JP2008259692A - 温冷覚測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 医師が診察に際し患者の温冷に関する知覚を測定するための温冷覚測定装置を実現する。
【解決手段】 人体に接触可能なプローブと上記プローブを先端に支持する持ち手からなり、発吸熱部材により上記プローブの表面を所望の温度に加熱冷却可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 人体に接触可能なプローブと上記プローブを先端に支持する持ち手からなり、発吸熱部材により上記プローブの表面を所望の温度に加熱冷却可能とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば内科、神経内科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、リハビリテーション科において、医師が診察に際し患者の温冷に関する知覚を測定するための温冷覚測定装置に関する。
例えば、振動障害、脳障害による感覚麻痺、加齢に伴う知覚障害、脊髄損傷に伴う知覚障害、内分泌・代謝疾患に伴う末梢神経障害などは表在覚(触覚・痛覚・温冷覚)の異常を引き起こすことが多く、外部から検査しやすい表在覚の異常を検査することによりこれらの障害の有無を判断することができる。
この場合、上記の検査にあたっては、触覚や痛覚に関しては主に医師が診察で筆や先端の鋭い金属を患部に触れさせて患者の反応を待ち、左右差の有無や程度を判断するにとどまっていた。また、温冷覚については患者の自覚症状(風呂の温度の熱い、冷たいがわかりにくい等)に頼るしかなかった。
Thermotactile Perception Thresholds Measurement Conditions(Setsuo MAEDA and Hisataka SAKAKIBARA) Industrial Health 2002,40,353-361 ( 独立行政法人産業医学総合研究所)
この発明は、従来患者の自覚症状に頼っていた温冷覚の検査を客観的、かつきめ細かく測定することを可能とする温冷覚測定装置を提供することを目的とする。
すなわち、この発明の温冷覚測定装置は人体に接触可能なプローブと上記プローブを先端に支持する持ち手からなり、発吸熱部材により上記プローブの表面を所望の温度に加熱冷却可能としたことを特徴とする。
また、ここでは第2発明として、一つの持ち手に対して複数個のプローブを設け、各プローブの表面温度を異なる温度に加熱冷却可能とした温冷覚測定装置も開示する。
よってこの発明によれば、プローブの温度を自由に変えることにより温度差を細かく知覚することができ、また、熱い、冷たいを自覚できる温度が何度であるかを客観的に評価することが可能となる。
また、一つの持ち手に対して複数個のプローブを設け、各プローブの表面温度を異なる温度に加熱冷却可能とした第2発明によれば、温度の異なるプローブを時間を開けることなく直ちに患者に接触させることにより、患者の記憶に頼らないその場の反応を知ることが可能となり、より正確な測定が可能となる。
以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2はこの発明の温冷覚測定装置の第1実施例を示す図である。図中符号11は患部に接触させることにより患者に温熱や冷熱を与えるためのプローブであり、医師が手持ちするための持ち手12の先端に支持されることによりプローブユニット10を構成する。
上記のプローブ11はプローブユニット10に内装される熱電素子からなる発吸熱部材13により表面が所望の温度に加熱冷却されるものであり、ここでは発吸熱部材としてペルチェ素子を採用している。ペルチェ素子は印加電流の値に応じて熱を発生または吸収するので、電流値の制御により温度を制御することができる。しかしながら、設定温度に至るまでの立ち上がり時や外的な温度環境によりプローブが一時的に設定値と異なる温度となるので、ここではプローブの表面温度を検出する測温部材14を設けることによりプローブの現在温度を表示するようにしている。
次に、図中符号1はプローブユニット10の前記の発吸熱部材13及び測温部材14と電気的に接続して、これらを制御するためのコントロールユニットである。このコントロールユニット1は、筐体状の本体に発吸熱部材13と接続しそれに所定の電流を印加すると共に測温部材14を介してプローブ11の表面温度を検出する制御部2、制御部に対して発吸熱部材の温度を設定・指示する操作部3、設定した温度を表示する設定温度表示部4、測温部材により検出したプローブの表面温度を表示する現在温度表示部5、電源端子6を設けた構成よりなる(図2参照)。なお、図中符号3A、3B、3Cは操作部3の操作用のスイッチ類である。
以上のプローブユニット10とコントロールユニット1は電気コードCにより接続され、医師はコントロールユニット1から離隔したプローブユニット10を手持ちして測定を行うこととなる。
なお、プローブユニット10の持ち手12には現在温度表示部、または設定温度表示部、または現在温度表示部及び設定温度表示部を設けてもよく、この場合は医師は一々コントロールユニット1に目線を移動しなくても手元のプローブユニットをもって温度を監視することが可能となる。図5にはそのような例として持ち手12に現在温度表示部30を設けた構成を例示している。
ところで、患部に接触させるプローブの形状は患部の部位や症状に応じて最適なものがある筈であり、プローブを持ち手に対して着脱自在とすると共に、一つの持ち手に対して異なる形状の複数のプローブを付属させれば便利である。同様に患部に接触させるプローブの素材は患部の部位や症状に応じて最適なものがある筈であり、プローブを持ち手に対して着脱自在とすると共に、一つの持ち手に対して異なる素材の複数のプローブを付属させれば便利である。
また、プローブを押圧力をもって患部に接触させて温冷覚を測定する場合は、プローブを持ち手に対して進退自在とすると共に伸長方向に附勢力を付与し、上記附勢力を調整する手段を設けることにより、医師の手加減によらない客観的な押圧力を付与することが可能となる。
図3及び図4はこの発明の温冷覚測定装置の第2実施例を示す図である。この実施例においては、プローブユニット10とコントロールユニット1をワイヤレス接続している。すなわち、プローブユニット10には発吸熱部材13及び測温部材14の他に、通信部20からの制御信号によりこれらを作動及び制御するための電源23及び制御部22が設けられ、コントロールユニット1には制御信号をプローブユニット10の通信部20に送信するための通信部21が設けられる。この実施例のその余の構成は前記第1実施例と同様である。
図6及び図7は第2発明の温冷覚測定装置の実施例を示す図である。第2発明においては、プローブユニットの一つの持ち手に対して複数個のプローブを設け、各プローブの表面温度を異なる温度に加熱冷却可能としている。図中符号41A、41Bは患部に接触させることにより患者に温熱や冷熱を与えるためのプローブであり、医師が手持ちするための持ち手42の先端に複数本が支持されることによりプローブユニット40を構成する。ここでは2本のプローブ41A、41Bが持ち手42の先端に二股状に支持される例を図示している。
上記のプローブ41A、41Bにはそれぞれに対応する発吸熱部材43A、43Bと測温部材44A、44Bが設けられる。
一方、コントロールユニットは、制御部2、操作部3、設定温度表示部4、現在温度表示部5、電源端子6が設けられ、プローブ41A、41Bの温度を個別に設定、表示するように構成される。
1 コントロールユニット
10 プローブユニット
11 プローブ
12 持ち手
10 プローブユニット
11 プローブ
12 持ち手
Claims (10)
- 人体に接触可能なプローブと上記プローブを先端に支持する持ち手からなり、発吸熱部材により上記プローブの表面を所望の温度に加熱冷却可能としたことを特徴とする温冷覚測定装置。
- プローブの表面温度を検出する測温部材を設けることによりプローブの現在温度を表示可能とした請求項1記載の温冷覚測定装置。
- 下記のプローブユニット(10)とコントロールユニット(1)からなる請求項2記載の温冷覚測定装置。
プローブ、持ち手、発吸熱部材、測温部材を有する手持ち可能なプローブユニット(10)。
プローブユニットの発吸熱部材及び測温部材と電気的に接続してこれらを制御する制御部、制御部に対して発吸熱部材の温度を設定・指示する操作部、設定した温度を表示する設定温度表示部、測温部材により検出したプローブの表面温度を表示する現在温度表示部を有するコントロールユニット(1)。 - 電気コードによりプローブユニットとコントロールユニットを電気的に接続した請求項3記載の温冷覚測定装置。
- 発吸熱部材を作動及び制御するための電源及び制御部を設けたプローブユニットとコントロールユニット間をワイヤレス通信手段を用いて電気的に接続した請求項3記載の温冷覚測定装置。
- プローブユニットの持ち手に現在温度表示部、または設定温度表示部、または現在温度表示部及び設定温度表示部を設けた請求項3から5の何れかに記載の温冷覚測定装置。
- プローブを持ち手に対して着脱自在とすると共に、一つの持ち手に対して異なる形状の複数のプローブを付属させた請求項1から6の何れかに記載の温冷覚測定装置。
- プローブを持ち手に対して着脱自在とすると共に、一つの持ち手に対して異なる素材の複数のプローブを付属させた請求項1から7の何れかに記載の温冷覚測定装置。
- プローブを持ち手に対して進退自在とすると共に伸長方向に附勢力を付与し、上記附勢力を調整する手段を設けた請求項1から8の何れかに記載の温冷覚測定装置。
- 一つの持ち手に対して複数個のプローブを設け、各プローブの表面温度を異なる温度に加熱冷却可能とした請求項1から9の何れかに記載の温冷覚測定装置。
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JP2007105117A JP2008259692A (ja) | 2007-04-12 | 2007-04-12 | 温冷覚測定装置 |
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KR20120122191A (ko) * | 2011-04-28 | 2012-11-07 | (주)우리메카 | 치통 부위 검출장치 |
JP2014064834A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Mandom Corp | 温冷感の評価方法 |
JP2014514947A (ja) * | 2011-04-26 | 2014-06-26 | ユニヴァーシティ オブ ブライトン | ニューロパシー検査装置 |
JP2015159898A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 温冷覚検査装置 |
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