JP2008283354A - 携帯端末及び携帯端末用カバー - Google Patents

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Masayoshi Son
正義 孫
Takashi Tsutsui
多圭志 筒井
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Abstract

【課題】キャラクターの形態を損ねるようなことはなくなり、携帯端末本体とカバーとの取り付けを直感的に誤ることなく極めて容易に行うことができ、携帯端末本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせること。
【解決手段】携帯電話100は、外形が下膨れ楕円形状の携帯電話本体110と、携帯電話本体110の外形と合致する形状であって携帯電話本体110を着脱可能に収容する収容部121を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバー120と、外側から隠れるようにして設けられ、携帯電話本体110とカバー120とを固定する固定部130とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話やPHS(Personal Handy−phone System)などの携帯端末及び携帯端末用カバーに関する。
携帯電話のデザインは、極めて短いサイクルの間にめまぐるしく変わっていく傾向にある。これに対応するため、例えば携帯電話のカバーを交換可能とすることが考えられる。
特許文献1には、携帯電話において「カバーは自由に交換することもできるので、キャラクターの好みに合わせて変えることができる」という技術が開示されている。
特開2005−101718号公報(段落〔0022〕、図5参照)
特許文献1には、携帯電話本体とカバーとの取り付けに関連する技術は開示も示唆もされていない。
本発明者らの知見によれば、携帯電話本体とカバーとの取り付けに関する技術を次のようにすることがカバー交換型の携帯電話を普及させるためのキーになると考えた。
(1)カバーに表現されるキャラクターの形態を殆ど損なうことなく携帯電話本体とカバーとが取り付けられていること。
(2)携帯電話本体とカバーとの取り付けを直感的に誤ることなく極めて容易に行うことができること。
(3)携帯電話本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせないこと。
本発明は、このような本発明者らの知見に基づき案出されたものである。
上記の課題を解決するため、本発明に係る携帯端末は、外形が下膨れ楕円形状の携帯端末本体と、前記携帯端末本体の外形と合致する形状であって前記携帯端末本体を着脱可能に収容する収容部を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバーと、外側から隠れるようにして設けられ、前記携帯端末本体と前記カバーとを固定する固定部とを具備する。
本発明者らの更なる知見によれば、最近のキャラクターの形態は下膨れ楕円形状となる傾向にある。バンダイキャラクター研究所の相原博之所長によれば「ハードなストレスをかかえる現代人が、キャラクターに癒しを傾向が年々強まっている。心を慰めてくれるはずの家族、友人との関係がうまく機能しないためキャラクターがその代替機能を果たしているのでは」と分析しており、かかる観点から考えてもキャラクターの形態は現実の人間の形態から離れ、しかも「癒し」という点から考えると上膨れ形状や角張った形状に比し下膨れ楕円形状となる傾向が今後ますます強まるものと予想される。ここで、「下膨れ楕円形状」とは、例えばキャラクターの髪、目、鼻、口、顎などにおいて、口や顎の側が髪や目の側よりも幅が長い楕円形状をいう。本発明は、このようなキャラクターの形態が下膨れ楕円形状となる傾向を上記の携帯端末本体とカバーとの取り付けに関する技術的課題に結びつけたものである。
すなわち、本発明は、上記構成により以下の作用・効果を奏する。
(1)カバーが下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したこと、及び携帯端末本体とカバーとを固定する固定部を外側から隠れるようにして設けたことで、カバーに表現されるキャラクターの形態を殆ど損なうことなく携帯端末本体とカバーとを取り付けることができる。すなわち、本発明では、上記特許文献1のようにカメラのための穴を設けたり、或いはヒンジなどが隠れないことで、キャラクターの形態を損ねるようなことはなくなる。
(2)カバーを下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持させると共に携帯端末本体の外形が下膨れ楕円形状であり、携帯端末本体を着脱可能に収容するカバーの収容部が携帯端末本体の外形と合致する形状(凹形状)であるので、携帯端末本体とカバーとの取り付けを直感的に誤ることなく極めて容易に行うことができる。
カバー及び携帯端末本体の外形が下膨れ楕円形状であることから、例えばキャラクターの顔を見てどちら向きではめれば良いかわかる。従って、例えば左右を誤ってカバーを取り付けるようなことは直感的にもありえない。よって、低年齢層でも間違えずにカバーの取り付けができる。また、カバーの取り付け方向等を間違うことで、カバーを壊すようなこともなくなる。加えて、カバーを携帯端末本体に正しく取り付けるための目印などを設ける必要がなくなるので、キャラクターの形態を損ねるようなことはなくなる。例えば、このような目印をカバーの裏面に設けたのでは非常に取り付けが面倒であり、目印をカバーの表面に設けたのではキャラクターの形態を損ねることになる。
(3)携帯端末本体の外形が下膨れ楕円形状であり、携帯端末本体を着脱可能に収容するカバーの収容部が携帯端末本体の外形と合致する形状(凹形状)であり、しかも携帯端末本体とカバーとを固定する固定部を設けたことで、携帯端末本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、携帯端末本体とカバーとの一体感が強くなり、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせることはなくなる。
カバーは、携帯端末本体の裏面側の全面を覆う下部カバーと、携帯端末本体の表面側の全面を覆う上部カバーとを有することが好ましい。これにより、携帯端末本体全体がカバーにより覆われることになり、キャラクターの形態を全面に押し出すことが可能となる。
携帯端末本体は、折りたたみ式であり、下部カバーと上部カバーとが、携帯端末本体の開閉と連動して開閉し、携帯端末本体のヒンジ部を外側から隠す構造を有する。これにより、折りたたみ式の携帯端末であってもキャラクターの形態を損ねるようなことはなくなる。
携帯端末本体は、スライド式であり、カバーは、携帯端末本体の表面側を開閉可能に覆うことが好ましい。
固定部は、携帯端末本体とカバーとをねじ止めにより固定することが好ましい。これにより、携帯端末本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせることはなくなる。
固定部は、携帯端末本体とカバーとを係止めにより固定することが好ましい。これにより、携帯端末本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせることはなくなる。しかも、より簡単に携帯端末本体とカバーとを固定することができる。「係止めにより固定」とは、例えば携帯端末本体やカバーのいずれかにフックを設け、相手方をこのフックにはめ合わせること、或いは携帯端末本体に凹部を設け、カバーに凸部を設け、これらの凹部と凸部とをはめ合わせることをいう。
本発明の別の観点に係る携帯端末用カバーは、外形が下膨れ楕円形状の携帯端末本体に取り付けられる携帯端末用カバーであって、前記携帯端末本体の外形と合致する形状であって前記携帯端末本体を着脱可能に収容する収容部を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバー本体と、外側から隠れるようにして設けられ、前記携帯端末本体と固定するための固定部とを具備する。
本発明に係る携帯端末用カバーの作用・効果は、既に説明した通りである。
ここで、既に説明した通り、カバー本体は、携帯端末本体の裏面側の全面を覆う下部カバーと、携帯端末本体の表面側の全面を覆う上部カバーとを有することが好ましい。下部カバーと上部カバーとが、折りたたみ式の携帯端末本体の開閉と連動して開閉し、携帯端末本体の開閉と連動して開閉し、携帯端末本体のヒンジ部を外側から隠す構造を有することが好ましい。カバー本体は、スライド式の前記携帯端末本体の表面側を開閉可能に覆うことが好ましい。
開閉可能となった複数のアームを有するとともに、景品置き場に対して移動可能に設けられたアームユニットを備え、このアームユニットを操作して、景品置き場に置かれた景品を前記アームユニットに把持させて取出口まで運ばせるゲームを行う開閉アーム式クレーンゲーム機であって、景品置き場に上記の携帯端末用カバーを置くようにしてもよい。携帯端末用カバーを景品置き場に景品として置くことで、興趣の向上を図ることができる。
本発明によれば、キャラクターの形態を損ねるようなことはなくなり、携帯端末本体とカバーとの取り付けを直感的に誤ることなく極めて容易に行うことができ、携帯端末本体とカバーとを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバーが取り付けられているように感じさせることはなくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る携帯電話の構成を示す斜視図、図2は図1に示した携帯電話の平面図、図3は図1に示した携帯電話の分解斜視図である。
これらの図に示すように、この携帯電話100は、外形が下膨れ楕円形状の携帯電話本体110と、携帯電話本体110の外形と合致する形状であって携帯電話本体110を着脱可能に収容する収容部121を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバー120と、外側から隠れるようにして設けられ、携帯電話本体110とカバー120とを固定する固定部130とを具備する。
携帯電話本体110は、フロント面111に「1」〜「0」、「*」、「#」などの操作ボタンなどを有する操作部112や通話用マイク113が配置された第1の筐体114と、フロント面115に液晶表示器などによる表示部116や通話相手からの音声等を出力するための受話用スピーカ117が配置された第2の筐体118とを有する。
携帯電話本体110は、折りたたみ式であり、すなわち第1の筐体114及び第2の筐体118の一端に設けられたヒンジ部119により第1の筐体114のフロント面111と第2の筐体118のフロント面115とが対向するように折りたたみ可能に構成されている。
携帯電話本体110は、ヒンジ部119が設けられた一端から他端側までの長さL1がこれと直交する方向の長さL2より長く、この長さL2方向に対して下膨れ楕円形状とされている。折りたたまれた状態の携帯電話本体110の表面全体は、原則的には、無模様かつ一色であり、何も配置されていない。「下膨れ楕円形状」については、後に詳述する。
カバー120は、携帯電話本体110の第1の筐体114の全面を覆う下部カバー122と、携帯電話本体110の第2の筐体118の全面を覆う上部を上部カバー123とを有する。
下部カバー122及び上部カバー123は、携帯電話本体110のヒンジ部119を外側から隠すような構造となっている。この構造については後述する。
収容部121は、第1の筐体114を収容する下部カバー122に設けられた第1の収容部125と、第2の筐体118を収容する上部カバー123に設けられた第2の収容部126とから構成される。第1の収容部125は、第1の筐体114の外周形状と合致する凹形状とされている。第2の収容部126は、第2の筐体118の外周形状と合致する凹形状とされている。収容部121は、このように携帯電話本体110の外形と合致する形状であってしかも後述する固定部130の機構により携帯電話本体110を着脱可能に収容する構成とされている。
折りたたまれたカバー120は、長さL2方向に対して下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持した構成とされている。「下膨れ楕円形状」については、後に詳述する。
図4は固定部130の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、例えば携帯電話本体110の第1の筐体114の外周の4箇所に下部カバー122のフロント面側に突出する突出部131を設け、この突出部131に孔132を設け、この孔132を介して下部カバー122のねじ穴(図示を省略)にねじ133をねじ止めする。これにより、携帯電話本体110の第1の筐体114が下部カバー122の第1の収容部125に固定される。第2の筐体118も同様に上部カバー123の第2の収容部126に固定される。
図5は固定部130の構成の他の例を示す図である。
図5に示すように、例えば下部カバー122のフロント面側に第1の収容部125に向けて突出する弾性変形可能な爪134を4箇所に設ける。携帯電話本体110の第1の筐体114を下部カバー122の第1の収容部125に収容としたときに爪134が変形して収容を許容し、収容後に爪134が元の形状に戻り、下部カバー122の第1の収容部125に収容された第1の筐体114を表面から押さえる。このような係止めの構成により、携帯電話本体110の第1の筐体114が下部カバー122の第1の収容部125に固定される。第2の筐体118も同様に上部カバー123の第2の収容部126に固定される。
図6は固定部130の構成の別の例を示す図である。
図6に示すように、上部カバー123の一側に第2の収容部126まで貫通するC字形状の透孔135を設け、C字形状の透孔135を同形状の係止部材136により埋め込めるようにする。この係止部材136は、上部カバー123に取り付けたときに上部カバー123と一体の形態をなしており、これにより上部カバー123のキャラクターのデザイン性が損なわれないようにされている。
また、係止部材136の例えば内側には例えば第2の収容部126に向けて係合凸部137が設けられ、第2の筐体118には係合凸部137が係合する係合凹部138が設けられている。この係合凸部137が係合凹部138に係合することで、上部カバー123のC字形状の透孔135に係止部材136が係止し、第2の収容部126に第2の筐体118が固定される。
図7に示すように、係合凸部137の先端に爪137aを設け、係合凹部138にこの爪137aが引っかかる孔138aを設け、係合凸部137を係合凹部138に係合したときに爪137aが孔138aに引っかかるような構成としてもよい。図8に示すように、上部カバー123の両側にこのような固定部130を設けてもよい。なお、第1の筐体114も同様に下部カバー122の第1の収容部125に固定することができる。
なお、図4乃至図8に示した固定部130の構成は一例にすぎず、様々な形態が考えられる。但し、固定部130は、図4乃至図8に示したように、外側から隠れるようにして設けられていなければならない。「外側から隠れるように」とは、例えばカバーの外側にねじ止めなどをしない趣旨である。これにより、キャラクターの形態を損ねないようにすることができる。
図9乃至図13は携帯電話本体110のヒンジ部119を外側から隠すためのカバー120の構成の一例を示す図である。
これらの図に示すように、このカバー120では、例えば下部カバー122の携帯電話本体110のヒンジ部119(図3参照)を隠すように壁部141を設け、上部カバー123にはこの壁部141が嵌まり込む切り欠き部142を設けている。
壁部141は、図示を省略したバネなどの弾性部材により下部カバー122操作部側に向けて倒れようとする構成されている。壁部141の先端部には係合爪143が上部カバー123側に設けられ、上部カバー123の係合爪143と対応する位置に凹部144が設けられ、係合爪143が凹部144に係合するようになっている。これにより、図12に示すように、携帯電話100を折りたたんだり、開いたときに壁部141が上部カバー123と連動して動くようになっている。
このような構成により、図13に示すように、携帯電話100を背後から見た場合であっても携帯電話本体110のヒンジ部119(図3参照)が外側から隠れるようになる。これにより、折りたたみ式の携帯電話100であってもキャラクターの形態を損ねるようなことはなくなる。
図14は本発明に係る「下膨れ楕円形状」の意義を説明するための図である。
図14において、破線150が楕円形状を示し、実線151が「下膨れ楕円形状」を示している。ここで、「下膨れ楕円形状」とは、例えばキャラクターの顔を上部側152と下部側153とに均等な高さに分割したときに楕円の長辺L3が下部側153に存在する楕円の形状をいう。なお、図中、キャラクターの顔に一例として目154及び口155を符号を付して示した。
本実施形態では、カバー120を下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持させると共に携帯電話本体110の外形が下膨れ楕円形状であり、カバー120の収容部121が携帯電話本体110の外形と合致する形状であるので、携帯電話本体110とカバー120との取り付けを直感的に誤ることなく極めて容易に行うことができる。
また、カバー120を下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持させると共にヒンジ部119を外側から隠れるように構成したので、キャラクターの形態を損ることなく、キャラクターの魅力をそのままユーザに訴えることがきる。
更に、携帯電話本体110及びカバー120の収容部121が左右非対称であり、しかも携帯電話本体110とカバー120とを固定する固定部130を設けたことで、携帯電話本体110とカバー120とを取り付けたときにいわゆるガタなどがなく、いかにもカバー120が取り付けられているように感じさせることはなくなる。
更にまた、携帯電話本体110の形状を共通化することによって、携帯電話本体110を変更することなく外観を全く変えることができる。このことは、カバー120の別売りのビジネスが生まれる可能性をもつことを意味する。例えば、UFOキャッチャー(登録商標)などのプライズゲームで携帯用のカバー120を入手できるようにしたり、自作でカバー120を作れるようになってコミケ(登録商標)等で売られるなどの草の根的な広がり、販促効果も見込める。
ここで、UFOキャッチャー(登録商標)とは、開閉可能となった複数のアームを有するとともに、景品置き場に対して移動可能に設けられたアームユニットを備え、このアームユニットを操作して、景品置き場に置かれた景品を前記アームユニットに把持させて取出口まで運ばせるゲームを行う開閉アーム式クレーンゲーム機(図示を省略)のことである。
すなわち、本発明に係るカバー120を景品置き場に景品として置くことで、興趣の向上を図ることができる。例えばカバー120の形状がキャラクターの形そのままである場合には、例えばぬいぐるみなどの他の景品と並べても遜色無く、携帯電話本体110のユーザ以外にも訴求することが出来る。
上記の実施形態では、携帯電話の一例として折りたたみ式を例にとり説明したが、他の形態の携帯電話にも本発明を適用できる。
図15はスライド式の携帯電話に本発明を適用して実施形態を示す図である。
図15に示すように、携帯電話200は、外形が下膨れ楕円形状の携帯電話本体210と、携帯電話本体210の外形と合致する形状であって携帯電話本体210を着脱可能に収容する収容部(図示を省略)を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバー220と、外側から隠れるようにして設けられ、携帯電話本体210とカバーとを固定する固定部(図示を省略)とを具備する。
携帯電話本体210は、フロント面に操作部や通話用マイクが配置された第1の筐体214と、フロント面に液晶表示器などによる表示部や受話用スピーカが配置された第2の筐体218とを有する。
携帯電話本体110は、スライド式であり、すなわち第1の筐体214が第2の筐体218からスライド式に引き出されるようになっている。図15は第1の筐体214が第2の筐体218から引き出された状態を示している。
カバー220は、第2の筐体218をフロント面に配置されており、第2の筐体218に対して開閉可能にされている。これにより、表示部を外部から見ることができる。
本実施形態においても、上記の実施形態と同様の作用・効果を奏する。
以上のように、本発明により所有者は携帯電話本体を変えることなく気分やTPO、あるいは流行によって外観を丸ごと変更することが可能になる。また、携帯電話に対して複数のカバーを提供することで携帯電話本体の形状に飽きてしまうことを防止できる。更に、全体を覆う下膨れ楕円形状のカバーは、携帯電話の本体に対する保護にもなり、落下などによる本体の破損を防ぐ効果が期待でき、製品の寿命を高める効果が期待できる。
また、上記の実施形態では、携帯電話を例にとり説明したが、PHS(Personal Handy−phone System)などの他の携帯端末にも本発明を適用できる。
次に、他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施形態以降においては、上記実施形態と同じ構成等には同じ符号を付しその説明を省略する。
図16は、本発明の一実施の形態に係る携帯電話本体と、これに装着されるカバーとを示す斜視図である。
以下、携帯電話300を例として説明する。携帯電話300は、携帯電話本体310と、上部カバー323、下部カバー122とを備えている。なお、携帯電話300に限られず、IP(Internet Protocol)を有し、例えば無線LAN(Local Area Network)等のデバイスを有する端末装置が用いられてもよい。端末装置がIPを持つ場合、ネットワーク350(図20等参照)は、インターネットを含む。
携帯電話本体310は、上記実施形態の携帯電話100に比べて、上部カバー323が所定の位置に接触型のICチップ331を備え、携帯電話本体310が、上部カバー323が装着されたときにICチップ331に接触して後述する関連情報を読み出す接触型のチップリーダ332を備える点が異なっている。
ICチップ331は、上部カバー323に関連する関連情報を記憶している。
「関連情報」とは、上部カバー323に関連する情報なら何でもよい。典型的には、上部カバー323に固有の識別子、後述するように上部カバー323に関連するコンテンツ、そのコンテンツの所在を示すアドレス情報、及びその他上部カバー323の製造元等の書誌的または仕様的な情報のうち少なくとも1つである。
チップリーダ332は、上部カバー323のICチップ331が設けられる位置に応じた携帯電話本体310の位置に設けられ、上部カバー323が装着されたときにICチップ331に接触するようになっている。
図17は、携帯電話本体310と上部カバー323の電気的な回路構成を示すブロック図である。
携帯電話本体310は、バッテリパック310aを備える。バッテリパック310aは、セル308、バッテリ制御用のチップ307、保護回路309等を有する。保護回路309は、例えばLiイオンバッテリの場合に搭載される。携帯電話本体310は、システムプロセッサ311、メモリ312、図示しないSIM(Subscriber Identity Module)カード等を有する。また、携帯電話本体310は、当該携帯電話本体310に必要なその他の機能、例えば、通信機能(信号出力手段(送信手段)及び受信手段を含む通信手段)やディスプレイのドライバ等を有する。メモリ312は、半導体メモリ、誘電体メモリ、あるいはハードディスク等、何でもよい。携帯電話本体310は、携帯電話本体310に着脱可能なカード型の外部メモリ(図示せず)を備える場合もある。
システムプロセッサ311は、バッテリ制御用チップ307、メモリ312の動作を制御する。システムプロセッサ311は、もちろんメモリ312と一体型であってもよい。システムプロセッサ311は、チップリーダ332により読み出された関連情報に基き、所定の処理を行う処理手段として機能する。
上部カバー323のICチップ331としては、例えばシリアルチップが用いられる。これにより、2本の電極線313が設けられるだけで、システムプロセッサ311が上記チップリーダ332の機能を果たすようなる。すなわち、図16において、チップリーダ332がある位置には、電極線さえ引き出されればよいので、コストを低減することができる。
しかし、チップリーダ332は、システムプロセッサ311とは物理的に別のデバイスで構成されていももちろんかまわない。
上部カバー323のICチップ331は、上記関連情報として、例えば、当該上部カバー323に固有の識別子(以下、カバー識別子という。)を記憶している。図18は、ICチップ331に記憶されたカバー識別子335の形態の各パターンをそれぞれ示す図である。以下、同じ種類ごとに分類された上部カバー323として、上部カバー323a、上部カバー323b、上部カバー323bという場合もある。
図18(A)は、同じ上部カバー323の場合、それらは同じカバー識別子335を有するパターンを示している。図18(B)は、同じ上部カバー323a(または323b、または323c)は、同じカバー識別子335を有し、さらに同じ上部カバー323(または323b、または323c)の中でも、個々のカバーがシリアル番号を有するパターンを示している。図18(C)は、上部カバー323が同じであるか異なるかに関係なく、個々の上部カバー323がシリアル番号を有するパターンを示している。
カバー識別子335は、典型的には、パターンの類推ができないように、暗号化されていたり、ランダム値で構成されていたりする。
図19は、携帯電話本体310に固有の識別情報の例を示す図である。携帯電話本体310に固有の識別情報(以下、端末識別情報という。)315の例として、携帯電話本体310に固有の番号、あるいはSIMのID等、その他機種名等の書誌的または仕様的情報がある。これら端末識別情報315は、上記メモリ312に記憶されていればよい。SIMのIDは、必ずしもメモリ312に記憶されていなくてもよく、例えばシステムプロセッサ311がSIMカードにアクセスし、適宜そのIDを読み出すことが可能となっている。
図20は、このような携帯電話本体310及び上部カバー323を用いた、一実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。
コンテンツ配信システム1100は、携帯電話本体310、上部カバー323、コンテンツ370をネットワーク350上に配信するサーバ365を含む。ネットワーク350は、例えば移動体通信網、インターネット等を含むネットワークである。
「コンテンツ」とは、例えば、画像、音楽、テキスト、GUIデータ(例えばスキンデータ)、あるいはアプリケーションプログラム等が挙げられる。
「サーバ」とは、記憶処理、演算処理、入出力処理、通信処理(送受信処理)のコンピュータの機能を備える機器である。典型的には、サーバは、CPU、ROM及びRAMを備え、さらにハードディスク等の記憶部を備える場合が多い。ROMやハードディスクには、サーバが演算処理を実行するためのプログラムが記憶される。
サーバ365は、コンテンツ370を記憶するコンテンツ記憶部361、362、363、携帯電話本体310ごとのカバー登録リスト364を備え、その他通信を行うための図示しないネットワークインターフェースを備える。コンテンツ記憶部361、362、363は、上部カバー323に関連するコンテンツ370を記憶している。典型的には、コンテンツ記憶部361、362、363は、カバー識別子335に対応するように、論理的または物理的に分かれてそれぞれ設けられている。例えば図18(A)、図18(C)に示すパターンの場合、サーバ365は、カバー識別子(00001)、(00002)、・・・ごとにコンテンツ記憶部361、362、・・・を有する。図18(B)に示すパターンの場合、カバー識別子(00001-00001)、(00001-00002)、・・・ごとにコンテンツ記憶部361、362、・・・を有する。コンテンツ記憶部は、例えばハードディスク、半導体メモリ等、何でもよい。
カバー登録リストとは、カバー識別子と、そのカバー識別子を持つカバーが装着された携帯電話の端末識別情報とが対応付けられて記憶された参照テーブルである。後述するように、サーバ365は、カバー識別子と端末識別情報との組合せがそれまでに新しい組合せである場合、その組合せを参照テーブルに登録しておく。
上記したように、カバー識別子335が暗号化等されている場合には、サーバ365がその暗号を復号する機能を有する。例えばサーバ365は、その復号のための特定の演算処理を行う変換アルゴリズムを用いたり、暗号化されたカバー識別子335と1対1で対応する変換テーブルを用いて復号する。
上部カバー323に関連するコンテンツ370とは、例えばコンテンツ370が画像の場合、上部カバー323に印刷された絵柄と同じ絵柄の画像、これに類似する絵柄の画像、あるいはユーザにより上部カバー323の絵柄と何らかの関連性があると認識される情報である。
例えば、上部カバー323にキャラクターが印刷されている場合、それに関連するコンテンツ370は、そのロゴ画像、あるいは、そのキャラクターに関連する画像等である。あるいは、上部カバー323に別のアニメのキャラクターが印刷されている場合、関連するコンテンツ370は、そのキャラクター画像等である。
コンテンツは、上記したように画像に限られず、音楽等の場合も考えられる。例えば、上部カバー323にアニメのキャラクターのロゴが印刷されている場合、関連するコンテンツは、そのアニメの主題歌等である。
あるいは、上部カバー323に印刷された絵柄がロゴやキャラクターである場合に限られず、例えば、模様のみの場合も考えられる。上部カバー323にある模様が印刷されている場合、関連するコンテンツ370は、その模様をモチーフとした画像やGUI等にすればよい。
図21は、上記コンテンツ配信システム1100の動作を説明するための図である。図22は、サーバの動作を示すフローチャートである。
図21では、携帯電話本体310は、予めサーバのアドレス(URL(Uniform Resource Locator)等)(アドレス情報)317を持っている。このサーバ365のアドレス317は、メモリ312等に記憶されている。サーバ365のアドレス317は、携帯電話本体310の出荷時に予め記憶されていてもよいし、ユーザが携帯電話本体310を用いて外部(例えばウェブ上)で取得したアドレス317であってもよい。このように、携帯電話本体310がサーバ365のアドレス317を取得する場合、システムプロセッサ311は、そのアドレスを取得する取得手段として機能する。
ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、上部カバー323のICチップ331からカバー識別子335を読み出す。システムプロセッサ311は、カバー識別子335を読み出すと、カバー識別子335及び上記端末識別情報315を、コンテンツ370の送信を要求する送信要求信号として、通信機能を利用してネットワーク350を介して、上記アドレス317に対応するサーバ365に送出する。
サーバ365は、カバー識別子335及び端末識別情報315を受信する(ステップ101)。サーバ365は、受信したカバー識別子335が暗号化等されている場合、それを上記した演算処理や変換テーブル等により復号する(ステップ102)。サーバ365が復号に失敗した場合、コンテンツ370のダウンロードを許可しない(ステップ111)。すなわち、サーバ365はコンテンツ370を携帯電話本体310に送信しない。この場合、サーバ365は、コンテンツ370をダウンロードできない旨の情報を携帯電話本体310に送るようにしてもよい。
なお、カバー識別子が暗号化されていない場合、ステップ102の処理は不要となる。
ステップ102において、サーバ365がカバー識別子335の復号に成功した場合、サーバ365は、上記カバー登録リスト364に基き、受信したカバー識別子335が、当該テーブルに登録されているか否かを判定する(ステップ103)。サーバ365は、図示しない記憶装置にこのカバー登録リスト364を記憶している。
受信したカバー識別子335が、カバー登録リスト364に登録されていない場合、サーバ365は、そのカバー識別子335と、受信した端末識別情報との組合せを登録(記録)する(ステップ104)。その後、サーバ365は、カバー識別子335に対応するコンテンツ(その上部カバー323に関連するコンテンツ)370を、対応するコンテンツ記憶部361から選択し、抽出する(ステップ107)。
そうすると、サーバ365は、端末識別情報315に応じてそのコンテンツ370を加工する(ステップ109)。コンテンツ370の加工とは、例えば携帯電話本体310が対応可能なハードウェアやソフトウェア等の形式にそのコンテンツ370の形式を合わせるように加工することである。このようなコンテンツ370の加工がなくても、予め携帯電話本体310に対応する形式のコンテンツ70がコンテンツ記憶部361、362、363に記憶され、サーバ365がその携帯電話本体310に応じて適宜コンテンツ370を選択するようにしてもよい。
サーバは365、ステップ108で選択したコンテンツ370を、ネットワーク350を介して携帯電話本体310に送信する(ステップ110)。
ステップ103において受信したカバー識別子335が、既にカバー登録リスト364に登録されている場合、サーバ365は、受信したカバー識別子335と端末識別情報315との組合せが、テーブルに登録されたカバー識別子及び端末識別情報315と一致するか否かを判定する(ステップ105)。それらが一致しない場合、サーバ365はコンテンツを送信しない(ステップ111)。この場合、サーバ365は、コンテンツ370をダウンロードできない旨の情報を携帯電話本体310に送るようにしてもよい。
ステップ105においてYESの場合、過去にステップ104の処理が実行され、さらにステップ108〜110の処理が既に実行されている場合がある。したがって、この場合、サーバ365は、一旦、その携帯電話本体310に、携帯電話本体310がそのカバー識別子に対応するコンテンツをダウンロード可能である旨の情報を送信する(ステップ106)。そして、サーバ365は、後に図23のステップ303で説明するように、携帯電話本体310からダウンロードするか否かの判定結果を示す信号の受信を待つ(ステップ107)。これにより、例えば、その携帯電話本体310が、過去にダウンロードしたコンテンツを消失してしまった場合でも、携帯電話本体310はそれと同じコンテンツを再度ダウンロードすることができる。
以上のように、本実施の形態に係る携帯電話本体310によれば、上部カバー323のICチップ331に記憶された関連情報に基き、上部カバー323に関連する画像等をディスプレイに表示させたり、上部カバー323に関連する音楽を聴いたりすることが可能となる。例えば、ユーザは、上部カバー323に関連する壁紙をディスプレイに表示させたり、上部カバー323に関連する着信メロディを鳴らしたりすることができる。すなわち、上部カバー323の外観と携帯電話本体310の中身(つまり、携帯電話が持つ機能や情報)に統一感を持たせることができる。
以下、携帯電話本体310がダウンロードしたコンテンツ370の画像を表示したり、コンテンツ370を音で出力したりすることを、コンテンツを「使用」する、という。
図23は、図21に示すシステムにおいて、主に携帯電話本体310の動作をより具体的に示すフローチャートである。
既に説明したが、ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると(ステップ301)、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、上部カバー323のICチップ331からカバー識別子335を読み出す(ステップ302)。システムプロセッサ311は、カバー識別子335を読み出すと、カバー識別子335に対応するコンテンツ370を既にダウンロードしているか否かを判定する(ステップ303)。つまり、システムプロセッサ311は、コンテンツ370を取得済みである否かを判定する判定手段として機能する。これにより、携帯電話が同じコンテンツを重複して取得してしまう、といった事態を防ぐことができる。
この判定処理では、例えば、システムプロセッサ311が、カバー識別子335とこれに対応するコンテンツ370の名称(ファイル名等)やコンテンツを構成するデータの一部(ヘッダ等)を予め認識している特定のアプリケーションを使って、そのコンテンツの名称等をメモリ312や外部メモリから抽出して検索する。あるいは、上部カバー323のICチップ331にそのコンテンツ370の名称やコンテンツ370のデータの一部等が予め記憶されていて、システムプロセッサ311がそれらの名称やデータを読み出し、それらに基き判定処理を行ってもよい。
ステップ303の判定処理の結果、カバー識別子335に対応するコンテンツ370がダウンロード済みであれば、後述する図38または図40におけるコンテンツの使用のフローへ進む。
ステップ303の判定処理の結果、カバー識別子335に対応するコンテンツ370がダウンロード済みでない場合、システムプロセッサ311は、ネットワーク350に接続を試み(ステップ304)、接続されていない場合、一定時間または定刻まで待機する(ステップ305)。ネットワークに接続されない場合とは、例えば、電波状態が悪いとか、または携帯電話のあるエリアがサービス提供エリア以外、いわゆる圏外である場合等である。
携帯電話本体310がネットワーク350に接続すると、システムプロセッサ311は、既に説明したが、カバー識別子335に関わらず、特定のサーバのアドレス317を用いて、カバー識別子335及び端末識別情報315をサーバ365に送出する(ステップ306)。サーバ365は、図22に示したフローを実行する。
サーバからのコンテンツのダウンロードが許可されている場合(ステップ307のYES)、システムプロセッサ311は、カバー識別子335に対応するコンテンツ370をサーバ365からダウンロードする(ステップ308)。サーバ365からのコンテンツのダウンロードが許可されない場合とは、例えば図15のステップ105での処理において、受信したカバー識別子335と端末識別情報315との組合せが、テーブルに登録されたカバー識別子及び端末識別情報315と一致しない場合等が挙げられる。
サーバ365からのダウンロードが許可されない場合、システムプロセッサ311は、何も実行しない(ステップ310)。あるいは、システムプロセッサ311は、コンテンツをダウンロードできない旨の表示等することもできる。
システムプロセッサ311は、コンテンツ370を正常にダウンロードしたか否かを、所定のチェック機能により検証する(ステップ309)。正常にダウンロードできない場合、ステップ304に戻る。
図24は、本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。これ以降の説明では、図16等に示した実施形態に係る携帯電話本体310及び上部カバー323の機能、図21等に示した実施形態に係るコンテンツ配信システム1100の機能等について同様のものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施の形態に係るコンテンツ配信システム1200では、携帯電話本体310のメモリ312に、カバー識別子335と、サーバ365(365A、365B、365C)の各アドレス317(317A、317B、317C)とが対応付けられて記憶されている。すなわち、メモリ312は、カバー識別子335及びサーバ365のアドレス317とが紐付けされた変換テーブルを記憶している。なお、このような変換テーブルではなく、所定の演算処理によりサーバ365のアドレス317を得るようにしてもよい。
サーバ365Aは、カバー識別子(00001)に対応するコンテンツを記憶している。サーバ365Bは、カバー識別子(00002)に対応するコンテンツを記憶している。サーバ365Cは、カバー識別子(00003)に対応するコンテンツを記憶している。
以降の説明では、サーバ365A、365B、または365Cをまとめて指すときは「サーバ365」と記載する。また、アドレス317A、317B、または317Cをまとめて指すときは「アドレス317」と記載する。
図25は、図24に示したコンテンツ配信システム1200における携帯電話本体310の動作を示すフローチャートである。
ステップ401〜405まで、図23に示した上記ステップ301〜305と同じである。ステップ406では、携帯電話本体310のシステムプロセッサ311は、上記変換テーブルを用いて、カバー識別子335に対応するサーバ365のアドレス317をメモリ312から抽出する。そして、システムプロセッサ311は、そのアドレス317に対応するサーバ365に、カバー識別子335及び端末識別情報315を送出する。ステップ407〜410は、ステップ307〜310と同じである。
そのアドレス317に対応するサーバ365は、端末識別情報315及びカバー識別子335を受信し、図22に示したステップ102以降と同様に処理すればよい。
ただし、サーバ365は、同じコンテンツを記憶しているので、ステップ108のコンテンツの選択を必要としない。あるいは、携帯電話本体310のシステムプロセッサ311は、このカバー識別子335に対応するサーバ365のアドレス317をメモリ312から抽出した後、カバー識別子335を、そのアドレス317に対応するサーバ365に送信しないようにしてもよい。カバー識別子335がなくても、そのアドレス317に対応するサーバ365は、同じコンテンツしか持っておらず、サーバ365は各自のコンテンツを携帯電話本体310に送信すればよいからである。
図26は、本発明のさらに別の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。図27は、そのコンテンツ配信システム1800における携帯電話本体310の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態では、例えば、図24に示したカバー識別子335及びアドレス317の変換テーブルのデータベースが、ネットワーク350に接続されているデータベースサーバ360に格納されている例を説明する。したがって、本実施の形態では、携帯電話本体310は、当該変換テーブルを持っていない。上記データベースサーバ360のアドレス(アドレスD)は予めメモリ312等に記憶されていればよい。
ステップ501〜505、507〜510は、図23に示した上記ステップ401〜405、407〜410と同じである。ステップ506では、携帯電話本体310のシステムプロセッサ311は、上記データベースサーバ360にアクセスし、データベースサーバ360は、変換テーブルを用いてカバー識別子335に対応するサーバ365のアドレス317を抽出する。システムプロセッサ311は、この抽出されたアドレス317をダウンロードする。あるいは、システムプロセッサ311が当該変換テーブルをデータベースサーバ360からダウンロードし、アドレス317を取得するようにしてもよい。
データベースサーバ360は、変換テーブルを用いてなくても、特定の演算処理によりカバー識別子に対応するサーバ365のアドレスを取得するようにしてもよい。
また、ステップ506では、システムプロセッサ311は、そのアドレス317に対応するサーバ365に、カバー識別子335及び端末識別情報315を送出する。
図28は、本発明のさらに別の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。図29は、このコンテンツ配信システム1300における携帯電話本体310の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るコンテンツ配信システム1300では、上部カバー323のICチップ331に予めカバー識別子335とこれに対応するサーバのアドレス317が記憶されている。
ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると(ステップ601)、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、上部カバー323のICチップ331からカバー識別子335、及びこのカバー識別子335に対応するコンテンツを記憶するサーバ365のアドレス317を読み出す(ステップ602)。ステップ603〜605は、図23のステップ303〜305と同じである。
システムプロセッサ311は、読み出したアドレス317を持つサーバ365に、カバー識別子335及び端末識別情報315を、ネットワーク350を介して送信する(ステップ606)。ステップ607〜610は、ステップ307〜310と同じである。
そのアドレス317に対応するサーバ365は、端末識別情報315及びカバー識別子335を受信し、図22に示したステップ102以降と同様に処理すればよい。
本実施の形態において、図24に示した形態で説明したように、携帯電話本体310のシステムプロセッサ311がカバー識別子335を送信しない形態も考えられる。
本実施の形態では、上部カバー323のICチップ331は、カバー識別子335内にサーバ365のアドレス317が埋め込まれているような識別子を記憶していてもよい。つまり、この場合のカバー識別子335は、当該カバー識別子335がサーバ365のアドレス317と一体化された情報である。
図30は、本発明のさらに別の実施の形態に係るシステムの概念を示す図である。
本実施の形態に係るシステム1400では、上部カバー323のICチップ331に予めその上部カバー323に関連するコンテンツ370(370A、370B、370C)が記憶されている。コンテンツ370Aは上部カバー323aに対応し、コンテンツ370Bは上部カバー323bに対応し、コンテンツ370Cは上部カバー323cに対応する。以降の説明では、コンテンツ370A、370B、または370Cをまとめて指すときは「コンテンツ370」と記載する。
ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、上部カバー323のICチップ331からコンテンツ370を読み出し、メモリ312等に記憶する。これにより、携帯電話本体310は、装着された上部カバー323に関連するコンテンツ370を使用することが可能となる。
本実施の形態において、1つの上部カバー323のICチップ331に記憶されたコンテンツ370は複数あってもかまわない。
図31は、本発明のさらに別の実施の形態に係るシステムの概念を示す図である。
本実施の形態に係るコンテンツ配信システム1500では、上部カバー323のICチップ331に、予めその上部カバー323に関連する保護機能が付加されたコンテンツ370が記憶されている。また、ICチップ331には、カバー識別子335も記憶されている。認証サーバ460は、ネットワーク350を介して携帯電話本体310に接続可能であり、保護機能を解除する機能を有している。
「保護機能」とは、認証サーバ460による認証がない場合に、そのコンテンツ370を使用することができないように工夫された機能である。例えば、コンテンツ370が暗号化されている形態が考えられる。具体的には、保護機能は、コンテンツ370のデータそのものが暗号化されている場合、コンテンツの一部のデータが暗号化されている場合等がある。あるいは、例えばパスワードでの認証が行われることによりそのコンテンツ370を使用できるようにしてもよい。
図32は、図31に示すシステムの動作を示すシーケンス図である。
ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、上部カバー323のICチップ331からコンテンツ370及びカバー識別子を読み出し(ステップ201)、メモリ312等に記憶する。システムプロセッサ311は、自己の携帯電話本体310の端末識別情報315及びカバー識別子を、認証要求信号としてネットワーク350を介して認証サーバ460に送信する(ステップ202)。
認証サーバ460は、端末識別情報315を受信し(ステップ203)、受信したカバー識別子335及び端末識別情報315が有効か否かを判定する(ステップ204)。カバー識別子335及び端末識別情報315が有効か否かの判定は、例えば図22で示したステップ103〜105の処理を実行することにより行われればよい。すなわち、図22で説明したように、有効の場合とは、そのカバー識別子335及び端末識別情報315の組合せを新規に登録した場合、または、そのカバー識別子及び端末識別情報315の組合せが、カバー登録リスト364に登録された組合せと一致する場合である。
認証サーバは、端末識別情報315が有効であると判定した場合、認証したことを示す認証信号を携帯電話本体310に送信する(ステップ205)。認証信号のデータは、所定の文字列等何でもよい。
携帯電話本体310のシステムプロセッサ311は、この認証信号を受信し(ステップ207)、この信号を受信したことに基きコンテンツの保護機能を解除する(ステップ208)。これにより、携帯電話本体310は、装着された上部カバー323に関連するコンテンツ370を使用することが可能となる。
ステップ204において、サーバは、端末識別情報315及びカバー識別子335が無効であると判定した場合、認証信号を送信しない(ステップ206)。つまり認証はできない。この場合、携帯電話本体310は、コンテンツ370を使用することができない。
上記認証信号のデータとして、パスワードでもよい。例えばサーバは、そのパスワードをそのまま携帯電話本体310に送信するか、暗号化されたシステムにより携帯電話本体310に送信する。この場合、ユーザが、受信したパスワードを携帯電話本体310に入力することで、携帯電話本体310はコンテンツ370を使用できるようになる。
なお、図31に示すコンテンツ配信システム1500では、携帯電話本体310が、暗号化されたコンテンツ370のデータを復号可能なアルゴリズムを予め持っている構成としてもよい。この場合、認証サーバ460は必要ない。
以上説明した各実施の形態に係るコンテンツ配信システム1100、1200、1300、1400、及び1500のうち、少なくとも2つが組み合わされた形態も考えられる。例えば、図33に示すコンテンツ配信システム1900のように、上部カバー323のICチップ331が、カバー識別子335と、その上部カバー323に関連するコンテンツ370を記憶している形態であって、サーバ365A、365B、・・・同じコンテンツごとにある形態である。
図33に示すコンテンツ配信システム1900では、ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310に装着すると、システムプロセッサ311(またはチップリーダ)は、上部カバー323のICチップからカバー識別子及びコンテンツを読み出す。これらをメモリ等に記憶する。例えば、図24または図26に示したシステムと同様に、システムプロセッサ311が、読み出したカバー識別子335に基き、そのカバー識別子に対応するサーバのアドレスを取得する。システムプロセッサ311は、そのサーバにカバー識別子335及び端末識別情報を送信し、サーバはこれを受信する。その後、サーバは、例えば図22に示したフローにより上部カバー323に関連するコンテンツを携帯電話本体310に送信する。この場合、サーバは、例えば上部カバー323のICチップに記憶されていたコンテンツとは別の関連するコンテンツを送信することができる。
図示しないが、図21に示したシステム、または、図28に示したシステムと、図30に示す形態とが組み合わされてもよい。あるいは、図21に示したシステムまたは図28に示したシステムと、図31に示したシステムとの組み合わせも考えられる。
図34は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツの管理システムの概念を示す図である。なお、この管理システム1600の例では、図31に示したシステム1100が利用されることを前提に説明する。
この管理システム1600は、コンテンツを管理する管理サーバ470を備える。管理サーバ470は、上記カバー登録リスト64を備える。この管理システムにおける携帯電話機の動作は、図23で示したとおりである。
本実施形態では、携帯電話本体310Xとは別の携帯電話本体310Yに同じカバー識別子335を記憶した上部カバー323が装着されたとしても、管理サーバ470は、図22のステップ103〜105の処理を実行するので、その別の携帯電話本体310Yを認証しない。したがって、管理サーバ470は、携帯電話本体310Yにコンテンツ370を送信しないので、携帯電話本体310Yは、そのコンテンツ370を使用できない。
この管理システム1600では、図21に示すシステム1100を利用することを前提に説明した。しかし、もちろん、管理システム1600は、図24、図26、図28に示すシステム1200、1800、1300を前提にしてもかまわない。
次に、さらに別の実施形態について説明する。この実施形態は、例えば、図33のコンテンツ配信システム1900と、図34の管理システム1600とが組み合わされたシステムに係る実施形態である。図35は、その実施形態に係る、携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310Xに装着すると(ステップ701)、システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、そのコンテンツを未だメモリ312等に記憶していない場合(ステップ702のNO)、上部カバー323のICチップ331からカバー識別子を読み出す(ステップ703)。コンテンツが既に記憶されている場合(ステップ702のYES)、コンテンツの使用のフローへ進む。
上記ステップ702は、図23のステップ303、図25のステップ403、図27のステップ503、または図29のステップ603と同様な処理が行われればよい。
コンテンツが正常に読み出されると(ステップ704のYES)、システムプロセッサ311は、ネットワーク350に接続を試み(ステップ705)、接続されていない場合、一定時間または定刻まで待機する(ステップ706)。コンテンツが正常に読み出されない場合(ステップ704のNO)、処理が終了する。
携帯電話本体310Xがネットワークに接続されると、システムプロセッサ311は、このカバー識別子335及び自己の携帯電話本体310Xの端末識別情報X及びカバー識別子を管理サーバ470に送信する(ステップ707)。
管理サーバ470は、上記したように、受信した端末識別情報及びカバー識別子に基き、カバー登録リスト364を用いて、携帯電話本体310Xの認証処理を実行する。携帯電話本体310Xが、管理サーバ470により認証された場合(ステップ708のYES)、コンテンツ使用のフローへ進む。認証されなかった場合、携帯電話本体310Xは、コンテンツ370の使用ができない。
図36は、他の実施の形態に係るコンテンツの管理システムの概念を示す図である。図37は、この管理システム1700における携帯電話の動作を示す図である。
本実施の形態の管理システム1700では、上記コンテンツの管理を、上記管理サーバ470(図29参照)が用いられずに、携帯電話本体310及び上部カバー323が行うシステムである。
例えば、上部カバー323が未だ一度も携帯電話本体310Xまたは310Yに装着されていない場合において、上部カバー323が携帯電話本体310Xに装着されたとする。そうすると、携帯電話本体310Xのシステムプロセッサ311(チップライタ)は、制限情報として自己の端末識別情報315(X)を上部カバー323のICチップ331に書き込む。この場合、ICチップ331は、EEPROM(Erasable Programmable ROM)等の書き換え可能なメモリを有していればよい。
典型的には、図37を参照して、ユーザが、上部カバー323を携帯電話本体310(X)に装着する(ステップ901)。システムプロセッサ311(またはチップリーダ332)は、そのコンテンツを未だメモリ312等に記憶されていない場合に(ステップ902のNO)、上部カバー323のICチップ331に電気的なロックがかけられているか否かを判定する(ステップ903)。この場合、システムプロセッサ311は、書き込み判定手段として機能する。
電気的なロックがかけられている場合とは、例えば、本携帯電話本体310Xとは別の携帯電話本体310Yが、その上部カバー323のICチップ331に記憶されたコンテンツ370を既に取得していることを意味する。すなわち、電気的なロックがかけられている場合とは、別の携帯電話本体310Yにより本フローによる処理が終了して、コンテンツ370の取得の認証が既に行われていることを意味する。
ICチップ331に電気的なロックがかけられている場合、処理は終了する。ICチップ331に電気的なロックがかけられていない場合、システムプロセッサ311は、上部カバー323のICチップ331からコンテンツ370を読み出す(ステップ904)。
コンテンツが正常に読み出されると(ステップ905のYES)、システムプロセッサ311のチップライタは、コンテンツ370を正常に読み出せたことを示す情報(例えば、上記制限情報)をICチップ331に書き込む(ステップ906)。これにより、ICチップ331には、上記のような電気的なロックがかけられる。
こうすることで、例えば携帯電話本体310Xから外された上部カバー323が、別の携帯電話本体310Yに装着されたとしても、携帯電話本体310Yからの上部カバー323のICチップ331へのアクセスを制限することができる。これにより、携帯電話本体310Yは、上部カバー323に関連するコンテンツを、コンテンツを配信するサーバまたは当該上部カバー323からダウンロードすることができなくなる。その結果、上部カバー323が最初に装着された携帯電話本体310のみが、その上部カバー323に関連するコンテンツをダウンロードできるようになる。
本実施の形態では、制限情報として端末識別情報315(X)が用いられたが、端末識別情報315(X)のような、携帯電話本体310ごとに異なる情報でなくてもよい。あるいは、複数の携帯電話本体310が持つ共通の(同じデータでなる)制限情報であってもよく、すなわち、フラグの有無であってもよい。
次に、携帯電話本体310(X)がコンテンツをダウンロードした後、コンテンツを使用する動作について説明する。
図38は、その動作の実施形態を示すフローチャートである。図38では、携帯電話本体310(X)は、コンテンツとしてUIデータ(上記スキンデータなど)をダウンロードする場合について説明する。図39は、図38に示す動作を実現するための携帯電話本体の構成を示すブロック図である。
図39に示すように、携帯電話本体510は、UIデータを記憶するUIデータ記憶部341と、UI設定の変更プログラムを記憶するUI設定変更プログラム記憶部342とを備える。UIデータ記憶部341及びUI設定変更プログラム記憶部342は、図17で示したメモリ312に記憶される。例えば、UIデータ記憶部341は、書き換え可能な、半導体メモリやハードディスクに記憶される、UI設定変更プログラム記憶部342は、図示しないROMに設けられることが多い。
携帯電話本体510により、コンテンツとしてUIデータがダウンロードされたことに応じて、システムプロセッサ311は、UI設定変更プログラム及びダウンロードしたUIデータを用いてUIの設定を変更する(ステップ801)。これにより、ディスプレイ部303に表示されるUIが変更される。
ここでいう、ダウンロードとは、ネットワーク350を介してダウンロードする場合に限られない。図30に示した形態のように、上部カバー323のICチップ331から携帯電話本体510がコンテンツを読み出す場合も、「ダウンロード」に含まれる。
なお、本実施形態では、携帯電話本体510が予めUI設定変更プログラムを持っている形態について説明した。しかし、コンテンツにUI設定変更プログラムが含まれていてもよい。
図40は、携帯電話がコンテンツを使用する動作の他の実施形態を示すフローチャートである。図41は、図40に示す動作を実現するための携帯電話本体の構成を示すブロック図である。この例でも、コンテンツがUIデータである場合について説明する。
携帯電話本体610は、図39と同様なUIデータ記憶部341及びUI設定変更プログラム記憶部342を備える。また、携帯電話本体610は、UIデータリスト記憶部343を備える。UIデータリスト記憶部343は、複数の種類のUIデータのうち個々のUIデータを識別するためのUIデータ識別情報の有無によって、UIデータがUIデータ記憶部に記憶されているか否かを表すリストである。UIデータリスト記憶部343は、例えば、書き換え可能な、半導体メモリやハードディスクに記憶される。
UIデータ識別情報としては、シーケンスな番号、UIデータの名称、UIデータを示す書誌情報、UIデータの一部等、何でもよい。
図40に示すように、携帯電話本体610により、コンテンツとしてUIデータがダウンロードされる。そうすると、システムプロセッサ311は、ダウンロードしたUIデータに対応するUI識別情報が、UIデータリストにあるか否かを判定する(ステップ1001)。この場合、システムプロセッサ311は、UIデータ判定手段として機能する。典型的には、システムプロセッサ311は、ダウンロードしたUIデータに含まれる、あるいはUIデータとともに受信したUIデータ識別情報を、UIデータリストの中から検索すればよい。
UIデータリストにダウンロードしたUIデータ識別情報がない場合、システムプロセッサ311は、UIデータ識別情報をUIデータリストに追加することで、UIデータリストを更新する(ステップ1002)。この場合、システムプロセッサ311は、追加手段として機能する。
このように、本実施の形態では、受信された新しいUIデータに対応するUIデータ識別情報がUIデータリストに追加され、UIデータリストが更新されるので、UIデータの管理が容易になる。
UIデータリストにダウンロードしたUIデータ識別情報がある場合、システムプロセッサ311は、例えばダウンロードしたUIデータが既にUIデータ記憶部341に記憶されている旨をディスプレイ部303に表示すればよい。あるいは、システムプロセッサ311は、UIデータをダウンロードする前に、そのUIデータが既にUIデータ記憶部341に記憶されている旨を表示部116に表示してもよい。
ユーザが、携帯電話本体610を操作することで、UIデータリストから任意のコンテンツを選択する(ステップ1003)。この場合、システムプロセッサ311は、例えばUIデータリストに基き、該UIデータリストまたはUIデータの一部をユーザが認識可能な状態で表示部116に表示すればよい。
そうすると、システムプロセッサ311は、UI設定変更プログラムを用いて、ユーザが選択したUIデータを用いてUIの設定を変更する(ステップ1004)。ユーザは、UIデータリスト等を見ながら、複数のUIデータから1つのUIデータを選択することができ、ユーザにとって分かりやすい。
図42は、本発明のさらに別の実施の形態に係るカバーの裏面側を示す斜視図である。
この上部カバー423の表面433側は、例えば図16等に示したような絵柄、模様等が印刷されている。上部カバー423の裏面435には、情報コードとしてQR(Quick Response)コード431が印刷されているか、あるいはQRコード431が印刷されたテープが貼り付けられている。
QRコード431は、その上部カバー423に関連する関連情報を含んでいる。その関連情報としては、例えば、図21で示したカバー識別子335、あるいは、図28で示したカバー識別子335及びサーバのアドレス317等である。QRコード431に含まれる情報量を大きくすることができれば、関連情報はコンテンツそのものであってもよい。
ここでいうQRコード431とは、典型的には2次元コードであるが、これに限られず、1次元コードであるバーコード、または、色等の他の情報を含む3次元以上のコードも含まれる。
図43は、この上部カバー423が装着される携帯電話本体の構成を示すブロック図である。携帯電話本体410は、プロセッサ411、カメラ(撮像部)412、QRコード解析部413を備えている。QRコード解析部413は、プロセッサ411と物理的に一体的に設けられていもよい。典型的には、この携帯電話本体410は、公知の携帯電話が用いられる。
ユーザは、この携帯電話本体410で上部カバー423のQRコード431を撮像する。携帯電話本体410のプロセッサ411は、このQRコード431を解析し、関連情報を抽出する。プロセッサ411は、関連情報を抽出した後は、上記各実施の形態によるシステム1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700及び1800のうち1つを利用してコンテンツを取得することができる。
本発明に係る実施の形態は、以上説明した実施の形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
上記各実施の形態では、携帯電話本体310、410がサーバ365にアクセスし、上部カバー323、423に関連するコンテンツを自動でダウンロードするようにした。しかし、例えば携帯電話本体310が上部カバー323、323から関連情報を読み出した場合に、携帯電話本体310、410のシステムプロセッサ311、411は、その関連情報が読み出されたことに応じて、サーバに接続し、そのサーバの特定のサイトに一旦アクセスする。そして、システムプロセッサ311、411は、そのサイトのウェブ画面を携帯電話本体310、410のブラウザにより表示する。そのウェブ画面上に、当該上部カバー323、423に関連するコンテンツのリンク先の表示があり、システムプロセッサ311、411)は、そのリンク先のアドレスにアクセスすることで、例えば複数あるコンテンツの中からユーザが好みのコンテンツを選択してダウンロードすることが可能となる。
その場合に、関連情報は、典型的にはサーバのアドレスである。しかし、これに限らず、サーバのアドレスは図21に示すように予め携帯電話本体310、410が持っており、関連情報としてはその他の情報であってもかまわない。
携帯電話本体310、410の形状や上部カバー323、423の形状は、図中、1種類ずつしか示していないが、もちろん様々な形状が考えられる。
本発明の一実施形態に係る携帯電話の構成を示す斜視図である。 図2は図1に示した携帯電話の平面図である。 図1に示した携帯電話の分解斜視図である。 固定部の構成の一例を示す図である。 固定部の構成の他の例を示す図である。 固定部の構成の別の例を示す図である。 図6に示した固定部の更なる詳細を説明するための図である。 図6に示した固定部の変形例を示す図である。 携帯電話本体のヒンジ部を外側から隠れるようにして設けるための下部カバーの構成の一例を示す斜視図である。 携帯電話本体のヒンジ部を外側から隠れるようにして設けるための上部カバーの構成の一例を示す斜視図である。 図9に示した下部カバーの側面図である。 図9に示した下部カバーと図10に示した上部カバーとの折りたたむとき及び開くときの状態を示す図である。 図12に示した携帯電話の背面からみた斜視図である。 本発明に係る「下膨れ楕円形状」の意義を説明するための図である。 スライド式の携帯電話に本発明を適用して実施形態を示す斜視図である 本発明の一実施の形態に係る携帯電話本体と、これに装着されるカバーとを示す斜視図である。 携帯電話本体とカバーの電気的な回路構成を示すブロック図である。 カバーのICチップに記憶されたカバー識別子の形態の各パターンをそれぞれ示す図である。 携帯電話に固有の識別情報の例を示す図である。 携帯電話及びカバーを用いた、一実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。 上記コンテンツ配信システムの動作を説明するための図である。 サーバの動作を示すフローチャートである。 図21に示すシステムにおいて、主に携帯電話の動作をより具体的に示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。 図24に示したコンテンツ配信システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。 図26のコンテンツ配信システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの概念を示す図である。 図28のコンテンツ配信システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施の形態に係るシステムの概念を示す図である。 本発明のさらに別の実施の形態に係るシステムの概念を示す図である。 図31に示すシステムの動作を示すシーケンス図である。 本発明のさらに別の実施の形態に係るシステムの概念を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るコンテンツの管理システムの概念を示す図である。 図33のコンテンツ配信システム1900と、図34の管理システム1600とが組み合わされたシステムにおける携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 他の実施の形態に係るコンテンツ管理システムの概念を示す図である。 図36の管理システムにおける携帯電話の動作を示す図である。 携帯電話がコンテンツをダウンロードした後、コンテンツを使用する動作を示すフローチャートである。 図38に示す動作を実現するための携帯電話本体の構成を示すブロック図である。 携帯電話がコンテンツを使用する動作の他の実施形態を示すフローチャートである。 図40に示す動作を実現するための携帯電話本体の構成を示すブロック図である。 本発明のさらに別の実施の形態に係るカバーの裏面側を示す斜視図である。 図42に示すカバーが装着される携帯電話本体の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、300 携帯電話
110、310、410、510、610 携帯電話本体
114 第1の筐体
118 第2の筐体
119 ヒンジ部
120 カバー
122 下部カバー
123、323(323a、323b、323c)、423 上部カバー
125 第1の収容部
126 第2の収容部
121 収容部
130 固定部

Claims (10)

  1. 外形が下膨れ楕円形状の携帯端末本体と、
    前記携帯端末本体の外形と合致する形状であって前記携帯端末本体を着脱可能に収容する収容部を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバーと、
    外側から隠れるようにして設けられ、前記携帯端末本体と前記カバーとを固定する固定部と
    を具備することを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記カバーは、前記携帯端末本体の裏面側の全面を覆う下部カバーと、前記携帯端末本体の表面側の全面を覆う上部カバーとを有することを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項2に記載の携帯端末であって、
    前記携帯端末本体は、折りたたみ式であり、
    前記下部カバーと前記上部カバーとが、前記携帯端末本体の開閉と連動して開閉し、前記携帯端末本体のヒンジ部を外側から隠す構造を有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記携帯端末本体は、スライド式であり、
    前記カバーは、前記携帯端末本体の表面側を開閉可能に覆うことを特徴とする携帯端末。
  5. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記固定部は、前記携帯端末本体と前記カバーとをねじ止めにより固定することを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記固定部は、前記携帯端末本体と前記カバーとを係止めにより固定することを特徴とする携帯端末。
  7. 外形が下膨れ楕円形状の携帯端末本体に取り付けられる携帯端末用カバーであって、
    前記携帯端末本体の外形と合致する形状であって前記携帯端末本体を着脱可能に収容する収容部を有し、下膨れ楕円形状のキャラクターの形態をほぼそのまま保持したカバー本体と、
    外側から隠れるようにして設けられ、前記携帯端末本体と固定するための固定部と
    を具備することを特徴とする携帯端末用カバー。
  8. 請求項7に記載の携帯端末用カバーであって、
    前記カバー本体は、前記携帯端末本体の裏面側の全面を覆う下部カバーと、前記携帯端末本体の表面側の全面を覆う上部カバーとを有することを特徴とする携帯端末用カバー。
  9. 請求項8に記載の携帯端末用カバーであって、
    前記下部カバーと前記上部カバーとが、折りたたみ式の前記携帯端末本体の開閉と連動して開閉し、前記携帯端末本体のヒンジ部を外側から隠す構造を有することを特徴とする携帯端末用カバー。
  10. 請求項7に記載の携帯端末用カバーであって、
    前記カバー本体は、スライド式の前記携帯端末本体の表面側を開閉可能に覆うことを特徴とする携帯端末用カバー。
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