JP2008271434A - Interior decoration structure in room with sound generating function - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内の内装面の一部が振動して室内に音を発生させる音発生機能を備えた室内の内装構造に関するものである。 The present invention relates to an indoor interior structure having a sound generation function for generating a sound in a room by vibrating a part of the interior surface of the room.
従来から、天井に設ける点検蓋として、点検蓋の板の背面に振動用アクチュエータを設けて振動用アクチュエータで点検蓋の板を振動させることで室内に音を発生させるようにしたものが特許文献1により知られている。 Conventionally, as an inspection lid provided on a ceiling, a vibration actuator is provided on the back of a plate of the inspection lid, and sound is generated in the room by vibrating the plate of the inspection lid with the vibration actuator. Is known by.
この特許文献1に示された従来例にあっては、全体として断面ハット状をし且つ四周縁にフランジを設けた点検蓋を、鋼板を折り曲げ加工することで構成してあり、該点検蓋の背面に振動用アクチュエータを設け、更に、全体として断面ハット状をした点検蓋のフランジ上に遮音材を載設してある。そして、点検蓋の取付けに当たっては、天井の開口部に点検蓋を配置すると共に点検蓋のフランジを天井の開口部の周囲の天井材上に載置することによって取付けてある。
In the conventional example shown in
この従来例にあっては、天井から室内に向けて音を発生する部分が点検蓋であるため、天井面の一部にスピーカ装置を取付けたのと殆ど代わらない外観となり、天井面の外観が悪いという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、内装面の音を発生する部位が他の部位と何ら変わらない外観でありながら、内装板の一部が振動して室内に音を発生させることができる音発生機能を備えた室内の内装構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and a part of the interior plate vibrates indoors while the part that generates sound on the interior surface has an appearance that is not different from other parts. It is an object of the present invention to provide an indoor interior structure having a sound generation function capable of generating sound.
上記課題を解決するために本発明に係る音発生機能を備えた室内の内装構造は、室内の内装面Nを構成するための内装板として、励振手段2により内装板が振動させられることで室内に音を発生させるための音出力用内装板1と、音を発生させない普通内装板16とを用い、上記内装面Nの表面側に音出力用内装板1と普通内装板16とにわたるように化粧シート30を取着して成ることを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problems, the indoor interior structure provided with the sound generation function according to the present invention is configured such that the interior plate is vibrated by the excitation means 2 as an interior plate for constituting the interior surface N of the room. The sound output
このような構成とすることで、内装面Nの一部が振動して室内に音を発生させることができ、特に、内装面Nの表面側に音出力用内装板1と普通内装板16とにわたるように化粧シート30を取着してあるので、内装面Nは連続した化粧シート30のみが室内に露出して見えて、音を発生させる音出力用内装板1、普通内装板16が仮に異なる材質のものであっても、内装面Nの室内から見える部分が同じように見え、内装面N以外に何も見えないのに内装面Nの一部から音が発生するようになり、スピーカー装置などを内装面Nに露出して取付けたり、スピーカー装置を室内に設置する場合に比べて外観が良くなる。
With such a configuration, a part of the interior surface N can vibrate to generate sound in the room. In particular, the sound output
また、音出力用内装板1と隣接する普通内装板16との間に隙間31を形成して双方を非接触とすることが好ましい。
In addition, it is preferable that a
このような構成とすることで、励振手段2で音出力用内装板1を振動させて室内に音を発生させるに当たって、音出力用内装板1の振動が隣接する普通内装板16側に伝わって普通内装板16が振動するというようなことがなく、これにより音出力用内装板1のみを振動させて高音質の音を発生することができる。
With this configuration, when the sound output
また、化粧シート30がクロス材であることが好ましい。
Moreover, it is preferable that the
このような構成とすることで、クロス材であるため、化粧シート30を介して音出力用内装板1の振動が隣接する普通内装板16側に伝わって普通内装板16を振動させるおそれがない。
With such a configuration, since it is a cloth material, the vibration of the sound output
本発明は、上記のように構成したので、内装面の表面側に音出力用内装板と普通内装板とにわたるように化粧シートを取着してあるので、内装面の音を発生する部位が他の部位と何ら変わらない外観でありながら、内装板の一部が振動して室内に音を発生させることができ、スピーカー装置などを内装面に露出して取付けたり、スピーカー装置を室内に設置する場合に比べて外観が良くなる。 Since the present invention is configured as described above, the decorative sheet is attached on the surface side of the interior surface so as to cover the interior panel for sound output and the ordinary interior plate, so that a portion that generates sound on the interior surface is provided. Although it has the same appearance as other parts, part of the interior panel can vibrate to generate sound in the room, and the speaker device can be mounted exposed on the interior surface, or the speaker device can be installed indoors. The appearance will be better than when you do.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
天井面、壁面、床面等の建物の内装面Nは天井板、壁板、床板等の複数の内装板を天井下地構造材、壁下地構造材、床下地構造材等の下地用構造材4に取付けることで構成してある。
The interior surface N of the building such as a ceiling surface, a wall surface, and a floor surface is composed of a plurality of interior panels such as a ceiling plate, a wall plate, and a floor plate, such as a ceiling foundation structure material, a wall foundation structure material, and a floor
このように天井面、壁面、床面等の建物の内装面Nは複数の内装板を並設することで構成されるが、内装面Nを構成するための複数の内装板として本発明においては、音を発生させない普通内装板16と、励振手段2により直接振動させられて音を発生させる音声出力用内装板1とが使用してあり、内装面Nの大部分は普通内装板16で構成してあり、内装面Nの一部を構成する内装板として音出力用内装板1を設けてある。
As described above, the interior surface N of the building such as a ceiling surface, a wall surface, and a floor surface is configured by arranging a plurality of interior plates in parallel, but as a plurality of interior plates for configuring the interior surface N in the present invention. The normal
添付図面に示す実施形態では内装面Nが天井面の例を示し、普通内装板16が普通天井板、音声出力用内装板1が音声出力天井板の例が示してあるが、内装面Nが壁面、床面であってもよいのはもちろんである。
In the embodiment shown in the accompanying drawings, the interior surface N is an example of a ceiling surface, the ordinary
音出力用内装板1はケナフ板、合板、その他の木製の板、鉄板、アルミニューム等の金属板、ロックウール板、石膏ボード等よりなり、背面の周囲に背面の外周に矩形状をした枠体3を固着し、音声出力用内装板1の背面の上記枠体3に囲まれた部分にエキサイターのような励振手段2を設け、更に、枠体3の背端部に囲まれた部分を覆うように裏板17が設けてあって、音出力用内装板ユニットAを構成しており、音出力信号が励振手段2に入力されることで振動板としての音出力用内装板1を直接振動させて室内に向けて音声、音楽、音を発生するように構成してある。
The sound output
矩形状をした枠体3は断面コ字状をしていて内部が空所7となっている。この矩形状をした枠体3の4辺の各上面部には所定間隔で複数の孔部10が設けてある。図4に示すように、枠体3内の空所7内の上記各孔部10に対応した位置にそれぞれ上部が小径で且つ下部が大径となった断面凸状をしたブッシュ用インシュレータ8が配置してある。ブッシュ用インシュレータ8の上部の小径部分が嵌め込み部9となっていて、孔部10にぴったりと嵌め込んである。したがって、ブッシュ用インシュレータ8は孔部10から脱落しないようになっている。また、ブッシュ用インシュレータ8には上下に貫通する固着具挿入孔11が設けてあり、固着具挿入孔11にはねじ具12の軸部13が挿通してあり、ねじ具12の頭部14は空所7内に位置させてある。
The
上記固着具挿入孔11と対向する音出力用内装板1の部位には操作治具挿入用孔15が設けてある。この操作治具挿入用孔15の径はねじ具12の頭部14の径よりも小径で且つねじ具12の頭部14を回転操作するための工具の径よりも大きく設定してあって、ブッシュ用インシュレータ8、ねじ具12が操作治具挿入用孔15から脱落しないようになっている。
An operation
下地用構造材4に上記表面が音出力用内装板1となった音出力用内装板ユニットAを取付けるには、図1に示すように、下地用構造材4の表面側に矩形状をした固定用枠5を固着し、この矩形状をした固定用枠5の表面側に上記音出力用内装板1の背面の外周に固着した矩形状の枠体3の背面側をスペーサー用インシュレータ6を介在させて上記ねじ具12により固着する。
In order to attach the sound output interior board unit A whose surface is the sound output
すなわち、内装材を取付ける下地用構造材4は通常、一方向に長くなった長尺部材(天井下地用構造材の場合は梁、壁下地用構造材の場合は柱や間柱、床下地構造材の場合は根太)を一定間隔で平行に並設し、この並設した平行となった下地用構造材4の表面側に内装材を掛け渡すようにして取付けるのであるが、上記のように音出力用内装板1の背面の外周に固着した矩形状の枠体3を平行となった下地用構造材4に固定する場合、矩形状の枠体3の4辺のうち2辺しか下地用構造材4に固定することはできず、このように4辺のうち2辺が下地用構造材4に固定され、残りの2辺がフリーの状態となっているので、矩形状をした枠体3の取付けのバランスがくずれ、音出力用内装板1を振動させて音を発生させるに当たって高音質の音が発生し難くなる。
That is, the base
そこで、本発明においては、上記枠体3と同じ大きさの矩形状をした固定用枠5を下地用構造材4に固定し、この下地用構造材4の表面側に、音出力用内装板1の背面の外周に矩形状をした枠体3の背面をスペーサー用インシュレータ6を介在させて重ねた状態で上記ねじ具12で固着することで、音出力用内装板1の背面の外周に固着した矩形状の枠体3の4辺を固着し、枠体3をバランスよく安定して取付け、音出力用内装板1を振動させて音を発生させる際に高音質の音を発生できるようにしている。
Therefore, in the present invention, the
矩形状の固定用枠5は図3に示すように、固定用木枠19に断面コ字状をした固定用金属枠20を被着することで構成してあり、固定用金属枠20を被着することで固定用枠5の強度を高くしている。固定用枠5には固着用孔21が設けてあるが、固定用木枠19には固着用孔21に連通した座ぐり穴22が設けてあり、座ぐり穴22からねじや釘等の固着具23を挿入して下地用構造材4に固着してある。
As shown in FIG. 3, the
このように下地用構造材4の表面側に固着した矩形状をした固定用枠5に音出力用内装板1の背面の外周に矩形状をした枠体3を取付けるには、矩形状の固定用枠5の表面に帯状または矩形状をしたスペーサー用インシュレータ6を介在させて矩形状の枠体3の背面を重ね、この状態で、操作治具挿入用孔15からドライバーのような工具を挿入してねじ具12の頭部14を回転することで、ねじ具12の先端部を固定用枠5の固定用木枠19に固着する。
In order to attach the
このように矩形状の枠体3を矩形状の固定用枠5にスペーサー用インシュレータ6を介在させて固着することで、音出力用内装板1が音を発生させるための振動が固定用枠5側に伝わらず、また、矩形状の枠体3の4辺がバランスよく取付けられるので、音出力用内装板1を振動させて音を発生させるに当たって高音質の音を発生させることができる。
In this way, the
また、ねじ具12と枠体3とは直接接触せずにブッシュ用インシュレータ8を介在しているため、ねじ具12を介して枠体3から固定用枠5側に振動が伝わらず、この点でも音出力用内装板1を振動させて音を発生させるに当たって高音質の音を発生させることができる。
Further, since the
普通内装板16はケナフ板、合板、その他の木製の板、鉄板、アルミニューム等の金属板、ロックウール板、石膏ボード等よりなり、上記音出力用内装板1とは縁をきった状態で下地用構造材4に取付けられる。添付図面には普通内装板16が普通天井板の例を示しており、普通天井板の背面の端部に固着した野縁26を、下地用構造材4である梁に上端部を固着した吊り木27の下端部に固着してある。ここで、下地用構造材4に固定した固定用枠5にスペーサー用インシュレータ6を介して音出力用内装板1の背面に設けた枠体3を取付けるため、隣接する普通内装板16に音出力用内装板1を取付ける必要がなく、このため、音を発生させる音出力用内装板1の振動が普通内装板16側に伝わらないように、図1に示すように音出力用内装板1と普通内装板16との間に隙間を設けて両者が非接触の状態とすることができ、音出力用内装板1が音を発生させるために振動した際、該振動が隣接する普通内装板16に伝わらず、この点でも内装面Nの一部を構成する音出力用内装板1を振動させて音を発生させるに当たって高音質の音を発生させることができる。
The normal
上記のようにして音出力用内装板1と、普通内装板16を取付けて内装面Nを構成するのであるが、本発明においては、この内装面Nの表面側に音出力用内装板1と普通内装板16とにわたるように化粧シート30を取着してあって、両者の境界がわからないようにし、また、音出力用内装板1、普通内装板16が直接室内に露出しないようにして、両者が仮に異なる材料のものであっても内装面Nを室内から見た場合、音出力用内装板1の部分、普通内装板16の部分の区別がわからないようにして、連続した同一化粧面となった内装面Nの一部が振動して音を発生するような構成とすることができる。
As described above, the sound output
化粧シート30としては例えばクロス材が用いられ、クロス材を用いた場合、化粧シート30を介して音出力用内装板1の振動が隣接する普通内装板16側に伝わって普通内装板16を振動させるおそれがなく、この点でも内装面Nの一部を構成する音出力用内装板1を振動させて音を発生させるに当たって高音質の音を発生させることができる。
As the
N 内装面
1 音出力用内装板
2 励振器
16 普通内装板
30 化粧シート
31 隙間
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JP2007114727A JP2008271434A (en) | 2007-04-24 | 2007-04-24 | Interior decoration structure in room with sound generating function |
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2007
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