JP2008271148A - 高速通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の動作環境で動作し、本来の規格を超える高速通信を実現する。
【解決手段】コンピューターネットワークを構成する機器間において情報をやり取りするに当たり、特定の動作環境における通信速度を高速化するためのシステムについて、特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するものとし、上記の機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねて構成し、上記許容されたデータ量を超えるデータ量を、特定の動作環境に許容されたデータ量に、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、上記複数本のケーブルを通じて送受信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンピューターネットワークを構成する機器間において情報をやり取りするに当たり、特定の動作環境における通信速度を高速化するためのシステムについて、特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するものとし、上記の機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねて構成し、上記許容されたデータ量を超えるデータ量を、特定の動作環境に許容されたデータ量に、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、上記複数本のケーブルを通じて送受信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンピューターネットワークを構成する機器間において情報をやり取りするに当たり、特定の動作環境における通信速度を高速化するための高速通信方法に関するものである。
ある一定の範囲の中の複数のコンピューターを相互に繋ぐローカルエリアネットワーク(LAN)は、コンピューターを有効利用するためにいまや不可欠であり、あらゆる分野に普及している。特に、高品位ストリーミングや電子商取引、電子広告、エンターテインメント等のニーズの急速な増加につれて、ネットワークのバンド幅に対する膨大な需要が望まれるようになってきた。
ローカルエリアネットワークの代表的なイーサネット(登録商標)ソリューションは、IEEE(米国電気電子技術者協会)802.3の規格で、10Mbps→100Mbps→1Gbpsと高速化してきたが、映像の高品位化のためにより大きな帯域幅(データ量)が要求され、1Gbpsでも不十分な状況である。規格は10倍ずつ高速化しており、次の10Gbpsの開発も進んでいる。ところが10Gbpsについては、ハードウエア、ソフトウエア共に技術的課題がまだ多く、実際に普及するには多くの障害が残っている。
その一方で、早いスピードと大きなバンド幅を本質的に必要とするユーザーは、必要に迫られてファイバーチャンネルなどの1Gbps以上の能力があるネットワークを使用している。しかしながら専用のハードウエアは高額であり、運用にも高度の知識が必要になる。しかも、一般的な上記のIEEE802.3の規格とも親和性がないので、限られた環境でのネットワークになっているのが実情である。
ストレージエリアネットワーク(SAN)の分野でも、非圧縮映像やデジタルタグの本格投入が進むにつれて、高速ファイル伝送の重要性が高まっている。また、ファイバーチャンネルに使用されている光トランシーバーについては、最近では変調速度が1Gbp
s、2Gbps、4Gbpsと2倍ずつ早いタイプが市場投入されているが、その更新に莫大な費用が必要である。また、コンピューターネットワークにおける通信方法の改良提案や、通信速度を高速化するための方法については、以下に掲げたような発明が開示されているが、未だ不十分である。
s、2Gbps、4Gbpsと2倍ずつ早いタイプが市場投入されているが、その更新に莫大な費用が必要である。また、コンピューターネットワークにおける通信方法の改良提案や、通信速度を高速化するための方法については、以下に掲げたような発明が開示されているが、未だ不十分である。
本発明は前記の点に着目してなされたものであって、その課題は、特定の動作環境で動作して、動作環境本来の規格を超える高速通信を実現可能とすることである。また、本発明の他の課題は、例えばIEEE802.3の環境で動作して、本来の規格にない2Gbps、3Gbpsさらには4Gbpsといった高速通信を選択でき、しかも一般のコンピューター知識で取り扱うことができる高速通信方法を提供することである。また本発明の他の課題は、IEEE802.3のイーサネット規格などの一般的な規格とも親和性のある高速通信方法を提供することである。また、本発明の他の課題は、マルチレーン方式のようにケーブルを束ねて高速化することで、システムの更新の先延ばしを選択可能にすることである。
前記の課題を解決するため、本発明は、コンピューターネットワークを構成する機器間において情報をやり取りするに当たり、特定の動作環境における通信速度を高速化するための方法について、
特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するとともに、上記機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねた構成とし、
上記許容されたデータ量を超えるデータ量を、上記特定の動作環境に許容されたデータ量に、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、上記複数本のケーブルを通じて送受信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元するという手段を講じたものである(請求項1に記載の発明)。
特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するとともに、上記機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねた構成とし、
上記許容されたデータ量を超えるデータ量を、上記特定の動作環境に許容されたデータ量に、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、上記複数本のケーブルを通じて送受信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元するという手段を講じたものである(請求項1に記載の発明)。
本発明における上記の高速通信方法では、特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するとともに、上記機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねた構成のものとする。ネットワークを構成する機器であるコンピューターには、複数個のポートを備えたものがあるので、これをそのまま利用することができる。また、1個のポートしか備えていない場合でも、ポート数を増やすための装置は入手容易であるから、既存の機器によって本発明を実施することができる。
このようなハード的要素において、本発明では、許容されたデータ量を超えるデータ量の情報を、上記特定の動作環境に許容されたデータ量に分割し、複数本のケーブルを束ねた回線を通じて送受信するという手段を取る。例えば特定の動作環境がIEEE802.3abである場合において、2本のケーブルを束ねた構成により、1個の情報を1Gbpsの2個に分割して2Gbpsで送信可能となる(請求項2に記載の発明)。従って、相手方では、動作環境本来の規格を超えた情報を受信できることになる。しかもこのこと
は、ハードウエアの変改をほとんど伴わずに実現可能である。
は、ハードウエアの変改をほとんど伴わずに実現可能である。
本発明の高速通信方法を適用し得るコンピューターネットワークには、ローカルエリアネットワーク(LAN)及びストレージエリアネットワーク(SAN)を含む(請求項3に記載の発明)。また、コンピューターネットワークを構成するコンピューターのオペレーティングシステムは、マッキントッシュ(米国アップル社の商品名、Mac OS)、ウィンドウズ(登録商標、Windows OS)、又はリナックス(リーナス・トーバルズ開発に係るオペレーティングシステム、Linux)のうちのどれか、もしくは、それらが混在するものから構成されているものを含む(請求項4に記載の発明)。
ローカルエリアネットワーク(LAN)において、規定の1Gbpsよりも単に大きいだけのネットワークバンド幅を達成する方法は、リンクアグリゲーションと呼ばれ、IEEE802.3adとして規格化もされている。これは、最大1Gbpsまでの複数個の情報を同時に送信することが可能になったもので、1Gbpsを超える1個の情報を高速に送信することはできない。例えば、最近話題になっている1080非圧縮ハイビジョン映像は再生に1Gbps以上の帯域を必要とするから、上記のリンクアグリゲーションではそのままの通信速度で送信することができない。このため1080非圧縮ハイビジョン映像を再生するには、これまで通り最大1Gbpsの通信速度でファイル自体を移動する必要があったが、これまでのファイル移動では長い通信時間を必要とした。
本発明において、ネットワークを構成する機器間を結合する回線は、複数本のケーブルを束ねた構成とするが、これは現在規格化されているリンクアグリゲーションの手法に頼るものではない。現在のリンクアグリゲーションにおいて一般的に行なわれているハッシュ法は、高速化に向いておらず、また、リンクアグリゲーションコントロールプロトコル(LACP)が余分なフレーム処理となり、高速化を妨げているからである。これらの問題点を持たず、高速処理に適した手法として、本発明ではラウンドロビンアルゴリズムによってデータを均等分割し高速処理する方法を取る。均等分割され、余分なフレーム処理などの付加情報をほとんど付加することなく高速化に重点をおいた手法で送信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータに復元することが可能になる。
例えば、1Gbpsのイーサネット規格IEEE802.3abで1080i(8ビット)、120MB/秒のバンド幅が必要な非圧縮ハイビジョン映像を送信するケースを例に取る。イーサネットIEEE802.3abは、1Gbps(125MB/秒)まで論理的には通信可能であるが、実際には通信経路におけるオーバーヘッドもあり、120MB/秒の映像再生では画像の停止や駒落ちが発生してしまう。そこで1080i(8ビット)、120MB/秒の非圧縮ハイビジョン映像データを、2個のイーサネットポートから本発明方法を使用して、データリンク層のマックアドレスに振り分け、番号を付加し、必要最小限の付加信号で均等分割して送受信する。このような本発明の方法によれば、今までの倍のスピードで転送するので、半分の時間で移動が終了する。また、移動したデータは、1080i(8ビット)、120MB/秒の情報に戻すことにより、瞬時に再生処理することができる。ケーブルに使用される金属導線による、規格限度の1Gbps付近の通信ではノイズ等の影響が懸念されるが、それも、いわゆるメディアコンバーターを使用し、電気信号を光信号に変換し、光ファイバーを通じて通信を行うことにより、ノイズにも強くなり、また、通信距離も例えば数百メートル程度まで伸ばすことができるので、問題となるほどのことではない。
上記の説明では、イーサネットIEEE802.3規格によるローカルエリアネットワークについて述べたが、これはストレージエリアネットワーク(SAN)についても、同様に適用される。また、上記の規格以外の、まったく別の規格によるネットワークにおいても本発明を適用できることは明らかである。
本発明は以上のように構成されかつ作用するものであるから、例えばイーサネット規格のような特定の動作環境で動作して、動作環境本来の規格を超える高速通信を実現可能とすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、例えばIEEE802.3abの環境で動作して、本来の規格にない2Gbps、3Gbpsさらには4Gbpsといった高速通信を選択することができ、しかも一般のコンピューター知識で取り扱うことができる高速通信方法を提供することができる。また本発明によれば、一般的なIEEE802.3のイーサネット規格とも親和性のある高速通信システムが提供されるので、現在稼動しているインターネットの動作環境の中において、まったく何の懸念もなく、高速通信を実施することができる。また、本発明によれば、マルチレーン方式のようにケーブルを束ねて高速化することで、システムの更新の先延ばしを選択可能にすることも可能であるから、設備の更新をいたずらに急ぐ必要がなく、経済的に、また技術的に何の困難もなく、高速通信を享受することができる。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明の高速通信方法を、マッキントッシュオペレーティングシステム(MAC OS)の環境において構成した、ローカルエリアネットワーク(LAN)にて実施する場合に関する例1のシステム100を示しており、10、20、30は上記のネットワークを構成する機器としてのコンピューターである。
これらのコンピューター10〜30は、夫々が2個から成るポート10a・10b、20a・20b、30a・30bを備えており、各ポート10a・10b、20a・20
b、30a・30bには金属導線(銅線)より成るイーサネットケーブル11a・11
b、21a・21b、31a・31bが、イーサネットコネクター(RJ45)を介して接続されている。各イーサネットケーブル11a・11b、21a・21b、31a・31bは、電気−光変換または光−電気変換するメディアコンバーター12a・12b、22a・22b、32a・32b、光ファイバー13a・13b、23a・23b、33a・33b、光−電気変換または電気−光変換するメディアコンバーター14a・14b、24a・24b、34a・34b、イーサネットケーブル15a・15b、25a・25b、35a・35bを通じて電気信号用のL2スイッチ(レイヤー2スイッチ)40のイーサネットポートを経由してサブネットaとサブネットbに接続されている。
b、30a・30bには金属導線(銅線)より成るイーサネットケーブル11a・11
b、21a・21b、31a・31bが、イーサネットコネクター(RJ45)を介して接続されている。各イーサネットケーブル11a・11b、21a・21b、31a・31bは、電気−光変換または光−電気変換するメディアコンバーター12a・12b、22a・22b、32a・32b、光ファイバー13a・13b、23a・23b、33a・33b、光−電気変換または電気−光変換するメディアコンバーター14a・14b、24a・24b、34a・34b、イーサネットケーブル15a・15b、25a・25b、35a・35bを通じて電気信号用のL2スイッチ(レイヤー2スイッチ)40のイーサネットポートを経由してサブネットaとサブネットbに接続されている。
図2のものは、本発明の高速通信方法を、ウインドウズ(登録商標)オペレーティングシステム(Windows OS)の環境における、ローカルエリアネットワーク(LAN)にて実施する場合に関する例2のシステム200を示している。110、120、130は上記のネットワークを構成する機器としてのコンピューターである。
各コンピューター110、120、130は、例1の場合と同じように夫々が2個から成るポート110a・110b、120a・120b、130a・130bを備えて
おり、また、金属導線(銅線)より成るイーサネットケーブル11a・11b、21a・21b、31a・31b、電気−光変換または光−電気変換するメディアコンバーター12a・12b、22a・22b、32a・32b、光ファイバー13a・13b、23a・23b、33a・33b、光−電気変換または電気−光変換するメディアコンバーター14a・14b、24a・24b、34a・34b、イーサネットケーブル15a・15b、25a・25b、35a・35bを通じて電気信号用のL2スイッチ40のイーサネットポートを経由してサブネットaとサブネットbに接続されている。
おり、また、金属導線(銅線)より成るイーサネットケーブル11a・11b、21a・21b、31a・31b、電気−光変換または光−電気変換するメディアコンバーター12a・12b、22a・22b、32a・32b、光ファイバー13a・13b、23a・23b、33a・33b、光−電気変換または電気−光変換するメディアコンバーター14a・14b、24a・24b、34a・34b、イーサネットケーブル15a・15b、25a・25b、35a・35bを通じて電気信号用のL2スイッチ40のイーサネットポートを経由してサブネットaとサブネットbに接続されている。
図3のものは、本発明の高速通信方法を、マッキントッシュオペレーティングシステム(MAC OS)と、ウインドウズ(登録商標)オペレーティングシステム(Windows OS)が混在する環境における、ローカルエリアネットワーク(LAN)にて実施する場合に関する例3のシステム300を示している。コンピューターネットワークは、例1に示した2台のコンピューター10、20と、例2に示した1台のコンピューター130とによって構成されている。
例3においても、各コンピューター10、20、130は、例1、例2の場合と同じように夫々が2個から成るポート10a・10b、20a・20b、130a・130bを備えており、また、金属導線(銅線)より成るイーサネットケーブル11a・11b、21a・21b、31a・31b、電気−光変換または光−電気変換するメディアコンバーター12a・12b、22a・22b、32a・32b、光ファイバー13a・13b、23a・23b、33a・33b、光−電気変換または電気−光変換するメディアコンバーター14a・14b、24a・24b、34a・34b、イーサネットケーブル15a・15b、25a・25b、35a・35bを通じて電気信号用のL2スイッチ40のイーサネットポートを経由してサブネットaとサブネットbに接続されている。
上記各例では、上記機器間を結合する回線は、各2本のケーブルを束ねた構成とされ、IEEE802.3の動作環境において、2本のケーブルを束ねることにより、1個の情報を2Gbpsで高速送信可能としている。しかも、電気信号用のL2スイッチ40のサブネットaとサブネットbを使用するために、使用するポート10a、10b・・・と同数個(2個)のメディアコンバーター12a、12b・・・14a、14bを用いて電気−光変換を行なっている。この場合、メディアコンバーター12a、12b・・・
14a、14bには、単芯双方向通信タイプと2芯片方向通信タイプの両方を使用することが可能であるが、単芯双方向通信タイプを使用した場合には光ファイバーの数は半数で済む。
14a、14bには、単芯双方向通信タイプと2芯片方向通信タイプの両方を使用することが可能であるが、単芯双方向通信タイプを使用した場合には光ファイバーの数は半数で済む。
IEEE802.3の動作環境において許容されたデータ量を超えるデータ量を、上記複数本のケーブル11a、11b・・・を通じて送受信するために、本発明では、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、また、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元する。
ラウンドロビンアルゴリズムによる均等分割処理は、図4に具体的に示されている。即ち、許容されたデータ量を超える情報は、TCP/IPプロトコルスタックから分割されたパケットが送信順列ポートに送り出される。上記の情報は、各送信コンピューターにおいて、ラウンドロビンアルゴリズムによって許容されたデータ量に分割されるもので、4個のポートを有する図4の例では、分割され1Gbps以下となった一連のパケットが、順番待ちの形で表されている。従って、ポート1にはパケット1からパケット5、パケット9のように分割されたデータが、3個おきに1個ずつ順に割り当てられる。例1等のように、2個から成るポート10a・10bを備えている場合には、各ポートには、パケット1、3、5、7・・・のように分割されたデータが、1個おきに1個ずつ順に割り当てられる。
図4は、例1で見れば2個から成るポート10a・10bの位置に相当するので、この分割データがさらに電気−光変換、光ファイバーケーブル、光−電気逆変換を経て、L2スイッチ40のサブネットaとサブネットbに接続される手筈となる。さらに、L2スイッチ40からは、上記と逆方向の手順の送信が行なわれ、ネットワークに接続しているコンピューター(クライアント側)に、分割されたパケットが正しい順番で届けられる。かくして、IEEE802.3の動作環境においては、2本のケーブルを束ねることによ
り、1個の情報を2Gbpsで送信できることになる。
り、1個の情報を2Gbpsで送信できることになる。
既に触れているように、本発明の高速通信方法は、IEEE802.3以外の動作環境においても適用できるものであり、また、次の10Gbpsの開発が完了したときには、ネットワーク構成機器を買い換えなくても、2個のポートと2本のケーブルを装備することにより、最大20Gbpsまでのデータ量の情報を送信できることとなる。そして本発明の方法は、ストレージエリアネットワーク(SAN)においても、ラウンドロビンアルゴリズムを用いて均等分割し、かつ、複数の回線を束ねた回線を使用することにより、高速化を可能にする。本発明の方法は、それを適用することにより、適用前までは不可能であった高速化を、技術的に困難もなく実現することができるものであるから、一定の動作環境の制約を受けるシステムの更新を先に伸ばす選択を可能にするという優位性がある。
以上、本発明に係る高速通信方法を、主としてIEEE802.3の環境で動作して、本来の規格にない2Gbps以上の高速通信を行なう場合について説明し、また、それ以外のコンピューターネットワークを構成する機器間の動作環境における通信速度を高速化するために、適用することができることも説明した。このような内容を有するので、本発明の方法は、例えば、イーサネット(登録商標)におけるデータの高速転送・コピー、画像を扱う広告代理店、出版社、建築・設計業務、或いは、映像を扱うTV局と連携する会社、TVコマーシャル製作会社、CG製作会社などの業種におけるデータの高速処理、写真、映画、アニメ等を趣味とする者におけるデータの高速処理などに適用することができる。
100、200、300 本発明に係る高速通信方法を実施した例1、例2、例3の各システムを示す説明図。
10、20、30、110、120、130 コンピューター
10a・10b、20a・20b、30a・30b、110a、110b、120a、120b、130a、130b ポート
11a・11b、21a・21b、31a・31b イーサネットケーブル
12a・12b、22a・22b、32a・32b メディアコンバーター
13a・13b、23a・23b、33a・33b 光ファイバー
14a・14b、24a・24b、34a・34b メディアコンバーター
40 L2スイッチ
40a・40b L2スイッチ40のサブネット
10a・10b、20a・20b、30a・30b、110a、110b、120a、120b、130a、130b ポート
11a・11b、21a・21b、31a・31b イーサネットケーブル
12a・12b、22a・22b、32a・32b メディアコンバーター
13a・13b、23a・23b、33a・33b 光ファイバー
14a・14b、24a・24b、34a・34b メディアコンバーター
40 L2スイッチ
40a・40b L2スイッチ40のサブネット
Claims (4)
- コンピューターネットワークを構成する機器間において情報をやり取りするに当たり、特定の動作環境における通信速度を高速化するための方法であって、
特定の動作環境に許容されたデータ量を超える情報を送受信するために、ネットワークを構成する機器に、複数個のポートを装備するとともに、上記機器間を結合する回線を、複数本のケーブルを束ねた構成とし、
上記許容されたデータ量を超えるデータ量を、上記特定の動作環境に許容されたデータ量に、ラウンドロビンアルゴリズムによって分割し、上記複数本のケーブルを通じて送受信し、受信側において、分割されたデータをラウンドロビンアルゴリズムによって元のデータを復元するようにした
ことを特徴とする高速通信方法。 - 特定の動作環境がIEEE802.3である場合において、2本のケーブルを束ねた構成により、1個の情報を2Gbpsで送信可能とした請求項1記載の高速通信方法。
- コンピューターネットワークは、ローカルエリアネットワーク及びストレージエリアネットワークを含む請求項1記載の高速通信方法。
- コンピューターネットワークを構成するコンピューターのオペレーティングシステムは、マッキントッシュ、ウィンドウズ(登録商標)又はリナックスのうちのどれか、もしくは、それらが混在するものから構成されている請求項1記載の高速通信方法。
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Effective date: 20120710 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |