JP2008245190A - 無線通信システム、無線通信端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信端末から無線基地局へチャネル(バンド)品質情報を通知可能なチャネル数が制限される場合に、スループットの低下を防止する。
【解決手段】無線通信端末100は、決定されたバンド選択方法に応じて無線基地局200にバンド品質情報を通知可能なバンド数までのバンドを選択し、選択されたバンドのバンド品質情報、及び決定されたバンド選択方法を無線基地局200に通知する。無線基地局200は、通知されたバンド品質情報及びバンド選択方法に応じて、バンド品質情報が通知されないバンドのバンド品質情報を判定する。無線基地局200は、通知されたバンド選択方法がバンド品質情報の低い順にバンドを選択する下位選択方法である場合、バンド品質情報が通知されないバンドのバンド品質情報が、通知されたバンド品質情報中の最高値以上であると判定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線基地局と、無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて無線基地局と通信する無線通信端末とを備える無線通信システム、当該無線通信システムにおける無線通信端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
従来、無線通信システムにおいて伝送レートを向上させる技術として、適応変調・符号化(AMC)が知られている。AMCでは、伝搬路状態の良い時にはスループットが高い変調方式・符号化方式の変調クラスが適用され、伝送路状態が悪い時にはスループットが低い変調方式・符号化方式の変調クラスが適用される。
このため、AMCを使用する無線通信システムでは、受信側は、送信側によって送信された無線信号の受信品質を測定し、測定した受信品質を送信側に通知する。送信側は、受信側から通知された受信品質に応じて、変調クラスを選択する。
また、多数のサブキャリアを使用する通信方式として、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)が知られている。OFDMAでは、複数のサブキャリアからなるサブチャネル(以下、単に「チャネル」という)が無線通信端末に動的に割り当てられる。
OFDMA及びAMCを使用する無線通信システムにおいては、チャネル毎に異なる変調クラスを適用可能である(例えば、非特許文献1参照)。したがって、無線基地局は、無線通信端末に割り当て可能なすべてのチャネルについて、無線通信端末における受信品質を把握していることが望ましい。
しかし、無線通信端末に割り当て可能なすべてのチャネルについて無線通信端末から無線基地局へ受信品質を通知すると、上り方向のトラフィック量が増加する。そこで、無線通信端末から無線基地局へ、受信品質が良い(上位の)チャネルについてのみ、受信品質を通知する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
"IEEE 802.16e−2005"、[online]、2006年2月、[平成19年3月19日検索]、<インターネットURL: http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.16e−2005.Pdf> 特開2005−244958号公報
しかしながら、無線基地局は、必ずしも無線通信端末から受信品質を通知されたチャネルを当該無線通信端末との通信に用いるとは限らない。すなわち、無線基地局は、無線通信端末から受信品質を通知されていないチャネルを用いて当該無線通信端末と通信する場合がある。
この場合、無線基地局は、受信品質を通知されていないチャネルに対し、より確実に通信可能な低い変調クラスを適用する。したがって、無線基地局と無線通信端末との通信のスループットが低下するという問題があった。
上記問題点に鑑み、本発明は、無線基地局が無線通信端末における受信品質に応じて変調クラスを決定する無線通信システムにおいて、無線通信端末から無線基地局へ受信品質を通知可能なチャネル数が制限される場合に、スループットの低下を防止することが可能な無線通信システム、無線通信端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、無線基地局(無線基地局200)と、前記無線基地局によって割り当てられる複数のチャネル(例えば、バンド1〜バンド7)のいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末(無線通信端末100)とを備える無線通信システムであって、前記無線通信端末は、前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質(例えば、CINR)をチャネル毎に測定する測定部(CINR測定部102)と、測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法(バンド選択方法)を決定する選択方法決定部(バンド選択方法決定部104)と、決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数(例えば、5バンド)までのチャネルを選択する選択部と、決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知する通知部(REP−RSPメッセージ生成部105)とを備え、前記無線基地局は、通知された前記選択方法及び前記品質情報に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定する判定部(バンドMCS決定部205)と、通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定する変調クラス決定部(バンドMCS決定部205)とを備え、前記判定部は、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法(下位5バンド選択方法)である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定することを要旨とする。
このような特徴によれば、無線通信端末は、測定した受信品質に応じて、品質情報を無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定する。選択方法は、品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法を含む。無線基地局は、通知された選択方法が下位選択方法である場合、品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された品質情報中の最高値以上であると判定する。
つまり、無線基地局は、無線通信端末から品質情報を通知されていないチャネルを用いて当該無線通信端末と通信する場合であっても、当該チャネルに対して、より高い変調クラスを適用できる。したがって、無線基地局が無線通信端末における受信品質に応じて変調クラスを決定する無線通信システムにおいて、無線通信端末から無線基地局へ受信品質を通知可能なチャネル数が制限される場合に、スループットの低下が防止される。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記選択方法決定部は、前記無線基地局によって割り当てられる前記複数のチャネルの数が、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数よりも大きい場合に、前記下位選択方法、又は前記品質情報の高い順にチャネルを選択する上位選択方法(上位5バンド選択方法)を前記選択方法として決定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記選択方法決定部は、測定された前記受信品質に対応する変調クラスを前記チャネル毎に判定し、前記上位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合における最高の変調クラスである第1変調クラスと、前記下位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合における最高の変調クラスである第2変調クラスとが等しいか否かを判定し、前記第1変調クラスと前記第2変調クラスとが等しいと判定された場合、前記下位選択方法を前記選択方法として決定し、前記第1変調クラスと前記第2変調クラスとが異なると判定された場合、前記上位選択方法を前記選択方法として決定する請求項2に記載の無線通信システム。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記選択方法決定部は、前記上位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合におけるスループットを前記チャネル毎に判定するとともに、判定した前記スループットから前記複数のチャネルの合計スループットである第1合計スループットを算出し、前記下位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合におけるスループットを前記チャネル毎に判定するとともに、判定した前記スループットから前記複数のチャネルの合計スループットである第2合計スループットを算出し、前記第2合計スループットが前記第1合計スループットよりも大きいか否かを判定し、前記第2合計スループットが前記第1合計スループットよりも大きいと判定された場合、前記下位選択方法を前記選択方法として決定し、前記第2合計スループットが前記第1合計スループット以下であると判定された場合、前記上位選択方法を前記選択方法として決定することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末であって、前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質をチャネル毎に測定する測定部と、測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定する選択方法決定部と、決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数までのチャネルを選択する選択部と、決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知する通知部とを備え、前記選択方法は、前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法を含むことを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、無線通信端末に割り当てた複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線通信端末と通信する無線基地局であって、前記無線通信端末によって通知された品質情報及び選択方法に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定する判定部と、通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定する変調クラス決定部とを備え、前記品質情報は、前記無線通信端末が受信した無線信号の受信品質を示し、前記判定部は、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、無線基地局と、前記無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末とによって実行される無線通信方法であって、前記無線通信端末が、前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質をチャネル毎に測定するステップ(ステップS202)と、前記無線通信端末が、測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定するステップ(ステップS204)と、前記無線通信端末が、決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数までのチャネルを選択するステップ(ステップS206、ステップS208)と、前記無線通信端末が、決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知するステップ(ステップS207、ステップS209、ステップS210)と、前記無線基地局が、通知された前記選択方法及び前記品質情報に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定するステップ(ステップS504、ステップS509)と、前記無線基地局が、通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定するステップ(ステップS508)とを備え、前記判定するステップでは、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定することを要旨とする。
本発明によれば、無線基地局が無線通信端末における受信品質に応じて変調クラスを決定する無線通信システムにおいて、無線通信端末から無線基地局へ受信品質を通知可能なチャネル数が制限される場合に、スループットの低下を防止することが可能な無線通信システム、無線通信端末、無線基地局及び無線通信方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1) 無線通信システムの概略構成
まず、本実施形態に係る無線通信システムの概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る無線通信システムは、無線通信端末100及び無線基地局200を備える。本実施形態では、無線通信端末100及び無線基地局200は、WiMAX規格(IEEE 802.16e−2005)に基づく構成を有している。
具体的には、無線通信端末100及び無線基地局200は、上述したOFDMA及びAMCをサポートしている。WiMAX規格において、AMCが用いられるチャネルは「バンド」と呼ばれる。
無線通信端末100は、無線基地局200によって送信された無線信号のCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)をバンド毎に測定し、測定したCINRを無線基地局200に通知する。WiMAX規格ではCINRの通知に、レポート・レスポンス・メッセージ(以下、「REP−RSPメッセージ」)と呼ばれるMACメッセージが用いられる。無線基地局200は、無線通信端末100から通知されたCINRに応じて、変調クラス(MCS(Modulation and Coding Scheme))を選択する。
図2は、図1に示した無線通信システムで用いられる通信フレームの構成を示す図である。
図2に示すように、通信フレームは、下りリンク(DL)の通信に用いられるDLサブフレームと、上りリンク(UL)の通信に用いられるULサブフレームとを有する。DLサブフレーム及びULサブフレームは、1フレーム期間内に時分割で設けられる。すなわち、DL及びULの通信が互いに異なる時間帯で行われる。
さらに、DLサブフレーム及びULサブフレームのそれぞれは、AMCを使用する期間(以下、「AMC期間」)を有する。AMC期間は、一定周波数毎に分割された12個のバンドを有する。DLサブフレームのバンド1とULサブフレームのバンド1とは対になり、1つの無線通信端末が使用する。バンド2〜バンド12についても同様である。
DLサブフレームは、複数の無線通信端末に報知される報知情報であるDL−MAPを有する。DL−MAPは、バンドの割り当て情報を含む。
(2) 無線通信端末の構成
次に、無線通信端末100の構成について説明する。図3は、無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。なお、以下では、本発明と関連する部分について主に説明する。
図3に示すように、無線通信端末100は、無線通信部101、CINR測定部102、バンドMCS決定部103、バンド選択方法決定部104、REP−RSPメッセージ生成部105、MAC PDU(Protocol Data Unit)処理部106、PHY PDU処理部107、MAP処理部108、データキュー管理部109及び上位レイヤ処理部110を備える。
無線通信部101は、無線信号の送信又は受信を行う。無線通信部101には、LNA、パワーアンプ、アップコンバータ及びダウンコンバータなどが含まれる。
MAP処理部108は、無線基地局200から報知されるDL−MAPを取得し、無線通信端末100宛のバンド割り当て情報を取得する。これにより、MAP処理部108は、無線通信端末100に割り当てられたバンド(以下、適宜「割り当てバンド」と呼ぶ)の数を判定する。
CINR測定部102は、MAP処理部108によって判定された各割り当てバンドについてCINRを測定する。
バンドMCS決定部103は、CINR測定部102によって測定されたCINRに対応するMCSを割り当てバンド毎に決定する。具体的には、バンドMCS決定部103は、CINRとMCSとを対応付けたテーブルを予め記憶しており、当該テーブルを用いて各割り当てバンドのCINRからMCSを決定する。バンドMCS決定部103は、割り当てバンドを識別するバンド番号、及び割り当てバンドのCINRを記録したバンド情報テーブルを記憶する。
バンド選択方法決定部104は、バンドMCS決定部103によって決定されたMCSから算出されるスループットや、MAP処理部108によって判定された割り当てバンド数を元に、無線基地局200にCINRを通知するバンドの選択方法を決定する。
WiMAX規格においては、無線通信端末100から無線通信端末100へ、CINRを通知可能なバンド数は5つに制限される。本実施形態では、バンド選択方法決定部104は、CINRの上位5つのバンドを選択する上位5バンド選択方法、又はCINRの下位5つのバンドを選択する下位5バンド選択方法のいずれかをバンド選択方法として決定する。
REP−RSPメッセージ生成部105は、バンド情報テーブルと、バンド選択方法決定部104によって決定されたバンド選択方法とに基づいて、無線基地局200に通知するバンド情報(バンド番号及びCINR)をバンド情報テーブルから選択する。選択されたバンド情報は、REP−RSPメッセージに格納される。
なお、MAC PDU処理部106は、上位データ(例えば、IPパケット)とMAC PDUとの変換処理を行う。MAC PDU処理部106は、MACメッセージを生成するとともに、生成したMAC PDUにMACヘッダを付加する。
PHY PDU処理部107は、PHY PDUとMAC PDUとの変換処理等を行う。データキュー管理部109は、送信用と受信用のデータキューを管理する。
図4は、無線通信端末100に記憶されるバンド情報テーブルの構成の一例を示す図である。
図4に示すように、バンド情報テーブルは、割り当てバンド毎に、バンド番号とCINRとを対応付けたバンド情報を記憶する。図4では、全12バンドのうちバンド1〜バンド7の7つのバンドが無線通信端末100に割り当てられている例を示している。
バンド1〜バンド7において、CINRが低い順にソートすると、バンド7、バンド3、バンド6、バンド2、バンド4、バンド5、バンド1となる。
REP−RSPメッセージ生成部105は、下位5バンド選択方法が決定された場合、バンド7、バンド3、バンド6、バンド2、バンド4のバンド情報を選択する。
一方、REP−RSPメッセージ生成部105は、上位5バンド選択方法が決定された場合、バンド6、バンド2、バンド4、バンド5、バンド1のバンド情報を選択する。
(3) REP−RSPメッセージの構成
次に、上述したREP−RSPメッセージの構成について説明する。図5は、REP−RSPメッセージの構成を示す図である。
図5に示すように、REP−RSPメッセージは、12ビットのBand Bitmapフィールド、5ビットのCINRフィールド、1ビットのBand Selection Modeフィールド、及び2ビットのNon useフィールドを有する。CINRフィールドは、上述したように5つ設けられている。
図5においては、Band Selection Modeフィールドが追加されている点で、WiMAX規格におけるREP−RSPメッセージとは異なっている。すなわち、本実施形態では、WiMAX規格における3ビットのNon useフィールドのうち1ビットをBand Selection Modeフィールドに使用している。
なお、上位5バンド選択方法の場合、Band Selection Modeフィールドに0が設定され、下位5バンド選択方法の場合、Band Selection Modeフィールドに1が設定される。
(4) 無線基地局の構成
次に、無線基地局200の構成について説明する。図6は、無線基地局200の構成を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、無線基地局200は、無線通信部201、PHY PDU処理部202、MAC PDU処理部203、REP−RSPメッセージ取得部204、バンドMCS決定部205、MACスケジューラ206、MAP生成部207、データキュー管理部208及び上位レイヤ処理部209を備える。
REP−RSPメッセージ取得部204は、無線通信端末100によって通知されたREP−RSPメッセージを取得する。REP−RSPメッセージ取得部204は、REP−RSPメッセージに格納された情報を抽出する。
バンドMCS決定部205は、各バンドのCINRからMCSを決定する。具体的には、バンドMCS決定部205は、REP−RSPメッセージ取得部204によって抽出された情報に応じて、無線通信端末100から通知されなかったバンドのCINRを判定する。
バンドMCS決定部205は、CINRとMCSとを対応付けたテーブルを予め記憶しており、当該テーブルを用いて各割り当てバンドのCINRからMCSを決定する。バンドMCS決定部103は、割り当てバンドを識別するバンド番号、割り当てバンドのCINR、及び割り当てバンドに適用するMCSを記録したバンド情報テーブルを記憶する。
データキュー管理部208は、送信用と受信用のデータキューを管理する。MACスケジューラ206は、送信用データキューのデータを、各無線通信端末の各バンドのMCSを指標として、最適なバンドへの割り当てを行う。
MAP生成部207は、MACスケジューラ206で決定された割り当て情報に基づき、MAPを生成する。
なお、無線通信部201は、無線信号の送信又は受信を行う。無線通信部201には、LNA、パワーアンプ、アップコンバータ及びダウンコンバータなどが含まれる。
PHY PDU処理部202は、PHY PDUとMAC PDUとの変換処理等を行う。MAC PDU処理部203は、上位データ(例えば、IPパケット)とMAC PDUとの変換処理を行う。
図7は、無線基地局200に記憶されるバンド情報テーブルの構成の一例を示す図である。
図7では、図4の下位5バンド(バンド2,3,4,6,7)が通知された場合のバンド情報テーブルの構成を示している。この場合、バンドMCS決定部205は、下位5バンドのCINRに基づき、バンド1及びバンド5のCINRを判定する。
バンド1及びバンド5のCINRは、少なくとも下位5バンドのCINR以上である。本実施形態では、バンドMCS決定部205は、下位5バンドのCINRにおける最高のCINR(20dB)をバンド1及びバンド5のCINRとして設定する。この結果、バンド1及びバンド5に対して、高いMCS(64QAM 3/4)が適用される。
なお、上位5バンド選択方法におけるバンドMCS決定部205の動作は、WiMAX規格に従った動作となる。具体的には、上位5バンド選択方法においてバンドMCS決定部205は、無線通信端末100によって通知されなかったバンドに適用するMCSを最低のMCS(QPSK 1/2)に設定する。
(5) 無線通信システムの動作
次に、図8〜図13を用いて、上述した無線通信システムの動作について説明する。
(5.1) 無線通信システムの概略動作
図8は、上述した無線通信システムの概略動作を示すシーケンス図である。ここでは、無線通信端末100に、図4に示したバンド情報テーブルが記憶されているものとする。
ステップS101において、無線通信端末100は、下位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
ステップS102において、無線通信端末100は、下位5つのCINR及びバンド選択方法を無線基地局200に通知する。
ステップS103において、無線基地局200は、ステップS102で受信した情報に基づき、MACスケジューリングを実行する。具体的には、無線基地局200は、各割り当てバンドに適用するMCSを決定する。
ステップS104において、DL−MAPメッセージを用いて、各割り当てバンドに適用するMCSの情報を含む割り当て情報を無線通信端末100に通知する。
(5.2) 無線通信端末の動作
図9は、無線通信端末100の動作を示すフローチャートである。
ステップS201において、無線通信端末100は、無線基地局200からDL−MAPを受信する。無線通信端末100は、受信したDL−MAPに応じて、割り当てバンド数を含む割り当て情報を取得する。
ステップS202において、無線通信端末100は、各割り当てバンドのCINRを測定する。
ステップS203において、無線通信端末100は、割り当てバンド数が、無線基地局200に通知可能なバンド数(5バンド)よりも大きいか否かを判定する。割り当てバンド数が5よりも大きいと判定された場合、ステップS204に進む。割り当てバンド数が5以下であると判定された場合、ステップS208に進む。
ステップS204において、無線通信端末100は、上位5バンド選択方法又は下位5バンド選択方法のいずれかをバンド選択方法として決定する。バンド選択方法決定処理の詳細については後述する。
ステップS205において、無線通信端末100は、ステップS204で上位5バンド選択方法又は下位5バンド選択方法のいずれがバンド選択方法として決定されたかを判定する。上位5バンド選択方法がバンド選択方法として決定された場合、ステップS208に進む。下位5バンド選択方法がバンド選択方法として決定された場合、ステップS206に進む。
ステップS206において、無線通信端末100は、ステップS202で測定されたCINRのうち下位5つのCINRを選択し、選択したCINRをREP−RSPメッセージに設定する。
ステップS207において、無線通信端末100は、REP−RSPメッセージのBand Selection Modeフィールドに1を設定する。
一方、ステップS208において、無線通信端末100は、ステップS202で測定されたCINRのうち上位5つのCINRを選択し、選択したCINRをREP−RSPメッセージに設定する。
ステップS209において、無線通信端末100は、REP−RSPメッセージのBand Selection Modeフィールドに0を設定する。
ステップS210において、無線通信端末100は、REP−RSPメッセージを無線基地局200に送信する。
(5.2.1) バンド選択方法決定処理(パターン1)
図10は、バンド選択方法決定処理、すなわち、図9のステップS204の詳細を示すフローチャートである。ここでは、確実にスループット向上が見込めるが、下位5バンドが選択される頻度が少ない方法について説明する。
ステップS301〜ステップS303において、バンドMCS決定部103は、各CINRからMCSを判定する。これにより、各バンドについてのMCSが決定される。
ステップS304において、バンド選択方法決定部104は、下位5バンドを選択した場合の最上位MCSと、全バンド中の最上位MCSとが等しいか否かを判定する。下位5バンドを選択した場合の最上位MCSと、全バンド中の最上位MCSとが等しいと判定された場合、ステップS305に進む。一方、下位5バンドを選択した場合の最上位MCSと、全バンド中の最上位MCSとが異なると判定された場合、ステップS306に進む。
ステップS305において、バンド選択方法決定部104は、下位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
ステップS306において、バンド選択方法決定部104は、上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
(5.2.2) バンド選択方法決定処理(パターン2)
図11及び図12は、図10と異なるバンド選択方法決定処理を示すフローチャートである。図11及び図12に示すバンド選択方法決定処理は、割り当てバンド数が安定している場合にスループット向上が見込める方法である。
ステップS401において、無線通信端末100は、所定数のフレームにおける平均割り当てバンド数が、現在(現フレーム)の割り当てバンド数に一致しているか否かを判定する。
所定数のフレームにおける平均割り当てバンド数が、現在の割り当てバンド数に一致していると判定された場合、ステップS402に進む。一方、所定数のフレームにおける平均割り当てバンド数が、現在の割り当てバンド数に一致していないと判定された場合、ステップS403に進む。
すなわち、安定的に5バンド以上の割り当てがされている場合にのみ、バンド選択方法が下位5バンド選択方法に決定される可能性がある。バンド数が極端に増減するような場合には、下位バンドのCINRを無線基地局200に通知するメリットがないためである。
ステップS403において、無線通信端末100は、上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
ステップS402〜ステップS407において、無線通信端末100は、上位5バンド選択時の各バンドのMCS及びスループットを算出する。
具体的には、ステップS404において、無線通信端末100は、あるバンドについて、当該バンドが上位5バンドに該当するか否かを判定する。上位5バンドに該当すると判定された場合、ステップS405に進む。上位5バンドに該当しないと判定された場合、ステップS406に進む。
ステップS405において、無線通信端末100は、当該バンドのCINRに対応するMCSを決定する。
ステップS406においては、無線通信端末100は、当該バンドのMCSを最低のMCSに設定する。
ステップS407において、無線通信端末100は、ステップS405又はステップS406で得られたMCSに対応するスループットを取得する。無線通信端末100は、MCSとスループットとを対応付けたテーブルを予め記憶しており、当該テーブルを用いてMCSに対応するスループットを取得する。
ステップS404〜ステップS407の処理が各バンドについて完了すると、ステップS409に進む。
ステップS409において、無線通信端末100は、ステップS402〜ステップS407で得られた各バンドのスループットの合計値を算出する。
次に、ステップS410〜ステップS415において、無線通信端末100は、下位5バンド選択時の各バンドのMCS及びスループットを算出する。
具体的には、ステップS411において、無線通信端末100は、あるバンドについて、当該バンドが下位5バンドに該当するか否かを判定する。下位5バンドに該当すると判定された場合、ステップS412に進む。下位5バンドに該当しないと判定された場合、ステップS413に進む。
ステップS412において、無線通信端末100は、当該バンドのCINRに対応するMCSを決定する。
ステップS413においては、無線通信端末100は、当該バンドのMCSを、下位5バンド中の最高のMCSに設定する。
ステップS414において、無線通信端末100は、ステップS412又はステップS413で得られたMCSに対応するスループットを取得する。
ステップS411〜ステップS414の処理が各バンドについて完了すると、ステップS416に進む。
ステップS416において、無線通信端末100は、ステップS410〜ステップS415で得られた各バンドのスループットの合計値を算出する。
ステップS417において、無線通信端末100は、ステップS416で算出した合計スループットが、ステップS409で算出した合計スループットよりも大きいか否かを判定する。ステップS416で算出した合計スループットがステップS409で算出した合計スループットよりも大きいと判定された場合、ステップS418に進む。ステップS416で算出した合計スループットがステップS409で算出した合計スループット以下であると判定された場合、ステップS419に進む。
ステップS418において、無線通信端末100は、下位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
ステップS419において、無線通信端末100は、上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。
(5.3) 無線基地局の動作
図13は、無線基地局200の動作を示すフローチャートである。
ステップS501において、無線基地局200は、無線通信端末100からREP−RSPメッセージを受信する。
ステップS502において、無線基地局200は、ステップS301で受信したREP−RSPメッセージから、最大で5バンド分のCINRを取得する。
ステップS503において、無線基地局200は、REP−RSPメッセージのBand Selection Modeフィールドが1であるか否かを判定する。Band Selection Modeフィールドが1である場合、ステップS504に進む。一方、Band Selection Modeフィールドが0である場合、ステップS505に進む。
ステップS504において、無線基地局200は、ステップS301で受信したREP−RSPメッセージに格納されていないバンドのCINRを、REP−RSPメッセージに格納されている最大のCINRに設定する。
ステップS505〜ステップS510において、無線基地局200は、各バンドのMCSを決定する。CINRが既知のバンドは当該CINRからMCSが決定され、CINRが未知のバンドは最低MCSに設定される。
具体的には、ステップS506及びステップS507において、無線基地局200は、あるバンドについて、当該バンドのCINRが設定されているか否かを判定する。当該バンドのCINRが設定されていると判定された場合、ステップS508に進む。当該バンドのCINRが設定されていないと判定された場合、ステップS509に進む。
ステップS508において、無線基地局200は、当該バンドのCINRからMCSを決定する。
ステップS509において、無線基地局200は、当該バンドのMCSを最低のMCSに設定する。
ステップS506〜ステップS509の処理が各バンドについて完了すると、ステップS511に進む。
ステップS511において、無線基地局200は、各バンドのMCSに基づくMACスケジューリングを行う。
ステップS512において、無線基地局200は、割り当て結果をDL−MAPとして無線通信端末100に送信する。
(6) 作用・効果
無線通信端末100は、測定したCINRに応じて、無線基地局200にCINRを通知すべきバンドの選択方法を決定する。バンド選択方法は、CINRの低い順にバンドを選択する下位5バンド選択方法を含む。無線基地局200は、通知されたバンド選択方法が下位5バンド選択方法である場合、CINRが通知されないバンドのCINRが、通知されたCINR中の最高値以上であると判定する。
つまり、無線基地局200が、無線通信端末100からCINRを通知されていないバンドを当該無線通信端末100に割り当てる場合であっても、当該バンドに対して、より高いMCSを適用可能となる。したがって、無線基地局200が無線通信端末100におけるCINRに応じてMCSを選択する無線通信システムにおいて、無線通信端末100から無線基地局200へCINRを通知可能なバンド数が制限される場合に、スループットの低下を防止できる。
また、無線通信端末100は、無線基地局200によって割り当てられるバンド数が、無線基地局200にCINRを通知可能なバンド数よりも大きい場合に、下位5バンド選択方法又は上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。したがって、無線基地局200においてCINRが未知となるバンドが発生する場合に限り、下位5バンド選択方法を使用可能とすることができる。
さらに、無線通信端末100は、上位5バンド選択時における最高のMCSと、下位5バンド選択時における最高のMCSとが等しい場合、下位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。一方、上位5バンド選択時における最高のMCSと、下位5バンド選択時における最高のMCSとが異なる場合、上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。したがって、スループットの向上が期待できる場合に限り、下位5バンド選択方法を使用可能となる。
あるいは、無線通信端末100は、下位5バンド選択時における合計スループットが上位5バンド選択時における合計スループットよりも大きい場合、下位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。一方、無線通信端末100は、下位5バンド選択時における合計スループットが上位5バンド選択時における合計スループット以下である場合、上位5バンド選択方法をバンド選択方法として決定する。したがって、スループットの向上が期待できる場合に限り、下位5バンド選択方法を使用可能となる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線通信端末100がCINRを測定していたが、CINRに限らず、RSSIなどを測定してもよい。
また、上述した実施形態では、無線通信端末100が無線基地局200へCINRを通知していたが、CINRに代えて、CINRに対応するMCSを無線基地局200に通知してもよい。
上述した実施形態では、WiMAX規格に基づく無線通信システムについて説明したが、WiMAX規格に基づく無線通信システムに限らず、他のマルチキャリア通信システムであってもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 図1に示した無線通信システムで用いられる通信フレームの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末に記憶されるバンド情報テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が無線基地局に送信するREP−RSPメッセージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局に記憶されるバンド情報テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの概略動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が実行するバンド選択方法決定処理(パターン1)の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が実行するバンド選択方法決定処理(パターン2)の詳細を示すフローチャートである(その1)。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が実行するバンド選択方法決定処理(パターン2)の詳細を示すフローチャートである(その2)。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100…無線通信端末、101…無線通信部、102…CINR測定部、103…バンドMCS決定部、104…バンド選択方法決定部、105…REP−RSPメッセージ生成部、106…MAC PDU処理部、107…PHY PDU処理部、108…MAP処理部、109…データキュー管理部、110…上位レイヤ処理部、200…無線基地局、201…無線通信部、202…PHY PDU処理部、203…MAC PDU処理部、204…REP−RSPメッセージ取得部、205…バンドMCS決定部、206…MACスケジューラ、207…MAP生成部、208…データキュー管理部、209…上位レイヤ処理部

Claims (7)

  1. 無線基地局と、前記無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末とを備える無線通信システムであって、
    前記無線通信端末は、
    前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質をチャネル毎に測定する測定部と、
    測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定する選択方法決定部と、
    決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数までのチャネルを選択する選択部と、
    決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知する通知部とを備え、
    前記無線基地局は、
    通知された前記選択方法及び前記品質情報に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定する判定部と、
    通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定する変調クラス決定部とを備え、
    前記判定部は、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定する無線通信システム。
  2. 前記選択方法決定部は、前記無線基地局によって割り当てられる前記複数のチャネルの数が、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数よりも大きい場合に、前記下位選択方法、又は前記品質情報の高い順にチャネルを選択する上位選択方法を前記選択方法として決定する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記選択方法決定部は、
    測定された前記受信品質に対応する変調クラスを前記チャネル毎に判定し、
    前記上位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合における最高の変調クラスである第1変調クラスと、前記下位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合における最高の変調クラスである第2変調クラスとが等しいか否かを判定し、
    前記第1変調クラスと前記第2変調クラスとが等しいと判定された場合、前記下位選択方法を前記選択方法として決定し、
    前記第1変調クラスと前記第2変調クラスとが異なると判定された場合、前記上位選択方法を前記選択方法として決定する請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記選択方法決定部は、
    前記上位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合におけるスループットを前記チャネル毎に判定するとともに、判定した前記スループットから前記複数のチャネルの合計スループットである第1合計スループットを算出し、
    前記下位選択方法によって前記通知可能なチャネル数までのチャネルが選択された場合におけるスループットを前記チャネル毎に判定するとともに、判定した前記スループットから前記複数のチャネルの合計スループットである第2合計スループットを算出し、
    前記第2合計スループットが前記第1合計スループットよりも大きいか否かを判定し、
    前記第2合計スループットが前記第1合計スループットよりも大きいと判定された場合、前記下位選択方法を前記選択方法として決定し、
    前記第2合計スループットが前記第1合計スループット以下であると判定された場合、前記上位選択方法を前記選択方法として決定する請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末であって、
    前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質をチャネル毎に測定する測定部と、
    測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定する選択方法決定部と、
    決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数までのチャネルを選択する選択部と、
    決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知する通知部とを備え、
    前記選択方法は、前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法を含む無線通信端末。
  6. 無線通信端末に割り当てた複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線通信端末と通信する無線基地局であって、
    前記無線通信端末によって通知された選択方法及び品質情報に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定する判定部と、
    通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定する変調クラス決定部とを備え、
    前記品質情報は、前記無線通信端末が受信した無線信号の受信品質を示し、
    前記判定部は、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定する無線基地局。
  7. 無線基地局と、前記無線基地局によって割り当てられる複数のチャネルのいずれかを用いて前記無線基地局と通信する無線通信端末とによって実行される無線通信方法であって、
    前記無線通信端末が、前記無線基地局から受信した無線信号の受信品質をチャネル毎に測定するステップと、
    前記無線通信端末が、測定された前記受信品質に基づき、測定された前記受信品質を示す品質情報を前記無線基地局に通知すべきチャネルの選択方法を決定するステップと、
    前記無線通信端末が、決定された前記選択方法に応じて、前記無線基地局に品質情報を通知可能なチャネル数までのチャネルを選択するステップと、
    前記無線通信端末が、決定された前記選択方法、及び選択された前記チャネルの品質情報を前記無線基地局に通知するステップと、
    前記無線基地局が、通知された前記選択方法及び前記品質情報に応じて、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報を判定するステップと、
    前記無線基地局が、通知された前記品質情報及び判定された前記品質情報に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに適用する変調クラスを決定するステップとを備え、
    前記判定するステップでは、通知された前記選択方法が前記品質情報の低い順にチャネルを選択する下位選択方法である場合、前記品質情報が通知されないチャネルの品質情報が、通知された前記品質情報中の最高値以上であると判定する無線通信方法。
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