JP2008267622A - 蓄熱暖房器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安価な夜間電力と比べ割高な昼間の電力を使用せず運転可能とし、さらに停電時でも運転可能となる蓄熱暖房器を提供する。
【解決手段】 蓄熱暖房器は、発熱体と、前記発熱体により加熱されて蓄熱可能な蓄熱体と、前記発熱体と前記蓄熱体を囲む断熱材を備え、さらに温度差により発電する熱電発電素子を備えることで、制御装置、送風装置、蒸気発生器など蓄熱暖房器の運転に付随して必要となる電気部品に、当該素子の発電により生じた電気を供給する。
【選択図】 図2
【解決手段】 蓄熱暖房器は、発熱体と、前記発熱体により加熱されて蓄熱可能な蓄熱体と、前記発熱体と前記蓄熱体を囲む断熱材を備え、さらに温度差により発電する熱電発電素子を備えることで、制御装置、送風装置、蒸気発生器など蓄熱暖房器の運転に付随して必要となる電気部品に、当該素子の発電により生じた電気を供給する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、発熱体の発熱により蓄熱体を加熱して蓄熱体に熱を蓄え、この熱を放出することで外気を暖めて暖房を行う蓄熱暖房器に関するものである。
従来、深夜電力などの安価な電力を利用して電気ヒータの発熱により蓄熱レンガを加熱して蓄熱レンガに熱を蓄え、この熱により外気を暖めて、温風を吹き出す蓄熱暖房器が知られている(例えば、特許文献1)。
図1は、従来の蓄熱暖房器の概略構成図である。蓄熱暖房器1は、電気ヒータ2と、電気ヒータ2の発熱により加熱されて蓄熱可能な蓄熱レンガ3と、蓄熱レンガの周囲に配置される断熱材4とを備え、蓄熱レンガと断熱材との間に通風路5が形成されている。この蓄熱暖房器1では、取込口6からファン7により通風路5に送り込まれた外気(冷風)を、通風路5を通過させる間に蓄熱レンガ3と接触させることで暖め、温度調整機9で外気と混合し設定した温度で温風を吹出口8より送り出す。
この蓄熱暖房器によれば、安価な夜間電力を利用して蓄熱レンガを加熱することができ、昼間の運転時には夜間に蓄熱した熱エネルギーを利用し低コストで暖房することができる。
特開2005−24213号公報
図1は、従来の蓄熱暖房器の概略構成図である。蓄熱暖房器1は、電気ヒータ2と、電気ヒータ2の発熱により加熱されて蓄熱可能な蓄熱レンガ3と、蓄熱レンガの周囲に配置される断熱材4とを備え、蓄熱レンガと断熱材との間に通風路5が形成されている。この蓄熱暖房器1では、取込口6からファン7により通風路5に送り込まれた外気(冷風)を、通風路5を通過させる間に蓄熱レンガ3と接触させることで暖め、温度調整機9で外気と混合し設定した温度で温風を吹出口8より送り出す。
この蓄熱暖房器によれば、安価な夜間電力を利用して蓄熱レンガを加熱することができ、昼間の運転時には夜間に蓄熱した熱エネルギーを利用し低コストで暖房することができる。
しかし、安価な夜間電力を使えない昼間に蓄熱暖房器を運転する場合、熱源については夜間の安価な電力を利用して蓄熱した蓄熱レンガの熱エネルギーを利用できるものの、温度調節機等の制御装置や送風するためのファン等の送風装置については、別途昼間の電力を利用して駆動させる必要があり、夜間の安価な電力のみを有効利用して運転できていないという問題がある。
また、たとえ夜間に蓄熱を行えたとしても、停電が発生した場合には運転ができないという問題もある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、昼間に運転をする場合であっても、夜間電力を有効に利用し、さらに停電時でも運転することのできる蓄熱暖房器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1発明に係る蓄熱暖房器は、発熱体と、前記発熱体により加熱されて蓄熱可能な蓄熱体と、前記発熱体と前記蓄熱体を囲む断熱材を備える蓄熱暖房器であって、温度差により発電する熱電発電素子を備えることを特徴とする。
当該熱電発電素子は熱エネルギーを直接電気エネルギーに変換することができる。従ってこの熱電発電素子を蓄熱暖房器に内蔵させると、夜間電力を利用して蓄熱レンガに蓄熱した熱エネルギーを使って電気エネルギーを得ることができる。この熱電発電素子を使って生成した電気エネルギーを使えば、昼間の電力を使用することなく、夜間電力のみで温度調節機や送風装置等を駆動させることで運転が可能な蓄熱暖房器を提供することができる。
また、第2発明に係る蓄熱暖房器は、第1発明において、さらに前記熱電発電素子の少なくとも一部が、前記断熱材の表面又は内部に設けられていることを特徴とする。
熱電発電素子による発電は、高温部分と低温部分の温度差に起因して電気を発生するため、熱電発電素子の一方の面を蓄熱体側にし、他方の面を外部側に向け、できるだけ温度差をつける方が発電量は多くなる。このため蓄熱体を囲う断熱材の表面又は内部に当該熱電発電素子が設けられていることが望ましい。これにより効率的に熱電発電素子は発電し、蓄熱暖房器を運転するための実用的な電気エネルギーを得ることができ得る。
また、第3発明に係る蓄熱暖房器は、第1発明及び第2発明において、前記熱電発電素子が、前記蓄熱体全体の高さに対し、上面を基準面とし下面方向に3分の1から3分の2の範囲の位置に設置されていることを特徴とする。
温められた蓄熱体の上面は断熱材及びケースを介して外気にされされるとともに下面は床面に設置されるため冷却されて温度が低くなる一方、中央部では冷却されにくく保温効果が高いため上部及び下部より温度が高くなり温度差がつきやすく、熱電発電素子の発電効率を更に向上することができる。
また、第4発明に係る蓄熱暖房器は、第1発明乃至第3発明において、さらに制御装置及び送風装置の少なくとも1つを備え、前記熱電発電素子により発電した電気によって、前記制御装置及び送風装置の少なくとも1つを駆動することを特徴とする。
熱電発電素子により発電した電気エネルギーにより、温度制御機等の制御装置及びファン等の送風装置を駆動することで、昼間の電力を使用することなく、運転可能な蓄熱暖房器を提供することができる。
また、第5発明に係る蓄熱暖房器は、第1発明乃至第4発明において、さらに蒸気発生器を備え、前記熱電発電素子により発電した電気によって、前記蒸気発生器を駆動することを特徴とする。
蒸気発生器は、例えば電気ヒータで水を加熱することで水蒸気を室内に放出する加湿器である。熱電発電素子により発電した電気を用いて電気ヒータで加熱し、水蒸気を発生することで、昼間の電力を使用することなく、蒸気発生器も同時に駆動可能とする蓄熱暖房器を提供することができる。
また、第6発明に係る蓄熱暖房器は、第1発明乃至第5発明において、前記熱電発電素子により発電した電気を蓄える二次電池を備えることを特徴とする。
二次電池は熱電発電素子により発電された電気エネルギーを充電することができるため、これを内蔵すれば、例えば瞬時に蒸気発生器の電気ヒータを加熱したい場合など、内蔵の熱電発電素子の発電力以上の電気エネルギーが必要な場合に二次電池から電気を取り出して使うことができ、また電気エネルギーが余れば充電して電気量を補充することができる蓄熱暖房器を提供することができる。
本発明によれば、熱電発電素子を内蔵することで夜間の安価な電力を用いて蓄熱した熱エネルギーを用いて発電を行え、夜間の電力を有効に利用して運転することが可能な蓄熱暖房器を提供することができる。これにより、安価な夜間電力をより有効に活用できるとともに、一旦蓄熱さえできれば、停電時にも蓄熱暖房器を運転することが可能となる。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明に係る蓄熱暖房器は、発熱体と、発熱体の発熱により加熱されて熱を蓄える蓄熱体と、保温するために蓄熱体を囲う断熱材と、さらに熱電発電素子を備える。
本発明に係る蓄熱暖房器は、発熱体と、発熱体の発熱により加熱されて熱を蓄える蓄熱体と、保温するために蓄熱体を囲う断熱材と、さらに熱電発電素子を備える。
ここで、蓄熱暖房器における発熱体としては、通電により発熱する電気ヒータが挙げられる。具体的には、ニッケル合金からなるシーズヒータ等が挙げられる。また、蓄熱体としては、例えば、マグネシア、酸化鉄、かんらん岩などの、熱伝導率が高く蓄熱能力が高い材料から形成されるものが挙げられる。また、蓄熱体自体に外気を通過させることが可能な通気路を備えると、外気との接触面積を増加させることができるため、蓄熱体の内部から均一に熱を取り出すことができ、熱効率を高めることができる。更に、蓄熱体の熱を外部に漏らさないように蓄熱体と外部とを遮断するための断熱材を具える。特に、蓄熱体の外周を囲むように断熱材を配置すると、断熱効果を高めることができる。断熱材としては、例えば、シリカ・アルミナ系断熱材などが挙げられる。断熱材を具える場合、断熱材で囲まれる空間は、外気が蓄熱体と接触可能な空間、即ち、通風路となる。上記発熱体、蓄熱体、及び断熱材は、上記例示に限らずいずれも公知のものを使用してもよい。
また、本発明の蓄熱暖房器は、ファンなどの送風装置を備えて、温風の送り出しを強制的に行う構成としてもよいし、自然対流により温風の送り出しを行う構成としてもよい。その他、本発明蓄熱暖房器は、吹出口から吹き出す温風の温度調整機構を備えることが好ましい。具体的には、例えば、蓄熱体に接触させる外気の量と、蓄熱体に接触させずそのまま吹出口に送る外気の量との割合を調節可能な構成や、温められた高温の気体を通風路から送り出す量を調節可能な構成が挙げられる。このような調整機構は、例えば、バイメタルから構成されるものが挙げられる。
一方、熱電発電素子は、熱を電気に変換する原理を利用して発電する半導体を使用しており、当該素子の上面と下面に温度差が生じると、それぞれプラス極、マイナス極となり、この電位差により発電を行うものである。具体的には、P型半導体とN型半導体の組み合わせにより構成されており、ゼーベック効果を利用したものである。これらの材料としては、ビスマス・テルル化合物、鉛・テルル合金、シリコン・ゲルマニウム合金、コバルト・アンチモン化合物、亜鉛・アンチモン化合物、セラミックス等が用いられている。例えば、(株)東芝製の熱電発電素子では大きさ14.4cm2の素子で15Wの発電が可能な素子が実現されている。従って、一般に制御装置であれば数W、ファンなどの通風機では10W程度であれば駆動できるため、本素子1つで十分な発電量がまかなえる。また、蒸気発生器については電気ヒータ等を使用するため数十W必要となるが、当該素子を複数個設けることで、駆動することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例により説明する。尚、実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図2は本発明の実施の形態1に係る蓄熱暖房器の概略の構成を示す断面模式図である。本例に示す蓄熱暖房器1は、電気ヒータ2と、電気ヒータ2にて加熱された蓄熱可能な蓄熱レンガ3と、蓄熱レンガの外周を取り囲むように配置される断熱材4と、温度差により発電する熱電発電素子13とを備える。この蓄熱暖房器1は、蓄熱レンガ2と断熱材4の間に通風路5を形成し、取入口6からファン7によって外気をこの通風路5に送り、外気が通風路5を通過する際、蓄熱レンガ3に接触させて熱交換を行うことで外気を暖めて熱風とし、通風路5から出た熱風を強制的に吹出口8から吹き出す。
また、本例に示す蓄熱暖房器は制御装置を備えており、例えば所定の温度を設定するとその表示をすると共に、温度調節機9により設定した温度を有する温風を吹き出すように制御している。
図2は本発明の実施の形態1に係る蓄熱暖房器の概略の構成を示す断面模式図である。本例に示す蓄熱暖房器1は、電気ヒータ2と、電気ヒータ2にて加熱された蓄熱可能な蓄熱レンガ3と、蓄熱レンガの外周を取り囲むように配置される断熱材4と、温度差により発電する熱電発電素子13とを備える。この蓄熱暖房器1は、蓄熱レンガ2と断熱材4の間に通風路5を形成し、取入口6からファン7によって外気をこの通風路5に送り、外気が通風路5を通過する際、蓄熱レンガ3に接触させて熱交換を行うことで外気を暖めて熱風とし、通風路5から出た熱風を強制的に吹出口8から吹き出す。
また、本例に示す蓄熱暖房器は制御装置を備えており、例えば所定の温度を設定するとその表示をすると共に、温度調節機9により設定した温度を有する温風を吹き出すように制御している。
図3は熱電発電素子の構成を示す断面模式図であり、P型半導体14とN型半導体15が電極18を介して接合され、さらに熱吸収用プレート16と放熱用プレート17が電極18に接合されている。熱電発電素子は、必要な電気エネルギーを発生させるのに十分な数だけ、直接又は並列に接続すればよい。発電は熱吸収用プレート16と放熱用プレート17の温度差を確保することが必要であり、このためには熱吸収用プレート16を蓄熱レンガ3周辺の受熱に適した位置に設置するとともに、放熱用プレート17からの放熱を大きくする必要がある。図4は図3に示す熱電発電素子の放熱用プレート17にヒートシンクを接合した場合の斜視図である。図4に示すように、放熱用プレート17にヒートシンク20が接合されることで、より効率的に温度差を確保することが可能となる。
そこで、熱電発電素子13を、図2に示すように蓄熱レンガを囲む断熱材3の内部に設けると、当該素子の蓄熱レンガ側表面は高温であるのに対し、断熱材4表面側は相対的に低温となる。これに温度差が得られるため、温度調節機や温風を吹き出すファンを駆動するのに必要な電力を得ることができ、夜間電力を有効に利用して蓄熱暖房器を運転することができる。さらに、停電時でも同様に運転することができ得る。
また、上記以外にも表示用ランプやその他の電気部品についても、当該素子により発電した電気を利用できることは言うまでもない。
(実施の形態2)
図5は実施の形態1に係る更に別の実施例であり、本発明の実施の形態2に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。熱電発電素子13は蓄熱レンガの上面Aから蓄熱レンガの下面B方向に向かって3分の1から3分の2の範囲内の位置Lに設置されている。図6は実線が蓄熱暖房器内部の蓄熱レンガ3側面の温度分布(高温側)を、破線が断熱材4側面で外ケース11側の温度分布(低温側)を示したグラフであり、横軸には温度、縦軸は蓄熱レンガ下面Bから上面Aまでの高さ方向の位置を示している。これより中央部で高温部と低温部での温度差が最も大きく、より効率的に発電できることがわかる。従って、蓄熱レンガ3の上面から下面に向かって3分の1から3分の2の範囲内の位置に熱電発電素子13を設置することが好ましい。
図5は実施の形態1に係る更に別の実施例であり、本発明の実施の形態2に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。熱電発電素子13は蓄熱レンガの上面Aから蓄熱レンガの下面B方向に向かって3分の1から3分の2の範囲内の位置Lに設置されている。図6は実線が蓄熱暖房器内部の蓄熱レンガ3側面の温度分布(高温側)を、破線が断熱材4側面で外ケース11側の温度分布(低温側)を示したグラフであり、横軸には温度、縦軸は蓄熱レンガ下面Bから上面Aまでの高さ方向の位置を示している。これより中央部で高温部と低温部での温度差が最も大きく、より効率的に発電できることがわかる。従って、蓄熱レンガ3の上面から下面に向かって3分の1から3分の2の範囲内の位置に熱電発電素子13を設置することが好ましい。
(実施の形態3)
図7はさらに別の実施例であり、本発明の実施の形態3に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。蒸気発生器21が備えられており、蒸気発生器21の容器内部には水が入れられ、電気ヒータ等により加熱を行うことで水蒸気を発生し、暖房中における空気の乾燥を緩和するため加湿を行うことができる。
熱電発電素子により発生した電気を用いることで、夜間電力を有効に利用して蒸気発生器を駆動し、加湿を行うことができる。
図7はさらに別の実施例であり、本発明の実施の形態3に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。蒸気発生器21が備えられており、蒸気発生器21の容器内部には水が入れられ、電気ヒータ等により加熱を行うことで水蒸気を発生し、暖房中における空気の乾燥を緩和するため加湿を行うことができる。
熱電発電素子により発生した電気を用いることで、夜間電力を有効に利用して蒸気発生器を駆動し、加湿を行うことができる。
(実施の形態4)
図8は実施の形態1に係る更に別の実施例であり、本発明の実施形態4に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。二次電池22が備えられており、熱電発電素子で発電した余分な電気エネルギーを二次電池に充電させておくことができる。これにより、蒸気発生器21の電気ヒータ等の加熱に必要な電気エネルギーが発電のみでは不足する場合に二次電池22から供給することができ、さらに蓄熱レンガ3の温度が低下し、十分な発電量が得られない場合にも制御装置等へ電力を供給することで蓄熱暖房器の運転を継続することができる。
図8は実施の形態1に係る更に別の実施例であり、本発明の実施形態4に係る蓄熱暖房器の概略を示す断面模式図である。二次電池22が備えられており、熱電発電素子で発電した余分な電気エネルギーを二次電池に充電させておくことができる。これにより、蒸気発生器21の電気ヒータ等の加熱に必要な電気エネルギーが発電のみでは不足する場合に二次電池22から供給することができ、さらに蓄熱レンガ3の温度が低下し、十分な発電量が得られない場合にも制御装置等へ電力を供給することで蓄熱暖房器の運転を継続することができる。
上記において、本発明の実施の形態及び実施例について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態及び実施例は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 蓄熱暖房器
2 電気ヒータ
3 蓄熱レンガ
4 断熱材
5 通風路
6 取入口
7 ファン
8 吹出口
9 温度調節機
10 操作パネル
11 外ケース
12 空気層
13 熱電発電素子
14 P型半導体
15 N型半導体
16 熱吸収用プレート
17 放熱用プレート
18 電極
19 熱電発電素子
20 ヒートシンク
21 蒸気発生器
22 二次電池
23 電気配線
A 蓄熱レンガの上面
B 蓄熱レンガの下面
L 蓄熱レンガの上面と下面間の距離
2 電気ヒータ
3 蓄熱レンガ
4 断熱材
5 通風路
6 取入口
7 ファン
8 吹出口
9 温度調節機
10 操作パネル
11 外ケース
12 空気層
13 熱電発電素子
14 P型半導体
15 N型半導体
16 熱吸収用プレート
17 放熱用プレート
18 電極
19 熱電発電素子
20 ヒートシンク
21 蒸気発生器
22 二次電池
23 電気配線
A 蓄熱レンガの上面
B 蓄熱レンガの下面
L 蓄熱レンガの上面と下面間の距離
Claims (6)
- 発熱体と、前記発熱体により加熱されて蓄熱可能な蓄熱体と、前記発熱体と前記蓄熱体を囲む断熱材を備える蓄熱暖房器であって、
温度差により発電する熱電発電素子を備えることを特徴とする、蓄熱暖房器。 - 請求項1に記載の蓄熱暖房器であって、
前記熱電発電素子の少なくとも一部が、前記断熱材の表面又は内部に設けられていることを特徴とする、蓄熱暖房器。 - 請求項1又は2に記載の蓄熱暖房器であって、
前記熱電発電素子は、前記蓄熱体全体の高さに対し、上面を基準面とし下面方向に3分の1から3分の2の範囲の位置に設置されていることを特徴とする、蓄熱暖房器。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の蓄熱暖房器であって、
さらに制御装置及び送風装置の少なくとも1つを備え、
前記熱電発電素子により発電した電気によって、前記制御装置及び送風装置の少なくとも1つを駆動することを特徴とする、蓄熱暖房器。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の蓄熱暖房器であって、
さらに蒸気発生器を備え、
前記熱電発電素子により発電した電気によって、前記蒸気発生器を駆動することを特徴とする、蓄熱暖房器。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の蓄熱暖房器であって、
さらに前記熱電発電素子により発電した電気を蓄える二次電池を備えることを特徴とする、蓄熱暖房器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007107797A JP2008267622A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 蓄熱暖房器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007107797A JP2008267622A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 蓄熱暖房器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267622A true JP2008267622A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40047362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007107797A Withdrawn JP2008267622A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 蓄熱暖房器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008267622A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110513758A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-11-29 | 刘源 | 一种家用固体蓄热式电供热系统及其供热方法 |
JP2022109680A (ja) * | 2021-01-15 | 2022-07-28 | 尚士 柴山 | 温度変化抑制装置および自走式車両 |
KR20220155807A (ko) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 주식회사 금원에너지테크 | 발전수단을 갖는 전기 보일러 시스템 |
-
2007
- 2007-04-17 JP JP2007107797A patent/JP2008267622A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110513758A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-11-29 | 刘源 | 一种家用固体蓄热式电供热系统及其供热方法 |
JP2022109680A (ja) * | 2021-01-15 | 2022-07-28 | 尚士 柴山 | 温度変化抑制装置および自走式車両 |
KR20220155807A (ko) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 주식회사 금원에너지테크 | 발전수단을 갖는 전기 보일러 시스템 |
KR102616761B1 (ko) * | 2021-05-17 | 2023-12-21 | 주식회사 금원에너지테크 | 발전수단을 갖는 전기 보일러 시스템 |
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