JP2008239099A - 車両騒音制御装置および車両騒音制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行中に起こる車室内の状況の変化に対してすばやく対応し、騒音制御の効果を維持する。
【解決手段】本発明の車両騒音制御装置は、記憶部12が、フィルタ係数ダウンロードサーバ100からダウンロードされた、環境変化予測部13により予測される将来の室内環境に合致するフィルタ係数を記憶し、環境変化検知部11による車室内環境または車両周辺環境の変化の検知に基づき、この環境変化に応じたフィルタ係数が選択されてFxフィルタF13へコピーされる。このFxフィルタF13にコピーされたフィルタ係数に基づき車室内で騒音を制御する制御音が生成されることとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の車両騒音制御装置は、記憶部12が、フィルタ係数ダウンロードサーバ100からダウンロードされた、環境変化予測部13により予測される将来の室内環境に合致するフィルタ係数を記憶し、環境変化検知部11による車室内環境または車両周辺環境の変化の検知に基づき、この環境変化に応じたフィルタ係数が選択されてFxフィルタF13へコピーされる。このFxフィルタF13にコピーされたフィルタ係数に基づき車室内で騒音を制御する制御音が生成されることとなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両で発生する騒音を低減させる制御音を出力するスピーカから車両の車室内の所定位置に設けられたエラーマイクまでの伝達特性をあらわす伝達特性係数に基づいて該制御音を適応的に変化させることによって、該車室内において該騒音を制御する車両騒音制御装置および車両騒音制御方法に関し、特に、走行中に起こる車室内や車両周辺の状況の変化に対してすばやく対応し、騒音制御の効果を維持することが可能な車両騒音制御装置および車両騒音制御方法に関する。
従来から、逆位相の制御音を与えることで騒音を打ち消す騒音制御技術を利用し、自動車のエンジン音やモータ音、ロードノイズを低減する装置が考案されている。かかる車両用の騒音制御では、制御対象の騒音を参照マイクなどで取得し、取得結果から制御音を生成してスピーカから出力することで目的の位置において制御音を騒音に干渉させ、騒音を低減・消滅させる。
ここで、効果的に騒音を制御するために、騒音を制御する目的位置にエラーマイクを設置し、制御音を出力するスピーカからエラーマイクまでの空間伝達特性を同定し、エラーマイクの集音結果を制御音にフィードバックして制御音を適応的に変化させることが一般的である。例えば特許文献1に示すように、自動車に乗員がいないことを検知して、空間伝達特性を同定する従来技術が知られている。
しかしながら、上記特許文献1に代表される従来技術では、車室内の状況が変化した場合に、再度空間伝達特性の同定をおこなわなければならないが、この処理に時間がかかるため、この変化にすばやく対応することができず、騒音制御の効果が悪化する場合があった。
また、空間伝達特性の同定をおこなう際、大音量のノイズがスピーカから出力されるため、自動車に乗員がいた場合には空間伝達特性の同定のたびに乗員に不快感を与えることとなる。しかし、上記特許文献1に示されるように、乗員がいないことを検知した場合に空間伝達特性を同定する従来技術では、乗員がいる限り空間伝達特性の同定を行うことができないため、走行中に起こる車室内の状況の変化に対して騒音制御の効果を維持することは不可能であった。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、走行中に起こる車室内の状況の変化に対してすばやく対応し、騒音制御の効果を維持することが可能な車両騒音制御装置および車両騒音制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、車両で発生する騒音を低減させる制御音を出力するスピーカから車両の車室内の所定位置に設けられたエラーマイクまでの伝達特性をあらわす伝達特性係数に基づいて該制御音を適応的に変化させることによって、該車室内において該騒音を制御する車両騒音制御装置であって、前記車両の車室内環境または周辺環境に応じた前記伝達特性係数をあらかじめ記憶しておく係数記憶手段と、前記車室内環境または前記周辺環境を検知する環境検知手段と、前記環境検知手段により前記車室内環境または前記周辺環境が検知されると、これらの環境に応じた前記伝達特性係数を前記係数記憶手段から読み出し、該伝達特性係数に基づいて前記制御音を生成する制御音生成手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記係数記憶手段に記憶させる前記伝達特性係数を、必要に応じて外部サーバ装置から通信によって取得する係数取得手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記車室内環境または前記周辺環境の変化に基づく将来の車室内環境または将来の周辺環境を推定する環境推定手段をさらに備え、前記係数取得手段は、前記環境推定手段により推定された前記将来の車室内環境または前記将来の周辺環境に対応する前記伝達特性係数を前記外部サーバ装置からあらかじめ選択的に取得して前記係数記憶手段に記憶させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記環境推定手段は、ナビゲーションシステムから取得された経路情報に基づいて前記将来の車室内環境または前記将来の周辺環境を推定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記係数取得手段は、前記環境検知手段により前記車室内環境または前記周辺環境が検知される都度、前記外部サーバ装置から前記伝達特性係数を取得することを特徴とする。
また、本発明は、車両で発生する騒音を低減させる制御音を出力するスピーカから車両の車室内の所定位置に設けられたエラーマイクまでの伝達特性をあらわす伝達特性係数に基づいて該制御音を適応的に変化させることによって、該車室内において該騒音を制御する車両騒音制御方法であって、通信によって外部サーバ装置から選択的に取得された、前記車室内環境または前記周辺環境に応じた前記伝達特性係数をあらかじめ記憶しておく係数記憶工程と、前記車室内環境または前記周辺環境の変化に応じて前記車室内環境または前記周辺環境を検知する環境検知工程と、前記環境検知工程により前記車室内環境または前記周辺環境が検知されると、前記係数記憶工程によって記憶された該車室内環境または該周辺環境に応じた前記伝達特性係数を読み出し、該伝達特性係数に基づいて前記制御音を生成する制御音生成工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、あらかじめ記憶されている伝達特性係数に基づいて制御音を生成するので、車室内の空間伝達特性の同定を必要とせず、迅速に騒音を制御することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明によれば、伝達特性係数を必要に応じて外部サーバ装置から通信によって取得するので、係数記憶手段にすべての必要な伝達特性係数を記憶させておかなくても、必要に応じて外部サーバ装置から取得することとなり、係数記憶手段の記憶領域を節減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、環境推定手段により推定された将来の車室内環境または将来の周辺環境に対応する伝達特性係数を外部サーバ装置からあらかじめ選択的に取得して係数記憶手段に記憶させるので、係数記憶手段にすべての必要な伝達特性係数を記憶させておかなくても、将来必要になると推定される係数を外部サーバ装置から取得することとなり、係数記憶手段の記憶領域を節減しつつ、必要となりうる伝達特性係数をあらかじめ取得しておくことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ナビゲーションシステムから取得された経路情報に基づいて将来の車室内環境または将来の周辺環境を推定するので、より尤度の高い将来の車室内環境または将来の周辺環境を推定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、環境検知手段により車室内環境または周辺環境が検知される都度、外部サーバ装置から伝達特性係数を取得するので、将来の車室内環境または将来の周辺環境を推定せずとも、必要な伝達特性係数を取得することが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、本発明の車両騒音制御装置および車両騒音制御方法に係る実施例を詳細に説明する。
先ず、本発明の実施例にかかる車両騒音制御装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施例にかかる車両騒音制御装置の構成を示す機能ブロック図である。車両騒音制御装置1は、車両に搭載され、各種車載センサ部2、ナビゲーションシステム3などと接続される。
各種車載センサ部2は、駆動制御ユニット、乗員検知センサ、ドア制御ユニット、窓制御ユニット、温度センサ、湿度センサなど(いずれも図示せず)を含む。
駆動制御ユニットは、車両の駆動手段、すなわちエンジンやモータの動作を制御するユニットであり、例えば電子制御燃料噴射装置ECU(Engine Control Unit)である。駆動制御ユニットは、例えばエンジン始動にかかる信号(エンジン始動信号)を出力する。
乗員検知センサは、座席にかかる面圧を検知するシートセンサや車室内を画像認識する画像認識装置などによって実現され、車両内の乗員を検知する処理を行なう。乗員検知センサは、車両内の搭乗者数にかかる信号(搭乗者数信号)を出力する。
ドア制御ユニットは、ドアの開閉状態を検知する処理部であり、窓制御ユニットは、窓の開閉を制御する処理部であり、具体的にはともにボディECUなどによって実現される。ドア制御ユニットは、ドアの開閉状態にかかる信号(ドア開閉信号)を出力し、窓制御ユニットは、窓の開閉状態にかかる信号(窓開閉信号)を出力する。
温度センサは、車両の室内(以下、車室内と呼ぶ)の温度を検知するセンサであり、ボディECUによって制御される。温度センサは、車室内温度にかかる信号(温度信号)を出力する。
湿度センサは、車室内の湿度を検知するセンサであり、ボディECUによって制御される。温度センサは、車室内湿度にかかる信号(湿度信号)を出力する。
なお、各種車載センサ部2は、天候センサ(日照あり、降雨ありなどを検知するセンサ)や時刻を検知するシステム時計などを含んでもよい。天候センサは、天候にかかる信号(天候信号)を出力し、システム時計は時刻信号を出力する。
ナビゲーションシステム3は、操作者の目的地設定に応じて、車両の現在位置から目的地までの経路情報を検索して表示する装置である。ナビゲーションシステム3は、車両の現在位置から目的地までの経路の状況にかかる信号(経路状況信号)を出力する。
車両騒音制御装置1では、参照マイクM1、適応フィルタF11、LMS(Least Median of Squares)演算部F12、Fx(Filtered-X)フィルタF13、スピーカsp1、エラーマイクM2によって騒音制御回路が形成されている。
この騒音制御回路は、参照マイクM1が騒音源(例えばエンジン)から発生する騒音を取得し、この騒音を適応フィルタF11およびFxフィルタF13に入力する。
適応フィルタF11は、参照マイクM1からの入力に対してフィルタ係数を畳み込んで制御音を生成し、スピーカsp1を介して車室内で再生する。ここで、スピーカsp1およびエラーマイクM2は、図2のスピーカとエラーマイクの配置について説明する説明図に示すように、車室内に設置されている。
特に、エラーマイクM2は同図に示すようにシートst1のヘッドレスト近傍、すなわち乗員の耳の近傍に設置されており、集音結果をLMS演算部F12に入力する。
FxフィルタF13は、誤差経路を補償する騒音制御のためのフィルタ係数を格納しており、参照マイクM1からの入力に対して格納したフィルタ係数による処理を施してLMS演算部F12に入力する。
LMS演算部F12は、FxフィルタF13およびエラーマイクM2の入力を受けて、最小二乗法を用いてエラーマイクM2からの入力が最小となるように適応フィルタF11のフィルタ係数を更新する。
また、車両騒音制御装置1は、環境変化検知部11、記憶部12、環境変化予測部13、通信部14、通信制御部15、無線通信アンテナ16を備える。
車両騒音制御装置1は、無線通信アンテナ16を介して、無線伝送路Cを経由して基地局BSと無線通信可能である。基地局BSは、ネットワークNを介してフィルタ係数ダウンロードサーバ100と接続されている。すなわち、車両騒音制御装置1は、フィルタ係数ダウンロードサーバ100と通信可能に接続されており、このフィルタ係数ダウンロードサーバ100から必要に応じてFxフィルタF13で使用するフィルタ係数をダウンロードする。
このような構成にすることによって、FxフィルタF13に格納されるFxフィルタ係数を、ANC(Active Noise Control)の空間伝達特性の同定処理をおこなうことなく、様々な車室内環境に対応する種々のフィルタ係数に更新することが可能となる。なお、FxフィルタF13に格納されるフィルタ係数は、空間伝達特性をあらわす伝達特性係数である。
また、フィルタ係数ダウンロードサーバ100に様々な車室内環境に対応する種々のフィルタ係数を保持するため、記憶部12にはすべての車室内環境に対応するフィルタ係数を保持する必要がなく、必要なフィルタ係数を保持するのみで足り、記憶部12の記憶容量を低減することができる。
環境変化検知部11は、各種車載センサ部2から出力される各種信号(エンジン始動信号、搭乗者数信号、ドア開閉信号、窓開閉信号、温度信号、湿度信号、天候を示す信号、時刻を示す信号)およびナビゲーションシステム3からの周辺状況(市街地であるか高速道路であるかなど)を示す信号の入力を受け付け、これらの信号に基づいて、車室内環境または車両の周辺環境の変化を検知する。例えば、温度センサの温度信号の出力にしたがって車室内の温度の上昇または低下を検知する。あるいは、ナビゲーションシステム3が出力する信号にしたがって、現在車両が位置する周辺状況の変化を検知する。そして、環境変化検知部11は、検知した車室内環境または周辺環境の変化を通知する信号(環境変化通知信号)を、記憶部12へ出力する。
記憶部12は、フィルタ係数ダウンロードサーバ100からダウンロードされたフィルタ係数を記憶する記憶手段である。そして、記憶部12は、環境変化通知信号の入力を受け付け、該環境変化通知信号に応じたフィルタ係数を選択してFxフィルタF13へコピーする。記憶部12からFxフィルタF13へのフィルタ係数のコピーは高速におこなうことが可能であるので、環境変化検知部11によって車室内環境または周辺環境の変化が検知されたならば、この変化に応じた車室内環境の変化に高速に追従して騒音制御をおこなうことが可能となる。
環境変化予測部13は、ナビゲーションシステム3から入力された経路情報に基づいて、車両が目的地へ至るまでに通過する経路の経路状況を判定し、この経路状況に合致するフィルタ係数をフィルタ係数ダウンロードサーバ100からダウンロードする要求を送信するように、通信制御部15に対して指示する。これによって、記憶部12には、環境変化予測部13によって予測される経路情報に基づく経路の経路状況に合致するフィルタ係数のみを記憶しておけばよいこととなり、記憶部12の容量を省き、フィルタ係数ダウンロードサーバ100との通信トラフィックを軽減し、また、きめ細かな騒音制御をおこなうための大容量データのフィルタ係数であっても記憶部12に記憶可能となる。
ここで、経路状況は、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路の状況であり、車両の現在位置から目的地に至るまで通過する地点の特徴を、例えば図3のナビゲーションシステムから通知される経路上の予測される経路状況に示すように、“市街地”、“海岸部”、“山間部”、“トンネル”、“橋”、“高速道路”などのように分類するものである。例えば“市街地”であれば、都市熱による一時的な温度上昇が予測される。
また、“海岸部”であれば、海風による湿度の上昇などが予測される。あるいは“山間部”であれば、標高の上昇により気温の低下が予測され、“トンネル”であれば、窓が閉められることによって室内温の上昇が予測される。また、“橋”であれば、風によって室内温度の低下、湿度の低下などが予測される。また、“高速道路”であれば、窓が閉められることによって室内温の上昇が予測される。
このように、経路上の各地点の地理的、地形的属性によって分類すことによって、その地点での車室内環境の変化がある程度予測される。このため、環境変化予測部13が、ナビゲーションシステム3から得られる経路情報に基づいて経路状況を分類し、この分類に基づいて車室内環境の変化を予測することに意義がある。
通信部14は、無線通信アンテナ16を介した無線通信をおこなうための通信インターフェースである。フィルタ係数ダウンロードサーバ100からダウンロードされたフィルタ係数を記憶部12へ受け渡すとともに、通信制御部15からの指示に応じて、フィルタ係数ダウンロードサーバ100に対して必要なフィルタ係数のダウンロードを送信する。
通信制御部15は、環境変化予測部13から受け渡された経路状況に合致するフィルタ係数のダウンロードの要求を、自車両の車種を指定して通信部14を介してフィルタ係数ダウンロードサーバ100に対して送信する。
次に、フィルタ係数ダウンロードサーバ100に記憶される車種別・条件別のフィルタ係数について説明する。図4は、フィルタ係数ダウンロードサーバ100に記憶される車種別・条件別のフィルタ係数の例を示す図である。
フィルタ係数ダウンロードサーバ100には、車種別、条件別に分類されるフィルタ係数が記憶されている。ここで、フィルタ係数が条件(経路状況、温度、湿度、搭乗者数など)別のみならず、車種別に分類されるのは、次の理由による。すなわち、車種別にボディや室内仕様が異なると、同一条件であっても空間伝達特性が当然に異なるためである。
同図に示すように、例えば「車種」が“1型”には、「条件」の「経路状況」が“市街地”、“海岸部”、・・・ごとにフィルタ係数が異なる。それぞれの「経路状況」に“温度”、“湿度”、“搭乗者数”、・・・ごとにフィルタ係数はさらに異なる。
例えば「車種」が“1型”で、「経路状況」が“市街地で”、「温度」が“10度未満”、「湿度」が“50%未満”、「搭乗者数」が“1〜2人”であれば、「フィルタ係数」として“C11-1、・・・、C11-nが対応付けられている。また、「車種」が“1型”で、「経路状況」が“市街地で”、「温度」が“10度未満”、「湿度」が“50%未満”、「搭乗者数」が“3人以上”であれば、「フィルタ係数」として“D11-1、・・・、D11-nが対応付けられている。
ここで、「搭乗者数」によってフィルタ係数が異なるのは、搭乗者数が多いほど車室内温度の上昇が予測されるためである。
その他の「車種」についても、上記同様に、「経路状況」、「温度」、「湿度」、「搭乗者数」、・・・ごとに異なるフィルタ係数が対応付けられている。
なお、フィルタ係数は、「車種」、「経路状況」、「温度」、「湿度」、「搭乗者数」、・・・を考慮して実験により測定された空間伝達特性または理論的に導き出された空間伝達特性に基づいてあらかじめ決定されている、少なくとも一つの要素を含む係数である。
次に、実施例にかかる車両騒音制御装置で実行されるフィルタ係数更新処理について説明する。図5は、実施例にかかる車両騒音制御装置で実行されるフィルタ係数更新処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、環境変化予測部13は、ナビゲーションシステム3から経路情報を取得する(ステップS101)。
続いて、環境変化予測部13は、ナビゲーションシステム3から取得された経路情報に基づいて、車室内環境の変化を予測する(ステップS102)。続いて、通信制御部15は、予測される車室内環境に対応するフィルタ係数のダウンロードをフィルタ係数ダウンロードサーバ100に対して要求する(ステップS103)。
続いて、通信部14は、フィルタ係数ダウンロードサーバ100から、ステップS103の要求に合致するフィルタ係数の一覧を記憶部12にダウンロード完了したか否かを判定する(ステップS104)。ダウンロード完了したと判定される場合(ステップS104肯定)に、ステップS105へ移り、ダウンロード完了したと判定されない場合(ステップS104否定)に、ステップS102へ移る。
ステップS105では、記憶部12は、環境変化検知部11により検知された車室内環境に一致するフィルタ係数をFxフィルタF13にコピーする。続いて、LMS演算部F12および適応フィルタF11は、Fxにコピーされたフィルタ係数に基づいて制御音を生成し、騒音制御処理を実行する(ステップS106)。
続いて、環境変化検知部11は、各種車載センサ部2より、車室内環境の変化を検知したか否かを判定する(ステップS107)。車室内環境の変化を検知したと判定された場合(ステップS107肯定)に、ステップS105へ移り、車室内環境の変化を検知したと判定されなかった場合(ステップS107否定)に、ステップS108へ移る。
ステップS108では、各種車載センサ部2の駆動制御ユニットがエンジンオフを検知したか否かを判定する。エンジンオフを検知した場合(ステップS108肯定)に、フィルタ係数更新処理を終了し、エンジンオフを検知しなかった場合(ステップS108否定)に、ステップS107へ移る。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。また、実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
フィルタ係数が小さく設定され、車両騒音制御装置1の消音効果が低く設定されている場合、環境変化予測部13を備えない構成としてもよく、環境変化検知部11が車室内環境の変化を検知するごとにフィルタ係数ダウンロードサーバ100から条件に合致するフィルタ係数をダウンロードするようにしてもよい。この場合、車両騒音制御装置1の構成をより簡略化することが可能となる。
上記実施例では、環境変化検知部11によって車室内環境または車両周辺環境の変化が検知されるごとに、記憶部12からFxフィルタ部へ、条件に合致するフィルタ係数をコピーして追従制御をおこなうこととした。しかし、これに限らず、追従制御をおこなわず、環境変化検知部11は、所定の契機(例えばエンジンオン時など)に際してのみ車室内環境または車両周辺環境を検知して、フィルタ係数ダウンロードサーバ100から汎用のフィルタ係数をダウンロードするとしてもよい。
また、上記実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記実施例で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した車両騒音制御装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、車両騒音制御装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)(またはMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)などのマイクロ・コンピュータ)および当該CPU(またはMPU、MCUなどのマイクロ・コンピュータ)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
本発明は、走行中に起こる車室内の状況の変化に対してすばやく対応し、騒音制御の効果を維持したい場合に有用であり、特に、車室内の空間伝達特性の同定を必要とせず、迅速に騒音を制御したい場合に効果的である。
C 無線伝送路
BS 基地局
N ネットワーク
sp1 スピーカ
st1 シート
1 車両騒音制御装置
2 各種車載センサ部
3 ナビゲーションシステム
11 環境変化検知部
12 記憶部
13 環境変化予測部
14 通信部
15 通信制御部
16 無線通信アンテナ
F11 適応フィルタ
F12 LMS演算部
F13 Fxフィルタ
M1 参照マイク
M2 エラーマイク
100 フィルタ係数ダウンロードサーバ
BS 基地局
N ネットワーク
sp1 スピーカ
st1 シート
1 車両騒音制御装置
2 各種車載センサ部
3 ナビゲーションシステム
11 環境変化検知部
12 記憶部
13 環境変化予測部
14 通信部
15 通信制御部
16 無線通信アンテナ
F11 適応フィルタ
F12 LMS演算部
F13 Fxフィルタ
M1 参照マイク
M2 エラーマイク
100 フィルタ係数ダウンロードサーバ
Claims (6)
- 車両で発生する騒音を低減させる制御音を出力するスピーカから車両の車室内の所定位置に設けられたエラーマイクまでの伝達特性をあらわす伝達特性係数に基づいて該制御音を適応的に変化させることによって、該車室内において該騒音を制御する車両騒音制御装置であって、
前記車両の車室内環境または周辺環境に応じた前記伝達特性係数をあらかじめ記憶しておく係数記憶手段と、
前記車室内環境または前記周辺環境を検知する環境検知手段と、
前記環境検知手段により前記車室内環境または前記周辺環境が検知されると、これらの環境に応じた前記伝達特性係数を前記係数記憶手段から読み出し、該伝達特性係数に基づいて前記制御音を生成する制御音生成手段と
を備えたことを特徴とする車両騒音制御装置。 - 前記係数記憶手段に記憶させる前記伝達特性係数を、必要に応じて外部サーバ装置から通信によって取得する係数取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両騒音制御装置。
- 前記車室内環境または前記周辺環境の変化に基づく将来の車室内環境または将来の周辺環境を推定する環境推定手段をさらに備え、
前記係数取得手段は、前記環境推定手段により推定された前記将来の車室内環境または前記将来の周辺環境に対応する前記伝達特性係数を前記外部サーバ装置からあらかじめ選択的に取得して前記係数記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2に記載の車両騒音制御装置。 - 前記環境推定手段は、ナビゲーションシステムから取得された経路情報に基づいて前記将来の車室内環境または前記将来の周辺環境を推定することを特徴とする請求項3に記載の車両騒音制御装置。
- 前記係数取得手段は、前記環境検知手段により前記車室内環境または前記周辺環境が検知される都度、前記外部サーバ装置から前記伝達特性係数を取得することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の車両騒音制御装置。
- 車両で発生する騒音を低減させる制御音を出力するスピーカから車両の車室内の所定位置に設けられたエラーマイクまでの伝達特性をあらわす伝達特性係数に基づいて該制御音を適応的に変化させることによって、該車室内において該騒音を制御する車両騒音制御方法であって、
通信によって外部サーバ装置から選択的に取得された、前記車室内環境または前記周辺環境に応じた前記伝達特性係数をあらかじめ記憶しておく係数記憶工程と、
前記車室内環境または前記周辺環境の変化に応じて前記車室内環境または前記周辺環境を検知する環境検知工程と、
前記環境検知工程により前記車室内環境または前記周辺環境が検知されると、前記係数記憶工程によって記憶された該車室内環境または該周辺環境に応じた前記伝達特性係数を読み出し、該伝達特性係数に基づいて前記制御音を生成する制御音生成工程と
を含んだことを特徴とする車両騒音制御方法。
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