JP2008271722A - キャパシタ充放電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高出力型のキャパシタから構成される大電流を扱う充放電システムに用いる並列モニタ回路においても、定格の大きなパワートランジスタが必要とならないように、バイパス電流を決定することが可能な方法を提供する。
【解決手段】設定値を越える電圧で充電電流をバイパスする並列モニタを有し直列接続した複数のキャパシタ(C1、C2、・・Cn)からなるキャパシタを充放電するキャパシタ充放電システムにおいて、バイパス電流路にはトランジスタTr及び抵抗Rが設け、バイパス電流が流れたときの該トランジスタTrの消費電力をPc、該抵抗Rの消費電力をPrとするとき、Pr=kPc (ただし、k≧1)となるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、周期的なサイクル時間で電力を要求する負荷に給電を行うためのキャパシタ充放電システムに係り、特にバイパス電流によるトランジスタの発熱を抑制したキャパシタ充放電システム関するものである。
近年、大電流の充放電が可能な電気二重層キャパシタが注目されている。電気二重層キャパシタは、電極と電解液との界面においてイオンの分極によりできる電気二重層を利用したキャパシタであり、従来のキャパシタに比較して大容量の静電容量を充電できるとともに、急速充放電が可能であり、その応用が期待されている。この電気二重層キャパシタの用途としては、メモリバックアップ用や電気自動車のパワーアシスト用や電力貯蔵用蓄電池代替などがあり、小容量品から大容量品まで幅広く検討されている。本件出願人は、例えば複数の電気二重層キャパシタのセルを直列に接続し、各キャパシタセルを並列モニタで監視しつつ充放電を行う電子回路と組み合わせて構成したキャパシタ蓄電装置を、ECS(Energy Capacitor System)またはECaSS(Energy Capacitor Systems)(登録商標)として提案している。ここで、並列モニタは、複数の電気二重層キャパシタが直列に接続されたキャパシタバンクの各電気二重層キャパシタの端子間に接続され、キャパシタバンクの充電電圧が並列モニタの設定値を越えると充電電流をバイパスする装置である。
上記並列モニタを備えたキャパシタバンクは、充電する際にキャパシタバンクの充電電圧が設定値以上に上昇しないように充電電流をバイパスして一定に保つので、キャパシタバンク内のすべての電気二重層キャパシタは、設定された電圧まで均等に充電され、電気二重層キャパシタの蓄積能力をほぼ100パーセント発揮させることができる。したがって、並列モニタは、キャパシタの特性のバラツキや残留電荷の大小がある場合にも、最大電圧の均等化、逆流防止、充電終止電圧の検出と制御などを行い、耐電圧いっぱいまで使えるようにするものとして、きわめて大きな役割を持ち、エネルギー密度の有効利用の手段として不可欠な装置である。このような並列モニタについては、特許文献1(特許第3306325号公報)等に開示されている。
特許第3306325号公報
電気二重層キャパシタはその設計により内部抵抗の低い高出力型タイプのキャパシタから、内部抵抗は高くてもエネルギー密度が大きなタイプのキャパシタまで、各種を得ることができる。高出力型のキャパシタは、用途によっては100A〜1000Aの大電流がキャパシタに流れる。
高出力型のキャパシタは、その構造に起因して静電容量のバラツキが大きくなる。(高エネルギー密度型の電気二重層キャパシタに比べて、分極性電極が薄塗りとなるのでわずかな塗行厚の違いによって、静電容量の差となってしまうことによる。)
静電容量のバラツキはキャパシタを直列につないだとき、電圧がキャパシタの個数分の1に均圧(電圧がキャパシタに均等配分)されない原因となる。このようなキャパシタの静電容量のバラツキに対処するために、均圧抵抗などをキャパシタと並列につなぐ方法も考えられるが、この方法では漏れ抵抗の不均一は軽減されるが静電容量の不同に対する是正効果はない。
そこで、このような高出力型のキャパシタを用いた大電流を扱う充放電システムでは上記のような並列モニタ回路を用いることとなる。ところが、キャパシタのバイパス電流を全て並列モニタ回路の経由で流すとすると、定格の大きなパワートランジスタが必要となってしまう。これを並列モニタ回路毎に設けると、回路構成が非常に高価になってしまう、という問題がある。
また、定格の大きなパワートランジスタを実装するときにおいては、このパワートランジスタを取り付けるためのヒートシンクなどの放熱部材といった構成が必要となり、コストアップの原因となるという問題がある。また、このような複雑な実装構造とすると並列モニタ回路の信頼性が低下するという問題もある。
上記のような各問題に対処するために、キャパシタのバイパス電流路に抵抗を設けてバイパス時の最大電流を制限するとともに、この抵抗にも一定の電圧を分担させるという解決手段が考えられる。このような抵抗を設けると、キャパシタのバイパス電流による発熱負担を一部抵抗が分担することができ、より定格の低いパワートランジスタを用いることができる。本発明においては、キャパシタのバイパス電流による発熱負担を分担する抵抗を設けるときの抵抗値の決定方法に係るものである。
そのために、本発明の請求項1に係る発明は、設定値を越える電圧で充電電流をバイパスする並列モニタを有し直列接続した複数のキャパシタからなるキャパシタを充放電するキャパシタ充放電システムにおいて、バイパス電流路にはトランジスタ及び抵抗が設け、バイパス電流が流れたときの該トランジスタの消費電力をPc、該抵抗の消費電力をPrとするとき、
Pr=kPc (ただし、k≧1)
となるように設定することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のキャパシタ充放電システム
k=1に設定し該トランジスタと該抵抗とで略均等に消費電力を分担させるようにバイパス電流を流すことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のキャパシタ充放電システムにおいて、k=1.2〜1.5に設定し該トランジスタに比べて該抵抗により多く消費電力を分担させるようにバイパス電流を流すことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3に記載のキャパシタ充放電システムにおいて、周期的なサイクル時間Tsで電力を要求する負荷に給電を行うためのキャパシタ充放電システムであって、該並列モニタ回路は接続されたキャパシタが満充電となるとバイパス電流を流し、該複数のキャパシタのうち最初にキャパシタが満充電に達したときから全てのキャパシタが満充電に達するまでの時間を全初期化時間Tiとして設定するときにおいて、Ti/Ts回のサイクルで全てのキャパシタを満充電とするようにバイパス電流を決定することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載のキャパシタ充放電システムにおいて、最も速く満充電に達するキャパシタと最も遅く満充電に達するキャパシタとの初期電圧の予想バラツキ量をΔVとして、予想バラツキ量ΔVをTi/Ts回の充放電サイクルで解消するようにバイパス電流を決定することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るキャパシタ充放電システムによれば、トランジスタTrはより定格の小さなものを利用することができ、トランジスタTrに取り付けるためのヒートシンクなどの放熱部材といった構成が不必要となり、コストを抑制することができる。また、実装構造が簡単となるので、回路としての信頼性を確保することができる、というメリットがある。
また、本発明の実施の形態に係るキャパシタ充放電システムによれば、高出力型のキャパシタから構成される大電流を扱う充放電システムに用いる並列モニタ回路においても、定格の大きなパワートランジスタが必要とならないように、バイパス電流を決定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が対象とする充放電システムの構成を示す図である。図1において、充電源10は接続された電気二重層キャパシタC1、C2、・・Cnからなる高出力型のキャパシモジュールを充電するものである。このような高出力型のキャパシは、「発明が解決しようとする課題」において説明したものと同様のものである。電気二重層キャパシタC1、C2、・・Cnそれぞれに並列に並列モニタ回路が設けられる。図示するように並列モニタは各電気二重層キャパシタC1、C2、・・Cnの端子間に接続され、コンパレータCMP1〜CMPn、電流制限用抵抗R1〜Rn、トランジスタTr1〜Trn、基準電圧Vr1〜Vrnからなる。基準電圧Vr1〜Vrnには、共通のキャパシタ満充電電圧(一般には、キャパシタの定格電圧)のVrが用いられる。
並列モニタ回路は、図1に示すようにコンパレータCMP1〜nによってキャパシタC1、C2、・・Cnの各電圧を基準電圧Vrと比較して監視し、キャパシタCの電圧が基準電圧Vrによる設定値を越えるとトランジスタTrをオンにして充電電流をバイパスする。
本発明が想定するキャパシタ充放電システムでは、並列モニタ回路がこのようなバイパス電流を流すときにおいては、全ての充電電流をバイパスさせないように電流制限用抵抗R1〜Rnが選定される。或いは、全ての充電電流をバイパスさせないように電流制限用抵抗R1〜Rnの抵抗値を可変としておき、これを調整する。
本発明が想定するキャパシタ充放電システムでは、このように電流制限用抵抗R1〜Rnを設定することで、トランジスタTr1〜Trnとして、定格の大きなパワートランジスタが必要となることがない
すなわち、本発明では、電気二重層キャパシタC1、C2、・・Cnのバイパス電流による発熱負担を一部電流制限用抵抗R1〜Rnが負担することができ、より定格の低いトランジスタTr1〜Trnを用いることができる。
ここで、図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係るキャパシタ充放電システムのバイパス電流決定方法について説明する。図2は本発明が対象とする並列モニタ回路のパラメーターを示す図である。図2は、図1に示される複数の並列モニタ回路のうちの一つを抜き出して示したものである。
図2において、Itはバイパス電流である。このバイパス電流Itは、電気二重層キャパシタCの初期化電圧(定格電圧)をVr、トランジスタTrの定格特性で定まるトランジスタTrがオン状態でのエミッタ−コレクタ間電圧をVtonとすると、
It=(Vr−Vton)/R (1)
と表すことができる。
またバイパス電流Itが流れたときのトランジスタTrからの発熱Pc(トランジスタTrの消費電力)は、
Pc=It×Vton (2)
と表すことができる。また、バイパス電流Itが流れたときの抵抗Rからの発熱Pr(抵抗Rの消費電力)は、
Pr=It×(Vr−Vton) (3)
と表すことができる。
ここでk≧1である定数を導入し、本発明においては、
Pr=kPc (4)
が成立するように、バイパス電流Itを決定するものとする。本発明においては、このようなバイパス電流Itを流すために、トランジスタTrと抵抗Rの抵抗値を選択する。
ここで、k=1として設定する場合について説明する。式(4)において、k=1に設定すると、トランジスタTrと抵抗Rとで略均等に消費電力を分担させることができる。すなわち、このようにバイパス電流を流すようにすると、理論上は(トランジスタTrの発熱量)=(抵抗Rの発熱量)とすることができる。
トランジスタを実装するときには、ヒートシンクなどの放熱部材を用いない方がコスト面、信頼性の面で有利である。そこで、可能であれば定格の小さなトランジスタを採用して、放熱部材を用いないような設計とすることが理想的である。本発明のキャパシタ充放電においては、上述のようにトランジスタTrと抵抗Rとで略均等に発熱をさせるようにバイパス電流を流すことで、トランジスタTrの発熱分を一部抵抗Rに分担してもらう、というような構成とする。このような構成とすることで、トランジスタTrはより定格の小さなものを利用することができる。また、このような構成とすることで、トランジスタTrに取り付けるためのヒートシンクなどの放熱部材といった構成が不必要となり、コストを抑制することができる。また、実装構造が簡単となるので、回路としての信頼性を確保することができる、というメリットがある。
次に、k=k=1.2〜1.5に設定する場合について説明する。k=1.2〜1.5に設定するということは、式(4)からも分かるとおり、トランジスタTrに比べて抵抗Rにより多く消費電力を分担させるようにバイパス電流を流す、ということになる。すなわち、k=k=1.2〜1.5として設定すると、トランジスタTrに比べて抵抗Rがより発熱するような状態となる。
充放電システムが周期的なサイクル時間で電力を要求するタイプの負荷に用いられる場合がある。このようなタイプの負荷としては、工作機器などの一定間隔ごとに仕事量を必要とするものに用いられるモーターなどがある。このように周期の短いサイクルで比較的高出力で用いられる充放電システムにおいては、抵抗Rの発熱量をトランジスタTrの発熱量より高く設定することが好ましい。
図3は、抵抗RとトランジスタTrの発熱プロフィールを示す図である。図3(A)は抵抗RとトランジスタTrに入力する電流の波形を示し、図3(B)は当該電流が入力されたときの抵抗RとトランジスタTrの素子外囲の発熱カーブを示している。
図3を参照すると、抵抗Rは流れる電流に素早く追随するように発熱する。これに対して、トランジスタTrの発熱カーブは電流に素早く追随せずになだらかに上昇するようにして発熱する。すなわち、抵抗Rが熱しやすく冷めやすいタイプの素子であるのに対して、トランジスタTrは熱がこもってしまうタイプの素子である、ということが言える。
本発明では、このような抵抗RとトランジスタTr両素子の発熱特性、及び充放電システムのサイクリックな利用を考慮して、k=k=1.2〜1.5に設定するものである。このような設定によれば、充放電システムのサイクリックな利用中に、抵抗Rの方がトランジスタTrより発熱することになるが、抵抗Rの発熱パターンは電流に対する追随性が高いので、効率的に放熱することができ、結果として回路全体の放熱効率がよいものとなる。また、抵抗Rに発熱を分担させることによって、熱に対して脆弱であるトランジスタTrを保護することになるし、また、抵抗Rよりコストの高いトランジスタTrを呼称させてしまう、というようなリスクを避けることができる。
次に本発明の他の実施の形態について説明する。本発明が想定するキャパシタ充放電システムでは、上記のように全ての電流をバイパスさせることがない。したがって、早く満充電に達してしまったキャパシタには、一部の電流がバイパスされるものの、依然としてそれ以外の所定量の充電電流が流れるわけであり、この分このキャパシタには負担となってしまう。
本発明のバイパス電流決定方法の考え方について説明する。キャパシタのバイパス電流を全て並列モニタ回路のトランジスタ経由で流すとすると、定格の大きなパワートランジスタが必要となってしまう。これを並列モニタ毎に設けると、回路構成が非常に高価になってしまう、という問題がある。
そこで、本発明のバイパス電流決定方法においては、複数のキャパシタのうち、早く満充電に達してしまったキャパシタに多少の負担がかかることは勘案しても、バイパス電流の一部のみ並列モニタ回路に流すようにする。ただ、このようなキャパシタの負担が長期化してしまうと当該キャパシタの寿命が早まってしまうので、時間的な制約を設けるようにする。例えば、このような時間をTiと設定する。この時間Tiは、言い換えると、システム中の複数のキャパシタのうち最初にキャパシタが満充電に達したときから全てのキャパシタが満充電に達するまでの時間である。
また、充放電システムが周期的なサイクル時間で電力を要求するタイプの負荷に用いられることにも着目する。このようなタイプの負荷としては、工作機器などの一定間隔ごとに仕事量を必要とするものに用いられるモーターなどがある。
負荷の周期的なサイクル時間をTsとすると、先の時間Tiの間にTi/Ts回の充放電サイクルが繰り返されることとなる。他の実施形態では、Ti/Ts回の充放電サイクルのうちにキャパシタの初期化の問題を解決するようにバイパス電流を決定する。
本発明のキャパシタ充放電システムでは、早く満充電に達してしまったキャパシタには、所定の期間、バイパス電流以外の所定量の充電電流が流れ続けて、キャパシタのある程度の負担がかかることは許容する。ただ、これが長時間化しないような方策を立てるものとする。すなわち、この所定の期間のうちに、もっとも充電の遅いキャパシタも満充電となるように設定するものである。ここで、この「所定の期間」は、キャパシタC1、C2、・・Cnのうち最初のキャパシタが満充電に達したときから、全てのキャパシタC1、C2、・・Cnが満充電に達するまでの時間であり、これを全初期化時間Tiとする。
次に、本発明が想定するキャパシタ充放電システムにおける負荷20について説明する。図4は本発明が対象とする充放電システムの負荷20の負荷プロフィールを示す図である。本発明が想定するキャパシタ充放電システムでは、周期的なサイクル時間で電力を要求するタイプの負荷に用いられるものとする。このようなタイプの負荷としては、工作機器などの一定間隔ごとに仕事量を必要とするものに用いられるモーターなどがある。図4に示すように、本発明が想定するキャパシタ充放電システムにおける負荷20は、周期的なサイクル時間Tsで、電流消費を行うとともに、回生電流を発生するようなものとなっている。ここで、このような負荷プロフィールはあくまで一例であって、本発明の決定方法では、このような負荷プロフィールに限定されるものではない。本発明が想定するキャパシタ充放電システムでは、要は負荷プロフィールが周期的なサイクル時間Tsを有している、というところがポイントとなる。
キャパシタ充放電システムの負荷20がこのような負荷プロフィールを有するとき、本発明においては、Ti/Ts回のサイクルで全てのキャパシタC1、C2、・・Cnを満充電とするように、バイパス電流を決定するようにする。このバイパス電流を決定するためには、先に記したように電流制限用抵抗R1〜Rnの選定・調整が行われる。
本発明のキャパシタ充放電システムにおいて、全初期化時間Tiをかけて行おうとしていることは、最も速く満充電に達するキャパシタと最も遅く満充電に達するキャパシタとのギャップの調整である。ここで、最も速く満充電に達するキャパシタと最も遅く満充電に達するキャパシタとの初期電圧の予想し得るバラツキ量をΔVとする。
本発明のバイパス電流の決定方法においては、この予想バラツキ量ΔVをTi/Ts回の充放電サイクルで解消するようにバイパス電流を決定することをもう一つの特徴点としている。
以上のようなバイパス電流を決定方法によれば、高出力型のキャパシタから構成される大電流を扱う充放電システムに用いる並列モニタ回路においても、定格の大きなパワートランジスタが必要とならないように、バイパス電流を決定することができる。
本発明が対象とする充放電システムの構成を示す図である。 本発明が対象とする並列モニタ回路のパラメーターを示す図である。 抵抗RとトランジスタTrの発熱プロフィールを示す図である。 本発明が対象とする充放電システムの負荷20の負荷プロフィールを示す図である。
符号の説明
10・・・充電源、20・・・負荷

Claims (5)

  1. 設定値を越える電圧で充電電流をバイパスする並列モニタを有し直列接続した複数のキャパシタからなるキャパシタを充放電するキャパシタ充放電システムにおいて、
    バイパス電流路にはトランジスタ及び抵抗が設け、バイパス電流が流れたときの該トランジスタの消費電力をPc、該抵抗の消費電力をPrとするとき、
    Pr=kPc (ただし、k≧1)
    となるように設定することを特徴とするキャパシタ充放電システム。
  2. k=1に設定し該トランジスタと該抵抗とで略均等に消費電力を分担させるようにバイパス電流を流すことを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ充放電システム。
  3. k=1.2〜1.5に設定し該トランジスタに比べて該抵抗により多く消費電力を分担させるようにバイパス電流を流すことを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ充放電システム。
  4. 周期的なサイクル時間Tsで電力を要求する負荷に給電を行うためのキャパシタ充放電システムであって、
    該並列モニタ回路は接続されたキャパシタが満充電となるとバイパス電流を流し、
    該複数のキャパシタのうち最初にキャパシタが満充電に達したときから全てのキャパシタが満充電に達するまでの時間を全初期化時間Tiとして設定するときにおいて、
    Ti/Ts回のサイクルで全てのキャパシタを満充電とするようにバイパス電流を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のキャパシタ充放電システム。
  5. 最も速く満充電に達するキャパシタと最も遅く満充電に達するキャパシタとの初期電圧の予想バラツキ量をΔVとして、予想バラツキ量ΔVをTi/Ts回の充放電サイクルで解消するようにバイパス電流を決定することを特徴とする請求項4に記載のキャパシタ充放電システム。
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