JP2008277313A - 車両用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載電源の電圧低下や車載エンジンの燃費悪化等の問題を招くことなく、車両の被視認性向上を図ること。
【解決手段】車両外壁の天井部分には1又は複数の集光装置34が設置され、その集光装置34は光ケーブル35を介して車両前部の発光装置36に接続されている。発光装置36は、バルブ13とともに、ヘッドライト31のケース32内に収容されている。発光装置36は、集光装置34により集光された光により発光する。
【選択図】図4
【解決手段】車両外壁の天井部分には1又は複数の集光装置34が設置され、その集光装置34は光ケーブル35を介して車両前部の発光装置36に接続されている。発光装置36は、バルブ13とともに、ヘッドライト31のケース32内に収容されている。発光装置36は、集光装置34により集光された光により発光する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両のヘッドライトやフォグランプ等として具体化される車両用照明装置に関するものである。
近年、交通事故等の削減を図るべく、昼間走行時にも自動車やオートバイ等のヘッドライトを点灯させる、いわゆるデイライト走行が推奨されている。現状、デイライト走行している車両も増えつつある。例えば特許文献1には、デイタイムランニングライト機能を備えた自動車用ヘッドライトが開示されている。また、昼間走行時においてヘッドライトを点灯する代わりに、昼間点灯の専用ライトを車両に設けることも検討されている。
しかしながら、デイライト走行を行うべく、常時ヘッドライトを点灯させたり昼間専用ライトを点灯させたりする場合、それに起因してエンジン出力の消費が増え、燃費悪化や排気エミッションの悪化を招くおそれがあった。
特開2003−306074号公報
本発明は、車載電源の電圧低下や車載エンジンの燃費悪化等の問題を招くことなく、車両の被視認性向上を図ることができる車両用照明装置を提供することを主たる目的とするものである。
請求項1に記載の発明では、集光装置により外光が集光され、発光装置により集光装置にて集光された光が導光部材を介して取り込まれ発光される。これにより、車両の昼間走行時には、光源を点灯させなくても好適な発光作用が得られる。特に、発光装置をケース内に収容しレンズを介して発光させる構成としたため、効果的な発光作用が得られる。従って、自車の存在を対向車や歩行者等に知らしめ、交通事故削減を図ることができるようになる。かかる場合、車両用照明装置に対して電源供給が行われなくても所望とする車両の被視認性向上効果が得られ、しかも車載電源の電圧低下や車載エンジンの燃費悪化等の問題を解消できる。
前記発光装置は、請求項2に記載したように、光電変換機能を有する光発電部と、該光発電部により得られた電気エネルギにより発光する発光部とを備えると良い。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。図1は、自動車の前部に設けられる車両用照明装置としてのヘッドライト10の構成を示す図面であり、(a)はヘッドライト10の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。図1は、自動車の前部に設けられる車両用照明装置としてのヘッドライト10の構成を示す図面であり、(a)はヘッドライト10の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
図1に示すように、ヘッドライト10は基本構造として、前面が開放されたケース11と、ケース11の前面開口部を覆うようにして設けられるレンズ12と、光源であるバルブ13とを備えている。ケース11の内側面には、回転放物形状をなすリフレクタ14が一体形成されている。レンズ12は、リフレクタ14によって反射された光を所定方向に集光又は拡散させることにより適切な配光が得られるよう設計されている。ヘッドライト10において、バルブ13から放出された光はリフレクタ14にて反射され、車両前方(図の矢印L1方向)に放射される。
また、ケース11内においてレンズ12とバルブ13との間には、光反射装置としての反射板ユニット20が配設されている。この反射板ユニット20は、正面視において左右方向に延び長尺板状をなす複数の反射板21と、所定のリンク機構を介して各反射板21を連結する左右2本の連結軸22とを有しており、各反射板21が図1に示すように各々略水平状態にある場合、各反射板21の幅寸法と同じ距離を隔てるようにして各反射板21が連結軸22に取り付けられている。連結軸22には駆動装置23が接続されており、図示しないヘッドライト制御装置から駆動装置23に駆動信号が入力されると、その駆動信号に応じて連結軸22が駆動される。このとき、駆動軸22は上下方向又は回転方向に所定動作し、その動きに各反射板21が連動する。
図1の状態では、ヘッドライト点灯時の光の放射方向に概ね平行になるようにして各反射板21を静止させているが、駆動装置23による連結軸22の駆動に伴い、各反射板21が図2に示す形態に移行する。図2の(a)はヘッドライト10の正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。図2の状態では、各反射板21は連結軸22に重なるような状態となり、それによって各反射板21が殆ど隙間無く上下方向に並びバルブ13の前方が遮蔽される。このとき、外光(車外の自然光)は、各反射板21で反射して矢印L2に示すように車両前方に投射される。なお、図1の状態が「開放状態」に相当し、図2の状態が「遮蔽状態」に相当する。
上記構成のヘッドライト10において、ヘッドライト点灯の状態(すなわちバルブ21を点灯した状態)では、反射板ユニット20が図1の状態に制御される。これにより、夜間走行時やトンネル等の暗所走行時などはヘッドライト10の点灯によって車両前方を明るく照らすことができる。また、ヘッドライト消灯の状態(すなわちバルブ21を消灯した状態)では、反射板ユニット20が図2の状態に制御される。これにより、昼間走行時には、レンズ12を介して入光した外光が各反射板21にて反射され、その後同レンズ12を介して車両前方に出光される。この場合、ヘッドライト10を電源オフした状態でも、電源オン時と同一又は略同一方向への出光が可能となる。
以上詳述した本実施の形態によれば、車両の昼間走行時において自車の存在を対向車や歩行者等に知らしめ、交通事故削減を図ることができるようになる。かかる場合、ヘッドライト10に対して電源供給が行われなくても所望とする車両の被視認性向上効果が得られ、しかも車載バッテリの電圧低下や車載エンジンの燃費悪化等の問題を解消できる。
各反射板21を長尺状にして並べて設け、且つ同反射板21をレンズ12とバルブ13との間に設けたため、反射板ユニット20の小型化やヘッドライト10内における配置効率の向上を図ることができる。また、上記構成では、各反射板21の収納室を設ける必要もなく、ヘッドライトとしての大型化も強いられないため、上記構成のヘッドライト10を既存の車両について容易に採用できる。
ヘッドライト10の点灯/消灯の状態に応じて各反射板21の状態が自動的に切り替えられるため、ドライバに新たな操作が強いられることもなく、所望とする車両の被視認性向上効果が実現できる。
反射板ユニット20の構成として図3の形態も考えられる。図3では、各反射板21の高さ方向中央部(図3では左右方向中央部)で連結軸22が連結されている。また、各反射板21の表裏両面がそれぞれ反射特性(例えば光反射率)の異なる反射面F1,F2となっている。そして、連結軸22の動作方向を2方向(図のD1方向、D2方向)とし、連結軸22が何れの方向に駆動されるかによって反射面F1,F2の何れかが選択的に車両前方側に向くようになっている。
本構成によれば、1つのヘッドライト10において反射板ユニット20による反射光の調整が可能となる。なお、ヘッドライト制御装置により、車両の走行状態等に応じて何れの反射面F1,F2を用いるかを自動的に切り替えるようにしても良い。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態における構成を示す図面である。図4において、車両30には、車両前部にヘッドライト31が設けられている。ヘッドライト31は前記図1のヘッドライト10と同じ基本構造を有しており、ケース、レンズ、バルブ及びリフレクタを備えている。但し、便宜上図4には、ケース32とレンズ33だけを示している。
図4は、第2の実施の形態における構成を示す図面である。図4において、車両30には、車両前部にヘッドライト31が設けられている。ヘッドライト31は前記図1のヘッドライト10と同じ基本構造を有しており、ケース、レンズ、バルブ及びリフレクタを備えている。但し、便宜上図4には、ケース32とレンズ33だけを示している。
車両外壁の天井部分には1又は複数の集光装置34が設置され、この集光装置34は光ケーブル35を介して車両前部の発光装置36に接続されている。集光装置34は、外光(車外の自然光)を集めるための集光レンズを備えている。集光レンズとしては、例えば球面レンズやフレネルレンズ、複数の球面レンズが重ねられた複合レンズ等が用いられる。集光装置34は、効率良く集光できるようにその設置角度が変更できるようになっている。
また、発光装置36は、ヘッドライト31のケース32内に収容されており、光発電部と発光部とを備える。光発電部は、シリコン半導体や化合物半導体、アモルファス太陽電池、グレッツェル電池等の光電変換手段である受光素子と、この受光素子によって変換された電気エネルギを蓄電するための例えば二次電池やコンデンサ等の蓄電部材を有している。発光部は、蓄電部材に蓄電された電気エネルギにより発光する発光素子を有している。
上記構成のヘッドライト31によれば、車両の昼間走行時において太陽光が集光装置34にて集光され、該集光された太陽光が光ケーブル35を介して発光装置36に導かれる。そして、発光装置36に導かれた太陽光により発光作用が生じる。従って、ヘッドライト10を点灯させなくても好適な発光作用が得られる。特に、発光装置36をケース32内に収容しレンズ33を介して発光させる構成としたため、効果的な発光作用が得られる。
以上第2の実施の形態においても、車両の昼間走行において自車の存在を対向車や歩行者等に知らしめ、交通事故削減を図ることができるようになる。かかる場合、ヘッドライト10に対して電源供給が行われなくても所望とする車両の被視認性向上効果が得られ、しかも車載バッテリの電圧低下や車載エンジンの燃費悪化等の問題を解消できる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記第1の実施の形態では、反射板ユニット20を遮蔽状態とした場合に、各反射板21を殆ど隙間無く上下方向に並べる構成としたが、ある程度の隙間は許容でき、要は、車両前方から各反射板21の反射光が認識できる構成であればよい。
上記第1の実施の形態では、長尺状の複数の反射板21を上下方向に並べるようにして配置する構成としたが、これを変更し、複数の反射板21を左右方向に並べるようにして配置しても良い。また、各反射板を1枚の板状材で構成し、これを上下方向又は左右方向にスライドさせることにより反射板ユニット(光反射装置)を開放状態と遮蔽状態とで切り替える構成としても良い。更に、各反射板を放射状に設ける構成とし、該反射板を内径側又は外径側に向けてスライドさせることにより反射板ユニット(光反射装置)を開放状態と遮蔽状態とで切り替える構成としても良い。
前述したヘッドライト以外に、車両前方部に設けられるフォグランプ等の他の車両前照灯に本発明を適用することも可能である。勿論、四輪車だけでなく、二輪車に適用することも可能である。
10…ヘッドライト、11…ケース、12…レンズ、13…バルブ、20…反射板ユニット、21…反射板、22…連結軸、23…駆動装置、30…車両、31…ヘッドライト、32…ケース、33…レンズ、34…集光装置、35…光ケーブル、36…発光装置。
Claims (2)
- ケース内に収容され車載電源からの給電により点灯する光源と、該光源から放出された光を所定方向に照射するレンズとを備えた車両用照明装置において、
外光を集光する集光装置と、前記集光装置により集光した光を導光部材を介して取り込みその光により発光する発光装置とを備え、前記発光装置を前記ケース内に収容したことを特徴とする車両用照明装置。 - 前記発光装置は、光電変換機能を有する光発電部と、該光発電部により得られた電気エネルギにより発光する発光部とを備える請求項1記載の車両用照明装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
CZ307420B6 (cs) * | 2016-12-31 | 2018-08-08 | Vysoká Škola Báňská - Technická Univerzita Ostrava | Žárovkové svítidlo buzené výkonným zdrojem záření, určené zejména pro motorová vozidla |
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- 2008-08-18 JP JP2008209498A patent/JP2008277313A/ja active Pending
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