JP2008262891A - 放電灯点灯装置及び照明器具及び照明システム及び出力表示器 - Google Patents

放電灯点灯装置及び照明器具及び照明システム及び出力表示器 Download PDF

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Abstract

【課題】電源スイッチの一時的オフ期間に相当する瞬時停電がある場合でも、設置者の意図に反して照明状態が切り換わることのない放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】放電灯点灯装置100は、電源スイッチ20の一時的オフにより交流電源1から交流電力の供給が一時的に休止する電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部400と、電力供給一時停止期間検出部400により電力供給一時停止期間が前記設定期間内であることが検出された場合には検出時まで設定していた調光指令値を他の調光指令値に暫定的に設定し、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、電力供給一時停止期間検出部400により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には暫定的に設定した他の調光指令値を新たな設定値として確定するマイクロコンピュータとを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、放電灯の調光制御に関するものである。特に、調光用の特別なインターフェース回路(以降、I/F回路と呼ぶ)なしで、放電灯の調光段階をステップ状に多段階に調光可能な点灯装置に関するものである。
従来より、放電灯に電源を供給する電源スイッチのオン期間に、一時的な短時間のオフ期間が生ずるように電源スイッチを操作して、照明灯の状態を切り換えることは知られている。このような従来の実施例として、特開昭51−127583号公報がある。上記実施例で、照明灯の状態の切り換えとして、例えば、蛍光管2本点灯状態、1本点灯状態、または、豆球点灯状態などを切り換えて調光状態の段階を得ることが示されている。
また、特開平3−269996号公報の請求項4では、電源スイッチの一定時間を越える一時的な遮断で照明灯を切り換え、更に、照明灯が蛍光灯の場合には通常点灯と調光状態とに分けて点灯できることが示されている。
特開昭51−127583号公報 特開平3−269996号公報
しかし、特許文献1の実施例の場合には、調光段階に対応した数の光源が必要である課題があり、また、照明状態の切り換え回路が複雑で高価になる課題があった。さらに、電源スイッチの一時的なオフ期間に相当する期間の瞬時停電が1回だけあった場合にも照明装置の設置者の意図に反して照明状態が切り換わってしまう課題があった。
また、特許文献2の実施例の場合も、電源スイッチの一時的なオフ期間に相当する期間の瞬時停電が1回だけあった場合でも照明装置の設置者の意図に反して照明状態が切り換わってしまう課題があった。
この発明は、電源スイッチの一時的なオフ期間に相当する期間の瞬時停電がある場合であっても、設置者の意図に反して照明状態が切り換わることのない安価、小型の放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
この発明の放電灯点灯装置は、
交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
複数の発振周波数のうち予め設定された発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御を実行するマイクロコンピュータであって、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが検出された場合に、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には、前記予め設定された1回以上のいずれかの回数の検出時まで設定していた発振周波数を他の発振周波数に設定し、前記他の発振周波数を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した発振周波数で前記インバータ回路を発振させるマイクロコンピュータと
を備えたことを特徴とする。
この発明により、電源スイッチの一時的なオフ期間に相当する期間の瞬時停電がある場合であっても、設置者の意図に反して照明状態が切り換わることのない放電灯点灯装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1〜図6を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、電源スイッチがONである場合に電源スイッチを所定の短時間のうちにON→OFF→ONとする第1操作があると放電灯の調光率をある値に暫定的に変化させ、さらにその後の所定の期間内に、引き続き電源スイッチを所定の短時間のうちにON→OFF→ONとする第2操作(確定操作)がある場合に、ある値に暫定的に設定した調光率を確定する放電灯点灯装置に関する。このような機能により、放電灯点灯装置は、瞬時停電が生じた場合であっても、ユーザの意図に反して調光率が変化することがなくなる効果がある。
図1は、実施の形態1の放電灯点灯装置100の構成を示す回路図である。図1に示すように、放電灯点灯装置100は、ダイオードブリッジ2(整流回路)、昇圧チョッパ回路200(昇圧回路)、昇圧チョッパ制御回路210、インバータ回路300、インバータ制御回路310、放電灯状態検出回路320(抜去検出部、異常状態検出部)、放電灯負荷回路330、電力供給一時停止期間検出部400、表示部410を備える。なお、図1では、放電灯点灯装置100は、電源スイッチ20を含まない構成としているが、放電灯点灯装置100内に電源スイッチ20を含む構成でも構わない。後述する図7の放電灯点灯装置101(実施の形態2)についても同様である。
インバータ制御回路310は、制御出力回路311、マイクロコンピュータ312(以下、マイコン312という)、不揮発性メモリ313を備える。
図2は、不揮発性メモリ313が記憶する主なフラグ、データを示す図である。これらのフラグ、データについては、その都度、後述する。
電力供給一時停止期間検出部400は、電源オン・オフ状態検出回路340(供給状態検出部)、電源オフ期間検出回路360(電圧保持部)を備える。
図1において、放電灯点灯装置100は、交流電源1から電源スイッチ20を介して交流電源を与えられる。
(1)放電灯点灯装置100では、交流電源1からの交流電力が電源スイッチ20を介して供給され、ダイオードブリッジ2で整流される。ダイオードブリッジ2の出力は、脈流成分を含む直流電源である。この脈流成分を含む直流電源が昇圧チョッパ回路200に供給される。
(2)昇圧チョッパ回路200は、昇圧チョッパ制御回路210で制御される。昇圧チョッパ回路200は、チョークコイル3、スイッチング素子5、ダイオード4、コンデンサ6から構成され、入力された脈流を含む直流電源を昇圧・平滑し、インバータ回路300に安定化された一定電圧を供給する。
(3)インバータ回路300は、インバータ制御回路310で制御される。インバータ回路300は、スイッチング素子7及びスイッチング素子8により、昇圧チョッパ回路200で昇圧された直流電圧を高周波電圧に変換する。また、抵抗13が、スイッチング素子7に並列に接続される。なお、スイッチング素子7及び8のドレイン・ソース間に逆並列に接続されているダイオードは、図示を省略する。
(4)放電灯負荷回路330は、カップリングコンデンサ9、チョークコイル10、放電灯11の直列回路及びカップリングコンデンサ9に並列に接続された抵抗14、及び、放電灯11に並列に接続されたコンデンサ12から構成される。
(5)インバータ制御回路310のマイコン312には、放電灯状態検出回路320、電源オン・オフ状態検出回路340、電源オフ期間検出回路360の出力信号が接続される。
(6)放電灯状態検出回路320は、放電灯11の放電灯負荷回路330への装着または抜去状態の検出及び放電灯11の正常または不良状態を検出する。放電灯11の装着状態は、コンデンサ6を電源として抵抗13、抵抗14、放電灯11の両フィラメントを介して電流が流れることを検出する。また、放電灯11の不良状態は、放電灯11の両端電圧の上昇、フィラメントの電圧等で検出する。
(7)電力供給一時停止期間検出部400は、交流電源1による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間tが、予め設定された設定期間Toff内かどうかを検出する。後述のように、電源オン・オフ状態検出回路340が交流電源1のオン/オフを検出する。電源オフ期間検出回路360は、交流電源1のオフ状態において、予め設定された期間Toffの間は一定以上の電圧(Highレベル)を保持する。交流電源1がオフの間、電源オフ期間検出回路360の保持電圧が「Highレベル」であるかどうかにより、交流電源1のオフ期間が予め設定された期間Toffの設定値以内かどうかが検出される。電源オン・オフ状態検出回路340は、電源スイッチ20の後段に接続し、交流電源1の供給の有無を検出する回路である。電源オン・オフ状態検出回路340は、電源スイッチ20による交流電源1の遮断の他に、交流電源1の瞬時停電による供給断も検出する。交流電源1の供給断が検出された場合、インバータ制御回路310(マイコン312)は、放電灯11が蛍光灯放電灯などのように、始動時にフィラメントの予熱が必要なものに対しては、適切な予熱モード状態を経て点灯モードに移行するように制御する。電源オフ期間検出回路360は、電源スイッチ20の後段に接続し、交流電源1の遮断後も一定の期間その電圧を保持する電圧保持回路である。マイコン312は、電源オン・オフ状態検出回路340が電源スイッチ20のオフ検出後、電源オフ期間検出回路360の出力端子bの電圧が所定値を上回るうちに、電源オン・オフ状態検出回路340が電源スイッチ20のオンを検出した場合は、交流電源1の「所定の短時間Toff以内」の電源遮断と識別する。一方マイコン312は、電源オン・オフ状態検出回路340が電源スイッチ20のオフ検出後、電源オフ期間検出回路360の「出力端子b」の電圧が所定値を下回ることを検出した場合は、交流電源1の所定の短時間Toffを越える電源遮断と識別する。
(電源オフ期間検出回路360の具体構成)
次に図3を用いて電源オフ期間検出回路360の具体構成を説明する。図3は、電源オフ期間検出回路360の具体的な構成を示す図である。図4は、図3に示した電源オフ期間検出回路360の回路特性を示す図である。
図3に示す電源オフ期間検出回路360は、アノード側が入力端子aに接続されカソード側が抵抗362に接続されたダイオード361と、一端がダイオード361のカソード側に接続され他端が出力端子bに接続された抵抗362と、一端が抵抗362の出力端子側に接続され他端が接地された抵抗363と、一端が抵抗362と抵抗363との接続点と他端が接地されたコンデンサ364とを備える。
図4(a)は、電源スイッチ20のオンまたはオフ状態と、その動作に対応した電源オフ期間検出回路360の入力端子aに印加される交流電源1の状態を示している。図4(b)は、そのときの出力端子bの電圧波形を示している。
図3及び図4において、電源スイッチ20がオン状態において人の操作により電源スイッチ20を所定の短時間(図示の電力供給一時停止期間tの期間)オフし、次に、再度電源スイッチ20をオンした場合の出力端子bの電圧を、マイコン312が高レベル(Hレベル)と認識するように、電源オフ期間検出回路360を構成する各部品定数を適当に選定する。即ち、所定の期間Toffの終了時点の出力端子bの電圧を、マイコン312がHレベルと認識する電圧以上の電圧になるようにする。言い換えると、電源オフ期間検出回路360は、予め設定された所定の期間Toffを超えると保持電圧がマイコン312が高レベル(Hレベル)と認識できる電圧を下回るように、その構成部品の各定数が選定される。マイコン312は、電源オン・オフ状態検出回路340により電源スイッチ20がオフであることを認識するとともに、この認識中に電源オフ期間検出回路360の保持電圧を「H」と認識している場合は、電源スイッチ20のオフ期間が所定の期間Toff以内と判断する。一方、マイコン312は、電源スイッチ20がオフと認識中に電源オフ期間検出回路360の保持電圧を「L」と認識した場合は電源スイッチ20のオフ期間が所定の期間Toffを超えたと判定する。
図2の不揮発性メモリ313の図で説明する。マイコン312は、電源オン・オフ状態検出回路340が電源スイッチ20のオフを検出すると、電源ON・OFFフラグ3133を「0」にセットする。マイコン312は、電源オフ期間検出回路360の保持電圧の状態がHighであれば「短時間OFFフラグ」を「H」にセットする。マイコン312は、電源ON・OFFフラグ3133が「0」の間、「短時間OFFフラグ」が「H」である場合に、電源スイッチ20のオフ期間が所定の期間Toff以内と判定する。マイコン312は、電源オフ期間検出回路360の保持電圧の状態がHighからLowになると「短時間OFFフラグ」を「L」に書き換える。
なお、昇圧チョッパ制御回路210、インバータ制御回路310、放電灯状態検出回路320及び電源オン・オフ状態検出回路340の制御用駆動電源は図示を省略する。
図1の回路で交流電源1が投入されると、インバータ回路300は、インバータ制御回路310によって制御され、放電灯11は点灯する。
放電灯11の定格出力に対する比率である「調光率」は、インバータ制御回路310の不揮発性メモリ313に記録されている調光率指令値Sdで制御される。図2に示すように、不揮発性メモリ313は、調光率テーブル3137を格納している。調光率テーブル3137の調光指令値の値は、調光率に対応する。例えばSd=202は、調光率100%に対応する。マイコン312は、調光指令値から定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数でインバータ回路300を発振させる制御を実行する。マイコン312の発振周波数が8MHzとすれば、マイコン312は、例えばSd0を用いて、「8MHz÷202」の周波数でインバータ回路300を発振させる制御信号を生成する。このように、マイコン312は、調光指令値Sdに対応した所定の周波数でインバータ回路300を発振させるための制御信号を生成し、生成した制御信号を制御出力回路311(ドライバ)に出力する。制御出力回路311は、マイコン312から制御信号を入力し、入力した制御信号によりインバータ回路300を駆動する。
図2の調光率テーブル3137では調光指令値Sdは4種類を示しているが、調光指令値Sdの値は、定格出力の調光率に対応する調光指令値Sd0(100%出力相当)と、その他に、少なくとも1つ以上の調光指令値Sd1・・・Sdn、Sdn+1、・・・Sdmの値を持つ。それぞれの調光指令値Sdに対応した調光率は、マイコン312のプログラムで指定される。前記のSdn+1は、マイコン312のプログラムでSdnの次に選択される調光指令値を示している。また、Sdmは指定可能な最後の調光指令値を示している。
図1の回路では、調光率が大きい場合(調光指令値が大きい場合)は、発振周波数を相対的に低く、調光率が小さい場合(調光指令値が小さい場合は)、発振周波数を相対的に高く設定することで、調光率を増減する。
(マイコン312と放電灯状態検出回路320との関係)
また、放電灯状態検出回路320が放電灯11の放電灯負荷回路330への装着を検出し、かつ、放電灯11の正常状態を検出した場合にのみ、インバータ回路300は発振が継続的に駆動される。従って、放電灯11の未装着や寿命末期等の異常状態の場合は、インバータ回路300の発振は停止される。放電灯状態検出回路320は、放電灯11の抜去状態、あるいは異常状態の場合には検出信号をマイコン312に出力する。マイコン312は、抜去状態の検出信号を入力すると「フィラメント検出フラグ3131」を「0」にし、放電灯11の異常状態の検出信号を入力すると「放電灯不良検出フラグ3132」を「1」にする。マイコン312は、「フィラメント検出フラグ3131」が「0」である場合、あるいは「放電灯不良検出フラグ3132」が「1」である場合は、制御出力回路311への制御信号の出力を停止し、インバータ回路300の発振を停止する。
次に図5、図6を参照して、本実施の形態1の放電灯点灯装置100の特徴である調光率の確定操作について説明する。図5は、調光率の確定操作を説明する図である。図6は調光率の確定動作を示すフローチャートである。
上記のような構成で、図5に示すように、電源スイッチ20がオンの状態で、操作者による第1操作により電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内(Toff期間内)に再度電源スイッチ20をオンする(S100)。そうすると、電源スイッチ20のオフ期間tがToffより小さい場合は(S101のYES)、電源オフ期間検出回路360の出力端子bは、Hレベルである。よって、マイコン312は「H」と判定し、「短期間OFFフラグ」のHを維持する。また、電源スイッチ20のオフ期間がToffより大きい場合は(S101のNO)、マイコン312は低レベル(Lレベル)と判定し、「短期間OFFフラグ」を「L」に書き換える。同時に、電源オン・オフ状態検出回路340は、電源スイッチ20がオフし、その後オンしたことを検出する。
(1)ここで、第1操作により、電源スイッチ20がオン状態→オフ状態→オン状態に変化したことと、電源スイッチ20のオフ期間(電力供給一時停止期間t)がToffよりも小さいことが検出された場合、すなわち、図2において「電源ON・OFFフラグ=0」かつ「短時間OFFフラグ=H」の場合は、マイコン312のプログラムにより、現行の調光指令値Sdnから次の調光指令値Sdn+1が選択され、調光率も調光指令値の変化に対応して変化する(S110)。
(2)例えば、電源スイッチ20がオンの状態で、操作者の操作により、電源スイッチ20をToffより小さい期間t内(例えば、1秒以内)オフすると、マイコン312は、放電灯11の調光率を現行の90%(例えばSdn=198)から次に指定される70%(例えばSdn+1=194)に暫定的に変化させる。すなわち、マイコン312は、電源スイッチ20のオフ期間(電力供給一時停止期間t)がToff期間以内と判断すると、不揮発性メモリ313の調光率テーブル3137における現在のSdn=198(現在設定中とする)をSdn+1=194に暫定的に設定する。
(3)マイコン312は、Sdn=198をSdn+1=194に設定すると同時に、調光率(調光指令値Sd)を変化させたことを記録するべく、図2の「調光率変化フラグFd3130」を「0」から「1」に書き換える。「調光率変化フラグFd3130」が「1」であることは、次に述べるように、設定中の調光指令値が確定前の暫定の設定であることを示す。
(1)マイコン312は、「調光率変化フラグFd3130」について、図5に示すように「所定の時間内(例えば、5秒以内)」は有効(フラグ=1)に設定し、「所定の時間」を過ぎた場合は無効(フラグ=0)に設定する。この所定の期間(前記の5秒)は、図2の「期間データ3135」に格納されている。マイコン312は、この期間データ3135の秒数をカウントする。
(2)そして、図5に示すように、「調光率変化フラグFd3130」が有効な期間内に、操作者による第2操作(確定操作)により再度電源スイッチ20がToffの期間内でオフされると(S121のYES,S122のYES)、マイコン312は、「調光率変化フラグFd3130」が有効期間内及び電源スイッチ20がToffの期間内にオフした情報を基に、暫定的に設定していた調光指令値「Sdn+1=194」の設定を確定する。
(3)マイコン312は、調光指令値「Sdn+1=194」の値を基に制御出力回路311に出力する制御信号を以降継続して生成し、制御出力回路311を介してインバータ回路300を駆動する。
(4)マイコン312は、調光指令値の変化(設定)を確定した場合、その時点で調光率変化フラグFdをリセットし、値を「0」とする。
(5)もし、「調光率変化フラグFd3130」が有効(フラグ=1)な期間内に、再度電源スイッチ20がToff期間内にオフした情報が無い場合は(S122のNO)、マイコン312は、調光指令値「Sdn+1=194」を変化前の元の「Sdn=198」の設定に戻す(S140)。放電灯11の調光率は、マイコン312により調光指令値に対応する変化前の元の調光率に戻すように制御される。
(6)上記(1)〜(5)の例では、電源スイッチ20の所定の短時間Toff内のオフで調光率を90%(Sdn=198)から70%(Sdn+1=194)に仮に変化させ、再度、「調光率変化フラグFd3130」の有効期間内に、電源スイッチ20の所定の短時間Toff内のオフで調光率70%(Sdn+1=194)を確定する。そして、以降、70%(Sdn+1=194)の調光率で放電灯11を点灯継続する。また、もし「調光率変化フラグFd3130」の有効期間内に調光率の確定が行われない場合、マイコン312は、調光率は70%から90%(Sdn=198)に戻るように制御する。
以下同様に、調光指令値が「Sdn+1=194」の状態で、電源スイッチ20をToff期間内オフすることにより調光指令値を「Sdn+2=192」とした後に、「調光率変化フラグFd3130」の有効期間内に再度電源スイッチ20をToff期間内にオフすることにより、「調光指令値Sdn+2=192」に対応した調光率に確定できる。
そして、調光指令値が指定可能な最後の調光指令値であるSdmの状態で、電源スイッチ20をToffの期間内にオフした場合は、放電灯11の定格出力(100%出力)に対応する調光指令値Sd0が選択される。つまり、調光指令値Sdは定格出力に対応するSd0から指定可能な最後の調光指令値Sdm向かって順次指定され、調光指令値Sdmの次にSd0が指定されるように、循環指定される。
以上のように、本実施の形態1によれば、電源スイッチ20がオン状態において、先ず、電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間Toff内にオンして放電灯11の調光率を仮に変化させて、次に、さらに調光率変化フラグFdの有効期間である所定の時間内に電源スイッチ20を再度オフして所定の短時間内にオンすることで調光率の変化を確定するようにしている。即ち、電源スイッチ20の所定の短時間内(Toff以内)の人為的なオフ操作を、所定の手順で少なくても2回実行した後にのみ、放電灯11の調光率の変化を確定できるようにしている。このため、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電する場合があったとしても、瞬時停電による交流電源1の断続状態が本実施の形態1の調光率を変化・確定するために必要な交流電源1の断続状態と一致する確率は、実用的には無視できるほど小さいと考えられる。従って、本実施の形態1によれば、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電した場合でも、放電灯点灯装置の設置・使用者の意図に反して放電灯11の調光率が変化する誤動作を防止できる効果がある。
また、実施の形態1の放電灯点灯装置100は、マイコン312によりインバータ回路を調光制御するので、調光制御のための特別なインターフェース無しに、電源スイッチ20の短時間Toff内のオフ動作により、多段の調光ステップが可能な放電灯点灯装置を提供できる効果がある。即ち、従来の固定出力式放電灯点灯装置を、本実施の形態1の放電灯点灯装置に置換すれば、特別の調光システムコントローラの追加や調光インターフェースのための特別の配線の追加の必要がない安価で小型な調光システムが実現できる効果がある。
なお、放電灯負荷回路330は図示の回路構成のものに限らず、調光制御が可能な他の構成のものでも良いことは明らかである。
(調光率の降順、昇順)
また、上記説明では、調光指令値をSdnからSdn+1に変化させる場合に、調光率を順次減じて指定可能な最後の調光指令値Sdmの次に定格出力である調光指令値Sd0(100%調光)に戻る、いわゆる調光率を降順で指定する場合について説明した。蛍光灯放電灯の場合は、蛍光物質の劣化や管壁の汚れなどの原因で放電灯の発光効率は新品が大きく、点灯使用時間が累積するに従って発光効率が低下することは知られている。従って、放電灯が新品で発光か効率が良い場合には放電灯の調光率を小さく、また、放電灯の累積点灯時間の増加に伴い調光率を大きくするように制御すれば、常に定格出力(100%出力)で点灯する場合に比べて、使用環境の照度の変化を小さく、且つ、省エネができる効果がある。このような応用に対応するため、調光指令値Sd0を最小の調光率に、最後に指定可能な調光率を最大の調光率(100%出力)にし、その後、調光率Sd0に戻す、いわゆる調光率の「昇順指定」をしても良いことは明らかである。
(確定操作の回数)
また、上記説明では、調光率が仮値に変化した後に、「調光率変化フラグFd」が有効期間内に電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内にオンする操作を1回行うことで調光率の確定を行う場合について説明した。しかし、これは一例である。これを、「調光率変化フラグFd」の有効期間内に電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内にオンする確定操作を少なくても2回以上行った後に調光率の変化を確定するようにすれば、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電した場合でも、放電灯点灯装置の設置・使用者の意図に反して調光率が変化してしまう誤動作の確率をさらに小さくできる効果がある。この確定操作の必要回数は、不揮発性メモリ313の「必要確定操作回数3136」に格納されている。マイコン312は、この必要確定操作回数3136の値に基づき、必要な回数の操作が行われたかどうかを判定する。このように、所定の期間内に行うべき調光率の確定操作は、予め設定された1回以上のいずれかの回数で構わない。
(確定操作の無い場合)
また、上記説明では、調光率を調光指令値SdnからSdn+1に仮に変化させた後に、調光率変化フラグFdの有効期間内にその値を確定する確定操作が行われない場合は、調光率を調光指令値Sdnに戻す場合について説明した。しかしこれは一例である。これを、調光率が確定されない場合には、「予め指定された所定の調光指令値」に戻すようにしても良いことは明らかである。
(調光率変化フラグの有効期間)
また、調光率を調光指令値SdnからSdn+1に仮に変化させた後に、その調光率を確定するまでの有効期間である「調光率変化フラグFd」の有効期間は、この期間が短いと確定するタイミングを失する確率が大きなり、逆に、長すぎると一連の操作の関連が薄くなり確定の操作を失念する確率が大きくなる、あるいは確定操作者の確認時間が長くなるなどの問題が起こる。このため、マイコン312がカウントする「調光率変化フラグFd」の有効期間は、5秒以下以内に設定することが実用的には好ましい。
また、電源オフ期間検出回路360は、交流電源1の遮断後も一定期間その出力電圧を保持するように構成している。また、「調光率変化フラグFd」は、不揮発性メモリ313に記録するようにしている。このため、交流電源1の遮断期間中に継続してインバータ制御回路310の制御電源を供給保持する必要はなく、制御電源を小型容量化でき、放電灯点灯装置としても安価・小型化できる効果がある。なお、交流電源オフ時にもインバータ制御回路310のマイコン312の制御電源を保持するようにすれば、マイコン312で電源オン・オフ状態検出回路340の信号を基に交流電源のオフ期間を算出できることは明らかであり、この場合は電源オフ期間検出回路360は不要である。
また、上記の説明では、電力供給一時停止期間検出部400により、電力供給一時停止期間が所定のToff以内であることが検出された場合には、マイコン312は、検出時までに設定していた発振周波数を他の発振周波数に「暫定的」に設定し、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、電力供給一時停止期間検出部400により電力供給一時停止期間が所定のToff期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には、「暫定的」に設定した他の発振周波数を新たな設定値として確定し、以降、新たな設定値として確定した発振周波数でインバータ回路300を駆動継続する場合について説明した。しかし、この「暫定的」に設定する方式に限らず、次の方式でも構わない。すなわち、マイコン312は、電力供給一時停止期間検出部400により、電力供給一時停止期間が所定のToff以内であることが検出された場合に、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、電力供給一時停止期間検出部400により電力供給一時停止期間が所定のToff期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には、それまで(前記予め設定された1回以上のいずれかの回数が検出された時点まで)設定していた発振周波数を他の発振周波数に設定し、設定した他の発振周波数を新たな設定値として確定し、以降、新たな設定値として確定した発振周波数でインバータ回路300を駆動継続するようにしても良い。これにより、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電した場合でも、放電灯点灯装置の設置・使用者の意図に反して放電灯11の調光率が変化する誤動作を防止できる。
(表示部)
また、調光率を確定した場合に、確定した旨の表示をする表示部410(図1)を備えることとすれば、操作者は操作の実行を確認できる効果がある。なお、調光率の変化を確定した旨の表示を、マイコン312によるインバータ回路に対する発振周波数制御により、放電灯11の調光率を変化させて明滅または明暗させた後に設定した調光率で点灯するように制御することにより、付加する表示部410が不要になる。よって、放電灯点灯装置を安価・小型化できる効果がある。
(照明器具)
また、上記で説明した放電灯点灯装置100を、放電灯11が装着された照明器具本体に搭載し、例えば、壁スイッチを電源スイッチ20として利用すれば、簡単な構成で多段ステップの調光が可能な照明装置を提供できる効果がある。
(電源スイッチの形態)
また、電源スイッチ20として壁スイッチなどを利用する場合に、電源スイッチ20を交流電源1の投入または遮断状態を保持する「第1のスイッチ」と、操作時のみオフする「第2の常閉スイッチ」の直列に接続した構成とする。そして、放電灯11の調光率の変化・確定の操作の場合は操作時のみオフする「第2の常閉スイッチ」を使用するようにすれば、所定の短時間内の電源スイッチ20のオフ操作が簡単にできる効果がある。
(第2の常閉スイッチのカバー)
また、上記「第1のスイッチ」と「第2のスイッチ」は互いにその近傍に設置すれば、電源スイッチ20を小型化でき、操作が便利になる効果がある。なお、上記「第1のスイッチ」と「第2のスイッチ」を近接して配置した場合には、「第1のスイッチ」と「第2のスイッチ」を取り違えて操作する誤操作の確率が大きくなるが、この場合、使用頻度の少ない「第2のスイッチ」に操作を不能にするカバ−を備えれば、誤操作を防止できる効果がある。
実施の形態2.
図7を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2は、電源オフ期間検出回路360をインバータ回路300の出力に接続した実施形態である。この構成により、電源オフ期間検出回路360については、交流電源1の電圧が異なる場合でも同一の回路定数で対応できる。
図7は、実施の形態2の放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。図7において、図1と同等または相当する構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。図1では、電源オフ期間検出回路360は、電源スイッチ20が所定の短時間オフした場合に、オフ期間後の「出力端子b」の電圧が、交流電源1の入力電圧によって変動する。例えば、交流電源1が200Vの場合は100Vの場合に比べて、オフ期間後の電圧が大きくなる。従って、図1の構成では、交流電源1が100Vの場合と200Vの場合では、電源オフ期間検出回路360を構成する部品の回路定数を異なるものにする必要がある。
本実施の形態2では、電源オフ期間検出回路360の回路部品の定数を、交流電源1の値に関わらず同一にできるものである。図7において、インバータ回路301のダイオード32のアノードはインバータ回路301の負極側出力に接続される。ダイオード32のカソードからコンデンサ31を介して、インバータ回路301の出力に接続される。ダイオード32とコンデンサ31との接続点を、電源オフ期間検出回路360の「入力端子a」に接続し、「出力端子b」をマイコン312に接続する。電源オフ期間検出回路360の構成は図3に示したものと同一構成であるが、図1の場合は「入力端子a」の入力電圧の周波数が商用周波数であるのに対し、図7の場合はインバータ回路300の出力であるので、通常50KHz程度の高周波数である点が異なる。
昇圧チョッパ回路200の出力電圧(コンデンサ6の電圧)は、交流電源1の入力電圧の変化に対して概略一定になるように制御する。即ち、交流電源1の通常の電圧変動のみならず、例えば、交流電源1が、AC100VまたはAC200Vを供給された場合でも昇圧チョッパ回路200の出力電圧が概略一定であるように制御する。また、インバータ制御回路310の制御電源は、電源スイッチ20の操作者のオフ動作に連動して、例えば、0.2秒程度以下の短時間で必要な電圧の供給が遮断されるように構成する。そして図1の放電灯点灯装置100に相当する構成部分を、放電灯点灯装置101とする。
図7の回路で電源スイッチ20がオンになると、インバータ回路301は、インバータ制御回路310によって制御され、放電灯11は点灯する。そのとき、インバータ回路301の出力(スイッチング素子7とスイッチング素子8の接続点)からコンデンサ31を介して電源オフ期間検出回路360の「入力端子a」に高周波電圧が印加され、「出力端子b」に整流された直流電圧が出力される。
ここで、上述のように、昇圧チョッパ回路200の出力電圧は、交流電源1の値に関わらず概略一定になるので、「出力端子b」の電圧も、交流電源1の値に関わらず一定になる。次に電源スイッチ20がオフになり、その時間が0.2秒程度以上継続すれば、インバータ制御回路310の電源が遮断されるのでインバータ回路301は発振停止する。このように、電源スイッチ20がオフになると、インバータ回路301は、昇圧チョッパ回路200のコンデンサ6に充電された電圧で短時間動作を継続した後、発振停止する。また、電源スイッチ20がオンされれば、それに対応してインバータ回路は発振を開始する。インバータ回路301が発振停止すれば、電源オフ期間検出回路360は、その入力電圧が無くなるので、「出力端子b」の電圧は所定の放電時定数で放電していく。電源オフ期間検出回路360の「出力端子b」の電圧は、交流電源1の値に関わらず一定の直流電圧から所定の時定数で放電していく。このため、電源スイッチ20をToff期間オフした場合の電源オフ期間検出回路360の「出力端子b」の電圧は、交流電源1の値に関わらず一定になる。
以上のように、本実施の形態2によれば、交流電源1の電圧が異なる場合でも、同一の回路定数で対応できる効果がある。
(放電灯状態検出回路320と電源オフ期間検出回路360との関係)
また、放電灯状態検出回路320が、放電灯11の未接続(抜去状態)、寿命末期などの不良状態(異常状態)を検出した場合に、マイコン312がインバータ回路301の動作を停止するようにしておく。これにより、放電灯がこのような状態の場合は、電源オフ期間検出回路360の「出力端子b」の電圧が常にLレベルになる。従って、放電灯11が未接続、不良状態の場合には、電源スイッチ20を操作して放電灯11の調光率を変更する機能を停止することができる。よって、放電灯11の調光率を目視で確認できない状態で変更されてしまうことを防止できる効果がある。
なお、インバータ回路301が停止状態(放電灯状態検出回路320が、抜去、異常等を検出による)の場合に、電源スイッチ20をオン・オフすると、この操作にともなって抵抗13、コンデンサ31、ダイオード32を介して電源オフ期間検出回路360の「入力端子a」に微分的な電圧が印加される。この電圧に対しては、図3及び図7において、コンデンサ364の値をコンデンサ31の値より充分大きく選定した上で、抵抗362と抵抗363の値を適当に選定すれば、電源オフ期間検出回路360の「出力端子b」の電圧を実用的に問題ない低電圧レベルにすることができる。
また、本実施の形態2の放電灯点灯装置101を複数台同一の交流電源1に接続する場合は、電源スイッチ20を共通にして1個でも良いことは明らかである。以降の説明では、放電灯点灯装置101として電源スイッチ20を含めないで説明する場合がある。
実施の形態3.
図8を用いて実施の形態3を説明する。実施の形態3は、実施の形態1または実施の形態2の放電灯点灯装置を備えた照明器具を共通の電源スイッチに少なくても2台以上接続した照明システム1001に関する。この照明システムにより、複数台の照明器具について同時に調光率を設定することができる。また、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止することにより、複数台の照明器具のうち、調光率を変えたいものに放電灯を装着し、調光率を変えたくないものは放電灯11を抜去しておけばよい。これにより、特別の装置を必要とすることなく、目的の照明器具の放電灯を目的の調光率に設定することができる。
図8に示す本実施の形態3は、実施の形態1あるいは実施の形態2の放電灯点灯装置101あるいは放電灯点灯装置100を複数台使用した場合の照明システム1001の構成図である。照明システム1001は、スイッチボックスの中に直列に接続された第1の電源スイッチ20−1と、第2の電源スイッチ20−2とを有する。これは、実施の形態1の最後の部分で述べた「電源スイッチの形態」、及び「第2の常閉スイッチのカバー」の記載に対応する。即ち、図8のように、電源スイッチ20として壁スイッチなどを利用する場合に、電源スイッチ20を交流電源1の投入または遮断状態を保持する「第1の電源スイッチ20−1」と、操作時のみオフする「第2の電源スイッチ20−2」(常閉スイッチ)との直列接続の構成とする。そして、放電灯11の調光率の変化・確定の操作の場合は、操作時のみオフする「第2の電源スイッチ20−2」を使用する。また、第1の電源スイッチ20−1と第2の電源スイッチ20−2は、互いに近傍に設置される。
図9は、図8の構成を具体的に示す図である。図9は、特に、直列に接続された2つの電源スイッチの具体的なイメージを示すための図である。図9において、壁にはスイッチボックスが取り付けられている。スイッチボックスは、直列に接続された第1の電源スイッチ20−1と第2の電源スイッチ20−2とを含む。天井には4台の照明器具が設置されている。4台の照明器具には、配設された電源線により交流電源1の電力が供給される。前記のように、「第1の電源スイッチ20−1」は、交流電源1の投入または遮断状態を保持することに使用する。「第2の電源スイッチ20−2」は、放電灯11の調光率の変化・確定の操作にのみ使用する。言い換えれば、「第1の電源スイッチ20−1」は、放電灯の通常のON/OFF用のスイッチであり、「第2の電源スイッチ20−2」は、放電灯11の調光率の変化・確定の専用スイッチである。「第2の電源スイッチ20−2」は、「第1の電源スイッチ20−1」と間違えて操作されないように、カバーで覆われる。これにより、使用者の誤操作を防止できる効果がある。
実施の形態1あるいは実施の形態2で述べたように、これらの放電灯点灯装置は、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止する。照明器具801a〜801nは、それぞれ放電灯点灯装置101a〜101nを備える。図8において、放電灯点灯装置101a〜101nは、図7の放電灯点灯装置101に対して電源スイッチ20を含まない以外は、放電灯点灯装置101と同一の構成である。照明システム1001は、放電灯点灯装置101a〜101nに対して、共通の電源スイッチ20を備える。図8において、操作者は実施の形態1及び2で説明した操作により電源スイッチ20を操作し、放電灯の調光率を変化させることができることは明らかである。
さらに、放電灯の調光率を変化させたくない放電灯点灯装置、例えば、放電灯点灯装置101nの放電灯を照明装置から抜去した後、電源スイッチ20の所定のオン・オフ操作を行えば、放電灯を抜去した照明装置以外の調効率は変化する。その後、抜去した放電灯を元通りに装着すれば、放電灯を抜去した照明装置と抜去しない照明装置で調光率に差をつけることができ、以降、調光率の差を維持したままで電源スイッチ20で点灯または消灯の操作ができる。
ここで例えば、太陽による外光の差し込む明るい窓側の照明装置(照明器具ともいう)の備える放電灯点灯装置は調光率を小さく設定し、外光の少ない暗い壁側の照明装置の備える放電灯点灯装置は調光率を窓側よりも大きくになるように設定することで、室内の照度分布の差を小さく保つことができる。さらに、窓側の照明装置に外光を利用した期間の消費電力を節約できる効果がある。また、この特徴を利用して、例えば、店舗照明において、商品棚近傍の照度を通路部より明るくするなど、室内の照度のコントラストが大きくなるよう各放電灯点灯装置の調光率を設定しても良いことは勿論である。具体的に説明すると、図8で、放電灯点灯装置101a、放電灯点灯装置101b、放電灯点灯装置101cの3つがあるものとする。この場合、まず放電灯点灯装置101aにのみ放電灯を装着して電源スイッチ操作をし、次に、放電灯点灯装置101aから放電灯を抜去して放電灯点灯装置101bにのみ放電灯を装着して電源スイッチ操作をし、次に、放電灯点灯装置101bから放電灯を抜去して放電灯点灯装置101cにのみ放電灯を装着して電源スイッチ操作をし、最後に、放電灯点灯装置101aと放電灯点灯装置101bとに放電灯を装着する。
以上のように、本実施の形態3によれば、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止するので、放電灯を調光するための特別な調光コントローラや調光インターフェースのための特別な配線が無くても、複数の放電灯を異なる調光率で制御できる効果がある。また、この点灯装置の調光率を可変にできる特性と太陽光による外光を活用すれば、部屋の照度を適切に維持しつつ、省エネができる効果がある。
実施の形態4.
図10に示す本実施の形態4は、実施の形態1あるいは実施の形態2の放電灯点灯装置100あるいは放電灯点灯装置101を複数台使用した場合の照明システム2000を示す構成図である。実施の形態4の照明システム2000は、実施の形態3に対して、交流電源1のもとに、実施の形態3の照明システムを複数接続した構成である。照明システム1002は、照明システム1001と同じ構成である。照明システム1002は、放電灯点灯装置101A〜101Nに対して、共通の電源スイッチ20Aを備える。照明器具901A〜901Nは、それぞれ放電灯点灯装置101A〜101Nを備える。放電灯点灯装置101A〜101Nは、放電灯点灯装置101a〜101nと同様に、放電灯状態検出回路320が放電灯11の抜去を検出した場合には、マイコン312が調光率を変更する機能を停止する。
図10において、電源スイッチ20a及び電源スイッチ20Aを実施の形態1及び2で説明した操作を行って、放電灯の調光率を変化させることができることは明らかである。
図10において、例えば、電源スイッチ20aに接続された放電灯点灯装置101a〜101nを太陽による外光の差し込む明るい窓側の照明装置801a〜801nに設置し、電源スイッチ20Aに接続される放電灯点灯装置101A〜101Nを、外光の少ない壁側の照明装置901A〜901Nに配置し、外光が明るい場合は窓側の放電灯の調光率が小さくなるようにし、外光が暗い場合には、窓側の放電灯の調光率が大きくなるように電源スイッチ20を操作すれば,外光を利用した期間の消費電力を節約できる効果がある。
以上のように、本実施の形態によれば、放電灯11を調光するための特別な調光コントローラや調光インターフェースのための特別な配線が無くても、複数の放電灯を異なる調光率で制御できる効果がある。また、この点灯装置の調光率を可変にできる特性と太陽光による外光を活用すれば、部屋の照度を適切に維持しつつ、省エネができる効果がある。
以上実施の形態1〜実施の形態4で説明した放電灯点灯装置は、以上のように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
放電灯11の調光をする場合に、電源スイッチ20がオン状態において、電源スイッチをオフしてから所定の短時間内にオンすることに応動して前記放電灯の調光率を変化させ、さらに所定の時間内に電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内にオンした後に前記調光率の変化を確定し維持するようにしている。即ち、電源スイッチ20の所定の短時間内(Toff以内)の人為的なオフ操作を、所定の手順で少なくても2回実行した後にのみ、放電灯11の調光率の変化を確定できるようにしている。このため、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電する場合があったとしても、瞬時停電による交流電源1の断続状態が本実施の形態の調光率を変化・確定するために必要な交流電源1の断続状態と一致する確率は、実用的には無視できるほど小さくできるので、放電灯を調光するための特別な調光コントローラや調光インターフェースのための特別な配線が無くても多段階の調光率が可能な放電灯点灯装置を提供できる効果がある。
また、放電灯11が放電灯点灯装置に未装着の場合、または、不良状態の場合は、電源スイッチ20がオン状態において、電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内にオンする操作を行っても放電灯11の調光率を、正常放電灯が装着された最後の動作時の調光率に維持するようにしているので、放電灯11が未接続、または、不良状態の場合に電源スイッチ20を操作して放電灯の調光率を変更する機能を停止することができ、放電灯11の調光率を目視で確認できない状態で変更されてしまうことを防止できる効果がある。
放電灯11の調光率の変化は、その後所定の時間内に電源スイッチ20をオフしてから所定の短時間内にオンする操作を所定の回数行い前記調光率の変化の確定が行われない場合、調光率を変化前の調光率に戻すようにしているので、仮に、落雷などの原因で交流電源1が瞬時停電する場合があったとしても、調光率の変化は調光率変化フラグFdの有効期間である5秒程度の短時間後には変化前の調光率か、予め指定した調光率になるので、瞬時停電の影響で予期せぬ調光率に誤動作することを防止できる効果がある。
調光率の変化を確定した表示を行うようにしているので、電源スイッチ20の操作結果を確実に確認できる効果がある。また、放電灯11の明滅または明暗で表示を行うことで、表示のための特別な構成部品が不要になる効果がある。
調光率の確定結果を放電灯11の調光率を制御するインバータ制御回路310の不揮発性メモリ313に記録するようにしているので、電源スイッチ20をオフ後、再度、電源スイッチ20をオンしても電源スイッチ20のオフ前の調光率で継続点灯できる効果がある。さらに、多段の調光率をの実行順序の変更や、調光率の追加や変更なども不揮発性メモリのデータ変更で容易に対応できる効果がある。
電源オフ期間検出回路360を、インバータ回路300(または301)の出力から得るようにしているので、放電灯11が未接続、または、不良状態の場合に電源スイッチ20を操作して放電灯11の調光率を変更する機能を停止することができ、放電灯11の調光率を目視で確認できない状態で変更されてしまうことを防止できる効果がある。
上記で説明した放電灯点灯装置を照明装置(照明器具)に搭載し、前記照明装置を複数台設置して照明システムを構成しているので放電灯11を調光するための特別な調光コントローラや調光インターフェースのための特別な配線が無くても、複数の放電灯を異なる調光率で制御できる効果がある。また、この点灯装置の調光率を可変にできる特性と太陽光による外光を活用すれば、部屋の照度を適切に維持しつつ、省エネができる効果がある。
実施の形態5.
図11〜図19を用いて実施の形態5を説明する。実施の形態5は、放電灯点灯装置の放電灯11の出力の度合を示す出力表示を表示する出力表示器500を説明する。また、放電灯点灯装置が出力の度合を示す出力表示を表示する表示部510−1を備える場合も説明する。
図11は、実施の形態5における出力表示器500の構成を説明する図である。図11は、放電灯点灯装置100と出力表示器500との構成を示している。図11の放電灯点灯装置100は、図1の放電灯点灯装置100とほぼ同様の構成であり、処理内容は同様である。放電灯負荷回路330−1の構成が放電灯負荷回路330の構成と若干異なるが、機能は同じである。また、インバータ制御回路310−1は、マイクロコンピュータ312−1(以下、マイコン312−1という)が不揮発性RAM(不揮発性メモリ)を搭載することとしているため、不揮発性メモリ313を持たない。マイクロコンピュータ312−1は、インバータ回路300の周波数制御および電源同期回路部400−1から送出される電源ON、OFF信号の判定を行う。電源同期回路部400−1は、交流電源1(商用電源)のON、OFFを検出する回路であり、図1の電力供給一時停止期間検出部400と同等の機能を有する。制御電源回路370は、マイクロコンピュータ312−1を駆動する電源回路である。制御電源回路370は、交流電源1がOFFされた後も5秒程度はマイクロコンピュータ312−1が動作できるような回路となっている。
(出力表示器500の構成)
図11に示す出力表示器500は、内部のマイコン530や表示素子の電源となる表示器電源540と、放電灯点灯装置100の出力設定(マイコン312−1という場合がある)と同じアルゴリズムを自己の不揮発生メモリのプログラムに備え、且つそのアルゴリズムに基いて放電灯点灯装置100の出力設定状態を検出し、その状態を制御するマイコン530(表示制御部)と、交流電源1のON、OFFを検出してマイコン530に入力する電源同期回路部520(第2の電力供給一時停止期間検出部)と、表示のための複数のLEDから構成される表示部510とを備える。放電灯点灯装置100と出力表示器500とは、交流電源1から壁スイッチとして設けられた電源スイッチ20を介した電源に共通に接続されており、電源スイッチ20(壁スイッチ)の操作された結果の電源のON、OFF状態は、放電灯点灯装置100と出力表示器500に同じものが印加される。
図11に示すように、表示器電源540と放電灯点灯装置100の電源とは、交流電源1に対して並列に接続されている。よって、電源同期回路部520は、交流電源1に基づく電力供給一時停止期間に対して、電源同期回路部400−1と同じ結果を検出する。したがって、マイコン530はマイコン312−1と同じアルゴリズムのプログラムで動作するので、マイコン530は、マイコン312−1が電源同期回路部400−1による検出結果に対して新たな設定値を確定する場合に、電源同期回路部520による検出結果に対して、マイコン312−1により確定される新たな設定値と同じ値を設定値(第2の新たな設定値)として確定し、その設定値に対応する出力表示を表示部510に表示させる。なお同じアルゴリズムというのは一例である。同じアルゴリズムでなくとも、マイコン530は、電源同期回路部520の検出結果(電源同期回路部520は、交流電源1のON、OFFに対して電源同期回路部400−1と同一結果を検出する)に対して、マイコン312−1と同一の設定値が確定されるプログラムが組み込まれていればよい。マイコン530は、設定値(第2の新たな設定値)が更新されるごとに前記設定値を不揮発性RAMに上書きして記憶する。そして、マイコン530は、不揮発性RAMに記憶されている前記設定値に対応する出力表示を表示部510に表示させる。
(マイコン312−1による表示制御)
図12は、出力表示器500のマイコン530による制御を、放電灯点灯装置100のマイコン312−1が行う構成を示した図である。LEDから構成される表示部510−1がマイコン312−1に接続され、放電灯点灯装置100の出力設定状態を表示する。このように、マイコン312−1は、新たな設定値を確定した場合に、新たな設定値に対応する出力表示をLEDから構成される表示部510−1に表示させる。
(スイッチボックス600への収納)
図13は、交流電源1のON、OFFの操作方法として、壁スイッチとした電源スイッチ20による操作方法を示している。図13には照明装置701a〜701nを示しているが、いずれも図11に示す放電灯点灯装置100を備えている。その他の図における場合も同様である。図13は、複数の照明装置701a〜701n、電源スイッチ20(壁スイッチ)、及び出力表示器500との関係を示す配線図であり、電源スイッチ20と出力表示器500とがスイッチボックス600に収納された場合を示している。出力表示器500は図11の構成であるが、LEDのみを示して簡略化している。図13に示すように、複数の照明装置701a〜701nは、交流電源1に並列に接続している。そして、出力表示器500は、交流電源1に対して照明装置(整流回路)と並列に接続する。また、出力表示器500は、電源スイッチ20が格納されるスイッチボックス600に電源スイッチ20とともに格納される。図14は、出力表示器500と壁スイッチである電源スイッチ20を1個用スイッチボックス600に収納する構造を示す図である。図14(a)は正面図であり、図14(b)は、A−A断面図である。
(SSRの採用)
図15は、交流電源1のON、OFFの操作方法として、マイコン530により制御された半導体式接点若しくは機械式接点による方法を示す。図15では、マイコン530とSSR(Solid State Relay)551とが、操作変換部550を構成している。SSR551を用いる場合は、所望の出力に1操作で設定することのできるダイレクトスイッチ552a,552b,552cにより、交流電源1の複雑なON、OFF操作が、マイコン530がSSR551を制御することで可能となる。表示素子(LED)の制御は、マイコン530が行う。即ち、マイコン530は、ダイレクトスイッチ552a〜552cのいずれかが操作されると、この操作を検知して、SSR51を制御する。このマイコン530による制御は、ダイレクトスイッチに対応する交流電源1のON/OFFを作り出す制御である。例えば、ダイレクトスイッチ552b(70%)が操作された場合、マイコン530は、ダイレクトスイッチ552bが操作されたことを検知して、70%出力となるよう、図5に示した第1操作及び第2操作(スイッチ操作)を作り出す。マイコン530がSSR551を制御することにより作り出された交流電源1のON/OFF状態(スイッチング状態)により、交流電力が放電灯点灯装置を備えた照明装置701a〜701nに供給される。よって、照明装置701a〜701nのそれぞれは、70%出力の設定値に設定を確定する。一方、マイコン530は、ダイレクトスイッチ552b(70%)が操作されると、複数のLEDから構成される表示部510に「70%出力」に対応する表示を表示させる。
図16は、操作変換部550が、ダイレクトスイッチに代えて、赤外線リモコンを用いる場合を示す図である。操作変換部550は、ダイレクトスイッチに代えて、赤外線受光部(受信部)561を備えた構成である。赤外線リモコン570は、ダイレクトスイッチ552a〜552cに相当するいずれかの信号(出力対応信号)を送信し、赤外線受光部561がこの信号を受信する。その後の動作は、図15のダイレクトスイッチの場合と同様である。
(LEDの採用)
出力表示器500の表示部510、あるいは図12の表示部510−1における表示素子としては、最も安価なLEDが適している。LEDを用いた場合の表示方法としては、例えば、出力の設定として、高出力(全光)、中間出力、低出力の3段階とする場合を想定する。出力表示器500(あるいは表示部510−1)のLEDは、図14(a)の場合を想定する。このとき出力表示器500のLEDは、LED1が高出力(全光)、LED2が中出力、LED3が低出力、LED4を設定確定の表示とする。各設定状態の時にのみ一つのLEDが点灯するように制御することで、表示器電源の効率を向上させることができ、省エネにも有効である。なお、表示部510、510−1の表示素子としては、単体のLEDに限定するものではなく、LCD(Liquid Crystal Display)、LEDのセグメント器などを用いてもかまわない。省エネ効果をこの照明装置を使用している人に知らしめる為には、図14(a)のようにLEDを直線上に配置し、高出力時LED1のみ、中出力時はLED1、2を点灯するなど、棒グラフ上にすることも効果的である。あるいは、放電灯点灯装置が電源オフの場合に加え、全光点灯時はLEDを点灯させないようにしてもよい。
(着脱方式)
図17は、出力表示器500を表示器用コンセント610に対して、着脱可能にした構成を示す図である。出力表示器500は図11の構成であるが、LEDのみを示して簡略化している。壁、天井または照明装置に表示器用コンセント610を設ける。この表示器用コンセント610に、出力表示器500に設けた表示器用プラグ620を接続する。これにより、出力表示器500を着脱可能とした。出力表示器500は、交流電源1に対して照明装置701a〜701n(放電灯点灯装置)と並列に接続する表示器用コンセント610に対して接続する、表示器用プラグ620を備える。出力表示器500の電源同期回路部520は、表示器用コンセント610に接続された表示器用プラグ620を介して、電源同期回路部400−1と同じ結果を検出する。マイコン530は、マイコン312−1が電源同期回路部400−1の検出結果に基づき新たな設定として確定する設定値と同じ値を、電源同期回路部520の検出結果に基づき設定値(第2の新たな設定値)として確定し、確定された設定値(第2の新たな設定値)に対応する出力表示を表示部510に表示させる。例えば、出力表示器500が、スペースの都合上、図14に示したようなスイッチボックス600に収められない場合、本方式をとることにより、出力設定時のみ出力表示器500を表示器用コンセント610に接続し、設定後は出力表示器500を取り外すことができる。また、出力表示器500を着脱式にしたことにより、1個の出力表示器500で複数の照明装置を設定することが可能となり、省資源、省エネとなる。
(電源端子台660の採用)
図18は、出力表示器500を天井埋め込み構造にした図である。また、図19は、出力表示器500の構成を示す図である。図19の出力表示器500は、図11の出力表示器500に対して、ダイオードブリッジの入力側に電源端子台660を備えている。出力表示器500は、天井取り付け構造とされ、送り配線を可能とする電源端子台660を備える。図18の配線651〜654は、図19の配線651〜654に同じである。出力表示器500は、照明装置701a〜701nの前段において交流電力を入力するととも、入力した交流電力を照明装置(放電灯点灯装置)に分配する電源端子台660を備える。電源同期回路部520は、電源端子台660を介して、電源同期回路部400−1と同じ結果を検出する。マイコン530は、マイコン312−1が電源同期回路部400−1の検出結果に基づき新たな設定として確定する設定値と同じ値を、電源同期回路部520の検出結果に基づき設定値(第2の新たな設定値)として確定し、確定された設定値(第2の新たな設定値)に対応する出力表示を表示部510に表示させる。
電源端子台660を備えることにより、例えば、スイッチボックス600にスペース上の理由で出力表示器500が収められない場合、または元々片切スイッチのため1線しか引き込まれてなく2線を引き込むために配線工事が必要な場合などに本方式は有効である。本方式は、天井埋め込み方式のため、天井裏に設置されている照明器具(照明装置)に接続される配線を切断し、その切断した配線を出力表示器500の電源端子台660に接続するのみで使用できるため、面倒な配線工事を必要としない。
実施の形態1における放電灯点灯装置の回路図。 実施の形態1における不揮発性メモリを説明する図。 実施の形態1における電源オフ期間検出回路の回路図。 実施の形態1における電源オフ期間検出回路の保持電圧を説明する図。 実施の形態1における電源スイッチの操作を説明する図。 実施の形態1における電源スイッチの操作過程を説明するフローチャート。 実施の形態2における放電灯点灯装置の回路図。 実施の形態3における照明システム1001の構成図。 図8を具体的に示す図。 実施の形態4における照明システム2000の構成図。 実施の形態5における出力表示器の構成を示す図。 実施の形態5における放電灯点灯装置の構成を示す図。 実施の形態5におけるスイッチボックスに収納された出力表示器を示す図。 実施の形態5におけるスイッチボックスの状態を示す図。 実施の形態5における出力表示器の構成を示す図。 実施の形態5におけるリモコン制御ユニットとして実現される出力表示器の構成を示す図。 実施の形態5における表示器用プラグを備えた出力表示器を示す図。 実施の形態5における電源端子台を持つ出力表示器を説明する図。 実施の形態5における電源端子台を持つ出力表示器の構成図。
符号の説明
a 入力端子、b 出力端子、1 交流電源、2 ダイオードブリッジ、3 チョークコイル、4 ダイオード、5 スイッチング素子、6 コンデンサ、7,8 スイッチング素子、9 カップリングコンデンサ、9−1 コンデンサ、10 チョークコイル、11 放電灯、12 コンデンサ、13,14 抵抗、14−1 抵抗、20,20a,20A 電源スイッチ、25 配線、100,101,101a〜101n,101A〜101N 放電灯点灯装置、200 昇圧チョッパ回路、210 昇圧チョッパ制御回路、300,301 インバータ回路、310,310−1 インバータ制御回路、311 制御出力回路、312,312−1 マイコン、313 不揮発性メモリ、320 放電灯状態検出回路、320−1 ランプ検出回路、330,330−1 放電灯負荷回路、340 電源オン・オフ状態検出回路、360 電源オフ期間検出回路、361 ダイオード、362,363 抵抗、364 コンデンサ、370 制御電源回路、400 電力供給一時停止期間検出部、400−1 電源同期回路部、410 表示部、500 出力表示器、510,510−1 表示部、520 電源同期回路部、530 マイコン、540 表示器電源、550 操作変換部、551 SSR、552a,552b,552c ダイレクトスイッチ、561 赤外線受光部、570 赤外線リモコン、600 スイッチボックス、610 表示器用コンセント、620 表示器用プラグ、651,652,653,654 配線、660 電源端子台、701a〜702n 照明装置、801a〜801n 照明装置、901A〜901N 照明装置、1001,1002,2000 照明システム、3130 調光率変化フラグFd、3131 フィラメント検出フラグ、3132 放電灯不良検出フラグ、3133 電源ON・OFFフラグ、3134 短時間OFFフラグ、3135 期間データ、3136 必要確定操作回数、3137 調光率テーブル。

Claims (32)

  1. 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
    前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
    複数の発振周波数のうち予め設定された発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御をするインバータ制御回路であって、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが検出された場合に、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には、前記予め設定された1回以上のいずれかの回数の検出時まで設定していた発振周波数を他の発振周波数に設定し、前記他の発振周波数を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した発振周波数で前記インバータ回路を発振させるインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
    前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
    前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御をするインバータ制御回路であって、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が前記設定期間内であることが検出された場合に、前記検出後の所定期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には、前記予め設定された1回以上のいずれかの回数の検出時まで設定していた調光指令値を他の調光指令値に設定し、前記他の調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
    前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
    複数の発振周波数のうち予め設定された発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御をするインバータ制御回路であって、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが検出された場合には検出時まで設定していた発振周波数を他の発振周波数に暫定的に設定し、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には暫定的に設定した他の発振周波数を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した発振周波数で前記インバータ回路を発振させるインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 交流電力を供給する交流電源から供給された交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が昇圧した電圧を高周波電圧に変換して出力し、出力した高周波電圧で放電灯を点灯させるインバータ回路とを備えた放電灯点灯装置において、
    前記交流電源による交流電力の供給が供給状態から供給停止状態となり再び供給状態となった場合の供給停止期間である電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出する電力供給一時停止期間検出部と、
    前記放電灯の定格出力に対する比率を示す複数の調光率のそれぞれに対応する調光指令値のそれぞれから定まる発振周波数のうち予め設定された調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させる制御をするインバータ制御回路であって、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が前記設定期間内であることが検出された場合には検出時まで設定していた調光指令値を他の調光指令値に暫定的に設定し、前記検出後の所定の期間内に、引き続き、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出された場合には暫定的に設定した他の調光指令値を新たな設定値として確定し、新たな設定値として確定した調光指令値から定まる発振周波数で前記インバータ回路を発振させるインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 前記インバータ回路は、
    前記交流電源による交流電力の供給がある場合には高周波電圧の出力を継続し、前記交流電源による交流電力の供給がない場合には高周波電圧の出力を停止し、
    前記電力供給一時停止期間検出部は、
    前記インバータ回路の高周波電圧の出力に基づいて、電力供給一時停止期間が予め設定された設定期間内かどうかを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記放電灯点灯装置は、さらに、
    前記放電灯が抜去されているかどうかを検出する抜去検出部を備え、
    前記インバータ制御回路は、
    前記抜去検出部が前記放電灯の抜去を検出した場合には、抜去の検出時において設定している調光指令値を継続して維持することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の放電灯点灯装置。
  7. 前記放電灯点灯装置は、さらに、
    前記放電灯が異常状態にあるかどうかを検出する異常状態検出部を備え、
    前記インバータ制御回路は、
    前記異常状態検出部が前記放電灯の異常状態を検出した場合には、異常状態の検出時において設定している調光指令値を継続して維持することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記電力供給一時停止期間検出部は、
    前記交流電源が交流電力の供給状態と供給停止状態とのいずれの状態にあるかを検出する供給状態検出部と、
    前記交流電源が交流電力の供給状態のときに交流電力により充電するとともに、交流電力の供給停止状態が設定期間を超えて継続すると、充電した電圧が予め設定された値以下となる電圧保持部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記電力供給一時停止期間検出部は、
    前記交流電源が交流電力の供給状態と供給停止状態とのいずれの状態にあるかを検出する供給状態検出部と、
    前記インバータ回路の出力に接続されることにより前記インバータ回路の出力する高周波電圧により充電するとともに、前記インバータ回路の出力停止状態が設定期間を超えて継続すると、充電した電圧が予め設定された値以下となる電圧保持部と
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記放電灯点灯装置は、さらに、
    前記インバータ制御回路が、暫定的に設定した他の調光指令値を新たな設定値として確定した場合に、確定したことを表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  11. 前記インバータ制御回路は、
    暫定的に設定した他の調光指令値を新たな設定値として確定した場合に、前記インバータ回路の発振周波数を制御することにより前記放電灯の明るさを増減することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  12. 前記インバータ制御回路は、
    前記検出後の所定の期間内に、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が設定期間内であることが予め設定された1回以上のいずれかの回数検出されない場合には、暫定的に設定した他の調光指令値を新たな設定値として確定することなく、予め指定された調光指令値を設定して確定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  13. 前記インバータ制御回路は、
    予め指定された調光指令値として、前記電力供給一時停止期間検出部により電力供給一時停止期間が前記設定期間内であることが検出された検出時まで設定していた調光指令値を設定して確定することを特徴とする請求項12記載の放電灯点灯装置。
  14. 前記インバータ制御回路は、
    インバータ回路の発振周波数を制御する信号を出力するマイクロコンピュータと、
    このマイクロコンピュータの信号に基づいて、前記インバータ回路のスイッチングを制御する制御出力回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具。
  16. 請求項1〜14のいずれかに記載の放電灯点灯装置を有する照明器具と、
    前記照明器具の有する前記放電灯点灯装置に交流電源からの交流電力の供給をオン、オフする電源スイッチと
    を備えたことを特徴とする照明システム。
  17. 前記照明システムは、
    前記照明器具を複数備えるとともに、
    前記複数の照明器具のそれぞれが有する前記放電灯点灯装置は、
    いずれも、前記電源スイッチにより前記交流電源からの交流電力の供給がオン、オフされることを特徴とする請求項16記載の照明システム。
  18. 前記電源スイッチは、
    壁スイッチであることを特徴とする請求項16または17のいずれかに記載の照明システム。
  19. 前記電源スイッチは、
    直列に接続された第1スイッチと第2スイッチとから構成されることを特徴とする請求項16または17のいずれかに記載の照明システム。
  20. 前記第1スイッチと前記第2スイッチとは、
    互いに近傍に配置されるとともに、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとのうちのいずれか一方は、カバーで覆われていることを特徴とする請求項19記載の照明システム。
  21. 前記放電灯点灯装置は、さらに、
    前記放電灯の出力の度合を示す出力表示を表示可能な表示部を備え、
    前記インバータ制御回路は、
    前記新たな設定値を確定した場合に、前記新たな設定値に対応する出力表示を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  22. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の前記放電灯点灯装置に使用される出力表示器であって、
    前記放電灯の出力の度合を示す出力表示を表示可能な表示部と、
    前記交流電源に基づく前記電力供給一時停止期間に対して、前記電力供給一時停止期間検出部と同じ結果を検出する第2の前記電力供給一時停止期間検出部と、
    前記インバータ制御回路が前記電力供給一時停止期間検出部による検出結果に対して前記新たな設定値を確定する場合に、前記第2の電力供給一時停止期間検出部による検出結果に対して、前記インバータ制御回路により確定される前記新たな設定値と同じ値を第2の新たな設定値として確定し、確定された前記第2の新たな設定値に対応する出力表示を前記表示部に表示させる表示制御部と
    を備えたことを特徴とする出力表示器。
  23. 前記表示制御部は、
    不揮発性メモリを備え、前記第2の新たな設定値を前記不揮発性メモリに記憶するとともに前記第2の新たな設定値が更新されるごとに更新後の前記第2の新たな設定値を前記不揮発性メモリに上書きして記憶し、
    前記表示制御部は、
    前記不揮発性メモリに記憶されている前記第2の新たな設定値に対応する出力表示を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項22記載の出力表示器。
  24. 前記表示部は、
    複数の発光ダイオードから構成されることを特徴とする請求項22または23のいずれかに記載の出力表示器。
  25. 前記表示制御部は、
    前記第2の新たな設定値が前記放電灯の最大出力に相当する場合には、前記表示部に表示させないことを特徴とする請求項24記載の出力表示器。
  26. 前記表示制御部は、
    前記複数の発光ダイオードのうち、いずれか一つを点灯させることを特徴とする請求項24記載の放電灯点灯装置。
  27. 前記表示制御部は、
    前記第2の新たな設定値に対応する前記放電灯の出力に応じて、点灯させる前記発光ダイオードの数を変えるとともに、
    前記表示部は、
    前記放電灯の出力の違いを表示可能な個数の前記発光ダイオードから構成されたことを特徴とする請求項24記載の出力表示器。
  28. 前記出力表示器は、
    前記交流電力の供給をオン、オフする電源スイッチであってスイッチボックスに収納される電源スイッチとともに前記スイッチボックスに収納されることを特徴とする請求項22または24のいずれかに記載の出力表示器。
  29. 前記出力表示器は、さらに、
    前記交流電源に対して前記放電灯点灯装置と並列接続するコンセントと接続可能なプラグを備え、
    前記第2の電力供給一時停止期間検出部は、
    前記コンセントに接続した前記プラグを介して、前記電力供給一時停止期間検出部と同じ結果を検出することを特徴とする請求項22または24のいずれかに記載の出力表示器。
  30. 前記出力表示器は、さらに、
    前記交流電源から前記交流電力を入力するととも、入力した前記交流電力を前記放電灯点灯装置に分配する電源端子台を備え、
    前記第2の電力供給一時停止期間検出部は、
    前記電源端子台を介して、前記電力供給一時停止期間検出部と同じ結果を検出することを特徴とする請求項22または24のいずれかに記載の出力表示器。
  31. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の前記放電灯点灯装置に使用される出力表示器であって、
    前記放電灯の出力の度合を示す出力表示を表示可能な表示部と、
    前記放電灯の複数の出力のそれぞれに対応して設けられた複数の操作部と、
    いずれかの前記操作部が操作されると、操作された前記操作部の対応する前記放電灯の出力に相当する設定値を前記インバータ制御回路が新たな設定値として確定するために必要とされる前記交流電源のスイッチ操作に相当する前記交流電源のスイッチング状態を生成し、生成された前記スイッチング状態に基づいて前記交流電力を前記放電灯点灯装置に供給するとともに、操作された前記操作部の対応する前記放電灯の出力に対応する出力表示を前記表示部に表示させる操作変換部と
    を備えたことを特徴とする出力表示器。
  32. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の前記放電灯点灯装置に使用される出力表示器であって、
    前記放電灯の出力の度合を示す出力表示を表示可能な表示部と、
    前記放電灯の複数の出力のそれぞれに対応して設定された複数の出力対応信号を送信する送信機からいずれかの前記出力対応信号を受信する受信部と、
    前記受信部によりいずれかの前記出力対応信号が受信されると、受信された前記出力対応信号の対応する前記放電灯の出力に相当する設定値を前記インバータ制御回路が新たな設定値として確定するために必要とされる前記交流電源のスイッチ操作に相当する前記交流電源のスイッチング状態を生成し、生成された前記スイッチング状態に基づいて前記交流電力を前記放電灯点灯装置に供給するとともに、受信された前記出力対応信号の対応する前記放電灯の出力に対応する出力表示を前記表示部に表示させる操作変換部と
    を備えたことを特徴とする出力表示器。
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