JP2008272537A - 廃アスベスト材の無害化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶融処理時間の短縮による一層の効率化、及び使用する熱エネルギーを効率アップできる廃アスベスト材の無害化装置を提供する。
【解決手段】廃アスベスト材を供給する供給手段、この供給手段により供給された廃アスベスト材を高温で溶かし溶融アスベストとする溶融炉、及び該溶融炉から排出された溶融アスベストを冷却し凝固した石状材を取り出す取出部を具え、前記供給手段は、飛散防止のため湿潤状態で搬入される廃アスベスト材を収納する乾燥庫と、前記溶融炉への供給に先立ち前記溶融炉の排熱を用いて、前記乾燥庫内の廃アスベスト材を乾燥する脱水手段とを有し、乾燥した廃アスベスト材を溶融炉に供給することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、有害固形廃棄物である廃アスベスト材を溶融処理する廃アスベスト材の無害化装置に関する。
アスベストは、微細な繊維状物質からなり、高い抗張力を有するとともに耐アルカリ性に優れているなどの優れた安定性を備えるため、過去には建築材料、ディスクブレ−キ、ガスケットなど多くの工業製品に使用されていた。
しかしこのアスベスは、その微細な繊維片を吸い込んで、これが肺胞領域に到達すると、肺組織が悪影響を受けて発癌性を示し、特に4〜7年程度蓄積する場合には重篤な肺の障害(繊維癌)を招くことが判明した。そのためその後、使用が禁止されるとともに、過去大量に使用されてきたアスベストを除去し、その除去した廃アスベスト材を無公害の状態にして処理する作業を継続的に実施している。
前記廃アスベスト材の処理方法としては、そのまま地中に埋めるか、或いはコンクリート化して地中に埋める方法が多く採用されている。しかし、地中に埋め戻す処理では、廃アスベスト材の物性を変えることなく、地中にそのままで或いはコンクリートで封じ込めて埋めるという単純な公害回避方法であるにもかかわらず、運搬費用などを含めて多額の経費を要するとともに広大な処理用地を確保しなければならないという問題がある。しかも、将来に埋め戻し用地の土地開発等によって、廃アスベスト材が地表に露出すれば再び有害繊維片が飛散する危険性を残すという問題がある。またコンクリート化して埋め戻しても廃アスベスト材は鉱物繊維のまま変質せずに存在するため、地表に露出すればコンクリートのみが風化し、或いは雨水による浸蝕によって次第に劣化し、時間経過と共に廃アスベスト材が飛散することになり、いずれも完全な処理法とは言えない。
そこで、廃アスベスト材を、その成分である二酸化硅酸塩の融点以上に加熱してガラス状に固形化すると、微細な繊維片としての飛散を防止できること着目し、溶融炉の炉蓋に設けられた投入シュートから、プラスチック製の収容袋に収容された廃アスベスト材を袋ごと投入することにより、アスベスト繊維片を飛散させることなく溶融処理する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−171536号公報
収容袋のまま溶融炉に投入するこの溶融処理装置においては、廃アスベスト材の密閉状態が維持されるため飛散を防止できるものの、収容袋を投入する都度、溶融炉の熱負荷が急増して波状の温度変動を生じるため、溶融ムラが生じ易く、その結果ガラス化されない部分が残留し、完全に無公害化できない可能性がある。また、廃アスベスト材の収容袋投入時に、一時的に炉内温度が低下することから、溶融に時間を要して処理効率が悪いという問題がある。またこの処理時間は、ハイカロリーバーナーを装備した大型溶融炉を用いることにより短縮できるが、処理装置が大型化するとともにエネルギー効率が低下するという問題がある。
そこで本出願人は、廃アスベスト材の供給を一定量に制御するとともに溶融炉からの熱洩れを抑制しうる定量供給手段を設けることにより、完全溶融できるとともに無公害化の信頼性を向上しうる廃アスベスト材の無害化装置を発明して、既に特許出願している(特願2005−360752)。
本願発明は、廃アスべスト材の無害化処理効率を更に高めるため、溶融炉の排熱を用いた廃アスベスト材を乾燥する脱水手段を付設することを基本とし、溶融処理時間の短縮による一層の効率化、及び使用する熱エネルギーを効率アップできる廃アスベスト材の無害化装置を提供することを課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、廃アスベスト材を供給する供給手段、この供給手段により供給された廃アスベスト材を高温で溶かし溶融アスベストとする溶融炉、及び該溶融炉から排出された溶融アスベストを冷却し凝固した石状材を取り出す取出部を具え、前記供給手段は、飛散防止のため湿潤状態で搬入される廃アスベスト材を収納する乾燥庫と、前記溶融炉への供給に先立ち前記溶融炉の排熱を用いて、前記乾燥庫内の廃アスベスト材を乾燥する脱水手段とを有し、乾燥した廃アスベスト材を溶融炉に供給することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記脱水手段は、該溶融炉の排熱により高温化した熱媒を送る熱媒搬送管と、前記乾燥庫を加熱する加熱部を含み前記熱媒搬送管が一端に接続される乾燥庫熱媒流路とを含み、請求項3に係る発明において、前記乾燥庫は、廃アスベスト材を収納するための収納部と、この収納部を間隙を隔てて囲む外囲み部とからなり、前記間隙は一端から他端まで連続することにより、前記間隙が前記乾燥庫熱媒流路を形成することを特徴とする。
請求項4に係る発明において、前記外囲み部は、前記収納部のほぼ全体を囲む2重容器状をなすことにより前記収納部の外周にほぼ全体にわたる前記間隙が形成され、かつ前記一端から他端までの間に前記間隙を仕切る仕切り片を形成することにより、前記仕切片を用いて前記間隙からなる前記乾燥庫熱媒流路が形成され、請求項5に係る発明では、前記間隙が、前記一端から他端までの間で螺旋状に旋回する螺旋状の仕切片により仕切られることにより、前記乾燥庫熱媒流路は螺旋状部分を有することを特徴とする。
請求項6に係る発明において、前記乾燥庫は、並設されかつそれぞれ乾燥庫熱媒流路の前記加熱部を有する第1、第2の乾燥庫を含み、前記第1の乾燥庫は、湿潤状態の廃アスベスト材を予備乾燥し、前記第2の乾燥庫は、前記予備乾燥した廃アスベスト材を受けて、本乾燥することを特徴とし、請求項7に係る発明では、第1の乾燥庫の加熱部、及び第2の乾燥庫の加熱部は、前記乾燥庫熱媒流路を直列又は並列に接続して形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、飛散防止のために水分を大量に含ませた廃アスベスト材を溶融炉に投入する場合、水の蒸発潜熱によって溶融炉内に温度ムラが生じることから、一部の廃アスベスト材が不完全溶融のまま残留する恐れがある。しかし、投入前に廃アスベスト材の水分を減じる脱水手段を設けることにより、溶融炉内の温度分布状態が安定化するため、廃アスベスト材を完全溶融して無害化処理の信頼性を向上させることができる。また蒸発潜熱による熱ロスが減じることから、溶融炉の熱効率を高めるとともに、発生する高温水蒸気が原因となって生じる溶融炉の損傷及び劣化が抑制されるため、溶融炉の耐久性を向上できるとともにメンテナンスが容易となる。しかも脱水手段は、溶融炉の排熱を利用して乾燥庫内の廃アスベスト材を乾燥するため、別途熱エネルギーを消費することなく、装置全体としての省エネを促進できる。
請求項2に係る発明のように、前記脱水手段を、溶融炉の排熱を利用して高温化した熱媒を送る熱媒搬送管、及びこの熱媒搬送管に接続される乾燥庫熱媒流路とを含んで構成すると、熱媒はコンパクトに構成された配管経路を通って、熱エネルギーのロスを最小限に留めつつ廃アスベスト材を乾燥できる。
請求項3に係る発明のように、廃アスベスト材を収納しうる収納部を間隙を隔てて囲む外囲み部の、前記間隙によって乾燥庫熱媒流路を形成すると、熱媒によって収納部を囲んで全体から内部に収納された廃アスベスト材を加熱乾燥することから、高い乾燥効率が得られるとともに、収納された廃アスベスト材全体をムラなく脱水処理できる。
請求項4に係る発明のように、2重容器状の外囲み部によって、収納部のほぼ全体を囲んで乾燥庫を形成すると、加熱効率とともに、収納部内部の熱が逃げる領域がないため、収納部内部全体を均一な高温に維持できる。従って、収納部内の廃アスベスト材全体を、ムラなくしかも短時間で乾燥できる。更に外囲み部内部の隙間に、仕切片を設けることによって乾燥庫熱媒流路を形成しているため、熱媒は仕切片で区切られて連続する空間で形成される流路を流れ、廃アスベスト材を周囲から万遍なく加熱することができる。
請求項5に係る発明のように、前記間隙を螺旋状に旋回する仕切片を用いることによって、乾燥庫熱媒流路の少なくとも一部に収納部を囲んで旋回する螺旋状部分を形成すると、熱媒が収納部を囲んで流れる流路が長く延びて形成され、その結果熱媒の熱交換効率を向上できる。
請求項6に係る発明のように、乾燥庫を、湿潤状態の廃アスベスト材を予備乾燥する第1の乾燥庫、及び前記予備乾燥により一定程度乾いた廃アスベスト材を受けて本乾燥する第2の乾燥庫を含んで構成すると、廃アスベスト材を二段階に分けて効率よく脱水できることから、廃アスベスト材が溶融炉に投入される時点では水分を殆ど含まない乾燥状態になるため、短時間の内に一様な溶融状態が得られる。
請求項7に係る発明のように、第1の乾燥庫の加熱部、及び第2の乾燥庫の加熱部が、前記乾燥庫熱媒流路を直列又は並列に接続して形成されると、溶融炉の排熱により高温化した熱媒が、第1、第2の加熱部の乾燥庫熱媒流路を通り各々の収納庫内の廃アスベスト材を加熱しつつ円滑に流れるため、高い乾燥効率が得られる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、廃アスベスト材の無害化装置1は、廃アスベスト材を供給する供給手段2と、この供給手段2により供給された廃アスベスト材を高温で溶融する溶融炉3と、この溶融炉3から排出された溶融アスベストを冷却することによって凝固した石状材を取り出す取出部4とからなる。
前記供給手段2は、飛散を防止するため充分な水が散布されて湿潤状態のままで投入される廃アスベスト材を収納する乾燥庫Dと、この廃アスベスト材を乾燥させる脱水手段5とを有する。そしてこの供給手段2によって充分に乾燥させた廃アスベスト材が、溶融炉3に向けて供給される。さらに本形態の供給手段2は、投入する廃アスベスト材を受ける受入れ装置21を設けている。
建築構築物の耐火被覆などに使用されたアスベストを除去して生じた廃アスベスト材が、飛散防止のための大量の水とともに、前記受入れ装置21に投入される。受入れ装置21は図2に示すように、上部に異物の混入を阻止するための網体22を取り付けた漏斗状のホッパー23と、このホッパー23の下部に連続して設けられた予備破砕装置24とからなる。この予備破砕装置24は、向き合って配置された破砕回転歯の間を通過する廃アスベスト材をある程度以下のサイズに破砕する装置であり、大きさが調整された廃アスベスト材は、供給手段2によって溶融炉3に向けて円滑に搬送できる。
前記乾燥庫Dは図6に示すように、その内部に廃アスベスト材を収納する空間として構成される収納部8の外周を、外囲み部9によって囲むことにより、丸タンク状に形成される。また乾燥庫Dの上部には、廃アスベスト材を収納部8内部に投入する投入口25が形成される。更に乾燥庫Dの底部近傍から垂直に立上がり上部を貫通して外部に真直ぐにのびる搬出管29を立設している。この搬出管29は、乾燥庫D内で加熱されて乾燥した廃アスベスト材を、乾燥庫Dから搬出する経路を形成する。
前記外囲み部9は本形態では、収納部8を囲む内殻部26、及びこの内殻部26の外側に一定の間隙Kを隔てて形成された外殻部27を有した2重容器状をなしている。従って外囲み部9は、前記間隙Kを形成しつつ収納部8外周のほぼ全体を囲んで構成される。なお前記ほぼ全体とは、前記投入口25などの領域は除かれることを示している。更に本形態の外囲み部9の外殻部27は、図6に示すように、内部に発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡フェノールなどの断熱材が充填されて、一定厚さの断熱層28が形成されている。
前記間隙Kは図6に示すように、最下部になる一端から最上部になる他端までの間で連続している。また間隙Kの最下部には、外部に連通する下開口29Dが形成されるとともに、最上部には外部に連通する上開口29Uが形成されている。
前記間隙Kの内部には、前記下開口29Dから上開口29Uの間にのびる仕切片10が形成される。そして本形態において仕切片10は、下開口29D乃至上開口29U間で旋回しつつ上下にのびる螺旋状に形成される。
また本形態の乾燥庫Dは、図3、5に示すように、一対をなす第1、第2の乾燥庫D1、D2を並設し、これら第1、第2の乾燥庫D1、D2には、各々に収納部8が形成される。前記第1の乾燥庫D1の上部には、投入口25に連通するサイクロン30を取付けている。そしてサイクロン30には、前記受入れ装置21との間に蛇腹管31が配管される。
また図3、5に示すように、第1、第2の乾燥庫D1、D2と並んで、吸引装置32が設置される。この吸引装置32は、第1の吸引機32Aと、この第1の吸引機32Aを駆動する電動モータ32Bとを有し、第1の吸引機32Aとサイクロン30間に吸引管33が配管される。電動モータ32Bが駆動すると、前記サイクロン30には、吸引管33を介して負圧が働く。そしてこの負圧の力によって、前記予備破砕装置24によって破際された廃アスベスト材が蛇腹管31を通って、サイクロン30内部に吸引される。そして、サイクロン30によって、廃アスベスト材と水分が分離されて、湿潤状態の廃アスベスト材は、前記投入口25から収納部8内に落下投入され、他方分離された水分は吸引空気とともに、吸引管33を通って吸引装置32側へ引かれる。
前記吸引管33には図4、5に示すように、その中間部分に水分離タンク34が配設される。前記の如く第1の吸引機32Aが生じる負圧によって空気とともに吸引された水は、前記水分離タンク34において、その重力によって下部に滞留することから、水と空気とが分離される。そして水分離タンク34から第1の吸引機32Aへ向けては、空気のみ吸引され、この空気はサイレンサー35を通過して大気へ放出される。なお水分離タンク34で分離された水は、排水バルブ(図示せず)の開閉動作によって適宜排水される。
本形態では、前記第1の乾燥庫D1において予備乾燥された廃アスベスト材は、前記搬出管29を通って搬出されるとともに、図5に示すように第2の乾燥庫D2の投入口25との間に配管された逆U字状の継ぎ管36を通って、第2の乾燥庫D2の収納部8内部に投入される。そして第2の乾燥庫D2の収納部8内に収納された廃アスベスト材は、含有水分をさらに減じて本乾燥される。その後に廃アスベスト材は、第2の乾燥庫D2の搬出管29を通って搬出され、溶融炉3を含む溶融装置38との間に配管された供給管37を通って溶融装置38へ向けて送り出される。なお廃アスベスト材のこれらの移動は、溶融装置38からの負圧によって行なわれる。すなわち、溶融装置38側から引っ張られる吸引力によって、廃アスベスト材が第1の乾燥庫D1から第2の乾燥庫D2へと移動し、更に供給管37を通って溶融装置38へ移動することができる。
前記脱水手段5は、熱媒搬送管6と、乾燥庫熱媒流路7とを含み構成され、前記乾燥庫D内に収納された湿潤状態の廃アスベスト材を溶融炉3への供給前に乾燥させるものである。しかもこの乾燥には溶融炉3の排熱が活用される。
前記乾燥庫熱媒流路7には、熱媒が通ることによって、乾燥庫Dを加熱して内部に収納される廃アスベスト材を乾燥させる加熱部12が形成される。なお本形態では、第1、第2の乾燥庫D1、D2に、乾燥庫熱媒流路7、及び加熱部12が各々形成される。
本形態の乾燥庫熱媒流路7は、前記外囲み部9の間隙Kによって形成され、下開口29Dを介して熱媒搬送管6に接続されている。間隙Kは前記の如く、下開口29Dから上開口29Uの間にのびる仕切片10が形成されることから、乾燥庫熱媒流路7も同様にして、仕切片10で仕切られた空間によって構成される。しかも本形態では前記の如く、間隙Kは下開口29D乃至上開口29U間で上下に螺旋状にのびる仕切片10によって仕切られることから、乾燥庫熱媒流路7には螺旋状に旋回した螺旋状部分11が形成される。また間隙Kは、その外側に配される外殻部27は断熱層28によって断熱されることから、加熱部12は、内側の内殻部26を介して廃アスベスト材が収納される収納部8を加熱するように構成される。
このように外囲み部9の間隙Kによって乾燥庫熱媒流路7を形成するため、熱媒によって収納部8の周囲全体から収納部8の内部に収納された廃アスベスト材を効率的に加熱乾燥できることから、優れた乾燥効率が得られるとともに、廃アスベスト材をムラなく脱水処理できる。しかも外囲み部9は、収納部8の略全体を囲む2重容器状をなすため、加熱効率が高い上に、熱が逃げる箇所ができないため、収納部8全体を均一な高温に維持することができる。そのため収納部8内に収容される廃アスベスト材を、短時間のうちにムラなく均一に乾燥できる点で好ましい。
このように、溶融炉3へ投入する前に廃アスベスト材の水分を減じる脱水手段5を設けているため、溶融炉3内の温度分布状態が安定化することから、廃アスベスト材を完全に溶融でき、無害化処理の信頼性を向上させることができる。また蒸発潜熱による熱ロスが減少することから、溶融炉の熱効率を高めるとともに、発生する高温水蒸気が原因となって生じる溶融炉3の損傷及び劣化を抑制できるため、溶融炉3の耐久性が向上するとともにメンテナンスが容易となる。
また前記外囲み部9の間隙Kには、仕切片10によって乾燥庫熱媒流路7が形成される。従って、熱媒は仕切片10で区切られて連続する空間により形成されることから長くのびる流路を流れて、廃アスベスト材を周囲から万遍なく加熱することができる。しかも本形態では、間隙Kを螺旋状に旋回する仕切片10が形成されることから、乾燥庫熱媒流路7の少なくとも一部に、収納部8を囲んで旋回する螺旋状部分11が形成される。そのため熱媒が収納部8を囲んで螺旋状に流れる延長流路が形成され、その結果熱媒の熱交換効率を向上できる。
前記熱媒搬送管6は、前記溶融装置38と、乾燥庫熱媒流路7の入口である下開口29Dとの間に配管され、溶融炉3の排熱を用いた高温の熱媒を、乾燥庫熱媒流路7へ供給するものである。この熱媒搬送管6には、耐熱性パイプ6Aをロックウール、グラスーウルなどの断熱層6Bで被覆したものが使用される。なお本形態の熱媒は、高温空気が用いられるが、この他溶融炉3の熱で加熱した高温水、或いは各種の熱媒オイルなどを用いることもできる。
このように溶融炉3の排熱を利用して高温化した熱媒を送る熱媒搬送管6と、この熱媒搬送管6に接続される乾燥庫熱媒流路7とを含んで脱水手段5を構成しているため、コンパクトに構成された配管経路を通る熱媒によって、熱ロスを最小限に留めつつ廃アスベスト材を乾燥できる。
本形態では、熱媒が熱媒搬送管6を介して第1の乾燥庫D1の乾燥庫熱媒流路7に供給され、第1の乾燥庫D1の収納部8を加熱して、収容された湿潤状態の廃アスベスト材を予備乾燥させる。そして、第1の乾燥庫D1の乾燥庫熱媒流路7を通った熱媒は、第1の乾燥庫D1の上開口29Uと第2の乾燥庫D2の下開口29Dとの間に配管された熱媒継ぎ管39を介して第1の乾燥庫D1の乾燥庫熱媒流路7へと流入する。そして第2の乾燥庫D2の加熱部12が昇温することにより収納部8内の廃アスベスト材を低含水にまで本乾燥する。第1の乾燥庫D1の乾燥庫熱媒流路7及び第2の乾燥庫D2の乾燥庫熱媒流路7を直列状に接続した熱媒の流路を構成する以外に、これらを並列に接続して熱媒流路を形成することも良い。
このように第1の乾燥庫D1の加熱部12、及び第2の乾燥庫D2の加熱部12を、直列又は並列に接続して形成するると、溶融炉3の排熱により高温化した熱媒が、第1、第2の加熱部12の乾燥庫熱媒流路7を通って各々の収納部8内の廃アスベスト材を加熱しながら円滑に流れるため、高い熱効率が得られる点で好ましい。
さらに本形態のように、湿潤状態の廃アスベスト材を予備乾燥する第1の乾燥庫D1、及び前記予備乾燥した廃アスベスト材を受けて、本乾燥する第2の乾燥庫D2を直列に配管して構成すると、廃アスベスト材の乾き度合いを二段階に分けて効率よく脱水できる。その結果、溶融炉3に投入される際には廃アスベスト材は殆ど水分を含まない状態に乾燥しているため、溶融炉3において短時間で一様な溶融状態が得られる。
第2の乾燥庫D2の上開口29Uには、図3に示すように、モータが一体化された第2の吸引機40との間に熱媒吸引管41が配管される。このように配管されることにより、溶融装置38から送られる高温の熱媒は、第2の吸引機40に吸引されて熱媒搬送管6を介して下開口29Dから第1の乾燥庫D1の乾燥庫熱媒流路7に流入し、螺旋状部分を通過する間に加熱部12からの放熱によって収納部8内の廃アスベスト材を予備乾燥する。そして第1の乾燥庫D1の上開口29Uから熱媒継ぎ管39を通って第2の乾燥庫D2の下開口29Dから第2の乾燥庫D2の乾燥庫熱媒流路7に流入する熱媒は、再度予備乾燥済みの廃アスベスト材を本乾燥する。最後に第2の乾燥庫D2の上開口29Uから流出した熱媒は二度の熱放出により、充分に温度低下している。そして熱媒吸引管41を通り第2の吸引機40に吸引されて大気に放出される。
前記溶融炉3は、前記の如く溶融装置38に含まれ、この溶融装置38は溶融炉3の他、前記供給手段2によって供給された廃アスベスト材を溶融炉3に送る送給装置48、前記の取出部4、及び溶融炉3の排熱を利用して熱媒をつくる熱媒生成部47とを具える。前記送給装置48は図7、8に示すように、前記供給手段2から空気とともに送られる廃アスベスト材を分離するマルチサイクロン42と、このマルチサイクロン42によって分離された廃アスベスト材を細かく粉砕する粉砕機43と、粉砕された廃アスベスト材を一定量に制御して溶融炉3へ送給するための定量送給手段44と、前記マルチサイクロン42によって分離された後の吸引空気中の残存する廃アスベスト粉塵を分離するろ過手段45と、廃アスベスト材を吸い込む吸引手段46とを具える。
前記粉砕機43は、マルチサイクロン42の下部に設けられ、一対の噛み合う粉砕刃が回転し、その間を通過する廃アスベスト材を細かく粉砕するものである。このように粉砕機43を通って細かく均一に粉砕することにより、溶融時間を短縮できるとともに、溶融に使用するエネルギーを節約できる。
前記定量送給手段44は、前記粉砕機43の下部に配されて、短寸樽状のハウジングと、このハウジングに内部に回転自在に支持されるとともに収容孔を設けた搬送円盤とを含み構成される。そして、収容孔に収容された廃アスベスト材が搬送円盤の回転毎に、定量的に送給される。
本形態はろ過手段45として、バグフィルタ45Bを用いている。このバグフィルタ45Bは、前記マルチサイクロン42と接続され、粉砕機において発生した粉塵を含めてマルチサイクロン42において廃アスベスト材が分離された後の空気中に残存する廃アスベスト材粉塵をろ過している。なおろ過により収集された廃アスベスト材粉塵は、前記定量送給手段44へ送られて、前記粉砕された廃アスベスト材と混合される。
前記吸引手段46は、前記バグフィルタ45Bに接続されるとともに、電動モータで駆動される第3の吸引機46Aを用いて構成される。前記の如くこの第3の吸引機46Aの負圧によって、前記サイクロン30によって分離された廃アスベスト材が、前記供給手段2を構成する第1、第2の乾燥庫D1、D2通ってマルチサイクロン42まで吸引搬送される。
前記溶融炉3は、ハイアルミナなどの高性能耐火層によって囲まれた溶融空間3Aと、この溶融空間に向けて廃アスベスト材が投入される流入路3Bと、下部に配置されるとともに溶融ガラス化した廃アスベスト材を送り出す排出路3Dと、側部に複数設けられて燃焼ノズルが挿入される燃焼ガス噴出し口3Eと、上部に配置される燃焼ガス排出路3Fとからなる。
前記取出部4は、上を向いた樽状をなすとともに前記溶融炉3の排出路3Dの下部に配置される水冷槽4Aと、この水冷槽4Aの内部に設けられたコンベア4Bとからなる。溶融炉3から溶出する溶融アスベスト材は、水冷槽4Aで冷却されることにより、即座に石状材に変化し、コンベア4Bによって効率的に搬出される。
前記熱媒生成部47は、前記燃焼ガス排出路3Fに連通して、溶融炉3の上部に立設する本体筒部47Aと、この本体筒部47Aの内部に設けられたバグフィルター47Bとを含み構成される。前記第3の吸引機46Aの排気が本体筒部47Aの下部に導入されるとともに、第3の吸引機46Aの排気が本体筒部47Aに導かれるように配管されている。さらには本体筒部47Aの上部に、前記脱水手段5を構成する熱媒搬送管6が配管されている。
このように構成された熱媒生成部47は、溶融炉3から排出される非常に高温の燃焼空気が、本体筒部47A内部に導かれる。そしてこの燃焼空気は、第3の吸引機46Aの排気とミキシングされることによって適温に調整されて熱媒となる。この熱媒は、バグフィルターを通過することによりガスが除去された後、前記熱媒搬送管6に吸引される。そして熱媒は前記の如く、第2の吸引機40に吸引されることによって、熱媒搬送管6中を流れて第1の乾燥庫の下開口29Dから乾燥庫熱媒流路7へと移動する。
このように、溶融炉3の排熱を利用して乾燥庫Dに収納された廃アスベスト材を乾燥するため、乾燥用に別途のエネルギーを消費することがない。また溶融炉3に排気煙突を設ける必要がなくなり、或いは小規模な煙突の設置で済むことから、設備全体をコンパクトに設置することができる。その結果、装置全体として、イニシャルコスト、ランニングコスト双方を低減して省エネ効果を高めることが出来る。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する平面図である。 受入れ装置の正面図である。 供給手段の平面図である。 その要部正面図である。 その異なる方向の要部正面図である。 乾燥庫の一部切欠き斜視図である。 溶融装置の平面図である。 その正面図である。
符号の説明
1 廃アスベスト材の無害化装置
2 供給手段
3 溶融炉
4 取出し部
5 脱水手段
6 熱媒搬送管
7 乾燥庫熱媒流路
8 収納部
9 外囲み部
10 仕切片
11 螺旋状部分
D 乾燥庫
D1 第1の乾燥庫
D2 第2の乾燥庫

Claims (7)

  1. 廃アスベスト材を供給する供給手段、この供給手段により供給された廃アスベスト材を高温で溶かし溶融アスベストとする溶融炉、及び該溶融炉から排出された溶融アスベストを冷却し凝固した石状材を取り出す取出部を具え、
    前記供給手段は、飛散防止のため湿潤状態で搬入される廃アスベスト材を収納する乾燥庫と、前記溶融炉への供給に先立ち前記溶融炉の排熱を用いて、前記乾燥庫内の廃アスベスト材を乾燥する脱水手段とを有し、乾燥した廃アスベスト材を溶融炉に供給することを特徴とする廃アスベスト材の無害化装置。
  2. 前記脱水手段は、該溶融炉の排熱により高温化した熱媒を送る熱媒搬送管と、前記乾燥庫を加熱する加熱部を含み前記熱媒搬送管が一端に接続される乾燥庫熱媒流路とを含むことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の廃アスベスト材の無害化装置。
  3. 前記乾燥庫は、廃アスベスト材を収納するための収納部と、この収納部を間隙を隔てて囲む外囲み部とからなり、前記間隙は一端から他端まで連続することにより、前記間隙が前記乾燥庫熱媒流路を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の廃アスベスト材の無害化装置。
  4. 前記外囲み部は、前記収納部のほぼ全体を囲む2重容器状をなすことにより前記収納部の外周にほぼ全体にわたる前記間隙が形成され、かつ前記一端から他端までの間に前記間隙を仕切る仕切り片を形成することにより、前記仕切片を用いて前記間隙からなる前記乾燥庫熱媒流路が形成されることを特徴とする請求項3記載の廃アスベスト材の無害化装置。
  5. 前記間隙が、前記一端から他端までの間で螺旋状に旋回する螺旋状の仕切片により仕切られることにより、前記乾燥庫熱媒流路は螺旋状部分を有することを特徴とする請求項3又は4記載の廃アスベスト材の無害化装置。
  6. 前記乾燥庫は、並設されかつそれぞれ乾燥庫熱媒流路の前記加熱部を有する第1、第2の乾燥庫を含み、
    前記第1の乾燥庫は、湿潤状態の廃アスベスト材を予備乾燥し、
    前記第2の乾燥庫は、前記予備乾燥した廃アスベスト材を受けて、本乾燥することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の廃アスベスト材の無害化装置。
  7. 第1の乾燥庫の加熱部、及び第2の乾燥庫の加熱部は、前記乾燥庫熱媒流路を直列又は並列に接続して形成されることを特徴とする請求項6記載の廃アスベスト材の無害化装置。
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