JP2008253056A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置1は、スイッチング素子4とスイッチング素子4を冷却する冷却媒体が流れる冷却器5とを備えるパワーモジュール2と、パワーモジュール2を支持すると共に、スイッチング素子4の電極端子41に接続され被制御電流の電流路となる導電部材6と、冷却器5へ供給する冷却媒体及び冷却器5から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路7とを備える支持体3とを有する。パワーモジュール2は、少なくとも、冷却器5と冷媒流通路7とが接続する冷却通路接続部11と、スイッチング素子4の電極端子41と導電部材6とが電気的に接続する電気接続部12とにおいて、支持体3と接続されている。冷却通路接続部11と電気接続部12とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング素子とこれを冷却する冷却器とを内蔵したインバータやコンバータ等の電力変換装置に関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等には、動力源であるモータを駆動するため駆動電力を生成するインバータ等の電力変換装置が配設されている。
かかる電力変換装置においては、電力変換回路の一部を構成するスイッチング素子の過熱を防ぐために、スイッチング素子を冷却するための冷却器が配設されている。そして、該冷却器に冷却液を流すことにより、冷却液とスイッチング素子との間において熱交換を行い、スイッチング素子を冷却している。
このような電力変換装置として、一つのスイッチング素子とこれを冷却する冷却器とを有するパワーユニットを複数個接続してなるものがある(特許文献1)。
上記電力変換装置において、例えば、一つのパワーユニットに故障が発生した場合に、当該パワーユニットを電力変換装置から取り外して交換する必要がある。
ところが、パワーユニットを交換しようとする場合、冷却器に冷却液を流すためのホースを外し、スイッチング素子の電極端子とバスバーとを接続しているネジの締結を外し、更にパワーユニットを電力変換装置の筐体から取り外す必要がある。そのため、パワーユニットの交換には多数の工程を要し、交換作業が煩雑となるという問題がある。
特開2006−304522号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
上記冷却通路接続部と上記電気接続部とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置は、上記冷却通路接続部と上記電気接続部とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されている。即ち、例えば、上記パワーモジュールを交換する際に、上記冷却通路接続部と上記電気接続部とにおける着脱を個別に行う必要がなく、両者を一度に着脱することができる。
そのため、上記支持体に対する上記パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。その結果、上記パワーモジュールの組付けや交換を容易に行うことができる。
以上のごとく、本発明によれば、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供することができる。
第2の発明は、スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置(請求項2)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置は、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が接続されるよう構成されている。即ち、上記支持体への上記パワーモジュールの固定を行うことによって、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部の接続をも一度に行うことができる。また、固定部材を外すことによって、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部における接続解除を一度に行うことができる。
そのため、上記支持体に対する上記パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。その結果、上記パワーモジュールの組付けや交換を容易に行うことができる。
以上のごとく、本発明によれば、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供することができる。
第3の発明は、スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
上記冷却通路接続部及び上記電気接続部は、上記パワーモジュールにおける同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面と、これに対向配置される上記支持体における同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面との間に形成されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項4)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が、上記パワーモジュールにおける同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面と、これに対向配置される上記支持体における同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面との間に形成されている。これにより、例えば、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部を設けた平面に直交する方向に上記支持体と上記パワーモジュールとを相対移動させることにより、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部を一度に着脱することが可能となる。
そのため、上記支持体に対する上記パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。その結果、上記パワーモジュールの組付けや交換を容易に行うことができる。
以上のごとく、本発明によれば、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供することができる。
上記第1〜第3の発明において、上記電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
また、上記スイッチング素子は、例えば、IGBT等の半導体素子とダイオードを内蔵したものがある。
また、上記冷却器に流れる冷却媒体としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
また、上記固定部材は、上記冷却通路接続部における冷媒流路連通手段として、若しくは上記電気接続部における導通手段としても機能することが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記固定部材を、上記支持体に対する上記パワーモジュールの固定手段の他に上記冷媒流路連通手段、若しくは上記導通手段としても用いることができる。そのため、これとは別個に冷媒流路を連通するための部材、若しくは上記スイッチング素子と上記導電部材とを電気的に接続するための部材を用いる必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
また、上記パワーモジュールは、上記支持体に対して複数個取付けられていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、電力変換装置を構成する複数のスイッチング素子等を複数個の上記パワーモジュールに分けて配設することができるため、一部のスイッチング素子等が故障した際に、その故障したスイッチング素子等を備えたパワーモジュールのみを交換すればよい。それ故、部品交換によるコストを低減することができると共に、パワーモジュールの着脱作業性も向上させることができる。
また、上記パワーモジュールは平板形状を有し、該パワーモジュールにおける主面と直交する面に、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が形成されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記支持体における取付面に対し、上記パワーモジュールの主面を略直交させた状態で組付けることができる。そのため、パワーモジュールの着脱を一層容易に行うことができる。
また、上記冷却通路接続部は、弾性シール部材によって密封されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記冷却通路接続部からの冷却媒体の漏れを効果的に防ぐことができる。そして、特に、上記冷却媒体が水などの場合、冷却媒体の漏洩防止は、上記電気接続部におけるショート等の原因を防ぐことに寄与することとなる。それ故、上記冷却通路接続部と上記電気接続部とを、上記パワーモジュールと上記支持体との同一の対向面に形成した場合などには、特に上記弾性シール部材による密封が重要となる。
また、上記冷却通路接続部は、上記冷却器側と上記冷媒流通路側とのいずれか一方に設けた突出開口部と他方に設けた開口部とを、互いに嵌合することによって構成されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記冷却通路接続部を容易かつ確実に接続することができる。
また、上記突出開口部の外周面に、弾性シール部材を設けてあることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上記冷却通路接続部からの冷却媒体の漏れを効果的に防ぐことができる。
また、上記弾性シール部材はOリングとすることができる(請求項10)。
この場合には、上記弾性シール部材を上記冷却通路接続部に容易に取付けることができると共に、上記冷却通路接続部からの冷却媒体の漏れを効果的に防ぐことができる。
また、上記弾性シール部材は、外周面と内周面との少なくとも一方に突出した複数のシール片を設けた筒状部材であることが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記冷却通路接続部からの冷却媒体の漏れをより効果的に防ぐことができる。即ち、例えば、仮に冷媒流通路に最も近い側の1番目のシール片から冷却媒体が漏れても、1番目のシール片と2番目のシール片との間に冷却媒体を留めておくことができる。そして、冷却媒体が全てのシール片を通り抜けて漏れる可能性を極めて小さくすることができる。
また、上記冷却通路接続部は、一つの上記冷媒流通路と複数の上記冷却器とを接続する冷媒分岐手段を有していてもよい(請求項12)。
この場合には、複数のパワーモジュールを一度に着脱することが容易となる。
また、上記冷却通路接続部と上記電気接続部との間には、上記パワーモジュールと上記支持体との互いの対向面に密着して、上記冷却通路接続部側の領域と上記電気接続部側の領域とを液密的に分離する密封部材が設けてあることが好ましい(請求項13)。
この場合には、仮に上記冷却通路接続部から液体の冷却媒体が漏れても、冷却媒体が上記電気接続部にまで達しないようにすることができる。これにより、上記電気接続部におけるショート等の不具合を効果的に防ぐことができる。
また、上記電気接続部は、上記冷却通路接続部よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項14)。
この場合には、仮に上記冷却通路接続部から液体の冷却媒体が漏れても、冷却媒体は下方に流下するため、冷却通路接続部よりも上方に配置されている上記電気接続部に達することがない。その結果、上記電気接続部におけるショート等の不具合を効果的に防ぐことができる。
また、上記支持体は、上記冷媒流通路として、上記冷却器へ供給する冷却媒体を流通させる冷媒供給路と、上記冷却器から排出される冷却媒体を流通させる冷媒排出路とを有し、該冷媒排出路は上記冷媒供給路よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項15)。
この場合には、上記冷却器に供給される冷却媒体の流れも、下方から供給され、上方へ排出される流れとなる。そのため、冷却器に空気が混入しても、その空気を冷却媒体の流れに沿って、容易に冷媒排出路に排出することができる。その結果、冷却器によるスイッチング素子の冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、上記導電部材及び上記冷媒流通路は、上記支持体の内部に埋設されていることが好ましい(請求項16)。
この場合には、上記導電部材及び上記冷媒流通路を上記支持体に安定して保持させることができる。
また、上記支持体は、上記導電部材及び上記冷媒流通路を樹脂材料でモールドしてなることが好ましい(請求項17)。
この場合には、上記導電部材及び上記冷媒流通路を、容易に上記支持体に保持させることができる。
また、上記導電部材は複数配設されていると共に、該複数の導電部材の中の一部が電源のP極に接続されるP極バスバーであり、他の一部が電源のN極に接続されるN極バスバーでり、上記P極バスバーと上記N極バスバーとは、互いに対向配置されていることが好ましい(請求項18)。
この場合には、上記P極バスバーおよび上記N極バスバーにおけるインピーダンスを低減することができる。その結果、上記P極バスバーおよび上記N極バスバーに高周波電流が流れても、大きなサージ電圧が発生することを効果的に抑制することができる。
また、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子を駆動制御する制御回路を内蔵することが好ましい(請求項19)。
この場合には、各スイッチング素子を駆動制御する各制御回路に故障が生じても、当該制御回路を含むパワーモジュールのみを交換することができ、修理コストを低減することができると共に、交換時の作業性を向上させることができる。
また、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサを内蔵することが好ましい(請求項20)。
この場合には、各スイッチング素子に対応する各コンデンサに故障が生じても、当該コンデンサを含むパワーモジュールのみを交換することができ、修理コストを低減することができると共に、交換時の作業性を向上させることができる。
また、上記冷却器は、上記スイッチング素子の両主面に密着配置されていることが好ましい(請求項21)。
この場合には、上記スイッチング素子を両主面から冷却することができ、その冷却を効率的に行うことができる。
また、上記冷却器は、略U字状の冷媒流路を有することが好ましい(請求項22)。
この場合には、上記冷却器における冷却媒体の出入口をパワーモジュールの同一の面に配置しやすくなる。
また、上記冷却器は、内部の冷媒流路にフィンを設けてなることが好ましい(請求項23)。
この場合には、上記フィンを通じて、冷却媒体との熱交換を行いやすくなり、スイッチング素子の冷却をより効率的に行うことができる。また、上記フィンを設けることにより、冷却媒体を上記冷媒流路の全体に均等に流しやすくなる。
また、上記冷却器は、上記冷媒流通路から冷却媒体を導入する冷媒入口に連続する部分と、上記冷媒流通路へ冷却媒体を排出する冷媒出口に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部と出口側ヘッダ部とを有し、上記入口側ヘッダ部と上記出口側ヘッダ部との間には、上記フィンを設けた熱交換部が形成されていることが好ましい(請求項24)。
この場合には、上記冷却器内の冷媒流路において、冷却媒体の圧力損失を小さくしつつ、冷媒流路の全体に冷却媒体を行き渡らせることができる。その結果、スイッチング素子の冷却効率を向上させることができる。
また、上記冷却器は、上記冷媒流通路から冷却媒体を導入する冷媒入口と、上記冷媒流通路へ冷却媒体を排出する冷媒出口とを有し、該冷媒出口が上記冷媒入口よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項25)。
この場合には、冷媒入口から冷却器に空気が混入しても、その空気を冷却媒体の流れに沿って、容易に冷媒出口から排出することができる。その結果、冷却器によるスイッチング素子の冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、上記第1の発明(請求項1)において、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部は、これらのいずれか一つを着脱するときに、他の全ての接続部も着脱されるよう構成されていることが好ましい(請求項26)。
この場合には、全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部とを一度に着脱することができるため、一層パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。
また、上記第2の発明(請求項2)において、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部が接続されるよう構成されていることが好ましい(請求項28)。
この場合にも、全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部とを一度に着脱することができるため、一層パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。
また、上記第3の発明(請求項4)において、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部は、上記パワーモジュールにおける同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面と、これに対向配置される上記支持体における同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面との間に形成されていることが好ましい(請求項27)。
この場合にも、全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部とを一度に着脱することができるため、一層パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる。
次に、上記第1の発明(請求項1)又は上記第3の発明(請求項4)において、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が接続されるよう構成されていることが好ましい(請求項29)。
この場合には、上記第1の発明の作用効果又は上記第3の発明の作用効果に、上記第2の発明の作用効果が加わり、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供することができる。
また、上記固定部材は、上記パワーモジュール及び上記支持体における上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が形成された面に配置されていることが好ましい(請求項30)。
この場合には、上記固定部材による固定をより容易に行うことができる。
また、上記パワーモジュールは上記スイッチング素子の電極端子と電気的に接続された雌ネジ部を有し、上記支持体は上記導電部材と電気的に接続された座面部を有し、上記固定部材としての雄ネジを上記雌ネジ部に締結したとき、上記雌ネジ部と上記座面部とが電気的に接続されるよう構成されていることが好ましい(請求項31)。
この場合には、容易かつ確実に上記パワーモジュールを上記支持体に固定することができると共に、容易かつ確実に上記電気接続部を接続することができる。
なお、上記雄ネジとしては、例えば金属材料からなるボルトを用いることができ、上記雌ネジ部は、例えば、金属材料からなるナットを上記パワーモジュールに固定することによって構成することができる。
また、上記パワーモジュールは上記スイッチング素子の電極端子と電気的に接続された雄ネジ部を有し、上記支持体は上記導電部材と電気的に接続された座面部を有し、上記固定部材としての雌ネジを上記雄ネジ部に締結したとき、上記雄ネジ部と上記座面部とが電気的に接続されるよう構成されていることが好ましい(請求項32)。
この場合にも、容易かつ確実に上記パワーモジュールを上記支持体に固定することができると共に、容易かつ確実に上記電気接続部を接続することができる。
なお、上記雄ネジ部は、例えば、金属材料からなるボルトを上記パワーモジュールに固定することによって構成することができ、上記雌ネジとしては、例えば金属材料からなるナットを用いることができる。
また、上記固定部材は、上記パワーモジュール及び上記支持体における互いの対向面に対して略垂直方向の締結力が作用するように、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定していることが好ましい(請求項33)。
この場合には、容易かつ確実に上記パワーモジュールを上記支持体に固定することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1〜図10を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1、図3、図4に示すごとく、パワーモジュール2と、該パワーモジュール2を支持する支持体3とを有する。パワーモジュール2は、スイッチング素子4と該スイッチング素子4を冷却する冷却媒体が流れる冷却器5とを備える。また、支持体3は、スイッチング素子4の電極端子41に接続され被制御電流の電流路となる導電部材6と、冷却器5へ供給する冷却媒体及び冷却器5から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路7とを備える。
上記パワーモジュール2は、少なくとも、冷却器5と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部11と、スイッチング素子4の電極端子41と導電部材6とが電気的に接続する電気接続部12とにおいて、上記支持体3と接続されている。
そして、図1、図2に示すごとく、冷却通路接続部11と電気接続部12とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されている。
また、冷却通路接続部11及び電気接続部12は、パワーモジュール2における同一面(取付面21)と、これに対向配置される支持体3における同一面(取付面31)との間に形成されている。
また、パワーモジュール2と支持体3とは、固定部材であるボルト13によって固定されている。そして、パワーモジュール2と支持体3とをボルト13によって互いに固定したときに、冷却通路接続部11及び電気接続部12が接続されるよう構成されている。
また、図3、図4に示すごとく、パワーモジュール2は、支持体3に対して複数個取付けられている。
図6に示すごとく、各パワーモジュール2は平板形状を有し、該パワーモジュール2における主面と直交する面に、冷却通路接続部11及び電気接続部12が形成されている。即ち、パワーモジュール2における主面と直交する面が上記取付面21となる。
そして、図4に示すごとく、一つの支持体2に対して、同様の形状、構造を有する複数のパワーモジュール2が、互いに平行に配列した状態で固定されている。
図2、図5に示すごとく、支持体3は、冷媒流通路7として、冷却器5へ供給する冷却媒体を流通させる冷媒供給路71と、冷却器5から排出される冷却媒体を流通させる冷媒排出路72とを有する。冷媒排出路72は、冷媒供給路71よりも上方に配されている。
また、冷媒流通路7は冷却通路接続部11を構成する接続開口部73を、支持体2の取付面21側に有する。
また、支持体3は、導電部材6として、電源(図示略)のP極に接続されるP極バスバー61と、電源のN極に接続されるN極バスバー62と、回転電機(図示略)に接続される出力バスバー63とを有する。また、P極バスバー61とN極バスバー62とは、互いに対向配置されている。
導電部材6(P極バスバー61、N極バスバー62、出力バスバー63)、及び冷媒流通路7(冷媒供給路71、冷媒排出路72)は、樹脂にてモールドされることにより、支持体3の内部に埋設されている。各導電部材6の一部は、支持体3における取付面31側に座面部64として露出していると共に、取付面31とは反対側に端子部65として突出している。
また、座面部64が形成された位置において、支持体3を貫通するボルト挿通孔66が形成されている。また、P極バスバー61及びN極バスバー62には、ボルト挿通孔66をがその内側を通るように、開口部67が形成されている。
また、図1、図2、図7に示すごとく、パワーモジュール2は、スイッチング素子4と、該スイッチング素子4を冷却する冷却器5と、スイッチング素子4のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサ22とを内蔵してなる。また、パワーモジュール2は、スイッチング素子4を駆動制御する制御回路やスイッチング素子4を保護する保護回路を内蔵することもできる。
冷却器5は、図7に示すごとく、スイッチング素子4を両主面に密着配置されている。そして、スイッチング素子4の両主面に密着配置される冷却器5は、図9に示すごとく一体化されており、冷却媒体を導入する冷媒入口51と、冷却媒体を排出する冷媒出口52とを共有する。また、図10に示すごとく、冷却器5は、冷媒入口51に連続する部分と、冷媒出口52に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部531と出口側ヘッダ部532とを有する。入口側ヘッダ部531と出口側ヘッダ部532との間における冷媒流路には、フィン54が設けられている。そして、このフィン54が設けられた部分が、スイッチング素子4との熱交換を行う熱交換部540となる。
また、冷媒出口52は冷媒入口51よりも上方に配置されている。冷媒入口51から導入された冷却媒体wは、入口側ヘッダ部531からフィン54の間をフィン54に沿って上方へ通過して出口側ヘッダ部532へ達し、冷媒出口52から排出される。このように、冷媒流路は略U字状となる。
また、図2、図6に示すごとく、冷媒入口51及び冷媒出口52には、それぞれパワーモジュール2の取付面21から突出した突出開口部23が設けてある。突出開口部23の外周面には、弾性シール部材231としてのOリングが配設されている。
これにより、図1に示すごとく、突出開口部23を冷媒流通路7の接続開口部73に嵌合したとき、弾性シール部材231によって冷却通路接続部11が密封される。
また、図8に示すごとく、スイッチング素子4は、2個のIGBT42と2個のフライホイールダイオード43とを内蔵してなる。スイッチング素子4は、4本の電極端子41を有し、図1、図2に示すごとく、そのうちの2本がコンデンサ22と接続され、他の2本は互いに短絡させてある。コンデンサ22と接続された2本の電極端子41は、それぞれ個別に、パワーモジュール2の取付面21に露出した電極パッド431、432に電気的に接続されている。また、互いに短絡させた2本の電極端子41は、パワーモジュール2の取付面21に露出した共通の電極パッド433に電気的に接続されている。
また、各電極パッド431、432、433には貫通孔が形成されていると共に、その後方位置には、各電極パッド431、432、433に電気的に接続されたナット24が埋設されている。
なお、スイッチング素子4は、図4に示す制御回路基板15と接続する制御端子44を有し、該制御端子44の先端部はパワーモジュール2における取付面31とは異なる端面から露出している。
このように、パワーモジュール2の取付面21には、スイッチング素子4と電気的に接続された3個の電極パッド431、432、433と、冷却器5に連通する2個の突出開口部23が配設されている。そして、支持体3の取付面31のうち一つのパワーモジュール2の取付面21に対向する位置には、3個の導電部材6の座面部64と2個の冷媒流通路7の接続開口部73が形成されている。
図1に示すごとく、パワーモジュール2を支持体3に固定するに当っては、ボルト13を、支持体3のボルト挿通孔66に挿通して、パワーモジュール2に固定されたナット24に螺合させねじ込む。このとき、3個の電極パッド431、432、433が、それぞれ3個の座面部64に電気的に接続され、2個の突出開口部23がそれぞれ2個の接続開口部73に接続される。これにより、3個の電気接続部12及び2個の冷却通路接続部11が形成される。
具体的には、P極バスバー61の座面部64と電極パッド431とが電気的に接続される。また、N極バスバー62の座面部64と電極パッド432とが電気的に接続される。更に、出力バスバー63の座面部64と電極パッド433とが接触して電気的に接続される。また、冷媒供給路71の接続開口部73に冷却器5の冷媒入口51の突出開口部23が嵌合し、冷媒排出路72の接続開口部73に冷却器5の冷媒出口52の突出開口部23が嵌合する。
このように、パワーモジュール2と支持体3との間における全ての冷却通路接続部11及び全ての電気接続部12は、これらのいずれか一つを着脱するときに、他の全ての接続部も着脱されるよう構成されている。
また、パワーモジュール2と支持体3との間における全ての冷却通路接続部11及び全ての電気接続部12は、パワーモジュール2における同一面(取付面21)と、これに対向配置される支持体3における同一面(取付面31)との間に形成される。
また、パワーモジュール2と支持体3とをボルト13によって互いに固定したときに、パワーモジュール2と支持体3との間における全ての冷却通路接続部11及び全ての電気接続部12が接続される。
また、固定部材13は、電気接続部12の一部を構成し、その導通手段としても機能する。即ち、金属材料からなるボルト13も導電部材6とスイッチングモジュール4の電極端子41との間の電流路となり、導通手段として機能する。
また、図1に示すごとく、冷却通路接続部11と電気接続部12との間には、パワーモジュール2と支持体3との互いの対向面(取付面21、31)に密着して、冷却通路接続部11側の領域と電気接続部12側の領域とを液密的に分離する密封部材14が設けてある。この密封部材14は、パワーモジュール2と支持体3との組付前の状態において、例えば、図2に示すごとく、支持体3の取付面31における所定の位置に配設しておくことができる。
また、図4に示すごとく、電力変換装置1は、支持体3に複数のパワーモジュール2、その他の構成部品を取付けた状態で、カバー部材16等によって覆われる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1は、上記冷却通路接続部11と上記電気接続部12とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されている。即ち、例えば、上記パワーモジュール2を交換する際に、冷却通路接続部11と電気接続部12とにおける着脱を個別に行う必要がなく、両者を一度に着脱することができる。
そのため、上記支持体3に対する上記パワーモジュール2の着脱を容易に行うことができる。その結果、上記パワーモジュール2の組付けや交換を容易に行うことができる。
また、上記電力変換装置1においては、冷却通路接続部11及び電気接続部12が、パワーモジュール2における同一面(取付面21)と、これに対向配置される支持体3における同一面(取付面31)との間に形成されている。これにより、例えば、取付面21、31に直交する方向に支持体3とパワーモジュール2とを相対移動させることにより、冷却通路接続部11及び電気接続部12を一度に着脱することが可能となる。
また、上記電力変換装置1は、パワーモジュール2と支持体3とをボルト13によって互いに固定したときに、冷却通路接続部11及び電気接続部12が接続されるよう構成されている。即ち、支持体3へのパワーモジュール2の固定を行うことによって、冷却通路接続部11及び電気接続部12の接続をも一度に行うことができる。また、ボルト13を外すことによって、冷却通路接続部11及び電気接続部12における接続解除を一度に行うことができる。
また、固定部材としてのボルト13は、電気接続部12における導通手段としても機能する。即ち、ボルト13を、支持体3に対するパワーモジュール2の固定手段の他に上記導通手段としても用いることができる。そのため、これとは別個にスイッチング素子4と導電部材6とを電気的に接続するための部材を用いる必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
また、パワーモジュール2は、支持体3に対して複数個取付けられている。これにより、電力変換装置1を構成する複数のスイッチング素子4等を複数個のパワーモジュール2に分けて配設することができるため、一部のスイッチング素子4等が故障した際に、その故障したスイッチング素子4等を備えたパワーモジュール2のみを交換すればよい。それ故、部品交換によるコストを低減することができると共に、パワーモジュール2の着脱作業性も向上させることができる。
また、パワーモジュール2は平板形状を有し、該パワーモジュール2における主面と直交する面に、冷却通路接続部11及び電気接続部12が形成されている。これにより、支持体3における取付面31に対し、パワーモジュール2の主面を略直交させた状態で組付けることができる。そのため、パワーモジュール2の着脱を一層容易に行うことができる。
また、冷却通路接続部11は、冷却器5側に設けた突出開口部23と、冷媒流通路7に設けた接続開口部73とを、互いに嵌合することによって構成されている。そのため、冷却通路接続部11を容易かつ確実に接続することができる。
また、冷却通路接続部11は、弾性シール部材231によって密封されているため、冷却通路接続部11からの冷却媒体の漏れを効果的に防ぐことができる。そして、特に、冷却媒体が水などの場合、冷却媒体の漏洩防止は、電気接続部12におけるショート等の原因を防ぐことに寄与することとなる。それ故、冷却通路接続部11と電気接続部12とを、パワーモジュール2と支持体3との同一の対向面に形成した本例の構成においては、特に弾性シール部材231による密封が重要となる。
また、冷却通路接続部11と電気接続部12との間には、上記密封部材14が設けてある。これにより、仮に冷却通路接続部11から液体の冷却媒体が漏れても、冷却媒体が電気接続部12にまで達しないようにすることができる。これにより、電気接続部12におけるショート等の不具合を効果的に防ぐことができる。
また、冷媒排出路72は冷媒供給路71よりも上方に配置されている。これに伴い、冷却器5は、冷媒出口52が冷媒入口51よりも上方に配置している。これにより、冷媒入口から冷却器5に空気が混入しても、その空気を冷却媒体の流れに沿って、容易に冷媒出口52から冷媒排出路72へ排出することができる。その結果、冷却器5によるスイッチング素子4の冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、導電部材6及び冷媒流通路7は、支持体3の内部に埋設されているため、導電部材6及び冷媒流通路7を支持体3に安定して保持させることができる。
また、複数の導電部材6の中の、P極バスバー61とN極バスバー62とは、互いに対向配置されているため、P極バスバー61およびN極バスバー62におけるインピーダンスを低減することができる。その結果、P極バスバー61およびN極バスバー62に高周波電流が流れても、大きなサージ電圧が発生することを効果的に抑制することができる。
また、パワーモジュール2は、スイッチング素子4を駆動制御する制御回路やスイッチング素子4を保護する保護回路を内蔵することにより、各制御回路や各保護回路に故障が生じても、当該制御回路等を含むパワーモジュール2のみを交換することができ、修理コストを低減することができると共に、交換時の作業性を向上させることができる。
また、パワーモジュール2はコンデンサ22を内蔵するため、各スイッチング素子4に対応する各コンデンサ22に故障が生じても、当該コンデンサ22を含むパワーモジュール2のみを交換することができ、修理コストを低減することができると共に、交換時の作業性を向上させることができる。
また、冷却器5は、スイッチング素子4の両主面に密着配置されているため、スイッチング素子4を両主面から冷却することができ、その冷却を効率的に行うことができる。
また、冷却器5は、略U字状の冷媒流路を有するため、冷却器5における冷却媒体の出入口(冷媒入口51及び冷媒出口52)をパワーモジュール2の同一の面(取付面21)に配置しやすくなる。
また、冷却器5は、内部の冷媒流路にフィン54を設けてなるため、フィン54を通じて、冷却媒体との熱交換を行いやすくなり、スイッチング素子4の冷却をより効率的に行うことができる。また、フィン54を設けることにより、冷却媒体を冷媒流路の全体に均等に流しやすくなる。
また、冷却器5は、入口側ヘッダ部531と出口側ヘッダ部532とを有し、入口側ヘッダ部531と出口側ヘッダ部532との間に、フィン54を設けた熱交換部540が形成されている。これにより、冷却器5内の冷媒流路において、冷却媒体の圧力損失を小さくしつつ、冷媒流路の全体に冷却媒体を行き渡らせることができる。その結果、スイッチング素子4の冷却効率を向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、パワーモジュールの着脱を容易に行うことができる電力変換装置を提供することができる。
また、上記実施例1においては、スイッチング素子4の両主面に配置する冷却器5を一体型としたもの(図9)を示したが、スイッチング素子4の両主面に、独立した冷却器をそれぞれ配置することもできる。この場合には、それぞれの冷却器ごとに冷媒入口および冷媒出口を形成する必要がある。
(実施例2)
本例は、図11、図12に示すごとく、パワーモジュール2に、スイッチング素子4の電極端子41と電気的に接続された雄ネジ部を設けた例である。雄ネジ部は、図12に示すごとく、金属材料からなるボルト130をパワーモジュール2の取付面21から垂直に突出させた状態で固定したものによって構成することができる。
そして、図11に示すごとく、ボルト130をボルト挿通孔66に挿通させながら支持体3にパワーモジュール2を組付ける。そして、固定部材としての雌ネジであるナット240を、ボルト130に締結する。このとき、ボルト130と座面部64とが電気的に接続される。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、容易かつ確実にパワーモジュール2を支持体3に固定することができると共に、容易かつ確実に電気接続部11を接続することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図13、図14に示すごとく、冷却器5における突出開口部23の外周面に設けた弾性シール部材231として、外周面に突出した複数のシール片232を設けた筒状部材を用いた例である。
本例の場合、図13に示すごとく、突出開口部23に上記弾性シール部材231を装着した状態で、弾性シール部材231を支持体3における冷媒流通路7の接続開口部73に嵌入する。このとき、弾性シール部材231の複数のシール片232が、突出開口部23の内壁面に当接する。これにより、突出開口部23と接続開口部73との間がシールされる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却通路接続部11からの冷却媒体の漏れをより効果的に防ぐことができる。即ち、例えば、仮に冷媒流通路7に最も近い側の1番目のシール片232から冷却媒体が漏れても、1番目のシール片232と2番目のシール片232との間に冷却媒体を留めておくことができる。そして、冷却媒体が全てのシール片232を通り抜けて漏れる可能性を極めて小さくすることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図15、図16に示すごとく、冷却通路接続部11が、一つの冷媒流通路7と複数の冷却器5とを接続する冷媒分岐手段17を有する例である。
冷媒分岐手段17は、一方の側面に突出開口部171を一つ設け、他方の側面に筒状開口部172を3個設けている。突出開口部171は、外周面に弾性シール部材173を設けてなる。そして、冷媒分岐手段17における突出開口部171を冷媒流通路7の接続開口部73に嵌入し、冷媒分岐手段17における筒状開口部172に3個のパワーモジュール2の冷却器5にそれぞれ設けた突出開口部23を嵌入する。
このようにして、冷媒供給路71と冷却器5の冷媒入口51との間に形成される冷却接続部12と、冷媒排出路72と冷却器5の冷媒出口52との間に形成される冷却接続部12とを、冷媒分岐手段17によって構成する。
これにより、冷媒供給路71から冷媒分岐手段17に流入した冷却媒体は、3つの筒状開口部172から分岐して、3個の冷却器5に導入される。そして、各冷却器5を循環してきた冷却媒体は、冷却器5の冷媒出口52から冷媒分岐手段17において合流し、冷媒排出路72に流出する。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、複数のパワーモジュール2を一度に着脱することが容易となる。
即ち、冷媒分岐手段17における突出開口部171と冷媒流通路7の接続開口部73とを着脱すれば、3個のパワーモジュール2を一度に支持体3との間で着脱することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、本例においては、一つの冷媒流通路7と3個の冷却器5とを接続する冷媒分岐手段17を用いたが、冷媒分岐手段17に接続する冷却器5の数は、3個に限らず、2個或いは4個以上とすることもできる。
(実施例5)
本例は、図17、図18に示すごとく、冷却通路接続部11側の領域と電気接続部12側の領域とを水密的に分離する密封部材14を、パワーモジュール2の取付面21における突出開口部23の周囲に設けた例である。
実施例1と同様に、冷却器5の冷媒入口51或いは冷媒出口52に設けた突出開口部23の外周面には、弾性シール部材231が設けてある。そして、該弾性シール部材231によって、冷媒流通路7の接続開口部73と突出開口部23との間を密封している。
そして更に、突出開口部23を囲むようにして、突出開口部23の周囲におけるパワーモジュール2の取付面21に、環状の密封部材14を設けている。密封部材14は、パワーモジュール2の取付面21に固定されたシールリング141と、該シールリング141の先端面に取付けられ、接続開口部73の周囲において支持体3の取付面31に密着する弾性部材142とからなる。例えば、シールリング141は樹脂からなり、弾性部材142はゴムからなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却通路接続部11の周囲において2重に冷却媒体のシールを行う形となるため、冷却媒体が電気接続部12へ漏洩することをより確実に防ぐことができる。
また、密封部材14を冷却通路接続部11の周囲のみを囲うように設けるため、より確実な密封を行うことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図19に示すごとく、電気接続部12を冷却通路接続部11よりも上方に配置した例である。
即ち、実施例1(図1、図2)に示すものに対して、パワーモジュール2を上下逆向きに配置するように構成している。その結果、パワーモジュール2における電極パッド431、432、433が、冷却器5の冷媒出入口である突出開口部23よりも上方に配置される。
また、これに合わせて、支持体3は、導電部材6の座面部64が冷媒流通路7の接続開口部73よりも上方に配置されるようにする。即ち、支持体3の向きも、実施例1(図1、図2)に示すものと上下逆の向きとなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、仮に冷却通路接続部11から液体の冷却媒体が漏れても、冷却媒体は下方に流下するため、冷却通路接続部11よりも上方に配置されている電気接続部12に達することがない。その結果、電気接続部12におけるショート等の不具合を効果的に防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図20に示すごとく、冷却通路接続部11と電気接続部12とが、パワーモジュール2における互いに平行かつ同一方向に面した2つの取付面211、212と、これに対向配置される支持体3における互いに平行かつ同一方向に面した2つの取付面311、312との間に形成されている例である。
パワーモジュール2における取付面211と取付面212との間には段差があり、取付面211よりも取付面212の方が前方へ突出している。そして、取付面211に2個の突出開口部23が設けられ、取付面212に3個の電極パッド431、432、433が設けられている。
支持体3における取付面311と取付面312との間にも段差があり、取付面311よりも取付面312の方が後方へ後退している。そして、取付面311に2個の冷媒流通路7の接続開口部73が設けられ、取付面312に3個の導電部材6の座面部64が設けられている。
これにより、支持体3にパワーモジュール2を組付けたとき、パワーモジュール2の取付面211、212が、それぞれ、支持体3の取付面311、312に対向配置される。そして、取付面211と取付面311との間に2個の冷却通路接続部11が形成され、取付面212と取付面312との間に3個の電気接続部12が形成される。
その他は、実施例1と同様である。
本例のように、支持体3における同一面とパワーモジュール2における同一面との間ではなくても、冷却通路接続部11及び電気接続部12を形成することが可能である。
また、この場合、仮に冷却通路接続部11から冷却媒体が漏れたとしても、段差部において冷却媒体が堰き止められ、電気接続部12にまで至り難いという利点もある。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、本例において、取付面211と取付面212との段差、及び取付面311と取付面312との段差は、逆の段差であってもよい。即ち、取付面211、312の方が突出した状態とすることもできる。
また、上述した実施例1〜7以外にも、例えば、冷却通路接続部における冷媒流路を連結する冷媒流路連結手段として機能する固定部材を用いることもできる。この場合、例えば、電気接続部にはバネ端子等を用いることができる。
実施例1における、電力変換装置の断面説明図。 実施例1における、支持体とパワーモジュールの断面説明図。 実施例1における、電力変換装置の概念図。 実施例1における、電力変換装置の分解斜視図。 実施例1における、支持体の斜視説明図。 実施例1における、パワーモジュールの斜視図。 実施例1における、パワーモジュールの断面説明図。 実施例1における、スイッチング素子の正面図。 実施例1における、冷却器の斜視図。 実施例1における、冷却器の説明図。 実施例2における、電力変換装置の断面説明図。 実施例2における、支持体とパワーモジュールの断面説明図。 実施例3における、冷却通路接続部の断面説明図。 実施例3における、弾性シール部材の斜視図。 実施例4における、冷却通路接続部の斜視説明図。 実施例4における、冷却通路接続部の断面説明図。 実施例5における、冷却通路接続部及び電気接続部の断面説明図。 図17のA−A線矢視断面説明図。 実施例6における、パワーモジュールの斜視図。 実施例7における、電力変換装置の説明図。
符号の説明
1 電力変換装置
11 冷却通路接続部
12 電気接続部
2 パワーモジュール
21 取付面
3 支持体
31 取付面
4 スイッチング素子
41 電極端子
5 冷却器
6 導電部材
7 冷媒流通路

Claims (33)

  1. スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
    該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
    上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
    上記冷却通路接続部と上記電気接続部とのいずれか一方を着脱するときに、他方も着脱されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
    該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
    上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
    上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2において、上記固定部材は、上記電気接続部における導通手段として、若しくは、上記冷却通路接続部における冷媒流路連通手段としても機能することを特徴とする電力変換装置。
  4. スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器とを備えるパワーモジュールと、
    該パワーモジュールを支持すると共に、上記スイッチング素子の電極端子に接続され被制御電流の電流路となる導電部材と、上記冷却器へ供給する冷却媒体及び上記冷却器から排出される冷却媒体をそれぞれ流通させる冷媒流通路とを備える支持体とを有し、
    上記パワーモジュールは、少なくとも、上記冷却器と上記冷媒流通路とが接続する冷却通路接続部と、上記スイッチング素子の上記電極端子と上記導電部材とが電気的に接続する電気接続部とにおいて、上記支持体と接続され、
    上記冷却通路接続部及び上記電気接続部は、上記パワーモジュールにおける同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面と、これに対向配置される上記支持体における同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面との間に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記支持体に対して複数個取付けられていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記パワーモジュールは平板形状を有し、該パワーモジュールにおける主面と直交する面に、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記冷却通路接続部は、弾性シール部材によって密封されていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記冷却通路接続部は、上記冷却器側と上記冷媒流通路側とのいずれか一方に設けた突出開口部と他方に設けた開口部とを、互いに嵌合することによって構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項8において、上記突出開口部の外周面に、弾性シール部材を設けてあることを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項7又は9において、上記弾性シール部材はOリングであることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項9において、上記弾性シール部材は、外周面と内周面との少なくとも一方に突出した複数のシール片を設けた筒状部材であることを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、上記冷却通路接続部は、一つの上記冷媒流通路と複数の上記冷却器とを接続する冷媒分岐手段を有することを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記冷却通路接続部と上記電気接続部との間には、上記パワーモジュールと上記支持体との互いの対向面に密着して、上記冷却通路接続部側の領域と上記電気接続部側の領域とを液密的に分離する密封部材が設けてあることを特徴とする電力変換装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項において、上記電気接続部は、上記冷却通路接続部よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項において、上記支持体は、上記冷媒流通路として、上記冷却器へ供給する冷却媒体を流通させる冷媒供給路と、上記冷却器から排出される冷却媒体を流通させる冷媒排出路とを有し、該冷媒排出路は上記冷媒供給路よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項において、上記導電部材及び上記冷媒流通路は、上記支持体の内部に埋設されていることを特徴とする電力変換装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項において、上記支持体は、上記導電部材及び上記冷媒流通路を樹脂材料でモールドしてなることを特徴とする電力変換装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項において、上記導電部材は複数配設されていると共に、該複数の導電部材の中の一部が電源のP極に接続されるP極バスバーであり、他の一部が電源のN極に接続されるN極バスバーであり、上記P極バスバーと上記N極バスバーとは、互いに対向配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子を駆動制御する制御回路を内蔵することを特徴とする電力変換装置。
  20. 請求項1〜19のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサを内蔵することを特徴とする電力変換装置。
  21. 請求項1〜20のいずれか一項において、上記冷却器は、上記スイッチング素子の両主面に密着配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項において、上記冷却器は、略U字状の冷媒流路を有することを特徴とする電力変換装置。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項において、上記冷却器は、内部の冷媒流路にフィンを設けてなることを特徴とする電力変換装置。
  24. 請求項23において、上記冷却器は、上記冷媒流通路から冷却媒体を導入する冷媒入口に連続する部分と、上記冷媒流通路へ冷却媒体を排出する冷媒出口に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部と出口側ヘッダ部とを有し、上記入口側ヘッダ部と上記出口側ヘッダ部との間には、上記フィンを設けた熱交換部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  25. 請求項1〜24のいずれか一項において、上記冷却器は、上記冷媒流通路から冷却媒体を導入する冷媒入口と、上記冷媒流通路へ冷却媒体を排出する冷媒出口とを有し、該冷媒出口が上記冷媒入口よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  26. 請求項1において、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部は、これらのいずれか一つを着脱するときに、他の全ての接続部も着脱されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  27. 請求項4において、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部は、上記パワーモジュールにおける同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面と、これに対向配置される上記支持体における同一面又は互いに平行かつ同一方向に面した複数の面との間に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  28. 請求項2において、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記パワーモジュールと上記支持体との間における全ての上記冷却通路接続部及び全ての上記電気接続部が接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  29. 請求項1、4、26、27のいずれか一項において、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定部材によって互いに固定したときに、上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  30. 請求項2、3、又は29において、上記固定部材は、上記パワーモジュール及び上記支持体における上記冷却通路接続部及び上記電気接続部が形成された面に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  31. 請求項3において、上記パワーモジュールは上記スイッチング素子の電極端子と電気的に接続された雌ネジ部を有し、上記支持体は上記導電部材と電気的に接続された座面部を有し、上記固定部材としての雄ネジを上記雌ネジ部に締結したとき、上記雌ネジ部と上記座面部とが電気的に接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  32. 請求項3において、上記パワーモジュールは上記スイッチング素子の電極端子と電気的に接続された雄ネジ部を有し、上記支持体は上記導電部材と電気的に接続された座面部を有し、上記固定部材としての雌ネジを上記雄ネジ部に締結したとき、上記雄ネジ部と上記座面部とが電気的に接続されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  33. 請求項2、3、28〜32のいずれか一項において、上記固定部材は、上記パワーモジュール及び上記支持体における互いの対向面に対して略垂直方向の締結力が作用するように、上記パワーモジュールと上記支持体とを固定していることを特徴とする電力変換装置。
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