JP2008255565A - Urinal unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、小便器ユニットに関し、具体的には、小便器と手すりとを備えた小便器ユニットに関する。 The present invention relates to a urinal unit, and specifically to a urinal unit including a urinal and a handrail.
小便器に手すりを組み合わせることにより、身体に障害をもたれた方や高齢者などでも楽に小便器を使用することができる。小便器に組み合わせる通常の手すりは、小便器の両側から上下一対のサイドバーがそれぞれ突出し、これら左右のサイドバーの上を横バーがつないだ形態を有する。手すりを利用する使用者は、その上体を横バーにもたれかかるようにして、小便器を使用する。
しかし、小便器と手すりとを組み合わせた小便器ユニットにおいて、手すりを利用して小便器を快適に使うためには、改善の余地がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、小便器と手すりとを備え快適に使用できる小便器ユニットを提供する。
However, in a urinal unit combining a urinal and a handrail, there is room for improvement in order to use the urinal comfortably using the handrail.
The present invention has been made based on the recognition of such a problem, and provides a urinal unit that includes a urinal and a handrail and can be used comfortably.
本発明の一態様によれば、壁面に取り付けられる小便器と、前記小便器の左右において前記壁面に取り付けられ、前記壁面と略平行な水平方向に延在する部分を有する水平部を有する手すりと、を備え、使用者が上体を前記水平部にもたれさせた状態において、前記使用者の鉛直下方に向かう視線が前記小便器の上面により遮られないことを特徴とする小便器ユニットが提供される。 According to one aspect of the present invention, a urinal attached to a wall surface, and a handrail having a horizontal portion attached to the wall surface on the left and right sides of the urinal and extending in a horizontal direction substantially parallel to the wall surface The urinal unit is characterized in that the user's line of sight toward the vertically lower side is not obstructed by the upper surface of the urinal when the user leans the upper body against the horizontal portion. The
本発明によれば、小便器と手すりとを備え快適に使用できる小便器ユニットが提供される。 According to the present invention, a urinal unit that includes a urinal and a handrail and can be used comfortably is provided.
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, in each drawing, the same code | symbol is attached | subjected to the same component.
図1は、本発明の実施の形態に係る小便器ユニットが設置されたトイレ室を例示する模式図である。
また、図2は、本実施形態の小便器ユニットを例示する3面図である。
FIG. 1 is a schematic view illustrating a toilet room in which a urinal unit according to an embodiment of the present invention is installed.
FIG. 2 is a three-side view illustrating the urinal unit of this embodiment.
図1に例示したトイレ室の壁面900には、ライニングユニット100が設置され、このライニングユニット100の前面(壁面)110に小便器200と手すり300が取り付けられている。ライニングユニット100は、その内部に小便器200に洗浄水を供給する給水管や、小便器200からの排水を排出する排水管140(図5参照)、また、電磁弁や人体検知センサなどの接続のための電気配線や、臭気を吸引する脱臭管、さらにマイクロ波センサ150(図5参照)などを適宜収容している。ライニングユニット100の前面110は、これらの要素を収容するためにトイレ室の壁面900よりも突出している。つまり、トイレ室の壁面900は、ライニングユニット100の上面120の奥行き(矢印Aの方向の長さ)だけ後退している。なお、本実施形態においては、ライニングユニット100を設けずに、小便器200と手すり300をトイレ室の壁面900に取り付けてもよい。
The
本実施形態の小便器200は、斜め上方に向けて開口したボウル面230を有する。すなわち、小便器200のボウル開口の下端220は使用者からみて手前側(矢印Aの方向)にあり、一方、ボウル開口の上端210は使用者からみて後方(矢印Aとは反対の方向)に後退している。その結果、小便器200の上面240の奥行き(矢印Aの方向の長さ)は、小便器200の奥行き(ライニングユニット100の前面110から小便器200のボウル開口の下端220までの長さ)に比べて顕著に小さい。その結果、後に詳述するように、小便器200を上方から眺めた時に、そのボウル面230のほぼ全体を見ることができる。
The urinal 200 of the present embodiment has a
このように、小便器200のボウル面230を斜め上方に向けて開口すると、使用者に開放感を与え、見栄えがよくすっきりとしたデザインになる。さらに、使用者に与える圧迫感を大幅に減らすことができる。つまり、使用者は従来よりも小便器200に近づきやすくなる。その結果として、尿をボウル面230に確実に落下させることができ、小便器200の手前の床面に尿を落とすことが抑制される。つまり、すっきりとしたデザインで見栄えのよいトイレ室が、さらに清潔に使用されることによって、使用者に快適な使用感を与えるという重畳的な効果が得られる。
In this way, when the
また、小便器200の上面240を後退させ、ボウル面230を上方に向けて開放することにより、清掃も容易となり、その結果としてさらに清潔な状態を維持することができる。すなわち、水垢や汚れなどの少ない清潔な小便器200を維持できる。
In addition, by cleaning the
次に、本実施形態の手すり300は、ライニングユニット100の前面110に対して略垂直に前方(矢印Aの方向)に突出した一対の基部310と、基部310の先端から上方かつ斜め後方にそれぞれ延びた一対の傾斜部320と、ライニングユニット100の前面に対して平行かつ略水平方向に延在しこれら傾斜部320の先端をつなぐ水平部330と、を有する。本具体例においては、水平部330は、基部310の先端よりも後退(矢印Aとは反対の方向)した位置に設けられている。つまり、傾斜部320は、水平部330に向かって後退する方向に傾斜している。
Next, the
そして、本実施形態においては、小便器200の上面240よりも手すり300の水平部330の方が高い位置に設けられている。また、ライニングユニット100の上面120は、手すり300の水平部330よりも低い位置に設けることができる。
In the present embodiment, the
小便器200の上面240よりも手すり300の水平部330を高い位置に設けることにより、手すりを利用する使用者の圧迫感が大幅に低減する。また、ライニングユニット100の上面120を手すり300の水平部330よりも低い位置に設けると、使用者に開放感を与え圧迫感はさらに低減する。
またさらに、手すり300の傾斜部320を小便器200のボウル面230の開口端(リムライン)のうちの左右の側辺部250と略同一の傾斜とすることにより、見栄えがよくすっきりとした外観が得られる。つまり、小便器200のリムラインに対して略平行に傾斜した傾斜部320によって小便器200の左右を取り囲むことにより、使用者に安心感を与え、小便器200に近づきやすくなる。
By providing the
Furthermore, the
図3は、本実施形態の小便器ユニットの使用形態を例示する模式図である。
使用者800は、手すり300の傾斜部320や水平部330をつかむことにより、小便器200に確実且つ容易に近づくことができる。後に詳述するように、車椅子に乗った使用者が小便器200に近づき、車椅子の位置決めをする際に、ある程度ラフに行っても両手で傾斜部320の一番力の入る場所を選んで楽に立ち上がることができる。
傾斜部320は、ほぼ直線状に延びているので、使用者が左右の手で傾斜部320を交互に上方に向けて持ち替えながら車椅子から立ち上がる動作も、確実且つ容易に実行できる。
FIG. 3 is a schematic view illustrating the usage pattern of the urinal unit of this embodiment.
The
Since the
そして、図3に表したように、使用者800は片手で水平部300をつかみ、体重を前方にかけて上体を手すり300の水平部330にもたれさせた状態で小便器200を使用することができる。または、使用者800は、体重を前方にかけて上体を水平部330にもたれさせ、両手を水平部330から離した状態で小便器200を使用することも可能である。この場合には、使用者は自由な両手を使って小便器200を使用できる。
As shown in FIG. 3, the
図4は、比較例の小便器ユニットを表す模式図である。
本比較例においても、ライニングユニット100の前面110に小便器200と手すり300とが取り付けられている。ただし、本比較例の小便器200は、そのボウル開口の上端210が使用者からみてあまり後退しておらず、上面240の奥行きが大きい。つまり、上方から小便器200を眺めたときに、ボウル面230の全体を見ることは困難である。
FIG. 4 is a schematic diagram illustrating a urinal unit of a comparative example.
Also in this comparative example, the urinal 200 and the
また、本比較例の手すり300は、小便器200の両側においてライニングユニット100の前面110に上下に取り付けられた一対の基部310が前面110に対して略垂直に前方に突出し、これら左右の基部310のうちの上側のバーから略垂直上方に垂直部340が延び、これら垂直部340の先端を水平部330がつなぐ構造を有する。
Further, in the
図5は、本実施形態の小便器ユニットの使用形態を例示する模式図である。
また、図6は、図4に表した比較例の小便器ユニットの使用形態を例示する模式図である。
FIG. 5 is a schematic view illustrating the usage pattern of the urinal unit of this embodiment.
FIG. 6 is a schematic view illustrating the usage pattern of the urinal unit of the comparative example illustrated in FIG. 4.
まず、図6に表した比較例から説明する。
図3に関して前述したように、手すり300を利用する使用者800は、体重を前方にかけて上体をやや前傾させ水平部330にもたれさせた状態で小便器200を使用する。しかし、本比較例の場合、使用者800が手すり300の水平部330に上体をもたれさせると、使用者の視線810は小便器200の上面240により遮られてしまう。すなわち、本比較例の場合、小便器200の上面240があまり後退していない。その結果として、図6に表したように、使用者800が上体を手すり300の水平部330にもたれさせた時に、小便器200のボウル面230を見ることができない。つまり、使用者800の視線810は、小便器200の上面240により遮られてしまう。
First, the comparative example shown in FIG. 6 will be described.
As described above with reference to FIG. 3, the
小便器200の上面240が突出していると、使用者800は、使用状態の自分の手元や小便器200のボウル面230を見ることも困難となり、使い勝手がよくない。このため、使用者800は、やはり水平部330に対して十分に体重をかけることができず、水平部330からやや離れた不安定な状態で小便器200を使用せざるを得ないこととなる。また、使用者800が自分の手元や小便器200のボウル面230を見るため、水平部330に上体をもたれせる代わりに、小便器200の左右に突出した基部310のいずれかにもたれかかった状態で小便器200を使用することもある。このような場合、小便器200に対して斜め方向から使用することになるので、尿をボウル面230に確実に落下させることができず、トイレ室の床面に尿をこぼすこともある。
When the
小便器200を使用するときにボウル面230が見えないと、尿の状態も分からない。尿の色や勢い、あるいは量などを確認することは、健康管理のために重要であり、特に身体に障害をもった方や高齢者にとって、尿の色や状態を容易に確認できるようにすべきである。
If the
これに対して、比較例の小便器ユニットにおいては、使用者800が水平部330に体重を十分にかけることができず、上体をやや前傾させた安定した姿勢で自分の手元やボウル面230を見ながら小便器200を使用することが困難であった。
On the other hand, in the urinal unit of the comparative example, the
これに対して、本実施形態の場合、図5に表したように、小便器200の上面240が後退しているので、使用者800が上体を手すり300の水平部330にもたれさせた状態においても、自分の手元だけでなくボウル面230のほぼ全体を見ることができる。
On the other hand, in the case of this embodiment, as shown in FIG. 5, since the
図7(a)は実施形態の小便器200を鉛直上方から眺めた模式図であり、図7(b)は比較例の小便器200を上方から眺めた模式図である。
本比較例の場合、図7(b)に表したように、小便器200の上面240が使用者からみて手前側に延出し、使用者の視線を遮ることが分かる。使用者800が手すり300の水平部330に上体をもたれさせた状態においては、図6に表したように使用者800の目の直下には小便器200の上面240が延在し、使用者800はボウル面230ばかりでなく、自分の手元を見ることも容易ではない。
FIG. 7A is a schematic view of the
In the case of this comparative example, as shown in FIG. 7B, it can be seen that the
これに対して、図7(a)に表したように、本実施形態によれば、小便器200の上面240はライニングユニット100の前面110の方向に後退しているので、鉛直上方から眺めてもボウル面230のほぼ全体が見える。そして、図5に表したように、使用者800は手すり300の水平部330に体重をかけて上体をもたれさせた状態においても、自分の手元だけでなく、ボウル面230のほぼ全体を見ることができる。つまり、使用者800の視線が小便器200の上面240により遮られることがない。その結果として、使用者800は自分の手元を確実に確認でき、ズボンのチャックの開閉なども確実且つ容易に実施できる。
On the other hand, as shown in FIG. 7A, according to the present embodiment, the
そして本実施形態によれば、使用者800は尿の色や状態まで容易に確認することができる。小便器200を使用する際に尿の色や状態を確認するためには、ボウル面230のできるだけ広い範囲を見れることが必要である。つまり、尿の色や状態を確認するためには、ボウル面230に落下し流れる尿を見る必要がある。これに対して、本実施形態においては使用者が体重を前方にかけて手すり300の水平部330に上体をもたれさせても、ボウル面230を流れる尿の色や状態を観察できる。
According to this embodiment, the
つまり、使用者800は安心して手すり300の水平部330に体重をあずけ、上体をやや前傾させた安定した姿勢で手元やボウル面230を見ながら楽に小便器200を使用することができる。このような姿勢で小便器200を使用する場合、使用者800は小便器200に対して十分に近づくことができるので、尿を確実にボウル面230に落下させることができ、トイレの床面に尿をこぼすことも防止できる。
That is, the
このように手すりを利用する使用者が自分の手元やボウル面230を見ることができるようにするために、少なくとも小便器200のボウル開口の上端210は、手すり300の水平部330よりも後退していることが望ましい。つまり、ライニングユニット100の前面110(または小便器200や手すり300が取り付けられるトイレ室の壁面)から小便器200のボウル開口の上端210までの距離は、ライニングユニット100の前面110(または小便器200や手すり300が取り付けられるトイレ室の壁面)から手すり300の水平部330までの距離よりも小さいことが望ましい。
In this way, at least the
次に、車椅子に乗った使用者が小便器ユニットを使用する場合について説明する。
図8は、車椅子に乗った使用者が本実施形態の小便器ユニットに接近する様子を表した模式図である。
また、図9は、車椅子に乗った使用者が図4及び図6に関して前述した比較例の小便器ユニットに接近する様子を表した模式図である。
Next, a case where a user on a wheelchair uses a urinal unit will be described.
FIG. 8 is a schematic diagram showing a user who is in a wheelchair approaching the urinal unit of the present embodiment.
FIG. 9 is a schematic diagram showing a user in a wheelchair approaching the urinal unit of the comparative example described above with reference to FIGS. 4 and 6.
まず、図9に表した比較例から説明する。
本比較例の小便器ユニットに設けられた手すり300は、ライニングユニット100の前面110(または小便器200や手すり300が取り付けられるトイレ室の壁面)から略水平方向に前方(矢印Aの方向)に延びた基部310を有する。車椅子850に乗った使用者800が小便器200に接近する場合、使用者800は基部310の先端を持って立上る上で力の入る位置を考えながら車椅子850の位置決めを行い、車椅子850を停止させ、ブレーキを掛ける。そして、両手で基部310の先端を持って立ち上がる動作を開始する。
First, the comparative example shown in FIG. 9 will be described.
The
この時、図9(b)に表したように、車椅子850から立ち上がる際には、使用者800は水平方向に延びた基部310をつかんで力を入れる必要がある。しかし、本比較例のように基部310が使用者800のほうに向かって水平方向に延びていると、使用者800が基部310をつかんで力を入れることが難しく、適当に車椅子850の位置決めをしてしまうと、腕の力が入らず立上れないことになる。すなわち、図9(b)に表したように、基部310の上側のバーは、車椅子850に乗った使用者800の上腕830あるいは肩の高さとほぼ同一の高さにある。つまり、使用者800が基部310の上側のバーをつかんだ時、その上腕830は図9(b)に表したようにほぼ水平となる。このような状態から基部310を下方に押し出すように力を入れて立ち上がることはやや難しく、力をかけにくいという点で改善の余地がある。
At this time, as shown in FIG. 9B, when standing up from the
また一方、基部310から鉛直上方に立ち上がる垂直部340をつかむことにより立ち上がることも考えられる。しかし、図9(b)から分かるように、車椅子850の使用者は、小便器200下部に車椅子850のフットレスト860が当らない位置で停止する必要があり、垂直部340は使用者800からは遠い位置にある。このため、使用者800が垂直部340に手を伸ばしても届かず、何とか届いても、力を入れることは難しい。従って、比較例の手すりの場合、基部310の先端を掴んで立上った後に、基部310を伝いながら前に移動し、小便器200の前に立つことになるため、ツーアクションの動作となる。
On the other hand, it is conceivable to stand up by grasping the
これに対して、図8(a)に表したように、本実施形態においては、使用者800は車椅子850の停止位置によって基部310と傾斜部320の一番力が入る場所を握ることができるため、手すり300との位置関係を気にせず、車椅子850の位置決めをして、停止させることができる。また、使用者800は、後方(矢印Aとは反対の方向)に傾斜した傾斜部320の下側から上側に向けて順次つかみ直すことにより、楽に立ち上がることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 8A, in the present embodiment, the
そしてさらに、本実施形態においては、小便器200の下部の突出が抑制され、車椅子850に乗った使用者800が小便器200の直近まで接近できる。
図10は、車椅子に乗った使用者が本実施形態の小便器ユニットに対して十分に接近した状態を表す模式図である。
車椅子850に乗った使用者800は、通常、車椅子850のフットレスト860に足820を乗せている。これに対して、本実施形態の小便器200は下部の突出が抑制され、フットレスト860とその上にのった使用者800の足820が小便器200に対して十分に接近できるようにされている。
Further, in the present embodiment, the protrusion of the lower portion of the
FIG. 10 is a schematic diagram illustrating a state in which a user on a wheelchair has sufficiently approached the urinal unit of the present embodiment.
A
図11は、小便器200に接近した状態を表す模式平面図であり、図11(a)は本実施形態の場合、図11(b)は比較例の場合をそれぞれ表す。
図11(b)に表した比較例の場合、小便器200の下部は前方(矢印Aの方向)に湾曲して突出している。車椅子850のフットレスト860の高さにおける小便器200の輪郭線を図11(b)に破線で表した。このように破線で表した小便器200の下部の突出部が車椅子850のフットレスト860と干渉してしまい、使用者800はこれ以上小便器200に接近することができない。
FIGS. 11A and 11B are schematic plan views showing a state of approaching the
In the case of the comparative example shown in FIG. 11B, the lower portion of the
これに対して、本実施形態においては、図11(a)に破線で表したように、小便器200の下部の突出が抑制されている。その結果として、車椅子850に乗った使用者800は小便器200の直近まで接近できる。ライニングユニット100の前面110から車椅子850の後端までの距離L1についてみると、比較例における距離L2よりもかなり小さいことが分かる。このように、本実施形態によれば、小便器200の下部の突出を抑制することにより、車椅子850に乗った使用者800が小便器200の直近まで接近できる。
On the other hand, in this embodiment, as shown with the broken line in Fig.11 (a), the protrusion of the lower part of the
この後、フットレスト860を傾斜させたり降下させて、使用者800は足820を床面に降ろす。この位置まで車椅子850で接近できると、図12(b)に関して後述するように、手すりの水平部330まで手が届き、水平部330を持って立上ることで、ワンアクションで小便器200の前に立つことが可能である。その後、立ち上がると、小便器200のボウル開口の下端220は使用者800の股下にあるので、尿を床面にこぼすことなくボウル面230に確実に落下させることができる。
また、車椅子850を小便器200の直近まで寄せて距離L1を小さくすることにより、使用者800は背後のスペースに気を遣うことなく安心して小便器200を使用できる。つまり、車椅子850を小便器200にあまり近づけることができないと図11(b)に表したように距離L2が長くなる。すると、例えば車椅子850の背後を他の使用者などが通過する際の妨げとなる。車椅子850を利用する使用者800は、このように周囲に迷惑をかけると感ずると、安心して小便器200を使用することができない。
Thereafter, the user rests the
In addition, by bringing the
これに対して、本実施形態によれば、車椅子850を小便器200の直近まで寄せることができるので、車椅子850の背後のスペースも広がり、使用者800は周囲に気を遣わずに安心して小便器200を使用できる。
On the other hand, according to this embodiment, since the
図12は、本実施形態の小便器ユニットにおいて使用者が車椅子から立ち上がる動作を説明するための模式図である。
図12(a)に表したように小便器200の直近まで接近した使用者800は、図12(b)に表したように、手すり300の水平部330を片手または両手でつかみ、フットレスト860から足820を降ろして、楽に立ち上がることができる。また、手すり300の水平部330がやや高いと感じる場合には、傾斜部320の上方をつかんでも楽に立ち上がることができる。本実施形態の手すり300は、後方(矢印Aとは反対の方向)に向けて傾斜した傾斜部320を有するので、使用者800は、この傾斜部320のうちで一番力が入る部分を自由に選んでつかむことができる。
FIG. 12 is a schematic diagram for explaining an operation in which a user stands up from a wheelchair in the urinal unit of the present embodiment.
As shown in FIG. 12A, the
またこのようにして立ち上がる際に、使用者800は自分の腕840や肘835を傾斜部820にあてがうことができる。このようにすると、力が入りやすくなり、さらに楽に立ち上がることができる。
Further, when standing up in this manner, the
またこの時、使用者800の足820は小便器200の直近にあるので、使用者800は前傾姿勢になることなく足820に体重を掛けた安定した状態で、手すり300を引き寄せることにより楽に立ち上がることができる。そして、そのまま足820を踏み換えることなく、小便器200を使用することができる。つまり、本実施形態によれば、小便器200の直近まで車椅子850を引き寄せ、その後立ち上がって、小便器200を使用するという一連の動作をスムーズ且つ楽に行うことができる。特に、小便器200の直近まで車椅子850を引き寄せた後、立ち上がる動作と小便器200を使用する動作をワンステップで連続的に行うことができる。
At this time, since the
ところで、小便器200の上面を後退させた場合、従来の赤外線センサを小便器200の上部に内蔵させることが困難となる。これに対して、図5に表した具体例においては、小便器200の裏側のライニングユニット100の中にマイクロ波センサ150を設けている。マイクロ波センサ150は、マイクロ波を放射し、その反射波に含まれるドップラー成分などに基づいて使用者800の接近や尿流などを検知することができる。また、マイクロ波は陶器を透過するので、図5に表したように小便器200の後ろ側に配置することができる。このようにして、小便器200の上面240を顕著に後退させボウル面を斜め上方に開放させた小便器200において、人体や尿流を検知し洗浄水を自動的に流すことが可能となる。
By the way, when the upper surface of the
以上説明したように、本実施形態によれば、手すり300を利用する使用者が圧迫感を感ずることなく、安心して手すり300の水平部330に体重をかけて安定した状態で小便器200を使用することができる。また、車椅子を利用する場合も、車椅子を小便器の直近まで接近させ、立ち上がる動作と小便器を使用する動作をワンステップでスムーズかつ楽に行うことができる。またさらに、その状態で、自分の手元やボウル面を確実に見ることができ、使い勝手がよいとともに尿の色や状態を確認することによる健康管理も確実に実行できる小便器ユニットを提供できる。
As described above, according to the present embodiment, the user who uses the
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ライニングユニット、小便器、手すりなどの形状、構造、寸法、数、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
The embodiments of the present invention have been described above with reference to specific examples. However, the present invention is not limited to these specific examples.
As for the above-described specific examples, those skilled in the art appropriately modified the design are included in the scope of the present invention as long as they have the characteristics of the present invention. For example, the shape, structure, dimensions, number, material, arrangement, and the like of the lining unit, urinal, and handrail are not limited to those illustrated, but can be changed as appropriate.
Moreover, each element with which each Example mentioned above is provided can be combined as much as possible, and what combined these is also included in the scope of the present invention as long as the characteristics of the present invention are included.
100 ライニングユニット、110 前面、120 上面、140 排水管、150 マイクロ波センサ、200 小便器、210 上端、220 下端、230 ボウル面、240 上面、250 側辺部、300 水平部、310 基部、320 傾斜部、330 水平部、340 垂直部、800 使用者、810 視線、820 傾斜部、820 足、830 上腕、835 肘、840 腕、850 車椅子、860 フットレスト、900 壁面 100 lining unit, 110 front surface, 120 upper surface, 140 drainage pipe, 150 microwave sensor, 200 urinal, 210 upper end, 220 lower end, 230 bowl surface, 240 upper surface, 250 side portion, 300 horizontal portion, 310 base portion, 320 inclination Part, 330 horizontal part, 340 vertical part, 800 user, 810 line of sight, 820 inclined part, 820 legs, 830 upper arm, 835 elbow, 840 arm, 850 wheelchair, 860 footrest, 900 wall surface
Claims (6)
前記小便器の左右において前記壁面に取り付けられ、前記壁面と略平行な水平方向に延在する部分を有する水平部を有する手すりと、
を備え、
使用者が上体を前記水平部にもたれさせた状態において、前記使用者の鉛直下方に向かう視線が前記小便器の上面により遮られないことを特徴とする小便器ユニット。 A urinal attached to the wall,
A handrail having a horizontal portion attached to the wall surface at the left and right of the urinal and having a portion extending in a horizontal direction substantially parallel to the wall surface;
With
The urinal unit, wherein a user's line of sight toward the vertically lower side is not obstructed by the upper surface of the urinal when the user leans the upper body against the horizontal portion.
前記壁面から前記小便器のボウル開口の上端までの距離は、前記壁面から前記手すりの前記水平部までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の小便器ユニット。 The upper surface of the urinal is provided at a position lower than the horizontal portion of the handrail,
The urinal unit according to claim 1, wherein a distance from the wall surface to an upper end of the bowl opening of the urinal is smaller than a distance from the wall surface to the horizontal portion of the handrail.
The urinal unit according to any one of claims 1 to 5, further comprising a microwave sensor accommodated in the lining unit behind the urinal.
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