JP2008262308A - コンテンツ表示装置、コンテンツデータ提供装置、コンテンツデータ配信システム、コンテンツ表示方法、コンテンツデータ提供方法、データ構造、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

コンテンツ表示装置、コンテンツデータ提供装置、コンテンツデータ配信システム、コンテンツ表示方法、コンテンツデータ提供方法、データ構造、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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安志 村崎
Kiyoshi Tokuda
潔 徳田
Takashi Niimi
傑 新実
Nobuyuki Oishi
信行 大石
Tadahiro Ito
直裕 伊藤
Osamu Kawatake
治 川竹
Hitoshi Tojiki
仁 戸敷
Makoto Hirose
真 広瀬
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Abstract

【課題】複数のコンテンツを見易く表示することができるコンテンツ表示装置を実現する。
【解決手段】テレビ100は、紙面コンテンツデータ10に含まれる複数の記事を予め設定されたレイアウトで表示部103に表示する。画面レイアウト記述処理部114は、紙面コンテンツデータ10に格納されているマスク定義情報に基づいて、上記複数の記事の各行を被覆するマスクを表示するので、テレビ100は、読み易く複数の記事を表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンテンツを表示する、コンテンツ表示装置、および、コンテンツ表示方法に関する。また、そのコンテンツ表示装置にコンテンツデータを提供する、コンテンツデータ提供装置、および、コンテンツデータ提供方法に関する。また、それらの装置を含む、コンテンツデータ配信システムに関する。さらに、そのコンテンツ表示装置にて再生されるコンテンツデータのデータ構造に関する。また、コンピュータをそれらの装置として動作させるためのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
インターネットの普及に伴い、デジタルデータとして配信される新聞(以下、電子新聞と呼称する)をディスプレイに表示する装置が用いられている。電子新聞をディスプレイに表示する装置としては、例えば、特許文献1〜2に記載のものなどが知られている。
特許文献1には、レイアウト情報とともに送られてきた新聞データを、ディスプレイの画素数によらず、同じレイアウトで表示する装置が開示されている。当該装置によれば、電子新聞を構成する記事群を、実際の新聞紙面を近似するようにレイアウトして表示することができる。また、当該装置は、複数の記事がレイアウトされた親画面において、ユーザがある記事を選択すると、その記事を全画面表示する子画面を表示する。このため、親画面において、全文を表示できない長い記事がある場合でも、子画面において、その記事の全文を表示することができる。
また、特許文献2には、階層化された新聞データを、ユーザ操作に応じて表示する装置が開示されている。当該装置は、ユーザのマウス操作に応じて、現在表示中の画面を、当該画面と同一階層に属する画面、または、当該画面の上下階層に属する画面に遷移させる。当該装置は、マウス操作を、同一階層に属する画面への画面遷移に対応させるか、または、上下階層に属する画面への画面遷移に対応させるかを、カーソル位置に応じて切り替えるように構成されており、操作性の向上が図られている。
また、書籍をデジタルデータ化した電子ブックをディスプレイに表示するビューア装置も用いられている。例えば、特許文献3に記載のビューア装置は、表示中のテキストデータにおけるマーキング箇所を、他のテキストデータとは識別できる形態で表示する。このマーキング箇所をダイアル操作により適宜移動することで、ユーザは、現在読んでいる箇所を見失うことなく、電子ブックを読み進めることができる。
特開平8−179908号公報(平成8年7月12日公開) 特開平8−79197号公報(平成8年3月22日公開) 特開2000−89880号公報(平成12年3月31日公開)
既存の印刷物をデジタルデータ化したコンテンツを表示する装置においては、できるだけ既存の印刷物の構成を再現するよう、コンテンツをレイアウトして1つの画面に表示することが好ましい。殊に、記事や広告などが特有の編集ノウハウに基づいてレイアウトされている新聞紙面をデジタルデータ化した電子新聞を表示する装置においては、電子新聞を構成する記事や広告などのコンテンツを、紙の新聞紙面を再現するようにレイアウトして1つの画面に表示することが好ましい。これにより、電子新聞を閲覧したユーザに対し、紙の新聞紙面を読んだのと同じ印象を与えることが可能なり、電子新聞を読んだ人と紙の新聞紙面読んだ人とが、「同じ新聞を見た」「一面には○○の記事があった」というような共通認識を持つことができるようになる。
昨今普及している大型ディスプレイを備えた大画面テレビであれば、1枚の新聞紙面に含まれている全ての文字情報を同時に表示することができる。実際、紙の新聞紙面の横幅は、40cm程度であり、37インチディスプレイの横幅は、その2倍の80cm程度ある。従って、紙の新聞紙面に4mm程度の大きさで印刷されている文字は、37インチディスプレイに8mm程度の大きさで表示されることになる。ディスプレイの横方向解像度を1920画素とすると、ディスプレイに表示される文字は19ポイント程度になり、紙の新聞紙面に含まれる文字情報を全て同時に表示したとしても、十分な解像度で1文字1文字を表示することができる。
しかしながら、紙の新聞紙面に印刷された文字は、30〜40cm程度離れた位置で読まれるのに対し、大画面テレビのディスプレイに表示された電子新聞の文字は、通常、その5倍の1.5m〜2m程度離れた位置で読まれる。従って、大画面テレビのディプレイに表示された電子新聞の文字を読むことは、紙の新聞紙面に印刷された文字を、75〜100cm程度(30〜40cmの5/2倍)離れた位置から読むことに相当し、非常に読みにくい。また、発光体であるディスプレイを注視することにより生じる目の疲れなども無視できない。
特に、新聞紙面を再現するように表示された画面には、多数の記事が含まれ、また、各記事には、多数の行が含まれる。紙の新聞紙面を読む場合、読者は、無意識に目と紙面との距離を調整しながら記事を読み進めることができるが、ディスプレイに表示された電子新聞を読む場合、読者は、目とディスプレイとの距離を自由に調整することができないので、どの記事を読んでいたのか、また、どの行を読んでいたのかを見失いがちになる。このため、ディスプレイに表示された電子新聞を読み進めることが困難になる。
このような問題を解決するためには、現在読んでいる記事をマーキングして他の記事と識別可能に表示したり、あるいは、特許文献3に記載のビューア装置のように、現在読んでいる行をマーキングして他の行と識別可能に表示したりすれば良い。しかしながら、紙の新聞紙面を再現するように構成された画面には、複数の記事が複雑にレイアウトされていたり、1つの記事内に複数の行が複雑に段組されていたりするので、特許文献3に記載の技術では、現在読んでいる記事、あるいは、現在読んでいる行を適切にマーキングすることができない。また、例えば、見出し部分はマーキングしないといったことや、重要度が高い記事から順にマーキングしていくといったことなど、マーキング箇所の移動を新聞特有のレイアウトに応じて制御することができない。さらに、新聞紙面を画像化してなる画像データをディスプレイに表示する場合、テキストデータを表示することを前提とした特許文献3に記載の技術は、適用することができない。
なお、以上では、紙の新聞紙面を再現するよう、電子新聞を大画面テレビに表示する場合に生じる問題について説明したが、上記の問題は、既存の印刷物を再現するよう、コンテンツを表示する場合、一般的に生じ得る問題である。さらに言えば、複雑あるいは不規則なレイアウトで複数のコンテンツを1つの画面に表示することが要求されるコンテンツ表示装置に関し、一般的に生じえる問題である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑あるいは不規則なレイアウトで複数のコンテンツを画面に表示することが要求されるコンテンツ表示装置において、複数のコンテンツを見易く表示することができるコンテンツ表示装置を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツと、各表示コンテンツをマスクするマスクを定めたマスク情報とを受信するコンテンツデータ受信手段と、
受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御手段と、を備えている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ表示方法は、コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツと、各表示コンテンツをマスクするマスクを定めたマスク情報とを受信するコンテンツデータ受信ステップと、受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御ステップと、を備えている。
上記構成によれば、上記マスク情報に基づいてマスクを表示又は非表示させることにより、上記複数の表示コンテンツの少なくとも一部を他の領域異なる状態で表示することができる。このため、上記マスクを用いて、特定の表示コンテンツを強調表示したり、あるいは、特定の表示コンテンツが表示される領域の輝度を下げたりすることができ、上記複数の表示コンテンツを見易く画面に表示することができる。
ここで、上記複数の表示コンテンツの少なくとも一部を他の領域異なる状態で表示するためのマスクは、上記コンテンツデータに含まれる上記マスク情報により定義されている。
このため、上記複数の表示コンテンツが複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合でも、各コンテンツが表示される領域を被覆するためのマスクの位置や形状を導出するための処理を行うことなく、上記マスクを的確かつ迅速に表示することができる。また、上記複数の表示コンテンツの各々が表示される領域を上記コンテンツ表示装置において特定することができない場合、例えば、上記複数の表示コンテンツがビットマップイメージとして1つの画像データの中に埋め込まれてしまっているような場合であっても、上記マスクを表示することができる。
なお、上記マスクは、マスクされた領域と他の領域とを視覚的に異なる状態で表示することができるマスクなら何でもよく、表示コンテンツが表示される領域の背景を被覆するように、すなわち、当該背景と当該コンテンツとの間に表示されるものであってもよいし、表示コンテンツが表示される領域の背景と当該コンテンツとを被覆するように、すなわち、当該表示コンテンツの上に表示されるものであってもよい。
上記コンテンツデータ表示装置において、前記コンテンツデータは、前記マスクを表示または非表示させる順序を定めたマスク順序情報を含み、前記マスク制御手段は、当該マスク順序情報に従って、前記マスクを表示又は非表示させる、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記複数の表示コンテンツの少なくとも一部を他の領域と異なる状態で表示するためのマスクが、上記マスク順序情報に基づいて表示又は非表示される。このため、上記コンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供する、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記複数の表示コンテンツが識別表示されていく順序を、上記コンテンツデータに格納するマスク順序情報を適宜設定することにより、自由に制御することができる。
例えば、上記複数の表示コンテンツの各々を、重要度の順に順次識別表示するようにしたり、広告などの特殊なコンテンツをまず一番に識別表示するようにしたりすることができる。すなわち、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記複数のマスクにより実現されるカーソルの移動を、自由に設定することができる。例えば、マスク順序情報に定められた順序で表示又は非表示されるマスクを、表示コンテンツを指し示す行カーソルとして機能させることができる。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、前記複数の表示コンテンツのうちの少なくとも1つは、複数の部分に分割されており、前記コンテンツデータは、前記分割された表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、マスクを表示又は非表示させる順序を定めたマスク順序情報を含み、前記マスク制御手段は、当該マスク順序情報に従って、前記マスクを表示又は非表示させる、ことが好ましい。
上記構成によれば、分割された表示コンテンツの少なくとも一部を他の領域と異なる状態で表示するためのマスクが、上記マスク順序情報に基づいて表示又は非表示される。このため、上記コンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供する、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記表示コンテンツの各部が識別表示されていく順序を、上記コンテンツデータに格納するマスク順序情報を適宜設定することにより、自由に制御することができる。例えば、上記表示コンテンツが複数の行に分割されている場合、マスク順序情報に定められた順序で表示又は非表示されるマスクを、表示コンテンツの行を指し示す行カーソルとして機能させることができる。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、前記複数の表示コンテンツは、文字コンテンツを含み、前記マスク制御手段は、前記文字コンテンツが表示される領域の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示または非表示させる、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記マスクにより、例えば、文字情報と、当該文字情報が表示される背景の輝度差を低下させることにより、上記文字コンテンツを読み易く表示することができる。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、前記表示コンテンツは、新聞の記事情報であり、前記コンテンツデータは、新聞紙面の段組のまま前記記事情報を表示する第1の表示画面フォーマット、および、当該コンテンツ表示装置の表示画面の縦横比率に適合した段組で前記記事情報を表示する第2の表示画面フォーマットの少なくとも何れか1つを含んでおり、少なくとも前記第2の表示画面フォーマットにおいて、前記記事情報に対し、当該記事情報に関連した見出し情報、当該記事情報とは別の記事情報、または、当該記事に関する広告情報へのリンクアドレスが関連付けられている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、新聞の記事情報を上記第1または第2の表示フォーマットに従って画面に表示することができ、また、少なくとも第2の表示フォーマットに従って新聞の記事情報を表示する際には、各記事情報に関連した見出し情報、当該記事情報とは別の記事情報、または、当該記事に関する広告情報を表示することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、前記表示コンテンツは、新聞の記事情報であり、前記コンテンツデータは、新聞紙面の段組のまま前記記事情報を表示する第1の表示画面フォーマット、および、当該コンテンツ表示装置の表示画面の縦横比率に適合した段組で前記記事情報を表示する第2の表示画面フォーマットの少なくとも何れか1つを含んでおり、前記第2の表示画面フォーマットにおいて各記事情報が表示画面上で占める領域の割合は、前記第1の表示画面フォーマットにおける当該記事情報が新聞紙面上で占める割合に略比例している、ことが好ましい。
上記の構成によれば、新聞の記事情報を上記第1または第2の表示フォーマットに従って画面に表示することができ、また、新聞の記事情報を上記第2のフォーマットに従って画面に表示する場合でも、新聞紙面を再現するように記事情報を表示画面上にレイアウトして表示することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ表示装置は、前記マスク制御手段が表示又は非表示させるマスクの位置を示すマスク位置情報を記録するマスク位置情報記録手段を更に備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記コンテンツデータを2回以上再生する場合、2回目の再生において、1回目の再生と同一の状態で上記複数のコンテンツを表示することが可能になる。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記マスク位置情報記録手段は、前記マスク位置情報を前記コンテンツデータ内に記録する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、第1のコンテンツ表示装置において上記コンテンツデータを再生した後、第2のコンテンツ表示装置において上記コンテンツデータを再生する場合、第2のコンテンツ表示装置において第1のコンテンツと同一の状態で上記複数のコンテンツを表示することが可能になる。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツデータ提供装置は、複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツデータ提供方法は、複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供ステップを備えている。
上記構成によれば、上記複数の表示コンテンツと上記マスク情報とを含むコンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供することができる。ここで、上記マスク情報には、上記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクが定義されている。従って、上記複数の表示コンテンツが複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合でも、上記コンテンツ表示装置は、上記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを、上記マスク情報に基づいて表示又は非表示することにより、上記複数の表示コンテンツを見易く画面に表示することが可能になる。
なお、上記コンテンツ表示装置と上記コンテンツデータ提供装置とを含んで構成されるコンテンツデータ配信システムも本発明の技術的範疇に含まれる。
すなわち、本発明に係るコンテンツデータ配信システムは、複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えているコンテンツデータ提供装置と、前記コンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御手段と、を備えているコンテンツ表示装置と、を備えている。
また、上記コンテンツ表示装置にて再生されるコンテンツデータのデータ構造も本発明の技術的範疇に含まれる。
すなわち、本発明に係るコンテンツデータのデータ構造は、複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを備えている。
また、上記コンテンツ表示装置、およびコンテンツデータ提供装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記コンテンツ表示装置、およびコンテンツデータ提供装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、および、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係るコンテンツ表示装置は、以上のように、コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツと、各表示コンテンツをマスクするマスクを定めたマスク情報とを受信するコンテンツデータ受信手段と、受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御手段と、を備えている。
また、本発明に係るコンテンツデータ提供装置は、以上のように、複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えている。
また、本発明に係るコンテンツデータ配信システムは、以上のようなコンテンツ表示装置とコンテンツデータ提供装置とを含んで構成されている。
従って、上記コンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツを、予め設定されたレイアウト、または、上記コンテンツデータ提供装置が設定したレイアウトで1つの画面に表示することができ、また、上記複数の表示コンテンツの各々が表示される領域を被覆するマスクを表示することができる。このため、上記コンテンツ表示装置は、上記複数のコンテンツが複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合でも、これらのマスクを用いて、上記複数のコンテンツを見易く1つの画面に表示することができるという効果を奏する。
以下では、本発明を、電子新聞を表示するテレビに対して適用した一実施形態について説明する。すなわち、本実施形態に係るコンテンツ表示装置は、記事や広告などのコンテンツからなる紙面画面をディスプレイに表示するテレビとして実現されている。従って、以下の説明においては、コンテンツ表示装置のことを、端的にテレビと呼称する。
ただし、本発明に係るコンテンツ表示装置は、テレビに限定されるものではなく、また、本発明に係るコンテンツ表示装置が表示するコンテンツは電子新聞に限定されるものではない。すなわち、複雑あるいは不規則なレイアウトで複数のコンテンツを1つの画面に表示することが要求されるコンテンツ表示装置一般に対して本発明を好適に利用することができる。殊に、雑誌、チラシ、パンフレット、中吊り広告など、既存の印刷物を再現するよう、複数のコンテンツを1つの画面に表示するコンテンツ表示装置に対して、本発明を好適に利用することができる。
また、以下に説明する実施形態では、テレビは、電子システム配信システムのクライアント装置として機能する。しかし、本発明に係るコンテンツ表示装置は、これに限定されるものではなく、例えば、スタンドアロンのコンテンツ表示装置として実現することもできる。
また、コンテンツ表示装置にコンテンツデータを提供するコンテンツデータ提供装置は、本実施形態において、テレビに、紙面画面を表示させるための紙面コンテンツデータを生成する紙面コンテンツ生成サーバとして実現されている。従って、以下の説明においては、コンテンツデータ提供装置のことを、紙面コンテンツ生成サーバと呼称する。また、コンテンツ表示装置に提供されるコンテンツデータのことを、紙面コンテンツデータと呼称する。ただし、本発明に係るコンテンツデータは、紙面画面を表示するための紙面コンテンツデータに限定されるものではないし、また、本発明に係るコンテンツデータ提供装置は、紙面コンテンツ生成サーバに限定されるものではない。
(A.電子新聞配信システム)
本実施形態に係る電子新聞配信システム1のシステムについて、図2〜3に基づいて説明する。
図2は、電子新聞配信システム(コンテンツデータ配信システム)1のシステム構成を示したブロック図である。電子新聞配信システム1は、電子新聞配信サービスをクライアントサーバ方式により実現するシステムであり、図2に示したように、テレビ(コンテンツ表示装置)100と、紙面コンテンツ生成サーバ(コンテンツデータ提供装置)200と、記事データベースサーバ(以下、「記事DBサーバ」と略記)300とを含んで構成されている。
紙面コンテンツ生成サーバ200は、電子新聞配信サービスを提供するサーバ装置であり、電子新聞配信サービスのクライアント装置に対して紙面コンテンツデータ10を提供する。また、テレビ100は、電子新聞配信サービスのクライアント装置の1つであり、紙面コンテンツ生成サーバ200から取得した紙面コンテンツデータ10を再生することにより、新聞紙面を再現した紙面画面50を表示する。
紙面コンテンツ生成サーバ200は、例えば、電子新聞配信サービスを提供する事業者の事業所内に設置される。また、テレビ100は、紙面コンテンツデータ10を再生するためのソフトウェアが組み込まれたテレビジョン受像機であり、例えば、ユーザの宅内に設置される。紙面コンテンツ生成サーバ200とテレビ100とは、通信ネットワーク、具体的にはインターネット400を介して互いに通信可能に接続されている。
図2に示したように、テレビ100は、紙面コンテンツ要求20を紙面コンテンツ生成サーバ200に送信する。紙面コンテンツ生成サーバ200は、紙面コンテンツ要求20を受信すると、受信した紙面コンテンツ要求20に応じた紙面コンテンツデータ10を生成し、生成した紙面コンテンツデータ10を、テレビ100に送信する。テレビ100は、紙面コンテンツ生成サーバ200から取得した紙面コンテンツデータ10を再生する。
なお、図2において、電子新聞配信システム1のクライアント装置としてテレビ100のみを図示しているが、紙面コンテンツ生成サーバ200は、テレビ100と同様、インターネット400を介して接続された他のクライアント装置(不図示)に対しても紙面コンテンツデータ10を提供することができる。
また、図2において、紙面コンテンツ生成サーバ200は、インターネット400を介してテレビ100に紙面コンテンツデータ10を提供するように構成されているが、他の通信ネットワーク、例えば、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などを介して接続されたクライアント装置に対して、紙面コンテンツデータ10を提供するようにしてもよい。
また、図2において、紙面コンテンツ生成サーバ200からクライアント装置(テレビ100)への紙面コンテンツデータ10の提供は、クライアント側からの取得要求をトリガーとして実行されるものとしているが、逆に、適当なタイミングで、紙面コンテンツ生成サーバ200側から紙面コンテンツデータ10を配信するようにしてもよい。この場合、紙面コンテンツ生成サーバ200が紙面コンテンツデータ10を配信する配信手段として、電子メールを用いてもよい。
図3(a)は、テレビ100が紙面コンテンツデータ10に基づいて表示する紙面画面50の構成例を模式的に示した図であり、図3(b)は、組版された実際の新聞紙面60を模式的に示した図である。テレビ100に表示される紙面画面50は、実際の新聞紙面60に掲載されている記事61〜67に対応する記事51〜57を、組版された新聞紙面60を再現するようにレイアウトして構成されている。
もう少し具体的に言うと、紙面画面50は、3段に分割された画面内に配置された複数の矩形領域の各々に、記事51〜57を表示することにより構成され、どの矩形領域にどの記事を表示するかは、実際の新聞紙面60を考慮して決められている。また、紙面画面50には、新聞紙面60に掲載されている広告68に対応する広告58も表示される。これにより、ユーザが紙面画面50から受ける印象を、実際の新聞紙面60から受ける印象に近づけることができる。さらに、紙面画面50の左端には、ページ切替ボタン群59が配置されており、紙面画面50から別の紙面画面に画面遷移させることができるようになっている。
なお、紙面コンテンツデータ10を再生することにより表示される紙面画面50の構成は、図3(a)に示したものに限定されない。すなわち、紙面画面50は、実際の新聞紙面60と全く同様に、記事51〜57を複数の多角形領域の各々に表示することにより構成されたものであってもよい。ただし、図3(a)に示したように、記事51〜57を矩形領域に表示することで、紙面コンテンツ生成サーバ200における紙面コンテンツデータ10の生成処理が簡単になる。一方、紙面画面50を実際の新聞紙面60と全く同様に構成する場合、紙面画面50の縦横比とテレビ100の縦横比とが合致しないので、紙面画面50を縦方向にスクロールする必要が生じたり(紙面画面50の横幅をテレビ100の横幅に合わせて表示した場合)、紙面画面50が表示されない余白ができてしまったり(紙面画面50の縦幅をテレビ100の縦幅に合わせて表示した場合)するが、実際の新聞紙面60と全く同じ印象をユーザに与えることができる。
図2に示したように、紙面コンテンツ生成サーバ200は、紙面コンテンツ要求20に応じた紙面コンテンツデータ10を、予め自装置内に格納されている紙面レイアウトデータ30に基づいて生成する。紙面レイアウトデータ30は、後で詳述するように、紙面コンテンツデータ10の原型となる雛形である。紙面コンテンツ生成サーバ200は、この紙面レイアウトデータ30に、記事DBサーバ300から取得した記事データ40を合成することによって、紙面コンテンツデータ10を生成する。
記事DBサーバ300は、新聞記事を蓄積管理するデータベースを含んで構成されたサーバ装置であり、紙面画面50の記事51〜57(図3参照)を表す記事データ40を、紙面コンテンツ生成サーバ200に供給する。記事DBサーバ300は、記事51〜57の各々に対応する複数の記事データ40を、個別に紙面コンテンツ生成サーバ200に供給するものであってもよいし、全ての記事51〜57を内包する1つの記事データ40を、一括して紙面コンテンツ生成サーバ200に供給するものであってもよい。いずれの場合であっても、記事データ40は、記事51〜57の各々について、記事タイトル、記事本文、記事優先度、記事ジャンル、および作成日時の各情報を含んでいる。また、記事データ40は、写真などの静止画像データ、動画像データ、または、音声データを含んでいてもよい。
記事DBサーバ300は、例えば、新聞社の事業所内に設置されており、専用回線500により紙面コンテンツ生成サーバ200と互いに通信可能に接続されている。記事データ40は、この専用回線500を介して、記事DBサーバ300から紙面コンテンツ生成サーバ200に転送される。なお、記事データ40の転送は、これに限らず、インターネット400を介して行うようにしてもよい。
なお、記事DBサーバ300は、紙面コンテンツ生成サーバ200からの要求に応じて、紙面コンテンツ生成サーバ200に記事データ40を供給するものであってもよいし、データベースに新たな新聞記事が登録されたことをトリガーとして、記事データ40を紙面コンテンツ生成サーバ200に供給(プッシュ)するものであってもよい。また、紙面コンテンツサーバ200は、記事DBサーバ300から記事データ40の供給を受けた時点で紙面コンテンツデータ10を生成するものであってもよいし、記事DBサーバ300から供給された記事データ40をいったん自装置内に格納し、紙面コンテンツ要求20を受信した時点で紙面コンテンツデータ10を生成するものであってもよい。
図2に示したように、テレビ100は、ユーザの宅内に設けられたホームネットワーク600に組み込まれており、当該ホームネットワーク600を構成する他の機器との間でデータ通信を行うことができる。ホームネットワーク600におけるデータ通信は、例えば、IrSimpleのような高速赤外線通信プロトコルや、Bluetooth(登録商標)のような近距離用無線通信プロトコルなど用いて実現することができる。
図2では、ホームネットワーク600を構成する機器として、テレビ100の他に、HDDレコーダ601、プリンタ602、携帯電話603、および、電子ペーパー604を例示している。テレビ100は、紙面コンテンツ生成サーバ200から取得した紙面コンテンツデータ10を、HDDレコーダ601、プリンタ602、携帯電話603、または、電子ペーパー604に転送したり、あるいは、HDDレコーダ601に格納された紙面コンテンツデータ10を取得したりすることができる。
なお、テレビ100に予め携帯電話603の電子メールアドレスが登録されているのであれば、電子メールを用いて、紙面コンテンツデータ10を携帯電話603に転送するようにしてもよい。あるいは、紙面コンテンツデータ生成サーバ200に携帯電話603の電子メールアドレスが登録されているのであれば、テレビ100が、紙面コンテンツ生成サーバ200に携帯電話603の電子メールアドレスを問い合わせ、紙面コンテンツ生成サーバ200から取得した電子メールアドレスに紙面コンテンツデータ10を転送するようにしてもよい。また、紙面コンテンツデータ生成サーバ200に携帯電話603の電子メールアドレスが登録されているのであれば、紙面コンテンツ生成サーバ200が、テレビ100からの指示により、直接携帯電話603に紙面コンテンツデータ10を送信するようにしてもよい。
ホームネットワーク600を構成するこれらの機器を利用することで、ユーザは、より多様な方法で電子新聞を閲覧することができるようになる。
例えば、HDDレコーダ601が、紙面コンテンツ生成サーバ200から毎日定時に紙面コンテンツデータ10を取得するようにすることで、テレビ100は、HDDレコーダに格納されたその日の紙面コンテンツデータ10をHDDレコーダ601から取得して再生することができる。また、HDDレコーダ601が、紙面コンテンツ生成サーバ200から取得した紙面コンテンツデータ10を日々蓄積するようにすることで、テレビ100は、過去の紙面コンテンツデータ10をHDDレコーダ601から取得して再生することができる。
また、テレビ100自体にハードディスクドライブなどの記憶装置を内蔵することで、HDDレコーダ601を用いることなく、テレビ100にて上記機能を実現するようにしてもよい。また、HDDレコーダ601またはテレビ100は、紙面コンテンツデータ生成サーバ20から、電子メールなどの配信手段を用いてプッシュ配信される紙面コンテンツデータ10を取得するようにしてもよい。
さらに、ホームネットワーク600を構成するこれらの機器を利用することで、ユーザは、宅外で電子新聞を閲覧することができるようになる。
例えば、紙面コンテンツデータ10をテレビ100からプリンタ602に転送することにより、ユーザは、プリンタ602にて印刷した電子新聞を宅外に持ち出すことができる。また、紙面コンテンツデータ10をテレビ100から携帯電話603または電子ペーパー604に転送することにより、ユーザは、携帯電話603または電子ペーパー604に格納された紙面コンテンツデータ10を外出先で再生することができる。
また、テレビ100と携帯電話603とが同じ電子新聞配信サービスに同じIDで加入している場合、テレビ100にてユーザがある記事を選択したときに、テレビ100から紙面コンテンツ生成サーバ200に選択内容を通知し、紙面コンテンツ生成サーバ200が、同じIDで登録されている携帯電話603に対して選択内容に応じた記事を配信するようにしてもよい。この際、記事を配信する手段として、電子メールを用いてもよい。
(B.紙面コンテンツデータ)
テレビ100により再生される紙面コンテンツデータ10(図2参照)について、図4〜図9に基づいて説明する。
テレビ100は、以下に説明するデータ構造を有するコンテンツデータ1000を再生可能に構成されている。テレビ100により再生される紙面コンテンツデータ10は、電子新聞を構成するコンテンツを、コンテンツデータ1000に格納することにより実現される。
図4は、テレビ100にて再生可能なコンテンツデータ1000のデータ構造を模式的に示したデータ構造図である。図4に示したように、コンテンツデータ1000は、処理フロー記述1100と、画面レイアウト記述1200と、メディアオブジェクト1300とを含んで構成されている。
処理フロー記述1100は、コンテンツデータ1000再生時にテレビ100が実行するべき処理を定義する記述である。画面レイアウト記述1200は、コンテンツデータ1000再生時にテレビ100が表示するべき画面の構成を定義する記述である。メディアオブジェクト1300は、コンテンツデータ1000再生時にテレビ100が表示するべき画面内に描画される静止画像、動画像、もしくはテキスト、または、コンテンツデータ1000再生時にテレビ100から出力される音声などの情報を、所定の形式で内包したデータである。
なお、コンテンツデータ1000には、異なる複数の画面レイアウト記述1200を格納することができる。図4に示した例では、異なる3つの画面レイアウト記述1200が含まれており、これらを部材番号1200に添え字a〜cを付すことにより区別している。また、コンテンツデータ1000には、異なる複数のメディアオブジェクト1300を格納することができる。図4に示した例では、5つのメディアオブジェクト1300が含まれており、これらを部材番号1300に添え字a〜eを付すことにより区別している。また、コンテンツデータ1000は、コンテンツデータ1000再生時に参照される変数を格納した変数記録用テキストファイルを、メディアオブジェクト1300として含むこともできる。
次に、コンテンツデータ1000に含まれる処理フロー記述1100について、図5に基づいて説明する。
図5(a)は、処理フロー記述1100の典型的な記述例を模式的に示した図であり、図5(b)は、図5(a)に例示した処理フロー記述1100に基づいて、テレビ100が表示する画面の遷移を示した画面遷移図である。
処理フロー記述1100は、テレビ100に対する命令を定義する命令文と、命令文の実行順序を制御する制御文とを列挙することにより構成される。特に、図5(a)に例示した処理フロー記述1100は、以下の命令文および制御文を以下の順序で列挙することにより構成されている。
(1)画面レイアウト記述1200aに基づく第1の画面を表示することを指示する命令文1101。
(2)次に実行する命令文を、リモコンの「1」ボタンが押下された場合には命令文1103に、リモコンの「決定」ボタンが押下された場合には命令文1104に切り替える制御文1102。
(3)当該コンテンツデータ1000とは異なる、別のコンテンツデータ1000aを取得することを指示する命令文1103。
(4)画面レイアウト記述1200bに基づく第2の画面を表示することを指示する命令文1104。
(5)次に実行する命令文を、リモコンの「1」ボタンが押下された場合には命令文1106に、リモコンの「決定」ボタンが押下された場合には命令文1107に切り替える制御文1105。
(6)当該コンテンツデータ1000とは異なる、別のコンテンツデータ1000bを取得することを指示する命令文1106。
(7)画面レイアウト記述1200cに基づく第3画面を表示することを指示する命令文1107。
(8)当該コンテンツデータ1000とは異なる、別のコンテンツデータ1000cを取得することを指示する命令文1108。
図5(a)に例示した処理フロー記述1100に対し、テレビ100は、図5(b)に示したように動作する。
すなわち、コンテンツデータ1000の再生を開始すると、テレビ100は、処理フロー記述1100における最初の命令文1101に従って、画面レイアウト記述1200aに基づく第1の画面を表示する。
第1の画面の表示中にリモコンの「1」ボタンが押下されると、テレビ100は、命令文1103にしたがってコンテンツデータ1000aを取得する。取得が完了すると、テレビ100は、新たに取得したコンテンツデータ1000aの再生を開始する。
一方、第1の画面の表示中にリモコンの「決定」ボタンが押下されると、テレビ100は、命令文1104に従って、第1の画面を、画面レイアウト記述1200bに基づく第2の画面に遷移させる。
第2の画面の表示中にリモコンの「1」ボタンが押下されると、テレビ100は、命令文1106にしたがってコンテンツデータ1000bを取得する。取得が完了すると、テレビ100は、新たに取得したコンテンツデータ1000bの再生を開始する。
一方、第2の画面の表示中にリモコンの「決定」ボタンが押下されると、テレビ100は、命令文1107に従って、第2の画面を、画面レイアウト記述1200cに基づく第3の画面に遷移させる。
第3の画面の表示が終了すると、テレビ100は、命令文1108に従って、コンテンツデータ1000cを取得する。取得が完了すると、テレビ100は、新たに取得したコンテンツデータ1000cの再生を開始する。
次に、コンテンツデータ1000の画面レイアウト記述1200について、図6に基づいて説明する。
図6は、画面レイアウト記述1200の構成を模式的に示した図である。図6に示したように、画面レイアウト記述1200は、メディアオブジェクトレイアウト記述1210、テキストレイアウト記述1220、マスクレイアウト記述1230、および、イベントハンドラ1240を含んで構成される。
メディアオブジェクトレイアウト記述1210は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、メディアオブジェクト1300を描画するための記述である。メディアオブジェクトレイアウト記述1210は、描画対象とするメディアオブジェクト1300を指定するメディアオブジェクト指定情報1211と、メディアオブジェクト指定情報1211により指定されたメディアオブジェクト1300の、当該画面におけるレイアウトを指定するレイアウト指定情報1212とにより構成される。
メディアオブジェクト指定情報1211としては、例えば、描画対象とするメディアオブジェクト1300のファイル名を用いることができる。また、レイアウト指定情報1212としては、例えば、描画対象とするメディアオブジェクト1300を描画する矩形領域の、左上頂点のx座標およびy座標、ならびに、該矩形領域の横幅および縦幅を示す4つの数値を利用することができる。
なお、画面レイアウト記述1200は、複数の異なるメディアオブジェクトレイアウト記述1210を含むことができ、テレビ100は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、複数の異なるメディアオブジェクト1300を表示することができる。また、画面内にメディアオブジェクト1300を表示する必要がない場合、画面レイアウト記述1200は、メディアオブジェクトレイアウト記述1210を含まなくてもよい。
テキストレイアウト記述1220は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、テキストを描画するための記述である。テキストレイアウト記述1220は、描画対象とするテキストを表すテキストデータ1221と、描画対象とするテキストの当該画面におけるレイアウトを指定するレイアウト指定情報1222とにより構成される。
レイアウト指定情報1222としては、例えば、テキストデータ1221が表示される矩形領域の、左上頂点のx座標およびy座標、ならびに、該矩形領域の横幅および縦幅を示す4つの数値を利用することができる。テキストデータ1221を、矩形以外の多角形状の領域に表示する場合には、該多角形の各頂点のx座標およびy座標を、レイアウト指定情報1222として利用すればよい。また、テキストレイアウト記述1220は、さらに、表示文字サイズを指定する文字サイズ指定情報、表示文字色を指定する文字色指定情報、また、表示フォントを指定するフォント指定情報などを含んでいてもよい。
なお、画面レイアウト記述1200は、複数の異なるテキストレイアウト記述1220を含むことができ、テレビ100は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、複数の異なるテキストデータを表示することができる。また、画面内にテキストデータを表示する必要がない場合、画面レイアウト記述1200は、テキストレイアウト記述1220を含まなくてもよい。
マスクレイアウト記述1230は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、矩形マスクを描画するための記述である。マスクレイアウト記述1230は、マスクID1231と、レイアウト指定情報1232と、色指定情報1233と、透明度指定情報1234と、可視性指定情報1235とにより構成される。
マスクID1231は、当該矩形マスクを、他の矩形マスクと識別するための情報であり、当該矩形マスクに割り当てられた固有のIDである。レイアウト指定情報1232は、当該矩形マスクのレイアウトを指定する情報であり、例えば、当該矩形マスクの左上頂点のx座標およびy座標、ならびに、当該矩形マスクの横幅および縦幅を示す4つの数値である。色指定情報1233は、当該矩形マスクの表示色を指定するための情報であり、透明度指定情報1234は、当該矩形マスクの透明度を指定するための情報である。また、可視性指定情報1235は、当該マスクを表示するか、または非表示にするかを指定する情報である。
マスクレイアウト記述1230に基づいて描画される矩形マスクは、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面に表示される各コンテンツ(すなわち、メディアオブジェクトレイアウト記述1210に基づいて描画されるメディアオブジェクト1300、または、テキストレイアウト記述1200に基づいて描画されるテキストデータ1221)を被覆するように表示され、当該コンテンツの表示輝度を調整したり、各コンテンツの全部または一部を強調表示したりするために利用される。
なお、マスクレイアウト記述1230を用いて、矩形に限らず、多角形マスクを描画することもできる。この場合、多角形マスクの各頂点のx座標およびy座標を、レイアウト指定情報1242として利用すればよい。
また、画面レイアウト記述1200は、複数の異なるマスクレイアウト記述1230を含むことができ、テレビ100は、画面レイアウト記述1200に基づいて構成される画面内に、複数の異なる矩形マスクを表示することができる。また、画面内に矩形マスクを表示する必要がない場合、画面レイアウト記述1200は、マスクレイアウト記述1230を含まなくてもよい。
イベントハンドラ1240は、画面レイアウト記述1200に基づく画面の表示中に発生したイベントに応じた処理を、テレビ100に実行させるための記述である。想定される典型的なイベントとしては、ユーザ操作が挙げられるが、イベントハンドラ1240には、タイマーイベントなどユーザ操作以外のイベントに応じた処理も記述することができる。イベントハンドラ1240は、監視するべきイベントを指定するイベント指定情報1241と、イベント指定情報1241により指定されたイベントが検出されたときに実行するべき処理を指定した命令1242とにより構成される。テレビ100は、画面レイアウト記述1200に基づく画面を表示中に、イベント指定情報1241により指定されたイベントを検出すると、命令1242により指定された処理を実行する。なお、異なるイベントに対応するイベントハンドラを、異なる関数として記述可能な言語を用いて画面レイアウト記述1200を記述する場合、イベントハンドラの関数名がイベント指定情報1241に該当する。
なお、画面レイアウト記述1200は、複数の異なるイベントハンドラ1240を含むことができ、テレビ100は、複数の異なるイベントに反応して、各イベントに対応した処理を実行することができる。また、イベントに対応した処理を行う必要がない場合、画面レイアウト記述1200は、イベントハンドラ1240を含まなくてもよい。
以上に説明したような画面レイアウト記述1200を記述するのに適した言語としては、SVG(Scalable Vector Graphics)、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)、XHTML(Extensible Hypertext Markup Language)などの拡張可能なマーク付け言語(XML:Extensible Markup Language)を挙げることができる。
テレビ100にて再生される紙面コンテンツデータ10(図2)は、テレビ100にて再生可能な上記のコンテンツデータ1000(図4)に、実際の新聞紙面60を再現した紙面画面50(図3)を定義する画面レイアウト記述12を格納することにより実現される。もちろん、コンテンツデータ1000には新聞紙面60を定義する画面レイアウト記述12を格納してもよく、この場合は、実際の新聞紙面と全く同様のレイアウトで表示することが可能である。さらに、新聞紙面50を定義する画面レイアウト記述12と、新聞紙面60を定義する画面レイアウト記述12の両方を格納してもよく、その場合は、新聞紙面そのものの見え方と、テレビ100に最適化された見え方の両方を閲覧することが可能となる。
以下、紙面コンテンツデータ10に含まれる、紙面画面を定義する画面レイアウト記述12の具体例について、図7〜11に基いて説明する。
図7は、紙面コンテンツデータ10に格納される画面レイアウト記述12の第1の具体例を模式的に示した図である。以下、図7を参照して画面レイアウト記述12の第1の具体例について説明する。
画面レイアウト記述12は、大略的に言えば、紙面画面50を画像化したメディアオブジェクト13(具体的にはJPEG形式の画像データ)を描画することにより紙面画面50を構成する。すなわち、紙面画面50に含まれる複数のコンテンツ(記事51〜57、および、広告58)は、全てビットマップイメージとしてメディアメディアオブジェクト13に内包されている。
図7に示した画面レイアウト記述12は、上記のメディアオブジェクト13を紙面画面50として描画するためのメディアオブジェクトレイアウト記述12aと、紙面画面50の各記事の各行を被覆する行マスクLM1〜LM4を定義するマスクレイアウト記述12b1〜12b4と、行マスクLM1〜LM4の表示状態をユーザ操作に応じて切り替えるためのイベントハンドラ12c1〜12c2とを含んでいる。
図7に示したように、記事51〜57の各々は、複数の行に分割されて表示される文字情報であり、行マスクLM1〜LM4は、これらの行を被覆するように形成された矩形マスクである。例えば、行マスクLM1は、記事51の第1行を被覆するように形成された矩形マスクであり、行マスクLM2は、記事51の第2行を被覆するように形成された矩形マスクである。なお、図7において、記事52の第2行以降を被覆する行マスクについては特に符号を付していないが、これらの行についても、各行を被覆する行マスクが設けられている。
これらの行マスクLM1〜LM4は、それぞれ、マスクレイアウト記述12b1〜12b4により定義されている。例えば、マスクレイアウト記述12b1は、行マスクLM1を定義し、マスクレイアウト記述12b2は、行マスクLM2を定義している。なお、図7において、記事52の第2行以降の行に対応するマスクレイアウト記述を省略して示しているが、記事52の第2行以降の行を被覆する行マスクについても、同様のマスクレイアウト記述により定義されている。
マスクレイアウト記述12b1〜12b4の各々には、読み進められるべき順番に応じたマスクIDが設定されている。具体的には、一番初めに読まれるべき、第1の記事51の第1行対応するマスクレイアウト記述12b1には、マスクID「mask1」が設定され、その次に読まれるべき第1の記事51の第2行に対応するマスクレイアウト記述12b2には、マスクID「mask2」が設定され、その次に読まれるべき第1の記事51の第3行に対応するマスクレイアウト記述12b3には、マスクID「mask3」が設定されている。また、第1の記事51の次には第2の記事52が読まれるべきなので、第2の記事52の第1行に対応するマスクレイアウト記述12b4には、マスクID「mask4」が設定されている。テレビ100は、マスクIDの末尾の数字を参照することにより、行マスクLM1〜LM4に設定された順序を特定することができる。すなわち、マスクレイアウト記述12b1〜12b4のマスクIDは、行マスクLM1〜LM4の順序を定義する行マスク順序定義情報として機能する。
また、第1の記事51の第1行に対応するマスクレイアウト記述12b1には、可視性指定情報として「不可視」が設定され、その他の行に対応するマスクレイアウト記述12b2〜b4には、可視性指定情報として「可視」が設定されている。このため、紙面画面50において、第1の記事51の第1行を被覆する行マスクLM1のみが不可視となり、第1の記事51の第1行が、その他の行に対して強調される。このため、ユーザは、第1の記事51の第1行を、他の行と容易に識別することができる。すなわち、行マスクLM1〜LM4において、不可視の行マスクLM1が、第1の記事51の第1行を指し示す行カーソルとして機能する。
イベントハンドラ12c1には、次の行を強調表示することを指示するユーザ操作(例えば、後述するリモコン700の左ボタン723の押下)を受け付けたときに実行するべき、不可視の行マスクを次の行(左の行)に移動する処理が指定されている。もう少し具体的に言うと、現在可視性が「不可視」に設定されている行マスクの可視性を「可視」に設定し直し、現在可視性が「不可視」に設定されている行マスクの次の行マスクの可視性を「不可視」に設定し直す処理が指定されている。このため、次の行を強調表示することを指示するユーザ操作を受け付けると、例えば、第1の記事51の第1行を被覆する行マスクLM1のみが不可視となっている紙面画面が、第1の記事51の第2行を被覆する行マスクLM2のみが不可視となっている紙面画面に書き換えられる。すなわち、行マスクLM1〜LM4において、不可視の行マスクは、次の行を強調表示することを指示するユーザ操作を受け付けたときに、次の行に移動する行カーソルとして機能する。
一方、イベントハンドラ12c2には、前の行を強調表示することを指示するユーザ操作(例えば、後述するリモコン700の右ボタン724の押下)を受け付けたときに実行するべき、不可視の行マスクを前の行(右の行)に移動する処理が指定されている。もう少し具体的に言うと、現在可視性が「不可視」に設定されている行マスクの可視性を「可視」に設定し直し、現在可視性が「不可視」に設定されている行マスクの前の行マスクの可視性を「不可視」に設定し直す処理が指定されている。このため、前の行を強調表示することを指示するユーザ操作を受け付けると、例えば、第1の記事51の第2行を被覆する行マスクLM2のみが不可視となっている紙面画面が、第1の記事51の第1行を被覆する行マスクLM1のみが不可視となっている紙面画面に書き換えられる。すなわち、行マスクLM1〜LM4において、不可視の行マスクは、前の行を強調表示することを指示するユーザ操作を受け付けたときに、前の行に移動する行カーソルとして機能する。
なお、画面レイアウト記述12は、紙面画面50のビットマップイメージを画面に描画するものに限定される訳ではない。すなわち、例えば、紙面画面50を構成する記事51〜57を表すテキストデータ、および、広告58を表す画像データを、それぞれ画面に描画するものであってもよい。図8は、そのような画面レイアウト記述12の具体例を模式的に示した図である。
図8に示した画面レイアウト記述12は、記事51〜57を描画するテキストレイアウト記述12d1〜12d7と、広告58を画像化したメディアオブジェクト13を描画するメディアオブジェクトレイアウト記述12d8と、紙面画面50の各記事の各行を被覆する行マスクLM1〜LM4を定義するマスクレイアウト記述12b1〜12b4と、行マスクLM1〜LM4の表示状態をユーザ操作に応じて切り替えるためのイベントハンドラ12c1〜12c2とを含んでいる。
記事51〜57を描画するテキストレイアウト記述12d1〜12d7には、それぞれ、記事51〜57を表すテキストデータと、当該テキストデータを表示する領域を指定するレイアウト指定情報とが含まれている。これにより、図8に示した画面レイアウト記述12を用いても、紙面画面50のビットマップイメージを画面に描画した場合と同一の画面を構成することができる。
図8のマスクレイアウト記述12b1〜12b4と、イベントハンドラ12c1〜12c2とは、図7に同じ符号で示したものと全く同一である。これにより、図7に示した画面レイアウト記述12と同様、行マスクLM1〜LM4を、ユーザ操作に応じて右あるいは左に移動する行カーソルとして機能させることができる。
図9は、紙面コンテンツデータ10に格納される画面レイアウト記述12の第2の具体例を模式的に示した図である。以下、図9を参照して画面レイアウト記述12の第2の具体例について説明する。
図9に示した画面レイアウト記述12は、大略的に言えば、紙面画面50を画像化したメディアオブジェクト13(具体的にはJPEG形式の画像データ)を描画することにより紙面画面50を構成する。すなわち、紙面画面50に含まれる複数のコンテンツ(記事51〜57、および、広告58)は、全てビットマップイメージとしてメディアメディアオブジェクト13に内包されている。この点は、図7に示した第1の具体例と全く同様である。
図9に示した画面レイアウト記述12は、上記のメディアオブジェクト13を紙面画面50として描画するためのメディアオブジェクトレイアウト記述12aの他に、紙面画面50の記事51〜57を被覆する記事マスクAM1〜AM7を定義するマスクレイアウト記述12e1〜12e7と、記事マスクAM1〜AM7の表示状態をユーザ操作に応じて切り替えるためのイベントハンドラ12f1〜12f2とを含んでいる。
図9に示したように、記事マスクAM1〜AM7は、記事51〜57の各々が表示される領域を被覆するように形成された矩形マスクである。例えば、記事マスクAM1は、記事51の表示領域を被覆するように形成された矩形マスクであり、記事マスクAM2は、記事52の表示領域を被覆するように形成された矩形マスクである。これらの記事マスクAM1〜AM7は、マスクレイアウト記述12e1〜12e7により定義されている。例えば、マスクレイアウト記述12e1は、記事マスクAM1を定義し、マスクレイアウト記述12e2は、記事マスクAM2を定義している。
図9に示したように、マスクレイアウト記述12e1〜12e7には、記事マスクAM1〜AM7のデフォルトの透明度を指定する透明度指定情報として、例えば「1.0」が設定されている。ここで、透明度が「1.0」であるとは、当該マスクが背景にある記事を完全に透過することを示す。
イベントハンドラ12f1には、記事51〜57が表示される領域の輝度を上げることを指示するユーザ操作(例えば、後述するリモコン700の上ボタン721の押下)を受け付けたときに、記事マスクAM1〜AM7の透明度を現在設定されている値より高く設定し直すことが指定されている。
一方、イベントハンドラ12f1には、記事51〜57が表示される領域の輝度を下げることを指示するユーザ操作(例えば、後述するリモコン700の下ボタン722の押下)を受け付けたときに、記事マスクAM1〜AM7の透明度を現在設定されている値より低く設定し直すことが指定されている。
従って、輝度を下げることを指示するユーザ操作により、記事51〜57を被覆する記事マスクAM1〜AM7を、不透明化することができる。記事マスクAM1〜AM7が不透明化されると、記事51〜57の輝度が下がり、各記事を構成する文字情報が読み易くなる。また、輝度を上げることを指示するユーザ操作により、記事51〜57を被覆する記事マスクAM1〜AM7を透明化することができる。これにより、記事51〜57の輝度が上がる。
ここで、文字情報により構成される記事51〜57には、何れにも対応するマスクが設けられているのに対し、広告58には、対応するマスクが設けられていない。これは、画像情報は、文字情報のように輝度を変えることで読みやすさを調整する必要がないためである。従って、記事51〜57を読み易く表示するために記事マスクAM1〜AM7の透明度を下げていっても、画像情報である広告58の見え方は変わらない。
なお、図9には示していないが、図7に示したイベントハンドラ12c1〜12c2に相当するイベントハンドラを追加することにより、記事マスクAM1〜AM7を、ユーザ操作に応じて次または前のコンテンツに移動する記事カーソルとして機能させるようにしてもよい。この際、マスクレイアウト記述12e1〜12e7のマスクIDを、記事マスクAM1〜AM7の順序を指定するマスク順序指定情報として用いることができる。
(C.テレビの構成)
紙面コンテンツデータ10を再生するテレビ100について、図1、および、図10〜図16に基づいて説明する。
図1は、テレビ100の要部構成を示したブロック図である。テレビ100は、図1に示したように、通信部101、記憶部102、表示部103、リモコン信号信号受信部104、および、制御部110を含んで構成されている。
通信部101は、ネットワークに接続された他の通信装置との間でデータ通信を行うための手段である。具体的には、紙面コンテンツ要求20を紙面コンテンツ生成サーバ200に送信し、また、紙面コンテンツデータ10を紙面コンテンツ生成サーバ200から受信する。
記憶部102は、通信部101が取得した紙面コンテンツデータ10を格納するための手段であり、例えば、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの記憶装置により構成される。なお、記憶部102には、通信部101が取得した紙面コンテンツデータ10の他に、制御部110が実行する制御プログラムも格納されている。また、記憶部102は、HDDレコーダなど、テレビ100に接続された外部記憶装置により実現してもよい。
表示部103は、紙面コンテンツデータ10に基づいて構成された画面を可視的に出力するための手段であり、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、あるいはCRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの表示装置により構成される。なお、表示部103は、紙面コンテンツデータ再生時以外は、受信した放送コンテンツを出力するために利用される。
リモコン信号受信部104は、リモコン700から発信されたリモコン信号を受信するための手段であり、例えば、リモコン700から発信された赤外線を受光して電気信号に変換する赤外線受光装置により構成される。リモコン信号受信部104は、受信したリモコン信号を、制御部110に伝達する。
制御部110は、テレビ100が備える各部の各種動作を制御するための手段であり、図1に示したように、紙面コンテンツデータ取得部111、リモコン信号解析部112、処理フロー記述処理部113、および、画面レイアウト記述処理部114(コンテンツ表示手段、マスク表示手段)を内部ブロックとして含んでいる。制御部110は、例えば、CPU(central processing unit)などの演算装置により構成され、該演算装置が記憶部102に格納されている制御プログラムを実行することにより、上記各内部ブロックの機能を実現する。
紙面コンテンツデータ取得部111は、紙面コンテンツデータ10を紙面コンテンツ生成サーバ200から取得するよう、通信部101を制御する。より具体的には、リモコン信号解析部112、または処理フロー記述処理部113から指示が与えられると、紙面コンテンツデータ取得部111は、紙面コンテンツ要求20を生成し、生成した紙面コンテンツ要求20を通信部101を介して紙面コンテンツ生成サーバ200に送信する。また、紙面コンテンツ取得要求20に対する応答として、通信部101が紙面コンテンツデータ10を受信すると、紙面コンテンツデータ取得部111は、受信した紙面コンテンツデータ10を、記憶部102に格納する。
リモコン信号解析部112は、リモコン700に対して行われたユーザ操作の内容を、リモコン信号受信部104にて受信したリモコン信号に基づいて特定して、紙面コンテンツデータ取得部111、処理フロー記述処理部113、および、画面レイアウト記述処理部114に通知する。
処理フロー記述処理部113は、記憶部102に格納された紙面コンテンツデータ10から処理フロー記述11を読み出し、その処理フロー記述11に記述された命令に応じた指示を、紙面コンテンツデータ取得部111、または、画面レイアウト記述処理部114に与える。また、処理フロー記述11に、ユーザ操作に応じて命令を切り替える制御文が記述されている場合、処理フロー記述処理部113は、リモコン信号解析部112からの通知を参照して、次に実行するべき命令を決定する。
例えば、ある特定の紙面コンテンツデータを取得せよという命令に対して、処理フロー記述処理部113は、その紙面コンテンツデータを取得するよう紙面コンテンツデータ取得部111に指示を与え、また、ある特定の画面レイアウト記述12に基づく画面を表示せよという命令に対して、処理フロー記述処理部113は、その画面レイアウト記述12に基づく画面を表示するよう、画面レイアウト記述処理部114に指示を与える。
画面レイアウト記述処理部114は、画面レイアウト記述12に基づく画面を表示するよう、処理フロー記述処理部113から指示を受けると、画面レイアウト記述12を記憶部102から読み出し、画面レイアウト記述12に基づいて紙面画面50(図3(a)参照)を生成する。この際、画面レイアウト記述12がメディアオブジェクト13を参照するものであれば、画面レイアウト処理部114は、参照されているメディアオブジェクト13を記憶部102から読み出し、メディアオブジェクト13を画面レイアウト記述12にしたがってレイアウトし、紙面画面50を生成する。画面レイアウト記述処理部114は、生成した紙面画面50を表示部104に表示させる。また、画面レイアウト記述12にイベントハンドラが含まれている場合、画面レイアウト記述処理部114は、リモコン信号解析部112からの通知を参照して、ユーザ操作に応じた処理、例えば紙面画面50の書き換え処理などを行う。
なお、以上では、制御部110の機能を、紙面コンテンツデータ10の再生機能に限って説明したが、制御部110は、放送コンテンツを再生するための制御、例えば、放送コンテンツを受信するチャンネルの切り替え制御なども、リモコン信号受信部104にて受信したリモコン信号に基づいて行うことができる。
テレビ100は、リモコン700を用いて操作することができる。そこで、テレビ100を操作するリモコン700について、図10に基づいて簡単に説明する。
図10(a)は、リモコン700の外観を示した外観図である。図10(a)に示したように、リモコン700は、少なくとも、数字ボタン部710と、十字ボタン部720とを含んで構成されている。
数字ボタン部710は、少なくとも1〜9に対応する数字ボタン711〜719を含んで構成されている。ユーザは、これらのボタンを押下することにより、押下したボタンに対応する数字を入力することができる。なお、数字ボタン部710は、受信チャンネルの切り替えに便利なよう、1〜12の12個のボタンにより構成されていてもよい。
十字ボタン部720は、上下左右に配置された、上ボタン721、下ボタン722、左ボタン723、右ボタン724、および、これら4つのボタンの中央に配置された決定ボタン725を含んで構成されている。ユーザは、これらのボタンを押下することにより、「上」「下」「左」「右」「決定」を入力することができる。
図10(b)は、リモコン700の機能的な構成を示したブロック図である。図10(b)に示したように、リモコン700は、入力部730と、リモコン信号発信部740とを含んで構成されている。
入力部730は、テレビ100に対する操作をユーザが入力するための手段であり、上述した数字ボタン部710と十字ボタン部720とを含んで構成されている。リモコン信号発信部740は、入力部730から入力された操作に応じたリモコン信号をテレビ100に送信するための手段であり、例えば、リモコン信号を赤外線搬送波に乗せて発信する赤外線発信装置により構成されている。
本実施形態に係るテレビ100は、紙面画面50を表示する表示処理に特徴がある。以下、画面レイアウト記述処理部114によって実現される紙面画面50の表示処理について、図11〜図16に基づいて説明する。
まず、図7に示した第1の画面レイアウト記述12に基づく表示処理について、図11〜図12を参照して説明する。
図11は、画面レイアウト記述処理部114が、紙面画面50を、図7に示した第1の画面レイアウト記述12に基づいて表示する表示処理の流れを示したフローチャートである。
図11に示したように、画面レイアウト記述処理部114は、まず、後で説明する変数cursorの値を1に初期化する(S101)。続けて、画面レイアウト記述処理部114は、紙面画面50のビットマップイメージが格納されたメディアオブジェクト13を記憶部102から読み出し、紙面画面50のビットマップイメージである紙面画像を表示部103に表示する(S102)。
次に、画面レイアウト記述処理部114は、画面レイアウト記述12に含まれるマスクレイアウト記述の各々について、当該マスクレイアウト記述により定義されている行マスクを、紙面画面50のビットマップイメージの上に重ねて表示する(S103)。
この際、画面レイアウト記述処理部114は、各マスクレイアウト記述のレイアウト指定情報により指定された位置に、同レイアウト指定情報により指定された形状の行マスクを表示する。各マスクレイアウト記述のレイアウト指定情報は、対応する行が表示される領域の位置および形状を指定するように設定されているので、画面レイアウト記述処理部114は、紙面画面50の各記事の各行をちょうど被覆する行マスクを表示することができる。
また、画面レイアウト記述処理部114は、各マスクレイアウト記述の色指定情報により指定された色で、各マスクレイアウト記述の透明度指定情報により指定された透明度の行マスクを表示する。また、マスクレイアウト記述の可視性指定情報に「不可視」が設定されている場合、画面レイアウト記述処理部114は、対応する行マスクの透明度を100%に設定して不可視化する。
処理S102〜S103により、初期状態の紙面画面50の表示を完了すると、画面レイアウト記述処理部114は、リモコン信号解析部112から、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す通知がなされることを待ち受ける(S104)。
リモコン信号解析部112から、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す通知を受けると(S104:Yes)、画面レイアウト記述処理部114は、押下されたボタンの種類を判断する(S105)。
画面レイアウト記述処理部114は、押下されたボタンが左ボタン721であると判断すると(S105:左ボタン)、文字列「mask」の後に変数cursorの値を付加してなる文字列(例えば、「mask1」)をマスクIDとして有する行マスクの可視性を「可視」に設定し(S106)、変数cursorの値を1増やす(S107)。そして、文字列「mask」の後に変数cursorの値(1増加された後の値)を付加してなる文字列(例えば、「mask2」)をマスクIDとして有する行マスクの可視性を「不可視」に設定し直す(S108)。これにより、それまで不可視であった行マスクの次のマスクが不可視化され、また、それまで不可視であったマスクは可視化される。すなわち、不可視な行マスクが左に遷移する。
一方、画面レイアウト記述処理部114は、押下されたボタンが右ボタン722であると判断すると(S105:右ボタン)、文字列「mask」の後に変数cursorの値を付加してなる文字列(例えば、「mask2」)をマスクIDとして有する行マスクの可視性を「可視」に設定し(S109)、変数cursorの値を1減らす(S110)。そして、文字列「mask」の後に変数cursorの値(1減らされた後の値)を付加してなる文字列(例えば、「mask1」)をマスクIDとして有する行マスクの可視性を「不可視」に設定し直す(S111)。これにより、それまで不可視であった行マスクの前のマスクが不可視化され、また、それまで不可視であったマスクは可視化される。すなわち、不可視な行マスクが右に遷移する。
以上のようにして、不可視な行マスクの移動を完了すると、画面レイアウト記述処理部114は、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す新たな通知がなされることを待ち受ける状態(S104)に戻り、以上の処理を繰り返す。
図12は、図11に示した表示処理により、表示部103に表示される紙面画面50の画面遷移を示した画面遷移図である。図12に示したように、紙面画面50においては、可視性が「不可視」に設定されている行マスクに対応する行が、その他の行に対して強調して表示される。このため、可視性が「不可視」に設定されている行マスクが、注目すべき行を強調して表示する行カーソルとして機能する。
また、図12に示したように、リモコン700の左ボタン721が押下されると、行カーソル(すなわち、可視性が「不可視」に設定されている行マスク)は左に移動し、逆にリモコン700の右ボタン722が押下されると、行カーソルは右に移動する。これにより、ユーザは、注目したい行を、リモコン操作により自由に移動することができる。
特に、行カーソルが記事51の最終行にある状態で、左ボタン721が押下されると、当該行カーソルは記事52の最初の行に移動する。これは、図7に示したように、記事52の最初の行を被覆する行マスクのマスクIDが、記事51の最後の行を被覆する行マスクのマスクIDに続くマスクIDに設定されているためである。このようにして、テレビ100は、紙面画面50がどんなに複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合であっても、行カーソルを適切に表示し、かつ、適切に移動することができる。
なお、ここでは、強調して表示する行を指し示す行カーソルを、可視性が「不可視」に設定されている行マスクにより実現する場合について説明したが、このような行カーソルの実現方法はこれに限る訳ではない。
すなわち、例えば、強調して表示する行を被覆する行マスクの可視性を「可視」に設定し、その他の行を被覆する行マスクの可視性を「不可視」に設定することにより、「可視」に設定された行マスクを行カーソルとして用いることができる。この場合、強調して被覆する行を被覆する行マスクの色は、対応するマスクレイアウト記述の色指定情報により任意に設定することができるので、例えば、黄色など明るい色に設定するとよい。
また、図8に示した画面レイアウト記述に基づいて紙面画面50を構成する場合、すなわち、記事51〜57をテキストデータとして紙面画面50に表示する場合には、当該テキストデータの上に重ねて行マスクを表示するのではなく、テキストデータの下に行マスクを表示するようにしてもよい。この場合、行マスクを背景としてテキストデータが表示されることになる。この際、上述したように、「可視」に設定された行マスクを行カーソルとして用いるのであれば、行カーソルがある行の背景だけを、行マスクの色で表示することができる。
また、画面レイアウト記述処理部114が、変数cursorの値が変更されるたびに、変数cursorの値を記憶部102(図1参照)に記録するように構成してもよい。上記の構成によれば、当該紙面コンテンツデータを後で再生する際に、記憶部102に記録されている変数cursorの値を参照することで、前回の行カーソルの位置を再現することができる。
また、紙面コンテンツデータに、可視性を「不可視」に設定する行マスクを特定するための上記変数cursorの値を記録する変数記録用テキストファイルをメディアオブジェクトとして格納しておき、画面レイアウト記述処理部114が、変数cursorの値が変更されるたびに当該変数の値を変数記録用テキストファイルに書き込むように構成してもよい。上記の構成によれば、紙面コンテンツデータ内に上記変数cursorの値が記録されるので、当該紙面コンテンツデータを他の装置に転送した場合に、当該他の装置は、テレビ100における行カーソルの位置を再現することができ、テレビ100で途中まで読んだ記事の続きを、当該他の装置で読む場合などに便利である。
次に、図9に示した第2の画面レイアウト記述12に基づく表示処理について、図13〜図14を参照して説明する。
図13は、画面レイアウト記述処理部114が、紙面画面50を、図9に示した第2の画面レイアウト記述12に基づいて表示する、表示処理の流れを示したフローチャートである。
図13に示したように、画面レイアウト記述処理部114は、まず、後で説明する変数brightnumの値を、例えば1.0に初期化する(S201)。続けて、画面レイアウト記述処理部114は、紙面画面50のビットマップイメージが格納されたメディアオブジェクト13を記憶部102から読み出し、紙面画面50のビットマップイメージを表示部103に表示する(S202)。
次に、画面レイアウト記述処理部114は、画面レイアウト記述12に含まれるマスクレイアウト記述の各々について、当該マスクレイアウト記述により定義されている記事マスクを、紙面画面50のビットマップイメージの上に重ねて表示する(S203)。
この際、画面レイアウト記述処理部114は、各マスクレイアウト記述のレイアウト指定情報により指定された位置に、同レイアウト指定情報により指定された形状の記事マスクを表示する。各マスクレイアウト記述のレイアウト指定情報は、対応する記事が表示される領域の位置および形状を指定するように設定されているので、画面レイアウト記述処理部114は、紙面画面50の各記事をちょうど被覆する記事マスクを表示することができる。
また、画面レイアウト記述処理部114は、各マスクマスクレイアウト記述の色指定情報により指定された色で、各マスクレイアウト記述の透明度指定情報により指定された透明度の行マスクを表示する。例えば、各マスクレイアウト記述の色指定情報に「黒」が指定されており、また、各マスクレイアウト記述の透明度指定情報に「1.0」が指定されていた場合、画面レイアウト記述処理部114は、背景にある記事を完全に透過するマスクを表示する。
処理S202〜S203により、初期状態の紙面画面50の表示を完了すると、画面レイアウト記述処理部114は、リモコン信号解析部112から、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す通知がなされることを待ち受ける(S204)。
リモコン信号解析部112から、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す通知を受けると(S204:Yes)、画面レイアウト記述処理部114は、押下されたボタンの種類を判断する(S205)。
画面レイアウト記述処理部114は、押下されたボタンが上ボタン721であると判断すると(S205:上ボタン)、変数brightnumの値を所定の増分だけ(たとえば0.05)だけ増加させる(S206)。ただし、増加された変数brightnumの値が所定の上限値(例えば1.0)を上回ってしまう場合は、変数brightnumの値を当該上限値に設定する。
一方、押下されたボタンが下ボタン722であると判断すると(S205:上ボタン)、画面レイアウト記述処理部114は、変数brightnumの値を所定の増分だけ(たとえば0.05)だけ減少させる(S207)。ただし、減少された変数が所定の値(例えば0.5)を下回ってしまう場合、変数brightnumの値を当該下限値に設定する。
ステップS206〜S207にて変数brightnumの設定が完了すると、画面レイアウト記述処理部114は、画面レイアウト記述12に含まれるマスクレイアウト記述の各々について、当該マスクレイアウト記述により定義されている記事マスクの透明度を変数brightnumに格納されている値に設定し直す(S208)。これにより、各記事マスクの透明度が変数brightnumに設定された値に変化する。
以上のようにして、各記事マスクの透明度の変更を完了すると、画面レイアウト記述処理部114は、リモコン700にてボタン操作が行われたことを示す通知がなされることを待ち受ける状態(S204)に戻り、以上の処理を繰り返す。
図14は、図13に示した表示処理により、表示部103に表示される紙面画面50の画面遷移を示した画面遷移図である。図12に示したように、紙面画面50においては、各記事を被覆するマスクが、ユーザにより設定された透明度で表示される。このため、各記事が表示される領域の輝度が低下し、各記事を構成する文字情報が読み易くなる。
なお、図8に示したような画面レイアウト記述に基づいて紙面画面50を構成する場合、すなわち、各記事をテキストデータとして紙面画面50に表示する場合には、当該テキストデータの上に重ねて記事マスクを表示するのではなく、テキストデータの下に記事マスクを表示するようにしてもよい。この場合、記事マスクを背景としてテキストデータが表示されることになる。この際、記事マスクを画像により構成すれば、PCのデスクトップのように、様々な背景の上に記事を表示するようにすることもできる。
なお、図9に示した第2の画面レイアウト記述12に基づいて表示される記事マスクを利用して、ユーザが自由に移動することができる記事カーソルを表示するようにしてもよい。
図15は、そのような記事カーソルが表示された紙面画面50の画面遷移を示した画面遷移図である。図15に示したように、ユーザが左ボタン713を押下すると、可視性が「可視」に設定された半透明の記事マスクにより構成される記事カーソルが次の記事に移動し、ユーザが右ボタン714を押下すると、当該記事カーソルが前の記事に移動する。図15に示した画面遷移によれば、ユーザは、記事カーソルがあてられている記事に対する注目を容易に維持することができ、また、注目したい記事に自由に記事カーソルを移動することができる。
図16は、図15に示した紙面画面50に、更に記事カーソルがあてられている記事の近傍にポップアップ表示されるポップアップ領域を追加した紙面画面50の画面遷移を示した画面遷移図である。図16に示したように、当該ポップアップ領域には、記事カーソルがあてられている記事に関する情報、例えば、当該記事の概要や見出しが表示される。ここで、ポップアップ領域内に表示される記事の概要や見出しは、当該記事自体を構成する文字よりも大きな文字サイズで表示される。また、図16に示したように、ポップアップ領域は、当該記事自体を覆い隠すことがないように表示される。図16に示した画面遷移によれば、ユーザは、記事カーソルを順次移動していくことにより、各記事の概要を容易に確認することができる。
このようなポップアップ表示も、マスクの可視化、不可視化と同様の方法により実現できる。すなわち、ポップアップ表示部分をマスクレイアウト記述1230として記述しておき、該当する記事が選択されたときには、ポップアップ表示部分を可視化することで、図16のような動作を実現できる。さらにこの場合、マスクレイアウト記述1230に、テキストレイアウト記述1220同様に、テキストデータを含めることにより、所望のテキストデータをポップアップ表示したり、あるいは、メディアオブジェクトレイアウト記述1210と同様に、画像データや音データを指定するメディアオブジェクト指定情報を含めることで、所望の画像や音を再生することも可能となる。
(D.紙面レイアウトデータ)
紙面コンテンツ生成サーバ200が紙面コンテンツデータ10を生成するために利用する、紙面レイアウトデータ30について(図2参照)、図17〜図19に基づいて説明する。
紙面コンテンツ生成サーバ200は、以下に説明するデータ構造を有するレイアウトデータ3000を用いて、テレビ100にて再生可能なコンテンツデータ1000(図4)を生成することができる。
図17は、レイアウトデータ3000のデータ構造を示したデータ構造図であり、特に、図4に示したコンテンツデータ1000を生成するためのレイアウトデータ3000を示している。図17に示したように、レイアウトデータ3000は、コンテンツ生成処理フロー記述3100と、少なくとも1つのテンプレートデータ3200とを含んで構成されている。
コンテンツ生成処理フロー記述3100は、コンテンツデータ1000を生成するために、紙面コンテンツ生成サーバ200が実行するべき処理を定義した記述である。一方、テンプレートデータ3200は、コンテンツデータ1000の原型となる雛形である。レイアウトデータ3000には、異なる複数のテンプレートデータ3200を内包することが可能であり、テレビ100から送信される紙面コンテンツ要求20、および/まはた、記事DBサーバ400から送信される記事データ40に応じて、最適なテンプレートデータ3200を雛形として、コンテンツデータ1000を生成することができるようになっている。
紙面コンテンツ生成サーバ200は、コンテンツ生成処理フロー記述3100に従って、テンプレートデータ3200を加工する。コンテンツ生成処理フロー記述3100に従ったテンプレートデータ3200の加工が完了すると、紙面コンテンツ生成サーバ200は、レイアウトデータ3000からコンテンツ生成処理フロー記述3100を取り除き、加工済のテンプレートデータ3200、すなわち、完成したコンテンツデータ1000を得る。
なお、レイアウトデータ3000が異なる複数のテンプレートデータ3200を内包している場合、紙面コンテンツ生成サーバ200は、テレビ100から送信される紙面コンテンツ要求20、および/まはた、記事DBサーバ400から送信される記事データ40に基づいて最適なテンプレートデータ3200を選択し、選択されたテンプレートデータ3200をコンテンツ生成処理フロー記述3100にしたがって加工し、加工済みのテンプレート3200を抽出することにより、コンテンツデータ1000を得る。
また、コンテンツ生成処理フロー記述3100は、必ずしもレイアウトデータ3000に内包されていなくてもよい。この場合、コンテンツ生成処理フロー記述3100に相当するプログラムを紙面コンテンツ生成サーバ200に組み込んでおくことで、紙面コンテンツ生成サーバ200は、レイアウトデータ3000からコンテンツデータ1000を生成することができる。ただし、上述のように、コンテンツ生成処理フロー記述3100をレイアウトデータ3000に内包させることで、紙面コンテンツ生成サーバ200に組み込まれたプログラムを書き換えるよりも容易に、コンテンツ生成処理フローを変更することが可能になる。
図17に例示したテンプレートデータ3200には、完成したコンテンツデータ1000に含まれるべきメディアオブジェクト1300a〜eのうち、メディアオブジェクト1300a〜bのみが含まれている(図4参照)。また、画面レイアウト記述1200aは、置換用文字列を含んでいる。この置換用文字列は、完成した紙面コンテンツデータにおいて、他の文字列に置き換えられるべき文字列であり、それが置換すべき文字列であることを識別することができるよう、予め定めれた所定の文字列、あるいは、予め定められた所定のパターンを有する文字列からなる。すなわち、紙面コンテンツ生成サーバ200は、コンテンツ生成処理フロー記述3100に従って、メディアオブジェクト1300c〜eを紙面テンプレートデータ3200に格納したり、画面レイアウト記述1200a内の置換文字列を他の文字列に置換する。
図18は、コンテンツ生成処理フロー記述3100の記述例を模式的に表した図であり、特に、図17に示したテンプレートデータ3200に対応するコンテンツ生成処理フロー記述3100を例示している。
コンテンツ生成処理フロー記述3100は、コンテンツデータ1000の処理フロー記述1100と同様、紙面コンテンツ生成サーバ200に対する命令文と、紙面コンテンツ生成サーバ200に対する命令を切り替える制御文とを列挙することにより構成される。特に、図18に例示したコンテンツ生成処理フロー記述3100は、以下の命令を、以下の順に列挙することにより構成されている。
(1)第1のメディアオブジェクトを取得することを指示する命令3101。
(2)第2のメディアオブジェクトを取得することを指示する命令3102。
(3)第3のメディアオブジェクトを取得することを指示する命令3103。
(4)第1のテキストデータを取得することを指示する命令3104。
(5)第1のメディアオブジェクトを、メディアオブジェクト1300cとして、コンテンツデータ1000に格納することを指示する命令3105。
(6)第2のメディアオブジェクトを、メディアオブジェクト1300dとして、コンテンツデータ1000に格納することを指示する命令3106。
(7)第3のメディアオブジェクトを、メディアオブジェクト1300eとして、コンテンツデータ1000に格納することを指示する命令3107。
(8)画面レイアウト記述1200a内の置換文字列を、第1のテキストデータに置換することを指示する命令3108。
紙面コンテンツ生成サーバ200は、以上の命令を、列挙されている順に1つずつ実行することにより、コンテンツデータ1000を生成する。
次に、図7に示した第1の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10、または、図9に示した第2の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10を生成するための、紙面レイアウトデータ30の具体的な構成例について、図19に基づいて説明する。
図19は、上記2種類の紙面コンテンツデータ10を生成するために利用される紙面レイアウトデータの構成例を模式的に示した図である。図19に示したように、紙面レイアウトデータ30は、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31と、第1の紙面テンプレートデータ32aと、第2の紙面テンプレートデータ32bとを含んで構成されている。
紙面テンプレートデータ32a〜32bは、各々、紙面コンテンツデータ10の再生中にテレビ100が実行するべき処理を定義した処理フロー記述11を含んでいる。また、紙面テンプレートデータ32aは、図7に示した第1の画面レイアウト記述12を含み、紙面テンプレートデータ32bは、図9に示した第2の画面レイアウト記述12を含んでいる。ただし、紙面テンプレート32a〜32bは、紙面画面50のビットマップイメージを格納した画像データであるメディアオブジェクト13が格納されておらず、紙面テンプレート32a〜32bに当該メディアオブジェクトを格納することにより、紙面コンテンツデータ10が作成される。
紙面レイアウトデータ30の紙面コンテンツ生成処理フロー記述31には、記事DBサーバ300から記事データ40を取得することを指示する命令31aと、取得した記事データからなる紙面画面50のビットマップイメージ(紙面画像)であるメディアオブジェクト13を生成することを指示する命令31bと、生成したメディアオブジェクト13を紙面テンプレートデータ32a〜32bに格納することを指示する命令31cとを含んで構成されている。
紙面コンテンツ生成処理フロー記述31に含まれるこれらの命令31a〜31cを実行することにより、紙面コンテンツデータ生成サーバ200は、図7に示した第1の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10と、図9に示した第2の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10とを生成することができる。
なお、紙面コンテンツデータ10を生成する際に利用される広告58のビットマップイメージを格納した画像データは、紙面コンテンツ生成サーバ200内に予め格納された特定の画像データであってもよいし、外部装置から取得した画像データであってもよい。後者の場合、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31に画像データの取得先を指定しておき、紙面コンテンツ生成サーバ200が当該指定に基づいて画像データを取得するようにしてもよい。また、記事データ40に、広告58のビットマップイメージを格納した画像データを含めるようにしたり、あるいは、当該画像データの取得先を指定する情報を含めるようにしてもよい。さらに、広告58に対応する画像データを取得する場合と同様に、広告58に関連するWebページを表示するためのURL情報を取得して、紙面コンテンツデータ内に記述することも可能である。この場合、紙面コンテンツデータ再生中に、広告58に関連するWebページに遷移するために、URL情報を利用するなどが考えられる。
この紙面コンテンツ生成処理フロー記述3100に基づく紙面コンテンツ生成サーバ200の動作については、後でもう少し詳しく説明する。
(E.紙面コンテンツ生成サーバ)
紙面レイアウトデータ30を用いて紙面コンテンツデータ10を生成する、紙面コンテンツ生成サーバ200について、図20に基づいて説明する。
図20は、紙面コンテンツ生成サーバ200の要部構成を示したブロック図である。図20に示したように、紙面コンテンツ生成サーバは、通信部201、記憶部202、および、制御部210を含んで構成されている。
通信部201は、他の通信装置との間でデータ通信を行うための手段である。具体的には、通信部201は、紙面コンテンツ要求20をテレビ100から受信し、また、紙面コンテンツデータ10をテレビ100に送信する。また、通信部201は、記事データ40を、記事DBサーバ300から受信する。
記憶部202は、例えばハードディスクドライブなどの記憶装置により構成され、紙面コンテンツデータ10を格納するための紙面コンテンツデータ蓄積部202a、紙面レイアウトデータ30を格納するための紙面レイアウトデータ蓄積部202b、および、記事データ40を格納するための記事データ蓄積部202cを含んでいる。なお、記憶部202は、上記の他に、制御部210が実行する制御プログラムを格納した制御プログラム格納部(不図示)を有していてもよい。
制御部210は、紙面コンテンツ生成サーバ200が備える各部の各動作を制御するための手段であり、紙面コンテンツ要求処理部211(コンテンツデータ提供手段)、紙面レイアウトデータ取得部212、紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213、紙面コンテンツデータ合成部214(優先順位設定手段)、および、記事データ取得部215の各内部ブロックを含んでいる。制御部210は、例えば、CPU(central processing unit)などの演算装置により構成され、該演算装置が記憶部202に格納されている制御プログラムを実行することにより、上記各内部ブロックの機能を実現する。
紙面コンテンツ要求処理部211は、通信部201が受信した紙面コンテンツ要求20を解析し、受信した紙面コンテンツ要求20に応じた紙面コンテンツデータ10をテレビ100に送信するよう、通信部201を制御する。
より具体的には、通信部201が紙面コンテンツ要求20を受信すると、紙面コンテンツ要求処理部211は、その紙面コンテンツ要求20に応じた紙面コンテンツデータ10が紙面コンテンツデータ蓄積部202aに格納されているかを判定する。紙面コンテンツ要求に応じた紙面コンテンツデータ10が紙面コンテンツデータ蓄積部202aに既に格納されていた場合、紙面コンテンツ要求処理部211は、その紙面コンテンツデータ10を紙面コンテンツデータ蓄積部202aから読み出し、読み出した紙面コンテンツデータ10を通信部201を介してテレビ100に送信する。一方、紙面コンテンツ要求20に応じた紙面コンテンツデータ10が紙面コンテンツデータ蓄積部202aに格納されていなかった場合(紙面コンテンツ要求20が最新の紙面コンテンツデータ10を要求するものであった場合を含む)、紙面コンテンツ要求処理部211は、紙面コンテンツ要求20に応じた紙面レイアウトデータ30を、紙面レイアウトデータ蓄積部202bから取得するよう、紙面レイアウトデータ取得部212に指示を与える。
紙面レイアウトデータ取得部212は、紙面コンテンツ要求20に応じた紙面レイアウトデータ30を紙面レイアウトデータ蓄積部202bから読み出し、読み出した紙面レイアウトデータ30の紙面コンテンツ生成処理フロー記述31を紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213に渡し、また、紙面レイアウトデータ30の紙面テンプレートデータ32を、紙面コンテンツデータ合成部214に渡す。なお、紙面レイアウトデータ取得部212は、紙面コンテンツ要求20に応じた紙面レイアウトデータ30が紙面レイアウトデータ蓄積部202bに既に格納されていなかった場合、紙面レイアウトデータを管理する外部データベースから紙面レイアウトデータ30を取得し、取得した紙面レイアウトデータ30を紙面レイアウトデータ蓄積部202bに格納するようにしてもよい。
紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213は、紙面レイアウトデータ取得部212が取得した紙面レイアウトデータ30に内包されている紙面コンテンツ生成処理フロー記述31の各命令に応じた指示を、紙面コンテンツデータ合成部214、または、記事データ取得部215に与える。例えば、ある記事データを取得せよという命令に対して、その記事データを取得するよう記事データ取得部215に指示を与え、また、紙面レイアウトデータ30に特定のメディアオブジェクトを格納せよという命令に対し、そのメディアオブジェクトを紙面レイアウトデータ30に格納するよう紙面コンテンツデータ合成部214に指示を与え、また、紙面レイアウトデータ30の置換用文字列を特定の文字列に置換せよという命令に対し、紙面レイアウトデータ30の置換用文字列をその文字列に置換するよう紙面コンテンツデータ合成部214に指示を与える。
記事データ取得部215は、紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213からの指示に基づいて、紙面コンテンツデータ10に合成するべき記事データ40を、通信部201を介して記事DBサーバ300から取得する。取得された記事データ40は、記事データ取得部215により、記事データ蓄積部202cに格納される。
紙面コンテンツデータ合成部214は、紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213からの指示に基づいて、紙面レイアウトデータ30の紙面テンプレートデータ32を加工することにより、紙面コンテンツデータ10を生成する。紙面テンプレートデータ32の加工としては、紙面テンプレートデータ32にメディアオブジェクトを格納したり、紙面テンプレートデータ32の置換用文字列を特定の記事データ40に置換したりする処理が挙げられる。生成された紙面コンテンツデータ10は、紙面コンテンツデータ合成部214により、紙面コンテンツデータ蓄積部202aに格納される。
次に、紙面コンテンツ生成サーバ200が紙面コンテンツデータ10を生成する紙面コンテンツデータ生成処理の具体例について、図19に示した紙面レイアウトデータ30の具体例に即して説明する。
図19に示した紙面レイアウトデータ30から紙面コンテンツデータ10を生成する、紙面コンテンツ生成サーバ200の動作は以下のようになる。
すなわち、紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213は、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31に最初の命令31aに従って、記事データ40を取得するよう記事データ取得部215に指示を与える。記事データ取得部215は、この指示に応じて、記事データDBサーバ300から記事データ40を取得し、取得した記事データ40を記事データ蓄積部202cに格納する。
紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213は、続けて、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31の第2の命令31bに従って、紙面画面50のビットマップイメージである紙面画像を生成することを紙面コンテンツデータ合成部214に指示する。紙面コンテンツデータ合成部214は、この指示に応じて、記事データ40に内包されている、記事51〜57を表すテキストデータと、広告58を表す画像データとを用いて、紙面画面50を表す紙面画像を生成する。
この際、紙面コンテンツデータ合成部214は、記事マスクを定義している紙面テンプレートデータ32bの各マスクレイアウト記述に予め設定されているレイアウト指定情報によって指定された領域に、記事51〜57をレイアウトする。これにより、紙面テンプレートデータ32bの各マスクレイアウト記述により定義されるマスクを、記事51〜57の各々を被覆する記事マスクとして利用することができるようになる。また、紙面コンテンツデータ合成部214は、紙面テンプレートデータ32aの各マスクレイアウト記述に予め設定されているレイアウト指定情報により指定されている領域に、記事51〜57の各行をレイアウトする。これにより、紙面テンプレートデータ32aの各マスクレイアウト記述により定義されるマスクを、記事51〜57の各行を被覆する行マスクとして利用することができるようになる。
なお、記事データ40には、新聞社が設定した記事51〜57の優先度を指定する優先度指定情報が含まれており、紙面コンテンツデータ合成部214は、この優先度指定情報も参照して記事51〜57のレイアウトを決定する。例えば、記事データ40において最高の優先度が指定されている記事51は、優先順位1位を示すマスクID「bright1」が設定されているマスクレイアウト記述に指定された領域にレイアウトし、また、記事データ40において2番目の優先度が指定されている記事52は、優先順位2位を示すマスクID「bright2」が設定されているマスクレイアウト記述に指定された領域にレイアウトする。これにより、記事51〜57に設定された優先度と、マスクIDにより定義される記事マスクの順序とがリンクされ、記事51〜57に設定された優先度の順に記事カーソルを移動することが可能になる。
紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213は、続けて、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31の第3の命令31cに従って、紙面画像を紙面テンプレートデータ32a〜32bに格納するよう、紙面コンテンツデータ合成部214に指示する。紙面コンテンツデータ合成部214は、この指示に応じて、上記のように生成された紙面画像を、メディアオブジェクト13として紙面テンプレートデータ32に格納する。
紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部213は、紙面コンテンツ生成処理フロー記述31にある全ての命令31a〜cの実行を完了すると、加工済みの紙面テンプレートデータ32a〜32bを紙面レイアウトデータ30から抽出し、紙面コンテンツデータ10を得る。
以上の処理により、紙面コンテンツ生成サーバ200は、紙面レイアウトデータ30と記事データ40とから、図7に示した第1の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10と、図9に示した第2の画面レイアウト記述12を含む紙面コンテンツデータ10とを生成することができる。
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明のコンテンツ表示装置は、複数の記事情報と、前記複数の記事情報をレイアウトして表示するためのレイアウト情報と、レイアウトされた記事情報内の一部のエリアをフォーカス表示するためのフォーカス位置指定情報と、を含む紙面コンテンツデータを取得する取得手段と、前記複数の記事を、前記レイアウト情報に基づき表示して、前記フォーカス位置指定情報に基づきフォーカス表示を行う表示手段とを備えて構成されていてもよい。
また、本発明のコンテンツ表示装置は、時間またはキーイベントによって、フォーカス表示位置を移動するコンテンツ表示装置であって、フォーカス位置指定情報に、前記一部の記事エリアのフォーカス遷移情報が含まれる、ように構成されていてもよい。
また、本発明のコンテンツ表示装置は、時間またはキーイベントによって、フォーカス表示位置を移動するコンテンツ表示装置であって、フォーカス位置指定情報に、複数のフォーカスエリアと、前記複数のフォーカスエリアのフォーカス表示順序が含まれている、ように構成されていてもよい。
また、前期フォーカス位置指定情報を適宜変更して得られる、各種表示方法、例えば、前記フォーカス位置指定情報を、ポップアップデータとポップアップ位置とを指定する情報に変更して、ポップアップデータのポップアップ表示を行うコンテンツ表示装置や、前記フォーカス位置指定情報を、輝度変更位置指定情報に変更して、コンテンツの輝度を下げて表示するコンテンツ表示装置なども、本発明の技術的範疇に含まれる。
本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれる複数のコンテンツを予め設定されたレイアウトで画面に表示するコンテンツ表示手段と、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域と他の領域とを視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報であって、上記コンテンツデータに格納されたマスク定義情報によって定義されたマスクを、上記画面に表示するマスク表示手段と、を含んで構成されていてもよい。
また、本発明に係るコンテンツ表示方法は、コンテンツ表示装置におけるコンテンツ表示方法であって、コンテンツデータに含まれる複数のコンテンツを予め設定されたレイアウトで画面に表示するコンテンツ表示ステップと、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域と他の領域とを視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報であって、上記コンテンツデータに格納されたマスク定義情報によって定義されたマスクを、上記画面に表示するマスク表示ステップと、を含んで構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記コンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれる複数のコンテンツを予め設定されたレイアウトで画面に表示することができ、また、上記予め設定されたレイアウトで配置された上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆するマスクを表示して、当該マスクにより被覆された領域と他の領域とを視覚的に異なる状態にすることができる。このため、上記コンテンツ表示装置は、上記マスクを用いて、特定のコンテンツを強調表示したり、あるいは、特定のコンテンツが表示される領域の輝度を下げたりすることができ、上記複数のコンテンツを見易く画面に表示することができる。
ここで、上記複数のコンテンツが表示される領域の各々を被覆するマスクは、上記コンテンツデータに含まれる上記マスク定義情報により定義されている。
このため、上記複数のコンテンツが複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合でも、上記コンテンツ表示装置は、各コンテンツが表示される領域の全部または一部を被覆するためのマスクの位置や形状を導出するための処理を行うことなく、上記マスクを的確かつ迅速に表示することができる。また、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域を上記コンテンツ表示装置において特定することができない場合、例えば、上記複数のコンテンツがビットマップイメージとして1つの画像データの中に埋め込まれてしまっているような場合であっても、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆するマスクを表示することができる。
なお、上記マスクは、被覆された領域と他の領域とを視覚的に異なる状態で表示することができるマスクなら何でもよく、コンテンツが表示される領域の背景を被覆するように、すなわち、当該背景と当該コンテンツとの間に表示されるものであってもよいし、コンテンツが表示される領域の背景と当該コンテンツとを被覆するように、すなわち、当該コンテンツの上に表示されるものであってもよい。
なお、上記マスク表示手段は、上記マスク定義情報によって定義された、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域を被覆する複数のマスクのうち、現在表示しているマスクを指定するマスク指定情報を記録するマスク指定情報記録手段を更に備えていることが好ましい。また、上記マスク指定情報記録手段は、上記マスク指定上情報を上記コンテンツデータ内に記録するものであることが好ましい。
上記コンテンツデータ表示装置において、上記コンテンツデータは、上記マスク定義情報によって定義された、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域を被覆する複数のマスクに順序を定義するマスク順序定義情報を含み、上記マスク表示手段は、上記複数のコンテンツから選択されたコンテンツが表示される領域を被覆するマスクを他のマスクとは異なる表示状態で表示するものであって、選択するコンテンツを切り替えることを指示する所定のイベントを検出したとき、上記マスク順序定義情報に基づいて、異なる表示状態で表示するマスクを次または前のマスクに遷移させる、ことが好ましい。
上記構成によれば、選択されたコンテンツが表示される領域を被覆するマスクによって、現在選択されているコンテンツが何れのコンテンツであるのかを、識別可能に表示することができる。このため、ユーザは、現在選択されているコンテンツへの注目を、容易に維持することができる。換言すれば、異なる表示状態で表示されるマスクを、現在選択されているコンテンツを指し示すカーソルとして機能させることができる。
また、上記構成によれば、選択するコンテンツを切り替えることを指示する所定のイベントが発生すると、上記コンテンツ表示装置は、異なる表示状態で表示するマスクを、現在異なる表示状態で表示しているマスクの次または前のマスクに遷移させる。これにより、識別可能に表示されるコンテンツが、次または前のマスクにより被覆されているコンテンツに遷移する。すなわち、異なる表示状態で表示されるマスクを、上記所定のイベントに応じて移動する可動なカーソルとして機能させることができる。
しかも、上記構成によれば、上記所定のイベントが発生する度に、異なる表示状態で表示されるマスクが、上記コンテンツデータに含まれる上記マスク順序定義情報により定義されている順序に従って切り替えられていく。このため、上記コンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供する、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記複数のコンテンツが識別表示されていく順序を、上記コンテンツデータに格納するマスク順序定義情報を適宜設定することにより、自由に制御することができる。
例えば、上記複数のコンテンツの各々を、コンテンツの重要度の順に順次識別表示するようにしたり、広告などの特殊なコンテンツをまず一番に識別表示するようにしたりすることができる。すなわち、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記複数のマスクにより実現されるカーソルの移動を、自由に設定することができる。
なお、上記マスク表示手段は、選択されたコンテンツのマスクを可視的に表示し、かつ、その他のマスクを不可視化するものであってもよいし、逆に、選択されたコンテンツのマスクを不可視化し、その他のマスクを可視的に表示するものであってもよい。また、上記マスク表示手段は、選択されたコンテンツのマスクを、その他のマスクと異なる色や異なる透明度で表示するものであってもよい。何れの場合であっても、選択されたコンテンツと、その他のコンテンツとが異なる状態で表示されることになるので、ユーザは、上記複数のコンテンツのうちでどのコンテンツが現在選択されているのかを、容易に識別することができる。
また、選択するコンテンツを切り替えることを指示する所定のイベントは、例えば、選択するコンテンツを切り替えることを指示する所定のユーザ操作が入力されたというイベントであってもよいし、1つのコンテンツを選択し続ける時間が所定の閾値に達したというイベントであってもよく、選択するコンテンツを切り替えることを指示するイベントとして予め設定されたイベントであれば何でもよい。また、上記コンテンツ表示装置は、上記コンテンツデータに格納された情報を参照して、上記所定のイベントを特定するものであってもよいし、自装置内に予め格納された情報を参照して、上記所定のイベントを特定するものであってもよい。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つは複数の部分に分割されており、上記コンテンツデータは、上記複数の部分の各々が表示される領域を被覆する、上記マスク定義情報によって定義される複数のマスクに順序を定義するマスク順序定義情報を含み、上記マスク表示手段は、上記複数の部分から選択された部分が表示される領域を被覆するマスクを、他のマスクとは異なる表示状態で表示するものであって、選択する部分を切り替えることを指示する所定のイベントを検出したとき、上記マスク定義情報に基づいて、異なる表示状態で表示するマスクを次または前のマスクに遷移させる、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記コンテンツの選択された部分が表示される領域を被覆するマスクによって、現在選択されている部分が上記コンテンツの何れの部分であるのかを、識別可能に表示することができる。このため、ユーザは、上記コンテンツの現在選択されている部分への注目を、容易に維持することができる。例えば、上記コンテンツが複数の行に分割されている場合、異なる表示状態で表示されるマスクを、現在選択されている行を指し示す行カーソルとして機能させることができる。
また、上記構成によれば、選択する部分を切り替えることを指示する所定のイベントが発生すると、上記コンテンツ表示装置は、異なる表示状態で表示するマスクを、現在異なる表示状態で表示しているマスクの次または前のマスクに遷移させる。これにより、上記コンテンツにおいて識別可能に表示される部分が、次または前のマスクにより被覆されている部分に遷移する。例えば、上記コンテンツが複数の行に分割されている場合、異なる表示状態で表示されるマスクを、上記所定のイベントに応じて移動する可動な行カーソルとして機能させることができる。
しかも、上記構成によれば、上記所定のイベントが発生する度に、異なる表示状態で表示されるマスクが、上記コンテンツデータに含まれる上記マスク順序定義情報により定義されている順序に従って切り替えられていく。このため、上記コンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供する、コンテンツデータ提供装置またはコンテンツデータ提供者は、上記複数の部分が識別表示されていく順序を、上記コンテンツデータに格納するマスク順序定義情報を適宜設定することにより、自由に制御することができる。
なお、上記マスク表示手段は、選択された部分のマスクを可視的に表示し、かつ、その他のマスクを不可視化するものであってもよいし、逆に、選択された部分のマスクを不可視化し、その他のマスクを可視的に表示するものであってもよい。また、上記マスク表示手段は、選択された部分のマスクを、その他のマスクと異なる色や異なる透明度で表示するものであってもよい。何れの場合であっても、選択された部分と、その他の部分とが異なる状態で表示されることになるので、ユーザは、上記コンテンツのうちで、現在どの部分が選択されているのかを、容易に識別することができる。
また、選択する部分を切り替えることを指示する所定のイベントは、例えば、選択する部分を切り替えることを指示する所定のユーザ操作が入力されたというイベントであってもよいし、1つの部分を選択し続ける時間が所定の閾値に達したというイベントであってもよく、選択する部分を切り替えることを指示するイベントとして予め設定されたイベントであれば何でもよい。また、上記コンテンツ表示装置は、上記コンテンツデータに格納された情報を参照して、上記所定のイベントを特定するものであってもよいし、自装置内に予め格納された情報を参照して、上記所定のイベントを特定するものであってもよい。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記複数のコンテンツの少なくとも1つは、背景と異なる輝度で表示される文字情報であり、上記マスク表示手段は、上記文字情報が表示される領域を被覆するマスクとして、上記背景と上記文字情報との輝度差を低下させるマスクを表示する、ことが好ましい。
上記構成によれば、文字情報が表示される領域において、当該文字情報と、当該文字情報が表示される背景の輝度差が低下する。これにより、コントラストの強さに起因する文字情報の読み難さを解消することができる。
また、本発明に係るコンテンツデータ提供装置は、コンテンツ表示装置が予め設定されたレイアウトで画面に表示する複数のコンテンツと、上記コンテンツ表示装置が上記画面に表示するマスクであって、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域を他の領域と視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報と、を含んでいるコンテンツデータを、上記コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えて構成されていてもよい。
また、本発明に係るコンテンツデータ提供方法は、コンテンツデータ提供装置におけるコンテンツデータ提供方法であって、コンテンツ表示装置が予め設定されたレイアウトで画面に表示する複数のコンテンツと、上記コンテンツ表示装置が上記画面に表示するマスクであって、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域を他の領域と視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報とを含んでいるコンテンツデータを、上記コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供ステップを含んで構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータ提供装置は、上記複数のコンテンツと上記マスク定義情報とを含むコンテンツデータを上記コンテンツ表示装置に提供することができる。ここで、上記マスク定義情報には、上記コンテンツ表示装置において画面に表示される複数のコンテンツの各々を被覆するマスクが定義されている。従って、上記複数のコンテンツが複雑あるいは不規則にレイアウトされている場合でも、上記コンテンツ表示装置は、各コンテンツが表示される領域の全部または一部を被覆するためのマスクを上記マスク定義情報に基づいて表示し、上記複数のコンテンツを見易く画面に表示することが可能になる。
なお、上記コンテンツデータ提供装置は、コンテンツ表示装置において、予め設定されたレイアウトで1つの画面に表示される複数のコンテンツの各々を被覆するマスクを定義するマスク定義情報を設定するマスク定義情報設定手段、または、コンテンツ表示装置において、1つの画面に表示される複数のコンテンツのレイアウトを設定するレイアウト設定手段であって、予め設定されたマスク定義情報により定義される複数のマスクに当該複数のコンテンツの各々が被覆されるようレイアウトを設定するレイアウト設定手段の何れかを備えていてもよい。
なお、上記コンテンツ表示装置と上記コンテンツデータ提供装置とを含んで構成されるコンテンツデータ配信システムも本発明の技術的範疇に含まれる。
すなわち、本発明に係るコンテンツデータ配信システムは、コンテンツ表示装置が予め設定されたレイアウトで画面に表示する複数のコンテンツと、上記コンテンツ表示装置が上記画面に表示するマスクであって、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域を他の領域と視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報とを含んでいるコンテンツデータを、上記コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えているコンテンツデータ提供装置と、上記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、取得した上記コンテンツデータに含まれる上記複数のコンテンツを、上記予め設定されたレイアウトで画面に表示するコンテンツ表示手段と、取得した上記コンテンツデータに含まれる上記マスク定義情報によって定義されたマスクを、上記画面に表示するマスク表示手段と、を備えているコンテンツ表示装置と、を含んでいる。
また、本発明に係るコンテンツデータのデータ構造は、コンテンツ表示装置が予め設定されたレイアウトで画面に表示する複数のコンテンツと、上記コンテンツ表示装置が上記画面に表示するマスクであって、上記複数のコンテンツの各々が表示される領域の全部または一部を被覆し、被覆された領域を他の領域と視覚的に異なる状態で表示するためのマスクを定義するマスク定義情報と、を含んで構成されていてもよい。
最後に、テレビ100の各ブロック、特に制御部110は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、テレビ100は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、テレビ100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、テレビ100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、紙面コンテンツ生成サーバ200の各ブロック、特に制御部210も、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、テレビ100と同様に、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
本発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置、特に、テレビジョン受像機などの、大型のディスプレイを備えたコンテンツ表示装置に好適に利用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、電子新聞配信システムのクライアントとして機能する、テレビの要部構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、電子新聞配信システムの構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態を示すものであり、紙面コンテンツデータに基づいて再生される紙面画面の構成を例示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、テレビにて再生可能なコンテンツデータのデータ構造を模式的に示したデータ構造図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図4のコンテンツデータに内包されている、処理フロー記述を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図4のコンテンツデータに内包されている、画面レイアウト記述を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、テレビにて再生される紙面コンテンツデータに内包されている画面レイアウト記述の、第1の具体例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図7に示した画面レイアウト記述の変形例を示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、テレビにて再生される紙面コンテンツデータに内包されている画面レイアウト記述の、第2の具体例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図10(a)は、テレビを操作するリモコンの外観を示した外観図であり、図10(b)は、同リモコンの内部構成を示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図7に示した画面レイアウト記述に基づいて、テレビが紙面画面を表示する処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、テレビが図11に示した処理を実行することにより表示される、画面の遷移を示した画面遷移図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図9に示した画面レイアウト記述に基づいて、テレビが紙面画面を表示する処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、テレビが図13に示した処理を実行することにより表示される、画面の遷移を示した画面遷移図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図9に示した第2の画面レイアウト記述12に基づいて表示される記事マスクを用いて記事カーソルを表示する場合の、紙面画面の遷移を示した画面遷移図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図15に示した画面遷移の一変形例を示す画面遷移図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図4のコンテンツデータを生成するために用いられる、レイアウトデータのデータ構造を模式的に示したデータ構造図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図17のレイアウトデータに内包されている、コンテンツ生成処理フロー記述を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図7に示した画面レイアウト記述を含む紙面コンテンツデータと、図9に示した画面レイアウト記述を含む紙面コンテンツデータとを生成するために利用される、紙面レイアウトデータの構成例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態を示すものであり、電子新聞配信システムのサーバとして機能する、紙面コンテンツ生成サーバの要部構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 電子新聞配信システム(コンテンツデータ配信システム)
100 テレビ(コンテンツ表示装置)
101 通信部
102 記憶部
103 表示部
104 リモコン信号受信部
110 制御部
111 紙面コンテンツデータ取得部(コンテンツデータ受信手段)
112 リモコン信号解析部
113 処理フロー記述処理部
114 画面レイアウト記述処理部(マスク制御手段、
マスク位置情報記録手段)
200 紙面コンテンツ生成サーバ(コンテンツデータ提供装置)
201 通信部
202 記憶部
202a 紙面コンテンツデータ蓄積部
202b 紙面レイアウトデータ蓄積部
202c 記事データ蓄積部
210 制御部
211 紙面コンテンツ要求処理部(コンテンツデータ提供手段)
212 紙面レイアウトデータ取得部
213 紙面コンテンツ生成処理フロー記述処理部
214 紙面コンテンツデータ合成部
215 記事データ取得部
300 記事DBサーバ
400 インターネット
500 専用回線
600 ホームネットワーク
601 HDDレコーダ
602 プリンタ
603 携帯電話
604 電子ペーパー
700 リモコン
730 入力部
710 数字ボタン部
720 十字ボタン部
740 リモコン信号発信部
1000 コンテンツデータ
1100 処理フロー記述
1200 画面レイアウト記述
1300 メディアオブジェクト
3000 レイアウトデータ
3100 コンテンツ生成処理フロー記述
3200 テンプレートデータ
10 紙面コンテンツデータ
11 処理フロー記述
12 画面レイアウト記述
13 メディアオブジェクト
20 紙面コンテンツ要求
30 紙面レイアウトデータ
31 紙面コンテンツ生成処理フロー記述
32 紙面テンプレートデータ
40 記事データ

Claims (16)

  1. コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツと、各表示コンテンツをマスクするマスクを定めたマスク情報とを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御手段と、を備えたコンテンツ表示装置。
  2. 前記コンテンツデータは、前記マスクを表示または非表示させる順序を定めたマスク順序情報を含み、
    前記マスク制御手段は、当該マスク順序情報に従って、前記マスクを表示又は非表示させる、
    請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  3. 前記複数の表示コンテンツのうちの少なくとも1つは、複数の部分に分割されており、
    前記コンテンツデータは、前記分割された表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、マスクを表示又は非表示させる順序を定めたマスク順序情報を含み、
    前記マスク制御手段は、当該マスク順序情報に従って、前記マスクを表示又は非表示させる、
    請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  4. 前記複数の表示コンテンツは、文字コンテンツを含み、
    前記マスク制御手段は、前記文字コンテンツが表示される領域の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示または非表示させる、
    請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  5. 前記表示コンテンツは、新聞の記事情報であり、
    前記コンテンツデータは、新聞紙面の段組のまま前記記事情報を表示する第1の表示画面フォーマットと、当該コンテンツ表示装置の表示画面の縦横比率に適合した段組で前記記事情報を表示する第2の表示画面フォーマットとを含んでおり、
    少なくとも前記第2の表示画面フォーマットにおいて、前記記事情報に対し、当該記事情報に関連した見出し情報、当該記事情報とは別の記事情報、または、当該記事に関する広告情報へのリンクアドレスが関連付けられている、
    請求項1記載のコンテンツ表示装置。
  6. 前記表示コンテンツは、新聞の記事情報であり、
    前記コンテンツデータは、新聞紙面の段組のまま前記記事情報を表示する第1の表示画面フォーマットと、コンテンツ表示装置の表示画面の縦横比率に適合した段組で前記記事情報を表示する第2の表示画面フォーマットとを含んでおり、
    前記第2の表示画面フォーマットにおいて各記事情報が表示画面上で占める領域の割合は、前記第1の表示画面フォーマットにおける当該記事情報が新聞紙面上で占める割合に略比例している、
    請求項1記載のコンテンツ表示装置。
  7. 前記マスク制御手段が表示又は非表示させるマスクの位置を示すマスク位置情報を記録するマスク位置情報記録手段を更に備えている、
    請求項1から6のうち何れか1項に記載のコンテンツ表示装置。
  8. 前記マスク位置情報記録手段は、前記マスク位置情報を前記コンテンツデータ内に記録する、
    請求項7に記載のコンテンツ表示装置。
  9. 複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えたコンテンツデータ提供装置。
  10. 複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供手段を備えているコンテンツデータ提供装置と、
    前記コンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御手段と、を備えているコンテンツ表示装置と、
    を備えたコンテンツデータ配信システム。
  11. コンテンツデータに含まれる複数の表示コンテンツと、各表示コンテンツをマスクするマスクを定めたマスク情報とを受信するコンテンツデータ受信ステップと、
    受信された前記マスク情報に基づき、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記マスクを表示又は非表示させるマスク制御ステップと、を備えたコンテンツ表示方法。
  12. 複数の表示コンテンツと、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを含んでいるコンテンツデータを、コンテンツ表示装置に提供するコンテンツデータ提供ステップを備えたコンテンツデータ提供方法。
  13. 複数の表示コンテンツと、
    前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部の表示が他の領域の表示とは異なる状態となるように、前記複数の表示コンテンツの少なくとも一部をマスクするマスクを定めたマスク情報とを備えたコンテンツデータのデータ構造。
  14. コンピュータを請求項1から8のうち何れか1項に記載のコンテンツ表示装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを、上記コンテンツ表示装置に備えられている上記各手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを請求項9に記載のコンテンツデータ提供装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを、上記コンテンツコンテンツデータ提供装置に備えられている上記各手段として機能させるためのプログラム。
  16. 請求項14または15に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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