JP2008285944A - プレバックトコンクリート桁及びその構築工法 - Google Patents
プレバックトコンクリート桁及びその構築工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008285944A JP2008285944A JP2007133662A JP2007133662A JP2008285944A JP 2008285944 A JP2008285944 A JP 2008285944A JP 2007133662 A JP2007133662 A JP 2007133662A JP 2007133662 A JP2007133662 A JP 2007133662A JP 2008285944 A JP2008285944 A JP 2008285944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- ballast
- concrete
- track
- girder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Railway Tracks (AREA)
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Abstract
【解決手段】 バラスト軌道から構築される桁構造において、バラスト軌道(1)のマクラギ(2)下側及びその両側に線路に沿って設置した枠体(10)と、枠体内のバラストにグラウト材等を注入して固化することで枠体と一体化したプレバックトコンクリートとからなるものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バラスト軌道から構築される桁構造において、バラスト軌道のマクラギ下側及びその両側に線路に沿って設置した枠体と、枠体内のバラストにグラウト材等を注入して固化することで枠体と一体化したプレバックトコンクリートとからなることを特徴とする。
また、本発明は、バラスト軌道から桁構造を構築する工法において、バラスト軌道のマクラギ下とその両側に沿って枠体を設置し、枠体内のバラストにグウラト材等を注入してプレバックトコンクリートを形成して枠体と一体化することを特徴とする。
図1はプレバックトコンクリート桁及びその構築工法の例を説明する図である。
バラスト軌道1の下側を工事する場合などに列車運行に大きな支障がないようにするためにはこのバラスト軌道を桁構造にする必要がある。そこで、本実施形態では、レール2を取り付けた状態のマクラギ3の下側バラストを所定深さまで一時撤去し、そこに上側が開口し、線路方向に所定長さを持つ鋼製枠10を設置する。鋼製枠10は、工事現場の状況に応じて複数の枠を順次つなげて必要な長さのものとする。こうして枠設置後、鋼製枠10内にバラストを埋め戻してタンパーやランマー等でつき固めを行う(図1(a))。
この例では、鋼製枠体10の内面にアングル鋼材13を取り付けて、プレバックトコンクリート20との一体化を図る。このような構造とすることで、マクラギを通してかかる列車荷重による応力・ひずみがアングル鋼材13を通してプレバックトコンクリートと鋼製枠材間に良好に伝達される。
この例では、鋼製枠体10の内面に鉄筋14を取り付けて、プレバックトコンクリート20と一体化を図る。鉄筋の形状は任意であるが、図示のように垂直部と水平部とを有していてプレバックトコンクリートを抱えこむような形状とするのが好ましい。このような構造とすることで、マクラギを通してかかる列車荷重による応力・ひずみが鉄筋14を通してプレバックトコンクリートと鋼製枠材間に良好に伝達される。
この例では閉合構造の鋼製枠15を使用しており、鋼製枠内にプレバックトコンクリート20を拘束し、鋼製枠上面で直接マクラギを支持する。なお、鋼製枠上面は、プレバックトコンクリート20が形成された後、蓋をする形で取り付ければよい。このような構造とすることで、プレバックトコンクリートが鋼製枠内に拘束され、高強度の桁構造が得られる。
図5(a)は、線路直交方向に2分した鋼製枠10a、10bを設置する前の状態を示しており、バラスト軌道1のマクラギ下側のバラストを一時撤去する。
次いで、図5(b)において、バラストを撤去した箇所に2分した鋼製枠10a、10bを設置する。鋼製枠10a、10bが当接する部分には、接合用の孔などの接合部を予め設けておき、ボルト締めなどにより両者を接合する。
次いで、図5(c)において、バラストを撤去した部分にバラストの埋め戻しを行ってつき固め、軌道整備を行った後、バラストが埋め戻された鋼製枠内にセメント系のグラウト材等を注入し、プレバックトコンクリートとする。グラウト材等を注入する際には、枠の両端部は注入したグラウト材等が流出しないように型枠等を設置する。
次いで、図5(d)に示すように、プレバックトコンクリートが桁としての強度を発現した段階で、鋼製枠外周辺のバラストを撤去し、桁構造とする。
本発明のプレバックトコンクリート桁は、軌道に沿って枠を設置し、枠内のバラストを固化する構造である。そこで、分岐器区間に渡って線路形状に沿って枠を設置する。例えば、図示するように、真っ直ぐな本線40に対して支線41がカーブして分岐していく場合、本線側に真っ直ぐに枠42を、支線側に支線に沿って角度を付けて枠43をそれぞれ設置する。この場合、分岐器区間の長さに応じて、適宜複数の枠をつなげて設置する。なお枠は開削工法、或いは非開削工法のいずれでも設置可能であり、マクラギ下を通して相互に繋がっているの上記説明のものと同じである。そして、枠内のバラストをつき固めた後、グラウト材等を注入して固化することで、プレバックトコンクリート桁を構築する。
線路50、51が平行している複線区間の場合、複線を挟んでその両側に枠52、53を設置する。この場合、単線の場合に比してマクラギ下側の底板が長くなる以外は全く同様にしてプレバックトコンクリート桁を構築することができる。
Claims (8)
- バラスト軌道から構築される桁構造において、
バラスト軌道のマクラギ下側及びその両側に線路に沿って設置した枠体と、枠体内のバラストにグラウト材等を注入して固化することで枠体と一体化したプレバックトコンクリートとからなることを特徴とするプレバックトコンクリート桁。 - 前記枠体内面にプレバックトコンクリートとの一体化を図る部材が形成されていることを特徴とする請求項1記載のプレバックトコンクリート桁。
- 前記枠体内に補強鉄筋またはPC鋼材が配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のプレバックトコンクリート桁。
- バラスト軌道から桁構造を構築する工法において、
バラスト軌道のマクラギ下とその両側に沿って枠体を設置し、枠体内のバラストにグウラト材等を注入してプレバックトコンクリートを形成して枠体と一体化することを特徴とするプレバックトコンクリート桁の構築工法。 - マクラギの下側バラストを所定深さまで一時撤去し、マクラギ下とその両側に沿って前記枠体を設置し、枠体内にバラストを埋め戻してつき固めた後、バラスト内にグウラト材等を注入してプレバックトコンクリートを形成することを特徴とする請求項4記載の構築工法。
- 前記枠体は線路直交方向に複数に分割して設置し、相互に接合することを特徴とする請求項4または5記載の構築工法。
- 前記枠体内面にプレバックトコンクリートとの一体化を図るための部材を形成したことを特徴とする請求項4または5記載の構築工法。
- 前記枠体内に補強鉄筋またはPC鋼材を配置したことを特徴とする請求項4または5記載の構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007133662A JP5139718B2 (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | プレパックドコンクリート桁の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007133662A JP5139718B2 (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | プレパックドコンクリート桁の構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008285944A true JP2008285944A (ja) | 2008-11-27 |
JP5139718B2 JP5139718B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=40145937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007133662A Expired - Fee Related JP5139718B2 (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | プレパックドコンクリート桁の構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5139718B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124476A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 鹿島建設株式会社 | 工事桁、及び、工事桁の架設方法 |
CN106758555A (zh) * | 2017-01-13 | 2017-05-31 | 中铁工程机械研究设计院有限公司 | 地铁板式道床施工方法 |
CN114673085A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-06-28 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种桥梁梁端轨道结构及施工方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5164304U (ja) * | 1974-11-16 | 1976-05-20 | ||
JPS6168901A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-09 | 帝都高速度交通営団 | 地下鉄道の軌道 |
JPH07259001A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-09 | Railway Technical Res Inst | 既設バラスト道床軌道の強化施工法 |
JPH108404A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | モルタル充填式軌道及びその施工方法 |
JP3110776U (ja) * | 2005-04-01 | 2005-06-30 | 株式会社アレン | 省力化軌道施工用シートおよび省力化軌道 |
-
2007
- 2007-05-21 JP JP2007133662A patent/JP5139718B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5164304U (ja) * | 1974-11-16 | 1976-05-20 | ||
JPS6168901A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-09 | 帝都高速度交通営団 | 地下鉄道の軌道 |
JPH07259001A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-09 | Railway Technical Res Inst | 既設バラスト道床軌道の強化施工法 |
JPH108404A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | モルタル充填式軌道及びその施工方法 |
JP3110776U (ja) * | 2005-04-01 | 2005-06-30 | 株式会社アレン | 省力化軌道施工用シートおよび省力化軌道 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124476A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 鹿島建設株式会社 | 工事桁、及び、工事桁の架設方法 |
CN106758555A (zh) * | 2017-01-13 | 2017-05-31 | 中铁工程机械研究设计院有限公司 | 地铁板式道床施工方法 |
CN114673085A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-06-28 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种桥梁梁端轨道结构及施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5139718B2 (ja) | 2013-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5266291B2 (ja) | 橋梁床版の施工方法とプレキャスト床版の継手構造 | |
KR102061224B1 (ko) | 상하분리형 프리캐스트 암거 박스 및 그 시공 방법 | |
CN105937274B (zh) | 装配式预制剪力墙水平拼缝槽钢焊接连接装置和连接方法 | |
JP6021545B2 (ja) | プラットホームドア固定構造及びプラットホームドア固定方法 | |
KR100938395B1 (ko) | 강합성 벽체파일을 이용한 지하차도의 시공방법 | |
JP4934779B2 (ja) | 乗降場構成体および乗降場設置方法 | |
KR100603901B1 (ko) | 기존 거더의 일부를 활용한 판형교 유도상 구조 및 시공방법 | |
KR101283672B1 (ko) | 리프팅수단을 이용한 비개착 터널 시공방법 | |
JP4540632B2 (ja) | 架設桁 | |
KR101167511B1 (ko) | 기성 콘크리트 말뚝을 이용한 지하차도 및 그의 시공방법 | |
JP5139718B2 (ja) | プレパックドコンクリート桁の構築工法 | |
JP2021042610A (ja) | カルバート構造物、及び、その構築方法 | |
JP2018172953A (ja) | バラスト軌道の路盤形成方法 | |
JP2011089361A (ja) | 法面補強工法 | |
JP2005016106A (ja) | 高架橋の沈下防止方法 | |
JP4037187B2 (ja) | 地中構造物の施工方法および地中構造物 | |
KR101616505B1 (ko) | 흙막이부재를 이용한 측벽체 및 이를 이용한 지중구조체 시공방법 | |
JP4136959B2 (ja) | 「地下構造物の構築方法および架設桁」 | |
JP4477467B2 (ja) | 橋梁の構造およびその架け替え方法 | |
JP3867839B2 (ja) | カルバートのせん断補強方法 | |
KR101733110B1 (ko) | 강성보강노반 및 이의 시공방법 | |
JP2016044494A (ja) | 基礎の施工方法 | |
JP2008291525A (ja) | 省力化軌道の補強方法 | |
JP5982143B2 (ja) | 既設構造物の補強構造及び補強方法 | |
JP2018044362A (ja) | L型プレキャストコンクリート製品を使用したトンネル監視員通路の簡単な構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110930 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121109 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5139718 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |