JP2008267582A - ブリーザ装置 - Google Patents

ブリーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008267582A
JP2008267582A JP2007115077A JP2007115077A JP2008267582A JP 2008267582 A JP2008267582 A JP 2008267582A JP 2007115077 A JP2007115077 A JP 2007115077A JP 2007115077 A JP2007115077 A JP 2007115077A JP 2008267582 A JP2008267582 A JP 2008267582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
peripheral end
case
gas
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007115077A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kawamura
達哉 河村
Atsushi Honda
敦 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007115077A priority Critical patent/JP2008267582A/ja
Publication of JP2008267582A publication Critical patent/JP2008267582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】油分を含むガスの流れをケース内で渦巻状にすることによって遠心力を徐々に強くし、油分のガスからの分離を向上させて、分離効率を高めたブリーザ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ケース12内に渦巻状に形成された流路13と、流路13の外周端部13aで流路13とケース12の外部とを連通する第1開口部14と、流路13の内周端部13bで流路13とケース12の外部とを連通する第2開口部15と、を備えるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブリーザ装置、特に車両に備えられるブリーザ装置に関する。
一般に、内燃機関の圧縮工程や爆発工程中にピストンとシリンダーの隙間から混合気、すなわち、ブローバイガスが漏出しクランクケースやカム室内に漏出している。このブローバイガスは、ミスト状の潤滑油が混入しているため、
1177407703750_0
の原因になっていた。そのため、内燃機関にはブリーザ装置が設けられ、ブローバイガスから潤滑油を分離し、分離された潤滑油を内燃機関のオイルパンに戻すとともに分離されたガスを内燃機関の吸気系に戻して再度燃焼させるようになっている。
また、従来、車両に搭載されるトランスミッションやディファレンシャル装置に備えられるギヤケースにあっては、ギヤケースに出入りするエアを通すブリーザ装置が設けられている。このブリーザ装置は、トランスミッションの作動時にそのオイルがギヤケース内部で攪拌されると、ギヤケース内部の圧力が外部の圧力より高くなるためギヤケース内部のエアを外部に排出してその圧力差を取り除くようになっている。そして、エアの排出に合わせてオイルが外部に吹き出るのを防止するため、確実にオイルとエアとを分離することが要求されている。
従来、この種のブリーザ装置は、ブリーザケース内に螺旋状の流路を画成する螺旋板を介装したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来のブリーザ装置においては、オイルを含むガスである未分離ガスを円柱状のブリーザケース内の螺旋状の流路に通過させることにより、未分離ガスを螺旋状に旋回させてその遠心力でオイルと分離ガスに分離している。
特開2000−356260号公報
しかしながら、この従来のブリーザ装置においては、螺旋状の旋回による遠心力が弱いため、その分離が不十分であるという問題があった。
一般的に、オイルの量を増やす(オイルレベルを上げる)と、高温時に未分離のオイルが排出口から吹きやすくなり、オイルの量を減らす(オイルレベルを下げる)と、低温時にオイルポンプによるオイルの吸い口からエアの吸い込みが発生し易くなる。
近年、自動車等の車両において、低重心化に伴うオイルパンの薄型化から、ブリーザ回路とオイルの吸い口との高低差が小さくなることや、車両性能向上によるオイルの動きの活性化により、高温時のブリーザ吹き防止と低温時のエア吸い込み防止を両立させるオイルレベルの設定が難しいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、油分を含むガスの流れをケース内で渦巻状にすることによって遠心力を徐々に強くし、油分のガスからの分離を向上させて、分離効率を高めたブリーザ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るブリーザ装置は、上記目的を達成するため、(1)ケース内に渦巻状に形成された流路と、前記流路の外周端部で前記流路と前記ケースの外部とを連通する第1開口部と、前記流路の内周端部で前記流路とケースの外部とを連通する第2開口部と、を備えた構成を有している。
この構成により、ケース内に流路が渦巻状に形成されているので、第1開口部からのガスが外周端部から内周端部に向けて進むことで、遠心力を徐々に強くすることができる。この結果、流路を囲むケースの内壁にガスが衝突してガスから油分が十分に分離されるため、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。
また、上記(1)の構成を有するブリーザ装置は、(2)前記流路が、前記外周端部を底面とし、前記内周端部を頂点とする円錐状に形成された構成を有している。
この構成により、流路が、外周端部を底面とし、内周端部を頂点とする円錐状に形成されているので、ガスから分離された油分を流路の傾斜面に沿って流下し第1開口部から容易に排出することができる。
また、上記(1)または(2)の構成を有するブリーザ装置は、(3)前記流路の断面積が前記外周端部から前記内周端部に向かって徐々に小さくなるようにした構成を有している。
この構成により、流路の断面積が外周端部から内周端部に向かって徐々に小さくなるようにしたので、第1開口部からのガスが外周端部から内周端部に向けて進むことで、ガスを流路内で加速することができる。この結果、ガスからの油分の分離が格段に向上し、その分離効率も従来のブリ−ザ装置に比較して格段に向上する。
本発明によれば、油分を含むガスの流れをケース内で渦巻状にすることによって遠心力を徐々に強くし、油分のガスからの分離を向上させて、分離効率を高めたブリーザ装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の平面図である。図2は、図1のA―A矢視断面図である。
図1、2に示すように、ブリーザ装置11は、外形が円状のケース12を有し、ケース12内には渦巻状に流路13が形成されている。第1開口部14は、流路13の外周端部13aで開口し、流路13とケース12の外部、例えば、自動変速機の一部を構成するギヤケース内に連通し、ギヤケース内の油分を含むガスを導入するとともにガスから分離された油分も排出するものである。第2開口部15は、流路13の内周端部13bで第1開口部14より高い位置で開口し、流路13とケース12の外部、例えば、外気と連通しており、油分から分離されたガスを第2開口部15から外部に排出するものである。前述のように、流路13が渦巻状に形成されているので、後述する流路13の半径は、流路13の外周端部13a、すなわち、第1開口部14から流路13の内周端部13b、すなわち、第2開口部15に向かって徐々に小さくなっている。
以下、本発明の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の作用について説明する。
まず、自動変速機が作動中に自動変速機のギヤケース内に高温、高圧の油分を含むガスが発生する。このとき、自動変速機のギヤケースから油分を含むガスが第1開口部14に送られ、流路13内に導入される。次いで、流路13内のガスは、流路13の外周端部13aから内周端部13bに向けて進む。ここで、第2開口部15の中心C1から流路13の中心C2までの距離、すなわち、流路13の半径をrとすると、ケース12内に流路13が渦巻状に形成されているために、第1開口部14から第2開口部15に向かって流路13の半径rは徐々に小さくなる。その結果、第1開口部14からのガスが外周端部13aから内周端部13bに向けて遠心力が以下の理由により徐々に強くなる。
今、ガスの流速をv、ガスの質量をm、ガスに作用する遠心力をFとすると、遠心力は、F=mv/rで表される。このため、流路13の半径rは徐々に小さくなると、流路13を通るガスは外周端部13aから内周端部13bに向かって遠心力Fが徐々に増大する。この結果、流路13を囲むケース12の内壁にガスが衝突してガスから油分が十分に分離されるため、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。
流路13内でガスと油分が分離された後は、ガスは、第2開口部15から外部に排出されるとともに油分は、第1開口部14から排出され、自動変速機のギヤケース内に戻る。この結果、ギヤケース内のガスの圧力は、外気圧まで低下する。
前述したように、第1の実施の形態に係るブリーザ装置11は、流路13が渦巻状に形成されているので、徐々に増大するガスの遠心力により、ガスから油分が十分に分離され、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。また、本実施の形態に係るブリーザ装置11は、前述のように従来のブリーザ装置と比較して分離効率を高めることができるため、近年自動車等の車両の低重心化に起因する高温時に未分離ガスが第2開口部15から吹くのを防止することができるとともに、低温時にオイルの吸い口からエアの吸い込みを防止することができる。また、本実施の形態に係るブリーザ装置11は、渦巻状の流路13によって限られた所定の空間内で流路13の長さを伸ばすことができるために、従来のブリ−ザ装置よりも小型にすることができる。
第1の実施の形態においては、第1開口部14がケース12内に油分を含むガスを導入するとともにガスから分離された油分を排出するようにしているが、本発明においては、ガスから分離された油分を排出する排出開口部は、図示していないが、第1開口部14の近傍の流路13に連通するようケース12に形成してもよい。
図1、図2に示された第1の実施の形態に係るブリーザ装置11においては、流路13は、外周端部13aから内周端部13bに向かって同一断面積を有しているが、本発明においては、図3(a)に示すように、流路13の断面積が流路13の外周端部13aから流路の内周端部13bに向かって徐々に小さくなるようにしてもよい。また、流路13の断面形状は、図1、図2に示すように、円形だけでなく、楕円形、三角形、矩形など如何なる形状でもよい。
本発明に係るブリーザ装置は、前述した第1の実施の形態に係るブリーザ装置11の他に図3(a)、(b)、(c)に示されたブリーザ装置11のように構成されてもよい。
図3(a)、(b)、(c)は、図2と同様の断面図であり、図3(a)は、流路の断面積が外周端部から内周端部に向かって徐々に小さくなるブリーザ装置の例を示し、図3(b)は、外周端部を底面とし、内周端部を頂点とする円錐状に形成されたブリーザ装置の例を示し、図3(c)は、流路の断面積が外周端部から内周端部に向かって徐々に小さくなるとともに外周端部を底面とし、内周端部を頂点とする円錐状に形成されたブリーザ装置の例を示す。
図3(a)に示すように、流路13の断面積は、外周端部13aから内周端部13bに向かって徐々に小さくなっている。このように、外周端部13aから内周端部13bに向かって流路13の断面積が徐々に小さくなると、流路13を通るガスの流速は外周端部13aから内周端部13bに向かって徐々に大きくなり、遠心力Fもさらに増大する。この結果、ガスと油分の分離が格段に向上し、その分離効率も従来のブリ−ザ装置に比較して格段に向上する。
図3(b)に示すように、流路13は、外周端部13aを底面とし、内周端部13bを頂点とする円錐状に形成されている。このように、流路13が円錐状に形成されると、流路13が傾斜するため、ガスから分離された油分は、流路13の傾斜面に沿って流下し第1開口部14から容易に排出される。
図3(c)に示すように、流路13の断面積が流路13の外周端部13aから流路133の内周端部13bに向かって徐々に小さくなるとともに流路13が円錐状に形成されている。このように、流路13の断面積が流路13の外周端部13aから流路13の内周端部13bに向かって徐々に小さくなるとともに流路13が円錐状に形成されると、前述と同様の理由により、ガスと油分の分離は、格段に向上するとともにガスから分離された油分が流路13の傾斜面に沿って流下し第1開口部14から容易に排出される。
なお、図1、図2、図3(a)、(b)、(c)に示したブリーザ装置11は、プラスチックなどの熱可塑性樹脂で図示のような流路13を有するケースを一体的に成形して作ることができる。特に、光によって硬化する光硬化性樹脂でケースを作る場合には、例えば、図3(b)、(c)のような三次元的に変化する複雑な形状をした立体成形品を容易に製作することができるので、有利である。また、図1、図2、図3(a)のようなブリーザ装置11を製作する場合には、図1、図2、図3(a)において、プラスチックなどの熱可塑性樹脂により上下に2つ割りに成形した後、これら2つ割りの成形品を接着剤などで接合して製作することもできる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置の分解斜視図である。図5は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置の断面図である。
図4、図5に示すように、ブリーザ装置21は、ケース22を有し、このケース22は下端に環状に突出したフランジ部23aおよびフランジ部23aから上方に向かってテーパが付けられフランジ部23aに一体的に形成された内側円錐部23bを有する内側ケース23と、上方に向かってテーパが付けられた外側円錐部24aおよび外側円錐部24aの上端に一体的に形成された頂部24bを有する外側ケース24と、により構成される。
内側ケース23および外側ケース24は、外側円錐部24aの下端をフランジ部23aに係合させて外側ケース24が内側ケース23を覆うようにして、配置される。内側ケース23の外径は、同一高さで外側ケース24の内径より所定の長さだけ小さくしているので、外側ケース24が内側ケース23を覆った状態では、内側円錐部23bと外側円錐部24aの間に円錐状の空間が形成される。
案内板25は、その内側端と外側端で内側円錐部23bと外側円錐部24aに係合した状態で内側円錐部23bと外側円錐部24aの間の円錐状の空間内に配置され、内側円錐部23bに上方に向かって螺旋状に巻き付けられる。案内板25は、内側円錐部23bに螺旋状に巻き付けられることにより内側円錐部23bの外周から内側円錐部23bの中心に向かって渦巻状に配置されることになる。
流路26は、ケース22を構成するフランジ部23a、内側円錐部23b、外側円錐部24aおよび案内板25、頂部24bで囲まれた空間で形成され、内側円錐部23bに上方に向かって螺旋状で、かつ、内側円錐部23bの外周から内側円錐部23bの中心に向かって渦巻状に形成されている。
第1導管27は、内側ケース23のフランジ部23aの上面で流路26の外周端部26aに開口するようフランジ部23aに取り付けられ、油分を含むガスを導入するとともにガスから分離された油分を外部に排出するようになっている。第2導管28は、流路26の内周端部26bに開口するよう外側ケース24の頂部24bの中心部に取り付けられ、油分から分離されたガスを外部に排出するようになっている。このように、第1導管27は、流路26の外周端部26aに開口して流路26とケース22の外部とを連通し、第2導管28は流路26の内周端部26bに開口して流路26とケース22の外部とを連通している。前述した第1導管27および第2導管28は、本発明における第1開口部および第2開口部をそれぞれ形成している。
前述のように、流路26が第1導管27から第2導管28まで螺旋状で、かつ、渦巻状に形成されているので、流路26は、外周端部26aを底面とし、内周端部26bを頂点とする円錐状に形成されることになる。また、流路26は、その中心線をC3とし内側円錐部23bと外側円錐部24aの中心線をC4とすると、水平方向における中心線C3から中心線C4までの距離、すなわち、流路26の半径rは、外周端部26aから内周端部26bまで徐々に小さくなっている。
以下、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置21の作用について説明する。
まず、自動変速機が作動中に自動変速機のギヤケース内に高温、高圧の油分を含むガスが発生する。このとき、自動変速機のギヤケースから油分を含むガスが第1導管27に送られ、流路26内に導入される。次いで、流路26内のガスは、第1導管27の外周端部26aから内周端部26bに向けて進む。
このとき、流路26の半径rは、外周端部26aから内周端部26bまで徐々に小さくなっているため、第2の実施の形態に係るブリーザ装置21においても、第1の実施の形態に係るブリーザ装置11と同様に、流路26を通るガスは、外周端部26aから内周端部26bに向かって遠心力が徐々に増大して、ガスの旋回流が強くなる。この結果、第2の実施の形態に係るブリーザ装置21においても、第1の実施の形態に係るブリーザ装置11の作用効果と同様に、流路26を囲むケース22の内壁にガスが衝突してガスから油分が十分に分離されるため、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。
流路26内でガスと油分が分離された後は、ガスは、第2導管28から外部に排出されるとともに油分は、第1導管27から排出され、自動変速機のギヤケース内に戻る。この結果、ギヤケース内のガスの圧力は、外気圧まで低下する。
前述したように、第2の実施の形態に係るブリーザ装置21は、流路26が、螺旋状で、かつ、渦巻状に形成されているので、第1の実施の形態と同様に、徐々に増大するガスの遠心力により、ガスから油分が十分に分離され、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。また、本実施の形態に係るブリーザ装置21は、前述のように従来のブリーザ装置と比較して分離効率を高めることができるため、近年自動車等の車両の低重心化に起因する高温時に未分離ガスが第2導管28から吹くのを防止することができるとともに、低温時にオイルの吸い口からエアの吸い込みを防止することができる。また、本実施の形態に係るブリーザ装置21は、渦巻状の流路26によって限られた所定の空間内で流路26の長さを伸ばすことができるために、従来のブリ−ザ装置よりも小型にすることができる。
本発明に係るブリーザ装置は、前述した第2の実施の形態に係るブリーザ装置21の他に図6(a)、(b)に示されたブリーザ装置21のように構成されてもよい。
図6(a)、(b)に示すように、流路26の断面積は、徐々に小さくなるよう形成されている。すなわち、図6(a)に示すように、案内板25は、上方に向かって徐々に狭い間隔になるようにして配置されて流路26の断面積は、徐々に小さくなるよう形成されている。
また、図6(b)に示すように、内側円錐部23bのテーパ角度より外側円錐部24aの内壁のテーパ角度を小さくすることにより、流路26の断面積は、徐々に小さくなるように形成されている。ここで、内側円錐部23bのテーパ角度とは、フランジ部23aの上面と内側円錐部23bの表面との間の角度のことをいい、外側円錐部24aの内壁のテーパ角度とは、フランジ部23aの上面と外側円錐部24aの内壁面との間の角度のことをいう。
前述したように、流路26の断面積を流路26の外周端部26aから流路26の内周端部26bに向かって徐々に小さくなるように形成することにより、流路26を通るガスの流れは、流路26の外周端部26aから流路26の内周端部26bに向かって徐々に加速される。
このように、本発明においては、流路26を渦巻状に形成して流路26を通るガスの遠心力を増大させてガスから油分の分離効率を向上させることができるが、前述のように、流路26を渦巻状に形成するとともに流路26の断面積を流路26の外周端部26aから流路26の内周端部26bに向かって徐々に小さくなるように形成すれば、流路26を通るガス流は、流路26の外周端部26aから流路26の内周端部26bに向かって徐々に加速され、ガスから油分の分離効率をより一層向上させることができる。
前述した第2の実施の形態に係るブリーザ装置21においては、第1導管27が流路26の外周端部26aに開口するよう内側ケース23のフランジ部23aに取り付けられた例について説明したが、本発明においては、第1導管27は、流路26の外周端部26aに開口するよう外側ケース24の下部に取り付けられてもよい。
前述した第2の実施の形態に係るブリーザ装置21においては、第1導管27が流路26の外周端部26aに開口するよう内側ケース23のフランジ部23aに取り付けられ、油分を含むガスを導入するとともにガスから分離された油分を外部に排出する例について説明したが、本発明においては、ガスから分離された油分を外部に排出する排出管は、第1導管27から独立して、第1導管27の近傍のフランジ部23aあるいは外側ケース24の下部に取り付けられてもよい。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るブリーザ装置の断面図である。
図7に示すように、ブリーザ装置31は、ケース32を有し、このケース32は下端に環状に突出したフランジ部33aおよびフランジ部33aから上方に向かってテーパが付けられフランジ部33aに一体的に形成された内側円錐部33bを有する内側ケース33と、上方に向かってテーパが付けられた外側円錐部34aおよび外側円錐部34aの上端に一体的に形成された頂部34bを有する外側ケース34と、により構成される。
内側円錐部33bの表面部には、上方に向かって螺旋状のホース取り付け溝33cが形成される。内部に流路35aを有するホース35は、ホース取り付け溝33c内に一部埋め込まれて内側ケース33の内側円錐部33bに螺旋状に巻き付けられ、バンド38によって内側円錐部33bの表面部に固定される。
第1導管36は、内側ケース33のフランジ部33aに取り付けられてホース35の下端部に接続され、第2導管37は、外側ケース34の頂部34bの中心部に取り付けられ、ホース35の上端部に接続される。
ホース35内の流路35aは、内側ケース33の内側円錐部33bの外周から内側円錐部33bの中心に向かって、螺旋状で、かつ、渦巻状に形成されている。このため、前述のホース35および内側ケース33は、本発明におけるケースを構成している。また、前述した第1導管36および第2導管37は、本発明における第1開口部および第2開口部をそれぞれ形成している。
なお、第3の実施の形態においては、第2導管37が外側ケース34の頂部34bの中心部でホース35の上端部に接続されるために、螺旋状のホース取り付け溝33cの上端部は、内側円錐部33bの表面部から外側ケース34の頂部34bの中心部まで延在するよう形成されている。
油分を含むガスは、ホース35内の流路35aを通る間に、前述した第1、2の実施の形態に係るブリーザ装置11、21と同様に、油分とガスの分離が行なわれて、油分から分離されたガスは第2導管37から排出され、ガスから分離された油分は、ホース35内の流路35aを下方に流れ第1導管36から外部に排出される。
第3の実施の形態に係るブリーザ装置31においても、ホース35内に流路35aが形成されているので、流路35aは、第1、2の実施の形態に係るブリーザ装置11、21と同様に、内側円錐部33bに沿って上方に向かって螺旋状で、かつ、ホース35の下端部、すなわち、流路35aの外周端部からホース35の上端部、すなわち、内周端部に向かって渦巻状に形成される。
このため、第3の実施の形態に係るブリーザ装置31も同様にホース35内の流路35aを通るガスは、第1導管36から第2導管37まで遠心力が徐々に増大する。したがって、第3の実施の形態に係るブリーザ装置31も前述した各実施の形態に係るブリーザ装置と同様に、ガスから油分が十分に分離され、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。また、本実施の形態に係るブリーザ装置31は、前述のように従来のブリーザ装置と比較して分離効率を高めることができるため、近年自動車等の車両の低重心化に起因する高温時に未分離ガスが第2導管37から吹くのを防止することができるとともに、低温時にオイルの吸い口からエアの吸い込みを防止することができる。また、本実施の形態に係るブリーザ装置31は、渦巻状の流路35aによって限られた所定の空間内で流路35aの長さを伸ばすことができるために、従来のブリ−ザ装置よりも小型にすることができる。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係るブリーザ装置の斜視図である。
図8に示されるように、第4の実施の形態に係るブリーザ装置31は、図7に示された第3の実施の形態に係るブリーザ装置31における外側ケース34を取り除き、内側ケース33の頂部に第2導管37を取り付け、ホース35の上端部を第2導管37に接続したものである。
第4の実施の形態に係るブリーザ装置31は、下端に環状に突出したフランジ部33aおよび上方に向かってテーパが付けられた内側円錐部33bを有する内側ケース33と、ホース35の下端部に接続されるようフランジ部33aに取り付けられた第1導管36と、ホース35の上端部に接続されるよう内側ケース33の頂部に取り付けられた第2導管37と、を備えたものである。
ホース35内の流路35aは、内側ケース33の内側円錐部33bの外周から内側円錐部33bの中心に向かって、螺旋状で、かつ、渦巻状に形成されている。このため、前述のホース35および内側ケース33は、本発明におけるケースを構成している。また、前述した第1導管36および第2導管37は、本発明における第1開口部および第2開口部をそれぞれ形成している。
なお、第4の実施の形態においては、第2導管37が内側ケース33の頂部でホース35の上端部に接続されるために、螺旋状のホース取り付け溝33cの上端部は、内側円錐部33bの表面部から内側ケース33の頂部の中心部まで延在するよう形成されている。
その他の構成は、第3の実施の形態に係るブリーザ装置31の構成と同一であるので、構成部品に同一の符号を付けて、その説明は省略する。
第4の実施の形態に係るブリーザ装置31も前述した各実施の形態に係るブリーザ装置と同様に、ガスから油分が十分に分離され、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。また、本実施の形態に係るブリーザ装置31は、前述のように従来のブリーザ装置と比較して分離効率を高めることができるため、近年自動車等の車両の低重心化に起因する高温時に未分離ガスが第2導管37から吹くのを防止することができるとともに、低温時にオイルの吸い口からエアの吸い込みを防止することができる。また、本実施の形態に係るブリーザ装置31は、渦巻状の流路35aによって限られた所定の空間内で流路35aの長さを伸ばすことができるために、従来のブリ−ザ装置よりも小型にすることができる。
(第5の実施の形態)
図9は、本発明の第5の実施の形態に係るブリーザ装置の斜視図である。図10(a)、(b)、は、図9に示された案内板の平面図であり、図10(a)は、案内板が放射方向に等しい間隔で配置された状態を示し、図10(b)は、案内板が放射内方に向かって徐々に小さい間隔で配置された状態を示す。図11は、図10のB―B矢視拡大断面図である。
図9、図10(a)、(b)に示すように、ブリーザ装置41は、ケース42を有し、このケース42は環状の側板43aおよび環状の側板43aの下面に固定された円状の底板43bよりなる下側ケース43と、環状の側板43aに沿って円状の底板43b上に螺旋状に配置された案内板44と、環状の側板43aの外内径より大きい内径を有する環状の側板45aおよび環状の側板45aの上面に固定された円状の上板45bよりなり、下側ケース43を覆うよう下側ケース43に載置された上側ケース45と、により構成される。
案内板44は、環状の側板43aの高さと等しい高さを有し、下側ケース43、案内板44および上側ケース45によって渦巻状に流路46を形成している。第1導管47は流路46の外周端部46aに開口するよう下側ケース43の円状の底板43bに取り付けられ、第2導管48は流路46の内周端部46bに開口するよう上側ケース45の円状の上板45bに取り付けられる。前述した第1導管47および第2導管48は、本発明における第1開口部および第2開口部をそれぞれ形成している。
第5の実施の形態に係るブリーザ装置41においても、流路46が渦巻状に形成されているので、流路46を通るガスは、第1導管47から第2導管48まで遠心力が徐々に増大する。したがって、第5の実施の形態に係るブリーザ装置41も前述した各実施の形態に係るブリーザ装置と同様に、ガスから油分が十分に分離され、その分離効率が従来のブリ−ザ装置に比較して向上する。また、本実施の形態に係るブリーザ装置41は、前述のように従来のブリーザ装置と比較して分離効率を高めることができるため、近年自動車等の車両の低重心化に起因する高温時に未分離ガスが第2導管48から吹くのを防止することができるとともに、低温時にオイルの吸い口からエアの吸い込みを防止することができる。また、本実施の形態に係るブリーザ装置41は、渦巻状の流路46によって限られた所定の空間内で流路46の長さを伸ばすことができるために、従来のブリ−ザ装置よりも小型にすることができる。
図10(a)に示すように、案内板44は、放射方向に向かって等しい間隔a、すなわち、隣り合う案内板44の間隔aが等しくなるよう配置されている。このため、流路46の断面積は、流路46の外周端部46aから流路46の内周端部46bに向かって等しくなる。本実施の形態においては、前述のように流路46の断面積が、流路46の外周端部46aから流路46の内周端部46bに向かって等しくなっているが、本発明においては、流路46の断面積を徐々に小さくなるよう形成してもよい。図10(b)においては、案内板44が放射内方に向かって間隔b、c、dに示すように徐々に狭い間隔になるよう、すなわち、隣り合う案内板44の間隔が徐々に狭くなるよう配置されている。
図11は、第2導管48付近の下側ケース43の円状の底板43b、案内板44、上側ケース45の上板45bの拡大断面図であり、ガスが流路46の内周端部46bを通り第2導管48から排出される状態を拡大して示している。
図11において、下側ケース43の円状の底板43bの中央部に突起43cが形成され、第2導管48の下端と突起43cの上端との間に流路46の内周端部46bが形成されている。このため、ガスはこの流路46を通り第2導管48から排出される。
図12は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置を自動変速機の上部に取り付けた状態を示す自動変速機の一部断面側面図である。
図12に示すように、ブリーザ装置21が自動変速機64の上部に取り付けられ、ブリーザ回路61と第1導管27とを接続して、流路をギヤケース62の内部に連通させている。そして、ギヤケース62の下部には、オイルパン65が設けられ、オイルパン65内のオイルは、図示しないオイルポンプによってオイルストレーナ66から吸い込まれてギヤケース62内のギヤ等を潤滑するようになっている。
このような構成により、自動変速機64が作動中にギヤケース62内で高温、高圧の油分を含むガスが発生する。このとき、前述したように、ギヤケース62の内の油分を含むガスは、ブリーザ回路61を介して流路に導入され、流路内を通過する間にガスと油分が分離され、分離された油分は、ギヤケース62内に戻されるとともに油分から分離されたガスは、外部に排出される。この結果、ギヤケース62内のガスの圧力は、外気圧まで低下する。なお、67および68は、それぞれエンジンおよびトルクコンバータを示している。
前述した各実施の形態においては、自動変速機に本発明に係るブリーザ装置を適用して説明したが、本発明に係るブリーザ装置は、例えば、マニュアルなど、その他の変速機に適用してもよい。さらに、本発明に係るブリーザ装置は、ディファレンシャル装置、トランスファ、エンジン、トランスアクスルなどに適用してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、油分を含むガスの流れをケース内で渦巻状にすることによって遠心力を徐々に強くし、油分のガスからの分離を向上させて、分離効率を高めることができるという効果を有するものであり、車両に備えられるブリーザ装置に有用である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブリーザ装置の平面図である。 図2は、図1のA―A矢視断面図である。 図3(a)、(b)、(c)は、図2と同様の断面図であり、図3(a)は、流路の断面積が外周端部から内周端部に向かって徐々に小さくなるブリーザ装置の例を示し、図3(b)は、外周端部を底面とし、内周端部を頂点とする円錐状に形成されたブリーザ装置の例を示し、図3(c)は、流路の断面積が外周端部から内周端部に向かって徐々に小さくなるとともに外周端部を底面とし、内周端部を頂点とする円錐状に形成されたブリーザ装置の例を示す。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置の分解斜視図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置の断面図である。 図6(a)、(b)は、図5と同様の断面図であり、図6(a)は、案内板が上方に向かって間隔が狭くなるブリーザ装置の例を示し、図6(b)は、円錐部のテーパ角度を変え、流路の断面積を上方に向かって小さくしたブリーザ装置の例を示す。 図7は、本発明の第3の実施の形態に係るブリーザ装置の断面図である。 図8は、本発明の第4の実施の形態に係るブリーザ装置の斜視図である。 図9は、本発明の第5の実施の形態に係るブリーザ装置の斜視図である。 図10(a)、(b)は、図9に示された案内板の平面図であり、図10(a)は、案内板が放射方向に等しい間隔で配置された状態を示し、図10(b)は、案内板が放射内方に向かって徐々に小さい間隔で配置された状態を示す。 図11は、図10のB―B矢視拡大断面図である。 図12は、本発明の第2の実施の形態に係るブリーザ装置を自動変速機の上部に取り付けた状態を示す自動変速機の一部断面側面図である。
符号の説明
11 ブリーザ装置
12 ケース
13 流路
13a 外周端部
13b 内周端部
14 第1開口部
15 第2開口部
21 ブリーザ装置
22 ケース
23 内側ケース
23a フランジ部
23b 内側円錐部
24 外側ケース
24a 外側円錐部
24b 頂部
25 案内板
26 流路
26a 外周端部
26b 内周端部
27 第1導管
28 第2導管
31 ブリーザ装置
32 ケース
33 内側ケース
33a フランジ部
33b 内側円錐部
33c ホース取り付け溝
34 外側ケース
34a 外側円錐部
34b 頂部
35 ホース
35a 流路
36 第1導管
37 第2導管
38 バンド
41 ブリーザ装置
42 ケース
43 下側ケース
43a 環状の側板
43b 円状の底板
43c 突起
44 案内板
45 上側ケース
45a 環状の側板
45b 円状の上板
46 流路
46a 外周端部
46b 内周端部
47 第1導管
48 第2導管
61 ブリーザ回路
62 ギヤケース
64 自動変速機
65 オイルパン
66 オイルストレーナ

Claims (3)

  1. ケース内に渦巻状に形成された流路と、前記流路の外周端部で前記流路と前記ケースの外部とを連通する第1開口部と、前記流路の内周端部で前記流路とケースの外部とを連通する第2開口部と、を備えたことを特徴とするブリーザ装置。
  2. 前記流路が、前記外周端部を底面とし、前記内周端部を頂点とする円錐状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のブリーザ装置。
  3. 前記流路の断面積が前記外周端部から前記内周端部に向かって徐々に小さくなるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のブリーザ装置。
JP2007115077A 2007-04-25 2007-04-25 ブリーザ装置 Pending JP2008267582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115077A JP2008267582A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 ブリーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115077A JP2008267582A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 ブリーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008267582A true JP2008267582A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40047331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007115077A Pending JP2008267582A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 ブリーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008267582A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127284A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc 回転構成要素を有するオイル捕捉装置
WO2012032933A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 株式会社ニフコ オイルセパレータ
JP2012161887A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Yamaha Motor Co Ltd ロボット
JP2012519795A (ja) * 2009-03-10 2012-08-30 ティッセンクルップ プレスタ テックセンター アクチエンゲゼルシャフト 組み込まれた油分離装置を備える中空体
JP2015525850A (ja) * 2012-07-27 2015-09-07 フレイム・マリーン・リミテッドFlame Marine Limited 船舶用エンジンからオイルサンプルを収集するための方法及び装置
CN108413017A (zh) * 2018-05-23 2018-08-17 安徽虎渡科达流体机械有限公司 一种齿轮箱通气帽
GB2545574B (en) * 2015-12-17 2018-10-17 Romax Tech Limited A Gearbox Seal for a Gearbox of a High Speed Train with a Pressure Differential
CN110185773A (zh) * 2019-06-27 2019-08-30 四川阿尔特新能源汽车有限公司 油堵装置及减速器
EP3744999A1 (en) * 2019-05-25 2020-12-02 Voss Automotive GmbH Transmission breather assembly

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127284A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc 回転構成要素を有するオイル捕捉装置
JP2012519795A (ja) * 2009-03-10 2012-08-30 ティッセンクルップ プレスタ テックセンター アクチエンゲゼルシャフト 組み込まれた油分離装置を備える中空体
WO2012032933A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 株式会社ニフコ オイルセパレータ
JP2012161887A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Yamaha Motor Co Ltd ロボット
JP2015525850A (ja) * 2012-07-27 2015-09-07 フレイム・マリーン・リミテッドFlame Marine Limited 船舶用エンジンからオイルサンプルを収集するための方法及び装置
GB2545574B (en) * 2015-12-17 2018-10-17 Romax Tech Limited A Gearbox Seal for a Gearbox of a High Speed Train with a Pressure Differential
CN108413017A (zh) * 2018-05-23 2018-08-17 安徽虎渡科达流体机械有限公司 一种齿轮箱通气帽
EP3744999A1 (en) * 2019-05-25 2020-12-02 Voss Automotive GmbH Transmission breather assembly
CN110185773A (zh) * 2019-06-27 2019-08-30 四川阿尔特新能源汽车有限公司 油堵装置及减速器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008267582A (ja) ブリーザ装置
US6709476B2 (en) Centrifugal air-oil separator
JP4622868B2 (ja) 気泡分離器
US7871461B2 (en) Bubble separator
JP4535021B2 (ja) 気液分離器
CN103939177B (zh) 一种迷宫式和螺旋式相结合的塑料油气分离器
CN105804854A (zh) 在发动机冷却系统中使用的具有离心式空气分离器的除气瓶
JP2013512102A (ja) 第2の流体の流れから第1の流体の粒子を分離するための分離システム
US10792598B2 (en) Breather
CN102027206A (zh) 用于内燃机曲轴箱通风的分离器
CN109236658A (zh) 一种油气分离器
US10596509B2 (en) Ring filter element, in particular for oil separation of a crankcase, and filter device
CN101749081A (zh) 一种发动机的旋风式油气分离器
US11311822B2 (en) Bubble separator, and fluid circuit for automobile that includes bubble separator
US20160138443A1 (en) Oil separator
CA2693025A1 (en) Liquid separator
CN103162513A (zh) 排水阀装置及其空气分离器
JP2008267581A (ja) ブリーザ装置
JP2002276328A (ja) ブローバイガスの気液分離装置
CN206830262U (zh) 油气分离器、发动机及其气缸盖总成
US20220233988A1 (en) Separating Apparatus for Separating Liquid from Gas, in Particular Air, and Separating System of a Machine
CN209129863U (zh) 一种油气分离器
JP4103047B2 (ja) オイルセパレーター及びpcvシステム
JP2005133599A (ja) ブリーザ装置
JP2008196469A (ja) オイル分離装置