弁2が切り換わる。
また、回路系統Bには、上記回路系統Aの最下流と回路系統Bの最下流とを接続した合流通路22を設けている。言い換えれば、回路系統Aにおける第1ポンプ通路1の最下流と、回路系統Bにおける第2ポンプ通路7の最下流とを接続して、第1ポンプPおよび第2ポンプPの吐出流れを合流通路22に導くようにしている。
そして、この合流通路22には、所定のアクチュエータを制御する予備用切換弁23,24をパラレルに接続するとともに、合流通路22に導かれた吐出油によって当該アクチュエータを作動するようにしている。
具体的には、図3に示すように、予備用切換弁23,24には導入ポートa、導出ポートb、一対の供給ポートc,c、一対のアクチュエータポートd,dおよびタンクポートeを形成している。そして、予備用切換弁23,24は、それが中立位置にあるとき、上記各ポートa〜eを遮断状態に保ち、予備用切換弁23,24をいずれかの切り換え位置に切り換えたとき、各ポートが次のように連通する。
すなわち、予備用切換弁23,24が切り換わったとき、導入ポートaと導出ポートbとは、制御オリフィスfを介して連通する。上記導出ポートbには供給流路25が接続されており、この供給流路25を介して導出ポートbと供給ポートc,cとが連通するようにしている。そして、予備用切換弁23,24の切り換え位置において、上記供給ポートc,cのいずれかが、アクチュエータポートd,dのいずれか一方に連通するとともに、アクチュエータポートd,dのいずれか他方とタンクポートeとが連通するようにしている。
また、上記予備用切換弁23,24のそれぞれには、より詳細には、両予備用切換弁23,24に接続する供給流路25には、圧力補償弁26a,26bをそれぞれ接続している。
この圧力補償弁26a,26bは、その一端に当該圧力補償弁26a,26bの上流側であって、予備用切換弁23,24(制御オリフィスf)の下流側の圧力を導く。一方、圧力補償弁26a,26bの他端には、最高圧通路27を連通させるとともに、この最高圧通路27を介して上記予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータのいずれか高い方の圧力、つまり予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータの最高負荷圧を導くようにしている。
このように、両圧力補償弁26a,26bを、予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータの最高負荷圧によって制御することによって、両予備用切換弁23,24における制御オリフィスf前後の差圧を等しく保つようにしている。
さらに、上記合流通路22には、流量制御弁28を接続している。この流量制御弁28は、一方のパイロット室28aに合流通路22の圧力を作用させるとともに、他方のパイロット室28bには、上記最高圧通路27を介して予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータの最高負荷圧を作用させている。また、上記最高負荷圧を作用させるパイロット室28bにはスプリングsを設けている。
次に上記油圧制御装置の作用について説明する。
油圧ショベルを走行させる場合には、切換弁8,13を切り換える。すると、第2ポンプPから吐出した吐出油は、供給通路10から一方の走行用のモータに導かれるとともに、第3ポンプPから吐出した吐出油は、供給通路16から他方の走行用のモータに導かれる。したがって、第2ポンプPおよび第3ポンプPから吐出した吐出油によって、当該油圧ショベルを直進走行させることができる。
また、油圧ショベルが上記のように直進走行している状態で、切換弁3〜5を切り換えれば、第1ポンプPから吐出する吐出油が、パラレル通路6を介して切換弁3〜5が制御するアクチュエータに導かれるので、当該アクチュエータを直進走行しながら作動することができる。
また、上記の直進走行時において、各切換弁9,14,15,23,24のいずれかを切り換えると、パイロット通路21がタンクから遮断される。つまり、直進走行時には、切換弁8,13が切り換わっているので、パイロット通路21の第1分岐部21aがタンクから遮断されている。そして、各切換弁9,14,15,23,24のいずれかを切り換えると、この切り換えたいずれかの切換弁によって第2分岐部21bもタンクから遮断される。
このように、第1分岐部21aおよび第2分岐部21bがタンクから遮断されるので、パイロットポンプPPから吐出したパイロット流体によって、連通弁2のパイロット室2bに圧力が作用して、連通弁2が図中右側位置に切り換わる。
連通弁2が図中右側位置に切り換わると、第1ポンプ通路1がオリフィス2aによって絞られるとともに、分配通路19,20が第1ポンプPに連通する。このようにして、分配通路19,20に第1ポンプPからの吐出油が導かれるので、例えば切換弁14を切り換えれば、第1ポンプPからの吐出油が、分配通路20→供給通路17→切換弁14を介してブーム用のシリンダに導かれる。したがって、直進走行しながらブームを作動させることができる。
ただし、走行用のモータを制御する切換弁8,13が中立位置にある場合、すなわち、車両の非走行時には、パイロット通路21の第1分岐部21aがタンクに連通しているので、切換弁9,14,15,23,24を切り換えたとしても、連通弁2が切り換わることはない。したがって、非走行時に第1ポンプPからの吐出油が、分配通路19,20を介して回路系統B,Cに導かれることはない。
また、回路系統A,Bに設けた切換弁3〜5,8,9が中立位置にあるとき、合流通路22には、第1ポンプPおよび第2ポンプPからの吐出流れが合流するとともに、この合流通路22の圧力が流量制御弁28の一端に作用する。このとき、予備用切換弁23,24が中立位置にあれば、言い換えれば、予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータを作動させていなければ、流量制御弁28の他端には圧力が作用しない。したがって、流量制御弁28は、合流通路22の圧力によって、スプリングsのバネ力に抗して図中左側位置に切り換わり、第1ポンプPおよび第2ポンプPから吐出する圧油を、タンクに戻すこととなる。
一方、上記の状態から両予備用切換弁23,24を切り換えると、圧力補償弁26a,26bに設けたチェック弁29によって、両予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータの負荷圧のうち、いずれか高い方の圧力、すなわち最高負荷圧が最高圧通路27に導かれる。
このように、最高圧通路27に導かれた最高負荷圧は、流量制御弁28のパイロット室28bに作用する。パイロット室28bに最高負荷圧が作用すると、流量制御弁28は、合流通路22の圧力を、アクチュエータの最高負荷圧よりもスプリングsのバネ力相当分だけ高く保つように制御される。上記のようにして、合流通路22の圧力は最高負荷圧よりもスプリングsのバネ力相当分だけ高く保たれれば、予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータをオペレータの要求通りに作動させることができる。
また、このとき、予備用切換弁23,24が制御するアクチュエータの最高負荷圧は、最高圧通路27を介して圧力補償弁26a,26bに作用する。このように、圧力補償弁26a,26bは、その一端に最高負荷圧が作用するとともに、当該圧力補償弁26a,26bの上流側であって、制御オリフィスfの下流側の圧力が他端に作用するので、両圧力補償弁26a,26bによって、予備用切換弁23,24に設けた制御オリフィスf前後の差圧は等しく保たれる。
制御オリフィスf前後の差圧すなわち予備用切換弁23,24前後の差圧が等しく保たれれば、例えば、予備用切換弁23が制御するアクチュエータの負荷圧が小さく、予備用切換弁24が制御するアクチュエータの負荷圧が非常に大きくなったとしても、合流通路22で合流した吐出油が、予備用切換弁23側に優先的に流れてしまうことがない。
したがって、予備用切換弁23,24に接続したアクチュエータの負荷圧が異なったとしても、オペレータの要求通りにアクチュエータを同時に作動させることができる。
なお、上記実施形態においては、2つの回路系統A,Bの最下流を合流させたが、複数であればいくつの回路系統の最下流を合流させても構わない。
また、上記実施形態においては、流量制御弁を回路系統Aに設けたが、回路系統Bに設けても構わない。いずれにしても、流量制御弁は、合流させる回路系統の最下流側に接続すればよい。
さらには、各切換弁が制御するアクチュエータは上記実施形態に限らないこと当然である。
この実施形態の回路図である。 図1における回路系統Aの部分拡大図である。 図1における回路系統Bの部分拡大図である。 図1における回路系統Cの部分拡大図である。
符号の説明
1 第1ポンプ通路
3〜5,8,9 切換弁
22 合流通路
23,24 予備用切換弁
26a,26b 圧力補償弁
28 流量制御弁
28a,28b パイロット室
A,B 回路系統
第1ポンプ
第2ポンプ
s スプリング

Claims (1)

  1. 複数のポンプと、オープンセンタタイプの複数の切換弁を備えるとともに上記各ポンプに接続した複数の回路系統と、これら回路系統の最下流で各ポンプの吐出流れを合流させる合流通路と、この合流通路にパラレルに接続した複数の予備用切換弁と、一方のパイロット室には上記合流通路の圧力を作用させ、他方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、上記複数の予備用切換弁が制御するアクチュエータの最高負荷圧を作用させ、上記合流通路の圧力をアクチュエータの最高負荷圧よりもスプリングのバネ力相当分だけ高く保つ流量制御弁とを備え、上記複数の予備用切換弁のそれぞれには圧力補償弁を接続するとともに、これら各圧力補償弁は、当該圧力補償弁の上流側の圧力を一端に導く一方、他端には上記最高負荷圧を導き、この最高負荷圧によって上記複数の予備用切換弁の前後の差圧を等しく保つ構成にした油圧制御装置。
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