JP2008279979A - Lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ロック装置に関し、詳しくは、ベース部材に回動自在に軸支されているラッチと、このラッチに係合可能に隣接されると共にベース部材に回動自在に軸支されており、ばね力によってラッチに係合する方向へ附勢され、ラッチに係合することで、このラッチをロック状態に保持するポールとからなるロック装置に関する。 The present invention relates to a locking device, and more specifically, a latch pivotally supported on a base member, and adjacent to the latch so as to be engageable and pivotally supported on the base member. The present invention relates to a locking device that includes a pole that is biased in a direction to engage with a latch by a spring force and engages the latch to hold the latch in a locked state.
従来より、車両内における格納式のリアシート100として、例えば、特許文献1に示す技術が既に知られている。この技術では、図11に示すように、シートクッション101に対してシートバック102を前側に傾斜させシートバック102をシートクッション102に積み重ねるように折り畳むことができる。この折り畳みの際に、ヘッドレスト103がフロントシート200に干渉することを防止するために、ヘッドレスト103のステー103a(図11において、図示しない)は、シートバック102に対して前倒し可能(回動可能)に組み付けられている。なお、シートバック102の内部には、ヘッドレスト103の使用状態(図11において、ヘッドレスト103を実線で示す状態)において、ステー103aの回動状態を保持するためのロック装置104が備えられている。このロック装置104として、例えば、図12に示すように、ヘッドレスト103(図12において、図示しない)のステー103aと一体に形成されたラッチ130と、このラッチ130の係合溝132に係合するフック部141を有するポール140とからなり、ポール140のフック部141がラッチ130の係合溝132に係合することでラッチ130をロック状態に保持するタイプのものが知られている。
Conventionally, as a retractable
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上述したロック装置104では、ロックの保証性を確保するために(すなわち、ハーフロック状態となることなく、確実にロック状態となるように)、ラッチ130の係合溝132の幅長L1は、ポール140のフック部141の幅長L2より大きくなるように設定されている(図12の一部拡大図参照)。そのため、ロック状態において、ラッチ130の係合溝132の内壁面と、ポール140のフック部141の側面との間には隙が生じることとなり、この隙によってロック状態においてラッチ130の周方向にガタが生じることとなっていた。なお、この図12の一部拡大図において、隙は誇張して表現している。このことは、後述する図6、7、10においても同様である。この隙は、実際には、僅かな距離の隙であるため、この隙によって生じるガタは小さなガタである。しかし、このガタは、ステー103aの基端側(シートバック側)では小さなガタであっても、ステー103aの先端側であるヘッドレスト103側では大きなガタとなってしまい、シートに着座した乗員を不愉快に感じるガタとなっていた。
However, in the
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ベース部材に回動自在に軸支されているラッチと、このラッチに係合することで、ラッチをロック状態に保持するポールとからなる場合であっても、ロックの保証性を確保しつつ、ロック状態においてラッチの周方向に生じるガタを抑制することができるロック装置を提供することである。 The present invention is intended to solve such a problem, and an object of the present invention is to hold a latch in a locked state by engaging the latch pivotally supported by the base member and the latch. It is an object of the present invention to provide a lock device that can suppress backlash generated in the circumferential direction of a latch in a locked state while securing lockability even in the case of a pole.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ベース部材に回動自在に軸支されているラッチと、このラッチに係合可能に隣接されると共にベース部材に回動自在に軸支されており、第1のばねによってラッチに係合する方向へ附勢され、ラッチに係合することで、このラッチをロック状態に保持するポールとからなるロック装置であって、ベース部材に回動自在に軸支されており、ロック状態にあるラッチに対し、第2のばねによってロック方向へ押圧力を付与する追い込み用カムとを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ロック状態にあるラッチに対し押圧力を付与して回動させることで、ラッチとポールの係合時に生じる隙を詰めることができる。そのため、ロック装置のロック状態においてラッチの周方向に生じるガタを抑制することができる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
According to the first aspect of the present invention, a latch that is pivotally supported by the base member and a latch that is slidably adjacent to the latch and pivotally supported by the base member are provided. This is a locking device comprising a pole that is biased in the direction of engaging with the latch by the spring and that holds the latch in a locked state by engaging with the latch, and is pivotally supported by the base member. And a driving cam for applying a pressing force in the locking direction by the second spring to the latch in the locked state.
According to this configuration, by applying a pressing force to the latch in the locked state and turning it, the gap generated when the latch and the pole are engaged can be reduced. Therefore, the play which arises in the peripheral direction of a latch in the locked state of a locking device can be suppressed.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロック装置であって、ラッチの外周面には、係合溝が形成されており、ポールの外周面には、ラッチの係合溝に係合可能なフック部が形成されており、フック部が係合溝に係合することでラッチがロック状態になったとき、追い込み用カムの押圧力によってラッチが回動させられ、その回動によって係合溝の内壁面がフック部の側面を押し当てることを特徴とする。
この構成によれば、回動側の部材であるラッチに係合溝が形成されているため、ラッチを回動させていけば、その他の操作をすることなく、ラッチの係合溝にポールのフック部が嵌り込む格好となる。そのため、操作性を向上させることができる。
The invention according to
According to this configuration, since the engagement groove is formed in the latch that is the member on the rotation side, if the latch is rotated, the operation of the pole is not performed in the engagement groove of the latch without performing other operations. It becomes the appearance that the hook part fits. Therefore, operability can be improved.
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれか1項に記載のロック装置であって、ガタ詰め用カムによって押圧力を付与されているロック状態にあるラッチが、ロック方向への荷重を受けることによって追い込み用カムをロック方向へ回動させた場合でも、ポールによるラッチのロック状態は保持されていることを特徴とする。
この構成によれば、請求項1〜2のいずれか1項で説明したロック状態にあるラッチがロック方向への荷重を受け、この荷重による衝撃によって追い込み用カムは自身の附勢方向と反対方向へ回動された場合でも、直ぐに、ロック装置のロック状態が解消されることがない。
Further, the invention according to
According to this configuration, the latch in the locked state described in any one of
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜8を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るロック装置の適用例を示す全体斜視図である。図2は、図1のロック装置の分解斜視図である。図3は、図1のロック装置の動作を示す模式図であり、ヘッドレストの前倒し状態を示している。図4は、図3において、ヘッドレストの前倒しの解除状態を示している。図5は、図3において、ヘッドレストのロックの直前状態を示している。図6は、図3において、ヘッドレストのロック状態を示している。図7は、図6において、追い込み用カムの押圧状態を示している。図8は、図7において、押し込み用カムによる押圧の脱落状態を示している。
Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
Example 1
First, Example 1 of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is an overall perspective view showing an application example of the locking device according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view of the locking device of FIG. FIG. 3 is a schematic diagram showing the operation of the locking device of FIG. 1 and shows the headrest in a forward-turned state. FIG. 4 shows a state in which the headrest is released from the forward movement in FIG. FIG. 5 shows a state immediately before the headrest is locked in FIG. FIG. 6 shows a locked state of the headrest in FIG. FIG. 7 shows a pressing state of the driving cam in FIG. FIG. 8 shows a state in which the pressure by the pushing cam is dropped in FIG.
この実施例では、本発明のロック装置を、公知技術であるヘッドレスト3の前倒し機構におけるステー3aの回動を保持するロックに適用している。そのため、このロック装置を説明する前に、まず、ヘッドレスト3の前倒し機構を簡単に説明する。
In this embodiment, the locking device of the present invention is applied to a lock that holds the rotation of the
図1、2に示すように、ヘッドレスト3は、左右1対のステー3aに組み付けられている。これらステー3aの下端には、両ステー3aを橋渡す格好のブラケット20が組み付けられている。このブラケット20の左右端部には、円板部材22がそれぞれ組み付けられている。これら両円板部材22のうち、一方の円板部材(図1において、向かって右側の円板部材)22の外側の面には、後述するラッチ30が一体に組み付けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
一方、両ステー3aの組み付け相手となるシートバックフレーム2の上腕部には、ネジ2aによって左右1対のベース部材10がそれぞれ組み付けられている。これら両ベース部材10には、ラッチ30と、ラッチ30が組み付けられていない方の円板部材(図1において、向かって左側の円板部材)22とが、回動ネジ11によってそれぞれ組み付けられている。これにより、ラッチ30と、ラッチ30が組み付けられていない方の円板部材22とは、両ベース部材10に対してそれぞれ回動自在に軸支されている。そのため、ヘッドレスト3をシートバック(図示しない)に対して前倒しすることができる。
On the other hand, a pair of left and
また、ブラケット20には、その長手方向に対して平行となるようにばね掛け棒23が形成されている。このばね掛け棒23には、トーションスプリングである第3のねじりばね88が挿入係止されている。この第3のねじりばね83の一端84は、ブラケット20に形成のばね掛け孔24に引っ掛けられ、その他端85は、後述するロッド50に引っ掛けられている。これにより、常時、ヘッドレスト3はシートバックに対して前倒し方向へ附勢されている。
The
次に、主要部である本発明のロック装置を説明する。このロック装置は、主として、ラッチ30と、ポール40と、追い込み用カム70とから構成されている。以下に、これら各構成部材を個別に説明していく。
Next, the locking device of the present invention which is a main part will be described. This locking device mainly includes a
はじめに、ラッチ30を説明する。ラッチ30は、既に説明したように、ベース部材10に対して回動ネジ11によって、その軸心回りに回動できるよう支持されている。ラッチ30の外周面には、後述するポール40のフック部41と係合される係合溝32が形成されている。また、ラッチ30の外周面のうち、係合溝32の略反対側には、ポール40のフック部41と係止される段差部34が形成されている。また、ラッチ30の表面(ベース部材10と対向する面)には、後述する追い込み用カム70の引込部71に引き込まれる突起33が形成されている。
First, the
次に、ポール40を説明する。ポール40は、ブラケット20と平行に設けられたロッド50の一端にロッド50と一体となるように、且つ、ラッチ30と隣接するように(同一平面となるように)形成されている。このロッド50は、既に説明した円板部材22、ラッチ30と同様に、その両端が両ベース部材10に回動ピン12によってそれぞれ組み付けられている。これにより、ロッド50と一体に形成されたポール40は、ベース部材10に対して回動ピン12によって、その軸心回りに回動できるよう支持されている。また、ポール40の外周面には、既に説明したように、ラッチ30の係合溝32に係合可能なフック部41が形成されている。また、ポール40の外側の面には、後述する追い込み用カム70の長孔72内を移動可能な突起42が形成されている。
Next, the
ロッド50の外周面には、解除レバー51がロッド50と一体となるように組み付けられている。この解除レバー51には、連結ピン53を介して操作ケーブル54が解除レバー51と一体となるように組み付けられている。これにより、操作ケーブル54を引っ張ると、ロッド50と一体に形成されたポール40が回動することになる。また、ロッド50の一部には、トーションスプリングである第1のねじりばね(特許請求の範囲に記載の「第1のばね」)80が挿入係止されている。この第1のねじりばね80の一端81は、ブラケット20のばね掛け棒23に引っ掛けられ、その他端82は、解除レバー51に形成のばね掛け孔52に引っ掛けられている。これにより、ポール40は、常時、ラッチ30に係合する方向へ附勢されている。
A
次に、追い込み用カム70を説明する。追い込み用カム70は、ポール40とベース部材10との間に挟み込まれる状態で、ポール40と同様に、ベース部材10に対して回動ピン12によって、その軸心回りに回動できるよう支持されている。追い込み用カム70の外周面には、既に説明したように、ラッチ30の突起33を引き込み可能な圧力角が設定された引き込み部71が形成されている。また、追い込み用カム70には、既に説明したように、円周方向に沿って長孔72が形成されている。この長孔72には、ポール40の突起42が挿入されている。これにより、ポール40のフック部41がラッチ30の係合溝32に係合しない限り、追い込み用カム70がラッチ30の突起33を引き込むことがないように規制されている。
Next, the driving
このとき、回動ピン12には、トーションスプリングである第2のねじりばね(特許請求の範囲に記載の「第2のばね」)86が挿入係止されている。この第2のねじりばね86は、ベース部材10と追い込み用カム70との間に挟み込まれる状態となっている。この第2のねじりばね86の一端87は、ベース部材10に形成のばね掛け孔13に引っ掛けられ、その他端88は、追い込み用カム70に形成のばね掛け孔73に引っ掛けられている。これにより、追い込み用カム70は、常時、ポール40の附勢方向であるロック解除方向へ附勢されている。
At this time, a second torsion spring (a “second spring” described in claims) 86, which is a torsion spring, is inserted and locked to the
続いて、上述したロック装置の動作を説明する。このロック装置は、その動作状態がヘッドレスト3のステー3aの傾倒状態に応じて変化している。そのため、ステー3aの傾動状態に応じてロック装置の動作を説明していく。はじめに、ステー3aが前倒しに保持されている状態(図3に示す状態)から説明を開始する。
Then, operation | movement of the locking device mentioned above is demonstrated. The operation state of the lock device changes according to the tilt state of the
まず、この前倒し保持状態では、ステー3aは、既に説明した第3のねじりばね83によってシートバックに対して前倒し方向(図3において、反時計回り方向)へ附勢されている。この附勢によって、ラッチ30の外周面とポール40の外周面とが当接状態となっている。これにより、ステー3aがさらに前倒しすることがないように規制されている(ステー3aは、図3に示す状態より、さらに前倒しされることがない)。このとき、ポール40のフック部41がラッチ30の段差部34に係止されている。これにより、ステー3aが後方向(図3において、時計回り方向)へ向けて外力を受けた場合でも、ステー3aは後方向へ回動されることなく、この前倒し状態で保持されることになる。
First, in this forward-holding state, the
次に、ステー3aを前倒し保持状態から使用状態へと移行させる場合を説明する。ステー3aを上記したフック部41の係合力および第3のねじりばね83の弾性力に抗して後ろ方向へ回動させていく(図4、5参照)。このとき、ポール40は、既に説明したようにラッチ30に係合する方向(図4、5において、反時計回り方向)へ附勢されているため、ポール40のフック部41は、ラッチ30の外周面を押し当て状態となっている。
Next, a case where the
やがて、ステー3aが略鉛直状態になるまで回動されると、ポール40のフック部41は、自身の附勢力によってラッチ30の係合溝32に嵌り込む(図6参照)。これにより、ステー3aは前倒し方向(図6において、反時計回り方向)へ附勢されている場合でも、略鉛直状態である使用状態で保持されることになる。このステー3aの使用状態がロック装置のロック状態である。このとき、従来技術の説明と同様に、ラッチ30の係合溝32の幅長L1は、ポール40のフック部41の幅長L2より大きくなるように設定されてため、ロックの保証性は確保されている(図6の一部拡大図参照)。
Eventually, when the
また、このとき、回動側の部材であるラッチ30に係合溝32が形成されているため、ステー3aを回動させていけば、その他の操作をすることなく、ラッチ30の係合溝32にポール40のフック部41が嵌り込む格好となる。例えば、後述する実施例2で説明するように、ラッチ30とポール40の係合の構成が逆の場合、ステー3aを回動させるだけではラッチ30の係合溝32にポール40のフック部41が嵌り込むことがない。そのため、ステー3aを回動させるときに、この回動操作と併せて操作ケーブ54を引っ張っる操作が必要となる。
At this time, since the
また、このとき、追い込み用カム70は、既に説明したようにポール40の附勢方向に附勢されているため、追い込み用カム70もポール40の附勢方向と同方向に回動していく(図7参照)。すると、追い込み用カム70の引き込み部71がラッチ30の突起33を引き込んでいき、この引き込みによって、ラッチ30は追い込み用カム70の回動と反対方向(図7において、時計回り方向)に附勢された(押圧力を付与された)状態となる。これにより、ラッチ30の係合溝32の内壁面32aはポール40のフック部41の側面41aを押し当てた状態(図7の一部拡大図参照)となってラッチ30の回動が終了する。そのため、ステー3aの使用状態(ロック装置のロック状態)においてラッチ30の周方向に生じるガタを抑制することができる。
At this time, the driving
また、このとき、突起42が長孔72の内壁面のうち、ポール40の附勢方向と反対方向の内壁面72aと接触することがないように、長孔72は、追い込み用カム70の円周方向に充分に長くなるよう穿設されている。これにより、追い込み用カム70の引き込み部71はラッチ30の突起33を確実に引き込むことができる。そのため、上述したガタを確実に抑制することができる。
At this time, the
続いて、ステー3aを使用状態から前倒し保持状態へと戻す場合を説明する。操作ケーブル54を下方へ引っ張ってポール40のフック部41がラッチ30の係合溝32に嵌り込んでいる状態を解消させながら、ステー3aを前方向へ回動させていく。このとき、ポール40の突起42は、追い込み用カム70の長孔72内を移動していき、やがて、この突起42は長孔72の内壁面72aを押し当てる。この押し当てによって、追い込み用カム70もポール40と同方向に回動していくため、ラッチ30に対する追い込み用カム70の引き込みが解消される。
Next, the case where the
やがて、ステー3aが前倒し状態になるまで回動されると、ポール40のフック部41がラッチ30の段差部34に係合される(図3参照)。これにより、ステー3aは前倒し状態に戻され保持される。
Eventually, when the
なお、上述したステー3aの使用状態において、例えば、ヘッドレスト3が後方向への荷重を受けた場合、この荷重による衝撃によって、追い込み用カム70は自身の附勢方向と反対方向へ回動され引き込み部71による引き込みが脱落した状態になることがある(図8において、追い込み用カム70が実線に示される状態)。この脱落状態でも、追い込み用カム70の長孔72は、追い込み用カム70の円周方向に穿設されているため、長孔72の内壁面のうち、ポール40の附勢方向の内壁面72bがポール40の突起42を押し当てる状態(図8において、追い込み用カム70が想像線に示される状態)になるまでの間は、ポール40のフック部41はラッチ30の係合溝32に係合した状態で保持されている。
In the state of use of the
そのため、ヘッドレスト3が後方向への荷重を受けた場合でも、直ぐに、ロック装置のロック状態が解消されることがない。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ガタ詰め用カムによって押圧力を付与されているロック状態にあるラッチが、ロック方向への荷重を受けることによってガタ詰め用カムをロック方向へ回動させた場合でも、ポールによるラッチのロック状態は保持されている」に相当する。
Therefore, even when the
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図9〜10を用いて説明する。図9は、本発明の実施例2に係るロック装置の動作を示す模式図であり、ヘッドレストの前倒し状態を示している。図10は、図9において、ヘッドレストのロック状態における追い込み用カムの押圧状態を示している。なお、以下の説明にあたって、既に説明した実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
(Example 2)
Next, Example 2 of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 9 is a schematic diagram illustrating the operation of the locking device according to the second embodiment of the present invention, and shows the headrest being tilted forward. FIG. 10 shows a pressing state of the driving cam in the locked state of the headrest in FIG. In the following description, members having the same or equivalent configuration as those of the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals in the drawings, and redundant description is omitted.
この実施例2は、実施例1と比較すると、ラッチ30とポール40の係合を逆の構成で実施した形態である。すなわち、実施例1では、ポール40のフック部41がラッチ30の係合溝32に係合する構成を説明した。しかし、これから説明する実施例2では、ラッチ30の係合突起232がポール40の係合溝241に係合する構成である。そのため、この実施例2では、図9に示すように、ラッチ30の外周面には、係合溝32に代わって係合突起232が形成されている。これと同様に、ポール40の外周面には、フック部41に代わって係合溝241が形成されている。
The second embodiment is a form in which the
本発明の実施例2に係るロック装置は上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の説明と同様に、ポール40の係合溝241の幅長L1は、ラッチ30の係合突起232の幅長L2より大きくなるように設定されてため、ロックの保証性は確保されている(図10の一部拡大図参照)。また、このとき、追い込み用カム70も、実施例1の説明と同様に、ポール40の附勢方向と同方向に回動していく(図10参照)。これにより、ラッチ30はロック方向へ引き込まれ、ラッチ30の係合突起232の側面232aはポール40の係合溝241の内壁面241aを押し当てた状態(図10の一部拡大図参照)となる。そのため、ステー3aの使用状態(ロック装置のロック状態)においてラッチ30の周方向に生じるガタを抑制することができる。
The locking device according to the second embodiment of the present invention is configured as described above. According to this configuration, the width L1 of the engaging
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、ポール40と追い込み用カム70との回動の軸が一致している構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ポール40と追い込み用カム70との回動の軸が不一致であっても構わない。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the embodiment, the configuration in which the rotation axes of the
また、実施例では、第3のねじりばね83によって、ヘッドレスト3はシートバックに対して前倒し方向へ附勢されている構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ヘッドレスト3はシートバックに対して前倒し方向へ附勢されていない構成でも構わない。その場合、第3のねじりばね83は不要である。
In the embodiment, the configuration in which the
10 ベース部材
30 ラッチ
40 ポール
70 追い込み用カム
80 第1のねじりばね(第1のばね)
86 第2のねじりばね(第2のばね)
10
86 Second torsion spring (second spring)
Claims (3)
ベース部材に回動自在に軸支されており、ロック状態にあるラッチに対し、第2のばねによってロック方向へ押圧力を付与する追い込み用カムとを備えたことを特徴とするロック装置。 A latch that is pivotally supported by the base member, and a direction that is slidably adjacent to the latch and is pivotally supported by the base member, and is engaged with the latch by the first spring. A locking device comprising a pole that is biased to engage the latch and holds the latch in a locked state,
A locking device comprising a driving cam that is pivotally supported by a base member and applies a pressing force in a locking direction by a second spring to a latch in a locked state.
ラッチの外周面には、係合溝が形成されており、
ポールの外周面には、ラッチの係合溝に係合可能なフック部が形成されており、
フック部が係合溝に係合することでラッチがロック状態になったとき、追い込み用カムの押圧力によってラッチが回動させられ、その回動によって係合溝の内壁面がフック部の側面を押し当てることを特徴とするロック装置。 The locking device according to claim 1,
An engagement groove is formed on the outer peripheral surface of the latch,
On the outer peripheral surface of the pole, a hook portion that can be engaged with the engagement groove of the latch is formed,
When the latch is locked by engaging the hook portion with the engagement groove, the latch is rotated by the pressing force of the driving cam, and the inner wall surface of the engagement groove is the side surface of the hook portion by the rotation. A locking device characterized by pressing.
ガタ詰め用カムによって押圧力を付与されているロック状態にあるラッチが、ロック方向への荷重を受けることによって追い込み用カムをロック方向へ回動させた場合でも、ポールによるラッチのロック状態は保持されていることを特徴とするロック装置。
The locking device according to claim 1, wherein
Even if the latch in the locked state to which the pressing force is applied by the backlashing cam rotates the driving cam in the locking direction by receiving a load in the locking direction, the locked state of the latch by the pole is maintained. Locking device characterized by being made.
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- 2007-05-14 JP JP2007127971A patent/JP2008279979A/en active Pending
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