JP2008250825A - ログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラム - Google Patents

ログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切なレスポンス時間を維持することができる利用環境を効率的に実現するためのログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラムを提供する。
【解決手段】テスト管理サーバ20の制御部21は、予定日及び実績日の日別負荷評価値を算出し、その負荷比を算出する。そして、実績日のログイン許容数に対して負荷比を乗算して初期許容数を算出し、ログイン許容数データ記憶部26に記録する。そして、ログイン要求を受けた場合、制御部21はログイン数とログイン許容数とを比較する。ログイン数がログイン許容数に達した場合、制御部21はレスポンス時間の目標値を取得する。そして、仮想ユーザ211を起動してレスポンス時間を測定する。制御部21は、目標値と測定したレスポンス時間との差分に基づいて、ログイン許容数データ記憶部26に記録されたログイン許容数を加減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者のログインを許可するログイン管理システム、方法及びプログラムに関する。
複数の利用者からのアクセスを受け付けてサービスを提供するコンピュータシステムにおいては、このシステムの負荷を考慮してアクセス制限を設け、一定の利用者数に達するとアクセスを制限する場合がある。しかし、システムの負荷は、利用者の利用状況によって異なるため、上述のアクセス制限を行なった場合にも、コンピュータシステムのリソースが空き状態になっていることがある。一方、負荷がかかるアプリケーションが存在する場合には、一定の利用者数に達する前に過負荷となる可能性もある。このように、一定の利用者数によるアクセス制限では効率的なリソース利用を図ることができない。そこで、コンピュータシステムにおける過負荷を予測し、事前に利用制限を行なうためのアクセス制限装置が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献記載のアクセス制御装置は、アプリケーション監視部、アクセス制御部を備え、今後どの程度コンピュータに負荷がかかるかを計算し、ある閾値を超えた場合、コンピュータシステムへのアクセスを制限する。
また、最近では、遠隔地においても、ネットワークを利用して、講義を受講したり、テストを受験したりすることができるe−ラーニングを利用する場合がある(例えば、特許文献2を参照。)。このようなe−ラーニングサービスを提供する場合、複数の科目を準備していることが多い。そして、利用者はサービス提供サーバにアクセスした後、利用可能な科目を列挙したメニュー画面から所望の科目を選択して受講や受験することができる。
特開2006−171823号公報(第1頁) 特開2006−30364号公報(第1頁、図6)
このように、限られた期間内に複数の利用者が複数のサービスを利用するような状況下では、サービス提供サーバの負荷が、利用日によって異なる。例えば、e−ラーニングサービスを利用して受験する場合には、通常、その試験内容によってサーバの負荷が異なる。また、試験科目によって受験者数が異なる。さらに、試験科目によって受験可能期間が異なる場合、日によって受験者数が変動することがあり、特に、各科目の受験可能期間の開始日や最終日には、受験者数が増大する可能性がある。
また、一人の利用者が複数の試験科目について受験できる場合、ログイン後にどの科目を受験するかを予測することができない。
従って、サービス提供サーバへのログインを制御することは可能であっても、ログインした利用者におけるシステム負荷の予測が困難である。
一方で、システム負荷が大きくなり、レスポンスが遅くなったのでは、利用者に対して利便性の高いサービスを提供することができない。
しかし、特許文献1に記載の技術では、利用者が利用しているアプリケーションのアクション毎に対して重み付けを算出する必要がある。特に、e−ラーニングのように、サービス提供サーバにログイン後に利用者が選択できる科目が複数存在する場合には、負荷の予測が困難である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、適切なレスポンス時間を維持することができる利用環境を効率的に実現するためのログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムであって、前記制御手段が、ログイン数を取得する手段と、前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する手段と、前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する手段と、前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のログイン管理システムにおいて、前記許可情報記憶手段には、ログイン許容数の初期値として、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数を記録することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のログイン管理システムにおいて、前記制御手段が、ログイン制御を行なった実績日における前記サービス提供手段の実績負荷と、ログインの制御を行なう予定日における前記サービス提供手段の予測負荷との比較値を算出し、前記許可情報記憶手段には、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数と前記比較値に基づいて算出したログイン許容数を記録することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のログイン管理システムにおいて、前記ログイン許容数の変更は、前記差分に対して所定の係数を乗算した値を用いて行なうことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のログイン管理システムにおいて、前記ログイン許容数の変更は、前記差分に対して、ログイン数に応じた係数を乗算した値を用いて行なうことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のログイン管理システムにおいて、前記制御手段は、前記サービス提供手段のシステム負荷情報を取得する手段を更に備え、前記システム負荷情報に基づいてログイン許容数を更に変更することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムを用いてログインを管理する方法であって、前記制御手段が、ログイン数を取得する段階と、前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する段階と、前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する段階と、前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する段階とを実行することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許
容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムを用いてログインを管理するプログラムであって、前記制御手段を、ログイン数を取得する手段と、前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する手段と、前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する手段と、前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1、7又は8に記載の発明によれば、ログイン数を取得し、このログイン数が許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する。そして、レスポンス時間と目標値との差分を算出し、この差分に応じて、許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する。これにより、レスポンス時間を測定するための仮想ユーザによって生じるシステム負荷を軽減しながら、適切なレスポンス時間を維持するためのログイン制御を行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、ログイン許容数の初期値として、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数を記録する。これにより、過去の実績を利用することによりログイン許容数の初期値を設定し、ログイン制御を行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段が、ログイン制御を行なった実績日におけるサービス提供手段の実績負荷と、ログインの制御を行なう予定日におけるサービス提供手段の予測負荷との比較値を算出する。そして、許可情報記憶手段には、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数と比較値に基づいて算出したログイン許容数を記録する。これにより、実績があるログイン許容数に対して、そのときのシステム負荷を考慮しながら、的確なログイン許容数の初期値を設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ログイン許容数の変更は、差分に対して所定の係数を乗算した値を用いて行なう。これにより、許容し得るレスポンス時間を維持できるようにフィードバックを行ないながらログイン制御を行なうことができる。
請求項5に記載の発明によれば、ログイン許容数の変更は、差分に対して、ログイン数に応じた係数を乗算した値を用いて行なう。これにより、フィードバックの大きさをログイン数に応じて変更することにより、最適なログイン許容数への収束を早めながら、ログイン制御を行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、制御手段は、サービス提供手段のシステム負荷情報を取得する手段を更に備え、システム負荷情報に基づいてログイン許容数を更に変更することを要旨とする。これにより、レスポンス時間には表れない問題がある場合にも、ログイン制御によりシステム負荷の軽減を図ることができる。
本発明によれば、適切なレスポンス時間を維持することができる利用環境を効率的に実現するためのログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラムを提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図12に従って説明する。本実施形態では
、利用者に対してe−ラーニングサービスを提供する場合に用いるログイン管理システム、ログイン管理方法及びログイン管理プログラムとして説明する。このe−ラーニングサービスでは、サービス提供サイトにログインした利用者が各種試験を受けることができる。ここでは、図1に示すように、テスト管理サーバ20がログイン管理システムとして機能する。このテスト管理サーバ20は、ネットワークを介してユーザ端末10に接続される。
このユーザ端末10は、試験を受ける利用者(受験者)が用いるコンピュータ端末であり、各利用者がテスト管理サーバ20にアクセスする場合に用いられる。ユーザ端末10は、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このため、このユーザ端末10は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、ポインティングデバイス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、通信手段等を備える。
テスト管理サーバ20は、ユーザ端末10との間でデータの送受信を行なうとともに、各種データ処理を行なうコンピュータシステムである。
テスト管理サーバ20の制御部21は、CPU、RAM、ROM等からなる制御手段によって実現される。そして、この制御部21は、後述する処理(ログイン数取得段階、レスポンス時間取得段階、差分算出段階、許容数変更段階の各処理等)を行なう。そのためのログイン管理プログラムを実行することにより、制御部は、図1に示すように、許容数算出手段21a、ログイン監視手段21b、テスト実行手段21c、仮想ユーザ211、リソース監視手段212として機能する。
許容数算出手段21aは、仮想ユーザ211やリソース監視手段212を利用することにより、ログインを許可するログイン許容数を算出する手段として機能する。
仮想ユーザ211は、レスポンス状況を把握するために仮想の受験者として試験を受けるモニタ手段として機能する。仮想ユーザ211は、後述するテスト実行手段21cに対してリクエスト(要求)を送信したり、テスト実行手段21cからのレスポンス(応答)を受信したりする機能を備える。そして、仮想ユーザ211は、試験実施中のレスポンス時間を測定する。
リソース監視手段212はシステム負荷情報を取得する手段として機能し、本実施形態では、後述するテスト実行手段21cの稼動によるCPUやメモリの使用率に関する情報を取得する。リソース監視手段212は、CPUやメモリの使用率に対して、ログイン許容数を変更(加減)するために用いる加減数に変換する関数(CPU使用率変換関数やメモリ使用率変換関数)に関するデータを保持している。
ログイン監視手段21bはログイン制御手段として機能し、ユーザ端末10を用いてアクセスしてきた利用者のユーザ認証を行なう手段として機能する。この場合には、ユーザ端末10からユーザIDとログインパスワードを取得し、後述する受験対象者データ記憶部27に記録されたユーザIDとログインパスワードとを照合する。更に、ログイン監視手段21bは、ログイン数がログイン許容数を超える場合にはログインの制限を行なう手段として機能する。また、ログインを許可する場合には、ログイン監視手段21bは、内部メモリに記憶したログイン数をインクリメントし、ユーザ端末10からログアウト要求を受信した場合には、ログイン数をデクリメントする。
テスト実行手段21cはサービス提供手段として機能し、ログインが許可された受験者が用いるユーザ端末10や仮想ユーザ211に対して試験問題を提供して、試験を実施する手段として機能する。
更に、このテスト管理サーバ20は、テストスケジュールデータ記憶部22、テスト属性データ記憶部23、基準値データ記憶部24、目標値データ記憶部25、ログイン許容数データ記憶部26、受験対象者データ記憶部27、試験問題データ記憶部28を備える。
テストスケジュールデータ記憶部22には、試験科目毎に試験の実施期間に関するスケジュールデータ220を記憶している。このスケジュールデータ220は、試験の実施計画を立てた場合に登録される。このスケジュールデータ220は、図2に示すように、試験科目識別子、開始日及び最終日に関するデータを含んで構成されている。
試験科目識別子データ領域には、各試験科目を個別に特定するための識別子に関するデータが記録される。
開始日、最終日データ領域には、この試験科目を受験することができる実施期間の始期および終期を特定するための日付に関するデータが記録される。
テスト属性データ記憶部23には、試験科目毎に試験の詳細に関するテスト属性データ230が記録される。このテスト属性データ230は、試験を実施した場合のシステム負荷を算出するために用いられ、各試験の内容を決定した場合に登録されて、内容が変更された場合に更新される。このテスト属性データ230は、図3に示すように、試験科目識別子、試験種別、問題数、難易度、受験対象者数、未受験者数に関するデータを含んで構成される。
試験科目識別子データ領域には、各試験科目を個別に特定するための識別子に関するデータが記録される。
試験種別データ領域には、この試験科目の種別に関するデータが記録される。本実施形態では、試験種別は、この試験科目の重要度を判断するためのパラメータとして用いられ、本実施形態では「必須試験」、「任意試験」、「資格試験」がある。
問題数データ領域には、この試験科目に含まれる問題の数に関するデータが記録されている。
難易度データ領域には、この試験科目の難しさ(難易度)に関するデータが記録されている。
受験対象者数データ領域には、この試験科目を受験する人数(又は受験することができる人数)に関するデータが記録される。
未受験者数データ領域には、受験対象者の中で、まだ受験していない人数に関するデータが記録される。
基準値データ記憶部24には、試験科目の特徴(スケジュールやテスト属性)を評価してシステム負荷を算出する場合に用いるパラメータに関する基準値データ240が記録される。この基準値データ240は、各テスト属性に応じて評価値を決定した場合に登録される。この基準値データ240には、図4に示すように、重要度評価テーブル241、集中度評価テーブル242、繁忙度評価テーブル243、思考時間評価テーブル244を含んで構成される。
重要度評価テーブル241では、試験種別に対して重要度評価値が対応付けられている。この重要度評価値は、利用者が受ける可能性が高い試験の順番に、高い値が付与されている。ここでは、「必須試験」、「資格試験」、「任意試験」の順番に高くなるように設定されている。
集中度評価テーブル242では、処理集中率に対して集中度評価値が対応付けられている。この処理集中率は、試験において受験者が考える時間(思考時間)とテスト管理サーバ20が処理する時間(処理時間)との比率を用いて算出する。そして、この処理集中率は、集中度評価値によって規格化される。
繁忙度評価テーブル243では、テストスケジュールにおける日付(特定日)に応じて受験状況を予測するための繁忙度評価値が対応付けられている。例えば、試験の開始日、最終日や最終週は受験希望者が多くなるため、この時期の繁忙度の値を高くして、システム負荷を高く評価するように設定されている。
思考時間評価テーブル244には、試験科目の難易度に対して、1問あたりの思考時間(単位思考時間)が対応付けられている。この場合、難易度が高くなると、考える時間が長くなるように設定されている。
目標値データ記憶部25には、図5に示すように、レスポンス時間として許容できる目標値及びゲインに関するデータが記録される。このレスポンス時間は、ユーザ端末10から要求を送信してから、ユーザ端末10において応答を取得するまでの待ち時間である。そして、目標値として、利用者が快適にサービスを利用できる待ち時間を想定して設定されている。また、ゲインは、レスポンス時間が目標値からずれている場合に、目標値との差分をログイン許容数にフィードバックさせる場合に用いる換算係数である。
ログイン許容数データ記憶部26は許可情報記憶手段として機能し、図6に示すように、ログインを許可する人数を特定するための許容数データ260が記録される。この許容数データ260は、許容数算出手段21aがログイン許容数を算出した場合に記録される。許容数データ260は、登録日時、ログイン許容数に関するデータを含んで構成される。
登録日時データ領域には、算出されたログイン許容数を登録した日時を特定するためのデータが記録される。
ログイン許容数データ領域には、ログインを許可する人数を特定するためのデータが記録される。そして、最新の登録日時のログイン許容数を用いて、ログイン監視手段21bは以降のログインの可否を判断する。
受験対象者データ記憶部27には、図7に示すように、このテスト管理サーバ20を用いて試験を受けることができる利用者についての受験対象者データ270が記録される。この受験対象者データ270は、受験対象者を決定した場合に登録され、受験した場合には受験履歴が更新される。この受験対象者データ270は、ユーザID、ログインパスワード、試験科目識別子、受験日に関するデータを含んで構成される。
ユーザIDデータ領域には、各利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ログインパスワードデータ領域には、本人を確認するためのパスワードに関するデータが記録される。本実施形態では、ユーザIDおよびログインパスワードを用いて本人認証が行なわれる。
試験科目識別子データ領域には、この利用者が受験可能な試験を特定するための識別子に関するデータが記録される。更に、この試験科目識別子毎に、受験日データ領域が設けられている。この受験日データ領域には、利用者が試験を受けた日付が記録される。
試験問題データ記憶部28には、利用者が受験する試験の問題に関するデータが記録さ
れる。この試験問題データは、試験問題を作成した場合に登録される。本実施形態では、この試験問題は対話型出題形式で構成されており、問題毎にユーザ端末10に対する質問の送信と、ユーザ端末10からの回答の受信とが繰り返されて試験を実施する。
次に、本実施形態におけるログイン管理について、図8〜図12に従って説明する。ここでは、ログイン許容数の初期値を算出する処理(図8〜図10)、e−ラーニングサービスの提供処理、利用状況監視処理(図11)の順番に説明する。
(ログイン許容数の初期値算出処理)
まず、ログイン許容数の初期値算出処理について、図8を用いて説明する。
ここでは、テスト管理サーバ20の制御部21は、予定日及び実績日の試験科目の特定処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、テストスケジュールデータ記憶部22から、計算対象日(予定日及び実績日)が開始日及び最終日によって特定される試験の実施期間に含まれるスケジュールデータ220を取得する。ここでは、「予定日」はログイン許容数を算出する日付を意味し、「実績日」は予定日のログイン許容数を算出するために利用する日付(本実施形態では「前日」)を意味する。そして、許容数算出手段21aは、このスケジュールデータ220を用いて計算対象日の試験科目を特定する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、試験科目毎の科目別平均負荷の算出処理を実行する(ステップS1−2)。ここでは、ステップS1−1において特定した試験科目について、順次、計算対象の試験科目の試験科目識別子を特定して、科目別平均負荷算出処理を実行する。この科目別平均負荷算出処理を、図9に従って説明する。
ここでは、まず、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象科目の問題数及び難易度の取得処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、テスト属性データ記憶部23の中から計算対象科目の試験科目識別子を含むテスト属性データ230を抽出し、問題数及び難易度を取得する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、思考時間(合計値)の算出処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、許容数算出手段21aは、計算対象科目のテスト属性データ230を用いて難易度を特定する。そして、許容数算出手段21aは、この難易度の対応する単位思考時間を、基準値データ記憶部24に記録された思考時間評価テーブル244から取得する。次に、許容数算出手段21aは、この単位思考時間に対して問題数を乗算して、この問題科目における思考時間の合計値を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、レスポンス時間の取得処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、目標値データ記憶部25に記録された目標値を用いる。なお、過去の実績に基づいて算出したレスポンス時間の統計値(例えば平均値)を用いることも可能である。この場合には、テスト管理サーバ20の実績データ記憶部(図示せず)に、測定したレスポンス時間の実績値を記憶させておく。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、回答処理時間の算出処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、ステップS2−3において取得したレスポンス時間に対して、この試験科目の問題数を乗算して回答処理時間を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、想定回答時間の算出処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、ステップS2−2において算出した思考時間と、ステップS2−4において算出した回答処理時間とを合
計して想定回答時間を算出する。
以下のステップでは、ログイン数の実績がない「予定日」についての処理と、ログイン数の実績がある「実績日」についての処理とが異なる(ステップS2−6)。予定日についての処理を行なう場合(ステップS2−6において「予定日」の場合)、テスト管理サーバ20の制御部21は、受験対象者数の取得処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、受験対象者データ記憶部27の中から、計算対象科目の試験科目識別子が記録された受験対象者データ270を抽出する。そして、この試験科目に対して受験日(受験実績)が記録されていない未受験者の受験対象者データ270の数を計数する。この結果、試験の実施期間の開始前は受験対象者全員の人数を取得し、試験の実施期間中はまだ受験者していない残り人数を取得することになる。そして、許容数算出手段21aは、この未受験者数を、この試験科目の試験科目識別子に関連付けて、テスト属性データ記憶部23のテスト属性データ230に記録する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、合計回答時間の算出処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、ステップS2−5において算出した想定回答時間に対して、ステップS2−7において算出した受験対象者数を乗算することにより合計回答時間を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、試験実施日数の算出処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、この試験科目に関するスケジュールデータ220をテストスケジュールデータ記憶部22から抽出し、この試験科目の最終日を特定する。そして、予定日を含めて最終日までの残り日数(試験実施日数)を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、科目別平均負荷の算出処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、合計回答時間を試験実施日数で除算することによって科目別平均負荷を算出する。そして、許容数算出手段21aは、算出した科目別平均負荷を、試験科目識別子、計算対象日を特定するデータと関連付けて、制御部21内のメモリに一時記録する。
一方、実績日(ここでは、前日)についての処理を行なう場合(ステップS2−6において「実績日」の場合)には、テスト管理サーバ20の制御部21は、受験者実績数の取得処理を実行する(ステップS2−11)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、受験対象者データ記憶部27の中から、計算対象科目の試験科目識別子を含む受験対象者データ270を抽出する。そして、この試験科目に対して実績日(本実施形態では前日の日付)が記録されている受験対象者データ270の数を計数する。この結果、実績日(前日)に受験した人数を取得することができる。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、科目別平均負荷の算出処理を実行する(ステップS2−12)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、ステップS2−5において算出した想定回答時間に対して、ステップS2−11において算出した受験者実績数を乗算することにより合計回答時間を算出する。実績日として1日分の合計回答時間を算出した場合には、この合計回答時間が科目別平均負荷として算出される。そして、許容数算出手段21aは、算出した科目別平均負荷を、試験科目識別子、計算対象日を特定するデータと関連付けて、制御部21内のメモリに一時記録する。
そして、図8に示すように、予定日及び実績日に試験が実施される試験科目毎に、科目別平均負荷の算出処理を繰り返す。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、予定日、実績日について日別負荷算出処
理を実行する(ステップS1−3)。この日別負荷算出処理を、図10に従って説明する。この日別負荷算出処理は、計算対象日(予定日、実績日)の試験科目毎に行なわれる。
ここでは、計算対象日の試験科目毎に、集中度評価値、重要度評価値、繁忙度評価値を取得する。
具体的には、テスト管理サーバ20の制御部21は、処理集中度の算出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日の試験科目の回答処理時間を回答時間で除算することにより処理集中度を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、集中度評価値の取得処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、算出した処理集中度に対応する集中度評価値を、基準値データ記憶部24に記録された集中度評価テーブル242から取得する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、重要度評価値の取得処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、テスト属性データ記憶部23の中から計算対象科目の試験科目識別子を含むテスト属性データ230を抽出し、試験種別を特定する。次に、許容数算出手段21aは、この試験種別に対応する重要度評価値を、基準値データ記憶部24に記録された重要度評価テーブル241から取得する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、繁忙度評価値の取得処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、テストスケジュールデータ記憶部22の中から計算対象科目の試験科目識別子を含むスケジュールデータ220を抽出する。そして、計算対象日とスケジュールデータ220の試験期間とを対比して、計算対象日に対応する繁忙度評価値を、基準値データ記憶部24に記録された繁忙度評価テーブル243から取得する。具体的には、計算対象日が特定日(例えば、開始日や最終日)と一致する場合や、計算対象日が特定期間(例えば最終週)に属する場合には、この特定日や特定期間に関連付けられた繁忙度評価値を取得する。
以上の処理を、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象日(予定日、実績日)の試験科目毎に繰り返す。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、集中度加重値の算出処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日に実施される各試験科目の集中度評価値を取得して乗算することにより、集中度加重値を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象日の重要度加重値の算出処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日に実施される各試験科目の重要度評価値を取得して乗算することにより、重要度加重値を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象日の繁忙度加重値の算出処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日に実施される各試験科目の繁忙度評価値を取得して乗算することにより、繁忙度加重値を算出する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象日の日別負荷評価値の算出処理を実行する(ステップS3−8)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日に実施される各試験科目の科目別平均負荷を取得して合計する。更に、科目別
平均負荷の合計に対して、集中度加重値、重要度加重値及び繁忙度加重値を乗算することにより、各計算対象日の日別負荷評価値を算出する。
以上の処理を、テスト管理サーバ20の制御部21は計算対象日(予定日、実績日)について繰り返す。
そして、図8に示すように、テスト管理サーバ20の制御部21は、初期許容数の算出処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、まず、制御部21の許容数算出手段21aは、実績日(ここでは、前日)のログイン許容数を取得する。ここでは、ログイン許容数データ記憶部26に記録された登録日時を用いて、実績日において最後に登録されたログイン許容数を抽出する。
次に、許容数算出手段21aは、予定日の日別負荷評価値(予測負荷)を、実績日の日別負荷評価値(実績負荷)で除算して負荷比(比較値)を算出する。そして、許容数算出手段21aは、実績日のログイン許容数に対して負荷比を乗算して初期許容数を算出する。次に、許容数算出手段21aは、算出日時(登録日時)とともに、この初期許容数(ログイン許容数)をログイン許容数データ記憶部26に記録する。以上により、ログイン許容数の初期値算出処理を終了する。
(e−ラーニングサービスの提供処理)
次に、e−ラーニングサービスの提供処理について説明する。
受験を希望する利用者は、ユーザ端末10を用いてテスト管理サーバ20にアクセスし、ログイン要求を送信する。この場合、テスト管理サーバ20の制御部21のログイン監視手段21bは、ログイン画面データをユーザ端末10に提供する。そして、ログイン監視手段21bは、ユーザ端末10から、ログイン画面において入力されたユーザID及びログインパスワードを取得する。
次に、制御部21のログイン監視手段21bは、取得したユーザID及びログインパスワードと、受験対象者データ記憶部27に記録されたユーザIDとログインパスワードとを照合する。ユーザ認証ができた場合、制御部21のログイン監視手段21bは、テスト実行手段21cに処理を引き継ぐ。そして、テスト実行手段21cは、受験対象者データ記憶部27に記録された未受験の試験科目を特定し、受験可能科目リスト画面データを生成し、ユーザ端末10に提供する。
そして、ユーザ端末10から受験可能科目リスト画面において選択された試験科目の試験科目識別子を含む試験の実施要求を取得した場合、制御部21のテスト実行手段21cは、選択された試験科目の問題を試験問題データ記憶部28から取得し、ユーザ端末10に提供して試験を実施する。
そして、所望の試験についての受験を終了した利用者は、テスト管理サーバ20からログアウトを行なう。
このように、利用者に対するe−ラーニングサービスを提供している時間において、テスト管理サーバ20の制御部21は、以下に説明する利用状況監視処理(図11)を実行する。
(利用状況監視処理)
この利用状況監視処理においては、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン数取得処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のログイン監視手段21bは、内部メモリに記憶したログイン数をインクリメントさせるとともに、このログイン数を取得する。
次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン数とログイン許容数との比較処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、ログイン監視手段21bは、ログイン許容数データ記憶部26に記録された最新のログイン許容数を取得する。そして、ログイン数がログイン許容数より少ない場合(ステップS4−3において「NO」の場合)には、ログイン監視手段21bは、そのまま、ログイン数の監視を継続する。
一方、ログイン数がログイン許容数に達した場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、テスト管理サーバ20の制御部21は、目標値取得処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21のログイン監視手段21bは、ログイン数がログイン許容数に達したことを許容数算出手段21aに通知する。そして、許容数算出手段21aは、目標値データ記憶部25からレスポンス時間の目標値を取得する。
更に、テスト管理サーバ20の制御部21は、ゲイン取得処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、許容数算出手段21aは、目標値データ記憶部25に記録されたゲインを取得する。
そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、仮想ユーザ211の起動処理を実行する(ステップS4−6)。この場合、起動された仮想ユーザ211は、試験期間中の任意の試験科目を選択し、テスト実行手段21cに対して受験者として試験の実施要求を行なう。
この場合、テスト管理サーバ20の制御部21は、レスポンス時間の測定処理を実行する(ステップS4−7)。具体的には、制御部21の仮想ユーザ211は、試験実施中のレスポンス時間を測定する。そして、レスポンス時間の測定を完了した場合、制御部21は仮想ユーザ211を停止する。
そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン許容数の変更処理を実行する(ステップS4−8)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、目標値から測定したレスポンス時間を差し引いた差分を算出し、この差分にゲインを乗算して、ログイン許容数に対する加減値を算出する。例えば、目標値に対してレスポンス時間が短い場合、図12(a)の時刻(t1,t3,t5)に示すように、目標値よりレスポンス時間が短い場合には、目標値からレスポンス時間を差し引いた差分は正数になる。そして、図12(b)のようにゲイン(正数)を乗算した値(正数)を、元のログイン許容数に加算する。
一方、時刻(t2,t4)に示すように、目標値よりレスポンス時間が長い場合には、目標値からレスポンス時間を差し引いた差分は負数になり、ゲインを乗算した値を元のログイン許容数から減算する。
そして、許容数算出手段21aは、加減算したログイン許容数を現在時刻とともにログイン許容数データ記憶部26に記録する。
以降、時刻(t6,t7,t8)は、ログイン数がログイン許容数を超えず、そのままログイン許容数を維持している場合には、設定されたログイン許容数が維持される。
また、テスト管理サーバ20の制御部21は、CPU使用率の監視処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21のリソース監視手段212は、テスト管理サーバ20のCPUの使用率を監視する。
そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン許容数の制御処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21のリソース監視手段212は、CPU使
用率をCPU使用率変換関数に代入して、ログイン許容数を加減算する。そして、リソース監視手段212は、加減算したログイン許容数を現在時刻とともにログイン許容数データ記憶部26に記録する。
テスト管理サーバ20の制御部21は、メモリ使用率の監視処理を実行する(ステップS6−1)。具体的には、制御部21のリソース監視手段212は、テスト管理サーバ20のメモリの使用率を監視する。
そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン許容数の制御処理を実行する(ステップS6−2)。具体的には、制御部21のリソース監視手段212は、メモリ使用率をメモリ使用率変換関数に代入して、ログイン許容数を加減算する。そして、リソース監視手段212は、加減算したログイン許容数を現在時刻とともにログイン許容数データ記憶部26に記録する。
これにより、テスト管理サーバ20の制御部21のログイン監視手段21bは、ログイン許容数データ記憶部26に記録されたログイン許容数を用いてログイン制御を行なう(ステップS7−1)。すなわち、ログイン数がログイン許容数データ記憶部26に記録された最新のログイン許容数に達した場合には、制御部21のログイン監視手段21bは、新たなログインを拒否する。また、ログイン監視手段21bは、CPU使用率やメモリ使用率が所定値を超えた場合も、ログイン許容数を削減して、新たなログイン要求を拒否し、リソースの使用率が所定値になるまで待機する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、ログイン数とログイン許容数とを比較し、ログイン数がログイン許容数に達した場合には、レスポンス時間の目標値を取得する(ステップS4−4)。更に、仮想ユーザ211を起動し(ステップS4−6)、仮想ユーザ211における試験の実施中のレスポンス時間を測定する。そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン許容数の変更処理を実行する(ステップS4−8)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、目標値からレスポンス時間を差し引いた差分を算出し、この差分にゲインを乗算して、ログイン許容数に対する加減値を算出する。そして、許容数算出手段21aは、加減算したログイン許容数を現在時刻とともにログイン許容数データ記憶部26に記録する。これにより、レスポンス時間に応じてログイン数を制御することができ、利用者にとって快適な利用環境を実現することができる。
また、上記実施形態では、仮想ユーザ211は、ログイン数がログイン許容数に達した場合に起動される。常時、仮想ユーザ211を起動させている場合には、この仮想ユーザ211によるCPUやメモリの負荷が大きくなる。このため、必要な場合のみ仮想ユーザ211を利用することにより負荷軽減を図ることができる。
・ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、CPU使用率を監視し(ステップS5−1)、このCPU使用率に応じてログイン許容数の制御を行なう(ステップS5−2)。また、テスト管理サーバ20の制御部21は、メモリ使用率を監視し(ステップS6−1)、このメモリ使用率に応じてログイン許容数制御を行なう(ステップS6−2)。これにより、レスポンス時間には問題がない場合であってもリソースに問題がある場合には、ログインを制限して快適な利用環境を維持することができる。
・ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、初期許容数の算出処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、予定日の日別負荷評価値を、実績日の日別負荷評価値で除算して負荷比を算出する。そして、許容数算出手段21aは、実績日のログイン許容数に対して負荷比を乗算して初期許
容数を算出する。次に、許容数算出手段21aは、算出日時(登録日時)とともに、この初期許容数(ログイン許容数)をログイン許容数データ記憶部26に記録する。これにより、実績日の負荷を考慮して、初期許容数を設定することができる。
・ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、試験科目毎の科目別平均負荷を算出する(ステップS1−2)。ここでは、テスト管理サーバ20の制御部21は、計算対象科目の問題数及び難易度を取得し(ステップS2−1)、思考時間(合計値)を算出する(ステップS2−2)。次に、テスト管理サーバ20の制御部21は、レスポンス時間を取得し(ステップS2−3)、回答処理時間を算出し(ステップS2−4)、想定回答時間を算出する(ステップS2−5)。そして、テスト管理サーバ20の制御部21は、処理集中度を算出する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、計算対象日の試験科目の回答処理時間を回答時間で除算することにより処理集中度を算出する。試験を実施している時間の中には、受験者が考えている時間(思考時間)と、テスト管理サーバ20が処理を行なっている時間(処理時間)とがある。ここで、思考時間はテスト管理サーバ20の負荷は小さいが、受験者のユーザ端末10から取得したデータに応じてレスポンスを行なう処理時間は、テスト管理サーバ20の負荷が大きくなる。従って、試験の難易度や問題数に応じて、全体の想定回答時間における処理時間の割合を算出することにより、より的確なシステム負荷予測を行なうことができる。
・ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、重要度評価値の取得処理を実行する(ステップS3−3)。重要度が高い場合には、受験する確率が高くなる傾向がある。そこで、試験の属性による利用者の動向を考慮して、より的確なシステム負荷予測を行なうことができる。
・ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、繁忙度評価値の取得処理を実行する(ステップS3−4)。計算対象日が特定日(例えば、開始日や最終日)と一致する場合や、計算対象日が特定期間(例えば最終週)に属する場合には、受験希望者が多くなる傾向がある。そこで、試験のスケジュールによる利用者の動向を考慮して、より的確なシステム負荷予測を行なうことができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、初期許容数の算出処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、予定日の日別負荷評価値を、実績日の日別負荷評価値で除算して負荷比を算出し、実績日のログイン許容数に対して負荷比を乗算して初期許容数を算出する。初期許容数の算出方法は、これに限定されるものではなく、例えば、実績日のログイン許容数を初期許容数として、ログイン許容数データ記憶部26に記録するようにしてもよい。
○ 上記実施形態では、テストスケジュールデータ記憶部22には、試験科目毎に試験の実施期間に関するスケジュールデータ220を記憶している。このスケジュールデータ220は、試験科目識別子、開始日及び最終日に関するデータを含んで構成されている。スケジュールデータ220の内容は、これに限定されるものではなく、試験の実施日を特定できるデータを記憶させればよい。例えば、実施する日付を記憶させることも可能である。この場合には、ステップS2−9において、スケジュールデータ220に記録された日付を計数して実施試験実施日数を算出する。これにより、試験の実施日が離散的な場合にも対応することができる。
○ 上記実施形態では、予定日のログイン許容数を算出するために利用する「実績日」としては「前日」の値を用いる。この「実績日」は実績がある日であれば、「前日」に限
定されるものではなく、例えば、所定の期間(複数の日付)を実績日として用いることも可能である。この場合には、過去の実績に基づいて算出したレスポンス時間の統計値を用いる。そして、図9に示す科目別平均負荷の算出処理におけるステップS2−12において、ステップS2−9と同様に実績日の日数を算出して、制御部21の許容数算出手段21aは、合計回答時間を試験実施日数で除算することによって科目別平均負荷を算出する。これにより、前日の値の信頼性が低い場合にも、統計的な値を用いて、より的確な初期許容数を算出することができる。
○ 上記実施形態では、テスト管理サーバ20の制御部21は、ログイン許容数の変更処理を実行する(ステップS4−8)。具体的には、制御部21の許容数算出手段21aは、目標値からレスポンス時間を差し引いた差分を算出し、この差分にゲインを乗算して、ログイン許容数に対する加減値を算出する。このゲインは一定値に限定されるものではない。例えば、前日の稼動実績に基づいて動的にゲインを変更することも可能である。
また、各科目の科目別平均負荷が大きい場合には、ゲインを小さくするようにしてもよい。この場合には、ゲインを、その時点でのログイン許容数を変数とする関数を用いて算出するように構成することも可能である。
また、差分から加減値を算出する関数は1次関数に限定されるものではなく、例えば高次の関数を利用することも可能である。これにより、差分が大きい場合には、より早く最適なログイン許容数を算出することができる。
○ 上記実施形態では、レスポンス時間の測定を完了した場合、制御部21は仮想ユーザ211を停止する。従って、再度、ログイン数がログイン許容数に達するまで(ステップS4−3において「YES」の場合)、仮想ユーザ211は起動されないことになる。これに代えて、一度、仮想ユーザ211を起動させた制御部21は、この後、定期的に仮想ユーザ211を起動させるようにしてもよい。具体的には、制御部21は、仮想ユーザ211を起動させたことをメモリに記憶し、この後、所定の時間間隔で仮想ユーザ211の起動処理を繰り返す。
また、このような仮想ユーザ211の起動処理の繰り返しは、目標値よりレスポンス時間が長い場合のみ行なうように構成してもよい。更に、起動処理を実行する時間間隔は、目標値よりレスポンス時間の差分に基づいて設定するようにしてもよい。この場合には、制御部21に、起動時間間隔を算出するための関数を保持させる。
本発明の実施形態のシステム概略図。 テストスケジュールデータ記憶部に記録されたデータの説明図。 テスト属性データ記憶部に記録されたデータの説明図。 基準値データ記憶部に記録されたデータの説明図。 目標値データ記憶部に記録されたデータの説明図。 ログイン許容数データ記憶部に記録されたデータの説明図。 受験対象者データ記憶部に記録されたデータの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本発明のログイン管理を行なった場合のタイムチャートであって、(a)はレスポンス時間のタイムチャート、(b)ログイン許容数のタイムチャートを示す。
符号の説明
10…ユーザ端末、20…テスト管理サーバ、21…制御部、21a…許容数算出手段、21b…ログイン監視手段、21c…テスト実行手段、211…仮想ユーザ、212…リソース監視手段、22…テストスケジュールデータ記憶部、23…テスト属性データ記憶部、24…基準値データ記憶部、25…目標値データ記憶部、26…ログイン許容数データ記憶部、27…受験対象者データ記憶部、28…試験問題データ記憶部。

Claims (8)

  1. サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、
    前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、
    ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムであって、
    前記制御手段が、
    ログイン数を取得する手段と、
    前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する手段と、
    前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する手段と、
    前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する手段と
    を備えたことを特徴とするログイン管理システム。
  2. 前記許可情報記憶手段には、ログイン許容数の初期値として、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数を記録することを特徴とする請求項1に記載のログイン管理システム。
  3. 前記制御手段が、
    ログイン制御を行なった実績日における前記サービス提供手段の実績負荷と、ログインの制御を行なう予定日における前記サービス提供手段の予測負荷との比較値を算出し、
    前記許可情報記憶手段には、ログイン制御を行なった実績日のログイン許容数と前記比較値に基づいて算出したログイン許容数を記録することを特徴とする請求項1に記載のログイン管理システム。
  4. 前記ログイン許容数の変更は、前記差分に対して所定の係数を乗算した値を用いて行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のログイン管理システム。
  5. 前記ログイン許容数の変更は、前記差分に対して、ログイン数に応じた係数を乗算した値を用いて行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のログイン管理システム。
  6. 前記制御手段は、
    前記サービス提供手段のシステム負荷情報を取得する手段を更に備え、
    前記システム負荷情報に基づいてログイン許容数を更に変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のログイン管理システム。
  7. サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、
    前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、
    ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムを用いてログインを管理する方法であって、
    前記制御手段が、
    ログイン数を取得する段階と、
    前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する段階と

    前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する段階と、
    前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する段階と
    を実行することを特徴とするログイン管理方法。
  8. サービス提供手段からサービスを提供するためのログイン許容数に関するデータを記録した許可情報記憶手段と、
    前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に応じてログインを制御するログイン制御手段と、
    ログイン許容数を更新する制御手段とを備えたログイン管理システムを用いてログインを管理するプログラムであって、
    前記制御手段を、
    ログイン数を取得する手段と、
    前記ログイン数が前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数に達した場合には、仮想ユーザを起動し、前記サービス提供手段におけるレスポンス時間を取得する手段と、
    前記レスポンス時間と目標値との差分を算出する手段と、
    前記差分に応じて、前記許可情報記憶手段に記録されたログイン許容数を変更する手段として機能させることを特徴とするログイン管理プログラム。
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