JP2008285071A - 車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法及びそのハーネス情報の検索装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ワイヤハーネスに関するハーネス情報を、その構成部品に含有された情報提示物質に関連付けることにより、車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の高効率な検索方法を提供する。
【解決手段】本発明の車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法は、複数本の電線12の端部にコネクタ11を取り付けてなる車両用ワイヤハーネス10に関しハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報を検索する方法であって、前記コネクタ11を構成する合成樹脂には情報提示物質が含有されており、その情報提示物質の存在態様を検出すると共に、その検出結果に基づいて前記情報提示物質の各種の存在態様に関連付けてデータベースに記憶されたハーネス情報を読み出すことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法は、複数本の電線12の端部にコネクタ11を取り付けてなる車両用ワイヤハーネス10に関しハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報を検索する方法であって、前記コネクタ11を構成する合成樹脂には情報提示物質が含有されており、その情報提示物質の存在態様を検出すると共に、その検出結果に基づいて前記情報提示物質の各種の存在態様に関連付けてデータベースに記憶されたハーネス情報を読み出すことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用ワイヤハーネスに係るハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報の検索方法及びそのハーネス情報の検索装置に関する。
車両の保守点検又は修理を行なう際には、時として搭載される車両用ワイヤハーネスの回路図、使用電線の種類、使用コネクタの種類等のハーネス情報が必要となることがある。このような場合、修理工場では、まずワイヤハーネスを車両から取り外し、そこに記録されているワイヤハーネスやコネクタの品番等を読み取る。次いで、それらの品番を手掛かりに、カーメーカーから出版されている各車種専用の配線図集の中から、手作業にて該当する配線図を探し出し、さらに当該配線図から当該電線又は当該コネクタに関する情報を探し出さなければならず、非常に手間の掛かる作業であった。
そこで、上記のうち、コネクタ種類の判別を容易に行なう方法として、コネクタの一部にバーコードを構成する所定の幅の複数のスリットを間隔を置いて配置し、当該バーコードをバーコードスキャナにて読み取り、予め登録されたバーコード体系と照合してコネクタの品番を判別する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の特許文献1に記載の発明では、スリットを設けることによる機械的強度やコネクタの大きさの点から、形成可能なバーコードのサイズに制約があるため、蓄積可能な情報量に限界がある。
一方、合成樹脂に希土類元素を含んだ各種の情報提示物質を含有させておき、その情報提示物質の種類と含有量とを組み合わせてその合成樹脂により製造された製品に関する情報を製品自体に付与する技術が開発されている(下記、特許文献2参照)。コネクタは一般に合成樹脂製であるから、上記特許文献2に記載の情報付与方法を利用してコネクタにその品番情報を付与することも考えられないではない。
このような情報付与方法を採用すれば、コネクタの強度を低下させることなく情報量を増やすことができるから多種類のコネクタに対応することができる。しかしながら、仮に上述の情報付与方法を採用して多様なコネクタに対応できるようにしたとしても、コネクタ種類の判別を行った後は、やはり手作業にて当該コネクタが掲載されている配線図を配線図集から探し出さなくてはならず、やはり大いに手間を要する作業となる。
特開平1−294384号公報(特許請求の範囲、第1図(a),(b))
特開2005−320439公報(特許請求の範囲、図1)
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハーネス情報を、構成部品に含有された情報提示物質に関連付けることにより、車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の高効率な検索方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数本の電線の端部にコネクタを取り付けてなる車両用ワイヤハーネスに関しハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報を検索する方法であって、前記コネクタを構成する合成樹脂には情報提示物質が含有されており、その情報提示物質の存在態様を検出すると共に、その検出結果に基づいて前記情報提示物質の各種の存在態様に関連付けてデータベースに記憶されたハーネス情報を読み出すことに特徴を有する。
このような方法では、まず車両用ワイヤハーネスに備わるコネクタに含有されている情報提示物質の存在態様を検出する。すると、予め情報提示物質の種々の存在態様に関連付けてデータベースに記憶された各種ハーネス情報のうち、検出された情報提示物質の存在態様と一致する存在態様に関連付けられたハーネス情報が一瞬で読み出される。その結果、当該車両用ワイヤハーネスに関する回路図、使用電線の種類、使用コネクタの種類等のハーネス情報の全てを自動で得ることができる。ゆえに、手作業にて配線図集から必要な情報を探し出す手間を掛けることなく、速やかに必要な情報を得ることが可能となる。
なお、実施の態様として、前記情報提示物質は、希土類元素を含んだ組成物の粉末であって、電磁波の照射によって蛍光を発するものとすることができる。
希土類元素は、一般に車両用ワイヤハーネスに使用されるコネクタを構成する合成樹脂にはほとんど含まれていない。ゆえに、情報提示物質の存在態様を検出するターゲットとして扱う場合に、母材である合成樹脂の組成に影響を受けずに正確な情報を得ることが可能となる。
さらに、電磁波の照射によって蛍光を発する特性を活かして、情報提示物質の存在態様を検出する手段としてスペクトル分析による測定を用いることができるため、大掛かりな装置や複雑な作業を要することなく情報提示物質の存在態様を検出することが可能となる。
さらに、電磁波の照射によって蛍光を発する特性を活かして、情報提示物質の存在態様を検出する手段としてスペクトル分析による測定を用いることができるため、大掛かりな装置や複雑な作業を要することなく情報提示物質の存在態様を検出することが可能となる。
本発明によれば、ハーネス情報を、構成部品に含有させた情報提示物質に関連付けることにより、車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報を効率良く検索することが可能となる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
まず、車両用ワイヤハーネスの構造について説明する。
車両用ワイヤハーネス10は、図1及び図2に示すように、複数個のコネクタ11,11B,11C,11D,11Eと、これらと接続される電線12とから構成されている。コネクタ11は合成樹脂により構成されており、詳しくは後記する情報提示物質が含有されている。当該コネクタ11には、内部の図示しないキャビティ内に、銅合金製の端子金具13が複数個収容されており、当該端子金具13と同じく銅合金製の電線12とが接続されている(図2参照)。夫々の端子金具13から延びる複数本の電線12は途中で結束具14により結束された状態で延び、上記のコネクタ11とは別のコネクタ11B,11C,11Dより延びる電線12B,12C,12Dと途中で順次結束され、さらにその先端部にはまた別のコネクタ11Eが接続されている。
まず、車両用ワイヤハーネスの構造について説明する。
車両用ワイヤハーネス10は、図1及び図2に示すように、複数個のコネクタ11,11B,11C,11D,11Eと、これらと接続される電線12とから構成されている。コネクタ11は合成樹脂により構成されており、詳しくは後記する情報提示物質が含有されている。当該コネクタ11には、内部の図示しないキャビティ内に、銅合金製の端子金具13が複数個収容されており、当該端子金具13と同じく銅合金製の電線12とが接続されている(図2参照)。夫々の端子金具13から延びる複数本の電線12は途中で結束具14により結束された状態で延び、上記のコネクタ11とは別のコネクタ11B,11C,11Dより延びる電線12B,12C,12Dと途中で順次結束され、さらにその先端部にはまた別のコネクタ11Eが接続されている。
次に、情報提示物質について説明する。
本実施形態においてコネクタ11に含有される情報提示物質は、希土類元素の酸化物粉末が分散されてなるものである。希土類元素としては、スカンジウムSc、イットリウムY及び原子番号57〜71のランタノイドを例示することができ、情報提示物質としての使用には、以下の理由からランタノイドが好ましい。ランタノイドは、スペクトル分析による測定が容易であり、さらに経済的かつ衛生的で、素材物性への影響が無く、酸化物等の化合物としての入手も容易であるからである。情報提示物質としては、これら元素の一種又は二種以上を組み合わせたものが好適であり、同じ元素を含むものであっても組み合わせられる他の元素の種類や、組み合わせの比率が異なれば、別の情報提示物質として取り扱うことができる。
本実施形態においてコネクタ11に含有される情報提示物質は、希土類元素の酸化物粉末が分散されてなるものである。希土類元素としては、スカンジウムSc、イットリウムY及び原子番号57〜71のランタノイドを例示することができ、情報提示物質としての使用には、以下の理由からランタノイドが好ましい。ランタノイドは、スペクトル分析による測定が容易であり、さらに経済的かつ衛生的で、素材物性への影響が無く、酸化物等の化合物としての入手も容易であるからである。情報提示物質としては、これら元素の一種又は二種以上を組み合わせたものが好適であり、同じ元素を含むものであっても組み合わせられる他の元素の種類や、組み合わせの比率が異なれば、別の情報提示物質として取り扱うことができる。
なお、情報提示物質は、電磁波による励起を起因に発せられる蛍光のスペクトルにより、その元素の種類を特定することができ、さらに二種以上の元素の場合はその組み合わせ比率を特定することができる。特に、不完全3d殻を有する遷移元素及び/又は不完全4f殻を有する遷移元素が添加された単結晶や、不完全3d殻を有する遷移元素及び/又は不完全4f殻を有する遷移元素が添加されたガラスや、不完全3d殻を有する遷移元素及び/又は不完全4f殻を有する遷移元素を中心とした錯体などが、大きな蛍光強度が得られるため好適である。
また、情報提示物質は、ユーロピウム(Eu3+)を含む酸化イットリウム(Y2O3)のように、所定の母体物質に対して遷移元素を付与したものであっても良い。この母体物質は、酸化物、硫化物、窒化物、水酸化物、ハロゲン化物、混晶、さらにはアモルファス物質、ガラス等も含まれる。例えば、遷移元素がキレート化合物のように化学結合の形で含まれているもの、結晶格子を構成する他の原子又はイオンを置換したもの、結晶格子の中に刷り込んで含まれるもの、あるいはガラスの中の隙間に含まれるもの等が挙げられる。
情報提示物質の粉末は、含有させる媒体への高い分散性を得るために、平均粒径が1nm〜100μmの微粒子であることが好ましい。このような微粒子を作るには、化学反応法、ゾル・ゲル法、コロイド法、気体凝固法、気体反応法、ガス中蒸発法、スパッタリング法、ガラス結晶化法、沈殿法、スプレー法等様々な方法を利用することができる。
本実施形態では、上記した特性を有する情報提示物質は、コネクタ11の製造時に添加される。添加方法は特に限定されるものではなく、情報提示物質の種類に応じた方法で良い。具体的には、ドラムタンブラー等によりドライブレンドした後に直接成形する方法、エクストルーダーによりコンパウンド加工する方法、インターナルミキサー或いは加熱ロールによるコンパウンド或いは成形を実施する方法などが挙げられる。
情報提示物質をコネクタ11に含有させる場合に、情報提示物質を一種又は二種以上で組み合わせ、かつ、その濃度を変化させることにより幾種類ものパターン(存在態様)を作り出すことができる。仮に、n種類の情報提示物質を組み合わせ、それらの情報提示物質の濃度を8段階に識別できるときには、2nビットの情報を持たせることができるから、たとえば6種類の情報提示物質を使用することで、情報提示物質の存在態様に24ビットの情報を与えることができる。そこで、種々製造されるコネクタのうち特定のコネクタ11に対しては、情報提示物質を必ず一定種類かつ一定濃度(すなわち特定の存在態様)となるように含有させておくことにより情報提示物質の存在態様とコネクタ11とを関連付け、その情報提示物質の存在態様に特定の情報(例えばコネクタの品番とこのコネクタが使用されているハーネスを特定するためのハーネス品番)を対応させておけば、コネクタ11自体にその品番及びそれが使用されているハーネスについての情報が付与されたことになる。
情報提示物質が含有された当該コネクタ11は電線12と接続されて車両用ワイヤハーネス10が構成される。さらに、車両用ワイヤハーネス10には、コネクタ11以外にも他の相手方コネクタと嵌合する複数の異なるコネクタ11B,11C,11D,11Eが備えられており、これらのコネクタ11B〜11Eにも、コネクタ11について述べたところと同様に、コネクタの品番及びそのコネクタが使用されているハーネスを特定するためのハーネス品番が、情報提示物質の存在態様に関連づけて付与されている。
上記の情報提示物質が含有されたコネクタ11を備える車両用ワイヤハーネス10は、図3に示すようにして、蛍光分析装置30及びパーソナルコンピュータ40を使ってハーネス情報が読み出される。
蛍光分析装置30は、内部に紫外線発光ダイオード等の紫外線発生源(図示せず)を備え、紫外線をプローブ31の先端から照射することができる。コネクタ11に含有される情報提示物質は紫外線を照射されると蛍光を発し、その蛍光を受光する光センサ(図示せず)がプローブ31内に設けられており、光センサからの信号に基づいて蛍光の波長、強度等のスペクトル分析が行われる。その分析結果に基づいて情報提示物質の種類及び濃度(存在態様)が検出され、その情報はパーソナルコンピュータ40(データベース装置)に出力される。
蛍光分析装置30は、内部に紫外線発光ダイオード等の紫外線発生源(図示せず)を備え、紫外線をプローブ31の先端から照射することができる。コネクタ11に含有される情報提示物質は紫外線を照射されると蛍光を発し、その蛍光を受光する光センサ(図示せず)がプローブ31内に設けられており、光センサからの信号に基づいて蛍光の波長、強度等のスペクトル分析が行われる。その分析結果に基づいて情報提示物質の種類及び濃度(存在態様)が検出され、その情報はパーソナルコンピュータ40(データベース装置)に出力される。
パーソナルコンピュータ40には、予め情報提示物質の存在態様とハーネス品番とを関連付けたデータベースが記憶されている。当該パーソナルコンピュータ40では、入力された情報提示物質の存在態様に基づいて、これと一致するハーネス品番がデータベース内で検索され、一致したハーネス品番が読み出され、ハーネス情報として例えばそのハーネス品番に相当する車両用ワイヤハーネスの回路図がそこで使用されているコネクタのコネクタ品番と共にディスプレイ41に表示される(図4参照)。
以上述べたように、本実施形態では、コネクタ11に含有される情報提示物質の存在態様が車両用ワイヤハーネス10のハーネス品番を介してハーネス情報に関連付けられており、夫々の関連付けられた情報が予め記録されているデータベースから、必要なハーネス情報を検索することができる。つまり、ハーネス情報を必要とする作業者が実際に行なう作業としては、コネクタ11に含有される情報提示物質の存在態様を検出する作業のみである。そして、その検出結果に基づいてデータベースから、当該情報提示物質の存在態様に関連付けられたハーネス情報が自動的にアウトプットされる。このようにして、車両用ワイヤハーネス10に係る回路図、使用コネクタの品番等のハーネス情報を、手間を掛けずに効率良く検索することが可能となる。
また、本実施形態では、情報提示物質を希土類元素の酸化物粉末であって電磁波の照射によって蛍光を発するものとしている。このように希土類元素を情報提示物質として使用することにより、情報提示物質の存在態様についての正確な情報を得ることが可能となっている。なぜなら、コネクタ11を構成する合成樹脂には希土類元素がほとんど含まれていないため、情報提示物質の存在態様を検出する際に、コネクタ11の組成、すなわち合成樹脂の組成の影響を受けないためである。
さらに、情報提示物質は電磁波の照射によって蛍光を発するものとされているため、情報提示物質の存在態様を検出する手段としてスペクトル分析による測定を行なうことができる。この場合、情報提示物質の存在態様を特定する場合に行なう作業としては電磁波の照射及びスペクトルの測定で足り、大掛かりな装置や複雑な作業を要することなく情報提示物質の存在態様を特定することができる。
また、特に本実施形態では、照射する電磁波として紫外線を用いている。これにより情報提示物質の存在態様を検出する場合に、小型で簡易構成の装置で測定することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、データベースに記憶されたハーネス情報は、車両用ワイヤハーネス10に係る回路図、使用コネクタの品番としたが、その他、使用電線の種類を加えるなど、必要に応じて情報内容の増減を行なっても良い。
例えば、データベースに記憶されるハーネス情報は、使用しているコネクタの識別符号、及びハーネス配線図を集約したハーネス配線図集における当該コネクタを使用した車両用ワイヤハーネスの掲載ページ番号としても良い。この場合、作業者は得られたコネクタ識別符号及び掲載ページ番号に基づいて、ハーネス配線図集より必要なハーネス配線図を速やかに見つけ出し、当該ハーネス配線図によりさらに詳細な情報を得ることができる。
例えば、データベースに記憶されるハーネス情報は、使用しているコネクタの識別符号、及びハーネス配線図を集約したハーネス配線図集における当該コネクタを使用した車両用ワイヤハーネスの掲載ページ番号としても良い。この場合、作業者は得られたコネクタ識別符号及び掲載ページ番号に基づいて、ハーネス配線図集より必要なハーネス配線図を速やかに見つけ出し、当該ハーネス配線図によりさらに詳細な情報を得ることができる。
(2)本実施形態では、車両用ワイヤハーネス10のハーネス情報を情報提示物質と関連付けたが、これに加えて、例えば製造条件、ロット記号等の製造履歴の情報を付与しても良い。
(3)本実施形態では、情報提示物質の存在態様の検出方法として紫外線の照射による蛍光スペクトル分析を行なったが、これに限らず、例えばX線、可視光線等の他の電磁波の照射によって行なっても良く、またスペクトル分析によらない方法により行なっても良い。
(4)本実施形態では、情報提示物質のみの蛍光の波長、強度等のスペクトル分析より情報提示物質の含有量を検出したが、他の手法として、情報提示物質と共に基準物質を含有しておき、当該基準物質の含有量を基準として情報提示物質の相対含有量を検出する方法を用いても良い。
10…車両用ワイヤハーネス、11…コネクタ、12…電線、30…蛍光分析装置、40…パーソナルコンピュータ(データベース装置)
Claims (4)
- 複数本の電線の端部にコネクタを取り付けてなる車両用ワイヤハーネスに関しハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報を検索する方法であって、前記コネクタを構成する合成樹脂には情報提示物質が含有されており、その情報提示物質の存在態様を検出すると共に、その検出結果に基づいて前記情報提示物質の各種の存在態様に関連付けてデータベースに記憶されたハーネス情報を読み出すことを特徴とする車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法。
- 前記情報提示物質は、希土類元素を含んだ組成物の粉末であって、電磁波の照射によって蛍光を発するものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法。
- 前記電磁波は、紫外線であることを特徴とする請求項2に記載の車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の車両用ワイヤハーネスに係るハーネス配線図及びその構成部品を示すハーネス情報の検索方法に使用されるハーネス情報検索装置であって、
前記車両用ワイヤハーネスに備わるコネクタに含有された前記情報提示物質に電磁波を照射すると共に、その電磁波の照射に基づいて放射される前記情報提示物質からの蛍光スペクトルを検出する蛍光分析装置と、この蛍光分析装置によって検出された前記蛍光スペクトルに関連付けて予め記憶されたハーネス情報を検索して表示するデータベース装置とを備えてなる車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報検索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007133233A JP2008285071A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 車両用ワイヤハーネスに係るハーネス情報の検索方法及びそのハーネス情報の検索装置 |
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JP2008285071A true JP2008285071A (ja) | 2008-11-27 |
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JP (1) | JP2008285071A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013052810A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Toyota Motor Corp | 車両 |
-
2007
- 2007-05-18 JP JP2007133233A patent/JP2008285071A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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