JP2008285106A - Air conditioner for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用空調装置に関し、特にブロワの作動による騒風音を低減可能な車両用空調装置に関する。 The present invention relates to a vehicle air conditioner, and more particularly to a vehicle air conditioner capable of reducing noise caused by blower operation.
この種の車両用空調装置として、例えば下記特許文献1,2に記載されているように、操作スイッチの操作に応じて目標吹出温度を計算する目標吹出温度計算手段と、目標吹出温度計算手段により計算された目標吹出温度に応じてブロワの風量を制御する風量制御手段と、目標吹出温度計算手段により計算された目標吹出温度に応じて温度調節アクチュエータを制御する温度制御手段とを備えたものが知られている。この車両用空調装置では、車室内での電話使用時にブロワの風量を自動的に下げることで、ブロワの作動による騒風音が低減されるようになっている。
しかしながら、上記特許文献1,2に記載された車両用空調装置では、運転者の注意が特に必要とされる車両の後退時に、車室内の温度状況によってブロワの風量が大きく設定されてしまう場合がある。この場合には、ブロワの作動による騒風音によって運転者の注意がそらされるという問題があった。 However, in the vehicle air conditioners described in Patent Documents 1 and 2 above, there are cases in which the blower air volume is set to be large depending on the temperature conditions in the passenger compartment when the vehicle moves backward, which requires special attention from the driver. is there. In this case, there was a problem that the driver's attention was distracted by the noise of the blower.
本発明の課題は、運転者の注意が特に必要とされる車両の後退時に、ブロワの騒風音により運転者の注意がそらされることを防止し得る車両用空調装置を提供することにある。 The subject of this invention is providing the vehicle air conditioner which can prevent a driver | operator's attention being distracted by the noise of a blower at the time of the reverse of the vehicle which requires a driver | operator's attention especially.
上記課題を解決するために、本発明は、操作スイッチの操作に応じて目標吹出温度を計算する目標吹出温度計算手段と、前記目標吹出温度計算手段により計算された目標吹出温度に応じてブロワの風量を制御する風量制御手段と、前記目標吹出温度計算手段により計算された目標吹出温度に応じて温度調節アクチュエータを制御する温度制御手段とを備えた車両用空調装置において、シフトレバーの位置を検出するシフトポジションスイッチを備え、前記風量制御手段は、前記シフトポジションスイッチにより前記シフトレバーがリバースモードに位置していることが検出され、かつ前記ブロワの風量が所定量以上であることを条件として、前記ブロワの風量を下げることを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention provides a target blowing temperature calculating means for calculating a target blowing temperature in accordance with operation of an operation switch, and a blower according to the target blowing temperature calculated by the target blowing temperature calculating means. A position of a shift lever is detected in a vehicle air conditioner comprising: an air volume control means for controlling an air volume; and a temperature control means for controlling a temperature adjustment actuator in accordance with a target blow temperature calculated by the target blow temperature calculation means. The air volume control means detects that the shift lever is positioned in the reverse mode by the shift position switch, and that the air volume of the blower is equal to or greater than a predetermined amount. The air volume of the blower is reduced.
この車両用空調装置では、シフトポジションスイッチによりシフトレバーがリバースモードに位置していることが検出され、かつブロワの風量が所定量以上であることを条件として、風量制御手段によってブロワの風量が下げられる。これにより、車両の後退時にはブロワの作動による騒風音が小さくなるので、ブロワの騒風音によって運転者の注意がそらされることを防止することができる。 In this vehicle air conditioner, the air volume control means lowers the air volume of the blower on the condition that the shift lever detects that the shift lever is in the reverse mode and the air volume of the blower is equal to or greater than a predetermined amount. It is done. As a result, noise caused by the operation of the blower is reduced when the vehicle moves backward, so that the driver's attention can be prevented from being distracted by the noise of the blower.
本発明の実施に際して、前記温度制御手段は、前記目標吹出温度を補正する吹出温度補正手段を備え、前記吹出温度補正手段により補正された吹出温度を加味して前記温度調節アクチュエータを制御することも可能である。これによれば、吹出温度補正手段により補正された吹出温度を加味して温度が制御される。このため、ブロワの風量が下げられた場合でも、車室内を一定温度に保つことが可能となって、車室内の温度に依存した快適感を良好に維持することができる。 In carrying out the present invention, the temperature control means includes a blowout temperature correction means for correcting the target blowout temperature, and controls the temperature adjustment actuator in consideration of the blowout temperature corrected by the blowout temperature correction means. Is possible. According to this, the temperature is controlled in consideration of the blowing temperature corrected by the blowing temperature correcting means. For this reason, even when the air volume of the blower is lowered, the interior of the vehicle can be kept at a constant temperature, and a comfortable feeling depending on the temperature of the interior of the vehicle can be favorably maintained.
また、本発明の実施に際して、前記風量制御手段は、吹出口モードがデフロスタに設定されていることを条件として、前記ブロワの風量を下げることを禁止する禁止手段を備えてなることも可能である。これによれば、禁止手段により、吹出口モードがデフロスタに設定されている場合には、ブロワの風量が下げられることが禁止される。このため、窓に曇りが発生することが防止されるので、運転者の視野を良好に確保することができる。 In the implementation of the present invention, the air volume control means may include a prohibiting means for prohibiting the air volume of the blower from being lowered on condition that the air outlet mode is set to the defroster. . According to this, when the blower outlet mode is set to the defroster, the prohibiting unit prohibits the air volume of the blower from being lowered. For this reason, since it is prevented that fogging generate | occur | produces in a window, a driver | operator's visual field can be ensured favorable.
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明による車両用空調装置の一実施形態を模式的に示したブロック図であって、この車両用空調装置は、空調ユニットAUを備えている。空調ユニットAUの空気流路をなす空調ケーシング11の上流側部位には、車室内気を吸入するための内気吸入口12と、外気を吸入するための外気吸入口13とが形成されており、各吸入口12,13を選択的に開閉する内外気切り替えダンパ14が設けられている。内外気切り替えダンパ14は、内外気切り替えダンパ用モータ15によって開閉される。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram schematically showing an embodiment of a vehicle air conditioner according to the present invention, and this vehicle air conditioner includes an air conditioning unit AU. In the upstream portion of the
内外気切り替えダンパ14の下流側部位には、空気中の塵埃を取り除くフィルタ(図示省略)とブロワモータ16が配設されている。ブロワモータ16(ブロワ)は、各吸入口12,13から空気を吸入して後述する各吹出口28,29,31に向けて送風する。
A filter (not shown) for removing dust in the air and a
空調ケーシング11内のブロワモータ16の下流側部位には、エバポレータ17が設けられている。エバポレータ17には、気化した冷媒ガスを圧縮して液体に戻す前に液化し易いように加圧するコンプレッサ18、圧縮によって高温のガス状になった冷媒ガスを冷やして液体に戻すコンデンサ(凝縮器)19、液体状の冷媒を貯蔵するレシーバ21、液体状の冷媒が通過するときに冷媒が気化し易いように霧状に吹き出させる膨張弁22が接続されている。これにより、ブロワモータ16によって送風された空気がエバポレータ17を通過することで冷却される。なお、エバポレータ17には、エバポレータ17を通過した直後の空気の温度(クーラーユニットへの吸入温度)を検出するエバポレータ後センサ23が設けられている。
An
空調ケーシング11内のエバポレータ17の下流側部位には、エアミックスダンパ24およびヒータコア25が設けられている。エアミックスダンパ24は、エアミックスダンパ用モータ26によって開閉される。ヒータコア25は、エンジンEGの冷却水を熱源として空気を加熱する。空調ケーシング11内には、ヒータコア25を通過しないでヒータコア25の下流側に空気を導入するためのバイパス通路27が形成されている。これにより、エアミックスダンパ24を開閉して、ヒータコア25を通る暖気とバイパス通路27を通る冷気との混合割合を変化させることで、車内に吹き出す空気の温度が調節される。本実施例では、エアミックスダンパ24およびエアミックスダンパ用モータ26が、温度調節アクチュエータとして機能する。
An
空調ケーシング11内の最下流側部位には、フロントガラスFGの内面に向けて空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口28と、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すためのフェイス吹出口29と、乗員の足元に向けて空気を吹き出すためのフット吹出口31とが形成されている。各吹出口28,29,31の上流側部位には、モード切り替えダンパ32,33,34がそれぞれ配設されている。各モード切り替えダンパ32,33,34は、モード切り替えダンパ用モータ35によって開閉される。
A
内外気切り替えダンパ用モータ15、ブロワモータ16、エアミックスダンパ用モータ26、モード切り替えダンパ用モータ35およびコンプレッサ18は、それぞれ駆動回路41〜45を介してエアコンECU46に接続されている。
The inside / outside air
エアコンECU46は、CPU,ROM,RAM,インタフェースなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としており、後述する操作パネル51のオンによりROM等に記憶された図2の空調制御プログラムを所定時間ごとに繰り返し実行し、その実行に応じた制御信号を各駆動回路41〜45に出力する。各駆動回路41〜45は、エアコンECU46の制御指令に応じて内外気切り替えダンパ用モータ15、ブロワモータ16、エアミックスダンパ用モータ26、モード切り替えダンパ用モータ35およびコンプレッサ18にそれぞれ駆動電流を流す。このエアコンECU46には、上述したエバポレータ後センサ23に加えて、操作パネル51、内気温センサ52、外気温センサ53、日射センサ54およびシフトポジションスイッチ55が接続されている。
The air conditioner ECU 46 includes a microcomputer including a CPU, a ROM, a RAM, an interface and the like as main components, and repeatedly executes the air conditioning control program of FIG. Then, a control signal corresponding to the execution is output to each of the
操作パネル51(操作スイッチ)は、内外気切り替えダンパ14を作動させるための内外気切り替えスイッチ、モード切り替えダンパ32〜34を作動させるための吹出口切り替えスイッチ、フルオート制御状態とするためのオートモードスイッチ、ブロワモータ16の風量を変更するためのブロワコントロールスイッチ、温度を設定するための温度コントロールスイッチ、コンプレッサ18に取り付けられたマグネットクラッチ(エバポレータ17への冷媒通路を開閉動作する)をオン・オフするためのA/Cスイッチなどの各種スイッチを備えている。また、操作パネル51は、上記各種スイッチにより切り替えられた各モード、および設定温度を表示するための表示部(例えば、LCD)を備えている。
The operation panel 51 (operation switch) includes an inside / outside air switching switch for operating the inside / outside
内気温センサ52は、車室内の内気温度を検出してエアコンECU46に出力する。外気温センサ53は、外気温度を検出してエアコンECU46に出力する。日射センサ54は、日射量を検出してエアコンECU46に出力する。シフトポジションスイッチ55は、シフトレバー(図示省略)の位置を検出してエアコンECU46に出力する。
The inside
次に、上記のように構成した本実施形態の作動について説明する。エアコンECU46は、操作パネル51のオンによりROM等に記憶されている図2の空調制御プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行する。
Next, the operation of the present embodiment configured as described above will be described. The air conditioner ECU 46 repeatedly executes the air conditioning control program of FIG. 2 stored in the ROM or the like every predetermined short time when the
この空調制御プログラムは、ステップS10にてその実行が開始され、ステップS11にて、エアコンECU46内のROM,RAMなどの各種メモリおよび出力ポートなどを初期化処理した後、ステップS12にて各種信号を入力、すなわち操作パネル51のスイッチ指示、および各センサ等23,52〜55の検出信号を入力する。
The air conditioning control program is executed in step S10. In step S11, various memories such as ROM and RAM in the
次に、ステップS13にて、入力した各種信号を用いて、次式(1)により車室内に吹き出す空気の目標温度(目標吹出温度TAO)を計算する。
TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C…(1)
ここで、Kset,Kr,Kam,Ksは係数(制御ゲイン)、Cは定数を表す。また、Tsetは設定温度、Trは内気温度、Tamは外気温度、Tsは日射量を表す。
Next, in step S13, the target temperature (target blowing temperature TAO) of the air blown into the vehicle interior is calculated by the following equation (1) using the various input signals.
TAO = Kset × Tset−Kr × Tr−Kam × Tam−Ks × Ts + C (1)
Here, Kset, Kr, Kam, and Ks are coefficients (control gain), and C is a constant. Tset represents a set temperature, Tr represents an inside air temperature, Tam represents an outside air temperature, and Ts represents an amount of solar radiation.
ステップS14の処理では、図3の風量制御ルーチンが実行されるようになっている。この風量制御ルーチンは、ステップS20にてその実行が開始され、ステップS21にて、シフトポジションスイッチ55によりシフトレバーがリバースモードにあることが検出されたか否かを判定する。最初に、車両が後退状態にない場合について説明する。この場合には、ステップS21にて「No」と判定し、ステップS25にて操作パネル51のスイッチ指示に応じたブロワ電圧を計算する。具体的には、エアコンECU46は、ROM内に設けられた風量制御特性テーブルを参照して、目標吹出温度TAOに対応したブロワ電圧Vを計算する。
In the process of step S14, the air volume control routine of FIG. 3 is executed. This air volume control routine is started in step S20, and in step S21, it is determined whether or not the shift lever is detected by the shift position switch 55 in the reverse mode. First, the case where the vehicle is not in the reverse state will be described. In this case, “No” is determined in step S21, and the blower voltage corresponding to the switch instruction on the
風量制御特性テーブルは、図5に示すように、目標吹出温度TAOが所定の低い温度Aまでは所定の大きなブロワ電圧V1に設定され、温度Aから温度Bへと高くなるに従ってほぼ比例的に減少し、温度Bから温度Cまでは所定の小さなブロワ電圧V3に設定され、温度Cから温度Dへと高くなるに従ってほぼ比例的に増加し、温度D以上では所定の大きなブロワ電圧V2に設定されたブロワ電圧を記憶している。そして、ステップS24では、ステップS25で計算したブロワ電圧Vに基づいてブロワモータ16を駆動制御する。具体的には、駆動回路42は、エアコンECU46から出力されたPWM信号のデューティ比に応じて0V〜12Vの間でブロワモータ16への出力電圧を可変する。ステップS24の処理後、図2のステップS15に移行する。
As shown in FIG. 5, the air flow control characteristic table is set to a predetermined large blower voltage V1 until the target blowing temperature TAO reaches a predetermined low temperature A, and decreases almost proportionally as the temperature A increases to the temperature B. The temperature from B to C is set to a predetermined small blower voltage V3, increases almost proportionally as the temperature increases from C to D, and is set to a predetermined large blower voltage V2 above temperature D. The blower voltage is stored. In step S24, the
ステップS15の処理では、図4の温度制御ルーチンが実行されるようになっている。この温度制御ルーチンは、ステップS30にてその実行が開始され、ステップS31にて「No」、すなわちシフトポジションスイッチ55によりシフトレバーがリバースモードにあることが検出されていないと判定して、ステップS35以降の処理を実行する。 In the process of step S15, the temperature control routine of FIG. 4 is executed. This temperature control routine is started in step S30, and “No” is determined in step S31, that is, it is determined that the shift lever is not detected by the shift position switch 55 in the reverse mode, and step S35 is performed. The subsequent processing is executed.
ステップS35では、吹出温度補正量ΔTAOをゼロに設定する。ステップS33では、現時点での目標吹出温度TAOに基づいて(ΔTAO=0)、エアミックスダンパ24の開度を計算する。この場合、エアコンECU46は、ROM内に設けられたエアミックスダンパ(A/M)制御特性テーブルを参照して、目標吹出温度TAOに対応したエアミックスダンパ24の開度Dを計算する。
In step S35, the blowing temperature correction amount ΔTAO is set to zero. In step S33, the opening degree of the
エアミックスダンパ制御特性テーブルは、図6に示すように、目標吹出温度TAOが所定の低い温度Eまでは開度がゼロ(図1のK0状態)に設定され、温度Eから温度Fへと高くなるに従って開度がほぼ比例的に増加し、温度F以上で開度が100%(図1のK100状態)に設定されるエアミックスダンパ開度を記憶している。そして、ステップS34では、ステップS33で計算したエアミックスダンパ24の開度に基づいてエアミックスダンパ用モータ26を駆動制御する。ステップS34の処理後、図2のステップS16に移行する。
In the air mix damper control characteristic table, as shown in FIG. 6, the opening degree is set to zero (K0 state in FIG. 1) until the target blowing temperature TAO reaches a predetermined low temperature E, and the temperature increases from the temperature E to the temperature F. The opening degree increases almost proportionally, and the air mix damper opening degree at which the opening degree is set to 100% (the K100 state in FIG. 1) at the temperature F or higher is stored. In step S34, the air
ステップS16では、内外気の混合割合を計算し、この計算した内外気の混合割合を得るための内外気切り替えダンパ14の開度を計算する。そして、計算した内外気切り替えダンパ14の開度に基づいて内外気切り替えダンパ用モータ15を駆動制御する。
In step S16, the mixing ratio of the inside / outside air is calculated, and the opening degree of the inside / outside
ステップS17では、操作パネル51のスイッチ指示に応じて吹出口モードを設定し、設定した吹出口モードに基づいてモード切り替えダンパ用モータ35を駆動制御する。ステップS18では、操作パネル51のスイッチ指示(A/Cスイッチ)に応じてコンプレッサ18を駆動制御する。ステップS18の処理後、ステップS12に戻り、ステップS12〜S18の処理を繰り返し実行する。
In step S17, the air outlet mode is set in accordance with the switch instruction on the
次に、車両が後退状態にある場合について説明する。この場合には、図2のステップS14の実行に際して、図3のステップS21にて「Yes」すなわち、シフトポジションスイッチ55によりシフトレバーがリバースモードにあることが検出されたと判定し、ステップS22にて現時点でのブロワ電圧Vが所定のブロワ電圧V0以上であるか否かを判定する。このブロワ電圧V0は、ブロワモータ16の風騒音により運転者の注意がそらされる大きさに設定されている。現時点でのブロワ電圧Vがブロワ電圧V0未満である場合には、ブロワモータ16の風騒音により運転者の注意がそらされるおそれが少ないので、ステップS22にて「No」と判定し、上記と同様、ステップS25にて操作パネル51のスイッチ指示に応じたブロワ電圧を計算する。
Next, a case where the vehicle is in the reverse state will be described. In this case, when executing step S14 in FIG. 2, it is determined that “Yes” in step S21 in FIG. 3, that is, the shift position switch 55 detects that the shift lever is in the reverse mode, and in step S22. It is determined whether or not the current blower voltage V is equal to or higher than a predetermined blower voltage V0. The blower voltage V0 is set to a magnitude that distracts the driver's attention due to the wind noise of the
一方、現時点でのブロワ電圧Vがブロワ電圧V0以上である場合には、ステップS22にて「Yes」と判定し、ステップS23の処理を実行する。ステップS23では、目標とするブロワ電圧をブロワ電圧V3に設定する。ここで、ブロワ電圧V3は、ブロワモータ16の風騒音により運転者の注意がそらされるおそれのない大きさに設定されており、本実施例ではブロワモータ16の回転数を最小とする電圧に設定されている(図5参照)。そして、ステップS24では、ステップS23で設定したブロワ電圧V3に基づいてブロワモータ16を駆動制御する。その結果、車両の後退状態では、ステップS23,S24の処理により、ブロワモータ16の作動による騒風音が小さくなるので、ブロワモータ16の騒風音によって運転者の注意がそらされることを防止することができる。
On the other hand, if the current blower voltage V is equal to or higher than the blower voltage V0, “Yes” is determined in step S22, and the process of step S23 is executed. In step S23, the target blower voltage is set to the blower voltage V3. Here, the blower voltage V3 is set to a magnitude that does not distract the driver's attention due to wind noise of the
また、図2のステップS15の実行に際して、図4のステップS31にて「Yes」と判定し、ステップS32にて、現時点での目標吹出温度TAO1に対する吹出温度補正量ΔTAO1を次式(2)により計算する。
ΔTAO1=(TAO1−Tr)×(V0−V3)/V3…(2)
ここで、Trは内気温度、ブロワ電圧V0は図5の風量制御特性テーブルにおいて、目標吹出温度TAO1に対応したブロワ電圧を表す。
2 is determined as “Yes” in step S31 of FIG. 4, and in step S32, the blowout temperature correction amount ΔTAO1 with respect to the current target blowout temperature TAO1 is determined by the following equation (2). calculate.
ΔTAO1 = (TAO1-Tr) × (V0−V3) / V3 (2)
Here, Tr represents the inside air temperature, and the blower voltage V0 represents the blower voltage corresponding to the target blowing temperature TAO1 in the air volume control characteristic table of FIG.
そして、ステップS33にて、現時点での目標吹出温度TAO1(エアミックスダンパ開度K1)に吹出温度補正量ΔTAO1を加算した風量(=TAO1+ΔTAO1)に基づいて、エアミックスダンパ開度K2を計算する(図6参照)。ステップS34では、ステップS33で計算したエアミックスダンパ24の開度に基づいてエアミックスダンパ用モータ26を駆動制御する。
Then, in step S33, the air mix damper opening K2 is calculated based on the air volume (= TAO1 + ΔTAO1) obtained by adding the blowing temperature correction amount ΔTAO1 to the current target blowing temperature TAO1 (air mix damper opening K1) ( (See FIG. 6). In step S34, the air
具体的には、ブロワ電圧V3に下げたことに起因して車室内の温度が大きく変化しないように、例えば夏の冷房時にはエアミックスダンパ開度が小さくなるようにエアミックスダンパ24を回動させて冷気の混合割合を増加させ、冬の暖房時にはエアミックスダンパ開度が大きくなるようにエアミックスダンパ24を回動させて暖気の混合割合を増加させる。その結果、ブロワモータ16の風量が下げられた場合でも、ステップS32〜S34の処理により、車室内を一定温度に保つことが可能となって、車室内の温度に依存した快適感を良好に維持することができる。
Specifically, the
(変形実施形態)
上記実施形態においては、シフトポジションスイッチ55によりシフトレバーがリバースモードに位置していることが検出され、かつブロワモータ16のブロワ電圧が所定の大きなブロワ電圧V0以上であるとき、ブロワモータ16の風量を下げるように構成したが、例えば図7に示すように、図3の風量制御ルーチンにステップS21Aの処理を加えた構成としてもよい。なお、その他の構成は、上記実施形態と同じであるので、同一のステップ処理には同一の符号を付して、説明は省略する。
(Modified embodiment)
In the above embodiment, when it is detected by the shift position switch 55 that the shift lever is in the reverse mode, and the blower voltage of the
ステップS21Aは、ステップS21,S22にて共に「Yes」と判定される状況下であっても、吹出口モードがデフロスタ吹出口28に設定されている場合(ステップS21Aにて「Yes」)には、ブロワモータ16の風量が下げられることを禁止する。換言すれば、吹出口モードがデフロスタ吹出口28に設定されておらず(ステップS21Aにて「No」)、シフトポジションスイッチ55によりシフトレバーがリバースモードに位置していることが検出され(ステップS21にて「Yes」)、かつブロワモータ16のブロワ電圧が所定の大きなブロワ電圧V0以上であるとき(ステップS22にて「Yes」)、ブロワモータ16の風量が下げられる。この変形実施形態によれば、ステップS21Aにて「Yes」と判定されると、ステップS25の処理が実行されるので、窓に曇りが発生することが防止されて、運転者の視野を良好に確保することができる。
Even if the step S21A is under the situation where both “Yes” are determined in the steps S21 and S22, when the air outlet mode is set to the defroster air outlet 28 (“Yes” in the step S21A). The air volume of the
なお、上記実施形態等では、所定の条件を満たしたとき、現時点でのブロワ電圧をブロワモータ16の最小回転数に対応したブロワ電圧V3に下げるように構成したが、ブロワ電圧V3に設定する場合に限らず、ブロワモータ16の風騒音により運転者の注意がそらされるおそれのない適宜の大きさのブロワ電圧に設定してもよい。
In the above-described embodiment, etc., when a predetermined condition is satisfied, the current blower voltage is reduced to the blower voltage V3 corresponding to the minimum rotational speed of the
AU 空調ユニット
11 空調ケーシング
12 内気吸入口
13 外気吸入口
14 内外気切り替えダンパ
15 内外気切り替えダンパ用モータ
16 ブロワモータ(ブロワ)
17 エバポレータ
18 コンプレッサ
19 コンデンサ
21 レシーバ
22 膨張弁
23 エバポレータ後センサ
24 エアミックスダンパ(温度調節アクチュエータ)
25 ヒータコア
EG エンジン
26 エアミックスダンパ用モータ(温度調節アクチュエータ)
27 バイパス通路
FG フロントガラス
28 デフロスタ吹出口
29 フェイス吹出口
31 フット吹出口
32,33,34 モード切り替えダンパ
35 モード切り替えダンパ用モータ
41〜45 駆動回路
46 エアコンECU(風量制御手段,温度制御手段)
51 操作パネル(操作スイッチ)
52 内気温センサ
53 外気温センサ
54 日射センサ
55 シフトポジションスイッチ
AU Air-
17
25 Heater
27 bypass passage FG
51 Operation panel (operation switch)
52
Claims (3)
シフトレバーの位置を検出するシフトポジションスイッチを備え、
前記風量制御手段は、前記シフトポジションスイッチにより前記シフトレバーがリバースモードに位置していることが検出され、かつ前記ブロワの風量が所定量以上であることを条件として、前記ブロワの風量を下げることを特徴とする車両用空調装置。 Target blowing temperature calculating means for calculating a target blowing temperature according to operation of the operation switch, air volume control means for controlling the blower air volume according to the target blowing temperature calculated by the target blowing temperature calculating means, and the target blowing In a vehicle air conditioner comprising temperature control means for controlling a temperature adjustment actuator according to a target blowing temperature calculated by a temperature calculation means,
It has a shift position switch that detects the position of the shift lever,
The air volume control means lowers the air volume of the blower on the condition that the shift lever detects that the shift lever is in the reverse mode and the air volume of the blower is equal to or greater than a predetermined amount. A vehicle air conditioner characterized by the above.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103158485A (en) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 北京汽车股份有限公司 | Automobile air conditioning system and control method thereof |
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2007
- 2007-05-21 JP JP2007134169A patent/JP2008285106A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103158485A (en) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 北京汽车股份有限公司 | Automobile air conditioning system and control method thereof |
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