JP2008236673A - 監視カメラ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザによる複雑な操作を必要とせずに撮影領域から、監視対象領域やプライベートマスク領域等の領域を設定する。
【解決手段】受信した撮影画像データに含まれる物体の輪郭を抽出して輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段111cと、生成した輪郭画像における輪郭部が線成分となるように輪郭画像を補間する輪郭画像補間手段111dと、補間された輪郭画像に含まれる線成分により形成された閉領域から、所定の条件に基づく閉領域を監視対象領域候補として検出する閉領域検出手段111eと、検出した監視対象領域候補のサイズを編集する編集手段111fと、編集した監視対象領域候補を監視対象領域として決定する決定手段111g,111hと、決定した監視対象領域を監視カメラに送信する送信手段112とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視カメラの撮影画像に監視領域やプライベートマスクを設定させるための制御情報を生成して監視カメラに送信する監視カメラ制御装置に関する。
近年、防犯対策等のために、様々な場所で監視カメラによって監視領域の画像を撮影する監視システムが利用されている。監視カメラで撮影された画像データは記録媒体に記録され、後に監視領域への侵入者を確認する必要が生じた場合等に利用される。
監視システムでは24時間体制で画像データが撮影されることが一般的であり、記録媒体には、監視カメラで撮影された膨大な容量の画像データが記録されることになる。このように記録媒体に膨大なデータ量の画像データが記録されていると、記録媒体に記録される画像データが必要になったときに確認したいデータ部分を探し出す際のユーザの負担が大きい。すなわち、長時間に渡って記録媒体に記録されている画像データを再生する等して、必要な画像データ部分を探索する必要がある。
必要なデータ部分を探索する際のユーザ負担の軽減のため、監視領域内に人物や自動車が動く等のイベントがあった時点や、外部からの警報信号の入力等のイベントがあった時点の画像データにインデックスを付して記録媒体に記録することがある。このようなイベントに基づいて画像データにインデックスを付していれば、記録媒体に記録される画像データが必要になったとき、ユーザは、インデックスを参考にして確認したいデータ部分を探し出すことで、ユーザの負担が軽減される。
一方、監視カメラで撮影される画像からは、監視の対象ではない公道を通過する人物や自動車、侵入する小動物、蛍光灯のちらつき、扉の開閉等のイベントを検出することがある。しかしながら、検出した全てのイベントに基づいてインデックスを付与すると、画像データに付されるインデックスは必要以上に多くなり、利用しにくくなる。
このようなインデックスの過剰な付与を防止する目的で、入力される画像データの中で、図11に示すように、イベントを検出する監視領域t41〜t45を予め指定しておき、指定した監視領域t41〜t45内で動きがあった場合にイベントの発生として利用する技術がある(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、図11に示すように監視の対象として指定した領域内でイベントが検出された場合にはインデックスを付すが、指定された領域外でイベントが発生した場合にはインデックスは付されない。このように必要となる可能性の高いイベントについてのみインデックスが付されることで、インデックスの過剰な付与によるユーザへの弊害は防止される。
一方、監視カメラは屋内屋外の様々な場所に設置されているが、監視の対象ではない一般市民の生活も監視されることもあり、プライバシーが侵害される問題がある。例えば、監視の対象としない近隣の家の周りや中まで監視カメラによって撮影されることもありうる。
このような、監視カメラで監視領域外の画像データの撮影を防止し、プライバシーを保護するため、例えば、図12に示すように、近隣の家の窓付近等に予めプライベートマスク領域t51〜t55を設定し、画像データ中のプライベートマスク領域t51〜t55に固定色やモザイク等のプライベートマスクを付す技術がある(例えば、特許文献3参照)。
また、マスク領域の設定を自動で行う技術も知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2005−277640号公報 特開2000−3480号公報 特開2001−69494号公報 特開平11−70922号公報
特許文献1に記載される技術では、ユーザが監視カメラで撮影可能な領域から、対象とする領域を点によって指定している。また、特許文献2に記載される技術では、楕円形のような固定形状のマスクで領域が設定されている。さらに、特許文献3に記載される技術では、プライベートマスク領域を座標を利用して指定している。
しかしながら、特許文献1乃至3にあるように座標や固定形状でユーザが領域の位置や大きさを設定するのは実用的には困難な場合が多い。例えば、図11に示す例では、監視領域を4つの四角形の領域t41〜t44と、1つの三角形の領域t45とを組み合わせて指定している。また、図12に示す例では、プライベートマスク領域を2つの四角形の領域t51,t52と、3つの三角形の領域t53〜t55とを組み合わせて指定している。
監視対象とする領域はもともと複雑な場合が多い。そのうえ、監視カメラは天井等の高い位置に設置されていることが一般的であるが、例えば方形の窓であっても監視カメラによって撮影された画像データ中では、その形状が台形になる等のように領域の形状が更に複雑になることもある。このような複雑な形状の領域に対して、図11や図12で示したように固定形状のマスクを組み合わせるのは困難である。
また、1つの監視カメラで撮影対象となる画像中に監視対象領域やプライベートマスク領域が複数あるとき、ユーザは複雑な領域の選択作業を複数回繰り返す必要があり、特にユーザへの負担は大きい。これは、座標を用いてマスクを指定する場合でも同様であり、ユーザは領域を設定するために多数の座標を指定する必要があり、負担が強いられる。
このように、従来の監視対象領域やプライベートマスク領域の設定作業では、ユーザの複雑な作業を必要としていた。
これに対して、特許文献4に記載された技術では、マスク領域設定を自動で行うものの、マスク設定の対象として想定しているのは錠剤シートである。この特許文献4では、錠剤のシート内の異物混入を検査するために錠剤の輪郭を自動的に検出し、マスクをかけている。このシートは、一定のパターンの形状をしているため、監視カメラ等のように設置される場所によって領域の形状が変化する場合と比較し、容易に領域を特定することができる。したがって、特許文献4に記載の技術を、監視カメラ等での領域の設定に簡単に適用することはできない。
上述したように、従来は、監視対象領域やプライベートマスク領域の設定にユーザの煩雑な作業を必要としていた。また、自動で領域を設定する特許文献4に記載する技術は、監視対象が屋内屋外の一定ではない領域である場合、利用することが出来なかった。
本願発明は、上記課題に鑑み、ユーザによる煩雑な操作を行わせずに、監視カメラに対して、撮影画像の監視対象領域やプライベートマスク領域を設定させることができる監視カメラ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る監視カメラ制御装置は、受信した撮影画像データに含まれる物体の輪郭を抽出して輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、生成した輪郭画像における輪郭部が線成分となるように輪郭画像を補間する輪郭画像補間手段と、補間された輪郭画像に含まれる線成分により形成された閉領域から、所定の条件に基づく閉領域を監視対象領域候補として検出する閉領域検出手段と、検出した監視対象領域候補のサイズを編集する編集手段と、編集した監視対象領域候補を監視対象領域として決定する決定手段と、決定した監視対象領域を監視カメラに送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の監視カメラ制御装置は、受信した撮影画像データに含まれる物体の輪郭を抽出して輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、生成した輪郭画像における輪郭部が線成分となるように輪郭画像を補間する輪郭画像補間手段と、補間された輪郭画像に含まれる線成分により形成された閉領域から、所定の条件に基づく閉領域をプライベートマスク領域候補として検出する閉領域検出手段と、検出したプライベートマスク領域候補のサイズを編集する編集手段と、編集したプライベートマスク領域候補をプライベートマスク領域として決定する決定手段と、決定したプライベートマスク領域を監視カメラに送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
前記監視カメラ制御装置は、輪郭画像補間手段で補間された輪郭画像に対し、所望の線成分を追加させて補間された輪郭画像を修正する輪郭修正手段を更に備えることができる。
本願発明によれば、ユーザによる煩雑な操作を行わせずに、監視カメラに対して、撮影画像の監視対象領域やプライベートマスク領域を設定させることができる。
以下に、図面を用いて本発明を実施するための形態を説明する。
〈第1の実施形態〉
本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置1aは、図1に示すように、インターネットやLAN等のネットワーク3を介して監視カメラ2と接続されて監視カメラシステムを構成している。
監視カメラ制御装置1aは、例えば監視室や警備センター等に設置されており、監視カメラ2に関するネットワーク設定、監視カメラ2へのアクセスを制限するためのパスワード設定、撮影画像のフレームレート、画像サイズ及び圧縮率等のカメラ画質に関する設定を制御する。
また、監視カメラ制御装置1aは、監視カメラ2で撮影された画像データの記録に関する制御を実行する。具体的には、監視カメラ制御装置1aは、予め監視カメラ2が撮影している監視領域Tの中で監視対象領域を設定し、この情報を監視カメラ2に通知している。監視カメラ2は、通知された監視対象領域t1を設定し、設定した監視対象領域t1内で人物の移動等のイベントが発生した場合(画像変化が生じた場合)、監視対象領域t1内でイベントが発生したことを示すインデックス(指標)を付した画像データを監視カメラ制御装置1aに送信する。
本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置1aは、図2に示すように、中央処理装置(CPU)11と、CPU11と内部バス18a〜18cを介して接続される通信処理部12、メモリ13、記録部14、ディスプレイ15、キーボード16及びマウス17を備える一般的なコンピュータが適用できる。例えば、記録部14に記録されている監視カメラ制御プログラムがメモリ13に読み出されて実装されることによって、CPU11に監視対象領域設定部111、通知処理部112、及び記録処理部113を備える監視カメラ制御装置1aが構成される。
通信処理部12は、ネットワーク3を介して接続される監視カメラ2との通信を制御する通信インタフェースである。メモリ13は、ROMやRAM等のメモリである。記録部14は、監視カメラ制御プログラムや、監視カメラ2で撮影された画像データを記録するハードディスク等の記録媒体である。図2に示す監視カメラ制御装置1aでは、入力手段としてキーボード16及びマウス17を備えているが、代わりにタッチパネルやジョイスティクコントローラを入力手段としてもよい。
監視対象領域設定部111は、監視カメラ2の監視領域Tから監視の対象とする監視対象領域t1を設定するために、機能ブロックとして、受信手段111a、変換手段111b、抽出手段111c、補間手段111d、検出手段111e、編集手段111f、決定手段111g、及び設定手段111hを備えている。
受信手段111aは、通信処理部12を介して、監視カメラ2で撮影された画像データを受信すると、受信した画像データを変換手段111bに出力する。監視カメラ2で撮影される画像データが圧縮されたデータであるとき、変換手段111bは、圧縮された画像データを復号し、ビットマップ形式等のその後の処理が可能なデータの形式に変換し、抽出手段111cに出力する。
復号された画像データを入力した抽出手段111cは、この画像データから、画像情報(フレーム中の物体)の輪郭を抽出して輪郭画像を生成し、生成した輪郭画像を補間手段111dに出力する。抽出手段111cは画像データからの各物体の輪郭の抽出に微分やテンプレートマッチング等の技術を用いることができる。
抽出手段111cからの輪郭画像を入力した補間手段111dは、抽出された輪郭画像に対し、直線成分や曲線成分になるように補間処理を行い、補間によって生成した輪郭画像を検出手段111eに出力する。補間手段111dは、補間処理として例えば特許文献4等にも記載されているハフ変換を用いることができる。
補間手段111dから補間処理された輪郭画像を入力した検出手段111eは、輪郭画像に含まれる閉領域から、所定のルールに従って監視対象領域の候補となる閉領域を検出し、検出した監視対象領域の候補をディスプレイ15に表示する。検出手段111eは、例えば面積の大きい閉領域を指定された数分選択し、監視対象領域の候補として検出する。または、検出手段111eは、指定される範囲内の面積の閉領域を監視対象領域の候補として検出してもよい。さらに、検出手段111eは、ユーザによるキーボード16やマウス17を介した操作によって選択された領域から監視対象領域の候補を検出することもできる。
編集手段111fは、ディスプレイ15に表示されている監視対象領域の候補に対してキーボード16やマウス17を介してユーザからの編集の操作を受け付け、監視対象領域のサイズを編集する。
決定手段111gは、編集された領域に対して、キーボード16やマウス17を介したユーザからの操作によって監視対象領域として決定する操作が入力されると、監視カメラ2で撮影される監視領域T内の監視対象領域t1を決定する。
その後、設定手段111hは、決定手段111gで決定した監視対象領域t1を通知処理部112に出力する。
設定手段111hから監視対象領域t1を入力した通知処理部112は、通信処理部12を介して監視カメラ2に入力した監視対象領域t1を送信する。
通信処理部12が監視カメラ2で撮影された画像データを受信すると、記録処理部113は、この画像データを記録部14に記録する。
通知処理部112によって送信された監視対象領域t1を受信した監視カメラ2は、監視対象領域t1を監視カメラ2で設定して監視対象領域t1内で動き検出を実行する。また、監視カメラ2は、監視対象領域t1内でイベントの発生(動き)を検出すると、イベントの発生を示すインデックス(指標)を付した画像データを監視カメラ制御装置1aに送信する。したがって、監視カメラ2がインデックスを付した画像データを送信したとき、監視カメラ制御装置1aでは、記録処理部113によってインデックスが付された画像データが記録部14に記録される。
図3に、監視カメラ制御装置1aによって設定された監視対象領域t1の一例を示す。図3に示す監視領域Tの画像データにおいては、斜線部分が監視対象領域t1として設定されている。例えば、監視対象領域t1内で物体o1〜o5が移動した場合、監視カメラ2は、インデックスをした画像データを監視カメラ制御装置1aに送信し、この画像データを受信した監視カメラ制御装置1aでは、記録処理部113が記録部14にインデックスが付された画像データを記録させる。なお、監視対象領域t1に含まれなかった領域tx1及びtx2は、照明部分であったために、監視対象領域t1から除外されている。この領域tx1及びtx2は、中に含まれている照明の一つの輪郭を拡大することで領域を設定している。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置1aにおいて監視対象領域t1を設定する処理を説明する。
監視対象領域t1を設定する際、監視カメラ制御装置1aは、ネットワーク3を介して監視カメラ2で撮影された画像データを受信手段111aで受信する(S01)。受信手段111aで受信された画像データは、変換手段111bによって、その後の処理で利用可能な形式のデータに変換されて出力される(S02)。
形式が変換された画像データを入力した抽出手段111cは、画像データから輪郭を抽出した輪郭画像を生成して出力する(S03)。補間手段111dは、入力した輪郭画像の輪郭を補間し、出力する(S04)。
輪郭が補間された輪郭画像を入力した検出手段111eは、輪郭画像が含む閉領域から監視対象領域の候補となる領域を検出し、ディスプレイ15に表示する(S05)。
編集手段111fは、ディスプレイ15に表示された候補領域が示される画像データに対し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介してユーザから入力される操作に従って、監視対象領域を編集する(S06)。
決定手段111gによって編集された監視対象領域が決定されると(S07)、設定手段111hは決定された監視対象領域を通知処理部112に出力し(S08)、通知処理部112はこの監視対象領域を監視カメラ2に送信する(S09)。
このように、通知処理部112から送信された監視対象領域t1を受信した監視カメラ2では、受信した監視対象領域t1を設定する。また、監視対象領域t1が設定された監視カメラ2では、監視対象領域t1内で動き検出を実行し、監視対象領域に侵入した物体の動きの検出等のイベントが発生した場合に画像データにイベントが発生したことを示すインデックスを付して監視カメラ制御装置1aに送信する。このインデックスが付された画像データを受信した監視カメラ制御装置1aは、インデックスが付された画像データを記録部14に記録する。
上述した監視カメラ制御装置1aによれば、抽出手段111cによって抽出され、補間手段111dで補間された輪郭に基づいて監視対象領域を設定することで、複数の固定形状パターンを組み合わせたり座標を指定したりする等のユーザの複雑な設定処理を必要とせずに監視対象領域を設定することができ、これを監視カメラ2に送信できる。
なお、監視カメラ制御装置1aは、図2に示すように1台のコンピュータによって構成されるものではなく、一部の構成を外部に備えていてもよい。例えば、監視対象領域設定部111と記録処理部112が別々のコンピュータに備えられる構成であってもよい。また、例えば、監視カメラ2で撮影した画像データを監視カメラ制御装置1a内の記録部14ではなく、外部の記録媒体に記録させるであってもよい。さらには、ディスプレイ15を監視カメラ制御装置1aの外部に設けるようにしてもよい。
〈第2の実施形態〉
本発明の第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置1bは図5に示すように、図2を用いて上述した監視カメラ制御装置1aと比較して、監視対象領域設定部111に代えて監視対象領域設定部114を備える点で異なる。監視対象領域設定部114は、監視対象領域設定部111の構成に加え、追加手段(輪郭修正手段)114aを備えている。この場合も例えば、記録部14に記録されている監視カメラ制御プログラムがメモリ13に読み出されて実装されることによって、CPU11に監視対象領域設定部114及び記録処理部112を備える監視カメラ制御装置1bが構成される。
追加手段114aは、補間手段111dで補間されて生成された輪郭画像に対し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介してユーザからの操作を受け付け、入力される操作に従って、輪郭画像に新たに直線や曲線を追加し、監視対象領域の候補を検出するための新たな輪郭画像を生成し、検出手段111eに出力する。
検出手段111eは、追加手段114aで新たに追加された直線や曲線を含む輪郭画像によって監視対象領域の候補を検出する。検出手段111eにおける検出に関する処理及びその後に続く処理については、図2を用いて上述した監視カメラ制御装置1aと同一であるが、追加手段114aによって追加された直線や曲線を含んだ輪郭画像で監視対象領域を設定するため、正確な監視対象領域を設定することができる。
図6に、監視カメラ制御装置1bによって設定された監視対象領域t2の一例を示す。図6に示す監視領域Tにおいては、斜線部分が監視対象領域t2として設定されている。すなわち、監視カメラ制御装置1bで監視対象領域を設定する場合に使用する画像データに通行者等が存在することもある。このように監視対象領域に通行者等が存在する場合に単に抽出手段111cで抽出されて補間手段111dで補間された領域を用いた場合には、図3を用いて上述したように、監視対象領域t1は、物体o1,o2によって監視対象としたい一部の領域が除外されていた。一方、図6に示す監視対象領域t2では、追加手段114aによって、追加線l1,l2,l3及びl4を追加したことによって、監視対象としたい全ての領域が監視対象領域として設定されている。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置1bにおいて監視対象領域t2を設定する処理を説明するフローチャートである。
監視カメラ制御装置1bにおける処理は、図4に示すフローチャートを用いて上述した監視カメラ制御装置1aにおける処理と比較して、直線又は曲線を追加して領域を修正するステップS11を備える点で異なるが、他の処理については同一である。
すなわち、追加手段114aは、ステップS04で輪郭が補間された輪郭画像を入力すると、輪郭画像をディスプレイ15に表示し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介して入力された直線又は曲線の追加線によって輪郭画像を修正した輪郭画像を生成し、出力する(S11)。その後、ステップS05において、検出手段111eは、追加手段114aで生成された輪郭画像から監視対象領域の候補となる閉領域を検出する。
上述した監視カメラ制御装置1bによれば、抽出手段111cによって抽出され、補間手段111dで補間されるともに追加手段114aによって追加線が追加された輪郭に基づいて監視対象領域を設定することで、ユーザの複雑な選択処理を必要とせずに正確な形状で監視対象領域を設定することができ、これを監視カメラ2に送信できる。
〈第3の実施形態〉
本発明の第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置1cは図8に示すように、図2を用いて上述した監視カメラ制御装置1cと比較して、監視対象領域設定部111に代えてプライベートマスク領域設定部115を備える点で異なる。第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置1cは、監視カメラ2における監視領域中のプライバシーを保護するべき領域に対してプライベートマスク領域を設定して監視カメラ2に送信する。監視カメラ2では、プライベートマスク領域が設定されると、監視カメラ2で撮影される画像データに対して、プライベートマスク領域部分の画像情報(状態)が把握できなくなるように実際の画像情報を記録の対象から除外するプライベートマスク(セキュリティマスク)が付される。例えばプライベートマスクは、固定色やモザイク等のマスクである。
この場合も例えば、記録部14に記録されている監視カメラ制御プログラムがメモリ13に読み出されて実装されることによって、CPU11にプライベートマスク領域設定部115及び記録処理部112を備える監視カメラ制御装置1cが構成される。
プライベートマスク領域設定部115は、プライベートマスク領域を設定するために、機能ブロックとして、図8に示すように、受信手段111a、変換手段111b、抽出手段111c、補間手段111d、追加手段115a、検出手段115b、編集手段115c、決定手段115d、及び設定手段115eを備えている。ここで、受信手段111a〜補間手段111dについては図2を用いて上述した構成と同一であるため、説明を省略する。
追加手段115aは、補間手段111dで補間されて生成された輪郭画像に対し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介してユーザからの操作を受け付け、入力される操作に従って、輪郭画像に新たに直線や曲線を追加し、プライベートマスク領域の候補を検出するための新たな輪郭画像を生成し、検出手段115bに出力する。
追加手段115aから輪郭画像を入力した検出手段115bは、輪郭画像に含まれる閉領域から、所定のルールに従ってプライベートマスク領域の候補となる閉領域を検出し、検出したプライベートマスク領域の候補をディスプレイ15に表示する。検出手段115bは、例えば面積の大きい順に指定数の閉領域を選択し、プライベートマスク領域の候補とする。または、検出手段115bは、指定される範囲内の面積の閉領域をプライベートマスク領域の候補として検出してもよい。さらに、検出手段115bは、ユーザによるキーボード16やマウス17を介した操作によって選択された領域からプライベートマスク領域の候補を検出することもできる。
編集手段115cは、ディスプレイ15に表示したプライベートマスク領域の候補に対してキーボード16やマウス17を介してユーザからの編集の操作を受け、プライベートマスク領域のサイズを編集する。
決定手段115dは、編集された領域に対して、キーボード16やマウス17を介してユーザからの操作によってプライベートマスク領域として決定する操作が入力されると、監視カメラ2で撮影される監視領域T内のプライベートマスク領域t3を決定する。
その後、設定手段115eは、決定手段115dで決定したプライベートマスク領域t3を通知処理部112に出力する。
通知処理部112は、設定手段115eによってプライベートマスク領域t3が設定されると、プライベートマスク領域t3を通信処理部12を介して監視カメラ2に送信する。
通知処理部112によって送信されたプライベートマスク領域t3を受信した監視カメラ2は、プライベートマスク領域t3を設定し、プライベートマスク領域t3にプライベートマスクを付した画像データを監視カメラ制御装置1cに送信する。したがって、監視カメラ2がプライベートマスクを付した画像データを送信したとき、監視カメラ制御装置1aでは、記録処理部113によってプライベートマスクが付された画像データが記録部14に記録される。
図9に、監視カメラ制御装置1cによって設定されたプライベートマスク領域t3の一例を示す。図3に示す監視領域Tの画像データは、近隣の住民等のプライバシーを保護する必要があるプライベートマスク領域t3にプライベートマスクが付されている。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置1cにおいてプライベートマスク領域t3を設定する処理を説明するフローチャートである。
監視カメラ制御装置1cにおける処理は、受信手段111aにおける画像データの受信から補間手段111dにおける輪郭の補間(S01〜S04)までは、図4で上述した監視カメラ制御装置1aにおける処理と同一である。
追加手段115aは、ステップS04で輪郭が補間された輪郭画像を入力すると、輪郭画像をディスプレイ15に表示し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介して入力された直線又は曲線で領域の追加を受け付け、輪郭画像を修正した新たな輪郭画像を生成し、出力する(S21)。
輪郭が修正された新たな輪郭画像を入力した検出手段115bは、輪郭画像が含む閉領域から監視対象領域の候補となる領域を検出し、ディスプレイ15に表示する(S22)。
その後、編集手段115cは、ディスプレイ15に表示された画像データに対し、キーボード16やマウス17等の入力手段を介して入力される操作に従って、監視対象領域を編集する(S23)。
決定手段115dによって編集された監視対象領域が決定されると(S24)、設定手段115eは決定された監視対象領域を通知処理部112に出力し、監視カメラ2に送信する(S25)。
このように、通知処理部112から受信したプライベートマスク領域t3を受信した監視カメラ2では、受信したプライベートマスク領域t3を設定する。また、プライベートマスク領域t3が設定された監視カメラ2では、設定されたプライベートマスク領域t3にプライベートマスクを付した画像データを監視カメラ制御装置1cに送信する。プライベートマスクが付された画像データを受信した監視カメラ制御装置1cでは、プライベートマスクが付された画像データを記録部14に記録する。
上述した監視カメラ制御装置1bによれば、抽出手段111cによって抽出され、補間手段111dで補間されるとともに追加手段115aによって追加された輪郭に基づいて監視対象領域を設定することで、複数の固定形状パターンを組み合わせたり座標を指定したりする等のユーザの複雑な選択処理を必要とせずにプライベートマスク領域を設定して監視カメラ2に送信することができる。
なお、図2を用いて上述した第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置1a又は図5を用いて上述した第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置1bがプライベートマスク領域設定部115を備える構成にしてもよい。また、監視カメラ制御装置が監視対象領域設定部111,113に加えてプライベートマスク領域設定部115を有する場合、受信手段111a、変換手段111b、抽出手段111c及び補間手段111dは、監視対象領域設定部とプライベートマスク領域設定部で共有してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置を含む監視カメラシステム示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置で設定された監視対象領域の一例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る監視カメラ制御装置における処理を説明するフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置で設定された監視対象領域の一例を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視カメラ制御装置における処理を説明するフローチャートの一例である。 本発明の第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置で設定されたプライベートマスク領域の一例を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る監視カメラ制御装置における処理を説明するフローチャートの一例である。 従来の装置で設定された監視対象領域の一例である。 従来の装置で設定されたプライベートマスク領域の一例である。
符号の説明
1a〜1c…監視カメラ制御装置
11…CPU
111,114…監視対象領域設定部
111a…受信手段
111b…変換手段
111c…抽出手段(輪郭画像生成手段)
111d…補間手段(輪郭画像補間手段)
111e…検出手段(閉領域検出手段)
111f…編集手段
111g…決定手段
111h…設定手段
112…通知処理部(送信手段)
113…記録処理部(記録処理手段)
114a…追加手段(輪郭修正手段)
115…プライベートマスク領域設定部
115a…追加手段
115b…検出手段(閉領域検出手段)
115c…編集手段
115d…決定手段
115e…設定手段
12…通信処理部
13…メモリ
14…記録部
15…ディスプレイ
16…キーボード
17…マウス
18a〜18c…内部バス
2…監視カメラ
3…ネットワーク

Claims (3)

  1. 撮影フレーム内に監視対象領域を設定してこの監視対象領域内で動き検出を行って撮影可能な監視カメラから送信された撮影画像データを受信し、この撮影画像データに基づき、前記監視カメラの前記撮影フレーム内における監視対象領域を決定して前記監視カメラに送信する監視カメラ制御装置であって、
    前記受信した撮影画像データに含まれる物体の輪郭を抽出して輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、
    前記生成した輪郭画像における輪郭部が線成分となるように前記輪郭画像を補間する輪郭画像補間手段と、
    前記補間された輪郭画像に含まれる前記線成分により形成された閉領域から、所定の条件に基づく閉領域を監視対象領域候補として検出する閉領域検出手段と、
    前記検出した監視対象領域候補のサイズを編集する編集手段と、
    前記編集した監視対象領域候補を前記監視対象領域として決定する決定手段と、
    前記決定した監視対象領域を前記監視カメラに送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする監視カメラ制御装置。
  2. 撮影フレーム内にプライベートマスク領域を設定して撮影可能な監視カメラから送信された撮影画像データを受信し、この撮影画像データに基づき、前記監視カメラの前記撮影フレーム内におけるプライベートマスク領域を決定して前記監視カメラに送信する監視カメラ制御装置であって、
    前記受信した撮影画像データに含まれる物体の輪郭を抽出して輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、
    前記生成した輪郭画像における輪郭部が線成分となるように前記輪郭画像を補間する輪郭画像補間手段と、
    前記補間された輪郭画像に含まれる前記線成分により形成された閉領域から、所定の条件に基づく閉領域をプライベートマスク領域候補として検出する閉領域検出手段と、
    前記検出したプライベートマスク領域候補のサイズを編集する編集手段と、
    前記編集したプライベートマスク領域候補を前記プライベートマスク領域として決定する決定手段と、
    前記決定したプライベートマスク領域を前記監視カメラに送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする監視カメラ制御装置。
  3. 前記輪郭画像補間手段で補間された輪郭画像に対し、所望の線成分を追加させて前記補間された輪郭画像を修正する輪郭修正手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の監視カメラ制御装置。
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