JP2008279141A - Microwave cooking container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マイクロ波加熱調理容器に関するものである。 The present invention relates to a microwave heating cooking container.
調理のときガスコンロやIHヒーターを使うと火災ややけどの危険があるほか、調理のそばについていなければならず時間を有効に使えず不便である。 If you use a gas stove or IH heater when cooking, there is a risk of fire and burns, and you have to be near the cooking, which is inconvenient because you cannot use your time effectively.
そこで調理に電子レンジなどのマイクロ波加熱が利用し、電子レンジを利用して単に食品を温めるのではなく、炊飯を行うものとして、米及び水を収納する容器と、中央に孔を形成した中蓋と、容器と中蓋を上方から塞ぐ蓋体を備えた電子レンジ用調理器が知られている(例えば特許文献1)。 Therefore, microwave heating such as a microwave oven is used for cooking, and a container for storing rice and water and a hole in the center are formed for cooking rice rather than simply heating food using a microwave oven. There is known a cooking device for a microwave oven that includes a lid and a lid that closes the container and the inner lid from above (for example, Patent Document 1).
しかしながら、前記従来技術では以下のような理由から調理がうまくできないという問題がある。 However, the prior art has a problem that cooking cannot be performed successfully for the following reasons.
一重の調理容器に入った食材を加熱したとき、柔らかくしたり、味をしみこませたり、おいしく食べられるように十分加熱すると、加熱しすぎて水分がなくなり料理が固く不味くなってしまうおそれがある。また、加熱のしすぎを防ぐため電子レンジのタイマーで加熱時間を調整しても、生煮えとなるおそれがあり、何度も加熱を繰り返さなければならない。さらに、沸騰するまで加熱し、余熱で調理しようとしても、急激に温度が下がるので、これも内容物が生煮えとなるおそれがある。 When the ingredients in a single cooking container are heated, if they are softened, soaked in taste, or heated enough to be eaten deliciously, there is a risk that the food will be overheated and the moisture will disappear and the dish will become hard and tasteless. Moreover, even if the heating time is adjusted with a microwave timer in order to prevent overheating, there is a possibility that it will be boiled, and heating must be repeated many times. Furthermore, even if it is heated until boiling and cooking is attempted with residual heat, the temperature drops rapidly, and this may also cause the contents to be boiled.
これら問題に対応するため電子レンジの高周波出力を下げて、水分の蒸発を防ぎながらじっくりと加熱する方法もあるが、調理の完了に時間がかかるうえ、電子レンジを動作させ続けるため電気代が多くかかってしまう。 To cope with these problems, there is a method to reduce the high-frequency output of the microwave oven and slowly heat it while preventing the evaporation of moisture, but it takes time to complete cooking, and a lot of electricity costs are required to keep the microwave oven running. It will take.
また、米及び水を収容する容器と、この容器の開口端を塞ぐ外蓋と、容器と外蓋との間に設けられる中蓋を設け、容器は内容器と外容器間に保温用空間を形成した電子レンジ用調理器が知られている(例えば特許文献2)。
前記後者の従来技術における容器は空気断熱を利用しているが、空気断熱の容器は発泡スチロールを利用した断熱容器よりも性能が低いので、保温調理がうまくできない。さらに、容器本体に直接食材を入れて加熱するため、長期にわたって使用を続けていると、食材が触れている内容器から水蒸気が透過し、断熱層内に水蒸気が浸入してしまう。そのため容器の断熱効果が低下し、調理がうまくできなくなるうえ、断熱層内に浸入した水蒸気が加熱により膨張し容器が変形してしまうおそれがある。 Although the container in the latter prior art uses air insulation, the air insulation container has a lower performance than the insulation container using foamed polystyrene, so that the heat insulation cooking cannot be performed well. Furthermore, since the food is directly put into the container body and heated, if it is used for a long time, the water vapor permeates from the inner container touched by the food, and the water vapor enters the heat insulating layer. For this reason, the heat insulating effect of the container is lowered, cooking cannot be performed well, and water vapor that has entered the heat insulating layer may expand due to heating and the container may be deformed.
さらに、また、炊飯するときにはおねばが発生するが、一般的なガス調理器や電気調理器では火力や電力を調整したり、おねばを溜めておく複雑で手入れのしづらい構造を設けたりして、おねばのあふれを防止している。しかし、電子レンジでは加熱中の出力調整ができないうえ、電子レンジに入る大きさの容器におねばを溜めておく複雑な構造を設けることが難しいため、発生したおねばの吹きこぼれにより、容器や電子レンジ庫内を汚してしまうおそれがある。 In addition, when rice is cooked, a rice cracker is generated, but in general gas cookers and electric cookers, the heating power and power are adjusted, and a complicated and difficult-to-care structure for storing rice crackers is provided. This prevents overflowing of the begging. However, in a microwave oven, the output during heating cannot be adjusted, and it is difficult to provide a complicated structure for storing the tomb in a container that can fit in the microwave oven. There is a risk of dirtying the inside of the range.
同様に、大豆、黒豆などを砂糖、醤油等で煮しめる煮豆の調理時においても、煮汁のあふれに伴う吹きこぼれ対策を施す必要がある。 Similarly, when cooking boiled beans in which soybeans, black beans, etc. are boiled with sugar, soy sauce, etc., it is necessary to take measures against spillage due to overflow of the broth.
そこで、本発明は電子レンジなどのマイクロ波加熱を用いて、短時間でおいしい煮炊きなどの加熱調理ができ、吹きこぼれにより容器や電子レンジ庫内を汚さず手入れのしやすいマイクロ波加熱調理容器を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a microwave heating cooking container that can be cooked in a short time using microwave heating such as a microwave oven and is easy to clean without blowing the container or the microwave oven by spilling. The purpose is to do.
請求項1の発明は、マイクロ波透過性材料からなる調理用容器と、この調理用容器の上部開口に設けられる蓋と、前記調理用容器の外側に着脱自在に配置され内壁と外壁との間に断熱層を設けた断熱容器とを備え、前記調理用容器の開口端に外側への張り出し部を設けると共に該張り出し部の外側に縦向き部を設けた段部が設けられ、該段部に前記蓋が載置されることを特徴とするマイクロ波加熱調理器である。
The invention according to
請求項2の発明は、前記蓋の上面と前記段部と該段部の上端開口端を閉塞する仮想天面とに囲まれた空間の体積が、前記容器に収容する米と水からなる炊飯前体積の13%以上に形成されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波加熱調理器である。
Invention of
請求項3の発明は、前記空間が前記蓋の上面の周縁部側と前記段部と該段部の上端開口端を閉塞する仮想天面とに囲まれた空間であることを特徴とする請求項2記載のマイクロ波加熱調理器である。
According to a third aspect of the present invention, the space is a space surrounded by a peripheral edge side of the upper surface of the lid, the stepped portion, and a virtual top surface that closes an upper end opening end of the stepped portion. The microwave heating cooker according to
請求項4の発明は、前記炊飯前体積が前記容器内の体積の60%以下であることを特徴とする請求項2又は3記載のマイクロ波加熱調理器である。
The invention of
請求項1の発明によれば、断熱容器に直接食材を入れるのではなく容器に入れるので、水蒸気等が断熱層内に浸入することがなく、また、断熱容器内の容器が出し入れ自在であることにより、容器と断熱容器をそれぞれ単独で取り扱うことができる。また、炊飯や煮豆等においてはおねばや煮汁が発生しても、おねばや煮汁は容器の蓋の下の空間のみならず、容器の上端開口端と蓋の間の空間に溜まるようになり、おねばや煮汁が容器より溢れ出て電子レンジの加熱庫内をおねばや煮汁で汚すようなことはない。
According to the invention of
請求項2の発明によれば、おねばを前記蓋の上面と前記段部と該段部の上端開口端を閉塞する仮想天面とに囲まれたおねば溜りの空間に溜めて炊飯時のおねばの容器からの吹きこぼれを確実に防止することができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、おねばを前記蓋の上面の周縁と前記段部と該段部の上端開口端を閉塞する仮想天面とに囲まれた空間に溜めて炊飯時のおねばの容器からの吹きこぼれを確実に防止することができる。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、炊飯前体積が容器内の体積の60%以下であり、炊飯時のおねばの容器からの吹きこぼれを確実に防止することができる。
According to invention of
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。 Preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The embodiments described below do not limit the contents of the present invention described in the claims. In addition, all of the configurations described below are not necessarily essential requirements of the present invention.
図1、2は実施例1を示しており、マイクロ波加熱調理器1は、鍋や釜を形成する調理用容器2と、この容器2に着脱自在に設けられる蓋3と、この容器2の外周に着脱自在に配置される内壁4と外壁5間に断熱層6を形成すると共に底壁7を設けた断熱容器8とを備える。
1 and 2 show Example 1. A
前記容器2は、電子レンジの加熱庫(図示せず)に入る大きさで、例えば高さ5cm〜1
5cm、口径12cm〜18cm程度のようなど、その容量は0.5L〜4L程度であり、断熱容器
8内に出し入れ自在に収納される。容器2は有底であって、ポリプロピレンなどの樹脂やガラス、陶器などのマイクロ波を透過する材料からなる。
The
The capacity is about 0.5 L to 4 L, such as 5 cm and the diameter of about 12 cm to 18 cm. The
そして、容器2の開口端部には段付き部21が形成されている。この段付き部21は開口端部の外側に張り出した張り出し部21Aの縁に縦向き部21Bを立設したもので、10mmから30mm上方に伸びており、この段付き部21を断熱容器8の上開口端部81に載
せることで、断熱容器8の外の上方に出ている。
A
容器2の開口端部の段付き部21に載せて設けられる蓋3は、平面視円形であってポリプロピレンなどの樹脂やガラス、陶器などのマイクロ波を透過する材料からなり、その中央部は高く、張り出し部21Aに載置する周辺部31は低く形成されていると共に、周辺部31における蓋3の上面は外側に向けて下向きに傾斜している。また蓋3の中央部上面に設けられる摘み32は、蓋3の中央周辺をいったんくぼませて凹部32Aを形成し、その中央を蓋3上面の高さまで凸部32Bを突設して形成されている。凸部32Bと縦向き部21Bの上端とはほぼ同じ高さ位置にある。そして、蓋3の頂部3A中央にある凸部32Bと縦向き部21Bの上端、すなわち容器2の上端開口端21Cとはほぼ同じ高さ位置にある。
The
前記断熱容器8は上下両方向に開口部を持つ円筒状であり、金属などのマイクロ波を透過しない材料の内壁4と、内壁4よりも大径で、内壁4と略同形状の金属などの外壁5からなり、内壁4と外壁5は、それぞれの上下両方向開口部にて接続して二重構造を形成している。そして、内壁4と外壁5との間の空隙は、真空加熱炉にて真空封止されるか、もしくは低熱伝導率ガスや断熱材を充填した断熱層6を形成している。
The heat insulating container 8 has a cylindrical shape having openings in both the upper and lower directions, an
断熱容器8の下開口部には、断熱容器8とほぼ同径の樹脂などのマイクロ波を透過する材料の底壁7が設けられている。
A
断熱容器8の表面、すなわち内壁4の内周面と外壁5の外周面には、樹脂塗料などのマイクロ波を透過する被膜のマイクロ波透過層41,51でコーティングされていてもよい。さらに、断熱容器8の上下両開口端部は、樹脂などのマイクロ波を透過する外周部材52A、52Bが、外壁5よりも大径のリング状に形成され、断熱容器8の上下両開口端部の外表面に嵌合することにより、断熱容器8の端部から縦方向に5mmから30mmの範囲を
被覆していると共に、これら外周部材52A、52Bは、断熱容器8の表面、すなわち外壁5の表面よりも数mm出ている。そして、外周部材52Bは下側の湾曲部53に嵌合して
おり、その下端には底壁7が一体となって連設している。この底壁7により断熱容器8を電子レンジのテーブル(図示せず)に置いたときに、断熱容器8の下端はテーブルから数mm離れるようになっている。
The surface of the heat insulating container 8, that is, the inner peripheral surface of the
次に前記構成についてその作用効果を説明する。炊飯時には、米(うるち米)Rと水Wを容器2に収容し、蓋3で上方を閉じる。次に容器2を断熱容器8に収容する。これに伴い、容器2の側面外側には、内壁4と外壁5に挟まれた断熱層6が配置されると共に、容器2の底に底壁7が配置される。そして断熱容器8と一緒に蓋3を備えた容器2を、底壁7をテーブル上に載置するように電子レンジの加熱庫に収納し、そしてタイマー付きスイッチを操作することで、マイクロ波を断熱容器8や蓋3に照射する。このマイクロ波の照射によって、マイクロ波は蓋3を透過して米Rと水Wを加熱する。さらには、マイクロ波はテーブル側から底壁7を透過して米Rと水Wを加熱するようになっている。この際、加熱された米Rと水Wは、周囲温度の影響を受けて温度低下するおそれがあるが、米Rと水W、ひいては容器2の外側には断熱層6が配置されているので、米Rと水Wが温度低下することなく保温調理することができる。
Next, the effect of the above configuration will be described. At the time of cooking rice, rice (Ruchi rice) R and water W are accommodated in the
さらに、摘み32の凹部32Aを除いた蓋3における頂部3Aから周辺部31にかけての蓋3の上面、すなわち前記蓋3の上面の周縁部31側と、張り出し部21Aに縦向き部21Bが連設した段部21と、平面視が円形な段部21の上端開口端21Cの内側を閉塞するように形成される仮想天面21Dとに囲まれたおねば溜り空間Aの体積Bが、容器2内の炊飯前体積、すなわち炊飯前の米Rと水Wの最大の合計体積Cの13%以上に形成されている(B>13/100×C又はB=13/100×C)。さらに、炊飯前体積、すなわち炊飯前の米Rと水Wの最大の合計体積Cが容器2の体積D、すなわち蓋2の最下端、すなわち実施例では張り出し部21Aに載置している蓋2の周辺部31から容器2の底までの体積Dの60%以下である(C<60/100×D又はC=60/100×D)。このために、容器2の内面に表示した水Wの水量目盛22のうちの上限、すなわち上限水量目盛22Aは、上述のB>13/100×C又はB=13/100×C、かつC<60/100×D又はC=60/100×Dを満たす条件に相当する箇所に設けられている。すなわち、容器2の底側から上限水量目盛22Aに至る最大の体積Cは、C<B÷13/100又はC=B÷13/100の条件を満たし、かつC<60/100×D又はC=60/100×Dを満たすように上限水量目盛22Aが設けられている。この上限水量目盛22Aは、容器2の内側に形成した突起、印刷など炊飯における上限水量を示すものであればよい。
Further, the
前記上限水量目盛22Aは、図5のグラフに基づくものであり、図5のグラフの横軸は、炊飯前体積Cを体積Dで除したものをパーセント表示したものである(炊飯前体積C/体積D×100 %)。図5の縦軸は、おねば溜り空間Aの体積Bを炊飯前体積Cで除したものをパーセント表示したものである(おねば溜り空間Aの体積B/体積D×100 %)。そしてそれぞれの条件で炊飯しておねばの溢れ状況、すなわちおねばが上端開口端21より溢れ出てしまうか、否かを実験したものである。この実験結果、おねば溜り空間Aの体積B/体積D×100%が、13%以上では溢れはなく、13%より低くなると溢れが生ずることが判明した。さらに、炊飯前体積C/体積D×100%においては、60%以下では溢れはなく、60%を超えると溢れが生ずることが判明した。
The upper limit
以上のように、マイクロ波透過性材料からなる調理用容器2と、この調理用容器2の上部開口に設けられる蓋3と、前記調理用容器2の側面外側に配置され内壁4と外壁5との間に断熱層6を設けた断熱容器8を備えたことにより、断熱容器8に直接食材を入れるのではなく容器2に入れるので、水蒸気等が断熱層内に浸入せず、また、断熱容器8内の容器2が出し入れ自在であることにより、洗浄などの際に容器2と断熱容器8をそれぞれ単独で取り扱うことができるようになる。さらに、前記容器2の開口端に外側に張り出した張り出し部21Aの外側に縦向き部21Bを立設した段部21が設けられ、該段部21に前記蓋3が載置されたことにより、鍋の開口部は蓋を載せるための段付き構造を有し、容器2の上端開口端21Cが蓋2を載せる面、すなわち張り出し部21Aよりも上に長く伸びており、炊飯においては米から大量のおねばが発生しても、おねばは容器2の蓋3の下の空間のみならず、容器2の上端開口端21Cと蓋3の間の空間、すなわちおねば溜り空間Aに溜まるようになり、おねばが容器2より溢れ出て電子レンジの加熱庫内をおねばで汚すようなことはない。同様に、容器2に大豆、黒豆など豆類を砂糖、醤油等で煮しめる煮豆を加熱調理する場合、煮汁が容器2の蓋3の下の空間のみならず、容器2の上端開口端21Cと蓋3の間の空間、すなわち煮汁溜り空間Aに溜まるようになり、煮汁が容器2より溢れ出て電子レンジの加熱庫内を煮汁で汚すようなことはない。
As described above, the
また、蓋3における頂部3Aから周辺部31にかけての蓋3の上面と、張り出し部21Aに縦向き部21Bが連設した段部21と、平面視が円形な段部21の上端開口端21Cの内側を閉塞するように形成される仮想天面21Dとに囲まれたおねば溜り空間Aの体積Bが、容器2内の炊飯体積、すなわち炊飯前の米Rと水Wの合計前体積Cの13%以上に形成されていることで、炊飯時のおねばの上端開口端21Cからの吹きこぼれを防止することができる。
Further, an upper surface of the
さらに、炊飯体積、すなわち炊飯前の米Rと水Wの合計前体積Cが容器2の体積D、すなわち張り出し部21Aから容器2の底までの体積Dの60%以下にすることで、炊飯時のおねばの上端開口端21Cからの吹きこぼれを防止することができる。
Furthermore, the rice cooking volume, that is, the total volume C before the rice R and the water W before cooking rice is set to 60% or less of the volume D of the
以下に、他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。 Other embodiments will be described below. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same part as the said Example 1, and the detailed description is abbreviate | omitted. The figure shows a second embodiment, and the same parts as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図3に示す実施例2における蓋3は隙間を隔てて配置された樹脂やガラス、陶器などのマイクロ波を透過する材料の内蓋33と、内蓋33とほぼ同径の外蓋34から構成されている。
The
以上のように、前記蓋3は、隙間を隔てて配置された内蓋33と外蓋34からなるので、蓋3が二重構造となり断熱効果を高めることができる。そして蓋3の外蓋34における頂部3Aから外側に向けて下向きとなる周辺部31にかけての外蓋34の上面と、張り出し部21Aに縦向き部21Bが連設した段部21と、平面視が円形な段部21の上端開口端21Cの内側を閉塞するように形成される仮想天面とに囲まれたおねば溜り空間の体積が、炊飯前体積の13%以上に形成されている。さらに、炊飯前体積を容器2の体積の60%以下である。このようにすることで、おねばの上端開口端21Cからの溢れを防止することができる。
As described above, since the
図4に示す実施例3における、蓋3は隙間を隔てて配置された樹脂やガラス、陶器などのマイクロ波を透過する材料の蓋内壁33´と、蓋内壁33´とほぼ同径で該蓋内壁33´と一体な蓋外壁34´から構成されている。尚、蓋内壁33´と蓋外壁34´との隙間に低熱伝導率ガスや断熱材を充填した断熱層33Aを有する断熱蓋であってもよい。
In the third embodiment shown in FIG. 4, the
また、前記底壁7は隙間を隔てたマイクロ波透過性材料の底内壁71と底外壁72からなる。これら底内壁71と底外壁72は、隙間を隔てて縁において接続され、その隙間に低熱伝導率ガスや断熱材を充填した断熱層が形成されていてもよい。これにより下部開口部からの熱損失を低減し、調理容器2の保温効果を高めることができる。ここで、食材を断熱容器8ごと加熱する場合、低熱伝導率ガスなどの膨張により下部開口部の底内壁71と底外壁72が変形し、調理容器2を安定して置くことが出来なくなるおそれがある。そこで、下部開口部の底内壁71と底外壁72を上に凸、もしくは下に凸に形成すること、実施例では下に凸に形成することとして変形を小さくし、容器2を安定して置くことができるようになっている。
The
そして蓋3の外蓋34´における頂部3Aから周辺部31にかけての外蓋34´の上面と、張り出し部21Aに縦向き部21Bが連設した段部21と、平面視が円形な段部21の上端開口端21Cの内側を閉塞するように形成される仮想天面21Dとに囲まれたおねば溜り空間Aの体積Bが、容器2内の炊飯前体積C、すなわち炊飯前の米と水の合計体積の13%以上に形成されている。さらに、炊飯前体積Cは容器2の体積Dの60%以下である。この場合、炊飯体積Dは蓋2の最下端、すなわち実施例では蓋内壁33´の下面から容器2の底までの体積となる。このようにすることで、おねばの上端開口端21Cからの溢れを防止することができる。
Then, the upper surface of the
以上のように本発明に係るマイクロ波加熱調理器は、炊飯や煮豆などのほかにも各種の用途に適用できる。 As described above, the microwave heating cooker according to the present invention can be applied to various uses in addition to cooked rice and boiled beans.
2 容器
21 段付き部
21A 張り出し部
21B 縦向き部
21C 上端開口端
3 蓋
4 内壁
5 外壁
6 断熱層
8 断熱容器
A 空間
2
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