JP2008279744A - イレイサー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、マーカーによるインキが消し難い筆記面を有する電子黒板装置やホワイトボードなどにおいて、消去性の向上したイレイサーを提供することを目的とし、更に、消去部分の交換作業が容易に行えることを目的としている。
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するため、本体ケースと、直線的に設けられた複数の凸部を有し、この凸部を露出して前記本体ケース内に配置される内部ケース体と、この内部ケース体の凸部を覆うように配置されるメラミンフォームシートと、前記内部ケース体に設けられたメラミンフォームシート固定部とを有することを特徴としている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するため、本体ケースと、直線的に設けられた複数の凸部を有し、この凸部を露出して前記本体ケース内に配置される内部ケース体と、この内部ケース体の凸部を覆うように配置されるメラミンフォームシートと、前記内部ケース体に設けられたメラミンフォームシート固定部とを有することを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、会議などで用いられる電子黒板装置やホワイトボードに使用するイレイサーに関するものである。
電子黒板装置は、白色の書込みシートに、マーカーで文字や図形を記入すると共に、この記入した表面を光学センサーにて画像情報として読み取り、読み取った画像情報を縮小して紙に印刷し、或いは記録する機能を有することを特徴としている。また、ホワイトボードは、マーカーによって筆記する白色の筆記面を有しているが、読取装置を有さない装置である。
これらの装置は、会議など用いられるものであり、マーカーによる筆記と消去が即座に行えるように、書き込みシートや筆記ボードは、マーカーによる筆記が確実に行えると共に、筆記面のインキがイレイサーによって容易に除去できるように、UV硬化型ハードコート加工が施され、光沢のある表面とされている。
電子黒板装置を用いて議事録を作成しながら行う会議において、プロジェクタ装置が併用して用いられることがある。
例えば、パソコンで作成した書面の画像を、拡大して投影し参照すると共に、会議の議事録を電子黒板に筆記しながら会議を進行するような利用がされる。
このような会議の場合、従来は、プロジェクタ装置は専用の投影スクリーンに画像を投影し、議事録などの筆記は、マーカーを用いて電子黒板或いはホワイトボードに行われている。
例えば、パソコンで作成した書面の画像を、拡大して投影し参照すると共に、会議の議事録を電子黒板に筆記しながら会議を進行するような利用がされる。
このような会議の場合、従来は、プロジェクタ装置は専用の投影スクリーンに画像を投影し、議事録などの筆記は、マーカーを用いて電子黒板或いはホワイトボードに行われている。
これに対して、電子黒板装置の筆記面に、プロジェクタ画像を投影し、プロジェクタ画像と筆記画像を合成して保存、或いは印刷する技術が古くから検討されている。
しかしながら、従来の電子黒板装置の筆記面は、先に説明したとおり、筆記性、消去性を優先させるため、光沢のある面で構成されており、プロジェクタ装置からの投影光が志向性を持って強く反射され、投影画像が見にくいという問題があった。
しかしながら、従来の電子黒板装置の筆記面は、先に説明したとおり、筆記性、消去性を優先させるため、光沢のある面で構成されており、プロジェクタ装置からの投影光が志向性を持って強く反射され、投影画像が見にくいという問題があった。
この問題を解決する手段として、電子黒板装置の筆記シートを光沢を持たないマット調のものとすることが考えられている。
しかしながら、このようなスクリーンでは、マーカーによる筆記が、イレイサーによって消し難いという問題があった。
しかしながら、このようなスクリーンでは、マーカーによる筆記が、イレイサーによって消し難いという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、筆記面にマーカーによって筆記された画像を拭き取るイレイサーにおいて、本体ケースと、直線的に設けられた複数の凸部を有し、この凸部を露出して前記本体ケース内に配置される内部ケース体と、この内部ケース体の凸部を覆うように配置されるメラミンフォームシートと、前記内部ケース体に設けられたメラミンフォームシート固定部とを有することを特徴としている。
また、メラミンフォームシートが、内部ケース体に設けられた固定部によって固定される構造を有することを特徴としている。
本発明によれば、例えば、マーカーで消し難い筆記面でも、容易にマーカの筆記を消去できるという効果を有する。
更に、メラミンフォームシートを内部ケース体に確実に保持することが可能となるため、メラミンフォームシートの交換作業が容易となる。
更に、メラミンフォームシートを内部ケース体に確実に保持することが可能となるため、メラミンフォームシートの交換作業が容易となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例を示す正面断面図である。
1は本体ケース、2は内部ケース体、3はメラミンフォームシートである。このメラミンフォームシート3を図示しない筆記面上で移動させることにより、マーカーのインキが除去される。
メラミンフォームは伸縮性のある発砲体であるため、このメラミンフォームシート3の厚さよりも狭い隙間を形成するように本体ケース1と内部ケース体2の対向部の寸法が設定されている。
図1は本発明の一実施例を示す正面断面図である。
1は本体ケース、2は内部ケース体、3はメラミンフォームシートである。このメラミンフォームシート3を図示しない筆記面上で移動させることにより、マーカーのインキが除去される。
メラミンフォームは伸縮性のある発砲体であるため、このメラミンフォームシート3の厚さよりも狭い隙間を形成するように本体ケース1と内部ケース体2の対向部の寸法が設定されている。
本体ケース1と内部ケース体2は樹脂材により成型されており、内部ケース体2のメラミンフォームシート3と接する表面には、凸部4が複数本、本体ケース1の長手方向に直線的に設けられている。
更に、内部ケース体の内側中央には、略T字形状の突出部が、メラミンフォームシート固定部5として設けられている。
メラミンフォームシート3の両端には、図6に示すように、内部ケース体の固定部に係止される開口7が設けられている。
この開口7は、直線的な切れ目とすると、ここから破けることがあるため、円形状が望ましい。
メラミンフォーム材は、汚れを落とす効果が高いことで知られ、例えば食器洗浄のためのスポンジとして用いられている。
このメラミンフォームの効果を最大限用いるために、内部ケース2には凸部4が複数形成されている。
すなわち、筆記面に大きな面で接合するよりも、局所的に接合する方が力がその部分に集中し、筆記面のインクを強く引き剥がすことが可能となる。
更に、内部ケース体の内側中央には、略T字形状の突出部が、メラミンフォームシート固定部5として設けられている。
メラミンフォームシート3の両端には、図6に示すように、内部ケース体の固定部に係止される開口7が設けられている。
この開口7は、直線的な切れ目とすると、ここから破けることがあるため、円形状が望ましい。
メラミンフォーム材は、汚れを落とす効果が高いことで知られ、例えば食器洗浄のためのスポンジとして用いられている。
このメラミンフォームの効果を最大限用いるために、内部ケース2には凸部4が複数形成されている。
すなわち、筆記面に大きな面で接合するよりも、局所的に接合する方が力がその部分に集中し、筆記面のインクを強く引き剥がすことが可能となる。
図2に、第2の実施例を示す。
図2は、内部ケース体2の長手方向に垂直な方向から見た断面を示しているが、内部ケース体2の複数の凸部4の内、中央の凸部の高さが高く形成され、複数の凸部の頂上面で構成される面は、略湾曲面を形成するように構成されている。
具体的には、内部ケース体2の長手方向に設けられた直線状の凸部はそれぞれ同一の高さで平面を構成する。そして、中央部に設けられた凸部4はより前面に突出した位置に配置され、両端に設けられた凸部4は本体ケース1側により引き込まれた状態で配置される。
図2は、内部ケース体2の長手方向に垂直な方向から見た断面を示しているが、内部ケース体2の複数の凸部4の内、中央の凸部の高さが高く形成され、複数の凸部の頂上面で構成される面は、略湾曲面を形成するように構成されている。
具体的には、内部ケース体2の長手方向に設けられた直線状の凸部はそれぞれ同一の高さで平面を構成する。そして、中央部に設けられた凸部4はより前面に突出した位置に配置され、両端に設けられた凸部4は本体ケース1側により引き込まれた状態で配置される。
これは、イレイサーの使用者が手で本体ケース1を持ち、図示しない筆記面をこする動作において、メラミンフォームシートの表面が平面であるよりも、中央が盛り上がっている方が操作しやすいことによる。
また、このように湾曲させることで、夫々の凸部をより有効に用いることが可能となる。
即ち使用者が加える力の方向を変化させることで、夫々の凸部が局所的に筆記面に圧接されるようになり、マーカによる筆記インキを強く圧し、除去することが可能となる。
また、このように湾曲させることで、夫々の凸部をより有効に用いることが可能となる。
即ち使用者が加える力の方向を変化させることで、夫々の凸部が局所的に筆記面に圧接されるようになり、マーカによる筆記インキを強く圧し、除去することが可能となる。
内部ケース体2のメラミンフォームシート固定部5は、内部ケース体2の両側壁端に設けられている。
この構造を用いる場合は、メラミンフォームシートが外れないように、メラミンフォームシートの一端の開口部と他端の開口部との距離が、固定部5間よりも少し短い寸法で形成される。
そして、メラミンフォームシートは、ひっぱり張力によって固定部間に保持される。
この構造を用いる場合は、メラミンフォームシートが外れないように、メラミンフォームシートの一端の開口部と他端の開口部との距離が、固定部5間よりも少し短い寸法で形成される。
そして、メラミンフォームシートは、ひっぱり張力によって固定部間に保持される。
これらの第1、第2実施例の内部ケース体の内側を示す斜視図を夫々、図3、図4に示す。
尚、第1実施例の固定部5は、押切という手法によって、内部ケース体に一体成型される。
尚、第1実施例の固定部5は、押切という手法によって、内部ケース体に一体成型される。
図5に、第3の実施例を示す。
この実施例では、本体ケース1と内部ケース2とがフック部6を有し、係合する構造となっている。
尚、このフック部6は、図示しないメラミンフォームシートを挟み込むため、隙間を構成するように、余裕をもった寸法で形成される。
従って、メラミンフォームシートを配置しない状態では、フック部6は簡単に外れるが、メラミンフォームシートを配置した場合は、メラミンフォームシートの伸縮力で、本体ケース1と内部ケース体2、及びメラミンフォームシートが固定される。
尚、本体ケース1に対して内部ケース体2を強く押して相対的な位置をずらすことで、フック部6は外れ、メラミンフォームシートを取外すことができる。
この実施例では、本体ケース1と内部ケース2とがフック部6を有し、係合する構造となっている。
尚、このフック部6は、図示しないメラミンフォームシートを挟み込むため、隙間を構成するように、余裕をもった寸法で形成される。
従って、メラミンフォームシートを配置しない状態では、フック部6は簡単に外れるが、メラミンフォームシートを配置した場合は、メラミンフォームシートの伸縮力で、本体ケース1と内部ケース体2、及びメラミンフォームシートが固定される。
尚、本体ケース1に対して内部ケース体2を強く押して相対的な位置をずらすことで、フック部6は外れ、メラミンフォームシートを取外すことができる。
本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、例えば、本体ケース、及び内部ケース体、及び固定部の形状は異なるものであってもよい。
また、本体ケースや内部ケース体は、木材或いは金属で構成してもよい。
また、本体ケースや内部ケース体は、木材或いは金属で構成してもよい。
本発明は、マーカーインクが消し難い筆記面を有する、電子黒板装置やホワイトボード或いは筆記ボード文具のイレイサーとして用いることが可能である。
1:本体ケース
2:内部ケース体
3:メラミンフォームシート
4:凸部
5:固定部
2:内部ケース体
3:メラミンフォームシート
4:凸部
5:固定部
Claims (5)
- 筆記面にマーカーによって筆記された画像を拭き取るイレイサーにおいて、本体ケースと、直線的に設けられた複数の凸部を有し、この凸部を露出して前記本体ケース内に配置される内部ケース体と、この内部ケース体の凸部を覆うように配置されるメラミンフォームシートと、前記内部ケース体に設けられたメラミンフォームシート固定部とを有することを特徴とするイレイサー。
- 前記内部ケース体の複数の凸部は、夫々が同一の高さの平面を構成し、かつ中央付近の凸部はより高く形成され、両端付近の凸部はより低く形成され、ケース体の長手方向に垂直な方向から見て略湾曲面を構成することを特徴とする請求項1項記載のイレイサー。
- 前記メラミンフォームシート固定部は、前記内部ケース体の内側中央部付近に設けられた略T字形状の突出であることを特徴とする請求項1項記載のイレイサー。
- 前記メラミンフォームシート固定部は、前記内部ケース体の側壁端付近に設けられた突出であることを特徴とする請求項1項記載のイレイサー。
- 前記メラミンフォームシートは、メラミンフォームシート固定部に係止される開口部を有することを特徴とする請求項1項記載のイレイサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007150938A JP2008279744A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | イレイサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007150938A JP2008279744A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | イレイサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008279744A true JP2008279744A (ja) | 2008-11-20 |
Family
ID=40140963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007150938A Pending JP2008279744A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | イレイサー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008279744A (ja) |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007150938A patent/JP2008279744A/ja active Pending
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