JP2008246885A - Shaft cylinder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内部が透視可能な外軸の内側に内軸が挿着された軸筒に関する。 The present invention relates to a shaft cylinder in which an inner shaft is inserted inside an outer shaft whose inside can be seen through.
外筒の内側に中芯を備えた筆記具であって、前記中芯に着色模様を施すとともに、外筒の少なくとも一部を透明として、前記着色模様を外筒の外側から視認可能に構成した筆記具が知られている。そして、前記の模様付けは、転写フィルムを用いた熱転写によって行われている。 A writing instrument provided with a core inside the outer cylinder, wherein the core is colored, and at least a part of the outer cylinder is transparent so that the colored pattern is visible from the outside of the outer cylinder It has been known. The patterning is performed by thermal transfer using a transfer film.
しかし、前記模様は、転写フィルムによってなされている。即ち、その転写によって付けられた模様は平面状となっている。その結果、透明な外筒によってある程度の立体感は得られるものの、その立体感は微少なものにしか過ぎなかった。 However, the pattern is made of a transfer film. That is, the pattern applied by the transfer is flat. As a result, a certain degree of stereoscopic effect was obtained by the transparent outer cylinder, but the stereoscopic effect was only very small.
本発明は、内部が透視可能な外軸の内側に内軸が挿着された軸筒であって、前記外軸を有色半透明な材質から構成すると共に、前記内軸の表面に4個の三角形状から構成される複数の菱形状の凹部を連続して形成したことを要旨とする。 The present invention is a shaft cylinder in which an inner shaft is inserted inside an outer shaft that can be seen through, and the outer shaft is made of a colored translucent material, and four inner surfaces are provided on the surface of the inner shaft. The gist is that a plurality of rhombus-shaped recesses formed in a triangular shape are continuously formed.
本発明は、内部が透視可能な外軸の内側に内軸が挿着された軸筒であって、前記外軸を有色半透明な材質から構成すると共に、前記内軸の表面に4個の三角形状から構成される複数の菱形状の凹部を連続して形成したので、奥行き間のある良好な立体感を得ることができる。 The present invention is a shaft cylinder in which an inner shaft is inserted inside an outer shaft that can be seen through, and the outer shaft is made of a colored translucent material, and four inner surfaces are provided on the surface of the inner shaft. Since a plurality of rhombus-shaped recesses formed in a triangular shape are continuously formed, it is possible to obtain a good stereoscopic effect with a depth.
作用について説明する。4個の三角形状から構成される菱形状の凹部に進入した光線が、さまざまな方向に反射すると共に、複数の凹部によって連続的な反射が得られる。また、4個の三角形状の面部が規則的に形成されているため、前記光線の反射も規則的に得られる。 The operation will be described. A light beam that has entered a diamond-shaped recess composed of four triangular shapes is reflected in various directions, and continuous reflection is obtained by the plurality of recesses. Further, since the four triangular surface portions are regularly formed, the reflection of the light rays can be regularly obtained.
本発明の1例を図1〜図12に示し説明する。黒や赤、青色などからなる有色半透明の外軸1の前方には、先部材2が螺合などの手段によって着脱自在に固定されているが、圧入や凹凸嵌合などの手段であっても良い。その先部材2の表面には突部2aが長手方向に形成されているが、その突部2aの後端部は外軸1の前方部まで延設されている。また、その突部2aの近傍を除く表面には、幾何学的模様を形成する凹部2bが円周方向に渡って形成されている。前記突部2aは、筆記するペン先20aの方向を指示しているため、ペン先20aの先端の認識力を向上させていると共に、また、円周方向の凹部2bは筆記する面の視認性を向上させている。
また、外軸1の前方部は、縮径部3が形成されており、その縮径部3にはゴム状弾性体などからなるグリップ部4が2色成形などの手段によって一体成形されているが、グリップ部を別部材として構成し縮径部3に挿着しても良いし、外軸1の表面にローレット加工を施すなどして滑り止め効果を発揮させても良い。そして、そのグリップ部材4の表面には、流線型の段部4aが複数形成されていると共に、後端部はその流線型の段部に沿って傾斜(傾斜面部4b)している。美観を向上させていると共に、グリップ部材4を把時した際の、指へのフィット感を良好なものとしている。
前記縮径部3の後方には、T字型の突部3aが構成されており、その突部3aにグリップ部4の内面に形成された凹溝(図示せず)が嵌まり込んでいる。これら、突部3aと凹溝との嵌まり込み作用によりグリップ部4の縮径部3に対する端部からのめくれ現象や膨潤現象の防止効果が向上するものとなっている。
また、前記外軸1の前方部には、先部材2を螺合させるための雄ねじ部1aが形成されており、その雄ねじ部1aの後方には外軸1に対する先部材2の周方向に対する位置決めを行う突部1bが形成されており、その突部1bに係合し、周方向の回転が規制される突部(図示せず)が先部材2の内面後方に形成されている。そして、この先部材2の外軸1に対する位置決めがなされることによって、先部材2の突部2aと後述するクリップとの位置決めもなされることになる。
An example of the present invention will be described with reference to FIGS. A
Further, a reduced
A T-shaped protrusion 3a is formed behind the reduced
Further, a
外軸1の後部には、内軸5が挿着されており、そのうち軸5の後部には後述するクリップを挟み込む、尾冠6が形成されており、また、その尾冠6は外軸1の後端部から突出している。そして、その外軸1の後端部と尾冠6との間にはクリップ7の取り付け基部8が挟み込まれており、外軸1との固定部となっている。尚、外軸1とクリップ7の基部8との固定部は、互いに形成された傾斜面(傾斜面部8a、1a)となっており、前記グリップ部材4に形成された流線型の段部4aなどと相まって、より一層、美観を向上させるものとなっている。
また、内軸5の外面後部には、菱形状の突起9が対向した位置に形成されており、前記外軸1に形成された貫通孔10に嵌まり込んでいる。つまり、これら突起9の貫通孔10に対する嵌合により、内軸5の外軸1に対する脱落が防止されているのである。
An
Further, a rhombus-
次に、前記内軸5について詳述する。内軸5の表面には、複数の菱形状の凹部11が連続して形成されているが、その菱形状の凹部11は4個の三角形の面部11aから構成される。そして、それら4個の三角形の面部11aの内部に位置する連結部の一辺は、外方向に向けて隆起して連結されているものの、凹部11の中央部に向かって深く形成されている。そして、内部に位置する他方の辺は、凹部11の最深部で連結されている。つまり、菱形状の凹部11は中央部に向かって徐々に深く形成されている。言い換えると、菱形上の凹部11の外周に位置する4個の辺11bが高く形成されていると共に、その4個の辺11bが隣り合う菱形状の凹部11との連結部ともなっている。更に詳述すると、各菱形状の凹部11を構成する三角形の面部11aは、前記4個の辺11bから中央部に向かってに徐々に深く形成されている。即ち、三角形の面部11aは中央部に向かって低くなる傾斜面となっている。また、それら三角形の面部11aを含む菱形状の凹部11は、規則的に連結形成されている。そして、4個の三角形状の面部が規則的に形成されていることと相まって、4個の三角形状から構成される菱形状の凹部11も規則的に、かつ、連続的に形成されているため、外軸1の外部から侵入する光線の反射も規則的に得られる。
更に、菱形状の凹部11を表面に有する内軸5の表面は、光が反射し易いように光沢を有する表面となっている。本例においては、材質自体の特性、並びに、成形する金型で光沢を得るものとなっているが、光沢性のあるクリアー塗装などを内軸5の表面に施しても良く、また、樹脂メッキや転写などによって光沢処理を施すなどしても良い。尚、内軸5の菱形状の凹部11が形成されている最大外接円形は、外軸1の内径よりも若干、小さく形成されている。即ち、内軸5と外軸1との間には隙間Sが形成されている。内軸5を外軸1に挿着する際の擦り傷などを防止しているのである。また、隙間Sを設けることによって、菱形状の凹部11の頂部11cからの光線の反射も得ることができ、前記三角形の面部11aからの光線の反射とも相まって、より奥行き間のある立体感が得られる。
尚、本実施例においては、菱形状の凹部11を4個の三角形の面部11aから構成しているが、2個の三角形の面部から構成しても良い。前記4個の三角形の面部よりも反射角の種類が減少してしまうが、十分な奥行き間のある立体感が得られる。
Next, the
Furthermore, the surface of the
In the present embodiment, the rhombic concave portion 11 is composed of four
本実施例の軸筒の内部には、筆記体が出没可能に配置されている。その筆記体の出没動作は、デビットカム機構と称される出没機構によってなされている。以下、具体的に詳述する。
前記内軸5の内面の後方には、カム溝12とカム突起13が長手方向に形成されており、そのカム突起13の前端面には、傾斜したカム面13aが形成されている。内軸5の内面の中間部には、4個の突起14が等間隔な位置に形成されている。この4個の突起14は、後述する回転子の内軸5からの脱落を防止するものとなっている。
そして、内軸5の後部には、摺動子15が挿着されている。その摺動子15の外周には、前記カム溝12内を摺動する摺動突起16が形成されており、その摺動突起16の後端面には、前記カム面13と係合する傾斜したカム面16aが形成されている。
また、回転子15の後部には、ノック部材17が配置されており、その後部を内軸5の後端開口部から突出させている。そのノック部材17の前端部には、前記回転子15のカム面16aと係合し、その回転子15を押圧・回転すべく三角形状の山形傾斜面18が形成されている。そして、ノック部材17の前方外周面には、前記内軸5のカム溝12を摺動する突起19が形成されている。
符号20は、油性ボールペンや水性ボールペン、或いは、シャープペンシルユニットなどからなる筆記体であって、その筆記体20はコイルスプリングなどの弾発部材21によって後方に向けて付勢されている。尚、筆記体20が弾発部材21によって付勢されることにより、前記回転子15やノック部材17も後方に向けて付勢されている。
A cursive body is arranged in the shaft cylinder of the present embodiment so as to appear and disappear. The curving operation of the cursive body is performed by a retracting mechanism called a debit cam mechanism. The details will be described below.
A cam groove 12 and a cam projection 13 are formed in the longitudinal direction behind the inner surface of the
A
A
尚、本実施例においては、外軸1の外面、並びに、内面を平滑な円周面としているが、例えば、内周面に内軸5の表面と同様な菱形状の凹部、或いは、突部を形成しても良い。しかし、内軸5からの光線の反射を妨げないために、内軸5と外軸1との位置合わせをするのが好ましい。
また、菱形状の凹部11を形成した内軸5を外軸1に挿着しているため、言い換えると、菱形状の凹部11を外軸1によって囲繞しているため、凹部11の感触が指に伝わらず、良好な筆記感が得られるものともなっている。
In this embodiment, the outer surface and the inner surface of the outer shaft 1 are smooth circumferential surfaces. For example, the inner surface of the
Moreover, since the
1 外軸
2 先部材
3 縮径部
4 グリップ部
5 内軸
6 尾冠
7 クリップ
8 基部
9 突起
10 貫通孔
11 凹部
12 カム溝
13 カム突起
14 突起
15 回転子
16 摺動突起
17 ノック部材
18 山形傾斜面
19 突起
20 筆記体
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