JP2008260555A - Spout with hinged cap - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、注出口とキャップとがヒンジ部分を介して一体に形成されてなるヒンジキャップ付き注出口に関する。 The present invention relates to a spout with a hinge cap in which a spout and a cap are integrally formed via a hinge portion.
従来、図15(a)に示すように、内容物を注出するためのヒンジキャップ付き注出口10(注出口10)を取り付けた注出口付きカートンK(カートンK)が広く使用されている。
Conventionally, as shown in FIG. 15 (a), a carton K with a spout (carton K) to which a
この種の注出口付きカートンKは、通常、注出口本体1(注出口1)とキャップ2とがヒンジ3を介して連結されるヒンジキャップ付き注出口10が用いられており、ヒンジ3の位置によって、キャップ2の開封方向が決定する。すなわち、前記ヒンジ3の形成箇所が、上方に位置する場合、キャップ2を下方から開封する構成となり、他方、ヒンジ3が左方に位置する場合、キャップ2を右方から開封する構成となる。よって、ヒンジ3の位置とキャップ2の開封箇所とが、常に対称の位置関係となり、通常はキャップ2(ヒンジキャップ2)の下方をつまみ、上方へと持ち上げることにより、図15(b)に示すように、ヒンジキャップ2を開封する構成である。
In this type of carton K with spout, a
このような注出口付きカートンKは、キャップ2の上方にヒンジ3が形成されることで、消費者は、カートンKを持った状態、若しくはカートンKを置いた状態から、キャップ2を下方から上方へと持ち上げる操作で、違和感なくスムースにヒンジキャップ1の開封操作を行なうことが可能である。このため、ヒンジ3の向きを予め決定した状態で、ヒンジキャップ付き注出口10をカートン1へと取り付ける必要がある。
In such a carton K with a spout, the
例えば、ヒンジキャップ付き注出口10をカートンKへと取り付ける場合の一例としては、複数のヒンジキャップ付き注出口10が搬送コンベアで搬送され、取付装置へと供給されて、カートンKへと取り付ける構成である。
特に、ヒンジキャップ付き注出口10の搬送時において、複数のヒンジキャップ付き注出口10が一列に並べられており、これらのヒンジキャップ付き注出口10に振動を加えることにより、ヒンジキャップ付き注出口10を回転させ、搬送コンベアの方向規制バーと、ヒンジキャップ付き注出口10のフランジ部分6に形成された直線部分6'(ストレート部分6')とが、互いに当接する箇所において、ヒンジキャップ付き注出口10が正しい向きとなり、搬送コンベアで搬送される構成である。
For example, as an example of attaching the hinge cap-equipped
In particular, when the
しかしながら、このようなヒンジキャップ付き注出口10の方向規制は、注出口のフランジ部分6に形成されたストレート部分6'を用いて方向規制を行なうため、薄い平板形状からなるフランジが反り返ってしまうことが多く、このようにフランジ6が反り返った状態では、正確な方向規制ができず、搬送機械内で注出口10が詰まってしまうという問題や、誤った方向でヒンジキャップ付き注出口1を取り付けてしまう恐れがあるという問題があった。
However, the direction restriction of the
よって、フランジの反り返りによる搬送機械内での注出口の詰りを防止するため、図16(a)(b)に示すように、フランジ6のストレート部6'の一部を肉厚Dに形成した反り防止部分Dを形成する等の対策が必要であった。
Therefore, in order to prevent clogging of the spout in the conveying machine due to the curvature of the flange, a part of the
しかしながら、フランジ6の一部分を厚く形成する場合、フランジ部分6を大きく形成する必要があり、フランジ部分6をヒートシールして注出口をカートンKへと取り付けるため、フランジ部分6を大きく形成する若しくは厚く形成することは製造上好ましくない。よって、フランジ部分6を用いた方向規制では、フランジの形状や大きさが限定されてしまう等の問題があった。
However, when a part of the
そこで本発明は、従来のフランジ部分を用いた方向規制の方法を見直すとともに、ヒンジキャップ付き注出口が搬送機械内で詰まることを防止し、安定した搬送、供給、取付けが可能な、ヒンジキャップ付き注出口を提供することを課題とする。
さらには、キャップの開封性や使用性をも向上したヒンジキャップ付き注出口を提供することを課題とする。
Therefore, the present invention reconsiders the conventional method for restricting the direction using the flange portion, and prevents the spout with the hinge cap from clogging in the transport machine, so that the stable transport, supply and mounting are possible. It is an object to provide a spout.
Furthermore, it aims at providing the spout with a hinge cap which also improved the opening property and usability of the cap.
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、注出口とキャップとがヒンジを介して一体に形成されるヒンジキャップ付き注出口であって、前記注出口の胴部に、少なくとも1の、前記胴部を直線状に欠いたストレート部分を形成したことを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口である。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
また、請求項2記載の発明は、前記注出口のフランジに、少なくとも1の、前記フランジを直線状に欠いたストレート部分を形成したことを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口である。
The invention according to
また、請求項3記載の発明は、前記キャップの上方部分に、窪みからなる指掛部を形成したことを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口である。
The invention according to
また、請求項4記載の発明は、前記指掛部は、前記キャップの外径より、内側に位置することを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口である。
The invention according to
また、請求項5記載の発明は、前記ヒンジは、前記キャップの一定以上の開封に伴い、キャップの後戻りを防止する機構を有することを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口10である。
The invention according to
また、請求項6記載の発明は、前記注出口の前記胴部は、初期開封時に切除するプルリング付き閉塞面で、密封されることを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口10である。
The invention according to
また、請求項7記載の発明は、前記プルリングの一部が、前記注出口より上方へと突出することを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口10である。
The invention according to claim 7 is the
また、請求項8記載の発明は、前記キャップの内部に形成されるインナーリングが、前記注出口の内部深くまで達することを特徴とする、ヒンジキャップ付き注出口10である。
The invention according to
本発明の請求項1記載の発明は、注出口とキャップとがヒンジを介して一体に形成されるヒンジキャップ付き注出口であって、前記注出口の胴部に、少なくとも1の、前記胴部を直線状に欠いたストレート部分を形成したことを特徴とするから、従来のフランジのストレート部分を用いることなく、注出口の胴部に形成されたストレート部分5'を用いてヒンジキャップ付き注出口の方向規制を行なうことが可能であり、注出口を安定して搬送、供給、取付けることが可能である。
The invention according to
また、請求項2記載の発明は、前記注出口のフランジに、少なくとも1の、前記フランジを直線状に欠いたストレート部分を形成したことを特徴とするから、注出口の胴部に形成されたストレート部分を用いて注出口の方向規制を行なうととともに、フランジのストレート部分をも用いて注出口の方向規制を行なうことが可能である。よって、さらに安定して注出口を、搬送、供給、取付けることが可能である。
さらには、搬送コンベアと取付コンベアとの受け渡し部分において、搬送コンベアの方向規制バーを用いることができない状況であっても、フランジ部分のストレート部を用いて、注出口の方向規制を行なうことが可能である。
The invention according to
Furthermore, even in situations where it is not possible to use the direction restriction bar of the transfer conveyor at the transfer portion between the transfer conveyor and the mounting conveyor, the direction of the spout can be controlled using the straight portion of the flange portion. It is.
また、請求項3記載の発明は、前記キャップの上方部分に、窪みからなる指掛部を形成したことを特徴とするから、キャップの上方に形成された指掛部に指を掛けて持ち上げることで、ヒンジキャップを少ない力で以って容易に開封することが可能である。さらには、キャップの開封箇所を容易に認識することが可能である。
In addition, the invention according to
また、請求項4記載の発明は、前記指掛部は、前記キャップの外径より、内側に位置することを特徴とするから、従来のキャップに比べて、注出口1の内部寸法を大きくとれるため、プルリングサイズPも大きく形成することが可能である。よって、さらなる使用性を向上したヒンジキャップ付き注出口10を形成することが可能である。
Further, the invention according to
また、請求項5記載の発明は、前記ヒンジは、前記キャップの一定以上の開封に伴い、キャップの後戻りを防止する機構を有することを特徴とするから、カートンを傾けた状態で内容物を注ぎ出す際にも、キャップが後戻りして注出口の開口を閉塞してしまうことがなく、安定かつスムースに内容物を注ぎ出すことが可能である。
Further, the invention according to
また、請求項6記載の発明は、前記注出口の前記胴部は、初期開封時に切除するプルリング付き閉塞面で、密封されることを特徴とするから、内容物を密封、保存することが可能であり、さらには、購入前の不正開封防止の効果を奏することが可能である。
Further, the invention according to
また、請求項7記載の発明は、前記プルリングの一部が、前記注出口より上方へと突出することを特徴とするから、注出口のノズルから突出したプルリングの先端部分をつまんで容易にプルリングを開封することが可能である。 The invention according to claim 7 is characterized in that a part of the pull ring protrudes upward from the spout, so that the pull ring can be easily pulled by pinching the tip of the pull ring protruding from the nozzle of the spout. Can be opened.
また、請求項8記載の発明は、前記キャップの内部に形成されるインナーリングが、前記注出口の内部深くまで達することを特徴とするから、キャップを注出口へと強固に閉封することが可能であり、たとえカートンを横に倒した状態で保管しても、注出口から液漏れ等を起こすことがない。
The invention according to
本発明のヒンジキャップ付き注出口10(注出口10)の一例としては、図1に示すように、キャップ本体2(キャップ2)と注出口本体1(注出口1)とが、屈曲自在なヒンジ3を介して、一体に成型されてなるヒンジキャップ付き注出口10であって、前記キャップ2の上方部分に形成された窪み4に指先を掛けてキャップを持ち上げることにより、ヒンジ3を軸にキャップ2が回動して注出口10を開封する構成である。
As an example of the
そして、円筒状の部材からなる注出口1の胴部5の内部には、プルリングP付き閉塞面が形成されており、後述する、プルリングPを持ち上げて閉塞面を切除することにより、はじめて注出口1に開口が形成される構成である。
また、注出口1の下方には、略円盤状のフランジ6が形成されており、後述する、フランジ部分6をカートンKへとヒートシール(熱溶着)することにより、注出口1をカートンKへと一体に形成することが可能である。
And the inside of the trunk |
A substantially disc-shaped
特に、前記注出口1の胴部5には、該胴部5の一部分を直線状に欠いたストレート部5'が形成されており、後述する、複数のヒンジキャップ付き注出口10を搬送する工程(搬送工程)において、ヒンジキャップ付き注出口10を正しい向きに並べた状態(方向規制)で搬送することが可能である。よって、ヒンジキャップ付き注出口10をカートンKへと正確な向きで取り付けることが可能である。
In particular, the
以下に、本発明のヒンジキャップ付き注出口10の構成について、詳しく説明する。
まず、前記注出口本体1(注出口1)は、図2(a)(b)に示すように、注出口1の胴部5の内部は、閉塞面Hにより塞がれており、該閉塞面Hからは支柱Tを介してプルリングが延設されている。そして、前記閉塞面Hには、該閉塞面Hの円周に沿ってV字状の溝Mが形成されており、注出口10の初期開封時において、プルリングPを持ち上げることにより、閉塞面Hが前記溝Mに沿って切除される構成である。
Below, the structure of the
First, as shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the spout main body 1 (spout 1) has the inside of the
前記キャップ2の下端縁の内側と、前記注出口1の胴部5の外側には、それぞれ凸形状の嵌合部8、8'が形成されており、キャップ2の内側に形成された嵌合部8と、注出口1の胴部5に形成された嵌合部8'とが、互いに嵌合しあうことにより、キャップ2を注出口1へと嵌合し密閉することが可能である。
また、キャップ2と注出口1とが嵌合する位置の、前記注出口1の胴部5には、凸形状の当接リング7が形成されており、キャップ2の下端縁と、注出口1の当接リング7とが、互いに接する位置において、キャップ2の嵌合部8と注出口1の嵌合部8'とが嵌合して、キャップ2の閉封が行なわれる構成である。
Convex
Further, a convex contact ring 7 is formed on the
前記キャップ2の内部には、前記注出口1の胴部5内側へと当接しつつ深くまで達する略環状部材からなる、インナーリングIが形成されており、キャップの閉封時において、前記インナーリングIが注出口2の胴部5の内側に当接しつつ、深い位置まで達することにより、注出口1のノズル(胴部内側)を強固に密閉することが可能である。よって、カートンを横に倒した状態で保存しても、注出口10からの液漏れを確実に防ぐことが可能である。
Inside the
前記注出口1の下方には、略円盤状のフランジ6が形成されており、該フランジ6の直上の、前記胴部5の外周部分には、複数の凸部9が形成されている。
そして、後述する、注出口1をカートンKへと取り付ける際に、フランジ6と凸部9との間にカートンKの一面が入りこむことで、注出口1をカートンKへと固定し、フランジ部分6をカートンKの一面へとヒートシール若しくは超音波シールすることにより、注出口1をカートンKへと一体に形成することが可能である。
A substantially disc-shaped
Then, when the
特に、前記ヒンジキャップ付き注出口10の、前記注出口1の前記胴部5には、該胴部5の一部分を直線状に欠いたストレート部分5'が形成されている。
このストレート部分5'は、キャップ2の開封箇所である指掛部4を正面として注出口10を見た場合、注出口1の右側面部分を垂直に切欠いた形状からなり、後述する、注出口1の搬送工程Eにおいて、搬送コンベアに形成された方向規制バーBと、前記注出口1のストレート部分5'とが当接することにより、注出口1の向きを一方向に並べた状態で搬送することが可能である。
In particular, the
The
そして、前記キャップ2の上方部分には、キャップ2の側面部分が内方へと窪んだ湾曲形状からなる指掛部4が形成されており、キャップ2開封時において、前記指掛部4へと指先をかけて軽く持ち上げることにより、図3(a)に示すように、キャップ2を容易に開封することが可能である。
The upper part of the
特に、前記キャップ2に形成された前記指掛部4の対称位置には、屈曲自在なヒンジ3が形成されており、該ヒンジ3を介して、注出口1とキャップ2とが一体に形成されている。このヒンジ3は、前記キャップ2の一定以上(90°以上)の開封に伴い、キャップ2の後戻りを防止する弾性力を有しており、図3(b)に示すように、開封後のキャップ2が常に開いた状態を維持することが可能である。
In particular, a
また、前記プルリングPは、わずかに傾斜して形成されており、このため、プルリングPの先端部分が、注出口1の開口部分よりさらに上方へと突出している。よって、後述する、注出口1の初期開封時において、突出したプルリングPの先端部分をつまみやすく、このプルリングPを持ち上げて前記閉塞面Hを切除することにより、図4に示すように、注出口1に開口11を形成して初期開封を行なうことが可能である。
このように、前記プルリングP付き閉塞面Hを切除して注出口10の初期開封を行うことにより、商品の不正開封防止の効果を奏することが可能である。
Further, the pull ring P is formed to be slightly inclined, and therefore, the tip end portion of the pull ring P protrudes further upward than the opening portion of the
Thus, by cutting off the closed surface H with the pull ring P and performing the initial opening of the
次に、本発明のヒンジキャップ付き注出口10をカートンKへと取り付ける工程の一例(搬送工程)について説明する。
本発明の注出口10をカートンKへと取り付ける方法の一例としては、図示しない充填口から投入された、多数のヒンジキャップ付き注出口10が、高速で振動する振動板上で水平方向に回転しつつ搬送コンベアEへと誘導されることとなる。
そして、注出口10は回転しつつ、注出口10の胴部5に形成されたストレート部5'と、搬送コンベアEの方向規制バーBとが、互いに一直線に当接することにより、注出口10の向きが決定される構成である。よって、図5(a)(b)に示すように、多数の注出口10が、一方向に並んだ状態で、搬送コンベアE上を搬送されることとなる。
Next, an example (conveyance process) of attaching the
As an example of the method of attaching the
And while the
特に、注出口1の胴部5に形成されたストレート部分5'を用いて注出口1の方向規制を行うことにより、従来の、フランジ6のストレート部分6'を用いる必要がなく、たとえ、フランジ6が反り返った状態で搬送されても注出口1の方向規制に影響がおよぶことがない。よって、フランジ6の反り返りに伴う、注出口10の搬送不良や詰まり、さらには歩留まりを防止することが可能である。
In particular, by restricting the direction of the
そして、一列に並んだ状態で搬送された多数の注出口10は、さらに搬送コンベアEの末端に位置する取付装置Fへと、個々の注出口1が受け継がれた後、カートンKに形成された貫通孔へと内側から挿入されるとともに、フランジ部分6をカートンKの内側部分へとヒートシールされて、図6に示すように、本発明のヒンジキャップ付き注出口10を有するカートンKを形成することが可能である。
And
このようにして形成された、注出口付きカートンKは、注出口10のキャップ2が、下方から上方へと開封する方向を持って取り付けられており、キャップ2の上方に形成された湾曲形状に窪んだ指掛部4によりキャップの開封箇所が一目で認識可能である。
そして、図7に示すように、前記指掛部4へと指先を掛けて、軽く持ち上げることにより、少ない力でもってキャップ2を開封することが可能である。
The carton K with spout formed in this way is attached with the
Then, as shown in FIG. 7, the
特に、前記指掛部4は、図8(a)に示すように、キャップ2の上方に位置することで、カートンとのクリアランスが大きくなり、指先が入りやすく、キャップ2を開けやすい効果がある。また、窪み4を形成することにより、キャップの外径aより指掛部4の外径bを小さく形成することが可能である(a>b)。
In particular, as shown in FIG. 8A, the
すなわち、図8(b)に示すように、従来のキャップ2では、キャップ2の外径aより指掛部分Tの外径bが大きく(b>a)、外方へと突出している。このため、カートンの貫通孔が同じ場合、指掛部Tが外方へと突出している分、キャップ2を小さく形成せざるを得ず、これに伴い、注出口内部のプルリングも小さく形成する必要がある。
That is, as shown in FIG. 8B, in the
これに対して、本発明のヒンジキャップ付き注出口10のキャップ2は、従来のキャップ2に比べて、カートンの貫通孔へと目一杯のサイズで形成することが可能であり、注出口1の内部寸法を大きくとれるため、プルリングサイズも大きく形成することが可能である。よって、さらなる使用性を向上したヒンジキャップ付き注出口10を形成することが可能である。
On the other hand, the
また、注出口1の内部に位置する前記プルリングPは、図9に示すように、前記プルリングPの先端部分が注出口1の上端縁より上方へと突出しており、該突出したプルリングPの先端部分をつまんで、容易に注出口1の初期開封を行なうことが可能である。
Further, as shown in FIG. 9, the pull ring P located inside the
そして、初期開封後の注出口1は、キャップ2を略直角まで開封することで、キャップ2が後戻りすることなく、カートンKを傾けて内容物を注ぎ出しても、図10に示すように、常にキャップ2が開いた状態を維持するため、内容物を安定かつスムースに注ぎ出すことが可能である。
また、キャップ2を再封した際にも、キャップ2の内部に形成されたインナーリングが、注出口1の深くまで達しており、カートンKを横に倒した状態で保管しても、注出口1から内容物が液漏れすることなく、良好かつ確実に注出口10を密閉することが可能である。
Then, the
Even when the
以上のように、本発明のヒンジキャップ付き注出口10は、注出口1とキャップ2とがヒンジ3を介して一体に形成されるヒンジキャップ付き注出口10であって、前記注出口1の胴部5に、少なくとも1の、前記胴部5を直線状に欠いたストレート部分5'を形成する簡単な構成により、従来のフランジ部分を用いることなく、注出口1の胴部5に形成されたストレート部分5'を用いてヒンジキャップ付き注出口10の方向規制を行なうことが可能である。よって、注出口10が搬送工程で詰まることなく、安定して搬送、供給、取付けることが可能である。
As described above, the
また、本発明のヒンジキャップ付き注出口10は、図11(a)に示すように、注出口10の前記胴部5を直線状に欠いたストレート部分5に加えて、前記注出口1のフランジ6に、該フランジ6を直線状に欠いたストレート部分6'を形成してもよく、また、図11(b)に示すように、フランジ6に形成した前記ストレート部6'の対称かつ平行位置において、さらにストレート部6'を形成してもよい。
In addition, the
通常、前記搬送工程Eにおいて複数の注出口10を一列に搬送した後、個々の注出口10を取り出してカートンKへと取り付けるための取付工程Fを経ることにより、注出口付きカートンKを形成することが可能である。しかしながら、搬送工程Eから取付工程Fへと移行する際に、機械の仕組上、搬送工程Eでの方向規制バーBを用いることができない箇所Xが生じてしまう。
Usually, after transporting a plurality of
このため、本発明のヒンジキャップ付き注出口10は、方向規制バーBを用いて方向規制を行なうための、前記胴部5を直線状に欠いたストレート部分5に加えて、注出口1のフランジ6にストレート部分6'を形成することにより、図12(a)(b)に示すように、注出口10の前記搬送工程Eにおいて、前記胴部5のストレート部5'とともにフランジ6のストレート部6'を用いて、注出口10の方向規制を行うことが可能である。
For this reason, the
さらには、図13に示すように、搬送工程E後の取付工程Fにおいて、方向規制バーBを用いることなく、前記フランジ6のストレート部分6'を用いて、注出口1の方向規制を行うことが可能である。
Furthermore, as shown in FIG. 13, in the attachment process F after the transport process E, the direction of the
上記例では、ヒンジキャップ付き注出口10の搬送工程Eにおいて、フランジ6を下方に向けて搬送した例を示したが、これに限らず、例えば、図14に示すように、キャップ2の天面を下方に向けた状態で搬送することが可能であり、この場合、キャップ2の天面にフラットな部分を形成することが望ましい。
In the above example, in the transport process E of the
以上のように、本発明のヒンジキャップ付き注出口10は、注出口1の胴部5にストレート部5'を形成するとともに、フランジ6の一部分にストレート部6'を形成してもよく、搬送工程Eから取付工程Fにかけて、良好に注出口10の方向規制を行なうことが可能である。
As described above, the
さらには、前記キャップの上方部分に、窪みからなる指掛部を形成することにより、キャップの開封箇所を容易に認識可能とし、指掛部に指先を掛けて軽く持ち上げることで簡単にキャップを開封することが可能である。 Furthermore, by forming a finger hooking part consisting of a recess in the upper part of the cap, the opening location of the cap can be easily recognized, and the cap can be opened easily by hanging the fingertip on the finger hooking part and lifting it lightly. Is possible.
また、前記ヒンジは、前記キャップの一定以上の開封に伴い、キャップの後戻りを防止する機構を有することにより、カートンの内容物を注ぎ出す際にカートンを傾けても、キャップが後戻りして開口を塞いでしまうことを防ぐことが可能である。また、前記注出口の前記胴部は、初期開封時に切除するプルリング付き閉塞面で、密封されることにより、内容物を長期保存可能とし、さらには、商品購入前の不正開封防止の効果がある。 In addition, the hinge has a mechanism for preventing the cap from returning backward when the cap is opened more than a certain amount, so that even if the carton is tilted when pouring out the contents of the carton, the cap returns to open the opening. It is possible to prevent blocking. Further, the barrel portion of the spout is sealed with a closed surface with a pull ring that is excised at the time of initial opening, so that the contents can be stored for a long period of time, and further, there is an effect of preventing unauthorized opening before purchasing a product. .
また、前記プルリングの一部が、前記注出口より上方へと突出しており、プルリングをつまみやすく、注出口の初期開封を容易に行なうことが可能である。さらには、前記キャップの内部に形成されるインナーリングが、前記注出口の内部深くまで達することにより、カートンを横に倒した状態で保管した場合であっても、注出口10から内容物が漏れ出すことを確実に防ぐことが可能である。
In addition, a part of the pull ring protrudes upward from the spout, so that the pull ring can be easily pinched and the spout can be easily opened. Further, the inner ring formed inside the cap reaches deep inside the spout, so that the contents leak from the
本発明のヒンジキャップ付き注出口10の、前記注出口本体1、前記キャップ本体2の材料としては、従来より用いられる材料を適宜使用すればよく、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を挙げることができる。
As the material of the spout
1 キャップ本体(キャップ)
2 注出口本体(注出口)
3 ヒンジ(ヒンジ部分)
4 窪み(指掛部)
5 胴部
5' ストレート部(ストレート部分)
6 フランジ(フランジ部分)
6' ストレート部(ストレート部分)
7 当接リング
8、8' 嵌合部
9 凸部
10 ヒンジキャップ付き注出口(注出口)
11 開口(開口部分)
K カートン(注出口付きカートン)
P プルリング
H 閉塞面(プルリング付き閉塞面)
T 支柱
I インナーリング
E 搬送工程(搬送コンベア)
F 取付工程
B 方向規制バー
a キャップの外径
b 指掛部分の外径
1 Cap body (cap)
2 Outlet body (outlet)
3 Hinge (hinge part)
4 depression (finger hook)
5 trunk 5 'straight part (straight part)
6 Flange (Flange part)
6 'Straight part (straight part)
7
11 Opening (opening part)
K carton (carton with spout)
P Pull ring H Blocking surface (Blocking surface with pull ring)
T Prop I Inner ring E Transport process (transport conveyor)
F Mounting process B Direction restriction bar a Cap outer diameter b Finger hook outer diameter
Claims (8)
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